JP4725140B2 - ヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッドをキャリッジに取り付けるためのヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置では、インクを吐出するための複数のノズルが形成されたインクジェットヘッドをCMYK(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック)の各色に対応して複数備えているものが知られている。そして、その複数のインクジェットヘッドを搬送するためのキャリッジが設けられており、当該キャリッジには複数のインクジェットヘッドを取り付けるためのヘッド着脱機構が設けられている。
ところで、従来のインクジェット記録装置では、インクジェットヘッドがヘッド着脱機構に取付ネジで固定されるものが知られている。これによれば、簡単かつ確実にインクジェットヘッドをヘッド着脱機構に固定できるが、ドライバーなどの工具が必要である。
また、印字ヘッドの位置決めや取付作業を容易に行うことができるプリンタのヘッド着脱機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、ヘッドフレームが平板部およびアーム部などからなるフレーム本体と、爪部と押圧操作部とを有する板ばねとで構成される。アーム部の一方には係合穴が形成され、アーム部の他方には板ばね収容穴が形成される。そして、ヘッド取付板の凸部を係合穴に挿入し、そのヘッド取付板を平板部方向に押し付けると、板ばねの爪部によりヘッド取付板の保持部が挟み込まれてヘッド取付板がロックされるので、印字ヘッドがヘッドフレームに取り付けられる。
また、簡易な構成で容易に高精度にヘッドをキャリッジに固定できる画像記録装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。これによれば、ヘッドの用紙搬送方向一端部側には接着用部材を備え、ヘッドの用紙搬送方向他端部側をキャリッジ本体に取り付けた弾性を有する押さえ部材にて押さえ、用紙搬送方向他端部側の接着用部材とキャリッジ本体との間を接着剤で接着接合することにより、キャリッジにヘッドを固定する。
特開2004−299279号公報 特開2004−249519号公報
しかしながら、上記の従来技術では、インクジェットヘッドをヘッド着脱機構において着脱するために、ドライバーなどの工具を用意する手間を生じていた。また、インクジェットヘッドをヘッド着脱機構にネジ止めする場合には、ドライバーなどで取付ネジの取り付け又は取り外しを行うための作業空間が必要となるところ、インクジェットヘッドやキャリッジなどの構造によってはこの作業空間を確保するのが困難であり、また装置設計上の制約にもなる問題があった。
また、特許文献1又は2に記載の発明によれば、取付けネジを用いることなく簡易にインクジェットヘッドをヘッド着脱機構に取り付けることができるものの、インクジェットヘッドがヘッド着脱機構に十分に固定されなかったり、また正確な取付け位置に固定できなかったりするおそれがあった。そして、インクジェットヘッドの取付け時やキャリッジの移動時などに、インクジェットヘッドの傾きや位置ずれが生じてしまい、各インクジェットヘッドからのインク液滴の着弾位置がずれて画像品質が劣化する問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インクジェットヘッドを容易に着脱でき、かつインクジェットヘッドを正確な取付け位置で確実に固定することができるヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のヘッド着脱機構は、インクジェットヘッドのノズル面に対応して開口部が形成され、前記ノズル面が前記開口部の直上に位置するように前記インクジェットヘッドが上方から載置されるヘッドプレートと、前記ヘッドプレートにおいて前記開口部に沿った位置に設けられ、前記インクジェットヘッドの長手方向の一端側から突出して設けられた第1取付部を係止して、前記ヘッドプレート上で前記インクジェットヘッドを位置決めする第1位置決め部材と、前記ヘッドプレートにおいて前記開口部を挟んで前記第1位置決め部材と対向する位置に設けられ、前記インクジェットヘッドの長手方向の他端側から突出して設けられた第2取付部を係止して、前記ヘッドプレート上で前記インクジェットヘッドを位置決めする第2位置決め部材と、前記ヘッドプレートに載置された前記インクジェットヘッドを、前記第1取付部に対向する爪部を介して前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の形成された方向に付勢するヘッド付勢部材と、前記ヘッドプレートに移動可能に設けられ、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第1取付部の上面に対向する保持位置と、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第1取付部の上面から離間する解放位置との間を切換え配置されるヘッド外れ防止部材と、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