JP4721848B2 - ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法 - Google Patents

ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法 Download PDF

Info

Publication number
JP4721848B2
JP4721848B2 JP2005284676A JP2005284676A JP4721848B2 JP 4721848 B2 JP4721848 B2 JP 4721848B2 JP 2005284676 A JP2005284676 A JP 2005284676A JP 2005284676 A JP2005284676 A JP 2005284676A JP 4721848 B2 JP4721848 B2 JP 4721848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion hole
driving
expansion anchor
adhesive
pinning method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005284676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007092433A (ja
Inventor
正吾 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FS Technical Corp
Original Assignee
FS Technical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FS Technical Corp filed Critical FS Technical Corp
Priority to JP2005284676A priority Critical patent/JP4721848B2/ja
Publication of JP2007092433A publication Critical patent/JP2007092433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4721848B2 publication Critical patent/JP4721848B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

本発明は、いわゆる「浮き」が生じた建物外壁や内壁等の壁体の補修(ピンニング)に使用するピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法に関するものである。
従来、この種のピンニング工法、タイル等の仕上げ材を貫通し且つ躯体を所定の深さまで穿孔した挿填穴に、コーンと筒状のアンカー本体とから成る拡張アンカーを打ち込むと共に、アンカー本体の注入口から接着剤を注入することで行われる。また、接着剤を注入した後、挿填穴に形成した座ぐり穴をタイル片で構成したキャップにより閉塞して、アンカー本体を隠蔽するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
これに用いる拡張アンカーは、注入口付きの筒状のアンカー本体と、アンカー本体の拡開アンカー部を押し開くコーンとで一体的に構成されている。アンカー本体は、コーンが嵌合している拡開アンカー部と、これに連なる胴部と、胴部に連なり打撃を受けるフランジ部とから成り、拡開アンカー部には複数の割りスリットが形成され、胴部には接着剤を挿填穴の穴壁に導く複数の開口が形成されている。拡張アンカーを打ち込んだ後、アンカー本体のフランジ部から接着剤を注入すると、接着剤はアンカー本体内に満たされた後、複数の割りスリットおよび複数の開口から挿填穴の穴壁に流入する。これにより、挿填穴の穴壁とアンカー本体とが強固に接着(アンカリング)され、拡張アンカーによる仮固定の状態から接着剤による本固定の状態となって、外壁の補修が完了する。
特開2000−34839号公報
このような従来の拡張アンカーを用いたピンニング工法では、フランジ部から接着剤を注入してゆくと、接着剤は挿填穴の手前(浅い部分)から満たされてゆくため、接着剤は、仕上げ材の「浮き」部分には流入するものの、躯体部分(挿填穴の深い部分)ではエアー溜りできて流入が阻止されることになる。このため、接着剤による拡張アンカーの躯体へのアンカリングが不十分となる問題があった。
本発明は、接着剤による拡張アンカーの躯体へのアンカリングを確実に行うことができるピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法を提供することをその課題としている。
本発明のピンニング工法用の拡張アンカーは、仕上げ材を貫通してコンクリート躯体を所定の深さまで穿孔した挿填穴に、仕上げ材を押さえるために打ち込まれるピンニング工法用の拡張アンカーにおいて、筒状本体と筒状本体に連なる拡開アンカー部とを有し、挿填穴に挿填される筒状アンカーと、筒状アンカーに基端側から嵌入し、挿填穴の穴底に達するように挿入された筒状アンカーに対し打撃により打ち込まれて拡開アンカー部を押し開く打込みピンと、を備え、打込みピンは、拡開アンカー部を押し開く先端側の押開き部と、押開き部に連なるピン本体と、を有すると共に、軸心に貫通形成され、挿填穴に接着剤を注入するための注入流路を有していることを特徴とする。
