JP4731038B2 - 積層包装材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層包装材に関し、更に詳しくは、低温下での過酷な屈曲疲労、振動疲労および落下衝撃に対しても優れたガスバリア性を保持することができ、被包装物の変質を防止するために有効な積層包装材を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)は、透明性、帯電防止性、耐油性、耐溶剤性、ガスバリア性、保香性などに優れているが、耐衝撃性、耐屈曲疲労性、延伸性、熱成形性、ヒートシール性、吸湿又は吸水時のガスバリア性は低いという欠点も有する材料である。
このため、包装材料を目的とする用途においては、EVOH層の表裏両面にポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル層などを積層することによってガスバリア性、香気保持性、食品の変色防止性などのEVOHの特性を維持しながら、耐屈曲疲労性、熱成形性、ヒートシール性、防湿性などのEVOHの欠点を補って各種包装用途に利用されているのが実情である。
【0003】
そして、かかる包装用途の一つとして、最近では、ワインやジュース等の飲料用液体やサラダ油などの液体を輸送・保存するためのガスバリア性を有する包装用容器として、バッグインボックスやバッグインカートン等の内容器に代表されるフレキシブルな積層包装材に多く利用されている。
このときの該包装材に要求される性能としては、輸送時における屈曲疲労、振動疲労に対しても優れたガスバリア性を保持することができること(耐屈曲疲労性、耐振動疲労性)、および取扱中における落下や衝突に対しても優れたガスバリア性を保持することができること(耐衝撃性)などが挙げられる。特に、冬季や冷蔵・チルド等の低温輸送・保管時などの低温流通環境下では、更に高度な耐屈曲疲労性、耐振動疲労性、耐衝撃性が要求される。
【0004】
かかる対策として、種々の層構成や樹脂組成物を有する積層構造体が提案されている。例えば、層構成に特徴があるものとしては、直鎖状低密度ポリエチレン層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/直鎖状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと略記することがある)層からなる積層包装材(特開昭60−161146号公報)、LLDPE層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂層又は二軸延伸ナイロン層又は二軸延伸ポリプロピレン層からなる積層包装材(特開昭60−168649号公報)、表面層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/表面層からなる積層包装材(特開昭60−168650号公報)、表面層/カルボン酸変性LLDPE層/EVOH層/カルボン酸変性LLDPE層/表面層からなる積層包装材(特開昭60−242054号公報)、LLDPE層/接着性樹脂層/ポリアミド樹脂層/EVOH層/ポリアミド樹脂層/接着性樹脂層/LLDPE層またはLLDPE層/接着性樹脂層/ポリアミド樹脂層/接着性樹脂層/EVOH層/接着性樹脂層/LLDPE層からなる複合フィルム(特開平7−101002号公報)等が提案されており、また、樹脂組成物に特徴があるものとしては、EVOHとエチレン−アクリル酸エステル共重合体からなる樹脂組成物層を有する積層包装材(特開昭61−220839号公報、特開昭62−152847号公報)、EVOHとエチレン−不飽和カルボン酸アイオノマー等からなる樹脂組成物層を有する包装材料(特開平8−217934号公報、特開平9−77945号公報、特開平9−328592号公報、特開平11−140244号公報等)、EVOHと(メタ)アクリル酸共重合体からなる樹脂組成物層を有する積層包装材(特開平11−91043号公報)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、特開昭60−161146号公報、特開昭60−168649号公報、特開昭60−168650号公報、特開昭60−242054号公報に記載の技術では、耐屈曲疲労性の向上はある程度認められるものの、長期間の保存や輸送に耐えるだけの高度なガスバリア保持性は未だ不充分であり、特開昭61−220839号公報、特開昭62−152847号公報、特開平7−101002号公報、特開平8−217934号公報、特開平9−77945号公報、特開平9−328592号公報、特開平11−91043号公報、特開平11−140244号公報に記載の技術においても、常温下においては優れた耐屈曲疲労性、耐振動疲労性、耐衝撃性等が認められるものの、低温下における昨今の過酷な流通条件下においては、更なる改善の余地があることが分かった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、上記の問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の積層構成を有し、かつ該樹脂組成物が、EVOH(a)及び融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有してなり、該ポリアミド系樹脂層(B)に用いられるポリアミド系樹脂の融点が160〜230℃である積層包装材が、低温下での過酷な屈曲疲労、振動疲労および落下衝撃等に対しても優れたガスバリア性を保持することができることを見いだし本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に述べる。本発明の積層包装材は、表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の積層構成を有するもので、かかる樹脂組成物層(A)に用いられる樹脂組成物は、EVOH(a)及び融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有してなるもので、かかるEVOH(a)としては、エチレン含有量が10〜70モル%(更には20〜60モル%)、ケン化度が90モル%以上(更には95モル%以上)のものが好ましく用いられ、該エチレン含有量が10モル%未満では高湿時のガスバリア性、溶融成形性が低下し、逆に70モル%を越えると充分なガスバリア性が得られず、更にケン化度が90モル%未満ではガスバリア性、熱安定性、耐湿性等が低下して好ましくない。
【0008】
また、該EVOH(a)のメルトフローレート(MFR)(210℃、荷重2160g)は、0.5〜100g/10分(更には1〜50g/10分)が好ましく、該メルトフローレートが該範囲よりも小さい場合には、成形時に押出機内が高トルク状態となって押出加工が困難となり、また該範囲よりも大きい場合には、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が低下することがあり好ましくない。
【0009】