第2取付部の上面に対向するバネ平板と、前記バネ平板の前記第1位置決め部材と対向する縁部から上方に延び、前記ヘッドプレートに載置される前記インクジェットヘッドの長手方向に撓むことが可能なガイドとを有するヘッド押圧部材とを備え、前記ヘッド外れ防止部材は、前記保持位置に移動した場合に、前記ヘッド付勢部材によって付勢される前記インクジェットヘッドの前記第1取付部を上方から保持し、前記ガイドは、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置される場合に、下方に移動する前記第2取付部を前記第2位置決め部材に案内し、前記バネ平板は、前記第2取付部が前記第2位置決め部材に案内された場合に、前記ヘッド付勢部材によって付勢される前記インクジェットヘッドの前記第2取付部を上方から保持することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のヘッド着脱機構は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第2位置決め部材は、前記ガイドよりも前記第1位置決め部材とは反対側に設けられた、前記ヘッドプレートから上方に延びる軸体であって、前記バネ平板は、前記第2位置決め部材が収容される収容孔を有することを特徴とする。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記ヘッド外れ防止部材の解放位置に設けられ、前記ヘッド外れ防止部材を係止する第1移動制限部材を備えたことを特徴とする。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ヘッド外れ防止部材の保持位置に設けられ、前記ヘッド外れ防止部材を係止する第2移動制限部材を備えたことを特徴とする。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ヘッド外れ防止部材は前記ヘッドプレートに回動可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ヘッド外れ防止部材は、前記ヘッド外れ防止部材を前記ヘッドプレートに固定する固定部材によって、前記ヘッド付勢部材による付勢力よりも前記ヘッド外れ防止部材による押圧力で発生する摩擦抵抗の方が小さくなることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置は、請求項1乃至のいずれかに記載のヘッド着脱機構を備えている。
請求項1に係る発明のヘッド着脱機構では、インクジェットヘッドをヘッドプレートに載置すると、インクジェットヘッドがヘッド付勢部材によって付勢されて第1位置決め部材及び第2位置決め部材に係止され、さらに第1取付部の上面でヘッド外れ防止部材によって保持される。よって、インクジェットヘッドを容易に着脱でき、かつインクジェットヘッドを正確な取付け位置で確実に固定することができる。
インクジェットヘッドは第2取付部の上面でヘッド押圧部材によって押圧される。よって、さらにインクジェットヘッドを確実に固定することができる。
インクジェットヘッドの取付け時には、第2取付部がヘッド押圧部材に設けられたガイドによって第2位置決め部材まで導かれる。よって、さらにインクジェットヘッドを正確な取付け位置に固定することができる。
また、請求項2に係る発明のヘッド着脱機構では、請求項1に記載の発明の効果に加え、バネ平板の収容穴に第2位置決め部材が収容されるので、第2位置決め部材がバネ平板に干渉することがない。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構では、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、ヘッド外れ防止部材の解放位置に設けられた第1移動制限部材によって、ヘッド外れ防止部材を係止される。よって、ヘッド外れ防止部材の移動範囲が制限されるので、他の部材に接触して傷つけたり破損させたりすることがない。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構では、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、ヘッド外れ防止部材の保持位置に設けられた第2移動制限部材によって、ヘッド外れ防止部材を係止される。よって、ヘッド外れ防止部材の移動範囲が制限されるので、他の部材に接触して傷つけたり破損させたりすることがない。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構では、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、ヘッド外れ防止部材はヘッドプレートに回動可能に設けられている。よって、ヘッド外れ防止部材の保持位置と開放位置を容易に切り換えることができる。
