JP4728485B2 - 多環式チアゾール系および食欲抑制剤としてのその使用 - Google Patents
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Description
本発明は多環式チアゾール系、それらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘導体に関する。
EP 0749966 はCNS障害を治療するための活性成分として5−HT3受容体作動性を有する多環式チアゾール系を開示している。
本発明は治療的に利用できる食欲減退作用を示す化合物を提供することを目的としていた。
【0002】
したがって、本発明は式I
【化2】
[式中、YはCH2、CH2−CH2であり;
Xは直接結合、CH2、OまたはSであり;
R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH)2−フェニル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2により2回まで置換されうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により3回まで置換されうる)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり;
R1′はHまたはR1であり;
【0003】
R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)−アルキルにより置換されうる)、(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO−フェニルであり、あるいは−NR6R7はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、4−メチルピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−1−イル、フタリミジルのような環である)、(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−チエニル、2−または3−フリル、2−、4−または5−チアゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、1−ピラゾリル、3−または5−イソキサゾリル、2−または3−ピロリル、2−または3−ピリダジニル、2−、4−または5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、2−または5−ベンズイミダゾリル、2−ベンゾチアゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、テトラゾール−5−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イルあるいはN−メチルイミダゾール−2−、−4−または−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、S−(C1−C6)−アルキル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO2−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、COOH、COO(C1−C6)アルキル、COO(C3−C6)シクロアルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、CONH(C3−C6)シクロアルキル、NH2、NH−CO−(C1−C6)−アルキル、NH−CO−フェニル、ピロリジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、(CH2)n−フェニル、O−(CH2)n−フェニル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜3である)により2回まで置換されうる)である]
の化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘導体に関する。
【0004】
好ましくは、1個以上の基が次の意味を有する:すなわち
YはCH2であり;
Xは直接結合、CH2であり;
R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、NH2により置換されうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、フェニル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる)であり;
R1′はHまたはR1であり;
【0005】
R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアルケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)−アルキルにより置換されうる)、(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO−フェニルである)、(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる)
である化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘導体である。
【0006】
特に好ましくは、1個以上の基が次の意味を有する:すなわち
Yは−CH2−であり;
Xは−CH2−、直接結合であり;
R1はCl、Br、(C1−C6)−アルキル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されうる);F、Cl、Br、OH、(C1−C6)−アルキルにより3回まで置換されうるフェニルであり;
R1′はHまたはR1であり;
R2は(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−CN、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜2であり、アリールはフェニル、2−、3−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換されうる)
