JP4722268B2 - 排気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの排気ポートに連通する排気通路を形成する排気管と、排気通路内に設置され排ガスを浄化する触媒を備えた排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)従来、小型エンジン例えば、2輪車のエンジンの排気ポートから排気管の排気通路に排出された排ガスを浄化する手段として、排気管の排気通路に配置された筒状触媒(パンチングチューブ)が用いられている。この筒状触媒は、エンジン出力を充分に発揮できるように、排ガスの吹き抜け率を高く設定して圧力損失を抑えているため、排ガスの浄化率は低い。
【0003】
この筒状触媒の浄化機能を補うために、筒状触媒の後方側にハニカム触媒を配置し用いることが一般的である。
【0004】
また、筒状触媒(パンチングチューブ)や、触媒を担持したパンチングメタルを用いた排気装置が以下に示すように、提供されている。すなわち、
(2)特開平10ー299469号公開公報には、2サイクルエンジンのマフラー内に設けた触媒パイプ(パンチングパイプに触媒を担持させたもの)をマフラー内の温度が低いときにマフラーの上流側位置に移動し、マフラー内の温度が高いときに下流側位置とに移動する構成の排ガス浄化装置が開示されている。
(3)特開平5ー312030号公開公報には、マフラー筒内に触媒体を収容した触媒筒を保持板を介して取付け、保持板に通気孔を設けると共に、触媒筒の後側に連結した導出パイプにバイパス孔を設け、一部の排気ガスを触媒体を通さずにバイパス孔に流す構成の小型エンジンの排ガス浄化装置が開示されている。
(4)特開平7ー54642号公開公報には、エンジンの排気ポートに接続されるエキゾーストパイプと、上記エキゾーストパイプの下流側に繋がる排気マフラとを備え、エキゾーストパイプ内に主触媒部材が設けられたエンジンの排気装置において、エキゾーストパイプの排気ポート接続部に、上記排気ポート内に突出する補助触媒部材(それぞれ触媒成分を担持した円筒形スリーブ部及びプレート部)を設けた排気装置が開示されている。
(5)特開平7ー269331号公開公報には、排気管内及びマフラー内に触媒を担持させたパンチングプレートや、パンチングメタルを配置した排ガス浄化装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、
(1)前記各公開公報に開示された排ガス浄化装置は、いずれも、複雑な構成のものである。ここにおいて簡素な構成でエンジン出力を低下することなく、排ガスの浄化率を高めるための改良余地がある。
(2)また、前記パンチングチューブの代わりにハニカム触媒を排気管の前方側の排気通路に配置し、着火性及び浄化率を高めることが考えられる。ところがこの場合には、排ガスの流れの抵抗(圧力損失)が大きくなりエンジン出力が低下することや、触媒温度の上がりすぎによる構造的問題や溶損等が発生する。また、ハニカム触媒をエンジン出力の低下に影響の無い後方側位置(排気通路径大部)に配置すると入ガス温度が低くなり、着火できなくなる。このため、浄化不足やオイルミストによるセル詰まりなどを発生させる。
【0006】
そこで、パンチングチューブ及びハニカム触媒を所定間隔を隔てて直列に配置して用いることにより、定常走行時におけるエンジン出力を保持しつつ、前記パンチングチューブのみを用いた場合よりも浄化率を向上し得るものの、冷機時におけるパンチングチューブの触媒低温活性を向上させるための改善が必要である。この場合には、パンチングチューブに担持させる触媒層に、貴金属を多量に使用する必要があり、コスト面で不利になる。
(3)また、従来、着火性を向上させるために排気管の前方側の内壁面を触媒塗布する方法や、パンチングチューブを排気管の前方側に配置し、後方側にハニカム触媒を配置する構造が一般的であったが、一般のSUS材に触媒を塗布する場合には基材の酸化の問題、パンチングチューブについては、搭載性の問題(長さにより搭載位置が制限される)等があった。
(4)ここで、特開平5ー86843号公開公報に開示されているように、エキゾースト系ボデーの排ガスの流れの下流側に排ガスを浄化するメイン触媒が配置され、メイン触媒の上流側に排ガス温度を上昇させるプレ触媒(ハニカム触媒)がエキゾースト系ボデーの直径方向中央位置に配置された構成の場合には、排気管の内壁面との間に形成される吹き抜け通路からの排ガスの吹き抜け量が多いと、浄化性能が低下するため改善が必要となり、前記場合とは逆に排ガスの吹き抜け量が少ないと、エンジン出力の低下を発生させるため改善が必要となる。
【0007】
