JP4547474B2 - Www検索装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、キーと成るデータの検索先への引き渡し方と、検索先からの検索結果の表示の仕方に特徴を有し、特に表示画面上に表示されているデータのどの部分を取っても検索対象とすることができる、情報検索装置、方法、および記録媒体に関するものである。
【0002】
【関連する技術】
いわゆるウインドウシステムを具えたパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムでは、マウスなどのポインティングデバイスによる各種操作が行なえるように成っている。例えばマウスで文字列を選択した後ドラッグしたり、ボタンアイコンやリンクをマウスボタンでクリックするなどの操作が可能である。
【0003】
例えばWWW(World Wide Web)のブラウザは、WWW上のハイパーテキストを表示することができるが、このハイパーテキストに埋め込まれたURL(Uniform Resource Locator)表記のリンク部分に対してマウスボタンでクリックする操作を行なうことにより、リンク先の文書、静止画や動画、音声、アプリケーションなどの資源にアクセスすることができる。文書についてはハイパーテキスト以外にもいわゆるプラグインソフトの追加で表示可能となるフォーマットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記はページ作者の意図により張られたリンク箇所を辿るものであり、リンク先の指定はページ作者の完全な管理下にあるという性質を備えている。これは即ちこのページの中から知りたいとする語句が出て来た場合でも、その語句にリンクが張られていなければ先へ進むことができず、リンク箇所以外の部分からは他の資源に至ることができないということを意味する。このページはページ作者の意図に縛られ、このページを見る側の自由には全くならないのである。次々に辿るリンクは参照箇所の連鎖でしかない。1965年に提唱されたハイパーテキストはその後、このような文献参照のためだけの方向に発展してしまった。仮に、ページ中の任意の箇所から容易に新たなリンクを得ることができるのであれば、ページ作者により付された強制リンクを動作不能にしてしまうことも吝かでない。なおテキストエディタに於いては、そもそもリンクすらないため、表示された文書のいかなる部分からも直接的に他の資源に至ることはできない。
【0005】
そこで、このリンク箇所以外の資源に至るためには、例えばインターネット上の検索サイトを利用したり、CD−ROM上の辞書などを検索しなくてはならない。前者では先ず検索サイトに接続し、文字入力ボックスに何等かのキーワードを書き込み、検索実行ボタンを押すという操作が要求される。またこの検索作業を補助するソフトウェアもあり、その文字入力ボックスにキーワードを書き込んだり、マウスでエディタやブラウザ上のページから文字列を範囲指定した後、文字入力ボックスへコピーアンドペーストするなどして引き渡すようにしている。
また後者では、先ず辞書ソフトを立ち上げ、作その文字入力ボックスにキーワードを書き込み、検索実行ボタンを押すという操を行なわなくてはならない。
【0006】
このような操作は煩雑であるが、何の疑いもないまま踏襲されてきており、これまでこの点のユーザーインターフェースの改良が行なわれたこともなかった。
特にエディタやブラウザ上のページから任意の語句を選択し、それをキーワードとしたリンク一覧を得ることが出来ない不自由があった。これは単にテキストのみの問題ではなく、静止画、動画、音声などのいわゆるマルチメディアデータについての問題でもある。
【0007】
そこでこの発明は、ページ中のリンクのない部分に対してもキーとなるデータから関連する資源にアクセスでき、しかもその操作性が良好であるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】
(手段1および手段2:手段の番号は各々請求項の番号に対応、以下同様)
この発明の情報検索装置および方法は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって指定されたデータを、このデータの検索先に検索させるべく引き渡し、その検索結果を受け取って、ポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示するようにしている。従って、キーとなるデータを検索先へ引き渡すのに、ポインティングデバイスで範囲指定するという簡単な操作だけでよいことになる。また検索先からの検索結果はリンクとして表示されるため、このリンクをポインティングデバイスにより選択するという簡単な操作だけで、次の資源にアクセスできる。このようにページ中のリンクのない部分であってもキーとなるデータから関連する資源に、ポインティングデバイスの操作だけで円滑にアクセスできるようになる。なお操作対象には何が表示されるか一定していないが、この発明ではこのような操作対象に対して自由意志で範囲指定操作が為される点に特徴を有する。
【0009】
(手段3)
次に、この発明の情報検索プログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって指定されたデータを、このデータの検索先に検索させるべく引き渡し、その検索結果を受け取って、ポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示するようにしたプログラムを記録している。従ってこのプログラムに基づく情報検索は、キーとなるデータをポインティングデバイスで範囲指定操作するだけで済むから、操作が簡単である。また検索結果のリンクについても、ポインティングデバイスによる選択という簡単な操作で関連する資源に至ることができる。即ち、ページ中のリンクのない部分であっても、ポインティングデバイスの操作だけでキーとなるデータから関連する資源にアクセスすることができる。なお、後述する手段24乃至手段26では、常識に反して、ハイパーリンクそのものを動作不能とする処理を行なっている。これぞ正しく非線形リンクの極致である。
【0010】
(キーとなるデータの説明)
操作対象がテキストであればデータは文字列であり、キーとなるデータは検索用のキーワードである。また画像であればビットマップデータであり、音声であればそれを視覚化した波形グラフなどである。動画の場合は、動作を止めて切り出した静止画や、プログレッシブな波形グラフなどとすればよい。またHTML(Hyper Text Markup Language)文書がブラウザで表示されると、テキストと画像がレイアウトされたものと成っているが、テキスト部分では文字列を範囲指定することができるし、画像部分では画像を範囲指定することができる。なお、キーとなるデータの検索実行は検索先、即ち検索エンジンなどによって為されるが、データの検索先はローカルにあってもまたインターネットやLANなどのネットワーク上に置かれていてもよい。ブラウザで表示するHTML文書即ち操作対象には何が表示されるか一定していないが、何が表示されようともその中からキーワードを自由に選択でき、検索先に引き渡すことができる。
【0011】
(検索結果の表示の説明)
検索先からの検索結果を受け取ると、その結果をポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示する。リンクは、ポインティングデバイスによりクリック操作が可能なボタンで表示したり、HTML文書のハイパーテキスト形式のリンク一覧などとして表示する。また画像の一覧ではリンク付けされたサムネイル画像の並びとして表示するようにしてもよい。なお、検索結果についてはこのヒストリー表示を行ない得るように処理してもよい。
【0012】
いずれにせよこの発明によれば、関連技術で説明したような、入力ボックスに何等かのキーワードを書き込んで検索ボタンを押す、という操作が不要と成り、ポインティングデバイスで範囲指定して検索先へ引き渡すという簡単な操作だけでよく成る。また検索先からの検索結果はリンクとして表示される。このようであるから、今見ているページ上の全てのデータをキーとすることができ、ページ作者の意図により張られたリンク箇所を辿るのみでなく、ユーザーの自由意志でページ上の全てのデータについて、そのリンク先を求めることができる。或いは他者によって付されたリンクを無視することができる。この発明が思考の非線形性に適ったものであることを理解しさえすれば、強制リンクを受け身で辿ることにより生ずる迷路に迷い込んだような感覚が、この発明では原理的に起こらないことが分かる。
【0013】
なおこの発明のプログラムを記録した記録媒体に於いて、このプログラムは、OSが基本機能として備えているものとして、モービルコード(ネットワークローダブルオブジェクト)、アプリケーションプログラム、アプリケーションプログラムへ組み込むプラグインソフト、アプリケーションプログラムとポインティングデバイスドライバとの組み合わせなどとして実現可能である。WWWのブラウザがこの機能を備えると、上記一連の操作すべてがひとつのブラウザ上で可能になる。テキストエディタの場合は、操作対象はテキストであるが、検索結果の表示にはWWWのブラウザを利用すればよい。或いはローカルリソースについては編集することが可能なブラウザというものにしてもよい。これであれば、この発明の機能を備えたエディタやワードプロセッサとしても利用可能と成る。なおOS(Operating System)が基本機能としてこの発明を実装した場合、既にOSとWWWブラウザとの一体化が完了した製品により情報の在所が問われないシームレスな環境が実現していることもあり、優れた情報ツールと成り得る。
【0014】
(手段4)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、予め、このデータの検索先に関するデータを備えたプログラムを記録している。検索先に関するデータとは検索先アドレスなど検索先を指定するために必要なもののことである。従って、範囲指定されたデータの引き渡しを行なうプログラムと検索先に関するデータとを、CD−ROMなどの記録媒体に一緒に記録して販売することができる。また検索先に関するデータを含むモービルコードとして提供することができる。なおこの発明のプログラムコード中に検索先に関する情報を入れておくことも可能である。
【0015】
