JP4729031B2 - 保管荷物のロケーション管理システム - Google Patents

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本発明は、一時的に利用しなくなった家財道具等の荷物を長期間にわたり保管するトランクルームにおいて、多数の荷主から預かった各荷物の置き場所を情報管理する保管荷物のロケーション管理システムに関する。
トランクルームでは、通常、海外赴任などのために一時的に利用しなくなった家財道具等の荷物を、荷主から預かると、入庫口でボックスパレット等の保管手段に積み付けてから、保管エリアの床面を区画して設けた荷物保管用のロケーション(置き場所)に、荷物を積み付け状態で保管手段ごと置いて、数ヶ月から数年間の比較的長期にわたり保管している。
そこで、従来、個人や法人など、多数の各種荷主から預かった荷物の置き場所は、例えばパソコンシステムを利用し、「荷主Aさんの所定貨物番号の荷物は、所定パレット番号の保管手段に積み付けて、n階にある保管エリアのn列目n番のロケーションに置いて保管している」という内容の保管位置データを手入力で登録し、必要に応じ、棚票として出力して情報管理している。経時、荷主からの指示に基づいて保管荷物を出庫する場合、作業者は、棚票を確認しながら、荷物のロケーションを探して保管荷物を出庫するようになっている。
特開2001−287809号公報 特開2007−112523号公報
従来のロケーション管理システムでは、荷物を積み付けた保管手段の置き場所を手入力で登録し、棚票を作成して人為的に管理している。従来は、そのように保管手段の置き場所を手入力で登録するので、どうしても登録ミスを避けらず、そのため、人為的な登録ミスを事前に予想し、保管エリアには、保管手段を所定ロケーションに置くとき、それと隣接して既に並置した別荷主の保管手段の配列との間に、作業員が通れる予備通路(隙間)を空けておき、後に、保管手段の置き場所に登録ミスが実際に発生しても、作業者が予備通路を通って保管手段の正規のロケーションを探索し易いようにしている。しかし、これでは、トランクルームにおける限られた広さの保管エリアに、予備通路用の無駄なスペースが何列も必要であり、それだけ保管手段、即ち荷物の収納効率が悪いという課題があった。
トランクルームでは、通常、荷主から保管依頼があると、保管手段は、荷物を積み付けて保管エリアの奥側のロケーションに順に置かれることが多く、しかも、数ヶ月から数年間の比較的長期にわたりロケーションに置いて保管する点に特徴がある。従って、保管期間が比較的長期なので、後に、荷主から出庫指示がある頃には、保管手段は、奥まった位置のロケーションに置かれ、手前に幾つもの別荷主の保管手段が詰め込まれた状態で保管されている。そこで、出庫指示に係る保管手段を奥側のロケーションから取り出して出庫する場合は、取り出しルートを塞いで障害になった手前の保管手段を退かし、いったん仮置き場に仮置きしてから、開放した取り出しルートを通して奥側のロケーションから取り出すことになる。そのため、奥から保管手段を取り出すためには、まず、邪魔な手前の保管手段を仮置きするため、専用の仮置き場を確保することが必要になってくる。更に、奥側のロケーションから保管手段を取り出した後に、当該ロケーションを空けたままにすると、保管エリアのロケーション区域が無駄に歯抜け状態になるので、この無駄をなくすために、奥側のロケーションが空くたびに、新たに保管手段を当該ロケーションに置くようにしなければならない。そのため、従来の保管エリアには、何基もの保管手段を補充用に待機させる広さの仮置き場を用意することが必要になってくる。しかし、トランクルームの限られた広さの保管エリアに、上記予備通路用のスペースに加え、保管手段の仮置き場のためのスペースをも必要となるのでは、それだけトランクルームでの荷物の収納効率が一段と低下するという課題がある。
ところで、従来、奥側のロケーションに置いた保管手段を取り出して出庫する場合、実際には、障害になった保管手段を退かして取り出しルートを空けてから、奥側の保管手段を取り出し、その後、退かした手前の保管手段を、面倒でも、いちいち元のロケーションに戻して置くようにしている。なぜなら、退かした保管手段は、本来、出庫した保管手段の空ロケーションや仮置き場などを利用し、そこに置いて保管すると効率よく便利と考えられるが、そうすると、ロケーションを変える保管手段について、前記棚票を手入力でいちいち書き換えなければならず、これでは、入力ミスを発生しやすく、しかも、著しく手間がかかり面倒だからである。それ故、従来、奥側のロケーションに置いた保管手段を取り出す場合は、結局、障害になった保管手段を手前から退かして、いったん空ロケーションや仮置き場に退避させてから、奥側の保管手段を取り出す一方、退かした他の保管手段は、いちいち元のロケーションに戻しているため、それだけ作業者の負担が増大し、これでは、トランクルームでの荷物の保管・出庫作業に多大な手間と時間がかかって作業効率が悪いという課題があった。