ここにおいて、本願発明者は、複数個のハニカム触媒を従来にない特異な組み合わせでかつ上流側のハニカム触媒において触媒機能する領域の径方向の断面積が吹抜け通路の断面積の1/5〜2/3である構成を創出するに至った。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成でエンジン出力を低下することなく、浄化率を高めることができる排気装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の排気装置は、エンジンの排気ポートに連通する排気通路を形成する排気管と、該排気通路内に設置され排ガスを浄化する触媒を備えた排気装置であって、前記触媒は、前記排気通路を区画する前記排気管の内壁面より隔てられた該排気通路の中央部に該排気管の軸方向に沿って配置され、前記触媒の外周面が該排気管の該内壁面との間に排ガスの吹抜け通路を形成し、触媒機能する領域の径方向の断面積が該吹抜け通路の断面積の1/5〜2/3であり、該軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第1ハニカム触媒部と、前記第1ハニカム触媒部に対し前記排気管の軸方向に沿って所定の間隔を隔て配置され、該排気管の軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第2ハニカム触媒部と、を備え、前記第1ハニカム触媒部の前記通孔の数が100セル/平方インチ及び前記第2ハニカム触媒部の前記通孔の数が40セル/平方インチ、又は、前記第1ハニカム触媒部の前記通孔の数が200セル/平方インチ及び前記第2ハニカム触媒部の前記通孔の数が100セル/平方インチのいずれかであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の排気装置は、例えば、2サイクルエンジンや、4サイクルエンジンなどの排気系統に用いることができる。また、本発明の排気装置は、排ガス中にオイルミストが含まれている場合であっても、排ガスを浄化する機能を備えているため、この観点から、2サイクルエンジンの排気系統に用いることがより好ましい。
【0011】
前記第1ハニカム触媒部は、触媒機能する領域の径方向の断面積が前記吹抜け通路の断面積の1/5〜2/3の範囲である。前記値、1/5〜2/3とする理由としては、1/5に満たない場合には、図8に示すように浄化性能不足となり、前記2/3を超過した場合には、図7に示すようにエンジン出力低下の原因となるからである。
【0012】
前記排気管の前記排気通路は、上流側に形成された小径部と小径部より軸方向に所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部とを備え、小径部に前記第1ハニカム触媒部が配置され、大径部に前記第2ハニカム触媒部が配置されている構成を用いることができる。
【0013】
前記第1ハニカム触媒部は、前記通孔の数が40〜200セル/平方インチとすることができるが、本発明では、前記通孔の数は100又は200セル/平方インチである。前記値、40〜200セル/平方インチとする理由としては、40セル/平方インチに満たない場合には、触媒の着火不足や、構造的強度不足となり、200セル/平方インチを超過した場合には、エンジン出力低下の原因となるからである。
【0014】
前記第1ハニカム触媒部は、軸方向の長さが径の1/2〜1倍である構成を用いることができる。前記値、1/2倍に満たない場合には、排ガスの吹き抜けにより浄化性能不足となり、1倍を超過した場合には、エンジン出力低下の原因となるからである。
【0015】
前記前記吹抜け通路は、前記第1ハニカム触媒部を前記排気管の前記上流側小径部の前記外周部に固定保持する板状保持部材(ステーイ)により形成された空間とすることができる。
【0016】
前記前記吹抜け通路は、前記第1ハニカム触媒部を前記排気管の前記上流側小径部の前記外周部に固定保持するリング状部材の周方向に配列され、第1ハニカム触媒部の軸方向に沿って開口する複数の孔により形成された空間とすることなど、複数の方法が考えられる。
【0017】
ハニカム触媒部は、例えば、金属箔からなる平板と、金属箔からなる波板とを交互に巻回した後、一体的にロウ付けして筒状とし、その両端側に貫通するほぼ平行な多数の通孔(いわゆるハニカム孔)を形成し、通孔を区画する壁面(孔壁)に排ガス浄化機能をもつ触媒層を担持させ、外周部に外筒を装着することによって形成できる。
。
【0018】
【実施例】
本発明の排気装置の実施例1及び2、並びに参考例1〜3を以下に説明する。
【0019】
(参考例1)
図1に示す参考例1の排気装置1Aは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通する排気通路2を形成する排気管2aと、排気通路2の上流側に形成された小径部(第1触媒配置領域)21aに配置された第1ハニカム触媒部3aと、前記小径部21aから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部(第2触媒配置領域)22aに配置された第2ハニカム触媒部4aとよりなる。
