JP2007007882A - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007007882A
JP2007007882A JP2005187999A JP2005187999A JP2007007882A JP 2007007882 A JP2007007882 A JP 2007007882A JP 2005187999 A JP2005187999 A JP 2005187999A JP 2005187999 A JP2005187999 A JP 2005187999A JP 2007007882 A JP2007007882 A JP 2007007882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
positioning
head
paper
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005187999A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Arai
茂 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005187999A priority Critical patent/JP2007007882A/ja
Publication of JP2007007882A publication Critical patent/JP2007007882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成で、液滴吐出ヘッドのθズレを容易且つ正確に視認して調整可能な液滴吐出装置を得る。
【解決手段】 複数の記録用ノズル140Rの1つは基準ノズル140Aとされ、この基準ノズル140Aに対し、用紙Pの搬送方向に沿ってみたとき(すなわち搬送方向と直交する方向で)の同位置に位置決め用ノズル140Bが設けられている。基準ノズル140A及び位置決め用ノズル140Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、用紙Pを搬送すると、ヘッドユニット178にθズレが生じていると、基準ノズル140Aと位置決め用ノズル140Bとの、紙送り方向に沿ってみたときにズレが生じ、基準ラインL1と位置決め用ラインL2とを視認できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
従来、複数のノズルから用紙等に液滴を吐出する液滴吐出装置(たとえばインクジェット記録装置等)では、液滴吐出ヘッドが用紙の記録面(被吐出面)に沿った方向(以下「θ方向」という)に回転している(いわゆるθズレ)と、液滴の着弾位置も変化してしまう。したがって、このθズレの量を正確に把握して、液滴吐出ヘッドのθ方向の位置を調整することが好ましい。
たとえば、特許文献1には、インクを吐出して記録を行う主記録素子と、位置決めのためにインクを吐出する副記録素子とを個々に具備したインクジェット記録ヘッドが記載されている。そして、記録ヘッド保持体に保持される複数の記録ヘッドの相互位置が、副記録素子から吐出されたインク滴によって形成されるパターンに基づいて確定されるようになっている。
しかし、特許文献1の構成では、副記録素子が、並列配置された複数の主記録素子の端部に配置されているので、記録されるパターンが離れてしまい、視認しづらくなる。
特開平9−262992号公報
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成で、液滴吐出ヘッドのθズレを容易且つ正確に視認して調整可能な液滴吐出装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、被吐出媒体に対し液滴を吐出する複数の記録用ノズルを備えた液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドと前記被吐出媒体とを被吐出媒体の被吐出面に沿った主走査方向に相対移動させる主走査手段と、複数の前記記録用ノズルのなかで予め決められた基準ノズルに対し、前記主走査方向に沿ってみたときに基準ノズルと同位置となるように前記液滴吐出ヘッドに備えられ、被吐出媒体に対し液滴を吐出する位置決め用ノズルと、前記基準ノズル及び前記位置決め用ノズルからの前記被吐出媒体への液滴の吐出と、前記主走査手段の駆動とを制御する制御手段と、前記液滴吐出ヘッドを前記被吐出面と平行な面内で回転させるための回転手段と、を有することを特徴とする。
この発明では、液滴吐出ヘッドに位置決め用ノズルが備えられており、この位置決め用ノズルは、複数の記録用ノズルのなかで予め決められた基準ノズルに対し、主走査方向に沿ってみたときに基準ノズルと同位置とされている。したがって、少なくとも基準ノズルと位置決め用ノズルの双方から液滴を被吐出媒体に吐出しつつ、主走査手段によって液滴吐出ヘッドと被記録媒体とを相対移動(主走査)させると、液滴吐出ヘッドにθズレが生じていない状態では、これらのノズルからの液滴で形成されるラインが一致する。これに対し、液滴吐出ヘッドにθズレが生じていると、これらのラインが不一致となる。これにより、液滴吐出ヘッドのθズレを視認できる。特に、基準ノズルで形成されるラインと位置決め用ノズルで形成されるラインとを近接させることができるので、液滴吐出ヘッドのθズレを容易且つ正確に視認できる。
液滴吐出ヘッドにθズレが生じている場合には、回転手段によって液滴吐出ヘッドを被吐出面と平行な面内で回転させ、θズレを少なくする(好ましくは無くす)ことができる。
