JP2005131245A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技者も参加して、また主制御装置に負担をかけずに、図柄変動時間短縮(時短)に係る様々な演出が可能なパチンコ機を提供する。
【解決手段】 主制御装置22は、始動口への遊技球の入賞で大当り抽選を行い、図柄表示装置4に図柄を変動表示させ、その後、停止させ、パチンコ機各部を停止図柄に応じた遊技状態に制御し、時短指令S4を受けると図柄の変動表示時間を短縮させる時短機能を備えたパチンコ機において、遊技者が操作可能の時短スイッチ9を設ける。また、主制御装置22から独立した演出制御装置23を設ける。主制御装置22には、時短スイッチ9の操作により一種類の時短指令を1回出力する時短指令出力手段22gを設ける。演出制御装置23には、時短指令出力手段22gから1回、時短指令S4を受けるだけで時短に関する多様な演出を図柄表示装置4等に行わせる時間短縮時演出手段23bを設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 主制御装置22は、始動口への遊技球の入賞で大当り抽選を行い、図柄表示装置4に図柄を変動表示させ、その後、停止させ、パチンコ機各部を停止図柄に応じた遊技状態に制御し、時短指令S4を受けると図柄の変動表示時間を短縮させる時短機能を備えたパチンコ機において、遊技者が操作可能の時短スイッチ9を設ける。また、主制御装置22から独立した演出制御装置23を設ける。主制御装置22には、時短スイッチ9の操作により一種類の時短指令を1回出力する時短指令出力手段22gを設ける。演出制御装置23には、時短指令出力手段22gから1回、時短指令S4を受けるだけで時短に関する多様な演出を図柄表示装置4等に行わせる時間短縮時演出手段23bを設ける。
【選択図】 図2
Description
本発明は、始動入賞口への遊技球の入賞により、所定の確率で大当りとする抽選を行い、図柄表示装置に図柄を変動表示させ、所定時間後にその図柄の変動表示を停止させ、パチンコ機各部を停止図柄に応じた遊技状態にするパチンコ機、特に、図柄変動表示時間の短縮機能を備えたパチンコ機に関するものである。
従来からパチンコ機には、始動入賞口に遊技球が入賞(入球)すると、図柄表示装置の複数の表示領域、例えば左右方向に並んだ3つの表示領域に表示される図柄が各々変動し、停止後の図柄(停止図柄)が予め定められた図柄で3つ揃っていると大当りになって大入賞口が開放動作するというものがある。なお、このように、大入賞口が開放動作する遊技状態を大当り状態という。
ここで、大当りになるか否かは、始動入賞口に遊技球が入賞したときのカウンタのカウント値が予め設定された大当り値に合致するか否かの大当り抽選により行われる。上記カウンタは、パチンコ機の電源オン時等、所定時から例えば0〜1079を繰り返しカウントするものであって、大当り値として0〜1079までの数値中、3種類の数値が設定されていると、360分の1の確率で大当りになる。
ここで、大当りになるか否かは、始動入賞口に遊技球が入賞したときのカウンタのカウント値が予め設定された大当り値に合致するか否かの大当り抽選により行われる。上記カウンタは、パチンコ機の電源オン時等、所定時から例えば0〜1079を繰り返しカウントするものであって、大当り値として0〜1079までの数値中、3種類の数値が設定されていると、360分の1の確率で大当りになる。
近年、この種のパチンコ機は、大当りになる確率(大当り確率)を、予め定められた条件を満たすことによって変動させ、遊技者の興趣を高めるようにした機種が多い。この確率の変動(確率変動)は、具体的には確率変動前、つまり通常時の大当り確率(低確率)が上記のように360分の1であれば、これを例えば60分の1にするというように高確率にすることを内容とする。
また、予め定められた条件を満たすことによって図柄の変動表示時間を短縮させて、図柄変動表示をはかどらせ、あるいは大当り抽選結果を早く表示させるようにした機種も多い。
図柄変動表示のための始動入賞球の個数の記憶値(図柄変動表示保留球数記憶値)には上限が定められている。この上限値を超え、始動入賞球が無効となる事態は、図柄の変動表示時間(以下、変動表示時間を変動時間と略称する。)の短縮、つまり図柄変動表示をはかどらせることによって避けることができる。これによれば、単位時間当りの大当り抽選回数が増えて、大当りを生じさせやすくするので、遊技者にとって望むところである。
また、予め定められた条件を満たすことによって図柄の変動表示時間を短縮させて、図柄変動表示をはかどらせ、あるいは大当り抽選結果を早く表示させるようにした機種も多い。
図柄変動表示のための始動入賞球の個数の記憶値(図柄変動表示保留球数記憶値)には上限が定められている。この上限値を超え、始動入賞球が無効となる事態は、図柄の変動表示時間(以下、変動表示時間を変動時間と略称する。)の短縮、つまり図柄変動表示をはかどらせることによって避けることができる。これによれば、単位時間当りの大当り抽選回数が増えて、大当りを生じさせやすくするので、遊技者にとって望むところである。
このような確率変動や変動時間短縮は、上述したように予め定められた条件を満たすことにより行われる。例えば変動時間短縮は、図柄変動表示後の停止図柄が、大当りとされる特定図柄のうち特に定められた図柄(変動時間短縮図柄)であったときや、始動入賞球の個数の記憶値が上限値に達したとき(保留球ランプが全て点灯したとき)に行われる。
しかしこれらは、いずれも制御装置の内部に設定された条件であり、したがって、遊技者の意志が介在する余地はなかった。
そこで従来、遊技者が任意に操作可能のスイッチを設け、このスイッチを遊技者が操作することにより、主制御手段から図柄制御手段に変動停止信号を送り、変動表示中の図柄を直ぐに停止できるようにしたパチンコ機が提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−159689号公報
そこで従来、遊技者が任意に操作可能のスイッチを設け、このスイッチを遊技者が操作することにより、主制御手段から図柄制御手段に変動停止信号を送り、変動表示中の図柄を直ぐに停止できるようにしたパチンコ機が提案された(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機によれば、図柄変動表示をはかどらせることができ、また、変動時間短縮を遊技者の意志により実行できるので、遊技者の満足感を増大させ得るという利点があるが、単にそれだけに過ぎなかった。
