JP2002538150A - 多環式チアゾール系および食欲抑制剤としてのその使用 - Google Patents
多環式チアゾール系および食欲抑制剤としてのその使用Info
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Abstract
Description
的に機能性の誘導体に関する。 EP 0749966 はCNS障害を治療するための活性成分として5−HT3受容体
作動性を有する多環式チアゾール系を開示している。 本発明は治療的に利用できる食欲減退作用を示す化合物を提供することを目的
としていた。
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)ア
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)
−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、ア
ルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素によ
り置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、OC(O)CH3、OC(
O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(COOCH2P
h)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル
、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(
CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH)2−フェニ
ル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF
、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アル
キル、(C1−C6)−アルキル、NH2により2回まで置換されうる)、NH2、
NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−
C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、
nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル
、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニ
ル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれ
F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)
−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、
N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6 )−アルキル、CONH2により3回まで置換されうる)、1,2,3−トリアゾ
ール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベ
ンジルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール
環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり; R1′はHまたはR1であり;
)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアル
キル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により
置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)−
アルキルにより置換されうる)、(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜6
であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C3
−C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO
−フェニルであり、あるいは−NR6R7はピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、ピペラジン、4−メチルピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−
1−イル、フタリミジルのような環である)、(CH2)n−アリール(ここで、
nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチ
ル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−チエニル、2−または3−
フリル、2−、4−または5−チアゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル
、1−ピラゾリル、3−または5−イソキサゾリル、2−または3−ピロリル、
2−または3−ピリダジニル、2−、4−または5−ピリミジニル、2−ピラジ
ニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、2−または5−ベンズイミダゾリル、
2−ベンゾチアゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリア
ゾール−5−イル、テトラゾール−5−イル、インドール−3−イル、インドー
ル−5−イルあるいはN−メチルイミダゾール−2−、−4−または−5−イル
であり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、
NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、S−(C1−C6)−アル
キル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO2−(C1−C6)アルキル、(C1−
C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、COOH、COO(C1−C6)
アルキル、COO(C3−C6)シクロアルキル、CONH2、CONH(C1−C 6 )アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、CONH(C3−C6)シクロ
アルキル、NH2、NH−CO−(C1−C6)−アルキル、NH−CO−フェニ
