JP4734052B2 - 視野計 - Google Patents

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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/02Subjective types, i.e. testing apparatus requiring the active assistance of the patient
    • A61B3/028Subjective types, i.e. testing apparatus requiring the active assistance of the patient for testing visual acuity; for determination of refraction, e.g. phoropters

Description

本発明は、被検者の視野を測定する視野計に関する。
緑内障や糖尿病網膜症といった眼の病気に掛かった場合は視野が狭くなったり欠けたりするということは知られている。そこで、そのような病気を発見するための装置として、様々な構造の視野計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来の視野計の構造の一例を示す模式図である。図中の符号100は、視標Aを投影するための投影光学系を示し、符号101は、視標が投影される半球状の視野ドームを示す。また、符号103は、被検者により操作される応答スイッチを示す。
いま、被検者が視野ドーム101の内面の固視点を固視している状態で視野計を起動すると、投影光学系100は視野ドーム101の様々な位置に視標Aを順次表示して行く。被検者は、視標Aを認識した場合に応答スイッチ103を操作し、視標Aを認識できなかった場合には応答スイッチ103を操作しないが、視標Aの表示位置に基づき、被検者の視野を測定することができる。
特開2002−272685号公報
ところで、被検者は視標Aをはっきりと認識できた場合には応答スイッチ103を素早く操作し、ぼんやりとしか認識できていないような場合には躊躇いながらゆっくりと応答スイッチ103を操作するのが一般的である。しかしながら、従来装置では、そのような応答スイッチ103が操作されるまでの時間を加味せずに視野測定していたため、その分、測定精度に対して信頼性に欠けるという問題があった。
本発明は、視野を精度良く測定する視野計を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図1及び図2に例示するものであって、被検者の視野中の様々な位置に所定の輝度で順次視標(A)を表示することに基づき該被検者の視野を測定するようにした視野計(1)において、
被検者の視野中に視標(A)を呈示する視標呈示部(20)、該視標(A)の表示位置を変更する表示位置変更部(21)、及び該視標(A)の輝度を設定する輝度設定部(22)、からなる視標表示手段(2)と、
表示された視標(A)を視認した被検者により操作される操作手段(3)と、
該操作手段(3)が操作された場合に信号を出力する信号出力部(4)と、
該信号出力部(4)から信号が出力された場合に被検者の視野を判定する視野判定部(5)と、
前記視標表示手段(2)が視標を表示してから前記信号出力部(4)が信号を出力するまでの応答時間を測定する応答時間測定部(6)と、
前記輝度設定部(22)により視標(A)の輝度を変更すべきか否かの判断基準となる基準時間を出力する基準時間出力部(7)と、
前記応答時間と前記基準時間とを比較する時間比較部(8)と、
を備え、
前記輝度設定部(22)は、前記応答時間が前記基準時間よりも短いと前記時間比較部(8)が判断した場合に前記視標(A)の輝度を第1所定量だけ暗くし、前記応答時間が前記基準時間よりも長いと前記時間比較部(8)が判断した場合には前記視標(A)の輝度を第2所定量だけ暗くする手段であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1所定量が前記第2所定量よりも大きい、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記視標呈示部(20)が、視標を投影するための投影光学系(20A)と、該投影光学系(20A)により視標が投影される投影部材(20B)と、により構成された、ことを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1及び3に係る発明によれば、単に視標が認識されたかどうかだけを判断して視野判定を行うのではなく、視標認識までに掛かった時間(つまり、前記応答時間)までも加味して視野判定を行うので、その分、測定結果に対する信頼性を高めることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記応答時間が前記基準時間よりも長かった場合は、前記応答時間が前記基準時間よりも短かった場合に比べて視標輝度を暗くする程度を抑えるので、測定精度を高めることができる。