近年のパチンコ機において、遊技中における演出は益々盛んになっており、変動時間短縮に関しても種々の演出ができれば遊技中の面白さを増すことができ、娯楽性を一層高めることができる。
しかしこのような種々の演出を、上記特許文献1における図柄の強制停止の場合と同様に主制御手段からの信号で行おうとすると、主制御手段は図柄制御手段や音声出力手段に頻繁に信号を出力しなければならず、主制御装置の負荷が増大し、またリソースの消費も増大することになる。
変動時間短縮に関する演出制御は、主制御装置が行うパチンコ機全体の統括制御からすれば重要度は高くなく、にも拘わらず変動時間短縮に関する演出制御のために負荷やリソースの消費が増大することは、より重要度の高い制御を行わせるときの障害にもなりかねず、従来、この点についての改善が要望されていた。
近年のパチンコ機において、遊技中における演出は益々盛んになっており、変動時間短縮に関しても種々の演出ができれば遊技中の面白さを増すことができ、娯楽性を一層高めることができる。
しかしこのような種々の演出を、上記特許文献1における図柄の強制停止の場合と同様に主制御手段からの信号で行おうとすると、主制御手段は図柄制御手段や音声出力手段に頻繁に信号を出力しなければならず、主制御装置の負荷が増大し、またリソースの消費も増大することになる。
変動時間短縮に関する演出制御は、主制御装置が行うパチンコ機全体の統括制御からすれば重要度は高くなく、にも拘わらず変動時間短縮に関する演出制御のために負荷やリソースの消費が増大することは、より重要度の高い制御を行わせるときの障害にもなりかねず、従来、この点についての改善が要望されていた。
本発明は、上記のような要望に鑑みなされたもので、変動時間短縮に関する演出制御に係る負担を主制御装置から解放できると共に、変動時間短縮に関する演出制御を様々な内容で行わせることができて娯楽性を一層高めることができるパチンコ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、始動入賞口に遊技球が入賞することにより、所定の確率で大当りとする大当り抽選を行い、図柄表示装置に図柄を変動表示させ、所定時間後に前記図柄の変動表示を停止させ、パチンコ機各部をその停止させた図柄に応じた遊技状態に制御する主制御装置を備え、該主制御装置は、予め定められた変動表示時間短縮条件が充足されることにより、前記図柄の変動表示の時間を短縮させる変動表示時間短縮機能を備えたパチンコ機において、遊技者が任意に操作可能であってその操作により前記変動表示時間短縮機能を作動させる時間短縮スイッチを備えると共に、前記主制御装置と前記図柄表示装置との間に演出制御手段を備え、前記主制御装置は、前記図柄の変動表示中に前記時間短縮スイッチが操作され、前記変動表示時間短縮機能が作動されることにより単一種類の時間短縮指令を1回出力する時間短縮指令出力手段を備え、前記演出制御手段は、前記主制御装置からの前記時間短縮指令を受信することにより、前記図柄変動表示の時間短縮に係る複数種類の子時間短縮指令中から適宜の一つの時間短縮指令を出力し、前記図柄の変動表示の時間短縮に係る、内容の異なる複数種類の演出を前記図柄表示装置、又は該演出制御手段で制御可能な音声出力装置に行わせる時間短縮時演出手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、主制御装置と図柄表示装置との間に演出制御手段を設け、図柄変動表示の時間短縮に係る演出(時間短縮時演出)を種々行う場合であっても、主制御装置から演出制御手段へは単一種類の時間短縮指令を1回出力するだけで済むようにした。また演出制御手段が、時間短縮時演出を主制御装置から独立して任意の内容で図柄表示装置又は音声出力装置に行わせるようにした。
したがって、時間短縮時演出の制御に係る負担を主制御装置から解放でき、主制御装置は、そのリソースを時間短縮時演出の制御よりも重要度の高い他の制御に割り当てることができ、また主制御装置における負荷を削減することができる。加えて、時間短縮時演出の制御を様々な内容で行わせることができるようになり、娯楽性を一層高めることができる。
なお、変動時間短縮は時間短縮スイッチの操作、つまり遊技者の意志により実行できるので、遊技者の満足感を増大させ得るという利点を失うことはない。
したがって、時間短縮時演出の制御に係る負担を主制御装置から解放でき、主制御装置は、そのリソースを時間短縮時演出の制御よりも重要度の高い他の制御に割り当てることができ、また主制御装置における負荷を削減することができる。加えて、時間短縮時演出の制御を様々な内容で行わせることができるようになり、娯楽性を一層高めることができる。
なお、変動時間短縮は時間短縮スイッチの操作、つまり遊技者の意志により実行できるので、遊技者の満足感を増大させ得るという利点を失うことはない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。
この図において、1はパチンコ機の盤面であり、この盤面1上には円弧状にレール2が取り付けられており、このレール2の内側には、遊技領域3が形成されている。レール2は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球(図示せず)を盤面1の左側上部から遊技領域3へ送り込むように案内する。
図1は、本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。
この図において、1はパチンコ機の盤面であり、この盤面1上には円弧状にレール2が取り付けられており、このレール2の内側には、遊技領域3が形成されている。レール2は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球(図示せず)を盤面1の左側上部から遊技領域3へ送り込むように案内する。
盤面1上には、レール2の他にも種々の盤面構成部品が設けられている。すなわち、盤面1のほぼ中央には液晶表示器等からなる図柄表示装置4が設けられ、その真下には始動入賞口5が設けられ、また、始動入賞口5の下方には大入賞口6が設けられている。その他、いくつかの入賞口7…、ランプ8等が盤面1上に設けられている。また、盤面1上の例えば左斜め下方には図柄変動表示の時間短縮スイッチ9が設けられ、図柄表示装置4の真上には複数個、例えば4個の保留球ランプL1〜L4が設けられている。
上記大入賞口6は、開放動作時に、他の入賞口5,7…よりも入賞が著しく容易な形態となるように、ここでは入賞開口が著しく大きくなるように構成されている。なお、入賞口というときは入賞口を備える入賞口構成部品をも意味する。 盤面1上のレール2の内側の最下部には、入賞しなかった遊技球が入球するアウト口10が設けられ、更に、上記各部品4〜8やアウト口10を避けた適宜箇所には、多数の遊技釘11(一部のみ図示)が打ち込まれている。
