JP4718732B2 - バッファレス描画処理方法及び描画装置 - Google Patents

バッファレス描画処理方法及び描画装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークステーションで作成・編集された描画データをビットマップ展開して感光材上に描画する描画装置及び描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
描画装置は、感光性のフィルム、プリント基板のフォトレジスト層等の感光材に対して光ビームを照射してパターンの描画を行う装置である。描画装置は、光源としてレーザ光を用いるもの或いは発光ダイオード(LED)を用いるものが知られており、これらの光源からの光ビームを描画データに基づいて変調しつつ感光材上で走査することによって描画を行う。描画物の一つであるフォトマスクは、フォトリソグラフによってプリント基板等に導電性のパターンを形成する為に用いられる。近年、描画装置は、描画性能を高める観点から、描画面を複数の帯状のバンド領域に分割してこのバンド領域単位で描画を行うように構成されている。
【0003】
描画装置への入力情報である描画データは、ワークステーション上で、ベクトル形式の複数の図形データをバンド単位で配列した構造として作成される。描画装置は、例えばネットワークを介してワークステーション上に置かれた描画データから図形データを取得し、それをビットマップ展開して描画処理を実行する。
【0004】
このような描画装置の構成を表すブロック図を図6に示す。図6において、制御CPU10は、ネットワーク40を介してワークステーション上に置かれた描画データ41を読み出すと共に、描画装置31の様々な動作制御を司るCPUである。演算CPU15は、描画データに対する演算処理を行いビットマップへの展開を行うCPUである。イメージ生成回路21は、演算CPU15から得られるデータに対し輪郭データの塗りつぶし処理を行いイメージデータを生成する回路である。LED発光回路25は、イメージデータに基づいてLEDを発光させる。データバッファ11,16は、1バンド分の描画データを格納する為のバッファであり、退避スタック17は、イメージデータにおいてバンドからはみ出した描画データを格納するためのメモリである。
【0005】
図7は、描画装置31における描画処理を説明する為の図であり、描画処理におけるデータの流れを表している。図7及び図6を参照して描画装置31における描画処理を説明する。図7に示すように、描画データ41は、先頭からベクトル形式の図形データがバンド単位で配列された構成をなす。描画を行う際には、始めに、制御CPU10によって、描画データ41から1バンド分の描画データが読み出されデータバッファ11内に格納される(矢印51)。次に、データバッファ11に格納された1バンド分の描画データは、演算CPU15内のデータバッファ16に転送される(矢印52)。
【0006】
演算CPU15は、データバッファ16内の描画データを1図形データ(1ベクトル)毎に読み出して演算を行い描画を行う。このときビームは、例えば描画対象のバンドがバンド1である場合には描画面60上でX1方向に走査される。また、この図形データが描画を行っているバンドからはみ出すものである場合には、退避スタック17へ退避する処理も行われる(矢印53)。さらに、以前のバンドへの描画処理で退避スタック17に退避されたデータがあるときは、これらの退避されたデータを読み出して現在の処理対象のバンドへの描画を行い、ここでさらに次のバンドへのはみ出しが生ずる場合には、退避スタック17への退避を行う(矢印54)。
【0007】
このように、描画データ41からの1バンドの読み込み、演算CPU15への1バンドの転送、及び1バンド描画という一連の処理が、バンド毎に実行されて全描画データについて描画処理が実行される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上で説明した従来方式による描画処理は、描画データを1バンド毎に読み出してデータバッファに格納することによって行われる。このため、データバッファの容量の制限から、1バンドのデータがデータバッファの容量を超えるような膨大な描画データに対しては描画処理ができないことになる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされた。すなわち、本発明は、バンド単位で構成された描画データを入力情報として描画を行う描画装置における、描画データ量に対する制限が無く且つ高速に描画処理可能な描画処理方法、及びこのような描画処理方法を実行する為の描画装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の発明は、ネットワーク上に置かれ複数の図形データがバンド単位で配列された描画データを入力情報とし、描画面を描画データのバンドの1単位に対応する帯状の1つのバンド領域単位で描画する描画処理方法であって、ネットワークが混雑しているか否かを判定し、ネットワークが混雑していないと判定される場合には、ネットワークを介して描画データから1つの図形データを取得し、取得した1つの図形データのビットマップを生成し描画を行う。さらに、1つの図形データを取得すること及び1つの図形データのビットマップを生成し描画を行うことを、描画データ内の1バンド単位に含まれる全ての図形データについて実行して1つのバンド領域の描画を行い、該1つのバンド領域の描画を行うことを描画データに含まれる全てのバンドについて処理する。つまり、ネットワークが混雑していないときには、1図形データ単位で読み出して描画を行い、これを繰り返して1つのバンド領域について描画を行う。一方、ネットワークが混雑していると判定される場合には、ネットワークを介して描画データから1つのバンド単位に含まれる全ての図形データを1度に取得してバッファに格納し、バッファに格納された1つのバンド単位に含まれる全ての図形データについてビットマップを生成して1つのバンド領域の描画を行う。そして、該1つのバンド領域の描画を行うことを、描画データに含まれる全てのバンドについて処理する。つまり、ネットワークが混雑しているときには、描画データの転送効率が低下しそれにより描画処理の処理時間が増加することを避ける為、1バンド単位分の図形データを1度に取得して、1つのバンド領域への描画を行う。
【0016】
請求項に記載の発明は、複数の図形データがバンド単位で配列された描画データを入力情報とし、描画面を描画データのバンドの1単位に対応する帯状の1つのバンド領域単位で描画する描画装置であって、ネットワークが混雑しているか否かを判定する判定手段を備える。そしてこの描画装置は、判定手段によってネットワークが混雑していないと判定される場合に、ネットワークを介して描画データから1つの図形データ毎にデータの取得を行い、該取得した1つの図形データ毎にビットマップを生成し描画を行うことにより1つのバンド領域について描画を行う第1の制御手段を備える。つまり、この第1の制御手段によって、ネットワークが混雑していないときには、描画データから1図形データ単位で読み出されて描画が行われ、これを繰り返すことによって1つのバンド領域について描画が達成される。さらに、この描画装置は、判定手段によってネットワークが混雑していると判定される場合に、ネットワークを介して描画データから1つのバンド単位に含まれる全ての図形データを1度に取得してバッファに格納し、該格納された1つのバンド単位に含まれる全ての図形データについてビットマップを生成して1つのバンド領域について描画を行う第2の制御手段を備える。つまり、この第2の制御手段によって、ネットワークが混雑しているときには、描画データの転送効率が低下しそれにより描画処理の処理時間が増加することを避ける為、1バンド単位分の図形データが1度に取得され、1つのバンド領域への描画が行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態としての描画装置130の構成を表すブロック図である。描画装置130は、描画面を複数の帯状の領域に分割したバンド単位で描画を行うマルチバンドタイプの描画装置である。描画データ141は、先頭からベクトル形式の図形データがバンド単位に配列された構成をなし、ネットワーク140を介して描画装置130と接続されるワークステーション(不図示)上に置かれている。
【0019】
図1において、制御/演算CPU110は、ネットワーク140を介してワークステーション上の描画データファイル141から図形データ(ベクトルデータ)を取得すると共に、取得した図形データをビットマップ展開する演算処理を行う機能を持ち、また、描画装置130の様々な動作制御をも司るCPUである。イメージ生成回路120は、制御/演算CPU110から得られるデータの輪郭データに対する塗りつぶし処理を行いイメージデータを生成する回路であり。LED発光回路125は、イメージデータに基づいてLEDを発光させる。
【0020】
また、描画装置130は、LED発光回路125からのビームを描画面上に照射する照射ユニット(不図示)を有し、照射ユニットをバンド領域方向に走査して1バンド領域の描画を行い、描画テーブル(不図示)をバンドの方向と直交す方向に移動させてさらに別のバンド領域の描画を行うという処理を繰り返すことによって描画面全体に亘る描画を行うように構成されている。
【0021】