以下、図1乃至図3に沿って、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、図1は、本発明に係る視野計の構成の一例を示す模式図であり、図2は、本発明に係る視野計に使用される制御装置の構成の一例を示すブロック図であり、図3は、視野測定方法の一例を示すフローチャート図である。
本発明に係る視野計は、例えば、図1に符号1で示すように構成されたものであって、被検者の視野中に視標Aを呈示する視標呈示部20、該視標Aの表示位置を変更する表示位置変更部21、及び該視標Aの輝度を設定する輝度設定部22、からなる視標表示手段2を備えていて、被検者の視野中の様々な位置に所定の輝度で順次視標Aを表示できるように構成されている。
ところで、図1に示す視標呈示部20は、視標を投影するための投影光学系20Aと、該投影光学系20Aにより視標が投影される投影部材20Bとにより構成されているが、被検者の視野中に視標を呈示するものであればどのような構造でも良い。例えば、複数のLEDを配置しておいて、それを選択的に点灯させるようにしたものでも良い。また、図1に示す投影部材20Bは半球ドーム状の形状をしているが、もちろんこれに限られるものではなく、半球面以外の曲面を有する形状としても、或いは、平面を有する形状としても良い。
また、図1に示すように、投影光学系20Aと投影部材20Bとにより視標呈示部20を構成する場合には、表示位置変更部21は、前記投影光学系20Aの構成要素(例えば、符号211,212に示すプロジェクター・ミラー)の位置を変更する駆動手段(不図示)等により構成すると良い。これに対し、上述のように、複数のLEDにより視標呈示部を構成した場合には、いずれのLEDを点灯させるかを表示位置変更部により制御するようにすると良い。なお、投影光学系及びLEDのいずれを用いた場合においても、表示位置の変更のための指示は、
・ 検査する者が検査中にディスプレイを見ながらタッチペンやマウスやキーボード等を用いて手動で行うようにしても、
・ 予め作成されていたプログラムで自動的に行うようにしても、
どちらでも良い。
さらに、輝度設定部22としては様々な構造のものが考えられるが、図1では、
・ 回転自在に支持されると共に、減衰度の異なる複数のフィルターを有するターレット221,222と、
・ 該ターレット221,222の位置を変更するための駆動機構223と、
・ 該駆動機構223を制御する輝度制御部(図2の符号224参照)
とにより輝度設定部22が構成されている。
また、本発明に係る視野計1は、図2に示すように、表示された視標Aを視認した被検者により操作される操作手段3と、該操作手段3が操作された場合に信号を出力する信号出力部4と、該信号出力部4から信号が出力された場合に前記視標表示手段2により視標を表示した位置に基づき被検者の視野を判定する視野判定部5と、を備えており、被検者の視野が測定されるようになっている。
さらに、本発明に係る視野計1は、前記視標表示手段2が視標を表示してから前記信号出力部4が信号を出力するまでの応答時間を測定する応答時間測定部6と、前記輝度設定部22により視標Aの輝度を変更すべきか否かの判断基準となる基準時間を出力する基準時間出力部7と、前記応答時間と前記基準時間とを比較する時間比較部8と、を備えている。そして、前記輝度設定部22は、
・ 前記応答時間が前記基準時間よりも短いと前記時間比較部8が判断した場合に前記視標の輝度を第1所定量だけ暗くし、
・ 前記応答時間が前記基準時間よりも長いと前記時間比較部8が判断した場合には前記視標の輝度を第2所定量だけ暗くする、
ように構成された手段である。この場合、前記第1所定量は前記第2所定量より大きくすると良い。本発明によれば、単に視標が認識されたかどうかだけを判断して視野判定を行うのではなく、視標認識までに掛かった時間(つまり、前記応答時間)までも加味して視野判定を行うので、その分、測定結果に対する信頼性を高めることができる。
本発明に係る視野計には、図2に示すように、主制御部15を配置し、該主制御部15には、バス線16を介して、上述した信号出力部4や視野判定部5や応答時間測定部6や基準時間出力部7や時間比較部8や輝度制御部224を接続し、さらには、モニター9やプリンタ10やデータ記憶部11やキーボード12や入出力インターフェース13やROM14等を接続しておくと良い。
次に、本発明に係る視野測定方法について、図3及び図8を参照して説明する。
被検者がある特定の固視点を固視している状態で、本発明に係る視野計1を起動すると、前記視標呈示部20は被検者の視野中の所定位置に所定の輝度で視標Aを呈示する(図3のS50参照)。このときの視標の表示位置は前記表示位置変更部21にて設定され、視標の輝度は前記輝度設定部22により設定されたものである。