(手段5)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、このデータの検索先に関するデータを備えておらず、後から取得するようにしている。従って、範囲指定されたデータの引き渡しを行なうプログラムと、検索先に関するデータとを別売りすることができる。即ち、検索先に関するデータのみ、別のCD−ROMなどの記録媒体から読み込むようにしてもよい。またネットワーク経由で読み込むようにしてもよく、検索先とのコネクションを確立した時にそこをデフォルト検索先としたり、後述するように検索先のメニューが表示可能なものでは、メニューにこの検索先を登録するようにすればよい。この場合、検索先とのコネクションが切断された時点で、メニューから検索先を削除するような処理を行なうようにすることもできる。なお、検索先に関するデータは、指定範囲のデータを検索先へ渡すまでに取得されていればよい。
【0016】
(手段6)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段3または手段4または手段5のプログラムを記録した記録媒体に於いて、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によりデータを指定し、このデータに対してコピー操作を行なうことによりこのデータの検索先に引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、普段から使い慣れているコピー操作によりデータを検索先へ引き渡すことができる。なお、指定範囲内のデータをコピーするにはプルダウンメニューの編集からコピーコマンドを実行する。またマウスを例に上げると、マウスに左右のボタンがあり且つ右ボタンによりポップアップメニューが表示可能なものでは、ポップアップメニューからコピーコマンドを実行するという手順をとる。上記一連の操作を、全て右ボタンに割り付ける設定も可能であり、ボタンの設定については任意設計事項である。またコピーコマンドで指定範囲内のデータを検索先へ引き渡す処理を行なう場合、クリップボードを経由するのが一般的な用法であるが、クリップボードへ行くものを横取りするようにしてもよい。コピーコマンド以外にカットコマンドも利用可能な場合があるが、この発明ではコピー操作に含むものとする。
【0017】
(手段7)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によってデータを指定した時、範囲指定操作の最後に起こるスイッチを離す操作により、指定範囲内のデータを、このデータの検索先に引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、範囲指定操作を行なうだけのごく簡単な操作で、指定範囲内のデータを検索先へ引き渡すことができる。なお、範囲指定操作が終わると指定範囲内のデータは直ちに検索先へ引き渡されてしまうため、誤りのない範囲指定操作が要求されるが、慎重に範囲指定操作を行なえばよいだけのことであり、これさえ慣れの問題である。
【0018】
(手段8)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作を行なった後、予め定めた時間が経過したら、指定範囲内のデータをこのデータの検索先に引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、範囲指定操作を行なった後、予め定めた時間だけ待機すれば指定範囲内のデータを検索先へ引き渡すことができるため、操作性が良好である。なお、予め定めた時間としては、例えば1秒間を設定するようにする。またこの時間内にポインティングデバイスをクリックするなどの別の操作が行なわれたら、指定範囲内のデータを検索先へ引き渡す処理を中止するという設定にすればよい。
【0019】
(手段9)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作を行なった後、キーボードの所定のキーを押す操作により、指定範囲内のデータを、このデータの検索先へ引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って範囲指定操作を行ない、所定のキーを押すだけのごく簡単な操作で、指定範囲内のデータを検索先へ引き渡すことができる。
なお、所定のキーとしては、例えばスペースキーを上げることができる。コントロールキーと他のキーとを組み合わせてもよい。ここではキーボードを備えていることが前提である。
【0020】
(手段10)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによるクリック操作が行なわれた時の座標が、このクリック操作に先立つポインティングデバイスによる範囲指定操作で指定された範囲内にあるか否かを判定し、指定範囲内にあることが判定された場合に、指定範囲内のデータをこのデータの検索先へ引き渡すようにしたプログラムを記録している。従ってこのプログラムに基づくデータの引き渡しは、指定範囲内のデータをその上でクリック操作するだけで済むから、操作が簡単である。上述した関連技術では、指定範囲外ではもちろんのこと指定範囲内であっても、クリック操作が行なわれるとその範囲指定は解除されることになっていた。なお手段7とは異なり、クリック操作が行なわれるまでは、何度でも範囲指定操作をやり直すことができる特徴を有する。
【0021】
また例えばこのプログラムをWWWブラウザに組み込む場合、WWWブラウザ上でマウスのonClickイベントが解釈可能であれば、指定範囲内のデータをクリップボード経由で取り込み、続いてこの指定範囲内でonClickイベントが発生したら、指定範囲内のデータをクリップボード経由で取り込み、先に取り込んだものと比較して同一のデータであれば、キーと成るデータとして検索先へ引き渡すようにしてもよい。即ち、指定範囲の判断をWWWブラウザのオブジェクトに任せるようにする。アプリケーションレベルでは他にも同様の機能を種々実現することができる。
【0022】
(ポインティングデバイスの説明)
なおクリックという操作は、マウスに設けられたボタンなどのスイッチを押して離したり、タッチパネルの表面を指先やペンで触れてから離す操作のことである。タッチパネルの場合でもスイッチをON,OFFしていることに変わりはない。指定範囲内のデータが引き渡されるタイミングは、ポインティングデバイスのスイッチを押した時またはこの後の離した時などと決めればよい。マウスイベントでは、ボタンが押されたことをマウスダウンといい、離されたことをマウスアップなどといっている。マウスではボタンが1つのものから3つのもの、クリック可能なホイールが付いたものまで様々あるが、その何れを利用するようにしてもよい。2ボタンのマウスでは、左ボタンにこの発明に於けるクリック操作を割り当てると最も効果的である。人差し指を使うこの操作がいちばん多く使用されており、また扱いやすいからである。上述した関連技術のスイッチに割り当てられた役割との互換性を保つ意味では、クリック可能なホイールを利用してもよい。またポインティングデバイスのカーソルが前記指定範囲内にある時に、カーソル形状を矢形状などのポインタに変えるようにしたことを特徴とするものとしてもよい。なお上記ではポインティングデバイスとして、マウスとタッチパネルを取り上げたが、これらに限定されるものではない。一例としてペンタブレットやライトペンやトラックボール、また視線入力装置やデジタイザを上げることができる。
【0023】
(手段11)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、1以上の検索先の指定を行なうことができるようにしたプログラムを記録している。従って登録されている検索先の中から任意の1或いは複数を検索先とする指定ができる。例えばWWWブラウザであれば、ダイアログボックス、プルダウンメニュー、ドロップダウンメニュー、ボタン、或いはポップアップメニューなどで選択可能にすればよい。
デフォルト指定なども可能にすると都合がよい。なお、複数の検索先を指定した場合で、検索結果を受け取って表示するための処理として、検索先ごとにページを変える、フォルダで仕分けする、同一ページでフレーム分けする、同一ページで連結表示する、などとすればよい。
【0024】
(手段12)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によってデータを指定した時、範囲指定操作の最後に起こるスイッチを離す操作により、このデータの検索先をポインティングデバイスによって選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録している。
従って、どのような経路で得た検索先に関するデータであっても次のようなことが実現可能である。即ちメニューから検索先を目で見ながら選択することができるので、検索先の確認が容易である。なお、このメニューについては、検索先の選択頻度に応じて並び替えをしたり、前回の指定先を先頭の位置に配置替えするようにしてもよい。上記検索先をどのような経路で得るかについては、手段4と手段5とで説明した通りである。
【0025】
(手段13)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作の最後で、そのまま予め定めた時間が経過するまでスイッチを押す操作を継続することによって、このデータの検索先をポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録している。従って、そのままメニューを選択してスイッチを離す操作を行なうだけでよく、メニューから検索先を目で見ながら選択することができるので、検索先の確認が容易である。なお、予め定めた時間以内にスイッチを離す操作を行なった場合には、例えば手段7のようにこのまま所定の検索先に引き渡すようにすればよい。予め検索先のデフォルト設定をしておくのである。
【0026】
(手段14)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によりデータを指定した後、ポインティングデバイスのスイッチを押す操作によって、このデータの検索先をポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録している。従って、どのような経路で得た検索先に関するデータであっても、次のようなことが実現可能である。即ちメニューから検索先を目で見ながら選択することができるので、検索先の確認が容易である。なおボタンを押した時にメニューを表示し、押した状態のままメニュー上の希望する検索先のところへカーソルを移動させ、そこでボタンを離した時にデータが引き渡されるようにする。或いは最初のクリック操作でメニューを表示し、メニュー上の希望する検索先のところへカーソルを移動させ、そこで次のクリック操作を行なうことによりデータが引き渡されるようにしてもよい。この場合もスイッチを押すという操作が入っている。また、メニューはスイッチが押された箇所の近くに表示されると都合がよい。
【0027】
