JP2006343432A - Icタグ及びicタグの取り付け構造 - Google Patents

Icタグ及びicタグの取り付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】バックアップ用の情報等が目視又は光学読み取り可能なICタグ及びICタグの取り付け構造を提供する。
【解決手段】文字及び/又は図柄を含む情報13a,13bを表示する情報表示層13は、インレット11と透明な貼り付け層12との間に設けられ、情報表示層13に表示された情報13a,13bは、貼り付け層12を設けた側から目視又は光学読み取り可能とすることにより、ICタグ10に記録され、保持された情報のバックアップのためのバーコード等の情報等を目視でき、光学読み取りも可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、識別対象物に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタグ及びICタグの取り付け構造に関するものである。
従来、この種のICタグは、情報を記録して保持するICチップと、アンテナとを備えており、専用の読み取り機を用いて、無線通信により、非接触での情報の読み取りが可能である。また、ICタグは、小型であり、保存できる情報量が大きく、単体ごとの認識が可能であることから、近年では、商品や製品等の工場での工程管理や、流通状況の管理等に利用されてきている。
このようなICタグでは、ICチップに保存された情報のバックアップのための情報や、ICタグが導入されていない現場との互換性のためのバーコード等の光学読み取り可能な情報、目視可能な情報等の表示を行いたいという要請がある。例えば、特許文献1には、表示面を有するICタグが開示されている。
近年、ICタグの用途は、様々な分野に広がっており、例えば、輸送用のパレットやコンテナ、建築資材等の管理等、屋外の厳しい環境下で使用される例も増えてきている。
しかし、従来のICタグは、商品や資材等の識別対象となる物品の表面に粘着材等により取り付けられる。よって、特許文献1のICタグでは、流通等の過程において、ICタグの表示面がこすれたり、長期間にわたる使用等により表示された情報が消えるという問題があった。また、ICタグに、衝撃が加わる等してICチップやアンテナが破損して保存されていた情報を読み取ることが不可能となるという問題があった。
特開2004−37576号公報
本発明の課題は、バックアップ用の情報等が目視又は光学読み取り可能なICタグ及びICタグの取り付け構造を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、識別対象物(100,300,400)に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタグであって、基材層(1)にICチップ(3)及び前記ICチップに接続されたアンテナ(2)が設けられたインレット(11)と、前記インレットの一方側に配置され、貼り付け対象物(14,400)に貼り付け可能とする貼り付け層(12)と、前記インレットと前記貼り付け層との間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示する情報表示層(13)と、を備え、前記情報表示層に表示された情報(13a,13b)は、前記貼り付け層を設けた側から目視又は光学読み取り可能であること、を特徴とするICタグである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のICタグにおいて、前記貼り付け層(12)は、透明又は半透明であること、を特徴とするICタグである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記貼り付け層(12)は、前記情報表示層(13)の情報(13a,13b)が表示された領域以外の部分に形成されること、を特徴とするICタグである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)よりも前記インレット(11)側に、前記情報表示層の表示を視認しやすくする背景層(15)を有すること、を特徴とするICタグである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記貼り付け層(12)に剥離可能に仮貼付された剥離部材(21)が設けられていること、を特徴とするICタグである。
請求項6の発明は、請求項5に記載のICタグにおいて、前記剥離部材(21)は、透明又は半透明であること、を特徴とするICタグである。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記貼り付け層(12)に貼り付けられた透明又は半透明な透明保護部材(14)を備えること、を特徴とするICタグである。
請求項8の発明は、請求項7に記載のICタグにおいて、前記透明保護部材(14)は、その最表面側に剥離可能な表面保護層を備えること、を特徴とするICタグである。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)は、ユニークな情報(13a)が表示されること、を特徴とするICタグである。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であること、を特徴とするICタグである。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)の前記貼り付け層(12)とは反対側に、前記インレットを保護する少なくとも1層の保護層(18)を備えること、を特徴とするICタグである。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)の前記貼り付け層(12)とは反対側に、前記インレットに加わる圧力を緩和する圧力緩和層(20)が設けられていること、を特徴とするICタグである。
