JPH1179993A - 免疫抑制剤 - Google Patents

免疫抑制剤

Info

Publication number
JPH1179993A
JPH1179993A JP25783997A JP25783997A JPH1179993A JP H1179993 A JPH1179993 A JP H1179993A JP 25783997 A JP25783997 A JP 25783997A JP 25783997 A JP25783997 A JP 25783997A JP H1179993 A JPH1179993 A JP H1179993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
formula
optionally substituted
immunosuppressant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25783997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nakatsuka
正志 中塚
Shinichiro Okada
真一郎 岡田
Takahiko Hashizuka
貴彦 橋塚
Fumio Nishizumi
文夫 西角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Priority to JP25783997A priority Critical patent/JPH1179993A/ja
Publication of JPH1179993A publication Critical patent/JPH1179993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な免疫抑制剤の提供。 【解決手段】 式: 【化1】 [式中、R1は、置換されてもよい芳香族複素環基を表
す。R2は、置換されてもよいアリール基または置換さ
れてもよい芳香族複素環基を表す。R3は、水素原子、
置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコ
キシ基等を表す。]で表されるチアゾール誘導体または
その薬理学的に許容される塩を含有する免疫抑制剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チアゾール誘導体
を含有する免疫抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫抑制剤としては、従来から、メソト
レキセート等の代謝拮抗剤、シクロスポリン等のイムノ
フィリン阻害剤等が用いられている。これらは、リンパ
球の増殖および活性化を阻止することが効果の一因であ
るといわれている。近年、黄色ブドウ球菌の外毒素であ
るスタフィロコッカル エンテロトキシンのようなスー
パー抗原と呼ばれる物質と自己免疫疾患との関係が明ら
かにされてきた。すなわち、多発性硬化症の動物モデル
である実験的アレルギー性脳脊髄炎マウスや、慢性関節
リウマチの動物モデルであるコラーゲン関節炎マウス、
インシュリン依存症I型糖尿病を自然発症するNODマウ
スおよび全身性エリテマトーデス様の症状を呈するMRL/
lprマウスにスーパー抗原を投与することで病状が急速
に悪化することが報告されている。また、川崎病やアト
ピー性皮膚炎の発症や増悪の過程にスーパー抗原が関与
していることも示唆されている。さらに、スーパー抗原
は自己反応性リンパ球の増殖や自己抗体の産生を選択的
に誘導することが知られている。特開平5-51318
号公報および特開平6-65222号公報は、好中球が
産生する活性酸素の抑制剤として有用なチアゾール誘導
体について記載している。しかし、これらの公報には、
チアゾール誘導体が免疫抑制剤として有用であることに
ついては記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な免疫
抑制剤を提供することを目的とする。さらに、スーパー
抗原が選択的に誘導した自己反応性リンパ球の増殖や自
己抗体の産生のみを抑制する選択的な免疫抑制剤を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、チアゾール誘
導体が免疫抑制作用を有していることをを見出して、本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、式1:
【化4】 [式中、R1は、置換されてもよい芳香族複素環基を表
す。R2は、置換されてもよいアリール基または置換さ
れてもよい芳香族複素環基を表す。R3は、水素原子、
置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコ
キシ基、置換されてもよいアルケニル基、置換されても
よいアルケニルオキシ基、置換されてもよいアルキニル
基、置換されてもよいアルキニルオキシ基、シアノ基、
ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換されてもよ
いカルバモイル基、置換されてもよいアルコキシカルボ
ニル基、アシル基、アシルオキシ基、置換されてもよい
アリール基または置換されてもよいアミノ基を表す。ま
た、R2とR3は結合して、式2:
【化5】 (式中、環Aは、置換されてもよい芳香族炭化水素環ま
たは置換されてもよい芳香族複素環を表す。Xは、置換
されてもよい低級アルキレン基(低級アルキレン基の鎖
の一部もしくは全部が、−NH−、−O−または−S
(O)n−であってもよい。nは0、1または2を表
す。)を表す。)で表される2価基を表してもよい。]
で表されるチアゾール誘導体またはその薬理学的に許容
される塩を含有する免疫抑制剤に関する。
【0006】以下に、本発明の内容について詳細に説明
する。アリール基としては、例えば炭素数6〜14の基
が挙げられ、具体的には、フェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、フェナントリル、アントリル等が挙げられ
る。好ましくは、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ルが挙げられる。環Aにおける芳香族炭化水素環として
は、例えば炭素数6〜14の環が挙げられ、具体的に
は、ベンゼン、ナフタレン、フェナントレン、アントラ
セン等が挙げられる。好ましくは、ベンゼン、ナフタレ
ン挙げられる。
【0007】芳香族複素環基としては、例えば1〜6個
の窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子を含有す
る単環もしくは2環の5員環もしくは6員環の芳香族複
素環基が挙げられ、好ましくは、1〜3個の窒素原子、
酸素原子および/または硫黄原子を含有する単環もしく
は2環の5員環もしくは6員環の芳香族複素環基が挙げ
られ、さらに好ましくは、1または2個の窒素原子、酸
素原子および/または硫黄原子を含有する単環もしくは
2環の5員環もしくは6員環の芳香族複素環基が挙げら
れる。具体的には、フリル、チエニル、インドリル、イ
ソチアゾリル、ベンゾチエニル、イソベンゾフラニル、
ピロリル、ベンゾフリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
イソキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、オキサ
ゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベン
ズオキサゾリル等の1〜3個の窒素原子、酸素原子およ
び/または硫黄原子を含有する単環もしくは2環の5員
環の芳香族複素環基、ピリジル、ピラジニル、ピリミジ
ニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリル、イソキ
ノリル、キナゾリニル、キノキサリニル等の1〜3個の
窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子を含有する
単環もしくは2環の6員環の芳香族複素環基等が挙げら
れる。R1およびR2における芳香族複素環基として好ま
しくは、含窒素芳香族複素環基が挙げられ、さらに好ま
しくは単環の含窒素芳香族複素環基が挙げられ、特に好
ましくは複素原子として窒素のみを有する単環の芳香族
複素環基(例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニ
ル、ピリダジニル、トリアジニル等)が挙げられる。単
環の複素環基としては、例えば1〜3個の窒素原子、酸
素原子および/または硫黄原子を含有する単環の5員環