該EVOH(a)は、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢酸ビニル共重合体は、公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造され、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方法で行い得る。
【0010】
また、本発明では、本発明の効果を阻害しない範囲で共重合可能なエチレン性不飽和単量体を共重合していてもよく、かかる単量体としては、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキルエステル類、アクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルアミド類、メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類、アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビニル類、炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキルビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル類、トリメトキシビニルシラン等のビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル、アリルアルコール、ジメチルアリルアルコール、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等が挙げられる。
【0011】
また、上記のポリアミド系樹脂(b)は、融点が150℃以下のもので、融点が高すぎるポリアミド系樹脂を使用しても本発明の効果を得ることはできず、更には融点が80〜150℃のものが好ましく、特には80〜140℃のものが好ましい。ここで融点とは、示差走査熱量計(DSC)を用いて昇温速度10℃/minで測定される融解ピーク温度(℃)である。
【0012】
具体的にかかるポリアミド系樹脂(b)の種類としては、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリルラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン26)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン612)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン8、6)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン108)、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイロン6/12)、カプロラクタム/ω−アミノノナン酸共重合体(ナイロン6/9)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン6/66)、ラウリルラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン12/66)、エチレンジアミンアジパミド/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン26/66)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン66/610)、エチレンアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン6/66/610)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド、ヘキサメチレンイソフタルアミド/テレフタルアミド共重合体あるいはこれらのポリアミド系樹脂をメチレンベンジルアミン、メタキシレンジアミン等の芳香族アミンで変性したものやメタキシリレンジアンモニウムアジペート等を挙げることができ、これらの種類の中で、融点が150℃以下のものが用いられる。
【0013】
ポリアミド系樹脂の融点を150℃以下とするための手法は特に限定されないが、工業的には上記ポリアミド系樹脂のうち、特定比率の共重合体を使用することが好ましく、該共重合体ナイロンとして具体的には、ナイロン6/12、ナイロン6/69、ナイロン6/66/610、ナイロン6/66/610/12、ナイロン6/66/610/11等やその芳香族アミン変性物が挙げられ、市販されている具体的な商品名としては、『アミランCM4000』,『アミランCM8000』,『アミランCM6541−X3』,『アミランCM831』,『アミランCM833』(以上、東レ社製)、『エルバミド8061』,『エルバミド8062S』,『エルバミド8066』(以上、デュポンジャパン社製)、『グリロンCF6S』,『グリロンCF62BS』,『グリロンCA6E』,『グリロンXE3381』,『グリロンBM13SBG』(以上、エムスジャパン社製)、『UBE7128B』,『UBE7028B』(以上、宇部興産社製)などが挙げられる。
【0014】
また、該ポリアミド系樹脂(b)の示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定(昇温速度10℃/min)される融解熱量(ΔH)は、80J/g以下(更には5〜70J/g、特には10〜60J/g)が好ましく、該融解熱量(ΔH)が80J/gを越える場合には、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が不充分となることがあり好ましくない。
ポリアミド系樹脂の融解熱量(ΔH)を80J/g以下とするための手法は特に限定されないが、工業的にはポリアミド系樹脂中の重合度、分子量、分子量分布、低分子量成分の含有量、水分量、残存モノマー量等をコントロールすることで好適に行うことができる。
【0015】
さらに、該ポリアミド系樹脂(b)のメルトフローレート(MFR)(210℃、荷重2160g)は、1〜100g/10分(更には3〜80g/10分、特には5〜50g/10分)が好ましく、該MFRが該範囲から外れる場合にも、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が不充分となることがあり好ましくない。
ポリアミド系樹脂のMFRを上記範囲にするための手法も特に限定されないが、工業的にはポリアミド系樹脂の重合度、分子量、分子量分布、低分子量成分の含有量、水分量、残存モノマー量等をコントロールすることで好適に行うことができる。
【0016】
本発明においてポリアミド系樹脂(b)としては、構造、組成、融点、融解熱量、分子量(MFR)、分子量分布などの異なるポリアミド系樹脂を併せて2種類以上用いることもできる。
【0017】