図2は、描画装置130における描画処理を説明する為の図であり、描画処理におけるデータの流れを表している。図1及び図2を参照して描画装置130における描画処理を説明する。図2に示すように、描画データ141は、先頭から図形データがバンド単位で配列された構成をなす。描画を行う際には、始めに、制御/演算CPU110によって、描画データ141から1図形データがネットワーク140を介して取得され、ビットマップ展開されてバンド領域161内の所定の位置に描画される(矢印151)。なお、このときビーム照射ユニットは、例えば描画対象のバンドがバンド1である場合には描画面160上でX1方向に走査される。また、取得した1図形データが描画対象のバンド領域161からはみ出す場合には、その図形データを退避スタック101に格納しておく。
【0022】
以前のバンドの描画処理で退避スタック101内に図形データが格納されている場合には、これらの退避されたデータを読み出して現在の描画対象のバンド領域のものについては描画を行い、ここでさらに次のバンド領域へのはみ出しが出た場合には、その図形データは退避スタック101へ退避しておく(矢印152)。
【0023】
このように、照射ユニットをバンド領域方向に走査させつつ、描画データ141から1図形データ単位でデータを取得し描画を行うことによって、制御/演算CPU110内に1バンド分の描画データを格納する為のデータバッファを設ける必要が無くなることになる。したがって第1の実施形態による描画処理方法によれば、図6及び図7を参照して説明した従来の描画処理方法と比較して、制御CPU10内のデータバッファ11及び演算CPU15内のデータバッファ16への書き込み/読み出しの為の処理を省くことができる為、処理時間を短縮することができる。
【0024】
図3は、図2で説明した描画処理を詳細に表したフローチャートである。図3の描画処理は制御/演算CPU110によって実行される。この描画処理が開始されると、始めに、描画データ141中の読出し位置を格納しておく為のポインタPOSが0に初期化され、また、描画データ141の読出し終了位置を示す変数POS_ENDに格納すべき値が、描画データ141が置かれているワークステーション側から取得され、変数POS_ENDに格納される(S11)。
【0025】
次に、描画データ141内のバンド総数がワークステーション側から取得され、変数BD_TOTALに格納され、処理対象のバンド番号を格納しておく変数BD_NOが0に初期化され、また、バンド長がワークステーション側から取得され変数BD_LENに格納される(S12)。次に、ステップ13では、処理対象のバンドの最大座標が、
(BD_NO+1)×BD_LEN
によって求められ、変数FD_MAXに格納される。
【0026】
ステップS14では、現在の処理対象のバンドがバンド総数以内となっているか否かが判定され、処理対象のバンドのバンド番号がバンド総数以上となり、全てのバンドに対する処理が終了しているときは(S14:NO)、処理は終了する。全てのバンドの処理が終了していないとき(S14:YES)、処理はステップS15に進む。ステップS15では、ポインタPOSが、読出し終了位置にまで達しているか否かが判定される。読出し終了位置まで達していないときは(S15:YES)、処理はステップS16に進み、ポインタPOSが読出し終了位置まで達したと判定されると(S15:NO)、処理はステップS23に進む。
【0027】
ステップS16では、描画データ141中の現在のポインタPOSが表す位置から1つの図形データ(基本図形vec)が読み出される。ステップS17では、読み出した図形データに基づいて、この図形の最小座標と最大座標が求められ、変数VEC_MIN及びVEC_MAXにそれぞれ格納される(S17)。ステップS18では、S16で読み出した図形データの最小座標であるVEC_MINが、現在処理中のバンドの最大座標FD_MAXを超えていないことを判定したうえで、超えていない場合には(S:18:YES)、この図形データをビットマップ展開して処理対象のバンド領域に描画する(S19)。
【0028】
一方、ステップS18で、最小座標VEC_MINが最大座標FD_MAXI以上と判定される場合には(S18:NO)、ステップS16で読み出した図形データは次のバンド領域に描画すべきものであるので、処理はステップS23に進み、処理対象のバンド番号を表す変数BD_NOを1つカウントアップする。
【0029】
ステップS20では、ステップS19で描画処理を行った図形の最大座標であるVEC_MAXが、現在処理中のバンド領域の最大座標FD_MAXを超えているか否かが判定される。VEC_MAXが最大座標FD_MAXを超えている場合には(S20:YES)、この図形は次のバンドに跨っていることになるので、この図形データを退避スタック101に退避する(S22)。VEC_MAXがバンドの最大座標FD_MAXを超えていない場合には(S20:NO)、この図形は次のバンドに跨っておらず退避を行う必要は無いので処理はステップS21に進む。