ル、ピロリジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピ
ペラジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、(CH2)n−フェニル
、O−(CH2)n−フェニル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(CH2)n−フ
ェニル(ここで、nは0〜3である)により2回まで置換されうる)である] の化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘
導体に関する。
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)ア
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)
−アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、ア
ルケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素によ
り置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、NH2により置換され
うる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル) 2 、フェニル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−ま
たは2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、
あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ナフチル、ピリジル、フ
ラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、
CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2 、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3 、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置
換されうる)であり; R1′はHまたはR1であり;
)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアル
ケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素によ
り置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)
−アルキルにより置換されうる)、(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜
6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C 3 −C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO
−フェニルである)、(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリ
ールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−、3−または4
−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール
−5−イル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここ
で、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環
はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(
C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−
アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−
(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる) である化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性
の誘導体である。
アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素に
より置換されうる);F、Cl、Br、OH、(C1−C6)−アルキルにより3
回まで置換されうるフェニルであり; R1′はHまたはR1であり; R2は(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−CN、C(CN)
=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C
H2)n−アリール(ここで、nは0〜2であり、アリールはフェニル、2−、3
−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、
インドール−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、
Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、(C1−C6)−アルキル、O−(
C1−C6)−アルキルにより2回まで置換されうる) である式Iの化合物およびそれらの生理学的に許容される塩である。
形態の式Iの化合物、並びにそれらのジアステレオマーおよびその混合物に関す
る。 置換基R1、R1′およびR2のアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は
直鎖状または分枝状である。
度が非常に大きいため特に医療用途に適している。これらの塩は薬学的に許容し
うるアニオンまたはカチオンを持つ必要がある。本発明の化合物の適当な薬学的
に許容しうる酸付加塩は塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫
酸のような無機酸の塩、並びに例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ク
エン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン
酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク
酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸およびトリフルオロ酢酸のような有機酸の
塩である。医療目的には塩化物を使用するのが特に好ましい。適当な薬学的に許
容しうる塩基性塩はアンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウムおよび
カリウム塩)、並びにアルカリ土類金属塩(例えばマグネシウムおよびカルシウ
ム塩)である。
は精製するのに、そして/または例えばインビトロの非治療的用途に使用するの
に有用な中間体として本発明の範囲に包含される。 本明細書において使用される「生理学的に機能性の誘導体」なる用語は例えば
ヒトのような哺乳動物に投与されると(直接的または間接的に)このような化合
物またはその活性代謝物質を生成する本発明の化合物の生理学的に許容される誘
導体、例えばエステルを意味する。
ラッグは生体内で本発明の化合物に代謝されうる。これらのプロドラッグは自ら
活性であるか、またはそうではない。 本発明の化合物はまた、例えば非晶質および結晶質の多形形態のような種々の
多形形態で存在してもよい。本発明の化合物の多形形態はすべて本発明の範囲に
包含され、本発明の別の態様である。 以後、「式(I)の化合物(複数可)」なる用語は上記式(I)の化合物(複
数可)と本明細書で開示したその塩、溶媒和物および生理学的に機能性の誘導体
を意味する。
因、例えば選択した特定の化合物、目的用途、投与方法および患者の臨床状態に
依存する。1日の投与量は一般に1日あたり体重1kgにつき0.3mg〜100mg
(典型的には3mg〜50mg)の範囲、例えば3〜10mg/kg/日である。静脈内
投与量は例えば0.3mg〜1.0mg/kgの範囲であり、好適には1分あたり1kgに
つき10ng〜100ngの注入により投与することができる。これらの目的に適し
た注入液は例えば1mlにつき0.1ng〜10mg、典型的には1ng〜10mgを含有
する。単独投与の場合は例えば1mg〜10gの活性成分を含有する。したがって
、注射用アンプルは例えば1mg〜100mgを含有し、経口的に投与することがで
きる単独投与製剤、例えば錠剤またはカプセル剤は例えば1.0〜1000mg、
典型的には10〜600mgを含有する。薬学的に許容しうる塩の場合、上記の重
量値は塩から誘導されるベンゾチアゼピンイオンの重量に基づく。式(I)の化
合物は単独の化合物として上記症状の予防または治療に使用することができるが
、これらは好ましくは適合しうる担体と一緒に医薬組成物の形態をとる。もちろ
ん、担体は本組成物の他の成分との適合性という意味で適合するものであり、ま
た患者の健康状態にとって有害なものであってはならない。担体は固体、液体ま
たは両方であるが、好ましくは0.05〜95重量%の活性成分を含有する単独
投与製剤、例えば錠剤として化合物と一緒に製剤化される。他の薬学的に活性な
物質、例えば他の式(I)の化合物を存在させることもできる。本発明の医薬組
成物は本質的に各成分を薬理学的に許容しうる担体および/または賦形剤と混合
することからなる既知の製薬方法により製造することができる。
(例えば皮下、筋肉内、皮内または静脈内)投与に適したものであるが、それぞ
れの場合において最も好適な投与方法は治療する症状の性質および深刻さ、並び
にそれぞれの場合で使用される式(I)の化合物の性質に依存する。被覆製剤お
よび持効性被覆製剤もまた本発明の範囲に包含される。酸および胃液に対して耐
性のある製剤が好ましい。適当な胃液耐性コーティングはセルロースアセテート
フタレート、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレートおよびメタクリル酸とメタクリル酸メチルのアニオン性ポリマ
ーからなる。
有するカプセル剤、カシェ剤、サブロー錠剤または錠剤;散剤または顆粒剤;水
性または非水性液体中の液剤または懸濁剤;水中油型または油中水型乳剤のよう
な個別単位形態である。これらの組成物はすでに述べたように活性成分および担
体(1種以上の追加成分を含有してもよい)を接触させる工程を含む適当な製薬
方法により製造することができる。一般に、本組成物は活性成分を液状および/
または微粉固体状担体と均一かつ均質に混合し、その後生成物を必要に応じて造
形することにより製造される。したがって、例えば錠剤は本化合物の粉末または
顆粒を場合により1種以上の追加成分と一緒に圧縮または造形して製造すること
ができる。圧縮錠剤はさらさらした形態、例えば粉末または顆粒の本化合物を場
合により結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/または1種以上の界面活性剤/
分散剤と混合して適当な機械で錠剤化することにより製造することができる。付
形錠剤は不活性液体の希釈剤で湿らせた粉末形態の化合物を適当な機械で造形し
て製造することができる。
スクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカントゴムと一緒に含有する吸引可
能な錠剤、並びにゼラチンおよびグリセロールまたはスクロースおよびアラビア
ゴムのような不活性基剤中で本化合物を含有するトローチ剤がある。
である式(I)の化合物の好ましくは無菌の水性製剤である。これらの製剤は好
ましくは静脈内的に投与されるが、投与は皮下、筋肉内または皮内注射により行
なうこともできる。これらの製剤は好ましくは本化合物を水と混合し、得られる
溶液を無菌にし、血液と等張にすることにより製造することができる。本発明の
注射剤は一般に0.1〜5重量%の活性化合物を含有する。
は式(I)の化合物を1種以上の慣用の固体状担体、例えばカカオ脂と混合し、
得られる混合物を造形することにより製造することができる。
ション剤、パスタ剤、噴霧剤、エアロゾル剤または油剤の形態である。使用でき
る担体はワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコール、およびこ
れらの物質の2種以上の組み合せである。活性成分は一般に本組成物の0.1〜
15重量%、例えば0.5〜2重量%の濃度で存在する。
間密接に接触させるのに適した単一プラスターの形態である。この種のプラスタ
ーは好適には活性成分を場合により接着剤に溶解および/または分散させた、あ
るいはポリマーに分散させた、緩衝剤で処理した水溶液中で含有する。適当な活
性成分濃度は約1%〜35%、好ましくは約3%〜15%である。場合により、
活性成分は例えば「医薬リサーチ」,2(6):318(1986)に記載のようなエレク
トロトランスポートまたはイオントフォレーシスにより放出させることができる
。
る式Iの化合物の製造法に関する:
ンはそれぞれ商業的に入手できるか、または文献で知られている方法により製造
することができる。 式II(式中、R1またはR1′はアリール基である)の二環式ケトンは式II(
式中、R1および/またはR1′は臭素、沃素またはトリフルオロメチルスルホ
