JP4721848B2 - ピンニング工法用の拡張アンカーおよびこれを用いたピンニング工法 - Google Patents
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Description
これに用いる拡張アンカーは、注入口付きの筒状のアンカー本体と、アンカー本体の拡開アンカー部を押し開くコーンとで一体的に構成されている。アンカー本体は、コーンが嵌合している拡開アンカー部と、これに連なる胴部と、胴部に連なり打撃を受けるフランジ部とから成り、拡開アンカー部には複数の割りスリットが形成され、胴部には接着剤を挿填穴の穴壁に導く複数の開口が形成されている。拡張アンカーを打ち込んだ後、アンカー本体のフランジ部から接着剤を注入すると、接着剤はアンカー本体内に満たされた後、複数の割りスリットおよび複数の開口から挿填穴の穴壁に流入する。これにより、挿填穴の穴壁とアンカー本体とが強固に接着(アンカリング)され、拡張アンカーによる仮固定の状態から接着剤による本固定の状態となって、外壁の補修が完了する。
3 仕上げ材 5 装飾材
8 挿填穴 8a 開口部
10 拡張アンカー 11 筒状アンカー
12 打込みピン 13 化粧キャップ
21 筒状本体 22 拡開アンカー部
24 カシメ部 31 押開き部
32 ピン本体 33 注入流路
41 キャップ本体 42 嵌合軸部
36 頭部 37 頭部
R 接着剤
Claims (10)
- 仕上げ材を貫通してコンクリート躯体を所定の深さまで穿孔した挿填穴に、前記仕上げ材を押さえるために打ち込まれるピンニング工法用の拡張アンカーにおいて、
筒状本体と前記筒状本体に連なる拡開アンカー部とを有し、前記挿填穴に挿填される筒状アンカーと、
前記筒状アンカーに基端側から嵌入し、前記挿填穴の穴底に達するように挿入された前記筒状アンカーに対し打撃により打ち込まれて前記拡開アンカー部を押し開く打込みピンと、を備え、
前記打込みピンは、前記拡開アンカー部を押し開く先端側の押開き部と、前記押開き部に連なるピン本体と、を有すると共に、
軸心に貫通形成され、前記挿填穴に接着剤を注入するための注入流路を有していることを特徴とするピンニング工法用の拡張アンカー。 - 前記打込みピンは、前記筒状アンカーに対し嵌入した状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。
- 前記打込みピンに装着され、前記挿填穴の開口部を閉止する閉止キャップを、更に備え、
前記閉止キャップは、前記開口部と同径に形成したキャップ本体と、前記ピン本体における前記注入流路に嵌合する嵌合軸部と、を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。 - 前記打込みピンは、前記ピン本体に連なる頭部を更に有し、
前記頭部は、前記開口部の径より大きな径に形成され、かつ薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。 - 前記打込みピンは、前記ピン本体に連なる頭部を更に有し、
前記頭部は、前記挿填穴の開口部の径より大きな径の皿状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカー。 - 請求項1または2に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。 - 請求項3に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
前記頭部が前記挿填穴の前記開口部から没入するように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、
前記接着剤注入工程の後、前記閉止キャップを装着するキャップ装着工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。 - 請求項4に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
前記頭部が前記挿填穴の開口縁部に当接するように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。 - 請求項5に記載のピンニング工法用の拡張アンカーを用いて壁体を補修するピンニング工法であって、
前記壁体の要補修箇所に前記仕上げ材を貫通して前記コンクリート躯体に所定の深さの挿填穴を穿孔する穿孔工程と、
前記挿填穴の開口縁部を前記頭部の径に合わせて面取りする面取り工程と、
前記挿填穴に前記拡張アンカーを挿填する挿填工程と、
前記頭部が前記仕上げ材と略面一になるように前記打込みピンを打ち込む打込み工程と、
前記打込み工程後、前記注入流路から前記挿填穴に接着剤を注入する接着剤注入工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。 - 前記接着剤注入工程の後、前記頭部における前記注入流路の開口部分を前記頭部の表面と面一になるようにパテ埋めするパテ埋め工程を、更に備えたことを特徴とする請求項8または9に記載のピンニング工法。
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