この他、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によりデータを指定した後、この指定範囲内でスイッチを押す操作を行なうことにより、このデータの検索先をポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録した記録媒体としてもよい。指定範囲は、複数の座標で表わすことができるから、その各々の座標とクリック操作が行なわれた時の座標との位置関係を調べることにより、範囲内にあるか否かが分かる。従って、範囲指定した後、その上でクリック操作をするという視覚的に分かりやすい操作で、指定範囲内のデータは検索先へ渡されるので、操作性が良い。
【0028】
またこの他、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によってデータを指定した後、予め定めた時間以上スイッチを押す操作を継続することによって、検索先を、ポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録した記録媒体としてもよい。この場合、指定範囲内でクリック操作を行なうとデフォルトの引き渡し先にデータを渡すように設定しておけば良い。従ってどのような経路で得た引き渡し先に関するデータであっても次のようなことが可能である。即ちデフォルトの引き渡し先で良ければそのままクリック操作をし、デフォルトではない引き渡し先を選択したい場合には予め定めた時間以上スイッチを押し続ける操作を継続すればよいため、選択に幅が出てきて使い勝手が良好である。なおスイッチを押す位置を、指定範囲内に限定しても、しなくてもよい。
【0029】
(手段15)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、検索先にデータを引き渡すのに先立って、指定範囲内のデータが属するカテゴリーを調べ、該当するカテゴリーに対応する検索先を選択し、この検索先にデータを引き渡すようにしたプログラムを記録している。カテゴリーを調べるに当たっては、ローカルに記憶したインデックスを検索するか、ネットワーク上に置いたインデックスを検索するなどすればよい。従って、自動的に検索先を指定してデータを引き渡してくれるので、検索先を指定する手間が省ける。なお、指定範囲内のデータが属するカテゴリーを調べた結果、複数の検索先へ引き渡すような場合には、これを自動的に行なっても、或いはユーザーに検索先を選択させるべく、ポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしてもよい。メニューの表示に当たっては、検索先毎の表示・非表示や、表示する場合の配置を最適化するようにすればよい。更には、個々の検索先についても、検索ディレクトリのパス部を予め選択することができる。検索先にはデータと共にカテゴリー情報を引き渡してもよく、検索先ではこのカテゴリーのみを検索すればよいから、無駄がなくより高速に検索される。従って検索結果を受け取ってリンク表示するまでの時間が短縮されると共に、リンクを厳選できることを意味する。
【0030】
なお検索先のメニューを表示する場合、先ずカテゴリーのメニューを表示し、ポインティングデバイスで選択されたカテゴリーに付き、更に検索先のメニューを表示するというように、メニューを階層化させてもよい。またWWWブラウザであって、今見ているページにタグなどでカテゴリー指定が隠されている場合、そのカテゴリーを読み取って検索先の選択に利用するようにしてもよい。また、検索先をCD−ROMとした場合、そのCD−ROM内で情報がカテゴリー別に記録されていればよいし、CD−ROMの内容をローカルの記憶装置にインストールするのであれば、カテゴリー毎に自動的に仕分けするようにすればよい。
【0031】
何れにせよ、このような判断をエージェント技術を利用して行なうようにすれば、検索先に対するより複雑な前処理が可能と成る。前処理だけでなく、検索先にキーとなるデータを引き渡す処理に付いてもエージェント技術は有効であり、操作表示系と記憶系との間で活動する情報処理系に、これまで一般的な遠隔手順呼び出し(Remote Procedure Call)だけではなくて、遠隔プログラミング(RemoteProgramming)方式を利用することができる。なおエージェントが、ユーザープロフィール即ちユーザーの好みを登録できるものであれば、メニューを表示せずとも自動的にメニューを選択してくれる。
【0032】
(手段16)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによりクリック操作が可能なスイッチを表示画面上に表示し、このスイッチがON状態の場合に、キーとなるデータを編集するための編集ボックスを表示するようにしたプログラムを記録している。従って、ポインティングデバイスによる範囲指定操作により指定されたデータを、このデータの検索先に検索させるべく引き渡すだけでなく、必要に応じて、編集ボックスを表示させ、この編集ボックスの中でキーとなるデータを編集し、編集データを検索先に検索させるべく引き渡すことができるように成る。例えばWWWブラウザで今見ているページにある用語に文字列を追加したいというような場合にはこの編集ボックスを利用する。また例えば検索先でサポートしているブーリアン検索書式に対応すべく、キーとなるデータの下ごしらえのためにこの編集ボックスを利用する。或いはそもそもこのページにはない用語を思い付いたような場合には、このこの編集ボックスを利用するしかない。即ち、編集という概念に入力を含んでもよい。なおスイッチは、ボタンとして表示してもメニューとして表示するようにしてもよい。編集後は、そこでリターンキーを押すなり、検索ボタンを表示しておきこれを押すなりして検索先へ引き渡すようにすればよい。編集ボックスは、編集対象が文字列ならば文字入力ボックスであり、画像であればピクチャーボックスであり、音声であれば音声を視覚化した波形グラフの編集画面である。なおスイッチは、表示画面上に住まわせたエージェントキャラクターなどであってもよい。上述のキーとなるデータの下ごしらえの処理をエージェントに任せるようにしてもよい。なお編集ボックスは表示画面上にフローティング表示させたり、WWWブラウザのツールボックス横などに表示させればよい。或いは編集ボックスを常時表示させておくような処理を行なうようにしてもよい。
【0033】
(手段17)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作後、指定範囲内のデータを表示すると共にそのデータを編集可能とした編集ボックスを表示するようにしたプログラムを記録している。従って、範囲指定操作が終了すると編集ボックスが表示され、その編集ボックス内には自動的に指定範囲のデータが入力されている状態となるため、これがキーとなるデータとして適切なものであればそのまま検索先に検索させるべく引き渡せばよいし、不満足であれば任意に編集してから検索先へ引き渡すことができるように成る。
【0034】
(手段18)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段16または手段17のプログラムを記録した記録媒体に於いて、編集ボックスは、データの検索先を、ポインティングデバイスによって選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録している。従って、編集後のデータを引き渡す検索先を、ポインティングデバイスにより、編集ボックスに設けたメニューから選択できるように成る。メニューはボタンの並びとして表示してもよいし、ダイアログボックスのラジオボタンやドロップダウンメニューなどとして表示してもよい。なお検索結果の表示に当たり、編集ボックスを検索結果の絞り込み検索のために表示するようにしてもよい。
【0035】
(手段19)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いたクリック操作が可能なスイッチを表示画面上に表示して、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によりデータを指定した後、このスイッチを押す操作を行なうことにより、指定範囲内のデータをこの検索先に引き渡すようにしたプログラムを記録している。従って範囲指定操作を行なった後、このスイッチを押すだけのごく簡単な操作で、指定範囲内のデータを検索先へ引き渡すことができる。なおこのスイッチは、例えばWWWブラウザであれば、このスイッチをツールバー横に設てもWWWブラウザから離れた表示画面上の任意箇所にフローティング表示させるなどしてもよい。何れにせよ表示画面上に表示されていればよい。またこのスイッチを複数表示し、その各々に異なるデータの検索先を割り当てるようにしてもよい。
【0036】
(手段20)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いたクリック操作が可能な、データの検索先を示すスイッチを、表示画面上に表示し、予めこのスイッチをON状態にしてある場合に、この検索先にデータを引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、範囲指定したデータを引き渡す検索先を、このスイッチを用いて予め決定しておくことができる。なお複数の検索先を同時に選択することができるようにしてもよい。
【0037】
(手段21)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によりデータを指定した後、この範囲指定部分を所定の位置にドラッグアンドドロップする操作によって、指定範囲内のデータをこのデータの検索先に引き渡す処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って範囲指定部分を所定の位置にドラッグアンドドロップするという操作をはっきりとした意志を以て行なうことに成る。なお例えばWWWブラウザであれば、入力ボックスをツールバー横に設け、これを所定位置とすることができる。またここで編集可能にしてもよい。或いは画面の右端に設定したゾーンまで範囲指定部分をドラッグアンドドロップするという操作により、検索先に引き渡すように設定してもよい。
【0038】
(手段22)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いたクリック操作の後、予め定めた時間内にポインティングデバイスを用いた範囲指定操作が開始したか否かを監視し、その時間内に範囲指定操作が開始した場合には、範囲指定操作に続く前記一連の処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、予め定めた時間内にという制限があるものの、範囲指定操作に先立って行なわれるポインティングデバイスによるクリック操作が、検索先へのデータの引き渡しと検索結果のリンク表示とを可能にするためのスイッチであるということに成る。このスイッチがON状態になっていない場合というのは、この発明の一連の処理がOFFの状態であることを意味し、ポインティングデバイスの振舞いを含め、関連技術との並存を実現することができる。