請求項13の発明は、請求項12に記載のICタグにおいて、前記圧力緩和層(20)は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であること、を特徴とするICタグである。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)は、防水加工が施されていること、を特徴とするICタグである。
請求項15の発明は、請求項14に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)は、少なくとも前記アンテナ(2)及び前記ICチップ(3)が防水層によって覆われていること、を特徴とするICタグである。
請求項16の発明は、請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)の表面側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられていること、を特徴とするICタグである。
請求項17の発明は、請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のICタグを前記識別対象物に取り付けるICタグの取り付け構造であって、前記ICタグ(10)は、前記貼り付け層(12)により前記情報表示層(13)が目視又は光学読み取り可能であるように前記識別対象物(400)に取り付けられること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
請求項18の発明は、請求項17に記載のICタグの取り付け構造において、前記識別対象物(400)は、透明又は半透明であること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
請求項19の発明は、請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のICタグを前記識別対象物に取り付けるICタグの取り付け構造であって、前記識別対象物(100)には、前記ICタグ(10)を取り付ける取り付け部(101)が設けられ、前記ICタグを前記取り付け部に固定する固定手段(110)を備え、前記ICタグは、前記情報表示層(13)が目視又は光学読み取り可能であるように前記固定手段により固定されること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
請求項20の発明は、請求項19に記載のICタグの取り付け構造において、前記取り付け部(101)は、前記ICタグを収容可能な穴部(101)であること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
請求項21の発明は、請求項20に記載のICタグの取り付け構造において、前記ICタグ(10)は、前記透明保護部材(14)の表面と前記識別対象物(100)の表面とが略一致するように埋め込まれること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
請求項22の発明は、請求項19から請求項21までのいずれか1項に記載のICタグの取り付け構造において、前記透明保護部材(14)の位置を決める位置決め部(102)を備えること、を特徴とするICタグの取り付け構造である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ICタグは、インレットの一方側に配置され、貼り付け対象物に貼り付け可能とする貼り付け層と、インレットと貼り付け層との間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示する情報表示層とを備え、情報表示層に表示された情報は、貼り付け層を設けた側から目視又は光学読み取り可能であるので、透明な部材に貼り付けることによりICタグに保存された情報をバックアップするためのバーコード等の情報や、目視により提供する必要のある情報等の表示を隠すことなく保護できる。
(2)貼り付け層は、透明又は半透明であるので、貼り付け機能を損なうことなく、情報表示層の情報を目視又は光学読み取り可能にでき、ICタグに保存された情報をバックアップするためのバーコード等の情報や、目視により提供する必要のある情報等を表示できる。
(3)貼り付け層は、情報表示層の情報が表示された領域以外の部分に形成されるので、貼り付け層が透明でない場合にも、情報表示層の情報を目視又は光学読み取り可能である。
(4)背景層は、情報表示層よりもインレット側に設けられ、情報表示層の表示を視認しやすくするので、情報表示層の表示が読み取り難い色、形状等である場合にも、目視により視認しやすくでき、光学読み取りも行いやすい。
(5)剥離部材は、貼り付け層に剥離可能に仮貼付されているので、ラベルとして提供でき、作業しやすい。
(6)剥離部材は、透明又は半透明であるので、剥離部材を剥がすことなく、剥離部材を介して情報表示層の表示を目視することができ、光学読み取りも可能である。
(7)透明保護部材は、貼り付け層に貼り付けられ、透明又は半透明であるので、透明保護部材を介して情報表示層の表示を目視することができ、光学読み取りも可能である。また、透明保護部材は、インレットに局所的に加わる強い外力からインレットを保護できる。