もしくは6員環の脂肪族複素環基または芳香族複素環基
が挙げられる。1〜3個の窒素原子、酸素原子および/
または硫黄原子を含有する単環の5員環もしくは6員環
の脂肪族複素環基としては、具体的にはテトラヒドロフ
リル、ピロリジニル、ピラゾリジニル等の5員環の脂肪
族複素環基、およびピペリジル、モルホリニル、ピペラ
ジニル等の6員環の脂肪族複素環基等が挙げられる。
【0008】環Aにおける芳香族複素環としては、例え
ば1〜6個の窒素原子、酸素原子および/または硫黄原
子を含有する単環もしくは2環の5員環もしくは6員環
の芳香族複素環が挙げられ、好ましくは1〜3個の窒素
原子、酸素原子および/または硫黄原子を含有する単環
もしくは2環の5員環もしくは6員環の芳香族複素環が
挙げられ、さらに好ましくは1または2個の窒素原子、
酸素原子および/または硫黄原子を含有する単環もしく
は2環の5員環もしくは6員環の芳香族複素環が挙げら
れる。具体的には、フラン、チオフェン、インドール、
イソチアゾール、ベンゾチオフェン、イソベンゾフラ
ン、ピロール、ベンゾフラン、イミダゾール、ピラゾー
ル、イソキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、オ
キサゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、
ベンズオキサゾール等の1〜3個の窒素原子、酸素原子
および/または硫黄原子を含有する単環もしくは2環の
5員環の芳香族複素環、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、トリアジン、キノリン、イソキノリ
ン、キナゾリン、キノキサリン等の1〜3個の窒素原
子、酸素原子および/または硫黄原子を含有する単環も
しくは2環の6員環の芳香族複素環等が挙げられる。環
Aにおける芳香族複素環として好ましくは、含窒素芳香
族複素環等が挙げられ、さらに好ましくは単環または2
環の6員環含窒素芳香族複素環等が挙げられ、特に好ま
しくは単環の6員環含窒素芳香族複素環等が挙げられ、
好ましい具体例としては、ピリジン、ピラジン、ピリミ
ジン、ピリダジン、トリアジン等が挙げられる。
【0009】R1およびR2における置換アリール基、置
換芳香族複素環基および環Aにおける置換芳香族炭化水
素環、置換芳香族複素環の置換基としては、例えば下記
のa)からg)の各群に含まれる任意の基が挙げられ、
これらの任意の1または複数個の置換基がアリール基、
芳香族複素環基、芳香族炭化水素環もしくは芳香族複素
環に置換してよい。a): ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジド
基、メルカプト基、ホルミル基、水酸基、置換されても
よいアミノ基、置換されてもよいヒドロキシアミノ基、
置換されてもよいアルコキシアミノ基、カルボキシル
基、置換されてもよいカルバモイル基、置換されてもよ
いカルバモイルオキシ基、スルホ基、置換されてもよい
スルファモイル基、置換されてもよいグアニジノ基、置
換されてもよいアミジノ基、置換されてもよいヒドラジ
ノ基。b): −R4、−OR4、−CO24、−SO34、−
COR4、−S(O)m4[式中、mは0、1または2
を表す。R4は、フェニル基または単環の複素環基を表
す。フェニル基または単環の複素環基は、例えばハロゲ
ン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シアノ基、ニト
ロ基、アジド基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルコキ
シ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいカ
ルバモイル基、カルボキシ基、アルキルカルボニル基、
アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、アルキルス
ルフィニル基およびアルキルスルホニル基等の群から任
意に選ばれる1または複数の基で置換されてもよい。]c): アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、アルコキシ(チオカルボニル)基、アルキルチ
オ基、(アルキルチオ)チオカルボニル基、(アルキル
チオ)カルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキル
チオイル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホ
ニル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルチオイ
ルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基[この群の各
基は、例えばハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メル
カプト基、オキソ基、チオキソ基、ホルミル基、置換さ
れてもよいアミノ基、水酸基、アシル基、アシルオキシ
基、カルボキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、
置換されてもよいカルバモイルオキシ基、スルホ基、置
換されてもよいスルファモイル基、−R4、−OR4、−
SR4、−OCH24、−SCH24(R4は前記と同義
である。)、シクロアルキル基(シクロアルキル基は、
例えばハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、置
換されてもよいアミノ基、水酸基、アルコキシ基および
ハロアルコキシ基等の群から任意に選ばれる1または複
数の基で置換されてもよい。)、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基およびアルキルチオ基(アルコキシ
基、アルコキシカルボニル基およびアルキルチオ基は、
例えばハロゲン原子、シクロアルキル基、単環の複素環
基、フェニル基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルコ
キシ基、ハロアルコキシ基、置換されてもよいアミノ
基、置換されてもよいカルバモイル基、カルボキシ基、
アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アル
キルチオ基、アルキルスルフィニル基およびアルキルス
ルホニル基等の群から任意に選ばれる1または複数の基
で置換されてもよい。)等の群から任意に選ばれる1ま
たは複数の基で置換されてもよい。]
【0010】d): アルケニル基[アルケニル基は、
例えばハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト
基、オキソ基、チオキソ基、ホルミル基、置換されても
よいアミノ基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルコキシ
基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、アシル
基、アシルオキシ基、カルボキシ基、置換されてもよい
カルバモイル基、−R4、−OR4、−SR4、−OCH2
4および−SCH24(R4は前記と同義である。)等
の群から任意に選ばれる1または複数の基で置換されて
もよい。]e): アルキニル基[アルキニル基は、例えばハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、オキソ
基、チオキソ基、ホルミル基、置換されてもよいアミノ
基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アルキルチオ基、アシル基、アシル
オキシ基、カルボキシ基、置換されてもよいカルバモイ
ル基、−R5、−OR5、−SR5、−OCH25および
−SCH25(R5は、フェニル基を表す。フェニル基
は、例えばハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル
基、シアノ基、ニトロ基、アジド基、水酸基、アルコキ
シ基、ハロアルコキシ基、置換されてもよいアミノ基、
置換されてもよいカルバモイル基、カルボキシ基、アル
キルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキル
チオ基、アルキルスルフィニル基およびアルキルスルホ
ニル基等の群から任意に選ばれる1または複数の基で置
換されてもよい。)等の群から任意に選ばれる1または
複数の基で置換されてもよい。]f): アルケニルオキシ基、アルケニルオキシカルボ