【0039】
(手段23)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスでクリック操作が可能なスイッチを表示画面上に表示し、このスイッチがON状態の場合に、範囲指定操作に続く前記一連の処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、表示画面上に表示されたスイッチをON状態にすることにより、検索先へのデータの引き渡しと検索結果のリンク表示とが可能に成る。
なお例えばWWWブラウザであれば、プルダウンメニューにこの発明のモードをON,OFFするためのメニューを追加してもよく、これもまたスイッチであるものとする。
【0040】
(手段24)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスによる範囲指定操作を行なう際に、前記操作対象のハイパーリンクを動作不能とする処理を行なうようにしたプログラムを記録している。ハイパーテキストに於けるリンクというものは実に範囲指定しづらいものである。例えばリンク内の文字列をコピーすべく範囲指定してみれば容易に体験できる。これはリンクというものがそもそもクリックされることを目的としたものであるためである。この発明は、ページ作者の意図により張られたリンク箇所を辿るものではなく、リンクに左右されることなくユーザーが任意にキーと成るデータを選択して、検索に回すことができるようにするものである。従って、ハイパーリンクを動作不能とすることによって、ハイパーリンク上のデータをキーに指定することが容易と成る。
なお、ハイパーリンクを動作不能とするには、例えば、HTML書式のアンカータグ<A HREF="スキーム名://ドメイン名/パス名/"></A>を削除して画面を再描画する、アンカータグをコメントアウトして再描画する、下線タグに置き換えて再描画する、WWWブラウザのプログラムでハイパーリンクが押されても無視する、などとすればよい。またハイパーリンクを動作不能とする処理モードに移行させるためには、ポインティングデバイスを用いたクリック操作が可能なボタンを表示する、予め定められた時間以上ポインティングデバイスのスイッチをハイパーリンク上で押し続ける、メニューからハイパーリンク動作不能モードを選ぶ、などとすればよい。なおハイパーリンクを動作不能とする処理は、範囲指定操作とそれに続くデータの検索先への引き渡しが終わった時点で、1回毎に解除するように設定することもできる。
【0041】
(手段25)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段24に於いて、ポインティングデバイスでクリック操作が可能なスイッチを表示画面上に表示し、このスイッチがON状態の場合に、前記操作対象のハイパーリンクを動作不能とする処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従ってスイッチをON状態にするという分かりやすい操作で、ハイパーリンクを動作不能とすることができる。スイッチはボタンが好ましいが、ダイアログボックスに於けるラジオボタンなどでもよい。前者では、これをWWWブラウザに設けることで、このブラウザがこの発明に係るものであることが一目で分かる。操作対象のハイパーリンクが動作不能であることが、見て取れるような表示を行なうようにしてもよい。
【0042】
(手段26)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段24に於いて、表示画面上に前記操作対象のハイパーリンクを動作不能とするメニューを表示し、このメニューが選択された場合に、操作対象のハイパーリンクを動作不能とする処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、プルダウンメニュー、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューなどとして実現でき、操作性がよい。
【0043】
この他、リンク上や表示画面上でポインティングデバイスのボタンを予め定めた時間以上押し続けることにより、操作対象のハイパーリンクを動作不能とする処理を行なうようにしてもよい。
【0044】
(手段27)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、検索処理プログラムを備えており、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により指定されたデータの検索処理を行なうようにしたプログラムを記録している。即ち、操作表示系と記憶系との間で活動する情報処理系を備えている。従って、好みの検索処理プログラムを自前で用意することができる。なお検索対象となるデータベースは外部のものを利用する。
【0045】
例えばインターネット上のWWWサイトから取得したファイルをキャッシュに納め、検索処理プログラムがこれを検索するなどである。またインデックス作成を行なうようにしたり、ユーザープロフィールを登録させるようにしてもよい。
この他、検索処理プロセスに付いては、エージェント技術の遠隔プログラミング(Remote Programming)方式などを利用することによって、より高度な検索を行なうことが可能であり、更に探索と呼ぶに相応しい動作を行わせることもできる。
またキーとなるデータについて、例えばテキストであれば、単語だけでなく自然な文章を意味解釈して検索させるようにしてもよい。キーワードなどが不適切な場合、それを指摘したり自律的に修正するようにしてもよい。
【0046】
(手段28)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段27に於いて、データベースを備えていることを特徴とする。即ち、ポインティングデバイスとデータベースとを備えたコンピュータに、キーとなるデータを用いてデータベースを検索しその結果を受け取って表示するための処理を行なわせるためのプログラム、を記録した記録媒体であって、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって指定されたデータをキーとしてデータベースを検索する処理と、その検索結果を受け取り、ポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示する表示処理と、をコンピュータに行なわせるためのプログラムを記録している。
検索先はローカルの検索処理プログラムであり、検索対象と成るのはローカルの記憶装置に形成されたデータベースである。従って、ローカルに自分の興味あるデータベースを作成しておけばよいし、データベースを形成したCD−ROMをCD−ROMドライブに装着しておくなどすればよい。また検索処理プロセスはインデックスを取り込んだり、インバーテッドファイルを自ら生成するなどしてもよい。なおデータベースは、キーフィールドなどの論理的な定義情報をデータベースの中に持つ場合があるが、データの集合のみをデータベースとしてもよいことは言うまでもない。
【0047】
なお特にインターネットでは、アクセス可能な資源の爆発的な増大という事態に至っており、様々な検索エンジンが利用できるようになってきたが、よく使われるキーワードでは、検索結果が数万件にも及ぶことがある。これらリンク先を一つ一つ見て行くのは至難の技であり、本当に必要なのはその中のごくごく僅かなリンク先のみであることが多い。そうであれば自分の好みのまたは自分に必要なデータベースをローカルに所有し、そこを検索対象としてもよいはずである。
CD−ROMとして販売されているものを購入してもよいであろう。これによりローカルの記憶装置には自己或いはグループにとり本当に必要なもののみを所有することが出来るから、検索結果についての知的オーバーヘッドが防げる。
【0048】
また教育の現場にあっては、インターネット上に存在する好ましくないと思われるサイトに接続することをよしとしない場合が多い。そのような場合、教育に必要なデジタルライブラリをすべてローカルに構築しておくことも一手である。
手段28はこのような目的に最適な解と成る。更にこの発明によれば、後に説明する「目次だけの書籍」を実現することができ、この書籍の内容は所定の枠内に於いて変幻自在なものとなり得る。
【0049】
なお手段28の発明のプログラムを記録した記録媒体は、予め、データベースを備えたプログラムを記録しているものとしても、後からデータベースを取得するものとしてもよい。前者では範囲指定されたデータの引き渡しを行なうプログラムとデータベースとを、CD−ROMなどの記録媒体に一緒に記録して販売することができる。後者ではデータベースが記録された別売のCD−ROMとしたり、データベースをネットワーク経由で販売することができる。
【0050】
(手段29)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、手段28に於いて、データベースに蓄積するデータの収集処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、自らデータの収集処理を行なって、厳選された資源のみをローカルのデータベースに蓄積して行く。定期的に欠かさず見に行くようなWWWサイトなどはサイト側の許可さえあれば自動収集処理を行ってしまうことが好ましい。
なお、データの収集処理には、PULL(Information Pull)型で行なう場合や、PUSH(Information Push)型で行なう場合がある。例えば契約サイトから更新ファイルをPUSHしてもらうようにするのである。更にはエージェント言語を用いて移動エージェントを構築し、他のエージェントとの間で分散協調を行なうようにしてもよい。ユーザープロフィール情報を利用して協調することも可能である。なお、前記データ収集処理にはインデキシング処理を含めるようにしてもよい。
【0051】
(手段30)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、指定範囲内のデータをそのデータの検索先に引き渡す処理に先だって、指定範囲内のデータを他言語に翻訳する処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って自国言語で書かれているページから、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作により指定されたデータを、他言語に翻訳して検索先へ渡すようにすれば、検索結果としてのリンク集に他言語のページを集めることができる。この先は必要に応じて再び自国言語に翻訳などすればよい。なお、指定範囲内のデータを他言語に翻訳するに先立って、言語の種類を選択し得るようにしてもよい。
