JP2784067B2 - 弾性ローラ表面の塗布液塗布方法 - Google Patents

弾性ローラ表面の塗布液塗布方法

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JP2784067B2 JP1305590A JP30559089A JP2784067B2 JP 2784067 B2 JP2784067 B2 JP 2784067B2 JP 1305590 A JP1305590 A JP 1305590A JP 30559089 A JP30559089 A JP 30559089A JP 2784067 B2 JP2784067 B2 JP 2784067B2
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和久 石川
昌章 大矢
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は弾性ローラの表面に塗布液を塗布する方法に
関し、特に電子複写機、レーザービームプリンター等の
定着ローラや現像用ロールの表面層の形成方法に係る。
[従来の技術及び発明が解決すべき課題] 従来から電子複写機等のトナー定着部においては、定
着ローラと加圧ローラ間に通紙してトナーを定着させて
いる。このような定着部に使用されるローラは弾力性が
要求され、プライマー処理を施された芯金にシリコーン
ゴムやフッ素樹脂等の弾力層を形成し、その上層に通常
マイナスに帯電しているトナーとの離型性のよいオフセ
ット層を設けていた。また、現像ロールにおいてはウレ
タンやEPDM、NBR、シリコーン等にカーボンブラック、
金属粉等の導電性部材を混入して構成された弾力層の上
に、ポリウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、スチレン・ブタジエン樹脂等
に導電性カーボンブラック、金属粉等の導電性部材を混
入して構成された導電性塗料を塗布して成形している。
これらの表面層の形成にあたっては、塗布液とスプレ
ー塗布法、浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロール塗布法
等の方法により弾性体層上に塗布し、乾燥後研削あるい
は無研削により製造していた。
しかし、スプレー塗布法では塗布液によってはスプレ
ーガンより噴出した塗布液が塗布面に達するまでに溶媒
が蒸発してしまい固形分濃度が均一でなくなり、塗布面
上で固形分が不均一に固化してしまい、均一な分散が得
られないという事態が発生することもしばしばであり、
また使用可能な塗布液の粘度範囲が100cp以下と狭めら
れていた。また、均一に塗布がなされても塗布面の粗さ
がそのまま塗膜に表われてしまい平滑な塗膜を得るため
には事前に塗布面を平滑にするか、あるいは塗布膜成形
後研削する必要があった。また厚い膜厚が要求される場
合は何度も反復して塗布回数を増すなどして対応しなけ
ればならず、生産性も非常に悪かった。また浸漬塗布に
おいては塗布液の粘度、表面張力、密度等の物性によっ
て塗布条件を決定する必要があり、塗布液の調整が非常
に困難であって高粘度の塗布液を塗布するのは時間がか
かり歩留りが悪かった。また塗布液の均一塗布を行うた
め、ドクターナイフのようなブレードを使用したり、弾
性ローラを回転させながら塗布を行うロール方式も採用
されてはいたが、塗布液面からローラやブレードが離れ
る瞬時に他の部分より厚肉部が生じてしまいμm単位の
膜厚の均一性は得難いものであった。
本発明は上記の欠点を解消するためになされたもので
あって、本発明はローラ表面に均一な塗膜を短時間で簡
単に形成し、しかも塗布液の粘度も高範囲なものが使用
でき、形成される表面を研削しなくても平滑な表面が得
られる塗布方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明の弾性ローラ表面の
塗布液塗布方法は、弾性ローラが長手方向に挿通可能な
開口部を有し該開口部に向かって径が徐々に狭められる
形状のテーパ部を有するダイスを備えた浸漬槽に塗布液
を満たした後、開口部に弾性ローラを挿入し、該弾性ロ
ーラと浸漬槽を相対的に移動させてローラ表面に塗布液
を塗布する。
[作用] 本発明の弾性ローラ表面の塗布液塗布方法は、塗布液
を満たした浸漬槽にテーパ部を持って開口部を細くした
ダイスを取着させ、この開口部に弾性ローラを長手方向
に挿入し、弾性ローラ表面に塗布液を塗布させる。ダイ
スがテーパ部を有して浸漬槽に取着されるため、開口部
に行く程圧力がかかるようになっており、従って空気が
塗布液中に混合されていても空気を排除して塗布するこ
とができる。しかも塗布液の濃度も広範囲なものが使用
でき開口部の大きさにより塗布膜の厚さも調整でき、短
時間で塗布することができる。
[実施例] 本発明の弾性ローラ表面の塗布液塗布方法を適用した
塗布装置の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、塗布液1を満たした浸漬槽2の底面
3には基台の突出部5が嵌合される穿孔6が設けられ、
穿孔6の周囲には塗布液1の液だれ防止のためのパッキ
ング材7が装着される。浸漬槽2の底面3近傍には塗布
液1の供給系(図示せず)に接続された供給口8が設け
られ常時浸漬槽2が塗布液1で満たされるようになって
いる。また基台4の突出部5の上面には芯金9上に弾性
