JP4737110B2 - 枕カバー - Google Patents

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本発明は、枕カバーに関する。さらに詳述すると、本発明は、就寝中の頸椎の保護が可能な枕カバーに関する。
近年、頸椎の保護のため、首の下に枕を敷いて枕から浮いた首との隙間を塞ぐという考え方が提案されている。例えば、枕カバーの裏面側に低反発ウレタンフォームの板状物を設けて、枕と首の間の隙間を埋めるようにしたもの(特許文献1)や、頸椎部分に軟質性の断熱体、具体的には頸椎の位置に枕と頸椎の間の隙間を埋めるビニール製のエアバッグを設けて、首の後ろを断熱性のエアバッグで支えると共に保温することにより、首筋部の血行をよくして、肩こりの解消や安眠に役立つとする枕カバーが提案されている(特許文献2)。
さらに、首の隙間を埋め、首の負担を軽減させる目的で使う枕も提案されている(特許文献3)。この枕は、就寝状態における頸椎部の寝具との間の隙間を埋める薄い帯状の枕であり、面ファスナーやフックなどの係止手段を用いて首に巻き付けた状態で用いるものである。就寝時に首の下の隙間を小さな枕で埋めることで首の負担を軽減すると共に気道を確保して、安眠できるようにしたものである。
また、枕と肩との間の隙間を埋める肩当てを枕カバーと連結して用いることにより、寒冷時の就寝時に肩元が冷えるのを防止する枕カバー付き肩当てが提案されている(引用文献4)。この肩当ては、両端が太く中央が細く成った鼓状のものであり、弾性を有し保温性を有する充填物を充填した棒状物であり、通常用いられる枕の厚さよりも幾分小さいもので、枕と肩との間の隙間を充填することで肩が冷えたり冷気が布団内に侵入することあるいは布団内の暖気が出てしまうことを防ぐものである。
特開2003−144287 実用新案登録第3009490号 特開2002−209700 実用新案登録第3020265
しかしながら、いずれも頭部を支える枕と同様に首を支えることで彎曲した頸椎の姿勢を保つというものであるので、頸椎の周囲での圧迫が起こり易く、血液やリンパの流れを妨げる虞があるものである。エアバッグや低反発ウレタンフォーム、弾性充填物を充填した支持物などは、一見弾力性があり柔らかそうであっても、その反発性故に首枕として頸椎部に密着することで圧迫が生じる虞がある。例えば、低反発ウレタンフォーム製の枕においても、頭部を支える部分も頸椎部を支える部分も同じ素材で構成されているため、頭部を支えるのに或る程度必要な反発力が頸椎部においては圧迫となり、さらに経年変化による堅さの変化で圧迫感は強まる傾向にある。一方、人の体型はそれぞれ個体差があるので筋肉の緊張も違う。そのため、従来の枕のように堅さ・高さが特定のものとされると、頸椎に圧迫がかかり、血行が悪くなったり、筋肉がより緊張するため自然な睡眠が妨げられる人がでてくる。頸椎の圧迫等により、就寝中の首付近の血液やリンパ液の流れの滞りを防ぎ、また就寝中の頸椎にかかる負担を軽減するなどの効果が十分でなく、これらに起因する首の痛みや手足のしびれ、気道の確保や安眠障害などといったものが十分に改善されないという不満がある。
そこで本発明は、就寝中の頸椎部を圧迫なく軽く支えることができる枕カバーを提供することを目的とする。より具体的には、本発明は、就寝中における頸椎への負担の軽減によって、血液やリンパ液の流れの促進してこれに起因する手足のしびれの改善や起床時の首の痛み、安眠による爽快感などが得られる枕カバーを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明者等が種々実験した結果、頸椎を支えないのも頸椎に負担をかけるが、頸椎の下に何らかの支えがあると意識できるほどの支えも逆効果であり、ほとんど支えているのかどうかわからない程度の支えが実は好ましいことを知見するに至った。つまり、睡眠時に頚椎の前彎を保つのが困難になると無意識のうちに筋肉が緊張し、安眠が妨げられる。逆に、前彎を強めるほどの強い圧迫を受けたときにも筋肉の緊張は起こる。しかしながら、睡眠時に、頸椎に触れたときに頸椎の形状に沿って潰されながらも頸椎部を圧迫することなく支えることができるもので頚椎の前彎のためにできる床との空間を埋めれば、筋肉の緊張が取れている状態にすることができることを本件発明者等は知見するに至った。