ニル基、アルケニルカルボニル基、アルケニルカルボニ
ルオキシ基、アルキニルオキシ基、アルキニルオキシカ
ルボニル基[この群の各基は、例えばハロゲン原子、オ
キソ基、置換されてもよいアミノ基、水酸基、アルコキ
シ基、ハロアルコキシ基、アシル基、アシルオキシ基、
アルキルチオ基、カルボキシ基、置換されてもよいカル
バモイル基、アルコキシカルボニル基およびフェニル基
等の群から任意に選ばれる1または複数の基で置換され
てもよい。]g): シクロアルキル基、シクロアルキルオキシ基、
シクロアルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボニ
ルオキシ基、シクロアルキルオキシカルボニル基、シク
ロアルケニル基、シクロアルケニルオキシ基、シクロア
ルケニルカルボニル基、シクロアルケニルカルボニルオ
キシ基、シクロアルケニルオキシカルボニル基[この群
の各基は、例えばハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
メルカプト基、オキソ基、チオキソ基、ホルミル基、ア
ルキル基、ハロアルキル基、置換されてもよいアミノ
基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、アシル
基、アシルオキシ基、アルキルチオ基、カルボキシ基、
置換されてもよいカルバモイル基およびアルコキシカル
ボニル基等の群から任意に選ばれる1または複数の基で
置換されてもよい。] R1およびR2における置換アリール基、置換芳香族複素
環基および環Aにおける置換芳香族炭化水素環、置換芳
香族複素環の好ましい置換基の数は、1、2または3が
挙げられる。また、これらは、無置換であっても好まし
い。
【0011】R1およびR2における置換アリール基、置
換芳香族複素環基および環Aにおける置換炭化水素環、
置換芳香族複素環の置換基として好ましい例は、例えば
下記の任意の基が挙げられる。 基: 置換されてもよいカルバモイル基、置換されても
よいスルファモイル基、スルホ基、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、カルボキシル基、置換されてもよいア
ミノ基、置換されてもよいヒドロキシルアミノ基、置換
されていてもよいアミジノ基、置換されていてもよいグ
アニジノ基、置換されていてもよいヒドラジノ基、メル
カプト基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換さ
れてもよいシクロアルケニル基、置換されてもよいアル
コキシ基、置換されてもよいアルキルチオ基、置換され
てもよいアルキルスルフィニル基、置換されてもよいア
ルキルスルホニル基、−OR4、−CO24、−CO
4、−S(O)m4(mおよびR4は、前記と同義であ
る。)、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよ
いアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換
されてもよいフェニル基または置換されてもよい単環の
複素環基、置換されてもよいアルコキシカルボニル基、
置換されてもよいアルケニルオキシカルボニル基、置換
されてもよいアルキニルオキシカルボニル基。R1およ
びR2における置換アリール基、置換芳香族複素環基お
よび環Aにおける置換炭化水素環、置換芳香族複素環の
置換基の特に好ましい例は、例えば下記の任意の基が挙
げられる。 基: ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ
ル基、置換されてもよいアミノ基、置換されていてもよ
いヒドラジノ基、置換されてもよいアルキル基、置換さ
れてもよいアルコキシ基、置換されてもよいアルコキシ
カルボニル基。
【0012】R1およびR2における置換アリール基、置
換芳香族複素環基および環Aにおける置換芳香族炭化水
素環、置換芳香族複素環の置換基の具体例としては、メ
チル、ヘキシル、2−メチル−2−プロピル、2−プロ
ピル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ
エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル、
6,6,6−トリフルオロヘキシル、ヒドロキシメチ
ル、メトキシメチル、ヘキシルオキシメチル、シクロプ
ロピルメトキシメチル、アセトキシメチル、N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシメチル、メタンスルホニルオ
キシメチル、N,N−ジメチルスルファモイルオキシメ
チル、2−(1−ピロリジニル)エトキシメチル、2−
メトキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニ
ルメチル、カルバモイルメチル、アミジノメチル、メチ
ルチオメチル、シアノメチル、アミノメチル、N−アセ
チルアミノメチル、エテニル、2−プロペニル、エチニ
ル、2−プロピニル、2−メトキシカルボニルエテニ
ル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シア
ノ、水酸基、アミノ、N,N−ジメチルアミノ、メルカ
プト、スルホ、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、ヒ
ドラジノ、メトキシ、シクロプロピルメトキシ、2−
(1−ピロリジニル)エトキシ、メトキシカルボニルメ
トキシ、2−アセトキシエトキシ、2−ヒドロキシエト
キシ、2−メトキシエトキシ、4,4,5,5,5−ペ
ンタフルオロペントキシ、2−メタンスルフィニルエト
キシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、4−メトキシベン
ジルオキシ、メトキシカルボニルオキシ、1−ピロリジ
ニル、3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル、N−アセチ
ルアミノ、N−アセチル−N−メチルアミノ、N−メタ
ンスルホニルアミノ、N−メタンスルホニル−N−メチ
ルアミノ、メトキシカルボニル、2−メチル−2−プロ
ピルオキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエト
キシカルボニル、カルバモイル、N,N−ジメチルカル
バモイル、2−チアゾリジニル、2−オキサゾリジニ
ル、5−テトラゾリル、メタンスルフィニル、スルファ
モイル、N,N−ジメチルスルファモイル、アセチル、
ベンゾイル、エトキシカルボニル、モルホリノ、ピバロ
イル、トリフルオロアセチル、ホルミル、エチレンジオ
キシメチル等が挙げられる。
【0013】R1およびR2における置換アリール基、置
換芳香族複素環基および環Aにおける置換炭化水素環、
置換芳香族複素環の置換基の好ましい具体例としては、
ヒドロキシメチル、アセトキシメチル、N,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシメチル、メタンスルホニルオキシ
メチル、N,N−ジメチルスルファモイルオキシメチ
ル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シア
ノ、アミノ、N,N−ジメチルアミノ、メルカプト、ス
ルホ、水酸基、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、ヒ
ドラジノ、2−ヒドロキシエトキシ、1−ピロリジニ
ル、3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル、N−アセチル
アミノ、N−アセチル−N−メチルアミノ、N−メタン
スルホニルアミノ、N−メタンスルホニル−N−メチル
アミノ、メトキシカルボニル、2−メチル−2−プロピ
ルオキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、モルホリノ、カル
バモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、メタンスル
フィニル、スルファモイル、N,N−ジメチルスルファ
モイル等が挙げられる。
【0014】アルキル基としては、例えば直鎖または分
岐鎖の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、具体的に
は、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,
1−ジメチルエチル、ペンチル、1,1−ジメチルプロ
ピル、2,2−ジメチルプロピル、1−メチルブチル、