である式Iの化合物およびそれらの生理学的に許容される塩である。
【0007】
本発明はまた、それらのラセミ体、ラセミ混合物および純粋なエナンチオマー形態の式Iの化合物、並びにそれらのジアステレオマーおよびその混合物に関する。
置換基R1、R1′およびR2のアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は直鎖状または分枝状である。
【0008】
薬学的に許容しうる塩はそれらの基準である親化合物と比べて水に対する溶解度が非常に大きいため特に医療用途に適している。これらの塩は薬学的に許容しうるアニオンまたはカチオンを持つ必要がある。本発明の化合物の適当な薬学的に許容しうる酸付加塩は塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸のような無機酸の塩、並びに例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸およびトリフルオロ酢酸のような有機酸の塩である。医療目的には塩化物を使用するのが特に好ましい。適当な薬学的に許容しうる塩基性塩はアンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウムおよびカリウム塩)、並びにアルカリ土類金属塩(例えばマグネシウムおよびカルシウム塩)である。
【0009】
薬学的に許容されないアニオンの塩もまた、薬学的に許容しうる塩を製造または精製するのに、そして/または例えばインビトロの非治療的用途に使用するのに有用な中間体として本発明の範囲に包含される。
本明細書において使用される「生理学的に機能性の誘導体」なる用語は例えばヒトのような哺乳動物に投与されると(直接的または間接的に)このような化合物またはその活性代謝物質を生成する本発明の化合物の生理学的に許容される誘導体、例えばエステルを意味する。
【0010】
本発明の別の態様は本発明の化合物のプロドラッグである。このようなプロドラッグは生体内で本発明の化合物に代謝されうる。これらのプロドラッグは自ら活性であるか、またはそうではない。
本発明の化合物はまた、例えば非晶質および結晶質の多形形態のような種々の多形形態で存在してもよい。本発明の化合物の多形形態はすべて本発明の範囲に包含され、本発明の別の態様である。
以後、「式(I)の化合物(複数可)」なる用語は上記式(I)の化合物(複数可)と本明細書で開示したその塩、溶媒和物および生理学的に機能性の誘導体を意味する。
【0011】
所望の生物学的効果を達成するのに必要な式(I)の化合物の量は幾つかの要因、例えば選択した特定の化合物、目的用途、投与方法および患者の臨床状態に依存する。1日の投与量は一般に1日あたり体重1kgにつき0.3mg〜100mg(典型的には3mg〜50mg)の範囲、例えば3〜10mg/kg/日である。静脈内投与量は例えば0.3mg〜1.0mg/kgの範囲であり、好適には1分あたり1kgにつき10ng〜100ngの注入により投与することができる。これらの目的に適した注入液は例えば1mlにつき0.1ng〜10mg、典型的には1ng〜10mgを含有する。単独投与の場合は例えば1mg〜10gの活性成分を含有する。したがって、注射用アンプルは例えば1mg〜100mgを含有し、経口的に投与することができる単独投与製剤、例えば錠剤またはカプセル剤は例えば1.0〜1000mg、典型的には10〜600mgを含有する。薬学的に許容しうる塩の場合、上記の重量値は塩から誘導されるベンゾチアゼピンイオンの重量に基づく。式(I)の化合物は単独の化合物として上記症状の予防または治療に使用することができるが、これらは好ましくは適合しうる担体と一緒に医薬組成物の形態をとる。もちろん、担体は本組成物の他の成分との適合性という意味で適合するものであり、また患者の健康状態にとって有害なものであってはならない。担体は固体、液体または両方であるが、好ましくは0.05〜95重量%の活性成分を含有する単独投与製剤、例えば錠剤として化合物と一緒に製剤化される。他の薬学的に活性な物質、例えば他の式(I)の化合物を存在させることもできる。本発明の医薬組成物は本質的に各成分を薬理学的に許容しうる担体および/または賦形剤と混合することからなる既知の製薬方法により製造することができる。
【0012】
本発明の医薬組成物は経口、経腸、局所、経口腔(例えば舌下)および非経口(例えば皮下、筋肉内、皮内または静脈内)投与に適したものであるが、それぞれの場合において最も好適な投与方法は治療する症状の性質および深刻さ、並びにそれぞれの場合で使用される式(I)の化合物の性質に依存する。被覆製剤および持効性被覆製剤もまた本発明の範囲に包含される。酸および胃液に対して耐性のある製剤が好ましい。適当な胃液耐性コーティングはセルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートおよびメタクリル酸とメタクリル酸メチルのアニオン性ポリマーからなる。
【0013】
経口投与に適した薬用化合物は例えばそれぞれ所定量の式(I)の化合物を含有するカプセル剤、カシェ剤、サブロー錠剤または錠剤;散剤または顆粒剤;水性または非水性液体中の液剤または懸濁剤;水中油型または油中水型乳剤のような個別単位形態である。これらの組成物はすでに述べたように活性成分および担体(1種以上の追加成分を含有してもよい)を接触させる工程を含む適当な製薬方法により製造することができる。一般に、本組成物は活性成分を液状および/または微粉固体状担体と均一かつ均質に混合し、その後生成物を必要に応じて造形することにより製造される。したがって、例えば錠剤は本化合物の粉末または顆粒を場合により1種以上の追加成分と一緒に圧縮または造形して製造することができる。圧縮錠剤はさらさらした形態、例えば粉末または顆粒の本化合物を場合により結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/または1種以上の界面活性剤/分散剤と混合して適当な機械で錠剤化することにより製造することができる。付形錠剤は不活性液体の希釈剤で湿らせた粉末形態の化合物を適当な機械で造形して製造することができる。
【0014】
口腔(舌下)投与に適した医薬組成物には式(I)の化合物を芳香剤、通常はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカントゴムと一緒に含有する吸引可能な錠剤、並びにゼラチンおよびグリセロールまたはスクロースおよびアラビアゴムのような不活性基剤中で本化合物を含有するトローチ剤がある。
