JP4726583B2 - 円筒状基体への塗布装置及び塗布方法、並びに電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
円筒状基体への塗布装置及び塗布方法、並びに電子写真感光体の製造方法 Download PDFInfo
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(2)「円筒状基体(15)外周面に塗料(11)を塗布した後、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間に生ずる塗料の繋がり部を切断する直前迄に塗布ロール(13)上の膜厚を徐々に減少させることを特徴とする前記第(1)項に記載の円筒状基体(15)への塗布方法」により達成される。
また、上記課題は、本発明の(3)「感光層を形成するための塗料(11)に浸漬された供給ロール(12)と、供給ロール(12)から汲み上げられた塗料(11)を円筒状基体(15)上に塗布するための塗布ロール(13)とを備え、前記塗布ロール(13)には、軸方向に切り欠き部(16)を設けたことを特徴とする前記第(1)項に記載のロール塗布方法を実施するロール塗布装置」、
(4)「前記塗布ロール(13)に偏芯形状のメータリングロール(14)を接触して設け、円筒状基体(15)への塗料塗布後にメータリングロール(14)が回転して塗布ロール(13)上の膜厚を順次減少させることを特徴とする前記第(2)項に記載のロール塗布方法を実施する塗布装置」により達成される。
また、上記(2)の塗料塗布方法においては、塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がり部を、塗布ロール(13)上に設けた切り欠き部(16)が通過して切断する際に、塗布ロール(13)上の塗料(11)膜厚を徐々に減少させるので、円筒状基体(15)表面には膜厚ムラ及び継ぎ目のない均一性に優れた塗膜を形成することが可能である。
また、上記(3)の塗料塗布装置においては、塗布ロール(13)上に設けた切り欠き部(16)にて塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がり部を切断できるので、高速移動可能な円筒状基体(15)移動装置を設ける必要もないし、塗布ロール(13)と円筒状基体(15)に回転差を生じさせて塗料の繋がり部を切断させるような精密な制御の必要もなく、低コストで簡単な構成の装置が可能である。
また、上記(4)の塗料塗布装置においては、偏芯形状のメータリングロール(14)を塗布ロール(13)と平行に接触することで容易に塗布ロール(13)上の膜厚を規制可能であり、メータリングロール(14)と塗布ロール(13)の間のギャップを精密に位置出しする必要もない。また、塗布ロール(13)上の膜厚は回転機構により偏芯形状のメータリングロール(14)を回転させるだけで減少させることができるので、精密な制御の必要もなく、低コストで簡単な構成の装置が可能である。
図1にその1例が非限定的に示されるように、本発明は、軸方向に切り欠き部(16)を設けた塗布ロール(13)を巧みに用いることを特徴とする。本発明によれば、円筒状基体(15)外周面に塗料(11)を塗布した後、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間に生ずる塗料の繋がり部を前記切り欠き部(16)により強制的に切断させることができる。
また、図2にその1例が非限定的に示されるように、塗布ロール(13)に偏芯形状のメータリングロール(14)を接するように配置し、円筒状基体(15)への塗料塗布後にメータリングロール(14)が回転して塗布ロール(13)上の膜厚を順次減少させることで継ぎ目のない均一な塗膜が円筒状基体(15)外周面に形成されることを特徴とする。図4には、塗布ロール(13)上の膜厚が順次減少されて後、切り欠き部により、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間にある塗料の繋がり部が強制的に切断される様子の1例が示される。
以上により、本発明は、軸方向に切り欠き部(16)を設けた塗布ロールを従来技術とは異なり、回転させながら塗料を円筒状基体(15)に円滑に塗布し、更には塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がり部を均一に切断させることが可能となる。