3−メチルブチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、
3,3−ジメチルブチル等が挙げられる。アルコキシ基
とは、アルキル基が結合したオキシ基をいう。具体的に
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキ
シ、ブトキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキ
シ、ヘキソキシ等が挙げられる。アルコキシカルボニル
基とは、アルコキシ基が結合したカルボニル基をいう。
具体的には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、2−プロポキシカルボニル
等が挙げられる。XまたはX1で表される低級アルキレ
ン基としては、例えば直鎖または分岐鎖の炭素数1〜4
のアルキレンが挙げられ、具体的にはメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、1−メチルエチレン、テトラメチレ
ン、1,2−ジメチルエチレン等が挙げられる。Xまた
はX1で表される低級アルキレン基の鎖の一部もしくは
全部は、−NH−、−O−または−S(O)n−であっ
てもよく(nは前記と同義である。)、具体的には、−
O−、−S−、−NH−、−O−CH2−、−S−CH2
−、−NH−CH2−、−O−CH2−O−等が挙げられ
る。XまたはX1で表される低級アルキレン基の好まし
い例としては、メチレン、エチレン、トリメチレン、−
O−、−O−CH2−等が挙げられる。
【0015】置換アルキル基、置換アルコキシ基、置換
アルコキシカルボニル基、置換アルキルチオ基、置換ア
ルキルスルフィニル基、置換アルキルスルホニル基、置
換アルコキシアミノ基および置換アルキレン基における
置換基としては、例えば下記のa)からd)の各群に含
まれる任意の基が挙げられ、これらの任意の1または複
数個の置換基がアルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
基、アルキルスルホニル基、アルコキシアミノ基もしく
はアルキレン基に置換してよい。a): ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプ
ト基、オキソ基、チオキソ基、ホルミル基、置換されて
よいアミノ基、水酸基、アシル基、アシルオキシ基、カ
ルボキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、置換さ
れてもよいカルバモイルオキシ基、スルホ基、置換され
てもよいスルファモイル基b): シクロアルキル基、シクロアルケニル基[シク
ロアルキル基およびシクロアルケニル基は、例えばハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、オキソ
基、チオキソ基、ホルミル基、置換されてよいアミノ
基、水酸基、アルコキシ、ハロアルコキシ、カルボキシ
基、置換されてよいカルバモイル基、アルキルカルボニ
ル基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、アル
キルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、フェニル
基、単環の複素環等で置換されてよい。]c): アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アル
キルチオ基[アルコキシ基、アルコキシカルボニル基お
よびアルキルチオ基は、例えばハロゲン原子、シクロア
ルキル基、置換されてよいアミノ基、水酸基、アルコキ
シ基、ハロアルコキシ基、カルボキシ基、置換されてよ
いカルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシ
カルボニル基、フェニル基、単環の複素環等で置換され
てよい。]d): −R5、−OR5、−SR5、−OCH25、−
SCH25(R5は前記と同義である。)
【0016】置換アルキル基としては、具体的にはトリ
フルオロメチル、2−ニトロエチル、2−シアノプロピ
ル、4−メルカプトブチル、3−オキソブチル、2−ピ
ペリジノエチル、2−ヒドロキシエチル、3−メトキシ
プロピル、エトキシカルボニルメチル、シクロプロピル
メチル、シクロヘキシルメチル、6−シクロヘキシルヘ
キシル、3−シクロヘキセニルブチル、2−フェニルブ
チル、ベンジル、2−ナフチルメチル、フェネチル、2
−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジル
メチル、2−キノリルメチル、3−キノリルメチル、3
−チエニルプロピル等が挙げられる。なお、ハロアルキ
ル基とは、1〜5個のハロゲン原子が置換したアルキル
基をいい、ハロアルコキシ基とは、1〜5個のハロゲン
原子で置換されたアルコキシ基をいう。
【0017】アルケニル基としては、1〜3個の2重結
合を有する炭素数2〜6の直鎖または分岐鎖のアルケニ
ル基が挙げられる。具体的には、エテニル、1−プロペ
ニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテ
ニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−
プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、4−ペ
ンテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ヘキセニ
ル、2−ヘキセニル等が挙げられる。好ましいアルケニ
ル基としては、例えばエテニル、1−プロペニル、1−
ブテニル基が挙げられる。また、アルケニルオキシ基と
は、アルケニル基が結合したオキシ基をいう。アルキニ
ル基としては、1〜3個の3重結合を有する炭素数2〜
6の直鎖または分岐鎖のアルキニル基が挙げられる。具
体的にはエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、
1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペン
チニル、2−ペンチニル、4−ペンチニル等が挙げられ
る。好ましいアルキニル基としては、例えば1−プロピ
ニル、1−ブチニル基等が挙げられる。また、アルキニ
ルオキシ基とは、アルキニル基が結合したオキシ基をい
う。置換アルケニル基、置換アルキニル基、置換アルケ
ニルオキシ基、置換アルキニルオキシ基、置換アルケニ
ルオキシカルボニル基および置換アルキニルオキシカル
ボニル基における置換基としては、例えばハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、オキソ基、チ
オキソ基、ホルミル基、置換されてよいアミノ基、水酸
基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、アシル基、アシ
ルオキシ基、アルキルチオ基、カルボキシ基、置換され
てよいカルバモイル基、アルコキシカルボニル基、−R
5、−OR5、−SR5、−OCH25、−SCH2
5(R5は前記と同義である。)等が挙げられる。
【0018】シクロアルキル基としては、例えば炭素数
3〜7のシクロアルキル基が挙げられ、具体的には、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、シクロヘプチル等が挙げられる。また、シク
ロアルキルオキシ基とは、シクロアルキル基が結合した
オキシ基をいう。シクロアルケニル基としては、例えば
炭素数5〜7のものが挙げられ、具体的にはシクロヘキ
セニル等が挙げられる。また、シクロアルケニルオキシ
基とは、シクロアルケニル基が結合したオキシ基をい
う。置換シクロアルキル基および置換シクロアルケニル
基の置換基としては、例えばハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、メルカプト基、オキソ基、チオキソ基、ホル
ミル基、アルキル基、ハロアルキル基、置換されてよい
アミノ基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、
アシル基、アシルオキシ基、アルキルチオ基、カルボキ
シ基、置換されてよいカルバモイル基、アルコキシカル
ボニル基等が挙げられる。アシル基としては、例えば、
式−Z−R6(式中、Zは−CO−、−CS−、−SO
−または−SO2−を表し、R6は置換されてもよいアル
キル基、置換されてもよいアリール基または置換されて
もよい単環の複素環基を表す。)で表されるアシル基等
が挙げられる。アシル基としては、具体的にはアセチ