この構成によれば、穿孔した挿填穴に筒状アンカーおよび打込みピンを挿填し、筒状アンカーが挿填穴の穴底に達した状態で、打込みピンをハンマー等で打ち込むと、打込みピンの押開き部により筒状アンカーの拡開アンカー部が押し開かれ、拡張アンカーが挿填穴の内周面にアンカリングされる。また、拡張アンカーをアンカリングした後、打込みピンに貫通形成した注入流路から挿填穴に、接着剤を注入すると、接着剤は注入流路を通って挿填穴の最奥部に送り込まれる。すなわち、この注入流路により、接着剤を挿填穴の最奥部から徐々に充填してゆくことができる。したがって、接着剤の注入に際し、挿填穴の深い部分にエアー溜りが生ずることがなく、接着剤を挿填穴の隅々まで行き渡らせることができる。
この場合、打込みピンは、筒状アンカーに対し嵌入した状態で保持されていることが、好ましい。
この構成によれば、筒状アンカーと打込みピンとを、一体のものとして扱うことができるため、保管時は元より挿填穴への挿填も簡単に行うことができる。
これらの場合、打込みピンに装着され、挿填穴の開口部を閉止する閉止キャップを、更に備え、閉止キャップは、開口部と同径に形成したキャップ本体と、ピン本体における注入流路に嵌合する嵌合軸部と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、打込みピンに形成した注入流路を利用して、挿填穴の開口部に閉止キャップを装着することにより、開口部を閉止して打込みピンや筒状アンカーを挿填穴に隠蔽することができ、補修部分を目立ち難いものとすることができる。なお、補修部分を、より目立ち難いものとするために、閉止キャップ(少なくともキャップ本体の表面)を仕上げ材と同色とすることが、好ましい。
また、打込みピンは、ピン本体に連なる頭部を更に有し、頭部は、開口部の径より大きな径に形成され、かつ薄肉に形成されていることが、好ましい。
この構成によれば、頭部は、挿填穴の開口部径より大きな径に形成されているため、打込みピンを打ち込むと、その頭部が仕上げ材を直接押さえると共に、キャッピング状態で挿填穴を完全に隠すことになる。また、頭部は大きく突出することがなく目立ち難いものとなる。なお、頭部をより目立ち難いものとするために、これを仕上げ材の色彩に合致するように着色することが、好ましい。
同様に、打込みピンは、ピン本体に連なる頭部を更に有し、頭部は、挿填穴の開口部の径より大きな径の皿状に形成されていることが、好ましい。
この構成によれば、頭部により仕上げ材を十分な強度をもって押さえることができると共に、頭部に、打ち込みに十分に耐え得る強度を持たせることができる。すなわち、ハンマー等による打ち込みに際し、頭部に変形等が生ずることがない。なおこの場合も、頭部をより目立ち難いものとするために、これを仕上げ材の色彩に合致するように着色することが、好ましい。
本発明のピンニング工法は、上記したピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、壁体の要補修箇所に仕上げ材を貫通してコンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、挿填穴に拡張アンカーを挿填する挿填工程と、打込みピンを打ち込む打込み工程と、打込み工程後、注入流路から挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、打込み工程後の後、打込みピンの注入流路から挿填穴に、接着剤を注入すると、接着剤は注入流路を通って挿填穴の最奥部から充填されてゆく。このため、接着剤の注入に際し、挿填穴の深い部分にエアー溜りが生ずることがなく、接着剤を挿填穴の隅々まで行き渡らせることができ、挿填穴の穴壁と拡張アンカーとを強固に接着(アンカリング)することができる。したがって、拡張アンカーのコンクリート躯体へのアンカリングを、物理的な固定方法と化学的な固定方法とにより確実に行うことができる。
本発明の他のピンニング工法は、上記したピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、壁体の要補修箇所に仕上げ材を貫通してコンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、挿填穴に拡張アンカーを挿填する挿填工程と、頭部が挿填穴の開口部から没入するように打込みピンを打ち込む打込み工程と、打込み工程後、注入流路から挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、接着剤注入工程の後、閉止キャップを装着するキャップ装着工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、上記と同様に、挿填穴の穴壁と拡張アンカーとを強固に接着(アンカリング)することができ、接着剤による拡張アンカーのコンクリート躯体へのアンカリングを確実に行うことができる。また、閉止キャップにより、拡張アンカーによる補修部分を目立ち難いものとすることができる。