ニルオキシである)の化合物へのボロン酸エステルのPd(0)−触媒付加により
得ることができる(例えば N. Miyaura および A. Suzuki の Chem. Rev. 95, 2
457-83 (1995) または T. Oh-e, N. Miyaura および A. Suzuki の J. Org. Che
m. 58, 2201-08 (1993))。
ある)の二環式ケトンは例えば K. Sonagashira らの Tetrahedron Lett. 4467
(1975)および S. Takahashi らの Synthesis 627 (1980) (例えばトリメチルシ
リルアセチレンまたはアルキンのパラジウム−触媒反応)または E. Negishi ら
の J. Org. Chem. 62, 8957-60 (1997) (臭化アルキニル亜鉛)または A. Hassn
er らの J. Org. Chem. 49, 2546 (1984) (トリアルキルスタニルアルキン、ト
リアルキルスタニルビニルまたはアリル化合物、1−アルケニルボロン化合物ま
たはビニル化合物)に記載のような方法により製造することができる。
III(Z=Br)のα−ブロモケトンを得る。しかしながら、式IIIの活性化化合
物のZは有利にはCl、I、O−C(O)−C6H4−4−NO2、O−SO2−CH 3 、O−SO2−CF3、O−SO2−C6H4−4−CH3またはO−SO2−C6H
5であってもよい。
を反応させることにより得られる。これは化合物IIIをチオアミドIVと1:1〜
1:1.5のモル比で反応させることにより有利に行なわれる。反応は不活性溶
媒、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ニトロメタンま
たはジエチレングリコールジメチルエーテルのような極性有機溶媒中で有利に行
なわれる。しかしながら、特に有利な溶媒は酢酸メチル、酢酸エチル;メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノールのような短鎖アルコール;お
よび例えばアセトン、2−ブタノンまたは2−ヘキサノンのような低級ジアルキ
ルケトンである。上記反応溶媒の混合物を使用することも可能である;すなわち
上記溶媒と単独ではあまり適さない溶媒の混合物、例えばメタノールとベンゼン
、エタノールとトルエン、メタノールとジエチルエーテルまたはt−ブチルメチ
ルエーテル、エタノールとテトラクロロメタン、アセトンとクロロホルム、ジク
ロロメタンまたは1,2−ジクロロエタンの混合物を使用することもでき、それ
ぞれより極性の溶媒を過剰に使用することが有利である。反応体は特定の反応溶
媒中の懸濁液または溶液として存在する。原則として反応体をとりわけ特定のチ
オアミドが低い融点を有する場合は溶媒なしで反応させることもまた可能である
。反応はほんのわずか発熱し、−10℃〜150℃、好ましくは50℃〜100
℃で行なうことができる。通常、50℃〜80℃の温度範囲が特に好ましい。
れぞれ2分間〜3日間である。好ましい温度範囲において反応時間は一般に5分
間〜48時間である。 得られた式I×HZの化合物の塩は有機または無機塩基で式Iの遊離塩基化合
物に変換することができる。
の酸付加塩に変換することができる。適当な無機酸HBの例は塩酸および臭化水
素酸のようなハロゲン化水素酸、硫酸、リン酸およびスルファミン酸である。有
機酸HBの例はギ酸、酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、L−アス
コルビン酸、サリチル酸、イセチオン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸、1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン、6−メチル−
1,2,3−オキサチアジン−4(3H)−オン 2,2−ジオキシドである。
びそれらの酸付加生成物を下記の表1に示す。
している。本化合物は単独で、または他の食欲減退活性成分と組み合せて使用す
ることができる。さらに、このタイプの食欲減退活性成分は例えば Rote Liste
第1章、「体重減少剤/食欲抑制剤」に記載されている。本化合物は肥満症の予
防、特に治療に適している。本化合物はさらにII型糖尿病の予防、特に治療に適
している。
験生成物をガバージュにより投与した。動物を単独で飼育し、水が自由に飲める
ようにし、生成物投与の30分後にコンデンスミルクを与えた。コンデンスミル
クの消費量を測定し、動物の一般行動を30分毎に7時間検査した。測定したミ
ルク消費量を未処置の対照動物のものと比較した。
い。記載した分解点は未補正であり、一般に加熱速度に依存する。
実施例1の化合物): a) 2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オン 5−クロロインダン−1−オンを室温で触媒量の48%HBr水溶液を使用し
て氷酢酸中の臭素と反応させた。融点が94〜96℃の2−ブロモ−5−クロロ
インダン−1−オンを得た。
75mlのアセトンに溶解し、攪拌しながら100mlのアセトン中における4.2
g(0.055モル)のチオアセトアミドを加えた。溶液は最初は透明であった
が、約10分後、6−クロロ−2−メチル−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2
−d]チアゾール−3a−オールの臭化水素酸塩が徐々に結晶化した。それを吸
引ろ過し、アセトンで洗浄し、自然乾燥した。このようにして得られた10.9
gの臭化水素酸塩を100mlのメタノール中で懸濁し、5.6mlのトリエチルア
ミンを加えた。混合物を室温で15分間攪拌し、約400mlの水を加え、次に混
合物を氷浴中で冷却しながら1時間攪拌した。沈殿した6−クロロ−2−メチル
−8,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール遊離塩基
を吸引ろ過し、自然乾燥した後、136℃の融点であった。0.9gのこの物質
を30mlの50%濃塩酸と一緒に室温で2時間攪拌した。氷で冷却すると、沈殿
物が生成し、それを吸引ろ過し、少量の水で洗浄し、真空下で乾燥した。融点が
227℃の6−クロロ−2−メチル−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール
塩酸塩を得た。
トリル(実施例6の化合物): 1g(4ミリモル)の2−ブロモ−5−クロロインダン−1−オンを10mlの
乾燥エタノール中、450mg(4.5ミリモル)の2−シアノチオアセトアミド
および0.55ml(4ミリモル)のトリエチルアミンと一緒に室温で4時間攪拌
した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物を1/1の酢酸エチル/n−ヘプタ