ル、プロパノイル、2−プロパノイル、ピバロイル、ト
リフルオロアセチル、ベンゾイル、ニコチノイル、メタ
ンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル、p−ト
ルエンスルホニル等が挙げられる。好ましいアシル基と
しては、アセチル基等が挙げられる。また、アシルオキ
シ基とは、アシル基が結合したオキシ基をいう。
【0019】置換カルバモイル基における置換基として
は、例えばアリール基もしくは単環の複素環基で置換さ
れてもよいアルキル基、およびアリール基、単環の複素
環基等が挙げられ、同一または異なった複数のものが独
立して置換してもよい。置換カルバモイル基としては、
具体的にはエチルカルバモイル、ジメチルカルバモイ
ル、フェニルカルバモイル、2−ピリジルカルバモイ
ル、ベンジルカルバモイル、(3−ピリジルメチル)カ
ルバモイル等が挙げられる。置換スルファモイル基にお
ける置換基としては、例えばアルキル基、アリール基、
単環の複素環基等が挙げられ、同一または異なった複数
のものが独立して置換してもよい。置換スルファモイル
基としては、具体的にはエチルスルファモイル、ジメチ
ルスルファモイル、フェニルスルファモイル、2−ピリ
ジルスルファモイル等が挙げられる。置換アミノ基およ
び置換ヒドロキシアミノ基における置換基としては、例
えばアシル基、アルキル基等が挙げられ、同一または異
なった複数のものが独立して置換してもよい。置換アミ
ノ基の具体例としては、アセトアミド、プロピオンアミ
ド、ブチルアミド、2−ブチルアミド、メチルアミノ、
2−メチルプロピルアミノ、ジエチルアミノ等が挙げら
れる。置換ヒドロキシアミノ基における置換基は、窒素
原子、酸素原子のいずれの原子に置換してもよい。
【0020】置換アミジノ基、置換グアニジノ基および
置換ヒドラジノ基における置換基としては、例えばアル
キル基、アリール基またはアリールアルキル基が挙げら
れ、同一または異なった複数のものが独立して置換して
もよい。具体的な置換アミジノ基としては、メチルアミ
ジノ、フェニルアミジノ、ジメチルアミジノ、エチルア
ミジノ、ベンジルアミジノ基等が挙げられる。具体的な
置換グアニジノ基としては、メチルグアニジノ、フェニ
ルグアニジノ、ジメチルグアニジノ、エチルグアニジ
ノ、ベンジルグアニジノ基等が挙げられる。具体的な置
換ヒドラジノ基としては、メチルヒドラジノ、フェニル
ヒドラジノ、ジメチルヒドラジノ、エチルヒドラジノ、
ベンジルヒドラジノ基等が挙げられる。ハロゲン原子と
しては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子等が挙げられる。式1で表されるチアゾール誘
導体において、式2で表される2価基のそれぞれの基の
結合位置としてはどちらの位置で結合したものでもよ
い。ただし、好ましくは、式2におけるXが、式1にお
けるR3が結合する炭素原子に結合するものがよい。
【0021】式1のチアゾール誘導体は薬学上許容され
る塩にすることができる。薬学上許容される塩として
は、酸付加塩および塩基付加塩が挙げられる。酸付加塩
としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ヨウ
化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、クエン酸
塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、安
息香酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸
塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩等の有
機酸塩が挙げられ、塩基付加塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アン
モニウム塩等の無機塩基塩、トリエチルアンモニウム
塩、トリエタノールアンモニウム塩、ピリジニウム塩、
ジイソプロピルアンモニウム塩等の有機塩基塩等が挙げ
られる。なお、本発明におけるチアゾール誘導体または
その薬理学的に許容される塩には、それらの水和物等の
溶媒和物も含まれる。
【0022】本発明の免疫抑制剤は、例えば、以下の疾
患等を治療することができる。 1).慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、糖
尿病、多発性硬化症、橋本病、溶血性貧血、重症筋無力
症、強皮症、潰瘍性大腸炎、特発性血小板減少性紫斑病
等の自己免疫疾患 2).慢性気管支喘息、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚
炎、花粉症、アレルギー性鼻炎等のアレルギー性疾患 3).移植片対宿主病、臓器移植時の拒絶反応 4).エンテロトキシンによる免疫系の活性化が病因因
子とされている急性感染症 5).動脈硬化、川崎病 また、本発明の免疫抑制剤は、特に、T細胞増殖誘導抑
制剤として作用するものが好ましく、特に、自己免疫疾
患治療薬として有用である。免疫抑制剤としての有用性
は、例えば、実施例で示す「スーパー抗原で惹起される
免疫応答に対する作用」、「コラーゲン関節炎に対する
作用」または「潰瘍性大腸炎モデルでの作用」を試験す
ることで確認することができる。
【0023】式1のチアゾール誘導体は、例えば、下記
の製造方法で製造することができる。
【化6】 [式中、R1、R2およびR3は前記と同義である。Yは
ハロゲン原子を表す。]
【0024】第1工程 式3のニトリルから式4のチオアミドに導く方法として
は、例えば、J.Org.Chem.,24,272,1959記載の方法で実
施することができる。例えば、式3のニトリルを適当な
溶媒中、硫化剤の存在下で反応させることで式4のチオ
アミドに導くことができる。使用する硫化剤としては、
硫化水素、チオ酢酸、チオ酢酸アミド、硫黄、二硫化炭
素、五硫化二リン、硫化ナトリウム等が挙げられる。硫
化剤の使用量は、使用する試薬溶媒によりかなり異なる
が、式3の化合物に対して、通常1〜50倍モル程度が
挙げられる。適当な溶媒としては、ピリジン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン等の有機塩基性溶媒、ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸、プロピオン酸等
の脂肪酸、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、3−メトキシ−1−ブタノール等のアルコー
ル類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン等の炭
化水素類、酢酸エチル、アセトン、水等が挙げられる。
反応は、1〜60時間程度で終了する。また、必要応じ
て、水酸化ナトリウム、アンモニア等の塩基性触媒、塩
酸、塩化アルミニウム等の酸性触媒を添加することもで
きる。
【0025】第2工程 式5のケトンから式6の化合物に導く方法としては、例
えば、"COMPLEHENSIVEORGANIC TRANSFORMATIONS" Richa
rd C. Larock, VCH Publishers Inc.(1989) p.369 記載
の方法で実施することができる。例えば、式5のケトン
のハロゲン化反応は、適当な溶媒中、ハロゲン化剤の存
在下行なうことができる。ハロゲン化剤としては、例え
ば臭素、塩素、塩化ヨウ素、スルフリルクロリド、臭化
第1銅等の銅化合物、N−ブロモコハク酸イミド、N−
クロロコハク酸イミド等のN−ハロゲン化コハク酸イミ
ド、臭化水素酸等が挙げられる。ハロゲン化剤の使用量
としては、式5のケトンに対して、使用する試薬によっ
ては変化するが、通常1〜10倍モルが挙げられる。使
用される溶媒としては、例えばジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸、プロピオン酸等の脂肪酸、二硫化炭
素、水等を例示できる。反応は、通常室温から溶媒の沸
点までで実施され、通常5分〜20時間程度で終了す
る。
【0026】最終工程 式4のチオアミドと式6の化合物から式1のチアゾール
に導く方法としては、例えば、"COMPREHENSIVE HETERO
CYCLIC CHEMISTRY II" Vol.3,Alan R.Katritzky and Ch
arles W. Rees, PERGAMON PRESS (1996) p.432 に記載
の方法で実施することができる。例えば、式4のチオア
ミドと式6の化合物との反応は、適当な溶媒中加熱する
ことにより行なうことができる。式4のチオアミドは、
式6の化合物対して1倍モル以上、好ましくは1〜1.