盤面1は透明ガラス板(図示せず)により覆われ、遊技球の遊技領域3からの離脱が防止される。
上記時間短縮スイッチ9は、遊技者が任意に操作可能のスイッチである。この時間短縮スイッチ9は、ここでは遊技者がこれに対応する上記透明ガラス板の板面部分に手を触れ、あるいは同板面部分を手で覆うことによりオン操作される非接触スイッチからなる。具体的には、発光素子からの光の、遊技者の手からの反射光を受光素子で検出する光電センサ等が時間短縮スイッチ9として用いられる。
盤面1は透明ガラス板(図示せず)により覆われ、遊技球の遊技領域3からの離脱が防止される。
上記時間短縮スイッチ9は、遊技者が任意に操作可能のスイッチである。この時間短縮スイッチ9は、ここでは遊技者がこれに対応する上記透明ガラス板の板面部分に手を触れ、あるいは同板面部分を手で覆うことによりオン操作される非接触スイッチからなる。具体的には、発光素子からの光の、遊技者の手からの反射光を受光素子で検出する光電センサ等が時間短縮スイッチ9として用いられる。
上記図柄表示装置4の画面4aの表示領域は、所定方向に複数の、ここでは横方向に左、中、右、3つの表示領域LA,CA,RAに分けられている。
これら3つの表示領域LA,CA,RAには各々図柄L,C,Rが表示されるが、表示される図柄L,C,Rは変動可能であり、また、変動開始すると所定時間後に停止するようになされている。この表示図柄L,C,Rは、ここでは3つの表示領域LA,CA,RA共に0〜9までの数字であり、変動表示時にはこの数字0〜9が繰返し表示される。表示図柄L,C,Rの変動は、始動入賞口5への遊技球の入賞により、つまり後述始動入賞球センサによる始動入賞球の検出に応じて行われる大当り抽選と共に、又は抽選直後に開始される。
これら3つの表示領域LA,CA,RAには各々図柄L,C,Rが表示されるが、表示される図柄L,C,Rは変動可能であり、また、変動開始すると所定時間後に停止するようになされている。この表示図柄L,C,Rは、ここでは3つの表示領域LA,CA,RA共に0〜9までの数字であり、変動表示時にはこの数字0〜9が繰返し表示される。表示図柄L,C,Rの変動は、始動入賞口5への遊技球の入賞により、つまり後述始動入賞球センサによる始動入賞球の検出に応じて行われる大当り抽選と共に、又は抽選直後に開始される。
図2は、図1に示したパチンコ機の要部を示すブロック図である。
この図2に示すように、パチンコ機は、入賞球センサ21…、主制御装置22、演出制御装置23、図柄/音声制御装置24及びランプ制御装置25を備えている。また、大入賞口作動ソレノイド26及び賞球払出制御装置27等も備えている。
上記入賞球センサ21は、入賞球を検出するスイッチからなり、図1に示す盤面1に設けられた入賞口5〜7に一対一対応で設けられている。このうち21aは、始動入賞口5への入賞球を検出する始動入賞球センサである。
この図2に示すように、パチンコ機は、入賞球センサ21…、主制御装置22、演出制御装置23、図柄/音声制御装置24及びランプ制御装置25を備えている。また、大入賞口作動ソレノイド26及び賞球払出制御装置27等も備えている。
上記入賞球センサ21は、入賞球を検出するスイッチからなり、図1に示す盤面1に設けられた入賞口5〜7に一対一対応で設けられている。このうち21aは、始動入賞口5への入賞球を検出する始動入賞球センサである。
主制御装置22は、演出制御装置23(ひいては図柄/音声制御装置24、ランプ制御装置25)、大入賞口作動ソレノイド26及び賞球払出制御装置27等、パチンコ機全体を統括制御する装置であり、入力ポート22a、CPU22b、出力ポート22c、ROM22d及びRAM22e等を備えている。
上記ROM22dには、CPU22bが読み込んで実行するパチンコ遊技のプログラム及びこのプログラムの実行時に必要なデータ等が格納されている。RAM22eは、上記プログラムの実行時の作業領域等に使用される。
上記ROM22dには、CPU22bが読み込んで実行するパチンコ遊技のプログラム及びこのプログラムの実行時に必要なデータ等が格納されている。RAM22eは、上記プログラムの実行時の作業領域等に使用される。
図2に示すように、主制御装置22には、入賞球センサ21…(始動入賞球センサ21aを含む。)が接続されており、主制御装置22の入力ポート22aは、それら入賞球センサ21…からの信号を受け、CPU22bに与える。
CPU22bは、入賞球を検出すると、出力ポート22cを介して演出制御装置23や賞球払出制御装置27等に信号を出力し、あるいは大入賞口作動ソレノイド26を作動させ、入賞に対応した遊技処理を行う。
CPU22bは、入賞球を検出すると、出力ポート22cを介して演出制御装置23や賞球払出制御装置27等に信号を出力し、あるいは大入賞口作動ソレノイド26を作動させ、入賞に対応した遊技処理を行う。
演出制御装置23は、主制御装置22からの信号を受けて、図柄/音声制御装置24及びランプ制御装置25の演出動作制御信号を生成し、出力する装置である。
図柄/音声制御装置24は、演出制御装置23からの演出動作制御信号に基づき、種々の図柄(画像)を図柄表示装置4に表示させると共に、種々の効果音、合成音声をスピーカ等の音声出力装置24aから出力させる装置である。ランプ制御装置25は、演出制御装置23からの制御信号に基づき、図1に示す盤面1上の種々のランプ8,L1〜L4を点消灯させる装置である。
大入賞口作動ソレノイド26は、大当り動作時に作動して大入賞口6を開放させるソレノイドである。賞球払出制御装置27は、入賞に対応した賞球払出処理を行う装置である。
図柄/音声制御装置24は、演出制御装置23からの演出動作制御信号に基づき、種々の図柄(画像)を図柄表示装置4に表示させると共に、種々の効果音、合成音声をスピーカ等の音声出力装置24aから出力させる装置である。ランプ制御装置25は、演出制御装置23からの制御信号に基づき、図1に示す盤面1上の種々のランプ8,L1〜L4を点消灯させる装置である。
大入賞口作動ソレノイド26は、大当り動作時に作動して大入賞口6を開放させるソレノイドである。賞球払出制御装置27は、入賞に対応した賞球払出処理を行う装置である。
ここで上記主制御装置22は、遊技動作中、例えば0〜1079を所定の周期で繰り返しカウントするカウンタ(図示せず)をカウント動作させている。そして、図1に示す始動入賞口5への遊技球入賞時、つまり始動入賞球センサ21aが始動入賞球を検出した時のカウント値を取得し、予め設定されている大当り値と比較する。主制御装置22は、上記カウント値と大当り値とが一致する場合に大当りと判定し、以下に述べる大当り処理をする。
