JP4725876B2 - データ引き渡し装置 - Google Patents

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Description

Figure 0004725876
技術分野
この発明は、ユーザーによって任意に選択され、表示装置に表示される文書、画像、音声を視覚化した波形グラフなどの表示対象上に於いて、入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡すための処理を行なうに際して、引き渡し先情報または表示対象の識別情報を表示対象の側から取得するようにした、データ引き渡し装置、データ引き渡し方法、データ引き渡しプログラムを記録した記録媒体及び表示対象を記録した記録媒体に関するものである。なお本願は、当出願人に係る特願平10−320055号、特願平10−377205号及び特願平11−377485号の出願を踏まえ、その後の研究の成果を世に問おうとするものである。
背景技術
特願平10−320055号、特願平10−377205号及び特願平11−377485号の中で、「ユーザーが任意に選択し表示させた文書や静止画像、また動画や音声を時系列的に視覚化した進行グラフ、などからユーザーが任意に範囲指定した文字列や画像の一部やグラフの一部等のデータを、クリップボードや他のアプリケーションプログラムへ引き渡す際の操作性を良好にすること」を課題として、「入力デバイスによるスイッチ操作が行なわれた時の座標が、このスイッチ操作に先立つ入力デバイスによる範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にある場合には、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡す」という考えを説明した。
データの引き渡し先としては、テキストエディタ、HTMLエディタ、Web検索エンジンの他、辞書検索装置、電子メール、クリップボード等を自由に上げることが出来る。また操作性に付いては、任意範囲を指定してその範囲内で入力デバイスによるスイッチ操作が行なわれた場合に指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡す、という方式を採用すると、範囲指定のやり直しが何度でも出来、この指定で良いと思ったら引き渡し先へ渡せるため、誤りの少ないデータ指定が可能と成っている。またこの方式によれば、引き渡し先へ渡すまでの操作が単純で誰にでも容易に行なえ、短時間で済むのも特長と成っている。またこの操作を繰り返す場合には連続性がある点で他の方式よりも優れている。またこのような指定範囲内のデータの引き渡し先がWWW(World Wide Web)の検索エンジンの場合では、マウスなどの一般的なポインティングデバイスを用いてハイパーテキストのリンク箇所をクリックするのと同一のスイッチ(即ち2ボタンマウスならば左側の第1ボタン)で範囲指定操作を行ない、この指定範囲上を先と同一のスイッチでクリックして指定範囲内のデータを引き渡すという操作方法としたことによって、リンク箇所をクリックするのと全く同じ操作性を実現することが出来た。なおこの方式は、OSが基本機能として備えているもの、マウスドライバ、アプリケーションプログラム、またアプリケーションプログラムへ組み込むプラグインソフト、などとして実現可能であった。
この他、検索エンジンにキーワードを渡すために2ボタンマウスを使用し、左ボタンによる範囲指定でキーワードを選択し、この指定範囲上で右ボタンをクリックしてメニューを表示させ、メニュー上に現われる検索エンジンにキーワードを渡すというものがある。これは指定範囲内のテキストデータに付いてコピーやペーストコマンドを実行するのと同じ操作性のものである。また範囲指定操作の最後に起こるスイッチを離す操作によりメニューを表示させ、メニュー上に現われる検索エンジンにキーワードを渡すというものがある。これによれば範囲指定操作が終わると直ちにメニューが表示されるため誤りのない範囲指定操作が要求される。また欧文のように単語をスペースで区切る形式のテキストに付いては、キーボードのAltキーを押しながら、単語の上でマウスのスイッチを押すと、スペース間の単語を認識して検索エンジンに渡すというものがある。単語の上でマウスのスイッチを押すだけでその単語の文字認識を行なうものもある。これ等によればフレーズを選択することは出来ず単語のみ引き渡しが可能である。
上記技術によれば、幾つもあるWWWの検索エンジンの内の特定のサイトを、指定範囲内のデータの引き渡し先に指定している。或いは幾つかの検索エンジンの中から一つを選択して固定出来るようにしたものもある。
上記技術はその殆どのものでユーザーが使用するWWWブラウザやそのプラグインソフトウェアで引き渡し先が固定的に設定されている。従って幾つかの引き渡し先からメニューを通じて選択し得る場合に限って、ユーザーに僅かな自由が与えられているだけであり、WWWページの制作者が自前の検索エンジンを所有して、自分のどのページ上からでもキーワードを取った場合には自分のサイトを引き渡し先に指定して検索するように、などと言う指定をすることは殆ど不可能であった。即ち、どのような場合であっても、必ず指定の検索エンジンに戻ってインデックスの全体を参照するグローバルな検索をしなくてはならなかったのであり、たどり着いたサイトの中だけを次々とサーフィンし続けるなどということは出来なかったのである。
WWWページの制作者の真の気持ちとしては、自己のサイトサーチをしてもらいたいのである。更にこのサイト上で、自身が管理する検索サーバ、推奨する他サイト上の検索サーバ、推奨する事典辞書の検索サーバ、Yahoo!(商標である)などの推奨サーチエンジン、等々を自由に選んで引き渡し先に指定したいものである。更に広範囲にはユーザーがテキスト文書、HTML・XML文書、画像、音声を視覚化した波形グラフ、等々の表示対象にアクセスした場合には、これ等の表示対象の制作者が意図した引き渡し先が自動的に選択されるようにしたい。この発明はこのような問題を解決するものである。
なお特にインターネットでは、アクセス可能な資源の爆発的な増大という事態に見舞われており、様々な検索エンジンが利用できるようになってきたが、よく使われるキーワードでは、検索結果が数万件にも及ぶことがある。これらリンク先を一つ一つ見て行くのは至難の技であり、本当に必要なのはその中のごくごく僅かなリンク先のみであることが多い。そうであれば自分の好みのまたは自分に必要なドキュメントをローカルに所有し、そこを検索対象としてもよいはずである。百科辞典などではCD−ROMとして販売されているものを購入してもよいであろう。これによりローカルの記憶装置には自己或いはグループにとり本当に必要なもののみを所有することができるから、検索結果についての知的オーバーヘッドが防げる。また教育の現場にあっては、インターネット上に存在している好ましくないと思われるサイトに接続することをよしとしない場合が多い。そのような場合に、学校で必要なデジタルライブラリを全てローカルに、或いは幾つかの教育機関が共用し得るサイト上に構築しておくことも一手である。
このようにローカルに蓄積されたドキュメントをブラウジングさせる際にも、蓄積管理者としてはローカルに設置した検索サーバが引き渡し先として自動的に選択されるようにしたい場合がある。つまり、このサイトへ来たならばこの中をブラウジングし続けて欲しい、しかし出るのは自由である、というような環境を提供したい。
発明の開示
解決手段1
この発明のデータ引き渡し装置およびデータ引き渡し方法は、ユーザーが任意に指定した表示対象を表示装置に表示すると共に、この表示対象の側からデータの引き渡し先情報を取得し、表示対象上に於てユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータを前記引き渡し先情報に基づき引き渡し先へ渡すようにしている。この表示対象がデータの引き渡し先情報を有する場合にはそれが取得される。或いはこの表示対象の送信元が例えばWWWサーバであり、このWWWサーバからデータの引き渡し先情報が送られるように設定されているものでは、この表示対象の側であるWWWサーバからデータの引き渡し先情報を取得するようにすればよい。従ってユーザーが入力装置を用いてデータの指定を行なうと、先に取得した引き渡し先情報に基づいてデータを引き渡し先へ渡すことが出来、その表示対象の制作者や情報の蓄積管理者の意図を検索結果に反映させることが出来る。これは例えばあるWWWサーバが検索サーバを所有しており、自サイト内のコンテンツに付いて検索機能を提供している場合などが該当する。即ちどのページ中から得られたキーワードでも、このサイト内を検索先に指定して検索させることが出来る。また辞書検索サーバを所有している他のサイトを検索先に指定して検索させるようにすることも可能である。従って個々のサイトが自サイト専用の検索エンジンを所有し、従来のディレクトリサーバに頼ることなく検索結果を返すことが出来、而も結果のページをダイナミック且つインタラクティブに構成することさえ可能と成っている。なおインデキシングに付いて、前出願ではエージェント言語を用いて移動エージェントを構築し、他のエージェントとの間で分散協調を行なうことに付いて触れた。
検索サーバ次第では、特定のキーワードを受け取った場合には、特定の結果を意図的に追加して返すようなことも可能である。前出願では「目次だけの本」に付いて触れたが、目次または目次の一部をキーワードとした場合に、それに対応付けてコンテンツを準備することが可能である。ユーザー・プロフィールをキーワードと共に受信して、ユーザーの興味に沿うように検索結果のページを生成し表示するようにしてもよい。なおキーワードは文字列に限定されず、ユーザーが任意に選択し表示させた静止画像、また動画や音声を時系列的に視覚化した進行グラフ、などからユーザーが任意に範囲指定した画像の一部やグラフの一部等のデータ等々が自由に取り扱い得る。
上記で表示対象からデータの引き渡し先情報を取得すると言う場合、コメント記号やタグを使用して不可視と成るように記載されたURLなどのアドレスや、WWWブラウザのアドレス入力欄に表示されたアドレスを取得することを言う。あるいはまたIPアドレスとパス部とから成るアドレスを使用する場合もある。また引き渡し先情報が書かれた初期化ファイルをダウンロードして使用し、その中から引き渡し先情報を取得する設計が可能である。或いは表示対象を送信して来たWWWサーバから取得することもある。また引き渡し先情報は一つとは限らず複数を取り扱い得るようにすることが出来る。引き渡し先情報が不完全な場合にはそれを補足したり、冗長な場合にはアンカータグのパス名表記の規則に則り不要部分を切断するなどの加工が出来るように設計しても良い。これに付いては後述の手段5でも触れることとする。更にユーザー側でURLに一対一対応する識別記号の対照表を持つようにし、WWWページなどの表示対象にこの識別記号を書き込んで貰い、対照表を参照してこの識別記号からデータの引き渡し先情報を解決(resolve)するように設計することが出来る。
