JP4729645B1 - 部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4729645B1
JP4729645B1 JP2010195448A JP2010195448A JP4729645B1 JP 4729645 B1 JP4729645 B1 JP 4729645B1 JP 2010195448 A JP2010195448 A JP 2010195448A JP 2010195448 A JP2010195448 A JP 2010195448A JP 4729645 B1 JP4729645 B1 JP 4729645B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical axis
nozzle
guide
moving
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010195448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012054384A (ja
Inventor
重義 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2010195448A priority Critical patent/JP4729645B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729645B1 publication Critical patent/JP4729645B1/ja
Priority to CN2011102641092A priority patent/CN102387698B/zh
Publication of JP2012054384A publication Critical patent/JP2012054384A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】複数の吸着ノズルを選択的に下降させて部品吸着に用いる部品実装装置において、下降させる吸着ノズルの切り換えに必要となる駆動手段を小型化する。
【解決手段】ノズル押圧部材86と一体的に移動する移動部材85を鉛直軸(Z軸)方向に往復移動させるだけで、各ノズル上方位置の間でノズル押圧部材86を移動させて、下降させる吸着ノズル83を選択的に切り換え可能とする。これにより、下降させる吸着ノズル83の切り換えに必要となる駆動手段としては、この移動部材85を往復移動させる程度の駆動力を発揮するもので足りるため、駆動手段を小型化できる。さらに、吸着ノズル83の下降動作および切換動作の両動作を、移動部材85およびノズル押圧部材86を鉛直軸(Z軸)方向に駆動するだけで実行可能として、駆動手段の小型化を図る。
【選択図】図5

Description

この発明は、複数の吸着ノズルから選択した吸着ノズルを下降させて部品吸着に用いる部品実装装置に関するものである。
従来、昇降自在な複数の吸着ノズルを備えるとともに、複数の吸着ノズルから選択した一の吸着ノズルを下降させて、この吸着ノズルによって部品の吸着を行なう部品実装装置が知られている。また、複数の吸着ノズルのうちから下降させる吸着ノズルを選択的に切り換えるために、種々の機構が提案されている。
例えば、特許文献1の部品実装装置では、ノズルホルダの上方に、吸着ノズルに係合して当該吸着ノズルの下降を規制する係合フックが、吸着ノズル毎に設けられている。そして、複数の吸着ノズルのうち、部品吸着に供しない吸着ノズルは係合フックに係合して上方に維持される一方、部品吸着に供する吸着ノズルは係合フックへの係合が解除されて下降する。さらに、この部品実装装置には、係合フックと吸着ノズルの係合を解除するための係合阻止部材が設けられており、この係合阻止部材によって係合フックへの係合を解除する吸着ノズルを変更することで、部品吸着のために下降させる吸着ノズルが選択的に切り換えられる。詳しくは、係合解除対象となる吸着ノズルの係合フックを係合阻止部材に臨ませて、この状態から係合阻止部材およびノズルホルダを上昇させる。これにより、係合解除対象となる吸着ノズルの係合フックに係合阻止部材が下方から当接し、当該係合フックが回動する。こうして、吸着ノズルが係合フックから外れて下降する。一方、それまで部品吸着に供していた吸着ノズルは、ノズルホルダと一緒に上昇して、その上方にある係合フックに係合して下降が規制される。以上のようにして、特許文献1では、部品吸着のために下降させる吸着ノズルを選択的に切り換えている。
また、特許文献2の部品実装装置は、複数の吸着ノズルのうちから下降させる吸着ノズルを切り換えるために、押圧部材を備えている。この押圧部材は、昇降回転装置によって昇降・回転されるZ軸の下端に固定されており、昇降回転装置の駆動力を受けてZ軸と一体的に昇降・回転可能である。すなわち、昇降回転装置は、押圧部材をZ軸と一緒に回転させて水平方向に移動させ、下降対象となる吸着ノズルの上方に押圧部材を位置させるのに続いて、押圧部材をZ軸と一緒に下降させてこの吸着ノズルを押し下げる。つまり、特許文献2では、下降対象となる吸着ノズルの上方に押圧部材を選択的に移動させることで、部品吸着のために下降させる吸着ノズルを選択的に切り換え可能となっている。
特開平09−270595号公報 特開2004−311807号公報
ところで、特許文献1では、部品吸着に供するために下降させる吸着ノズルを切り換えるにあたって、複数の吸着ノズルを支持するノズルホルダや係合阻止部材等の各部を上昇させる必要がある。そのため、これらを上昇させるために大きな駆動力を発生する駆動手段(アクチュエータ等)が必要となり、駆動手段が大型化してしまうという問題があった。
また、特許文献2では、部品吸着に供するために吸着ノズルを切り換えるにあたっては、押圧部材をZ軸と一体的に回転・昇降させる必要がある。そのため、これらを駆動する駆動手段(昇降回転装置)は、Z軸を回転させるサーボモータおよびZ軸を昇降させるサーボモータの2つのサーボモータを備えている。その結果、駆動手段が大型化してしまうという問題があった。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の吸着ノズルを選択的に下降させて部品吸着に用いる部品実装装置において、下降させる吸着ノズルの切り換えに必要となる駆動手段の小型化を可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる部品実装装置は、上記目的を達成するために、鉛直軸回りに並ぶとともに、それぞれが昇降自在な複数の吸着ノズルと、複数の吸着ノズルの上方で複数の吸着ノズルそれぞれに対応して鉛直軸回りに並ぶ複数のノズル上方位置のいずれかから下降して、当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズルを押し下げるノズル押圧部材と、ノズル押圧部材と一体的に、鉛直軸方向に移動自在に設けられた移動体と、鉛直軸方向に往復移動を行なう移動体を案内して、鉛直軸回りに回転させるガイド体と、移動体を鉛直軸方向に駆動する移動体駆動手段とを備え、移動体駆動手段は、移動体を鉛直軸下方に移動させることで、ノズル上方位置から当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズルにまでノズル押圧部材を下降させて当該吸着ノズルを押し下げる押下動作と、移動体に往復移動を実行させることで、移動体をガイド体に案内させて鉛直軸回りに回転させるとともに、移動体に伴ってノズル押圧部材を鉛直軸回りに回転させて各ノズル上方位置の間で移動させる切換動作とを実行可能であることを特徴としている。