(8)透明保護部材は、その最表面側に剥離可能な表面保護層を備えるので、透明保護部材の表面が、作業工程等で汚れたり傷ついたりすることを防止できる。
(9)情報表示層は、ユニークな情報が表示されるので、ICタグが取り付けられた識別対象物単体に固有の情報を表示することができ、バックアップ情報として有効に利用できる。
(10)情報表示層は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であるので、情報表示層と印字手段との間に剥離部材、貼り付け層等が在っても、印字できる。よって、剥離部材を貼り付け層に仮貼付した状態で印字できる。
(11)保護層は、インレットの貼り付け層とは反対側に少なくとも1層設けられ、インレットを保護する機能を有するので、貼り付け層により透明な部材等に貼り付けられた状態で、インレットの貼り付け層とは反対側から加わる外力等からインレットを保護できる。
(12)圧力緩和層は、インレットの貼り付け層とは反対側に設けられ、インレットに加わる圧力を緩和するので、インレットに圧力がかかり、インレットが破損することを防止できる。
(13)圧力緩和層は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であるので、インレットにかかる圧力を十分吸収することができる。
(14)インレットは、防水加工が施されているので、水に濡れる等により短絡してICチップが破損することを防げる。
(15)インレットは、少なくともアンテナ及びICチップが防水層によって覆われているので、水に濡れる等により短絡してICチップが破損することを防げる。
(16)情報表示層の表面側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられているので、紫外線により情報表示層の表示が退色することを防止できる。従って、ICタグが破損した場合等に必要となるバックアップのための情報等を長期間表示できる。
(17)インレットの一方側に配置され、貼り付け対象物に貼り付け可能とする貼り付け層と、インレットと貼り付け層との間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示する情報表示層とを備え、情報表示層に表示された情報は、貼り付け層を設けた側から目視又は光学読み取り可能であるように識別対象物に取り付けられているICタグの取り付け構造であるので、透明な部材に貼り付けることによりICタグに保存された情報をバックアップするためのバーコード等の情報や、目視により提供する必要のある情報等の表示を隠すことなく保護できる。
(18)識別対象物は、透明又は半透明であるので、識別対象物の内側にICタグを貼り付けた場合にも、情報表示層の表示を目視又は光学読み取り可能である。従って、目視又は光学読み取り可能な情報を提供しつつ、識別対象物の内側に貼付することによりICタグを保護することができる。
(19)識別対象物には、ICタグを取り付ける取り付け部が設けられ、ICタグを前記取り付け部に固定する固定手段を備え、ICタグは、情報表示層が目視又は光学読み取り可能であるように固定手段により固定されるので、ICタグを確実に固定できる。
(20)取り付け部は、ICタグを収容可能な穴部であるので、ICタグを外力から保護することができ、より確実に固定できる。
(21)ICタグは、透明保護部材の表面と識別対象物の表面とが略一致するように埋め込まれるので、外力を受け難く、ICタグの信頼性を高めることができる。また、仕上がりもきれいである。
(22)位置決め部は、透明保護部材の位置を決めるので、ICタグの取り付けが容易になり、作業効率の向上を図ることができる。また、仕上がりもきれいである。
本発明は、バックアップ用の情報等が目視又は光学読み取り可能なICタグ及びICタグの取り付け構造を提供するという目的を、インレットと貼り付け層との間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示する情報表示層を備え、情報表示層に表示された情報は、貼り付け層を設けた側から目視又は光学読み取り可能とすることにより実現した。
図1は、本発明によるICタグの実施例1を説明する図である。
図2は、実施例1のICタグ及びICタグの取り付け構造を説明する図である。図2(a)は、コンクリートブロックに取り付けられたICタグの平面図であり、図2(b)は、図2(a)の矢印AAで切断した断面を模式的に示した図である。
本実施例のICタグ10は、コンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容されており、ICタグ10の表面は、コンクリートブロック100の表面と略同一面となっている。このICタグ10は、接着剤110によりコンクリートブロック100に固定され、取り付けられている。なお、本実施例では、図2に示すように、ICタグ10は、接着剤110を、取り付け穴部101と後述する透明保護部材14との間に塗布し、固定する例を示しているが、これに限らず、ICタグ10と取り付け穴部101との間に、接着剤110を充填して固定してもよい。
ICタグ10は、インレット11、貼り付け層12、情報表示層13、透明保護部材14等を備えている。
ここで、ICタグについて説明する。
ICタグは、非接触通信に使用する周波数帯により以下の4種類に大別することができる。
(1)125kHz〜135kHz帯
この周波数帯のICタグは、主にFA(Factory Automation)分野等で利用されており、最も歴史のあるRFID(Radio Frequency Identification)システムである。