またこの発明の、入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡すプログラムを記録した記録媒体は、表示対象からデータの引き渡し先情報を取得して、表示対象上に於いてユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータを前記引き渡し先情報に基づき引き渡し先へ渡すプログラムを記録している。従って当該プログラムによるデータの引き渡しは、先に取得した引き渡し先情報に基づいてそのデータの引き渡し先が決定される。
解決手段2
次にこの発明のデータ引き渡し装置およびデータ引き渡し方法は、ユーザーが任意に指定した表示対象を表示装置に表示すると共に、この表示対象からデータの引き渡し先情報と表示対象の識別情報とを取得し、表示対象上に於てユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータと前記識別情報とを前記引き渡し先情報に基づいて引き渡し先へ渡すようにしている。この表示対象がデータの引き渡し先情報と表示対象の識別情報とを有する場合には、それが取得される。例えば、この表示対象が置かれているサイトに関する検索用のインデックスを所有する検索エンジンが、この表示対象中の引き渡し先情報で指定されていれば、これに基づいて指定されたデータをこの検索エンジンへ渡すのであるが、この際表示対象の識別情報を付けて引き渡すようにする。この識別情報によって、検索エンジンはこのサイトのサイトサーチを行ない、この結果を返してくれる。一般的な検索エンジンでは、インターネットの全体や特定の言語を使用しているネットワークから広範囲にWWWページを収集し、作成したインデックスの全体を対象としたグローバルサーチを行なうが、ここでは識別情報に一対一対応するサイトのインデックスのみが参照されてサイトサーチが行なわれる。例えば或るインターネットサービスプロバイダに所属する或るユーザー所有のWWWページの全体というようなサイトサーチが可能に成る。従ってユーザーはこのサイトの表示対象から取ったキーワード等に係る他の資料をこのサイト内で探すことが出来る。よってこのサイトのオーナーにはサイトの充実という課題が与えられることに成る。
データの引き渡し先は、表示対象が置かれているサイトのインデックスを管理しているインデックスサーバと協調して動作するディレクトリサーバが指定される。このようなディレクトリサーバは一つとは限られず、複数の場合も考えられる。この時に付加される表示対象の識別情報は、その表示対象が置かれたサイトのURL(Uniform Resource Locator)とするが、これに限定されずディレクトリサーバがサイトを登録するようにし、サイトに一対一対応する識別情報を付与してこの対応関係表を参照するように設計すれば、この識別情報からURLを解決することが出来る。また特にサイト登録を行なう場合では、例えばアンカータグ<A HREF=”スキーム名://ドメイン名/パス名/”></A>のどのパス部からどのパス部までをサイトサーチの対象とするか、或いはドメイン名のグループ設定、閲覧を許可しないパス部の設定、等々が自由に決められるという利点がある。なおこの発明では検索サーバをディレクトリサーバと呼称している。インターネット上で一般的な検索サーバではスパイダーと呼ばれるサーチロボットを使用してURLの収集を行ないインデックスを作っているが、収集されたURLはカテゴリー毎に分類されて提供されることが多いためである。従ってここではカテゴリー分けしていない検索サーバをも含めてディレクトリサーバと総称している。なお検索(サーチ)エンジンと言う用語が用いられる場合もある。
またこの発明の、入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡すプログラムを記録した記録媒体は、表示対象からデータの引き渡し先情報と表示対象の識別情報とを取得し、表示対象上に於てユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータと前記識別情報とを前記引き渡し先情報に基づき引き渡し先へ渡すプログラムを記録している。従って、当該プログラムによるデータの引き渡しは、先に取得した引き渡し先情報に基づいてそのデータを引き渡し先が決定されると共に、先に取得した表示対象の識別情報は指定されたデータに付加される。
解決手段3
次にこの発明のデータ引き渡し装置およびデータ引き渡し方法は、ユーザーが任意に指定した表示対象を表示装置に表示すると共に、この表示対象から表示対象の識別情報を取得し、表示対象上に於いてユーザーによる入力装置を使用したデータの指定が行なわれた時に、このデータと前記識別情報とを所定の引き渡し先へ渡すようにしている。ここではこの表示対象が置かれているサイトに関する検索用のインデックスを所有する検索サーバが予め決定しており、即ちデータの引き渡し先が決定しており、指定されたデータをこの検索サーバへ渡す際に表示対象の識別情報を付けて引き渡すようにしたものである。検索サーバ側ではこの識別情報に一対一対応するサイトのインデックスのみが参照されてサイトサーチが行なわれる。従ってこの発明を用いたサイトサーチ専用のディレクトリサーバサービスを提供することが出来る。更にサイトの登録を行なうようにすると手段2で説明したような理由から都合が良い。なおサイトサーチが主目的ではあるがここで管理されている全てのサイトを横断的にサーチする、即ち全インデックスをサーチ対象として良いことは言うまでもない。
またこの発明の、入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡すプログラムを記録した記録媒体は、表示対象から表示対象の識別情報を取得し、表示対象上に於てユーザーによる入力装置を使用したデータの指定が行なわれた時に、このデータと前記識別情報とを所定の引き渡し先へ渡すプログラムを記録している。従って、当該プログラムによるデータの引き渡しは、予め決めておいた検索エンジンに対し、表示対象の識別情報を付加して行なわれる。
解決手段4
次にこの発明のデータ引き渡し装置およびデータ引き渡し方法は、ユーザーが任意に指定した表示対象を表示装置に表示すると共に、この表示対象からデータの引き渡し先情報を取得し、表示対象上に於てユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれる時に、このデータを前記引き渡し先情報に基づいて引き渡し先へ渡すか、または各々検索エンジンを備えて連鎖的に接続されるネットワークへ渡すか、を選択可能に提示し、選択された引き渡し先へ前記指定されたデータを渡すようにしている。yahoo!(商標)等のディレクトリサービスを引き渡し先としたりネットワークを引き渡し先とするグローバルサーチに於いては、広く検索出来ても深く検索することは出来ない。というよりは、或る特定のサイトのリストは全リストの中に埋もれた状態となり、極めて見付けにくいのである。既に述べたように捜し当てたサイトの中だけを次々と検索し続けたいのであるが(サイトサーチ)、これまではただ従来型検索エンジンのディレクトリリスティング(グローバルサーチ)を繰り返すのみであった。即ちディレクトリリスティングからファイル名を指定して表示対象を表示し、その中で検索対象に選んだ用語を、再びグローバルサーチに掛けるのではなく、そのサイト内で検索したいのである。或いは、サイトサーチの結果が0件になって初めてグローバルサーチへ戻る、と言う検索テクニックを提供したい。各々検索エンジンを備えて連鎖的に接続されるネットワーク(所謂ピアツーピアなネットワーク)に付いても同様であって、たどり着いたサイト内を深く隈なく調べることをしたいのである。手段4はそれを可能にしている。なおこの発明の他の手段に於いても、ピアツーピア(peer to peer)なネットワーク上でたどり着いたサイト内を深く隈なく調べ得るように設計することが可能である。
前記指定されたデータの引き渡しの時に、各々検索エンジンを備えて連鎖的に接続されるネットワークか、前記引き渡し先情報に係るサイトか、を選択可能に提示している。前記ネットワークへ渡した場合にはディレクトリリスティングを行なうグローバルサーチに掛けられる。これによってある表示対象に行き当たりその表示対象がデータの引き渡し先情報を有している場合には、サイトサーチの可能性が生ずる。従ってそのサイト内だけを検索したいと考えた場合には、前記引き渡し先情報を選択的に使用することに成る。なお手段1では、WWWサーバとは限らないが情報提供サーバが検索サーバを所有しており、自サイト内のコンテンツに付いて検索機能を提供している場合を取り上げたが、このような情報提供サーバが同様の構成の他の情報提供サーバに接続し、これ等が常時ではないにせよネットワークを構成していれば、このネットワークを対象にしてクエリーを最適にフォワーディングし合いながらグローバルサーチを行なうことが出来る。なお自身がサーバでありクライアントであるものを、サーバントと呼称するが、ピアツーピアで接続したサーバントからURLなどの引き渡し先情報を受けた際に、これを検索用の引き渡し先アドレスに変換する必要があれば、ネットワーク全体で共通の変換方法を定めておくようにする。なおまたサーバントはローカル検索を行ない得るようにしても良い。上記ネットワークでは前に見たコンテンツが不明になることも多々あるため、ローカルに保存しておくと対処出来るからである。
解決手段5
次にこの発明のデータ引き渡し装置は、表示対象を表示するための表示装置、表示対象上に於いてデータを指定するための入力装置、データを指定させ引き渡し先へ渡すプログラムをダウンロードしてそのまま実行するための処理装置、を備えている。またこの発明のデータ引き渡し方法は、ユーザーが任意に指定した表示対象を表示装置に表示すると共に、データを引き渡し先へ渡すプログラムをダウンロードしてそのまま実行し、このプログラムは表示対象上に於てユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータを引き渡し先へ渡すようにしている。このプログラムは、入力装置によってデータを指定させ引き渡し先へ渡す動作を行なうものであるが、それが置かれる場所は前記表示対象に関連付けられている限り自由である。また引き渡し先の指定などに付いては、このプログラムが設定として持っている場合や、既に述べたように前記表示対象から取り込む場合や、ディレクトリサーバと連係する場合などがある。このディレクトリサーバと連係する場合では、このプログラムをディレクトリサーバにダウンロード可能に置くようにして良い。このようにこのプログラムはネットワークを介して導入されるため、ユーザー側のコンピュータ等がこれを所有しているか否かに付いてユーザーは気を使う必要がない。或いはサイトサーチを可能にしているサイトに接続された場合にこのプログラムがダウンロードされるものと設定しておけば、この発明のデータ引き渡し方式が実行可能な表示対象上ではサイトサーチが出来るように成っていることを、ユーザーに自然に体得して貰うことが出来る。何れにせよ、この表示対象にアクセスしたことをきっかけにしてデータの引き渡し先情報等を得ていることに違いはない。
またこの発明の、入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡すプログラムを記録した記録媒体は、ユーザーが任意に指定した表示対象が表示装置に表示される際にダウンロードされてそのまま実行され、ユーザーによる入力装置を用いたデータの指定が行なわれた時に、このデータを引き渡し先へ渡すようにしたプログラムを記録している。従って、表示対象上に於いてデータを指定し引き渡し先へ渡す、ということが可能なプログラムをローカルに所有していない場合でも、このプログラムをダウンロードすることにより可能と成る。