本発明に用いられる樹脂組成物中のEVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の含有割合は特に限定されないが、(a)及び(b)の含有重量比(a/b)は、50/50〜99/1(更には60/40〜97/3、特には70/30〜95/5)が好ましく、かかる重量比が50/50よりも小さいときは、ガスバリア性が不充分となることがあり、逆に99/1より大きいときは、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が不充分となることがあり好ましくない。なお、ポリアミド系樹脂(b)として、構造、組成、融点、融解熱量、分子量(MFR)、分子量分布などの異なるポリアミド系樹脂(b)を併せて2種類以上用いる場合は、その総重量が上記の範囲にあればよい。
【0018】
EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の混合方法については、特に限定されないが、混合の均一性の点からは溶融状態で混練することが好ましく、その手段としては、例えば、ニーダールーダー、押出機、ミキシングロール、バンバリーミキサー、プラストミルなどの公知の混練装置を使用して行うことができるが、通常は単軸又は二軸の押出機を用いることが工業上好ましく、また、必要に応じて、ベント吸引装置、ギヤポンプ装置、スクリーン装置等を設けることも好ましい。特に、水分や副生成物(熱分解低分子量物等)を除去するために、押出機に1個以上のベント孔を設けて減圧下に吸引したり、押出機中への酸素の混入を防ぐために、ホッパー内に窒素等の不活性ガスを連続的に供給したりすることにより、熱着色や熱劣化が軽減された品質の優れた樹脂組成物を得ることができる。
【0019】
また、押出機にEVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を供給するにあたっては特に限定されず、(1) EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を押出機に供給する前に予めブレンドしておく方法、(2)EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)をドライブレンドして一括して押出機に供給する方法、(3) EVOH(a)を押出機に供給して溶融させたところに固体状の融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を供給する方法、(3)EVOH(a)を押出機に供給して溶融させたところに溶融状態の融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を供給する方法等を挙げることができるが、中でも、(2) の方法が装置の簡便さ、ブレンド物のコスト面等で実用的である。
【0020】
本発明においては、かかるEVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有する樹脂組成物中にアルカリ金属を含有させることも、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等がさらに向上する点で好ましく、かかるアルカリ金属としては、ナトリウムやカリウムが好ましく、これらの金属を含有させるに当たっては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の有機酸や、硫酸、亜硫酸、炭酸、ホウ酸、リン酸等の無機酸の金属塩として含有させることが好ましく、好適には酢酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩である。また、アルカリ金属の含有量としては、EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有する樹脂組成物に対して金属換算で5〜1000ppm(更には10〜500ppm、特には20〜300ppm)とすることが好ましく、かかる含有量が5ppm未満では、その含有効果を得ることが困難となって、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が不充分となることがあり、逆に1000ppmを越えると、得られる積層包装材の外観が悪化することになり、また耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等も低下することとなり好ましくない。尚、樹脂組成物中に2種以上のアルカリ金属が含有される場合は、その総計が上記の含有量の範囲にあることが好ましい。
【0021】
本発明においては、かかるEVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有する樹脂組成物中にアルカリ土類金属を含有させることも、樹脂組成物のロングラン成形性が改善されて得られる積層包装材の外観等がさらに向上する点で好ましく、かかるアルカリ土類金属としては、カルシウムやマグネシウムが好ましく、これらの金属を含有させるに当たっては、上記酸類の金属塩として含有させることが好ましく、好適には酢酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩である。また、アルカリ土類金属の含有量としては、EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有する樹脂組成物に対して金属換算で5〜500ppm(更には10〜300ppm、特には20〜250ppm)とすることが好ましく、かかる含有量が5ppm未満では、その含有効果を得ることが困難となって、樹脂組成物のロングラン成形性の向上効果が乏しくなることがあり、逆に500ppmを越えると、得られる積層包装材の外観が悪化することになり、また耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等も低下することとなり好ましくない。尚、樹脂組成物中に2種以上のアルカリ土類金属が含有される場合は、その総計が上記の含有量の範囲にあることが好ましい。
【0022】
樹脂組成物中にアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を含有させる方法については、特に限定されず、予めEVOH(a)に含有させておいたり、予め融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)に含有させておいたり、EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の混合時に同時に含有させたり、EVOH(a)と融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の混合後の樹脂組成物に含有させたり、これらの方法を組み合わせたりすることができる。本発明の効果をより顕著に得るためには、予めEVOH(a)に含有させておく方法が、アルカリ(土類)金属の分散性に優れる点で好ましい。
【0023】