なお、本発明における「主走査」には、たとえば、液滴吐出ヘッドの被吐出媒体に対する移動と、この移動方向と直交する方向への被吐出媒体の間欠移動とを行う液滴吐出装置では、前者の移動(液滴吐出ヘッドの被吐出媒体に対する移動)が該当する。また、たとえば被吐出媒体の移動方向と直交する幅方向には不動とされた液滴吐出ヘッド(いわゆるフル幅ヘッドや長尺ヘッド)では、液滴吐出ヘッドと被吐出媒体とが一方向にのみ相対移動するので、この相対移動が「主走査」となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、複数の前記記録用ノズルがマトリクス配置されていることを特徴とする。
このように記録用ノズルをマトリクス配置することで、より高精細に液滴を吐出することが可能となる。
また、記録用ノズルがマトリクス配置されていると、θズレの影響を受けやすいが、本発明ではθズレを容易且つ正確に視認して少なくすることができ、その影響も小さくできる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記位置決め用ノズルが前記基準ノズルに対し液滴吐出の特性差を有していることを特徴とする。
これにより、位置決め用ノズルで形成されるラインと基準ノズルで形成されるラインとが見かけ上異なったラインとなるので、液滴吐出ヘッドのθズレをさらに容易に視認可能となり、θズレの方向を知ることもできる。この特性差としては、たとえば、請求項4に記載のように、液滴の体積差とすれば、位置決め用ノズルで形成されるラインと基準ノズルで形成されるラインとで太さを異ならせることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段が、前記位置決め用ノズルによる液滴の吐出タイミングと前記基準ノズルによる液滴の吐出タイミングにズレが生じるように液滴吐出ヘッドを制御することを特徴とする。
これにより、位置決め用ノズルで形成されるラインと基準ノズルで形成されるラインとが、主走査方向に見たときに一致しない部分を有することになる。たとえば、それぞれのノズルからの液滴吐出の開始タイミングをずらせば、それぞれのラインの開始端がずれる。また、一方のノズルからは連続的に液滴を吐出してラインを実線とし、他方のノズルからは液滴を間欠的に吐出してラインを破線とすることもできる。このようにして、位置決め用ノズルで形成されるラインと基準ノズルで形成されるラインとを見かけ上異なったラインとすることができ、液滴吐出ヘッドのθズレをさらに容易に視認可能となり、θズレの方向を知ることもできる。
本発明は上記構成としたので、簡易な構成で、液滴吐出ヘッドのθズレを容易且つ正確に視認して調整することができる。
図1には、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置112が示されている。インクジェット記録装置112の筐体114内の下部には給紙トレイ116が備えられており、給紙トレイ116内に積層された用紙Pをピックアップロール118で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路122を構成する複数の搬送ローラ対120で搬送される。以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向をいい、「上流」、「下流」というときはそれぞれ、搬送方向の上流及び下流を意味するものとする。
給紙トレイ116の上方には、駆動ロール124及び従動ロール126に張架された無端状の搬送ベルト128が配置されている。搬送ベルト128の上方には記録ヘッドアレイ130が配置されており、搬送ベルト128の平坦部分128Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路122を搬送された用紙Pは、搬送ベルト128で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ130に対向した状態で、記録ヘッドアレイ130から画像情報に応じたインク滴が付着される。
そして、用紙Pを搬送ベルト128で保持した状態で周回させることで、吐出領域SE内に複数回通過させて、いわゆるマルチパスによる画像記録を行うことも可能となっている。もちろん、用紙Pを吐出領域SE内に1回のみ通過させて、いわゆる1パスで画像記録を行っても良い。
記録ヘッドアレイ130は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状で、いわゆるFWA(Full Width Array)となっている。記録ヘッドアレイ130内には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド132が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。なお、それぞれのインクジェット記録ヘッド132においてインク滴を吐出する方法は特に限定されず、いわゆるサーマル方式や圧電方式等、公知のものを適用できる。
各インクジェット記録ヘッド132は、図示しない記録ヘッド制御手段によって制御されるようになっている。記録ヘッド制御手段は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッド132に送る。
また、記録ヘッドアレイ130は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド132の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ130の上流側には、図示しない電源が接続された帯電ロール136が配置されている。帯電ロール136は、従動ロール126との間で搬送ベルト128及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト128に押圧する押圧位置と、搬送ベルト128から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール126との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト128に静電吸着させることができる。