その他の解決手段
さて、上記手段1から手段5に関して、入力装置によるスイッチ操作が行なわれた時の座標が、このスイッチ操作に先立つ入力装置を用いた前記表示対象に対する範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあることが判定された場合に、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すようにしてもよい。表示対象上でユーザーに入力装置を用いたデータの指定を行なわせる方式で、この発明に適用可能なものには次のようなものがある。即ち、テキスト入力ボックスとボタンとを表示し、テキスト入力ボックス内に範囲指定したいとするデータをタイプインし、マウスなどのポインティングデバイスを使用してボタンを押す方式や、範囲指定された文字列が自動的にテキスト入力ボックス内に入るようにしたり、マウスによるドラッグアンドドロップで入るようにする方式や、任意範囲を指定して、メニューからコピーコマンドを実行する方式や、2ボタンマウスの左ボタン(第1ボタン)で範囲指定を行ない、右ボタンをクリックしてメニューを表示させて、このメニューから引き渡しコマンドを実行する方式や、範囲指定操作の最後に起こるスイッチを離す操作によってメニューを表示させ、メニューから引き渡しを行なう方式や、キーボードのAltキーを押しながら単語の上でマウスのスイッチを押させ、単語を認識して引き渡す方式などが任意に適用可能である。またユーザーに範囲指定したいとする文字列を言葉にして発音させ、これを受けて音声認識を行ない、音声認識された文字列を引き渡す方式も適用可能である。またこの場合、音声認識された文字列と範囲指定したいとする文字列との一致を判定して、一致する場合にこの文字列を反転表示して引き渡すようにすることが出来る。
しかしながら、特願平10−320055号、特願平10−377205号、特願平11−377485号で説明したように、任意範囲を指定してその範囲内で入力装置によるスイッチ操作が行なわれた場合に、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すという方式は、優れたGUI(Graphical User Interface)としてこの発明に最適である。特にマウスの第1ボタンを利用して、範囲指定とその後のクリック操作を行なうことは、操作の連続性からも、ハイパーテキストのリンク箇所をクリックするというこれまで慣れ親しんだ操作性を踏襲している点からも好ましいものである。これはワンボタンマウスでも利用可能なインターフェースである。テキスト入力ボックス内にキーワードをタイプインしているこれまでのやり方に比して格段の進歩であることは、使用してみればたちまた納得される。実際そのWWWサイトの中にぐんぐん入り込んで行く感覚が得られるのである。これは一重に、サイトサーチをこのGUIで行ない得るようにした結果である。なお、範囲指定のやり直しが何度でも出来、この指定で良いと思ったら引き渡し先へ渡せるため、誤りの少ないデータ指定が可能と成っている点も重要である。また範囲指定は単語のみならず文章を選択することが出来るが、これは検索エンジンに文章(特に自然言語文)を解析出来るものを使用した場合に有効であってこの採用が望ましい。またタッチパネル上で指先を以ってカーソルが操作可能なインターフェースを利用することも出来る。
なお上記GUIの実装方法として、任意範囲指定後に指定範囲内のデータを一時記憶させておき、前記指定範囲をオブジェクトとしてその上で入力装置によるスイッチ操作が行なわれた時、このオブジェクトの値としてのデータを前記一時記憶させておいたデータと照合し、これ等2つのデータが同一内容である場合に指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すようにするものを上げることが出来る。これは例えばGUIの代表的なオペレーティングシステムであるWindows(マイクロソフト社の商標である)上で動作するInternet Explorer(商標)に実装されているonClickイベントを利用するなどすればよい。前記指定範囲内でのクリック操作の際にCtrl+C(一般的にコピーコマンドである)を発行するが、指定範囲外でのクリックであれば先に範囲指定の解除が行なわれることに成っている。このようにして範囲指定で得られたデータとこの指定範囲上のonClickイベントで得られたデータとを照合して、両者が同一のものであればこのデータを引き渡し先へ渡す。従ってこの発明を容易に実装することが出来るのである。なお上記以外の方法でも容易に実装可能である。
さて、上記手段1から手段5に関して、表示対象上に於いてデータを指定するに際し、前記表示対象がハイパーリンクを有する場合に、このハイパーリンクを動作不能とする処理を行ない得るようにした。リンクはリンクとして、この発明では検索手段を利用して新たにリンクを生成することを目指している。従って、この際には不要なハイパーリンクを消してしまっても良いと思考した。なお範囲指定によって引き渡すべきデータを得る場合では、ハイパーリンクが邪魔にすら成る場合がある。ハイパーテキストに於けるリンクというものは実に範囲指定しづらいものである。例えばリンク内の文字列をコピーすべく範囲指定してみれば容易に体験できる。これはリンクというものが、そもそもクリックされることを目的としたものであるためである。この発明はページ作者の意図により張られたリンク箇所を辿るよりは、リンクに左右されることなくユーザーが任意にデータを指定して検索に回すことを優先するものである。従って常識に反してハイパーリンクそのものを動作不能とすることによってこれが容易と成る。これぞ正しく非線形リンクの極致である。従来のハイパーテキストはツリー構造であるがここではリゾーム(Rhizome)構造を呈している。またここで新たに生成されるリンクのことを活索またはライヴリンク(live link)と呼称することが出来る。
なお、ハイパーリンクを動作不能とするには、例えばHTML書式のアンカータグ<A HREF=”スキーム名://ドメイン名/パス名/”></A>を削除して画面を再描画する、アンカータグをコメントアウトして再描画する、下線タグ<U></U>に置き換えて再描画する、WWWブラウザのプログラムでハイパーリンクが押されても無視する、などとすればよい。またハイパーリンクを動作不能とする処理モードに移行させるためには、ポインティングデバイスを用いたクリック操作が可能なボタンを表示する、予め定められた時間以上ポインティングデバイスのスイッチをハイパーリンク上で押し続ける、メニューからハイパーリンク動作不能モードを選ぶ、などとすればよい。メニューの場合にはプルダウンメニュー、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューなどとして実現出来る。
さて、上記手段1から手段4に関して、データの引き渡し先または表示対象の識別情報をユーザーに選択させるためのメニューを表示可能とし、表示対象から引き渡し先情報または表示対象の識別情報を取得して前記メニュー上に表示するようにした。恰かも従来のWWWブラウザのブックマークのように、引き渡し先情報、または表示対象の識別情報を保存し、後から任意に選択出来るようにしている。表示対象が複数の引き渡し先情報、または表示対象の識別情報を提示している場合にも、これをメニュー化して任意に選択し得るようにすることは有効である。或いは表示対象から取得したら自動的にメニューに追加し、別の表示対象へ移ったら先の情報を消去し、新たな情報を追加する、などと設計すればよいであろう。なおメニューはプルダウンメニュー、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューなどとして実現出来る。また、2ボタンマウスを使用し、上述の指定範囲したデータ上で左ボタン(第1ボタン)をクリックして、このデータを引き渡し先へ渡す設計の場合、指定範囲したデータ上で右ボタン(第2ボタン)をクリックすると上記メニューが表示され、検索対象とすべきサイトが選択出来るようにすると都合がよい。また、指定範囲外で右ボタンクリックが行なわれたら、表示対象の識別情報をメニュー表示するようにし、これを選択させることによって従来のブックマークのように作用させ、そのWWWページへ飛べるようにすると便利である。
メニューから引き渡し先情報を選択させるわけは、例えば手段1,4では指定したデータを百科辞典サイトの検索エンジンに引き渡して辞書引きしたいとする場合があるからである。またメニューから表示対象の識別情報を選択させるわけは、例えば手段2,3では指定したデータを用いニュースサイトのサイトサーチ(記事検索)を行ないたいとする場合があるからである。
また上記手段5に関して、ダウンロードしたプログラムは、データの引き渡し先または表示対象の識別情報をユーザーに選択させるためのメニューを表示可能であり且つ引き渡し先情報または表示対象の識別情報を備えており、これを前記メニュー上に表示するようにした。既に説明したように、引き渡し先情報や表示対象の識別情報をメニューから選択可能にすることは有意義である。
さて、上記手段1から手段5に関して、データの引き渡し先または表示対象の識別情報をユーザーに選択させるためのスイッチを表示すると共に、表示対象から取得した引き渡し先情報または表示対象の識別情報をこのスイッチの属性とするようにした。スイッチは、表示装置の画面上にフローティング表示するなどである。またスイッチは、上述したデータの引き渡し先または表示対象の識別情報をユーザーに選択させるためのメニューと同様の作用を有する。また上記手段4に関して、ダウンロードしたプログラムは、データの引き渡し先または表示対象の識別情報をユーザーに選択させるためのスイッチを表示すると共に、表示対象から取得した引き渡し先情報または表示対象の識別情報をこのスイッチの属性とするようにした。これに付いても上記同様である。
次に上記手段2または手段3に関して、前記識別情報を所定の形式に変換した後に、この識別情報と前記指定されたデータとを引き渡し先へ渡すようにした。既に説明したように、検索サーバ側で識別情報からURLを解決することが出来たが、これをこの発明のクライアント側で行なおうと言うのである。例えば既に述べたように冗長な引き渡し先情報に付いてアンカータグのパス名表記の規則に則り不要部分を切断するなどの加工を行なっているが、識別情報に付いても同様の処理が可能である。例えば、スキーム名://ドメイン名/パス名/ファイル名を識別情報として取得した場合、パス名にチルダが用いられているか否かを判断して、チルダがある場合にはそのパス名の後のスラッシュまででカットし、チルダが見つからない場合にはパス名の手前のスラッシュ、すなわちドメイン名の後のスラッシュまででカットする、というような規則に則って所定の形式に変換するのである。従って検索サーバ側にこの仕事をさせなくて済むが、検索サーバ側で行なう場合に比べてあまり自由度は高くない。なお前記識別情報の変換に際して前記形式を変更し得るようにしてもよい。例えば、スキーム名://ドメイン名/で検索したところ検索結果が多過ぎるというような場合に、パスをもう1段下ってスキーム名://ドメイン名/パス名/でカットするとか、チルダが付いたパス名の後のスラッシュでカットして検索したところ検索結果が少な過ぎるというような場合に、パスをもう1段上がって、スキーム名://ドメイン名/パス名/パス名/でカットすることが出来るようにするのである。従ってこの発明のクライアント側で検索結果をある程度制御することが出来る。