本発明は、かかる知見に基づくものであって、請求項1記載の発明にかかる枕カバーは、頭部を載せる枕カバー部と、頸椎部にあてがわれる巻き芯部とを有し、かつ巻き芯部はシート状の空気層を含む枕カバー素材を巻回して構成されたものであると共に、中央部分が両側部分よりも柔らかいものとしている。したがって、シート状の枕カバー素材を巻くことで使用者固有の頸椎の前彎に合った高さや堅さの巻き芯部に各自で調整でき、その状態で枕カバー素材を巻いた柔らかい部分が頸椎に宛がわれることにより、頸椎に触れたときに頸椎の形状に沿って潰されながらも、頸椎の下の隙間を埋めるようにして軽い支えが形成される。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の枕カバーにおいて、枕カバー部と巻き芯部が1枚のカバー素材からなり、カバー素材の両端が内側に折り返されて二重となった両側部分と一重で両側部分よりも薄く柔らかな中央部分を形成するようにしている。この場合、巻き芯部の頸椎に当たる中央部分は、折り返しにより二重に成った両側部分が支え、浮いた状態で頸椎に触れる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の枕カバーにおいて、カバー素材が、少なくとも頸椎部に接する面がガーゼ地であることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1つに記載の枕カバーにおいて、カバー素材の頭部を載せる枕カバー部を枕に取り付けるバンドと、巻き芯部に掛けられて巻きを保持するバンドとを備えるものでものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項2から4のいずれか1つに記載の枕カバーにおいて、カバー素材の折り返しによって形成される両側部分の隅部が開放されているものである。
請求項1記載の枕カバーによれば、シート状の空気層を含む枕カバー素材を巻くことで使用者固有の頸椎の前彎に合った高さや堅さに変えられる巻き芯部を有するため、頸椎に余分な圧迫を加えることなく、個人それぞれが持つ(個体差に応じた)本来の頸椎の前彎を自然に形整することができる。つまり、空気層を含むカバー素材を巻いて空気と布等の断層状(渦巻き状の層)にすることで、ある程度の形状を保ちつつ、圧迫し過ぎないものになる。さらに、頸椎に当たる巻き芯部の中央部分がそれよりも堅い両側部分によって支えられる構造であるので、頸椎に触れたときに頸椎の形状に沿って中央部分が潰され、頸椎部を圧迫することがなく軽く支えることができる。このため、筋肉の緊張が解かれ、肩こりや血行不良を防ぐことができると共に質の良い睡眠をとることができる。しかも、枕カバー素材が頸椎部分の肌に触れて適度な刺激が与えられることにより、気道が開かれる方向に首が僅かに伸びるため、気道が確保され呼吸が楽になるので寝息が静かになる。この頸椎の支えは横向きになったときにも同様である。枕カバー部と巻き芯部とが一体なので巻き芯部の位置がずれることがない。
さらに、本発明の枕カバーは頸椎を支える巻き芯部と一体となった枕カバー部を有し、枕カバーとしての本来の機能を併せ持つので、頭部からの皮脂や整髪料などでシーツなどが汚れるのを防ぐことができる。しかも、シート状の枕カバー素材を巻いた枕カバーであるため、巻き芯部を解いて折り畳むことができかつ軽量であることから持ち運び易いので、布団の上で就寝する場合での使用に限定されず、場合によっては車や列車などでの座席に座っているときにも使うことができる。加えて、空気層を含むカバー素材を部分的に丸めた構造であるため、安価に製作することができる。
さらに請求項2記載の枕カバーによれば、枕カバー素材の両端を内側に折り返して二重とすることにより厚く堅い両側部分と、この両側部分よりも薄く柔らかな一重の中央部分とを形成するようにしているので、折り返しの幅を調整することで薄く柔らかな中央部分の幅を好みに応じて調整可能にできる。しかも、巻き芯部の中央部分が折り返しにより二重に成った両側部分によって支えられるため、頸椎に当たる部分が浮いた状態となり、頸椎に触れたときに潰れて頸椎に余分な圧迫がかからない。