このように構成された発明(部品実装装置)では、鉛直軸回りに複数の吸着ノズルが並ぶとともに、鉛直軸方向に移動自在に設けられた移動体と一体的に移動するノズル押圧部材が複数の吸着ノズルの上方に設けられている。このノズル押圧部材は、複数の吸着ノズルの上方で複数の吸着ノズルそれぞれに対応して鉛直軸回りに並ぶ複数のノズル上方位置のいずれかから下降して、当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズルを押し下げるものである。具体的には、移動体を鉛直軸方向に駆動する移動体駆動手段が、移動体を鉛直軸下方に移動させることで、ノズル上方位置から当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズルにまでノズル押圧部材を下降させて当該吸着ノズルを押し下げる押下動作を実行する。
さらに、この発明では、鉛直軸方向に往復移動を行なう移動体を案内して、鉛直軸回りに回転させるガイド体が設けられている。したがって、移動体駆動手段は、移動体に往復移動を実行させることで、ノズル押圧部材を移動体に伴って回転させて各ノズル上方位置の間で移動させる切換動作を実行することができる。言わば、この発明では、移動体を鉛直軸方向に往復移動させるだけで、各ノズル上方位置の間でノズル押圧部材を移動させて、下降させる吸着ノズルを選択的に切り換えることが可能となっている。したがって、下降させる吸着ノズルの切り換えに必要となる移動体駆動手段としては、この移動体を往復移動させる程度の駆動力を発揮するもので足りるため、移動体駆動手段を小型化できる。また、この発明では、吸着ノズルの下降動作および切換動作の両動作を、移動体(およびノズル押圧部材)を鉛直軸方向に駆動するだけで実行可能である。したがって、移動体駆動手段としては、移動体を鉛直軸方向に駆動するものであれば足り、移動体駆動手段を小型化することが可能となる。
また、移動体駆動手段は、複数の吸着ノズルより鉛直軸方向上側の区間にノズル押圧部材を保ちつつ切換動作を実行する一方、当該区間よりも鉛直軸方向の下方から吸着ノズルにまでノズル押圧部材を下降させて押下動作を実行するように構成しても良い。このような構成では、吸着ノズルの切換動作は、複数の吸着ノズルより鉛直軸方向上側の区間にノズル押圧部材を維持したまま、ノズル押圧部材により吸着ノズルを押下することなく実行できる。したがって、吸着ノズルの押下動作を無用に行うことなく、吸着ノズルの切換動作のみを適切に実行することができる。そのため、吸着ノズルの切換動作の際に、吸着ノズルが意図せず降下して周囲の他の部材に干渉する等の不都合を防止することができる。
ところで、複数の吸着ノズルを鉛直軸回りに回転自在に構成する場合がある。例えば、上記特許文献2では、複数の吸着ノズルを支持するノズルホルダと、このノズルホルダを回転駆動する回転装置とを備え、この回転装置の駆動力によって複数の吸着ノズルをノズルホルダと一緒に回転させている。しかしながら、このような構成では、回転装置によって回転移動した吸着ノズルの上方に、この吸着ノズルを押下する押圧部材を移動させる必要がある。したがって、押圧部材を駆動する駆動手段(昇降回転装置)は、回転に伴う吸着ノズルの変位を考慮しつつ、押圧部材を吸着ノズル上方に駆動せねばならず、当該駆動手段の構成が複雑化するおそれがあった。
そこで、複数の吸着ノズルはガイド体によって支持されており、ガイド体は、複数の吸着ノズル、移動体およびノズル押圧部材を伴って鉛直軸回りに回転自在であるように構成しても良い。このような構成では、ガイド体が複数の吸着ノズルを伴って回転することで、複数の吸着ノズルのうち下降させる吸着ノズルを部品の上方位置に移動させることができる。しかも、ガイド体は、吸着ノズルのほか、移動体およびノズル押圧部材も伴って回転する。したがって、吸着ノズルの回転によって、吸着ノズルとノズル押圧部材の相対的な位置関係が変わることは無い。よって、ノズル押圧部材を駆動する移動体駆動手段は、回転に伴う吸着ノズルの変位を考慮することなく、下降させる吸着ノズルに対応するノズル上方位置にノズル押圧部材を適切に移動させることができ、移動体駆動手段の構成の簡素化を図ることができる。
この際、ガイド体を鉛直軸回りに回転駆動するガイド体駆動手段をさらに備えるように構成しても良い。このような構成では、移動体駆動手段とガイド体駆動手段とを別個独立に駆動できるので、移動体駆動手段による吸着ノズルの切換・押下動作と、ガイド体駆動手段による吸着ノズルの回転動作とを平行して実行でき、作業効率を向上することができる。
また、複数の吸着ノズル、ノズル押圧部材、移動体およびガイド体で構成される実装用ヘッドが水平方向に一列に複数並ぶとともに、複数の実装用ヘッドそれぞれに対して移動体駆動手段およびガイド体駆動手段が配置された部品実装装置においては、複数の移動体駆動手段が水平方向に一列に並んでかつ複数のガイド体駆動手段が水平方向に一列に並ぶとともに、複数の移動体駆動手段の列と複数のガイド体駆動手段の列とが鉛直軸方向から見て互いに並列に配置されているように構成しても良い。このような構成では、部品実装装置の各構成部材をコンパクトに配置することができ、部品実装装置を小型化できる。特に、複数の移動体手段の列と複数のガイド体手段の列とを並列に配置するレイアウトとしたため(移動体手段とガイド体手段が一つずつ隣り合って一列に並ぶ直列配置と比べて)、水平方向に隣り合う実装用ヘッドの間の距離、延いては、実装用ヘッドが備えるノズル群(複数の吸着ノズルからなる群)の間の距離を狭めることができる。
また、移動体駆動手段は、鉛直軸方向に延びるボールネジ軸と、当該ボールネジ軸を回転駆動するモータと、ボールネジ軸に螺合するとともに移動体を支持する支持部材とを有するように構成しても良い。これにより、単純かつ安価な構成で、移動体を鉛直軸方向に往復移動させることができる。
また、ガイド体は、中心軸が鉛直軸方向に平行な円筒形であって、複数のノズル上方位置毎に対応して設けられて鉛直軸方向に長さを有する案内路と、鉛直軸回りに隣接する2つの案内路を連結する連結路がその周面に形成されたガイド部材を有し、移動体は、中心軸が鉛直軸方向に平行でかつ円筒形状の中空部が形成されており当該中空部に前記ガイド部材が嵌った状態でガイド部材に対して鉛直軸方向に移動自在であるとともに、案内路および連結路に添って移動する移動子をその内壁に設けた移動部材を有し、移動体の往復移動のうち移動体が鉛直軸方向の一方側に移動する往路において、移動子は一の案内路に沿って連結路あるいは当該連結路を通過する位置にまで移動する一方、移動体が鉛直軸方向の他方側に移動する復路において、移動子は一の案内路から連結路に分岐して一の案内路に隣接する他の案内路に移動するように構成しても良い。これにより、単純かつ安価な構成で、往復移動を行なう移動体を鉛直軸回りに回転させることができる。
下降させる吸着ノズルの切り換えに必要となる移動体駆動手段としては、この移動体を往復移動させる程度の駆動力を発揮するもので足りるため、移動体駆動手段を小型化できる。また、吸着ノズルの下降動作および切換動作の両動作を、移動体(およびノズル押圧部材)を鉛直軸方向に駆動するだけで実行可能であるため、移動体駆動手段としては、移動体を鉛直軸方向に駆動するものであれば足り、移動体駆動手段を小型化することができる。
