JP2002258751A - 表示用粘着シート及び表示物 - Google Patents

表示用粘着シート及び表示物

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JP2002258751A
JP2002258751A JP2001351080A JP2001351080A JP2002258751A JP 2002258751 A JP2002258751 A JP 2002258751A JP 2001351080 A JP2001351080 A JP 2001351080A JP 2001351080 A JP2001351080 A JP 2001351080A JP 2002258751 A JP2002258751 A JP 2002258751A
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heat
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JP2001351080A
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Akira Kunihiro
明 國弘
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示用粘着シートは、加熱条件を制御する
ことにより、発色及び消色を行うことができる感熱記録
層を有するシートを、凹凸のあるデータキャリアの表面
に貼着した後であっても、鮮明な発色及び完全な消色が
できる表示用粘着シートを提供する。 【解決手段】 基材の片面に感熱記録層1を有する記録
シート20と、その他面に、クッション性基材4を積層
し、さらに粘着剤層5を設けた表示用粘着シート10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼着後、サーマル
ヘッドで加熱することにより、記録を行なう表示用粘着
シートおよび表示物に関するものであり、さらに詳しく
は、該記録が加熱の条件を制御することにより、発色及
び消色を行い、かつその発色状態と消色状態を常温にお
いて保持できる表示用粘着シート及び表示物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、銀行カードやクレジットカー
ド等の種々のカードが発行され、保有者の特定情報(I
D)の手段として使用されている。代表的なカードは、
プラスチックのカード基材に印刷等が施され、さらに磁
気ストライプを表面の一部に保持した、いわゆる磁気カ
ードである。カードの持つ磁気ストライプに、必要な情
報を記録し、または記録された情報を読み出して使用す
るものである。
【0003】また、都市部交通機関の利用の目的で一括
前払い金に対し発行され、利用の都度、料金が差し引か
れる料金前払いカードや、公衆電話料金の料金前払いカ
ード等がある。これらの料金前払いカード(以下、プリ
ペイドカードともいう)は、金銭の代替的な価値を持っ
ているために、カードの磁気層等に残金を記録する事に
加え、残りの使用可能金額をカードの裏面に印字した
り、金額目盛りに小孔を開ける等の手段により、残金を
目に見えるように示す工夫がされている。
【0004】プリペイドカードの一種として、小売り業
者が、売上げ金額に対し一定の割合で顧客に点数(ポイ
ント)を与え、点数に応じた優遇をするために、その点
数を表面に設けた、書き換え可能な可視情報を表示でき
る部分(例えば、リライタブル部、またはリライタブル
層)に記録するカード(いわゆるポイントカード)もあ
る。顧客が一定の点数を獲得した際の優遇措置について
は、予め、顧客に知らされているため、顧客の来店回数
の増加が見込まれ、最近、よく使用されている。さら
に、これら双方の利便性を考慮し、プリペイドカードや
ポイントカードと、IDカードとを兼ね備えた複合タイ
プのカードも使用されるようになってきた。
【0005】一方、近年非接触方式によりデータの送受
信を行うことのできるアンテナ部および情報記憶部を有
するIC回路を支持部材に内包してなる非接触式データ
キャリア、いわゆるRF−ID(Radio Freq
uency Identification:無線周波
数認識)タグを利用し、従来一方向のみのデータの通信
であったものが、ID情報の読み取りと書き込みを行う
(即ち、リーダーライター)により双方向のデータの送
受信が行われるようになってきた。例えば、上記のごと
くカード化したID情報の管理の他、タグによる駐車
場、駐輪場の管理、リストバンド型に埋め込んでアミュ
ーズメント(アクア)パークでの個人情報管理、スキー
場でのリフト券等に用いられている。
【0006】さらに、ID手段に使用されるカードにつ
いては、当初は、銀行や、クレジットカードを取り扱う