さらに請求項3記載の枕カバーによれば、肌に直接触れる部分をガーゼ地としているので、肌への刺激が心地良く、吸汗性にも優れるので、さらに催眠効果、安眠効果が向上することが期待できる。
さらに、請求項4記載の枕カバーによれば、バンドを利用して枕カバー部を枕あるいはそれ以外の非装着物例えば座席のヘッドレストなどに装着可能とすると共に巻き芯部の高さを一定に保つことができるので、枕カバー部を枕に被せて巻き芯部を枕の端に乗せるようにして用いる場合にも枕から転げ落ちることがないし、座席のヘッドレストの部分に当該枕カバーを取り付けて着座姿勢で用いる場合にも巻き芯部が解けることがなく、頸椎部に巻き芯部を宛がうことができる。
さらに請求項5記載の枕カバーによれば、枕カバー素材が折り返された両側部分の隅部が開放されているため、洗濯塵やその他の塵が溜まることがなく、衛生的である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に本発明の枕カバーの実施の一形態を示す。この枕カバーは、1枚のシート状の空気層を含む枕カバー素材(以下、カバー素材と略称する)7によって構成されるものであり、頭部を載せる平坦な枕カバー部1と、頸椎部にあてがわれ頸椎を支える巻き芯部2とを有している。本実施形態の場合、巻き芯部2はカバー素材7の一部が巻かれることにより形成され、巻かれずに残ったカバー素材7で枕カバー部1が構成される。さらに具体的には、本実施形態の枕カバーは、ほぼ矩形状を成す1枚の平坦なカバー素材7の両端を内側に折り返してカバー素材7が二重となった両側部分6とその間の一重の中央部分5とを有する図2に示すようなほぼ長方形と成し、さらにカバー素材7の一端から巻き上げることで図1に示すような巻き芯部2を形成し、巻き上げない残りの部分で枕カバー部1を形成するようにしている。巻き芯部2は、カバー素材の両側を内側に折り返して二重とすることにより厚く堅い両側部分6と、この両側部分6よりも薄く柔らかな一重の中央部分5とによって、巻き芯部2の中央部分5が両側部分6よりも柔らかいものとされると共に、折り返しの幅を調整することで薄く柔らかな中央部分5の幅を好みに応じて調整可能にしている。
また、本来の枕カバーとしての使用が想定される領域としての枕カバー部1と巻き芯部2との境界付近には、巻き上げた巻き芯部2が解けたり、枕から転げ落ちるのを防ぐために、保持用のバンド9が設けられている。このバンド9は、例えばゴムバンドあるいは非伸縮性の紐などであり、生地に対して斜めに配置してその両端をカバー素材7に縫いつけることで、巻き芯部2をバンド9に引っかけて固定できるようにしている。
さらに、枕カバー部1の端にも、保持用のバンド4が設けられている。このバンド4は、例えばゴムバンドあるいは非伸縮性の紐などであり、カバー素材7に対して斜めに配置してその両端を生地に縫いつけることで、バンド4を枕の隅に引っかけることで当該枕カバー部1を枕に固定できるようにしている。
カバー素材7としては、例えば巻き芯部2が外的負荷を加えない状態で少なくとも柱状を保持し得尚かつ頸椎が乗ったときに頸椎に余分な圧迫を加えることなく、頸椎の形状に沿って潰される程度の弾力性を発揮できるものであることが必要であり、好ましくは或る程度の弾力性を発揮し尚かつ肌に優しく吸湿性に富むものであることが好ましい。本実施形態におけるカバー素材7としては、表地12と裏地10との間に芯材を入れて刺し縫ったキルティングを使用している。このようなキルティングとしては、一般には乳幼児用のタオルケットや肌掛けなどとして市販されているものの使用が好ましい。勿論、表地12にある程度の弾力性と厚みを有するような素材を用いる場合、例えば厚手のタオルケットや毛布地などを用いる場合には、芯材11を用いずにタオルケットなどの素材にガーゼ地などの裏地10を直接縫い合わせるようにしたものでも良い。また、特に限定されるものではないが、首に直接触れる部分(本実施形態では裏地10)はガーゼ生地が好ましい。さらに全体としてタオル生地などの吸湿性・吸水性に富む織物・布地であることが好ましく、頭部に直接触れる表地12としてはパイル生地(パイル織り)や起毛生地などの使用が好ましい。このようなキルティング等の空気層を含む素材を用い、更に、該素材を巻くことにより、空気と布等の断層状(渦巻き状の層)の巻き芯部2を構成することで、ある程度の形成を保ちつつ、圧迫し過ぎないものになる。この巻き芯部2の高さや堅さは、巻き回数を変えたり巻き締め密度を変えることで調整することができるが、バンド9にかけて固定する状態での高さは、概ね枕と同じ高さかそれよりも幾分低い高さとなるようにすることが好ましい。
