JP5370665B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置によるインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置によるインクジェット記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の記録ヘッドユニットを備えるインクジェット記録装置に関するものである。
各種の記録媒体への画像の記録に際し、インクジェット記録装置が用いられており、インクジェット記録装置に関する技術(構成)が提案されている。例えば、複数のノズル孔が長方形のノズル形成領域に形成されたノズル面を備えたインクジェットヘッドを平板状のフレームに固定して構成されたインクジェットヘッドアッセンブリが提案されている。このインクジェットヘッドアッセンブリでインクジェットヘッドは、それぞれフレームの主面から垂直に設けられた2つの位置決めピンに当接しており、一方の位置決めピンは、インクジェットヘッドが回転する中心を定め、他方の位置決めピンは、インクジェットヘッドの回転を規制するものであり、インクジェットヘッドは、ノズル形成領域の短辺の外側と前記位置決めピンとの当接部との間でフレームにネジでネジ止めされている(例えば、特許文献1参照)。
なお、特許文献1以外にも、インクジェット記録装置に関して、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。また、本出願人においても、ライン型インクジェット記録装置のヘッドユニット位置調整機構について提案している(例えば、特許文献5参照)。
特開2008−296518号公報 特開2000−198217号公報 特開2003−154724号公報 特開2006−212791号公報 特開2009−40017号公報
インクを吐出するノズルが複数形成された記録ヘッドを複数有する記録ヘッドユニットを複数備えるインクジェット記録装置が存在する。このようなインクジェット記録装置で好適な画像品質を確保するには、記録ヘッドユニットそれぞれが精度良く位置決めされ、複数の記録ヘッドユニットそれぞれの相対的な位置精度を確保する必要がある。なお、インクジェット記録の効率(生産性)を考慮した場合、記録ヘッドユニットそれぞれの相対的な位置精度についての設定は容易に行えることが重要である。
本発明は、複数の記録ヘッドユニットそれぞれの相対的位置を適切かつ容易に設定可能な、新たなインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置によるインクジェット記録方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みなされた本発明の一側面は、一定の距離を隔てて対向して配置された状態でキャリッジベースに固定される、一対のベースプレートそれぞれに、ピンを有するブロックを、一定の間隔で複数固定するとともに、一対のベースプレートそれぞれに固定されたブロックのピンそれぞれに、複数の記録ヘッドユニットの、一端側辺部に形成された位置決め部それぞれと他端側辺部に形成された位置決め部それぞれとが当接した状態で、一端側辺部と他端側辺部とを一対のベースプレートそれぞれに固定したインクジェット記録装置である。また、本発明の他の側面は、インクジェット記録装置に画像データを入力し、この画像データにしたがいインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録方法である。
本発明を反映した第1の課題解決手段は、複数の記録ヘッドユニットを備えるインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で固定されたキャリッジベースとを備え、前記第1ベースプレートには、第1ピンを有する第1ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、一定の間隔で固定され、前記第2ベースプレートには、第2ピンを有する第2ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記一定の間隔で固定され、前記一端側辺部それぞれは、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとが当接した状態で、前記第1ベースプレートに固定され、前記他端側辺部それぞれは、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとが当接した状態で、前記第2ベースプレートに固定されていることを特徴とするインクジェット記録装置である。
これによれば、第1ピンを有する第1ブロックそれぞれを、第1ベースプレートの所定の位置に固定し、第2ピンを有する第2ブロックそれぞれを、第2ベースプレートの所定の位置に固定する、換言すれば、第1ピンそれぞれを第1ベースプレートの所定の位置に配置(固定)し、第2ピンそれぞれを第2ベースプレートの所定の位置に配置(固定)可能なインクジェット記録装置とすることができる。そして、第1ベースプレートと第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、キャリッジベースに固定した上で、第1位置決め部と第1ピンとを当接した状態で、一端側辺部それぞれを第1ベースプレートに固定し、第2位置決め部と第2ピンとを当接した状態で、他端側辺部それぞれを第2ベースプレートに固定可能なインクジェット記録装置とすることができる。なお、第1ベースプレートと第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態にするに際し、第1ピンと第2ピンとを基準とすることができる。