すなわち、図1に示す始動入賞口5に遊技球が入賞すると、主制御装置22は、始動入賞球センサ21aからの信号を受けて、上記大当り抽選をする。同時に、入賞に対する賞球の払出しを行わせるための賞球払出信号を出力すると共に、必要時に図柄変動開始信号S1を生成して演出制御装置23に与える。そして、演出制御装置23及び図柄/音声制御装置24を介して図柄表示装置4を制御し、その画面4aの左、中、右表示領域LA,CA,RAの各々に表示されている図柄L,C,Rの変動を開始させる。主制御装置22から演出制御装置23へは、上記大当り抽選の結果に応じた変動パターン信号S2及び停止図柄指定信号S3も送られる。
3つの図柄L,C,Rは、最終的に停止するが、上記大当り抽選結果が大当りであれば、その停止時の図柄L,C,Rが所定の種類の図柄で揃う大当り図柄変動表示を行う。ここでは、図柄L,C,Rとして0〜9までの全部で10種類の数字が用いられ、それらが種々の形態で変動し、停止時の図柄(停止図柄)L,C,Rが所定の数字、例えば「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、5」、「7、7、7」又は「9、9、9」で揃う大当り図柄変動表示を行う。停止図柄L,C,Rは停止図柄指定信号S3に従う。
図柄表示装置4が上記のような大当り図柄変動表示を行う、つまり大当りになると大入賞口6が開放し、より多くの入賞(賞球獲得)が実現される。大入賞口6の内部にはVゾーン6aがあり、このVゾーン6aに遊技球が進入すると更に多くの賞球を獲得することができる。
大当り処理は、図2に示す大入賞口作動ソレノイド26の作動による大入賞口6の開放動作の他、図柄表示装置4、音声出力装置24a、ランプ8による種々の演出動作や賞球払出制御装置27による賞球払出動作を含む。なお、このように大当り処理を行っている遊技状態を大当り状態という。
このような大当り状態において、遊技球が次々と始動入賞口5に入賞する場合が多々ある。また、上記大当り抽選によって既に大当りが確定(内部的に確定)していても、通常は図柄表示装置4の3つの表示領域LA,CA,RAに図柄L,C,Rを変動表示し、最終的に予め設定された大当り図柄で揃えて停止させ、遊技者を楽しませているが、この間に発射された遊技球が始動入賞口5に入賞する場合もある。外れが内部的に確定している場合においても、同様に遊技球が始動入賞口5に入賞する場合もある。
このような始動入賞球の数は、予め定められた個数、通常4個を上限としてメモリ、例えば主制御装置22のRAM22eに記憶され、記憶された1個の始動入賞球に係る図柄変動表示を終える毎に1個ずつ消化される(減じられる)。記憶された始動入賞球数(図柄変動表示保留球数記憶値)が消化され、4個未満となったときは、その時点から4個を上限として再び積算可能である。
上記保留球ランプL1〜L4は、このような図柄変動表示保留機能において、図柄変動表示保留球が現在いくつあるかを表示する。
このような始動入賞球の数は、予め定められた個数、通常4個を上限としてメモリ、例えば主制御装置22のRAM22eに記憶され、記憶された1個の始動入賞球に係る図柄変動表示を終える毎に1個ずつ消化される(減じられる)。記憶された始動入賞球数(図柄変動表示保留球数記憶値)が消化され、4個未満となったときは、その時点から4個を上限として再び積算可能である。
上記保留球ランプL1〜L4は、このような図柄変動表示保留機能において、図柄変動表示保留球が現在いくつあるかを表示する。
また時間短縮スイッチ9は、その操作により後述変動時間短縮機能を作動させるスイッチである。すなわち、このこの時間短縮スイッチ9は、始動入賞口5への遊技球の入賞に基づいて図柄表示装置4が行う所定の演出動作、つまり図柄変動表示を、その表示時間が満了する前に終了(中途終了)させ、停止図柄表示に移行させると共に、図柄変動表示保留球数記憶値の消化を強行させるスイッチである。
この時間短縮スイッチ9により図柄変動表示保留球数記憶値の消化を強行させることの利点は、この保留球数記憶値のフロー(記憶された始動入賞球数が上限を超えること)を回避させ、また、大当り抽選結果を早く表示させ得ることにある。
なお、図2中のS4は、時間短縮スイッチ9がオン操作されたときに主制御装置22から演出制御装置23に与えられる時間短縮指令である。
この時間短縮スイッチ9により図柄変動表示保留球数記憶値の消化を強行させることの利点は、この保留球数記憶値のフロー(記憶された始動入賞球数が上限を超えること)を回避させ、また、大当り抽選結果を早く表示させ得ることにある。
なお、図2中のS4は、時間短縮スイッチ9がオン操作されたときに主制御装置22から演出制御装置23に与えられる時間短縮指令である。
主制御装置22は、上述した基本的な機能に加えて、次に述べる確率変動機能及び変動時間短縮機能を備える。
すなわち確率変動機能は、予め定められた確率変動条件が充足されると、次回以降、所定回数、ここでは500回までの大当り抽選の際に大当りとする確率を、それまでの低い値(低確率)から高い値(高確率)に変動させる機能であり、主制御装置22はこのような確率変動機能を備える。
上記確率変動条件としては、図柄変動表示後の停止図柄が、大当りとされる特定図柄のうち特に定められた図柄(確率変動図柄)、例えば「1、1、1」、「3、3、3」又は「7、7、7」で停止すること等が設定される。
また変動時間短縮機能は、予め定められた変動時間短縮条件が満たされること、ここでは時間短縮スイッチ9がオン操作されることにより作動して、図柄変動表示の時間を短縮させる機能である。
すなわち確率変動機能は、予め定められた確率変動条件が充足されると、次回以降、所定回数、ここでは500回までの大当り抽選の際に大当りとする確率を、それまでの低い値(低確率)から高い値(高確率)に変動させる機能であり、主制御装置22はこのような確率変動機能を備える。
上記確率変動条件としては、図柄変動表示後の停止図柄が、大当りとされる特定図柄のうち特に定められた図柄(確率変動図柄)、例えば「1、1、1」、「3、3、3」又は「7、7、7」で停止すること等が設定される。
また変動時間短縮機能は、予め定められた変動時間短縮条件が満たされること、ここでは時間短縮スイッチ9がオン操作されることにより作動して、図柄変動表示の時間を短縮させる機能である。
ここで本発明においては、図柄変動表示の時間短縮に係る演出制御の負担を主制御装置22から解放させたり、このような演出制御を様々な内容(形態や音声)で行わせる機能を備えるが、以下、これについて説明する。
