JP3660138B2 - 動体視力検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼の動体視力を検査する動体視力検査装置に関する。
【0002】
【従来技術】
ランドルト環等の検査視標を遠方から所定の速度で被検眼に向かって移動し、視標を判読できたところで被検者が応答スイッチを押すことにより、そのときの視標位置に基づいて動体視力を測定する動体視力検査装置が知られている。
【0003】
この種の装置は、応答スイッチが押されると視標が消された後、被検者の口頭による視標判別の応答に対してその正誤を検査者が判断して動体視力を決定する手動測定のものが一般的であったが、被検者が判別できた視標種類(ランドルト環の切れ目方向)を被検者自身がレバーを倒す操作で応答し、その正誤を装置が判別して動体視力を決定する自動測定のものも提案されている。
【0004】
また、検査は通常、同一被検者に対して複数回の測定を行っており、手動測定によるものでは、被検者の口頭による応答の正誤を検者が判断した後、表示器に表示される視力値をカルテ等に記入することにより、正答が得られた測定回数の管理や各回の測定値を確認していた。
【0005】
また、自動測定の装置では、所定回数の測定が終了するとその測定結果がプリンタから印字出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来装置には次のような欠点があった。
【0007】
手動測定の装置を扱うには検査と装置の知識が多く必要であり、検査者が不慣れな場合には検査が行い難い。自動測定の装置でも被検者が高齢でレバー操作が困難な場合には、やはり検査が行い難い。
【0010】
本発明は、上記従来装置の欠点に鑑み、被検者がレバーを操作することが困難であり、検査者も検査に不慣れな場合であっても、支障なく検査を進めることができる装置を提供することを技術課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0014】
(1) 被検眼に呈示する検査視標を光学的に遠方から被検眼に向けて移動させる移動手段を持ち、被検者の応答結果を得て応答時の検査視標の位置に基づいて被検眼の動体視力を測定する動体視力検査装置において、検査視標を判読したことを被検者が入力スイッチに入力した入力信号に基づいて検査視標を非視認状態にする視標制御手段と、音声ガイド発生部により、被検者に対して判読した視標の方向を判読結果入力手段に入力するように指示し、入力された方向の正誤を判定し正答したときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるオート検査制御手段と、音声ガイド発生部により、被検者に対して判読した視標の方向を口頭するように指示し、検査者により判読結果入力手段に入力された方向の正誤を判定し正答したときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるセミオート検査制御手段と、該セミオート検査制御手段の制御により検査するセミオートモードとするか、前記オート検査制御手段の制御により検査するオートモードとするか、検査モードを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)記載の動体視力検査装置は、さらに検査者に表示器に表示された視標の方向と被検者が口頭でした判読した視標の方向と比較させ、検査者に正答か、誤答ないし判読不可かを結果入力手段に入力させ、正答と入力されたときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるマニュアル検査制御手段を有し、前記選択手段はマニュアル検査制御手段の制御により検査するマニュアルモードを選択可能とすることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施形態の装置の外観を示した図である。
【0024】
1は装置本体であり、2は被検者が装置内を覗き込み、後述する光学系により筐体内に呈示される検査視標を観察するための検査窓である。装置本体1の側面には、検査の種類(動体視力検査、静止視力検査)、検査方法、条件設定や誤解答入力などを行う操作パネル3が配置されている。
【0025】
