JP2002370373A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2002370373A JP2002370373A JP2001182795A JP2001182795A JP2002370373A JP 2002370373 A JP2002370373 A JP 2002370373A JP 2001182795 A JP2001182795 A JP 2001182795A JP 2001182795 A JP2001182795 A JP 2001182795A JP 2002370373 A JP2002370373 A JP 2002370373A
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- Japan
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- carriage
- head cartridge
- cartridge
- head
- set lever
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Abstract
(57)【要約】
【目的】装置の大型化を招くことなく、部品点数を増や
すこともなく、交換可能なヘッドカートリッジを用いる
際に記録ヘッドを装着したままでもインクタンクを容易
にかつ迅速に着脱することができるキャリッジ構成を有
するインクジェット記録装置を提供する。 【構成】キャリッジ20に弾性変位可能なカートリッジ
固定部材21を設け、キャリッジに軸支されたセットレ
バー35を回動させることにより、カートリッジ固定部
材を押し退けながらヘッドカートリッジ100をキャリ
ッジ20へ引き込んでいくことで位置決め固定する。
すこともなく、交換可能なヘッドカートリッジを用いる
際に記録ヘッドを装着したままでもインクタンクを容易
にかつ迅速に着脱することができるキャリッジ構成を有
するインクジェット記録装置を提供する。 【構成】キャリッジ20に弾性変位可能なカートリッジ
固定部材21を設け、キャリッジに軸支されたセットレ
バー35を回動させることにより、カートリッジ固定部
材を押し退けながらヘッドカートリッジ100をキャリ
ッジ20へ引き込んでいくことで位置決め固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに交換
可能に装着されるヘッドカートリッジのインク吐出部か
ら記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
可能に装着されるヘッドカートリッジのインク吐出部か
ら記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置としては、
画像情報(記録情報)に基づいて、紙、布、プラスチッ
クシート、OHP用シート等の記録媒体(被記録材、記
録紙とも呼ぶ)に向けてインクを吐出することで記録を
実行するインクジェット記録装置が普及している。ま
た、これら記録媒体の材質に対する要求も様々なものが
あり、近年では、これらの要求に対する開発が進み、通
常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や樹脂薄
板(OHPシート等)などの他に、布、皮革、不織布、
更には金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用さ
れるようになっている。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置としては、
画像情報(記録情報)に基づいて、紙、布、プラスチッ
クシート、OHP用シート等の記録媒体(被記録材、記
録紙とも呼ぶ)に向けてインクを吐出することで記録を
実行するインクジェット記録装置が普及している。ま
た、これら記録媒体の材質に対する要求も様々なものが
あり、近年では、これらの要求に対する開発が進み、通
常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や樹脂薄
板(OHPシート等)などの他に、布、皮革、不織布、
更には金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用さ
れるようになっている。
【0003】記録手段としての記録ヘッド(インクジェ
ット記録ヘッド)から記録媒体(被記録材)へインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置は、低騒
音、低ランニングコストで、装置の小型化が容易であ
り、カラー化も容易であるなどの観点から、プリンタ、
複写機、ファクシミリ等へ広く応用されている。インク
ジェット記録装置の記録手段(記録ヘッド)の前面には
インク滴を吐出するための吐出口(通常複数個)が形成
されており、この吐出口の大きさは数十μ程度である
が、最近では高画質化とともに吐出口の大きさは益々小
さくなりつつある。そして、ホスト機から送られてくる
記録データをもとに記録装置内で処理された吐出信号に
基づいて、前記吐出口からインク滴が吐出され、記録媒
体上に画像(文字や記号も含む)が記録される。
ット記録ヘッド)から記録媒体(被記録材)へインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置は、低騒
音、低ランニングコストで、装置の小型化が容易であ
り、カラー化も容易であるなどの観点から、プリンタ、
複写機、ファクシミリ等へ広く応用されている。インク
ジェット記録装置の記録手段(記録ヘッド)の前面には
インク滴を吐出するための吐出口(通常複数個)が形成
されており、この吐出口の大きさは数十μ程度である
が、最近では高画質化とともに吐出口の大きさは益々小
さくなりつつある。そして、ホスト機から送られてくる
記録データをもとに記録装置内で処理された吐出信号に
基づいて、前記吐出口からインク滴が吐出され、記録媒
体上に画像(文字や記号も含む)が記録される。
【0004】一方、記録動作の方式には、シリアル方式
とライン方式があり、シリアル方式においては、一般
に、記録紙に対して移動するキャリッジに記録ヘッドを
搭載し、記録ヘッドを記録情報に基づいて駆動するとと
もに該記録ヘッドて主走査しながら1ライン分を記録
し、次いで記録紙を所定ピッチだけ紙送り(副走査)し
て次の1ラインを記録し、以後これらの動作を繰り返し
て記録紙全体に対する記録を行うという記録動作が行わ
れる。本発明は、このようなキャリッジに搭載された記
録ヘッドから記録媒体へインクを吐出して記録を行うシ
リアル方式のインクジェット記録装置を対象とするもの
であり、さらに詳しくは、記録ヘッドにインクタンクを
装着して構成されるヘッドカートリッジ、もしくは記録
ヘッドとインクタンクとを一体化した構造のヘッドカー
トリッジをキャリッジ上に交換可能に装着する構成のイ
ンクジェット記録装置に係るものである。
とライン方式があり、シリアル方式においては、一般
に、記録紙に対して移動するキャリッジに記録ヘッドを
搭載し、記録ヘッドを記録情報に基づいて駆動するとと
もに該記録ヘッドて主走査しながら1ライン分を記録
し、次いで記録紙を所定ピッチだけ紙送り(副走査)し
て次の1ラインを記録し、以後これらの動作を繰り返し
て記録紙全体に対する記録を行うという記録動作が行わ
れる。本発明は、このようなキャリッジに搭載された記
録ヘッドから記録媒体へインクを吐出して記録を行うシ
リアル方式のインクジェット記録装置を対象とするもの
であり、さらに詳しくは、記録ヘッドにインクタンクを
装着して構成されるヘッドカートリッジ、もしくは記録
ヘッドとインクタンクとを一体化した構造のヘッドカー
トリッジをキャリッジ上に交換可能に装着する構成のイ
ンクジェット記録装置に係るものである。
【0005】すなわち、シリアル方式のインクジェット
記録装置においては、記録ヘッドを主走査方向に走査す
るため、該記録ヘッドをキャリッジに固定して記録を行
うが、その場合、該記録ヘッドを含むヘッドカートリッ
ジはメンテナンス性及び耐久性を考慮してユーザーがで
きるようにキャリッジに対して着脱可能(交換可能)に
搭載される場合が多い。そして、この種のキャリッジに
搭載される記録手段として、記録ヘッドとインクタンク
とから成る交換可能なヘッドカートリッジを使用するこ
とが広く行われている。このヘッドカートリッジの構成
として、記録ヘッドとインクタンクを一体化したもの
や、記録ヘッドに対してインクタンクを着脱可能に装着
したものなどが使用されている。
記録装置においては、記録ヘッドを主走査方向に走査す
るため、該記録ヘッドをキャリッジに固定して記録を行
うが、その場合、該記録ヘッドを含むヘッドカートリッ
ジはメンテナンス性及び耐久性を考慮してユーザーがで
きるようにキャリッジに対して着脱可能(交換可能)に
搭載される場合が多い。そして、この種のキャリッジに
搭載される記録手段として、記録ヘッドとインクタンク
とから成る交換可能なヘッドカートリッジを使用するこ
とが広く行われている。このヘッドカートリッジの構成
として、記録ヘッドとインクタンクを一体化したもの
や、記録ヘッドに対してインクタンクを着脱可能に装着
したものなどが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ッジ上に交換可能に装着されるヘッドカートリッジを用
いるインクジェット記録装置においては、該ヘッドカー
トリッジをキャリッジ上に位置決め固定するためのセッ
トレバーがヘッドカートリッジの上方、すなわちヘッド
カートリッジの着脱方向に配設されているため、ヘッド
カートリッジ(又はそのインクタンク)を着脱しようと
するときにセットレバーが邪魔になり、一旦キャリッジ
又はインクタンクから記録ヘッドを分離しなければイン
クタンクもしくはヘッドカートリッジをキャリッジから
取り外すことができないという不都合が生じてしまう。
記録ヘッドを外すことはユーザーにとっては面倒であ
り、また、一度記録ヘッドが外された場合には、記録ヘ
ッドが交換されたと認識してされるため、記録ヘッドに
対する余分なメンテナンスシーケンス(予備吐出などの
初期回復操作)が必要となり、そのための余分な時間も
必要になってしまう。このような不都合を回避するため
にヘッドカートリッジ又はインクタンクの着脱に邪魔に
ならないようにセットレバーを配置する従来の構成で
は、該セットレバーをキャリッジの主走査方向または装
置上面方向に退避させた位置に配設する必要があり、記
録装置が大型化してしまうという不都合が生じる。
ッジ上に交換可能に装着されるヘッドカートリッジを用
いるインクジェット記録装置においては、該ヘッドカー
トリッジをキャリッジ上に位置決め固定するためのセッ
トレバーがヘッドカートリッジの上方、すなわちヘッド
カートリッジの着脱方向に配設されているため、ヘッド
カートリッジ(又はそのインクタンク)を着脱しようと
するときにセットレバーが邪魔になり、一旦キャリッジ
又はインクタンクから記録ヘッドを分離しなければイン
クタンクもしくはヘッドカートリッジをキャリッジから
取り外すことができないという不都合が生じてしまう。
記録ヘッドを外すことはユーザーにとっては面倒であ
り、また、一度記録ヘッドが外された場合には、記録ヘ
ッドが交換されたと認識してされるため、記録ヘッドに
対する余分なメンテナンスシーケンス(予備吐出などの
初期回復操作)が必要となり、そのための余分な時間も
必要になってしまう。このような不都合を回避するため
にヘッドカートリッジ又はインクタンクの着脱に邪魔に
ならないようにセットレバーを配置する従来の構成で
は、該セットレバーをキャリッジの主走査方向または装
置上面方向に退避させた位置に配設する必要があり、記
録装置が大型化してしまうという不都合が生じる。
【0007】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、装置の大型化を招
くことなく、部品点数を増やすこともなく、着脱可能な
ヘッドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着した
ままでもインクタンクを容易にかつ迅速に交換すること
ができるキャリッジ構成を有するインクジェット記録装
置を提供することである。
されたものであり、本発明の目的は、装置の大型化を招