本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。 ヘッドユニットの部分斜視図である。 ヘッドユニットの部分等角投影図である。 ヘッドユニットの部分側面図である。 実装用ヘッドの部分断面図である。 ガイド部材および移動部材を示す斜視図(上段)と、同上段の破線で囲まれた部分を拡大した部分拡大斜視図(下段)とを併せて示す図である。 図6のA−A線部分断面図(上段)と、図6のB−B線部分断面図(下段)とを併せて示す図である。 ガイド部材および移動部材の変形例を示す分解図である。 ガイド部材および移動部材の変形例の動作説明図である。
図1は本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。なお、図1および後で説明する図面では、各図の方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸が示されている。
この部品実装装置1では、基台11上に基板搬送機構2が配置されており、基板3を所定の搬送方向Xに搬送可能となっている。より詳しくは、基板搬送機構2は、基台11上において基板3を図1の右側から左側へ搬送する一対のコンベア21、21を有している。そして、コンベア21、21は基板3を搬入し、所定の実装作業位置(同図に示す基板3の位置)で停止させ、図略の保持装置で基板3を固定し保持する。そして部品供給部4から供給される電子部品がヘッドユニット6に搭載された実装用ヘッド8により基板3に移載される。そして、基板3に実装すべき部品の全部について実装処理が完了すると、基板搬送機構2は基板3を搬出する。なお、基台11上には、部品認識用カメラ7が配設されている。この部品認識用カメラ7は、照明部およびCCD(Charge Coupled Device)カメラなどから構成されており、ヘッドユニット6の各実装用ヘッド8に保持された電子部品をその下側から撮像するようになっている。
このように構成された基板搬送機構2の前方側(+Y軸方向側)および後方側(−Y軸方向側)には、上記した部品供給部4が配置されている。これらの部品供給部4は多数のテープフィーダ41を備えている。また、各テープフィーダ41には、電子部品を収納・保持したテープを巻回したリール(図示省略)が配置されており、電子部品をヘッドユニット6に供給可能となっている。すなわち、各テープには、集積回路(IC)、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ電子部品が所定間隔おきに収納、保持されている。そして、テープフィーダ41がリールからテープをヘッドユニット6側に送り出すことによって該テープ内の電子部品が間欠的に繰り出され、その結果、ヘッドユニット6の実装用ヘッド8による電子部品の吸着が可能となる。
このヘッドユニット6は、実装用ヘッド8により部品供給部で吸着した電子部品を保持したまま基板3に搬送するとともに、ユーザより指示された位置に移載するものである。続いて、このヘッドユニット6およびヘッドユニット6が備える実装用ヘッド8の詳細について、図2〜図5を用いて説明する。ここで、図2は、ヘッドユニットの部分斜視図であり、図3は、ヘッドユニットの部分等角投影図であり、図4は、ヘッドユニットの部分側面図である。また、図5は、実装用ヘッドの部分断面図である。
ヘッドユニット6は、4本の実装用ヘッド8をX方向(水平方向)に一列に並べるとともに、これらを後方(−Y方向)から支持フレーム61で支持した概略構成を備える。具体的には、これら実装用ヘッド8は、支持フレーム61から前方(+Y方向)に延びる2つのアーム61a、61bによって支持されている。なお、4本の実装用ヘッド8は、互いに略共通の構成を有するため、以下の実装用ヘッド8の説明は、基本的に1つの実装用ヘッド8で代表して行い、その他の実装用ヘッド8については相当符号を付して説明を適宜省略する。
実装用ヘッド8は、鉛直軸(Z軸)方向に延びる長尺のシャフト81を備える。このシャフト81の鉛直軸方向(Z方向)の下部には、ノズルホルダ82が配置されている。ノズルホルダ82には、鉛直軸(Z軸)の回りに一定間隔を空けて円周状に並ぶ8本の吸着ノズル83が、鉛直軸方向(Z方向)に昇降自在に支持されている。
一方、これら8本の吸着ノズル83の鉛直軸方向(Z方向)の上方には、これらのうちの一つの吸着ノズル83を選択的に押し下げて部品吸着に供させるための機構が設けられている。具体的には、この機構は、ガイド部材84と、ガイド部材84に対して移動自在な移動部材85と、移動部材85と一体的に移動するノズル押圧部材86と、移動部材85にノズル押圧部材86を結合するリンク部材87とで実現されている。
つまり、シャフト81の鉛直軸方向(Z方向)の上部には、その中心軸が鉛直軸方向(Z方向)に平行な円筒形状を有するガイド部材84が配置されている。このガイド部材84は、その中心軸がシャフト81の中心軸と一致するように取り付けられており、さらにその周面には溝Cが形成されている。
ガイド部材84の鉛直軸方向(Z方向)の下方(図5)には、ガイド部材84に対して鉛直軸方向(Z方向)に移動自在な移動部材85が設けられている。この移動部材85は、その中心軸が鉛直軸方向(Z方向)に平行な円筒形状であるとともに、鉛直軸方向(Z方向)に貫通する円柱状の孔が中空部SPとして形成されている。移動部材85の中空部SPの直径はガイド部材84の直径よりやや大きく、移動部材85は、その中空部SPにガイド部材84が嵌った状態で、ガイド部材84に対して鉛直軸方向(Z方向)に移動自在となっている。
また、移動部材85(の中空部SP)の内壁から内向きに突出するピン形状の2つの移動子851が、移動部材85の中心軸を中心として互いに180°だけずれた位置に設けられている。具体的には、各移動子851に対応して、移動部材85の外壁から内壁までを貫通する小径孔が形成されており、各移動子851は対応する小径孔に移動自在に嵌っている。さらに、各移動子851の両端のうち移動部材85外壁側の端は、当該移動子851を付勢する板バネ852に当接している。つまり、板バネ852の下端部は移動部材85の外壁に固定される一方、板バネ852の上端は自由端となっており、この自由端に移動子851が当接している。そして、この板バネ852によって、移動子851が内向き(ガイド部材84側)に付勢されている。
このように構成された移動部材85の移動子851はガイド部材84の溝Cに嵌りながら、板バネ852の付勢力によって溝Cに押圧されている。そして、この状態で、移動部材85がガイド部材84に対して鉛直軸方向(Z方向)に移動する。この際、移動子851が溝Cに沿って移動するように、移動部材85の移動はガイド部材84によって案内される。これにより、移動部材85は、鉛直軸方向(Z方向)に直線的に下降する動作の他、鉛直軸方向(Z方向)へ往復移動した際にはガイド部材84の案内により鉛直軸(Z軸)回りに回転動作を行なう。なお、この案内動作を実現する構成の詳細は、図6および図7を用いて後述する。
移動部材85の鉛直軸方向(Z方向)の下端にはリンク部材87を介してノズル押圧部材86が固定されている。このノズル押圧部材86は、鉛直軸方向(Z方向)に延びる棒状の部材で、移動部材85と一体的に移動する。したがって、移動部材85と一体的に鉛直軸方向(Z方向)に下降する動作の他、移動部材85と一体的に鉛直軸(Z軸)回りに回転する動作も実行可能である。そして、このノズル押圧部材86によって、8本の吸着ノズル83の一つが選択的に鉛直軸方向(Z方向)に押し下げられて、部品吸着に供する。