第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段のインクジェット記録装置であって、前記第1ブロックそれぞれは、前記第1ピンそれぞれが第1仮想直線上に配置されるように、前記第1ベースプレートに固定され、前記第2ブロックそれぞれは、前記第2ピンそれぞれが第2仮想直線上に配置されるように、前記第2ベースプレートに固定され、前記第1ブロックそれぞれが固定された前記第1ベースプレートと、前記第2ブロックそれぞれが固定された前記第2ベースプレートとは、前記第1仮想直線と前記第2仮想直線とが平行で、かつ前記第1ピンそれぞれと前記第2ピンそれぞれとが、前記第1仮想直線および前記第2仮想直線に垂直な第3仮想直線上に配置されるように、前記キャリッジベースに固定されていることを特徴とする。これによれば、インクジェット記録装置の構成をシンプルにすることができる。
第3の課題解決手段は、複数の記録ヘッドユニットと、前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが固定されたキャリッジベースとを備えるインクジェット記録装置で、前記インクジェット記録装置に入力される画像データにしたがいインクを吐出して、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記第1ベースプレートに、第1ピンを有する第1ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、一定の間隔で固定するとともに、前記第2ベースプレートに、第2ピンを有する第2ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記一定の間隔で固定するピンブロック固定工程と、前記ピンブロック固定工程の後、前記第1ベースプレートに固定された前記第1ブロックの前記第1ピンと、前記第2ベースプレートに固定された前記第2ブロックの前記第2ピンとを基準として、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、前記キャリッジベースに固定するベースプレート固定工程と、前記ベースプレート固定工程の後、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとを当接した状態で、前記一端側辺部それぞれを前記第1ベースプレートに固定するとともに、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとを当接した状態で、前記他端側辺部それぞれを前記第2ベースプレートに固定する記録ヘッドユニット固定工程と、前記記録ヘッドユニット固定工程の後、前記インクジェット記録装置に、前記画像データを入力する画像データ入力工程と、前記画像データ入力工程で入力された前記画像データにしたがい前記インクを吐出して、前記記録媒体に前記画像を記録する画像記録工程とを含むインクジェット記録方法である。
これによれば、第1ピンを有する第1ブロックそれぞれを、第1ベースプレートの所定の位置に固定し、第2ピンを有する第2ブロックそれぞれを、第2ベースプレートの所定の位置に固定し、第1ピンと第2ピンとを基準として、第1ベースプレートと第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、キャリッジベースに固定することができる。そして、第1位置決め部と第1ピンとを当接した状態で、一端側辺部それぞれを第1ベースプレートに固定するとともに、第2位置決め部と第2ピンとを当接した状態で、他端側辺部それぞれを第2ベースプレートに固定することができる。
本発明によれば、複数の記録ヘッドユニットそれぞれの相対的位置を適切かつ容易に設定可能な、新たなインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置によるインクジェット記録方法を得ることができる。なお、本発明のインクジェット記録方法によれば、インクジェット記録の効率(生産性)の面において、好適なインクジェット記録を実現することができる。
インクジェット記録装置の正面図である。 キャリッジベースに複数の記録ヘッドユニットを固定した状態のキャリッジの上面図である。 第1ベースプレートの構成およびキャリッジベースへの固定状態を示す図である。 インクジェット記録方法の第1工程(ピンブロック固定工程)を説明する図である。 インクジェット記録方法の第2工程(ベースプレート固定工程)を説明する図である。 インクジェット記録方法の第3工程(記録ヘッドユニット固定工程)を説明する図である。
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。上記課題解決手段は以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。
(インクジェット記録装置の構成)