くことなく、部品点数を増やすこともなく、着脱可能な
ヘッドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着した
ままでもインクタンクを容易にかつ迅速に交換すること
ができるキャリッジ構成を有するインクジェット記録装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、キャリッジに交換可能に装着
されたヘッドカートリッジから記録媒体へインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、前記
ヘッドカートリッジを前記キャリッジに固定するために
該キャリッジに設けられたカートリッジ固定部材と、前
記ヘッドカートリッジの側面に設けられた突起部に係合
するカムを有し、前記キャリッジに回動可能に軸支され
たセットレバーと、を備え、前記セットレバーを回動さ
せることにより、前記カムで前記ヘッドカートリッジを
前記キャリッジへ引き込むとともに、前記カートリッジ
固定部材により該ヘッドカートリッジを該キャリッジに
位置決め固定することを特徴とする。
上記目的を達成するため、キャリッジに交換可能に装着
されたヘッドカートリッジから記録媒体へインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、前記
ヘッドカートリッジを前記キャリッジに固定するために
該キャリッジに設けられたカートリッジ固定部材と、前
記ヘッドカートリッジの側面に設けられた突起部に係合
するカムを有し、前記キャリッジに回動可能に軸支され
たセットレバーと、を備え、前記セットレバーを回動さ
せることにより、前記カムで前記ヘッドカートリッジを
前記キャリッジへ引き込むとともに、前記カートリッジ
固定部材により該ヘッドカートリッジを該キャリッジに
位置決め固定することを特徴とする。
【0009】請求項2〜6の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記セットレバーを戻し方向に回動させる
ことにより、前記カートリッジ固定部材で位置決め固定
されているヘッドカートリッジを押し出す構成、前記セ
ットレバーは前記ヘッドカートリッジのキャリッジ側の
面に当接可能な当接部を有し、前記セットレバーを戻し
方向へ回動させることにより、前記キャリッジに位置決
め固定されているヘッドカートリッジを該当接部で押し
出す構成、前記セットレバーは前記カートリッジ固定部
材を弾性変位させて退避させるためのカム面を有する構
成、前記セットレバーを回動させるとき、前記ヘッドカ
ートリッジを前記カムと前記当接部とで所定の姿勢に保
ちながら前記キャリッジへ引き込む構成、前記カートリ
ッジ固定部材は板バネである構成とすることにより、一
層効率よく、装置の大型化を招くことなく、部品点数を
増やすこともなく、着脱可能なヘッドカートリッジを用
いる際に記録ヘッドを装着したままでもインクタンクを
容易にかつ迅速に交換することができるキャリッジ構成
を有するインクジェット記録装置を提供するものであ
る。
成に加えて、前記セットレバーを戻し方向に回動させる
ことにより、前記カートリッジ固定部材で位置決め固定
されているヘッドカートリッジを押し出す構成、前記セ
ットレバーは前記ヘッドカートリッジのキャリッジ側の
面に当接可能な当接部を有し、前記セットレバーを戻し
方向へ回動させることにより、前記キャリッジに位置決
め固定されているヘッドカートリッジを該当接部で押し
出す構成、前記セットレバーは前記カートリッジ固定部
材を弾性変位させて退避させるためのカム面を有する構
成、前記セットレバーを回動させるとき、前記ヘッドカ
ートリッジを前記カムと前記当接部とで所定の姿勢に保
ちながら前記キャリッジへ引き込む構成、前記カートリ
ッジ固定部材は板バネである構成とすることにより、一
層効率よく、装置の大型化を招くことなく、部品点数を
増やすこともなく、着脱可能なヘッドカートリッジを用
いる際に記録ヘッドを装着したままでもインクタンクを
容易にかつ迅速に交換することができるキャリッジ構成
を有するインクジェット記録装置を提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一もしくは対応部分を示すものである。図1
は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例
の要部構成を示す模式的斜視図である。図1において、
100は記録手段としてのヘッドカートリッジであり、
該ヘッドカートリッジ100は記録ヘッド(インク吐出
部)170にインクタンク180、190を着脱可能に
装着した構造を有している。
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一もしくは対応部分を示すものである。図1
は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例
の要部構成を示す模式的斜視図である。図1において、
100は記録手段としてのヘッドカートリッジであり、
該ヘッドカートリッジ100は記録ヘッド(インク吐出
部)170にインクタンク180、190を着脱可能に
装着した構造を有している。
【0011】図1において、20は記録手段としてのヘ
ッドカートリッジ100を搭載して主走査方向に往復移
動するキャリッジであり、30はヘッドカートリッジ1
00をキャリッジ20上のセット位置へ案内するととも
に前記キャリッジ20及び前記ヘッドカートリッジ10
0の基板(キャリッジ基板40及びヘッド基板110)
を目隠し(露出防止)をするためのキャリッジカバーで
あり、35はヘッドカートリッジ100の脱着を操作す
るためのセットレバーであり、50はキャリッジ20の
移動を案内支持するためのガイドシャフトであり、60
はキャリッジ20の駆動源としてのキャリッジモータで
あり、70はキャリッジモータ60の駆動力をキャリッ
ジ20に伝達するための伝動手段としてのタイミングベ
ルトである。
ッドカートリッジ100を搭載して主走査方向に往復移
動するキャリッジであり、30はヘッドカートリッジ1
00をキャリッジ20上のセット位置へ案内するととも
に前記キャリッジ20及び前記ヘッドカートリッジ10
0の基板(キャリッジ基板40及びヘッド基板110)
を目隠し(露出防止)をするためのキャリッジカバーで
あり、35はヘッドカートリッジ100の脱着を操作す
るためのセットレバーであり、50はキャリッジ20の
移動を案内支持するためのガイドシャフトであり、60
はキャリッジ20の駆動源としてのキャリッジモータで
あり、70はキャリッジモータ60の駆動力をキャリッ
ジ20に伝達するための伝動手段としてのタイミングベ
ルトである。
【0012】また、本実施例では、前記キャリッジモー
タ60としてDCモータを使用しており、そのため、キ
ャリッジ20に取り付けられるキャリッジ基板40に、
該キャリッジの位置検出のためのリニアエンコーダ45
が設けられている(図6参照)。図1において、55は
このリニアエンコーダ45のスケール部となるリニアス
ケールでであり、該リニアスケール55は装置本体のシ
ャーシ80に取り付けられている。前記シャーシ80に
はガイドレール81が一体で形成されている。そして、
前記キャリッジ20の上面に取り付けられた紙間調整レ
バー90が前記ガイドレール81と当接した状態で摺動
(スライド)するように構成されている。
タ60としてDCモータを使用しており、そのため、キ
ャリッジ20に取り付けられるキャリッジ基板40に、
該キャリッジの位置検出のためのリニアエンコーダ45
が設けられている(図6参照)。図1において、55は
このリニアエンコーダ45のスケール部となるリニアス
ケールでであり、該リニアスケール55は装置本体のシ
ャーシ80に取り付けられている。前記シャーシ80に
はガイドレール81が一体で形成されている。そして、
前記キャリッジ20の上面に取り付けられた紙間調整レ
バー90が前記ガイドレール81と当接した状態で摺動
(スライド)するように構成されている。
【0013】本実施例に係る記録装置はシリアル方式
(シリアルタイプ)のインクジェット記録装置であり、
記録手段としてのヘッドカートリッジ100を記録情報
に基づいて駆動するとともに、これに同期してキャリッ
ジ20の移動で主走査しながら、記録媒体としての記録
紙に記録していく。1回の主走査で1ラインの記録を行
うと、記録紙を所定ピッチだけ紙送り(副走査)し、次
の1ライン分の記録を行う。以下、前記の記録動作と紙
送り動作を順次繰り返すことにより、記録紙全体の記録
が行われる。本実施例における記録手段としてのヘッド
カートリッジ100は、記録ヘッド(インク吐出部)1
70にインクタンク180、190を着脱可能に装着し
た構造を有し、全体として前記キャリッジ20に交換可
能(着脱可能)に装着されている。以下、本実施例のヘ
ッドカートリッジ100及びキャリッジ20の構成につ
いて、詳細に説明する。
(シリアルタイプ)のインクジェット記録装置であり、
記録手段としてのヘッドカートリッジ100を記録情報
に基づいて駆動するとともに、これに同期してキャリッ
ジ20の移動で主走査しながら、記録媒体としての記録
紙に記録していく。1回の主走査で1ラインの記録を行
うと、記録紙を所定ピッチだけ紙送り(副走査)し、次
の1ライン分の記録を行う。以下、前記の記録動作と紙
送り動作を順次繰り返すことにより、記録紙全体の記録
が行われる。本実施例における記録手段としてのヘッド
カートリッジ100は、記録ヘッド(インク吐出部)1
70にインクタンク180、190を着脱可能に装着し
た構造を有し、全体として前記キャリッジ20に交換可
能(着脱可能)に装着されている。以下、本実施例のヘ
ッドカートリッジ100及びキャリッジ20の構成につ
いて、詳細に説明する。
【0014】図2は図1中のヘッドカートリッジ100
を外側(背面側、表面側)から見た模式的斜視図であ
り、図3は図2のヘッドカートリッジ100を内側(裏
面側)から見た模式的斜視図である。図2及び図3にお
いて、180はカラーのインクタンクであり、このイン
クタンク180では、Y(イエロー)、M(マゼンダ)
及びC(シアン)の3色のインクが同一筐体内に仕切っ
て貯留されている。190はブラックインクのインクタ
ンクである。カラーインクタンク180及びブラックイ
ンクタンク190は共に別々に交換可能であり、インク
が無くなった場合には、ヘッドカートリッジ100を記
録装置本体から取り外さずに、カラーインクタンク18
0もしくはブラックインクタンク190だけを、個々に
あるいは両方共、自由に交換することができる。
を外側(背面側、表面側)から見た模式的斜視図であ
り、図3は図2のヘッドカートリッジ100を内側(裏
面側)から見た模式的斜視図である。図2及び図3にお
いて、180はカラーのインクタンクであり、このイン
クタンク180では、Y(イエロー)、M(マゼンダ)
及びC(シアン)の3色のインクが同一筐体内に仕切っ
て貯留されている。190はブラックインクのインクタ
ンクである。カラーインクタンク180及びブラックイ
ンクタンク190は共に別々に交換可能であり、インク
が無くなった場合には、ヘッドカートリッジ100を記
録装置本体から取り外さずに、カラーインクタンク18
0もしくはブラックインクタンク190だけを、個々に
あるいは両方共、自由に交換することができる。
【0015】ヘッドカートリッジ100の上部の両側に
は、該ヘッドカートリッジをキャリッジ20にセットす
るために後述のヘッドセットレバー35の第2のカム
(カム面)35C(図8)と係合するための突起部(ボ
ス)101が設けられている。両側の突起部101は左
右対称形状で設けられている。また、102はヘッドカ
ートリッジ100の下部の両側には、該ヘッドカートリ
ッジをキャリッジ20にセットする際に後述のキャリッ
ジカバー30の両側に形成された案内部としての溝部3
0Aとスライド係合するための長丸ボス102が形成さ
れている。両側の長丸ボス102は左右対称形状で形成
されている。103はヘッドカートリッジ100をX方
向(左右方向、主走査方向)にキャリッジ20に位置決
めするための突き当て面であり、この突き当て面103
は片側にのみ設けられている。
は、該ヘッドカートリッジをキャリッジ20にセットす
るために後述のヘッドセットレバー35の第2のカム