そこで、本発明の目的は、トランクルームにおいて、保管手段の収納効率を上げて限られた保管スペースを有効利用すると共に、荷物の保管・出庫の作業効率を向上させて作業負担を軽減するロケーション管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、一時的に利用しなくなった荷物を預かって保管エリアに長期間にわたり保管するトランクルームTにおいて、入庫した荷物を入庫口で保管手段10に積み付け、前記保管エリアの床面8を区画して設けたロケーション上に置いて保管するとき、荷物の保管情報を、前記保管手段10を基準に収受して管理サーバ1で情報管理する保管荷物のロケーション管理システムであって、前記保管手段10には、荷物管理番号を格納した非接触型無線ICタグからなるパレットタグ11を外付けし、前記保管手段10に積み付けた保管荷物9には、貨物番号を格納した非接触型無線ICタグからなる荷物タグ12を外付けし、前記トランクルームTには、前記保管エリアの床における各ロケーションの手前位置に、それぞれ対応する前記保管手段10の置き場所を識別するロケーション番号を格納した非接触型無線ICタグからなる床タグ13…を設置する一方、前記入庫口にゲートGを立設し、該ゲートGに、前記保管荷物9の積み付け状態で前記保管手段10が通過するとき、前記荷物タグ12から前記保管荷物9の貨物番号を読み取り、前記パレットタグ11から荷物管理番号を読み取る第1読取装置20と、該第1読取装置20で読み取った荷物管理番号に貨物番号を紐付けして前記管理サーバ1へ通信回線を介して送信するゲート端末2と、を搭載し、前記保管エリアに、保管作業用のフォークリフトFを備え、該フォークリフトFには、車体25の前面部25aに突設したフォーク26を差し込んで前記保管手段10を持ち上げるとき、前面部25aに有したアンテナ30bで前記パレットタグ11から荷物管理番号の読み取りを開始し、前記保管エリアの床面8上を走行移動するときは、底面部25bに有したアンテナ30cで前記床タグ13…からロケーション番号を読み取る第2読取装置30と、該第2読取装置30で読み取ったロケーション番号と荷物管理番号を前記管理サーバ1へ通信回線を介して送信する車載端末3と、を搭載し、該車載端末3は、前記フォークリフトFが前記保管手段10の持ち上げ状態で前記保管エリアを走行移動中に、前面部25aの前記アンテナ30bが所定の読取範囲を超えて前記パレットタグ11から離れたために前記第2読取装置30が荷物管理番号の読取不能状態になると、その直前に底面部25bの前記アンテナ30cで前記床タグ13から読み取ったロケーション番号が当該保管手段10に積み付けた保管荷物の置き場所であると判定し、該ロケーション番号を荷物管理番号に紐付けして前記管理サーバ1へ送信するロケーション判定手段40を備え、前記保管手段10のロケーションを逐次変更するときは、その都度、置き変え直前に前記第2読取装置30で読み取ったロケーション番号を、いま置き変えた前記保管手段10のロケーションの新たなロケーション番号として荷物管理番号に紐付けし、1つの保管情報として前記管理サーバ1に送信する一方、該管理サーバ1は、保管情報を受信すると、前記保管手段10の新たなロケーション番号を荷物管理番号をキーに保管マスタ5のような記憶部に格納し、ロケーション番号を最新の番号に上書き更新しててなることを特徴とする。
トランクルームの保管エリアにおいて、例えば出庫指示のあった保管荷物の保管手段が取り出しの障害となった他の保管手段より奥側のロケーション番号Aのロケーションに置かれている場合は、これら他の保管手段を退かし、その都度、それらを空のロケーションに定置して退避させ、保管手段の取り出しルートを確保して後、初めて、奥から保管手段を取り出して出庫する。その場合、請求項1に記載の発明では、他の保管手段を置いたロケーション番号Aのロケーションの手前位置に保管作業用のフォークリフトを移動し、このフォークリフトを用いて他の保管手段を退避させるが、この退避時、フォークリフトが他の保管手段にフォークを差し込むとき、フォークリフトに搭載した第2読取装置の前面アンテナでパレットタグから荷物管理番号を読み取る。それから、フォークリフトが保管エリアの床面上を走行移動して他の保管手段を搬送するとき、第2読取装置の底面アンテナで通過途中の床タグから、順次ロケーション番号を読み取る。そして、フォークリフトで搬送して後、他の保管手段を、いま空いている任意のロケーション番号Aのロケーションに定置する。そのときは、定置直前に底面アンテナで、番号Aのロケーションの手前にある床タグから、ロケーション番号Aを読み取っている。しかる後、フォークリフトを後退させてフォークを他の保管手段から抜き取ると、前面アンテナが所定の読取範囲を超えて他の保管手段のパレットタグから離れ、第2読取装置がパレットタグから荷物管理番号を読み取らなくなったとき、車載端末が、定置直前に読み取ったロケーション番号Aが当該保管手段に積み付けた保管荷物の置き場所であると、ロケーション判定手段で判定する。それから、定置直前に読み取ったロケーション番号Aを荷物管理番号に紐付けし保管情報としてデータセンタの管理サーバへ自動送信する一方、管理サーバは、保管情報を受信すると、所定貨物番号の保管荷物を積み付けた他の保管手段の置き場所を、荷物管理番号をキーにして、変更先の新たなロケーション番号Aで管理する。