【0020】
排気管2aの排気通路2は、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通するとともに、後方に伸びる途中に形成された小径部21a及び大径部22aに、第1ハニカム触媒部3a及び第2ハニカム触媒部4aが配置される。なお小径部21aは、内径50mmである。大径部22aは、内径90mmである。
【0021】
第1ハニカム触媒部3aは、外径が30mmのものであり、金属箔からなる平板30と、金属箔からなる波板31とを交互に巻回して筒状とし、その両端側に貫通するほぼ平行な多数の通孔(いわゆるハニカム孔)32をもつハニカム箔〔長さが20mm、通孔32の数(100セル/平方インチ)〕として形成した後、その外周に外筒34を装着した後、全体をろう塗布し、1200℃×1hで真空処理し、アルミナ+セリウム+ジルコニア、希土類、Pt+Rh、Pdなどを触媒層(図示せず)として担持することによって形成したものである。
【0022】
第1ハニカム触媒部3aは、図1に示す排気通路2の上流側に形成された小径部21a位置で図2に示されるように、外筒34の外周側と、排気管2aの内壁面20aとの間に介置したステーイK(図2参照)によって中空状態に固定保持されて配置される。
【0023】
従って、第1ハニカム触媒部3aの外筒34と、排気管2aの内壁面20aとの間には、ステーイKにより周方向に区画された排ガスの吹き抜け通路200が形成される。
【0024】
なお、前記ステーイKの代わりに、その変形例として図3に示すリング状フランジK1を用いることができる。リング状フランジK1は、排ガスの吹き抜け通路200aとして周方向に等間隔に形成された複数個の円形貫通孔を備え、ステーイKと同じように、第1ハニカム触媒部3aの外筒34と、排気管2aの内壁面20aとの間に介置することによって第1ハニカム触媒部3aを中空状態に固定保持することができる。
【0029】
第2ハニカム触媒部4aは、外径が70mmのものであり、金属箔からなる平板40と、金属箔からなる波板41とを交互に巻回して筒状とし、その両端側に貫通するほぼ平行な多数の通孔(いわゆるハニカム孔)42をもつハニカム箔〔長さが50mm、通孔42の数(100セル/平方インチ)〕として形成した後、その外周に外筒44を装着した後、全体をろう塗布し、1200℃×1hで真空処理し、アルミナ+セリウム+ジルコニア、希土類、Pt+Rh、Pdなどを触媒層(図示せず)として担持することによって形成したものである。
【0030】
第2ハニカム触媒部4aは、図1に示す排気通路2の小径部21aに配置された第1ハニカム触媒部3aから軸方向Pに約200mm後方の下流側でかつ大径部22a位置でリング状仕切り板K10(図4参照)により固定保持されて配置される。
【0032】
前記のように構成された排気装置1Aは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1から排気管2aの排気通路2に排出され排ガスを浄化するために用いられる。排気ポートe1から排気通路2に導入した排ガスは、排気通路2の小径部21a、大径部22aの順に流通する流れを形成する。
【0033】
すなわち、排出ガスは、小径部21aの第1ハニカム触媒部3aの多数の通孔32(ハニカム孔)内に導入する流れと、吹き抜け通路200あるいは200aを吹き抜ける流れとなる。
【0034】
第1ハニカム触媒部3aでは、排気ポートe1から排出された直後の排気ガスを多数の通孔32内に導入し、かつ排気ガスの高温により触媒反応を向上した状態で効率良く排ガスを浄化できる。
【0035】
吹き抜け通路200あるいは200aを吹き抜けた排ガスは、第2ハニカム触媒部4aへの入ガス温度を、触媒機能を高めることができる値を保持した状態で直接、大径部22aの第2ハニカム触媒部4aの多数の通孔42(ハニカム孔)内に導入する流れとなる。第2ハニカム触媒部4aでは、前方側の第1ハニカム触媒部3aの外周側の吹き抜け通路200あるいは200aから吹き抜けた排ガスが直接、多数の通孔42内に導入し、触媒機能を充分に発揮し得る高さの入ガス温度を保持できる。このため、後方側の第2ハニカム触媒部4aにおいても、触媒反応を向上した状態で効率良く浄化できる。
【0036】
このようにして、排気ポートe1から排気通路2に導入した排ガスは、排気通路2の上流側に形成された小径部21aに配置された第1ハニカム触媒部3aと、前記小径部21aから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部22aに配置された第2ハニカム触媒部4aとの2つにより浄化されて浄化率を向上し得るとともに、排気通路2の小径部21aに形成された吹き抜け通路200によってエンジン出力を低下させずにすむ。
