JP2529703Y2 - ローラ用塗布材塗布装置 - Google Patents

ローラ用塗布材塗布装置

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JP2529703Y2
JP2529703Y2 JP40291U JP40291U JP2529703Y2 JP 2529703 Y2 JP2529703 Y2 JP 2529703Y2 JP 40291 U JP40291 U JP 40291U JP 40291 U JP40291 U JP 40291U JP 2529703 Y2 JP2529703 Y2 JP 2529703Y2
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昌章 大矢
嘉昭 金倉
智晴 峰尾
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はローラ外周に高粘性の液
体を塗布する塗布装置に係わり、特に電子複写機等の定
着ローラ等に用いられるゴム被覆ローラの製造装置に関
する。
【0002】
【従来技術】従来から電子複写機等のトナー定着部にお
いては、定着ローラと加圧ローラ間に通紙してトナー定
着を行っている。このような定着部に使用されるローラ
は弾力性が要求され、プライマー処理を施された芯金に
シリコーンゴムやフッ素樹脂等の弾力体層を形成し、そ
の上層にトナーとの離型性のよい数μm〜数100μm
厚のシリコーンゴム等のオフセット層を設けている。こ
れらの弾力体層、オフセット層の均一性は画質に直接影
響を与えるため、均一な厚さに形成されなければなら
ず、種々の方法が採用されているが、オフセット層の形
成は弾力体層上に塗布材を塗布し、乾燥後加硫して製造
している。塗布材の塗布は比較的簡単な装置で表面平滑
性が優れた塗膜が得られ、加硫後の処理が簡単なブレー
ド塗布法が採用されている。
【0003】ブレード塗布法は、軸を水平方向に配置し
たローラに間隙を持ってコーティングブレードを相対さ
せ、ローラとブレード間に一定量の塗布材を供給し、ロ
ーラを回転させて外周に塗布材を塗布した後、コーティ
ングブレードを後退させる。この時塗布材の粘性や供給
量により塗膜の一部に偏肉部が生じ、即ち塗布材の供給
量が多い時は第7図に示すように塗布膜1に肉厚部2が
生じ、塗布材を余剰分なく供給すると第8図に示すよう
に欠損部3が発生し、均一な膜厚が得られなかった。
【0004】そのため本考案に係る出願人はコーティン
グブレードの塗布材を塗布する際、保持する部分の第1
ブレードと、ローラ外周の塗布材を均一にならして塗布
する刃の部分の第2ブレードとに分割した塗布装置を発
明した(特願平2−37948号)。
【0005】
【考案が解決すべき課題】分割したコーティングブレー
ドによりローラ外周に塗布材を平滑に塗布するのに、余
剰の塗布材を第1のブレードを取り外した部分に収容し
てローラ外周面に偏肉部ができないようにしていた。し
かしながら、塗布材はコーテイングブレード上に僅かな
がら残っており、塗布を終了するのにローラ外周面から
コーティングブレードを旋回させるか後退させるかして
強制的に離す必要があった。このタイミングによりコー
ティングブレードの離し目が不安定で品質にバラツキが
生じてしまうのは避けられなかった。
【0006】本考案は上記の欠点を解消するためになさ
れたものであって、コーティングブレードをローラ外周
から強制的に離す操作を行なわなくとも塗布材の塗布を
終了させることができるため、コーティングブレードの
離し目が生じない高品質な製品を歩留りよく製造するこ
とができるローラ用塗布材塗布装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案のローラ用塗布材塗布装置は、軸を水平方向
に配置したローラを一定速度で回転させる駆動機構と、
回転される前記ローラの外周に所定の間隔を有して配置
され前記ローラの外周に塗布材を均一に延伸するコーテ
ィングブレードとを設けたローラ用塗布材塗布装置にお
いて、前記コーティングブレードは前記ローラ外周に塗
布する塗布材を保持する斜面を備えた第1のブレード
と、前記第1のブレードを嵌合しかつ前記第1のブレー
ドが取り外された時余剰の前記塗布材を収容する凹部及
び前記余剰の塗布材を前記凹部に誘導する水平面または
前記凹部へ傾斜した誘導面を備える第2のブレードとを
設けたものである。
【0008】
【作用】ローラ用塗布材塗布装置は、水平に配置された
ローラの外周に塗布する塗布材を保持する第1のブレー
ドと、第1のブレードを嵌合する凹部を備えた第2のブ
レードとから成るコーティングブレードを備える。回転
するローラの外周に第1のブレードで保持される塗布材
を供給しながら塗布を行なった後、第1のブレードを取
り外して空間になった第2のブレードの凹部に余剰の塗
布材を収容するようにする。この時第2のブレードのロ
ーラ外周に対向する刃の部分は水平または凹部に向って
傾斜した誘導面を備えるため、自然に余剰塗布材を凹部
に誘導する。塗布材は凹部に自然に落下するため、第2
のブレードを強制的に旋回したり後退させずに塗布を終
了させることができ、従って偏肉が生じず、しかもコー
ティングブレードを離すタイミングを図る必要がないた
め、非常に歩留りよくローラを製造することができる。
