JP2000122774A - データ引き渡し装置、方法、及び記録媒体 - Google Patents

データ引き渡し装置、方法、及び記録媒体

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JP2000122774A
JP2000122774A JP32005598A JP32005598A JP2000122774A JP 2000122774 A JP2000122774 A JP 2000122774A JP 32005598 A JP32005598 A JP 32005598A JP 32005598 A JP32005598 A JP 32005598A JP 2000122774 A JP2000122774 A JP 2000122774A
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俊彦 岡部
Chisato Okabe
千里 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポインティングデバイスによる範囲指定後の
コピー操作や、指定範囲内のデータをその処理プログラ
ムに引き渡す操作を、簡単なものにする。 【解決手段】 ポインティングデバイスによるクリック
操作が行なわれた時の座標が、このクリック操作に先立
つポインティングデバイスによる範囲指定操作で指定さ
れた範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあるこ
とが判定された場合に、指定範囲内のデータを引き渡し
先へ渡すようにした。従って、操作性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マウスやタッチ
パネルなどのポインティングデバイスで指定した範囲の
文字列などのデータを、クリップボードへ渡したり他の
アプリケーションプログラムへ渡す際の操作性を改善す
ることができるポインティング装置、方法および記録媒
体に関するものである。
【0002】
【関連する技術】いわゆるウインドウシステムを具えた
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステムや
アプリケーションプログラムでは、マウスなどのポイン
ティングデバイスによる各種操作が行なえるように成っ
ている。例えばマウスで文字列を選択した後ドラッグし
たり、ボタンアイコンやリンクをマウスボタンでクリッ
クするなどの操作が可能である。
【0003】例えばワールドワイドウェブのブラウザか
らエディタへ任意の文字列をコピーするという操作を考
えた場合、これまでのやり方では、図37に示すように
まずブラウザ上でマウスなどを用いて文字列80を選択
し、プルダウンメニュー8の編集からコピーコマンドを
実行し、エディタにフォーカスを当て、所望の位置にマ
ウスカーソルを置いた後、エディタのプルダウンメニュ
ーの編集からペーストコマンドを実行するという手順を
とっている。また図38に示すように、マウスに左右の
ボタンがあり且つ右ボタンによってポップアップメニュ
ー9が表示可能なものでは、マウスを用いて文字列90
を選択し、ポップアップメニュー9からコピーやペース
トコマンドを実行するという手順をとる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記手順は冗長である
にもかかわらず、コンピュータを扱う者は必ず慣れなけ
れば成らない手順であるとされているため、これまで何
の疑いもなく踏襲されてきた。文字列を選択する操作は
必要であるが、その後のコピー操作はもっと簡単である
ことが望ましい。更に選択した文字列を、文字列の処理
プログラムに引き渡すというような操作に関しても、文
字列選択後の引き渡しの操作はもっと簡単であることが
望ましい。
【0005】そこでこの発明は、範囲指定された文字列
などのデータを、クリップボードや他のアプリケーショ
ンプログラムへ引き渡す際の操作性を良くすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】(手段1および
手段2)この発明のデータ引き渡し装置およびデータ引
き渡し方法は、ポインティングデバイスによるクリック
操作が行なわれた時の座標が、このクリック操作に先立
つポインティングデバイスによる範囲指定操作で指定さ
れた範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあるこ
とが判定された場合に、指定範囲内のデータを引き渡し
先へ渡すようにしている。指定範囲は複数の座標で表わ
すことができるから、その各々の座標とクリック操作が
行なわれた時の座標との位置関係を調べることによっ
て、範囲内にあるか否かが分かる。従って範囲指定した
後、その上でクリック操作をするだけで、指定範囲内の
データは引き渡し先へ渡されるので、操作性が良い。
【0007】(手段3)この発明のデータ引き渡しプロ
グラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイス
によるクリック操作が行なわれた時の座標が、このクリ
ック操作に先立つポインティングデバイスによる範囲指
定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定
範囲内にあることが判定された場合に、指定範囲内のデ
ータを引き渡し先へ渡すようにしたプログラムを記録し
ている。従ってこのプログラムに基づくデータの引き渡
しは、指定範囲内のデータをその上でクリック操作する
だけで済むから、操作が簡単である。上述した関連技術
では、指定範囲外ではもちろんのこと指定範囲内であっ
ても、クリック操作が行なわれるとその範囲指定は解除
されることになっていた。
【0008】(ポインティングデバイスの説明)なおク
リックという操作は、マウスに設けられたボタンなどの
スイッチを押して離したり、タッチパネルの表面を指先
やペンで触れてから離す操作のことである。タッチパネ
ルの場合でもスイッチをON,OFFしていることに変
わりはない。指定範囲内のデータが引き渡されるタイミ
ングは、ポインティングデバイスのスイッチを押した時
またはこの後の離した時などと決めればよい。マウスイ
ベントでは、ボタンが押されたことをマウスダウンとい
い、離されたことをマウスアップなどといっている。マ
ウスではボタンが1つのものから3つのもの、クリック
可能なホイールが付いたものまで様々あるが、その何れ
を利用するようにしてもよい。2ボタンのマウスでは、
左ボタンにこの発明に於けるクリック操作を割り当てる
と最も効果的である。人差し指を使うこの操作がいちば
ん多く使用されており、また扱いやすいからである。上
述した関連技術のスイッチに割り当てられたメソッドと
の互換性を保つ意味では、クリック可能なホイールを利
用してもよい。またポインティングデバイスのカーソル
が前記指定範囲内にある時に、カーソル形状を矢形状な
どのポインタに変えるようにしたことを特徴とするもの
としてもよい。なお、上記ではポインティングデバイス
として、マウスとタッチパネルを取り上げたが、これら
に限定されるものではない。一例としてペンタブレット
やトラックボール、視線入力装置やデジタイザを上げる
ことができる。
【0009】いずれにせよこの発明によれば、クリック
操作が行なわれるまでは、何度でも範囲指定操作をやり
直すことができる。範囲指定操作を終えた時点で直ちに
指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すように構成する
ことも可能ではあるが、既にデータが渡された後で範囲
指定操作のやり直しを行なうのは不合理である。また文
字列や画像の一部を、マウスなどのポインティングデバ
イスを用いて範囲指定操作を行なう際の問題点は、所望
する範囲の一部を欠いて範囲指定してしまったり、逆に
余計に範囲指定してしまうことである。しかしながらこ
の発明ではクリック操作が行なわれるまでは、何度でも
範囲指定操作をやり直すことができる点が特長である。
しかも指定範囲内でクリック操作を行なうだけでデータ
を渡せるという点が優れている。
【0010】(手段4)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、範囲指定後にこの指定範囲を予め定
めた規則で拡大した上で、前記判定処理を行なうように
したプログラムを記録している。従って実際の指定範囲
から外れてクリック操作を行なったとしても、その座標