【0015】
非経口投与に適した医薬組成物は好ましくは対象のレシピエントの血液と等張である式(I)の化合物の好ましくは無菌の水性製剤である。これらの製剤は好ましくは静脈内的に投与されるが、投与は皮下、筋肉内または皮内注射により行なうこともできる。これらの製剤は好ましくは本化合物を水と混合し、得られる溶液を無菌にし、血液と等張にすることにより製造することができる。本発明の注射剤は一般に0.1〜5重量%の活性化合物を含有する。
【0016】
経腸投与に適した医薬組成物は好ましくは単独投与座剤の形態である。これらは式(I)の化合物を1種以上の慣用の固体状担体、例えばカカオ脂と混合し、得られる混合物を造形することにより製造することができる。
【0017】
皮膚への局所使用に適した医薬組成物は好ましくは軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、パスタ剤、噴霧剤、エアロゾル剤または油剤の形態である。使用できる担体はワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコール、およびこれらの物質の2種以上の組み合せである。活性成分は一般に本組成物の0.1〜15重量%、例えば0.5〜2重量%の濃度で存在する。
【0018】
経皮投与もまた可能である。経皮投与に適した医薬組成物は患者の表皮と長期間密接に接触させるのに適した単一プラスターの形態である。この種のプラスターは好適には活性成分を場合により接着剤に溶解および/または分散させた、あるいはポリマーに分散させた、緩衝剤で処理した水溶液中で含有する。適当な活性成分濃度は約1%〜35%、好ましくは約3%〜15%である。場合により、活性成分は例えば「医薬リサーチ」,2(6):318(1986)に記載のようなエレクトロトランスポートまたはイオントフォレーシスにより放出させることができる。
【0019】
本発明はまた、次の反応スキームに従って式Iの化合物を製造することからなる式Iの化合物の製造法に関する:
【化3】
【0020】
式II(式中、R1、R1′、XおよびYは上記の意味を有する)の二環式ケトンはそれぞれ商業的に入手できるか、または文献で知られている方法により製造することができる。
式II(式中、R1またはR1′はアリール基である)の二環式ケトンは式II(式中、R1および/またはR1′は臭素、沃素またはトリフルオロメチルスルホニルオキシである)の化合物へのボロン酸エステルのPd(0)−触媒付加により得ることができる(例えば N. Miyaura および A. Suzuki の Chem. Rev. 95, 2457-83 (1995) または T. Oh-e, N. Miyaura および A. Suzuki の J. Org. Chem. 58, 2201-08 (1993))。
【0021】
式II(式中、R1および/またはR1′はアルキニル基またはアルケニル基である)の二環式ケトンは例えば K. Sonagashira らの Tetrahedron Lett. 4467 (1975)および S. Takahashi らの Synthesis 627 (1980) (例えばトリメチルシリルアセチレンまたはアルキンのパラジウム−触媒反応)または E. Negishi らの J. Org. Chem. 62, 8957-60 (1997) (臭化アルキニル亜鉛)または A. Hassner らの J. Org. Chem. 49, 2546 (1984) (トリアルキルスタニルアルキン、トリアルキルスタニルビニルまたはアリル化合物、1−アルケニルボロン化合物またはビニル化合物)に記載のような方法により製造することができる。
【0022】
式IIの二環式ケトンを臭素と反応させることにより極めて簡単に活性化して式III(Z=Br)のα−ブロモケトンを得る。しかしながら、式IIIの活性化化合物のZは有利にはCl、I、O−C(O)−C6H4−4−NO2、O−SO2−CH3、O−SO2−CF3、O−SO2−C6H4−4−CH3またはO−SO2−C6H5であってもよい。
【0023】
式I×HZの化合物は式IV(式中、R2は上記の意味を有する)のチオアミドを反応させることにより得られる。これは化合物IIIをチオアミドIVと1:1〜1:1.5のモル比で反応させることにより有利に行なわれる。反応は不活性溶媒、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ニトロメタンまたはジエチレングリコールジメチルエーテルのような極性有機溶媒中で有利に行なわれる。しかしながら、特に有利な溶媒は酢酸メチル、酢酸エチル;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールのような短鎖アルコール;および例えばアセトン、2−ブタノンまたは2−ヘキサノンのような低級ジアルキルケトンである。上記反応溶媒の混合物を使用することも可能である;すなわち上記溶媒と単独ではあまり適さない溶媒の混合物、例えばメタノールとベンゼン、エタノールとトルエン、メタノールとジエチルエーテルまたはt−ブチルメチルエーテル、エタノールとテトラクロロメタン、アセトンとクロロホルム、ジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタンの混合物を使用することもでき、それぞれより極性の溶媒を過剰に使用することが有利である。反応体は特定の反応溶媒中の懸濁液または溶液として存在する。原則として反応体をとりわけ特定のチオアミドが低い融点を有する場合は溶媒なしで反応させることもまた可能である。反応はほんのわずか発熱し、−10℃〜150℃、好ましくは50℃〜100℃で行なうことができる。通常、50℃〜80℃の温度範囲が特に好ましい。
【0024】
反応時間は実質的に反応温度に依存し、より高い温度およびより低い温度でそれぞれ2分間〜3日間である。好ましい温度範囲において反応時間は一般に5分間〜48時間である。
得られた式I×HZの化合物の塩は有機または無機塩基で式Iの遊離塩基化合物に変換することができる。
【0025】
式Iの化合物を式HBの有機または無機酸と反応させることにより式I×HBの酸付加塩に変換することができる。適当な無機酸HBの例は塩酸および臭化水素酸のようなハロゲン化水素酸、硫酸、リン酸およびスルファミン酸である。有機酸HBの例はギ酸、酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、L−アスコルビン酸、サリチル酸、イセチオン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン、6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4(3H)−オン 2,2−ジオキシドである。