【0009】
【実施例】本考案のローラ用塗布材塗布装置を適用した
一実施例を図面を参照して説明する。図1において、ロ
ーラ用塗布材塗布装置Sは、軸4が水平に配置され、一
定速度で回転するモータ等の駆動機構5に接続される。
プライマー処理された芯金上にフッ素等から成る弾性体
層を設けたローラ6の外周に間隙7を持って配置される
コーティングブレード8が備えられる。コーティングブ
レード8は図示しない水平駆動機構及び回転機構に接続
され、塗布形成される塗膜の所望の膜厚により間隙7を
調整されて配置されると共に塗布膜から後退できるよう
になっている。この間隙近傍に塗布材9を供給する供給
体10に接続されたノズル11が設けられ、供給体10
からバルブ12を自動あるいは手動で作動させ所望量の
塗布材9が供給されるようになっている。
【0010】ここで本考案の特徴であるコーティングブ
レード8は図2に示すように、塗布材9をローラ及びコ
ーティングブレード8間で保持する斜面81を有する第
1のブレード82と、第1のブレード82を嵌合する凹
部83を備えた第2のブレード84とから成る。第1の
ブレード82は図示しない回転機構に接続され、第2の
ブレード84から回転して外されると、第2のブレード
84の凹部83に空間が生じるようになっている。第2
のブレード84のローラ6外周に対向する刃部85はロ
ーラ6の軸4と平行な水平面86を備える。または図3
に示すように、第2のブレード84の先端部分にローラ
6の軸4と平行かつ凹部83に向って傾斜して塗布材9
を凹部83に誘導する誘導面87を備えるようにしても
よい。
【0011】以上のような構成の塗布装置を用いてロー
ラ外周に塗布材の塗布を行う塗布方法を説明する。塗布
材9の供給体10からバルブ12を手動あるいは自動で
開閉して所定量の塗布材9をノズルからコーティングブ
レード8上に落下させる。この時ノズル11は図示しな
い水平移動機構により移動され、軸方向に均一に塗布材
9がコーティングブレード8とローラ6間に供給される
ようになっている。コーティングブレード8はローラ6
の外周に所定間隔(塗布厚)を有して配置され、第2の
ブレード84の凹部83に第1のブレード82を嵌合さ
せてあり(図2、図3)、塗布材9は第1のブレード8
2の斜面81とローラ6間で保持される。駆動機構5
(図1)を作動させ図4に示すようにローラ6を右回転
させ、ローラ6外周に塗布材9を塗布する。塗布材9が
ほぼローラ6外周に塗布され第1のブレード82を図示
しない回転機構により回転させて第2のブレード84か
ら取り除き、凹部83に空間を生じさせると、図5に示
すように水平面86または誘導面87により、余剰の塗
布材9は凹部83に収納される。さらにローラを1回転
させると図6に示すように余剰の塗布材9は全て水平面
86あるいは誘導面87から凹部83に収納され、ロー
ラ6外周から切れるため、第2のブレード84を後退さ
せる。余剰の塗布材9は簡単に除去されるため、塗布の
ためローラ6を1回転させれば均一に塗布できる。
【0012】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のローラ用塗布塗布装置は、コーティングブレードの
刃部に水平面または誘導面を設けたため、余剰の塗布材
をローラの塗布膜から簡単に除去できコーテイングブレ
ードをローラから離すタイミングを図る必要がなく、ロ
ーラを1回転すれば均一な塗布ができ、歩留りのよい高
品質なローラの製造を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のローラ用塗布材塗布装置の一実施例を
示す構成図
【図2】図1に示す一実施例の要部を示す図
【図3】図1に示す一実施例の要部を示す図
【図4】ローラの塗布材塗布方法を説明する図
【図5】 ローラの塗布材塗布方法を説明する図
【図6】ローラの塗布材塗布方法を説明する図
【図7】従来例を示す断面図
【図8】従来例を示す断面図
【符号の説明】
4・・・・・・軸 5・・・・・・駆動機構 6・・・・・・ローラ 7・・・・・・間隙 8・・・・・・コーティングブレード 9・・・・・・塗布材 81・・・・・・斜面 82・・・・・・第1のブレード 83・・・・・・凹部 84・・・・・・第2のブレード 86・・・・・・水平面 87・・・・・・誘導面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸を水平方向に配置したローラを一定速度
    で回転させる駆動機構と、回転される前記ローラの外周
    に所定の間隔を有して配置され前記ローラの外周に塗布
    材を均一に延伸するコーティングブレードとを設けたロ
    ーラ用塗布材塗布装置において、前記コーティングブレ
    ードは前記ローラ外周に塗布する塗布材を保持する斜面
    を備えた第1のブレードと、前記第1のブレードを嵌合
    しかつ前記第1のブレードが取り外された時余剰の前記
    塗布材を収容する凹部及び前記余剰の塗布材を前記凹部
    に誘導する水平面または前記凹部へ傾斜した誘導面を備
    える第2のブレードとを設けたことを特徴とするローラ
    用塗布材塗布装置。
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