インクジェット記録装置100について、図1を参照して説明する。インクジェット記録装置100は、キャリッジ110とインク供給装置130とメンテナンス装置140と搬送装置280とを備える。インクジェット記録装置100は、いわゆる走査型の記録装置であって、キャリッジ駆動機構112でキャリッジ110を、布帛その他の記録媒体300の搬送方向に対し垂直方向に、所定の範囲、移動(走査)させながら、記録媒体300に画像を記録する。キャリッジ駆動機構112は、タイミングベルトなどにより構成される。キャリッジ110の詳細については、後述する。
インク供給装置130は、その内部に設置され、各色のインクを各々収容したメインタンク(図1で図示を省略)を含み、メインタンクからチューブ132を介して、キャリッジ110までインクを送る送液機構を備えている。メンテナンス装置140は、キャリッジ110に対して、所定の処理(例えば、記録ヘッドユニット114A〜114Hのノズル面の清掃(ワイピング))する装置である。
搬送装置280は、ベルトコンベアやフリーローラーのような回転体により構成され、記録媒体300を搬送する。具体的には、記録媒体300が、搬送装置280の上面(図1においてキャリッジ110に対向する面)に積載され、搬送装置280は、キャリッジ110直下に記録媒体300を搬送する。そして、吐出されたインクによって画像が記録された後、搬送装置280は、記録媒体300を所定の位置まで搬送する。なお、インクジェット記録装置100は、自装置において実行される各種の処理を制御する制御部を備える。
(キャリッジの構成)
キャリッジ110の構成について、図2を参照して説明する。キャリッジ110は、記録媒体300に、画像を記録する記録手段としての記録ヘッドユニット114A〜114Hを備える。記録ヘッドユニット114A〜114Hには、複数の記録ヘッド(図2で図示を省略)が適切な位置に精度よく固定されている(取り付けられている。)。記録ヘッドには、インクを吐出する複数のノズルが形成されている。記録ヘッドにおいてノズルそれぞれは、等間隔に配列されている。チューブ132を介してキャリッジ110に送られたインクは、キャリッジ110内のサブタンク(図2で図示を省略)に、一旦貯留される。そして、所定の送液機構(図2で図示を省略)によって、サブタンクから記録ヘッドユニット114A〜114Hが有する記録ヘッドに送られる。記録ヘッドに送られたインクは、インクジェット記録装置100に入力された画像データにしたがい、ノズルから吐出される。これにより、画像が記録媒体300に記録される。
記録ヘッドユニット114A〜114Hは、第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2を介して、キャリッジボックス116の底面であるキャリッジベース118に固定されている(取り付けられている。)。具体的に、第1ベースプレート120−1には、記録ヘッドユニット114A〜114Hの一端側辺部114A−1〜114H−1それぞれが、キャリッジ110の走査方向(図1参照)に配置され、ボルト1212で固定されている。第2ベースプレート120−2には、記録ヘッドユニット114A〜114Hの他端側辺部114A−2〜114H−2それぞれが、キャリッジ110の走査方向(図1参照)に配置され、ボルト1212で固定されている。第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とは、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、キャリッジベース118に形成された溝部1162に収容され、キャリッジベース118に複数のボルト1202で固定されている(図3参照)。なお、第1ベースプレート120−1および第2ベースプレート120−2は、略直方体の形状を有し、第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とは、対向する面それぞれが、平行な位置関係となるようにキャリッジベース118に固定される。
ここで、第1ベースプレート120−1の構成について、図3を参照して説明する。第1ベースプレート120−1には、記録ヘッドユニット114A〜114Hと同数の凹部1204A−1〜1204H−1(図3では、凹部1204A−1,1204B−1を図示し、その他については図示を省略)が、一定の間隔で形成されている。凹部1204A−1〜1204H−1それぞれには、第1ピン1206A−1〜1206H−1を有する第1ブロック1208A−1〜1208H−1(図3では、第1ピン1206A−1,1206B−1を図示し、その他については図示を省略)が収容され、ボルト1210で第1ベースプレート120−1に固定されている。第1ピン1206A−1〜1206H−1は、第1ブロック1208A−1〜1208H−1に形成された穴に嵌合されている。
第2ベースプレート120−2も第1ベースプレート120−1と同様の構成を有する(第2ベースプレート120−2について、図3に相当する図面は省略する。)。すなわち、第2ベースプレート120−2にも、記録ヘッドユニット114A〜114Hと同数の凹部1204A−2〜1204H−2(凹部1204A−1〜1204H−1が、これらに対応する。)が、一定の間隔で形成されている。凹部1204A−1〜1204H−1それぞれには、第2ピン1206A−2〜1206H−2(第1ピン1206A−1〜1206H−1が、これらに対応する。)を有する第2ブロック1208A−2〜1208H−2(第1ブロック1208A−1〜1208H−1が、これらに対応する。)が収容され、ボルト1210で第2ベースプレート120−2に固定されている。第2ピン1206A−2〜1206H−2は、第2ブロック1208A−2〜1208H−2に形成された穴に嵌合されている。