(カム面)35C(図8)と係合するための突起部(ボ
ス)101が設けられている。両側の突起部101は左
右対称形状で設けられている。また、102はヘッドカ
ートリッジ100の下部の両側には、該ヘッドカートリ
ッジをキャリッジ20にセットする際に後述のキャリッ
ジカバー30の両側に形成された案内部としての溝部3
0Aとスライド係合するための長丸ボス102が形成さ
れている。両側の長丸ボス102は左右対称形状で形成
されている。103はヘッドカートリッジ100をX方
向(左右方向、主走査方向)にキャリッジ20に位置決
めするための突き当て面であり、この突き当て面103
は片側にのみ設けられている。
【0016】さらに、ヘッドカートリッジ100の下部
の両側には、キャリッジ20(その面20F)と当接し
てY(+)方向(前後方向、副走査方向)の位置決めを
行うための突き当て面104と、キャリッジ20(その
面20E)と当接してZ方向(上下方向)の位置決めを
行うための突き当て面105と、が設けられている。ま
た、ヘッドカートリッジ100の上部には、後述のカー
トリッジ固定部材としての板バネ21により掛止される
ためのリブ112が形成されている。このリブ112
は、キャリッジ20に取り付けられた上記板バネ21が
掛止係合することで、ヘッドカートリッジ100を所定
位置に保持(固定)するためのものである。
の両側には、キャリッジ20(その面20F)と当接し
てY(+)方向(前後方向、副走査方向)の位置決めを
行うための突き当て面104と、キャリッジ20(その
面20E)と当接してZ方向(上下方向)の位置決めを
行うための突き当て面105と、が設けられている。ま
た、ヘッドカートリッジ100の上部には、後述のカー
トリッジ固定部材としての板バネ21により掛止される
ためのリブ112が形成されている。このリブ112
は、キャリッジ20に取り付けられた上記板バネ21が
掛止係合することで、ヘッドカートリッジ100を所定
位置に保持(固定)するためのものである。
【0017】図2及び図3において、ヘッドカートリッ
ジ100の裏面の上部の左右2箇所には、キャリッジ2
0(その面20D)と当接してY(−)方向(前後方
向、副走査方向)の位置決めを行うための突き当て面1
06が設けられている。また、ヘッドカートリッジ10
0の裏面には電気的接続のためのヘッド基板110が設
けられている。このヘッド基板110は、レジストされ
ていない導体露出部(以下コンタクト面と呼ぶ)111
を有している。なお、このコンタクト面111には例え
ば40個のコンタクトが配列されている。
ジ100の裏面の上部の左右2箇所には、キャリッジ2
0(その面20D)と当接してY(−)方向(前後方
向、副走査方向)の位置決めを行うための突き当て面1
06が設けられている。また、ヘッドカートリッジ10
0の裏面には電気的接続のためのヘッド基板110が設
けられている。このヘッド基板110は、レジストされ
ていない導体露出部(以下コンタクト面と呼ぶ)111
を有している。なお、このコンタクト面111には例え
ば40個のコンタクトが配列されている。
【0018】前記ヘッドカートリッジ100の記録ヘッ
ド170に対しては、前記インクタンク180、190
内に貯留されたインクが供給される。前記ヘッドカート
リッジ100は、記録信号に応じてエネルギーを印加す
ることにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出
して記録するインクジェットカートリッジである。ま
た、このヘッドカートリッジ100は、熱エネルギーを
利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であ
って、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
えたものである。さらに、前記ヘッドカートリッジ10
0の記録ヘッド170は、前記電気熱変換体によって印
加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の
成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口
よりインクを吐出させ、記録を行うものである。前記電
気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、
記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を
印加することによって対応する吐出口からインクを吐出
するものである。
ド170に対しては、前記インクタンク180、190
内に貯留されたインクが供給される。前記ヘッドカート
リッジ100は、記録信号に応じてエネルギーを印加す
ることにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出
して記録するインクジェットカートリッジである。ま
た、このヘッドカートリッジ100は、熱エネルギーを
利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であ
って、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
えたものである。さらに、前記ヘッドカートリッジ10
0の記録ヘッド170は、前記電気熱変換体によって印
加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の
成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口
よりインクを吐出させ、記録を行うものである。前記電
気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、
記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を
印加することによって対応する吐出口からインクを吐出
するものである。
【0019】図4は、記録手段としてのヘッドカートリ
ッジ100の記録ヘッド170のインク吐出部(一つの
吐出口列)の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
4において、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例え
ば、約0.3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出
口面181には、所定のピッチで複数の吐出口182が
形成され、共通液室183と各吐出口182とを連通す
る各液路184の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギ
ーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)1
85が配設されている。ヘッドカートリッジ100は、
前記吐出口182が主走査移動方向(キャリッジ20に
搭載される本実施例では該キャリッジ20の移動方向、
矢印X方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係でキ
ャリッジ20に位置決め固定されている。こうして、画
像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体
85を駆動(パルス電圧を印加)して、液路84内のイ
ンクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出
口82からインクを吐出させる記録ヘッド100が構成
されている。
ッジ100の記録ヘッド170のインク吐出部(一つの
吐出口列)の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
4において、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例え
ば、約0.3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出
口面181には、所定のピッチで複数の吐出口182が
形成され、共通液室183と各吐出口182とを連通す
る各液路184の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギ
ーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)1
85が配設されている。ヘッドカートリッジ100は、
前記吐出口182が主走査移動方向(キャリッジ20に
搭載される本実施例では該キャリッジ20の移動方向、
矢印X方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係でキ
ャリッジ20に位置決め固定されている。こうして、画
像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体
85を駆動(パルス電圧を印加)して、液路84内のイ
ンクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出
口82からインクを吐出させる記録ヘッド100が構成
されている。
【0020】図5は、キャリッジ20に取り付けられる
キャリッジ基板40を、該キャリッジに搭載された記録
ヘッド100側(記録ヘッド取り付け面側)から見た模
式的斜視図であり、図6は、図5のキャリッジ基板40
を記録ヘッド100と反対側(記録ヘッド取り付け面と
反対側)から見た模式的斜視図である。図5及び図6に
おいて、キャリッジ基板40は、キャリッジ20のヘッ
ド取り付け面側すなわち記録ヘッド100と隣接する内
壁面に取り付けられ、該キャリッジ基板40のヘッド取
り付け面側に圧接コネクタ41が取り付けられている。
キャリッジ基板40を、該キャリッジに搭載された記録
ヘッド100側(記録ヘッド取り付け面側)から見た模
式的斜視図であり、図6は、図5のキャリッジ基板40
を記録ヘッド100と反対側(記録ヘッド取り付け面と
反対側)から見た模式的斜視図である。図5及び図6に
おいて、キャリッジ基板40は、キャリッジ20のヘッ
ド取り付け面側すなわち記録ヘッド100と隣接する内
壁面に取り付けられ、該キャリッジ基板40のヘッド取
り付け面側に圧接コネクタ41が取り付けられている。
【0021】前記圧接コネクタ41には金属で形成され
た圧接ピン42が内部を貫通する状態で設けられ、各圧
接ピン42はヘッド取り付け面(ヘッドカートリッジ1
00のヘッド基板110のコンタクト面111と圧接さ
れる面)と反対側でキャリッジ基板40に半田付けされ
ている。各圧接ピン42の圧接面42Aは前記ヘッド基
板110のコンタクト面111に圧接され、記録装置本
体側と記録ヘッドとの電気的結合が可能な接続状態を実
現している。
た圧接ピン42が内部を貫通する状態で設けられ、各圧
接ピン42はヘッド取り付け面(ヘッドカートリッジ1
00のヘッド基板110のコンタクト面111と圧接さ
れる面)と反対側でキャリッジ基板40に半田付けされ
ている。各圧接ピン42の圧接面42Aは前記ヘッド基
板110のコンタクト面111に圧接され、記録装置本
体側と記録ヘッドとの電気的結合が可能な接続状態を実
現している。
【0022】さらに、圧接コネクタ41にはキャリッジ
基板40に対する位置決めのためのボス41B及びキャ
リッジ20との位置決めのための位置決め穴41Cが設
けられている。前記ボス41Bの頂面41D及び前記位
置決め穴41Cの端面41Eは、記録ヘッド100に圧
接される圧接ピン42の反力をキャリッジ20で受ける
ための面(圧接力支持面)である。例えば、本実施例の
圧接ピン42のピン数は40ピンであり、ヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20にセットした際、1ピン
当たり最大で約100gの荷重(押圧力)が加わり、合
計で約4kgの押圧荷重が圧接コネクタ41の前記ボス
41Bの頂面41D及び前記位置決め穴41Cの端面4
1Eに作用することになる。
基板40に対する位置決めのためのボス41B及びキャ
リッジ20との位置決めのための位置決め穴41Cが設
けられている。前記ボス41Bの頂面41D及び前記位
置決め穴41Cの端面41Eは、記録ヘッド100に圧