従って、請求項1に記載の発明によれば、(1)保管手段の置き場所をシステムに手入力で登録しないで済むので、人為的な登録ミスが予想されず、その結果、トランクルームの保管エリアには、従来のように正規の置き場所を探索するために作業員が通る予備通路を無駄に確保する必要がなく、フォークリフトの走行通路を除いて、縦横に隙間なく保管手段を置くことができ、それだけ荷物の収納効率を向上させて、トランクルームの限られたスペースを有効に利用することができる。(2)保管手段を、手前に他の保管手段が詰まった奥側のロケーションから取り出す場合に、障害になった他の保管手段を当初のロケーションから退避場所へ移すときは、任意に適当な空ロケーションを利用し、退かした他の保管手段、即ち、保管手段に積み付けた所定貨物番号の保管荷物の空ロケーションを、荷物管理番号をキーに、新たなロケーション番号で簡単に管理することができ、その結果、従来の如く退避させる何基もの保管手段をいちいち仮置きするための専用の仮置き場所を確保する必要がなく、専用の仮置き場所が不要な分だけ荷物の収納効率が向上し、トランクルームの限られたスペースを更に有効に利用することができる。(3)保管手段を、手前に他の保管手段が詰まった奥側のロケーションから取り出す場合に、障害になった他の保管手段を退避場所へ移すときは、任意に適当な空ロケーションを利用し、その変更後のロケーションを、荷物管理番号をキーに新たなロケーション番号で簡単に管理することができことから、退かした保管手段を、いちいち元のロケーションに戻さなくて済み、それだけ大幅に作業負担が軽減され、その結果、トランクルームでの荷物の保管・出庫の作業効率を飛躍的に向上させることができる。(4)更に、保管エリア内で保管手段のロケーションを必要に応じて変更する場合、このロケーション変更が例え頻繁に行われることがあっても、置き場所を変えるたびに棚票などをいちいち書き換える必要がなく、保管手段のパレットタグから読み取った荷物管理番号をキーに、新たなロケーション番号で簡単に且つ正確に管理することができるために、保管荷物の置き場所は、必要に応じて、躊躇なく自由に且つ簡単に変更することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の最良形態について説明する。
図1は、本発明の一例である保管荷物のロケーション管理システムの全体システム構成を示すブロック図である。本システムは、例えば運送会社のデータセンタSに備える管理サーバ1に、トランクルームTの1階入庫口に設置したゲートGのゲート端末2と、2階〜4階の各保管エリアに駐車したフォークリフトF…の車載端末3を、構内無線LANを介して通信ネットワーク(WAN)で互いにデータ収受可能に接続した構成になっている。
データセンタSは、荷主から、荷物の保管オーダを一括集中的に受け付ける運送会社の受注窓口で、トランクルームでの荷物の入庫から保管、移動、出庫情報を管理サーバ1で情報管理する施設である。管理サーバ1は、入力部、表示部、ICタグ作製用データなど各種データを出力する出力部、データベース・マスタ・ファイル・データ等を格納する記憶部を、システム全体を統括的に制御処理する制御部に接続してなる。特に記憶部には、トランクルームTへ入庫する荷物の入庫予定データ・入庫データ等を格納する入庫マスタ4、荷物のロケーション番号など保管データを格納する保管マスタ5、トランクルームTから出庫する荷物の出庫予定データ・出庫データ等を格納する出庫マスタ6、ロケーションの変更情報を格納する移動マスタ7を備える。
他方、トランクルームTは、配送設備の整った多層階の、例えば4階建ての倉庫構造をなし、一階に、入庫口から入庫する荷物の荷捌き場を備え、1階から貨物用エレベータで昇降できる2階〜4階には、それぞれ荷物の保管エリアが形成されている。荷捌き場には、図2(A)に示すように、入庫した保管荷物9…を積み付ける多数の保管手段10…を備える。図示例では、保管手段10として、例えば、フォーク差込み口を有した底台部10a上で4面を格子状側板10bで囲って全体に上側開放箱形に組み立てた、所謂スチールボックスパレットを用いる。
そこで、保管手段10…には、UHF帯の非接触型無線ICタグからなるパレットタグ11を、底台部10aに貼って外付けしている。パレットタグ11は、これを例え金属製パレットの保管手段10に取り付けても、ICチップの書込み情報をリーダ/ライタ等で読み取れる金属対応型の電子タグで、ICチップに個々の保管手段10…を識別する、荷物管理番号(パレット番号)を書き込んで格納している。
保管手段10に積み付ける保管荷物9には、UHF帯の非接触型無線ICタグからなる貼着シール構造の荷物タグ12を、入庫時にパレットタグ11の貼付け向きに合わせて代表荷物に貼って外付けするようになっている。荷物タグ12には、保管荷物9を識別する貨物番号を書き込んで格納するようになっている。
