JP4725517B2 - ロールイン用油中水型乳化組成物 - Google Patents

ロールイン用油中水型乳化組成物 Download PDF

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Description

本発明は、ロールイン用油中水型乳化組成物に関し、更に詳しくは、パイ、デニッシュペストリーなどの層状膨化小麦粉食品を製造するに適したロールイン用油中水型乳化組成物及びそれを使用してなる層状膨化小麦粉食品に関する。
層状膨化小麦粉食品であるデニッシュペストリーやパイなどを製造する際に用いられるロールイン用油中水型乳化組成物はフィリング用途、練り込み用途とは求められる物性が大きく異なる。デニッシュペストリーの製造を例に挙げると、ロールイン工程において0℃付近に冷やされた生地に包み込みシーターで伸ばし、折りたたみ層を形成していく。ロールイン工程において生地の温度が上がり柔らかくなるためリタードをとり生地の硬さを調節する場合も多い。そして油中水型乳化組成物が隅々までロールインされ、焼成品に美しい内層をもたらすためには低温域での伸展性、コシの強さが求められる。
近年、パイ、デニッシュペストリーなどの層状膨化小麦粉食品においてロールイン用油中水型乳化組成物としてバターや発酵バターを100%使用した本格的なものが人気を集めており、店舗の顔とも言うべき存在になっている。しかしながら、バターや発酵バターは温度により硬さが変化しやすく扱いに習熟していない場合や、大量生産のため連続ラインなどの設備により生産しようとした場合には焼成品の内層が不均一になり、パイ、デニッシュペストリー本来の軽い食感、さっくり感が著しく損なわれ商品価値を失ってしまうケースが多々あり、工業的に使用することは困難である。また、バター、発酵バター自体高価であり、それらを使用した場合、焼成品が高価になってしまう欠点がある。
上記の問題から、工業的にバター、発酵バター風味に優れた膨化層状小麦粉食品を得る為に、バター、発酵バター、バターオイル、発酵バターオイル、分別バターオイルなどに食用油脂、乳化剤、水性原料などをブレンドした所謂コンパウンドタイプのロールイン用油中水型乳化組成物が使用されてきた。
しかしながら、従来のコンパウンドタイプのロールイン用油中水型乳化組成物は最適な作業性を付与する為に食用油脂の一部に口どけの悪い上昇融点の高い油脂を用いることがほとんどであり、そのためロールイン用油中水型乳化組成物の油相の上昇融点が高くなり焼成品の口どけ感、ジューシー感を損ない、バター、発酵バター、バターオイル、発酵バターオイル、分別バターオイルの風味特徴を最大限に引き出すことが出来なかった。
従来のコンパウンドタイプのロールイン用油中水型乳化組成物として数々の発明がなされてきた。特許文献1では、バター脂を分別したステアリン画分を用いたマーガリンが開示されている。特許文献2では、沃素価が10以下であり、全構成脂肪酸のうち炭素数18以上の構成脂肪酸が80重量%以上である脂肪Aと、沃素価20以下であり、全構成脂肪酸のうち炭素数14以下の構成脂肪酸が60重量%以上である脂肪Bとを、脂肪A/脂肪B=10/90〜90/10の重量比率で混合後、ランダムエステル交換したエステル交換油脂C、及び乳脂肪を含有することを特徴とするロールイン用油脂組成物が開示されている。特許文献3では、乳脂、乳脂の分別油の中から選ばれた1種又は2種以上の油脂(A)を油相中に5〜90重量%、2位の構成脂肪酸がH(炭素数16以上の飽和脂肪酸)であるトリグリセリドを20重量%以上含有し、該油脂(A)と該油脂(B)の重量比率が油脂(B)/油脂(A)≧0.2であることを特徴とする可塑性油脂組成物が開示されている。
しかしながらこれらの発明では何れも乳由来の脂肪が持つジューシー感を充分に引き出すことができず不十分であった。
特開2000−166469号公報 特開2002−253117号公報 特開2003−3194号公報
本発明の目的は、パイ、デニッシュペストリーなどの層状膨化小麦粉食品を製造する際に用いられるロールイン用油中水型乳化組成物であって、バター、発酵バター、バターオイル、発酵バターオイル、分別バターオイルなど乳由来の脂肪がもつジューシー感を損なうことなく、むしろ増強することができ、作業性にも優れ、美しい内層の焼成品を得ることができるロールイン用油中水型乳化組成物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、ロールイン用油中水型組成物の油相に特定の油脂を含有し、特定の上昇融点を持つ場合、上記課題を解決できるという知見を得、本発明を完成するに至った。
即ち本発明の第1は、乳由来の脂肪を20〜40重量%、20℃で液体状の油脂を20〜35重量%、パーム硬化油を25〜45重量%を含有し、パーム硬化油を構成する脂肪酸において、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)≦0.40である、ロールイン用油中水型乳化組成物である。第2は、油中水型乳化組成物の油相の上昇融点が28〜35℃である、第1記載のロールイン用油中水型乳化組成物である。第3は、油分が85〜95重量%である、第1又は第2記載のロールイン用油中水型乳化組成物である。第4は、上記ロールイン用油中水型乳化組成物を使用してなる、層状膨化小麦粉食品である。
本発明により、デニッシュペストリー、パイなどの層状膨化小麦粉食品を製造する際、バター、発酵バター、バターオイル、発酵バターオイル、分別バターオイルなど乳由来の脂肪がもつジューシー感を損なうことなく、むしろ増強することができ、作業性にも優れ、美しい内層の焼成品を得ることができるロールイン用油中水型乳化組成物を提供することが可能になった。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物に使用する油脂原料としては例えば、菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、綿実油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油、月見草油、パーム油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油等の植物性油脂並びに乳脂、牛脂、ラード、魚油、鯨油等の動物性油脂が例示でき、上記油脂類の単独又は混合油或いはそれらの硬化、分別、エステル交換等を施した加工油脂が適する。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物は乳由来の脂肪を20〜40重量%、20℃で液体状の油脂を20〜35重量%、パーム硬化油を25〜45重量%を含有する必要がある。上記油脂、含有率を満たさない場合、焼成品において乳由来の脂肪がもつジューシー感が損なわれたり、ロールイン時の作業性が劣り、美しい内層の焼成品を得ることが難しくなる。
乳由来の脂肪を含有するものとしては、バター、発酵バター、バターオイル、発酵バターオイル又はバターオイル若しくは発酵バターオイルの硬化、分別、エステル交換などの加工を単独又は複数施した加工バターオイルが例示できる。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物は20℃で液体状の油脂を含有する必要がある。一般に、20℃で液体状の油脂はAOCS Official Method第5版Cd16−81に準じて測定した20℃におけるSFCが5以下である油脂であればよく、菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、綿実油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油、月見草油やそれらの単独又は混合油或いはそれらの硬化、分別、エステル交換等を施した加工油脂等が例示できる。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物に含有されるパーム硬化油は、例えばパーム油を分別し、得られた低融点画分を硬化することにより得ることができる。該油脂を構成する脂肪酸において、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)が0.40以下であることが好ましく、0.25以下であることが更に好ましい。この値が大きい場合は、油脂の口どけ感が悪くなり、それを含有するロールイン用油中水型乳化組成物を使用した層状膨化小麦粉食品のジューシー感が損なわれ好ましくない。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は28〜35℃、好ましくは29〜33℃である。下限未満であるとロールイン用油中水型乳化組成物が軟らかく、コシが無くなり作業性が悪くなり好ましくない。上限を超える場合は焼成品において乳由来の脂肪がもつジューシー感が得られ難くなり好ましくない。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物の油分は85〜95重量%であるのが好ましい。下限未満では乳由来の脂肪が持つジューシー感が得られ難くなり好ましくない。上限を超える場合はロールイン時の作業適正が損なわれ好ましくない。