また、電源は、用紙Pを所定電位に帯電させることが可能であれば、直流電源でも交流電源でもよい。
なお、帯電ロール136よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト128と帯電ロール136との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ130の下流側には、剥離プレート138が配置されており、用紙Pを搬送ベルト128から剥離することができる。
剥離された用紙Pは、剥離プレート138の下流側で排出経路144を構成する複数の排出ローラ対142で搬送され、筐体114の上部に設けられた排紙トレイ146に排出される。
剥離プレート138の下方には、駆動ロール124との間で搬送ベルト128を挟持可能なクリーニングロール148が配置されており、搬送ベルト128の表面をクリーニングするようになっている。
給紙トレイ116と搬送ベルト128の間には、複数の反転用ローラ対150で構成された反転経路152が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト128に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト128と排紙トレイ146の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク154が設けられている。インクタンク154のインクは、図示しないインク供給配管によって、記録ヘッドアレイ130に供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
インクジェット記録ヘッド132は、図2に示すように、長方形の枠体156を有している。枠体156は、用紙Pの搬送方向(矢印PFで示す)と直交する方向が長辺158の長手方向となる向きで、搬送ベルト128の平坦部分128Fと対向するように配置されている。
枠体156の一方の短辺160Aには、ブロック状の第一支持部材164が複数取り付けられており、他方の短辺160Bにも、同じくブロック状の第二支持部材166が第一支持部材164と同数取り付けられている。そして、第一支持部材164と第二支持部材166との下面側において、これらの間に、第一支持部材164と同数の長尺部材168が掛け渡されている。長尺部材168は、用紙Pの搬送方向に一定間隔をあけて配置されている。
長尺部材168は、各色に対応して4本配置されており、それぞれ長さが異なっている。第一支持部材164にはネジ孔164Hが形成されており、ネジ170を長尺部材168の一端に形成された図示しない遊孔に挿通してナット止めすることで、長尺部材168は一端側を中心として回転(揺動)可能で、且つ長手方向には不動な状態で第一支持部材164に取り付けられる。取り付け状態では、それぞれの長尺部材168の一端側の位置は一致されている。
これに対し、図3及び図4にも詳細に示すように、第二支持部材166には、長尺部材168の他端側が挿入される挿入孔172が形成されている。長尺部材168と挿入孔172との間には、長尺部材168の幅方向に隙間が構成されており、一方の隙間に板バネ174が配置されて、長尺部材168を矢印F1方向に付勢している。また、第二支持部材166には、板バネ174の反対側にネジ孔166Hが形成されており、このネジ孔166Hに螺合された調整用ネジ182の先端が、長尺部材168に接触している。したがって、調整用ネジ182を回転させることで、長尺部材168の他端側の位置を矢印F1方向及びその反対方向に移動させて、所望の位置とすることができる。長尺部材168の他端側は、挿入孔172内の任意の位置で、板バネ174と調整用ネジ182に挟持されて固定されることになる。
図2及び図4に示すように、長尺部材168の他端側は、長尺部材168のそれぞれに長さに応じて平面視で階段状になるように配置されており、それぞれに対応する第二支持部材166も階段状になっている。これにより、長尺部材168に対応する調整用ネジ182に対し、図4での下側から容易にアクセスして調整用ネジ182を回転させることができる。
長尺部材168には、長手方向に沿って複数のヘッド取付部176が形成されており、このヘッド取付部176のそれぞれに、ヘッドユニット178が取り付けられている。したがって、ヘッドユニット178のそれぞれは、単体で用紙Pの紙幅を有していないが、複数のヘッドユニット178を紙幅方向に並べて配置することで、紙幅以上の画像記録領域を得られるようになっている。すなわち、インクジェット記録ヘッド132が用紙Pの幅方向に沿って移動しなくても、用紙Pの移動のみによって用紙Pの全面に画像が形成できるので、高い生産性を得ることができる。
図5には、本実施形態のヘッドユニット178におけるノズル140の配置の一例が部分的に示されている。このヘッドユニット178では、略長方形状の記録用ノズル領域134が設定されており、その内部に、複数の記録用ノズル140Rがマトリックス配置されている。
複数の記録用ノズル140Rの1つは基準ノズル140Aとされており、この基準ノズル140Aに対し、用紙Pの搬送方向に沿ってみたとき(すなわち搬送方向と直交する方向で)の同位置には、記録用ノズル領域134の外部に、位置決め用ノズル140Bが設けられている。そして、図示しない記録ヘッド制御手段は、たとえばユーザーが操作によりズレ検知モードを選択する等の場合に、基準ノズル140A及び位置決め用ノズル140Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、用紙Pを搬送することが可能とされている。