かかる金属を予めEVOH(a)に含有させておく方法としては、イ)含水率20〜80重量%のEVOHの多孔性析出物を、アルカリ(土類)金属化合物水溶液と接触させて、アルカリ金属化合物を含有させてから乾燥する方法、ロ)EVOHの均一溶液(水/アルコール溶液等)にアルカリ(土類)金属化合物を含有させた後、凝固液中にストランド状に押し出し、次いで得られたストランドを切断してペレットとして、更に乾燥処理をする方法、ハ)EVOHとアルカリ(土類)金属化合物を一括して混合してから押出機等で溶融混練する方法、ニ)EVOHの製造時において、ケン化工程で使用したアルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)を酢酸で中和して、副生成する酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の量を水洗処理により調整したりする方法等を挙げることができる。本発明の効果をより顕著に得るためには、アルカリ(土類)金属の分散性に優れるイ)、ロ)またはニ)の方法が好ましい。
【0024】
また、本発明においては、かかる樹脂組成物に本発明の目的を阻害しない範囲において、飽和脂肪族アミド(例えばステアリン酸アミド等)、不飽和脂肪酸アミド(例えばオレイン酸アミド等)、ビス脂肪酸アミド(例えばエチレンビスステアリン酸アミド等)、脂肪酸金属塩(例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛等)、低分子量ポリオレフィン(例えば分子量500〜10,000程度の低分子量ポリエチレン、又は低分子量ポリプロピレン等)などの滑剤、有機酸(例えば酢酸、プロピオン酸、ステアリン酸等)、無機酸(例えばホウ酸、リン酸等)、無機塩(例えばハイドロタルサイト等)、可塑剤(例えばエチレングリコール、グリセリン、ヘキサンジオール等の脂肪族多価アルコールなど)、酸素吸収剤〔例えば無機系酸素吸収剤として、還元鉄粉類、さらにこれに吸水性物質や電解質等を加えたもの、アルミニウム粉、亜硫酸カリウム、光触媒酸化チタン等が、有機化合物系酸素吸収剤として、アスコルビン酸、さらにその脂肪酸エステルや金属塩等、ハイドロキノン、没食子酸、水酸基含有フェノールアルデヒド樹脂等の多価フェノール類、ビス−サリチルアルデヒド−イミンコバルト、テトラエチレンペンタミンコバルト、コバルト−シッフ塩基錯体、ポルフィリン類、大環状ポリアミン錯体、ポリエチレンイミン−コバルト錯体等の含窒素化合物と遷移金属との配位結合体、テルペン化合物、アミノ酸類とヒドロキシル基含有還元性物質の反応物、トリフェニルメチル化合物等が、高分子系酸素吸収剤として、窒素含有樹脂と遷移金属との配位結合体(例えばMXDナイロンとコバルトの組合せ)、三級水素含有樹脂と遷移金属とのブレンド物(例えばポリプロピレンとコバルトの組合せ)、炭素−炭素不飽和結合含有樹脂と遷移金属とのブレンド物(例えばポリブタジエンとコバルトの組合せ〕、光酸化崩壊性樹脂(例えばポリケトン等)、アントラキノン重合体(例えばポリビニルアントラキノン等)や、更にこれらの配合物に光開始剤(例えばベンゾフェノン等)や過酸化物補足剤(例えば市販の酸化防止剤等)や消臭剤(例えば活性炭等)を添加したものなど、熱安定剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、界面活性剤、抗菌剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、充填材(例えば無機フィラー等)、他樹脂(例えばポリオレフィン、融点が160℃を越えるポリアミド等)などを配合しても良い。
【0025】
また、EVOH(a)として、異なる2種以上のEVOHを用いることも可能で、このときは、エチレン含有量が5モル%以上異なり、及び/又はケン化度が1モル%以上異なり、及び/又はMFRの比が4以上であるEVOHのブレンド物を用いることにより、ガスバリア性を保持したまま、更に柔軟性、熱成形性、製膜安定性等が向上するので有用である。
【0026】
本発明の積層包装材は、少なくとも表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の6層の積層体からなるもので、(B)〜(D)の各層に使用される樹脂について詳細に説明する。
【0027】
該ポリアミド系樹脂層(B)に用いられるポリアミド系樹脂としては、種々のものを使用することができる。かかるポリアミド系樹脂としては、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリルラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン26)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン612)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン86)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン108)、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイロン6/12)、カプロラクタム/ω−アミノノナン酸共重合体(ナイロン6/9)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン6/66)、ラウリルラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン12/66)、エチレンジアミンアジパミド/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン26/66)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン66/610)、エチレンアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン6/66/610)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド、ヘキサメチレンイソフタルアミド/テレフタルアミド共重合体あるいはこれらのポリアミド系樹脂をメチレンベンジルアミン、メタキシレンジアミン等の芳香族アミンで変性したものやメタキシリレンジアンモニウムアジペート等が挙げられ、これらの1種または2種以上のブレンド物が用いられ、更にはこれらの中でも、融点が160〜230℃のポリアミド系樹脂が好ましく、具体的にはポリカプラミド(ナイロン6)、ポリラウリルラクタム(ナイロン12)、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイロン6/12)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン6/66)等が用いられる。
【0028】