本発明の他のピンニング工法は、上記したピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、壁体の要補修箇所に仕上げ材を貫通してコンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、挿填穴に拡張アンカーを挿填する挿填工程と、頭部が挿填穴の開口縁部に当接するように打込みピンを打ち込む打込み工程と、打込み工程後、注入流路から挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、上記と同様に、挿填穴の穴壁と拡張アンカーとを強固に接着(アンカリング)することができ、接着剤による拡張アンカーのコンクリート躯体へのアンカリングを確実に行うことができる。また、打込みピンの頭部により、仕上げ材を直接押さえることができると共に、拡張アンカーによる補修部分を目立ち難いものとすることができる。
本発明の他のピンニング工法は、上記したピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、壁体の要補修箇所に仕上げ材を貫通してコンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、挿填穴の開口縁部を頭部の径に合わせて面取りする面取り工程と、挿填穴に拡張アンカーを挿填する挿填工程と、頭部が仕上げ材と略面一になるように打込みピンを打ち込む打込み工程と、打込み工程後、注入流路から挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、上記と同様に、挿填穴の穴壁と拡張アンカーとを強固に接着(アンカリング)することができ、接着剤による拡張アンカーのコンクリート躯体へのアンカリングを確実に行うことができる。また、打込みピンの頭部により、仕上げ材を強固に押さえることができると共に、拡張アンカーによる補修部分を目立ち難いものとすることができる。
これらの場合、接着剤注入工程の後、頭部における注入流路の開口部分を頭部の表面と面一になるようにパテ埋めするパテ埋め工程を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、外部に開放されている注入流路の開口部分をパテ埋めすることで、補修部分を目立ち難いものとすることができると共に、この部分からの雨水等の浸入を防止することができる。なお、使用するパテは、仕上げ材の色彩に合致するように着色されていることが、好ましい。
以上のように、本発明の拡張アンカーおよびピンニング工法によれば、接着剤を挿填穴の隅々まで行き渡らせることができるので、挿填穴の穴壁と拡張アンカーとを強固に接着(アンカリング)することができ、接着剤による拡張アンカーのコンクリート躯体へのアンカリングを確実に行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るピンニング工法用の拡張アンカー、およびこれを用いたピンニング工法について説明する。このピンニング工法は、外壁の「浮き部」などの要補修箇所に穿孔した挿填穴に、仕上げ材を押さえるように拡張アンカーを打ち込むと共に接着剤を注入して、外壁の補修を行うものである。図1の断面図に示すように、外壁1は、コンクリート躯体2と仕上げ材3とから成り、仕上げ材3はモルタル4とこれに貼ったタイルや石材等の装飾材5と、で構成されている。この場合、コンクリート躯体2とモルタル4との間には第1浮き部6が、またモルタル4と装飾材5との間には第2浮き部7が生じているものとする。さらに、外壁1には、これを補修すべく、装飾材5およびモルタル4を貫通し且つコンクリート躯体2を所定の深さまで穿孔した挿填穴8が形成されている。そして、その挿填穴8に対し、拡張アンカー10を打ち込むと共に、打ち込んだ拡張アンカー10を介して接着剤Rを注入することにより、外壁1の補修が行われる。
図1に示すように、拡張アンカー10は、ステンレス等で構成され、挿填穴8に挿填される筒状アンカー11と、筒状アンカー11に挿入され打撃によりこれに打ち込まれる打込みピン12と、挿填穴8の開口部8aを閉塞する化粧キャップ(閉止キャップ)13と、で構成されている。一方、拡張アンカー10が挿填される挿填穴8は、その開口部8aにザグリ穴を有し、且つ仕上げ材3を貫通してコンクリート躯体2に対し20mm以上の深さに穿孔されている。
筒状アンカー11は、筒状本体21と、筒状本体21に連なる拡開アンカー部22とで一体に形成されている。筒状本体21の基端部には、仕上げ材3を押さえるフランジ部23が形成され、また中間部には、拡開アンカー部22との間で打込みピン12の抜止め状態に保持するカシメ部24が形成されている。拡開アンカー部22は、「かしめ」或いは「絞り」加工等により凹凸形状に形成され、且つ複数箇所において軸方向に延びる割りスリット26が形成されている。拡開アンカー部22の各凹部は、環状の絞り部となっており、この部分に打込みピン12の先端側(押開き部31)が載り上げて、拡開アンカー部22を押し開くようになっている(同図(b)参照)。カシメ部24は、筒状本体21の内側に突出するように形成され、打込みピン12を抜止め状態に保持している。なお、筒状アンカー11と打込みピン12とは、別々にしておいてもよいが、このように一体化しておくことにより、取り扱いが容易になる。
なお、カシメ部24に代えて、この部分を「絞り」加工としてもよいし、筒状本体21と打込みピン12との間に抜止め用の樹脂リングを介設するようにしてもよい。或いは、拡開アンカー部22に打込みピン12の先端側(押開き部31)を接着して一体化することも可能である。