商店等に設置された端末機に差し込むことにより、必要
なデータを取り扱うことはできても、預金残高や、カー
ドによる月間の支出累計はカードそのものには表示でき
なかった。また、RF−IDタグでは、データの送受信
によりモニター等に表示することは可能であっても、結
果をその都度カードやリストバンド等支持部材に表示す
ることは出来なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、銀行カードや
クレジットカード等のIDカードに、ポイントカードと
して使用されているような書き換え可能な感熱記録層を
形成して、可視情報を表示しようと試みた。しかしなが
ら、凹凸を有する硬い被着体の表面に、熱により書き換
え可能な感熱記録層を有する基材を貼着し、平坦なサー
マルヘッドで記録しても、印字の発色や消去が完全に行
われないことが生じた。
【0008】本発明の課題は、表面に凹凸がある被着体
であってもサーマルヘッドにより十分な記録を行なうこ
とができ、特に加熱条件を制御することにより、鮮明な
発色及び完全な消色ができる表示用粘着シート及び表示
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採用する。即ち、第1の発明
は、クッション性基材の片面に、感熱記録層を設け、該
基材の他面に、粘着剤層を設けた表示用粘着シートであ
る。第2の発明は、片面に感熱記録層を有する記録シー
トの他面に、クッション性基材を積層し、さらに粘着剤
層を設けた表示用粘着シートである。記録シートとクッ
ション性基材の積層は、接着剤又は感圧接着剤を用いる
ことが好ましい。
【0010】前記感熱記録層としては、熱により書き換
え可能な感熱記録層であることが好ましい。前記クッシ
ョン性のある基材としては、ポリオレフィン系、ポリエ
ステル系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウ
レタン系の多孔質又は発泡フィルムであることが好まし
い。前記粘着剤としては、アクリル系粘着剤であること
が好ましい。また、前記感熱記録層上には、保護層を設
けることができ、前記保護層の少なくとも一層が、紫外
線硬化型樹脂層であることが好ましい。さらに、耐候性
を考慮して、前記保護層の少なくとも一層に、紫外線吸
収剤を含有させることがより好ましい。
【0011】第3の発明は、非接触方式によりデータの
送受信を行うことのできるアンテナ部および情報記憶部
を有するIC回路を支持部材に内包してなる非接触式デ
ータキャリアの表面上に、上記の表示用粘着シートを貼
着した表示物である。第4の発明は、非接触方式により
データの送受信を行うことのできるアンテナ部および情
報記憶部を有するIC回路を支持部材に内包してなる非
接触式データキャリアの表面上に、少なくともクッショ
ン性のある基材と、サーマルヘッドにより記録可能な記
録層を有する表示物である。該記録層としては、熱によ
り書き換え可能な感熱記録層であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明を図面をもって説明
する。図1は、本発明の表示用粘着シートの一形態であ
る。基材2の片面に、感熱記録層1を設けた記録シート
20と、該基材2の他面に、クッション性基材4を接着
剤または感圧接着剤3により積層し、さらに粘着剤5を
順次積層した表示用粘着シート10を示す断面図であ
る。なお、感熱記録層1は保護層6により保護されてい
る。図2は本発明の表示物の一形態である。図1に記載
の表示用粘着シート10を、粘着剤層5を介してIC回
路を有する非接触式データキャリア7に貼着した表示物
30を示す断面図である。本発明でいう非接触式データ
キャリア7は、あらかじめ非接触方式によりデータの送
受信を行うことのできるアンテナ部9および情報記憶部
8を有するIC回路を支持部材に内包してなる。本発明
は、非接触式データキャリアの表面上に表示部を設ける
ための表示用粘着シート、及び表示部を設けた表示物で
ある。
【0013】市販されている感熱記録層を設けた記録シ
ートを単に非接触式データキャリアの表面に接着させた
場合、記録シートの厚みに関わらず、該非接触式データ
キャリアの表面に存在する歪み(凹凸)に対してサーマ
ルヘッドが記録シート表面と、凸部のみ接触し、凹部で
は接触しない部分が発生し、その部分に印字掠れを生じ
る。
【0014】そのため、前記感熱記録層と、あらかじめ
非接触方式によりデータの送受信を行うことのできるア
ンテナ部および情報記憶部を有するIC回路を支持部材
に内包してなる非接触式データキャリアの表面とを接着
する粘着剤との間に、クッション性基材が積層されてい
ることが重要であることを見出した。即ち、クッショ
ン性基材に感熱記録層を設ける、クッション性のない
基材に感熱記録層を有する記録シートの場合、他のクッ