次に上記手段1から手段5に関して、表示対象の送信側に対して検索の可否を問い合わせ、その結果を受けて検索の可否を通知するようにした。従ってたどり着いたサイト内の検索が現在のところ可能であるか、或いはたどり着いたサイト内の検索がそもそも可能であったのかなどを検索を掛けるに先立って知ることが出来るため、無意味な「見つかりません(Not found)」表示や、検索結果0件等という表示を見ないで済む。なお検索の可否を問い合わせる場合、ページが代わる度毎にということもあれば、同一のドメイン上にいる間は2度目の問い合わせをしないということもあり、どのようにすべきかは設定次第である。
表示対象を記録した記録媒体
次にこの発明の表示対象を記録した記録媒体は、表示対象であるテキストファイルやHTMLファイルなどのドキュメント中に、このドキュメントが読み込まれたコンピュータ上に於いて入力装置により指定されたデータを引き渡し先へ渡す際に必要な引き渡し先情報または表示対象の識別情報が記載されて成るものである。従って、この表示対象が置かれたサイトに付いてはサイトサーチが可能であることが分かる。なお、この記載がある表示対象を画面に表示するに当たっては、サイトサーチが可能である旨、表示対象上に目視可能に表示するようにしても良い。或いは、この発明のプログラムに付いては、この記載がある表示対象を画面に表示するに当たって、サイトサーチが可能であることをWWWブラウザのステータス表示部に表示したり、マウスポインタの形状や色を変えたり、データを範囲指定させるものでは範囲指定部分の色を変更する処理が可能と成るように設計変更しても良い。
またこの発明の表示対象を記録した記録媒体は、入力装置によるスイッチ操作が行なわれた時の座標が、このスイッチ操作に先立つ、入力装置を用いた表示対象に対する範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあることが判定された場合には、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すようにしたアプレットプログラムコードが記載されて成るものである。従って、この表示対象を表示すると、アプレットプログラムが表示対象(但しHTMLドキュメント)のコンテキスト内で実行され、範囲指定操作とこのデータの引き渡しが行なわれるため、これと同様の動作を行なうプログラムをローカルに持つ必要がない。この代表的なアプレットとしてJavaアプレット(商標)を上げることが出来る。
またこの発明の表示対象を記録した記録媒体は、入力装置によるスイッチ操作が行なわれた時の座標が、このスイッチ操作に先立つ、入力装置を用いた表示対象に対する範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあることが判定された場合に、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すようにしたネットワークローダブルなプログラムを指定するためのアドレス情報が記載されて成るものである。従って、この表示対象を表示すると、このプログラムが実行され、アプレットプログラムの場合と同種の作用効果が得られる。なおこの場合、範囲指定操作とこのデータの引き渡しを行なわせたい全てのページにスクリプトを記載するなどしなくては成らないが、これを回避するものとしてアクションシート(http://www.w3.org/TR/NOTE−AS)に注目したい。なおプロキシサーバを設定して、ここを通過する表示対象にJavaスクリプト(商標)などで書かれたプログラムを挿入させることも可能である。
またこの発明の指定データを記録した記録媒体は、入力装置により指定されたデータと、このデータを引き渡し先へ渡す際に必要な引き渡し先情報または表示対象の識別情報が記載されて成るものである。従って、この発明のクライアント側の記録媒体上に生成され、検索サーバに向けて送信され、検索サーバ側の記録媒体上に記憶されることで、検索サーバはこれを用いてサイトサーチを行なうことが出来る。
入力装置の説明
入力装置としてはマウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット、ライトペン、視線入力装置、デジタイザなどのポインティングデバイスのほか、キーボードの矢印キーなどを上げることができる。スイッチは、入力デバイスによって異なり、例えばマウスであればボタンでありキーボードであればリターンキーやその他設定されたキーであり、インターネットに接続し得る家電であればリモコンのボタンや装置側に取り付けたスイッチのことである。またスイッチ操作は、例えばマウスではクリック操作のことであり、このクリックという操作はマウスに設けられたボタンを押して離すことである。タッチパネルではその表面を指先やペンで触れてから離す操作のことである。タッチパネルの場合でもスイッチをON,OFFしていることに変わりはない。またスイッチ操作は、マウスではシングルクリックでもダブルクリックでもトリプルクリックでもよく、これ等は設計次第である。またテキスト入力ボックスとボタンとの組も入力装置であり、音声認識ソフトウェアとマイクも入力装置である。
記録媒体の説明
プログラムを記録した記録媒体とは、CD−ROM、DVD−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、ROM、RAM、メモリカード、紙テープやパンチカード等を含む概念である。また、コンピュータで直接実行可能な状態でプログラムを記録した記録媒体以外に、例えばCD−ROMからハードディスク等の他の記録媒体へインストールすることによって実行可能となるプログラムを記録した記録媒体や、データをエンコードしたり、暗号化したり、圧縮したプログラムを記録した記録媒体等のことも含む。なお、上記でRAMを含んでいるのは、ネットワーク経由で受信したプログラムがRAM上に展開されることがあるからである。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明の実施の形態に付き図面を参照しつつ説明するが、この発明はこれ等の実施形態にのみ限定されるものではない。なお図1、図26、図34、図42、図50を用いて各実施形態の概念図を示した。また各々の冒頭で要点を述べた。これ等により各実施形態の違いが明瞭に成るものと思われる。図57も参考に成る。
第1実施形態
図1乃至図10は手段1に係る形態であり、インターネットに接続するための送受信装置12と、WWWブラウザ31を表示する表示装置11と、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上でキーワードを指定するための入力装置1と、これ等の装置を統括すると共に、WWWページ5からデータの引き渡し先情報を取得して、この引き渡し先情報に基づいて指定されたキーワードを引き渡し先へ渡す処理装置10とを備える。要点は、WWWページ5が置かれているWWWサイトが、サイトサーチを可能にする検索エンジン4を備えており、ここをキーワードの引き渡し先にしたい、と言うことである。
この処理装置10は識別情報抽出部15を備え、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上からデータの引き渡し先情報を抽出する。図4は取得されたWWWページ5の一部分を示したものであり、メタタグによって引き渡し先アドレス50が指定されているが、WWWブラウザ31には図5のように表示されている。即ち、このWWWページ5はアドレス入力窓36に表示されるURLアドレス51で表記されるcs.htmlというハイパーテキストである。なおここでは、サイトサーチを許可する全てのWWWページ5に前記メタタグ表記の引き渡し先アドレス50が記載されているものとしたが、上記アクションシートを利用するようにしてもよい。また処理装置10は、このWWWブラウザ31がWWW.***.com内のドキュメント(テキストファイル等を含む)にアクセスしている限りは、その上で指定されたキーワードの引き渡し先アドレス50を利用するように設計することが出来るが、この場合には前記メタタグの記載があるページ、通常はトップページを一度は閲覧しなくてはならない。なおこのような問題は検索エンジン4側で対処すると回避可能である。例えば後述する第3実施形態の図41で、受信アドレス9からサイトサーチアドレス91を生成しているが、このようにディレクトリサーバ41側がサイトサーチのサービスを受けたいユーザーを登録(URLを登録)するようにすれば解決する。
図6はキーワードの指定方法の一例である。使用するマウスのボタン数に限定はなく第1ボタンのみを使用するようにしている。例えば2ボタンマウスを使用する場合では左ボタンである。図6では範囲指定部60が反転表示されている。その上にマウスポインタ6があり、ここで恰かもハイパーリンクをクリックするかのように、左ボタンによる範囲指定部60のクリックを行なう。処理装置10はこれを検知して、範囲指定部60の文字列をキーワードとするクエリーを発行し、これを引き渡し先アドレス50へ送信する。
図2の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図7に示す。なお処理装置10はCPUを用いることなくハードウェアロジックにより構成してもよい。CPU2には、メモリ20、記憶装置であるハードディスク21、入力装置であるマウス1、表示装置であるディスプレイ11、送受信装置であるモデム12、CD−ROMドライブ22等が接続されている。ハードディスク21にはオペレーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラムであるマウスプログラム30が記憶されている。このマウスプログラム30は、CD−ROMドライブ22を介してCD−ROM23からインストールされたものである。この他ハードディスク21には、WWWブラウザ31が記憶されている。
図10にマウスプログラム30をフローチャートにて示す。操作者はマウス1の第1ボタンを操作して、WWWブラウザ31に表示された文書を範囲指定する(ステップS1)。ここでは表示された文書の一部、「任意の文字列をマウスで範囲指定し」を範囲指定している。次に範囲指定部60上でマウス1の左ボタンを用いてのクリック操作を行なう(ステップS2)。なお「文字列」という文字のみフォントサイズが大きいものを使用した例を上げたが、このような場合でも同様の範囲指定が行なえるようになっている。このクリック操作によりクリック位置が指定範囲内に重なっているか否かの判断を行なう(ステップS3)。ここではマウスポインタ6は範囲指定部60の上にあるから判断は真であり、文字列50を引き渡し先アドレス50へ渡して(ステップS4)、前記範囲指定を解除する(ステップS5)。しかしながらマウスポインタ6を範囲指定部60の上に移動させることなく、範囲指定部60以外の場所でクリック操作を行なった場合には、ステップS3に於ける判断は偽であるから、そのままステップS5へ移って前記範囲指定を解除する。