【0052】
(手段31)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、検索先から処理状況を受けることができる場合、その処理状況を受けて表示するようにしたプログラムを記録している。従って検索先での検索処理に待たされるような場合でも、処理状況を知ることができるので、精神的に楽である。なお、処理状況の表示には、例えば指定範囲の近くにプログレスバーをポップアップさせるなどする。
【0053】
(手段32)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、検索結果が0件であるという検索結果を受けた場合、データ引き渡し時の表示画面を描き替えることなく、検索結果が0件であることを表示する処理を行なうようにしたプログラムを記録している。従って、検索結果が0件であるにもかかわらず、わざわざその表示のためにデータ引き渡し時の表示画面を描き替えてしまい、再度データ引き渡し時の表示画面に戻る操作をするというような余計な動作を省くことができる。また画面が不必要に切り替わらないため、表示画面を見ていても楽である。なお検索結果の0件表示は、表示窓をポップアップさせるようにしても、WWWブラウザに専用の表示窓を設けるようにしてもよい。また後者の場合、検索結果の表示窓を0件に限らず索出件数の表示に用いてもよい。
【0054】
(手段33)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、このプログラムから検索結果を受け、データ引き渡し時の表示画面を描き替えることなく、検索結果をポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして、別窓に表示するようにしたプログラムを記録している。従って別窓に表示されたリンク集をポインティングデバイスにより選択するまでは、データ引き渡し時の表示画面をそのまま残すことができ、リンク先と見比べて考えることができる。なお、別窓としては表示窓をポップアップさせるようにしても、WWWブラウザを立ち上げるようにしてもよい。また別窓としてWWWブラウザを立ち上げた場合、リンク先の表示をこの別窓としてのWWWブラウザ側で行なってもよい。
【0055】
(手段34)
次にこの発明の検索先登録プログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって指定されたデータを、このデータの検索先に引き渡す処理と、その検索結果を受け取ってポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示する表示処理と、をコンピュータに行なわせるためのプログラムに、特定の検索先に関するデータを登録する処理を行なうプログラムを記録している。従ってこのプログラムに基づく検索先の登録は、必要に応じて後から検索先に関するデータを登録して行くことができる。なおこの登録は、ユーザー自身が検索先登録ソフトウェアによって行なう場合、CD−ROM事典などのインストーラが行なう場合、ローカルのソフトウェアとネットワーク経由でダウンロードしたモービルコードとの協調により行なわれる場合などがある。
なお特定の検索先に関するデータとは、検索先のアドレスのことであるが、この他にもカテゴリーに関するメニューなどを含む場合がある。また登録は一時的なものと永続的なものとがあり、またここでの登録には登録と指定との二つの概念があり、登録は将来検索先の選択ができるようにするためのものであり、指定は今特定のアドレスに接続させようとするためのものである。
【0056】
(手段35)
次に、この発明の情報検索プログラムを記録した記録媒体は、ポインティングデバイスを用いた範囲指定操作によって指定されたデータを、このデータの検索先に検索させるべく引き渡し、その検索結果を受け取って、ポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして表示するようにしたプログラムを、コンピュータネットワーク経由で配信し得る状態で記録している。従ってこの記録媒体からこのプログラム自体をクライアントへ配信することが出来る。なお、この記録媒体からこのプログラム自体をクライアントへ配信する場合、プログラムを圧縮して記録媒体に記録しておくようにしてもよい。
【0057】
(記録媒体の説明)
プログラムを記録した記録媒体とは、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、ROM、RAM、メモリカード、紙テープやパンチカード等を含む概念である。またコンピュータで直接実行可能な状態でプログラムを記録した記録媒体以外にも、例えばCD−ROMからハードディスク等の他の記録媒体へインストールすることによって実行可能と成るプログラムを記録した記録媒体や、データをエンコードしたり、暗号化したり、圧縮したプログラムを記録した記録媒体等のことも含む。上記でRAMを含んでいるのは、ネットワーク経由で受信したプログラムがRAM上に展開されることがあるからである。
【0058】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、この発明の一実施形態による情報検索装置の全体構成を示したものである。入力装置1は、範囲指定とクリック操作とを行なうためのポインティングデバイスである。表示装置11は、入力装置1の操作対象であるHTML文書と入力装置1のカーソルとを表示するためのものである。
【0059】
表示装置11上に表示された文章を、入力装置1を操作してそのカーソルによりまず範囲指定する。この指定範囲は文字列を反転させて表示される。範囲指定がうまく行かない場合は、操作者は範囲指定をやり直すことができる。次に処理装置10は、範囲指定された文字列を取り込みこれをキーワードとして、送受信装置12を介して、検索先であるネットワークに接続された他のコンピュータへ引き渡す。そして処理装置10は検索結果を前記検索先から受け取り、表示装置11上にポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして検索結果を表示する。而して検索結果のリンクが入力装置1によりクリックされると、処理装置10はそのリンクに対応する文書をリンク先より取り寄せて、表示装置11上に表示する。
【0060】
図1の処理装置10を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を図4に示す。なお処理装置10はCPUを用いることなくハードウェアロジックによって構成してもよい。
【0061】
CPU2には、メモリ20、記憶装置であるハードディスク21、入力装置であるマウス1、表示装置であるディスプレイ11、CD−ROMドライブ22が接続されている。ハードディスク21には、オペレーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラム30、及び検索結果表示プログラム31が記憶されている。このデータ引き渡しプログラム30及び検索結果表示プログラム31は、CD−ROMドライブ22を介してCD−ROM23からインストールされたものである。この他ハードディスク21には、ワールドワイドウェブのブラウザ4などが記憶されている。なおここではマウス1は、2ボタンマウスである。またこの実施形態の情報検索装置15は、図7のようにインターネットに接続されている。
【0062】
図5に、ディスプレイ11に表示されたブラウザ4を示す。また図6に、範囲指定された文字列51とマウスポインタ5とを示す。また図9に、この実施形態に於ける文字列51の引き渡し処理をフローチャートにて示す。操作者はマウス1を操作してブラウザ4上に表示された文書を範囲指定する(ステップS1)。
ここでは表示された文書50の一部、「任意の文字列をマウスで範囲指定し」を範囲指定している。この指定範囲の文字列51は反転表示される。
【0063】
次に、操作者はマウス1を操作して、マウスカーソル5をプルダウンメニュー41からコピーコマンド40を選択する(ステップS2)。すると文字列51が図7で示されているようにインターネットに接続された検索サーバ9に引き渡される(ステップS3)。
【0064】
次に図10で、この実施形態に於ける検索結果の表示処理をフローチャートで示す。検索サーバ9から送信されて来た検索結果を受け取り(ステップS4)、ブラウザ4にハイパーテキストで表示する(ステップS5)。図8はブラウザ4上に表示された検索結果のページ52であり、リンク53が示されている。このリンク53をマウス1でクリックすればリンク先のページを参照できる。なお、検索サーバ9から送信されて来る検索結果がHTML文であれば、ブラウザ4に表示処理を任せるようにする。
【0065】
なお、翻訳ソフトなどでは、不明な単語やフレーズをコピーすることによって翻訳し、翻訳結果を表示しているが、これはWWWのようなリンク一覧を提供してくれなかった。また更にその結果のページから他サイトへジャンプするなどということも不可能であった。他方で、インターネット上に置かれた検索サイトでは、検索結果をハイパーテキストで表示してはいたが、文字入力ボックスにキーワードを書き込み、検索実行ボタンを押すという操作が要求されている。これに対してこの実施形態では、マウス1でキーワードとしたい文字列を範囲指定し、コピーコマンドを実行するだけで、検索結果としてのリンク一覧が得られるのである。
【0066】
なお、上述した実施形態では、操作対象として文字列を扱っているが、画像や音声を視覚化した波形グラフなどを操作対象とすることが可能である。また図4でマウス1と共にキーボードが表わされているが、範囲指定操作に於けるマウスドラッグについては、キーボードの矢印キーで代用させる設定とすることができるからである。
【0067】
(第2の実施形態)
図11(b)で示すように記録媒体としてのCD−ROM23は、データ引き渡しプログラム30や検索結果表示プログラム31と共に、予め、検索先データ32を記録している。そしてデータ引き渡しプログラム30、検索結果表示プログラム31、検索先データ32はCD−ROMドライブ22を介してハードディスク21にインストールされる(図11(a))。
【0068】
(第3の実施形態)
記録媒体としてのCD−ROM23には、データ引き渡しプログラム30及び検索結果表示プログラム31が記録されており、これ等をハードディスク21にインストールした後、検索先データ32については別個に導入するようにする。