一定時間が経過しても、被検者が前記操作手段3を操作せず、前記信号出力部4からの信号出力が無い場合には(図3のS51参照)、視標の表示位置は前記表示位置変更部21によって変更される(図8のS6→S7→S5参照)。
そして、視標が視認できた場合には、被検者は前記操作手段3を操作する。該操作手段3が操作されると(図3のS51参照)、前記信号出力部4が信号を出力し、前記視野判定部5が、前記視標表示手段2が視標を表示した位置に基づいて被検者の視野を判定する。
上述のように操作手段3が操作されたとき、前記応答時間測定部6は、前記視標表示手段2が視標を表示してから前記信号出力部4が信号を出力するまでの時間(応答時間)を測定し、前記時間比較部8は、前記基準時間出力部7から出力される基準時間と前記応答時間とを比較する(図3のS58参照)。そして、前記応答時間が前記基準時間よりも短いと前記時間比較部8が判断した場合に前記視標の輝度は第1所定量だけ暗くされ、前記応答時間が前記基準時間よりも長いと前記時間比較部8が判断した場合には前記視標の輝度は第2所定量だけ暗くされる。そして、再び、上述と同様の手順で視野の測定が繰り返される。
本実施例では、図1に示す指標表示手段2と図2に示す制御装置とからなる視野計1を作製した。
このうち、視標表示手段2には、視標Aを投影するための投影光学系20Aと、視標が投影される半球状の視野ドーム(投影部材)20B、とからなる視標呈示部20を設けて、被検者の視野中に視標Aを表示できるようにした。
投影光学系20Aは、光源である視標投影ランプ(ハロゲンランプ)201と、該ランプ201の後側に配置された反射鏡200と、該ランプ201の前側に配置されて光を集光する集光レンズ202と、視標Aの形状や大きさを規定する視標板203(詳細は後述する)と、視標Aの色を規定するための色フィルター・ターレット204(詳細は後述する)と、リレーレンズ205と、フォーカスレンズ206と、シャッター207(詳細は後述する)と、ミラー208と、リレーレンズ209と、ミラー210と、プロジェクター・ミラー211,212(詳細は後述する)と、プロジェクターレンズ213とによって構成した。なお、符号214は背景照明ランプを示す。
このうち、視標板203は、種々のサイズの孔部を有すると共に、回転及び光軸方向に移動できるように構成し、視野ドーム20Bに投影される視標Aの大きさを適宜変更できるようにした。
また、色フィルター・ターレット204は、杆体向けのフィルターA、錐体向けのフィルターBを有していて、不図示のサーボ・モータにより回転されるように構成した。
ところで、色フィルター・ターレット204とリレーレンズ205との間の光路上には、回転自在なNDフィルター・ターレット221,222を2枚配置した。それぞれのNDフィルター・ターレット221,222は、減衰度の異なる複数のフィルターを有しているので、各NDフィルター・ターレット221,222の回転位置を調整して、光を透過させるフィルターの組み合わせを変えることにより、1dB単位で視標輝度を調整できる。なお、本実施例においては、NDフィルター・ターレット221,222にはサーボ・モータ223等の駆動機構を連結し、該駆動機構の駆動制御を輝度制御部(図2の符号224参照)で行うことにより輝度調整できるようにした。本実施例においては、これらのNDフィルター・ターレット221,222と、サーボ・モータ223等の駆動機構と、輝度制御部224等とによって、輝度設定部22が構成されたこととなる。
また、上述したプロジェクター・ミラー211,212には不図示のサーボ・モータを連結し、該サーボ・モータは入出力インターフェース13を介して主制御部15に接続し(詳細は後述する)、サーボ・モータを駆動制御して各プロジェクター・ミラー211,212の角度を変更し、それにより、視標の表示位置を変更できるようにした。つまり、本実施例においては、これらのプロジェクター・ミラー211,212やサーボ・モータ等により表示位置変更部が構成されたこととなる。なお、本実施例においては8つの表示位置が予めプログラミングされており、表示位置変更部21は表示位置を自動的に順次変更するようになっている(詳細は後述する)。
さらに、シャッター207は、不図示のソレノイドにより開閉できるようにし、開状態のときは視標Aが表示され、閉状態のときは視標Aは表示されないようにした。
なお、該視野ドーム20Bに対峙する位置には、被検者の顎を載せるための顎台(不図示)を配置した。
ところで、この視野計1には、図2に示すように、応答スイッチ(操作手段)3を設けておき、視標Aを視認した被検者が操作できるようにした。また、この応答スイッチ3には信号出力部4を接続しておいて、応答スイッチ3が操作された場合に所定の信号が出力されるように構成した。