つまり、8本の吸着ノズル83のそれぞれは、部品吸着に供しない場合は、バネ部材(不図示)の付勢力によって鉛直軸方向の上方(+Z方向)に引き上げられる一方、部品吸着に供する場合は、ノズル押圧部材86によって付勢力に抗して鉛直軸方向の下方(−Z方向)に押し下げられる。この際、ノズル押圧部材86は、鉛直軸(Z軸)回りに回転することで、8本の吸着ノズル83の上方で8本の吸着ノズル83それぞれに対応して鉛直軸(Z軸)回りに並ぶ8個のノズル上方位置(ここでは、各吸着ノズル83の鉛直軸方向(Z方向)真上の位置)に選択的に移動する。そして、選択された吸着ノズル83に対応するノズル上方位置からノズル押圧部材86が下降して、当該吸着ノズル83を押し下げる。こうして押し下げられた吸着ノズル83がその先端部で部品を吸着する。ちなみに、図2、図3では、これらの図の左側から3本目の実装用ヘッド8が備える8本の吸着ノズル83の1本が押し下げられている。
また、これら8本の吸着ノズル83は、鉛直軸VA(Z軸)回りに回転自在に構成されている。このように構成する利点をいくつか例示すると次のとおりである。つまり、吸着ノズル83先端部(の開口)が長方形状であるような場合には、吸着ノズル83先端部の長手方向と部品の長手方向とを一致させた状態で、吸着ノズル83により部品を吸着することが好適となる。なぜなら、吸着ノズル83の吸引力を十分に発揮させて、部品をしっかりと吸着保持することができるからである。これに対して、8本の吸着ノズル83を回転自在に構成すれば、部品吸着に先立って吸着ノズル83を適宜回転させて、吸着ノズル83先端部と部品の各長手方向を一致させることができる。あるいは、吸着した部品を基板3に実装するにあたっては、基板3表面のパターンに吸着部品の回転角度を合わせる必要があるが、8本の吸着ノズル83は回転自在に構成すれば、このような吸着部品の角度調整を容易に行なうことができる。さらには、複数の吸着ノズル83をX−Y面内で移動させつつ、これら吸着ノズル83を適宜回転させることで、吸着ノズル83を吸着対象部品の鉛直軸方向(Z方向)の上方に位置させることが、簡便かつ高精度に行なうことができる。
また、吸着ノズル83の回転によって吸着ノズル83とノズル押圧部材86の位置関係がずれてしまわないように、複数の吸着ノズル83に伴ってノズル押圧部材86も回転する。具体的には、移動部材85、リンク部材87、ノズル押圧部材86および複数の吸着ノズル83を伴ってシャフト81が鉛直軸(Z軸)回りに回転するように構成されている。そして、シャフト81が回転することで、吸着ノズル83が回転するとともに、この吸着ノズル83に伴ってノズル押圧部材86も回転する。
以上が、実装用ヘッド8の構成である。続いて、実装用ヘッド8を駆動する2種類の駆動手段(Z軸駆動手段62、R軸駆動手段63)について説明する。上述のとおり、実装用ヘッド8では、移動部材85がノズル押圧部材86と一体的に鉛直軸方向(Z方向)に移動することで、吸着ノズル83の押下動作・切換動作が実行される。そこで、Z軸駆動手段62は、この移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に駆動する手段として設けられたものである。このZ軸駆動手段62は、支持フレーム61と実装用ヘッド8の間に設けられるとともに、支持フレーム61から前方(+Y方向)に延びる2つのアーム61b、61cによって支持されている。
より具体的には、Z軸駆動手段62では、鉛直軸方向(Z軸方向)に延びるボールネジ軸621と、ボールネジ軸621の鉛直軸方向(Z方向)上方に配置されてボールネジ軸621を回転駆動するZ軸モータ622と、ボールネジ軸621に螺合する可動部材623とが設けられている。そして、Z軸モータ622がボールネジ軸621を鉛直軸(Z軸)回りに正逆回転させることで、可動部材623が鉛直軸方向(Z方向)に昇降する。この可動部材623は、移動部材85とノズル押圧部材86を結合するリンク部材87を、ボールベアリング88を介して支持している。具体的には、内輪881と外輪882でボール883を挟んだ構成を備えるボールベアリング88が可動部材623とリンク部材87の間に配置されており、ボールベアリング88の内輪881がリンク部材87に固定される一方、ボールベアリング88の外輪882が可動部材623に固定されている。こうして、可動部材623が、移動部材85、ノズル押圧部材86およびリンク部材87を鉛直軸VA(Z軸)回りに回転自在に支持するとともに、可動部材623が鉛直軸方向(Z方向)に昇降するのに伴って、移動部材85、ノズル押圧部材86、ボールベアリング88およびリンク部材87が鉛直軸方向(Z方向)に昇降する。このように、Z軸駆動手段62によって、移動部材85およびノズル押圧部材86を一体的に鉛直軸方向(Z方向)に移動させることができる。
また、上述のとおり、実装用ヘッド8では、移動部材85、リンク部材87、ノズル押圧部材86および複数の吸着ノズル83を伴ってシャフト81が鉛直軸(Z軸)回りに回転するように構成されている。そこで、R軸駆動手段63は、シャフト81を鉛直軸(Z軸)回りに回転駆動するために設けられたものである。具体的には、R軸駆動手段63は、シャフト81の上端に取り付けられたR軸モータ631を備えており、R軸モータ631の回転駆動力によってシャフト81が鉛直軸(Z軸)回りに正逆回転可能となっている。
また、ヘッドユニット6では、4本の実装用ヘッド8が水平方向(X方向)に一列に並ぶとともに、これら実装用ヘッド8それぞれに対して、Z軸駆動手段62およびR軸駆動手段63が配置されている。この際、4個のZ軸駆動手段62も水平方向(X方向)に一列に並んで、かつ4個のR軸駆動手段63も水平方向(X方向)に一列に並ぶ。しかも、4個のZ軸駆動手段62の列と4個のR軸駆動手段63の列とは鉛直軸方向(Z方向)から見て互いに並列に配置されている。このような構成では、部品実装装置1の各構成部材(実装用ヘッド8、Z軸駆動手段62、R軸駆動手段63)をコンパクトに配置することができ、部品実装装置1を小型化できる。特に、4個のZ軸駆動手段62の列と4個のR軸駆動手段63とを並列に配置するレイアウトとしたため(Z軸駆動手段62とR軸駆動手段63を一つずつ隣り合わせて一列に並べた直列配置と比べて)、水平方向(X方向)に隣り合う実装用ヘッド8の距離、延いては、各実装用ヘッド8が備えるノズル群(8本の吸着ノズル83からなる群)の間の距離を狭めることができる。
ところで、上述のとおりこの実施形態の実装用ヘッド8は、移動部材85を案内するための溝Cが形成されたガイド部材を備えている。続いては、このガイド部材84の詳細について説明する。図6は、ガイド部材および移動部材を示す斜視図(上段)と、同上段の破線で囲まれた部分を拡大した部分拡大斜視図(下段)とを併せて示す図である。なお、同図上段では、ガイド部材84の大部分が移動部材85より鉛直軸方向(Z方向)上方に突出している状態が示されているとともに、鉛直軸(Z軸)回りに回転座標軸Rが示されている。図7は、図6のA−A線部分断面図(上段)と、図6のB−B線部分断面図(下段)とを併せて示す図である。
図6に示すとおり、円柱状のガイド部材84の周面の溝Cは、それぞれ鉛直軸方向(Z方向)に延びて鉛直軸方向(Z方向)に所定の長さを有する8本の案内溝Caと、鉛直軸(Z軸)回りに隣接する案内溝Ca同士を連結する8本の連結溝Cbとで構成されている。これら8本の案内溝Caは、実装用ヘッド8の8本の吸着ノズル83(換言すれば、8個のノズル上方位置)に対して一対一の対応関係で設けられたものであり、鉛直軸(Z軸)回りに(R軸方向に)45°(=360°/8)の間隔を空けて形成されている。また、各案内溝Caには、連結溝Cbとつながる分岐開口P1、P2が形成されている。これらのうち、下側分岐開口P1は案内溝Caの逆回転側(−R側)の側壁に形成される一方、上側分岐開口P2は案内溝Caの正回転側(+R側)の側壁であって下側分岐開口P1よりも鉛直軸方向(Z方向)上側に形成されている。そして、回転軸方向(R方向)に隣接する2つの案内溝Caのうち、逆回転側(−R側)の案内溝Caの下側分岐開口P1から正回転側(+R側)の案内溝Caの上側分岐開口P2までを直線的に連結するようにして、連結溝Cbが形成されている。つまり、回転軸方向(R方向)に隣接する2つの案内溝Caは、正回転方向(+R方向)に向かって上がる斜め状の連結溝Cbによって連結される。こうして、ガイド部材84の周面には、案内溝Caおよび連結溝CbがR軸方向に45°の周期で周期的に形成されている。