すなわち本発明においては、主制御装置22と図柄表示装置4との間に演出制御手段が設けられている(ここでは演出制御装置23がこの演出制御手段をも兼ねている)。図2に示す例では、図柄表示装置4の前段にはこの図柄表示装置4を直接制御する図柄/音声制御装置24が設けられているので、上記演出制御手段である演出制御装置23は、実際には主制御装置22と図柄/音声制御装置24との間に設けられている。
すなわち本発明においては、主制御装置22と図柄表示装置4との間に演出制御手段が設けられている(ここでは演出制御装置23がこの演出制御手段をも兼ねている)。図2に示す例では、図柄表示装置4の前段にはこの図柄表示装置4を直接制御する図柄/音声制御装置24が設けられているので、上記演出制御手段である演出制御装置23は、実際には主制御装置22と図柄/音声制御装置24との間に設けられている。
また本発明において、主制御装置22は、演出制御装置23に対して上述した基本的な制御を行う本体22fに加え、時間短縮指令出力手段22gも備える。時間短縮指令出力手段22gは、上記図柄の変動表示中に上記時間短縮スイッチ9が操作されることにより単一種類の時間短縮指令S4を1回出力する手段である。
更に本発明において、演出制御装置23は、上述した基本的な演出制御を行う本体23aに加え、図柄変動表示の時間短縮時演出手段23bも備える。時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22から時間短縮指令S4を1回受信することにより、図柄変動表示の時間短縮に係る、複数種類の子時間短縮指令中から適宜の一つの子時間短縮指令を時間短縮指令S4として出力する。そして、図柄変動表示の時間短縮に係る、内容の異なる複数種類の演出を図柄表示装置4や音声出力装置24aに行わせる手段である。
更に本発明において、演出制御装置23は、上述した基本的な演出制御を行う本体23aに加え、図柄変動表示の時間短縮時演出手段23bも備える。時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22から時間短縮指令S4を1回受信することにより、図柄変動表示の時間短縮に係る、複数種類の子時間短縮指令中から適宜の一つの子時間短縮指令を時間短縮指令S4として出力する。そして、図柄変動表示の時間短縮に係る、内容の異なる複数種類の演出を図柄表示装置4や音声出力装置24aに行わせる手段である。
すなわち主制御装置22は、上述したように始動入賞球センサ21aからの信号を受けて大当り抽選をし、その抽選結果に応じた変動パターン信号S2及び停止図柄指定信号S3を演出制御装置23に与える。そして主制御装置22は、演出制御装置23及び図柄/音声制御装置24を介して図柄表示装置4を制御し、上記信号S2,S3に応じた図柄変動表示、停止動作を図柄表示装置4に行わせる。図柄変動表示の詳細な形態は演出制御装置23によって設定される。
このようなパチンコ機において、いま、図1に示す始動入賞口5への遊技球の入賞により大当り抽選が行われ、図柄表示装置4に図柄が変動表示される。この図柄変動表示状態で時間短縮スイッチ9がオン操作されると主制御装置22の変動時間短縮機能が作動する。
すると、この主制御装置22の時間短縮指令出力手段22gは、単一種類の時間短縮指令S4を1回だけ出力する。
すると、この主制御装置22の時間短縮指令出力手段22gは、単一種類の時間短縮指令S4を1回だけ出力する。
演出制御装置23の時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22(時間短縮指令出力手段22g)から1回だけ出力される上記時間短縮指令S4を受信する。そして時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22からの時間短縮指令S4を受信することにより、図柄変動表示の時間短縮に係る複数種類の子時間短縮指令を作成、出力し、図柄変動表示の時間短縮に係る、内容の異なる複数種類の演出を図柄表示装置4や音声出力装置24aに行わせる。
この例では、時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22から単一種類の時間短縮指令S4を1回受信するだけで、24種類の子時間短縮指令を作成、出力し、図柄変動表示の時間短縮に係る、内容(形態や音声)の異なる24種類の演出を前記図柄表示装置4や音声出力装置24aに行わせる。
図柄表示装置4による演出例としては、その演出内容に応じたメッセージ文を、任意に設定した字体、色彩、装飾あるいは動きを伴って表示する形態が挙げられる。音声出力装置24aによる演出例としては、その演出内容に応じた合成音声等を出力することが挙げられる。
これにより遊技者は、図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な形態や音声で楽しむことができ、娯楽性が一層高められる。また主制御装置22からは、図柄変動表示の時間短縮に係る演出制御に係る負担が除かれ、主制御装置22は、そのリソースをこのような演出制御よりも重要度の高い他の制御に割り当てることができる。
この例では、時間短縮時演出手段23bは、主制御装置22から単一種類の時間短縮指令S4を1回受信するだけで、24種類の子時間短縮指令を作成、出力し、図柄変動表示の時間短縮に係る、内容(形態や音声)の異なる24種類の演出を前記図柄表示装置4や音声出力装置24aに行わせる。
図柄表示装置4による演出例としては、その演出内容に応じたメッセージ文を、任意に設定した字体、色彩、装飾あるいは動きを伴って表示する形態が挙げられる。音声出力装置24aによる演出例としては、その演出内容に応じた合成音声等を出力することが挙げられる。
これにより遊技者は、図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な形態や音声で楽しむことができ、娯楽性が一層高められる。また主制御装置22からは、図柄変動表示の時間短縮に係る演出制御に係る負担が除かれ、主制御装置22は、そのリソースをこのような演出制御よりも重要度の高い他の制御に割り当てることができる。
以下、このような図柄変動表示の時間短縮に係る演出処理の詳細を図3〜図7を参照して説明する。
図3は図2中の主制御装置22における動作を説明するためのフローチャート、図4〜図6は同じく演出制御装置23における動作を説明するためのフローチャート、図7は主制御装置22からの単一種類の時間短縮指令S4から作成される図柄変動表示の時間短縮に係る、複数種類の子時間短縮指令の一覧を示す図である。