そして、本実施例に係る視野計1には、上述したように主制御部15を設け、該主制御部15にはバス線16を介して、上述の信号出力部4や輝度制御部224を接続し、さらに、
・ 前記信号出力部4から信号が出力された場合に、視標が表示されている位置に基づき被検者の視野を判定する視野判定部5や、
・ 視標Aが表示されてから前記信号出力部4が信号を出力するまでの応答時間を測定する応答時間測定部6や、
・ 輝度変更の基準となる基準時間を出力するための基準時間出力部7や、
・ 前記応答時間と前記基準時間とを比較する時間比較部8や、
・ 測定条件の入力や測定結果の表示等を行うためのタッチパネル式のモニター9や、
・ プリンタ10や、
・ 測定結果等を記憶するためのデータ記憶部(例えば、RAMやハードディスク)11や、
・ キーボード12や、
・ NDフィルター・ターレット221,222やプロジェクター・ミラー211,212を駆動するサーボ・モータ223等や、シャッター207を駆動するソレノイド等、が連結される入出力インターフェース13や、
・ 測定プログラム等が格納されるROM14や、
などを接続した。そして、上述した輝度制御部224は、時間比較部8からの信号を受けて駆動されるようにし、具体的には、
・ 前記応答時間が前記基準時間よりも短いと前記時間比較部8が判断した場合には前記輝度制御部224がNDフィルター・ターレット221,222の回転位置を変更して前記視標Aの輝度を第1所定量だけ暗くし、
・ 前記応答時間が前記基準時間よりも長いと前記時間比較部8が判断した場合には前記輝度制御部224がNDフィルター・ターレット221,222の回転位置を変更して前記視標の輝度を第2所定量だけ暗くする、
ように構成した。また、この主制御部15には、視標投影ランプ201や背景照明ランプ214等も接続しておいて、それらのランプの点灯制御を行うようにした。
次に、本実施例にて行った視野測定方法について、図3乃至図8を参照して説明する。
視野計の電源をオンにすると(図8のS0参照)、モニター9には、図4に示すように、種々のボタン(符号41〜47参照)や入力フィールド等が表示される。これらのボタン41,…や入力フィールドにて、被検者の情報(例えば、名前やIDや生年月日や矯正や視力等の情報)や、使用する測定プログラム(杆体/錐体測定プログラムの別)や、パラメータ(視標サイズや、位置や、色等のパラメータ)等を入力する(図8のS1参照)。全ての入力が終了した段階で画面右下のOKボタン48を押すと、モニター9の画面は図5に示すものに切り替わる。
次画面の中央には正方形状のもの(図5の符号51参照)が多数並んでいるが、1つ1つは、視野ドーム20Bにおける視標Aの表示位置を指定するためのボタンである。本実施例のデフォルト状態では、濃く表示された8個のボタンが選択されていて、これらの8点につき測定がなされる(詳細は後述する)。なお、符号52に示す部分には、被検眼の別や固視灯(不図示)の位置が表示され、符号53に示す部分には、選択されたプログラム名が表示される。
ところで、ボタン56は測定メニューを選択するためのボタンであるが、本実施例においては、各ボタンの測定メニューは以下の通りである。
一番上のボタン;各測定点につき、杆体の閾値測定(500nmのフィルターのみを用いて閾値測定)を行うもの
二番目のボタン;各測定点で、錐体の閾値測定(610nmのフィルターのみを用いて閾値測定)を行うもの
三番目のボタン;デフォルトの測定メニューで、杆体の閾値測定を全ての測定点につき行い、その後、錐体の閾値測定を全ての測定点につき行うもの
四番目のボタン;三番目のボタンとは順序が逆で、錐体の閾値測定を全ての測定点につき行い、その後、杆体の閾値測定を全ての測定点につき行うもの
五番目のボタン;各測定点において、500/610nmのフィルターを用いるがフィルターの適用順序を乱数発生などに基づきランダムに行うもの
さらに、図5に符号57aで示すボタンは、正常閾値差をデフォルトの8dBから上下に1dBづつ調節するためのものである。この正常閾値差は、前述のように図2に示したような500nmおよび610nmの各色フィルターを用いて測定を行った場合に両フィルターで得られるはずの8dBの閾値の差である。また、符号57bで示すボタンは、上記の正常閾値差8dBの上下両側で正常と判定する範囲(デフォルト4dB)を上下に1dBづつ調節するためのものである。本実施形態のデフォルトでは、正常閾値差8dBの上下両側の±4dB(4dB〜12dB)を正常範囲としている。
以上のようにして、図5に示す画面では、測定メニューの選択、測定ポイントの選択、及び正常閾値差並びに範囲の設定を行った(図8のS2参照)。