このような全体構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置112では、上記したように、給紙トレイ116から取り出された用紙Pが搬送され、搬送ベルト128に至る。そして、帯電ロール136によって搬送ベルト128に押し付けられると共に、帯電ロール136からの印加電圧によって搬送ベルト128に吸着(密着)して保持される。この状態で、搬送ベルトの循環によって用紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出されて、用紙P上に画像が記録される。1パスのみで画像記録する場合には、剥離プレート138で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。これに対し、マルチパスで画像記録を行う場合には、必要な回数に達するまで用紙Pを周回させて吐出領域SEを通過させた後、剥離プレート138で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。
ここで、本実施形態のインクジェット記録ヘッド132では、基準ノズル140A及び位置決め用ノズル140Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、用紙Pを搬送することで、ヘッドユニット178(長尺部材168)のいわゆるθズレを容易且つ正確に視認可能となる。
具体的には、たとえば図6に示すフローによって、θズレを調整して少なくする(好ましくは無くす)プロセスが行われる。
まず、ステップ312では、ズレ検知モードが選択されたか否かが判断される。ズレ検知モードは、たとえば工場での組み立て後に行ってもよいし、ユーザーが使用途中の適当な時期に行ってもよい。ズレ検知モードが選択されていないときには、ステップ314に移って通常モードとなる、通常モードでは、通常の画像記録やメンテナンス処理などを行うことができる。
ズレ検知モードが選択されると、図示しない記録ヘッド制御手段は、ステップ316において、テストパターン印字を行う。すなわち、基準ノズル140A及び位置決め用ノズル140Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、用紙Pを搬送する。
ここで、図5に示したように、基準ノズル140Aと位置決め用ノズル140Bとは、紙送り方向に沿ってみたとき(すなわち紙送り方向と直交する方向で)の同位置に設けられているので、θズレが生じていないときには、図7(B)に示すように、基準ノズル140Aから吐出されるインク滴で形成されるライン(基準ラインL1)と、位置決め用ノズル140Bから吐出されるインク滴で形成されるライン(位置決め用ラインL2)とが重なって一致する。
ところが、ヘッドユニット178にθズレが生じていると、図7(A)に示すように、基準ノズル140Aと位置決め用ノズル140Bとの、紙送り方向に沿ってみたとき(すなわち紙送り方向と直交する方向)にもズレが生じる。このため、基準ラインL1と位置決め用ラインL2とが重ならず、それぞれのラインを視認できる。作業者は、ステップ318においてテストパターン評価を行い、基準ラインL1と位置決め用ラインL2とが重なっている場合あるいはズレが許容範囲内の場合(これを「OK」の場合とする)には、θズレの調整は完了する。基準ラインL1と位置決め用ラインL2とが重なっていない場合(これを「NG」の場合とする)には、ステップ320において、長尺部材168のθズレ調整を行う。すなわち、基準ラインL1と位置決め用ラインL2とが一致するように調整用ネジ182を回転させて、長尺部材168の他端側の位置を矢印F1方向あるいはその反対方向に移動させる。そして、ステップ316に戻って、以後は、同様の処理を行う。これにより、θズレを少なくする(好ましくは無くす)ようにインクジェット記録ヘッド132を調整することができる。
なお、基準ラインL1と位置決め用ラインL2との間隔と、調整用ネジ182の回転量との関係を事前に把握しておくと、調整用ネジ182によるヘッドユニット178の調整をより容易に行うことが可能となり、好ましい。
また、基準ノズル140Aと位置決め用ノズル140Bの紙送り方向での距離D2は特に限定されないが、一般にθズレの角度をθとすると、基準ラインL1と、位置決め用ラインL2との間隔D1には、
D1=D2*sin(θ)
の関係がある。したがって、距離D2を大きくすると、間隔D1も大きくなって視認しやすくなるので好ましい。
図8には、本発明の第2実施形態のインクジェット記録ヘッド232を備えたインクジェット記録装置202の全体構成が示されている。第2実施形態のインクジェット記録装置202は、インクジェット記録ヘッド232(図9参照)が搭載されるキャリッジ204と、キャリッジ204を用紙Pの記録面に沿った所定の主走査方向に移動(主走査)させる主走査機構206、および、用紙Pを主走査方向と交差(好ましくは直交)する所定の副走査方向に搬送(副走査)させるための副走査機構208を含んで構成されている。なお、図面において主走査方向を矢印Mで、副走査方向を矢印Sでそれぞれ示す。また、第1実施形態と略同一の構成要素、部材については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
インクジェット記録ヘッド232は、ノズル240(図10参照)が形成されたノズル面が用紙Pと対向するようにキャリッジ204上に搭載されており、主走査機構206によって主走査方向に移動されながら用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構208によって用紙Pが副走査方向に搬送され、再びキャリッジ204を主走査方向に移動させながら次のバンド領域を記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、用紙Pの全面にわたって画像記録を行うことができる。
図9に示すように、第2実施形態では、第1実施形態と比較して小型の枠体256を有しており、長尺部材268も第1実施形態より短くされている。長尺部材268は、第1実施形態と同様に第一支持部材164及び第二支持部材166によって、副走査方向に沿って枠体256に取り付けられている。