ション性基材を積層する、クッション性基材に感熱記
録層を設けた記録シートに、さらにクッション性基材と
積層する、といった構成が本発明に含まれる。
【0015】本発明に用いられるクッション性基材とし
ては、記録の際にサーマルヘッドの接触性が良好であれ
ば、特に限定されず、セロハン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエステル(例え
ば、ポリエチレンテレフタレートやエチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびテレフ
タル酸を重合して得られ、ポリマー中のジアルコール残
基において、エチレングリコール残基が80〜95モル
%、1,4−シクロヘキサンジメタノール残基が5〜2
0モル%であるポリエステル樹脂など)、或いはポリス
チレン、ポリウレタン等の樹脂を主成分とするフィル
ム、該樹脂を主成分とし、発泡剤を配合し発泡させた発
泡フィルム、該樹脂を主成分とし、無機及び/又は有機
顔料を配合し、延伸処理によりボイドを形成した多孔質
フィルム等のフィルム類、合成紙類、不織布類、上質
紙、アート紙、コート紙、クラフト紙、ポリエチレンラ
ミネート紙、水溶紙、含浸紙、発泡紙等の紙類、及びこ
れらの積層体等が挙げられ、これらを単独で使用しても
よく、公知のシートが適用できる。また、前記基材にラ
ミネート層等を積層してもよい。
【0016】なお、クッション性基材として吸湿性のあ
る素材、例えば紙等を使用した場合、たとえ平滑な基材
を使用したとしても空気中の水分を吸湿することにより
表面に凹凸が発生するため、その結果サーマルヘッドが
記録シート表面と接触しなくなり、印字掠れを生じるお
それがあり、吸湿性のない基材が好ましい。
【0017】この中でも、特にクッション性が優れ、か
つ断熱性が優れるポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト)の延伸処理によりボイドを形成した多孔質フィルム
等のフィルム類、無機及び/又は有機顔料を配合し、延
伸処理によりボイドを形成した多孔質フィルムである合
成紙類が好ましい。もちろん、該フィルム類、合成紙類
は多層構造であってもよい。
【0018】前記クッション性のある基材の厚みとして
は、30〜300μmが好ましく、さらに好ましくは5
0〜200μmである。因みに、30μm未満では、非
接触式データキャリアの表面に存在する歪み(凹凸)に
対してサーマルヘッドが記録シート表面に接触する際の
凸部での緩衝の役目をはたさず、その結果、凹部では印
字掠れを生じるおそれがある。一方、300μmより厚
い基材を使用すると、凸部でのクッション性が充分得ら
れ、凹部での印字掠れを生じないが、非接触式データキ
ャリア表面と記録シート表面との段差が著しく大きくな
るため、サーマルヘッドがひっかかる等といった他の問
題が生じるおそれがある。
【0019】クッション性のない基材に感熱記録層を設
けた構成(前記)の場合、例えば、市販されている感
熱記録体が使用でき、基材としては、前記のフィルム
類、紙類が挙げられる。特に、ポリエステルフィルム
(例えば、ポリエチレンテレフタレート)が耐熱性に優
れるので好ましい。基材の厚みとしては、15〜100
μm程度である。好ましくは25〜50μmである。
【0020】基材の積層方法は、特に限定されるもので
はなく、接着剤または感圧接着剤を用いることがさらに
クッション性が優れるので好ましい。接着剤または感圧
接着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコーン系、
ウレタン系、ビニルエーテル系、スチレン−ブタジエン
系、スチレン−イソプレン系、ポリエステル系、エチレ
ン−酢酸ビニル系、酢酸ビニル−ビニルアルコール系、
エポキシ系等のエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト
型感圧接着剤や接着剤を使用することができる。この中
でも、繰り返し印字、消去時のサーマルヘッドからの加
熱、加圧に対してより安定した接着を保つため、架橋タ
イプの接着剤または感圧接着剤を使用する事が好まし
い。なお、接着剤または感圧接着剤には、必要に応じて
粘着付与剤、架橋剤、顔料、紫外線吸収剤、着色剤等の
助剤を添加しても良い。
【0021】積層のための接着剤または感圧接着剤は、
特に限定されるものではないが、コンマコーター、ロー
ルコーター、ダイコーター、バーコーター、リップコー
ター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、リバー
スグラビアコーター、バリオグラビアコーター等の通常
の塗工装置や、グラビア印刷機、スクリーン印刷機等の
通常の印刷装置を用いて、基材に直接塗布され、その後
乾燥される直接塗工法、または予め剥離シート上に粘着