また、請求項に係る発明のヘッド着脱機構では、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、ヘッド付勢部材による付勢力よりもヘッド外れ防止部材による押圧力で発生する摩擦抵抗の方が小さい。よって、インクジェットヘッドの取付け時やキャリッジの移動時などにより振動が生じても、インクジェットヘッドの位置ずれを防止することができる。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置では、本発明に係るヘッド着脱機構を実装したインクジェット記録装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態では、本発明に係るヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置を、公知の布帛印刷用のインクジェットプリンタ1(図1参照)に実装した場合を例に説明する。
まず、Tシャツ等の布帛を印刷するインクジェットプリンタ1について説明する。図1は、インクジェットプリンタ1の全体的な構成を示した斜視図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、左右方向を長手方向とする略直方体形状の筐体2を有し、その底面の略中央に、前後方向に向かう二本のレール3が列設されている。二本のレール3は、筐体2の垂直方向に立ち上げられた図示外の基部上にそれぞれ支持されており、その上部に、レール3に沿って筐体2の前後方向に移動可能な平板状のプラテン支持台(図示外)を支えている。そして、プラテン支持台の略中央に垂直に立ち上げられた支柱の上端には、取り換え可能なプラテン5が固定されている。
プラテン5は、平面視、筐体2の前後方向を長手方向とする略長方形状の板体であり、その上面に、例えばTシャツなどの布帛からなる被記録媒体を水平に載置するためのものである。また、プラテン5とプラテン支持台との間の略中間の位置にて支柱に固定されたトレー4は、利用者がTシャツ等をプラテン5に載置する際に、Tシャツのそで等を受けて筐体2の底面には落ちないように保護するためのものである。そして、プラテン支持台を移動させるためにレール3が設けられたプラテン駆動機構6の後端部にはプラテン駆動モータ7が設けられて、このプラテン駆動モータ7の駆動によって、プラテン支持台がレール3に沿って筐体2の前後方向に移動する。
また、筐体2の前後方向の略中央で、かつ、プラテン5の上方の位置にて、筐体2の両側面間には、インクジェットヘッド21を搭載したキャリッジ20の移動を案内するためのガイドレール9が架設されている。そして、ガイドレール9の左端付近に設けられたキャリッジモータ24の駆動によって、キャリッジ20がガイドレール9に沿って筐体2の左右方向に往復移動される。
また、本実施形態のインクジェットプリンタ1では、シアンインク,マゼンタインク,イエローインク,ブラックインクが用いられている。そこで、インクジェットプリンタ1の左側面には、各インクを収容した4つのインクカートリッジ31を装着可能に収容するための4つのインクカートリッジ収容部30がそれぞれ設けられている。そして、各インクカートリッジ収容部30にはそれぞれ可撓性を有するインク供給用チューブ32が連結されており、各インクカートリッジ31内からインクが導出されて、各インク供給用チューブ32を介して各色のインクジェットヘッド21に供給される。
キャリッジ20には、4つのインクジェットヘッド21が搭載されている。各インクジェットヘッド21は、各インクを噴射するための、噴射チャンネル(図示外)を例えば128個ずつそれぞれ備えており、各噴射チャンネルには、各々個別に駆動される圧電アクチュエータ(図示外)が設けられ、各噴射チャンネルに対応してインクジェットヘッド21の底面に孔設された微細な噴射ノズル(図示外)から下向きに、インクの液滴が噴射されるように制御されている。
また、キャリッジ20がガイドレール9の右端に移動した位置には、各インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dのノズル面に対して密着・離脱が可能な吸引キャップ23を有するパージユニット22が設けられている。パージユニット22には吸引ポンプ(図示外)が設けられており、各吸引キャップ23がインクジェットヘッド21に密着しているときに、吸引キャップ23を介してインクの吸引を行い、印刷が行われないときには吸引キャップ23でインクジェットヘッド21のノズル面が覆われ、インクの乾燥が防止される。一方、キャリッジ20がガイドレール9の左端に移動した位置には、各ノズル内のインクの乾燥による増粘防止のためにインクジェットヘッド21から空吐出されるインクを受けるためのインク受け25が設けられている。
尚、ガイドレール9よりも前方の位置にて筐体2の左右にわたってクリアランスセンサ8が設けられている。クリアランスセンサ8は、記録実行時にプラテン5がレール3に沿って筐体2の前方から後方へ移動する際に、プラテン5に載置された被記録媒体の皺やゴミなどの障害物を検出する。また、筐体2の右側手前の位置には、ディスプレイ,印刷ボタン,中止ボタン,プラテン送りボタン等を備え、インクジェットプリンタ1の操作を行うための操作パネル39が設けられている。
次に、キャリッジ20に搭載されるヘッドユニット26について説明する。図2は、キャリッジ20の斜視図である。