ンを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精製した。融点が134
℃の(6−クロロ−8H−インデノ[1,2−d]チアゾール−2−イル)アセ
トニトリルを得た。
の化合物): 酢酸エチル中における製造例1の化合物の懸濁液を濃重炭酸ナトリウム水溶液
と一緒に数回振騰することにより抽出し、次に酢酸エチル相を硫酸ナトリウム上
で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮した。融点が94℃の6−クロロ−2−メチル
−8H−インデノ[1,2−d]チアゾールを得た。
ゾール(実施例11の化合物): a) 5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オン 3g(14.2ミリモル)の5−ブロモインダン−1−オンを100mlのトル
エン、20mlのエタノールおよび20mlの水の混合物中で2.22g(14.2ミ
リモル)の3−クロロフェニルボロン酸および3g(28.3ミリモル)の炭酸
ナトリウムと一緒に懸濁した。アルゴン雰囲気下、160mg(7.1ミリモル)
の酢酸パラジウム(II)および373mg(14.2ミリモル)のトリフェニルホ
スフィンを加えた。混合物を3時間加熱還流し、溶媒混合物のエタノール成分を
真空下で除去した。40mlの0.5N水酸化ナトリウム溶液を加え、混合物を室
温で10分間攪拌した。沈殿物を吸引ろ過し、ろ液を中性になるまで40mlの水
で洗浄し、濃縮ブライン(3×40ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
、真空下で濃縮し、20/1のトルエン/酢酸エチルを使用するシリカゲル上の
クロマトグラフィーにより精製した。融点が113℃の5−(3−クロロフェニ
ル)インダン−1−オンを得た。
ンを30mlの氷酢酸に溶解し、10μlの48%HBr水溶液を加えた後、7ml
の氷酢酸中における0.77ml(15ミリモル)の臭素の溶液を攪拌しながら滴
加処理した。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、100gの氷と70mlの水
および100mgのNaHSO3との混合物に注ぎ、攪拌した。得られた懸濁液を
200mlのジクロロメタンと一緒に振騰することにより抽出し、次に有機相を水
(3×100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空下で濃縮し、5
0/1のトルエン/酢酸エチルを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーに
より精製した。少量の2,2−ジブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン
−1−オンと共に融点が110℃の2−ブロモ−5−(3−クロロフェニル)イ
ンダン−1−オンを得た。
チアゾール 321mgの2−ブロモ−5−(3−クロロフェニル)インダン−1−オンを1
0mlの乾燥アセトンに83mgのチオアセトアミドと一緒に溶解し、0℃で5時間
攪拌した。6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8,8a−ジヒドロイン
デノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩からなる沈殿物を吸
引ろ過し、アセトンで洗浄し、真空下で乾燥し、20mlの乾燥メタノールに溶解
した。溶液を室温で2週間放置した。それをトリエチルアミンで塩基性にし、濃
縮し、1/1の酢酸エチル/n−ヘプタンを使用してシリカゲル上で精製した。
融点が80〜82℃の6−(3−クロロフェニル)−3a−メトキシ−2−メチ
ル−8,8a−ジヒドロ−3aH−インデノ[1,2−d]チアゾールと共に融点
が111〜112℃の6−(3−クロロフェニル)−2−メチル−8H−インデ
ノ[1,2−d]チアゾールを得た。
チアゾール臭化水素酸塩(実施例13の化合物) a) 5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オン 2.2mlの2,2,2−トリフルオロエタノールを3.5gの5−フルオロインダ
ン−1−オン、20mlの無水ジメチルホルムアミドおよび4.1gの粉砕された
無水炭酸カリウムの攪拌混合物に加え、80℃で10時間攪拌した。溶媒を減圧
下で蒸留により除去し、残留物を酢酸エチルに溶解し、有機相を水で数回洗浄し
た。溶離剤として等量の酢酸エチルおよびトルエンの混合物を使用するシリカゲ
ル上のクロマトグラフィーにより処理してインダノン誘導体を褐色の結晶性固体
として得た。融点93〜97℃。
5mlの酢酸エチル中で0.2mlの臭素と反応させることにより本化合物を得た。
本化合物をさらに精製することなく使用した。
d]チアゾール臭化水素酸塩 2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)インダン−1−オンを
アセトン中で1当量のチオアセトアミドと一緒に室温で5時間攪拌した。2−メ
チル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−8,8a−ジヒドロインデノ
[1,2−d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩からなる沈殿物を取り出
し、15mlの氷酢酸中で沸騰させた。溶媒を減圧下で蒸留により除去し、残留物
をジイソプロピルエーテル中で結晶させた。無色の結晶、融点220〜224℃
。
(実施例19の化合物): 0.3gの2,7−ジブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オン
を10mlのエタノールに溶解し、140mgのチオベンズアミドを加えた後、5時
間加熱還流した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物を10mlの1N水酸化ナ
トリウム溶液中で懸濁し、室温で1時間攪拌した。懸濁液を吸引ろ過し、水で完
全に洗浄し、真空下で乾燥した。融点が85℃の8−ブロモ−2−フェニル−4
,5−ジヒドロナフト[1,2−d]チアゾールを得た。
塩(実施例20の化合物): 5,6−ジメチルインダン−1−オンを上記の他のインダン−1−オンのよう
にして2−ブロモ−5,6−ジメチルインダン−1−オンに変換した。これをア
セトン中で1当量のチオアセトアミドと反応させた。2,5,6−トリメチル−8
,8a−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オールの臭化水素酸
塩からなる沈殿物を氷酢酸中で加熱し、溶媒を除去し、ジイソプロピルエーテル
で処理した後、融点が290℃の2,5,6−トリメチル−8H−インデノ[1,
2−d]チアゾール臭化水素酸塩を得た。
Claims (6)