が拡大された指定範囲内にある限りデータの引き渡しが
行なわれるため、クリック操作にあまり神経を使わなく
て済む。
【0011】(手段5)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、ポインティングデバイスのカーソル
が、範囲指定後にこの指定範囲内に自動的に移動するよ
うにしたプログラムを記録している。従って範囲指定後
にポインティングデバイスのカーソルをわざわざ指定範
囲内に移動させる操作が不要となるため、操作が更に楽
なものになる。
【0012】(手段6)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、範囲指定したい位置でクリック操作
を行なった時に、予め定めた規則で指定範囲を設定する
ようにしたプログラムを記録している。予め定めた規則
とは、例えば前記操作対象がテキストであれば、クリッ
ク操作位置の単語を抜き出して範囲指定したり、クリッ
ク位置の1行分や1段落分を範囲指定するというような
規則のことである。また例えば前記操作対象が画像であ
れば、クリック位置を中心として左右に何ピクセル、上
下に何ピクセルを範囲指定するというような規則のこと
である。また例えば前記操作対象が音声を視覚化した波
形グラフであれば、クリック位置を中心として左右の無
音部までを範囲指定するというような規則のことであ
る。従って範囲指定を行なうのにドラッグ操作が不要と
なるため、操作が更に容易となる。特に指先で操作する
タッチパネルなどには好適なユーザーインターフェース
となる。なお、範囲指定したい位置でクリック操作を行
なった時に、このクリック操作が、まず予め定めた規則
で指定範囲を設定し、続けて指定範囲内のデータをその
上でクリック操作したものと見做して、指定範囲内のデ
ータを引き渡し先へ渡すようにしたことを特徴とするも
のとしてもよい。先に、範囲指定操作を終えた時点で直
ちに指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡すように構成
した場合は不都合がある、と説明したが、クリック操作
のみで範囲指定ができるほど操作が楽で、かつこれと同
時にデータを引き渡し先へ渡せるのであれば、上記不都
合を上回る利点があると言える。何れにせよ、予め定め
た規則によって範囲指定が正確に行なわれるため、手作
業で範囲指定操作を行なうのと異なり、範囲を欠いたり
余計に範囲指定してしまうなどの問題がない。なお、前
記クリック操作を、シングルクリックではなくダブルク
リックとすることも可能である。
【0013】(手段7)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、範囲指定したい位置で最初のクリッ
ク操作を行なった後、予め定めた時間内に次のクリック
操作を行なうことにより、予め定めた規則で指定範囲を
設定するようにしたプログラムを記録している。最初の
クリック操作の後で予め定めた時間内に次のクリック操
作を行なうというのは、例えば一般的なダブルクリック
操作のことである。また予め定めた規則とは、例えば前
記操作対象がテキストであれば、予め定めた時間内に2
回目のクリック操作を行なった場合は、クリック操作位
置の単語を抜き出して範囲指定し、予め定めた時間内に
3回目のクリック操作を行なった場合は、先に抜き出し
て範囲指定した単語の右隣の単語を抜き出し、先に抜き
出した単語と併せて一続きの範囲指定をするというよう
な規則のことである。また例えば予め定めた時間内に3
回目のクリック操作を行なった場合は、先に抜き出して
範囲指定した単語の左右隣の単語を抜き出し、先に抜き
出した単語と併せて一続きの範囲指定をするというよう
な規則のことである。更にまた、例えば前記操作対象が
画像であれば、クリック位置を中心として予め定めた時
間内に行なわれる2回目3回目のクリック操作を経て、
順次左右に何ピクセル、上下に何ピクセルずつ拡大する
ように範囲指定するというような規則のことである。従
って範囲指定を行なうのにドラッグ操作が不要となるば
かりでなく、続けて指定範囲を拡大してゆくことができ
るため、操作がますます容易になる。特に指先で操作す
るタッチパネルなどには好適なユーザーインターフェー
スとなる。なお、最初のクリック操作のみシングルクリ
ックではなくダブルクリックとすることも可能である。
【0014】(手段8)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、予め、引き渡し先に関するデータを
備えたプログラムを記録している。引き渡し先に関する
データとは、引き渡し先アドレスなど、引き渡し先を指
定するために必要なもののことである。更には実施形態
のところで説明するような、引き渡し先に固有のデータ
のことである。従って、範囲指定されたデータの引き渡
しを行なうプログラムと引き渡し先に関するデータと
を、CD−ROMなどの記録媒体に一緒に記録して販売
することができる。なおこの発明のプログラムコード中
に引き渡し先に関するデータを入れておくことも可能で
ある。
【0015】(手段9)更にこの発明のプログラムを記
録した記録媒体は、引き渡し先に関するデータを備えて
おらず、後から取得するようにしている。従って範囲指
定されたデータの引き渡しを行なうプログラムと、引き
渡し先に関するデータとを、別売りすることができる。
すなわち引き渡し先に関するデータのみ、別のCD−R
OMなどの記録媒体から読み込むようにしてもよいし、
ネットワーク経由で読み込むようにしてもよい。
【0016】(手段10)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、複数の引き渡し先の中から1以上
の引き渡し先の指定を行なうことができるようにしたプ
ログラムを記録している。従ってどのような経路で得た
引き渡し先に関するデータであっても次のようなことが
実現可能である。即ち引き渡し先が複数であればその中
から1つを任意に選択して指定することができるので選
択肢が広がるし、また2以上の引き渡し先を指定してそ
の各々に指定範囲内のデータを渡すことができるので効
率が良くなる。
【0017】(手段11)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによる範
囲指定後、この指定範囲内でスイッチを押す操作を行な
った場合、押した箇所の近くに引き渡し先を、ポインテ
ィングデバイスにより選択可能なメニューとして表示す
るようにしたプログラムを記録している。この場合、ボ
タンを押した時にメニューを表示し、押した状態のまま
メニュー上の希望する引き渡し先のところへカーソルを
移動させ、そこでボタンを離した時にデータが引き渡さ
れるようにする。或いは最初のクリック操作でメニュー
を表示し、メニュー上の希望する引き渡し先のところへ
カーソルを移動させ、そこで次のクリック操作を行なう
ことによりデータが引き渡されるようにしてもよい。こ
の場合も、スイッチを押すという操作が入っている。従
ってどのような経路で得た引き渡し先に関するデータで
あっても次のようなことが実現可能である。即ちメニュ
ーから引き渡し先を目で見ながら選択することができる
ので、引き渡し先の確認が容易である。なお上述した関
連技術で左右2つのスイッチを有するマウスでは、右ス
イッチを押した時か離した時にコピー、カット、ペース
トなどのメニューをポップアップ表示させていた(図3
8を参照のこと)。
【0018】(手段12)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによる範
囲指定後、この指定範囲内にポインティングデバイスの
カーソルを置いた場合、カーソルの近くに引き渡し先
を、ポインティングデバイスにより選択可能なメニュー
として表示するようにしたプログラムを記録している。
指定範囲内にポインティングデバイスのカーソルを置く
と自動的に表示されるメニュー上で、クリック操作を行
なうことによりデータを引き渡すことができる。従っ
て、どのような経路で得た引き渡し先に関するデータで
あっても、次のようなことが可能である。即ち引き渡し
先の確認が容易であると共に、クリック操作はただ1回
で良いから楽である。なお一度指定範囲内にカーソルを
置いたならば、カーソルを指定範囲外へ出したとして
も、一定時間メニューが表示され続けるように設定する
ことが好ましい。また、引き渡し先がただ1つである場
合には、引き渡し先の選択をする必要がないから、指定
範囲内にポインティングデバイスのカーソルを置いた時