図2に示すように、図示外の布帛に沿って左右方向に走査するキャリッジ20では、インク供給源である4色のインクジェットヘッド21a,21b,21c,21dが、キャリッジ20の下端部において連結されたヘッド着脱機構10に搭載されている。ヘッド着脱機構10は各インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dの載置面を形成する取付金具であり、その上方から各インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dが取り付けられてヘッドユニット26が構成される。
そして、インクジェットヘッド21aの底面には、インクを吐出するための複数のノズル孔が形成されたノズル面を有する金属プレートであるノズルプレート27aが設けられている。ノズルプレート27aには、その長手方向の両端部から各々反対方向に突出した2つの板状の係合部材(図5に示す前部取付板28a及び後部取付板29a)が形成されており、ヘッド着脱機構10に嵌着可能な形状を有する。なお、他のインクジェットヘッド21b,21c,21dも同様に、ノズルプレート27b,27c,27dを各々有している。
そして、各インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dがヘッド着脱機構10に搭載されると、各ノズルプレート27a,27b,27c,27dに形成されたノズル面は、ヘッド着脱機構10に形成された開口部40a(図3参照)の直上に位置する。そして、印刷実行時には、各ノズルプレート27a,27b,27c,27dのノズル孔から開口部40aを介してインクが吐出され、直下の布帛に対する印刷が実行される。
次に、ヘッド着脱機構10について説明する。図3は、斜め前方側からみたヘッド着脱機構10の分解斜視図である。図4は、斜め後方側からみたヘッド着脱機構10の分解斜視図である。図5は、ヘッド着脱機構10の斜視図である。なお、図3の右下方向及び図4の右上方向がヘッド着脱機構10の正面方向にあたり、図3の左上方向及び図4の左下方向がヘッド着脱機構10の背面方向にあたる。また、図5では理解を容易にするために、インクジェットヘッド21aに関する構成のうちで、ノズルプレート27aのみを図示している。
図3及び図4に示すように、ヘッド着脱機構10は、板状の金属プレートであるヘッドプレート40上に、各種部材がネジ止め固定された構造をなす。ヘッドプレート40は、略長方形状の開口部40aが形成されたロの字型をなし、平面視、キャリッジ20の走査方向(左右方向)を長手方向とする板状部材である。ヘッドプレート40に形成された開口部40aは、上方から載置される各インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dのノズル面に対応して形成されている。
まず、ヘッドプレート40の構造について説明する。開口部40aからみた正面側の端縁部に、取付ネジ98a,98b,98c,98d,98eが各々係合されるネジ孔41a,41b,41c,41d,41eが均等間隔で形成されている。そして、ネジ孔41a,41b,41c,41d,41eを覆うように、ヘッドプレート40の上面にヘッドオシバネ50が載置される。
また、開口部40aからみた正面側には、ネジ孔41a,41b,41c,41dの各々の近傍に、開口部40aに沿って前部位置決めピン42a,42b,42c,42dが均等間隔で形成されている。前部位置決めピン42a,42b,42c,42dは、ヘッドプレート40の上面から垂直に突起する棒状部材であり、その先端付近では先端部に向けて徐々に細くなるような傾斜がつけられている。
一方、開口部40aからみた背面側の端縁部に、その端縁部に沿って板状の金属プレートである後スペーサ44がヘッドプレート40の上面に貼り付けられている。後スペーサ44には、取付ネジ99a,99b,99c,99dが各々係合されるネジ孔45a,45b,45c,45dが均等間隔で形成されている。なお、後スペーサ44の厚みは、ノズルプレート27に形成された後部取付板29(図5参照)の厚みよりも若干薄い。そして、ネジ孔45a,45b,45c,45dを覆うように、後スペーサ44の上面に後部ヘッドオサエバネ80が載置される。
また、開口部40aからみた背面側には、ネジ孔45a,45b,45c,45dの各々の近傍に、開口部40aに沿って後部位置決めピン43a,43b,43c,43dが均等間隔で形成されている。後部位置決めピン43a,43b,43c,43dも、ヘッドプレート40の上面から垂直に突起する棒状部材であり、その先端付近では先端部に向けて徐々に細くなるような傾斜がつけられている。
次に、ヘッドオシバネ50は、キャリッジ20の走査方向(左右方向)を長手方向とする板状の金属プレートであり、ネジ孔41a,41b,41c,41d,41eの各々に対応して略同径のネジ孔51a,51b,51c,51d,51eが均等間隔で形成されている。また、ネジ孔51b,51c,51d,51eの各々の近傍には、ヘッドオシバネ50における開口部40aに対向した側面部から連通して、略L字状に曲げられた爪部52a,52b,52c,52dが各々形成されている。爪部52a,52b,52c,52dは、その断面形状が上方向に向けて突出するようにくの字状に曲げ形成された弾性を有する板バネである。