(インクジェット記録方法)
第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2に、記録ヘッドユニット114A〜114Hを固定するなどし、キャリッジ110を組み立て、インクジェット記録装置100に入力された画像データにしたがい、画像を記録するインクジェット記録方法について、図4〜図6を参照して説明する。なお、以下に説明する第1工程〜第3工程で、作業者は、キャリッジ110(キャリッジボックス116)を、メンテナンス装置140上に移動させ、キャリッジ110を組み立てる。
第1工程(ピンブロック固定工程)では、第1ピン1206A−1〜1206H−1を有する第1ブロック1208A−1〜1208H−1を、走査方向に一定の間隔で第1ベースプレート120−1に固定するとともに、第2ピン1206A−2〜1206H−2を有する第2ブロック1208A−2〜1208H−2を、走査方向に一定の間隔(第1ブロック1208A−1〜1208H−1の場合と同一の間隔)で第2ベースプレート120−2に固定する。
第1工程について、図4を参照して具体的に説明する。なお、図4(b)において、図4(a)と同一の構成については、符号の記載を省略する。まず、作業者は、第1ピン1206A−1を有する第1ブロック1208A−1を、第1ベースプレート120−1の右端の位置(図3および後述する図5参照)に、ボルト1210で固定する。詳細には、第1ブロック1208A−1に形成された、所定の径の貫通穴に、ボルト1210をとおし、第1ベースプレート120−1の対応する箇所に形成されたタップ部(めねじ)に、このボルト1210をねじ込み、第1ブロック1208A−1を第1ベースプレート120−1に仮止めする(図4(a)参照)。仮止め状態において、作業者が、所定の力を第1ブロック1208A−1に付加すると、第1ブロック1208A−1は、貫通穴にボルト1210をとおした後に形成される隙間の範囲で移動する。
なお、この時点で、第1ピン1206B−1〜1206H−1を有する第1ブロック1208B−1〜1208H−1を、第1ブロック1208A−1と同様の手法で、第1ベースプレート120−1に仮止めする構成とすることもできる。例えば、第1ブロック1208B−1を、第1ブロック1208B−1に形成された貫通穴(ボルト1210に対して所定の径を有する)にボルト1210をとおし、第1ベースプレート120−1に、このボルト1210をねじ込み、第1ブロック1208A−1を第1ベースプレート120−1に仮止めする(図4(a)参照)。以下の説明では、この時点で、第1ブロック1208B−1〜1208H−1を仮止めする構成を例に説明する。
そして、治具210の所定の位置(面)を、第1ベースプレート120−1の背面(図3のX部参照)に押し当てるとともに、治具210の基準部212に、仮止めされた第1ブロック1208A−1の第1ピン1206A−1を当接させ(押し当て)、換言すれば、基準部212に第1ピン1206A−1を合わせて、ボルト1210をさらにねじ込み、第1ブロック1208A−1を第1ベースプレート120−1に固定する(図4(b)参照)。
次に、治具210の基準部212と、固定された第1ブロック1208A−1の第1ピン1206A−1とが当接した状態(合わせた状態)で、治具210の基準部214に、仮止めされた第1ブロック1208B−1の第1ピン1206B−1を当接させ(合わせ)、第1ブロック1208B−1を第1ベースプレート120−1に固定する(図4(b)参照)。ここで、治具210について、基準部212を形成する第1面212Mと、基準部214を形成する第1面214Mとは、同一の平面上(図4(a)の符号「M」参照)に配置された面である。また、基準部212を形成する第2面212Nと、基準部214を形成する第2面214Nとは、平行でかつ第1面212M,214Mに垂直な面である。
第1ブロック1208B−1が固定された後、作業者は、第1ブロック1208A−1および第1ブロック1208B−1の固定に用いた治具210を使用して、上記同様の手法で、第1ブロック1208C−1〜1208H−1を、順次固定する。例えば、作業者は、治具210の基準部212と、第1ブロック1208B−1の第1ピン1206B−1とが当接した状態で、基準部214に第1ピン1206C−1を当接させ、第1ブロック1208C−1をボルト1210で固定する(図4(c)参照)。また、作業者は、治具210の基準部212と、第1ブロック1208G−1の第1ピン1206G−1とが当接した状態で、基準部214に第1ピン1206H−1を当接させ、第1ブロック1208H−1をボルト1210で固定する(図示を省略)。
なお、作業者は、第2ベースプレート120−2についても、第1ベースプレート120−1と同様の手順で、第2ブロック1208A−2〜1208H−2を仮止めし、固定する。この際、作業者は、第1ベースプレート120−1の場合に使用した治具と同一の治具210を用いて、第2ブロック1208A−2〜1208H−2を固定する(図4(d)参照、図4(d)では、第2ブロック1208A−2,1208B−2を図示し、第2ブロック1208C−2〜1208H−2について、図示を省略)。