接される圧接ピン42の反力をキャリッジ20で受ける
ための面(圧接力支持面)である。例えば、本実施例の
圧接ピン42のピン数は40ピンであり、ヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20にセットした際、1ピン
当たり最大で約100gの荷重(押圧力)が加わり、合
計で約4kgの押圧荷重が圧接コネクタ41の前記ボス
41Bの頂面41D及び前記位置決め穴41Cの端面4
1Eに作用することになる。
【0023】また、キャリッジ基板40には、図5に示
すように、FFC44が挿入結合されるFFCコネクタ
43が形成されている。さらに、図6に示すように、キ
ャリッジ基板40のヘッドカートリッジ100と反対側
の面(ヘッド取り付け面と反対側から見た面)には、図
1中のリニアスケール55と協働してキャリッジ20の
位置を検出するためのリニアエンコーダ45が半田付け
等で取り付けられている。
すように、FFC44が挿入結合されるFFCコネクタ
43が形成されている。さらに、図6に示すように、キ
ャリッジ基板40のヘッドカートリッジ100と反対側
の面(ヘッド取り付け面と反対側から見た面)には、図
1中のリニアスケール55と協働してキャリッジ20の
位置を検出するためのリニアエンコーダ45が半田付け
等で取り付けられている。
【0024】図7はキャリッジ20の詳細を示す模式的
斜視図である。図7において、キャリッジ20の上面に
は、ヘッドカートリッジ100の上部のリブ112に掛
止して該ヘッドカートリッジを固定するためのカートリ
ッジ固定部材(板バネ)21が取り付けられている。こ
の板バネ21は、ヘッド固定部材を構成するものであ
る。すなわち、セットレバー35の操作によってカート
リッジ固定部材としての該板バネ21を退避方向へ弾性
変形させ、ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20
に引き込んだ後、該板バネ21を解放してヘッドカート
リッジ100のリブ112に掛止することにより、ヘッ
ドカートリッジ100をキャリッジ20に固定するよう
に構成されている。
斜視図である。図7において、キャリッジ20の上面に
は、ヘッドカートリッジ100の上部のリブ112に掛
止して該ヘッドカートリッジを固定するためのカートリ
ッジ固定部材(板バネ)21が取り付けられている。こ
の板バネ21は、ヘッド固定部材を構成するものであ
る。すなわち、セットレバー35の操作によってカート
リッジ固定部材としての該板バネ21を退避方向へ弾性
変形させ、ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20
に引き込んだ後、該板バネ21を解放してヘッドカート
リッジ100のリブ112に掛止することにより、ヘッ
ドカートリッジ100をキャリッジ20に固定するよう
に構成されている。
【0025】キャリッジ20の上端面のボス部20Cは
紙間調整レバー90を回動可能に軸支するためのボス部
であり、このボス部20Cに紙間調整レバー90が回動
可能に軸支されている。図7に示すように、紙間調整レ
バー90は矢印V方向に回転可能であり、紙間調整レバ
ー90をV1 の位置に回転させると該紙間調整レバーの
面90Aがシャーシ80のガイドレール部81と摺動す
るようになり、逆にV 2 方向に回転させると該紙間調整
レバーの面90Bがガイドレール部81の面を摺動する
ようになる。前記面90Aと前記面90Bとでは前記ボ
ス部20Cの中心からの距離が異なるので、紙間調整レ
バー90を回転させることによりガイドシャフト50を
中心にキャリッジ20が回転し、その結果として、キャ
リッジ20に搭載されたヘッドカートリッジ100(そ
の記録ヘッド170)の吐出口面181と記録紙の表面
との間隔(紙間距離)を変化させることができる。
紙間調整レバー90を回動可能に軸支するためのボス部
であり、このボス部20Cに紙間調整レバー90が回動
可能に軸支されている。図7に示すように、紙間調整レ
バー90は矢印V方向に回転可能であり、紙間調整レバ
ー90をV1 の位置に回転させると該紙間調整レバーの
面90Aがシャーシ80のガイドレール部81と摺動す
るようになり、逆にV 2 方向に回転させると該紙間調整
レバーの面90Bがガイドレール部81の面を摺動する
ようになる。前記面90Aと前記面90Bとでは前記ボ
ス部20Cの中心からの距離が異なるので、紙間調整レ
バー90を回転させることによりガイドシャフト50を
中心にキャリッジ20が回転し、その結果として、キャ
リッジ20に搭載されたヘッドカートリッジ100(そ
の記録ヘッド170)の吐出口面181と記録紙の表面
との間隔(紙間距離)を変化させることができる。
【0026】キャリッジ20に形成された面20Dはヘ
ッドカートリッジ100の上部に設けられたY(−)方
向(前後方向)の位置決め面(突き当て面)106と圧
接する面であり、キャリッジ20に形成された面20E
はヘッドカートリッジ100の下部に設けられたZ方向
(上下方向)の位置決め面(突き当て面)105と圧接
する面であり、キャリッジ20に形成された面20Fは
ヘッドカートリッジ100のY(+)方向(前後方向)
の位置決め面(突き当て面)104と圧接する面であ
り、キャリッジ20に形成された面20Gはヘッドカー
トリッジ100のX方向(左右方向)の位置決め面(突
き当て面)103と圧接する面である。また、キャリッ
ジ20の左右に形成された穴20Hは、セットレバー3
5の左右のボス部35A(図8)を回動可能に軸支する
ための軸受穴であり、キャリッジ20の左右に形成され
た穴20Iはキャリッジカバー30の左右のボス部30
B(図9)と嵌合して該キャリッジカバー30をキャリ
ッジ20に固定するためのカバー取り付け穴である。
ッドカートリッジ100の上部に設けられたY(−)方
向(前後方向)の位置決め面(突き当て面)106と圧
接する面であり、キャリッジ20に形成された面20E
はヘッドカートリッジ100の下部に設けられたZ方向
(上下方向)の位置決め面(突き当て面)105と圧接
する面であり、キャリッジ20に形成された面20Fは
ヘッドカートリッジ100のY(+)方向(前後方向)
の位置決め面(突き当て面)104と圧接する面であ
り、キャリッジ20に形成された面20Gはヘッドカー
トリッジ100のX方向(左右方向)の位置決め面(突
き当て面)103と圧接する面である。また、キャリッ
ジ20の左右に形成された穴20Hは、セットレバー3
5の左右のボス部35A(図8)を回動可能に軸支する
ための軸受穴であり、キャリッジ20の左右に形成され
た穴20Iはキャリッジカバー30の左右のボス部30
B(図9)と嵌合して該キャリッジカバー30をキャリ
ッジ20に固定するためのカバー取り付け穴である。
【0027】キャリッジ20に形成された左右2箇所の
ボス部20Bは、前記圧接コネクタ41の位置決め穴4
1Cと嵌合するためのボス部であり、キャリッジ20に
対する圧接コネクタ41のX方向(左右方向)及びZ方
向(上下方向)の位置決めを行う。キャリッジ20に形
成された左右2箇所の面20Aは、前記圧接コネクタ
(ヘッドコネクタ)41に形成されたボス41Bの頂面
41D及び位置決め穴41Cの端面41Eを突き当てる
ための面である。前記頂面41Dと前記端面41E及び
前記面20Aとは、圧接ピン(コネクタピン)42のヘ
ッドカートリッジ100との圧接反力によって互いに圧
接され、キャリッジ20に対する圧接コネクタ41のY
方向(前後方向)の位置決めを行う突き当て面を構成す
るものである。
ボス部20Bは、前記圧接コネクタ41の位置決め穴4
1Cと嵌合するためのボス部であり、キャリッジ20に
対する圧接コネクタ41のX方向(左右方向)及びZ方
向(上下方向)の位置決めを行う。キャリッジ20に形
成された左右2箇所の面20Aは、前記圧接コネクタ
(ヘッドコネクタ)41に形成されたボス41Bの頂面
41D及び位置決め穴41Cの端面41Eを突き当てる
ための面である。前記頂面41Dと前記端面41E及び
前記面20Aとは、圧接ピン(コネクタピン)42のヘ
ッドカートリッジ100との圧接反力によって互いに圧
接され、キャリッジ20に対する圧接コネクタ41のY
方向(前後方向)の位置決めを行う突き当て面を構成す
るものである。
【0028】図8はセットレバー35の詳細を示す模式
的斜視図である。図8において、セットレバー35の左
右には、キャリッジ20の左右に形成された軸支穴20
Hと嵌合するボス部35Aが形成されている。従って、
セットレバー35はキャリッジ20の軸支穴20Hを中
心として回動可能に軸支される。また、セットレバー3
5の左右には、カートリッジ固定部材としての板バネ2
1を退避方向へ弾性変形させるための第1のカム(カム
面)35Bと、ヘッドカートリッジ100の左右のボス
部101に摺動係合することで該ヘッドカートリッジを
キャリッジ20へ引き込んでセットするための第2のカ
ム(カム面)35Cが形成されている。上記ボス部35
A、上記第1及び第2のカム35B、35Cは、いずれ
もセットレバー35の両側に形成されている。
的斜視図である。図8において、セットレバー35の左
右には、キャリッジ20の左右に形成された軸支穴20
Hと嵌合するボス部35Aが形成されている。従って、
セットレバー35はキャリッジ20の軸支穴20Hを中
心として回動可能に軸支される。また、セットレバー3
5の左右には、カートリッジ固定部材としての板バネ2
1を退避方向へ弾性変形させるための第1のカム(カム
面)35Bと、ヘッドカートリッジ100の左右のボス
部101に摺動係合することで該ヘッドカートリッジを
キャリッジ20へ引き込んでセットするための第2のカ
ム(カム面)35Cが形成されている。上記ボス部35
A、上記第1及び第2のカム35B、35Cは、いずれ
もセットレバー35の両側に形成されている。
【0029】さらに、セットレバー35の両側の前記第
1のカム(カム面)35Bの端部には、キャリッジ20
に取り付けられた板バネ21の凸部(折り曲げ湾曲部)
が係合可能な凹部35Dが形成されている。また、前記
セットレバー35の両側の先端部の内側には、ヘッドカ
ートリッジ100をキャリッジ20へ装着する時に該ヘ
ッドカートリッジの位置を規制するとともに、該ヘッド
カートリッジ100をキャリッジ20から外す時に該ヘ
ッドカートリッジを押し出すための当接部(ボス部、規
制ボス部)35Eが形成されている。
1のカム(カム面)35Bの端部には、キャリッジ20
に取り付けられた板バネ21の凸部(折り曲げ湾曲部)
が係合可能な凹部35Dが形成されている。また、前記
セットレバー35の両側の先端部の内側には、ヘッドカ
ートリッジ100をキャリッジ20へ装着する時に該ヘ
ッドカートリッジの位置を規制するとともに、該ヘッド
カートリッジ100をキャリッジ20から外す時に該ヘ
ッドカートリッジを押し出すための当接部(ボス部、規
制ボス部)35Eが形成されている。
【0030】図9はキャリッジ20に取り付けられるキ
ャリッジカバー30を外側(背面側、表面側)から見た
模式的斜視図であり、図10は図9のキャリッジカバー
30を内側(裏面側)から見た模式的斜視図である。図
9及び図10を参照してキャリッジカバー30の詳細を
説明する。図9及び図10において、キャリッジカバー
30の内面の両側には、ヘッドカートリッジ100の左
右に形成された長穴ボス102が係合し該長穴ボスをガ
イドするための案内部としての溝部30Aが形成されて
いる。また、キャリッジカバー30の両側には、キャリ
ッジ20の左右に形成されたカバー取り付け穴20Iと
嵌合することで該キャリッジカバーを該キャリッジに固
定するためのボス部30Bが形成されている。さらに、
キャリッジカバー30には、キャリッジ基板40、FF
C44及びヘッド基板110の部位を目隠しするととも
に保護(又は露出防止)するための壁面状の目隠し部3
0Cが一体に形成されている。また、キャリッジカバー
30の片側の下部には、ヘッドカートリッジ装着時に該
ヘッドカートリッジ100をX方向(左右方向)の一方
向へ押し付けるための弾性部30Dが一体成形で形成さ
れている。
ャリッジカバー30を外側(背面側、表面側)から見た
模式的斜視図であり、図10は図9のキャリッジカバー
30を内側(裏面側)から見た模式的斜視図である。図
9及び図10を参照してキャリッジカバー30の詳細を
説明する。図9及び図10において、キャリッジカバー