装置本体1の下部の前側には被検者が操作する操作部が装置本体1の筐体と一体的に設けられている。4は動体視力検査時に呈示される検査視標(実施形態ではランドルト環視標を使用している)が判別できたときに押すための応答ボタンであり、応答ボタン4を押すとその時点で視標が停止し、消えるようになっている。また、静止視力検査時には視標の判別ができないときに使用する。応答ボタン4はジョイスティック5を挟んで左右に同じものが設けてあり、右利き、左利き等により被検者が操作しやすい方で応答できるようになっている。
【0026】
ジョイスティック5は被検者自身で検査を行う自動検査モード時に使用する。被検者が判別したランドルト環視標の切れ目方向と同じ方向にジョイスティック5を倒す(前後左右方向に倒す)ことで、応答を入力することができる。6は自動検査モード時に被検者自身で検査を始めるときに使用するスタートボタンであ、7は音声ガイドの音量を調節するための音量ツマミである。音声ガイドの声は装置本体1内部に配置されているスピーカ9によって発生する。
【0027】
8は検査結果を印字出力するプリンタである。100は開閉扉であり、その内部には視標の見かけ上の速度を変更することのできる速度切替スイッチが内蔵されており、20〜60km/hの間で10km/h毎に変更できるようになっている。普段は30km/hに設定されている。
【0028】
図2は装置の光学系と制御系の要部を示す図である。10は視標板11に設けられた視標を照明するための照明光源である。視標板11には4種類(上下左右に切れ目を持つ)のランドルト環視標が同心円上に配置されており、回転装置21の回転により視標を選択する。
【0029】
照明光源10の点灯により視標板11上の視標は照明され、視標板11からの視標光束はプリズム12によって反射し、レンズ群13を通りミラー14を反射してレンズ群15に向かう。レンズ群13、15はアフォーカル系にするために配置されており、レンズ群13からレンズ群15間の距離はレンズ群13の焦点距離とレンズ群15の焦点距離との和になっている。
【0030】
レンズ群15を通過した光束はプリズム16へ入射する。プリズム16は入射された光束を左右に分け、ミラー17Rとミラー17L(紙面の裏側方向にあり、図では省略している)により視標光束をそれぞれ反射させて被検者の左右の被検眼へ入射させる。
【0031】
また、プリズム12は移動装置22によって移動され、光学的に被検眼と視標との距離を見かけ上50m〜3mまで変更することが可能である。視標板11上の視標は、被検眼と視標との距離が50mのときに視力値1.6、30mのときに視力値1.0、3mのときに視力値0.1となるように設計されている。
【0032】
18は検査窓2に配置された保護ガラスであり、ミラー17R、17Lに合せて左右に1ずつ用意されている。また、片眼検査を行う際には、保護ガラス18の手前の光路上に図示無きシャッタが挿入されるようになっている。
【0033】
20は装置の制御部であり、パネル部3、検者用の操作部に設けられた応答ボタン4、ジョイスティック5が接続されている。制御部20は後述する検査モードの検査プログラムを持ち、検査モードの選択によって各スイッチ入力される信号により、照明光源10の点灯、回転装置21、移動装置22、音声ガイド発生部23の作動を制御する。また、制御部20には測定結果等を記憶するメモリ24、プリンタ8が接続されている。
【0034】
図3は操作パネル3のスイッチ構成を示す図である。30は検査モード選択スイッチである。検査モードには、音声ガイドに従って被検者自信がスイッチ操作を行うことで検査を進めることができる自動検査モードと、検者が各スイッチ操作で検査を進める手動検査モードと、検査手順の指示や条件設定は装置が行い、被検者の応答のみを検者が入力することで検査を進める半自動検査モードの3種類がある。半自動検査モードは、被検者が高齢者で音声ガイドに従ったジョイスティック操作が困難であり、検者も検査に不慣れな場合に効果的である。
【0035】
31は検査する対象の被検眼(左、右、両眼)の選択を行う選択スイッチ、32は静止視力検査を選択及び開始するためのスイッチである。33は静止視力を検査する際に視力値の選択を行うための視力値スイッチであり、視力値0.1から1.6まで16段階に選択可能となっている。選択した視力値は表示器33aに表示される。35は視標スイッチ部で、ランドルト環視標の切れ目方向を上下左右の4方向で入力する4つのスイッチが設けられている。また、呈示された視標の種類は4つのスイッチに対応して設けられたランプ35aの点灯により知ることができるようになっている。「×」スイッチ36は、手動検査モード時には1回前の検査状態に戻すための入力用として機能し、半自動検査モード時には判読不能の入力用として機能する(これらの詳細は後述する)。
【0036】
34は動体視力検査を選択、開始するスイッチである。37は動体視力検査状態を示すスイッチ表示部で、検査回数を表示するためのランプ37a、動体視力値が表示される表示器37b、検査回数の数字が描かれたスイッチ37c(機能については後述する)、動体視力検査のデータを消去するクリアスイッチ37dが設けられている。38は印刷スイッチである。
以上のような構成を持つ装置において、その動作を各検査モード毎に説明する。
【0037】
<手動検査モード>
スイッチ30を使用して手動検査モードを設定する。このモードでは装置の操作を検者が行い、静止視力検査と動体視力検査を個別に選択する。
【0038】
(a)静止視力検査
被検者には測定窓2から装置内部を覗き込むように指示し、検査する眼をスイッチ31で選択する。静止視力スイッチ32で静止視力の検査を選択したら、視力値スイッチ33の操作により視力値を選び、また、視標スイッチ部35の4つの視標スイッチにより視標の方向(種類)を選択する。制御部20は視標板11を回転させて選択された視標を光路上に置くとともに、照明光源10により照明される視標の光学的距離が指示された視力値に相当するようにプリズム12を移動させる。
【0039】
検者は、この状態で被検者に視標の切れ目方向が判別できるか尋ねながら検査を進める。視力値と視標の種類を変えながら検査を行い、同一視力値視標で3個中2個以上の正答が得られれば、その視力があるものとする。
【0040】
(b)動体視力検査
動体視力スイッチ34が押されると、制御部20は視標距離を50m(視力1.6)になるようにプリズム12を動かした後、見かけ上30km/hの速度で被検眼に向かって視標が近づいてくるようにプリズム12の移動制御を行う。視標種類は制御部20によりランダムに決定されており、その種類はランプ35aの点灯により確認できる。
【0041】
被検者は向かってくる視標を観察しながら視標の判別ができたところで、応答ボタン4を押す。応答ボタン4が押されると制御部20は直ちにプリズム12の移動を止めると共に、照明光源10を消灯して視標を見えなくする。表示器37bにはこのときの視力値が表示され、1回目のランプ37aが点灯する。被検者には応答ボタン4を押した後、口頭にてランドルト環視標の切れ目方向を答えてもらう。検者は、被検者が答えた方向と選択ランプ35aが点灯している視標方向を確認する。正答であればスイッチ34を押して2回目の検査に移る。メモリ24には1回目の結果が記憶される。被検者の応答が誤答である場合や判読できないと答えた場合には、「×」スイッチ36を押して誤解答をチェックする。スイッチ36が押されると、表示器37bに表示された測定値はメモリ24には記憶されずに、もう一度、同回目の検査を行うことができるようになる。
【0042】
このようにして検査を進めていき、5回目の検査が終了すると、正答したものだけの集計を取りその平均値が自動的に表示器37bに表示される。5個のランプ37aは全てが点滅し、検者はこれにより5回の検査が終了したことを知ることができる。表示器37bが平均値の表示に切換わった後も、「×」スイッチ36を押すと5回目を示すランプ37aが消え、5回目の再測定が可能になる(一つ前の検査状態に戻る)。
【0043】
また、5回の検査が終了してランプ37aの点灯が点滅に切換わった後に、数字が描かれたスイッチ37cを押すことにより、各回の測定結果の再確認を行うことができる。スイッチ37cを押すたびに、5つのランプ37aの点灯位置が1回目〜5回目の位置に順次変わり、表示器37aには各回の決定された動体視力値が表示される。
【0044】
なお、このような動体視力検査を行う場合、被検者は検査に不慣れであるので、練習として予備検査を行う方が良い。予備検査は上記と同様に2回程度行うが、練習が終了したらクリアスイッチ37dを押してその動体視力データを消去しておく。
【0045】
動体視力検査までの検査が終了したら、印刷スイッチ38を押してプリンタ8より測定結果をプリントアウトする。図4はその出力例であり、検査結果欄51には、静止視力、動体視力の平均値の他、各回毎の動体視力値が印字されている。また、プリントフォーマットには指導内容欄51が設けられており、この中には欄51aに例示されているように、動体視力検査の結果からその視力値に相当する年齢が示されるようになっている。この動体視力値に対応した年齢は、図5に示した対応テーブルがメモリ24に予め記憶されており、これから呼び出されて表示される。なお、図5に示した動体視力値に対応した年齢については、多数の被検者の検査統計データに基づいて定められている。また、指導内容欄51には、欄51bに例示されるように、動体視力の5段階評価値に対するより詳しい指導文が示される。
【0046】
このようにプリント出力の内容には、視力値の数値表示の他、動体視力値に関連付けられた年齢が示されるので、被検者に自己の動体視の能力を理解させやすくなる。
【0047】
<自動検査モード>
スイッチ30により自動検査モードに設定しておく。このモードでは、静止視力検査と動体視力検査が順に行われようにプログラムされている。
【0048】
自動検査モードが選択されると制御部20は視力0.1の視標を呈示するようにプリズム12を移動しておく。被検者は検査窓2に眼を位置させ、スタートボタン6を押して検査を開始する。制御部20は音声ガイド発生部23を使用してスピーカ9から被検者に対して音声による検査手順を指示する。装置は被検者の検査準備ができたかを確認するため、音声ガイドにより視標(視力0.1)が見えたらジョイスティック5を倒すよう指示する。被検者がジョイスティック5を倒すと、制御部20はまず静止視力検査のプログラムを実行する。
【0049】
制御部20は視標視力が0.5になるようにプリズム12を移動させ、音声ガイドにより、視標方向が判別できたらジョイスティック5をその方向に倒すように指示する。また視標方向が判別できないときには応答ボタン4を押すように指示する。
【0050】
被検者は視標の判別についてジョイスティック5若しくは応答ボタン4で応答する。ジョイスティック5を倒した方向が正しければ、制御部20は視標視力を一段階上げる(0.6)。また、判別できない場合、若しくは間違っていた場合には視標視力を一段階下げる(0.4)。一段階上げて判別できなくなった場合には視力値を見えていた段階まで戻し、さらに視標方向を変えて検査を続ける。制御部20は、同一視力視標で2回以上正答があれば、その視力があるものとする。
【0051】
静止視力検査が終了すると動体視力検査のプログラムが実行される。動体視力検査は被検者に操作を慣れてもらうための練習の検査を2回行った後、本検査に移る。制御部20は音声ガイドにて本検査を5回正答するまで行うことを被検者に伝えると共に、視標の方向が判別できたら応答ボタン4を押すように指示する。
【0052】
音声ガイドによる指示後、制御部20は手動検査時と同様にプリズム12を移動させ、被検眼に視標を近づけていく。被検者が視標方向を判別し、応答ボタン4を押すと、制御部20は視標を止める(プリズムの移動を止める)と同時に照明光源10を消し、視標を見えなくする。その後、音声ガイドにて視標の方向へジョイスティック5を倒すよう被検者に指示する。被検者はまず視標が判別できたことを応答ボタン4にて応答した後、次に余裕を持ってジョイスティック5でその判別した視標の方向(種類)を応答できる。視標の移動は初めの応答ボタン4の入力信号により既に停止しているので、被検者によるジョイスティック5の操作反応が遅れたり、操作に手間取っても検査結果への影響がない。また、視標の方向については後で答えれば良いので、被検者への精神的な負担も少ない。このため、ジョイスティック5の操作で視標の判別と方向の応答を同時に行う場合に比べて、より正確な検査結果が得られることになる。
【0053】
制御部20はジョイスティック5からの視標判別の応答信号が入力されると、呈示視標に対するその正誤を判断し、正答ならば応答ボタン4の入力信号により得られる動体視力値を測定結果として決定し、この値を目盛り24に記憶して次の回の検査を同様に進める。誤答ならば、得られた動体視力値はメモリ24に記憶されず、同回目の検査を行う。
【0054】
このようにして、正答が合計5回になると音声ガイドにより終了が伝えられ、プリンタ8から検査データが自動的にプリントアウトされる。
【0055】
<半自動検査>
スイッチ30を使用して半自動検査モードに設定する。このモードでは、視標方向の判別の応答については被検者がジョイスティック5操作を行わず、検者が被検者の口頭による回答通りに視標スイッチ部35又は「×」スイッチ36を操作するだけで、静止視力検査及び動体視力検査がそれぞれ自動的に進行するようにプログラムされている。以下、このモードにおける動体視力検査について説明する。
【0056】