図12は、モデム25を利用してインターネット接続し、検索先データをダウンロードする状況を示したものである。
【0069】
(第4の実施形態)
次に図13はこの実施形態に於ける指定範囲内データの引き渡し処理をフローチャートで示したものである。操作者はマウス1を操作してブラウザ4上に表示された文書を範囲指定する(ステップS6)。この範囲指定操作の最後でマウスアップイベントが発生するので(ステップS7)、このイベントを利用して指定範囲内データを検索先へ引き渡す(ステップS8)。
【0070】
(第4の実施形態)
次に図14は、指定範囲内データの引き渡し処理をフローチャートで示したものである。操作者はマウス1を操作して任意の文字または文字列を範囲指定する(ステップS9)。この範囲指定操作の終わりに発生するマウスアップイベントから所定の時間が経過したか否かが監視されており(ステップS11)、所定の時間が経過しない内に、マウス1のクリック操作を行なってしまうと(ステップS10)、この範囲指定は解除される(ステップS13)。しかしながら所定の時間が経過した後も、マウス1のクリック操作が行なわれていないならば、範囲内のデータを検索先へ引き渡す(ステップS12)。
【0071】
(第5の実施形態)
次に図15のフローチャートでは、キーボードを用いたデータの引き渡し処理を説明している。マウス1による文字列範囲指定(ステップS14)の後、キーボードの所定のキーが押されたら(ステップS15)、範囲内のデータを検索先へ引き渡す(ステップS16)。
【0072】
(第6の実施形態)
この実施形態の説明には、図16乃至図22を用いる。図17で示すように、ハードディスク21にはオペレーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラム30、検索結果表示プログラム31、マウスプログラム33が記憶されている。このマウスプログラム33は、図18で示すようにCD−ROMドライブ22を介してCD−ROM23からインストールされたものである。
【0073】
図19に、ディスプレイ11に表示されたブラウザ4とクリップボード42とを示す。また図20に、範囲指定された文字列51とマウスポインタ5を示す。
また図22にマウスプログラム33をフローチャートにて示す。操作者はマウスを操作してブラウザ4上に表示された文書を範囲指定する(ステップS17)。
この指定範囲の文字列51は反転表示される。図21で指定範囲はA,B,C,Dの座標を有する矩形範囲であるものとして表わされている。
【0074】
次に、操作者はマウス1を操作して、マウスカーソルを指定範囲の文字列51の上に移動させる。ここではマウスカーソルの形状が矢形状のポインタ5に変化させているが、この点についての説明は省く。そして反転表示された文字列51上で、即ち指定範囲内で、マウス1の左ボタンを用いてのクリック操作を行なう(ステップS18)。
【0075】
ステップS18に於けるマウスアップイベントによって、このクリック位置が指定範囲内に重なっているか否かの判断を行なう(ステップS19)。ここではマウスカーソル(ポインタ)5は指定範囲の文字列51の上にあるから、判断は真であり指定範囲の文字列51がデータ引き渡しプログラム30へ引き渡される(ステップS20)。この状態は、図19のクリップボード42に、コピーされたデータ54が表示されることでモニターできるようにしている。なお、マウスカーソル5が指定範囲の文字列51の上にあることを、図21の座標Iで示している。
【0076】
なお操作者が、マウスカーソルを指定範囲の文字列51の上に移動させることなく文字列51以外の場所でクリック操作を行なった場合には、ステップS19に於ける判断は偽であるから、前記範囲指定は解除される(ステップS21)。
このことを図21の座標Jで示す。
【0077】
マウスプログラム33による処理過程を、マウスイベントの観点から見て行くと、次のようである。入出力制御部16は、マウス1に対してカーソルの移動やクリックの操作が行なわれた時に、この操作を判定してイベントと呼ばれる情報レコードを作成してイベントキュー17へ送る。イベントキュー17は、マウス1の操作毎に発生する複数のイベントをその発生順に記憶する。処理判定部18は、イベントキュー17からイベントを古い順に取り出し、そのイベントの内容を解読し、マウス1の操作に対応する処理の判定を行なう。その判定結果は処理命令と呼ばれる情報レコードに加工され、処理実行部19に渡される。処理実行部19では、処理命令に対応する処理ルーチンを呼び出して実行する。また処理実行部19は、入出力制御部16に対して指定範囲などの画像情報を送信する。
入出力制御部16は、この画像情報を出力信号に変換して、ディスプレイ11に表示する。
【0078】
以上のように、指定範囲は複数の座標で表わすことができるから、その各々の座標とクリック操作が行なわれた時の座標との位置関係を調べることによって、範囲内にあるか否かが分かる。従って、範囲指定した後、その上でクリック操作をするだけで、指定範囲内の文字列51がデータ引き渡しプログラム30へ引き渡され、更にデータ引き渡しプログラム30が指定範囲内の文字列51を検索先へ引き渡すのである。そして検索結果は、検索結果表示プログラム33がリンク表示するのである。
【0079】
(第7の実施形態)
図23は、第7の実施形態による範囲指定領域を示す図である。A,B,C,Dの座標を有する矩形範囲51を範囲指定による指定範囲とした場合、距離PXだけ左右方向へかつPYだけ上下方向へ指定範囲を自動的に広げるようにした。
この結果E,F,G,Hの座標を有する矩形範囲が、拡大された新たな指定範囲となっている。
【0080】
本来であればJ点でのクリック操作では、A,B,C,Dの座標を有する矩形範囲内のデータを引き渡し先へ渡すことはできず、I点のように矩形範囲内でのクリック操作が要求されるのであるが、この実施形態によればJ点即ち拡大範囲52内でのクリック操作でも、データの引き渡しが可能になる。
【0081】
(第8の実施形態)
図24(a)は、範囲指定操作に於けるマウスアップ座標Kでの範囲指定された文字列51とマウスポインタ5とを示す図であり、図8(b)は、その後自動的に指定範囲内の座標Lにマウスポインタ5が移動された状態を示す図である。
座標Kと座標Lとの距離はQXであり、左から右方向へ範囲指定操作した場合、X座標のマイナス方向にQXだけ移動されるように設定してある。この逆の場合は、X座標のプラス方向にQXだけ移動されるように設定すればよい。
【0082】
これにより、マウスのクリック操作に先立ち、マウスポインタ5を指定範囲内へ移動させる操作が不要となり、範囲指定操作後ただちにクリック操作を行なって、データを引き渡すことが可能となる。なおここではマウスカーソルは、範囲指定操作後は、矢形状のポインタに変化するように設定した例としている。またY方向に関しては、指定範囲の高さを取って、その中間位置にマウスポインタ5を移動させるような補正をすることもできる。
【0083】
(第9の実施形態)
図25はハードディスク21を示す図である。データ引き渡しプログラム30は検索先設定部34を備えている。これにより指定範囲内でクリック操作が行なわれた際に、予めデフォルトの検索先を設定したり、直接検索先を選択指定することができる。
【0084】
図26(a)は、検索先の選択指定のためのドロップダウンメニュー6を示したものである。選択肢中で、仮称ワトソンは検索エージェントプログラム、百科辞典は、CD−ROMドライブ22上にセットされた辞書CD−ROMであり、英英辞書はハードディスク21内にインストールされたものであり、またサーチエンジンはインターネット上の検索システムであると設定された例を図示した。
ハードディスク21内にサーチエンジンをインストールした場合は、このサーチエンジンに対し、自己のディレクトリを検索するように指定するためのメニューを表示させるようにしてもよい。このような場合のために検索先の追加メニューを設けた。なおサーチエンジンのインストールについては、後述する実施形態で述べる。
【0085】
また図26(b)は、検索先のデフォルト設定を行なうためのダイアログボックス60を示す図である。指定範囲内でクリック操作が行なわれた際には、指定範囲内のデータは、ラジオボタンでチェックされたサーチエンジンと、百科辞典との複数の検索先に渡されることになる。
【0086】
(第10の実施形態)
図27では、マウスによる範囲指定後、この指定範囲内でマウスの左ボタンを押す操作を行なった場合、押した箇所の近くに検索先を、マウスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムをフローチャートにて示している。マウスで範囲指定操作を行なった後(ステップS22)、この指定範囲内でマウスの左ボタンによりクリック操作を行なうと(ステップS23)、クリック位置が指定範囲内に重なっているか否かの判断を行なって(ステップS24)、重なっている場合は検索先のポップアップメニュー61をマウスポインタの近くに表示し(ステップS25)、マウスポインタにより検索先の選択が行なわれたら(ステップS26)、指定範囲内のデータを引き渡す(ステップS27)が、ステップS24による判断の結果、クリック位置が指定範囲内に重なっていない場合には、範囲指定を解除する(ステップS28)。図28は、ステップS25で、指定範囲の文字列51の検索先のポップアップメニュー61を表示した例を示す。このポップアップメニュー61には、引き渡し先として図書館が表示されているが、これは自己のハードディスク21の教材などを集めたディレクトリのひとつである。
【0087】
(第11の実施形態)
この実施形態は第10の実施形態とは異なり、マウスによる範囲指定後、この指定範囲内にマウスカーソルを置いた場合に、カーソルの近くに検索先をマウスによって選択可能なメニューとして表示するようにしたものである。図29は、このプログラムの一部分をフローチャートにて示したものである。マウスで範囲指定操作を行ない(ステップS29)、この指定範囲内へマウスカーソルを移動させる(ステップS30)。この後は図22のステップS19以降の処理に引き継がれる。即ち次のステップでは、マウスカーソルの位置が、指定範囲に重なっているか否かを判定する。
【0088】
(第12の実施形態)