第2工程(ベースプレート固定工程)では、第1ベースプレート120−1に固定された第1ブロック1208A−1〜1208H−1の第1ピン1206A−1〜1206H−1と、第2ベースプレート120−2に固定された第2ブロック1208A−2〜1208H−2の第2ピン1206A−2〜1206H−2とを基準として、第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、キャリッジベース118に固定する。
第2工程について、図5を参照して具体的に説明する。まず、作業者は、第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とを、キャリッジベース118に仮止めする。詳細には、第1ベースプレート120−1に複数形成された、所定の径の貫通穴に、ボルト1202をとおし、キャリッジベース118の対応する箇所に形成されたタップ部(めねじ)に、このボルト1202をねじ込み、第1ベースプレート120−1をキャリッジベース118に仮止めする。また、第2ベースプレート120−2に複数形成された、所定の径の貫通穴に、ボルト1202をとおし、キャリッジベース118の対応する箇所に形成されたタップ部(めねじ)に、このボルト1202をねじ込み、第2ベースプレート120−2をキャリッジベース118に仮止めする。
仮止め状態において、作業者が、所定の力を第1ベースプレート120−1または第2ベースプレート120−2に付加すると、第1ベースプレート120−1または第2ベースプレート120−2は、貫通穴にボルト1202をとおした後に形成される隙間の範囲で移動する。なお、第1ベースプレート120−1および第2ベースプレート120−2のキャリッジベース118への仮止めは、第1工程に先立ち、行っておく構成とすることもできる。この場合、第1工程は、キャリッジベース118に仮止めされた第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とを対象として行われる。
次に、作業者は、治具220の基準部222と、仮止めされた第1ベースプレート120−1に固定された第1ブロック1208A−1の第1ピン1206A−1とを当接させるとともに(合わせるとともに)、治具220の基準部224と、仮止めされた第2ベースプレート120−2に固定された第1ブロック1208A−2の第1ピン1206A−2とを当接させる(合わせる)(図5(a)参照)。そして、この状態で、第1ブロック1208A−1および第2ブロック1208A−2の近傍のボルト1202をさらにねじ込む。
また、作業者は、治具220の基準部222と、仮止めされた第1ベースプレート120−1に固定された第1ブロック1208H−1の第1ピン1206H−1とを当接させるとともに、治具220の基準部224と、仮止めされた第2ベースプレート120−2に固定された第1ブロック1208H−2の第1ピン1206H−2とを当接させる。そして、この状態で、第1ブロック1208H−1および第2ブロック1208H−2の近傍のボルト1202をさらにねじ込む。
ここで、治具220について、基準部222を形成する第1面222Pと、基準部224を形成する第1面224Pとは、同一の平面上(図5(b)の符号「P」参照)に配置された面である。また、基準部222を形成する第2面222Qと、基準部224を形成する第2面224Qとは、平行でかつ第1面222P,224Pに垂直な面である。
続けて、作業者は、基準部222と、第1ブロック1208B−1の第1ピン1206B−1とを当接させるとともに、基準部224と、第1ブロック1208B−2の第1ピン1206B−2とを当接させ、第1ブロック1208B−1および第2ブロック1208B−2の近傍のボルト1202をさらにねじ込む。続けて、基準部222と、第1ブロック1208G−1の第1ピン1206G−1とを当接させるとともに、基準部224と、第2ブロック1208G−2の第2ピン1206G−2とを当接させ、第2ブロック1208G−1第2ブロック1208G−2の近傍のボルト1202をさらにねじ込む(図5(b)参照)。
すなわち、作業者は、第1ベースプレート120−1および第2ベースプレート120−2の両端側から中心側に向けて順次、上記手順を順次行う。この際、作業者は、単一の治具220を用いる。なお、作業者は、両端側から中心側に向けた一連の手順を、ボルト1202それぞれの締め付けトルクを徐々に大きくしつつ、繰り返して行う。そして、第1ベースプレート120−1と第2ベースプレート120−2とを、上記所定の位置関係となる状態で、キャリッジベース118に固定する。
第3工程(記録ヘッドユニット固定工程)では、一端側辺部114A−1〜114H−1に形成された第1位置決め部1142A−1〜1142H−1と、第1ピン1206A−1〜1206H−1とが当接した状態(合わせた状態)、一端側辺部114A−1〜114H−1それぞれを第1ベースプレート120−1に固定するとともに、他端側辺部114A−2〜114H−2に形成された第2位置決め部1142A−2〜1142H−2と、第2ピン1206A−2〜1206H−2とが当接した状態(合わせた状態)で、他端側辺部114A−2〜114H−2それぞれを第2ベースプレート120−2に固定する。
第3工程について、図6を参照して具体的に説明する。なお、図6は、記録ヘッドユニット114A〜114Fまでを固定した状態を示す図である(記録ヘッドユニット114B〜114E,ボルト1202などについて、図示を省略)。まず、作業者は、記録ヘッドユニット114Aの一端側辺部114A−1の第1位置決め部1142A−1を、第1ブロック1208A−1の第1ピン1206A−1に当接させるとともに、記録ヘッドユニット114Aの他端側辺部114A−2の第2位置決め部1142A−2を、第2ブロック1208A−2の第1ピン1206A−2に当接させる。