に、引き渡し先がポップアップ表示されるようにしても
よい。
【0019】(手段13)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによる範
囲指定後、この指定範囲内で予め定めた時間以上スイッ
チを押す操作を継続した場合に、押した箇所の近くに引
き渡し先を、ポインティングデバイスにより選択可能な
メニューとして表示するようにしたプログラムを記録し
ている。この場合、指定範囲内でクリック操作を行なう
とデフォルトの引き渡し先にデータを渡すように設定し
ておけば良い。従ってどのような経路で得た引き渡し先
に関するデータであっても次のようなことが可能であ
る。即ちデフォルトの引き渡し先で良ければそのままク
リック操作をし、デフォルトではない引き渡し先を選択
したい場合には予め定めた時間以上スイッチを押し続け
る操作を継続すればよいため、選択に幅が出てきて使い
勝手が良好である。
【0020】(手段14)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、前記メニューを表示するものに関
して、ポインティングデバイスの操作対象が所有する固
有の情報を、その操作対象から得てメニューに追加する
ようにしたプログラムを記録している。例えば操作対象
がワールドワイドウェブのブラウザに表示されるWeb
ページであり、ページの著作者名が、表示はされないも
のの記載されている場合には、著作者名がこのWebペ
ージの固有の情報ということになる。そしてこの著作者
名がメニューに追加され、選択可能になる。この用途と
しては、例えば指定範囲内のデータを渡す引き渡し先が
ワールドワイドウェブの検索エンジンである場合に、検
索キーワードである指定範囲内のデータと著作者名とを
検索エンジンへ渡し、両者の論理積を取って検索させ、
検索結果を返してもらう、というものを上げることがで
きる。論理積や論理和などのブーリアン検索方法を選択
できるようにしてもよい。従って、より複雑なデータの
引き渡しが簡単な操作で行える。なお、手段13とも関
連するが、Webページの場合、その余白を範囲指定操
作すると実質的にデータが範囲指定されない状態となる
が、それでもメニューに追加された固有の情報だけを引
き渡し先に渡すことができるように構成してもよい。
【0021】(手段15)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、指定範囲内のデータを引き渡し先
へ渡す際に、併せて、ユーザーが有する固有の情報を取
得して渡すようにしたプログラムを記録している。例え
ば指定範囲内のデータを渡す引き渡し先がワールドワイ
ドウェブの会員制の検索エンジンである場合、セッショ
ンの管理とユーザー認証のため、ユーザー固有の情報と
しての識別番号を、検索キーワードである指定範囲内の
データと共に検索エンジンへ渡す、というものを上げる
ことができる。或いはユーザーの好みというような個人
情報を上げることができる。従ってデータの引き渡し先
に複雑なデータ処理をさせられるようなデータの引き渡
しが、容易に行ない得る。
【0022】(手段16)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、指定範囲内のデータの引き渡し後
に、そのデータを表示するようにしたプログラムを記録
している。データの表示は指定範囲の近くに一定時間ポ
ップアップするようにしてもよいし、この発明をアプリ
ケーションプログラムとして実施した場合には、例えば
ツールバーに表示用の窓を設け、そこで表示するように
してもよい。従って、データの引き渡し後に引き渡した
データが何であったかを確認することができ、便利であ
る。なお、指定範囲内のデータの引き渡し後に、範囲指
定を解除しないようにしても実現可能である。上述した
関連技術では、範囲指定の操作を行なった場合、指定範
囲内を反転表示させたり、枠囲いさせるなどしている。
しかしながら指定範囲内のデータに対し例えばコピーコ
マンドを実行した場合、その後範囲指定が解除されるの
が一般的であった。
【0023】(手段17)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、指定範囲内のデータの引き渡し後
に、その引き渡し先を表示するようにしたプログラムを
記録している。この引き渡し先の表示は指定範囲の近く
に一定時間ポップアップするようにしてもよいし、この
発明をアプリケーションプログラムとして実施した場合
には、例えばツールバーに表示用の窓を設け、そこで表
示するようにしてもよい。従って、データの引き渡し後
に引き渡し先がどこであったかを確認することができ、
便利である。
【0024】(手段18)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、引き渡し先が指定範囲内のデータ
を処理するプログラムであって、このプログラムから処
理状況または処理結果を受けて表示するようにしたプロ
グラムを記録している。例えば指定範囲内のデータを渡
す引き渡し先がワールドワイドウェブの検索エンジンで
ある場合、処理状況として検索処理の進捗状況データを
受け、それをグラフ表示するなどである。または処理結
果として検索されたWebページの一覧データを受け、
それをポインティングデバイスにより選択可能なメニュ
ー(リンク集)としてポップアップ表示するなどであ
る。後者の場合、前記一覧データを受けてブラウザ側で
表示するのが一般的であるが、検索結果が0件であって
も表示が書き変わってしまうため、このような場合に検
索結果が0件であることをポップアップ表示するなども
好ましい。従って引き渡し先の処理状況を知ることが出
きるからイライラすることがなくなる。また、引き渡し
先の処理結果をデータの引き渡し時と同じようなユーザ
ーインターフェースで知ることができるから、操作の統
一性を保つことができる。なお、この発明では引き渡し
先が指定範囲内のデータを処理するプログラムとした
が、ユーザーに代わって仕事を処理するいわゆるエージ
ェントプログラムなどを引き渡し先とすることができ
る。
【0025】(手段19)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、指定範囲内のデータの文字認識を
行ない、文字認識された場合にこの文字列を引き渡し先
へ渡すようにしたプログラムを記録している。これは表
示装置上で文字のように見えてもテキストデータではな
く、実は画像として描かれた文字である場合に、一度文
字認識してテキストデータに変換し、引き渡し先へ渡す
というものである。従って指定範囲内のデータがきちん
と文字として読めさえすれば、テキストデータと同様に
扱うことができる。
【0026】(手段20)更にこの発明のプログラムを
記録した記録媒体は、ポインティングデバイスのカーソ
ルが、範囲指定後にこの指定範囲内に自動的に移動する
ようにしたものに関して、ユーザーが範囲指定したいと
する文字列を言葉にして発した場合、これを受けて音声
認識し、音声認識された文字列と範囲指定したいとする
文字列との一致を判定して、一致する場合に前記ポイン
ティングデバイスによるクリック操作に相当する操作を
行なうことにより、この文字列を引き渡し先へ渡すよう
にしたプログラムを記録している。音声認識された文字
列と、範囲指定したいとする文字列との一致を判定して
いるため、範囲指定は確実なものとなっている。従って
マイクに向って声で範囲指定でき、かつカーソルがこの
指定範囲内に入っているため、後はクリック操作に相当
する操作をするだけとなり、操作性が良好である。また
ウェアラブルコンピュータのようにディスプレイを眼鏡
として構成して目の前に掛けたり、直接網膜に映像を投
影するような装置では、範囲指定が難しいが、これらに
対してもこの発明は良好なユーザーインターフェースを
提供できる。なお上記説明中、文字列には1字の場合を
含んでいるものとする。また音声認識の認識率が低い場
合、音声認識された文字列と範囲指定したいとする文字
列とがほぼ一致しさえすれば、範囲指定されたものとす
るとような曖昧処理を行なってもよい。一致すると判定
された文字列を反転表示するようにすると分かりやすく
なる。また上記はあくまでもテキストの場合であるが、
画像の場合には一致が得られないため、画像データのま
まで引き渡すようにしてもよい。
【0027】(記録媒体)プログラムを記録した記録媒
体とは、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブル
ディスク、ROM、RAM、メモリカード、紙テープや
パンチカード等を含む概念である。またコンピュータで
直接実行可能な状態でプログラムを記録した記録媒体以
外にも、例えばCD−ROMからハードディスク等の他
の記録媒体へインストールすることによって実行可能と
成るプログラムを記録した記録媒体や、データをエンコ
ードしたり、暗号化したり、圧縮したプログラムを記録
した記録媒体等のことも含む。上記でRAMを含んでい
るのは、ネットワーク経由で受信したプログラムがRA
M上に展開されることがあるからである。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、この
発明の一実施形態によるデータ引き渡し装置の全体構成
を示したものである。入力装置1は範囲指定とクリック
操作とを行なうためのポインティングデバイスである。
表示装置11は、入力装置1の操作対象である文章と入
力装置1のカーソルとを表示するためのものである。以
下の実施形態では指定範囲内のデータをクリップボード
へコピー操作する場合について説明するが、これに限ら
ず、このデータを必要とする他の装置やソフトウェアに
このデータを引き渡す場合についても同様に適用するこ
とができる。例えばエディタなどの文書編集プログラ
ム、ユーザーに代わって仕事を処理するエージェントプ
ログラムなどを引き渡し先とすることができる。また、
プログラム以外では、いわゆるクリップボードと呼ばれ
るグローバルメモリなどを上げることができる。クリッ
プボードに渡されたデータはどのアプリケーションから
も共通に利用できるようになっているのが一般的であ
る。
【0029】表示装置11上に表示された文章を、入力
装置1を操作してそのカーソルによりまず範囲指定す
る。この指定範囲は文字列を反転させて表示される。範
囲指定がうまく行かない場合は、操作者は範囲指定をや
り直すことができる。カーソルは指定範囲の終了位置に
あるはずであるから、そのまま指定範囲内へ移動させ、
指定範囲内でクリック操作を行なうと、指定範囲内のデ
ータがクリップボードと呼ばれるメモリ上へコピーされ
る。そして前記反転表示が解消される。この一連の操作
は実に単純であり、範囲指定操作とクリック操作のみで
あり、2つの操作の間に操作者はマウスをほんの僅か移
動させるだけでよい。この一連の操作についての処理は
処理装置10が担っている。
【0030】図1の処理装置10を、CPU2を用いて
実現した場合のハードウェア構成を図2に示す。また図
2のCPU2で実現されるデータ処理に於ける、各処理
部を図3に示す。なお処理装置10はCPUを用いるこ
となくハードウェアロジックによって構成してもよい。
【0031】CPU2には、メモリ20、記憶装置であ
るハードディスク21、入力装置であるマウス1、表示
装置であるディスプレイ11、CD−ROMドライブ2
2が接続されている。ハードディスク21には、オペレ
ーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラム
であるマウスプログラム30が記憶されている。このマ
ウスプログラム30は、CD−ROMドライブ22を介
してCD−ROM23からインストールされたものであ
る。この他ハードディスク21には、ワールドワイドウ
ェブのブラウザ4を含む他のアプリケーションプログラ
ム32が記憶されている。またオペレーティングシステ
ムOS3は、これらのアプリケーションプログラム32
からグローバルメモリを共用できるように、クリップボ
ード40を提供している。なおここではマウス1は、2
ボタンマウスである。
【0032】図4に、ディスプレイ11に表示されたブ
ラウザ4と、クリップボード40とを示す。また図5
に、範囲指定された文字列50とマウスポインタ5とを
示す。また図6に、マウスプログラム30をフローチャ
ートにて示す。操作者はマウス1を操作してブラウザ4
上に表示された文書を範囲指定する(ステップS1)。
ここでは表示された文書の一部、「所要の文字列をマウ
スで範囲指定し」を範囲指定している。この指定範囲の
文字列50は反転表示される。
【0033】次に、操作者はマウス1を操作して、マウ
スカーソルを指定範囲の文字列50の上に移動させる。
ここではマウスカーソルの形状が矢形状のポインタ5に
変化させているが、この点についての説明は省く。そし
て反転表示された文字列50上で、即ち指定範囲内で、
マウス1の左ボタンを用いてのクリック操作を行なう
(ステップS2)。
【0034】ステップS2に於けるマウスアップイベン
トにより、このクリック位置が指定範囲内に重なってい
るか否かの判断を行なう(ステップS3)。ここではマ
ウスカーソル(ポインタ5)は指定範囲の文字列50の
上にあるから、判断は真であり文字列50がクリップボ
ード40にコピーされる(ステップS4)。この状態
は、図4のクリップボード40に、コピーされたデータ
51が表示されることで確認できる。
【0035】なお操作者が、マウスカーソルを指定範囲
の文字列50の上に移動させることなく、文字列50以
外の場所でクリック操作を行なった場合には、ステップ
S3に於ける判断は偽であるから、前記範囲指定は解除
される(ステップS5)。
【0036】マウスプログラム30による処理過程を、
マウスイベントの観点から見て行くと、次のようであ
る。入出力制御部33は、マウス1に対してカーソルの
移動やクリックの操作が行なわれた時に、この操作を判
定してイベントと呼ばれる情報レコードを作成してイベ
ントキュー34へ送る。イベントキュー34は、マウス
1の操作毎に発生する複数のイベントをその発生順に記
憶する。処理判定部35は、イベントキュー34からイ
ベントを古い順に取り出し、そのイベントの内容を解読
し、マウス1の操作に対応する処理の判定を行なう。そ
の判定結果は処理命令と呼ばれる情報レコードに加工さ
れ、処理実行部36に渡される。処理実行部36では、
処理命令に対応する処理ルーチンを呼び出して実行す
る。また処理実行部36は、入出力制御部33に対して
指定範囲などの画像情報を送信する。入出力制御部33
は、この画像情報を出力信号に変換して、ディスプレイ
11に表示する。この実施形態では、指定範囲内の文字
列50はクリップボード40にコピーされるものとした
が、後述するように、指定範囲内のデータの引き渡し先
が選択可能とされている場合などでは、処理実行部36
がハードディスク21にアクセスして、必要な情報を得
るように設定してよい。
【0037】以上のように、指定範囲は複数の座標で表
わすことができるから、その各々の座標とクリック操作
が行なわれた時の座標との位置関係を調べることによっ
て、範囲内にあるか否かが分かる。従って、範囲指定し
た後、その上でクリック操作をするだけで、指定範囲内
の文字列50をクリップボード40へ渡すことができる
ようになった。
【0038】なお、上述した実施形態では、操作対象と
して文字列を扱っているが、画像や音声を視覚化した波
形グラフなどを操作対象とすることが可能である。また
この実施形態では文字列50をクリップボード40に渡
すことで、他のソフトウェアからデータ51を利用可能
にしているが、クリップボード40ではなくエディタな
どの文書編集プログラムに、指定範囲内のデータを引き
渡すようにすることができる。またそれらのプログラム
が起動されていない場合には、起動させてから指定範囲
内のデータを引き渡すようにすることも可能である。な
お図2でマウス1と共にキーボードが表わされている
が、範囲指定操作に於けるマウスドラッグについては、
キーボードの矢印キーで代用させる設定とすることがで
きるからである。
【0039】(第2の実施形態)図7は、第2の実施形
態による範囲指定領域を示す図である。A,B,C,D
の座標を有する矩形範囲を、範囲指定による指定範囲と
した場合、距離PXだけ左右方向へ、かつPYだけ上下
方向へ、指定範囲を自動的に広げるようにした。この結
果E,F,G,Hの座標を有する矩形範囲が、拡大され
た新たな指定範囲となっている。
【0040】本来であればJ点でのクリック操作では、
A,B,C,Dの座標を有する矩形範囲内のデータを引
き渡し先へ渡すことはできず、I点のように矩形範囲内
でのクリック操作が要求されるのであるが、本実施形態
によれば、J点即ち拡大範囲52内でのクリック操作で
も、データの引き渡しが可能になる。
【0041】(第3の実施形態)図8(a)は、範囲指
定操作に於けるマウスアップ座標Kでの範囲指定された
文字列50とマウスポインタ5とを示す図であり、図8