- 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、YはCH2、CH2−CH2であり、 Xは直接結合、CH2、OまたはSであり、 R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)ア
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アル
キル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−
アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アル
ケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により
置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、OC(O)CH3、OC(O
)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(COOCH2Ph) 2 により置換されうる);SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、S
O2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n −フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH)2−フェニル、S
O2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl
、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、
(C1−C6)−アルキル、NH2により2回まで置換されうる);NH2、NH−
(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−ア
シル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜
6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−ま
たは3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフ
ェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl
、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキ
ル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1 −C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アル
キル、CONH2により3回まで置換されうる);1,2,3−トリアゾール−5
−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルに
より置換されうる);テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1ま
たは2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり、 R1′はHまたはR1であり、 R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6 )−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O
)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアル
ケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素によ
り置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)
−アルキルにより置換されうる);(CH2)n−NR6R7(ここで、nは0〜
6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C 3 −C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO
−フェニルであり、あるいは−NR6R7はピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、ピペラジン、4−メチルピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−
1−イル、フタリミジルのような環である);(CH2)n−アリール(ここで、
nは0〜6であり、アリールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチ
ル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−チエニル、2−または3−
フリル、2−、4−または5−チアゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル
、1−ピラゾリル、3−または5−イソキサゾリル、2−または3−ピロリル、
2−または3−ピリダジニル、2−、4−または5−ピリミジニル、2−ピラジ
ニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、2−または5−ベンズイミダゾリル、
2−ベンゾチアゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリア
ゾール−5−イル、テトラゾール−5−イル、インドール−3−イル、インドー
ル−5−イルあるいはN−メチルイミダゾール−2−、−4−または−5−イル
であり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、Br、OH、CF3、
NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、S−(C1−C6)−アル
キル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO2−(C1−C6)アルキル、(C1−
C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、COOH、COO(C1−C6)
アルキル、COO(C3−C6)シクロアルキル、CONH2、CONH(C1−C 6 )アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、CONH(C3−C6)シクロ
アルキル、NH2、NH−CO−(C1−C6)−アルキル、NH−CO−フェニ
ル、ピロリジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピ
ペラジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、(CH2)n−フェニル
、O−(CH2)n−フェニル、S−(CH2)n−フェニル、SO2−(CH2)n−フ
ェニル(ここで、nは0〜3である)により2回まで置換されうる)である] の化合物、並びにその生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘導体
。 - 【請求項2】 YはCH2であり、 Xは直接結合、CH2であり、 R1はF、Cl、Br、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)ア
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アル
キル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−
アルキニル、OCF3、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル、アル
ケニルおよびアルキニル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素により
置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CN、NH2により置換されう
る);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、フェニル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−ま
たは2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、
あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ナフチル、ピリジル、フ
ラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、
CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2 、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、
COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換
されうる)であり、 R1′はHまたはR1であり、 R2は(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C2−C6 )−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、C(CN)=C(CH3)2、C(O
)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3、(C4−C7)−シクロアル
ケニル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素によ
り置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、CNまたはO−(C1−C4)
−アルキルにより置換されうる);(CH2)n−NR6R7(ここで、nは1〜
6であり、R6およびR7は互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C 3 −C6)−シクロアルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、CHOまたはCO
−フェニルである);(CH2)n−アリール(ここで、nは0〜6であり、アリ
ールはフェニル、ビフェニリル、1−または2−ナフチル、2−、3−または4
−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、インドール
−5−イル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここ
で、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環
はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(
C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−
アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(
C1−C6)−アルキル、CONH2により1回〜3回置換されうる) である、請求項1記載の式Iの化合物、並びにその生理学的に許容される塩およ
び生理学的に機能性の誘導体。 - 【請求項3】 Yは−CH2−であり、 Xは−CH2−、直接結合であり、 R1はCl、Br、(C1−C6)−アルキル、OCF3、O−(C2−C6)−
アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての水素はフッ素に
より置換されうる);F、Cl、Br、OH、(C1−C6)−アルキルにより3
回まで置換されうるフェニルであり、 R1′はHまたはR1であり、 R2は(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−CN、C(CN)
=C(CH3)2、C(O)OCH2CH3、CH2−O−C(O)−C(CH3)3;(C
H2)n−アリール(ここで、nは0〜2であり、アリールはフェニル、2−、3
−または4−ピリジル、ベンゾチアゾール−2−イル、インドール−3−イル、
インドール−5−イルであり、アリール基またはヘテロアリール基はF、Cl、
Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、(C1−C6)−アルキル、O−(
C1−C6)−アルキルにより2回まで置換されうる) である、請求項1または2記載の式Iの化合物およびその生理学的に許容される
塩。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかの項記載の1種以上の化合物を含有す
る薬剤。 - 【請求項5】 請求項1〜3の何れかの項記載の1種以上の化合物および1
種以上の食欲減退活性成分を含有する薬剤。 - 【請求項6】 活性成分を薬学的に適した担体と混合し、この混合物を投与
に適した形態に変換することからなる、請求項1〜3の何れかの項記載の1種以
上の化合物を含有する薬剤の製造法。
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