該表面層(C)に使用される樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、共重合ポリアミド、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、芳香族および脂肪族ポリケトン、脂肪族ポリアルコール等が挙げられ、好適にはポリオレフィン系樹脂が用いられる。かかるポリオレフィン系樹脂としては、具体的に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレン−プロピレン(ブロックおよびランダム)共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらのオレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又はそのエステルでグラフト変性したものやこれらのブレンド物などの広義のポリオレフィン系樹脂を挙げることができ、なかでも、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマーが、得られる積層包装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等に優れる点で好ましい。
【0029】
特に、密度0.86〜0.95g/cm3のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく用いられ、密度が上記範囲より小さいときは、積層包装材の機械的諸物性が不足したり、ブロッキングが発生したりする。逆に、大きいときは、耐屈曲疲労性や耐振動疲労性等が不充分となることがあり好ましくない。尚、ここで言う密度とは、20℃においてJIS K6760に準じて測定される値であり、エチレン−α−オレフィンとは、エチレンとブテン−1,ペンテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘキセン−1,オクテン−1等の炭素数18以下の共重合物である。これらの中でも炭素数が4〜8のオレフィンを用いたエチレン−α−オレフィン共重合体が好適に用いられる。
【0030】
上記の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)においては、さらに、シングルサイト触媒の存在下に製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体であることが、本発明の効果をより発現できうる点で好ましい。シングルサイト触媒とは、現行のチーグラー触媒やフィリップス触媒が活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一(シングルサイト)である特徴を有する触媒のことであり、代表的なものとしてメタロセン系触媒等が挙げられる。具体的な商品名としては、『カーネル』(日本ポリケム社製)、『エボリュー』(三井化学社製)、『エグザクト』(エクソンケミカル社製)、『アフィニティー』(ダウケミカル社製)などが挙げられる。
尚、本発明の積層包装材においては、上記の表面層(C)は、2層用いられているが、必ずしも同じ樹脂を用いる必要はなく、異なった種類の樹脂を用いることも可能である。
【0031】
該接着性樹脂層(D)に用いられる接着性樹脂としては、特に限定されず、種々のものを使用することができるが、一般的には、不飽和カルボン酸またはその無水物をオレフィン系重合体(上述のオレフィンの単体又は共重合体)に付加反応やグラフト反応等により化学的に結合させて得られるカルボキシル基を含有する変性オレフィン系重合体を挙げることができ、不飽和カルボン酸又はその無水物としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等が挙げられ、中でも、無水マレイン酸が好適に用いられる。具体的には、無水マレイン酸グラフト変性ポリエチレン、無水マレイン酸グラフト変性ポリプロピレン、無水マレイン酸グラフト変性エチレン−プロピレン共重合体、無水マレイン酸グラフト変性エチレン−エチルアクリレート共重合体、無水マレイン酸グラフト変性エチレン−酢酸ビニル共重合体等から選ばれた1種または2種以上の混合物が好適なものとして挙げられ、特に、前述の密度0.86〜0.95g/cm3のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。このときの、オレフィン系重合体に含有される不飽和カルボン酸又はその無水物の量は、0.001〜3重量%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜1重量%、特に好ましくは0.03〜0.5重量%である。該変性物中の変性量が少ないと、層間接着性の向上効果に乏しく、逆に多いと架橋反応を起こし、成形性が悪くなることがあり好ましくない。
【0032】
また、これらの接着性樹脂にはポリイソブチレン、エチレン−プロピレンゴム等のゴム・エラストマー成分や、接着性樹脂の母体のポリオレフィン系樹脂と異なるポリオレフィン系樹脂をブレンドすることにより、接着性が向上することがあり有用である。
尚、本発明の積層包装材においては、上記の接着性樹脂層(D)は、2層用いられているが、必ずしも同じ樹脂を用いる必要はなく、異なった種類の樹脂を用いることも可能である。
【0033】
本発明の積層包装材は、上記の如き特定の樹脂組成物層(A)とポリアミド系樹脂層(B)を中間層[(A)/(B)]とし、該中間層の両側に接着性樹脂層(D)を設け、更に該接着性樹脂層の外側に表面層(C)を設けてなるもので、かかる積層包装材の製造法について説明する。
【0034】
本発明の積層包装材を製造するに当たっては、最終的に、表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の層構成を有する積層体が得られればよく、その積層方法については限定されず、例えば各樹脂を共押出する方法、予め樹脂組成物の単層(A)フィルム等や樹脂組成物とポリアミド系樹脂の多層[(A)/(B)]フィルム等を作製しておき、これに他の樹脂を溶融押出する方法、予め樹脂組成物の単層(A)フィルム等や樹脂組成物とポリアミド系樹脂の多層[(A)/(B)]フィルム等を作製しておき、これに他の樹脂からなる単層フィルムや多層フィルムを有機チタン化合物、イソシアネート化合物、ポリエステル系化合物、ポリウレタン化合物等の公知の接着剤を用いてドライラミネートする方法等が挙げられる。溶融成形時の成形温度は、150〜300℃の範囲から選ぶことが多い。
【0035】
また、本発明の、表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の積層包装材の各層の厚みは、表面層の熱可塑性樹脂の種類、用途や包装材の形態、要求される物性などによって一概に言えないが、フレキシブル積層包装材としては、通常(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)=5〜200μm/1〜50μm/1〜50μm/1〜50μm/1〜50μm/5〜200μmの範囲から選択され、好ましくは、同=10〜100μm/2〜20μm/2〜30μm/2〜30μm/2〜20μm/10〜100μmである。
【0036】