5倍モル程度を使用する。溶媒としては、例えば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、3−
メトキシ−1−ブタノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、o−ジクロロベンゼン等の芳
香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニト
リル等の極性溶媒等またはこれらの混合溶媒等が挙げら
れる。反応は、通常室温から溶媒の沸点までで実施さ
れ、通常1〜15時間程度で終了する。
【0027】上述の式1のチアゾール誘導体の製造にお
いて、その際に使用する原料にアミノ基、水酸基等の反
応性に富む官能基が存在する場合は、必要により適当な
保護基で保護した後、反応し、その後脱保護を行うこと
ができる。保護および脱保護は、一般的な方法によって
行うことができる。例えば、"Protective Groups inOrg
anic Synthesis" 2nd Edition, T. W. Greene and P.
G. M. Wuts, John Wiley and Sons, Inc.記載の方法が
挙げられる。上述の方法で製造された式1のチアゾール
誘導体は、さらにその官能基を常法に従って変換するこ
ともできる。例えば、酸化(スルフィドのスルホキシド
またはスルホンへの変換)、還元(ホルミルのアルコー
ルへの変換)、加溶媒分解(エステルのアルコールまた
はカルボン酸への変換、ニトリルのカルボン酸への変
換)、付加、脱離、縮合、アルキル化、アシル化等が挙
げられる。式1のチアゾール誘導体は、常法に従って薬
学上許容される塩にすることができる。
【0028】式1のチアゾール誘導体またはその薬学的
に許容される塩は、治療に使用する場合に、医薬組成物
として、経口的または非経口的(例えば、静脈内、皮
下、もしくは筋肉内注射、局所的、経直腸的、経皮的、
または経鼻的)に投与することができる。経口投与のた
めの組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、丸
剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤などが挙げられ、非経
口投与のための組成物としては、例えば、注射用水性
剤、もしくは油性剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション
剤、エアロゾル剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。こ
れらの製剤は、従来公知の技術を用いて調整され、製剤
分野において通常使用される無毒性かつ不活性な担体も
しくは賦形剤を含有することができる。用量は、年齢、
体重等の患者の状態、症状、投与経路により変化する
が、通常は成人に対して本発明化合物の有効成分量とし
て、0.05〜5000mg、好ましくは0.5〜50
0mgの1日投与量で、1日に1〜3回毎日連続投与す
るか、断続投与もしくは間欠投与法を実施することもで
きる。
【0029】
【実施例】本発明に包含される化合物の具体例として
は、以下に示す化合物が挙げられる。ただし、これらの
化合物は、例示のためのものであって、本発明はこれら
のみに限定されるものではない。 実施例12-(4-ピリジル)−4−(4−シアノフェニル)−チ
アゾール
【化7】 (1)2−ブロモ−4’−シアノ−アセトフェノン 窒素雰囲気下、4−シアノアセトフェノン(5.0g)
をジエチルエーテル(40ml)に溶解し、0℃にて、
塩化アルミニウム(0.05g)を加えた。5分後、臭
素(2.0ml)を15分かけて滴下した。3時間後、
溶媒を留去した後、水(20ml)を加え不純物を溶出
した後、濾過しさらに水にて洗浄した。濾過物したもの
をメタノールにて再結晶を行い、目的物(3.21g)
を得た。 (2)2-(4-ピリジル)−4−(4−シアノフェニ
ル)−チアゾール 2−ブロモ−4’−シアノ−アセトフェノン(2.16
g)をエタノール(100ml)に溶解し、チオイソニ
コチンアミド(1.37g)を加えて5時間加熱還流し
た。反応液を室温に戻し、飽和重曹水を加え、クロロホ
ルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し溶媒を減圧除去した。残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、トルエン/酢酸エチル=2/1)で精
製した後、酢酸エチルにて再結晶を行い目的物(1.8
g)を得た。1 H−NMR(270MHz,CDCl3)δ:ppm 7.76(1H,s), 7.76(2H,dd,J=6.8Hz,2.0Hz), 7.90(2H,dd,
J=4.4Hz,1.7Hz), 8.12(2H,d,J=6.8Hz,2.0Hz), 8.76(2H,
dd,J=4.4Hz,1.7Hz) m.p.181.0−181.8℃ 元素分析 計算値 C:68.42 H:3.45 N:15.96 実測値 C:68.43 H:3.49 N:15.85
【0030】実施例22-(3-ピリジル)−4−(3−ピリジル)−チアゾー
ル塩酸塩
【化8】 3―アセチルピリジン(10g)を48%HBr水溶液
に溶解し、70度にて臭素(5.1ml)を2時間かけ
て滴下した。30分攪拌した後、反応液をトルエンと共
に濃縮した。得られた残渣をメタノール(100ml)
に溶解し、チオニコチンアミド(9.13g)を加えた
後加熱還流した。8時間後、反応液を室温に戻し、飽和
重曹水にて希釈中和し、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を乾燥、濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(トルエン:酢酸エチル=4:1)にて精製
し、エタノールにて再結晶を行い、フリー体(4.51
g)を得た。このフリー体をエタノール(200ml)
に溶解し、4N塩化水素―ジオキサン溶液(19ml)
を滴下した。反応液を2時間攪拌した後、溶媒を減圧濃
縮し、残渣をエタノールにて再結晶を行い目的物(5.