そして、作業者は、第1位置決め部1142A−1と第1ピン1206A−1とが当接した状態で、記録ヘッドユニット114Aの一端側辺部114A−1の所定の位置に形成された貫通穴にボルト1212をとおし、第1ベースプレート120−1の対応する箇所に形成されたタップ部(めねじ)に、このボルト1212をねじ込み、一端側辺部114A−1を第1ベースプレート120−1に固定する。また、第2位置決め部1142A−2と第2ピン1206A−2とが当接した状態で、記録ヘッドユニット114Aの他端側辺部114A−2の所定の位置に形成された貫通穴にボルト1212をとおし、第2ベースプレート120−2の対応する箇所に形成されたタップ部(めねじ)に、このボルト1212をねじ込み、他端側辺部114A−2を第2ベースプレート120−2に固定する。
なお、作業者は、一端側辺部114A−1側のボルト1212および他端側辺部114A−2側のボルトそれぞれの締め付けトルクを徐々に大きくしつつ、それぞれのボルト1212を繰り返し、ねじ込む。また、作業者は、記録ヘッドユニット114Aを固定した後、記録ヘッドユニット114B〜114Hを、記録ヘッドユニット114Aと同様の手法で、順次固定する。
ここで、第1工程〜第3工程によって組み立てられたキャリッジ110(キャリッジベース118上)で、第1ブロック1208A−1〜1208H−1と、これらが固定された第1ベースプレート120−1と、第2ブロック1208A−2〜1208H−2と、これらが固定された第2ベースプレート120−2とは、次のように配置される。すなわち、第1ブロック1208A−1〜1208H−1は、第1ピン1206A−1〜1206H−1が第1仮想直線L1上に配置されるように、第1ベースプレート120−1に固定されている(図6参照)。また、第2ブロック1208A−2〜1208H−2は、第2ピン1206A−2〜1206H−2が第2仮想直線L2上に配置されように、第2ベースプレート120−2に固定されている(図6参照)。そして、第1ブロック1208A−1〜1208H−1が固定された第1ベースプレート120−1と、第2ブロック1208A−2〜1208H−2が固定された第2ベースプレート120−2とは、第1仮想直線L1と第2仮想直線L2とが平行で、かつ一端側辺部114A−1〜114H−1の第1位置決め部1142A−1〜1142H−1に当接する第1ピン1206A−1〜1206H−1と、他端側辺部114A−2〜114H−2の第2位置決め部1142A−2〜1142H−2に当接する第2ピン1206A−2〜1206H−2とが、第1仮想直線L1および第2仮想直線L2に垂直な第3仮想直線L3上に配置されるように、第2ベースプレート120−2に固定されている。
第4工程(画像データ入力工程)では、インクジェット記録装置100に、画像データを入力する。画像データは、インクジェット記録装置100と通信可能に接続された、パーソナルコンピュータなどの外部装置を、作業者が操作し、入力される。なお、画像データの入力に際し、調整画像データをインクジェット記録装置100に入力し、調整画像データにしたがった調整画像が記録媒体300の適切な位置に記録されるよう、調整される。具体的には、記録ヘッドユニット114A〜114Hの記録ヘッドのノズルから、インクが吐出されるタイミングが、調整される。
第5工程(画像記録工程)では、第4工程で入力された画像データにしたがいインクを吐出して、記録媒体300に画像を記録する。具体的には、インクジェット記録装置100の制御部は、キャリッジ駆動機構112を動作させ、入力された画像データにしたがい、キャリッジ110の移動に同期した所定のタイミングで、記録ヘッドユニット114A〜114Hの記録ヘッドのノズルからインクが吐出されるよう制御し、記録媒体300に画像を記録する。
(本実施形態の構成による有利な効果)
治具210を使用して、第1ピン1206A−1〜1206H−1を、一定の間隔で、第1ベースプレート120−1に固定し、第2ピン1206A−2〜1206H−2を、一定の間隔で、第2ベースプレート120−2に固定するとともに、治具220を使用し、第1ベースプレート120−1に固定された第1ピン1206A−1〜1206H−1と、第2ベースプレート120−2に固定された第2ピン1206A−2〜1206H−2との相対的な位置精度を確保し(インクジェット記録方法の第1工程,第2工程と、これにかかる図4,5参照)、一端側辺部114A−1〜114H−1を、第1位置決め部1142A−1〜1142H−1と第1ピン1206A−1〜1206H−1とを当接した状態で、第1ベースプレート120−1に固定し、他端側辺部114A−2〜114H−2を、第2位置決め部1142A−2〜1142H−2と第2ピン1206A−2〜1206H−2とを当接した状態で、第2ベースプレート120−2に固定する構成とした(インクジェット記録方法の第3工程と、これにかかる図6参照)。したがって、キャリッジ110(キャリッジベース118)上で、所定の工具を用いて、記録ヘッドユニット114A〜114Hを個別に調整し、固定しなくとも、記録ヘッドユニット114A〜114Hの相対的な位置精度を、容易に確保することができる。