(b)は、その後自動的に、指定範囲内の座標Lにマウ
スポインタ5が移動された状態を示す図である。座標K
と座標Lとの距離はQXであり、左から右方向へ範囲指
定操作した場合、X座標のマイナス方向にQXだけ移動
されるように設定してある。この逆の場合は、X座標の
プラス方向にQXだけ移動されるように設定すればよ
い。
【0042】これにより、マウスのクリック操作に先立
ち、マウスポインタ5を指定範囲内へ移動させる操作が
不要となり、範囲指定操作後ただちにクリック操作を行
なって、データを引き渡すことが可能となる。なおここ
ではマウスカーソルは、範囲指定操作後は、矢形状のポ
インタに変化するように設定した例としている。またY
方向に関しては、指定範囲の高さを取って、その中間位
置にマウスポインタ5を移動させるような補正をするこ
ともできる。
【0043】(第4の実施形態)図9は、範囲指定され
た文字列53とマウスポインタ5とを示す図であり、ま
た図10はこの範囲指定を実現するための、マウスプロ
グラムのフローチャートである。これまでの実施形態で
は、マウスダウン、ドラッグ、マウスアップという操作
を経て範囲指定が行なわれた。しかしながら、範囲指定
したい位置でクリック操作を行なった時に、クリック操
作位置の単語を抜き出すなど、予め定めた規則で指定範
囲を設定するようにしてもよい。
【0044】操作者が、ディスプレイに表示された文章
上で、マウスによるクリック操作を行なう(ステップS
6)。マウスプログラムはクリックされた箇所の文字コ
ードの種類を確認する(ステップS7)。文字コードの
種類とは、日本語漢字、ひらがな、カタカナなどの種別
のことである。いまクリックされた箇所の文字コードの
種類が漢字であると判断されたとすると、マウスプログ
ラムは、クリックされた箇所から左右の文字コードを見
て行き、漢字コードではなくなるところまでを範囲指定
する(ステップS8)。これにより、4字熟語などもク
リック操作だけで範囲指定することができる。そしてそ
のまま続けてクリック操作を行なうことで、指定範囲内
のデータを引き渡すことができるのである。
【0045】なお、ディスプレイに表示された文章がア
ルファベットで書かれたものであるならば、単語間には
スペースが入っているから、スペースを以て単語を範囲
指定することができる。
【0046】(第5の実施形態)この実施形態では、範
囲指定したい位置で最初のクリック操作を行なった後、
予め定めた時間内に次のクリック操作を行なうことによ
って、予め定めた規則で指定範囲を設定するようにし
た。予め定めた時間内に3回のクリック操作を行なう場
合を想定すると、この実施形態では、第4の実施形態の
ように、最初のワンクリック操作で範囲指定を行ない
(図11(a))、続く2回目のクリック操作で、次の
規定の範囲まで範囲指定を延長する(図11(b))と
いう規則を採用している。続いて3回目のクリック操作
を行なえば、(図11(b))で破線で示した範囲まで
指定範囲が延長する。しかしながら、予め定めた時間内
に2回のクリック操作を行なう、即ちダブルクリックを
することで、図11(a)までの範囲指定をするように
規定してもよい。この場合、3回目のクリック操作によ
り図11(b)までが範囲指定される。また図11
(b)で破線で示した範囲まで指定範囲が延長するに
は、時間内に4回目のクリック操作が必要となる。
【0047】図12はこの範囲指定を実現するための、
マウスプログラムのフローチャートである。なお、CP
U2は、図2に示されているリアルタイムクロック25
を、タイマ設定のために用いている。図11(a)では
最初のクリック操作により、クリック操作が行なわれた
箇所にある「文字列」という熟語を指定範囲とした図を
示す。操作者が、ディスプレイに表示された文章上で、
マウスによるクリック操作を行なう(ステップS6)。
マウスプログラムはクリックされた箇所の文字コードの
種類を確認する(ステップS7)。マウスプログラム
は、クリックされた箇所から左右の文字コードを見て、
漢字コードではなくなるところまでを範囲指定する(ス
テップS8)。2回目のクリック操作が行なわれると、
最初のクリック操作からの時間経過を調べ(ステップS
9)、決められた時間内であれば、「文字列をマウス」
まで延長範囲54とする(ステップS10)。更に決め
られた時間内でのクリックが続けば、この処理が繰り返
されるが、決められた時間が経過した後のクリック操作
では、この範囲指定が解消されるか、またはクリック操
作が行なわれた時の座標が、指定範囲内にあれば、指定
範囲内のデータが引き渡し先へ渡される。なお、ここで
の規則では、範囲指定の延長に当たって、漢字(2バイ
ト数字を含む)と、ひらがなと、カタカナとを同じ文字
コードグループとしている。
【0048】なお、この実施形態は、ポインティングで
バイスとしてタッチパネルを利用する場合にも有効であ
る。指先やペンでタッピングするだけで、範囲指定操作
と、指定範囲内のデータの引き渡しが行なえるからであ
る。また、ウェアラブルコンピュータで使用する眼鏡デ
ィスプレイ用のポインティングでバイスにとっても、範
囲指定操作が容易であることから、有効である。
【0049】(第6の実施形態)図13(b)で示すよ
うに記録媒体としてのCD−ROM23は、マウスプロ
グラム30と共に、予め、引き渡し先データ31を記録
している。そしてマウスプログラム30と引き渡し先デ
ータ31とは、CD−ROMドライブ22を介してハー
ドディスク21にインストールされる(図13
(a))。
【0050】(第7の実施形態)引き渡し先データ31
は、この発明のマウスプログラム30が記録された記録
媒体とは別の記録媒体から、後からインストールするこ
とが可能である。ネットワークを経由して、後からイン
ストールしたり、あるいは必要に応じて適宜導入するこ
とができる。図14で示したものは、通信制御部37
が、ワールドワイドウェブのサーバーからインターネッ
トを介して引き渡し先データを受信し、このデータを処
理実行部36がハードディスク21に格納する場合の処
理ブロックである。
【0051】なお、通信制御部37が、ワールドワイド
ウェブのサーバーからWebページを、インターネット
を介して受信し、処理実行部36が、Webページに記
載された引き渡し先データを抽出し、このデータをマウ
スプログラム30が利用するようにすることができる。
処理実行部36は、後述する引き渡し先設定部38に引
き渡し先データを渡し、メニューに登録できるようにし
てもよい。またマウスプログラム30自体も、ネットワ
ーク経由でダウンロードし、インストールしたり、マウ
スコントロールとしてネットワーク経由で送信されて来
たものを実行するようにしてもよい。
【0052】(第8の実施形態)図15は、ハードディ
スク21を示す図である。マウスプログラム30は引き
渡し先設定部38を備えている。これにより、指定範囲
内でクリック操作が行なわれた際に、予めデフォルトの
引き渡し先を設定したり、直接引き渡し先を選択指定す
ることができる。
【0053】図16(a)は、引き渡し先の選択指定の
ためのchoiceオブジェクト式メニュー6を示した
ものである。選択肢中で、エディタ、ワープロ、ペイン
トはハードディスク21内にインストールされた別のア
プリケーションであり、仮称ワトソンはエージェントプ
ログラム、百科辞典はCD−ROMドライブ22上にセ
ットされたCD−ROM23であり、英英辞書はハード
ディスク21内にインストールされたものであり、また
サーチエンジンはインターネット上の検索システムであ
る、と設定された例を示した。ハードディスク21内に
サーチエンジンをインストールした場合には、このサー
チエンジンに対して自己のディレクトリを検索するよう
に指定するためのメニューを表示させるようにしてもよ
い。このような場合のために、引き渡し先の追加メニュ
ーを設けた。
【0054】また図16(b)は、引き渡し先のデフォ
ルト設定を行なうためのダイアログボックス60を示す
図である。指定範囲内でクリック操作が行なわれた際に
は、指定範囲内のデータは、ラジオボタンでチェックさ
れたサーチエンジンと、百科辞典との複数の引き渡し先
に渡されることになる。なお選択肢中で、ムービーやサ
ウンドはハードディスク21内にインストールされた別
のアプリケーションである。また「どのような経路で得
た引き渡し先に関するデータ」とは、第6実施形態によ
る経路から得たデータでも、第7実施形態による経路か
ら得たデータでもよいということである。
【0055】(第9の実施形態)図17に、マウスによ
る範囲指定後、この指定範囲内でマウスの左ボタンを押