【0026】
実施例記載の誘導体とは別に、本発明に従って得られた一般式Iの化合物およびそれらの酸付加生成物を下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
式Iの化合物は脂質代謝において有益な作用を示し、特に食欲減退剤として適している。本化合物は単独で、または他の食欲減退活性成分と組み合せて使用することができる。さらに、このタイプの食欲減退活性成分は例えば Rote Liste 第1章、「体重減少剤/食欲抑制剤」に記載されている。本化合物は肥満症の予防、特に治療に適している。本化合物はさらにII型糖尿病の予防、特に治療に適している。
【0030】
本化合物の活性を次のようにして試験した:
生物学的試験モデル:
食欲減退作用を雄のNMRIマウスにおいて試験した。24時間の絶食後、試験生成物をガバージュにより投与した。動物を単独で飼育し、水が自由に飲めるようにし、生成物投与の30分後にコンデンスミルクを与えた。コンデンスミルクの消費量を測定し、動物の一般行動を30分毎に7時間検査した。測定したミルク消費量を未処置の対照動物のものと比較した。
【0031】
【表3】
【0032】
下記の実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに制限されない。記載した分解点は未補正であり、一般に加熱速度に依存する。
【0033】
製造例1
6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール塩酸塩 (実施例1の化合物):
a) 2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オン
5−クロロインダン−1−オンを室温で触媒量の48%HBr水溶液を使用して氷酢酸中の臭素と反応させた。融点が94〜96℃の2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オンを得た。
【0034】
b) 6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール塩酸塩
12.25g(0.05モル)の2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オンを75mlのアセトンに溶解し、攪拌しながら100mlのアセトン中における4.2g(0.055モル)のチオアセトアミドを加えた。溶液は最初は透明であったが、約10分後、6−クロロ−2−メチル−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オールの臭化水素酸塩が徐々に結晶化した。それを吸引ろ過し、アセトンで洗浄し、自然乾燥した。このようにして得られた10.9gの臭化水素酸塩を100mlのメタノール中で懸濁し、5.6mlのトリエチルアミンを加えた。混合物を室温で15分間攪拌し、約400mlの水を加え、次に混合物を氷浴中で冷却しながら1時間攪拌した。沈殿した6−クロロ−2−メチル−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール遊離塩基を吸引ろ過し、自然乾燥した後、136℃の融点であった。0.9gのこの物質を30mlの50%濃塩酸と一緒に室温で2時間攪拌した。氷で冷却すると、沈殿物が生成し、それを吸引ろ過し、少量の水で洗浄し、真空下で乾燥した。融点が227℃の6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール塩酸塩を得た。
【0035】
製造例2
(6−クロロ−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール−2−イル)アセトニトリル(実施例6の化合物):
1g(4ミリモル)の2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オンを10mlの乾燥エタノール中、450mg(4.5ミリモル)の2−シアノチオアセトアミドおよび0.55ml(4ミリモル)のトリエチルアミンと一緒に室温で4時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物を1/1の酢酸エチル/n−ヘプタンを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精製した。融点が134℃の(6−クロロ−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール−2−イル)アセトニトリルを得た。
【0036】
製造例3
6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール(実施例7の化合物):
酢酸エチル中における製造例1の化合物の懸濁液を濃重炭酸ナトリウム水溶液と一緒に数回振騰することにより抽出し、次に酢酸エチル相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮した。融点が94℃の6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾールを得た。
【0037】
製造例4
6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール(実施例11の化合物):
a) 5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オン
3g(14.2ミリモル)の5−ブロモインダン−1−オンを100mlのトルエン、20mlのエタノールおよび20mlの水の混合物中で2.22g(14.2ミリモル)の3−クロロフェニルボロン酸および3g(28.3ミリモル)の炭酸ナトリウムと一緒に懸濁した。アルゴン雰囲気下、160mg(7.1ミリモル)の酢酸パラジウム(II)および373mg(14.2ミリモル)のトリフェニルホスフィンを加えた。混合物を3時間加熱還流し、溶媒混合物のエタノール成分を真空下で除去した。40mlの0.5N水酸化ナトリウム溶液を加え、混合物を室温で10分間攪拌した。沈殿物を吸引ろ過し、ろ液を中性になるまで40mlの水で洗浄し、濃縮ブライン(3×40ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空下で濃縮し、20/1のトルエン/酢酸エチルを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精製した。融点が113℃の5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンを得た。