本発明の油中水型乳化組成物は必要に応じて乳化剤を添加しても良い。乳化剤としては蔗糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよび酢酸モノグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酢酸酒石酸混合モノグリセリド、クエン酸モノグリセリド、ジアセチル酒石酸モノグリセリド、乳酸モノグリセリド、コハク酸モノグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド等各種有機酸モノグリセリド、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、レシチンなどが挙げられる。
本発明において、上記の原料、添加物の他に、所望により、色素、抗酸化剤、香料などの油溶性成分、食塩、糖類、粉乳、発酵乳などの水溶性成分を使用することができる。
本発明のロールイン用油中水型乳化組成物の製造法については特に限定されないが、常法通り油相と水相とを予備乳化した後、パーフェクター、ボテーター、コンビネーターなどで急冷捏和することにより製造することができる。油相は、融解した油脂に必要に応じて色素、抗酸化剤、香料等の油溶性成分を添加、溶解/分散させ調製することができる。水相は水又は温水に水溶性の乳成分、必要に応じて食塩、糖類、無機塩類等を添加、溶解/分散させ調製することができる。
本発明の層状膨化小麦粉食品は、小麦粉含有生地を薄く延ばし、これにロールイン用油中水型乳化組成物をのせて折りたたみ、再び薄く延ばすことを繰り返し生地を作り、焼成することにより得ることが出来る。このようにして得られた層状膨化小麦粉食品の具体例としてはデニッシュペーストリー、クロワッサン、パイ等が例示できる。
以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳細に説明するが、本発明の精神は以下の実施例に限定されるものではない。なお、例中、%及び部は、いずれも重量基準を意味する。
実験例1
バター30部、パーム硬化油A(パーム油を分別し、得られた低融点画分を硬化し調製した。:上昇融点38℃、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)=0.17)37部、大豆油28部を融解させたものと、50℃の水4部に食塩1部を溶解させたものとを混合攪拌し予備乳化させ、コンビネーターにより急冷捏和し、実験例1の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は31℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表1に纏めた。
実験例2
実験例1において、バター30部を45部に、パーム硬化油A37部を31部に、大豆油28部を21部に、水4部を2.5部に、食塩1部を0.5部に代えた以外は実験例1に準じて実施し実験例2の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は31℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は38重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表1に纏めた。
実験例3
実験例1において、パーム硬化油A37部と大豆油28部の65部をパーム硬化油B(上昇融点35℃、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)=0.14)43部と大豆油22部の65部に代えた以外は実験例1に準じて実施し実験例3の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は32℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表1に纏めた。
実験例4
実験例1において、パーム硬化油A37部と大豆油28部の65部をパーム硬化油C(上昇融点40℃、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)=0.30)33部と大豆油32部の65部に代えた以外は実験例1に準じて実施し実験例4の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は34℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表1に纏めた。
表1に実験例1〜実験例4の配合と結果を纏めた。
Figure 0004725517
比較実験例1
実験例1において、パーム硬化油A37部を25部に、大豆油28部を40部に、代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例1の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は28℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表2に纏めた。
比較実験例2
実験例1において、パーム硬化油A37部を50部に、大豆油28部を15部に代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例2の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は35℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表2に纏めた。
比較実験例3
実験例1において、パーム硬化油A37部をパーム硬化油D(上昇融点36℃、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)=0.67)37部に代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例3の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は31℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表2に纏めた。
比較実験例4
実験例1において、パーム硬化油A37部、大豆油28部を菜種硬化油(上昇融点35℃)45部、大豆油20部に代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例4の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は31℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表2に纏めた。
比較実験例5
実験例1において、パーム硬化油A37部を33部に、大豆油28部を25部に、水4部を11部に代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例5の組織良好なロールイン用油中水型乳化組成物を得た。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は31℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は83重量%であった。これらを表2に纏めた。
比較実験例6
実験例1において、パーム硬化油A37部をパーム油(上昇融点38℃)に代えた以外は実験例1に準じて実施し比較実験例6のロールイン用油中水型乳化組成物を得たが、組織が悪く展延性に乏しく不良であった。得られた油中水型乳化組成物の油相の上昇融点は33℃であった。また、油中水型乳化組成物に含まれる乳由来の脂肪は25重量%であった。また油中水型乳化組成物の油分は90重量%であった。これらを表2に纏めた。
表2に比較実験例1〜比較実験例6の配合と結果を纏めた。
Figure 0004725517
次にロールイン用油中水型乳化組成物を使用し、表3の配合、表4の製造条件でクロワッサンを焼成し、ロールイン時の作業性、焼成品の内層、風味、ジューシー感の評価を行った。
Figure 0004725517