剤を塗布し、その後乾燥され、基材に転写される転写塗
工法により形成される。塗布量は、乾燥重量で0.5〜
20g/m2、より好ましくは2〜15g/m2である。
0.5g/m2未満では、対象物への粘着力が不十分と
なる場合があり、一方、20g/m2を超えると、感圧
接着剤がはみ出す場合や、剥離時に凝集破壊の原因とな
る場合がある。
【0022】本発明に用いられる感熱記録層としては、
特に限定されるものではなく、例えば、ロイコ色素系、
ジアゾ系、高分子/有機低分子分散系、液晶系から構成
されるものが使用できる。複数の色に発色する多色感熱
であってもよく、これらを混合した系であってもよい。
これらの中でも、ロイコ色素系及び液晶系は、カラー表
示ができ、視認性の点でより優れているので好ましい。
特に、感熱記録層の中でも、熱により印字・消去が可能
な可逆性感熱記録層を形成すれば、表示情報が更新でき
るので好ましい。
【0023】可逆性感熱記録層としては、公知の可逆性
感熱記録体の記録層が使用できる。例えば、このような
記録体の可逆的熱発色および消色方法は、感熱発色層に
加熱を施して画像を発色記録し、この記録の使用済み
後、この感熱発色層に、前記発色加熱温度よりも低い温
度の加熱を施して前記発色画像を消色することを特徴と
するものである。
【0024】可逆性感熱記録層において、染料前駆体、
および顕色剤を含む感熱記録層は加熱により速やかに発
色し、その発色状態は急冷することにより常温において
も保持される。一方、常温において保持された発色画像
部は、発色温度以下に加熱することにより消去すること
ができ、その消色状態は常温に冷却しても保持される。
この消色の作用機構は明確ではないが、発色体が発色温
度以下に加熱された時、顕色剤中の長鎖アルキル基が配
向して顕色剤の結晶化を誘発し、染料と顕色剤が分離し
て消色するものと考えられる。一般に発色のための加熱
温度は80〜180℃であり、消色が起きる温度域は5
0〜120℃であり、かつ前記発色加熱温度より低い。
一般に発色は、加熱した後の急速な冷却が容易な、サー
マルヘッドなどにより行なわれるが、消色は、発色加熱
温度以下の温度域に保持されることにより行なわれ、加
熱・冷却速度を制御する必要はない。
【0025】また、感熱記録層上には、耐水性及び耐熱
性等を向上させる目的で、保護層を設けても良い。例え
ば、感熱記録層の上に水溶性高分子溶液及び/又は合成
樹脂の水性エマルジョンを塗布して乾燥することで形成
される。この場合の水溶性高分子としては、デンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポ
リビニルアルコール、変性ポリビニルアルコールなどが
用いられ、また、合成樹脂の水性エマルジョンとして
は、スチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無
水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル
酸メチル−ブタジエン共重合体などの水性エマルジョン
が使用できる。
【0026】保護層には顔料を配合することができる。
その顔料としては、例えば、タルク、カオリン、焼成カ
オリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素
−ホルマリン樹脂などが使用できる。さらにまた、保護
層の耐水性を向上させるために、架橋剤を含有させるこ
ともできる。
【0027】また、保護層として、紫外線硬化型樹脂層
を設けることが好ましい。例えば、紫外線硬化性組成物
に超微粒酸化チタンを配合して塗料とし、これを感熱記
録層上に塗布し、又は上記の保護層上にさらに塗布し、
その塗膜に紫外線を照射して硬化させることで形成する
ことができる。紫外線硬化性組成物は、光重合性のモノ
マー、プレポリマー又はポリマーと、光重合開始剤を必
須成分として含有する重合性樹脂組成物である。前記紫
外線硬化性組成物は、公知の刊行物「光・放射線硬化技
術」(大成社刊)に記載されたものが、本発明でも使用
可能であり、紫外線硬化性組成物の原料としては、一般
に電離放射線硬化性物質と称される、不飽和結合基を有
する化合物のモノマー、プレポリマー、ポリマーのいず
れでも良いが、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ステア
リル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)ア
クリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸−
2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロ
ピル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸(トリ)エチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸(ポリ)プロピレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリ
コール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−ブタンジオールジアクリレートなどのアク
リル酸エステル系樹脂、(メタ)アクリル酸グリシジル
などのエポキシアクリレート系樹脂、ヒドロキシアクリ
レートとジイソシアネートからなるウレタンアクリレー
ト系樹脂などのアクリル系樹脂を主成分とする組成物
が、硬化後の保護層の透明性、耐久性などの点でより好
ましい。
【0028】また、屋外使用等での耐候性をより向上さ
せる目的で、保護層の少なくとも一層の紫外線硬化型樹
脂層に、紫外線吸収剤を添加して保護層とすることがよ
り好ましい。この場合、保護層を一層としても良いが、
紫外線吸収剤を含有した紫外線硬化型樹脂保護層と、別
の紫外線硬化型樹脂層を積層させた二層構成にすること
が、ピンホールの防止、基材の熱収縮における保護層の
追従性発現などの観点からより好ましい。なお、紫外線
硬化型樹脂層に含有させる紫外線吸収剤としては、特に
限定されるものでなく、公知の紫外線吸収剤を適宜使用
できるが、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系の紫外
線吸収剤を使用することが、紫外線硬化樹脂との相溶性
などの観点から好ましく、さらに常温で液体状であるも
のがより好ましい。この紫外線吸収剤の紫外線硬化型樹
脂への配合割合は、紫外線硬化型樹脂100質量部に対
し5〜50質量部、より好ましくは10〜30質量部と
することが好ましい。因みに、添加する紫外線吸収剤の
量が50質量部を越えると、紫外線を照射して保護層を
硬化させる際、紫外線吸収剤の影響により保護層が十分
に硬化しない。一方、その添加量が5質量部未満の場合
は、紫外線吸収剤による紫外線遮蔽効果が発現せず、記
録層の変色を招く。
【0029】また、これら保護層の塗布量は、全体で
0.5〜15μm、より好ましくは3〜10μmとする
ことが好ましい。因みに、保護層の厚みが15μmを越
えると、感熱記録層の感度が低下して発色しにくくな
り、0.5μm未満では十分な耐久性を維持できなくな
る。なお、保護層のうち少なくとも一層に紫外線硬化型
樹脂層を保護層として用いる場合には、この紫外線硬化
型樹脂層の厚みを0.1〜8μm、より好ましくは1〜
5μmとすることが好ましい。
【0030】また、各種記録シートに所望の印刷を施し
ていると、意匠効果が向上するのでさらに好ましい。こ
の場合の印刷方法には特に限定はなく、例えば、酸化重
合インキ、UVキュアインキ等を用いた凸版印刷方式、
フレキソ印刷方式、オフセット印刷方式、スクリーン印
刷、グラビア印刷方式等の通常の方法が適用できる。
【0031】本発明はこのような感熱記録層とクッショ
ン性基材を有する構成の記録層を有さない面に貼着用の
粘着剤層を形成した表示用粘着シート及び、積層した表
示物である。貼着用の粘着剤としては、ラベル等で使用
される粘着剤に限定されず、感熱接着剤(例えば、ディ
レードタック)等も使用できる。
【0032】粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シ
リコーン系、ウレタン系、ビニルエーテル系、スチレン
−ブタジエン系、スチレン−イソプレン系、ポリエステ
ル系、エチレン−酢酸ビニル系、酢酸ビニル−ビニルア
ルコール系、エポキシ系等のエマルジョン型、溶剤型、
ホットメルト型粘着剤を使用することができ、厚みは5
〜50μm程度、好ましくは10〜30μmで形成され
る。この中でも、繰り返し印字、消去時のサーマルヘッ
ドからの加熱、加圧に対してより安定した接着を保つた
め、架橋タイプの粘着剤を使用する事が好ましい。な
お、粘着剤には、必要に応じて粘着付与剤、架橋剤、顔
料、紫外線吸収剤、着色剤等の助剤を添加しても良い。
【0033】また、本発明の表示用粘着シートは、通
常、対象物に貼付される前は、該粘着剤層5を所望の剥
離シートで保護された形態とされるので好ましい。剥離
シートとしては、グラシン紙のような高密度紙、クレー
コート紙、クラフト紙、上質紙などにポリエチレン等の
樹脂をラミネートしたいわゆるポリラミ原紙、あるいは
クラフト紙や上質紙等にポリビニルアルコール、澱粉等
の水溶性高分子などを単独または顔料とを主成分とする
目止め層を設けた樹脂コーティング原紙、あるいはポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィル
ム等に、溶剤型、無溶剤型あるいはエマルジョン型のシ
リコーン系剥離剤、フッ素系剥離剤等を乾燥重量で0.