そして、移動部材85は、移動子851を介して案内溝Caおよび連結溝Cbによる案内を受けて、上述の吸着ノズル83の切換・押下動作を実行する。以下では、移動子851の動作を説明しつつ、これら切換・押下動作について述べる。また、上述のとおり、移動部材85には2つの移動子851が設けられているが、これらの移動子851の動作は共通するので、以下の説明は1つの移動子851について行なう。
上述した吸着ノズル83の切換のためにノズル押圧部材86を回転させる動作は次のように実行される。すなわち、移動部材85の内壁から突出する移動子851が板バネ852の付勢力を受けて溝Ca、Cbに嵌った状態で、移動部材85がガイド部材84に対して鉛直軸方向(Z方向)に往復移動することで、移動子851が溝Ca、Cbの案内を受けて一の案内溝Ca(Ca1)からこれに隣接する他の案内溝Ca(Ca2)に移動するとともに、これに伴って移動部材85およびノズル押圧部材86が正回転側(+R側)に回転する。これについて、移動子851が案内溝Ca1からCa2に移動する場合で代表して詳述する。
まず、往路FWでは、移動子851が、鉛直軸方向(Z方向)に案内溝Ca1の上端から下側分岐開口P1(あるいは下側分岐開口P1を過ぎた位置)にまで下降する。この往路FWにおいて、移動子851は、進行方向に対して上るように案内溝Ca1に形成された上り坂US1を板バネ852の付勢力に抗して超えた後に、下側分岐開口P1に差し掛かる位置に形成された段差BP1を板バネ852の付勢力に従って落ちる(図6および図7のA−A線部分断面図)。
続く復路BWでは、移動子851は、鉛直軸方向(Z方向)に上昇して、案内溝Ca1から案内溝Ca2に移動する。つまり、この復路BWにおいて、移動子851は、案内溝Ca1に沿って上昇して下側分岐開口P1にまで到着すると、段差BP1に衝突する。段差BP1に衝突した移動子851は、案内溝Ca1に沿ってそれ以上は上昇できないため、連結溝Cbに分岐して、この連結溝Cbに沿いながら鉛直軸方向(Z方向)上方に移動し、案内溝Ca2に到達する。このとき、移動子851は、進行方向に対して上るように連結溝Cbに形成された上り坂US2を板バネ852の付勢力に抗して超えた後に、案内溝Ca2の上側分岐開口P2の位置に形成された段差BP2を板バネ852の付勢力に従って落ちる(図6および図7のB−B線部分断面図)。
このように移動子851が一の案内溝Ca1からこれに隣接する他の案内溝Ca2に移動するのに伴って、移動部材85およびこれに固定されたノズル押圧部材86が回転する。これにより、一の案内溝Ca1に対応する一のノズル上方位置から、他の案内溝Ca2に対応する他のノズル上方位置にまでノズル押圧部材86が移動する。したがって、Z軸駆動手段62は、移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に往復移動させることで、吸着ノズル83の切換動作を実行することができる。
一方、吸着ノズル83の押下動作は、基本的には、案内溝Caに沿って移動子851を任意の高さから下降させることで実行できる。ちなみに、この実装用ヘッド8では、ノズル切換動作における移動子851の往復移動範囲から鉛直軸方向(Z方向)の下方に離れた押下開始位置P3に移動子851が来たときに、ノズル押圧部材86が吸着ノズル83の上端に当接して、吸着ノズル83の押下を開始するように構成されている。この理由は次のとおりである。
つまり、吸着ノズル83は、部品を吸着するために下降した後に、吸着した部品を保持したまま上昇する動作を適宜実行する。このとき、吸着ノズル83を上昇させるために、ノズル押圧部材86および移動部材85は鉛直軸方向(Z方向)上方に移動する。しかしながら、この移動部材85の上方への移動によって、吸着ノズル83の切換動作時の往復移動範囲にまで移動子851が到達すると、吸着ノズル83の切換動作が意図せず実行されるおそれがある。そこで、この実装用ヘッド8では、当該往復移動範囲よりも下方に押下開始位置P3を設定しておき、押下開始位置P3にまで移動子851を上昇させれば、吸着ノズル83の上昇を完了できるように構成されている。そして、Z軸駆動手段62は、吸着ノズル83の切換動作時の往復移動範囲より下方でかつノズル押下開始位置P3より上方に移動子851がある状態から移動部材85を下降させて、吸着ノズル83の押下動作を実行することとしている。
さらに言えば、この実施形態では、Z軸駆動手段62は、8本の吸着ノズル83より鉛直軸方向上側(+Z方向)の区間にノズル押圧部材86を保ちつつ切換動作を実行する一方、当該区間よりも鉛直軸方向の下方(−Z方向)から吸着ノズル83にまでノズル押圧部材86を下降させて押下動作を実行する。これにより、吸着ノズル83の切換動作は、8本の吸着ノズル83より鉛直軸方向上側(+Z方向)の区間にノズル押圧部材86を維持したまま、ノズル押圧部材86により吸着ノズルを押下することなく実行できる。したがって、吸着ノズル83の押下動作を無用に行うことなく、吸着ノズル83の切換動作のみを適切に実行することができる。そのため、吸着ノズル83の切換動作の際に、吸着ノズル83が意図せず降下して周囲の他の部材に干渉する等の不都合を防止することができる。
以上のように、この実施形態にかかる部品実装装置1では、鉛直軸(Z軸)回りに8本の吸着ノズル83が並ぶとともに、鉛直軸(Z軸)方向に移動自在に設けられた移動部材85と一体的に移動するノズル押圧部材86が8本の吸着ノズル83の上方に設けられている。このノズル押圧部材86は、8本の吸着ノズル83の上方で8本の吸着ノズル83それぞれに対応して鉛直軸(Z軸)回りに並ぶ8個のノズル上方位置のいずれかから下降して、当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズル83を押し下げるものである。具体的には、移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に駆動するZ軸駆動手段62が、移動部材85を鉛直軸下方(−Z方向)に移動させることで、ノズル上方位置から当該ノズル上方位置に対応する吸着ノズル83にまでノズル押圧部材86を下降させて当該吸着ノズル83を押し下げる押下動作を実行する。
さらに、この部品実装装置1では、鉛直軸方向(Z方向)に往復移動を行なう移動部材85を案内して、鉛直軸(Z軸)回りに回転させるガイド部材84が設けられている。したがって、Z軸駆動手段62は、移動部材85に往復移動を実行させることで、ノズル押圧部材86を移動部材85に伴って回転させて各ノズル上方位置の間で移動させる切換動作を実行することができる。言わば、この部品実装装置1では、移動部材85を鉛直軸(Z軸)方向に往復移動させるだけで、各ノズル上方位置の間でノズル押圧部材86を移動させて、下降させる吸着ノズル83を選択的に切り換えることが可能となっている。したがって、下降させる吸着ノズル83の切り換えに必要となるZ軸駆動手段62としては、この移動部材85を往復移動させる程度の駆動力を発揮するもので足りるため、Z軸駆動手段62を小型化できる。また、この部品実装装置1、吸着ノズル83の下降動作および切換動作の両動作を、移動部材85(およびノズル押圧部材86)を鉛直軸(Z軸)方向に駆動するだけで実行可能である。したがって、これの駆動手段としては、移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に駆動するものであれば足り、当該駆動手段を小型化することが可能となる。