この実施形態は第10の実施形態とは異なり、マウスによる範囲指定後、この指定範囲内で予め定めた時間以上、マウスの左ボタンを押す操作を継続した場合に、押した箇所の近くに検索先を、マウスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたものである。図30は、このプログラムをフローチャートで示したものである。マウスによって範囲指定操作を行ない(ステップS31)、この指定範囲内でマウスの左ボタンによりマウスダウン操作を行なった時(ステップS32)、まずクリック位置が指定範囲内に重なっているか否かの判断を行なう(ステップS33)。もし重なっていない場合は、ステップS40へ進んで範囲指定の解除を行なう。もし重なっている場合には、次にこのマウスダウン操作が決められた時間内であったか否か、の判断を行なう(ステップS34)。即ち、マウスダウン操作からマウスアップ操作までの時間を計測して判断する。ここでマウスダウン操作からマウスアップ操作まで(クリック操作)が決められた時間内であった場合、そのままデフォルトの引き渡し先へ指定範囲内のデータを渡して(ステップS35)、範囲指定を解除する(ステップS40)。しかし決められた時間を越えた場合、検索先のポップアップメニュー61をマウスポインタ5の近くに表示し(ステップS36)、マウスポインタで検索先の選択が行なわれたら(ステップS37)、この検索先をデフォルトの検索先として記憶し(ステップS38)、指定範囲内のデータを引き渡し(ステップS39)、範囲指定を解除する(ステップS40)。
【0089】
ステップS35では、クリック操作が決められた時間内であった場合に、そのままデフォルトの検索先へデータを渡している。このようによく利用する検索先をデフォルトとしておくのは便利である。このためステップS38の処理を行なっているのである。
【0090】
(第13の実施形態)
検索先のポップアップメニュー61を表示するのに、第13の実施形態のような手段も実現されている。即ち、範囲指定の最後に起こるマウスアップイベントにより、指定範囲内のデータの検索先を、ポップアップメニュー61として表示する(図31を参照)。
【0091】
(第14の実施形態)
同様に図32では、範囲指定のためのドラッグ操作を終えた所で、所定時間だけマウスアップイベントを発生させることなく一切のマウス操作を停止すると、この後に発生させたマウスアップイベントによってポップアップメニュー61を表示する。マウスアップイベントを所定時間以内に起こした場合は、デフォルトの検索先指定とする。
【0092】
(第15の実施形態)
同様に図33では、範囲指定が終わった後に、1回クリックを行なった場合、ポップアップメニュー61を表示するようにした。第13乃至第14の実施形態では、ポップアップメニュー61を表示させる操作が楽である。
【0093】
(第16の実施形態)
図34のカテゴリー決定部36は、検索先にデータを引き渡すのに先立って、指定範囲内のデータが属するカテゴリーを調べ、該当するカテゴリーに対応する検索先を選択し、この検索先にデータを引き渡すようにしている。カテゴリーを調べるに当たっては、ローカルのハードディスク21に記憶したインデックスを検索するか、ネットワーク上に置いたインデックスを検索するなどすればよいのである。
【0094】
(第17の実施形態)
次に図35のブラウザ4は、URL入力フィールドの右横に、タイピングによるキーワード入力のためのスイッチボタン7を具えている。このスイッチボタン7をマウスでクリックすると、ディスプレイ11にキーワード編集ボックス70を表示する。このキーワード編集ボックス70は、キーワードを入力するためのテキストフィールド71と、入力し終わったキーワードを検索先へ引き渡すための検索ボタン72とを具えている。
【0095】
(第18の実施形態)
次に、図36のキーワード編集ボックス73は、ブラウザ4に表示された文書50の上で範囲指定すると、指定範囲の文字列51をテキストフィールド71に取り込んだ状態で現われる。この実施形態では、「マウス」を範囲指定したものの、「マウスの左ボタン」に関する検索を行ないたく、テキストフィールド71内で編集している。
【0096】
(第19の実施形態)
このようなキーワード編集ボックス70,73で検索先を指定できれば、更に便利である。このため検索ボタン72の左横に、複数の検索先を含んだドロップダウンメニュー64を設けた(図37を参照)。この他ファイルを作成した日時を指定することや、絵や音声などのカテゴリーを指定することなどを可能にしてもよい。
【0097】
(第20の実施形態)
次に図38のブラウザ4は、URL入力フィールドの右横に、検索ボタン74を設けた。文字列51を範囲指定した後この検索ボタン74を押すことにより、文字列51が検索先へ引き渡される。
【0098】
(第21の実施形態)
次に図39のブラウザ4は、URL入力フィールドの下側に、検索先の名前の入った検索先選択ボタン75を複数個設けたものである。文字列51を範囲指定した後、希望する検索先の名前が入った検索先選択ボタン75を押すことによって、その検索先へ文字列51が引き渡される。
【0099】
(第22の実施形態)
図40のブラウザ4には、URL入力フィールドの右横にドロップフィールド76が設けられている。ブラウザ4に表示された文書50上で範囲指定し、指定範囲の文字列51をドロップフィールド76にドラッグアンドドロップすることにより、文字列51が検索先へ引き渡される。
【0100】
(第23の実施形態)
さてこの発明では、指定範囲のデータを必要な時のみ検索先に検索させるべく引き渡すような構成としてもよい。これを図41のフローチャートを用いて説明する。先ず、1回だけマウスの左ボタンでクリック操作を行なった後(ステップS41)、続けて範囲指定の操作が行なわれたならば(ステップS42)、検索先へ引き渡し(ステップS43)、逆に範囲指定の操作が所定の時間内に行なわれなかった場合には(ステップS44)、なにもしないで終了する。即ち、所定の時間内に範囲指定の操作が行なわれるのであれば、それに先立つマウスのクリック操作は、この発明をON状態にするためのスイッチである、と見做すことができる。このスイッチは1回毎にOFF状態にされる。
【0101】
(第24の実施形態)
これに対して図42で表わしたブラウザ4では、URL入力フィールドの右横に設けたON/OFFスイッチ77をON状態にすることによって、これ以降、検索先へのデータの引き渡しと、検索結果のリンク表示とが可能に成る。
【0102】
(第25の実施形態)
図43のブラウザ4には、URL入力フィールドの右横にリンク消去スイッチ78を設けた。このリンク消去スイッチ78をON状態にすると、ブラウザ4に表示される文書50のアンカータグがアンダーラインタグに書き換えられて表示される。
【0103】
(第26の実施形態)
リンク消去を行なうのに、図44(a)ではマウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニュー62のリンク不能コマンド63を、マウスの左ボタンでクリックさせる。これ以降は、図44(b)で表わしたように、マウスの右ボタンをクリックした時に表示されるポップアップメニュー61は、検索先の選択に関するものである。
【0104】
(第27の実施形態)
図45で示すように、ハードディスク21にはオペレーティングシステムOS3、データ引き渡しプログラム30、検索結果表示プログラム31、更には検索処理プログラム37が記憶されている。ハードディスク21の一部にキャッシュファイル28のための領域を確保した。キャッシュファイル28には、ブラウザ4で次々に読み込んだ文書が一時的に蓄えられている。検索処理プログラム37はこのキャッシュファイル28を検索する。この他検索処理プログラム37にはエージェント技術が利用できる。また自然文を解釈して適切なキーワードを生成する技術も利用可能である。
【0105】
なお、図2はこの発明の一実施形態による情報検索装置の全体構成を示したものである。検索装置13を具えている。処理装置10は、範囲指定された文字列を取り込みこれをキーワードとして検索装置13へ送る。検索装置13は送受信装置12を介して他サイトを検索することができる。処理装置10は検索結果を検索装置13から受け取り、表示装置11上にポインティングデバイスによって選択可能なリンクとして検索結果を表示する。
【0106】
(第28の実施形態)
上述した第27の実施形態は、検索先となる検索処理プログラム37を具えていた。加えて第28の実施形態では検索処理プログラム37が検索の対象とするデータベース38を具えている(図46を参照)。データベース38は、ハードディスク21上に構築することができる。CD−ROMを利用してもよい。検索処理プログラム37では、インデックス検索や全文検索などが行なわれる。
【0107】
このデータベース38には、個人ユーザーやグループが必要とするデータのみ蓄積することが好ましい。そうであれば、検索結果として得られるリンク集には不要なものはなくなるであろう。自分のためだけの銀河百科事典を構築することも可能である。即ち、増大の一途を辿るWWWページの錯綜から希望の資料のみを探し当てるのは最早容易なことではないが、データベースを具えて必要なもののみを蓄積して行くのであれば、このような問題を回避することができるのである。またこのためにWWW巡回ロボットを利用してもよい。これについては次の実施形態で説明する。
【0108】
なお、図3はこの発明の一実施形態による情報検索装置の全体構成を示したものである。データベースとしての記憶装置14を具えている。上述したように、処理装置10、検索装置13、記憶装置14が連係する。
【0109】
(第29の実施形態)
図47で示すように、第28の実施形態の構成に加えて、WWW巡回ロボット39を具えている。単純なものでは、巡回先アドレス設定、巡回階層設定、同一サイトのみの巡回設定、巡回スケジュール設定などが行なえるように構成する。
またエージェント技術を利用して、ユーザープロフィール登録を行ない得るようにしてもよい。
【0110】
(第30の実施形態)
さてこの発明では、指定範囲のキーワードを翻訳してから検索先へ引き渡すようにしてもよい。これを図48のフローチャートを用いて説明する。操作者は、マウスによる範囲指定操作の後(ステップS45)、コピーコマンドを実行すると(ステップS46)、指定範囲のキーワードの翻訳を行なってから(ステップS47)、検索先へ引き渡す(ステップS48)。従って、例えば日本語で表記された文書中からキーワードを選び、英語のデータを検索することが可能になるなどの効果を奏する。
【0111】
(第31の実施形態)
この実施形態は、データの検索先から処理状況を受け、それを表示するようにしたものである。図49は、処理状況のプログレスバー8が範囲指定された文字列51の近くに一定時間だけポップアップしている状況を示している。WWWの検索エンジンとのセッションでは、特に有効である。
【0112】
(第32の実施形態)
この実施形態は、データの検索先から検索結果の一覧データを受けてブラウザ側で表示するのであるが、検索結果が0件である時のみわざわざブラウザの表示を書き換えることなく、0件表示80を範囲指定された文字列51の近くに一定時間だけポップアップさせるものである(図50を参照)。なお0件表示80のポップアップ表示は、操作者がマウスボタンをクリックするまで表示し続けるように設定することができる。