05〜3g/m2程度になるように塗布後、熱硬化、電
子線硬化、紫外線硬化などによって剥離剤層を形成した
ものが適宜使用できる。なお、厚さに制限はないが、通
常30〜300μmである。
【0034】本発明の表示物としては、上記表示用粘着
シートをデータキャリアに貼着するだけでなく、記録層
及びクッション性基材を有する積層体を別の接着剤や感
圧接着剤等を用いてデータキャリア上に積層してもよ
い。
【0035】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれによって制限されるも
のではない。なお、実施例および比較例中の「部」および
「%」は、特に断りがない限り「質量部」および「質量%」を
示す。
【0036】<実施例1> <感熱記録シートの作製>ポリエステルテレフタレート
(PET)からなる基材の片面に、下記の分散液を固形
分塗布量が5.0g/m2となるように塗布、乾燥し、
ロイコ色素系感熱記録層を設けた厚さ46μmの熱によ
り書き換え可能な感熱記録シート(リライトシート)を
作製した。 「分散液」 成分 量(部) 2,2−ビス{4−[6’−(N−シクロヘキ シル−N−メチルアミノ)−3’−メチルスピロ [フタリド−3,9’−キサンテン]−2’−イル アミノ]フェニル}プロパン染料前駆体 20 N−(2−ナフチルベンゼンスルホニル)−N’− [4−(n−オクタデカノイルアミノ)フェニル]ウレア 20 [1,4−ビス{2−(4−メチルベンジロキシ) エトキシ}ベンゼン 20 ポリビニルアルコール(10%液) 30 水 10 上記組成物をサンドグラインダーを用い、平均粒径が
1.1μmになるまで粉砕した。
【0037】<クッション性を有する感熱記録シートの
作製>上記感熱記録シート(リライトシート)の感熱記
録層の上に、紫外線硬化型樹脂(商品名:セイカビーム
PPC−D−14、大日精化(株)製)をRIテスター
にて2.0g/m2となるよう塗布し、コンベアタイプ
UV照射装置(商品名:ECS−301G1、アイグラ
フィックス(株)製)にて照射線量(30mj/c
2)にて硬化させ保護層を設けた記録シート(A)を
作製した。次いで、クッション性基材として、延伸多孔
質ポリプロピレンフィルム(商品名:FPG80、80
μm、(株)ユポ・コーポレーション製)に、ポリウレ
タン系接着剤(商品名:BHS−6020A、東洋モー
トン(株)製)を固形分塗布量が3g/m2となるよう
に塗布して接着剤層を形成した後、前記記録シート
(A)の記録層と異なる面が積層するように貼り合わ
せ、クッション性を有する感熱記録シート(B1)を作
製した。 <表示用粘着シートの作製>得られた前記記録シート
(B1)と、剥離シート(商品名:38RL−07、3
8μmのPETフィルムにシリコーン系剥離剤を塗布し
たもの、王子製紙(株)製)を用い、該剥離シートの剥
離剤層面にアクリル酸エステル系粘着剤(商品名:主剤
ニッセツKP−1564/架橋剤CK−101=100
/4、日本カーバイド工業(株)製)を固形分塗布量が
18g/m2となるように塗布し、乾燥して粘着剤層を
形成した後、前記記録シート(B1)の記録層と異なる
面に、粘着剤層が積層するように貼り合わせ、表示用粘
着シートを得た。
【0038】<実施例2> <クッション性を有する感熱記録シートの作製>クッシ
ョン性基材として、発泡性ポリエステルフィルム(商品
名:クリスパーK1211、75μm、東洋紡績(株)
製)を使用した以外は、実施例1と同様にして記録シー
ト(B2)を作製した。 <表示用粘着シートの作製>得られた前記記録シート
(B2)を、実施例1と同様にして剥離シートに貼り合
わせ、表示用粘着シートを得た。
【0039】<実施例3> <感熱記録シートの作製>ポリエステルテレフタレート
(PET)からなる基材の片面に、下記の分散液を固形
分塗布量が5.0g/m2となるように塗布、乾燥し、
ロイコ色素系感熱記録層を設けた厚さ46μmの熱によ
り書き換え可能な感熱記録シート(リライトシート)を
作製した。 「分散液」 成分 量(部) 2,2−ビス{4−[6’−(N−シクロヘキ シル−N−メチルアミノ)−3’−メチルスピロ [フタリド−3,9’−キサンテン]−2’−イル アミノ]フェニル}プロパン染料前駆体 20 N−(2−ナフチルベンゼンスルホニル)−N’− [4−(n−オクタデカノイルアミノ)フェニル]ウレア 20 [1,4−ビス{2−(4−メチルベンジロキシ) エトキシ}ベンゼン 20 ポリビニルアルコール(10%液) 30 水 10 上記組成物をサンドグラインダーを用い、平均粒径が
1.1μmになるまで粉砕した。
【0040】<クッション性を有する感熱記録シートの
作製>上記感熱記録シート(リライトシート)の感熱記
録層の上に、まず紫外線吸収剤(商品名:チヌビン21
3、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ(株)製)を