樹脂組成物層(A)が1μm未満ではガスバリア性が不足し、またその厚み制御が不安定となり、逆に50μmを越えると耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が劣り、かつ経済的でなく好ましくない。ポリアミド系樹脂層(B)が1μm未満では耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等の改善効果に乏しく、またその厚み制御が不安定となり、逆に50μmを越えると耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等が低下し、かつ経済的でなく好ましくない。表面層(C)が5μm未満では機械的強度が不足し破れやすくなり、逆に200μmを越えると柔軟性が低下するとともに、必要以上に重量が大きくなり好ましくない。接着性樹脂層(D)が1μm未満では層間接着強度が不足し、またその厚み制御が不安定となり、逆に50μmを越えると柔軟性が低下するとともに、かつ経済的でなく好ましくない。
【0037】
本発明の最大の特徴は、中間層に特定の樹脂組成物層(A)とポリアミド系樹脂層(B)を採用したことにあり、本発明の積層包装材は、(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)の層構成に限らず、該表面層の外側に更に別の表面層を設けた、(C)/(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)、(C)/(D)/(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)、(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)/(C)、(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)/(D)/(C)、(C)/(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)/(C)、ポリアミド系樹脂層(B)を2層以上設けた、(C)/(D)/(B)/(A)/(B)/(D)/(C)、(C)/(D)/(A)/(B)/(B)/(D)/(C)、樹脂組成物層(A)を2層以上設けた、(C)/(D)/(A)/(B)/(A)/(D)/(C)、(C)/(D)/(A)/(A)/(B)/(D)/(C)、樹脂組成物層(A)とポリアミド系樹脂層(B)の間に別の樹脂層を設けた、(C)/(D)/(A)/(D)/(B)/(D)/(C)、(C)/(D)/(A)/(C)/(B)/(D)/(C)、(C)/(D)/(A)/(D)/(C)/(D)/(B)/(D)/(C)等の7層以上の積層包装材とすることも可能である。勿論、層構成中の記号が同一の場合でも、使用される樹脂や組成は同じでも異なっていてもよい。
【0038】
これらの中でも、(C)/(D)/(B)/(A)/(B)/(D)/(C)の層構成、すなわち、ポリアミド系樹脂層(B)と樹脂組成物層(A)とポリアミド系樹脂層(B)を中間層[(B)/(A)/(B)]とし、該中間層の両側に接着性樹脂層(D)を設け、更に該接着性樹脂層の外側に表面層(C)を設けてなる層構成を有する場合、本発明の効果をより発現できうる点で特に好ましい。さらに、(C)/(D)/(A)/(D)/(B)/(D)/(C)の層構成、すなわち、ポリアミド系樹脂層(B)と樹脂組成物層(A)の間に接着性樹脂層(D)を設けて中間層[(A)/(D)/(B)]とし、該中間層の両側に接着性樹脂層(D)を設け、更に該接着性樹脂層の外側に表面層(C)を設けてなる層構成を有する場合、耐屈曲疲労性と耐湿性のバランスに優れる点で特に好ましい。
【0039】
また、本発明の積層包装材の各層には、成形加工性や諸物性の向上のために、前述の各種添加剤や改質剤、充填材、他樹脂等を本発明の効果を阻害しない範囲で添加することもできる。
【0040】
かくして得られた本発明の積層包装材は、チューブ状や袋状などの形態に加工されて、食品、飲料、医薬品、化粧品、工業薬品、農薬、洗剤等各種の包装材料として有用であり、広範囲の用途に使用することが可能であるが、特にバッグインボックスまたはバッグインカートンの内容器用途に用いることが好ましい。
以下、バッグインボックスまたはバッグインカートン用内容器について説明するが、本発明の積層包装材の用途としてこれに限定されるものではない。
【0041】
バッグインボックスまたはバッグインカートンとは、折り畳み可能なプラスチックの薄肉内容器と積み重ね性、持ち運び性、内容器保護性、印刷適性を有する外装ダンボール箱(バッグインボックス)または紙カートン(バッグインカートン)とを組み合わせた容器のことである。更に外装の基材としては板紙やダンボールの他にプラスチックや金属であってもよく、形状についてもボックスやカートン(直方体)の他にドラム(円柱)等であってもよい。以下、これらを総称してバッグインボックスと称する。
【0042】
該バッグインボックス用の内容器は、主に、ヒートシール法及びブロー成形法により製造することができる。
ヒートシール法では、共押出法等により製膜(インフレーション法又はTダイキャスト法)された積層体をそのまま、あるいは必要に応じて2重又は3重に重ね合わせて、液体注入口の密封取り付け用の穴を打ち抜き、その穴に、予め射出成形で成形した液体注入口の密封栓をヒートシール法で融着させる。そのときに、該積層体と打ち抜き処理のしていない別の積層体とを合わせて四方ヒートシールしてバッグインボックス等の内容器とすることができる。
【0043】
ブロー成形法では、複数の押出機から共押出法により押し出された円筒状の上記の積層体(パリソン)を金型で型締めして成形する。液体注入口の密封栓は、予め射出成形で成形したものを金型内にセットしておき、ブロー成形時に成形容器と融着させる。その後、液体注入口をあけることによりバッグインボックス等の内容器とすることができる。
【0044】
かくして得られたバッグインボックス用の内容器は、ワイン、ジュース、みりん、醤油、ソース、麺つゆ、牛乳、ミネラルウォーター、日本酒、焼酎、コーヒー、紅茶、各種食用油等の食料品や液体肥料、次亜塩素酸ソーダ、現像液、バッテリー液、他の工業用薬品等の非食品などの輸送、保管、陳列等に用いることができる。
【0045】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
尚、実施例中「部」、「%」とあるのは、特に断わりのない限り、重量基準を意味する。
【0046】
ポリアミド系樹脂(b)の融点と融解熱量(ΔH)の測定については、示差走査熱量計(PERKIN ELMER社製『Pyris1』)を用いて昇温速度10℃/minで測定することにより行った。
【0047】
実施例1