【0037】
なお、参考例1の排気装置1Aによれば、排気通路2の小径部21aの断面積を占める第1ハニカム触媒部3aの多数の通孔32の断面積の割合は、2サイクルエンジンEの出力及びHC浄化率に影響を与えるため、目的とする2サイクルエンジンEの出力及びHC浄化率が得られるように、予め、触媒機能する領域の径方向の断面積が排ガスの吹き抜け通路200あるいは200aの断面積の1/5〜2/3の範囲で種々設定することができる。
【0038】
なお、小径部21aの断面積を占める第1ハニカム触媒部3aの多数の通孔32の断面積の割合と、2サイクルエンジンの出力及びHC浄化率との関係を実車での評価テストを行い、その評価結果を図7及び図8に示す。
【0039】
(1)図7に示す2サイクルエンジンの出力評価テストについて
(評価テスト条件)
車両:2サイクル 120ccオートバイ。
【0040】
測定条件:フルスロットル、8000rpm時の吸収馬力を計測。
【0041】
仕様:排気管の前方側の内径50mmの排気通路に断面積が0〜100(%)の割合となるように、長さ20mmの第1ハニカム触媒を配置。
【0042】
第2ハニカム触媒として第1ハニカム触媒の後方200mm位置に外径70mm、長さ50mm、100セル/平方インチを配置。
【0043】
(2)図8に示すHC浄化率評価テストについて
(評価テスト条件)
車両:2サイクル 120ccオートバイ。
【0044】
測定条件:ISO6460。
【0045】
仕様:排気管の前方側の内径45mmの排気通路に断面積が0〜100(%)の割合となるように、長さ20mmの第1ハニカム触媒を配置。
【0046】
第2ハニカム触媒として第1ハニカム触媒の後方200mm位置に外径70mm、長さ50mm、100セル/平方インチを配置。
【0047】
(実施例1)
図1に示す実施例1の排気装置1Bは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通する排気通路2を形成する排気管2aと、排気通路2の上流側に形成された小径部(第1触媒配置領域)21bに配置された第1ハニカム触媒部3bと、前記小径部21bから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部(第2触媒配置領域)22に配置された第2ハニカム触媒部4bとよりなる。
【0048】
すなわち、実施例1の場合には、排気管2aの前方側の排気通路2の小径部21bは、内径45mmであり、小径部21bにステーイK(図2参照)あるいはステーイK1(図3参照)で保持された第1ハニカム触媒3bは、外径35mm、長さ20mm、100セル/平方インチであり、排気管2aの内壁面20aとの間に吹き抜け通路200あるいは200aを形成する。
【0049】
排気管2aの後方側の排気通路2の大径部22bは、内径90mmであり、第1ハニカム触媒部3bの約100mm後方側で大径部22bにリング状仕切り板K10(図4参照)で保持された第2ハニカム触媒4bは、第1ハニカム触媒部3bの約100mm後方に外径75mm、長さ50mm、40セル/平方インチである。
【0050】
前記以外は、参考例1の場合と同じ構成であり、同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0051】
(実施例2)
図1に示す実施例2の排気装置1Cは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通する排気通路2を形成する排気管2aと、排気通路2の上流側に形成された小径部(第1触媒配置領域)21cに配置された第1ハニカム触媒部3cと、前記小径部21cから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部(第2触媒配置領域)22cに配置された第2ハニカム触媒部4bとよりなる。
【0052】
すなわち、実施例2の場合には、排気管2aの前方側の排気通路2の小径部21cは、内径60mmであり、小径部21cにステーイK(図2参照)あるいはステーイK1(図3参照)で保持された第1ハニカム触媒3cは、外径35mm、長さ20mm、200セル/平方インチであり、排気管2aの内壁面20aとの間に吹き抜け通路200あるいは200aを形成する。
【0053】
排気管2aの後方側の排気通路2の大径部22cは、内径90mmであり、第1ハニカム触媒部3cの約100mm後方側で大径部22cにリング状仕切り板K10で保持された第2ハニカム触媒4cは、外径70mm、長さ50mm、100セル/平方インチである。
【0054】