紫外線硬化型樹脂(セイカビームEXF、大日精化
(株)製)に20部添加し、RIテスターにて1.8g
/mとなるよう塗布し、コンベアタイプUV照射装置
(商品名:ECS−301G1、アイグラフィックス
(株)製)にて照射線量(80mj/cm2)にて硬化
させた。次に、その紫外線吸収剤を含有した紫外線硬化
型樹脂層の上に、紫外線硬化型樹脂(商品名:セイカビ
ームP、大日精化(株)製)をRIテスターにて1.5
g/m2となるよう塗布し、コンベアタイプUV照射装
置(商品名:ECS−301G1、アイグラフィックス
(株)製)にて照射線量(80mj/cm2)にて硬化
させ保護層を設けた記録シート(A1)を作製した。次
いで、クッション性基材として、延伸多孔質ポリプロピ
レンフィルム(商品名:FPG80、80μm、(株)
ユポ・コーポレーション製)に、ポリウレタン系接着剤
(商品名:BHS−6020A、東洋モートン(株)
製)を固形分塗布量が3g/m2となるように塗布して
接着剤層を形成した後、前記記録シート(A1)の記録
層と異なる面が積層するように貼り合わせ、クッション
性を有する感熱記録シート(B3)を作製した。 <表示用粘着シートの作製>得られた前記記録シート
(B3)と、剥離シート(商品名:38RL−07、3
8μmのPETフィルムにシリコーン系剥離剤を塗布し
たもの、王子製紙(株)製)を用い、該剥離シートの剥
離剤層面にアクリル酸エステル系粘着剤(商品名:主剤
ニッセツKP−1564/架橋剤 CK−101=10
0/4、日本カーバイド工業(株)製)を固形分塗布量
が18g/m2となるように塗布し、乾燥して粘着剤層
を形成した後、前記記録シート(B3)の記録層と異な
る面に、粘着剤層が積層するように貼り合わせ、表示用
粘着シートを得た。
【0041】<実施例4> <クッション性を有する感熱記録シートの作製>実施例
1で作製した感熱記録シート(リライトシート)の感熱
記録層の上に、紫外線硬化型樹脂(商品名:セイカビー
ムP、大日精化(株)製)をRIテスターにて3.0g
/m2となるよう塗布し、コンベアタイプUV照射装置
(商品名:ECS−301G1、アイグラフィックス
(株)製)にて照射線量(80mj/cm2)にて硬化
させ保護層を設けた記録シート(A2)を作製した。次
いで、クッション性基材として、発泡性ポリエステルフ
ィルム(商品名:クリスパーK1211、75μm、東
洋紡績(株)製)に、ポリウレタン系接着剤(商品名:
BHS−6020A、東洋モートン(株)製)を固形分
塗布量が3g/m2となるように塗布して接着剤層を形
成した後、前記記録シート(A2)の記録層と異なる面
が積層するように貼り合わせ、クッション性を有する感
熱記録シート(B4)を作製した。 <表示用粘着シートの作製>得られた前記記録シート
(B4)を、実施例1と同様にして剥離シートに貼り合
わせ、表示用粘着シートを得た。
【0042】<比較例1> <表示用粘着シートの作製>実施例1で得られた記録シ
ート(A)を用いた以外は、実施例1と同様にして表示
用粘着シートを得た。
【0043】<比較例2> <表示用粘着シートの作製>実施例3で得られた記録シ
ート(A1)を用いて、クッション性基材を貼りあわせ
ることなく、実施例1と同様にして表示用粘着シートを
得た。
【0044】上記、実施例および比較例で得られた表示
用粘着シートについて、それぞれ下記の方法により評価
を行い、その結果を表1に示した。
【0045】<評価用データキャリア支持体の用意>ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)シート(商品名:
タフペットG1030、三菱レーヨン(株)製)からな
る平均厚み760μmのカード型基材2種類を用いて評
価を行った。 ・PBTシート;粘着シート貼合面の表面高低差が1
5μmのもの ・PBTシート;粘着シート貼合面の表面高低差が7
0μmのもの
【0046】<印字、消去適性評価>得られた表示用粘
着シートの粘着剤面を、各評価用データキャリア支持体
表面に貼り、常温にて1日経過後に、リライトカードプ
リンター(商品名:ZE2000、九州松下電機(株)
製)にて23℃、50%RHで印字および消去を実施し
た。下記基準により評価した。「 印字部評価」 ◎:文字に掠れがない。 ○:僅かに掠れるが、文字読み取りに支障ない。 △:印字に掠れがみられるが、何とか判読出来る。 ×:印字に掠れがみられ、文字の判読がしにくい。「 消去部評価」 ◎:全て印字が消える。 ○:判読できない程度だか、うっすらと印字が残る。 △:部分的に印字が読める程度に消える。 ×:消去しきれずに印字が残る。
【0047】<耐候性評価>得られた表示用粘着シート
の粘着剤面をSUS板に貼り付け、耐候性試験機(商品
名:キセノンサンシャインロングライフウェザーメータ
ーWEL−75XS−DC−BEc、スガ試験機(株)