なお、ヘッドオシバネ50の平面部における正面側の端縁部には、上方に向けて突出して、後述の前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dと各々当接可能な板状部材である前係止部53a,53b,53c,53dが均等間隔で設けられている。これらに対応して、ヘッドオシバネ50の平面部における背面側の端縁部にも、上方に向けて突出して、後述の前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dと当接可能な板状部材である後係止部54a,54b,54c,54dが均等間隔で設けられている。
ヘッドオシバネ50の上面には、ヘッドオシバネ50の平面部と略同一の形状及び大きさの板状プレートである前スペーサ60が載置される。前スペーサ60には、ネジ孔51a,51b,51c,51d,51eの各々と対応して略同径のネジ孔61a,61b,61c,61d,61eが均等間隔で形成されている。なお、ヘッドオシバネ50及び前スペーサ60を合わせた厚みは、ノズルプレート27に形成された前部取付板28(図5参照)の厚みと略等しい。
前スペーサ60の上面には、ネジ孔61a,61b,61c,61dの各々に対応して、前スペーサ60上を回動可能な係止金具である前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dが配置される。前部ヘッドオサエバネ70aは略楕円形状の平面部を有し、その平面部にネジ孔61aよりも若干径が大きいネジ孔71aが形成されている。また、前部ヘッドオサエバネ70aの平面部に連通して、その側面部から開口部40aに向けて延び、かつその断面形状が下方向に向けて突出するようにくの字状に曲げられたヘッド保持爪72aが形成されている。一方、ネジ孔71aからみた正面側には、前部ヘッドオサエバネ70aの平面部に連通して、その側面部から上方へ突出するようにL字状に曲げられたツマミ部73aが形成されている。同様に、前部ヘッドオサエバネ70b,70c,70dには、それぞれネジ孔71b,71c,71dと、ヘッド保持爪72b,72c,72dと、ツマミ部73b,73c,73dとが形成されている。
そして、取付ネジ98aをワッシャー90a,ネジ孔71a,ネジ孔61a,ネジ孔51aの順に嵌挿して、ドライバーなどで取付ネジ98aを回転させてネジ孔41aに係止する。同様にして、取付ネジ98b,98c,98d,98eをネジ孔41b,41c,41d,41eにそれぞれ係止する。これにより、前スペーサ60及びヘッドオシバネ50はヘッドプレート40に固定される。また、前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dは、それぞれ取付ネジ98a,98b,98c,98dを回転軸として前スペーサ60の平面上を回動可能に固定される。なお、前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dは、それぞれ取付ネジ98a,98b,98c,98dによって若干の遊びをもたせて緩やかに固定されているため、各前部ヘッドオサエバネ70a,70b,70c,70dは回動可能となっている。
また、後部ヘッドオサエバネ80は、キャリッジ20の走査方向(左右方向)を長手方向とする平面視長方形の金属プレートであり、4つのバネ平板82a,82b,82c,82dが連通して同一平面を形成している。そして、各バネ平板82a,82b,82c,82dには、ネジ孔45a,45b,45c,45dの各々と対応して略同径のネジ孔81a,81b,81c,81dが形成され、また後部位置決めピン43a,43b,43c,43dの各々に対応して、それぞれが収容される大きさで平面視長方形の切り欠き部分である収容穴83a,83b,83c,83dが形成されている。後部ヘッドオサエバネ80を後スペーサ44上に取り付けると、収容穴83a,83b,83c,83dに後部位置決めピン43a,43b,43c,43dがそれぞれ収容されるので、後部位置決めピン43a,43b,43c,43dが後部ヘッドオサエバネ80に干渉することがない。
さらに、後部ヘッドオサエバネ80では、ネジ孔81aからみた正面側でバネ平板82aに連通して、開口部40aに対向した側面部から上方に突出するようにL字状に曲げられた平板状のガイド84aが形成されている。同様に、バネ平板82b,82c,82dにおいても、それぞれガイド84b,84c,84dが形成されている。ガイド84a,84b,84c,84dは、各バネ平板82a,82b,82c,82dの端縁部から上方に延びるように、かつ各々が同一平面上に位置するように平行に形成されており、ヘッド着脱機構10の前後方向に撓むことが可能な弾性部材である。
そして、取付ネジ99aをネジ孔81aに嵌挿して、ドライバーなどで取付ネジ99aを回転させてネジ孔45aに係止する。同様にして、取付ネジ99b,99c,99dをネジ孔45b,45c,45dにそれぞれ係止する。これにより、後部ヘッドオサエバネ80は後スペーサ44上に固定される。