ここで、カバー素材7に或る程度の弾力性を与える空気層を含む芯材としては、綿、真綿、ポリエステル綿、レーヨン綿、羽毛、羊毛、パンヤ、ウレタンフォームなどが挙げられるが、好ましくは綿、ポリエステル綿、真綿、レーヨン綿、羽毛、羊毛などの使用である。この中綿は指先で押す際にほとんど反力を感じない程度の堅さであることが望ましく、例えば材質毎に好ましい厚みは異なるがポリエステル綿などの綿芯を用いる場合には、1〜4mm(キルティング全体として5〜7mm)程度にして用いることが好ましい。また、スポンジ素材を芯材として使用する場合には、中央部分と両側とで厚さが異なるように予め一体成形しておけば、折り返すことなく中央部分と両側とで柔らかさを異ならせることができる。
このカバー素材7の折り返しによって構成される両側部分6の隅部8は前面が縫いつけられずに開放されていることが好ましい。例えば、カバー素材7の折り返された両側部分6の縁と下側のカバー素材7部分とをホック13などで連結したり、あるいは1点で縫いつけられることにより、折り返され袋状なる両側部分6の長手方向(巻き方向)の両隅8が開放された状態となるように設けられている。この場合には、カバー素材7の折り返しにより二重とされた両側部分6に洗濯塵などが侵入しても、容易にはき出せることから衛生的となるし、洗濯時にはカバー素材7を広げて1枚の布とすることができるので洗濯しやすくなる。ここで、折り返したカバー素材7の止め付けをホック13などで行っている場合には、洗濯時にはホック13を外して折り返し部を広げて1枚のキルティング地にすれば、より洗濯がし易いものとなる。尚、本実施形態では、カバー素材7の2隅が斜めに切り落とされたような形状とされているがこれに特に限定されるものではなく、四隅が直角の角となったものでも良いし、4隅とも斜めに切り落とされた形状とすることもある。カバー素材7の4隅の形状は単にデザイン的なものであり、機能的に大きく変わることはない。
キルティング素材から成るカバー素材7の縁は柔らかな布地で縁取りされることが多いが、この縁が折り返し状態で全面的に縫いつけられることは好ましくない。カバーの巻き芯部2の柔らかさを保つため、折り返されたカバー素材7の縁は縫い付け14あるいはホックなどにより数点で止め付けられることが好ましい。縫いつける箇所が多いとカバー素材7がごわごわして柔らかさをなくすため、巻き芯部2での頸椎の圧迫を回避するためには、何点かを縫いつけて折り返しがずれないようにすることが好ましい。
巻き芯部2は、図4及び図6に示すように、両側部分6では空気層を含むカバー素材7が巻き方に応じた隙間を空けながら年輪のように渦巻き状の層をなして巻かれているが、頸椎部に触れる中央部分5ではさらにカバー素材一枚分の厚みの空間を1枚置きに形成して巻かれる。このため、中央部分5は柔らかく、両端6は或る程度堅い構造となる。しかも、この中央部分5は勿論のこと全体としての柔らかさも、巻きの密度・締め付け度合いに応じて調整できる。
以上のように構成された枕カバーによれば、枕15の上に枕カバー部1を載せて隅のバンド4を枕にかけて固定すると共に、反対側の端を折り返しながら巻き上げて巻き芯部2を形成する。このとき、所望の大きさに巻いた巻き芯部2をそのまま枕の下に置いても良いし、図5に示すように、巻き芯部2をバンド9に引っかけて解けないようにして置くようにしても良い。これにより、枕15の片側の縁に枕カバー部1と同一材料からなる柔らかな巻き芯部2が設けられることとなる。この状態で就寝すると、頸椎部に巻き芯部2が触れる程度の圧力で頸椎の下半分くらいの隙間を埋めるため、軽い支えができ、頸椎の姿勢が保たれると共に、気道が確保されて筋肉や皮下組織などへの圧迫を与えず、筋肉や神経の緊張を緩和させて深い眠りへと誘導するとともに、首から肩にかけてのしびれや苦痛を和らげることができる。枕カバーは枕カバー部1が枕15にバンド4で固定されているため、就寝中の寝返りなどで枕15から外れることがないし、枕15との位置関係もずれることがない。また、巻き芯部2は枕15の上に載せるようにしても用いることができるし、場合によっては巻き回数を変えることで高さを調整することも可能であるので、使用者の好みに応じた使用形態をとることができる。巻き芯部2の高さは、バンド9に掛けずに任意の高さ・巻き数に止めることができる。