なお、第1ベースプレート120−1で、第1ブロック1208A−1〜1208H−1が有する第1ピン1206A−1〜1206H−1の相対的な位置精度は、第1ブロック1208A−1が有する第1ピン1206A−1を基準として確保される。また、第2ベースプレート120−2で、第2ブロック1208A−2〜1208H−2が有する第2ピン1206A−2〜1206H−2の相対的な位置精度は、第2ブロック1208A−2が有する第2ピン1206A−2を基準として確保される。
(変形例)
本実施形態の構成は、各種の点を考慮し、次のような構成とすることもできる。
(1)上記では、走査型のインクジェット記録装置100を例とした構成について説明した。この他、ライン型のインクジェット記録装置についても、本実施形態の構成を採用することができる。具体的に、複数の記録ヘッドユニットが記録媒体の搬送方向に配置されたライン型のインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で固定されたキャリッジベースとを備え、前記第1ベースプレートには、第1ピンを有する第1ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記搬送方向に一定の間隔で固定され、前記第2ベースプレートには、第2ピンを有する第2ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記搬送方向に前記一定の間隔で固定され、前記一端側辺部それぞれは、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとが当接した状態で、前記第1ベースプレートに固定され、前記他端側辺部それぞれは、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとが当接した状態で、前記第2ベースプレートに固定されていることを特徴とするインクジェット記録装置とすることもできる。
(2)本実施形態の構成は、例えば、記録ヘッドユニットの取付方法(インクジェット記録装置の組立方法)として、特定することもできる。具体的に、次のような構成となる。すなわち、複数の記録ヘッドユニットと、前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが固定されたキャリッジベースとを備えるインクジェット記録装置の組立方法であって、前記第1ベースプレートに、第1ピンを有する第1ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、一定の間隔で固定するとともに、前記第2ベースプレートに、第2ピンを有する第2ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記一定の間隔で固定するピンブロック固定工程と、前記ピンブロック固定工程の後、前記第1ベースプレートに固定された前記第1ブロックの前記第1ピンと、前記第2ベースプレートに固定された前記第2ブロックの前記第2ピンとを基準として、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、前記キャリッジベースに固定するベースプレート固定工程と、前記ベースプレート固定工程の後、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとを当接した状態で、前記一端側辺部それぞれを前記第1ベースプレートに固定するとともに、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとを当接した状態で、前記他端側辺部それぞれを前記第2ベースプレートに固定する記録ヘッドユニット固定工程とを含む組立方法である。
(3)上記では、第1ピン1206A−1〜1206H−1が第1仮想直線L1上に配置されるように、第1ブロック1208A−1〜1208H−1が第1ベースプレート120−1に固定され、第2ピン1206A−2〜1206H−2が第2仮想直線L2上に配置されるように、第2ブロック1208A−2〜1208H−2が第2ベースプレート120−2に固定され、さらに、第1仮想直線L1と第2仮想直線L2とが平行で、かつ一端側辺部114A−1〜114H−1の第1位置決め部1142A−1〜1142H−1に当接する第1ピン1206A−1〜1206H−1と、他端側辺部114A−2〜114H−2の第2位置決め部1142A−2〜1142H−2に当接する第2ピン1206A−2〜1206H−2とが、第1仮想直線L1および第2仮想直線L2に垂直な第3仮想直線L3上に配置される構成(例えば、図6参照)を例に説明した。しかし、これ以外の構成とすることもできる。この場合、第1位置決め部1142A−1〜1142H−1は、第1ピン1206A−1〜1206H−1の位置に対応する一端側辺部114A−1〜114H−1の位置に形成され、第2位置決め部1142A−2〜1142H−2は、第2ピン1206A−2〜1206H−2の位置に対応する他端側辺部114A−2〜114H−2の位置に形成される。また、第1ピン1206A−1〜1206H−1と第2ピン1206A−2〜1206H−2との位置に対応した治具210,220が使用される。
例えば、第1ピン1206A−1〜1206H−1と第2ピン1206A−2〜1206H−2とが、第3仮想直線L3上に配置されない構成とすることもできる。この場合、第1位置決め部1142A−1〜1142H−1は、第1ピン1206A−1〜1206H−1の位置に対応する一端側辺部114A−1〜114H−1の位置に形成され、第2位置決め部1142A−2〜1142H−2は、第2ピン1206A−2〜1206H−2の位置に対応する他端側辺部114A−2〜114H−2の位置に形成される。また、治具220に対応する治具で、一の基準部(基準部222が対応)を形成する一の第1面(第1面222Pが対応)と、他の基準部(基準部224が対応)を形成する他の第1面(第1面224Pが対応)とは、互いに平行な異なる平面上に、それぞれ配置された面である。