す操作を行なった場合、押した箇所の近くに引き渡し先
を、マウスにより選択可能なメニューとして表示するよ
うにしたプログラムをフローチャートにて示す。マウス
で範囲指定操作を行ない(ステップS11)、この指定
範囲内でマウスの左ボタンによりクリック操作を行なっ
た時(ステップS12)、クリック位置が指定範囲内に
重なっているか否かの判断を行ない(ステップS1
3)、重なっている場合は、引き渡し先のポップアップ
メニュー61をマウスポインタの近くに表示し(ステッ
プS14)、マウスポインタによって引き渡し先の選択
が行なわれたら(ステップS15)、指定範囲内のデー
タを引き渡す(ステップS16)が、ステップS13に
よる判断の結果、クリック位置が指定範囲内に重なって
いない場合には、範囲指定を解除する(ステップS1
7)。図18は、ステップS14で、指定範囲の文字列
50の引き渡し先のポップアップメニュー61を表示し
た例を示す。このポップアップメニュー61には、引き
渡し先としてクリップボードが表示されている。
【0056】(第10の実施形態)この実施形態は、第
9の実施形態とは異なり、マウスによる範囲指定後、こ
の指定範囲内にマウスカーソルを置いた場合に、カーソ
ルの近くに引き渡し先を、マウスにより選択可能なメニ
ューとして表示するようにしたものである。図19は、
このプログラムの一部分をフローチャートにて示したも
のである。マウスで範囲指定操作を行ない(ステップS
18)、この指定範囲内へマウスカーソルを移動させる
(ステップS19)。この後は、図17のステップS1
3以降の処理に引き継がれる。即ち次のステップでは、
マウスカーソルの位置が、指定範囲に重なっているか否
かを判定する。
【0057】(第11の実施形態)この実施形態は、第
9の実施形態とは異なり、マウスによる範囲指定後、こ
の指定範囲内で予め定めた時間以上、マウスの左ボタン
を押す操作を継続した場合に、押した箇所の近くに引き
渡し先を、マウスにより選択可能なメニューとして表示
するようにしたものである。図20は、このプログラム
をフローチャートで示したものである。マウスによって
範囲指定操作を行ない(ステップS20)、この指定範
囲内でマウスの左ボタンによりマウスダウン操作を行な
った時(ステップS21)、まずクリック位置が指定範
囲内に重なっているか否か、の判断を行なう(ステップ
S22)。もし重なっていない場合は、ステップS25
へ進んで範囲指定の解除を行なう。もし重なっている場
合には、次にこのマウスダウン操作が決められた時間内
であったか否か、の判断を行なう(ステップS23)。
即ちマウスダウン操作からマウスアップ操作までの時間
を計測して、判断する。ここでマウスダウン操作からマ
ウスアップ操作まで(クリック操作)が決められた時間
内であった場合、そのままデフォルトの引き渡し先へ指
定範囲内のデータを渡して(ステップS24)、範囲指
定を解除する(ステップS25)。しかし決められた時
間を越えた場合、引き渡し先のポップアップメニュー6
1をマウスポインタ5の近くに表示し(ステップS2
6)、マウスポインタで引き渡し先の選択が行なわれた
ら(ステップS27)、指定範囲内のデータを引き渡し
(ステップS28)、範囲指定を解除する(ステップS
25)。
【0058】ステップS24では、クリック操作が決め
られた時間内であった場合に、そのままデフォルトの引
き渡し先へデータを渡している。このように、よく利用
する引き渡し先をデフォルトとしておくのは便利であ
る。
【0059】(第12の実施形態)図21は、通信制御
部37が受信したWebページ57の一部を示したもの
である。このWebページでは、<author></
author>タグ58を新設して、ページ中に挿入し
てある。このタグに挟まれた部分に著者名を記載する
が、これはブラウザ4の表示には現われない。次に、図
22で示したものは、通信制御部37が、ワールドワイ
ドウェブのサーバーからインターネットを介してWeb
ページを受信して固有情報抽出部300へ渡し、固有情
報抽出部300がこのWebページ57の固有情報であ
る<author></author>タグ58の著者
名を抽出してメニュー追加部301へ渡し、このメニュ
ー追加部301が著者名を、プルダウンメニューに追加
する場合の処理ブロックである。プルダウンメニュー
は、例えば上述の第9の実施形態のプルダウンメニュー
61である。
【0060】この追加された著者名のメニューは、ブラ
ウザ4の操作によって、別のWebサイトのページが表
示された場合には、プルダウンメニュー61から削除さ
れるようにすると都合がよい。通信制御部37が、別の
Webページが表示されたことをメニュー追加部301
に知らせ、メニュー追加部301が著者名をメニューか
ら削除する。また、ここで新しく表示されたWebペー
ジに<author></author>タグ58があ
れば、それをメニューに追加する。タグについては新し
く定義してよい。ブラウザがこれを解釈できても、でき
なくても、固有情報抽出部300はWebページからこ
のタグを発見することができる。
【0061】なお、URL(Uniform Resource Locator:
RFC1738)自体に、各種ページの固有情報を含める案(X
URL)が存在しているが(ドラフト提出段階であ
る)、ここから固有情報を抽出することができるであろ
う。
【0062】(第13の実施形態)指定範囲内のデータ
を引き渡し先へ渡す際に、併せて、ユーザーが有する固
有の情報を取得して渡すようにしたものである。図23
は引き渡し先へ渡すデータフォーマット55を示したも
のである。指定範囲データの前に認証符号を配置してい
る。例えば、指定範囲内のデータを渡す引き渡し先がワ
ールドワイドウェブの会員制の検索エンジンである場
合、セッションの管理とユーザー認証のため、ユーザー
固有の情報としての識別番号を、ハードディスク21か
ら読み出して、検索キーワードである指定範囲内のデー
タと共に検索エンジンへ渡す、というような有効な用途
を上げることができる。
【0063】(第14の実施形態)指定範囲内のデータ
の引き渡し後に、そのデータを表示するようにしたもの
である。図24で示したように、引き渡しデータ表示7
は、指定範囲の近くに一定時間だけポップアップするよ
うにした。引き渡し先データ表示7には既にデータの引
き渡しを終えて範囲指定が解除された、破線内のデータ
「文字列」が表示されている。なお、引き渡しデータ表
示7のポップアップ表示は、マウスボタンをクリックす
るまで表示し続けるように設定することができる。
【0064】(第15の実施形態)図25は、ブラウザ
4の引き渡しデータ表示70を示す図である。指定範囲
内のデータの引き渡し後に、引き渡しデータ表示70の
窓中に、そのデータを表示するようにした。なお次のデ
ータの引き渡しが行なわれるまでは、この引き渡しデー
タ表示70は残されたままとなる。
【0065】(第16の実施形態)指定範囲内のデータ
の引き渡し後に、その引き渡し先を表示するようにした
ものである。図26で示したように、引き渡し先表示7
1は、指定範囲の近くに、一定時間ポップアップするよ
うにした。ここでは引き渡し先がクリップボードであっ
た例を示す。
【0066】(第17の実施形態)図27は、ブラウザ
4の引き渡し先表示72を示す図である。この引き渡し
先表示72の窓中に、指定範囲内のデータの引き渡し後
に、引き渡し先を表示するようにした。そして次のデー
タの引き渡しが行なわれるまでは、この引き渡し先表示
72は残されたままとなる。なお、符号73はブラウザ
4のURL表示部であるが、ここを引き渡し先表示とし
て利用することも可能である。
【0067】(第18の実施形態)この実施形態は、デ
ータの引き渡し先が、指定範囲内のデータを処理するプ
ログラムであり、このプログラムから処理状況を受け、
それを表示するようにしたものである。図28は、処理
状況のグラフ74が指定範囲の近くに一定時間だけポッ
プアップしている状況を示している。ワールドワイドウ
ェブの検索エンジンとのセッションでは、特に有効であ
る。
【0068】(第19の実施形態)この実施形態は、デ
ータの引き渡し先が、指定範囲内のデータをキーワード
として検索するプログラムであり、この検索結果の一覧
データを受けてブラウザ側で表示するのであるが、検索
結果が0件である時のみ、わざわざブラウザの表示を書
き換えることなく、0件表示75を、指定範囲の近くに
一定時間だけポップアップさせるものである。なお、0
件表示75のポップアップ表示は、操作者がマウスボタ