通信方式:電磁誘導
タグ形状:心棒状に巻いたコイルアンテナ、コイル巻き数:数10ターン
通信距離:最大1m程度
(2)13.56MHz帯
この周波数帯のICタグは、現在、最も幅広く利用されている。
通信方式:電磁誘導
タグ形状:アンテナコイル、コイル巻き数:3〜10ターン程度
通信距離:最大70cm程度
(3)860MHz〜960MHz帯(UHF帯)
この周波数帯のICタグは、欧米の大手流通企業で採用され、急速に注目度が高まっている。
通信方式:マイクロ波方式
タグ形状:ダイポールアンテナ(アンテナ長:約16cm)
変形ダイポール(アンテナ長:5〜10cm程度)
パッチアンテナ(アンテナ長:5〜10cm程度)
通信距離:最大10m程度
(4)2.45GHz帯
この周波数帯のICタグは、比較的通信距離が長いため、コンテナ管理等に使われている。
通信方式:マイクロ波方式
タグ形状:ダイポール(アンテナ長:約6cm)
通信距離:最大2m程度
本実施例は、13.56MHzの周波数帯を使用し、3〜10ターン程度のアンテナコイルを有したICタグを例として説明するが、上述の4種のいずれのICタグであってもよく、これら以外の通信周波数を用いるICタグでもよい。
図3は、本実施例のICタグに用いられるインレットを説明する図である。図3(a)は、インレットの平面図であり、図3(b)は、インレットの断面を模式的に示した図である。
インレット11は、ベースフィルム1に、エッチング等により形成されたアンテナコイル2と、アンテナコイル2の両端部2a,2bが接続されたICチップ3とを備えている。ベースフィルム1は、ポリエチレンテレフタレート等により形成された、薄いシート状の部材である。アンテナコイル2は、アルミニウム等により形成されている。
図2に戻って、貼り付け層12は、インレット11の一方側に配置され、後述の透明保護部材14に貼り付け可能とする層である。この貼り付け層12は、透明又は半透明であり、ポリアクリル酸エステル、ゴム系粘着剤、シリコーン粘着剤等の接着剤により形成されている。
透明保護部材14は、透明なポリカーボネートにより形成された板状の部材であり、インレット11を保護する役割を有している。本実施例の透明保護部材14は、ポリカーボネート樹脂であるポリカエース(筒中プラスチック工業株式会社製)により形成された厚さ2.0mmの板を使用している。これは、外力を受けた場合に、インレット11の破壊を防ぐために必要な強度を確保し、かつ、情報表示層13に表示された情報を目視又は光学読み取り可能とするために透明又は半透明とすることができる材料として選択したものである。
透明保護部材14に用いたポリカエースは、曲げ強さ93.1MPa、曲げ弾性率2350MPa、アイゾット衝撃強さ780J/mという高い強度を有し、また、全光線透過率89%という高い透明度を有している。
なお、透明保護部材14には、高い剛性、及び、高い耐衝撃性を有し、かつ、透明又は半透明であれば、例えば、同じポリカーボネート樹脂であるステラ(三菱樹脂株式会社製)を用いてもよいし、ポリカーボネート樹脂以外の素材を用いることも可能である。例えば、アクリル樹脂(曲げ強さ108〜118MPa、曲げ弾性率2940〜3040MPa、アイゾット衝撃強さ19.6〜29.4J/m、全光線透過率92%)を用いてもよいし、用途によっては、強化ガラスを用いてもよい。
情報表示層13は、インレット11と貼り付け層12との間に設けられ、製造番号、有効期限、会社名等の文字や記号、ロゴマーク等の図柄、バーコード等の専用の読み取り機で光学読み取りする図柄等の情報を表示する層である。情報表示層13が表示する情報13a,13bのうち、情報13aは、このICタグが取り付けられるコンクリートブロック100の製造番号等、識別対象物の単体にユニークな(固有な)情報である。この情報13aの形成方法については、後述する。
背景層15は、情報表示層13よりも裏側(インレット11側)に設けられ、粘着層16を介してインレット11に接合されている。この背景層15は、情報表示層13の表示を視認しやすくする層である。本実施例では、背景層15は、不透明な白色のシート状の部材を用いているが、情報表示層13の情報表示を視認しやすくするために、適宜その色を変えてもよいし、また、背景として図柄を設けてもよい。
保護層18は、粘着層17により、インレット11の裏面側(貼り付け層12とは反対側)に接合され、インレット11を保護する層である。この保護層18は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のシート状又はフィルム状の部材が用いられている。
圧力緩和層20は、保護層18の裏面側(貼り付け層12とは反対側)に、粘着層19を介して接合されており、インレット11に加わる圧力を緩和する。
本実施例の圧力緩和層20は、厚さ2.0mmの軟質ウレタンであるピーチウレタン(日清紡績株式会社製)を使用している。このピーチウレタンを使用した理由としては、外力が加わったときに、圧力緩和層20が弾性変形をすることにより、インレット11に加わる圧力を下げる効果を得るためであり、その観点から、優れた緩衝性を有した素材として選択したものである。本実施例の圧力緩和層20は、自由状態での体積の10%以下の体積まで収縮可能であり、インレット11に高い圧力が加わることを防ぎ、インレット11の破損を未然に防ぐことができる。
なお、圧力緩和層20には、優れた緩衝性(反発弾性率20%未満)を有していれば、軟質ウレタン以外の素材を用いてもよい。例えば、ゴム、各種発泡体等を用いることができる。
図2では、模式的に示したため、ICタグ10の端部は切断されたような形状で示してあるが、実際にはその両端は、粘着層16によりベースフィルム1と背景層15とが接合されている。