長尺部材268には、第1実施形態よりも少ない数(たとえば1つでもよい)のヘッドユニット178が取り付けられており、長手方向でのインク吐出領域が狭くなっている。また、第1実施形態と同様に、第二支持部材166の挿入孔172には板バネ174が配置されると共に、第二支持部材166のネジ孔166Hに螺合された調整用ネジ182の先端が、板バネ174の反対側から長尺部材268に接触している。そして、調整用ネジ182を回転させることで、長尺部材268の他端側の位置を矢印F1方向及びその反対方向に移動させて、所望の位置とすることができる。長尺部材268の他端側及び第二支持部材166は平面視で階段状になっており、長尺部材268に対応する調整用ネジ182のそれぞれに容易にアクセスできる。
図10には、第2実施形態におけるノズル240の配置の一例が部分的に示されている。第2実施形態においても、略長方形状の記録用ノズル領域234が設定されており、その内部に、複数の記録用ノズル240Rがマトリックス配置されている。また、複数の記録用ノズル240Rの1つは基準ノズル240Aとされており、この基準ノズル140Aに対し、主走査方向(矢印M方向)に沿ってみたとき(すなわち主走査方向と直交する方向で)の同位置には、記録用ノズル領域234の外部に、位置決め用ノズル240Bが設けられている。そして、図示しない記録ヘッド制御手段は、たとえば操作によりズレ検知モードが選択される等の状態で、基準ノズル240A及び位置決め用ノズル240Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、用紙Pを搬送することが可能とされている。
したがって、第2実施形態のインクジェット記録装置では、たとえば、ユーザーが操作によりズレ検知モードを選択すると、図示しない記録ヘッド制御手段は、基準ノズル240A及び位置決め用ノズル240Bのみからインク滴を用紙Pに吐出しつつ、キャリッジ204を主走査方向に移動させる。基準ノズル240Aと位置決め用ノズル240Bとは、主走査方向に沿ってみたとき(すなわち主走査方向と直交する方向で)の同位置に設けられているので、θズレが生じていないときには、図11(B)に示すように、基準ノズル240Aから吐出されるインク滴で形成されるライン(基準ラインL3)と、位置決め用ノズル240Bから吐出されるインク滴で形成されるライン(位置決め用ラインL4)とが重なって一致する。
ところが、インクジェット記録ヘッド232にθズレが生じていると、図11(A)に示すように、基準ノズル240Aと位置決め用ノズル240Bとの、主走査方向に沿ってみたとき(すなわち主走査方向と直交する方向)にもズレが生じる。したがって、基準ラインL3と位置決め用ラインL4とが重ならず、それぞれのラインを視認できる。これを基に、基準ラインL3と位置決め用ラインL4とが一致するように調整用ネジ282を回転させて、長尺部材168の他端側の位置を矢印F1方向又はその反対方向に移動させれば、θズレを少なくする(好ましくは無くす)ようにヘッドユニット178を調整することができる。
なお、上記各実施形態において、以下の各例に示すように、基準ノズル140A、240Aで記録される基準ラインL1、L3と位置決め用ノズル140B、240Bで記録される位置決め用ラインL2、L4とが見かけ上異なったラインとなるようにすれば、θズレの向きも容易に判断できるので好ましい。なお、以下では第1実施形態のインクジェット記録ヘッド(インクジェット記録装置)に、これらの各例が適用されたものを示すが、第2実施形態のインクジェット記録ヘッド(インクジェット記録装置)に適用してもよい。
図12に示す例では、位置決め用ノズル140Bからのインク滴の滴体積が基準ノズル140Aからのインク滴の敵体積よりも大きくなるように設定されている。したがって、基準ラインL1よりも位置決め用ラインL2のほうが太くなり、θズレの向きを容易に判断できる。すなわち、図12の例では、位置決め用ラインL2が基準ラインL1の右側に位置しているので、θズレが反時計回り方向に生じていることが分かる。
図13に示す例では、基準ラインL1は実線(連続線)となり、位置決め用ラインL2が破線になるように基準ノズル140A及び位置決め用ノズル140Bからインク滴を吐出している。これによっても、θズレの向きを容易に判断できる。
図14に示す例では、基準ラインL1及び位置決め用ラインL2はいずれも実線であるが、位置決め用ラインL2を記録するための位置決め用ノズル140Bからのインク滴の吐出開始タイミングを、基準ラインL1を記録するための基準ノズル140Aからのインク滴の吐出開始タイミングよりも早くなるようにしている。このため、位置決め用ラインL2の開始端が基準ラインL1の開始端よりも上方にずれるので、θズレの向きを容易に判断できる。
また、これら以外にも、たとえば、基準ラインL1と位置決め用ラインL2とで色を異ならせてもよい。
上記各実施形態において、基準ノズル140A及び位置決めノズル140の数は特に限定されないが、基準ノズル140Aと位置決めノズル140とが一対一で対応するように組とされていることが好ましい。そして、この組が、1つのインクジェット記録ヘッド132、232に対して少なくとも1つあればよい。ただし、より高精度でθズレを視認するためには、組数が多いほうが好ましい。たとえば1組だけの場合には、基準ノズル140Aや位置決め用ノズル140Bから吐出されるインク滴に方向性不良がある場合に、θズレの量を正確に判断できなくなる。また、あまりに組数を多くすると、通常の画像記録には使用しない位置決め用ノズル140Bの数を増やしてしまうことになる。したがって、基準ノズル140Aと位置決めノズル140の数としては、1つのインクジェット記録ヘッド132、232で1ノズル以上とされ、インクジェット記録ヘッドの総ノズル数の5パーセント以下とされていることが好ましい。