30の内面の両側には、ヘッドカートリッジ100の左
右に形成された長穴ボス102が係合し該長穴ボスをガ
イドするための案内部としての溝部30Aが形成されて
いる。また、キャリッジカバー30の両側には、キャリ
ッジ20の左右に形成されたカバー取り付け穴20Iと
嵌合することで該キャリッジカバーを該キャリッジに固
定するためのボス部30Bが形成されている。さらに、
キャリッジカバー30には、キャリッジ基板40、FF
C44及びヘッド基板110の部位を目隠しするととも
に保護(又は露出防止)するための壁面状の目隠し部3
0Cが一体に形成されている。また、キャリッジカバー
30の片側の下部には、ヘッドカートリッジ装着時に該
ヘッドカートリッジ100をX方向(左右方向)の一方
向へ押し付けるための弾性部30Dが一体成形で形成さ
れている。
【0031】図11〜図14はヘッドカートリッジ10
0をキャリッジ20にセットする際の各部の動作を順を
追って示す模式的側面図であり、図11はヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20に挿入する直前にセット
レバー35を上方へ退避させたときの状態を示し、図1
2はヘッドカートリッジ100をキャリッジカバー30
の案内部をガイドとして挿入した時の状態を示し、図1
3はセットレバー35を下方へ回動させてヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20のセット位置へ引き込む
ときの状態を示し、図14はヘッドカートリッジ100
がキャリッジ20上のセット位置に位置決め装着された
状態を示す。
0をキャリッジ20にセットする際の各部の動作を順を
追って示す模式的側面図であり、図11はヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20に挿入する直前にセット
レバー35を上方へ退避させたときの状態を示し、図1
2はヘッドカートリッジ100をキャリッジカバー30
の案内部をガイドとして挿入した時の状態を示し、図1
3はセットレバー35を下方へ回動させてヘッドカート
リッジ100をキャリッジ20のセット位置へ引き込む
ときの状態を示し、図14はヘッドカートリッジ100
がキャリッジ20上のセット位置に位置決め装着された
状態を示す。
【0032】以下に、図11〜図14を参照して、前述
のヘッドカートリッジ100を前述のキャリッジ20に
セットする動作について説明する。図11に示すよう
に、ユーザーは先ずセットレバー35を上方向(矢印方
向)に回動させる。そうすると、セットレバー35の第
1のカム35Bによって、キャリッジ20に取り付けら
れたカートリッジ固定部材としての板バネ21が退避方
向(上方)へ弾性変形する。また、セットレバー35
は、第1のカム(カム面)35Bの端部に形成された凹
部35Dが図示のように板バネ21の凸部と係合するた
め、セットレバー35を図11の上昇位置に停止させて
おく(保持する)ことができる。この図11の状態で、
ヘッドカートリッジ100を挿入するが、その際、該ヘ
ッドカートリッジの左右の長穴ボス102をキャリッジ
カバー30の左右の案内部(溝部)30Aでガイドしな
がら、ヘッドカートリッジ100は自重でも落下して図
12に示すような下方位置まで挿入される。
のヘッドカートリッジ100を前述のキャリッジ20に
セットする動作について説明する。図11に示すよう
に、ユーザーは先ずセットレバー35を上方向(矢印方
向)に回動させる。そうすると、セットレバー35の第
1のカム35Bによって、キャリッジ20に取り付けら
れたカートリッジ固定部材としての板バネ21が退避方
向(上方)へ弾性変形する。また、セットレバー35
は、第1のカム(カム面)35Bの端部に形成された凹
部35Dが図示のように板バネ21の凸部と係合するた
め、セットレバー35を図11の上昇位置に停止させて
おく(保持する)ことができる。この図11の状態で、
ヘッドカートリッジ100を挿入するが、その際、該ヘ
ッドカートリッジの左右の長穴ボス102をキャリッジ
カバー30の左右の案内部(溝部)30Aでガイドしな
がら、ヘッドカートリッジ100は自重でも落下して図
12に示すような下方位置まで挿入される。
【0033】このとき、ヘッドカートリッジ100の下
部両側に形成された長丸ボス102がキャリッジカバー
30の両側に形成された案内部30Aの底面30Eに当
接し、該ヘッドカートリッジ100は自重で矢印10−
A方向に回動しようとする動きをする。しかし、このヘ
ッドカートリッジ100の矢印10−A方向の回動は、
セットレバー35の両側の先端部の内側に形成された前
記当接部(ボス部、規制ボス部)30Eによって図示の
ような立ち姿勢の位置に保持(位置規制)されている。
部両側に形成された長丸ボス102がキャリッジカバー
30の両側に形成された案内部30Aの底面30Eに当
接し、該ヘッドカートリッジ100は自重で矢印10−
A方向に回動しようとする動きをする。しかし、このヘ
ッドカートリッジ100の矢印10−A方向の回動は、
セットレバー35の両側の先端部の内側に形成された前
記当接部(ボス部、規制ボス部)30Eによって図示の
ような立ち姿勢の位置に保持(位置規制)されている。
【0034】次いで、図13に示すように、セットレバ
ー35を下に押し下げていくと、該セットレバーの左右
の第2のカム35Cがヘッドカートリッジ100の上部
左右の突起部(ボス)101を引き込むかたちとなり、
ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20方向へ移動
させる。これと同時に、セットレバー35の左右の第1
のカム35Bによって、キャリッジ20の左右に取り付
けられたカートリッジ固定部材としての板バネ21の先
端部がその弾性力によって徐々に下向きに復帰し始め
る。そして、ヘッドカートリッジ100の上端部のリブ
112が該板バネ21の先端部を通過した後に、図14
に示すように、今度は板バネ21がヘッドカートリッジ
のリブ112に圧接して該ヘッドカートリッジを下方向
に押圧することになる。このとき、板バネ21はセット
レバー35の第1のカム35Bから離間していることに
なる。
ー35を下に押し下げていくと、該セットレバーの左右
の第2のカム35Cがヘッドカートリッジ100の上部
左右の突起部(ボス)101を引き込むかたちとなり、
ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20方向へ移動
させる。これと同時に、セットレバー35の左右の第1
のカム35Bによって、キャリッジ20の左右に取り付
けられたカートリッジ固定部材としての板バネ21の先
端部がその弾性力によって徐々に下向きに復帰し始め
る。そして、ヘッドカートリッジ100の上端部のリブ
112が該板バネ21の先端部を通過した後に、図14
に示すように、今度は板バネ21がヘッドカートリッジ
のリブ112に圧接して該ヘッドカートリッジを下方向
に押圧することになる。このとき、板バネ21はセット
レバー35の第1のカム35Bから離間していることに
なる。
【0035】次いで、図13に示すように、セットレバ
ー35を下に押し下げていくと、該セットレバーの当接
部(規制ボス部)30Eがヘッドカートリッジ100か
ら離れていき、これと同時に、ヘッドカートリッジ10
0は長丸ボス102の下面102A(前記キャリッジカ
バー30の案内部30Aの底面30Eに当接する部分)
を中心に図示時計回り方向に回動を開始する。前記セッ
トレバー35を押し下げ方向に回動させ、該セットレバ
ーがある位置までくると、図13に示すように、該セッ
トレバー35の左右の第2のカム35Cがヘッドカート
リッジ100の上部左右の突起部(ボス)101を引き
込むかたちとなり、ヘッドカートリッジ100をキャリ
ッジ20方向へ移動させる。なお、図13では、わかり
やすくするため、セットレバー35の側壁35F(図
8)は省略されている。このヘッドカートリッジ100
のキャリッジ20方向への移動と同時に、セットレバー
35の左右の第1のカム35Bによって、キャリッジ2
0の左右に取り付けられたカートリッジ固定部材として
の板バネ21の先端部がその弾性力によって徐々に下向
きに復帰し始める。
ー35を下に押し下げていくと、該セットレバーの当接
部(規制ボス部)30Eがヘッドカートリッジ100か
ら離れていき、これと同時に、ヘッドカートリッジ10
0は長丸ボス102の下面102A(前記キャリッジカ
バー30の案内部30Aの底面30Eに当接する部分)
を中心に図示時計回り方向に回動を開始する。前記セッ
トレバー35を押し下げ方向に回動させ、該セットレバ
ーがある位置までくると、図13に示すように、該セッ
トレバー35の左右の第2のカム35Cがヘッドカート
リッジ100の上部左右の突起部(ボス)101を引き
込むかたちとなり、ヘッドカートリッジ100をキャリ
ッジ20方向へ移動させる。なお、図13では、わかり
やすくするため、セットレバー35の側壁35F(図
8)は省略されている。このヘッドカートリッジ100
のキャリッジ20方向への移動と同時に、セットレバー
35の左右の第1のカム35Bによって、キャリッジ2
0の左右に取り付けられたカートリッジ固定部材として
の板バネ21の先端部がその弾性力によって徐々に下向
きに復帰し始める。
【0036】そして、セットレバー35をさらに押し下
げると、ヘッドカートリッジ100の上端部のリブ11
2が前記板バネ(カートリッジ固定部材)21の先端部
を通過した後に、図14に示すように、今度は板バネ2
1がヘッドカートリッジのリブ112に圧接して該ヘッ
ドカートリッジを下方向に押圧することになり、これに
よって、ヘッドカートリッジ100がキャリッジ20に
位置決め固定される。このとき、板バネ21はセットレ
バー35の第1のカム35Bから離間していることにな
る。また、このとき、ヘッドカートリッジ100の両側
の長丸ボス102はキャリッジカバー30の案内部(溝
部)30Aの底面(ガイド底面)30Eから浮き、逆に
ヘッドカートリッジ100の両側に形成された突き当て
面105(Z方向)及び104(Y方向)がキャリッジ
20の面20E及び20Fに突き当たるようになる。
げると、ヘッドカートリッジ100の上端部のリブ11
2が前記板バネ(カートリッジ固定部材)21の先端部
を通過した後に、図14に示すように、今度は板バネ2
1がヘッドカートリッジのリブ112に圧接して該ヘッ
ドカートリッジを下方向に押圧することになり、これに
よって、ヘッドカートリッジ100がキャリッジ20に
位置決め固定される。このとき、板バネ21はセットレ
バー35の第1のカム35Bから離間していることにな
る。また、このとき、ヘッドカートリッジ100の両側
の長丸ボス102はキャリッジカバー30の案内部(溝
部)30Aの底面(ガイド底面)30Eから浮き、逆に
ヘッドカートリッジ100の両側に形成された突き当て
面105(Z方向)及び104(Y方向)がキャリッジ
20の面20E及び20Fに突き当たるようになる。
【0037】また、前記セットレバー35の第1のカム
(カム面)35Bの形状を変えることによって、ヘッド
カートリッジ100のリブ112と圧接バネ(カートリ
ッジ固定部材、板バネ)21とが当接する位置関係を変
えることができ、それによって、セットレバー35の操
作力プロファイル(セットレバー35を図13の位置か
ら図14の位置まで押し下げるのに必要な力の変遷)を
ユーザーが操作しやすいように変えることが可能であ
る。
(カム面)35Bの形状を変えることによって、ヘッド
カートリッジ100のリブ112と圧接バネ(カートリ
ッジ固定部材、板バネ)21とが当接する位置関係を変
えることができ、それによって、セットレバー35の操
作力プロファイル(セットレバー35を図13の位置か
ら図14の位置まで押し下げるのに必要な力の変遷)を
ユーザーが操作しやすいように変えることが可能であ
る。
【0038】図15及び図16はセットレバー35を図
13の位置まで押し下げたときのヘッドカートリッジ1
00のリブ112とカートリッジ固定部材(板バネ)2
1の先端形状との位置関係を示す模式図であり、図15
は板バネ21のヘッドカートリッジ側の斜面21Aが該
ヘッドカートリッジのリブ112に当接する状態にある
場合を示し、図16はヘッドカートリッジ100のリブ
112が板バネ21の湾曲部の頂点位置を越えた後で板