図5に示すように、上記のように構成されたヘッド着脱機構10には、前部位置決めピン42a,後部位置決めピン43a,爪部52a,前部ヘッドオサエバネ70a,ガイド84aなどにより、インクジェットヘッド21aが嵌着されるヘッド取付部100aが形成される。同様に、インクジェットヘッド21b,21c,21dがそれぞれ嵌着されるヘッド取付部100b,100c,100dが形成される。
以下では、インクジェットヘッド21a,21b,21c,21dをヘッド着脱機構10に対して着脱する場合を説明する。図6は、ヘッド取付け前のヘッド着脱機構10を示す平面図である。図7は、ヘッド取付け中のヘッド着脱機構10を示す平面図である。図8は、ヘッド取付け後のヘッド着脱機構10を示す平面図である。なお、以下では理解を容易にするために、インクジェットヘッド21aを着脱する場合を例示して説明するが、インクジェットヘッド21b,21c,21dを着脱する場合も同様である。また、図7及び図8では、インクジェットヘッド21aに関する構成のうち、ノズルプレート27aのみを図示している。
図5及び図6に示すように、ヘッド着脱機構10にインクジェットヘッド21aを嵌着する場合、ノズルプレート27aをヘッド取付部100aに取り付ける。ノズルプレート27aには、インクジェットヘッド21aの正面側の側面部から突出した前部取付板28aと、その背面側の側面部から突出した後部取付板29aが形成されている。
図6に示すように、インクジェットヘッド21aの取付け前におけるヘッド取付部100aでは、ユーザがツマミ部73aを操作して、前部ヘッドオサエバネ70aを正面側(図6の上方向)に回動させて、ヘッド保持爪72aを開口部40aから離間するように位置させる。正面側(図6の上方向)に所定量回動させると、前部ヘッドオサエバネ70aは前係止部53aに当接して係止される。よって、前部ヘッドオサエバネ70aは前係止部53aよりも正面側(図6の上方向)に回動させることができない。すなわち、ユーザは前部ヘッドオサエバネ70aを前係止部53aに係止される「開放位置」まで回動させることで、ヘッド取付部100aに取り付けられるノズルプレート27aにヘッド保持爪72aが接触しないように退避させる。かかる状態において、ユーザはインクジェットヘッド21aを上方からヘッド着脱機構10に載置して、ノズルプレート27aをヘッド取付部100aに取り付ける。
すなわち、図7に示すように、後部取付板29aをガイド84aに沿って下方向に滑らせて、バネ平板82aの下面とヘッドプレート40の上面とで形成された間隙に、後部取付板29aを嵌入させる。すると、後部取付板29aは、この間隙内に形成された後部位置決めピン43aに係止され、かつその上面がバネ平板82aによって押圧される。一方、前部取付板28aを爪部52aに沿って下方向に押し込んで、前部取付板28aを前部位置決めピン42aに当接させる。すると、爪部52aによって、ヘッド取付部100aに取り付けられたノズルプレート27aは、前部位置決めピン42a及び後部位置決めピン43aの形成された方向に付勢される。これにより、ノズルプレート27aはその長手方向の両端部(前部取付板28a及び後部取付板29a)で位置が固定される。
そして、図8に示すように、ユーザがツマミ部73aを操作して、前部ヘッドオサエバネ70aを背面側(図8の下方向)に回動させて、ヘッド保持爪72aを開口部40aに近接するように位置させる。背面側(図8の下方向)に所定量回動させると、前部ヘッドオサエバネ70aは後係止部54aに当接して係止される。よって、前部ヘッドオサエバネ70aは後係止部54aよりも背面側(図8の下方向)に回動させることができない。すなわち、ユーザは前部ヘッドオサエバネ70aを後係止部54aに係止される「保持位置」に移動させることで、ヘッド取付部100aに取り付けられたノズルプレート27aの上面と対向するようにヘッド保持爪72aを載せる。これにより、ノズルプレート27aはヘッド保持爪72aによって上方から位置が保持される。
一方、ヘッド着脱機構10からインクジェットヘッド21aを取り外す場合、上記手順を逆に行えばよい。すなわち、図8に示す状態のヘッド着脱機構10において、前部ヘッドオサエバネ70aを正面側(図8の上方向)に回動させて「開放位置」に位置させることで、ヘッド保持爪72aによる保持を解除する。そして、図7に示す状態のヘッド着脱機構10において、前部取付板28aを爪部52aに沿って上方向に引き上げる。それとともに、バネ平板82aの下面とヘッドプレート40の上面とで形成された間隙から後部取付板29aを引き抜く。これにより、ノズルプレート27aの位置固定を解除して、インクジェットヘッド21aを上方から取り外すことができる。
なお、他のインクジェットヘッド21b,21c,21dについても、上記と同様にして、ノズルプレート27b,27c,27dを介してヘッド取付部100b,100c,100dに対してそれぞれ着脱することが可能である。
以上、本実施形態のヘッド着脱機構10によれば、インクジェットヘッド21aをヘッドプレート40に載置すると、ノズルプレート27aが爪部52aによって付勢されて前部位置決めピン42a及び後部位置決めピン43aに係止され、さらに前部取付板28aの上面でヘッド保持爪72aによって保持される。よって、インクジェットヘッド21aを容易に着脱でき、かつインクジェットヘッド21aを正確な取付け位置で確実に固定することができる。