打込みピン12は、拡開アンカー部22を押し開く先端側の押開き部31と、押開き部31に連なるピン本体32と、で一体に形成されており、筒状アンカー11に打ち込んだ状態で、ピン本体32の基端が筒状アンカー(のフランジ部23)11の内部に没入する長さとなっている。また、打込みピン12の軸心には、接着剤Rを注入するための注入流路33が貫通形成されている。この場合、注入流路33の径は、後述する注入ノズル52の内筒57を挿入できるように、内筒57より太径に形成されていることが好ましい。もっとも、注入ノズル52の外筒58を開口部8aに押し付け(封止)ておいて接着剤Rの注入を行えば、内筒57が注入流路33に挿入されていなくても注入は可能となる。したがって、実用上は、打込みピン12の強度を考慮して注入流路33の径が定められる。なお、注入流路33の開口部分は、ロート形状となるように面取りされていることが、好ましい。
一方、ピン本体32の軸方向中間部には、筒状アンカー11のカシメ部24に対応して、僅かに窪んだ環状溝部34が形成されている。また、押開き部31は、ピン本体32に連なってテーパ形状を為しており、打撃により、筒状アンカー11の拡開アンカー部22を外側に押し開く。
化粧キャップ13は、挿填穴8の開口部(ザグリ穴)8aと同径に形成した円板状のキャップ本体41と、打込みピン12の注入流路33に嵌合する嵌合軸部42と、で一体に形成されている。また、キャップ本体41には、装飾材5と同色の焼付け塗装が施されている。嵌合軸部42を打込みピン12の注入流路33に嵌合するようにして化粧キャップ13を装着すると、キャップ本体41が挿填穴8の開口部8a、すなわちザグリ穴に嵌合し、且つキャップ本体41の表面と装飾材5の表面とが面一になり、化粧キャップ13は目立ち難いものとなる。
ここで、図2を参照して、打込みピン12を介して挿填穴8に接着剤Rを注入する接着剤注入器50について、簡単に説明する。接着剤注入器50は、接着剤Rを供給するポンプ形式の注入器本体51と、注入器本体51に着脱自在に装着した注入ノズル52と、で構成されている。 注入器本体51は、有底筒状のケーシング54と、ケーシング54が着脱自在に取り付けられるポンプ本体55と、ポンプ本体55に保持されたレバー56とを備えている。ケーシング54内には、接着剤Rが充填されており、手動でレバー56を操作(ポンピング)することにより、接着剤Rを一定量ずつ注入ノズル52から吐出させるようになっている。なお、接着剤Rには、エポキシ樹脂接着剤を用いているが、これに限らず、例えば各種有機接着剤は元より、粘性を有する無機接着剤等であってもよい。
注入ノズル52は、先端部に吐出口57aを形成した注射針様の内筒57と、内周面に内筒57をスライド自在に保持すると共に内部を接着剤流路とした外筒58と、外筒58を保持すると共に外筒58を注入器本体51に着脱自在に装着する装着金具59と、を備えている。外筒58は、内筒57をスライド自在に保持すると共に開口部8aに押し当てられる先端テーパ形状のシールゴム58aと、シールゴム58aを内包する円筒ケース58bとから成り、この円筒ケース58bの基端側に装着金具59が連結されている。ポンピングにより注入器本体51から送り出された接着剤Rは、外筒58から内筒57に流れ内筒57の吐出口57aから挿填穴8に注入される。その際、外筒58のシールゴム58aにより開口部8aを封止し(外筒58を押し付ける)つつ、注入器本体51のポンピング(接着剤の注入)を行うことが、好ましい。
ここで、図3および図4を参照して、上記の拡張アンカー10を用いた外壁1補修のためのピンニング工法についてその手順を説明する。このピンニング工法は、外壁1の要補修箇所に挿填穴8を穿孔する穿孔工程と、挿填穴8に拡張アンカー10を挿填する挿填工程と、打込みピン12を打ち込む打込み工程と、注入流路33を介して挿填穴8に接着剤Rを注入する接着剤注入工程と、化粧キャップ13を装着するキャッピング工程(キャップ装着工程)と、を備え、かつ上記の順で実行される。なお、穿孔工程に先立って、外壁1を打鍵して挿填穴8の穿孔位置(浮き部)を探知し、該当箇所の装飾材5の中心位置にマーキングを行っておく。
穿孔工程では、ダイヤモンドコアドリル等の穿孔工具61により、マーキング箇所において、仕上げ材3を貫通してコンクリート躯体2に所定の深さまで挿填穴8を穿孔する(図3(a))。この場合、ドライバビットの基部に補助ビットを装着して、ザグリ穴を同時に形成するようにする。なお、コンクリート躯体2への穿孔深さは20mm以上(国土交通省仕様)とし、また挿填穴8の径は、拡張アンカー10の径(4mm〜6mm)より、1mm〜2mm太径とする。
挿填工程では、拡張アンカー10を挿填穴8に投入し、筒状アンカー11のフランジ部23が挿填穴8のザグリ穴(開口部8a)に当接するようにセットする(図3(b))。続く、打ち込み工程では、例えば、専用のポンチ62を打込みピン12にあてがっておいて、ハンマーによりポンチ62を介して打込みピン12を打ち込む(図3(c))。打込みピン12が打ち込まれると、筒状アンカー11の拡開アンカー部22が挿填穴8内で外側に開いて、コンクリート躯体2に喰い込む。なお、打込みピン12の基端がフランジ部23より幾分奥に位置するように打つ込みを行う。