マウスプログラム30による処理過程を、マウスイベントの観点から見て行くと、次のようである。入出力制御部16は、マウス1に対してカーソルの移動やクリックの操作が行なわれた時に、この操作を判定してイベントと呼ばれる情報レコードを作成してイベントキュー17へ送る。イベントキュー17は、マウス1の操作毎に発生する複数のイベントをその発生順に記憶する。処理判定部18は、イベントキュー17からイベントを古い順に取り出し、そのイベントの内容を解読し、マウス1の操作に対応する処理の判定を行なう。その判定結果は処理命令と呼ばれる情報レコードに加工され、処理実行部19に渡される。処理実行部19では、処理命令に対応する処理ルーチンを呼び出して実行する。また処理実行部19は、入出力制御部16に対して指定範囲などの画像情報を送信する。入出力制御部16は、この画像情報を出力信号に変換して、ディスプレイ11に表示する。また処理実行部36はハードディスク21にアクセスして必要な情報を得る。図9で表わすように範囲指定部60は複数の座標で表わすことが出来るから、その各々の座標とクリック操作が行なわれた時の座標との位置関係を調べることによって、マウスポインタ6が範囲内にあるか否かが分かる。Iは範囲内であり、Jは範囲外である。
なお上述のように表示対象上に於いてデータを指定するやり方は任意であり、この幾つかの例を図11乃至図18を用いて説明する。図11はマウスを用いて範囲指定した時の最後に起こるマウスアップイベントにより、キャンセルボタン7を画面上に表示するものである。即ちこのキャンセルボタン7以外のどの部位をクリックしても文字列が引き渡されることに成る。これは後に述べる図52、図53に適用することが出来る。図12はマウスを用いて範囲指定した時の最後に起こるマウスアップイベントにより、検索ボタン70を画面上に表示するものである。即ち検索ボタン70上も範囲指定部の範囲内にあると見做すことが出来る。なお、キャンセルボタン7と検索ボタン70とを並べて表示する設計も可能である。なおまた、マウスを用いて範囲指定した時の最後に起こるマウスアップイベントによりそのまま文字列等を検索サーバへ引き渡す設計も可能である。
図13は範囲指定部61とマウスポインタ6とを示す図であり、また図14はこの範囲指定を実現するためのマウスプログラムのフローチャートである。範囲指定したい位置でクリック操作を行なった時に、クリック操作位置の単語を抜き出すなど、予め定めた規則で指定範囲を設定するようにしてもよい。操作者が、ディスプレイに表示された文章上で、マウスによるクリック操作を行なう(ステップS6)。マウスプログラムはクリックされた箇所の文字コードの種類を確認する(ステップS7)。文字コードの種類とは日本語漢字、ひらがな、カタカナなどの種別のことである。いま、クリックされた箇所の文字コードの種類が漢字であると判断されたとすると、マウスプログラムは、クリックされた箇所から左右の文字コードを見て行き、漢字コードではなくなるところまでを範囲指定する(ステップS8)。これにより、4字熟語などもクリック操作だけで範囲指定することができる。なお、ディスプレイに表示された文章がアルファベットで書かれたものであるならば、単語間にはスペースが入っているから、スペースを以て単語を範囲指定することが出来る。またホットキーとクリック操作との組み合わせにより範囲指定されるようにしても良い。
図15は、表示対象を予め定めた規則によって範囲分割を行なっておき、その複数の分割範囲の内の任意分割範囲を指示することにより、範囲指定するようにしている。符号62は範囲区切部である。例えば和文が操作対象であれば、形態素解析を行なって文書を所謂分かち書きの状態にし、欧文が操作対象であれば、単語をスペースで区切るなどして、例えばマウスのカーソル(ポインタ)を置いたりクリックする、或いはタブキーやキーボードの右方向や下方向の矢印キーを押して行くことにより、次々と指定範囲を移して行くことが出来るようになる。従って、ドラッグ操作により範囲指定する手間を省くことが出来る上、範囲指定のやり直しがいとも簡単なものとなる。指先で操作するタッチパネル等には好適なユーザーインターフェースとなる。なお上記形態素解析後に、普通名詞の後の副助詞を普通名詞に連結したり、形容詞の後の終助詞を形容詞に連結するような処理を行なっても良い。
図16及び図17は、範囲指定したい任意の位置で最初のスイッチ操作を行なった後、予め定めた時間内に次のスイッチ操作を行なうことにより、予め定めた規則で指定範囲を設定するようにした例である。最初のスイッチ操作の後で予め定めた時間内に次のスイッチ操作を行なうというのは、マウスで言えば一般的なダブルクリックのことである。また予め定めた規則とは、例えば前記操作対象がテキストであれば、予め定めた時間内に2回目のクリック操作を行なった場合はクリック操作位置の単語を抜き出して範囲指定し、予め定めた時間内に3回目のクリック操作を行なった場合は、先に抜き出して範囲指定した単語の右隣の単語を抜き出し、先に抜き出した単語と併せて一続きの範囲指定をするというような規則のことである。また例えば予め定めた時間内に3回目のクリック操作を行なった場合には、先に抜き出して範囲指定した単語の左右に隣り合った単語を抜き出し、先に抜き出した単語と併せて一続きの範囲指定をするというような規則のことである。更にまた例えば前記操作対象が画像であれば、クリック位置を中心として予め定めた時間内に行なわれる2回目3回目のクリック操作を経て、順次左右に何ピクセル、上下に何ピクセルずつ拡大するように範囲指定するというような規則のことである。従って範囲指定を行なうのにドラッグ操作が不要となるばかりでなく続けて指定範囲を拡大してゆくことができるため、操作がますます容易になる。特に指先で操作するタッチパネルなどには好適なユーザーインターフェースとなる。なお最初のクリック操作のみシングルクリックではなくダブルクリックとすることも可能である。図16(a)ではダブルクリックによる範囲指定部61が、(b)ではトリプルクリックによる範囲指定部63が表わされている。図17のフローチャートで特徴的なのは、特定の時間内に次のクリックが為されたかを見ており(ステップS12)、時間内であれば次の範囲を取るようにしている(ステップS13)。
図17はマウスにより範囲指定を行ない(ステップS14)、コピーコマンドを実行することによって(ステップS15)、範囲指定部のデータを引き渡すようにしている(ステップS16)。このように、範囲指定部のデータを引き渡し方は様々であるが、その何れを採用するにせよ、データの引き渡し先情報を表示対象から取得すると共に、この引き渡し先情報に基づいて前記指定されたデータを引き渡し先へ渡すようにしている点が重要である。
さて、上ではWWWページ5に記載したメタタグにて引き渡し先アドレス50を指定する例を説明したが、ここでは直接的に引き渡し先アドレス50を指定するのではなく、初期化ファイル53を指定するポインタ52を記載した例を上げる。図19のWWWページ5は、ポインタ52にてsearchengine.iniを指定している。従って処理装置12やマウスプログラム30の仕事としては、WWWページ5を読み込んだ時にダウンロードされる初期化ファイル53を取り込み、これをデフォルトで使用する初期化ファイル(例えば図56で示したようなもの)と差し替えて使用することである。図20の例では、前記初期化ファイル53のあったサイトとは異なるサイトの検索エンジンを使用する設定と成っている。
さて検索エンジンによる検索結果は、図21で示すように同じWWWブラウザ31上に結果ページ54として表示しても、別途図22のような結果表示窓59を立ち上げるようにしても良い。この結果表示窓59には、この検索結果を見て再度キーワードを検討するためのテキスト入力窓64を設けた。符号65は検索ボタンであり、これをマウスで押すとテキスト入力窓64の文字列をキーワードとした検索が実行される。この際キーワードの引き渡し先は、デフォルトでは、前記受信した引き渡し先情報に基づいて指定された引き渡し先であるのは言うまでもない。なお図21中符号55はハイパーリンクであり、これをマウスの第1ボタンでクリックして、リンクされたページを表示させることが出来る。
次に、ユーザーが範囲指定したいとする文字列を、言葉にして発した場合に、これを受けて音声認識し、音声認識された文字列と範囲指定したいとする文字列との一致を判定し、一致する場合には、キーボードのリターンキーを押す操作によって、この文字列を引き渡し先へ渡すようにした例を示す。まず、図示しないマイクに向かって音声入力操作を行なう(ステップS17)。この場合ディスプレイに表示されている文書を目で見て、その中からユーザーが範囲指定したいとする文字列を、言葉にして発することに成る。ステップS18では、図示しない音声認識システムによりこの音声認識が行なわれ、この認識結果と文書中の範囲指定したいとする文字列とが一致するか否かが判定される(ステップS19)。もし一致していない場合は処理を終了する。もし一致した場合は一致した文書中の文字列にフォーカスして反転表示する(ステップS20)。この状態を、一致範囲の中に上述のマウスポインタが入っている状態であると見做し得る。そこでキーボードのリターンキーを押す操作を行なうと(ステップS21)、指定範囲内の文字列を引き渡し先へ渡し(ステップS22)、前記フォーカスを解除する(ステップS23)。なおステップS19では、文章全体をサーチしている。
さて、上述した実施形態では、操作対象として文字列を扱っているが、画像や音声を視覚化した波形グラフなどを操作対象とすることが可能である。図24はイメージビューア8であり、ハンドル80とラバーバンド81とで囲まれた部分が範囲指定部66である。また図25は音声を波形グラフ83で表わすプレーヤ82であるが、符号67の部位が範囲指定部である。現状でもイメージに関する似たもの検索を行なう検索サービスを提供するサイトがあるが、単に文字列のみでなく画像や音声を視覚化した波形グラフなどを範囲指定して検索に回せるのは素晴らしいことである。
第2実施形態
図26乃至図32で表わしたものは、手段2に係る実施形態であり、インターネットに接続するための送受信装置12と、WWWブラウザ31を表示する表示装置11と、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上でキーワードを指定するための入力装置1と、これ等の装置を統括すると共に、WWWページ5からデータの引き渡し先情報とWWWページ5が置かれたWWWサイトの識別情報とを取得して、この引き渡し先情報に基づき、指定されたキーワードを識別情報と共に、インターネット上のディレクトリサーバ41へ渡す処理装置10とを備える。WWWページ5はWWWサーバと共にこのWWWサイト側のローカルディスク40上に置かれている例である。
要点は、WWWページ5が置かれているWWWサイトが、サイトサーチを可能にする検索エンジン4を備えていないため、ディレクトリサーバ41を利用すると言うことである。このディレクトリサーバ41は、WWWページ5が置かれているWWWサイトのインデックス42を所有し、サイトサーチを許可している。従って、このディレクトリサーバ41を引き渡し先に設定し、ここにキーワードと共にWWWページ5に係る識別情報とを送ることに成るが、この情報をWWWページ5から得ようと言うのである。