また、上記各実施形態では、本発明の液滴吐出装置として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を挙げたが、本発明の液滴吐出装置は、用紙P上へ画像(文字を含む)を記録するものに限定されない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、インク処理液を併用したり、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりする等、工業用に用いられる液滴吐出装置全般が広く含まれる。
本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを示す部分拡大分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に破断して示す平面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置におけるインクジェット記録ヘッドのノズル配置を示す説明図である。 本発明においてθズレを調整するときの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置におけるθズレの有無を示す説明図であり、(A)はθズレが生じている場合、(B)はθズレが生じていない場合である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置におけるインクジェット記録ヘッドのノズル配置を示す説明図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置におけるθズレの有無を示す説明図であり、(A)はθズレが生じている場合、(B)はθズレが生じていない場合である。 本発明として適用可能なインクジェット記録ヘッドからのインク滴による基準ラインと位置決め用ラインの相違を示す説明図である。 本発明として適用可能なインクジェット記録ヘッドからのインク滴による基準ラインと位置決め用ラインの相違を示す説明図である。 本発明として適用可能なインクジェット記録ヘッドからのインク滴による基準ラインと位置決め用ラインの相違を示す説明図である。
符号の説明
112 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
114 筐体
116 給紙トレイ
118 ピックアップロール
120 搬送ローラ対
122 搬送経路
124 駆動ロール
126 従動ロール
128 搬送ベルト(主走査手段)
128F 平坦部分
130 記録ヘッドアレイ
132 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
134 記録用ノズル領域
136 帯電ロール
138 剥離プレート
140 ノズル
140A 基準ノズル
140R 記録用ノズル
140B 位置決め用ノズル
142 排出ローラ対
144 排出経路
146 排紙トレイ
148 クリーニングロール
150 反転用ローラ対
152 反転経路
154 インクタンク
156 枠体
158 長辺
160A 短辺
160B 短辺
164H ネジ孔
164 第一支持部材
166 第二支持部材
166H ネジ孔
168 長尺部材
170 ネジ
172 挿入孔
174 板バネ
176 ヘッド取付部
178 ヘッドユニット
182 調整用ネジ(回転手段)
202 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
204 キャリッジ
206 主走査機構
208 副走査機構
232 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
234 記録用ノズル領域
240 ノズル
240A 基準ノズル
240R 記録用ノズル
240B 位置決め用ノズル
256 枠体
264 第一支持部材
266 第二支持部材
266H ネジ孔
268 長尺部材
282 調整用ネジ(回転手段)
BE バンド領域
L1 基準ライン
L2 位置決め用ライン
L3 基準ライン
L4 位置決め用ライン
P 用紙
SE 吐出領域

Claims (5)

  1. 被吐出媒体に対し液滴を吐出する複数の記録用ノズルを備えた液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドと前記被吐出媒体とを被吐出媒体の被吐出面に沿った主走査方向に相対移動させる主走査手段と、
    複数の前記記録用ノズルのなかで予め決められた基準ノズルに対し、前記主走査方向に沿ってみたときに基準ノズルと同位置となるように前記液滴吐出ヘッドに備えられ、被吐出媒体に対し液滴を吐出する位置決め用ノズルと、
    前記基準ノズル及び前記位置決め用ノズルからの前記被吐出媒体への液滴の吐出と、前記主走査手段の駆動とを制御する制御手段と、
    前記液滴吐出ヘッドを前記被吐出面と平行な面内で回転させるための回転手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 複数の前記記録用ノズルがマトリクス配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記位置決め用ノズルが前記基準ノズルに対し液滴吐出の特性差を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記特性差が、液滴の体積差であることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記制御手段が、前記位置決め用ノズルによる液滴の吐出タイミングと前記基準ノズルによる液滴の吐出タイミングにズレが生じるように液滴吐出ヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
JP2005187999A 2005-06-28 2005-06-28 液滴吐出装置 Pending JP2007007882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005187999A JP2007007882A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 液滴吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005187999A JP2007007882A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 液滴吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007007882A true JP2007007882A (ja) 2007-01-18

Family

ID=37746990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005187999A Pending JP2007007882A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 液滴吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007007882A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261260A (ja) * 2006-03-02 2007-10-11 Toray Ind Inc 反射板用白色積層ポリエステルフィルム
JP2009137044A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Brother Ind Ltd テストパターン形成方法、プリンタ、及びテストパターン形成プログラム
JP2020195936A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 トヨタ自動車東日本株式会社 インクジェットノズルヘッド及び塗布装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261260A (ja) * 2006-03-02 2007-10-11 Toray Ind Inc 反射板用白色積層ポリエステルフィルム
JP2009137044A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Brother Ind Ltd テストパターン形成方法、プリンタ、及びテストパターン形成プログラム
US8807690B2 (en) 2007-12-04 2014-08-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Test-pattern forming method, computer readable medium for forming a test-pattern, and printer
JP2020195936A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 トヨタ自動車東日本株式会社 インクジェットノズルヘッド及び塗布装置
JP7240957B2 (ja) 2019-05-31 2023-03-16 トヨタ自動車東日本株式会社 インクジェットノズルヘッド及び塗布装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4396559B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4765528B2 (ja) 液滴吐出ヘッドのアライメント調整方法及び液滴吐出装置
JP3838251B2 (ja) インクジェット記録装置及び吐出不良検出方法
JP4872337B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4882551B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2007136726A (ja) インクジェット記録装置
JP2009154408A (ja) 記録装置
JP6266460B2 (ja) インクジェットヘッドとインクジェット記録装置
US8733891B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP4696971B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2007112067A (ja) 液滴吐出装置
JP2006256265A (ja) 液滴吐出装置
JP2007007882A (ja) 液滴吐出装置
JP6251697B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
US20050083380A1 (en) Droplet ejecting apparatus
JP2018027708A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2005225193A (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法、液体吐出装置、インクジェットプリンタ、プログラム、および液体吐出システム
JP5818136B2 (ja) 液滴吐出ヘッドアレイ及びこれを備えた画像形成装置
JP5593281B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010046886A (ja) 印刷装置
JP2010105408A (ja) 液体吐出検査装置および液体吐出検査方法
JP2021014340A (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP2008132653A (ja) 液滴吐出ヘッド、及び画像形成装置
JP2014195924A (ja) インクジェットヘッドアレイ及びインクジェット画像形成装置
JP2008273080A (ja) 印刷装置