【0038】
b) 2−ブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オン
2.42g(10ミリモル)の5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンを30mlの氷酢酸に溶解し、10μlの48%HBr水溶液を加えた後、7mlの氷酢酸中における0.77ml(15ミリモル)の臭素の溶液を攪拌しながら滴加処理した。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、100gの氷と70mlの水および100mgのNaHSO3との混合物に注ぎ、攪拌した。得られた懸濁液を200mlのジクロロメタンと一緒に振騰することにより抽出し、次に有機相を水(3×100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空下で濃縮し、50/1のトルエン/酢酸エチルを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精製した。少量の2,2−ジブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンと共に融点が110℃の2−ブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンを得た。
【0039】
c) 6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール
321mgの2−ブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンを10mlの乾燥アセトンに83mgのチオアセトアミドと一緒に溶解し、0℃で5時間攪拌した。6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩からなる沈殿物を吸引ろ過し、アセトンで洗浄し、真空下で乾燥し、20mlの乾燥メタノールに溶解した。溶液を室温で2週間放置した。それをトリエチルアミンで塩基性にし、濃縮し、1/1の酢酸エチル/n−ヘプタンを使用してシリカゲル上で精製した。融点が80〜82℃の6−(3−クロロフェニル)−3a−メトキシ−2−メチル−8,8a−ジヒドロ−3aH−インデノ[1,2−d]チアゾールと共に融点が111〜112℃の6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾールを得た。
【0040】
製造例5
2−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インデノ[1,2−d]チアゾール臭化水素酸塩(実施例13の化合物)
a) 5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オン
2.2mlの2,2,2−トリフルオロエタノールを3.5gの5−フルオロインダン−1−オン、20mlの無水ジメチルホルムアミドおよび4.1gの粉砕された無水炭酸カリウムの攪拌混合物に加え、80℃で10時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸留により除去し、残留物を酢酸エチルに溶解し、有機相を水で数回洗浄した。溶離剤として等量の酢酸エチルおよびトルエンの混合物を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより処理してインダノン誘導体を褐色の結晶性固体として得た。融点93〜97℃。
【0041】
b) 2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オン
0.9gの5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オンを25mlの酢酸エチル中で0.2mlの臭素と反応させることにより本化合物を得た。本化合物をさらに精製することなく使用した。
【0042】
c) 2−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インデノ[1,2−d]チアゾール臭化水素酸塩
2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オンをアセトン中で1当量のチオアセトアミドと一緒に室温で5時間攪拌した。2−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩からなる沈殿物を取り出し、15mlの氷酢酸中で沸騰させた。溶媒を減圧下で蒸留により除去し、残留物をジイソプロピルエーテル中で結晶させた。無色の結晶、融点220〜224℃。
【0043】
製造例6
8−ブロモ−2−フェニル−4,5−ジヒドロナフト[1,2−d]チアゾール(実施例19の化合物):
0.3gの2,7−ジブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オンを10mlのエタノールに溶解し、140mgのチオベンズアミドを加えた後、5時間加熱還流した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物を10mlの1N水酸化ナトリウム溶液中で懸濁し、室温で1時間攪拌した。懸濁液を吸引ろ過し、水で完全に洗浄し、真空下で乾燥した。融点が85℃の8−ブロモ−2−フェニル−4,5−ジヒドロナフト[1,2−d]チアゾールを得た。
【0044】
製造例7
2,5,6−トリメチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール臭化水素酸塩(実施例20の化合物):