また、上記実施形態では、各実装用ヘッド8において8本の吸着ノズル83はシャフト81によって支持されており、シャフト81は、8本の吸着ノズル83、移動部材85およびノズル押圧部材86を伴って鉛直軸(Z軸)回りに回転自在であるように構成されている。このような構成では、シャフト81が8本の吸着ノズル83を伴って回転することができる。しかも、シャフト81は、吸着ノズル83のほか、移動部材85およびノズル押圧部材86も伴って回転する。したがって、吸着ノズル83の回転によって、吸着ノズル83とノズル押圧部材86の相対的な位置関係が変わることは無い。よって、ノズル押圧部材86を駆動するZ軸駆動手段62は、回転に伴う吸着ノズル83の変位を考慮することなく、下降させる吸着ノズル83に対応するノズル上方位置にノズル押圧部材86を適切に移動させることができ、Z軸駆動手段の構成の簡素化を図ることができる。
また、上記実施形態の部品実装装置1は、シャフト81を鉛直軸(Z軸)回りに回転駆動するR軸駆動手段63をさらに備えている。このような構成では、Z軸駆動手段62とR軸駆動手段63とを別個独立に駆動できるので、Z軸駆動手段62による吸着ノズル83の切換・押下動作と、R軸駆動手段による吸着ノズル83の回転動作とを平行して実行でき、作業効率を向上することができる。
また、Z軸駆動手段は、鉛直軸方向(Z方向)に延びるボールネジ軸621と、当該ボールネジ軸621を回転駆動するZ軸モータ622と、ボールネジ軸621に螺合するとともに移動部材85をボールベアリング88を介して支持する可動部材623(支持部材)とで構成されている。これにより、単純かつ安価な構成で、移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に往復移動させることができる。
また、上記実施形態では、案内溝Caおよび連結溝Cbが形成されたガイド部材84に対して、これらの溝Ca、Cbに嵌る移動子851を有する移動部材85を往復移動させるといった単純かつ安価な構成で、往復移動を行う移動部材85の鉛直軸(Z軸)回りへの回転を実現しており、好適である。
以上のように、本実施形態では、8本の吸着ノズル83が本発明の「複数の吸着ノズル」に相当し、ノズル押圧部材86が本発明の「ノズル押圧部材」に相当し、移動部材85およびリンク部材87が本発明の「移動体」に相当し、ガイド部材84、シャフト81およびノズルホルダ82が本発明の「ガイド体」に相当し、Z軸駆動手段62が本発明の「移動体駆動手段」に相当し、R軸駆動手段が本発明の「ガイド体駆動手段」に相当し、実装用ヘッド8が本発明の「実装用ヘッド」に相当し、ガイド部材84が本発明の「ガイド部材」に相当し、案内溝Caが本発明の「案内路」に相当し、連結溝Cbが本発明の「連結路」に相当し、移動部材85が本発明の「移動部材」に相当し、移動子851が本発明の「移動子」に相当する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。例えば、上記実施形態では、移動部材85の鉛直軸方向(Z方向)への往復動作を一回実行すれば、ノズル押圧部材86が、一のノズル上方位置からこれに隣接する他のノズル上方位置へ移動するように構成されていた。しかしながら、2回あるいはそれ以上の移動部材85の往復動作をかけて、ノズル押圧部材86が、一のノズル上方位置からこれに隣接する他のノズル上方位置へ移動するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、移動部材85に2つの移動子851が設けられていたが、移動部材85に設ける移動子851の数はこれに限られない。
また、上記実施形態では、本発明にかかる「案内路」および「移動子」を「案内溝」および「ピン」で構成していた。しかしながら、「案内路」を凸形状の「突条」で構成するとともに「移動子」をこの「突条」に係合する凹形状の溝からなる「ガイド」あるいは「ローラ」で構成しても良い。
また、上記実施形態では、本発明にかかる「案内路」をガイド部材84に設けるとともに本発明にかかる「移動子」を移動部材85に設けていた。しかしながら、これらの関係を逆転させて、言うなれば、「案内路」を移動部材85に設けるとともに「移動子」をガイド部材84に設けても良い。
また、上記実施形態では、移動子851は、案内溝Caを鉛直軸方向(Z方向)の下方から上方に移動し、案内溝Caの途中から連結溝Cbに沿って斜め上方に移動して当該案内溝Caに隣接する案内溝Caの上部側に移動するように構成していた。しかしながら、移動子851は、案内溝Caを鉛直軸方向(Z方向)の上方から下方に移動し、案内溝Caの途中から連結溝Cbに沿って斜め下方に移動して当該案内溝Caに隣接する案内溝Caの下部側に移動するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、案内溝Caは鉛直軸方向(Z方向)に直線的に形成されていた。しかしながら、案内溝Caの形状はこれに限られず、湾曲したり蛇行したりといった種々の形状を適宜採用することができる。また、連結溝Cbの形状についても、上述の物に限られず、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、ノズル上方位置は対応する吸着ノズル83の鉛直軸方向(Z方向)真上に設けられており、ノズル押圧部材86はノズル上方位置から吸着ノズル83まで鉛直軸方向(Z方向)に平行に下降して当該吸着ノズル83を押下していた。しかしながら、ノズル上方位置は対応する吸着ノズル83の鉛直軸方向(Z方向)の斜め上方に位置し、ノズル押圧部材86はノズル上方位置から吸着ノズル83まで鉛直軸方向(Z方向)に対して斜めに下降して当該吸着ノズル83を押下するように構成しても良い。
また、ガイド部材84および移動部材85の構成についても種々の変形が可能であり、例えば図8のような構成を採用することもできる。ここで、図8は、ガイド部材および移動部材の変形例を示す分解図である。この変形例では、ガイド部材84は、第1ガイド部品841および第2ガイド部品842より構成されている。第1ガイド部品841は、その中心軸が鉛直軸方向(Z方向)に平行な中空の略円筒形状を有しており、その底面の円周に鉛直軸下方(−Z方向)に向いたのこぎり形状の第1案内歯841aが等ピッチで複数並んでいる。また、第2ガイド部品842は、その中心軸が鉛直軸方向(Z方向)に平行な略円筒形状を有しており、その底面の円周に鉛直軸下方(−Z方向)に向いた山形の第2案内歯842aが等ピッチで複数並んでいる。また、移動部材85は、その中心軸が鉛直軸方向(Z方向)に平行な略円筒形状を有しており、その上面の円周に鉛直軸上方(+Z方向)を向いた移動子85aが2つ並んでいる。これら2つの移動子85aは、移動部材85の中心軸を中心として互いに180°だけずれた位置に配置されている。
第1ガイド部品841は、その第1案内歯841aを鉛直軸下方(−Z方向)にある移動部材85の移動子85aに臨ませる。第2ガイド部品842は、第1ガイド部品841の中空部に鉛直軸方向(Z方向)から嵌って、その第2案内歯842aを鉛直軸下方(−Z方向)にある移動部材85の移動子85aに臨ませる。一方、移動部材85の移動子85aは、鉛直軸方向(Z方向)に移動することで、第1案内歯841aおよび第2案内歯842aに当接可能となっている。