接着剤注入工程では、上記の樹脂注入器50を用い、その注入ノズル52を打込みピン12の注入流路33に差し込んで接着剤Rの注入を行う(図4(a))。注入ノズル52から吐出された接着剤Rは、注入流路33を通って、打込みピン12の先端から挿填穴8に流出する。この場合、打込みピン12の先端は挿填穴8の最奥部に達しているため、接着剤Rは、挿填穴8の最奥部から徐々に充填されてゆく。やがて、接着剤Rは、第1浮き部6に広がり、続いて第2浮き部7に達し第2浮き部7に広がる(図4(b)参照)。このようにして、接着剤Rが、挿填穴8、第1浮き部6および第2浮き部7に十分注入されると、ポンピングが極端に重くなり、接着剤Rの注入が完了したことが体感される。なお、接着剤Rは、ザグリ穴の位置まで満たすようにし、接着剤Rが硬化する前に次のキャッピング工程に移行する。
キャッピング工程では、嵌合軸部42を打込みピン12の注入流路33に嵌合させると共に、化粧キャップ13をザグリ穴に嵌合させるように装着する(図4(b))。この場合、化粧キャップ13は、キャップ本体41の表面と装飾材5の表面とが面一になるように押し込む。また、化粧キャップ13に装着により接着剤Rが溢れ出た場合には、接着剤Rが硬化する前に拭き取るか、或いは硬化してからカッタ等で削ぎ取るようにする。
以上のように、本実施形態の拡張アンカー10によれば、その打込みピン12の軸心に注入流路33を形成し、打込みピン12を打ち込んだ後、この注入流路33を介して挿填穴8に接着剤Rを注入するようにしているので、接着剤Rを、挿填穴8の最深部(深い部分)から徐々に充填してゆくことができる。このため、挿填穴8の最深部にエアー溜りが生ずることがなく、挿填穴8と拡張アンカー10との接着を確実に行うことができる。したがって、拡張アンカー10のコンクリート躯体2へのアンカリングを、物理的な固定方法と化学的な固定方法とにより確実に行うことができる。
次に、図5および図6を参照して、第2実施形態に係る拡張アンカー10について説明する。この実施形態の拡張アンカー10では、その筒状アンカー11がフランジ部23の無いストレート形状に形成され、且つ打込みピン12が、そのピン本体32の基端に連なる円形平頭状の頭部36を有している。この場合も、打込みピン12に形成した注入流路33は、この頭部36を貫通している。また、フランジ部23の無い筒状アンカー11に合わせて、挿填穴8は、その開口部8aにザグリ穴の無いストレート穴となっている。
打込みピンの頭部36は、0.3mmから0.5mm厚程度の薄肉であって、且つ挿填穴8の開口部8aの径より幾分大きな径に形成されている。この頭部36は、挿填穴8の開口部8aを閉塞(キャッピング)するようにして仕上げ材3を押さえるものであり、且つ目立たないように薄肉に形成されている。また、頭部36は、仕上げ材3の表面の色彩に合致するように焼付け塗装等により着色されている。
そして、この場合の挿填工程では、拡張アンカー10を挿填穴8の穴底に突き当てるようにセットし(図6(a))、続く打込み工程では、ハンマー(ポンチ62は不要)により打込みピン12の頭部36が装飾材5に当接する位置まで打ち込むようにする(図6(b))。また、接着剤注入工程では、第1実施形態と同様にポンピングが極端に重くなるまで行う。そして、注入ノズル52を注入流路33から引き抜いた後、上記のキャッピング工程に代えて注入流路33の開口部分を閉止するパテ埋め工程を行う。パテ埋め工程では、打込みピン12の頭部36と同色(装飾材5と同色)に調色されたパテを用意しておき、これを注入流路33の開口部分に充填且つ盛り付けて、ヘラで均すか、硬化後にカッタで平坦に削り取って、頭部36の表面と面一に成形する(図6(c))。
このようにして、打込みを行うと、筒状アンカー11が挿填穴8内で拡開して、拡張アンカー10がコンクリート躯体2にアンカリングされる一方、打込みピン12の頭部36が仕上げ材3を押さえるようにして、挿填穴8の開口部8aを閉塞する。この場合には、仕上げ材3の表面に露出する頭部36に影ができないため、補修部分を目立ち難くすることができる。また、注入流路33からの接着剤R注入により、第1実施形態と同様に、拡張アンカー10のコンクリート躯体2へのアンカリングを、物理的な固定方法と化学的な固定方法とにより確実に行うことができる。なお、第1実施形態と同様に、筒状アンカー11をフランジ部23付のもので構成し、打込みピン12および筒状アンカー11で仕上げ材3を押さえることも可能である。
次に、図7および図8を参照して、第3実施形態に係る拡張アンカー10について説明する。この実施形態の拡張アンカー10では、その筒状アンカー11がフランジ部23の無いストレート形状に形成され、且つ打込みピン12がそのピン本体32の基端に連なる皿状の頭部37を有している。この場合も、打込みピン12に形成した注入流路33は、この頭部37を貫通している。また、フランジ部23の無い筒状アンカー11に合わせて、挿填穴8は、その開口部8aにザグリ穴の無いストレート穴となっている。打込みピン12の頭部37は、皿ねじ等の頭部と同様の形態を有し(但し、工具用の溝はない)、挿填穴8の開口部8aの径より幾分大きな径に形成されている。また、頭部37は、第1実施形態と同様に、仕上げ材3の表面の色彩に合致するように焼付け塗装等により着色されている。