ここでは、時間短縮時演出手段23bが、主制御装置22から単一種類の時間短縮指令S4を受信すると、図柄変動表示の時間短縮に係る、24種類の子時間短縮指令の中から適宜の一つの子時間短縮指令を出力する。そして、上記の内容の異なる24種類の演出表示を図柄表示装置4や音声出力装置24aに実行可能とした場合について説明する。
図3は図2中の主制御装置22における動作を説明するためのフローチャート、図4〜図6は同じく演出制御装置23における動作を説明するためのフローチャート、図7は主制御装置22からの単一種類の時間短縮指令S4から作成される図柄変動表示の時間短縮に係る、複数種類の子時間短縮指令の一覧を示す図である。
ここでは、時間短縮時演出手段23bが、主制御装置22から単一種類の時間短縮指令S4を受信すると、図柄変動表示の時間短縮に係る、24種類の子時間短縮指令の中から適宜の一つの子時間短縮指令を出力する。そして、上記の内容の異なる24種類の演出表示を図柄表示装置4や音声出力装置24aに実行可能とした場合について説明する。
この例では、図柄表示装置4及び音声出力装置24aを直接制御する図柄/音声制御装置24に子時間短縮指令(時間短縮演出指令)が与えられ、この図柄/音声制御装置24が子時間短縮指令を解釈し、その指令に応じた時間短縮演出動作(画像表示、音声出力)を図柄表示装置4や音声出力装置24aに実行させている。
主制御装置22からの時間短縮指令S4は、時間短縮時演出手段23bにおいて、演出A、B又はC別に振り分けられる。また、この演出A、B又はCの下位の各々8種類のカテゴリのいずれかに振り分けられることで、24種類の子時間短縮指令S410〜S417,S420〜S427,S430〜S437の中から適宜の一つの子時間短縮指令が出力される(図4〜図7参照)。
演出A、B又はC別の振り分けは、図柄変動演出の時間を、通常の30秒から0.8秒、3.0秒又は21.8秒のいずれに短縮するかの振り分けである。また、演出A、B又はCの下位の各々8種類x0〜x7の振り分けは、演出表示動作の内容別の振り分けであり、x0が通常動作、x1〜x5がカウントダウン予告動作、x6が確率変動予告音付き動作、x7が確率変動確定音付き動作である。なお上記21.8秒は、いわゆる再抽選演出における時間である。
主制御装置22からの時間短縮指令S4は、時間短縮時演出手段23bにおいて、演出A、B又はC別に振り分けられる。また、この演出A、B又はCの下位の各々8種類のカテゴリのいずれかに振り分けられることで、24種類の子時間短縮指令S410〜S417,S420〜S427,S430〜S437の中から適宜の一つの子時間短縮指令が出力される(図4〜図7参照)。
演出A、B又はC別の振り分けは、図柄変動演出の時間を、通常の30秒から0.8秒、3.0秒又は21.8秒のいずれに短縮するかの振り分けである。また、演出A、B又はCの下位の各々8種類x0〜x7の振り分けは、演出表示動作の内容別の振り分けであり、x0が通常動作、x1〜x5がカウントダウン予告動作、x6が確率変動予告音付き動作、x7が確率変動確定音付き動作である。なお上記21.8秒は、いわゆる再抽選演出における時間である。
ここでカウントダウン予告とは、大当り予告(大当りでない場合を含む)開始契機となる情報を含んだ図柄変動表示の保留球数記憶値情報が主制御装置22から演出制御装置23へへ送信された時に、後述する予告発動抽選動作と予告発動位置抽選動作を経て該当する保留球記憶位置(保留球ランプ点灯位置)から演出を開始できる準備を行う。そして、実際に図柄変動表示の時間短縮指令S4が送信されてきた場合に、適宜の詳細な時間短縮指令(子時間短縮指令)を選択し、図柄/音声制御装置24に時間短縮演出指令として与え、図柄表示装置4や音声出力装置24aに演出動作をさせる。例えば、第4番目の保留球記憶位置(保留球ランプL4点灯位置)から演出(カウントダウン演出)が開始された場合は、その変動表示中に遊技者が時間短縮スイッチ9をオン操作(タッチ)して時間短縮指令S4が図柄/音声制御装置24に出力された場合に、図柄表示装置4や音声出力装置24a(画像や音声)により、あと4回後の図柄変動表示で大当りとなるかもしれないと連想させる演出、つまり予告を行うものである。
このような演出を、カウントが0、つまり上記保留球数記憶値が0になるまでの変動表示毎に繰り返す。なお、カウントダウン予告を開始した場合は、カウントが0になるまでは同じ保留球記憶位置(保留球ランプ点灯位置)からの演出(重複したカウントダウン演出)がされないようにするため、カウントダウン予告開始抽選を行わない。
このような演出を、カウントが0、つまり上記保留球数記憶値が0になるまでの変動表示毎に繰り返す。なお、カウントダウン予告を開始した場合は、カウントが0になるまでは同じ保留球記憶位置(保留球ランプ点灯位置)からの演出(重複したカウントダウン演出)がされないようにするため、カウントダウン予告開始抽選を行わない。
更に確率変動(高確率)中に、遊技者が時間短縮スイッチ9をオン操作した場合、抽選により確率変動中であることを報知(確率変動確定と予告のいずれかを報知)する確率変動の予告演出がある。この場合は、この確率変動の予告演出に対応した適宜の詳細な時間短縮指令(子時間短縮指令)を選択し、図柄/音声制御装置24に時間短縮演出指令として与える。
なお、ここでは確率変動予告よりカウントダウン予告が優先的に行われるように設定されているので、確率変動予告に当選した場合でもカウントダウン予告に当選した場合は、カウントダウン予告の時間短縮指令(子時間短縮指令)が確率変動予告の時間短縮指令(子時間短縮指令)に上書きされて実行される。
なお、ここでは確率変動予告よりカウントダウン予告が優先的に行われるように設定されているので、確率変動予告に当選した場合でもカウントダウン予告に当選した場合は、カウントダウン予告の時間短縮指令(子時間短縮指令)が確率変動予告の時間短縮指令(子時間短縮指令)に上書きされて実行される。
以下、このような図柄変動表示の時間短縮に係る演出処理の実際を図3〜図7に従って説明する。
図3において、主制御装置22は、まず図柄変動表示中か否かを判定し(ステップ301)、図柄変動表示中であればステップ302において時間短縮スイッチ9のオン操作(タッチ)の有無を判定する。
時間短縮スイッチ9のオン操作があれば、ステップ303において時間短縮指令出力手段22gは時間短縮指令S4を演出制御装置23に1回だけ出力(送信)し、主制御装置22における時間短縮時演出表示に関する処理を終了する。
図柄変動表示中でなかったり、時間短縮スイッチ9のオン操作がなければ(ステップ301,302における判定がNoであれば)、図柄変動表示の時間短縮に係る演出をする必要がないので、処理を終了する。