ガイド部材84(第1・第2移動部材841、842)は鉛直軸(Z軸)回りに固定されている一方、移動部材85は鉛直軸(Z軸)回りに回転自在に設けられている。そして、移動部材85が鉛直軸方向(Z方向)に往復移動することで、移動子85aが一の第1案内歯841aからこれに隣接する他の第1案内歯841aに移動し、これに伴って、移動部材85が第1案内歯841aの1ピッチ分だけ鉛直軸(Z軸)回りに回転する。これについて、図9を用いて説明する。ここで、図9は、ガイド部材および移動部材の変形例の動作説明図である。なお、以下の説明は、図9で符号85aが付された移動子85aに注目して行なうものとする。
動作1の状態では、移動子85aが一の第1案内歯841aに完全に奥まで噛み合う位置にまで上昇している。なお、第2案内歯842aに対しては移動子85aは部分的に当接している(完全には噛み合っていない)。この状態から、移動部材85が下降して(動作2)、移動子85aが第1案内歯841aから完全に下方に外れる(動作3)。また、この移動部材85の下降に伴なって第2ガイド部品842も下降して、第2ガイド部品842の第2案内歯842aに移動子85aを完全に噛み合わせる(動作3)。これにより、移動子85aは鉛直軸(Z軸)回りに回転して、第1ガイド部品841に対して同図左側に少しずれる。続いて、この状態から、移動部材85および第2ガイド部品841が上昇すると、移動子85aは第1案内歯841aに当接するとともに(動作4)、当該第1案内歯841の案内を受けて鉛直軸(Z軸)回りに回転する(動作5)。こうして、鉛直軸方向(Z方向)へ往復移動する移動部材85を、第1案内歯84aの1ピッチ分だけ鉛直軸(Z軸)回りに回転させることができる。
そして、この変形例においても、下降させる吸着ノズル83の切り換えに必要となる駆動手段62としては、移動部材85を往復移動させる程度の駆動力を発揮するもので足りるため、駆動手段62を小型化できる。また、吸着ノズル83の下降動作および切換動作の両動作を、移動部材85(およびノズル押圧部材86)を鉛直軸方向(Z方向)に駆動するだけで実行可能であるため、駆動手段62としては、移動部材85を鉛直軸方向(Z方向)に駆動するものであれば足り、駆動手段62を小型化することができる。
また、上記実施形態では、実装用ヘッド8を水平方向(X方向)に直線的に並べていた。しかしながら、実装用ヘッド8の配列態様はこれに限られず、例えば、水平方向(X方向)に千鳥状に並べても良い。
また、上記実施形態では、Z軸駆動手段62およびR軸駆動手段63を制御する制御機構については特に説明しなかったが、当該制御機構は、例えば部品実装装置1が内蔵する電気的構成等によって実現することができる。
また、ヘッドユニット6が備える実装用ヘッド8の本数や、実装用ヘッド8が備える吸着ノズル83の本数等、その他の構成についても種々の変形が適宜可能である。
1…部品実装装置、 6…ヘッドユニット、 61…支持フレーム、 62…Z軸駆動手段、 621…ボールネジ軸、 622…Z軸モータ、 623…可動部材、 63…R軸駆動手段、 631…R軸モータ、 8…実装用ヘッド、 81…シャフト、 82…ノズルホルダ、 83…吸着ノズル、 84…ガイド部材、 85…移動部材、 851…移動子、 85a…移動子、 86…ノズル押圧部材、 87…リンク部材、 C…溝、 Ca…案内溝、 Cb…連結溝、 P1…下側分岐開口、 P2…上側分岐開口、 P3…ノズル押下開始位置P3

Claims (7)

  1. 鉛直軸回りに並ぶとともに、それぞれが昇降自在な複数の吸着ノズルと、
    前記複数の吸着ノズルの上方で前記複数の吸着ノズルそれぞれに対応して前記鉛直軸回りに並ぶ複数のノズル上方位置のいずれかから下降して、当該ノズル上方位置に対応する前記吸着ノズルを押し下げるノズル押圧部材と、
    前記ノズル押圧部材と一体的に、前記鉛直軸方向に移動自在に設けられた移動体と、
    前記鉛直軸方向に往復移動を行なう前記移動体を案内して、前記鉛直軸回りに回転させるガイド体と、
    前記移動体を前記鉛直軸方向に駆動する移動体駆動手段と
    を備え、
    前記移動体駆動手段は、前記移動体を前記鉛直軸下方に移動させることで、前記ノズル上方位置から当該ノズル上方位置に対応する前記吸着ノズルにまで前記ノズル押圧部材を下降させて当該吸着ノズルを押し下げる押下動作と、前記移動体に前記往復移動を実行させることで、前記移動体を前記ガイド体に案内させて前記鉛直軸回りに回転させるとともに、前記移動体に伴って前記ノズル押圧部材を前記鉛直軸回りに回転させて前記各ノズル上方位置の間で移動させる切換動作とを実行可能であることを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記移動体駆動手段は、前記複数の吸着ノズルより前記鉛直軸方向上側の区間に前記ノズル押圧部材を保ちつつ前記切換動作を実行する一方、当該区間よりも前記鉛直軸方向の下方から前記吸着ノズルにまで前記ノズル押圧部材を下降させて前記押下動作を実行する請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記複数の吸着ノズルは前記ガイド体によって支持されており、前記ガイド体は、前記複数の吸着ノズル、前記移動体および前記ノズル押圧部材を伴って前記鉛直軸回りに回転自在である請求項1または2に記載の部品実装装置。
  4. 前記ガイド体を前記鉛直軸回りに回転駆動するガイド体駆動手段をさらに備える請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 前記複数の吸着ノズル、前記ノズル押圧部材、前記移動体および前記ガイド体で構成される実装用ヘッドが水平方向に一列に複数並ぶとともに、前記複数の実装用ヘッドそれぞれに対して前記移動体駆動手段および前記ガイド体駆動手段が配置された請求項4に記載の部品実装装置において、前記複数の移動体駆動手段が前記水平方向に一列に並んでかつ前記複数のガイド体駆動手段が前記水平方向に一列に並ぶとともに、前記複数の移動体駆動手段の列と前記複数のガイド体駆動手段の列とが前記鉛直軸方向から見て互いに並列に配置されている部品実装装置。
  6. 前記移動体駆動手段は、前記鉛直軸方向に延びるボールネジ軸と、当該ボールネジ軸を回転駆動するモータと、前記ボールネジ軸に螺合するとともに前記移動体を支持する支持部材とを有する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  7. 前記ガイド体は、中心軸が前記鉛直軸方向に平行な円筒形であって、前記複数のノズル上方位置毎に対応して設けられて前記鉛直軸方向に長さを有する案内路と、鉛直軸回りに隣接する2つの案内路を連結する連結路がその周面に形成されたガイド部材を有し、
    前記移動体は、中心軸が前記鉛直軸方向に平行でかつ円筒形状の中空部が形成されており当該中空部に前記ガイド部材が嵌った状態で前記ガイド部材に対して前記鉛直軸方向に移動自在であるとともに、前記案内路および前記連結路に添って移動する移動子をその内壁に設けた移動部材を有し、
    前記移動体の往復移動のうち前記移動体が鉛直軸方向の一方側に移動する往路において、前記移動子は一の前記案内路に沿って前記連結路あるいは当該連結路を通過する位置にまで移動する一方、前記移動体が鉛直軸方向の他方側に移動する復路において、前記移動子は一の前記案内路から前記連結路に分岐して一の前記案内路に隣接する他の前記案内路に移動する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の部品実装装置。