ンをクリックするまで表示し続けるように設定すること
ができる。
【0069】(第20の実施形態)この実施形態は、デ
ータの引き渡し先が、指定範囲内のデータをキーワード
として検索するプログラムであり、この検索結果の一覧
データを受けてブラウザに表示するのではなく、それを
ポインティングデバイスにより選択可能なメニュー(リ
ンク集)としてポップアップ表示するものである。なお
この結果表示ポップアップメニュー62から1つを選択
すると、このアドレスのWebページがブラウザにダウ
ンロードされて、表示されることになる。
【0070】(第21の実施形態)図31は、ハードデ
ィスク21を示す図である。マウスプログラム30と共
に文字認識プログラム302がインストールされてい
る。これにより、指定範囲内のデータの文字認識を行な
い、文字認識された場合にこの文字列を引き渡し先へ渡
すようにすることができる。図32は、このプログラム
をフローチャートにて示したものである。マウスによっ
て範囲指定操作を行ない(ステップS29)、この指定
範囲内でマウスの左ボタンによりマウスダウン操作を行
なった時(ステップS30)、まずクリック位置が指定
範囲内に重なっているか否か、の判断を行なう(ステッ
プS31)。もし重なっていない場合は、ステップS3
4へ進んで範囲指定の解除を行なう。もし重なっている
場合には、次のステップS32にて、指定範囲内のデー
タの文字認識を行ない、文字認識できたら、この文字列
を引き渡し先へ渡す(ステップS33)。なお、この実
施形態では、文字列の引き渡し後に、範囲指定の解除を
行なっていないが、何れ次回の範囲指定操作によりクリ
アされる。
【0071】(第22の実施形態)図33乃至図36
は、タッチパネルのカーソルが、範囲指定後にこの指定
範囲内に自動的に移動するようにしたものに関して、ユ
ーザーが範囲指定したいとする文字列を言葉にして発し
た場合に、これを受けて音声認識し、音声認識された文
字列と範囲指定したいとする文字列との一致を判定し、
一致する場合にタッチパネルのボタン押し操作に相当す
る、キーボードのリターンキーを押す操作により、この
文字列を引き渡し先へ渡すようにした実施形態を示す。
【0072】入出力制御部33には、マイク24、キー
ボードとタッチパネル1、ディスプレイ11が接続され
ている(図33を参照)。ハードディスク21には、マ
ウスプログラム30と共に、音声認識プログラム303
がインストールされている。入出力制御部33がマイク
24から拾った音声は、音声認識プログラム303に渡
され、音声認識処理が行なわれる(図35を参照)。こ
の処理に関するフローチャートを図36で示す。
【0073】マイク24に向かって音声入力操作を行な
う(ステップS35)。この場合、ディスプレイ11に
表示されている文書を目で見て、その中からユーザーが
範囲指定したいとする文字列を、言葉にして発すること
に成る。ステップS36ではこの音声認識が行なわれ、
この認識結果と文書中の範囲指定したいとする文字列と
が一致するか否かが判定される(ステップS37)。も
し一致していない場合は処理を終了する。もし一致した
場合は、一致した文書中の文字列にフォーカスして反転
表示する(ステップS38)。この状態は、図34で示
すように、一致範囲56の中にタッチパネル1のポイン
タ59が入っている状態である。そこでキーボードのリ
ターンキーを押す操作を行なうと(ステップS39)、
指定範囲内の文字列を引き渡し先へ渡し(ステップS4
0)、前記フォーカスを解除する(ステップS41)。
なおステップS37では、文章全体をサーチしている。
【0074】なお範囲指定操作に於けるマウスドラッグ
については、キーボードの矢印キーで代用する設定とす
ることができるわけであり、マウスのボタンを押す操作
については、キーボードのリターンキーを押す操作によ
って代用する設定とすることができるから、タッチパネ
ル1についても同様の操作体系とした。
【0075】(その他の実施形態)なお請求項3のプロ
グラムを記録した記録媒体に於いて、前記ポインティン
グデバイスによる範囲指定は、複数の不連続な指定範囲
を設定することができるようにしたことを特徴とするも
のとしてもよい。この場合キーボードのシフトキーを併
用するなどすればよい。文字列に関して指定範囲は、一
般的には反転表示するようにしているが、着色反転、文
字色の変更、文字のブリンク表示、斜体字やボールドや
縁取りへ変更、アンダーライン付きなど、任意に設定で
きる。また、指定範囲を特に目立つようにしないことも
可能である。請求項11または請求項12または請求項
13のプログラムを記録した記録媒体に於いて、メニュ
ーの中から最もよく利用する引き渡し先を、履歴を参照
してメニューの再上位へ配置するようにしたことを特徴
とするものとしてもよい。またはメニューを再配置せず
に、最もよく利用する引き渡し先のところへポインタが
移動するように設定してもよい。更にこの発明のプログ
ラムを記録した記録媒体に於いてこのプログラムは、O
Sが基本機能として備えているもの、マウスドライバ、
アプリケーションプログラム、またアプリケーションプ
ログラムへ組み込むプラグインソフトなどとして実現可
能であり、特に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ引き渡し装置の全体構成を示す図であ
る。
【図2】図1の装置を、CPU2を用いて実現した場合
のハードウェア構成を示す図である。
【図3】図2のCPU2で実現されるデータ処理に於け
る各処理部を示す図である。
【図4】ブラウザ4とクリップボード40とが表示され
たディスプレイ11を示す図である。
【図5】文字列50とマウスポインタ5とを示す図であ
る。
【図6】マウスプログラム30のフローチャートであ
る。
【図7】範囲指定領域を示す図である。
【図8】文字列50とマウスポインタ5とを示す図であ
る。
【図9】文字列53とマウスポインタ5とを示す図であ
る。
【図10】範囲指定を実現するための、マウスプログラ
ムのフローチャートである。
【図11】文字列53,延長範囲54とマウスポインタ
5とを示す図である。
【図12】範囲指定を実現するための、マウスプログラ
ムのフローチャートである。
【図13】CD−ROM23を示す図である。
【図14】インターネットを介して引き渡し先データを
受信するための、処理ブロックを示す図である。
【図15】ハードディスク21を示す図である。
【図16】引き渡し先指定のためのchoiceオブジ
ェクトメニュー(a)と、デフォルト設定を行なうため
のダイアログボックス(b)とを示す図である。
【図17】引き渡し先をメニューとして表示するように
した、マウスプログラムのフローチャートである。
【図18】文字列50の引き渡し先のポップアップメニ
ュー61を示す図である。
【図19】引き渡し先をメニューとして表示するように
したマウスプログラムの一部分のフローチャートであ
る。
【図20】引き渡し先をメニューとして表示するように
したマウスプログラムのフローチャートである。
【図21】Webページ57の一部を示す図である。
【図22】インターネットを介して固有情報を受信する
ための、処理ブロックを示す図である。
【図23】引き渡し先へ渡すデータフォーマット55を
示す図である。
【図24】引き渡しデータ表示7を示す図である。
【図25】引き渡しデータ表示70を示す図である。
【図26】引き渡し先表示71を示す図である。
【図27】引き渡し先表示72を示す図である。
【図28】引き渡し先プログラムからの処理状況を、グ
ラフ74としてポップアップしている状況を示す図であ
る。
【図29】引き渡し先プログラムからの検索結果の0件
表示75をポップアップしている状況を示す図である。
【図30】引き渡し先プログラムからの検索結果から結
果表示ポップアップメニュー62を表示している状況を
示す図である。
【図31】ハードディスク21を示す図である。
【図32】指定範囲を文字認識してから、引き渡し先へ
渡すようにするマウスプログラムのフローチャートであ
る。
【図33】入出力制御部33周りのブロック図である。
【図34】フォーカスされた一致範囲56を示す図であ
る。
【図35】音声認識プログラム303がインストールさ
れた、ハードディスク21を示す図である。
【図36】音声認識により範囲指定してから、引き渡し
先へ渡すようにするタッチパネルプログラムのフローチ
ャートである。
【図37】関連技術のプルダウンメニュー8を表示した
図である。
【図38】関連技術のポップアップメニュー9を表示し
た図である。
【符号の説明】