図5、図6及び図7には、本発明に係るロール塗布装置の他の装置例が示される。図5のロール塗布装置においては、塗布ロール(13)の切り欠き部(16)が、コの字形に形成されており、図6のロール塗布装置においては、塗布ロール(13)の切り欠き部(16)が、U字型に形成されており、図7のロール塗布装置においては、塗布ロール(13)の切り欠き部(16)が、V字型に形成されており、このように、本発明においては、塗布ロール(13)の切り欠き部(16)は、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間にある塗料の繋がり部を強制的に切断することができるものであればよく、また、鋭角なエッジ状稜線部が、少なくとも回転方向後端に設けられていることが好ましく、またさらに、残留塗工液の液溜まりとなる程度の(深い又は広い)溝形状のものとすることができる。
また、塗布ロール(13)には図1に示すような塗布ロール(13)軸方向に深さ5mm、幅およそ12mmの切り欠き部(16)が設けてある。
円筒状基体(15)は図示しない回転駆動装置に正逆回転可能なベアリングを有した保持機構を介して連結されている。これら回転保持機構部は塗布ロール(13)に対して平行に近接する移動装置に搭載されている。
塗料供給手段は感光層を構成するための塗料(11)を図1の供給ロール(12)下部のパンに貯液し、その塗料(11)の液面が供給ロール(12)の外周面の少なくとも一部に接触することのできる配置になるよう設置する。このことにより、回転する供給ロール(12)がパンに貯液される塗料(11)をその外周面に付着させて塗布ロール(13)へ供給することができる。
感光層を構成するための塗料(11)を供給ロール(12)下部のパンに貯液し、その塗料(11)の液面が供給ロール(12)の外周面の少なくとも一部に接触することのできる配置供給ロール(12)の回転により塗料が汲み上げられ塗布ロール(13)に転写された後、偏心となっているメータリングロール(14)の段差部によって最適な塗布量となるよう液量が調整される。
回転駆動装置により回転した円筒状基体(15)を移動装置により塗布ロール(13)へ近接して塗布ロール(13)上の塗料(11)を円筒状基体(15)へ塗布する。当初塗布ロール(13)と円筒状基体(15)の間隔は200μmに設定しているが、所定の膜厚とするために塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がりが維持されている状態で円筒状基体(15)を移動装置により900μmまで後退させる。
転移開始から円筒状基体(15)表面の塗料(11)が定常状態となりうる5秒間回転状態を維持した後、メータリングロール(14)を回転駆動装置にて回転させることで塗布ロール(13)上の塗料(11)膜厚は徐々に減少し、最終的に塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がり部膜厚を切断が開始する一歩手前の薄膜状態で維持できる。
この状態で塗布ロール(13)を回転させることで塗布ロール(13)に設けられた鋭利な切り欠き部(16)が塗布ロール(13)と円筒状基体(15)間の塗料の繋がりを瞬時に切断でき、円筒状基体(15)表面には均一な塗膜形成される。
12 供給ロール
13 塗布ロール
14 メータリングロール
15 円筒状基体
16 切り欠き部
Claims (4)
- 塗布ロール(13)に供給された塗料(11)を円筒状基体(15)に塗布する塗布方法において、円筒状基体(15)外周面に塗料(11)を塗布した後、塗布ロール(13)軸方向に設けた切り欠き部(16)が、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間に生ずる塗料の繋がり部を通過する際に、該塗料の繋がり部を強制的に切断させることを特徴とする塗布方法。
- 円筒状基体(15)外周面に塗料(11)を塗布した後、円筒状基体(15)と塗布ロール(13)との間に生ずる塗料の繋がり部を切断する直前迄に塗布ロール(13)上の膜厚を徐々に減少させることを特徴とする請求項1に記載の円筒状基体(15)への塗布方法。
- 感光層を形成するための塗料(11)に浸漬された供給ロール(12)と、供給ロール(12)から汲み上げられた塗料(11)を円筒状基体(15)上に塗布するための塗布ロール(13)とを備え、前記塗布ロール(13)には、軸方向に切り欠き部(16)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のロール塗布方法を実施するロール塗布装置。
- 前記塗布ロール(13)に偏芯形状のメータリングロール(14)を接触して設け、円筒状基体(15)への塗料塗布後にメータリングロール(14)が回転して塗布ロール(13)上の膜厚を順次減少させることを特徴とする請求項2に記載のロール塗布方法を実施する塗布装置。
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