全ての入力が終了した段階で画面右上の設定完了ボタン54を押すと、モニター9の画面は図6に示す測定画面に切り替わる。この測定画面では、符号61のように測定ポイントがドット表示で示され、画面の右側には、測定開始を指示するためのスタートボタン62や、設定画面に戻ることを指示するためのボタン63や、視標呈示間隔を変更するためのボタン64が表示される。さらに、画面右下の符号65で示す部分には、固視不良、偽陽性反応、偽陰性反応などの測定ポイント数が表示され、符号66で示す部分には全測定ポイント数が表示され、符号67で示す部分には閾値未測定ポイント数が表示される。
この状態で、被検者には、不図示の顎台に顎を載せてもらい(これにより、被検者の右眼は半球状視野ドーム20Bの球心に位置することとなる)、固視点を固視してもらう。そして、モニター画面の右上のスタートボタン62を押して測定をスタートさせる(図8のS4参照)。本実施例では、デフォルトの測定メニュー(つまり、上述した三番目のボタン)が選択されているので、まず、杆体測定プログラムが全ての測定点につき行われ(図8のS4〜S7参照)、その後、錐体測定プログラムが全ての測定点につき行われる(同図のS8〜S11参照)。以下、具体的に説明する。
スタートボタン62が押されると、最初に、主制御部15が不図示のサーボ・モータを駆動制御して色フィルター・ターレット204が回転され、500nmのフィルターが設定される。また、輝度制御部224を介してサーボ・モータ223が駆動されて視標の輝度が初期値a0に設定され、ポイント数pは0に設定される(図8のS4参照)。なお、測定開始時の輝度a0は被検者の年齢に応じて決定される。
次に、上述した視標投影ランプ201や背景照明ランプ214が点灯され、視標板203や各プロジェクター・ミラー211,212の位置が制御され、シャッター207が開かれて、視野ドーム20Bの所定位置に所定輝度a0で視標Aが投影される(図3のS50参照)。そのように投影光学系20Aが視標Aを表示してから一定時間、応答スイッチ3が操作されなかった場合には(同図のS51参照)、主制御部15はシャッター207を閉じて視標表示を休止し、プロジェクター・ミラー211,212の角度を変更すると共に、輝度制御部224を介してサーボ・モータ223が駆動されて視標の輝度が初期値a0よりも2dBだけ明るくされる(同図のS52参照)。そして、シャッター207が開かれて視標呈示がなされる(同図のS50参照)。なお、視標輝度が明るくされる度にパラメータaが測定可能最大輝度maxに達したか否かが判定され、最大輝度maxに達した場合にはパラメータaに測定可能最大輝度maxをセットし(図3のS53,S54参照)、その値aを知覚閾値tとして決定する(図8のS7参照)。このようにして他の測定点についても同じ動作を繰り返す(図8のS7→S5→S6参照)。
いま、ある輝度の視標Aが被検者によって視認されたとする。該視標Aを視認した被検者が応答スイッチ3をオンにすると(同図のS51参照)、信号出力部4は信号を出力し、視野判定部5が視野を判定する。具体的には、固視点を基準とする視標の位置の角度が計算され、その計算結果はデータ記憶部11に保存される。
このように応答スイッチ3がオンにされた場合、上述した応答時間測定部6が、視標が表示されてから信号出力部4が信号を出力するまでの応答時間を測定し、時間比較部8が、基準時間出力部7から出力される基準時間(本実施例では0.5秒)と応答時間とを比較する(同図のS58参照)。そして、応答時間が基準時間よりも短かった場合には視標を4dBだけ暗くして再表示し(同図のS59→S60→S50参照)、応答時間が基準時間に等しいか長かった場合には視標を2dBだけ暗くして再表示する(同図のS55→S56→S50参照)。このような動作を繰り返す過程において視標輝度aの値が最低輝度minに達したか否かを判定しており、最低輝度minに達した場合にはパラメータaに測定可能最低輝度minをセットし(同図のS57,S61参照)、その値aを知覚閾値tとして決定する(図8のS7参照)。このようにして他の測定点でも同じ動作を繰り返す(図8のS7→S5→S6参照)。
図7(a)は、上述のように杆体測定プログラムが実行されている間に表示されるモニター画面の一例を示す模式図である。画面中央部分に分散的に表示されている数字“61”“61”“60”“62”は、既に測定が終了したポイントの閾値(応答スイッチ3による応答があった時のフィルター減衰度)を示しており、符号71は、測定している最中のポイントを示している。また、符号74に示す“☆”印は、被検者が応答スイッチ3を操作したときに表示されるものであり、符号72は、測定を中断するときに押すボタンを示す。
そして、図5の画面で指定されている8個全ての測定点につき測定が行われたと判断された場合には杆体測定プログラムは終了され、続いて、錐体測定プログラムが開始される(図8のS7〜S11参照)。具体的には、色フィルター・ターレット204が回転されてフィルターが610nmに変更され、視標輝度が初期値a0に設定され、ポイント数pは0に設定される(図8のS8参照)。そして、図8のステップS9では、図3に示す手順の視野測定が再度行われる。他の測定点についても同じ動作が行われてから測定が終了する(同図のS10,S11,S12参照)。