そして、この場合のピンニング工法では、挿填工程の後、拡張アンカー10の頭部37の形状に対応させて、挿填穴8の開口縁部8aを半球状に面取りする面取り工程が付加されている(図8(a))。この面取り工程では、球形のダイヤモンドビット63を用いることが、好ましい。続いて、拡張アンカー10を挿填穴8の穴底に突き当てるようにセットし(図8(b))、続く打込み工程では、ハンマーにより打込みピン12の頭部37が装飾材5に当接する位置まで打ち込む(図8(c))。また、接着剤注入工程では、第1実施形態と同様にポンピングが極端に重くなるまで行う。そして、注入ノズル52を注入流路33から引き抜いた後、第2実施形態と同様に、キャッピング工程に代えて注入流路33の開口部分を閉止するパテ埋め工程を行う。
このようにして、打ち込みを行うと、筒状アンカー11が挿填穴8内で拡開して、拡張アンカー10がコンクリート躯体2にアンカリングされる一方、打込みピン12の頭部37が面取り部分に当接し、頭部37の表面と仕上げ材3の表面とが面一になる。これにより、頭部37は仕上げ材3を押さえるようにして、挿填穴8の開口部8aを閉塞する。また、施工後の拡張アンカー10は、仕上げ材3と同色に着色されており、補修部分が極めて目立ち難いものとなる。さらに、注入流路33からの接着剤R注入により、第1実施形態と同様に、拡張アンカー10のコンクリート躯体2へのアンカリングを、物理的な固定方法と化学的な固定方法とにより確実に行うことができる。なお、第1実施形態と同様に、筒状アンカー11をフランジ部23付のもので構成し、打込みピン12および筒状アンカー11で仕上げ材3を押さえることも可能である。
本発明の一実施形態に係る拡張アンカーの(a)アンカリング前の断面図、および(b)アンカリング後の断面図である。 接着剤注入器の外観図である。 ピンニング工法における(a)穿孔工程図、(b)挿填工程図および(c)打込み工程図である。 ピンニング工法における(a)接着剤注入工程図および(b)キャッピング工程図である。 第2実施形態に係る拡張アンカーの断面図である。 ピンニング工法における(a)挿填工程図、(b)打込み工程図および(c)パテ埋め工程図である。 第3実施形態に係る拡張アンカーの断面図である。 ピンニング工法における(a)面取り工程図、(b)挿填工程図および(c)打込み工程図である。
符号の説明
1 外壁 2 コンクリート駆体
3 仕上げ材 5 装飾材
8 挿填穴 8a 開口部
10 拡張アンカー 11 筒状アンカー
12 打込みピン 13 化粧キャップ
21 筒状本体 22 拡開アンカー部
24 カシメ部 31 押開き部
32 ピン本体 33 注入流路
41 キャップ本体 42 嵌合軸部
36 頭部 37 頭部
R 接着剤

Claims (10)

  1. 仕上げ材を貫通してコンクリート躯体を所定の深さまで穿孔した挿填穴に、前記仕上げ材を押さえるために打ち込まれるピンニング工法用の拡張アンカーにおいて、
    筒状本体と前記筒状本体に連なる拡開アンカー部とを有し、前記挿填穴に挿填される筒状アンカーと、
    前記筒状アンカーに基端側から嵌入し、前記挿填穴の穴底に達するように挿入された前記筒状アンカーに対し打撃により打ち込まれて前記拡開アンカー部を押し開く打込みピンと、を備え、
    前記打込みピンは、前記拡開アンカー部を押し開く先端側の押開き部と、前記押開き部に連なるピン本体と、を有すると共に、
    軸心に貫通形成され、前記挿填穴に接着剤を注入するための注入流路を有していることを特徴とするピンニング工法用の拡張アンカー。
  2. 前記打込みピンは、前記筒状アンカーに対し嵌入した状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。
  3. 前記打込みピンに装着され、前記挿填穴の開口部を閉止する閉止キャップを、更に備え、
    前記閉止キャップは、前記開口部と同径に形成したキャップ本体と、前記ピン本体における前記注入流路に嵌合する嵌合軸部と、を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。
  4. 前記打込みピンは、前記ピン本体に連なる頭部を更に有し、
    前記頭部は、前記開口部の径より大きな径に形成され、かつ薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。
  5. 前記打込みピンは、前記ピン本体に連なる頭部を更に有し、
    前記頭部は、前記挿填穴の開口部の径より大きな径の皿状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。
  6. 請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
    前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
    前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
    前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
    前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。
  7. 請求項3に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