【0113】
(第33の実施形態)
この実施形態は、検索結果の一覧データを受けて、ブラウザに表示するのではなく、それをポインティングデバイスによって選択可能なメニュー(リンク集)としてポップアップ表示するものである(図51を参照)。なお、この結果表示ポップアップメニュー81から1つを選択すると、このアドレスのWWWページが、ブラウザにダウンロードされて、表示されることになる。
【0114】
(第34の実施形態)
この実施形態の説明には図52を用いる。CD−ROM26にはデータベース38と検索先登録プログラム9とが記録されている。そもそもこのCD−ROM26は、図11のCD−ROM23とは異なり、この発明の主要部を構成するものを含んでいない。データベース38をハードディスク21にインストールするか、CD−ROM26をCD−ROMドライブ38に装着してこのまま利用させることになる。検索先登録プログラム9のインストーラを起動すると(ステップS49)、自分自身を検索先に設定する(ステップS50)。
【0115】
(第35の実施形態)
また図54で示すように、この情報検索装置15には、インターネットを介して検索サーバ9が自分自身を検索先に設定しに来る。
【0116】
(第36の実施形態)
さて、図55及び図56によれば、httpサーバ及びftpサーバ90は、この発明のプログラム92を記憶した記録媒体であるハードディスク91を所有している。httpサーバ90は、この発明のプログラム92をインターネット越しにダウンロードさせるべく、HTML形式のダウンロードページ56を公開している。符号57はこのプログラム92に至るリンクである。
【0117】
(その他の実施形態)
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、指定範囲内のデータが属するカテゴリーを調べ、該当するカテゴリーに対応する検索先を選択し、ポインティングデバイスにより選択可能なメニューとして表示するようにしたプログラムを記録したものとしてよい。従って、第1に、カテゴリー別に検索先を替えることができ、またメニューに於いては検索先の表示や配置を最適化することができる。検索先のデフォルト指定が行なえる場合は、そのデフォルト指定を自動的に変更することもできる。第2に、同じ検索先についても検索ディレクトリのパス部を予め選択することができる。検索先にはデータと共にカテゴリー情報を引き渡してもよく、検索先ではこのカテゴリーのみを検索すればよいから、無駄がなくより高速に検索される。これは、検索結果を受け取ってリンク表示するまでの時間が短縮されると共に、リンクを厳選できることを意味する。
【0118】
更にこの発明のプログラムを記録した記録媒体は、画像や、音声を視覚化した波形グラフなどを操作対象とすることが可能である。画像の一部、または全部を範囲指定して検索先へ引き渡すと、色調、タッチ、筆癖、年代、カテゴリーなどが同一または類似の画像を索出する技術があり、これを利用してもよい。音声についても同様である。
【0119】
なお、検索結果のリンク一覧も、ポインティングデバイスによって選択可能なメニューの一種であると見ることができる。また検索結果が0である場合を既に説明したが、検索結果が1である場合に、これに至るリンクを表示せずいきなり内容を表示するようにもできるが、この場合には検索結果が1であるというだけであり、この場合もリンク一覧と称してよい。またこの発明が外部の検索装置の助けを借りる場合であっても、この発明は結果として検索装置である。
【0120】
このようにこの発明によれば、リンクとはまったく無関係に、ページ中のどの部分からでもキーとなるデータを生成することができ、かつこのデータに関連する資源のリンク一覧を表示して、それにアクセスできるようになった。またその操作性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報検索装置の全体構成を示す図である。
【図2】情報検索装置の全体構成を示す図である。
【図3】情報検索装置の全体構成を示す図である。
【図4】図1の装置を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。
【図5】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図6】文字列51とマウスポインタ5とポップアップメニュー41を示す図である。
【図7】インターネットを介した処理ブロック間のデータ移動を示す図である。
【図8】検索結果表示時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図9】処理プログラムのフローチャートである。
【図10】処理プログラムのフローチャートである。
【図11】CD−ROM23を示す図である。
【図12】インターネットを介して検索先データを受信するための、処理ブロックを示す図である。
【図13】処理プログラムのフローチャートである。
【図14】処理プログラムのフローチャートである。
【図15】処理プログラムのフローチャートである。
【図16】図4のCPU2で実現されるデータ処理に於ける各処理部を示す図である。
【図17】ハードディスク21を示す図である。
【図18】CD−ROM23を示す図である。
【図19】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図20】文字列51とマウスポインタ5とを示す図である。
【図21】範囲指定領域を示す図である。
【図22】処理プログラムのフローチャートである。
【図23】範囲指定領域を示す図である。
【図24】文字列51とマウスポインタ5とを示す図である。
【図25】ハードディスク21を示す図である。
【図26】引き渡し先指定のためのドロップダウンメニュー(a)と、デフォルト設定を行なうためのダイアログボックス(b)とを示す図である。
【図27】処理プログラムのフローチャートである。
【図28】文字列51の引き渡し先のポップアップメニュー61を示す図である。
【図29】処理プログラムのフローチャートである。
【図30】処理プログラムのフローチャートである。
【図31】ポップアップメニュー61の表示タイミングを示す図である。
【図32】ポップアップメニュー61の表示タイミングを示す図である。
【図33】ポップアップメニュー61の表示タイミングを示す図である。
【図34】ハードディスク21を示す図である。
【図35】キーワード編集時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図。
【図36】キーワード編集時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図。
【図37】キーワード編集ボックスを示す図である。
【図38】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図39】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図40】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図41】処理プログラムのフローチャートである。
【図42】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図43】検索時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図44】リンク消去用ポップアップメニュー62を示す図である。
【図45】ハードディスク21を示す図である。
【図46】ハードディスク21を示す図である。
【図47】ハードディスク21を示す図である。
【図48】処理プログラムのフローチャートである。
【図49】検索先プログラムからの処理状況を、プログレスバー8としてポップアップしている状況を示す図である。
【図50】検索先プログラムからの検索結果の0件表示80をポップアップしている状況を示す図である。
【図51】検索先プログラムからの検索結果から結果表示ポップアップメニュー81を表示している状況を示す図である。
【図52】CD−ROM26を示す図である。
【図53】処理プログラムのフローチャートである。
【図54】インターネットを介した処理ブロック間のデータ移動を示す図である。
【図55】ダウンロード時のブラウザ4が表示されたディスプレイ11を示す図である。
【図56】ダウンロード時のハードディスク91を示す図である。
【符号の説明】
1 入力装置
10 処理装置
11 表示装置
12 送受信装置
13 検索装置
14 記憶装置
15 情報検索装置
23 CD−ROM
26 CD−ROM
30 データ引き渡しプログラム
31 検索結果表示プログラム
32 検索先データ
33 マウスプログラム
34 検索先設定部
35 データファイル
36 カテゴリー決定部
37 検索処理プログラム
38 データベース
39 WWW巡回ロボット
61 ポップアップメニュー
78 リンク消去スイッチ
9 検索先登録プログラム

Claims (1)

  1. ポインティングデバイス、このポインティングデバイスの操作対象を表示するための表示装置、前記操作対象に対するポインティングデバイスによる範囲指定操作で指定された指定範囲内のデータをその引き渡し先であるWWW検索サーバへ渡すと共に、このWWW検索サーバから検索結果を受け取ってポインティングデバイスにより選択可能なリンクとして前記表示装置に表示する処理装置と、を備えており、この処理装置は、前記ポインティングデバイスでクリック操作が可能なスイッチを前記表示装置の表示画面上に表示しておいてこのスイッチが操作者によってON状態にされた場合に、または前記表示装置の表示画面上に操作対象のハイパーリンクを動作不能とするメニューを表示してこのメニューが操作者によって選択された場合に、または前記表示装置の表示画面上で前記ポインティングデバイスのスイッチが操作者によって所定時間以上ON状態にされた場合に、前記操作対象のハイパーリンクを動作不能とする処理を行なうものであると共に、前記処理装置は、前記ポインティングデバイスの前記範囲指定操作を行う際に用いたスイッチと同じスイッチを用いてのクリック操作が行なわれたら直ちにこのクリック操作が行なわれた時の座標がこのクリック操作に先立つ前記範囲指定操作で指定された前記指定範囲内にあるか否かを判定して、前記指定範囲内にある場合には直ちに前記指定範囲内のデータをWWW検索サーバに引き渡す処理を行なうものであることを特徴とする、WWW検索装置
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