前記以外は、参考例1の場合と同じ構成であり、同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0055】
(参考例2)
図1に示す参考例2の排気装置1Dは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通する排気通路2を形成する排気管2aと、排気通路2の上流側に形成された小径部(第1触媒配置領域)21dに配置された第1ハニカム触媒部3dと、前記小径部21dから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部(第2触媒配置領域)22dに配置された第2ハニカム触媒部4dとよりなる。
【0056】
すなわち、参考例2の場合には、排気管2aの前方側の排気通路2の小径部21dは、内径60mmであり、小径部21dにステーイK(図2参照)あるいはステーイK1(図3参照)で保持された第1ハニカム触媒3dは、外径35mm、長さ20mm、100セル/平方インチであり、排気管2aの内壁面20aとの間に吹き抜け通路200あるいは200aを形成する。
【0057】
排気管2aの後方側の排気通路2の大径部22dは、内径90mmであり、第1ハニカム触媒部3dの約200mm後方側で大径部22dにリング状仕切り板K10(図4参照)で保持された第2ハニカム触媒4dは、外径70mm、長さ50mm、200セル/平方インチである。
【0058】
前記以外は、参考例1の場合と同じ構成であり、同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0059】
(参考例3)
図5に示す参考例3の排気装置1Eは、2サイクルエンジンEの排気ポートe1に連通する排気通路2を形成する排気管2aと、排気通路2の上流側に形成された小径部(第1触媒配置領域)21eに配置された第1ハニカム触媒部3eと、前記小径部21eから軸方向Pに所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部(第2触媒配置領域)22eに配置された第2ハニカム触媒部4eとよりなる。
【0060】
すなわち、参考例3の場合には、排気管2aの前方側の排気通路2の小径部21eは、内径60mmであり、小径部21eにステーイK(図2参照)あるいはステーイK1(図3参照)で保持された第1ハニカム触媒3eは、外径35mm、長さ20mm、100セル/平方インチであり、排気管2aの内壁面20aとの間に吹き抜け通路200あるいは200aを形成する。
【0061】
排気管2aの後方側の排気通路2の大径部22eは、内径90mmであり、第1ハニカム触媒部3eの約100mm後方側で大径部22eにステーイK2(図6参照)で保持された第2ハニカム触媒4eは、外径70mm、長さ50mm、200セル/平方インチであり、排気管2aの内壁面20aとの間に吹き抜け通路201を形成する。
【0062】
前記以外は、参考例1の場合と同じ構成であり、同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0063】
(排ガスの浄化率の評価テスト)
前記参考例1、前記実施例1及び2における排気装置1A、1B、1Cの効果を確認するため、比較例1ともに同じ、排ガスの浄化率の評価テストを施し、その結果を図9に比較して示した。
【0064】
なお、比較例1の排気装置は、参考例1、実施例1及び2で用いた排気管2a(図1参照)と、排気管2aの排気通路2と同じ位置に、排気管2aの内壁面20aより隔てられた排気通路20の中央部に排気管2aの軸方向Pに沿って配置された所定長さの筒状触媒(図示せず、以下同じ)とからなる。
【0065】
比較例1で用いた筒状触媒(パンチングチューブ)は、外径35mm、長さ150mm、厚さ1.0mm、筒状周壁部に形成され筒状周壁部の内周側と外周側とを連通する多数の連絡孔(パンチング孔)の孔径3mm、孔径のピッチ6mmに設定された筒状体に、参考例1、実施例1及び2の場合と同じ触媒層を担持し触媒化したものである。
【0066】
(評価テスト条件)
エンジン:50cc、2サイクル
評価モ−ド:IS06460
(評価テストの結果)
図9に示されるように、参考例1、実施例1及び2の場合には、いずれも排ガス中のHC及びCOの浄化率が60%を越え、比較例1のHC浄化率が50%、COの浄化率が45%の場合よりも優れることが判明した。
【0067】
【発明の効果】