各階の保管エリアには、床面を白線で矩形状に区画した、多数の荷物保管用ロケーションを設けると共に、前記エレベータの出入口からロケーション区域へ向けてフォークリフトFが通る走行通路が形成されている。
そこで、保管エリアには、図2(B)に示すように、床面8上に、UHF帯の非接触型無線ICタグからなる床タグ13を貼り付けている。床タグ13は、滑り易い薄板な樹脂製プレートに、ICチップやアンテナコイルを埋め込んだ床専用の電子タグで、各ロケーションから離れた手前の床面8に貼り付けると共に、走行通路の床面8にも、前記エレベータの出入口からロケーション区域にわたり、一定間隔をあけて貼り付けている。そして、各ロケーションの手前の床タグ13は、それぞれ保管手段10の置き場所の位置を識別するロケーション番号A〜AをICチップに格納し、走行通路の床タグ13は、通路途中の各位置を識別するロケーション番号A〜AをICチップに格納している。なお、貨物用エレベータの出入口前に貼った床タグ13は、貨物用エレベータの出入り口位置を示すロケーション番号が格納されている。
ゲートGは、入庫口の荷捌き場に立設し、図3に示すように、台座14上に、正面に読取窓15aを有した矩形縦長なゲート本体15を組み立ててなり、入庫口の荷捌き場に立設している。ゲート本体15には、読取窓15aの奥側に、保管荷物9の積み付け状態で保管手段10が通過するとき、荷物タグ12から保管荷物9の貨物番号を読み取り、パレットタグ11から荷物管理番号を読み取る第1読取装置20を組み込み、第1読取装置20の上側に、第1読取装置20の動作を制御して読取情報を管理サーバ1へ送信するゲート端末2を、表示部(ディスプレイ)19を外部へ臨ませて組み込んでなる。
第1読取装置20は、図1でも示すように、読取本体のリーダ/ライタ16と4基の電波通信用のアンテナ17…を備え、リーダ/ライタ16には、入庫した保管荷物9を積み付けた保管手段10が間を通過すると読取開始を検知する発光部と受光部の2本のポール状光電センサ20a(図3参照)と、光電センサ20aで保管手段10の通過を検知すると、リーダ/ライタ16の作動をオンオフする読取開始スイッチ20bと、読取結果に応じて赤色又は青色に点灯するタワーライト20cと、読み取れなかった場合にタワーライト20cの赤色点灯と同時に警告音を発して報知するブザー20dとを、電気的に接続した構成になっている。
ゲート端末2は、タッチパネル式の入力部18、読取情報等を表示する表示部19、読取情報等を格納する記憶部21の他に、管理サーバ1とのデータ送受信を制御する通信制御部22、リーダ/ライタ16が読み書きするICタグデータを処理するリーダ/ライタ処理部23を、端末内の動作を制御処理する制御部24に接続してなる。特に、制御部24は、第1読取装置20でパレットタグ11から読み取った荷物管理番号に荷物タグ12から読み取った貨物番号を紐付けして管理サーバ1に通信制御部22を通じて送信処理するようにプログラムされている。
フォークリフトFは、図2(C)に示すように、車体25の前面部25aにフォーク26を備え、フォーク26を差込み口に差し込み、保管荷物9を積み付けた保管手段10をフォーク26で持ち上げて搬送する荷役機械である。そこで、フォークリフトFは、車体25に、保管手段10の搬送時にフォーク26を差込み口に差し込むときにパレットタグ11から荷物管理番号の読み取りを開始し、保管エリアの床面8上を走行移動するときに床タグ13からロケーション番号を読み取る第2読取装置30と、第2読取装置30の動作を制御して読み取ったロケーション番号と荷物管理番号を管理サーバ1に送信する車載端末3とを搭載している。そのため、第2読取装置30は、読取本体のリーダ/ライタ30aと2基の電波通信用のアンテナ30b・30cを備えてなり、アンテナ30bを車体25の前面部25aに取り付け、アンテナ30cを底面部25bに取り付けている。リーダ/ライタ30aは、予め電波通信用のアンテナ30b・30cから出力される電波出力強度を調節し、一定の距離(例えば60cm)内で、ICタグが正確に読み取れる読取範囲を設定している。
車載端末3は、図1でも示すように、入力部28、読取情報等を表示する表示部29、読取情報等を格納する記憶部31の他に、管理サーバ1とのデータ送受信を制御する通信制御部32、リーダ/ライタ30aが読み書きするICタグデータを処理するリーダ/ライタ処理部33を、端末内の動作を制御処理する制御部34に接続してなる。特に、制御部34は、プログラムとして、ロケーション判定手段40を備えている。ロケーション判定手段40は、保管荷物9を積み付けた保管手段10の持ち上げ状態で、フォークリフトFが保管エリア上を走行移動中に、前面部25aのアンテナ30bが読取範囲(60cm)を超えてパレットタグ11から離れ、第2読取装置30が荷物管理番号を読み取れなくなる(読取不能)と、その直前に底面部25bのアンテナ30cで読み取ったロケーション番号が保管手段10に積み付けた保管荷物9の置き場所であると判定し、当該ロケーション番号を荷物管理番号に紐付けして管理サーバ1へ通信制御部32を通じて送信処理するようにプログラムされている。