バネ21が下方向に圧が解除された場合を示す。カート
リッジ固定部材としての板バネ21のヘッドカートリッ
ジ側の斜面21Aがヘッドカートリッジのリブ112に
当接する状態にある図15の場合には、該斜面21Aが
該リブ112に当接した状態から更にセットレバー35
を図13中の反時計方向に回動させることで、該セット
レバー35の第2のカム(カム面)35Cによってヘッ
ドカートリッジ100の突起部(ボス)101をキャリ
ッジ20側へ押し込み、ヘッドカートリッジ100をキ
ャリッジ20に対して位置決め固定する。
13の位置まで押し下げたときのヘッドカートリッジ1
00のリブ112とカートリッジ固定部材(板バネ)2
1の先端形状との位置関係を示す模式図であり、図15
は板バネ21のヘッドカートリッジ側の斜面21Aが該
ヘッドカートリッジのリブ112に当接する状態にある
場合を示し、図16はヘッドカートリッジ100のリブ
112が板バネ21の湾曲部の頂点位置を越えた後で板
バネ21が下方向に圧が解除された場合を示す。カート
リッジ固定部材としての板バネ21のヘッドカートリッ
ジ側の斜面21Aがヘッドカートリッジのリブ112に
当接する状態にある図15の場合には、該斜面21Aが
該リブ112に当接した状態から更にセットレバー35
を図13中の反時計方向に回動させることで、該セット
レバー35の第2のカム(カム面)35Cによってヘッ
ドカートリッジ100の突起部(ボス)101をキャリ
ッジ20側へ押し込み、ヘッドカートリッジ100をキ
ャリッジ20に対して位置決め固定する。
【0039】一方、セットレバー35の第1のカム(カ
ム面)35Bの形状を変えることにより、ヘッドカート
リッジ100のリブ112が板バネ21の湾曲部の頂点
位置を越えた後で該板バネ21が下方向に圧が解除され
るようにした図16の場合には、ヘッドカートリッジ1
00のリブ112が既に板バネ21のキャリッジ側の斜
面21B側に位置しているため、この状態からだと、セ
ットレバー35を操作しなくても、ヘッドカートリッジ
100は板バネ(カートリッジ固定部材)21の圧接力
に従ってキャリッジ20に突き当たることにより位置決
め固定される。このように、セットレバー35の第1の
カム35B及び第2のカム35Cの形状を変えていく
と、ヘッドカートリッジ100のリブ112とカートリ
ッジ固定部材(圧接バネ)21の圧接部(斜面部)21
A、21Bとの当接位置が変化することになり、それに
よって、ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20に
装着する際のセットレバー35の操作力プロファイル
(セットレバー35を図13の位置から図14の位置ま
で押し下げるのに必要な力の変遷)をユーザーの要請に
応じて自由に選定することが可能となる。つまり、ユー
ザーが最も操作しやすいセットレバー35の操作力プロ
ファイルを実現することが可能となる。
ム面)35Bの形状を変えることにより、ヘッドカート
リッジ100のリブ112が板バネ21の湾曲部の頂点
位置を越えた後で該板バネ21が下方向に圧が解除され
るようにした図16の場合には、ヘッドカートリッジ1
00のリブ112が既に板バネ21のキャリッジ側の斜
面21B側に位置しているため、この状態からだと、セ
ットレバー35を操作しなくても、ヘッドカートリッジ
100は板バネ(カートリッジ固定部材)21の圧接力
に従ってキャリッジ20に突き当たることにより位置決
め固定される。このように、セットレバー35の第1の
カム35B及び第2のカム35Cの形状を変えていく
と、ヘッドカートリッジ100のリブ112とカートリ
ッジ固定部材(圧接バネ)21の圧接部(斜面部)21
A、21Bとの当接位置が変化することになり、それに
よって、ヘッドカートリッジ100をキャリッジ20に
装着する際のセットレバー35の操作力プロファイル
(セットレバー35を図13の位置から図14の位置ま
で押し下げるのに必要な力の変遷)をユーザーの要請に
応じて自由に選定することが可能となる。つまり、ユー
ザーが最も操作しやすいセットレバー35の操作力プロ
ファイルを実現することが可能となる。
【0040】以上の操作動作により、ヘッドカートリッ
ジ100は図14に示すようにキャリッジ200に位置
決め状態で装着される。図14の装着状態では、図示の
ように、ヘッドカートリッジ100は、カートリッジ固
定部材としての板バネ21のキャリッジ側の斜面21B
から外力F0 を受けるとともに、圧接コネクタ41から
圧接反力F1 を受けている。これらF0及びF1 の作用
方向は、ほぼ図14中に示すような方向になる。そし
て、ヘッドカートリッジ100とキャリッジ200の各
位置決め面(各突き当て面)では、X方向(左右方
向)、Y方向(前後方向)、Z方向(上下方向)に次の
ような状態で圧接されて位置決めされている。
ジ100は図14に示すようにキャリッジ200に位置
決め状態で装着される。図14の装着状態では、図示の
ように、ヘッドカートリッジ100は、カートリッジ固
定部材としての板バネ21のキャリッジ側の斜面21B
から外力F0 を受けるとともに、圧接コネクタ41から
圧接反力F1 を受けている。これらF0及びF1 の作用
方向は、ほぼ図14中に示すような方向になる。そし
て、ヘッドカートリッジ100とキャリッジ200の各
位置決め面(各突き当て面)では、X方向(左右方
向)、Y方向(前後方向)、Z方向(上下方向)に次の
ような状態で圧接されて位置決めされている。
【0041】すなわち、Y方向(前後方向)には、ヘッ
ドカートリッジ100の突き当て面104とキャリッジ
20の面20Fとの当接、並びにヘッドカートリッジの
突き当て面106とキャリッジの面20Dとの当接によ
って位置決めされている。Z方向(上下方向)には、ヘ
ッドカートリッジの突き当て面105とキャリッジの面
20Eとの当接によって位置決めされている。また、X
方向(左右方向)には、ヘッドカートリッジを装着する
際にセットレバー35を回動させたときにキャリッジカ
バー30の弾性部30Dがヘッドカートリッジ100を
X方向の一方向に押し付ける(押圧付勢する)ことで、
該ヘッドカートリッジの片側に設けられた突き当て面1
03がキャリッジ20に形成された面20Gに突き当た
ることによって位置決めされる。
ドカートリッジ100の突き当て面104とキャリッジ
20の面20Fとの当接、並びにヘッドカートリッジの
突き当て面106とキャリッジの面20Dとの当接によ
って位置決めされている。Z方向(上下方向)には、ヘ
ッドカートリッジの突き当て面105とキャリッジの面
20Eとの当接によって位置決めされている。また、X
方向(左右方向)には、ヘッドカートリッジを装着する
際にセットレバー35を回動させたときにキャリッジカ
バー30の弾性部30Dがヘッドカートリッジ100を
X方向の一方向に押し付ける(押圧付勢する)ことで、
該ヘッドカートリッジの片側に設けられた突き当て面1
03がキャリッジ20に形成された面20Gに突き当た
ることによって位置決めされる。
【0042】一方、図14に示すようにキャリッジ20
上に装着されたヘッドカートリッジ(インクジェットカ
ートリッジ)100を取り出す際には、セットレバー3
5をカートリッジ固定状態(ヘッド押圧状態)の位置か
ら図13図示の時計回り方向に押し上げていくだけで取
り出すことができる。つまり、セットレバー35を戻し
方向に回動させるだけでヘッドカートリッジ100を押
し出して取り出すことができる。すなわち、セットレバ
ー35を時計回り方向に押し上げていくと(戻し方向に
回動させると)、該セットレバーの第1のカム(カム
面)35Bでカートリッジ固定部材(圧接バネ)21が
押し上げられるとともに、該セットレバーの先端部に設
けられた当接部(規制ボス部、規制リブ)35Eでヘッ
ドカートリッジ100が押し出されることになる。
上に装着されたヘッドカートリッジ(インクジェットカ
ートリッジ)100を取り出す際には、セットレバー3
5をカートリッジ固定状態(ヘッド押圧状態)の位置か
ら図13図示の時計回り方向に押し上げていくだけで取
り出すことができる。つまり、セットレバー35を戻し
方向に回動させるだけでヘッドカートリッジ100を押
し出して取り出すことができる。すなわち、セットレバ
ー35を時計回り方向に押し上げていくと(戻し方向に
回動させると)、該セットレバーの第1のカム(カム
面)35Bでカートリッジ固定部材(圧接バネ)21が
押し上げられるとともに、該セットレバーの先端部に設
けられた当接部(規制ボス部、規制リブ)35Eでヘッ
ドカートリッジ100が押し出されることになる。
【0043】以上説明した実施例によれば、記録ヘッド
及びインクタンクから成るヘッドカートリッジ100を
キャリッジ20に装着した状態で、該ヘッドカートリッ
ジ100を着脱操作するためのセットレバー35並びに
該ヘッドカートリッジ100を押圧固定するためのカー
トリッジ固定部材(板バネ)21などの部材(着脱操作
部材や着脱動作機構)がインクタンク着脱方向に配置さ
れていないため、ヘッドカートリッジを着脱することな
く、記録ヘッド170を装着したままでも、インクタン
ク180、190のみを容易にかつ迅速に着脱(交換)
することが可能となる。
及びインクタンクから成るヘッドカートリッジ100を
キャリッジ20に装着した状態で、該ヘッドカートリッ
ジ100を着脱操作するためのセットレバー35並びに
該ヘッドカートリッジ100を押圧固定するためのカー
トリッジ固定部材(板バネ)21などの部材(着脱操作
部材や着脱動作機構)がインクタンク着脱方向に配置さ
れていないため、ヘッドカートリッジを着脱することな
く、記録ヘッド170を装着したままでも、インクタン
ク180、190のみを容易にかつ迅速に着脱(交換)
することが可能となる。
【0044】また、以上説明した実施例によれば、少な
い部品点数によって確実にヘッドカートリッジ100を
キャリッジ20に固定することができ、かつ、圧接コネ
クタ41の圧接圧をキャリッジ全体の剛性で保持できる
インクジェット記録装置のキャリッジ構成が得られる。
すなわち、圧接コネクタ41付きのキャリッジ基板40
を備えたキャリッジ20において、圧接コネクタ41を
キャリッジ20のヘッドカートリッジ取り付け面側の壁
面に取り付ける(圧接コネクタ41のキャリッジ20へ
の取り付けをキャリッジのヘッドカートリッジ100取
り付け面にする)ことによって、圧接コネクタ41の圧
接圧をキャリッジ全体の剛性で保持することが可能であ
る。その結果、キャリッジ20の肉厚をできるだけ薄く
するなどで小型化につながる。また、圧接コネクタ41
のキャリッジ20への保持方法は圧接コネクタの圧接力
を利用することでビス等の締結手段も無くすことがで
き、コストダウンにもつながる。また、キャリッジ基板
40を目隠し(又は露出防止)するためのカバーとヘッ
ドカートリッジ挿入時の案内部材とを一体化することで
(キャリッジカバー30)、逆にキャリッジ単体の形状
がシンプルになり、キャリッジの加工もしやすくなると
いうメリットも得られる。
い部品点数によって確実にヘッドカートリッジ100を
キャリッジ20に固定することができ、かつ、圧接コネ
クタ41の圧接圧をキャリッジ全体の剛性で保持できる
インクジェット記録装置のキャリッジ構成が得られる。
すなわち、圧接コネクタ41付きのキャリッジ基板40
を備えたキャリッジ20において、圧接コネクタ41を
キャリッジ20のヘッドカートリッジ取り付け面側の壁
面に取り付ける(圧接コネクタ41のキャリッジ20へ
の取り付けをキャリッジのヘッドカートリッジ100取
り付け面にする)ことによって、圧接コネクタ41の圧
接圧をキャリッジ全体の剛性で保持することが可能であ
る。その結果、キャリッジ20の肉厚をできるだけ薄く
するなどで小型化につながる。また、圧接コネクタ41
のキャリッジ20への保持方法は圧接コネクタの圧接力
を利用することでビス等の締結手段も無くすことがで
き、コストダウンにもつながる。また、キャリッジ基板
40を目隠し(又は露出防止)するためのカバーとヘッ
ドカートリッジ挿入時の案内部材とを一体化することで
(キャリッジカバー30)、逆にキャリッジ単体の形状
がシンプルになり、キャリッジの加工もしやすくなると
いうメリットも得られる。
【0045】なお、前述の実施例では、記録手段として
のヘッドカートリッジ100をキャリッジ20上に押圧
固定するための圧接部材(カートリッジ固定部材)21