88g)を得た。1 H−NMR(270MHz,D2O)δ:ppm 8.20-8.25(2H,m), 8.51(1H,s), 8.83(1H,d,J=5.9Hz),
8.92(1H,d,J=5.9Hz), 9.13(1H,d,J=6.9Hz),9.16(1H,d,J
=8.3Hz) ,9.44(1H,s),9.49(1H,s)
【0031】実施例3〜28 実施例1及び実施例2と同様にして、下記の化合物を合
成した。
【化9】
【化10】
【化11】
【0032】これらの化合物の物性値等のデータを以下
に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0033】実施例29スーパー抗原で惹起される免疫応答に対する作用 脾細胞をスーパー抗原である黄色ブドウ球菌外毒素(ス
タフィロコッカル エンテロトキシンB)で刺激するとリ
ンパ球の増殖が引き起こされることが報告されている
(J. Immunology, 105: 1453, 1970)。この細胞幼若化
反応を用いてスーパー抗原で惹起される免疫応答に対す
るピラゾール誘導体の作用を検討した。BALB/cマウスか
ら脾臓を採取し、常法に従って脾細胞浮遊液を調製し
た。10%の濃度になるようウシ胎仔血清を添加した培養
液 (RPMI1640; 日研生物医学研究所)で1×107cell/m
l濃度に調製した脾細胞浮遊液25μlに0.12μg/mlスタ
フィロコッカル エンテロトキシンB溶液25μlとピラゾ
ール誘導体を4,12,37,111,333,1000nMの濃度で50μl添
加し、5% CO2 37℃の条件下で72時間培養した。培養終
了の5時間前にトリチウムで標識したチミジンを添加
し、培養終了後、細胞内に取り込まれたトリチウム標識
チミジン量を測定した。得られた測定値より、細胞の増
殖を50%抑制する濃度(IC50(nM))を求めた。その結果
を表5に示す。
【表5】実施例 1 3 4 5 10 15 IC50(nM) 2.68 207.78 72.65 8.77 451.64 222.96実施例 16 20 22 23 24 25 IC50(nM) 273.35 353.19 271.42 271.85 189.87 408.55
【0034】実施例30コラーゲン関節炎に対する作用 コラーゲン関節炎の惹起はTrenthamらの方法に従った
(J. Exp. Med., 164, 857, 1997)。DBA/1Jマウスをウシ
II型コラーゲンで免疫することで関節炎を惹起した。実
施例2および実施例28のチアゾール誘導体を0.5%メチ
ルセルロース溶液に懸濁し、ウシII型コラーゲンを感作
した日から連日7週間にわたって50 mg/kgの投与量で経
口投与した。最終投与後にマウスの各四肢について発
赤、浮腫および関節変形の程度を観察し、以下に示す0
〜4のスコアを付け、その四肢についてのスコアを合計
した値を関節炎スコアとした(マウス1個体あたりの最
大スコアは16である)。 0 : 正常 1 : 軽度(1関節のみの腫張、発赤) 2 : 中度(2関節以上5関節以下の関節の腫張、発赤) 3 : 高度(足全体に軽い腫張、発赤) 4 : 重症(足全体に強い腫張、発赤/関節強直) その結果を表6に示す。
【表6】 動物群 投与量(mg/kg) 動物数 関節炎スコア(平均値±SD) 対照 − 10 8.1±3.2 実施例2 50 9 4.1±3.2 実施例28 50 10 2.7±3.7
【0035】実施例30潰瘍性大腸炎モデルでの作用 トリニトロベンゼンスルフォン酸をラットの直腸内に投
与することで炎症性の大腸炎が発症することが報告され
(Gastroenterology 1989; 96: 795-803)、潰瘍性大腸
炎のモデル動物として広く使用されている。このモデル
動物を用いて化合物の抗潰瘍性大腸炎作用を検討した。
日本チャールスリバーより購入した5週齢の雌性Wistar
ラットを実験に用いた。10%エタノールに溶解したト
リニトロベンゼンスルフォン酸(東京化成)をラット1
匹あたり30mgずつ直腸内に注入した。被験化合物は
0.5%メチルセルロース溶液に懸濁し、トリニトロベ
ンゼンスルフォン酸を直腸内に注入した日から1日に1
回、連続7日間経口投与した。最終投与の翌日に大腸と
直腸をあわせた部位の長さと重量を測定し、結果は単位
長さ(cm)当たりの重量(mg)で示した。その結果を表7に
示す。
【表7】投与群 投与用量(mg/kg) 動物数 重量(mg)/長さ(cm)(平均±SD) 対照 − 10 265±84 実施例28 50 10 141±52 正常 − 10 61±4
【0036】
【発明の効果】本発明によって、新規な免疫抑制剤を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/44 AED A61K 31/44 AED AGZ AGZ // C07D 417/04 213 C07D 417/04 213 513/04 301 513/04 301 (72)発明者 西角 文夫 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友製薬株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式1: 【化1】 [式中、R1は、置換されてもよい芳香族複素環基を表
    す。R2は、置換されてもよいアリール基または置換さ
    れてもよい芳香族複素環基を表す。R3は、水素原子、
    置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコ
    キシ基、置換されてもよいアルケニル基、置換されても
    よいアルケニルオキシ基、置換されてもよいアルキニル
    基、置換されてもよいアルキニルオキシ基、シアノ基、
    ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換されてもよ
    いカルバモイル基、置換されてもよいアルコキシカルボ
    ニル基、アシル基、アシルオキシ基、置換されてもよい
    アリール基または置換されてもよいアミノ基を表す。ま
    た、R2とR3は結合して、式2: 【化2】 (式中、環Aは、置換されてもよい芳香族炭化水素環ま
    たは置換されてもよい芳香族複素環を表す。Xは、置換
    されてもよい低級アルキレン基(低級アルキレン基の鎖
    の一部もしくは全部が、−NH−、−O−または−S
    (O)n−であってもよい。nは0、1または2を表
    す。)を表す。)で表される2価基を表してもよい。]
    で表されるチアゾール誘導体またはその薬理学的に許容
    される塩を含有する免疫抑制剤。
  2. 【請求項2】 R1が置換されてもよい含窒素芳香族複
    素環基である請求項1記載のチアゾール誘導体またはそ
    の薬理学的に許容される塩を含有する免疫抑制剤。
  3. 【請求項3】 R1がピリジル、ピラジニル、ピリミジ
    ニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリル、イソキ
    ノリル、キナゾリニル、キノキサリニル、チエニル、ピ
    ロリル、フリル、ベンゾチエニル、ベンゾフリル、イン
    ドリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、
    イソチアゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズイ
    ミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、
    もしくは置換されたこれらの基である請求項1または2
    記載のチアゾール誘導体またはその薬理学的に許容され
    る塩を含有する免疫抑制剤。
  4. 【請求項4】 R1がピリジル、ピラジニル、ピリミジ
    ニル、ピリダジニル、もしくは置換されたこれらの基で
    ある請求項2記載のチアゾール誘導体またはその薬理学
    的に許容される塩を含有する免疫抑制剤。
  5. 【請求項5】 R2がフェニル、ナフチル、ピリジル、
    ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニ
    ル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、キノキサ
    リニル、チエニル、ピロリル、フリル、ベンゾチエニ
    ル、ベンゾフリル、インドリル、イミダゾリル、ピラゾ
    リル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、
    オキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリ
    ル、ベンズオキサゾリル、もしくは置換されたこれらの
    基であるか、またはR2とR3が結合して、式2(式2の
    構造は請求項1における構造と同じである)で表される
    2価基を表す請求項1から4のいずれか記載のチアゾー
    ル誘導体またはその薬理学的に許容される塩を含有する
    免疫抑制剤。
  6. 【請求項6】 R2がピリジル、ピラジニル、ピリミジ
    ニル、ピリダジニル、トリアジニル、フェニルもしくは
    置換されたこれらの基であるか、またはR2とR3が結合
    して、式3: 【化3】 (式中、環Aは、請求項1における意義と同義である。
    1は、低級アルキレン基(低級アルキレン基の鎖の一
    部もしくは全部が、−NH−、−O−または−S(O)
    n−であってもよい。nは0、1または2を表す。)を
    表す。)で表される2価基を表す請求項5記載のチアゾ
    ール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を含有す
    る免疫抑制剤。
  7. 【請求項7】 R3が水素原子である請求項1から6の
    いずれか記載のチアゾール誘導体またはその薬理学的に
    許容される塩を含有する免疫抑制剤。
  8. 【請求項8】 T細胞増殖誘導抑制薬である請求項1か
    ら7のいずれか記載の免疫抑制剤。
  9. 【請求項9】 スーパー抗原に応答するT細胞の増殖の
    みを選択的に抑制する作用を持つ薬剤である請求項1か
    ら7のいずれか記載の免疫抑制剤。
  10. 【請求項10】 自己免疫疾患治療薬である請求項1か
    ら7のいずれか記載の免疫抑制剤。
  11. 【請求項11】 慢性関節リウマチ治療剤である請求項
    1から7のいずれか記載の免疫抑制剤。
  12. 【請求項12】 多発性硬化症治療剤である請求項1か
    ら7のいずれか記載の免疫抑制剤。
  13. 【請求項13】 潰瘍性大腸炎治療剤である請求項1か
    ら7のいずれか記載の免疫抑制剤。