さて次に、上述した構成のロケーション管理システムの保管荷物9の入庫・保管作用について、管理サーバ1とゲート端末2およびフォークリフト車載端末3の処理動作を中心に、図8に示す入庫・保管処理手順(S1〜S14)に沿って説明する。
データセンタSにおいて、管理サーバ1は、荷主の、例えばクライアント端末から荷物の保管を依頼する保管オーダを受け付け、これが入力されると、保管オーダ情報として、一定の顧客番号で関連付けて取り込み、1レコードの入庫予定情報として入庫マスタ4に格納する(S1)。一方で、入庫予定情報は、保管荷物9単位に貨物番号を割り振ってから、顧客番号を基準として、トランクルームT内に別途設置の事務処理端末(図示省略)へ送信する(S2)。
一方、トランクルームTでは、事務処理端末が入庫予定情報を受信すると、入庫予定情報に基づいて、保管荷物9の貨物番号等をICチップに書き込んで、貼着シール構造の上記荷物タグ12を作製する。しかる後、先に保管依頼のあった荷主の上記荷物が入庫すると、荷捌き場にて、入庫荷物を、図2(A)に示したように、固有のパレットタグ11付き保管手段10に積み付けてから、代表荷物に、パレットタグ11の貼付け向きに合わせて、荷物タグ12を貼り付け、ゲートGの手前で入庫チェックの準備に入る。しかる後、入出庫作業用のフォークリフト45(図3参照)を用いて、保管手段10をフォーク46で持ち上げて搬送し、一対の光電センサ20a・20a間を通過させる。
そのとき、ゲート端末2は、光電センサ20aが荷物積み付け状態の保管手段10の通過を検知すると、スイッチ20bをオンし、リーダ/ライタ16を作動してアンテナ17から電波を出力させて読取を開始し、パレットタグ11から荷物管理番号を読み取り(S3a)、荷物タグ12から保管荷物9の貨物番号を読み取る(S3b)。このとき、読み取れなかった場合には、タワーライト20cが赤色点灯すると同時に、ブザー20dが警告音を発して入庫読取ステップのやり直しを報知する。読み取った場合には、タワーライト20cが青色点灯し、その結果、読み取った荷物管理番号に貨物番号を1レコードに紐付けして荷物管理番号をキーに記憶部21に格納する(S4)。この読取結果は、表示部19で表示する一方、荷物管理番号と紐付けした貨物番号を、通信制御部22を通じて管理サーバ1へ自動的に送信して入庫処理を終了する(S5)。
管理サーバ1は、荷物管理番号と紐付けした貨物番号を受信すると、記憶部に先に格納した入庫予定情報を更新し、入庫データとして入庫マスタ4に格納して入庫完了を登録する(S6)。
入庫チェックを終えると、トランクルームTでは、例えば図3に示すように、1F荷捌き場で、入出庫作業用フォークリフト45で荷物積み付け状態の保管手段10を、そのまま貨物用エレベータを使って2F保管エリアへ搬送する。次いで、2F保管エリアでは、貨物用エレベータの出入口前で、図4に示すように、入出庫作業用のフォークリフト45から降ろした保管手段10を、保管作業用のフォークリフトFに受け渡し、該フォークリフトFで保管手段10を持ち上げて走行通路を通って所望のロケーションへ搬送する。なお、この場合、1Fにて、荷物積み付け状態の保管手段10にパレットタグ11側からフォーク46を差し込んで入出庫作業用フォークリフト45で保管手段10を貨物用エレベータ内に搬入し、2Fでは、同エレベータ内の保管手段10にフォーク26を差し込んで保管作業用フォークリフトFで保管手段10を搬出し、走行通路を通って所望のロケーションへ搬送するようにしてもよい。
この搬送時、フォークリフト車載端末3は、フォークリフトFが荷物積み付け状態の保管手段10を、パレットタグ11側からフォーク26を差し込んで持ち上げるとき、リーダ/ライタ30aを作動して前面部25aのアンテナ30bから電波を出力し、パレットタグ11から荷物管理番号の読み取りを開始する(S7)。荷物タグ12から読み取った荷物管理番号は、表示部29で表示する。
また、搬送時、車載端末3は、フォークリフトFがエレベータの出入口から走行通路を通ってロケーション区域へと、図5に示すように、床面8上を走行移動するとき、その間、リーダ/ライタ30aで底面部25bのアンテナ30cから電波を出力し、通過途中の床タグ13…から、順次ロケーション番号A〜Aを読み取る(S8)。読み取ったロケーション番号A〜Aは、記憶部31に格納してから、表示部29で表示する(S9)。
更に、搬送時、フォークリフトFで運んで後、図6に示すように、保管手段10は、空いている任意のロケーションに定置する。そのとき、定置直前に、リーダ/ライタ30aの底面アンテナ30cで、定置ロケーションの手前にある床タグ13から、ロケーション番号を読み取って記憶部31に格納している。定置後、フォークリフトFを後退させてフォーク26を保管手段10の差込み口から抜き取る。そのとき、車載端末3は、前面アンテナ30bが読取範囲(60cm)を超えて保管手段10のパレットタグ11から離れ、リーダ/ライタ30aがパレットタグ11から荷物管理番号を読み取らなくなったとき(読取不能)、底面アンテナ30cで定置直前に読み取ったロケーション番号が当該保管手段10に積み付けた保管荷物の置き場所であると、ロケーション判定手段40で判定する(S10)。