として板バネを使用しているが、ヘッドカートリッジ1
00を押し付けるための押圧部材とバネ部材との2部品
から成る構成のものなど、該ヘッドカートリッジを押圧
して位置決め固定できるものであれば、その他の任意の
手段(機構)を採用することができる。
のヘッドカートリッジ100をキャリッジ20上に押圧
固定するための圧接部材(カートリッジ固定部材)21
として板バネを使用しているが、ヘッドカートリッジ1
00を押し付けるための押圧部材とバネ部材との2部品
から成る構成のものなど、該ヘッドカートリッジを押圧
して位置決め固定できるものであれば、その他の任意の
手段(機構)を採用することができる。
【0046】以上説明した実施例においては、キャリッ
ジ20に交換可能に装着されたヘッドカートリッジ10
0から記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置において、前記ヘッドカートリッジ10
0を前記キャリッジ20に固定するために該キャリッジ
に設けられたカートリッジ固定部材21と、前記ヘッド
カートリッジ100の側面に設けられた突起部101に
係合するカム35Cを有し、前記キャリッジ20に回動
可能に軸支されたセットレバー35と、を備え、前記セ
ットレバー35を回動させることにより、前記カム35
Cで前記ヘッドカートリッジ100を前記キャリッジ2
0へ引き込むとともに、前記カートリッジ固定部材21
により該ヘッドカートリッジ100を該キャリッジ20
に位置決め固定し、更に、前記セットレバー35を戻し
方向(他方向)へ回動させることにより、前記カートリ
ッジ固定部材21で位置決め固定されているヘッドカー
トリッジ100を押し出すように構成されている。
ジ20に交換可能に装着されたヘッドカートリッジ10
0から記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置において、前記ヘッドカートリッジ10
0を前記キャリッジ20に固定するために該キャリッジ
に設けられたカートリッジ固定部材21と、前記ヘッド
カートリッジ100の側面に設けられた突起部101に
係合するカム35Cを有し、前記キャリッジ20に回動
可能に軸支されたセットレバー35と、を備え、前記セ
ットレバー35を回動させることにより、前記カム35
Cで前記ヘッドカートリッジ100を前記キャリッジ2
0へ引き込むとともに、前記カートリッジ固定部材21
により該ヘッドカートリッジ100を該キャリッジ20
に位置決め固定し、更に、前記セットレバー35を戻し
方向(他方向)へ回動させることにより、前記カートリ
ッジ固定部材21で位置決め固定されているヘッドカー
トリッジ100を押し出すように構成されている。
【0047】また、前述の実施例においては、前記セッ
トレバー35は前記ヘッドカートリッジ100のキャリ
ッジ側の面に当接可能な当接部35Eを有し、前記セッ
トレバー35を戻し方向(他方向)へ回動させることに
より、前記キャリッジ20に位置決め固定されているヘ
ッドカートリッジ100を該当接部35Eで押し出す構
成、前記セットレバー35は前記カートリッジ固定部材
21を弾性変位させて退避させるためのカム面35Bを
有する構成、前記セットレバー35を回動させるとき、
前記ヘッドカートリッジ100を前記カム35Cと前記
当接部35Eとで所定の姿勢に保ちながら前記キャリッ
ジ20へ引き込む構成、あるいは、前記カートリッジ固
定部材21は板バネであるように構成されている。そし
て、以上のような実施例の構成によれば、装置の大型化
を招くことなく、部品点数を増やすこともなく、着脱可
能なヘッドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着
したままでもインクタンクを容易にかつ迅速に交換する
ことができるキャリッジ構成を有するインクジェット記
録装置が提供される。
トレバー35は前記ヘッドカートリッジ100のキャリ
ッジ側の面に当接可能な当接部35Eを有し、前記セッ
トレバー35を戻し方向(他方向)へ回動させることに
より、前記キャリッジ20に位置決め固定されているヘ
ッドカートリッジ100を該当接部35Eで押し出す構
成、前記セットレバー35は前記カートリッジ固定部材
21を弾性変位させて退避させるためのカム面35Bを
有する構成、前記セットレバー35を回動させるとき、
前記ヘッドカートリッジ100を前記カム35Cと前記
当接部35Eとで所定の姿勢に保ちながら前記キャリッ
ジ20へ引き込む構成、あるいは、前記カートリッジ固
定部材21は板バネであるように構成されている。そし
て、以上のような実施例の構成によれば、装置の大型化
を招くことなく、部品点数を増やすこともなく、着脱可
能なヘッドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着
したままでもインクタンクを容易にかつ迅速に交換する
ことができるキャリッジ構成を有するインクジェット記
録装置が提供される。
【0048】なお、本発明は、以上の実施例で示したよ
うな記録ヘッドに対してインクタンク180、190を
交換可能に装着したヘッドカートリッジの構成に限定さ
れるものではなく、1個の記録ヘッド及び1個いインク
タンクから成るヘッドカートリッジを用いる記録装置、
異なる色のインクで記録する複数の記録ヘッドを有する
ヘッドカートリッジを用いるカラー記録装置、あるいは
同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録ヘッドを有
するヘッドカートリッジ用いる階調記録装置、さらに
は、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
うな記録ヘッドに対してインクタンク180、190を
交換可能に装着したヘッドカートリッジの構成に限定さ
れるものではなく、1個の記録ヘッド及び1個いインク
タンクから成るヘッドカートリッジを用いる記録装置、
異なる色のインクで記録する複数の記録ヘッドを有する
ヘッドカートリッジを用いるカラー記録装置、あるいは
同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録ヘッドを有
するヘッドカートリッジ用いる階調記録装置、さらに
は、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
【0049】さらに、本発明は、図示のように記録ヘッ
ド170にインクタンク180、190を着脱可能に装
着した構造のヘッドカートリッジを用いるインクジェッ
ト記録装置に限定されるものではなく、記録ヘッドとイ
ンクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジ
を用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、
その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成な
ど、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような
場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。なお、本発明は、インクジェット記録
装置が、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録ヘッドを使用するものである場合にも適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置
において優れた効果をもたらすものである。かかる方式
によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるから
である。
ド170にインクタンク180、190を着脱可能に装
着した構造のヘッドカートリッジを用いるインクジェッ
ト記録装置に限定されるものではなく、記録ヘッドとイ
ンクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジ
を用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、
その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成な
ど、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような
場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。なお、本発明は、インクジェット記録
装置が、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録ヘッドを使用するものである場合にも適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置
において優れた効果をもたらすものである。かかる方式
によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるから
である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、キャリッジに交換可能に装着さ
れたヘッドカートリッジから記録媒体へインクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録装置において、前記ヘ
ッドカートリッジを前記キャリッジに固定するために該
キャリッジに設けられたカートリッジ固定部材と、前記
ヘッドカートリッジの側面に設けられた突起部に係合す
るカムを有し、前記キャリッジに回動可能に軸支された
セットレバーと、を備え、前記セットレバーを回動させ
ることにより、前記カムで前記ヘッドカートリッジを前
記キャリッジへ引き込むとともに、前記カートリッジ固
定部材により該ヘッドカートリッジを該キャリッジに位
置決め固定する構成としたので、装置の大型化を招くこ
となく、部品点数を増やすこともなく、着脱可能なヘッ
ドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着したまま
でもインクタンクを容易にかつ迅速に交換することがで
きるキャリッジ構成を有するインクジェット記録装置が
提供される。
(請求項1)によれば、キャリッジに交換可能に装着さ
れたヘッドカートリッジから記録媒体へインクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録装置において、前記ヘ
ッドカートリッジを前記キャリッジに固定するために該
キャリッジに設けられたカートリッジ固定部材と、前記
ヘッドカートリッジの側面に設けられた突起部に係合す
るカムを有し、前記キャリッジに回動可能に軸支された
セットレバーと、を備え、前記セットレバーを回動させ
ることにより、前記カムで前記ヘッドカートリッジを前
記キャリッジへ引き込むとともに、前記カートリッジ固
定部材により該ヘッドカートリッジを該キャリッジに位
置決め固定する構成としたので、装置の大型化を招くこ
となく、部品点数を増やすこともなく、着脱可能なヘッ
ドカートリッジを用いる際に記録ヘッドを装着したまま
でもインクタンクを容易にかつ迅速に交換することがで
きるキャリッジ構成を有するインクジェット記録装置が
提供される。
【0051】請求項2〜6の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記セットレバーを戻し方向に回動
させることにより、前記カートリッジ固定部材で位置決
め固定されているヘッドカートリッジを押し出す構成、
前記セットレバーは前記ヘッドカートリッジのキャリッ
ジ側の面に当接可能な当接部を有し、前記セットレバー
を戻し方向へ回動させることにより、前記キャリッジに
位置決め固定されているヘッドカートリッジを該当接部
で押し出す構成、前記セットレバーは前記カートリッジ
固定部材を弾性変位させて退避させるためのカム面を有
する構成、前記セットレバーを回動させるとき、前記ヘ
ッドカートリッジを前記カムと前記当接部とで所定の姿
勢に保ちながら前記キャリッジへ引き込む構成、あるい
は、前記カートリッジ固定部材は板バネである構成とし
たので、一層効率よく、装置の大型化を招くことなく、
部品点数を増やすこともなく、着脱可能なヘッドカート