上述した透明保護部材14及び圧力緩和層20は、いずれもインレット11を保護する作用を有しているが、その要求される物性値は相反するものとなっている。このような組合せとしている理由を以下に説明する。
まず、透明保護部材14は、ICタグ10の最表面側に設けられていることから、通常考えられる外力は、この透明保護部材14に加わることになる。そして、この透明保護部材14は、局所的な強い外力が加わったときに、インレット11の一部に外力が集中して作用することを防ぐために設けられている。例えば、先端の尖った棒のようなもので突かれた場合に、その外力をインレット11の全体に分散させる役割を果たしている。外力が分散して加わるので、例えば最も破損しやすいICチップ3に加わる力も確実に小さくすることができ、インレット11の機能を保つことができる。
一方、圧力緩和層20は、透明保護部材14に非常に強い外力が作用したときに、透明保護部材14と識別対象物であるコンクリートブロック100との間にインレット11が挟まれて強い圧力を受けることを防止する役割を果たしている。先に述べたように、圧力緩和層20は、優れた緩衝性を有していることから、透明保護部材14に非常に強い外力が作用したときに、弾性変形をしてインレット11に強い圧力が作用することを防止できる。
このように、最表面側に透明保護部材14を設け、インレット11と識別対象物であるコンクリートブロック100との間に圧力緩和層20を設けた層構成としたことにより、本実施例のICタグ10は、局所的な強い外力が作用する場合、及び、全体として非常に強い外力が作用する場合のいずれの場合にあっても、インレット11が破損してしまうことを回避でき、過酷な使用環境下にあっても、高い信頼性を確保できる。
本実施例によれば、透明保護部材14、貼り付け層12は透明であるので、情報表示層13に表示された情報13a,13bを、透明保護部材14の表面側から目視できる。よって、情報表示層13に表示されたバーコード等についても、専用の読み取り機等を用いて光学読み取り可能である。
さらに、本実施例によれば、透明保護部材14及び圧力緩和層20により、透明保護部材14側から強い外力が加わった場合にも、ICチップ3等が破損することを防止できる。
(情報表示層の情報の形成方法)
図4は、情報表示層に情報を表示する工程を模式的に示した図である。図4(a)は、側面図であり、図4(b)は、斜視図である。
ICタグ10Uは、情報表示層13に情報13aが形成される以前の状態である。なお、情報13bは、予め、情報表示層13に形成されている。
このICタグ10Uには、セパレータ21が仮貼付され、ロール状に巻き取られている。セパレータ21は、貼り付け層12に剥離可能に仮貼付された透明な剥離部材である。本実施例では、セパレータ21は、透明な剥離部材であるとしたが、半透明のものを用いてもよい。
プリンタ200は、ICタグ10Uに、情報13aを形成するプリンタであり、情報表示層13に、セパレータ21を介して非接触で情報13aを形成することができる。本実施例では、プリンタ200は、レーザービームにより印字を行うが、外部エネルギーを用い、セパレータ21を介して情報表示層13に非接触で情報を印字できるものであれば、特に限定しない。例えば、感圧方式や感熱方式のプリンタ等を用いることができる。
セパレータ21は、透明であるので、セパレータ21からICタグ10Uを剥離することなく、情報表示層13に形成された情報13a,13bを、目視又は光学読み取りにより確認することができる。従って、プリンタ200により印字した情報13aの正誤や、ICタグを取り付ける際の情報の確認が容易に行える。
(ICタグの提供形態と取り付け工程)
ICタグの提供形態として、(A)セパレータ21に仮貼付され、透明保護部材14及び圧力緩和層20が積層されていないICタグ10Aと、(B)セパレータ21に仮貼付され、圧力緩和層20は積層されているが、透明保護部材14は別部材であるICタグ10Bと、(C)透明保護部材14及び圧力緩和層20を積層しているICタグ10Cの3通りがある。
以下、各提供形態ごとに、ICタグ10の取り付け工程を説明する。
(ICタグの提供形態A)
図5は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図5に示すICタグ10Aは、前述のICタグ10において、透明保護部材14及び圧力緩和層20を備えていない状態で提供されるものであり、貼り付け層12によりセパレータ21に仮貼付され、ロール状に巻き取られている。
なお、説明のために、図5及び後述の図6では、ICタグ10A及びICタグ10Bを誇張して拡大して示しているが、実際には薄く、巻き取りに支障はない。
作業者は、この提供形態のICタグ10Aを、セパレータ21から剥がして、貼り付け層12に透明保護部材14を貼付する。コンクリートブロック100の取り付け穴部101の開口部と対向する底部に圧力緩和層20を敷き、粘着層19を保護層18に形成してICタグ10Aを取り付け穴部101に収容する。このとき、粘着層19により、保護層18は、圧力緩和層20と接合される。
次に、作業者は、図2(b)に示すように、透明保護部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110等を塗布して取り付け穴部101を封止し、透明保護部材14とICタグ10Aと圧力緩和層20とを取り付け穴部101に固定する。