次いで、車載端末3は、定置直前に読み取ったロケーション番号を荷物管理番号に1レコードの保管情報として紐付けし、荷物管理番号をキーとして、記憶部31に格納して表示部29で表示する一方(S11)、以後の床タグ13の読み取りを停止する(S12)。そして、荷物管理番号に紐付けしたロケーション番号を含む保管情報を、通信制御部32を通じて管理サーバ1に自動的に送信し、保管処理を終了する(S13)。
管理サーバは、保管情報を受信すると、荷物管理番号をキーにしてロケーション番号を保管マスタ5に格納して保管登録し(S14)、これを以って、保管荷物9の入庫・保管処理を終了する。
さて次に、図示ロケーション管理システムにおいて、経時、荷主から保管荷物を出庫する指示を受けたとき、出庫指示のあった保管荷物をトランクルームTから出庫するデータ処理について、管理サーバ1とゲート端末2およびフォークリフト車載端末3の処理動作を中心に、図9に示す出庫処理手順(T1〜T19)に沿って説明する。
まず、管理サーバ1は、荷主の、例えばクライアント端末から、保管荷物を出庫する出庫指示情報を受け付け、入力部から入力されると、出庫指示情報を一定の上記顧客番号で関連付けて取り込み、出庫予定データとして生成して出庫マスタ6に格納してから、ゲート端末2に送信する(T1)。一方、管理サーバ1は、出庫予定データに基づいて出庫作業用に出庫リストを出力し、同じトランクルームTの上記事務処理端末へ送信する(T2)。
トランクルームTでは、出庫予定データをゲート端末2が受信すると(T3)、これを取り込んで記憶部21に格納しておく(T4)。他方で、事務処理端末が出庫リストを受信すると、出庫リストを確認しながら、例えば2F保管エリアにある所定ロケーション番号のロケーションの手前へフォークリフトFを移動し、このフォークリフトFを用いて出庫作業が開始される。
この出庫時、車載端末3は、フォークリフトFが保管手段10の差込み口にパレットタグ11側からフォーク26を差し込むとき、リーダ/ライタ30aが前面部25aのアンテナ30bでパレットタグ11から荷物管理番号を読み取って、読み取った荷物管理番号を表示部29で表示する(T5)。
それから、車載端末3は、フォークリフトFが、図5とは反対向きに、ロケーション区域から走行通路を通って2Fエレベータの出入口へ床面8上を移動しながら、保管手段10を搬送するが、その間、リーダ/ライタ30aが底面部25bのアンテナ30cで通過途中の床タグ13…からロケーション番号A〜Aを読み取る(T6)。次いで、読み取ったロケーション番号A〜Aは、記憶部31に格納し(T7)、表示部29で表示する(T8)。
フォークリフトFで搬送後、保管手段10は、任意の出庫場所、例えばエレベータの出入口に定置する。そのとき、この定置直前にリーダ/ライタ30aの底面アンテナ30cで、エレベータ出入口の手前にある床タグ13から、エレベータ出入口の位置、即ち出庫場所を特定したロケーション番号を読み取って、記憶部31に格納している。しかる後、保管時と同様に、フォークリフトFを後退させてフォーク26を保管手段10の差込み口から抜き取る。そのとき、車載端末3は、前面アンテナ30bが読取範囲を超えて保管手段10のパレットタグ11から離れ、リーダ/ライタ30aがパレットタグ11から荷物管理番号を読み取らなくなると、底面アンテナ30cで定置直前に読み取ったロケーション番号が出庫場所で、保管荷物が保管エリアから出庫した、とロケーション判定手段40で判定する(T9)。
次いで、車載端末3は、定置直前に読み取ったロケーション番号を荷物管理番号に紐付けし、荷物管理番号をキーに記憶部31に格納して表示部29で表示する(T10)一方、以後の床タグ13とパレットタグ11の読み取りを停止する(T11)。それから、ロケーション番号を荷物管理番号と一緒に保管終了情報として、通信制御部32を通じて管理サーバ1へ自動送信し、保管処理を完了する(T12)。
一方、管理サーバは、保管終了情報を受信すると、保管マスタ5に先に格納した荷物管理番号の保管情報を更新し、荷物管理番号をキーとして、ロケーション番号を保管マスタ5に格納して保管終了を登録する(T13)。
その後、トランクルームTでは、貨物用エレベータの2F出入口前で、図4の場合と反対に、保管作業用フォークリフトFから降ろした荷物積み付け状態の保管手段10を、入出庫作業用フォークリフト45に受け渡し、そのまま貨物用エレベータを使って1F荷捌き場へ搬送し、出庫登録の処理作業に入る。なお、この場合、2Fにおいて、保管手段10を保管作業用フォークリフトFで貨物用エレベータ内に搬入し、1Fでは、入出庫作業用フォークリフト45で同エレベータ内から保管手段10を取り卸してから、フォーク46の差込み方向を反対向きに変えて、入出庫作業用フォークリフト45でゲートGへ向けて搬送し、同様に出庫登録の処理作業に入るようにしてもよい。そして、保管手段10を、図3の場合と反対向きにゲートGの手前を通過させる。