また、巻き芯部2の巻く回数を変えることで高さを自由に調整することができるので、使用者は自分に最も適した巻き芯部2の高さを設定できる。さらに、横向きになっても巻き芯部2の中央部分5より堅い両側部分6で頸椎部を支えることができるので、頸椎の姿勢を維持できる。枕カバー部1は頭皮から分泌される皮脂や整髪料などで特に汚れるため、衛生的に保つためには洗濯の必要がある。そこで、洗濯時には、巻き芯部2をバンド9を外して巻き芯部2を解き、全体を1枚の布地の状態にしてから洗濯することができる。これにより簡単に洗濯できる。しかも、折り返しの四つの隅部8が閉じられていないため、洗濯塵や屑が折り返し部に溜まることがなく、衛生的である。また、折り返し部がホック13などで留めつけられている場合には、ホック13を外すことで折り返しを広げられるので、より洗濯がし易く洗濯塵も溜まり難い。
15を用いる習慣のない人の場合には、直にシーツ(図示省略)の上に枕カバーを敷いて、枕カバー部1に頭部を載せて巻き芯部2を頸椎部に宛がうようにして用いることも可能である。この場合においても、頸椎の下の隙間を埋めるようにして頸椎が軽く支えられると共に、枕カバーとしての機能で頭の皮脂や整髪料などでシーツなどが汚れるのを防ぐことができる。
また、本発明の枕カバーは、折り畳むことができかつ軽量であることから持ち運び易いので、布団の上で就寝する場合での使用に限定されず、場合によっては車や列車などでの座席に座っているときにも使うことができる。例えば、枕カバーの端の枕にかけるバンドを利用して、座席のヘッドレストの部分に当該枕カバーを取り付けて着座姿勢で用いたりすることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態の枕カバーにおいては、枕カバー部1と巻き芯部2とに亘って同じ幅の折り返し部が形成されて枕カバー部1にもカバー素材が1重の部分と2重となった部分が存在するが、枕カバー部1となる部分においては折り返し部の縁が突き合わされる幅に設定されたり、あるいは折り返しを全く設けなくて枕カバー部1の全体において厚みが一定となるように設けられることもある。
本発明の枕カバーの一実施形態を示す斜視図である。 図1の枕カバーの巻き芯部を解いて展開した状態を示す斜視図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う巻き芯部の縦断面図である。 図1の枕カバーを枕に装着した一例を示す斜視図である。 枕カバーを枕に装着した状態の縦断面図である。
符号の説明
1 枕カバー部
2 巻き芯部
3 枕カバー部を枕などに固定するためのバンド
5 中央部分
6 両側部分
7 カバー素材
9 巻き芯部を固定するバンド

Claims (5)

  1. 頭部を載せる枕カバー部と、頸椎部にあてがわれる巻き芯部とを有し、前記巻き芯部はシート状の空気層を含む枕カバー素材を巻回して構成されたものであり、かつ中央部分が両側部分よりも柔らかいものである枕カバー。
  2. 前記枕カバー部と前記巻き芯部は1枚のカバー素材からなり、前記カバー素材の両端が内側に折り返されて二重となった前記両側部分と一重で前記両側部分よりも薄く柔らかな前記中央部分を形成するものである請求項1記載の枕カバー。
  3. 前記カバー素材は、少なくとも頸椎部に接する面がガーゼ生地であることを特徴とする請求項1または2記載の枕カバー。
  4. 前記カバー素材の頭部を載せる前記枕カバー部を枕に取り付けるバンドと、前記巻き芯部に掛けられて巻きを保持するバンドとを備えるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の枕カバー。
  5. 前記カバー素材の折り返しによって形成される前記両側部分の隅部が開放されているものである請求項2から4のいずれか1つに記載の枕カバー。
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