5,6−ジメチルインダン−1−オンを上記の他のインダン−1−オンのようにして2−ブロモ−5,6−ジメチルインダン−1−オンに変換した。これをアセトン中で1当量のチオアセトアミドと反応させた。2,5,6−トリメチル−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オールの臭化水素酸塩からなる沈殿物を氷酢酸中で加熱し、溶媒を除去し、ジイソプロピルエーテルで処理した後、融点が290℃の2,5,6−トリメチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール臭化水素酸塩を得た。
Claims (3)
- 式I
Xは直接結合、CH2、OまたはSであり、
R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH)2−フェニル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2により2回まで置換されうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により3回まで置換されうる);1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる);テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり、
R1′はHまたはR1であり、
R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアルケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)−アルキルにより置換されうる);(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO−フェニルであり、あるいは−NR6R7はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、4−メチルピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−1−イルおよびフタリミジルからなる群より選択される環である);(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−または4−ピリジル、2−または3−チエニル、2−または3−フリル、2−、4−または5−チアゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、1−ピラゾリル、3−または5−イソキサゾリル、2−または3−ピロリル、2−または3−ピリダジニル、2−、4−または5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、2−または5−ベンズイミダゾリル、2−ベンゾチアゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、テトラゾール−5−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イルあるいはN−メチルイミダゾール−2−、−4−または−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、S−(C1−C6)−アルキル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO2−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、COOH、COO(C1−C6)アルキル、COO(C3−C6)シクロアルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、CONH(C3−C6)シクロアルキル、NH2、NH−CO−(C1−C6)−アルキル、NH−CO−フェニル、ピロリジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、(CH2)n−フェニル、O−(CH2)n−フェニル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜3である)により2回まで置換されうる)である]
の化合物またはその生理学的に許容される塩。 - YはCH2であり、
Xは直接結合、CH2であり、
R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、NH2により置換されうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、フェニル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる)であり、
R1′はHまたはR1であり、
R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアルケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)−アルキルにより置換されうる);(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO−フェニルである);(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる)
である、請求項1記載の式Iの化合物またはその生理学的に許容される塩。 - Yは−CH2−であり、
Xは−CH2−、直接結合であり、
R1はCl、Br、(C1−C6)−アルキル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により置換されうる);F、Cl、Br、OH、(C1−C6)−アルキルにより3回まで置換されうるフェニルであり、
R1′はHまたはR1であり、
R2は(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−CN、C(CN)=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3;(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜2であり、アリールはフェニル、2−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換されうる)である、請求項1または2記載の式Iの化合物またはその生理学的に許容される塩。
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