Figure 0004725517
実施例1
表3の実施例1の配合において、実験例1のロールイン用油中水型乳化組成物以外の原料を練り上げ、28℃、湿度75%の庫内にて60分間発酵させた後、−18℃のフリーザーで60分間リタードをとった。実験例1のロールイン用油中水型乳化組成物を折り込み、リバースシーターで3つ折りを2回行った後、−7℃のフリーザーで60分間リタードをとり、リバースシーターで3つ折りを1回行った後、−7℃のフリーザーで45分間リタードをとった。そして、リバースシーターで生地厚4mmまで延ばし、55gを成形し、30℃、湿度75%の庫内で60分間発酵させた後、庫内温度210℃のオーブンで17分間焼成し実施例1のクロワッサンを得た。評価としてはロールイン時の作業性、焼成品の内層とも良好であった。この結果を表5に纏めた。
実施例2〜実施例4及び比較例1〜比較例5
表3の実施例2〜実施例4及び比較例1〜比較例5の配合において、実施例1と同様な処理を行なった。評価としては実施例2〜実施例4及び比較例4〜比較例5はロールイン時の作業性、焼成品の内層とも良好であったが、比較例1、比較例3においてはロールイン時に生地の縮みが見られ、焼成品の内層は目が細かく不良であった。比較例2においてはロールイン時に割れが見られ、焼成品の内層が不均一で不良であった。これらの結果を表5に纏めた。
実施例1〜4、比較例1〜6のクロワッサンについて焼成1日後に試食し、風味、ジューシー感について評価した結果を表5に示した。実施例1〜4及び比較例1ではバターの良好な風味が得られ、ジューシー感に優れていたのに対し、比較例2、比較例4では風味は良好なものの、ジューシー感が乏しく不良であった。比較例3、比較例5では風味は良好であったがジューシー感がやや乏しく充分満足できるものではなかった。
Figure 0004725517
本発明は、ロールイン用油中水型乳化組成物に関し、更に詳しくは、パイ、デニッシュペストリーなどの層状膨化小麦粉食品を製造するに適したロールイン用油中水型乳化組成物及びそれを使用してなる層状膨化小麦粉食品に関するものである。

Claims (4)

  1. 乳由来の脂肪を20〜40重量%、20℃で液体状の油脂を20〜35重量%、パーム硬化油を25〜45重量%を含有し、パーム硬化油を構成する脂肪酸において、ステアリン酸/(ステアリン酸+エライジン酸)≦0.40である、ロールイン用油中水型乳化組成物。
  2. 油中水型乳化組成物の油相の上昇融点が28〜35℃である、請求項1記載のロールイン用油中水型乳化組成物。
  3. 油分が85〜95重量%である、請求項1又は請求項2記載のロールイン用油中水型乳化組成物。
  4. 上記ロールイン用油中水型乳化組成物を使用してなる、層状膨化小麦粉食品。
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