JP2010195448A 2010-09-01 2010-09-01 部品実装装置 Active JP4729645B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010195448A JP4729645B1 (ja) 2010-09-01 2010-09-01 部品実装装置
CN2011102641092A CN102387698B (zh) 2010-09-01 2011-09-01 元件安装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010195448A JP4729645B1 (ja) 2010-09-01 2010-09-01 部品実装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4729645B1 true JP4729645B1 (ja) 2011-07-20
JP2012054384A JP2012054384A (ja) 2012-03-15

Family

ID=44461690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010195448A Active JP4729645B1 (ja) 2010-09-01 2010-09-01 部品実装装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4729645B1 (ja)
CN (1) CN102387698B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178693B2 (ja) * 2013-10-09 2017-08-09 ハンファテクウィン株式会社Hanwha Techwin Co.,Ltd. 表面実装機の部品保持ヘッド
KR20170047058A (ko) * 2015-10-22 2017-05-04 한화테크윈 주식회사 스핀들
CN110519939B (zh) * 2019-08-30 2022-03-04 青岛飞梭科技有限公司 一种旋转式选择下压吸气装置
DE112020006799T5 (de) * 2020-02-26 2023-01-05 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Wellenantriebsvorrichtung und Bauteilmontagevorrichtung
CN116367529B (zh) * 2023-05-15 2023-08-15 南京银茂微电子制造有限公司 一种贴片机用贴片机嘴

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128482A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置の装着ヘッド
JP2009290143A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3610161B2 (ja) * 1996-04-01 2005-01-12 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 装着ヘッド装置
JP4208629B2 (ja) * 2003-04-09 2009-01-14 富士機械製造株式会社 電子部品実装装置
JP5003350B2 (ja) * 2007-08-23 2012-08-15 パナソニック株式会社 電子部品実装装置および電子部品実装方法
DE112008001925T5 (de) * 2007-08-28 2010-07-15 Panasonic Corp., Kadoma Bauelementbestückungsvorrichtung
JP4997124B2 (ja) * 2008-01-21 2012-08-08 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128482A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置の装着ヘッド
JP2009290143A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102387698B (zh) 2013-12-04
CN102387698A (zh) 2012-03-21
JP2012054384A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4729645B1 (ja) 部品実装装置
US7493689B2 (en) Head assembly for chip mounter
JP4756109B1 (ja) 部品実装装置
JP2006269794A (ja) ノズル交換装置及び部品実装装置
JP6609293B2 (ja) 保持ノズル、保持ヘッド及び移載装置
US20140352459A1 (en) Drive device, electronic component carrying device, electronic component inspection device, robot hand, and robot
US9221624B2 (en) Parts feeding device, parts mounting device and parts feeding method
JP2015226037A (ja) 部品装着装置
JP2009295946A (ja) 部品保持装置および電子回路部品装着システム
JP2007096062A (ja) 電子部品移載装置
KR20050092415A (ko) 전자부품 실장장치 및 전자부품 실장방법
CN102843873B (zh) 一种多功能异型贴片机贴装头装置
CN107852858B (zh) 元件安装机、元件保持部件拍摄方法
JP4901683B2 (ja) 部品供給装置
JP6093125B2 (ja) ウェハカート及び電子部品装着装置
JP5876967B2 (ja) 部品実装装置
JP2009170528A (ja) 部品移載装置、部品実装装置及び部品試験装置
JP5903346B2 (ja) 部品実装装置
JP6205191B2 (ja) 電子部品実装方法及び電子部品実装装置
JP2010028032A (ja) 電子部品実装装置
JP2010267651A (ja) 部品実装装置
JP5476256B2 (ja) 部品実装装置および部品認識装置
JP4062359B2 (ja) 電子部品実装装置
KR101779024B1 (ko) 칩마운터의 헤드 어셈블리
JP6215517B2 (ja) 電子部品実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110302

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20110302

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4729645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250