体層10を形成された弾性ローラRが係合する穿孔11が設
けられ、穿孔11に芯金9を挿入することで弾性ローラR
が垂直に固定されるようになっている。さらに、弾性ロ
ーラRの芯金9中にシャフト12を挿入し、基台4に設け
た嵌合穴13と弾性ローラRの芯金9の上端に接する部位
にそれぞれストッパー14及び15を設けシャフト12及び弾
性ローラRを固定するようにしてもよい。また、浸漬槽
2にはダイス16が装着され、ダイス16は浸漬槽2に設置
される部位でテーパ部17を形成し、開口部18に向って径
が除々に狭められるような形状を有する。開口部18は弾
性ローラRが摺動自在であってかつ弾性ローラR上に所
望の厚さの塗膜が塗布されるような径を有する。
以上のような構成の塗布装置を用いた塗布方法を説明
する。
表面に弾性体層10を形成した弾性ローラRの芯金9中
に基台4の嵌合穴13にストッパー14を装着させて設置し
たシャフト12を挿入させると共に基台4の突出部5に設
けた穿孔11に芯金9を挿入しストッパー15により弾性ロ
ーラRを垂直に固定させる。塗布液1を満たした浸漬槽
2にはテーパ部17を有し所望の厚さの塗布液が塗布され
るような径の開口部18を備えたダイス16が装着される。
そして第2図に示すように浸漬槽2を弾性ローラRの最
上端まで引き上げた後下降させる。ダイス16の開口部18
により所望の膜厚の塗布膜19が弾性ローラRの上端から
表面上に形成される。浸漬槽2が第1図に示す位置まで
下降すれば弾性ローラRの表面に均一な膜厚の塗布液1
の塗膜が形成される。浸漬槽2の下降時には、ダイス16
のテーパ部17により塗布液1が浸漬槽2中より塗布膜形
成される時点の方が大きな圧力を受けることになり空気
等の巻き込みを生じない。また、塗布膜19を形成する前
の浸漬槽2を上昇させる時はパッキング材7を装着させ
てあるため、基台4の突出部5及び弾性ローラRの表面
に塗布液1が残留せず汚れ等が発生しない。また、浸漬
槽2は塗布液供給系に接続されているため、常時塗布液
が供給され塗布液の扱いも非常に簡単に行うことができ
る。
ここでは弾性ローラRを垂直に固定して塗布を行う説
明をしたが弾性ローラRの長手方向を水平に支持して同
様の塗布装置を用いて行ってもよい。
また、以上の説明は塗布液を満たした浸漬槽を移動さ
せる方法の説明であるが、第3図に示すように塗布液1
を満たした浸漬槽20に同様のダイス160を設け、開口部1
80から芯金9にキャップ90を装着した弾性ローラRを挿
入し、浸漬槽20は固定したまま弾性ローラRを引き上げ
塗膜を形成するようにしてもよい。
いずれの方法によっても浸漬槽に塗布液を満たしてお
くため、塗布液の粘度も1〜5000cpの広範囲のものが使
用可能であって均一な膜厚の塗布膜を短時間で塗布する
ことができる。
[具体例] 開口部内径φ18.8mmのダイスを設置した浸漬槽に粘度
120cpのスパレックスDH20Z313(商品名:日本ミラクト
ラン(株)社製)を供給し、垂直に保持され予めプライ
マー理された外径φ17.8mmのシリコーゴムローの上端よ
り浸漬槽を10mm/secの速度で落下させた。塗布後70℃の
恒温槽に2時間放置し乾燥を行って得られた塗布膜は膜
厚100μm±10μm、表面粗さが3μmRz以下、振れが0.
1mm以下の均一な膜圧、表面が平滑な良好な弾性ローラ
を得た。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の弾性ロー
ラ表面の塗布液塗布方法によれば、塗布液を満たした浸
漬槽にテーパ部を有したダイスを装着させ、ダイスの開
口部は所望の膜厚で塗布できる径にして弾性ローラと浸
漬槽を相対的に移動させて塗布を行うため、広範囲な粘
度の塗布液を使用することができ、しかも簡単に短時間
で処理することができる。処理液の取扱いも簡単で非常
に効率よく塗布できるため歩留りのよい弾性ローラを製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の弾性ローラ表面の塗布液塗
布方法を適用した一実施例の塗布装置の構成図、第3図
は他の一実施例を示す図である。 1……塗布液 2……浸漬槽 16……ダイス 17……テーパ部 18……開口部 R……弾性ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−67264(JP,A) 実開 昭60−41953(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/18 - 1/26 B05D 7/00 - 7/20 B05C 3/00 - 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性ローラが長手方向に挿通可能な開口部
    を有し該開口部に向かって径が徐々に狭められる形状の
    テーパ部を有するダイスを備えた浸漬槽に塗布液を満た
    した後、前記開口部に前記弾性ローラを挿入し、該弾性
    ローラと前記浸漬槽を相対的に移動させて前記弾性ロー
    ラ表面に前記塗布液を塗布することを特徴とする弾性ロ
    ーラ表面の塗布液塗布方法。
JP1305590A 1989-11-24 1989-11-24 弾性ローラ表面の塗布液塗布方法 Expired - Lifetime JP2784067B2 (ja)

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