共押出多層インフレーション製膜装置を用いて、樹脂組成物層(A)がEVOH[エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10分、酢酸ナトリウム含有量535ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppm](a)90部と、ポリアミド系樹脂[エムスジャパン社製『グリロンCF6S』、ナイロン6/12の共重合体、密度1.05g/cm3、融点133℃、ΔH51J/g、MFR18g/10分(210℃、荷重2160g)](b)10部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は135ppm、マグネシウム含有量は45ppm)からなり、ポリアミド系樹脂層(B)がナイロン6[三菱化学社製『ノバミッド 1030CA4』、融点224℃]からなり、表面層(C)が直鎖状低密度ポリエチレン[日本ポリケム社製『カーネルKF270』、MFR2.0g/10分(190℃)、密度0.907g/cm3]からなり、更に接着性樹脂層(D)が無水マレイン酸変性LLDPE[三菱化学社製『モディック−AP M503』、MFR1.7g/10分(190℃)、密度0.92g/cm3]からなる本発明の積層包装材[(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)=35μm/5μm/10μm/10μm/5μm/35μmの層厚み構成を有する6層共押出多層インフレーションフィルム]を得た。
【0048】
上記で得られた積層包装材の耐屈曲疲労性(屈曲疲労後のガスバリア保持性)を以下の要領で評価した。
(耐屈曲疲労性)
得られた積層包装材(A4サイズに裁断)を、ゲルボフレックテスター(理学工業社製)を用いて、5℃および23℃、50%RHの雰囲気中で、440°捻り(3.5インチ)+直進(2.5インチ)の繰り返し往復運動を、200回および550回行った後、該積層包装材について、酸素透過度測定装置(MOCON社製『OXTRAN10/50』)を用いて、23℃、50%RHの条件下で酸素透過度(cc/m2・day・atm)を測定した。
【0049】
また、得られた積層包装材(500mm×700mmに裁断)を2枚重ねにして、打ち抜き機により、液体注入用の穴(直径43mm)をあけた。
次に、穴をあけていない積層包装材(500mm×700mmの2枚重ね)を上記の穴をあけた積層包装材と、樹脂組成物層(A)が内層寄りでポリアミド系樹脂層(B)が外層寄りになるように重ね合わせて四方ヒートシールしてバッグインボックス用の内容器を製造した。
その際に、液体注入用の穴に高密度ポリエチレン製の密封栓を取り付け回りを熱シールして密着固定した。
【0050】
上記で得られたバッグインボックス用の内容器の耐振動疲労性(屈振動疲労後のガスバリア保持性)および耐落下衝撃性(落下衝撃後のガスバリア保持性)を以下の要領で評価した。
(耐振動疲労性)
得られたバッグインボックス用の内容器をダンボール箱に入れ、その中に水を約20リットル入れて、該ダンボール箱を振動試験機を用いて、温度5℃、振動幅50mm、振動数168回/分の振動条件で水平方向に1.5時間振動させた。該振動試験後のバッグインボックス用の内容器について、水を抜いてから酸素透過度測定装置(MOCON社製『OXTRAN10/50』)を用いて、23℃、50%RHの条件下で酸素透過度(cc/day・atm)を測定した。
【0051】
(耐落下衝撃性)
得られたバッグインボックス用の内容器をダンボール箱に入れ、その中に水を約20リットル入れて、5℃の温度下に24時間保管してから、5℃下に1.2mの高さからコンクリート面に5回自由落下させた。該落下試験後のバッグインボックス用の内容器について、水を抜いてから酸素透過度測定装置(MOCON社製『OXTRAN10/50』)を用いて、23℃、50%RHの条件下で酸素透過度(cc/day・atm)を測定した。
【0052】
実施例2〜5、比較例1〜3
表1に示す如く樹脂組成物層(A)、ポリアミド系樹脂層(B)、表面層(C)、接着性樹脂層(D)を用いて、実施例1と同様に評価を行った。
【0053】
Figure 0004731038
【0054】
[樹脂組成物層(A)]
以下の各EVOH(a)中のアルカリ(土類)金属化合物に関しては、EVOHの含水多孔性析出物をアルカリ(土類)金属化合物水溶液と接触させて、アルカリ(土類)金属化合物を含有させてから乾燥することにより配合した。また該アルカリ(土類)金属含有量については、樹脂組成物を灰化後、塩酸水溶液に溶解し原子吸光分析法によりアルカリ(土類)金属を定量した。更にアルカリ(土類)金属含有EVOHとポリアミド系樹脂(b)の混合については、二軸押出機(径30mmΦ、L/D=30)を用いて、成形温度220℃で、ベント孔を減圧吸引して、ホッパー内を窒素ガス供給して行った。
【0055】
A−1
エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10分、酢酸ナトリウム含有量535ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppmのEVOH(a)90部と、ポリアミド系樹脂[エムスジャパン社製『グリロンCF6S』、ナイロン6/12の共重合体、密度1.05g/cm3、融点133℃、ΔH51J/g、MFR18g/10分(210℃、荷重2160g)](b)10部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は135ppm、マグネシウム含有量は45ppm)。
【0056】
A−2
エチレン含有量34モル%、ケン化度99.7モル%、MFR6g/10分、酢酸ナトリウム含有量285ppm、酢酸カリウム含有量100ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppmのEVOH(a)70部と、ポリアミド系樹脂[東レ社製『アミランCM8000』、ナイロン6/66/610/12の共重合体、密度1.12g/cm3、融点131℃、ΔH40J/g、MFR25g/10分(210℃、荷重2160g)](b)30部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は55ppm、カリウム含有量は28ppm、マグネシウム含有量は35ppm)。
【0057】
A−3
エチレン含有量38モル%、ケン化度99.5モル%、MFR5g/10分、酢酸ナトリウム含有量355ppm、リン酸2水素ナトリウム100ppm、酢酸カルシウム含有量250ppmのEVOH(a)80部と、ポリアミド系樹脂[エムスジャパン社製『グリロンCA6E』、ナイロン6/12共重合体、密度1.06g/cm3、融点124℃、ΔH39J/g、MFR26g/10分(210℃、荷重2160g)](b)20部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は95ppm、カルシウム含有量は50ppm)。
【0058】
A−4
エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10分、酢酸ナトリウム含有量535ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppmのEVOH(a)85部と、ポリアミド系樹脂[東レ社製『アミランCM6541−X3』、ナイロン6/12の共重合体、密度1.11g/cm3、融点135℃、ΔH40J/g、MFR12g/10分(210℃、荷重2160g)](b)15部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は127ppm、マグネシウム含有量は42ppm)。