この提供形態による取り付け工程では、接着剤110を透明保護部材14と取り付け穴部101との間に塗布する例を示したが、これに限らず、取り付け穴部101とICタグ10Aとの間に充填してもよい。また、この提供形態では、取り付け工程において、粘着層19を保護層18に形成し、圧力緩和層20と保護層18とを接合する例を示したが、粘着層19は適宜省略してもよい。
このようなICタグの提供形態とすることにより、ICタグを取り付けたいコンクリートブロック100が設置される環境や使用期間等に応じて、作業者が、透明保護部材14及び圧力緩和層20に用いる部材として最適なものを、適宜選択することができる。
また、圧力緩和層20として、シート状のものに限らず、取り付け穴部101に充填する樹脂等を用いることができる。
(ICタグの提供形態B)
図6は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図6に示すICタグ10Bは、前述のICタグ10において、透明保護部材14のみを備えていない状態で提供されるものであり、貼り付け層12によりセパレータ21に仮貼付された状態で巻き取られている。
作業者は、この提供形態のICタグ10Bをセパレータ21から剥がし、透明保護部材14を貼り付け層12に貼付して、コンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容する。透明保護部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110を塗布して取り付け穴部101を封止し、透明保護部材14とICタグ10Bとを取り付け穴部101に固定する。
このようなICタグの提供形態とすることにより、図5に示す取り付け工程に比べ、作業者が、ICタグを取り付ける作業現場へ持ち込む部材数を減らすことができ、作業時間の短縮も図ることができる。
図7は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図7に示すICタグ10Cは、予め、透明保護部材14が貼り付け層12に貼付された状態で提供されるものである。作業者は、この状態のICタグ10Cを、取り付け穴部101に収容し、透明保護部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110を塗布して取り付け穴部101を封止し、ICタグ10Cを取り付け穴部101に固定する。
このようなICタグの提供形態とすることにより、作業者は、ICタグ10Cと接着剤110のみを作業現場に持ち込めばよく、作業時間を大幅に短縮し、作業効率を向上させることができる。
本実施例では、以上に示すような取り付け工程の例の中から、作業のしやすさや、部材の入手状況等から、適宜、最適な工程を選択することができる。
図8は、本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例2を説明する図である。図8(a)は、ICタグの取り付け部分の拡大図であり、図8(b)は、図8(a)の矢印BBで切断した断面を模式的に示す図である。
なお、本実施例を含め、以下に示す各実施例において、実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本実施例では、実施例1と同様に、ICタグ10をコンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容し、接着剤110により封止されるが、本実施例では、取り付け穴部101の開口部に、さらに、透明保護部材14の位置を決める透明保護部材受け部102が形成されている。
この透明保護部材受け部102を設けることにより、透明保護部材14の位置を容易に決めることができ、ICタグ10の取り付け作業を簡単にしながらも、透明保護部材14とコンクリートブロック100との表面を同一面として仕上がりも美しくできる。
図9は、本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例3を説明する図である。図9(a)は、ICタグが取り付けられている部分の拡大図であり、図9(b)は、図9(a)の矢印CCで切断した断面を模式的に示す図である。
なお、図9において、ICタグ10は、説明のために、誇張して示されているが、実際は薄く、使用する際に支障はない。
本実施例では、ICタグ10は、実施例1と同様にコンクリートブロック300に取り付けられているが、コンクリートブロック300には、取り付け穴部101が形成されていない点で、実施例1とは異なる。
本実施例のICタグ10は、コンクリートブロック300の表面に取り付けられ、接着剤110により、ICタグ10の縁部分を封止することにより、コンクリートブロック300に固定されている。
本実施例によれば、ICタグ10を取り付けたいコンクリートブロック300等に、取り付け穴部101を設けることが困難な場合にも、目視又は光学読み取り可能な情報を備えたICタグ10を取り付けることができる。
また、実施例1及び実施例2に比べて、外力を受けやすい取り付け構造となっているものの、透明保護部材14及び圧力緩和層20を備えているので、ICタグ10に加わる衝撃の外力等から、十分にインレット11を保護できる。
図10は、本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例4を説明する図である。図10(a)は、ICタグが取り付けられている状態の斜視図であり、図10(b)は、図10(a)の矢印DDで切断した断面を模式的に示した図である。
本実施例では、ICタグ10Aは、透明又は半透明のプラスチックカップ400に取り付けられている。なお、本実施例では、プラスチックカップ400を一例として示すが、透明又は半透明なものであれば、特に限定しない。