そのとき、ゲート端末2は、入庫の場合と同様に、光電センサ20aが荷物積み付け状態の保管手段10の通過を検知すると、スイッチ20bをオンし、リーダ/ライタ16がアンテナ17でパレットタグ11から荷物管理番号を読み取り(T14a)、荷物タグ12から保管荷物9の貨物番号を読み取る(T14b)。それから、読み取った貨物番号は記憶部21に格納する(T15)。次いで、貨物番号を出庫予定データと照合し、出庫の可否をチェックする(T16)。照合結果が出庫エラーの場合は、保管手段10を引き返して保管処理ステップへ戻す(T16a)。照合結果がエラーでない場合は、出庫を肯定する照合結果データを表示部19で表示してから、管理サーバ1に自動送信して出庫処理を終了する(T17)。
一方、管理サーバ1は、出庫肯定の照合結果データを受信すると、貨物番号を出庫マスタ6に格納して出庫完了を登録し(T18)、次いで、出庫マスタ6に格納した出庫予定情報を更新して保管荷物9の出庫処理を完了する(T19)。
ところで、出庫指示のあった保管荷物の保管手段10が1又は複数の他の保管手段より奥側の、例えばロケーション番号Aのロケーションに置かれている場合は、保管手段10の手前で取り出しの障害になった、これら他の保管手段を退かして、それらを空のロケーションに定置して退避させ、保管手段10の取り出しルートを確保してから、保管手段10を取り出して出庫することになる。
そこで、本発明の図示ロケーション管理システムにおいて、障害となった他の保管手段を退かして任意の空ロケーションへ定置する場合は、他の保管手段を置いた、例えばロケーション番号Aの当初ロケーションの手前にフォークリフトFを移動し、このフォークリフトFを用いて他の保管手段を退避させる。
この退避時は、フォークリフトFが他の保管手段の差込み口にパレットタグ11側からフォーク26を差し込むとき、リーダ/ライタ30aが前面部25aのアンテナ30bでパレットタグ11から荷物管理番号を読み取る。それから、フォークリフトFが保管エリアの床面8を走行移動して他の保管手段を搬送するとき、リーダ/ライタ30aが底面部25bのアンテナ30cで通過途中の床タグ13…から、順次ロケーション番号を読み取る。フォークリフトFで搬送して後、他の保管手段を、いま空いている任意のロケーション番号Aのロケーションに定置する。そのときは、定置直前にリーダ/ライタ30aの底面アンテナ30cで、番号Aのロケーションの手前にある床タグ13から、ロケーション番号Aを読み取っている。
しかる後、フォークリフトFを後退させてフォーク26を他の保管手段から抜き取ると、フォークリフト車載端末3は、前面アンテナ30bが読取範囲(60cm)を超えて他の保管手段のパレットタグ11から離れ、リーダ/ライタ30aがパレットタグ11から荷物管理番号を読み取らなくなったとき、定置直前に読み取ったロケーション番号Aが当該保管手段に積み付けた保管荷物の置き場所であると、ロケーション判定手段40で判定する。それから、車載端末3は、定置直前に読み取ったロケーション番号Aを荷物管理番号に紐付けし、1つの保管情報として通信制御部32を通じて管理サーバ1へ自動送信する。一方、管理サーバ1では、保管情報を受信すると、その保管情報から変更先のロケーション番号Aを読み出し、荷物管理番号をキーにして移動マスタ7に格納し、他の保管手段のロケーションの履歴を管理する。併せて、他の保管手段の新たなロケーション番号Aは、同様に荷物管理番号をキーにして保管マスタ5にも格納し、ロケーション番号を最新のものに上書き更新する。
また、図示ロケーション管理システムでは、出庫指示のあった奥側の保管手段10を取り出す障害になった保管手段が別に幾つもあれば、上述した場合と同様に、これら保管手段も順次に退かし、その都度、任意に空のロケーションに退避させてそれぞれ定置してから、奥から保管手段10を取り出すが、このときも、その都度、(1)フォークリフトFでそれぞれ別の保管手段にフォーク26を差し込むとき、パレットタグ11から荷物管理番号を読み取る。(2)フォークリフトFが保管エリアの床面8上を移動しながら別の保管手段を搬送するときは、底面アンテナ30cで床タグ13…からロケーション番号を読み取る。(3)任意の空ロケーションを選んで後、その手前に別の保管手段を定置してから、フォークリフトFを後退させてフォーク26を抜き取るとき、前面アンテナ30bが読取範囲を超えてパレットタグ11から離れ、荷物管理番号を読み取れなくなると、定置直前に読み取ったロケーション番号が当該保管手段に積み付けた保管荷物の置き場所であると判定する。それから、(4)それぞれ定置直前に読み取った空のロケーションのロケーション番号を荷物管理番号に紐付けし、1つの保管情報として管理サーバ1へ自動送信する一方、管理サーバ1が保管情報を受信すると、いま定置した別の保管手段の空のロケーションを、荷物管理番号をキーとして、新たなロケーション番号で管理する。
従って、図示ロケーション管理システムでは、必要に応じて、保管エリアで保管手段を置き変えるためにロケーションを幾度も変更する場合でも、その都度、上述のように(1)置き変える保管手段のパレットタグ11から荷物管理番号を読み取り、(2)置き変え場所への搬送途中に床タグ13…からロケーション番号を読み取り、(3)保管手段を置き変え場所に定置するとき、パレットタグ11から荷物管理番号が読み取れなくなると、定置直前に読み取ったロケーション番号を保管荷物の新たな置き換え場所であると判定する。それから、(4)それぞれ置き変えたロケーションの新たなロケーション番号を荷物管理番号に紐付けし、1つの保管情報として管理サーバ1に自動送信する一方、管理サーバ1が保管情報を受信すると、いま置き変ええた保管手段のロケーションを、荷物管理番号をキーに、新たなロケーション番号で管理することができる。