    前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
    前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
    前記頭部が前記挿填穴の前記開口部から没入するように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
    前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、
    前記接着剤注入工程の後、前記閉止キャップを装着するキャップ装着工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。
  8. 請求項4に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
    前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
    前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
    前記頭部が前記挿填穴の開口縁部に当接するように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
    前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。
  9. 請求項5に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
    前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
    前記挿填穴の開口縁部を前記頭部の径に合わせて面取りする面取り工程と、
    前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
    前記頭部が前記仕上げ材と略面一になるように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
    前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。
  10. 前記接着剤注入工程の後、前記頭部における前記注入流路の開口部分を前記頭部の表面と面一になるようにパテ埋めするパテ埋め工程を、更に備えたことを特徴とする請求項8または9に記載のピンニング工法。
JP2005284676A 2005-09-29 2005-09-29 ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法 Expired - Fee Related JP4721848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284676A JP4721848B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284676A JP4721848B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007092433A JP2007092433A (ja) 2007-04-12
JP4721848B2 true JP4721848B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37978458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284676A Expired - Fee Related JP4721848B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4721848B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5620683B2 (ja) * 2010-01-18 2014-11-05 豊且 西川 タイル張り外壁の補修方法
JP2014077260A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Fs Technical Corp 拡張アンカー、これを用いたネットバリア工法およびピンニング工法
JP6696707B2 (ja) * 2015-08-19 2020-05-20 株式会社Bac 躯体劣化部分の補修方法及び補修状態検査方法
CN111042564A (zh) * 2019-12-26 2020-04-21 定州康拓科技有限公司 建筑内地板砖空鼓区域快速检测修补方法及装置
US11274695B2 (en) * 2020-01-14 2022-03-15 Eve Ventures Llc Expanding, anchoring screw

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128753U (ja) * 1989-03-30 1990-10-24
JPH08128210A (ja) * 1994-09-07 1996-05-21 Yoshino Seiki:Kk アンカー部材
