JP4732885B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、デジパチなどと称されるパチンコ機などの遊技機に係り、特に、遊技盤に設けられた液晶ディスプレイなどに所定の演出図柄を所定の変動パターンで変動表示するようにした遊技機に関するものである。
一般に、デジパチなどと称される従来のパチンコ機の多くには、図柄の変動時間を短縮して「大当たり」の抽選機会を増やしたいわゆる「時短機能」や、次回の大当たりの確率を通常の「大当たり」の確率に比べて大幅に高めたいわゆる「確変機能」などが搭載されており、最初の「大当たり」終了後、連続して次の「大当たり」を誘発させやすくすることで遊技性を大幅に高めるようになっている。
一方、このような「時短機能」や「確変機能」などを搭載した従来のパチンコ機では、「大当たり」が連続し易く短時間で大量の賞球が払い出される傾向にあることから、その分、通常時の「大当たり」の確率が低く設定されており(例えば、約1/400)、その結果、例えば1000回以上連続して抽選(変動)が行われても次の「大当たり」に当選しないといったいわゆる「ハマリ状態」に陥ることがしばしばある。
そのため、従来のデジパチ式のパチンコ機では、このような「ハマリ状態」などにおける遊技者の退屈感や演出のマンネリ感を解消するため、演出図柄の変動パターンやリーチアクションなどの数を増やしたり、さらに以下の特許文献1などに示すように、「ミッションモード(演出)」などと称される通常の演出モードとは異なる特殊な演出モードを用意し、通常の演出モードからこの「ミッションモード」へ一定時間(例えば5分)切り替え表示することで演出のバリエーションを増やしている。
すなわち、この特許文献1に示すような「ミッションモード」などと称される特殊な演出は、例えば、演出図柄を変動表示するための液晶ディスプレイ上に「図柄「1」でリーチをかけろ」といった内容の指令(ミッション)を表示した後、「0」〜「9」までの数字などからなる複数の演出図柄のうち、その「ミッション」で指定された図柄と同じ演出図柄でリーチ状態になった場合(例えば、「1」「1」「×(変動中)」)に、すべての演出図柄が同じ演出図柄で揃った場合と同様に「大当たり確定」とみなすものであり、これによって演出のバリエーションを増やして「ハマリ状態」時などにおける退屈感や演出のマンネリ感を解消するようにしている。
なお、この特許文献1に示すような、「ミッションモード」などと称される特殊な演出は、前述したような「時短機能」や「確変機能」などのように遊技者にとって実質的に有利な状態を示すものというよりは、演出図柄の変動パターンやリーチアクションなどと同様に遊技性を盛り上げるための単なる演出の1つである場合が多い。従って、通常演出モード時と同じように実際に各変動ごとに行われる大当たり抽選に当選しなければ、そのミッションに成功したような演出、すなわち「大当たり」演出などは表示されない場合が多い。
特開2005−168876号公報
ところで、この特許文献1に示すような、「ミッションモード」中における各演出図柄の選択比率は、通常演出モードと同様にいずれも同じ比率となっている。すなわち、例えば、前記の例のように「図柄「1」でリーチをかけろ」といった内容の指令(ミッション)が表示された場合でも、「0」〜「9」までの数字などからなる各演出図柄の選択比率はいずれも「1/10」ということになる。
このため、いわゆる「確率のゆらぎ」によっては、この「ミッションモード」中に指定された演出図柄が全く選択されずに、「ミッションモード」の演出効果を損なってしまうといったケースが考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、「ミッションモード」などと称される特殊な演出モード中における指定演出図柄の発生確率を高くすることができる新規な遊技機を提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1の遊技機は、始動口への遊技球の入賞を契機として特賞状態を生起させるか否かを決定する特賞抽選を実行する特賞抽選手段と、前記特賞抽選が実行された場合に、複数の演出図柄を変動表示させた後に、複数の演出図柄を所定の順序で停止させて、当該特賞抽選の結果に応じた組み合わせにより複数の演出図柄を停止表示させる抽選結果表示を実行する抽選結果表示制御手段と、前記特賞抽選の実行に応じて、特殊演出が実行される特殊演出モードを生起させるか否かを決定する演出モード抽選を実行する演出モード抽選手段と、前記演出モード抽選により前記特殊演出モードを生起させることが決定された場合に、当該特殊演出モードを生起させる特殊演出モード制御手段と、を備える遊技機であって、前記演出図柄として、複数種類の演出図柄を有し、前記特殊演出モード制御手段は、前記特殊演出として、当該特殊演出モードの生起中に実行される前記抽選結果表示において、前記複数種類の演出図柄のうち所定種類の演出図柄によりリーチ状態を形成することを指示する指示表示を行うとともに、当該特殊演出モードの生起中に前記特賞状態を生起させることが決定された場合に、前記指示表示に係る指示を達成させるように前記所定種類の演出図柄によりリーチ状態を形成し、前記抽選結果表示制御手段は、前記特殊演出モードの生起中に実行される前記抽選結果表示において、前記所定の順序で停止される複数の図柄のうち最初に停止される演出図柄として前記所定種類の演出図柄が選択される確率を、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高く設定することを特徴とするものである。
これによって特殊演出モードが生起されたときに、最初に停止される演出図柄として指示表示がリーチ状態の形成を指示する所定種類の演出図柄が選択される確率を、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高くすることが可能となるため、「ミッションモード」などと称される特殊な演出モードが目的とする本来の演出効果を十分に発揮することができる。
また、請求項2の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記指示表示に係る前記演出図柄の種類のそれぞれに対応する演出図柄選択抽選テーブルを有し、前記特殊演出モード制御手段は、前記演出モード抽選により前記特殊演出モードを生起させることが決定された場合に、前記指示表示に係る前記演出図柄の種類を決定し、前記抽選結果表示制御手段は、前記特殊演出モード制御手段により決定された前記指示表示に係る前記演出図柄の種類に対応する前記演出図柄選択抽選テーブルに基づいて、前記最初に停止される演出図柄を選択し、それぞれの前記演出図柄選択抽選テーブルでは、前記最初に停止される演出図柄として当該演出図柄選択抽選テーブルに対応する種類の演出図柄が選択される確率が、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高く設定されていることを特徴とするものである。
このように数の演出図柄選択抽選テーブルを用い、これら各演出図柄選択抽選テーブルに従って最初に停止される演出図柄を選択することによってこれらの演出図柄選択抽選テーブルの内容を書き換えるだけで容易にその選択確率を設定および変更することができる。
また、請求項3の遊技機は、請求項1または2に記載の遊技機において、前記特殊演出モード制御手段は、前記特殊演出モードを生起させてから予め設定された時間が経過したことに応じて、当該特殊演出モードを終了させることを特徴とするものである
以上要するに本発明によれば「ミッションモード」などと称される特殊演出モードが生起されたときに、最初に停止される演出図柄として指示表示がリーチ状態の形成を指示する所定種類の演出図柄が選択される確率を、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高くすることができる。
これによって、前述したように「ミッションモード」中にその「ミッションモード」が目的とする本来の演出効果を十分に発揮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1および図2は、本発明に係る遊技機100の実施の一形態を示した正面図である。
図示するようにこの遊技機100は、いわゆるデジパチなどと称されるパチンコ機であり、縦長矩形状をした外枠10とヒンジ機構12により蝶着された内枠14の正面上部には、開閉自在なガラス枠ユニット16で覆われた遊技盤18が設けられている。
そして、この遊技盤18とガラス枠ユニット16の間には案内レール24で区画された円形状の空間である遊技領域20が形成されており、発射装置(発射ハンドル)22から案内レール24を介して遊技領域20内上部に打ち込まれた遊技球がその自重によって遊技領域20内を落下し、その一部が遊技盤18底部に設けられたアウト口26から遊技領域20外(遊技盤18後方)へ排出されると共に、他の一部がその遊技盤18に形成された各種入賞口に入賞することでその入賞球数に応じた数の賞球(1個〜15個)が遊技領域20の下部に設けられた受皿ユニット28側へ次々と払い出されるようになっている。
また、図2に示すようにこの遊技盤18の中央部には液晶ディスプレイなどからなる大型の演出図柄表示器30が設けられており、その下部に設けられた始動用入賞口34へ遊技球が入賞したときに行われる特賞の抽選結果(いわゆる「大当たり」や「ハズレ」など)などに対応する演出図柄の組み合わせなどを所定の変動パターンなどと共に変動表示するようになっている。
また、この始動用入賞口34は電動チューリップから形成されており、前記案内レール24近傍の普通図柄始動口32を遊技球が通過する際に行われる普通図柄の抽選結果に応じて開閉動作して遊技球の入賞確率をコントロールできるようになっている。
また、この始動用入賞口34の下部には、前方に開閉する開閉蓋36で塞がれた大入賞口38が形成されており、この始動用入賞口34への遊技球の入賞を契機に行われた特賞の抽選で当選したときに、その開閉蓋36を所定時間、所定回数、開閉動作を繰り返すことで遊技領域20内を落下する遊技球を大量に捕捉して入賞させるようになっている。
また、図1に示すようにこのガラス枠ユニット16の周囲には、電球やLEDなどからなる様々な色彩の表示ランプ(表示灯)40が設けられており、遊技中の演出や機器の状態(例えば、機器のエラーやガラス枠ユニット16などの開閉状態)などとリンクして点灯または点滅するようになっている。
さらに、このガラス枠ユニット16の左上角部および右上角部や受皿ユニット28の下部左右には、それぞれスピーカ42、42、42、42が設けられており、遊技中の効果音やエラー音などを高音質で発するようになっている。
また、この遊技盤18の下方に設けられた受皿ユニット28は、遊技者側に突出しており、図示しない貸玉装置から供給された遊技球や払い出された賞球を一時的に保留すると共に、保留した遊技球を発射装置22に順次供給するようになっている。
また、図1中44は、図示しない貸玉装置から遊技球を供給するための操作ボタン44(玉貸ボタンおよびカード返却ボタン)、46は、演出図柄表示器30に表示される演出内容などに関して遊技者が関与するための演出ボタン、図2中、48は一般入賞口、50は始動用入賞口34の開閉動作の抽選結果を示す普通図柄表示部、52は特賞抽選結果に応じた数値などを表示すべく7セグメントLEDなどからなる特別図柄表示部、54は始動用入賞口26への始動入賞球数を示す保留ランプ、56はこの遊技盤18を内枠14側に対して脱着するための取付部である。
次に、図3はこのような構成をした本発明の遊技機100の制御系の構成を示すブロック図である。
図示するように本発明の遊技機100の制御系の構成は、遊技球の入賞の検出や特賞の抽選などといったメインの制御を行う主制御基板200と、この主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて各種演出などに関する制御を実施する複合サブ制御基板300と、同じく主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に賞球の払い出しに関する制御を実施する賞球払出制御基板400と、特別図柄を表示する特別図柄表示器52を制御する特別図柄表示基板500と、普通図柄を表示する普通図柄表示器50や電動チューリップなどを制御する普通図柄表示基板600と、特賞状態などに大入賞口38を開閉動する大入賞口ソレノイド700と、これら各基板などに電源を供給する電源部800とから主に構成されている。
先ず、この主制御基板200は、CPU(中央演算処理装置)210、RAM(主記憶装置)220、ROM(読出用記憶装置)230、タイマ240、入力ポート250、出力ポート260などをバス270で接続してなるマイクロコンピュータから構成されており、CPU210がROM220に書き込まれた主制御用プログラムと入力ポート250から入力される各種情報に基づいて所定の処理を実施し、その処理結果に応じた制御信号を司令用の制御コマンドを介して出力ポート260から複合サブ基板300や賞球払出制御基板400などへ出力するようになっている。
そして、この入力ポート250には、前述した始動用入賞口34への遊技球の入賞を検出する始動口入賞検出器(スイッチ)251や前述した大入賞口38への遊技球の入賞を検出する大入賞口入賞検出器(スイッチ)252、一般入賞口48や普通図柄始動入賞口35などへの入賞を検出する各種入賞口検出器(スイッチ)253、発射装置22の操作や賞球の不足状態などを検出するための各種検出器254が接続されており、これら各検出器251、252、253、254で検出された信号がこの入力ポート250を介して主制御基板200側に適宜入力されるようになっている。
次に、複合サブ制御基板300は、図4に示すように制御コマンド受信部301と、制御コマンド解析部302と、制御コマンド送信部303と、演出図柄選択部304と、演出モード移行抽選部305と、演出図柄指定部306と、テーブル選択部307と、演出図柄選択比率テーブル900とから主に構成されており、後に詳述するように、主制御基板200側から送信される制御コマンドに基づいて電飾制御基板310や演出図柄表示基板320、スピーカ42などに対してそれぞれの制御コマンドや音声信号などを送信して主に演出に関する制御を複合的に制御するようになっている。
すなわち、制御コマンド受信部301は、主制御基板200側から送信される制御コマンドの有無を監視すると共に制御コマンドが送信されてきたときはこれを受信する機能を主に提供するようになっており、また、制御コマンド解析部302は、この制御コマンド受信部301で受信した制御コマンドの内容や種類を解析して制御コマンド送信部303などへ中継する機能を主に提供するようになっている。そして、制御コマンド送信部303は、制御コマンド解析部302や演出図柄選択部304、演出モード移行抽選部305、演出図柄指定部306などから送られてきた所定の制御コマンドをそのままあるいは音声信号などに変換して各制御コマンドごとに設定されている所定の基板側へ送信する機能を主に提供するようになっている。すなわち、演出図柄などに関する変動パターンコマンドは、演出図柄表示基板320側に、また、電飾に関するコマンドは電飾制御基板310側に、音声などに関するコマンドは所定の音声信号に変換されてスピーカ42などへ送信するように制御するようになっている。
図5および図6は、この主制御基板200と複合サブ制御基板300と演出図柄表示基板320などとの間で送受信される各種制御コマンドのうち、複合サブ制御基板300から演出図柄表示基板320へ送信される制御コマンドの一例を示したものである。
この制御コマンドは、図5に示すように、通常コマンドの分類(機能)を識別するための識別子である1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とから構成されており、例えば、コマンドが「演出図柄指定」に関するコマンドである「B1H01H」であれば、全段の「B1H」が制御コマンドの分類(演出図柄)を識別するための識別子であり、後段の「01H」が実行される制御コマンドの内容(指定演出図柄)であることを示している。
また、このような制御コマンド「B1H01H」を演出図柄表示基板320に対して送信するにあたり、この複合サブ制御基板300では、図6に示すように、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機として最初にモードデータが出力され、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機として次のイベントデータが出力されることになる。
そして、このような制御コマンドを受信した演出図柄表示基板320など(のCPU)では、そのストローブ信号(DUSTB)の入力に応じて割り込みを発生させ、その割込み処理によってその制御コマンドが実行されるようになっている。
次に、図4に示す演出図柄選択部304は、主制御基板200から送られる制御コマンドのうち演出図柄の変動パターンに関する変動パターンコマンドを受信するごとに、そのコマンドに対応する具体的な演出図柄を、図7〜図13に示すような各演出モードごとに予め選択抽選比率が設定された演出図柄選択比率テーブル900A〜Fに応じて選択抽選するようになっている。
すなわち、図7の演出図柄選択比率テーブル900Aは、通常演出モード時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、「0」〜「9」までの数字からなる10個の演出図柄のそれぞれの選択抽選比率を予め規定したデータ構造となっている。そして、この例に示す演出図柄選択比率テーブル900Aの場合は、「0」〜「9」までのすべての演出図柄は、それぞれいずれも同じ確率(1/10)で選択抽選されるように規定されている。
一方、図8の演出図柄選択比率テーブル900Bは、「0」または「1」を指定図柄とするミッションモード(特殊演出モード)時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、同じく「0」〜「9」までの数字からなる10個の演出図柄のそれぞれの選択抽選比率を予め規定したデータ構造となっている。そして、この例に示す演出図柄選択比率テーブル900Bの場合は、「0」または「1」の演出図柄の選択比率が他の演出図柄の選択比率(5/100)に比べて4倍程度高く(20/100)なっており、さらに、この演出図柄「0」または「1」近傍の演出図柄、すなわち、「9」と「3」の選択抽選比率も同様に他の演出図柄の選択比率に比べて3倍程度高く(15/100)なるように規定されている。従って、この演出図柄選択比率テーブル900Bの参照時には、「0」または「1」およびその近傍の演出図柄(「9」、「3」)が、他の演出図柄に比べて高い確率で選択されやすくなっている。
また、図9の演出図柄選択比率テーブル900Cは、「2」または「3」を指定図柄とするミッションモード(特殊演出モード)時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、同じく「2」または「3」およびその近傍の演出図柄(「1」、「4」)の選択比率が他の演出図柄の選択比率(5/100)に比べて3〜4倍程度高く(15〜20/100)なるように規定されている。従って、この演出図柄選択比率テーブル900Cの参照時には、「2」または「3」およびその近傍の演出図柄(「1」、「4」)が、他の演出図柄に比べて高い確率で選択されやすくなっている。
また、図10の演出図柄選択比率テーブル900Dは、「4」または「5」を指定図柄とするミッションモード(特殊演出モード)時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、同じく「4」または「5」およびその近傍の演出図柄(「3」、「6」)の選択比率が他の演出図柄の選択比率(5/100)に比べて3〜4倍程度高く(15〜20/100)なるように規定されている。従って、この演出図柄選択比率テーブル900Dの参照時には、「4」または「5」およびその近傍の演出図柄(「3」、「6」)が他の演出図柄に比べて高い確率で選択されやすくなっている。
また、図11の演出図柄選択比率テーブル900Eは、「6」または「7」を指定図柄とするミッションモード(特殊演出モード)時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、同じく「6」または「7」およびその近傍の演出図柄(「5」、「8」)の選択比率が他の演出図柄の選択比率(5/100)に比べて3〜4倍程度高く(15〜20/100)なるように規定されている。従って、この図柄選択比率テーブル900Eの参照時には、「6」または「7」およびその近傍の演出図柄(「5」、「8」)が他の演出図柄に比べて高い確率で選択されやすくなっている。
また、図12の演出図柄選択比率テーブル900Fは、「8」または「9」を指定図柄とするミッションモード(特殊演出モード)時に参照される演出図柄選択比率テーブル900の一例を示したものであり、同じく「8」または「9」およびその近傍の演出図柄(「7」、「0」)の選択比率が他の演出図柄の選択比率(5/100)に比べて3〜4倍程度高く(15〜20/100)なるように規定されている。従って、この図柄選択比率テーブル900Fの参照時には、「8」または「9」およびその近傍の演出図柄(「7」、「0」)が他の演出図柄に比べて高い確率で選択されやすくなっている。
次に、図4に示す演出モード移行抽選部305は、前記演出図柄表示器30で表示される演出モードを、通常演出モードから特殊演出モード(以下、適宜「ミッションモード」という)への移行抽選などに関する処理を行うようになっている。
図13は、この演出モード移行抽選部304における演出モード移行抽選処理の流れの一例を示したフローチャート図である。
図示するように、先ず最初のステップS100において、主制御基板100側から送られてくる制御コマンドのうち、前記演出図柄表示器30の画面上で変動表示される演出図柄に関する演出図柄変動コマンドを受信したか否かを判断し、受信していないと判断したとき(No)は、次の変動コマンドが送られてくるまでそのまま待機することになるが、受信したと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行して現在の演出モードが「ミッションモード」であるか否かを判断する。
この判断処理の結果、現在の演出モードが「ミッションモード」である(ミッションモード中)と判断したとき(Yes)は、最初のステップS100に戻ることになるが、現在の演出モードが「ミッションモード」でないと判断したとき(No)は、現在の演出モードは通常演出モードであるから、次のステップS104に移行して通常演出モードから「ミッションモード」への移行抽選を行ってから次のステップS106に移行する。
ここで、この「ミッションモード」への移行確率は予め設定されており、その具体的な確率は特に限定するものではないが、あまりに頻繁に「ミッションモード」に突入(移行)すると却って煩わしい演出となり、また、その反対に全く突入しないとこの「ミッションモード」という特殊な演出モードが無駄になってしまうことから、例えば、大当たりの確率が「1/400」程度であれば、その確率の半分から10倍の「1/200」〜「1/40」程度の確率で移行することが好ましい。
次にステップS106では、先のステップS104における抽選の結果、「ミッションモード」へ当選したか否かを判断し、当選していないと判断したとき(No)は、最初のステップS100まで戻ることになるが、当選したと判断したとき(Yes)は、次のステップS108に移行して、その「ミッションモード」に滞在(移行)している時間(例えば、「1〜5分」の選択肢があったとすると「3分」など」)を決定する抽選を行ってから次のステップS110に移行し、演出図柄表示基板320に対してミッションモード移行する旨のコマンド(ミッションモード移行コマンド)を送信する。
そして、このようにしてミッションモード移行コマンドを送信したならば、次のステップS112に移行して先のステップS110におけるミッションモード移行コマンド送信開始からの時間を計測し、所定時間すなわち前記ステップS108で抽選されたモード移行時間が経過したか否かを判断し、経過していないと判断したとき(No)は、そのまま待機することになるが、所定時間が経過したと判断したとき(Yes)は、最後のステップS114に移行して前記演出図柄表示基板320に対して通常の演出モードに移行する旨のコマンド(通常演出モード移行コマンド)を送信して最初のステップS100に戻るような処理を繰り返すようになっている。
なお、この「ミッションモード」の移行時間が一律に決まっている場合(例えば、「3分」)は、このステップS108以降の処理は不要となる。
ここで、本実施の形態でいう「通常演出モード」とは、例えば、図14および図15に示すように従来のデジパチ式のパチンコ機における演出図柄表示器30の画面上に変動表示される演出図柄の演出パターンと同様な状態をいい、また、「特殊演出モード(ミッションモード)」とは、演出図柄表示器30の画面上に変動表示される演出図柄やその組み合わせなどを指定するメッセージ(ミッション)とその移行時間などをその演出図柄表示器30の画面上に表示し、所定時間内に指定された演出図柄が演出図柄表示器30上に表示された場合に、「大当たり」とみなすような演出をいう。
すなわち、先ず、図14は、この「通常演出モード」時における、「ハズレ」時の変動パターンの一例を示したものである。
図示するように、この「通常演出モード」時における「ハズレ」時の変動パターンは、演出図柄表示器30の画面上に3つの前停止演出図柄(「456」)が停止して表示された状態(1)から次の抽選が行われると、これら3つの前停止演出図柄(「456」)がそれぞれ下方に移動するように変動開始し(2)、所定時間経過後、先ず最初に左側の第1演出図柄「6」が停止(3)してからこれに遅れて次に右側の第2演出図柄「6」が停止(4)し、最後に中央の第3演出図柄「5」が停止(5)することで、その抽選が「ハズレ」であることを3つの演出図柄の組み合わせによって表示するようになっている。そして、この(5)の状態からさらに次の抽選が行われると、再び(2)の状態に戻って再度同様な変動パターンで演出図柄を次々と停止してその抽選結果を演出図柄の組み合わせとして表示するものである。
また、図15は、この「通常演出モード」時における、「大当たり」時の変動パターンのうち、いわゆるリーチアクションを伴う変動パターンの一例を示したものである。
図示するように、前停止演出図柄(1)から第2演出図柄停止(4)までは、「ハズレ」時の変動パターンと同様であるが、この第1演出図柄と第2演出図柄が同じ演出図柄で揃った場合には、同図(5)に示すように、第1演出図柄と第2演出図柄が小さく変形して中央の第3演出図柄が強調されるように表示された後、同図(6)から(10)に示すように、中央の第3演出図柄が縦に分割するような態様で次々と別の演出図柄に変化していく。
そして、同図(11)の左側の画面に示すように、中央の第3演出図柄が最終的に第1演出図柄および第2演出図柄と同じ演出図柄で停止した場合は、「大当たり」が確定して以後大当たりの変動パターンが開始するが、これとは反対に同図(11)の右側の画面に示すように中央の第3演出図柄が最終的に第1演出図柄および第2演出図柄と同じ演出図柄で停止した場合は、「ハズレ」が確定して次の変動パターンへ移行するものである。
一方、図16および図17は、この「特殊演出モード(ミッションモード)」における演出図柄表示器30の画面表示の一例を示したものである。
先ず、図16(1)に示すように、通常演出モード時において前停止演出図柄の状態から次の変動が開始されると、先の図13で示したようにこれと同時に特殊演出モードへの移行抽選が行われ、その抽選に当選すると、「ミッション発生」などというメッセージ(文字)が演出図柄表示器30の画面上にカットイン表示された後、そのミッション(mission)の具体的内容、例えば、同図(3)に示すように「3分以内に「1」の図柄でリーチをかけろ」などといった文字が表示される。
そして、その表示以降、同図(4)に示すようにその演出図柄表示器30の画面上下にそれぞれ特殊演出モードである旨の表示である「mission中」との文字と、経過時間を示す「Time:2:45」の文字がカウントダウン表示されると共に、その中央部分に通常演出モードと同様に各抽選ごとに所定の演出図柄が次々と変動表示される。
その後、同図(5)に示すように、そのミッションモード演出において指定された演出図柄(この場合は「1」)でリーチになったときは、ミッションが成功したとみなしてこの時点で「大当たり」が確定し、その後同図(6)に示すようにミッションが成功した旨が表示(mission成功)されると共に、第3演出図柄が同じ図柄で強制的に揃って「大当たり」状態を表示してから、以後、通常の大当たり演出へ移行することになる。
なお、この「特殊演出モード(ミッションモード)」中であっても、指定された演出図柄以外の同じ演出図柄が3つ揃う場合もあり、この場合は、通常演出モードと同様に「大当たり」が確定し、その後、「大当たり」状態を表示してから通常の大当たり演出へ移行することになる。
図17は、このように「特殊演出モード(ミッションモード)」中に指定された演出図柄以外の演出図柄が揃った場合の一例を示したものである。同図(1)〜(3)に示すように、通常演出モードからミッションモードへの移行抽選に当選してそのミッションの内容と時間とが表示された後、同図(5)に示すようにある変動時に指定された演出図柄と異なる演出図柄(例えば「4」)でリーチ状態になった後、第3演出図柄が異なる演出図柄(例えば「5」)で停止した場合は「ハズレ」が確定するが、その第3演出図柄が同じ演出図柄(「4」)で停止した場合は「大当たり」が確定し、その後、「大当たり」状態を表示してから通常の大当たり演出へ移行することになる。すなわち、後述するようにこのミッションモード中に主制御基板100から大当たりに対応する変動コマンドと送信されてきたときは、ミッションが成功したように見せ掛けるために第2演出図柄を第1演出図柄に合わせて強制的に表示することになるが、この場合に第1演出図柄がミッションモードで指定された演出図柄と異なる演出図柄が選択されてしまった場合には、第2演出図柄および第3演出図柄を第1演出図柄に合わせて強制的に表示することで指定された演出図柄と異なる演出図柄を3つ揃えて「大当たり」状態を表示することになる。
次に、図4に示す演出図柄指定部306は、前記演出モード移行抽選部305によって通常演出モードから特殊演出モード(ミッションモード)への移行抽選に当選したときに複数の演出図柄(例えば、「0」〜「9」)のうちから所定の演出図柄を指定する機能を提供するようになっている。例えば、図16および図17の例では、「0」〜「9」の10種類ある演出図柄のうち、「1」の演出図柄がこの演出図柄指定部306によって指定されたことになる。
次に、図4に示すテーブル選択部307は、前述した図7〜図12に示した6種類の演出図柄選択比率テーブル900A〜900Fのうち、いずれかの演出図柄選択比率テーブル900を現在の演出モードに応じて選択して切り替える機能を提供するようになっている。
すなわち、現在の演出モードが通常演出モードのときは、図7に示す演出図柄選択比率テーブル900Aを選択し、現在の演出モードが「0」または「1」を指定演出図柄とする特殊演出モード(ミッションモード)のときは、図8に示す演出図柄選択比率テーブル900Bを選択するようになっている。また、現在の演出モードが「2」または「3」を指定演出図柄とする特殊演出モード(ミッションモード)のときは、図9に示す演出図柄選択比率テーブル900Cを選択し、現在の演出モードが「4」または「5」を指定演出図柄とする特殊演出モード(ミッションモード)のときは、図10に示す演出図柄選択比率テーブル900Dを選択するようになっている。さらに、現在の演出モードが「6」または「7」を指定演出図柄とする特殊演出モード(ミッションモード)のときは、図11に示す演出図柄選択比率テーブル900Eを選択し、現在の演出モードが「8」または「9」を指定演出図柄とする特殊演出モード(ミッションモード)のときは、図12に示す演出図柄選択比率テーブル900Fを選択するようになっている。
そして、電飾制御基板310は、電飾用のランプ40の点灯または点滅、消灯などの表示灯に関する制御を実施すると共に、演出図柄制御基板320は、この複合サブ制御基板300からの制御コマンドに基づいて前述した演出図柄表示器30による演出図柄に関する制御をそれぞれ実施するようになっている。
なお、前述したような各演出図柄や変動パターンおよび各演出モードに対応する画像データは演出図柄制御基板320または演出図柄表示器30の図示しないROMなどに保存されており、この複合サブ制御基板300からの各制御コマンドに対応する所定の画像データを読み出してRGBデータなどに画像処理し、演出図柄表示器30の画面上に表示させるようになっている。
また、この複合サブ制御基板300や電飾制御基板310、演出図柄表示基板320も前述した主制御基板200と同様に、図示しないCPUやRAM、ROM、タイマ、入出力用ポートなどからなるマイクロコンピュータから構成されており、ROMに書き込まれた各専用の制御プログラムと主制御基板200から送信される各種制御コマンドに応じてそれぞれの演出制御を行うようになっている。
また、図3に示すように賞球払出制御基板400は、遊技球の発射や貸出し、賞球の払出しなどに関する制御を行うようになっており、前述した発射装置22や、入賞口の種類に応じた賞球(例えば、始動入賞口26であれば1個or5個、一般入賞口44であれば10個、大入賞口30であれば15個など)を払い出すための払出装置410を制御するようになっている。
そして、これら主制御基板200や複合サブ制御基板300、電飾制御基板310、演出図柄表示基板320、賞球払出制御基板400、特別図柄表示基板500、普通図柄表示基板600、大入賞口ソレノイド700およびこれらによって制御される各種デバイス、すなわち電飾用ランプ40、スピーカ42、演出図柄表示器30、発射装置22、払出装置410、特別図柄表示装置52、普通図柄表示装置50などは、電源基板800から供給される直流電源によって動作するようになっている。
次に、このような構成した本発明の遊技機100の作用および効果を説明する。
先ず、図2に示すように遊技領域20に弾かれた遊技球の一部が始動入賞口34に入賞し、その入賞が始動口入賞検出器251によって検出されて主制御基板200に入賞信号が入力されると、主制御基板200では、その入賞に対して所定の乱数値に基づき、例えば1/400の確率で発生する特賞状態(大当たり)の抽選を行う。
そして、この主制御基板200は、その抽選の結果に応じて所定の変動パターンを選択してそれぞれの変動パターンに対応する変動パターンコマンドを複合サブ制御基板300側へ送信する。
すなわち、この主制御基板200のROM230には、特賞状態の抽選結果に応じた数種類〜数十種類の変動パターンに対応する変動パターンコマンドが記憶・保存されており、特賞状態の抽選結果が「大当たり」である場合は、前述したリーチアクションなどを含む変動パターンに対応する変動パターンコマンドが、また、特賞状態の抽選結果が「ハズレ」である場合は、それに対応する変動パターンコマンドがそれぞれ選択されてそのコマンドが出力ポート260から複合サブ制御基板300側へ送信されることになる。
次に、このようにして主制御基板200側から所定の変動パターンコマンドを受信した複合サブ制御基板300は、この変動パターンコマンドを解析して図7〜図12に示した演出図柄選択比率テーブル900のなかから所定の演出図柄選択比率テーブル900を選択し、選択された演出図柄選択比率テーブル900に従ってその変動パターンで表示すべき演出図柄を選択して、選択した演出図柄を第1演出図柄として表示する旨のコマンドを演出図柄表示基板320に送信する。
図18は、このように複合サブ制御基板300で行われる第1演出図柄の選択処理の流れの一例を示したフローチャートである。
先ず、この複合サブ制御基板300では、最初のステップS200において主制御基板100から変動パターンに関する変動コマンドを受信したか否かを判断し、受信していないとき(No)はそのまま待機するが、変動コマンドを受信したと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行して現在の演出モードがミッションモード中か否かを判断する。
この判断の結果、現在の演出モードがミッションモード中でないと判断したとき(No)は、ステップS212側に移行して図7に示すような通常演出モード時に使用される演出図柄選択比率テーブル900Aを選択することになるが、現在の演出モードがミッションモード中でないと判断したとき(No)は、ステップS204側に移行して、先ずそのミッションモード中の指定演出図柄を判断し、その指定演出図柄は「0」または「1」であるか否かを判断する。この判断の結果、そのミッションモード中における指定演出図柄は「0」または「1」であると判断したとき(Yes)は、ステップS206側に移行して図8に示すようなミッションモード時に使用される演出図柄選択比率テーブル900Bを選択する。
そして、前述したようにこの演出図柄選択比率テーブル900Bでは、「0」または「1」およびその近傍の演出図柄の選択比率が他の演出図柄の選択比率に比べて3倍から4倍程度高くなっていることから、そのミッションモード中の指定演出図柄と同じ演出図柄、およびそれに近い演出図柄が第1演出図柄として高確率で選択されることになる。
一方、前記ステップS204の判断処理において、そのミッションモード中における指定演出図柄が「0」または「1」でないと判断したとき(No)は、次のステップS208に移行して、さらにそのミッションモード中における指定演出図柄は「2」または「3」であるか否かが判断される。そして、その判断処理の結果、そのミッションモード中における指定演出図柄は「2」または「3」であると判断したとき(Yes)は、ステップS210側に移行して図9に示すようなミッションモード時に使用される演出図柄選択比率テーブル900Cを選択する。
そして、前述したようにこの演出図柄選択比率テーブル900Cでは、「2」または「3」およびその近傍の演出図柄の選択比率が他の演出図柄の選択比率に比べて3倍から4倍程度高くなっていることから、そのミッションモード中の指定演出図柄と同じ演出図柄、およびそれに近い演出図柄が第1演出図柄として高確率で選択されるようになる。
他方、このステップS208の判断処理において、そのミッションモード中における指定演出図柄が「2」または「3」でもないと判断したとき(No)は、さらに図示しない次のステップに移行して、さらにそのミッションモード中における指定演出図柄は「4」または「5」であるか否かが判断され、その判断処理の結果、そのミッションモード中における指定演出図柄は「4」または「5」であると判断したときは、図10に示すようなミッションモード時に使用される演出図柄選択比率テーブル900Dを選択することになる。
そして、さらにそのミッションモード中における指定演出図柄が「4」または「5」でもないと判断したときは、順次図示しないステップに移行して、図10〜図12のそれぞれに示すようなミッションモード時に使用される各演出図柄選択比率テーブル900E、Fを選択して選択された各演出図柄選択比率テーブル900に基づいて第1の演出図柄が選択されることになる。
そして、このようにして各演出モードおよび各指定演出図柄ごとに演出図柄選択比率テーブル900が選択されたならば、選択された各演出図柄選択比率テーブル900に基づいて表示すべき第1の演出図柄を抽選した後、最後のステップS216に移行して抽選された演出図柄を表示すべき旨の演出図柄指定コマンドを選択してその演出図柄指定コマンドを演出図柄表示基板320側に送信して処理を終了することになる。
これによって、図16および図17に示すよう指定された演出図柄が第1演出図柄として演出図柄表示器30の画面上に変動表示され、それを視認した遊技者は指定されたミッションが成功するか否かといった判断とその過程を楽しむことができる。
このように本発明の遊技機100は、演出図柄ごとの選択比率が異なる複数の演出図柄選択比率テーブル900を用意し、これら複数の演出図柄選択比率テーブル900のなかからミッションモード中に指定された演出図柄に対応する演出図柄選択比率テーブル900を選択し、選択された演出図柄選択比率テーブル900に従って各変動パターンごとに演出図柄を選択するようにしたことから、ミッションモード中の指定演出図柄と同じ演出図柄、およびそれに近い演出図柄が第1演出図柄として高確率で選択されるようになる。
この結果、いわゆる「確率のゆらぎ」によっては、この「ミッションモード」中に指定された演出図柄が全く選択されずに、ミッションモードの演出効果を損なってしまうといった不都合が発生する可能性を低くして、ミッションモードが目的とする演出効果を十分に発揮することができる。
また、これらの演出図柄選択比率テーブル900の内容を書き換えるだけで容易にその選択比率を設定および変更することができる。
なお、前述したようにこのミッションモード中におけるミッションが「3分以内に「1」の図柄でリーチをかけろ」といった内容で、主制御基板200側から送信されてくる変動パターンコマンドが「大当たり」に対応しない変動パターン、すなわち「ハズレ」に対応する変動パターンのときは、第1演出図柄として「1」が選択された時点でいわゆるリーチ状態となることから、この場合には次に停止する第2演出図柄として「1」以外の演出図柄が強制的に選択されるような制御が行われることになる。
本発明に係る遊技機の表面部の実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機の遊技盤の実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機の制御系の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る遊技機の制御系のうち、複合サブ制御基板の構成の一例を示すブロック図である。 複合サブ制御基板から演出図柄表示基板へ送信されるコマンドのうち、演出図柄指定に関するコマンドの一例を示した図である。 制御コマンドの構成例を示す図である。 通常演出モード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 「0」または「1」を指定演出図柄とするミッションモード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 「2」または「3」を指定演出図柄とするミッションモード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 「4」または「5」を指定演出図柄とするミッションモード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 「6」または「7」を指定演出図柄とするミッションモード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 「8」または「9」を指定演出図柄とするミッションモード時に参照される演出図柄選択比率テーブルの一例を示す図である。 演出モード移行抽選処理の流れを示すフローチャート図である。 通常演出モード時における通常(ハズレ)の変動パターンの一例を示す説明図である。 通常演出モード時におけるリーチアクションを含む変動パターンの一例を示す説明図である。 特殊演出モード(ミッションモード)時におけるミッション成功例を示したものである。 特殊演出モード(ミッションモード)時におけるミッション失敗例を示したものである。 演出図柄選択抽選処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
100…遊技機
200…主制御基板
300…複合サブ制御基板
301…制御コマンド受信部
302…制御コマンド解析部
303…制御コマンド送信部
304…演出図柄選択
305…演出モード移行抽選
306…演出図柄指定
307…テーブル選択部
320…演出図柄表示基
900…演出図柄選択比率テーブル
30…演出図柄表示

Claims (3)

  1. 始動口への遊技球の入賞を契機として特賞状態を生起させるか否かを決定する特賞抽選を実行する特賞抽選手段と、
    前記特賞抽選が実行された場合に、複数の演出図柄を変動表示させた後に、複数の演出図柄を所定の順序で停止させて、当該特賞抽選の結果に応じた組み合わせにより複数の演出図柄を停止表示させる抽選結果表示を実行する抽選結果表示制御手段と、
    前記特賞抽選の実行に応じて、特殊演出が実行される特殊演出モードを生起させるか否かを決定する演出モード抽選を実行する演出モード抽選手段と、
    前記演出モード抽選により前記特殊演出モードを生起させることが決定された場合に、当該特殊演出モードを生起させる特殊演出モード制御手段と、を備える遊技機であって、
    前記演出図柄として、複数種類の演出図柄を有し、
    前記特殊演出モード制御手段は、前記特殊演出として、当該特殊演出モードの生起中に実行される前記抽選結果表示において、前記複数種類の演出図柄のうち所定種類の演出図柄によりリーチ状態を形成することを指示する指示表示を行うとともに、当該特殊演出モードの生起中に前記特賞状態を生起させることが決定された場合に、前記指示表示に係る指示を達成させるように前記所定種類の演出図柄によりリーチ状態を形成し、
    前記抽選結果表示制御手段は、前記特殊演出モードの生起中に実行される前記抽選結果表示において、前記所定の順序で停止される複数の図柄のうち最初に停止される演出図柄として前記所定種類の演出図柄が選択される確率を、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高く設定することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記指示表示に係る前記演出図柄の種類のそれぞれに対応する演出図柄選択抽選テーブルを有し、
    前記特殊演出モード制御手段は、前記演出モード抽選により前記特殊演出モードを生起させることが決定された場合に、前記指示表示に係る前記演出図柄の種類を決定し、
    前記抽選結果表示制御手段は、前記特殊演出モード制御手段により決定された前記指示表示に係る前記演出図柄の種類に対応する前記演出図柄選択抽選テーブルに基づいて、前記最初に停止される演出図柄を選択し、
    それぞれの前記演出図柄選択抽選テーブルでは、前記最初に停止される演出図柄として当該演出図柄選択抽選テーブルに対応する種類の演出図柄が選択される確率が、当該最初に停止される演出図柄として他の種類の演出図柄が選択される確率よりも高く設定されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2に記載の遊技機において、
    前記特殊演出モード制御手段は、前記特殊演出モードを生起させてから予め設定された時間が経過したことに応じて、当該特殊演出モードを終了させることを特徴とする遊技機。
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