図7(b)は、錐体測定プログラムが実行されている間に表示されるモニター画面の一例を示す模式図である。画面中央部分に分散的に表示されている数字は、8つのそれぞれの測定点における閾値(応答スイッチ3による応答があった時のフィルター減衰度)を示している。2桁の数字しか示されていない点(つまり、中央よりやや左上の“62”が示された箇所や、左下の“65”が示された箇所や、中央の“61”や“63”が示された箇所)は、杆体の測定のみが終了し、錐体の測定は開始されていない点であり、これらの2桁の数字は、杆体の測定をして求まった閾値を示す。これに対し、4桁の数字が示されている点(つまり、中央部の“6155”や“6153”が示された点や、中央部よりやや右上の“6054”が示された点や、中央部よりやや右下の“6254”が示された点)は、最初の2桁が杆体の測定をして求まった閾値を示し、残りの2桁が錐体の測定をして求まった閾値を示す。
以上のように、杆体測定プログラム及び錐体測定プログラムの両方が終了すれば、モニター9の画面は、例えば図7(c)に示すようなものに切り替わり、全ての測定点について測定結果が表示される。なお、図中の符号76は、再検査を指示するためのボタンを示し、符号77は、プリンタなどへ出力を行うためのボタンを示し、符号78は、他眼の測定に移行するためのボタンを示し、符号79は、測定を終了させるためのボタンを示す。
図1は、本発明に係る視野計の構成の一例を示す模式図である。 図2は、本発明に係る視野計に使用される制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、視野測定方法の一例を示すフローチャート図である。 図4は、被検者の情報等を入力するためのモニター画面の一例を示す模式図である。 図5は、測定メニュー等を入力するためのモニター画面の一例を示す模式図である。 図6は、測定開始時に表示されるモニター画面の一例を示す模式図である。 図7(a) は、杆体測定プログラム実行中に表示されるモニター画面の一例を示す模式図であり、(b)は、錐体測定プログラム実行中に表示されるモニター画面の一例を示す模式図であり、(c) は、杆体測定プログラム及び錐体測定プログラム終了時に表示されるモニター画面の一例を示す模式図である。 図8は、杆体測定プログラム及び錐体測定プログラムが実行される様子を示すフローチャート図である。 図9は、従来の視野計の構造の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 視野計
2 視標表示手段
3 応答スイッチ(操作手段)
4 信号出力部
5 視野判定部
6 応答時間測定部
7 基準時間出力部
8 時間比較部
20 視標呈示部
20A 投影光学系
20B 投影部材
21 表示位置変更部
22 輝度設定部
A 視標

Claims (3)

  1. 被検者の視野中の様々な位置に所定の輝度で順次視標を表示することに基づき該被検者の視野を測定するようにした視野計において、
    被検者の視野中に視標を呈示する視標呈示部、該視標の表示位置を変更する表示位置変更部、及び該視標の輝度を設定する輝度設定部、からなる視標表示手段と、
    表示された視標を視認した被検者により操作される操作手段と、
    該操作手段が操作された場合に信号を出力する信号出力部と、
    該信号出力部から信号が出力された場合に被検者の視野を判定する視野判定部と、
    前記視標表示手段が視標を表示してから前記信号出力部が信号を出力するまでの応答時間を測定する応答時間測定部と、
    前記輝度設定部により視標の輝度を変更すべきか否かの判断基準となる基準時間を出力する基準時間出力部と、
    前記応答時間と前記基準時間とを比較する時間比較部と、
    を備え、
    前記輝度設定部は、前記応答時間が前記基準時間よりも短いと前記時間比較部が判断した場合に前記視標の輝度を第1所定量だけ暗くし、前記応答時間が前記基準時間よりも長いと前記時間比較部が判断した場合には前記視標の輝度を第2所定量だけ暗くする手段である、
    ことを特徴とする視野計。
  2. 前記第1所定量は前記第2所定量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の視野計。
  3. 前記視標呈示部は、視標を投影するための投影光学系と、該投影光学系により視標が投影される投影部材と、により構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の視野計。
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