製)でカーボンを光源として、63℃、50%RHで1
4時間処理して、変色の有無を確認した。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
凹凸部を有する被着体上に貼着した場合、表示用粘着シ
ートにクッション性基材を積層することにより、該感熱
記録層の表面とサーマルヘッドとの接触が良好となり、
印字部の発色・消色時の欠陥がなく優れた画質が得られ
る。また、クッション性基材による断熱効果が得られる
ので、熱効率の点で優れている。さらに、感熱記録層上
に紫外線吸収剤を含有させた紫外線硬化型樹脂による保
護層を設けることにより、耐熱性や耐水性に優れるだけ
でなく、耐候性にも優れた可逆型感熱記録層を有する表
示用粘着シートを得ることができた。また、ICを有す
る被着体に貼着した場合、上記の優れた効果を持った表
示用シートを設けることにより、ICに記録した情報を
鮮明に視認することができ、実用性に優れた効果を奏す
るものである。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態である表示用粘着シートの断面
図である。
【図2】本発明の一形態である表示用粘着シートを貼着
した表示物の断面図である。
【0051】
【符号の説明】
10…表示用粘着シート、20…記録シート、30…表
示物、1…感熱記録層、2…基材、3…接着剤層または
感圧接着剤層、4…クッション性の基材、5…粘着剤
層、6…保護層、7…データキャリア、8…データ記憶
及び/または演算部、9…送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/00 G09F 3/00 M B41M 5/18 101A B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション性基材の片面に、感熱記録層を
    設け、該基材の他面に、粘着剤層を設けたことを特徴と
    する表示用粘着シート。
  2. 【請求項2】片面に感熱記録層を有する記録シートの他
    面に、クッション性基材を積層し、さらに粘着剤層を設
    けたことを特徴とする表示用粘着シート。
  3. 【請求項3】記録シートとクッション性基材が、接着剤
    層又は感圧接着剤層を介して積層してなる請求項2記載
    の表示用粘着シート。
  4. 【請求項4】前記感熱記録層が、熱により書き換え可能
    な感熱記録層である請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の表示用粘着シート。
  5. 【請求項5】前記クッション性基材が、ポリオレフィン
    系、ポリエステル系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル
    系、ポリウレタン系の多孔質又は発泡フィルムである請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の表示用粘着シート。
  6. 【請求項6】前記粘着剤が、アクリル系粘着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表
    示用粘着シート。
  7. 【請求項7】前記感熱記録層上に、さらに保護層を設け
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の表示用粘着シート。
  8. 【請求項8】前記保護層の少なくとも一層が、紫外線硬
    化型樹脂層であることを特徴とする請求項7に記載の表
    示用粘着シート。
  9. 【請求項9】前記保護層中に、紫外線吸収剤を含有する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8のいずれか一
    項に記載の表示用粘着シート。
  10. 【請求項10】非接触方式によりデータの送受信を行う
    ことのできるアンテナ部および情報記憶部を有するIC
    回路を支持部材に内包してなる非接触式データキャリア
    の表面上に、請求項1〜9のいずれか一項に記載の表示
    用粘着シートを貼着したことを特徴とする表示物。
  11. 【請求項11】非接触方式によりデータの送受信を行う
    ことのできるアンテナ部および情報記憶部を有するIC
    回路を支持部材に内包してなる非接触式データキャリア
    の表面上に、少なくともクッション性のある基材と、サ
    ーマルヘッドにより記録可能な記録層を有することを特
    徴とする表示物。
  12. 【請求項12】記録層が、熱により書き換え可能な感熱
    記録層である請求項11記載の表示物。
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