100 インクジェット記録装置
110 キャリッジ
114A〜114H 記録ヘッドユニット
114A−1〜114H−1 一端側辺部
114A−2〜114H−2 他端側辺部
1142A−1〜1142H−1 第1位置決め部
1142A−2〜1142H−2 第2位置決め部
118 キャリッジベース
120−1 第1ベースプレート
120−2 第2ベースプレート
1206A−1〜1206H−1 第1ピン
1206A−2〜1206H−2 第2ピン
1208A−1〜1208H−1 第1ブロック
1208A−2〜1208H−2 第2ブロック
1202,1210,1212 ボルト

Claims (3)

  1. 複数の記録ヘッドユニットを備えるインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、
    前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、
    前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で固定されたキャリッジベースとを備え、
    前記第1ベースプレートには、第1ピンを有する第1ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、一定の間隔で固定され、
    前記第2ベースプレートには、第2ピンを有する第2ブロックが、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記一定の間隔で固定され、
    前記一端側辺部それぞれは、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとが当接した状態で、前記第1ベースプレートに固定され、
    前記他端側辺部それぞれは、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとが当接した状態で、前記第2ベースプレートに固定されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1ブロックそれぞれは、前記第1ピンそれぞれが第1仮想直線上に配置されるように、前記第1ベースプレートに固定され、
    前記第2ブロックそれぞれは、前記第2ピンそれぞれが第2仮想直線上に配置されるように、前記第2ベースプレートに固定され、
    前記第1ブロックそれぞれが固定された前記第1ベースプレートと、前記第2ブロックそれぞれが固定された前記第2ベースプレートとは、前記第1仮想直線と前記第2仮想直線とが平行で、かつ前記第1ピンそれぞれと前記第2ピンそれぞれとが、前記第1仮想直線および前記第2仮想直線に垂直な第3仮想直線上に配置されるように、前記キャリッジベースに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 複数の記録ヘッドユニットと、前記記録ヘッドユニットの一端側辺部それぞれが固定される第1ベースプレートと、前記記録ヘッドユニットの他端側辺部それぞれが固定される第2ベースプレートと、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとが固定されたキャリッジベースとを備えるインクジェット記録装置で、前記インクジェット記録装置に入力される画像データにしたがいインクを吐出して、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
    前記第1ベースプレートに、第1ピンを有する第1ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、一定の間隔で固定するとともに、前記第2ベースプレートに、第2ピンを有する第2ブロックを、前記記録ヘッドユニットと同じ数、前記一定の間隔で固定するピンブロック固定工程と、
    前記ピンブロック固定工程の後、前記第1ベースプレートに固定された前記第1ブロックの前記第1ピンと、前記第2ベースプレートに固定された前記第2ブロックの前記第2ピンとを基準として、前記第1ベースプレートと前記第2ベースプレートとを、一定の距離を隔てて対向して配置された状態で、前記キャリッジベースに固定するベースプレート固定工程と、
    前記ベースプレート固定工程の後、前記一端側辺部に形成された第1位置決め部と前記第1ピンとを当接した状態で、前記一端側辺部それぞれを前記第1ベースプレートに固定するとともに、前記他端側辺部に形成された第2位置決め部と前記第2ピンとを当接した状態で、前記他端側辺部それぞれを前記第2ベースプレートに固定する記録ヘッドユニット固定工程と、
    前記記録ヘッドユニット固定工程の後、前記インクジェット記録装置に、前記画像データを入力する画像データ入力工程と、
    前記画像データ入力工程で入力された前記画像データにしたがい前記インクを吐出して、前記記録媒体に前記画像を記録する画像記録工程とを含むインクジェット記録方法。
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