このステップ301〜303の動作は一定時間毎に繰り返される。
図3において、主制御装置22は、まず図柄変動表示中か否かを判定し(ステップ301)、図柄変動表示中であればステップ302において時間短縮スイッチ9のオン操作(タッチ)の有無を判定する。
時間短縮スイッチ9のオン操作があれば、ステップ303において時間短縮指令出力手段22gは時間短縮指令S4を演出制御装置23に1回だけ出力(送信)し、主制御装置22における時間短縮時演出表示に関する処理を終了する。
図柄変動表示中でなかったり、時間短縮スイッチ9のオン操作がなければ(ステップ301,302における判定がNoであれば)、図柄変動表示の時間短縮に係る演出をする必要がないので、処理を終了する。
このステップ301〜303の動作は一定時間毎に繰り返される。
次に図4〜図6において、演出制御装置23は、まず主制御装置22(時間短縮指令出力手段22g)からの時間短縮指令S4を受信する(ステップ401)。この受信は、主制御装置22の図柄変動時間短縮機能の1回の作動につき1回だけ行われる。
ステップ402では、遊技状態が確率変動状態(高確率中)か否かを判定する。この判定は、演出制御装置23が主制御装置22からの状態信号を監視しているので容易に可能である。
ステップ402において高確率中であると判定されれば、次ステップ403においてそれを報知するか否かの抽選を行い、高確率中でないと判定されれば、ステップ408において子時間短縮指令分類x0が準備される。
ステップ404〜405においては、ステップ403における抽選結果に基づき、高確率確定の報知、高確率かも知れないという予告の報知、又はそれらのいずれでもない報知の演出の振り分けを行い、ステップ406、同407又は同408において、子時間短縮指令分類x7、同x6又はx0が準備される。
ステップ402では、遊技状態が確率変動状態(高確率中)か否かを判定する。この判定は、演出制御装置23が主制御装置22からの状態信号を監視しているので容易に可能である。
ステップ402において高確率中であると判定されれば、次ステップ403においてそれを報知するか否かの抽選を行い、高確率中でないと判定されれば、ステップ408において子時間短縮指令分類x0が準備される。
ステップ404〜405においては、ステップ403における抽選結果に基づき、高確率確定の報知、高確率かも知れないという予告の報知、又はそれらのいずれでもない報知の演出の振り分けを行い、ステップ406、同407又は同408において、子時間短縮指令分類x7、同x6又はx0が準備される。
ステップ406〜408において、子時間短縮指令分類x7、同x6又はx0が準備されると、カウントダウン予告演出のための処理に入る。
図5において、まず、重複したカウントダウン演出がされないように、ステップ409にてカウントダウン予告演出中か否かを判定する。
カウントダウン予告演出中であればステップ413に跳ぶ。そうでなければ、ステップ410において、カウントダウン予告を発動するか否かの抽選を行う。ステップ411においては、ステップ410における抽選の当落を判定し、当選していればステップ412において、カウントダウン予告発動をする保留球記憶位置(保留球ランプLの点灯位置)の抽選を行う。ステップ410における抽選の当落判定結果が落選であればステップ423(図6参照)に跳ぶ。
ステップ413〜417においては、ステップ412における抽選結果に基づき、カウントダウン予告発動の演出をする現在の保留球記憶位置(保留球ランプLの点灯位置)を、第4番目、第3番目、第2番目若しくは第1番目の保留球記憶位置からにするか、又は第0番目、つまり現在変動表示中の保留球記憶位置にするかの振り分けを行い、ステップ418、同419、同420、同421又は同422において、子時間短縮指令分類x4、同x3、同x2、同x1又はx5が準備される。
図5において、まず、重複したカウントダウン演出がされないように、ステップ409にてカウントダウン予告演出中か否かを判定する。
カウントダウン予告演出中であればステップ413に跳ぶ。そうでなければ、ステップ410において、カウントダウン予告を発動するか否かの抽選を行う。ステップ411においては、ステップ410における抽選の当落を判定し、当選していればステップ412において、カウントダウン予告発動をする保留球記憶位置(保留球ランプLの点灯位置)の抽選を行う。ステップ410における抽選の当落判定結果が落選であればステップ423(図6参照)に跳ぶ。
ステップ413〜417においては、ステップ412における抽選結果に基づき、カウントダウン予告発動の演出をする現在の保留球記憶位置(保留球ランプLの点灯位置)を、第4番目、第3番目、第2番目若しくは第1番目の保留球記憶位置からにするか、又は第0番目、つまり現在変動表示中の保留球記憶位置にするかの振り分けを行い、ステップ418、同419、同420、同421又は同422において、子時間短縮指令分類x4、同x3、同x2、同x1又はx5が準備される。
ステップ418〜422において、子時間短縮指令分類x4、同x3、同x2、同x1又はx5が準備されると、図6に示す処理に移る。
図6中のステップ423〜424においては、以上のステップ422までの実行の結果、準備された子時間短縮指令分類x0〜x7を、現在実行中の演出がA、B又はC(A又はB以外)のいずれかによって、図柄/音声制御装置24に出力(送信)する子時間短縮指令を選択、決定する。
すなわち、現在実行中の演出がAであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに10を加算する(ステップ425)。同様に演出がBであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに20を加算する(ステップ426)。また演出がCであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに30加算する(ステップ427)。
ステップ428では、演出制御装置23(時間短縮時演出手段23b)は、ステップ425〜427で選択された単一種類の子時間短縮指令(図7中の24種類の子時間短縮指令S410〜S417,S420〜S427,S430〜S437中の一つの子時間短縮指令)を図柄/音声制御装置24に時間短縮演出指令として出力(送信)する。
以上により、図柄表示装置4や音声出力装置24aは、図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な、この例では24種類の内容(形態や音声)で行うことができる。