JP25783997A 1997-09-05 1997-09-05 免疫抑制剤 Pending JPH1179993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25783997A JPH1179993A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 免疫抑制剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25783997A JPH1179993A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 免疫抑制剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1179993A true JPH1179993A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17311866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25783997A Pending JPH1179993A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 免疫抑制剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1179993A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234843A (ja) * 2000-12-08 2002-08-23 Takeda Chem Ind Ltd 3−ピリジル基を有する置換チアゾール誘導体、その製造法および用途
JP2002538150A (ja) * 1999-02-26 2002-11-12 アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 多環式チアゾール系および食欲抑制剤としてのその使用
EP1348706A1 (en) * 2000-12-08 2003-10-01 Takeda Chemical Industries, Ltd. Substituted thiazole derivatives bearing 3-pyridyl groups, process for preparing the same and use thereof
JP2006275566A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Toray Ind Inc アトピー性皮膚炎に対する免疫抑制剤の治療の有効性及びアトピー性皮膚炎の重症度の判定方法
WO2006137527A1 (ja) 2005-06-23 2006-12-28 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. チアゾール誘導体
WO2008097835A2 (en) 2007-02-02 2008-08-14 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
US9713613B2 (en) 2007-02-02 2017-07-25 Motonari Uesugi Methods and compositions for the treatment of cancer and related hyperproliferative disorders

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538150A (ja) * 1999-02-26 2002-11-12 アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 多環式チアゾール系および食欲抑制剤としてのその使用
JP2002234843A (ja) * 2000-12-08 2002-08-23 Takeda Chem Ind Ltd 3−ピリジル基を有する置換チアゾール誘導体、その製造法および用途
EP1348706A1 (en) * 2000-12-08 2003-10-01 Takeda Chemical Industries, Ltd. Substituted thiazole derivatives bearing 3-pyridyl groups, process for preparing the same and use thereof
EP1348706A4 (en) * 2000-12-08 2005-08-10 Takeda Pharmaceutical SUBSTITUTED THIAZOLE DERIVATIVES CARRYING 3-PYRIDYL GROUPS, PROCESS FOR THEIR PRODUCTION AND USE THEREOF
US7067537B2 (en) 2000-12-08 2006-06-27 Takeda Pharmaceutical Company Limited Substituted thiazole derivatives bearing 3-pyridyl groups, process for preparing the same and use thereof
JP2006275566A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Toray Ind Inc アトピー性皮膚炎に対する免疫抑制剤の治療の有効性及びアトピー性皮膚炎の重症度の判定方法
JP4524217B2 (ja) * 2005-03-28 2010-08-11 東レ株式会社 アトピー性皮膚炎に対する免疫抑制剤の治療の有効性及びアトピー性皮膚炎の重症度の判定方法
WO2006137527A1 (ja) 2005-06-23 2006-12-28 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. チアゾール誘導体
EP2120580A2 (en) * 2007-02-02 2009-11-25 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
WO2008097835A2 (en) 2007-02-02 2008-08-14 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
EP2120580A4 (en) * 2007-02-02 2011-09-28 Baylor College Medicine COMPOSITIONS AND METHODS FOR TREATING METABOLIC DISORDERS
US8207196B2 (en) 2007-02-02 2012-06-26 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
JP2014088431A (ja) * 2007-02-02 2014-05-15 Baylor College Of Medicine 代謝障害を処置するための組成物および方法
US8778976B2 (en) 2007-02-02 2014-07-15 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
US8927578B2 (en) 2007-02-02 2015-01-06 Baylor College Of Medicine Compositions and methods for the treatment of metabolic disorders
US9713613B2 (en) 2007-02-02 2017-07-25 Motonari Uesugi Methods and compositions for the treatment of cancer and related hyperproliferative disorders

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6853619B2 (ja) シアノトリアゾール化合物の医薬用途
EP0091726B1 (en) 5-substituted 1,2,4-oxadiazole derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them
DE69736642T2 (de) Heterocyclische Verbindungen, ihre Herstellung und Verwendung
US8273738B2 (en) Imidazole derivatives
WO1998056785A1 (fr) Derives de pyrazole
CZ20022072A3 (cs) Nepeptidylové inhibitory VLA-4 dependentní buněčné vazby použitelné pro léčbu zánětlivých, autoimunitních a respiračních onemocnění
BRPI0608857A2 (pt) composto, e, composição farmacêutica
US20030199565A1 (en) Gastrin and cholecystokinin receptor ligands(II)
BR112012007411B1 (pt) Composto, processo para sua preparação e composição farmacêutica contendo o mesmo
DE3634066A1 (de) Neue 5-alkylbenzimidazole, verfahren zu ihrer herstellung sowie arzneimittel
KR19990063989A (ko) 염증 치료용의 1,3,5-삼치환된 피라졸 화합물
US11472813B2 (en) OX2R compounds
JP2011251974A (ja) 新規ヘテロアリール誘導体
CA2232497A1 (en) Heteroaryl-substituted acryloylguanidine derivatives and pharmaceutical compositions comprising them
JPWO2003004497A1 (ja) 新規複素環化合物
JPH1179993A (ja) 免疫抑制剤
HU201058B (en) Process for producing pharmaceutical compositions containing heterocyclic thiomethyl- and sulfinyl-methyl-derivatives and the active components
JP2778921B2 (ja) イミダゾピラゾール誘導体
US3444175A (en) Certain picolylmethyl sulfones
TW200303205A (en) Gastrin and cholecystokinin receptor ligands
SG178043A1 (en) Substituted benzamide derivatives as glucokinase (gk) activators
JP2002212169A (ja) 5員複素芳香環化合物
JP4056589B2 (ja) 複素環化合物、その製造法および用途
JPH0753730B2 (ja) イミダゾピラゾール誘導体
US7064144B2 (en) Imidazole derivatives as adenosine deaminase inhibitors