また、インクジェットヘッド21aの取付け時には、後部取付板29aがガイド84aによって後部位置決めピン43aまで導かれる。そして、ノズルプレート27aは後部取付板29aの上面で、ヘッドプレート40の上方から離脱しないようにバネ平板82aによって押圧される。よって、インクジェットヘッド21aを正確な取付け位置で確実に固定することができる。
また、前部ヘッドオサエバネ70aはヘッドプレート40に回動可能に設けられているので、前部ヘッドオサエバネ70aの「保持位置」と「開放位置」を容易に切り換えることができる。そして、「解放位置」に設けられた前係止部53a、又は「保持位置」に設けられた後係止部54aによって、前部ヘッドオサエバネ70aの移動範囲が制限されるので、他の部材に接触して傷つけたり破損させたりすることがない。
また、前部ヘッドオサエバネ70aは取付ネジ98aによってヘッドプレート40に固定されて、ヘッドオシバネ50(爪部52a)による付勢力よりも前部ヘッドオサエバネ70aによる押圧力で発生する摩擦抵抗の方が小さい。よって、インクジェットヘッド21aの取付け時やキャリッジ20の移動時などにより振動が生じても、インクジェットヘッド21aの位置ずれを防止することができる。
なお、上記の実施形態の効果は、インクジェットヘッド21b,21c,21dについても同様である。
ところで、上記実施の形態において、ノズルプレート27aに形成された前部取付板28a及び後部取付板29aが、それぞれ本発明の「第1取付部」及び「第2取付部」に相当する。また、前部位置決めピン42a及び後部位置決めピン43aが、それぞれ本発明の「第1位置決め部材」及び「第2位置決め部材」に相当する。また、爪部52aを有するヘッドオシバネ50が本発明の「ヘッド付勢部材」に相当し、ヘッド保持爪72a及びツマミ部73aを有する前部ヘッドオサエバネ70aが本発明の「ヘッド外れ防止部材」に相当し、バネ平板82a及びガイド84aを有する後部ヘッドオサエバネ80が本発明の「ヘッド押圧部材」に相当し、取付ネジ98aが本発明の「固定部材」に相当する。そして、前係止部53a及び後係止部54aが、それぞれ本発明の「第1移動制限部材」及び「第2移動制限部材」に相当する。
なお、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、上記実施の形態では、4つのインクジェットヘッド21a,21b,21c,21dを搭載するために、4つのヘッド取付部100a,100b,100c,100dを形成したヘッド着脱機構10を例示して説明した。しかしながら、ヘッド着脱機構10に形成されるヘッド取付部の数量を増減して、その上に搭載するインクジェットヘッドの数量を任意にしてもよい。
また、上記実施形態では、前係止部53a及び後係止部54aをヘッドオシバネ50に一体に形成しているが、これらは各々別体の部材として設けられてもよい。また、前係止部53a及び後係止部54aを前部ヘッドオサエバネ70aに形成してもよい。なお、前係止部53b,53c,53d及び後係止部54b,54c,54dについても同様に、これらを各々別体の部材としてもよいし、前部ヘッドオサエバネ70b,70c,70dに形成してもよい。
また、上記実施形態のヘッド着脱機構10では、構成する部品数を少なくするために、ヘッドオシバネ50,前スペーサ60,後スペーサ44,後部ヘッドオサエバネ80などは共通の一部品としているが、これらの部品をヘッド取付部100a,100b,100c,100dごとに独立して配置される部品としてもよい。そして、本発明の目的を達成できるのであれば、ヘッド着脱機構10を構成する各部品の形状,位置,数量などを、ヘッド着脱機構10及びインクジェットプリンタ1の実装や目的などに応じて、任意に変更することが可能である。
また、上記実施形態では、布帛用のインクジェットプリンタ1に実装した場合を例示したが、ラベルや記録紙などへ印刷を実行するプリンタ装置に適用できることはいうまでもない。すなわち、本発明に係るヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドを利用して印刷を実行するプリンタ装置であれば、被記録媒体の種類は問わずに、キャリッジなどにインクジェットヘッドを着脱するためのヘッド着脱機構及びそれを備えたインクジェット記録装置として適用することができる。
本発明のヘッド着脱機構及びインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドをキャリッジなどに取り付けるためのヘッド着脱機構及びそれを備えたインクジェット記録装置として利用できる。
インクジェットプリンタ1の全体的な構成を示した斜視図である。 キャリッジ20の斜視図である。 斜め前方側からみたヘッド着脱機構10の分解斜視図である。 斜め後方側からみたヘッド着脱機構10の分解斜視図である。 ヘッド着脱機構10の斜視図である。 ヘッド取付け前のヘッド着脱機構10を示す平面図である。 ヘッド取付け中のヘッド着脱機構10を示す平面図である。 ヘッド取付け後のヘッド着脱機構10を示す平面図である。
1 インクジェットプリンタ
10 ヘッド着脱機構
20 キャリッジ
21a,21b,21c,21d インクジェットヘッド
27a,27b,27c,27d ノズルプレート
28a 前部取付板