ICタグ10Aは、実施例1中に示した図5に示すように、透明保護部材14及び圧力緩和層20が積層されていない状態で、貼り付け層12により、セパレータ21に仮貼付されている。
このICタグ10Aは、セパレータ21から剥がし、貼り付け層12により、図10(b)に示すように、プラスチックカップ400の内側から貼付することにより、識別対象物であるプラスチックカップ400に取り付けられている。
よって、本実施例によれば、プラスチックカップ400のような透明な識別対象物に対して、その内側からICタグ10Aを貼付することができるので、ICタグ10Aをプラスチックカップ400の外周からの衝撃等から保護することができ、また、バックアップのための情報等を目視でき、バーコード等の光学読み取りも可能である。
また、粘着層16によりベースフィルム1と背景層15とは接合されているので、インレット11は防水構造となっている。よって、このプラスチックカップ400に水等の液体を入れて使用できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例1から実施例3において、ICタグは、コンクリートブロックに取り付けられる例を示したが、これに限らず、例えば、輸送用パレット、コンテナ、建築資材、各種製品等に取り付けてもよく、特に限定しない。
(2)各実施例において、情報表示層が表示する情報は、書き換え不可能である例を示したが、これに限らず、例えば、専用のプリンタ等を用いて容易に書き換え可能な情報としてもよい。
(3)各実施例において、ICタグは、13.56MHzの周波数帯を使用し、3〜10ターン程度のアンテナコイルを有したICタグの例を示したが、ICタグとして使用する周波数帯や通信方式、その形状等は特に限定しない。
(4)各実施例において、ICタグは、粘着層によりベースフィルムと背景層とが接合される例を示したが、これに限らず、例えば、インレットのICチップ及びアンテナコイルが形成された面、又は、インレット全体を、防水層として防水フィルムで覆う等により、防水効果を高めてもよい。
(5)各実施例において、貼り付け層は、インレットの全体を覆うように形成される例を示したが、これに限らず、例えば、情報表示層の情報が表示された領域以外の部分に形成してもよい。このように貼り付け層を形成することにより、貼り付け層が不透明である場合にも、情報表示層の情報は目視又は光学読み取り可能とすることができる。
(6)実施例1から実施例3において、透明保護部材がICタグの最表面となる例を示したが、これに限らず、透明保護部材の最表面側に剥離可能な表面保護層を備えてもよい。表面保護層は、ICタグの取り付け完了後に剥離することにより、ICタグの取り付け作業等で、透明保護部材の表面が汚れたり、傷ついたりすることを防止できる。
(7)実施例1又は実施例2において、ICタグは、圧力緩和層を有する例を示したが、これに限らず、ICタグと取り付け穴部との空間に緩衝性のある接着剤を充填して圧力緩和層を省略して部材数を減らし、作業効率の向上や生産コストの低減を図ってもよい。
(8)実施例1又は実施例2において、圧力緩和層は取り付け穴部の底面と接している例を示したが、これに限らず、圧力緩和層と取り付け穴部の底面との間に空間が存在していてもよい。
(9)実施例1から実施例3において、ICタグを固定する固定手段として、接着剤を用いる例を示したが、これに限らず、例えば、コンクリート材、ゴムパッキン、ビス等を用いてもよく、特に限定しない。
(10)各実施例において、情報表示層よりも表面側のいずれかの層に、紫外線吸収材を含む層を少なくとも1層設けて、紫外線による表示の退色防止を図ってもよい。紫外線吸収材は、透明保護部材や貼り付け層に混合してもよいし、紫外線吸収材を含む透明又は半透明な層を、情報表示層よりも表面側に積層してもよい。
本発明によるICタグの実施例1を説明する図である。 実施例1のICタグ及びICタグの取り付け構造を説明する図である。 本実施例のICタグに用いられるインレットを説明する図である。 情報表示層に情報を表示する工程を模式的に示した図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例2を説明する図である。 本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例3を説明する図である。 本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例4を説明する図である。
符号の説明
1 ベースフィルム
2 アンテナコイル
3 ICチップ
10 ICタグ
11 インレット
12 貼り付け層
13 情報表示層
14 透明保護部材
15 背景層
16,17,19 粘着層
18 保護層
20 圧力緩和層
21 セパレータ
100,300 コンクリートブロック
101 取り付け穴部
102 透明保護部材受け部
110 接着剤
200 プリンタ
400 プラスチックカップ

Claims (22)

  1. 識別対象物に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタグであって、
    基材層にICチップ及び前記ICチップに接続されたアンテナが設けられたインレットと、
    前記インレットの一方側に配置され、貼り付け対象物に貼り付け可能とする貼り付け層と、
    前記インレットと前記貼り付け層との間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示する情報表示層と、
    を備え、
    前記情報表示層に表示された情報は、前記貼り付け層を設けた側から目視又は光学読み取り可能であること、