図28は取得されたWWWページ5の一部分を示したものであり、メタタグによって検索エンジンアドレス(引き渡し先アドレス)57が指定されているが、この他にターゲットアドレス(識別情報)56が指定されている。従って、処理装置10はこのターゲットアドレス56に係るインデックスを所有する検索エンジンのアドレスにキーワードを送信する。図29(a)(b)でキーワード指定の仕方を示すが、範囲指定部60は2ボタンマウスの左側ボタン(第1ボタン)を使用して範囲指定し、その中でマウスの右側ボタン(第2ボタン)を押すと、検索メニュー71に前記検索エンジンアドレス57が追加され表示される。ここでは「エスタブリンク」がそれである。なおサイトサーチ1〜3へ向けて送信することも、ローカルのCD−ROM百科辞典に送信することも選択可能である。但しCD−ROM百科辞典の場合にはターゲットアドレス56は無視される設定と成っている。
図27の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図30に表わす。なお処理装置10はCPUを用いることなく、ハードウェアロジックにより構成してもよい。この構成は第1実施形態に倣うものであるが、マウスプログラム30の処理方法が下で説明するように要点部分で幾分異なる。図31では検索エンジンアドレス57へ送るキーワード(指定範囲データ)及びターゲットアドレス(識別情報)56から成るデータフォーマット38を示す。このデータフォーマット38は次のような準備プロセスを経て形成される。即ち図32のフローチャートによれば、WWWブラウザ31が、モデム12を介してWWWページ5を受信すると(ステップS24)、マウスプログラム30は先ずターゲットアドレス56が付いているか否かを調べ(ステップS25)、あればバッファ1に記憶し(ステップS26)、なければこのステップを飛び越えて、検索エンジンアドレス57の有無確認を行ない(ステップS27)、存在すればバッファ2に記憶し(ステップS28)、なければそのまま終了する。ここで、ターゲットアドレス56が無ければデータフォーマット38を作らないか、検索エンジン了解の下グローバルサーチに掛けるため、キーワードのみでターゲットアドレス56が空のデータフォーマット38を作るようにしてよい。ターゲットアドレス56がある場合で、検索エンジンアドレス57がない場合には、図29(b)の検索メニュー71には表示されない。従って、他のタイトサーチ1〜3に渡すしかなくなる。
なお、検索メニュー71ではなく検索ボタン72がフローティング表示されるようにした例を図33で示す。マウスで範囲指定して最後に起こるマウスアップイベントにより、前記バッファ1〜2内を参照してその値を表示した検索ボタン72を表示している。図33では範囲指定部60のキーワードと共にターゲットアドレス56が、マウスポインタ6で押されたEstabLinkの検索ボタン72が示す引き渡し先に渡されることに成る。
第3実施形態
図34乃至図40で表わしたものは、手段3に係る実施形態であり、インターネットに接続するための送受信装置12と、WWWブラウザ31を表示する表示装置11と、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上でキーワードを指定するための入力装置1と、これ等の装置を統括すると共に、WWWページ5からそれが置かれたWWWサイトの識別情報を取得して、予め定められているインターネット上のディレクトリサーバ41へ、識別情報と共に指定されたキーワードを渡す処理装置10とを備える。WWWページ5は、WWWサーバと共にローカルディスク40上に置かれている例である。
要点は、WWWページ5が置かれているWWWサイトが、サイトサーチを可能にする検索エンジン4を備えていないため、ディレクトリサーバ41を利用すると言うことである。このディレクトリサーバ41は、WWWページ5が置かれているWWWサイトのインデックス42を所有し、サイトサーチを許可している。しかしながら第2実施形態と異なる点は、特定のディレクトリサーバ41を利用するため、WWWページ5に記載される情報としてはこのWWWページ5に係る識別情報のみであると言う点にある。
図36は取得されたWWWページ5の一部分を示したものであるが、メタタグによりターゲットアドレス(識別情報)56が指定されているのみである。従って処理装置10は、このターゲットアドレス56に係るインデックス42を所有する所定のディレクトリサーバ41のアドレスにキーワードを送信する。図37でキーワードの指定の仕方を示すが、マウスで範囲指定した時にその最後に起こるマウスアップイベントにより編集ボックス73を範囲指定部60の近傍に表示するようにした。この編集ボックス73には、テキスト入力窓64と検索ボタン65とが設けられ、テキスト入力窓64には先に指定した範囲指定部60の文字列が編集可能に表示される。ここで編集の必要がなければ、そのまま検索ボタン65を押せばよい。
なお、マウスで範囲指定しない状態でこの編集ボックス73を表示したい場合も確かにある。このような場合を想定し、2ボタンマウスでは右クリックを押すと、また1ボタンマウスではそのボタンを一定時間以上押し続けることにより、編集ボックス73を表示するように設計すると良い。
図35の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図38に表わす。なお処理装置10はCPUを用いることなく、ハードウェアロジックにより構成してもよい。この構成は第2実施形態に倣うものであるが、マウスプログラム30の処理方法が下で説明するように要点部分で幾分異なる。図39では、ディレクトリサーバ41へ送るキーワード(指定範囲データ)及びターゲットアドレス(識別情報)56から成るデータフォーマット39を示す。前記データフォーマット38とは同一のものであるが、これが生成される以前の処理が異なっており、手段2ではWWWページ5からターゲットアドレス56と検索エンジンアドレス57とを受けて、検索エンジンアドレス57を指定可能にしているが、手段3ではWWWページ5からターゲットアドレス56のみを受け取る。しかしながら何れにせよ、WWWページ5から受けたターゲットアドレス56を活用している。なおこのターゲットアドレス56の代りに、ディレクトリサーバ41側から一意の識別符号を付与してもらい、この識別符号とターゲットアドレス56とを対応させて登録して貰い、この識別符号をメタタグ等々に書き込むようにすることが出来る。マウスプログラム30はこの識別符号を受けて、データフォーマット39を作成する。これを受けたディレクトリサーバ41側では、識別符号を登録された中から調べてターゲットアドレス56を解決し、これを以てサイトサーチに供する。
さて図40のフローチャートによれば、WWWブラウザ31が、モデム12を介してWWWページ5を受信すると(ステップS29)、マウスプログラム30はターゲットアドレス56が付いているか、否かを調べて(ステップS30)、あればこれをバッファに記憶して(ステップS31)、なければそのまま終了する。ここで、ターゲットアドレス56が無ければデータフォーマット39を作らないか、検索エンジン了解の下でグローバルサーチに掛けるために、キーワードのみでターゲットアドレス56が空のデータフォーマット39を作るようにしてよいであろう。なお図39のデータフォーマット39はこれが生成された時には記録媒体上に一旦は記録されている。また図39のデータフォーマット39ではキーワード(指定範囲データ)とターゲットアドレス(識別情報)56とがひとまとまりと成っており、これがディレクトリサーバ41へ送られるが、指定範囲データと識別情報56とは時間差を設けて、別々に送信するようにしてもよい。またディレクトリサーバ41とのセッションを行なって適宜送信するようにしてもよい。
ディレクトリサーバ41側が、サイトサーチの仕組みを提供することは非常に有益である。数あるWWWサイトのほとんどは自前の検索エンジンを所有してはいない。これ等のサイトはWWWのホスティングサービスを受けているわけであるが、CGI(Common Gateway Interface)が利用可能であっても、検索エンジンを設定するだけの技量を持ち合わせているユーザーはごく少数であるのが現実である。しかしながらディレクトリサーバ41側がサイトサーチを提供することによって、基本的に全てのWWWサイトオーナーが検索エンジンを所有出来、その恩恵に与かることが出来る。この実施形態ではこのような可能性を追及しているが、しかしながら上述したようなユーザーにとっては、図28や図36で示したメタタグ等々の記載を付け加えることは面倒なことであるに違いない。
そこでディレクトリサーバ41側が、サイトサーチのサービスを受けたいユーザーを登録する(登録アドレス90の形式で登録する)ことにより上述の問題は解消される。図41の符号90は登録アドレスであるがディレクトリサーバ41側で登録アドレス90の一覧表を管理するようにする。そして、WWWブラウザ31がWWWページ5を受信したならば、マウスプログラム30が受信アドレス9を取得し、これを以てデータフォーマットを作成し、ディレクトリサーバ41へ送信するようにする。データフォーマットを受信したディレクトリサーバ41は、受信アドレス9を取得して前記一覧表に突き合わせて、登録アドレス90を見つけたならば、サイトサーチアドレス91を生成し、このディレクトリ以下のインデックスを検索して、結果を返すようにする。これによれば複数の登録アドレス90を登録させることも可能であり、またインデックスを作って欲しくないディレクトリを指定することも出来る。
第4実施形態
図42乃至図48は手段4に係る実施形態であり、ピアツーピアネットワークに接続される送受信装置12と、WWWブラウザ31を表示するための表示装置11と、前記送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上でキーワードを指定するための入力装置1と、WWWページ等のドキュメントやプログラムを記録するファイルシステムとこの検索装置13、及びこれ等の装置を統括すると共に、WWWページ5からデータの引き渡し先情報を取得して、この引き渡し先情報に基づいて指定されたキーワードを引き渡し先へ渡す処理装置10とを備える。なお処理装置10は引き渡しに際しては、サイトサーチのターゲットであるところの各々のWWWサイトか、ピアツーピアネットワーク全体に向けてか、を選択する役割をも担っている。また一方で処理装置10は他からのサイトサーチを受け付ける。なお図42ではインターネットにディレクトリサーバ41も繋がっている状態が描かれている。
要点は、ピアツーピアなネットワーク全体に対して検索を掛けることによって(グローバルサーチ)、ある特定のサイトにたどり着いたとすると、今度はそのサイトのサイトサーチを「ピアツーピアで」行なうか、或いはネットワーク全体に対して検索を掛けるか、を選択させようと言う点にある。何故各々のサイトでサイトサーチが可能かと言うと、このネットワークに連鎖的に接続するサイトの各々が検索エンジンを備えているからである。そこでその都度両者を選択して、そこをキーワードの引き渡し先にしたいと言うことである。