本発明の排気装置によれば、触媒は、排気通路を区画する排気管の内壁面より隔てられた排気通路の中央部に排気管の軸方向に沿って配置され、触媒の外周面が排気管の内壁面との間に排ガスの吹抜け通路を形成し、触媒機能する領域の径方向の断面積が吹抜け通路の断面積の1/5〜2/3であり、軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第1ハニカム触媒部と、第1ハニカム触媒部に対し排気管の軸方向に沿って所定の間隔を隔て配置され、排気管の軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第2ハニカム触媒部と、を備え、第1ハニカム触媒部の通孔の数が100セル/平方インチ及び第2ハニカム触媒部の通孔の数が40セル/平方インチ、又は、第1ハニカム触媒部の通孔の数が200セル/平方インチ及び第2ハニカム触媒部の通孔の数が100セル/平方インチのいずれかであることを特徴とする。
【0068】
このため、エンジンの排気ポートから排出された直後の排気ガスは、吹き抜け通路から直接、第2ハニカム触媒部に向かう吹き抜け流と、第1ハニカム触媒部に導入する流れとの2つの流れを形成する。
【0069】
そして、排ガスの吹き抜け量を吹き抜け通路によってエンジン出力が低下しないものに保持しながら、第1ハニカム触媒部では、エンジンの排気ポートから排出された直後の排気ガスの高温により触媒反応を向上した状態で効率良く排ガスを浄化できる。
【0070】
さらに第2ハニカム触媒部では、前方側の第1ハニカム触媒部の外周側の吹き抜け通路から吹き抜けた排ガスが直接導入し、触媒機能を充分に発揮し得る高さの入ガス温度を保持できる。このため、後方側の第2ハニカム触媒部においても、触媒反応を向上した状態で効率良く浄化できる。
【0071】
従って、本発明の排気装置は、簡素な構成によりエンジン出力を低下することなく、浄化率を高めることができ、小型エンジンに連結して用いる場合に、優れた機能を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び2並びに参考例1及び2の排気装置の使用例を示す断面側面図。
【図2】図1におけるA、A線断面矢視拡大図。
【図3】参考例1の変形例におけるA、A線断面矢視拡大図。
【図4】図1におけるB、B線断面矢視拡大図。
【図5】参考例3の排気装置の使用例を示す断面側面図。
【図6】図5におけるB1、B1線断面矢視拡大図。
【図7】参考例1の第1ハニカム触媒部が配置された排気通路の上流側小径部における第1ハニカム触媒部が占める断面積の割合と、エンジン出力との関係を示す図。
【図8】参考例1の第1ハニカム触媒部が配置された排気通路の上流側小径部における第1ハニカム触媒部が占める断面積の割合と、HC浄化率との関係を示す図。
【図9】参考例1、実施例1及び2、並びに比較例1の排ガス浄化率を比較して示す比較図。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E…排気装置
2a…排気管 20a…排気管の内壁面
2…排気通路 21a、21b、21c、21d、21e…小径部
22a、22b、22c、22d、22e…大径部
3a、3b、3c、3d、3e…第1ハニカム触媒部
30…平板、31…波板 32…通孔(ハニカム孔) 34…外筒
4…第2ハニカム触媒部
40…平板、41…波板 42…通孔(ハニカム孔) 44…外筒
Claims (4)
- エンジンの排気ポートに連通する排気通路を形成する排気管と、該排気通路内に設置され排ガスを浄化する触媒を備えた排気装置であって、
前記触媒は、前記排気通路を区画する前記排気管の内壁面より隔てられた該排気通路の中央部に該排気管の軸方向に沿って配置され、
前記触媒の外周面が該排気管の該内壁面との間に排ガスの吹抜け通路を形成し、触媒機能する領域の径方向の断面積が該吹抜け通路の断面積の1/5〜2/3であり、該軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第1ハニカム触媒部と、
前記第1ハニカム触媒部に対し前記排気管の軸方向に沿って所定の間隔を隔て配置され、該排気管の軸方向に沿う多数の通孔を有する金属製の第2ハニカム触媒部と、を備え、
前記第1ハニカム触媒部の前記通孔の数が100セル/平方インチ及び前記第2ハニカム触媒部の前記通孔の数が40セル/平方インチ、又は、前記第1ハニカム触媒部の前記通孔の数が200セル/平方インチ及び前記第2ハニカム触媒部の前記通孔の数が100セル/平方インチのいずれかであることを特徴とする排気装置。 - 前記排気管の前記排気通路は、上流側に形成された小径部と該小径部より軸方向に所定の間隔を隔てた下流側に形成された大径部とを備え、該小径部に前記第1ハニカム触媒部が配置され、該大径部に前記第2ハニカム触媒部が配置されている請求項1記載の排気装置。
- 前記第2ハニカム触媒部は、前記排気管の内壁に設けられた仕切り板によって固定保持されている請求項1又は2記載の排気装置。
- 前記第1ハニカム触媒部は、軸方向の長さが径の1/2〜1倍である請求項1記載の排気装置。
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