【0059】
A−5
エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10分、酢酸ナトリウム含有量535ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppmのEVOH(a)のみ(EVOH中のナトリウム含有量は150ppm、マグネシウム含有量は50ppm)。
【0060】
A−6
エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10分、酢酸ナトリウム含有量535ppm、酢酸マグネシウム含有量295ppmのEVOH(a)90部と、ポリアミド系樹脂[東レ社製『アミランCM6541−X4』、ナイロン6/12の共重合体、密度1.10g/cm3、融点196℃](b)10部からなる樹脂組成物(樹脂組成物中のナトリウム含有量は135ppm、マグネシウム含有量は45ppm)。
【0061】
[ポリアミド系樹脂層(B)]
B−1
ナイロン6:
三菱化学社製『ノバミッド 1030CA4』、融点224℃
B−2
ナイロン6/66:
三菱化学社製『ノバミッド 2030CA』、融点200℃
【0062】
[表面層(C)]
C−1
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE):
日本ポリケム社製『カーネルKF270』、MFR2.0g/10分(190℃)、密度0.907g/cm3
C−2
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE):
日本ポリケム社製『ノバテックLL UF331』、MFR1.0g/10分(190℃)、密度0.923g/cm3
C−3
低密度ポリエチレン(LDPE):
日本ポリケム社製『ノバテックLD LF440HB』、MFR2.8g/10分(190℃)、密度0.925g/cm3
【0063】
[接着性樹脂層(D)]
D−1
無水マレイン酸変性LLDPE:
三菱化学社製『モディック−AP M503』、MFR1.7g/10分(190℃)、密度0.92g/cm3
D−2
無水マレイン酸変性EVA:
三菱化学社製『モディック−AP A503』、MFR1.5g/10分(190℃)、密度0.92g/cm3
【0064】
実施例6
実施例1において、層厚み構成を、(C)/(D)/(A)/(B)/(D)/(C)=30μm/5μm/8μm/7μm/5μm/20μmに変更した以外は同様に行って積層包装材を得て、同様に評価を行った。
【0065】
実施例7
実施例1において、4種7層の共押出多層インフレーション製膜装置を用いて、層厚み構成を、(C)/(D)/(B)/(A)/(B)/(D)/(C)=30μm/5μm/5μm/8μm/5μm/5μm/30μmに変更した以外は同様に行って積層包装材を得て、同様に評価を行った。
【0066】
実施例8
実施例3において、4種7層の共押出多層インフレーション製膜装置を用いて、層厚み構成を、(C)/(D)/(B)/(A)/(B)/(D)/(C)=25μm/5μm/7μm/7μm/7μm/5μm/25μmに変更した以外は同様に行って積層包装材を得て、同様に評価を行った。
【0067】
実施例9
実施例4において、4種7層の共押出多層インフレーション製膜装置を用いて、層厚み構成を、(C)/(D)/(A)/(D)/(B)/(D)/(C)=30μm/5μm/10μm/5μm/10μm/5μm/30μmに変更した以外は同様に行って積層包装材を得て、同様に評価を行った。
【0068】
実施例及び比較例の評価結果を表2に示す。
Figure 0004731038
【0069】
【発明の効果】
本発明の積層包装材は、中間層として特定の樹脂組成物層(A)とポリアミド系樹脂層(B)の積層構成を有しているので、低温下での過酷な屈曲疲労、振動疲労および落下衝撃に対して優れたガスバリア性を保持することができるため、被包装物の変質を防止でき、積層包装材として極めて有用性が高いものである。

Claims (9)

  1. 表面層(C)/接着性樹脂層(D)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の積層構成を有し、かつ該樹脂組成物が、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(a)及び融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)を含有してなり、該ポリアミド系樹脂層(B)に用いられるポリアミド系樹脂の融点が160〜230℃であることを特徴とする積層包装材。
  2. エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(a)及び融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の含有重量比(a/b)が50/50〜99/1であることを特徴とする請求項1記載の積層包装材。
  3. 樹脂組成物中のアルカリ金属含有量が5〜1000ppmであることを特徴とする請求項1または2記載の積層包装材。
  4. 樹脂組成物中のアルカリ土類金属含有量が5〜500ppmであることを特徴とする請求項1または2記載の積層包装材。
  5. 融点が150℃以下のポリアミド系樹脂(b)の示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定(昇温速度10℃/min)される融解熱量(ΔH)が80J/g以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の積層包装材。
  6. 更に接着性樹脂層(D)と樹脂組成物層(A)の間にポリアミド系樹脂層(B)を設けて、表面層(C)/接着性樹脂層(D)/ポリアミド系樹脂層(B)/樹脂組成物層(A)/ポリアミド系樹脂層(B)/接着性樹脂層(D)/表面層(C)の積層構成としたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の積層包装材。
  7. 表面層(C)の少なくとも1層が、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含有する層であることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の積層包装材。
  8. 直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が、シングルサイト触媒を使用して重合されてなることを特徴とする請求項7記載の積層包装材。
  9. バッグインボックスまたはバッグインカートンの内容器に用いることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の積層包装材。
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