    を特徴とするICタグ。
  2. 請求項1に記載のICタグにおいて、
    前記貼り付け層は、透明又は半透明であること、
    を特徴とするICタグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記貼り付け層は、前記情報表示層の情報が表示された領域以外の部分に形成されること、
    を特徴とするICタグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層よりも前記インレット側に、前記情報表示層の表示を視認しやすくする背景層を有すること、
    を特徴とするICタグ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記貼り付け層に剥離可能に仮貼付された剥離部材が設けられていること、
    を特徴とするICタグ。
  6. 請求項5に記載のICタグにおいて、
    前記剥離部材は、透明又は半透明であること、
    を特徴とするICタグ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記貼り付け層に貼り付けられた透明又は半透明な透明保護部材を備えること、
    を特徴とするICタグ。
  8. 請求項7に記載のICタグにおいて、
    前記透明保護部材は、その最表面側に剥離可能な表面保護層を備えること、
    を特徴とするICタグ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層は、ユニークな情報が表示されること、
    を特徴とするICタグ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であること、
    を特徴とするICタグ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記インレットの前記貼り付け層とは反対側に、前記インレットを保護する少なくとも1層の保護層を備えること、
    を特徴とするICタグ。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記インレットの前記貼り付け層とは反対側に、前記インレットに加わる圧力を緩和する圧力緩和層が設けられていること、
    を特徴とするICタグ。
  13. 請求項12に記載のICタグにおいて、
    前記圧力緩和層は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であること、
    を特徴とするICタグ。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記インレットは、防水加工が施されていること、
    を特徴とするICタグ。
  15. 請求項14に記載のICタグにおいて、
    前記インレットは、少なくとも前記アンテナ及び前記ICチップが防水層によって覆われていること、
    を特徴とするICタグ。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層の表面側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられていること、
    を特徴とするICタグ。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のICタグを前記識別対象物に取り付けるICタグの取り付け構造であって、
    前記ICタグは、前記貼り付け層によって、前記情報表示層が目視又は光学読み取り可能であるように前記識別対象物に取り付けられていること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。
  18. 請求項17に記載のICタグの取り付け構造において、
    前記識別対象物は、透明又は半透明であること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。
  19. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のICタグを前記識別対象物に取り付けるICタグの取り付け構造であって、
    前記識別対象物には、前記ICタグを取り付ける取り付け部が設けられ、
    前記ICタグを前記取り付け部に固定する固定手段を備え、
    前記ICタグは、前記情報表示層が目視又は光学読み取り可能であるように前記固定手段により固定されること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。
  20. 請求項19に記載のICタグの取り付け構造において、
    前記取り付け部は、前記ICタグを収容可能な穴部であること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。
  21. 請求項20に記載のICタグの取り付け構造において、
    前記ICタグは、前記透明保護部材の表面と前記識別対象物の表面とが略一致するように埋め込まれること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。
  22. 請求項19から請求項21までのいずれか1項に記載のICタグの取り付け構造において、
    前記透明保護部材の位置を決める位置決め部を備えること、
    を特徴とするICタグの取り付け構造。

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