さてこのピアツーピアネットワーク全体では次のような取り決めがあり、それに則って各々のサイトでアドレス変換部94を設けている。処理装置10は識別情報抽出部15を備え、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上からデータの引き渡し先情報を抽出してアドレス変換部94へ渡す。図45の符号92は受信アドレスであり、受信したWWWページ5は、アドレス入力窓に表示されるURLアドレスで表記されるpatent.htmlというハイパーテキストである。この受信アドレス92がアドレス変換部94によってサイトサーチアドレス93に変換される。この時の取り決めとは、/〜okabe/と表記されるアドレスの場合には、/〜okabe/以下のディレクトリを検索対象として、/〜okabe/cgi−bin/search.cgiにクエリーを送ると言うものである。なおチルダ(〜)を用いる表記は一般的にはインターネットサービスプロバイダのディスク領域を登録ユーザーに小分けして貸与する場合のユーザー領域を表わすが、ここではインターネットサービスプロバイダに接続されているユーザーコンピュータの、ローカルディスクの特定のパスを表わしている。このようにしてインターネットに接続されたユーザーコンピュータが、ピアツーピアネットワークを用いたこの発明のサイトサーチシステムに組み込まれることに成るのである。なおチルダ表記を一般的な使い方で用いるものとすれば、図43で表わした検索装置13はインターネットサービスプロバイダのユーザー領域を検索するためのものとすることが可能であり、この場合にはユーザーコンピュータがインターネットに接続していない状態でも、インターネットサービスプロバイダがユーザーのインデックスを備えてユーザー領域に対する検索が行なえるように成る。なおユーザー領域に記録されているWWWページなどは、これを制作したユーザーコンピュータのローカルディスクにも記録されているはずのものである。
次に図46でキーワードの指定の仕方を示すが、マウスで範囲指定した時に、その最後に起こるマウスアップイベントにより、編集ボックス74を範囲指定部の近傍に表示するようにした。この編集ボックス74には、テキスト入力窓64と検索ボタン65とが設けられ、その上段には前記ディレクトリサーバ41の内の有名所を引き渡し先に指定するための検索ボタン69が、また下段にはネットワーク全体に向けて、サーバタイムアウトを決定してクエリーを送信するための検索ボタン68が設けられている。下段のボタンは、その何れを押してもネットワーク全体にクエリーを送信するが、ボタンによってタイムアウト値が異なる。従って、5secで満足の行く結果が得られない場合にはより値の大きなボタンを押すようにする。なおテキスト入力窓64には先に指定した文字列が編集可能に表示される。なおこの編集ボックス74は、メニューから表示を選択した時にまたは2ボタンマウスの右ボタンをクリックした時に、表示されるメニューから起動するようにも設計されている。
図43の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図47に示す。処理装置10はCPUを用いることなくハードウェアロジックにより構成してもよい。CPU2には、メモリ20、記憶装置であるハードディスク21、入力装置であるマウス1、表示装置であるディスプレイ11、送受信装置であるモデム12、CD−ROMドライブ22等が接続されている。ハードディスク21にはオペレーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラムを含むサーバントプログラム32が記憶されている。このサーバントプログラム32は、モデム12を介してネットワーク経由で取り寄せられインストールされたものである。この他ハードディスク21には、クライアントと成るWWWブラウザ31が記憶されていると共に、サーバを構成するファイル領域300が設けられている。
図48では、サーバントプログラム32の、データ引き渡し時の挙動をフローチャートにて示す。まず操作者はマウス1の第2ボタンを操作してポップアップメニューを選択して、編集ボックス74を表示させる(ステップS32)。次にこのテキスト入力窓64に検索したい言葉を入力させ(ステップS33)、次に上述した検索ボタン65、検索ボタン68、検索ボタン69の内から何れか一を押させることによって、引き渡し先が選択される(ステップS34)。そこで、サーバントプログラム32はクエリーを生成し(ステップS35)、先に選択された引き渡し先アドレスにクエリーを送信する(ステップS36)。ステップS34で、検索ボタン65が指しているのは、現にWWWブラウザ31が接続したWWWサイトであり、ここのサイトサーチが目的である。また検索ボタン68が指しているのは、ピアツーピアネットワークである。また検索ボタン69が指しているのはサーチサイトであるディレクトリサーバ41である。従って第4実施形態と第3実施形態の図41で表わされる登録アドレス90を利用するサービスとを併用することにより、検索サーバの検索もピアツーピアネットワークの検索も、そしてその各々に付きグローバルサーチもサイトサーチも、自由自在に往き来する検索が行なえることに成る。なお検索ボタン65は上記2種の検索方式でのプロトコルの違いにより自動で切り替わるように設定されている。そこで検索ボタン65を、サーチサイトによりグローバルサーチを行なった結果たどり着いたWWWサイト上でサイトサーチを行なうためのボタンと、ピアツーピアネットワークで検索を行なった結果たどり着いたWWWサイト上でサイトサーチを行なうためのボタンとの2つのボタンに分けて設けて、両者を使い分けるようにすることも可能である。
さて図49は、WWWブラウザ96そのものに、サーバントプログラムを組み込んだ例を上げる。このWWWブラウザ96のアドレス入力窓36の並びにテキスト入力窓64と検索ボタン65とを設けて成るものであって、検索ボタン65を押すと現に見ているWWWページのサイトサーチが行なわれる。なおこれ以外の引き渡し先に付いては、図示しないメニューから選択する。
第5実施形態
図50乃至図54で表わしたものは、手段5に係る実施形態であり、インターネットに接続するための送受信装置12と、WWWブラウザ34を表示する表示装置11と、送受信装置12を介して取得されたWWWページ5上でキーワードを指定するための入力装置1と、これ等の装置を統括すると共に、WWWページ5からそれが置かれたWWWサイトの識別情報を取得して、予め定められているインターネット上のディレクトリサーバ41へ、識別情報と共に指定されたキーワードを渡す処理装置10とを備える。WWWページ5は、WWWサーバと共にローカルディスク40上に置かれているが、このWWWページ5に図52で示すスクリプト37が書かれている。このスクリプト37は、WWWページ5に於いてデータを指定するためのものであり、その動作は後述する。またディレクトリサーバ41はプロキシサーバとしての機能を有し、WWWブラウザ34ではこのプロキシサーバを使用する設定を行なっておく。なおWWWブラウザ34はこのようなスクリプトが動作するように設計されている。
要点は、この実施形態のデータ引き渡し装置の構成は手段3に係る実施形態のものに倣うが、ディレクトリサーバ41がプロキシサーバを兼ねており、WWWページ5に記載されたスクリプトをキャッシュして、プロキシサーバを通過するWWWページにスクリプトを追記する点にある。従って、WWWブラウザ34でこのディレクトリサーバ41をプロキシサーバとして指定しておくだけで、どのWWWページを閲覧した場合でもデータを指定することが出来、予めデータ指定のためのソフトウェアをインストールしていなくても良いという特長を有するのである。
図52は、データを指定するためのスクリプト37であり、<script>タグを利用し、javascript(商標)を使用して書かれたものである。その要点はdocument.selection機能により文字列の範囲指定を行ない、event.button==1で示すようにマウスの第1ボタンがクリックされたら、ディレクトリサーバ41に、ローカルディスク40のサイトサーチを依頼すべく、図53の範囲指定部60を引き渡す点にある。なお図53で示すように、マウスポインタでクリックする位置は、範囲指定部60上に限られていない。
図51の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図54に表わす。なお処理装置10はCPUを用いることなく、ハードウェアロジックにより構成してもよい。この構成は第2実施形熊に倣うものであるが、スクリプトを動作させるために、WWWブラウザ34が必ずスクリプトに対応したものと成っている。
第6実施形態
図55及び図56は、あるWWWページ上から拾ったキーワードを、他サイトから検索したいのであるが、そこが自前の検索エンジンを持たないために、更に別のディレクトリサービスを利用する、という場合に有効なプログラムに関するものである。例えばどのページを読んでいても、そこで拾ったキーワードで記事検索したいという欲求がある。しかし、その記事サイトには検索エンジンがないとなると、この記事サイトのサイトサーチを可能にするディレクトリサービスを利用すればよい。
そこでこのプログラムを起動すると、図55で示すような編集ボックス75が立ち上がってくる。この編集ボックス75の特徴は、テキスト入力窓64、検索ボタン65の他に、複数から一を選択可能な検索メニュー76を設けている点にある。この検索メニュー76で選択可能なサイトが、例えば上記記事サイトであり、この編集ボックス75に表記されているEstabLink.comが上記ディレクトリサービスである。この検索メニュー76の中にJPO(特許庁)を加えたいとするならば、図56のような設定を初期化ファイル53に追加する。符号57の検索エンジンアドレスはディレクトリサービスであり、また符号58のターゲットアドレスはJPOのものである。この初期化ファイル53は、このプログラムの起動時に参照されて、JPOが検索メニュー76の中に表示されることに成る。
第7実施形態
図57では、上述したサーバントプログラム32にプロキシサーバ35が併設されているものを表わす。サーバントプログラム32は各自が所有するプロキシサーバ35を利用する。クライアントがサーバントに接続して来た場合は、このプロキシサーバ35のIPアドレス等の識別情報をクライアントに送信し、この識別情報をクライアントが利用することに成る。
第8実施形態
図58乃至図60で表わすWWWブラウザ34は、図示してはいないがデータを指定するための機能と、サイトサーチの機能とを備えており、表示したWWWページ5のハイパーリンク55を動作不能にする処理を行なうためのリンク消しボタン77を備えている。データを指定するための機能は、図59で示すものと図60で示すものとの2通りを備えている。即ち、範囲指定部60に対してプルダウンメニュー600からcopyコマンドを実行することにより、範囲指定部60の文字列を引き渡し先に渡すものと、範囲指定部60に対してポップアップメニュー601からcopyコマンドを実行することにより、範囲指定部60の文字列を引き渡し先に渡すものと、である。
ハイパーテキストに於けるリンクというものは、実に範囲指定しづらいものである。例えばリンク内の文字列をコピーすべく範囲指定してみれば容易に体験できる。これはリンクというものが、そもそもクリックされることを目的としたものであるためである。従って、ハイパーリンクを動作不能とすることによって、ハイパーリンク上のデータを範囲指定することが容易となる。この実施形態ではWWWブラウザ34でdeLinkと表示されたリンク消しボタン77をマウスで押すことにより達成される。なお、ハイパーリンクを動作不能とする処理は、範囲指定操作とそれに続くデータの引き渡しが終わった時点で、1回毎に解除するように設定することも出来る。