例えば、現在、図柄変動表示中であり、かつ4個の保留球ランプL1〜L4が全て点灯状態にあり、そのうち第4番目の保留球ランプL4に係る保留球記憶位置で大当りを引いているとする。そして、時間短縮スイッチ9を、現在の図柄変動表示を含めて連続して5回、オン操作(スイッチタッチ)した場合のカウントダウン予告演出について述べると、1回目のスイッチタッチでは「4」という画像表示及び音声で予告演出される。2回目のスイッチタッチでは「3」という画像表示及び音声で予告演出され、3回目のスイッチタッチでは「2」という画像表示及び音声で予告演出される。そして、4回目のスイッチタッチでは「1」という画像表示及び音声で予告演出され、最後の5回目のスイッチタッチで「大当り」という画像表示及び音声で大当りが演出される。大当りの演出は、他の演出に比べて際立ったものに設定される。なお、スイッチタッチの都度、図柄変動表示は中途終了(短縮)され、かつ図柄変動表示保留球数記憶値は消化される。
このように、本発明のパチンコ機によれば、単一種類の時間短縮指令によって図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な内容で行うことが可能となる。
図6中のステップ423〜424においては、以上のステップ422までの実行の結果、準備された子時間短縮指令分類x0〜x7を、現在実行中の演出がA、B又はC(A又はB以外)のいずれかによって、図柄/音声制御装置24に出力(送信)する子時間短縮指令を選択、決定する。
すなわち、現在実行中の演出がAであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに10を加算する(ステップ425)。同様に演出がBであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに20を加算する(ステップ426)。また演出がCであれば、ステップ423の実行前に準備されている子時間短縮指令分類x0〜x7の値(子時間短縮指令値)0〜7のうちのいずれかに30加算する(ステップ427)。
ステップ428では、演出制御装置23(時間短縮時演出手段23b)は、ステップ425〜427で選択された単一種類の子時間短縮指令(図7中の24種類の子時間短縮指令S410〜S417,S420〜S427,S430〜S437中の一つの子時間短縮指令)を図柄/音声制御装置24に時間短縮演出指令として出力(送信)する。
以上により、図柄表示装置4や音声出力装置24aは、図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な、この例では24種類の内容(形態や音声)で行うことができる。
例えば、現在、図柄変動表示中であり、かつ4個の保留球ランプL1〜L4が全て点灯状態にあり、そのうち第4番目の保留球ランプL4に係る保留球記憶位置で大当りを引いているとする。そして、時間短縮スイッチ9を、現在の図柄変動表示を含めて連続して5回、オン操作(スイッチタッチ)した場合のカウントダウン予告演出について述べると、1回目のスイッチタッチでは「4」という画像表示及び音声で予告演出される。2回目のスイッチタッチでは「3」という画像表示及び音声で予告演出され、3回目のスイッチタッチでは「2」という画像表示及び音声で予告演出される。そして、4回目のスイッチタッチでは「1」という画像表示及び音声で予告演出され、最後の5回目のスイッチタッチで「大当り」という画像表示及び音声で大当りが演出される。大当りの演出は、他の演出に比べて際立ったものに設定される。なお、スイッチタッチの都度、図柄変動表示は中途終了(短縮)され、かつ図柄変動表示保留球数記憶値は消化される。
このように、本発明のパチンコ機によれば、単一種類の時間短縮指令によって図柄変動表示の時間短縮に係る演出を様々な内容で行うことが可能となる。
4:図柄表示装置、4a:図柄表示装置の画面、5:始動入賞口、6:大入賞口、9:時間短縮スイッチ、21a:始動入賞球センサ、22:主制御装置、22g:時間短縮指令出力手段、23:演出制御装置(演出制御手段)、23b:時間短縮時演出手段、24:図柄/音声制御装置、24a:音声出力装置、LA,CA,RA:表示領域、L,C,R:図柄、S4:時間短縮指令、S410〜S417,S420〜S427,S430〜S437:子時間短縮指令。
Claims (1)
- 始動入賞口に遊技球が入賞することにより、所定の確率で大当りとする大当り抽選を行い、図柄表示装置に図柄を変動表示させ、所定時間後に前記図柄の変動表示を停止させ、パチンコ機各部をその停止させた図柄に応じた遊技状態に制御する主制御装置を備え、
該主制御装置は、予め定められた変動表示時間短縮条件が充足されることにより、前記図柄の変動表示の時間を短縮させる変動表示時間短縮機能を備えたパチンコ機において、
遊技者が任意に操作可能であってその操作により前記変動表示時間短縮機能を作動させる時間短縮スイッチを備えると共に、前記主制御装置と前記図柄表示装置との間に演出制御手段を備え、
前記主制御装置は、前記図柄の変動表示中に前記時間短縮スイッチが操作され、前記変動表示時間短縮機能が作動されることにより単一種類の時間短縮指令を1回出力する時間短縮指令出力手段を備え、
前記演出制御手段は、前記主制御装置からの前記時間短縮指令を受信することにより、前記図柄変動表示の時間短縮に係る複数種類の子時間短縮指令中から適宜の一つの時間短縮指令を出力し、前記図柄の変動表示の時間短縮に係る、内容の異なる複数種類の演出を前記図柄表示装置、又は該演出制御手段で制御可能な音声出力装置に行わせる時間短縮時演出手段を備えることを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024263A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
JP2016220989A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | タイヨーエレック株式会社 | 遊技機 |
JP2018027226A (ja) * | 2016-08-18 | 2018-02-22 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003372750A patent/JP2005131245A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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