29a 後部取付板
40 ヘッドプレート
40a 開口部
42a,42b,42c,42d 前部位置決めピン
43a,43b,43c,43d 後部位置決めピン
44 後スペーサ
50 ヘッドオシバネ
52a,52b,52c,52d 爪部
53a,53b,53c,53d 前係止部
54a,54b,54c,54d 後係止部
60 前スペーサ
70a,70b,70c,70d 前部ヘッドオサエバネ
72a,72b,72c,72d ヘッド保持爪
73a,73b,73c,73d ツマミ部
80 後部ヘッドオサエバネ
82a,82b,82c,82d バネ平板
83a,83b,83c,83d 収容穴
84a,84b,84c,84d ガイド
90a,90b,90c,90d,90e ワッシャー
98a,98b,98c,98d,98e 取付ネジ
99a,99b,99c,99d 取付ネジ
100a,100b,100c,100d ヘッド取付部

Claims (7)

  1. インクジェットヘッドのノズル面に対応して開口部が形成され、前記ノズル面が前記開口部の直上に位置するように前記インクジェットヘッドが上方から載置されるヘッドプレートと、
    前記ヘッドプレートにおいて前記開口部に沿った位置に設けられ、前記インクジェットヘッドの長手方向の一端側から突出して設けられた第1取付部を係止して、前記ヘッドプレート上で前記インクジェットヘッドを位置決めする第1位置決め部材と、
    前記ヘッドプレートにおいて前記開口部を挟んで前記第1位置決め部材と対向する位置に設けられ、前記インクジェットヘッドの長手方向の他端側から突出して設けられた第2取付部を係止して、前記ヘッドプレート上で前記インクジェットヘッドを位置決めする第2位置決め部材と、
    前記ヘッドプレートに載置された前記インクジェットヘッドを、前記第1取付部に対向する爪部を介して前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の形成された方向に付勢するヘッド付勢部材と、
    前記ヘッドプレートに移動可能に設けられ、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第1取付部の上面に対向する保持位置と、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第1取付部の上面から離間する解放位置との間を切換え配置されるヘッド外れ防止部材と
    前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置された状態で前記第2取付部の上面に対向するバネ平板と、前記バネ平板の前記第1位置決め部材と対向する縁部から上方に延び、前記ヘッドプレートに載置される前記インクジェットヘッドの長手方向に撓むことが可能なガイドとを有するヘッド押圧部材とを備え、
    前記ヘッド外れ防止部材は、前記保持位置に移動した場合に、前記ヘッド付勢部材によって付勢される前記インクジェットヘッドの前記第1取付部を上方から保持し、
    前記ガイドは、前記インクジェットヘッドが前記ヘッドプレートに載置される場合に、下方に移動する前記第2取付部を前記第2位置決め部材に案内し、
    前記バネ平板は、前記第2取付部が前記第2位置決め部材に案内された場合に、前記ヘッド付勢部材によって付勢される前記インクジェットヘッドの前記第2取付部を上方から保持することを特徴とするヘッド着脱機構。
  2. 前記第2位置決め部材は、前記ガイドよりも前記第1位置決め部材とは反対側に設けられた、前記ヘッドプレートから上方に延びる軸体であって、
    前記バネ平板は、前記第2位置決め部材が収容される収容孔を有することを特徴とする請求項1に記載のヘッド着脱機構。
  3. 前記ヘッド外れ防止部材の解放位置に設けられ、前記ヘッド外れ防止部材を係止する第1移動制限部材を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド着脱機構。
  4. 前記ヘッド外れ防止部材の保持位置に設けられ、前記ヘッド外れ防止部材を係止する第2移動制限部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のヘッド着脱機構。
  5. 前記ヘッド外れ防止部材は前記ヘッドプレートに回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のヘッド着脱機構。
  6. 前記ヘッド外れ防止部材は、前記ヘッド外れ防止部材を前記ヘッドプレートに固定する固定部材によって、前記ヘッド付勢部材による付勢力よりも前記ヘッド外れ防止部材による押圧力で発生する摩擦抵抗の方が小さくなることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のヘッド着脱機構。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載のヘッド着脱機構を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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