第9実施形態
図61および図62は、第3実施形態で説明したサイトサーチアドレス91の生成をこの発明のクライアント側で行なってしまおうと言うものを示している。但しクライアント側では、登録アドレス90の一覧表の管理と言うようなことを行なわないため、特定の規則に則って受信アドレス9を適切にカットし、サイトサーチアドレス91を生成するようにしている。この規則と言うのは、受信アドレス9がスキーム名://ドメイン名/パス名/ファイル名であるものとしてパス名にチルダが用いられているか否かを判断して、チルダがある場合にはそのパス名の後ろのスラッシュまででカットし、チルダが見つからない場合にはドメイン名の後のスラッシュまででカットする、と言うものである。即ち識別情報を受信し(ステップS37)、チルダがあるか否かの判定を行ない(ステップS38)、ある場合にはチルダに続くパス名の直後のスラッシュまででカットし(ステップS39)、チルダがない場合にはドメイン名の直後のスラッシュまででカットする(ステップS40)。図62(a)では、識別情報である受信アドレス9からサイトサーチアドレス91を得るのに〜okabe/までを残すようにし、また図62(b)では***.com/までを残すようにした状態を表わしている。図62(a)で表わされた受信アドレス9は、一般的にインターネットサービスプロバイダのユーザー領域を示すURLアドレスである。
ところで図62(b)で生成したサイトサーチアドレス91を用いた検索結果が、例えばヒット数が多いなどとして、受信アドレス9の切り直しを手動で行ないたいとする場合がある。このような時に受信アドレス9の加工手段を提供することが出来る。図63は加工メニュー78とこの操作の結果を示す表示窓79とを表わしたものであり、マウスポインタ6で今まさに「下がる」を選択している状況を示している。この結果、サイトサーチアドレス91がパス部を一つ下ったサイトサーチアドレス91’と成って表示されている。逆に「上がる」を選択するとサイトサーチアドレス91と成り、これ以上は上がれなく成る。また下がる場合にも限界がある。この他、上述の特定の規則で処理しきれないものに付いては検索サーバ側に任せるような設計も可能である。
第10実施形態
図64および図65は、表示対象の送信側に対して検索の可否を問い合わせ、その結果を受けて検索の可否を通知する処理に関するフローチャートを表わしている。あるWWWページを閲覧していてこのサイトサーチを行ないたいとする。そこで例えば第3実施形態のディレクトリサーバ41を利用する場合、そもそもこのWWWサイトが登録されており、既にこのインデックスが作られていなくてはならない。そうでなければ、ただいま閲覧しているWWWページの識別情報とこのWWWページから取ったキーワードとをディレクトリサーバ41へ送信しても、検索結果は返って来ないか、またはディレクトリサーバ41が設定されていれば何等かの応答が返って来るだけである。これは非常に落胆するものである。そこで図64のフローチャートが示すステップS41では、検索の可否すなわち登録の有無をディレクトリサーバ41へ問い合わせるようにする。またこの結果は図65のフローチャートが示すステップS42によって表示装置11の画面に表示される。これは自動的に行なわれるようにすることも、また手動でメニューから起動されるようにすることも可能である。
なおこの発明は上述した実施形態には限定されないから、例えばWWWサーバの側に手を加えて、ディレクトリサーバへの問い合わせをWWWサーバを経由して行なうように設計することが可能である。またWWWページを所有している側でインデックスの作成が行なえれば、ハイパーリンクが張られていないものについてもインデックスを作成することが出来る。またインデックスは相互に流通させたり、更新部分のみディレクトリサーバへ送るようにして、実ドキュメントとインデックスとの一致が早期に為されるようなシステムとしてもよい。また例えば言語毎に異なるディレクトリサーバを複数立ち上げているような状況で、この発明のデータ引き渡し装置がいま見ているWWWページの言語種を判断し、適切なディレクトリサーバを選択したり、複数のディレクトリサーバを同時に利用したり、よい結果が得られるまで複数のディレクトリサーバを巡回するような設計も可能である。
産業上の利用可能性
以上、この発明によれば、グローバルサーチによってあるサイトにたどり着いた場合には、このサイトが検索先として自動的に選択されるように成り、サイトサーチに集中することが出来るように成った。
【図面の簡単な説明】
図1は第1実施形態の概念図である。図2はデータ引き渡し装置の全体構成を示す図である。図3は識別情報抽出部15の説明図である。図4はメタタグの説明図である。図5はURLアドレス51の表示状態説明図である。図6は文字列60とマウスポインタ6とを示す図である。図7は図2の装置をCPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。図8は入出力制御部16周りのブロック図である。図9は範囲指定領域を示す図である。図10はマウスプログラム30のフローチャートである。図11はキャンセルボタン7の動作状態を示す図である。図12は検索ボタン70の動作状態を示す図である。図13は範囲指定領域を示す図である。図14は範囲指定を実現するためのマウスプログラムのフローチャートである。図15は範囲区切部62を示す図である。図16は文字列61,延長範囲63とマウスポインタ6とを示す図である。図17は範囲指定を実現するためのマウスプログラムのフローチャートである。図18は範囲指定を実現するためのマウスプログラムのフローチャートである。図19はメタタグの説明図である。図20は初期化ファイル53の説明図である。図21は検索結果を受信して表示したWWWブラウザの画面表示を示す図である。図22は検索結果を受信して表示した結果表示窓59を示す図である。図23は音声による範囲指定を実現するための、マウスプログラムのフローチャートである。図24は静止画の範囲指定状態を示す図である。図25はグラフで表わした音声の範囲指定状態を示す図である。図26は第2実施形態の概念図である。図27はデータ引き渡し装置の全体構成を示す図である。図28はメタタグの説明図である。図29はマウスの「左ボタン」を連続的に用いた範囲指定とメニューの表示のさせ方を示す図である。図30は図27の装置をCPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。図31は送信する識別情報と指定範囲データのフォーマットを示す図である。図32はデータフォーマット38の形成のための準備プロセスを示すフローチャートである。図33は範囲指定部60の引き渡し先が表示された検索ボタン72を示す図である。図34は第3実施形態の概念図である。図35はデータ引き渡し装置の全体構成を示す図である。図36はメタタグの説明図である。図37は範囲指定時に表示される編集ボックス73を示す図である。図38は図35の装置を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。図39は送信する識別情報と指定範囲データのフォーマットを示す図である。図40はデータフォーマット39の形成のための準備プロセスを示すフローチャートである。図41は受信アドレス9からサイトサーチアドレス91を生成する概念図である。図42は第4実施形態の概念図である。図43はデータ引き渡し装置の全体構成を示す図である。図44はアドレス変換部94の説明図である。図45は受信アドレス92からサイトサーチアドレス93を生成する概念図である。図46は範囲指定時に表示される編集ボックス74を示す図である。図47は図43の装置を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。図48はサーバントプログラム32の動作を表わすフローチャートである。図49はテキスト入力窓を有するWWWブラウザ96の説明図である。図50は第5実施形態の概念図である。図51はデータ引き渡し装置の全体構成を示す図である。図52はスクリプト37の説明図である。図53は文字列60とマウスポインタ6とを示す図である。図54は図51の装置をCPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。図55は第6実施形態の編集ボックス75を示す図である。図56は初期化ファイル53の説明図である。図57は第7実施形態の概念図である。図58は第8実施形態のWWWブラウザ34の説明図である。図59はデータ指定方法の説明図である。図60はデータ指定方法の説明図である。図61は第9実施形態のサイトサーチアドレスの生成プロセスを表わすフローチャートである。図62は受信アドレス9からサイトサーチアドレス91を生成する概念図である。図63はサイトサーチアドレス91の加工メニュー78を示す図である。図64は第10実施形態の検索の可否を問い合わせる場合のフローチャートである。図65は問い合わせの結果を表示する場合のフローチャートである。

Claims (5)

  1. 各々が検索サーバと検索クライアントとを有してピアツーピアネットワークに接続されたコンピュータが処理するデータ引き渡し方法であって、前記検索クライアントはユーザーが任意に指定した表示対象をWWWブラウザに表示すると共に、前記表示対象のURLアドレスを変換することにより後述するデータの引き渡し先である検索サーバのURLアドレスを取得し、前記表示対象上でユーザーが操作するポインティングデバイスによるクリック操作が行なわれた時の座標がこのクリック操作に先立つ前記ポインティングデバイスを用いた前記表示対象に対する範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、前記指定範囲内にあることが判定された場合には前記指定範囲内のデータを前記URLアドレスの前記検索サーバへ渡す、データ引き渡し方法。
  2. 前記検索クライアントは、前記表示対象がハイパーリンクを有する場合に前記ハイパーリンク上での前記範囲指定操作を可能にするべく、ユーザーの要求に基づいて前記ハイパーリンクを動作不能とする処理を行なう、請求項1に記載のデータ引き渡し方法
  3. 前記検索クライアントは、前記範囲指定操作の最後に起こるマウスアップイベントにより、テキスト入力窓と検索ボタンとを有する編集ボックスを前記指定範囲の近傍に表示すると共に、前記指定範囲内のデータを前記テキスト入力窓に編集可能に表示し、前記検索ボタンが押されたら前記テキスト入力窓内の前記データを前記検索サーバへ渡す処理を行なう、請求項1に記載のデータ引き渡し方法
  4. 前記検索クライアントは、前記WWWブラウザにテキスト入力窓と検索ボタンとを表示すると共に、前記範囲指定操作の最後に起こるマウスアップイベントにより前記指定範囲内のデータを前記テキスト入力窓に編集可能に表示し、前記検索ボタンが押されたら前記テキスト入力窓内の前記データを前記検索サーバへ渡す処理を行なう、請求項1に記載のデータ引き渡し方法
  5. 請求項1乃至請求項4の内の何れか1のデータ引き渡し方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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