検査者が動体視力スイッチ34を押すと動体視力検査のプログラムがスタートする。自動検査モードと同様に、練習の動体視力検査を2回終了後、制御部20は音声ガイドにて本検査を5回正答するまで行うことを被検者に伝える共に、視標の方向が判別できた時点で応答ボタン4を押すように指示する。音声ガイドによる指示後、プリズム12を移動させ、被検眼に視標を近づけていく。被検者が応答ボタン4を押すと、視標が止まると同時に視標の照明が消える。音声ガイドにより「方向は?」とアナウンスされるので、被検者には口頭で方向を答えてもらう。検者はその応答通りに視標スイッチ部35のスイッチを入力する。制御部20は呈示視標に対する入力方向の正誤を判断し、正答ならば視標の停止位置で求められる動体視力値を測定結果としてメモリ24に記憶し、2回目の検査に移る。誤答ならば同回目の検査が行われる。
ここで、被検者は応答ボタン4を押したにも拘わらず(誤って応答ボタン4を押すこともある)、視標の方向を答えられないことがよくある(高齢者にこの傾向が強い)。この場合、検者は視標スイッチ部35のスイッチを使用することができないので、「×」スイッチ36を押して判読不能の旨を入力する。「×」スイッチ36の入力があると、制御部20はミスとしてカウントし、再度、同回目の検査を行う。このように判読不能の回答が返ってきた場合でも、「×」スイッチ36を使用することにより、検査プログラムを支障なく進めることができる。
【0057】
検査は5回の正答が得られると、音声ガイドにより「検査は終了です」とアナウンスされるので、検者は印刷スイッチ38を押して測定結果をプリントアウトする。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、手動検査及び自動検査だけでは検査が行い難い場合に、半自動検査モードを使用することにより検査を支障なく効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の外観を示す図である。
【図2】光学系と制御系を示す図である。
【図3】操作パネルの詳細を示す図である。
【図4】プリントアウトの例を示す図である。
【図5】動体視力値に対応した年齢のテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
3 操作パネル
4 応答ボタン
5 ジョイスティック
8 プリンタ
11 視標板
12 プリズム
20 制御部
24 メモリ
30 検査モード選択スイッチ
35 視標スイッチ部
36 「×」スイッチ
37a ランプ
37b 表示器
Claims (2)
- 被検眼に呈示する検査視標を光学的に遠方から被検眼に向けて移動させる移動手段を持ち、被検者の応答結果を得て応答時の検査視標の位置に基づいて被検眼の動体視力を測定する動体視力検査装置において、検査視標を判読したことを被検者が入力スイッチに入力した入力信号に基づいて検査視標を非視認状態にする視標制御手段と、音声ガイド発生部により、被検者に対して判読した視標の方向を判読結果入力手段に入力するように指示し、入力された方向の正誤を判定し正答したときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるオート検査制御手段と、音声ガイド発生部により、被検者に対して判読した視標の方向を口頭するように指示し、検査者により判読結果入力手段に入力された方向の正誤を判定し正答したときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるセミオート検査制御手段と、該セミオート検査制御手段の制御により検査するセミオートモードとするか、前記オート検査制御手段の制御により検査するオートモードとするか、検査モードを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする動体視力検査装置。
- 請求項1記載の動体視力検査装置は、さらに検査者に表示器に表示された視標の方向と被検者が口頭でした判読した視標の方向と比較させ、検査者に正答か、誤答ないし判読不可かを結果入力手段に入力させ、正答と入力されたときの検査視標の位置に基づいて動体視力を求めるマニュアル検査制御手段を有し、前記選択手段はマニュアル検査制御手段の制御により検査するマニュアルモードを選択可能とすることを特徴とする動体視力検査装置。
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