本発明の一例である保管荷物のロケーション管理システムの全体システム構成を示すブロック図である。 (A)は荷物積み付け状態の保管手段、(B)は保管エリアの床面に貼り付けた床タグ、(C)は保管作業用のフォークリフトを示す概略構成図である。 荷物積み付け状態で保管手段がゲートを通過するときに、パレットタグと荷物タグを読み取る状態を説明する概略説明図である。 保管手段を、入出庫作業用フォークリフトから保管作業用フォークリフトへ受け渡すとき、パレットタグを読み取る状態を説明する概略説明図である。 フォークリフトで保管手段を搬送中に床面上の床タグを読み取る状態を説明する概略説明図である。 フォークリフトで保管手段を保管エリアの所定ロケーションに定置する状態を説明する概略説明図である。 定置した保管手段からフォークリフトのフォークを抜き取ってロケーションを判定する状態を説明する概略説明図である。 管理サーバとゲート端末およびフォークリフト車載端末による保管荷物の入庫・保管処理動作を説明するフローチャートである。 管理サーバとゲート端末およびフォークリフト車載端末による保管荷物の出庫処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
〜An、〜A ロケーション番号
F フォークリフト
G ゲート
S データセンタ
T トランクルーム
1 管理サーバ
2 ゲート端末
3 車載端末
9 保管荷物
10 保管手段
11 パレットタグ
12 荷物タグ
13 床タグ
16・30a リーダ/ライタ
17・30b アンテナ
20 第1読取装置
30 第2読取装置
40 ロケーション判定手段

Claims (1)

  1. 一時的に利用しなくなった荷物を預かって保管エリアに長期間にわたり保管するトランクルームにおいて、入庫した荷物を入庫口で保管手段に積み付け、前記保管エリアの床面を区画して設けたロケーション上に置いて保管するとき、荷物の保管情報を、前記保管手段を基準に収受して管理サーバで情報管理する保管荷物のロケーション管理システムであって、
    前記保管手段には、荷物管理番号を格納した非接触型無線ICタグからなるパレットタグを外付けし、前記保管手段に積み付けた保管荷物には、貨物番号を格納した非接触型無線ICタグからなる荷物タグを外付けし、
    前記トランクルームには、
    前記保管エリアの床における各ロケーションの手前位置に、それぞれ対応する前記保管手段の置き場所を識別するロケーション番号を格納した非接触型無線ICタグからなる床タグを設置する一方、
    前記入庫口にゲートを立設し、該ゲートに、前記保管荷物の積み付け状態で前記保管手段が通過するとき、前記荷物タグから前記保管荷物の貨物番号を読み取り、前記パレットタグから荷物管理番号を読み取る第1読取装置と、該第1読取装置で読み取った荷物管理番号に貨物番号を紐付けして前記管理サーバへ通信回線を介して送信するゲート端末と、を搭載し、
    前記保管エリアに、保管作業用のフォークリフトを備え、該フォークリフトには、車体の前面部に突設したフォークを差し込んで前記保管手段を持ち上げるとき、前面部に有したアンテナで前記パレットタグから荷物管理番号の読み取りを開始し、前記保管エリアの床面上を走行移動するときは、底面部に有したアンテナで前記床タグからロケーション番号を読み取る第2読取装置と、該第2読取装置で読み取ったロケーション番号と荷物管理番号を前記管理サーバへ通信回線を介して送信する車載端末と、を搭載し、
    該車載端末は、前記フォークリフトが前記保管手段の持ち上げ状態で前記保管エリアを走行移動中に、前面部の前記アンテナが所定の読取範囲を超えて前記パレットタグから離れたために前記第2読取装置が荷物管理番号の読取不能状態になると、その直前に底面部の前記アンテナで前記床タグから読み取ったロケーション番号が当該保管手段に積み付けた保管荷物の置き場所であると判定し、該ロケーション番号を荷物管理番号に紐付けして前記管理サーバへ送信するロケーション判定手段を備え、前記保管手段のロケーションを逐次変更するときは、その都度、置き変え直前に前記第2読取装置で読み取ったロケーション番号を、いま置き変えた前記保管手段のロケーションの新たなロケーション番号として荷物管理番号に紐付けし、1つの保管情報として前記管理サーバに送信する一方、該管理サーバは、保管情報を受信すると、前記保管手段の新たなロケーション番号を荷物管理番号をキーに記憶部に格納し、ロケーション番号を最新の番号に上書き更新してなることを特徴とする、保管荷物のロケーション管理システム。
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