JP2002188297A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Iwashimizu Sangyo:Kk コンクリートクラックの補修装置用ノズル
JP2004238848A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Dgp:Kk ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP2005155241A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Daiya Reform Kk 外壁補修用アンカーピン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128753A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Terumo Corp 心拍出量測定装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128753U (ja) * 1989-03-30 1990-10-24
JPH08128210A (ja) * 1994-09-07 1996-05-21 Yoshino Seiki:Kk アンカー部材
JP2002188297A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Iwashimizu Sangyo:Kk コンクリートクラックの補修装置用ノズル
JP2004238848A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Dgp:Kk ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP2005155241A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Daiya Reform Kk 外壁補修用アンカーピン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007092433A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3759157B1 (ja) ピンニング工法用の注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法
JP4721848B2 (ja) ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP5896978B2 (ja) ピンニング工法
JP4522341B2 (ja) 注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法
JP4777199B2 (ja) 注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法
JP5988922B2 (ja) 注入口付アンカーピン、これを用いたピンニング工法およびネットバリヤー工法
JP2011026798A (ja) ピンニング工法用の注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法
JP4587886B2 (ja) ピンニング工法用の注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法
JP6486122B2 (ja) 壁体補修工法
JP2006219970A (ja) 注入口付アンカーピンおよびこれを用いたピンニング工法、並びにインサートアンカー
JP4030887B2 (ja) ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP3148706U (ja) 足場継ぎ跡用マスキングキャップ
JP3958226B2 (ja) ピンニング工法用のアンカーピンおよびこれを用いたピンニング工法
JP3812948B2 (ja) 注入ノズル、樹脂注入器およびピンニング工法
JP2007009561A (ja) 穿孔マスクキャップ、壁面補修装置及び壁面補修工法
JP2008007972A (ja) 拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP2006307454A (ja) ピンニング工法用の注入ノズル、およびこれを用いたピンニング工法
JP4777062B2 (ja) ピンニング工法
JP6441293B2 (ja) タイル浮きの補修器具及びタイル浮きの補修方法
JP2008002122A (ja) 拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法
JP4454510B2 (ja) グラウト剤の注入プラグとこのプラグの打ち込み工具
JP7341474B2 (ja) 化粧キャップおよび剥離補修部材
JP3946196B2 (ja) 注入ノズル
JP5600572B2 (ja) 接着剤注入装置及び接着剤注入方法
JP3946210B2 (ja) 注入ノズル、樹脂注入器およびピンニング工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees