JP4726799B2 - 回転円板式製麹装置 - Google Patents

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Description

本発明は、醸造工業における製麹工程に用いられる回転円板式の製麹装置に関するものである。
製麹室内に多孔板からなる回転円板を配設し、回転円板上に製麹層を含む原料層を載置し、円板を回転させつつ製麹を自動的に行なう回転円板式自動製麹装置は従来から知られている。
特開平10−327843号公報
図8及び図9は、特許文献1の図1及び図2の再掲図であり、この図に基づいて従来技術を説明する。符合は振り直した。これらの図面に従って、従来技術を説明する。
製麹室100の中央部の天井100a、床100b間に軸101を設置し、上部軸101aは天井100aに固定され、下部軸101bは床100bに固定されている。
上部軸101aと下部軸101bとの間には回転板102の受け座103を上下の軸受104,105を介して回転自在に支持する。
回転板102は多孔板で形成され、製麹層を含む製麹原料106を載置し、尚、107は回転板102の外端部を支持するレールである。
回転板102は軸101を中心にして回転し、自動製麹を行なう。
従来の回転円板式製麹装置においては、軸受の故障、交換を想定していないので、円板を回転自在に支持する軸受が万一故障し、軸受を交換する場合、特に下部軸受105が故障し、これを交換しようとした場合、回転板102を支持する受け座103を上方に抜き出して交換する必要がある。
この作業を行なうには、天井100aを外し、上部軸101aを上方に抜き、上部軸受104を外し、受け座103を回転板毎上方に抜き出し、下部軸101bから下部軸受105を取り外す必要がある。
上部軸受104を交換する場合においても、上部軸101aを上方に抜き出す必要があるので、天井100aを取り外す必要がある。
以上の従来技術では、軸受交換に際し、天井100aを取り外し、軸101を上方に抜き出し、軸受104,105を受け座103、軸101a,101bから取り外す必要があり、軸受の交換作業が大掛かりで、作業も面倒、煩雑であり、作業時間も長時間を要する等の不具合がある。
本発明は、以上に鑑みなされたもので、本発明者等は、回転円板式製麹装置において、回転板の回転速度は速くとも1時間数回程度であって超低速であり、従って、転がり軸受のように高回転で、構造が複雑な軸受を用いる必要がないという知見を得た。
また、本発明者等は、回転円板式製麹装置が超低速回転で運転され、滑り軸受を用いることが可能である、という知見を得、上記した知見とを考慮し、本発明をなしたものである。
本発明は、回転円板を支持する軸受の交換を、製麹装置の天井の取り外し等を大掛かりな作業を必要とすることなく、短時間で、簡単な作業で容易に行なうことができるようにした回転円板式製麹装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、製麹室(2)内に縦設された固定支軸(3)を中心として回転可能な円板(4)を備える回転円板式製麹装置において、前記固定支軸(3)は、軸方向中間部で、大径の下半部(3a)と小径の上半部(3b)の境界部に段部(3c)を備え、前記固定支軸(3)の小径の上半部(3b)周で、段部(3c)上には、2個の半円状の分割軸受リング(11),(12)からなり、径方向に分割可能であり、接合して真円の軸受を構成する固定側軸受部材(10)を載置し、前記分割軸受リング(11)、(12)は断面横凸状であり、厚肉の矩形断面の基部(13)と、これの厚さ方向の中間部外周から径方向外方に突出する凸部(14)とを有し、該凸部(14)の上面の凹段部(16)でスラスト軸受面(16a)を構成し、肩部となる縦面でラジアル軸受面(16b)を構成し、前記基部(13)の下面(13a)を前記固定支軸(3)の段部(3c)の上面に載置して、前記分割軸受リング(11)、(12)の基部(13)を前記固定支軸(3)の段部(3c)に載置して着脱自在に固定し、固定側軸受部材(10)を構成し、
前記円板(4)は、中心部に設けた支持孔(4a)を介して前記支軸(3)の小径部(3b)に回転自在に嵌合されており、前記円板(4)の支持孔(4a)の周辺部の下面(4b)には、回転側軸受部材(30)を脱着可能に取付け、前記回転側軸受部材(30)は、板状部材で形成された2個の半円状の分割軸受リング(31),(32)からなり、径方向に分割可能であり、接合して真円の軸受を構成し、下面のスラスト軸受面(33a)と、内周部のラジアル軸受面(33b)とを有する回転側軸受部材(30)であり、
前記固定側軸受部材(10)のスラスト軸受面(16a)及びラジアル軸受面(16b)と、前記回転側軸受部材(30)のスラスト軸受面(33a)及びラジアル軸受面(33b)とを面相互で摺接させ、前記回転円板(4)の前記支持孔(4a)の周辺部上面にはオイルシール(45)を配置して前記固定支軸(3)の外周と支持孔(4a)との間をシールし、前記固定側軸受部材(10)、回転側軸受部材(30)の外側を、前記回転円板(4)に設けたカバー(42)で覆い、前記固定側軸受部材(10)及び前記回転側軸受部材(30)は、自己潤滑軸受部材で構成し、前記固定側軸受部材(10)を構成する分割リング(11)、(12)は、位相をズラせて重ね合せた接続分割リング(19)、(20)との接合で、リング状固定側軸受部材を構成し、前記回転側軸受部材(30)を構成する分割リング(31)、(32)は、位相をズラせて重ね合せた接続分割リング(36)、(37)との接合でリング状回転側軸受部材を構成するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項において、前記分割リング及び接続リングは、2分割された部材で構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、回転円板式製麹装置において、固定支軸に、スラスト軸受面及びラジアル軸受面を備える径方向に分割可能な分割リングからなる固定側軸受部材を脱着可能に取付け、円板にスラスト軸受面及びラジアル軸受面を備える径方向に分割可能な分割リングからなる回転側軸受部材を脱着可能に取付け、固定側軸受部材のスラスト軸受面及びラジアル軸受面と回転側軸受部材とのスラスト軸受面及びラジアル軸受面とを摺接させるようにして滑り軸受を構成した。
この結果、固定側に対し回転側の円板を、円滑な回転を保障するように軸受で支持しながら、固定側、回転側の各軸受を面相互で摺接する分割リングで構成し、支軸、或いは円板に対する結合を一体化した分割リングを解除し、径方向外方に分離することで、軸受を支軸、円板から簡単な作業で容易に取り外すことができる。
従って、回転円板式製麹装置における軸受の交換を、天井を取り外す等、装置構成を分解する等の大掛かりで、面倒な作業を必要とすることなく、短時間で、簡単な作業により容易に行なうことができる。
また、本発明は、固定側軸受部材、回転側軸受部材の外側を、円盤に設けたカバーで覆うようにしたので、軸受は製麹室内に露出せず、汚染を防止し、衛生的であり、また高湿度環境の室内において軸受の保護上も有利である。特に、オイルシールを介して回転支軸の段部に近接する下半大径部外周に接触、シールさせ、固定側軸受部材、回転側軸受部材の滑り摺接によって発生する摩耗粉等の製麹室内への飛散、漏洩を、カバーにより防止することができる。
さらに本発明は、固定側軸受部材、回転側軸は、自己潤滑軸受部材としたので、製麹装置において汚染を防止し、衛生的である軸受を得ることができる。
さらにまた本発明は、固定側軸受部材を構成する分割リングを位相をズラせて重ね合せた接続分割リングと接合してリング状固定側軸受リングを構成し、回転側軸受部材を構成する分割リングを位相をズラせて重ね合せた接続分割リングと接合して回転側軸受リングを構成するようにしたので、分割リングを接合して形成する軸受の接合、一体化が容易で、接合も確実、強固となる
請求項2に係る発明では請求項1において、前記分割リング及び接続リングを、2分割された部材で構成したので、請求項1の効果に加えるに、軸受の構成部品点数が少なく、またリングの接続箇所も少なく、軸受構成部品である分割リングの接合が容易である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、回転円板式製麹装置の概略を示す縦断面図である。
回転円板式製麹装置1は天井1a、周壁1b、床1cで周囲から画成された製麹室2を有し、内部の中心部には固定支軸3(以下支軸と記す)を床1cと天井1aとの間に縦設し、該支軸3の高さ方向中間部に回転板4が支持されている。
回転板4はステンレス製の多孔板、又は鋼板で形成されており、回転板4上には製麹層を含む製麹原料層5等が載置されており、周壁1bの内周壁には、回転板4の周縁部のラック6と噛合し、モータで駆動される駆動ピニオン7が配設され、モータ動力で回転板4を回転させる。
周壁1bの一側には上下に離間して下側の調湿空気入口8、上側の空気出口9が設けられ、調湿空気入口8から白抜き矢印で示したように製麹用調湿空気aを製麹室2内に導入し、調湿空気は多孔板からなる回転板4の下方から上方に通過し、白抜き矢印bで示したように空気出口9から室外に排出される。
図2は、本発明に係る軸受構造の要部拡大縦断面図である。
支軸3の軸方向中間部を境界にして下半部3aを大径部とし、上半部3bを小径部とし、この間に段部3cを設ける。
支軸3の小径部3bに、回転板4の中心部に設けた支持孔4aを介して回転板4を回転自在に嵌合する。
以上の支軸3の段部3cに分割リングからなる固定側軸受部材(固定側軸受)10を取付け、回転板4の支持孔4aの周辺部下面に分割リングからなる回転側軸受(回転側軸受)30を取付ける。
図3は、固定側軸受の組み付け状態及び分解状態の斜視図で、説明の便宜上支軸の上半部を省略した図である。
固定側軸受10は2個の半円状の分割軸受リング11,12からなり、接合して真円の軸受を構成する。
分割軸受リング11,12は、図2で明示した通り断面横凸状で、厚肉の矩形断面の基部13と、これの厚さ方向の中間部外周から径方向外方に突出する凸部14を有する。
基部13には、厚さ方向に貫通する取付孔15…を縦設して備える。
基部13の厚さ方向の中間部で、径方向外方に突出する凸部14の上面には凹段部が16が形成される。凹段部16の上面をスラスト軸受面16aとし、肩部となる縦面をラジアル軸受面16bとする。
また、基部13の厚さ方向の中間部で、径方向外方に突出する前記した凸部14の上面には、軸受面を構成する凹段部16が形成される。
凹段部16の上面をスラスト軸受面16aとし、肩部となる縦面をラジアル軸受面16bとする。
分割軸受リング11,12の凸部14の下面には、上方に潜る接続リング用の凹段部17を形成する。以上の凸部14には、円周方向に離間して複数個の接続孔18…を貫通、縦設して備える。
19,20は2個の分割リングからなる半円状の分割接続リングで、接合して真円のリングを構成し、固定側軸受10を真円状の軸受リングに接続するものである。
分割接続リング19,10の厚さは、前記分割軸受リング11,12の凸部14下面にの凹段部17の厚さと同厚の板状部材で構成し、凸部14に形成した接続孔18…に対応するねじ孔21…を貫通、縦設して備える。
以上の固定側軸受を構成する分割軸受リング11,12は、燒結金属に黒鉛等の潤滑材を含浸させて形成した自己潤滑性の素材で形成する。分割接続リングは、サニタリー性を考慮し、また、分割軸受リング11,12のバックアップを考慮して、ステンレス鋼等で形成する。
以上の分割軸受リング11,12は、図2及び図3に示すように、支軸3の軸方向中間部に設けた段部3cに2分割された分割軸受リング11,12を挟むように載置し、分割端部相互を突き当てる。
軸受リング11,12の各基部13の下面13aは段部3cの上面に載置されて臨む。段部3cには、軸受リング11,12の各基部13に設けた取付孔15…に対応するネジ孔3d…を、事前に設けておく。
取付孔15…にボルト22…を通し、ねじ孔3d…に螺合し、分割軸受リング11,12を、支軸3の段部3cに固定する。
上記したボルト22…で、分割軸受リング11,12の取り付けを仮止め状態とし、
分割軸受リング11,12の各凸部14下面の凹段部17と、段部3cとの間の隙間に、接続分割リング19,20を挟み入れる。
分割軸受リング11,12の凸部14,14に設けた接続孔18…からボルト23…を通し、凸部14,14と分割接続リング19,20とを結合する。
これにより、分割軸受リング11,12は、分割接続リング19,20により、接続一体化され、段部3c上において円形のリング状の固定側軸受10を構成する。
分割接続リング19,20の配置は、分割軸受リング11,12の配置に対して90°位相をズラせる。また、ボルト23…は、頭が軸受面を構成する上部の凹段部16のスラスト軸受面16aから突出しない皿子ねじを用いた。
分割接続リング19,20の凸部14の下部凹段部17に接続、介在させた、分割接続リング19,20の下面は分割軸受リング11,12の基部13の下面13aと面一となる。分割接続リング19,20の径方向内方の径方向半部は、分割軸受リング11,12の基部13とともに段部3cの上面と当接する。
爾後、ボルト22…を締め込み、分割軸受リング11,12を支軸3の段部3cに固定する。これにより、固定側軸受10が支軸3の段部3c上に取付けられて形成される。
形成された固定側軸受10は、外観上は円形リング状で、外周側の上面に軸受面を構成する凹段部16を備え、スラスト軸受面16a、ラジアル軸受面16bを備える。
図4は、回転側軸受の分解斜視図、図5は、回転軸受の組立状態の斜視図である。図2と併せてこれらの図4及び図5に基づいて回転側軸受を説明する。
回転側軸受30は、所定厚さの板状部材で形成され、図4の下側に示したものは、2個の半円状の分割軸受リング31,32である。
2個の分割軸受リング31,32を接合することで、円形のリング状の回転側軸受30を構成する。
分割軸受リング31,32は、軸受面33として下面のスラスト軸受面33aと、内周部のラジアル軸受面33bと有し、半円の円周方向に離間して取付孔34…と接続ねじ孔35…を夫々備える。
かかる分割軸受リング31,32は、前記固定側軸受10の分割軸受リング11,21と同様に燒結金属に黒鉛等の潤滑材を含浸させて形成した自己潤滑性の素材で形成する。
図4の上側は分割接続リング36,37を示し、分割接続リング36,37は、前記と
同様に所定厚さの板状部材で形成されている。分割接続リング36,37には、分割軸受リング31,32の接続用の接続ねじ孔35…に対応する接続孔39…と、取付孔34…と対応する取付孔38とを有する。
分割接続リング36,37はステンレス鋼板等で形成しても良く、分割軸受リング31,32と同様に、燒結金属に黒鉛等の潤滑材を含浸させて形成した自己潤滑性の素材で形成しても良い。
以上の分割軸受リング31,32を、端部を突合わせるように配置し、この下側に分割軸受リング31,32に対して90°位相をズラせて配置した分割接続リング36,37を、上下に重ね合わせる。
上側の分割接続リング36,37の接続孔39…から皿子ねじ状のボルト40…通し、分割軸受リング31,32を分割接続リング36,37に螺締し、リング31と32、36と37とを結合一体化する。
以上で図5に示した回転側軸受30を構成し、図では、下方から皿子ねじからなる長いボルト41…を取付孔34,38…を通し、ねじ軸部を上方に突出させた状態を示す。
以上の回転側軸受30は、図2に示したように支軸3の段部3c上に配置した回転円板4の中心部の支持孔4aの下面4bの該支持孔4a周辺部に取り付ける。
支持孔4aの周辺部には取付ねじ孔4c…が形成されている。
回転側軸受30の回転円板4下面4bへの取付は、以下のように行なう。
回転円板4を後述するジャッキで支軸3の小径部3bに沿って上昇させておき、上下の分割軸受リング31,32、分割接続リング36,37を端部相互を突合わせて上下に配置し、上からボルト40…を挿入して上下の分割軸受リング31,32、分割接続リング36,37を接続、一体化する(図5の状態)。
この状態で回転側軸受30は、支軸3の小径部3b周に遊合されることとなり、爾後、取付ボルト41…を回転円板4下面4bの支持孔4a周に臨ませ、下方からボルト41…を取付ねじ孔4c…に螺合、螺締し、図2に示したように回転側軸受4を回転円板4の支持孔4a周辺部の下面4bに取り付ける。
回転円板4を下降させることで、回転側軸受30は下方の固定側軸受10の凹段部16に係合する。固定側軸受10の凹段部のスラスト軸受面16aに、回転側軸受30の軸受面33の下面のスラスト軸受面33aが当接し、内周面のラジアル軸受面33bは固定側軸受10の凹段部16のラジアル軸受面16bに当接する。
以上により支軸3側の固定側軸受10と、回転円板4側の回転側軸受30とは、スラスト方向、ラジアル方向の双方で各軸受面が係合、接触し、双方の軸受で支承する滑り軸受を構成することとなる。
この状態を図2で示した。
尚、図2では、回転円板4の支持孔4aの周片上面にホルダー44を介してオイルシール45を配置した。
また、軸受部分Aの外周に、断面略Z形の遮蔽筒42を、回転円板4の下面側にフランジ部42a、ボルト42bを介して取り付け、こらの下端部をオイルシール43を介して支軸3aの段部3cに近接する下半大径部3a外周に接触、シールさせ、軸受10,30の滑り摺接によって発生する摩耗粉等の製麹室内への飛散、漏洩を、遮蔽筒42で構成されるカバーで防止した。
ところで、上記した回転側軸受30であるが、分割接続リング36,37を分割軸受リング31,32と同じ素材で形成しても良い。
これにより、天地を逆にしても燒結金属の自己潤滑性を有する軸受面が下面となり、各リング31,32,36,37が同じ形状の場合、天地を逆にする誤組付けがあったとしても、対応することができるであろう。
図6は、本発明に係る軸受の分解作業を示す説明的側面図、図7は、図6の7−7線断面図である。これらの図面に従って、軸受の分解作業を説明する。
支軸3の下部を囲むように、図示では放射状に3本の脚片51c…を有する支持板51,51と、この間に補強リブ52…を放射状に設けた基台50を配設する。
基台50の脚片51c…上に台座ブロック53…を配設し、この上にジャッキ54…を据える付ける。
遮蔽筒42を矢印(1)のように回転板4の下面4bからフランジ部42aのボルトを外して取り外しておく。
爾後、ジャッキ54…のロッド55…の座部56…を、回転板4の支持孔4a周辺部の下面4bで、軸受周辺部から離れた位置に下から当接し、ロッド55…を上昇させ、回転円板4を矢印(2)のように上昇させる。
これにより、固定側軸受10から回転側軸受30は回転円板4と一体に上昇し、分離する。
固定側軸受10は、接続ボルト23…を外すことで、分割軸受リング11,12の凸部14の下部凹段部17に結合されている分割接続リング19,21が外れる。これにより、径方向外方に分割接続リング19,21を取出すことができる。この結果、分割軸受リング11,12は、接続を解除される。
爾後、取付けボルト22…を外すことで、支軸3の段部3cに対し、分割軸受リング11,12は自由となり、径方向外方に取出すことができる。この結果、分割軸受リング11,12は、支軸周から取り外すことができる。
回転円板4は図のように上昇位置にあり、回転側軸受30の下方から取付ボルト41…を外す。これにより回転側軸受30は、円形リング状の状態で回転円板4の下面4bから外れる。
爾後、接続ボルト40…を外すことで、分割接続リング36,37は分割軸受リング31,32から外れ、双方31,32,36,37は分離される。
これにより、分割接続リング36,37、分割軸受リング31,32は夫々径方向外方に分離され、支軸周から取り外すことができる。
以上により、製麹室2内に配設された回転円板の軸受を、製麹室2の天井を外すことなく、製麹室内で分解し、支軸、回転円板から取り外してメンテナンスや交換等を行なうことができる。
従って、本発明においては、軸受の分解、除去、再組付け作業等が極めて容易であることが理解できる。
尚、本発明に係る回転円板式製麹装置において、軸受を固定側、回転側の各分割軸受リング、分割接続リングは、2分割したものとして説明したが、3分割したものでも良い。
本発明は醸造用の回転円板式自動製麹装置として好適である。
回転円板式製麹装置の概略を示す縦断面図である。 本発明に係る軸受構造の要部拡大縦断面図である。 固定側軸受の組み付け状態及び分解状態の斜視図で、説明の便宜上支軸の上半部を省略した図である。 回転側軸受の分解状態の斜視図である。 回転軸受の組立状態の斜視図である。 本発明に係る軸受の分解作業を示す説明的側面図である。 図6の7−7線断面図である。 特許文献1の図1の再掲図である。 特許文献1の図2の再掲図である。
符号の説明
1…回転円板式製麹装置、 2…製麹室、 3…支軸、 3a…大径な下半部、 3b…小径な上半部、 4…回転円板、4a…支持孔、 4b…回転円板の下面、 10…固定側軸受部材、 11,12…分割軸受リング、 14…凸部、 16…軸受面を構成する凹段部、 16a…スラスト軸受面、 16b…ラジアル軸受面、 19,20…分割接続リング、 30…回転側軸受部材、 31,32…分割軸受リング、 33…軸受面、 33a…スラスト軸受面、 33b…ラジアル軸受、 36,37…分割接続リング、 42…カバー。

Claims (2)

  1. 製麹室(2)内に縦設された固定支軸(3)を中心として回転可能な円板(4)を備える回転円板式製麹装置において、
    前記固定支軸(3)は、軸方向中間部で、大径の下半部(3a)と小径の上半部(3b)の境界部に段部(3c)を備え、
    前記固定支軸(3)の小径の上半部(3b)周で、段部(3c)上には、2個の半円状の分割軸受リング(11),(12)からなり、径方向に分割可能であり、接合して真円の軸受を構成する固定側軸受部材(10)を載置し、
    前記分割軸受リング(11)、(12)は断面横凸状であり、厚肉の矩形断面の基部(13)と、これの厚さ方向の中間部外周から径方向外方に突出する凸部(14)とを有し、該凸部(14)の上面の凹段部(16)でスラスト軸受面(16a)を構成し、肩部となる縦面でラジアル軸受面(16b)を構成し、前記基部(13)の下面(13a)を前記固定支軸(3)の段部(3c)の上面に載置して、前記分割軸受リング(11)、(12)の基部(13)を前記固定支軸(3)の段部(3c)に載置して着脱自在に固定し、固定側軸受部材(10)を構成し、
    前記円板(4)は、中心部に設けた支持孔(4a)を介して前記支軸(3)の小径部(3b)に回転自在に嵌合されており、前記円板(4)の支持孔(4a)の周辺部の下面(4b)には、回転側軸受部材(30)を脱着可能に取付け、
    前記回転側軸受部材(30)は、板状部材で形成された2個の半円状の分割軸受リング(31),(32)からなり、径方向に分割可能であり、接合して真円の軸受を構成し、下面のスラスト軸受面(33a)と、内周部のラジアル軸受面(33b)とを有する回転側軸受部材(30)であり、
    前記固定側軸受部材(10)のスラスト軸受面(16a)及びラジアル軸受面(16b)と、前記回転側軸受部材(30)のスラスト軸受面(33a)及びラジアル軸受面(33b)とを面相互で摺接させ、
    前記回転円板(4)の前記支持孔(4a)の周辺部上面にはオイルシール(45)を配置して前記固定支軸(3)の外周と支持孔(4a)との間をシールし、前記固定側軸受部材(10)、回転側軸受部材(30)の外側を、前記回転円板(4)に設けたカバー(42)で覆い、
    前記固定側軸受部材(10)及び前記回転側軸受部材(30)は、自己潤滑軸受部材で構成し、
    前記固定側軸受部材(10)を構成する分割リング(11)、(12)は、位相をズラせて重ね合せた接続分割リング(19)、(20)との接合で、リング状固定側軸受部材を構成し、
    前記回転側軸受部材(30)を構成する分割リング(31)、(32)は、位相をズラせて重ね合せた接続分割リング(36)、(37)との接合でリング状回転側軸受部材を構成するようにした、
    ことを特徴とする回転円板式製麹装置。
  2. 前記分割リング(11)、(12)、(31)、(32)及び接続分割リング(19)、(20)、(36)、(37)は、2分割された部材で構成したことを特徴とする請求項に記載の回転円板式製麹装置。
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