1 入力装置 10 処理装置 11 表示装置 23 CD−ROM 30 マウスプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 千里 神奈川県横浜市港北区綱島西2丁目9番5 号 Fターム(参考) 5B009 KB04 LA01 QB03 QB05 QB14 RB32 TB03 TB11 5E501 AA02 BA05 CB05 CB09 EA05 EA12 EB07 EB13 FA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポインティングデバイス、このポインテ
    ィングデバイスの操作対象を表示するための表示装置、
    前記操作対象に対して、ポインティングデバイスによる
    クリック操作が行なわれた時の座標が、このクリック操
    作に先立つポインティングデバイスによる範囲指定操作
    で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内
    にあることが判定された場合に、指定範囲内のデータを
    引き渡し先へ渡す処理装置、を備えたデータ引き渡し装
    置。
  2. 【請求項2】 ポインティングデバイスによるクリック
    操作が行なわれた時の座標が、このクリック操作に先立
    つポインティングデバイスによる範囲指定操作で指定さ
    れた範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にある場
    合には、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡す、デー
    タ引き渡し方法。
  3. 【請求項3】 ポインティングデバイスを備えたコンピ
    ュータに、ポインティングデバイスにより範囲指定され
    たデータを、引き渡し先へ渡すための処理を行なわせる
    ためのプログラムを記録した記録媒体であって、ポイン
    ティングデバイスによるクリック操作が行なわれた時の
    座標が、このクリック操作に先立つポインティングデバ
    イスによる範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否
    かを判定する判定処理と、指定範囲内にある場合に、指
    定範囲内のデータを引き渡し先へ渡す処理と、をコンピ
    ュータに行なわせるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、範囲指定後にこの指定範囲を予め定めた規
    則で拡大した上で、前記判定処理を行なうようにしたこ
    とを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、ポインティングデバイスのカーソルは、範
    囲指定後にこの指定範囲内に自動的に移動するようにし
    たことを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、範囲指定したい位置でクリック操作を行な
    った時に、予め定めた規則で指定範囲を設定するように
    したことを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、範囲指定したい位置で最初のクリック操作
    を行なった後、予め定めた時間内に次のクリック操作を
    行なうことにより、予め定めた規則で指定範囲を設定す
    るようにしたことを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、予め引き渡し先に関するデータを備えてい
    ることを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項3のプログラムを記録した記録媒
    体に於いて、引き渡し先に関するデータを備えておら
    ず、後から取得するようにしたことを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 請求項3または請求項8または請求項
    9のプログラムを記録した記録媒体に於いて、複数の引
    き渡し先の中から1以上の引き渡し先の指定を行なうこ
    とができるようにしたことを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】 請求項3または請求項8または請求項
    9のプログラムを記録した記録媒体に於いて、ポインテ
    ィングデバイスによる範囲指定後、この指定範囲内でポ
    インティングデバイスのスイッチを押す操作を行なった
    場合、押した箇所の近くに引き渡し先を、ポインティン
    グデバイスにより選択可能なメニューとして表示するよ
    うにしたことを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】 請求項3または請求項8または請求項
    9のプログラムを記録した記録媒体に於いて、ポインテ
    ィングデバイスによる範囲指定後、この指定範囲内にポ
    インティングデバイスのカーソルを置いた場合に、カー
    ソルの近くに引き渡し先を、ポインティングデバイスに
    より選択可能なメニューとして表示するようにしたこと
    を特徴とするもの。
  13. 【請求項13】 請求項3または請求項8または請求項
    9のプログラムを記録した記録媒体に於いて、ポインテ
    ィングデバイスによる範囲指定後、この指定範囲内で予
    め定めた時間以上スイッチを押す操作を継続した場合
    に、押した箇所の近くに引き渡し先を、ポインティング
    デバイスにより選択可能なメニューとして表示するよう
    にしたことを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】 請求項11または請求項12または請
    求項13のプログラムを記録した記録媒体に於いて、ポ
    インティングデバイスの操作対象が所有する固有の情報
    を、その操作対象から得てメニューに追加するようにし
    たことを特徴とするもの。
  15. 【請求項15】 請求項3のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、指定範囲内のデータを引き渡し先へ渡す
    際に、併せて、ユーザーが有する固有の情報を取得して
    渡すようにしたことを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】 請求項3のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、指定範囲内のデータの引き渡し後に、そ
    のデータを表示するようにしたことを特徴とするもの。
  17. 【請求項17】 請求項3のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、指定範囲内のデータの引き渡し後に、そ
    の引き渡し先を表示するようにしたことを特徴とするも
    の。
  18. 【請求項18】 請求項3のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、引き渡し先が指定範囲内のデータを処理
    するプログラムであって、このプログラムから処理状況
    または処理結果を受けて表示するようにしたことを特徴
    とするもの。
  19. 【請求項19】 請求項3のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、指定範囲内のデータの文字認識を行な
    い、文字認識された場合にこの文字列を引き渡し先へ渡
    すようにしたことを特徴とするもの。
  20. 【請求項20】 請求項5のプログラムを記録した記録
    媒体に於いて、ユーザーが範囲指定したいとする文字列
    を言葉にして発した場合、これを受けて音声認識し、音
    声認識された文字列と範囲指定したいとする文字列との
    一致を判定して、一致する場合に前記ポインティングデ
    バイスによるクリック操作に相当する操作を行なうこと
    により、この文字列を引き渡し先へ渡すようにしたこと
    を特徴とするもの。
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