リッジを用いる際に記録ヘッドを装着したままでもイン
クタンクを容易にかつ迅速に交換することができるキャ
リッジ構成を有するインクジェット記録装置が提供され
る。
1の構成に加えて、前記セットレバーを戻し方向に回動
させることにより、前記カートリッジ固定部材で位置決
め固定されているヘッドカートリッジを押し出す構成、
前記セットレバーは前記ヘッドカートリッジのキャリッ
ジ側の面に当接可能な当接部を有し、前記セットレバー
を戻し方向へ回動させることにより、前記キャリッジに
位置決め固定されているヘッドカートリッジを該当接部
で押し出す構成、前記セットレバーは前記カートリッジ
固定部材を弾性変位させて退避させるためのカム面を有
する構成、前記セットレバーを回動させるとき、前記ヘ
ッドカートリッジを前記カムと前記当接部とで所定の姿
勢に保ちながら前記キャリッジへ引き込む構成、あるい
は、前記カートリッジ固定部材は板バネである構成とし
たので、一層効率よく、装置の大型化を招くことなく、
部品点数を増やすこともなく、着脱可能なヘッドカート
リッジを用いる際に記録ヘッドを装着したままでもイン
クタンクを容易にかつ迅速に交換することができるキャ
リッジ構成を有するインクジェット記録装置が提供され
る。
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の要部構成を示す模式的斜視図である。
実施例の要部構成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中のヘッドカートリッジを外側(背面側)
から見て示す模式的斜視図である。
から見て示す模式的斜視図である。
【図3】図1中のヘッドカートリッジを内側(裏面側)
から見て示す模式的斜視図である。
から見て示す模式的斜視図である。
【図4】図1中のヘッドカートリッジのインク吐出部の
一部を模式的に示す部分斜視図である。
一部を模式的に示す部分斜視図である。
【図5】図1中のキャリッジに取り付けられるキャリッ
ジ基板をヘッドカートリッジ側から見た模式的斜視図で
ある。
ジ基板をヘッドカートリッジ側から見た模式的斜視図で
ある。
【図6】図5のキャリッジ基板をヘッドカートリッジと
反対側見た模式的斜視図である。
反対側見た模式的斜視図である。
【図7】図1中のキャリッジの構造を示す模式的斜視図
である。
である。
【図8】図7のキャリッジに回動可能に取り付けられる
セットレバーを示す模式的斜視図である。
セットレバーを示す模式的斜視図である。
【図9】図7のキャリッジに取り付けられるキャリッジ
カバーを外側(背面側、表面側)から見て示す模式的斜
視図である。
カバーを外側(背面側、表面側)から見て示す模式的斜
視図である。
【図10】図9のキャリッジカバーを内側(裏面側)か
ら見て示す模式的斜視図である。
ら見て示す模式的斜視図である。
【図11】本発明を適用したインクジェット記録装置の
一実施例のキャリッジ構成においてヘッドカートリッジ
をキャリッジに挿入する直前にセットレバーを上方へ退
避させたときの状態を示す模式的断面側面図である。
一実施例のキャリッジ構成においてヘッドカートリッジ
をキャリッジに挿入する直前にセットレバーを上方へ退
避させたときの状態を示す模式的断面側面図である。
【図12】図11の状態からヘッドカートリッジをキャ
リッジカバーの案内部をガイドとして挿入した時の状態
を示す模式的断面側面図である。
リッジカバーの案内部をガイドとして挿入した時の状態
を示す模式的断面側面図である。
【図13】図12の状態からセットレバーを下方へ回動
させて記録ヘッドをキャリッジのセット位置へ引き込む
ときの状態を示す模式的断面側面図である。
させて記録ヘッドをキャリッジのセット位置へ引き込む
ときの状態を示す模式的断面側面図である。
【図14】図11のキャリッジ構成においてヘッドカー
トリッジがキャリッジ上のセット位置に位置決め装着さ
れた状態を示す模式的断面側面図である。
トリッジがキャリッジ上のセット位置に位置決め装着さ
れた状態を示す模式的断面側面図である。
【図15】図13の状態においてカートリッジ固定部材
のヘッドカートリッジ側の斜面がヘッドカートリッジの
リブに当接する場合の該リブとカートリッジ固定部材と
の位置関係を示す模式図である。
のヘッドカートリッジ側の斜面がヘッドカートリッジの
リブに当接する場合の該リブとカートリッジ固定部材と
の位置関係を示す模式図である。
【図16】図13の状態においてヘッドカートリッジの
リブがカートリッジ固定部材の湾曲部の頂点位置を越え
た後でカートリッジ固定部材が下方向に圧が解除された
場合の該リブとカートリッジ固定部材との位置関係を示
す模式図である。
リブがカートリッジ固定部材の湾曲部の頂点位置を越え
た後でカートリッジ固定部材が下方向に圧が解除された
場合の該リブとカートリッジ固定部材との位置関係を示
す模式図である。
20 キャリッジ 20A 突き当て面 20B ボス部 20D 突き当て面(Y方向) 20E 突き当て面(Z方向) 20F 突き当て面(Y方向) 20G 突き当て面(X方向) 20H 穴(セットレバー軸支用) 20I 穴(キャリッジカバー取り付け用) 21 板バネ 30 キャリッジカバー 30A 案内部(溝部) 30B ボス部 30C 目隠し部(露出防止部) 30D 弾性部 35 セットレバー 35A ボス部 35B カム面(第1のカム) 35C カム(第2のカム) 35D 凹部 35E 当接部(ボス部、規制ボス部) 40 キャリッジ基板 41 圧接コネクタ(ヘッドコネクタ) 41B 位置決めボス 41C 位置決め穴 41D 位置決めボスの頂面 41E 位置決め穴の端面 42 圧接ピン(コネクタピン) 43 FFCコネクタ 44 FFC 45 リニアエンコーダ 50 ガイドシャフト 55 リニアスケール 60 キャリッジモータ 70 タイミングベルト 80 シャーシ 81 ガイドレール 90 紙間調整レバー 100 ヘッドカートリッジ 101 突起部(ボス) 102 長穴ボス 103 突き当て面(X方向) 104 突き当て面(+Y方向) 105 突き当て面(Z方向) 106 突き当て面(−Y方向) 110 ヘッド基板 111 導体露出部(コンタクト面) 112 リブ 170 記録ヘッド(インク吐出部) 180 カラーのインクタンク 181 吐出口面 182 吐出口 184 液路 185 電気熱変換体 190 ブラックのインクタンク X 左右方向矢印 Y 前後方向矢印 Z 上下方向矢印
Claims (8)
- 【請求項1】 キャリッジに交換可能に装着されたヘッ
ドカートリッジから記録媒体へインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置において、 前記ヘッドカートリッジを前記キャリッジに固定するた
めに該キャリッジに設けられたカートリッジ固定部材
と、 前記ヘッドカートリッジの側面に設けられた突起部に係
合するカムを有し、前記キャリッジに回動可能に軸支さ
れたセットレバーと、 を備え、 前記セットレバーを回動させることにより、前記カムで
前記ヘッドカートリッジを前記キャリッジへ引き込むと
ともに、前記カートリッジ固定部材により該ヘッドカー
トリッジを該キャリッジに位置決め固定することを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記セットレバーを戻し方向に回動させ
ることにより、前記カートリッジ固定部材で位置決め固
定されているヘッドカートリッジを押し出すことを特徴
とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記セットレバーは前記ヘッドカートリ
ッジのキャリッジ側の面に当接可能な当接部を有し、前
記セットレバーを戻し方向へ回動させることにより、前
記キャリッジに位置決め固定されているヘッドカートリ
ッジを該当接部で押し出すことを特徴とする請求項2に
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記セットレバーは前記カートリッジ固
定部材を弾性変位させて退避させるためのカム面を有す
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記セットレバーを回動させるとき、前
記ヘッドカートリッジを前記カムと前記当接部とで所定
の姿勢に保ちながら前記キャリッジへ引き込むことを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項6】 前記カートリッジ固定部材は板バネであ
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記ヘッドカートリッジはインクを吐出
するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変
換体を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいず
れかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記ヘッドカートリッジは前記電気熱変
換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸
騰を利用して吐出口よりインクを吐出することを特徴と
する請求項7に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182795A JP2002370373A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182795A JP2002370373A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370373A true JP2002370373A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19022821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001182795A Pending JP2002370373A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002370373A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2409435A (en) * | 2003-12-22 | 2005-06-29 | Seiko Epson Corp | An ink cartridge mounting device having a rotating and sliding mechanism |
JP2008049546A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Seiko Epson Corp | コネクタ接点の位置ずれ防止装置、記録装置及び液体噴射装置 |
CN100436141C (zh) * | 2005-11-04 | 2008-11-26 | 光宝科技股份有限公司 | 墨盒承载机构及具有墨盒和承载机构的组合结构 |
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-
2001
- 2001-06-18 JP JP2001182795A patent/JP2002370373A/ja active Pending
Cited By (14)
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US8042909B2 (en) | 2003-12-22 | 2011-10-25 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container |
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EP1547785A3 (en) * | 2003-12-22 | 2006-09-20 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container |
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