【0030】
ステップS21では、次の図形データに処理を移すべく、ポインタPOSに、S19で描画処理を行った図形データのサイズを加算する。そして、次の図形データに対してステップS15〜S22の処理が繰り返される。この繰返し処理の中でポインタPOSが読出し終了位置まで達したと判定されるか(S15:NO)、ステップS16で読み出した図形データの座標がFD_MAXを超え、次のバンドの処理に移るべき段階となると(S18:NO)、処理はステップS23に進む。
【0031】
ステップS23では、次のバンドの処理に移るべく、処理中のバンド番号を表す変数BD_NOが1つカウントアップされる。そして処理はステップS13に進み、次のバンドに対する処理が繰り返される。
【0032】
図4は、本発明の第2の実施形態としての描画装置230の構成を表すブロック図である。描画装置230は、第1の実施形態の描画装置130に対して、制御/演算CPU210にデータバッファ102が加えられた構成となっている。描画装置230は、第1の実施形態での描画装置130と同等の機能、すなわち描画データ141から1図形データ毎に読み出して描画処理を行う機能をもつとともに、ネットワーク140が混雑している場合に、描画データ141から1バンド分の描画データを一度に取得してデータバッファ102に格納し描画処理を行う機能を持つ。
【0033】
図4において、制御/演算CPU210は、ネットワーク140を介して描画データ141が置かれたワークステーション(不図示)からデータを取得する機能を持つと共に、取得した描画データをビットマップ展開する演算処理を行う機能を持ち、また、描画装置230の様々な動作制御をも司るCPUである。なお、図4において第1の実施形態における要素と同一の要素には同一の符号を用いている。
【0034】
制御/演算CPU210は、ネットワーク140の混雑状況を監視し、ネットワーク140が混雑していない場合には、第1の実施形態の描画装置130と同様に1図形データ毎にデータ取得し描画する処理を行うが、ネットワーク140が混雑している場合には、1バンド分の描画データを1度に取得して描画を行う。
【0035】
図5は、制御/演算CPU210がネットワーク140が混雑していると判断した場合の、描画装置230における描画処理を説明する為の図であり、この描画処理におけるデータの流れを表している。ネットワーク140が混雑していると判断すると制御/演算CPU210は、描画データ141から1バンド分のデータをネットワーク140を介して1度に取得しデータバッファ102に格納する(矢印201)。
【0036】
演算/制御CPU210は、データバッファ102から1図形毎に読み出して演算を行い描画を行う(矢印202)。なお、このときビーム照射ユニットは、例えば描画対象のバンドがバンド1である場合には描画面210上でX1方向に走査される。また、読み出された1図形が描画を行っているバンド領域からはみ出すものである場合には、退避スタック17へ退避する処理も行う(矢印202)。さらに、以前のバンドの描画処理で退避スタック101内に図形データが格納されている場合には、これらの退避されたデータを読み出して現在の描画対象のバンド領域のものについては描画を行い、ここでさらに次のバンド領域へのはみ出しが出た場合には、その図形データは退避スタック101へ退避しておく(矢印203)。
【0037】
このように、描画データ141から1バンド単位でデータ取得が行われ、描画データ141の全てについて描画が実行される。ネットワークが混雑している場合は、1バンド分のデータを1度に取得することで、1図形毎に図形データの取得を行う場合に比べ、ネットワーク上で頻繁に衝突が発生することにより転送効率が低下する事態を回避することができ、したがって1図形毎に図形データを取得する場合よりも描画処理に要する時間を短縮することができる。
【0038】
上述の実施形態における描画処理の処理時間短縮の効果は、制御/演算CPUとしてより高速なタイプのCPUを採用すること、制御/演算CPUがより高速なネットワークへ対応すること等により向上される。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、1図形毎にデータを取得して描画を行うので、描画装置側に1バンド分のデータバッファを備える必要が無くなる。1バンド単位でデータを取得してデータバッファに格納することを行わない為、データバッファの容量に起因する描画データの1バンドのデータ量に対する制限をなくすことができる。また、描画装置におけるデータバッファへの書込み/読出し処理が不要となり、描画処理の処理時間を短縮することができる。さらに、データバッファが不要となった分、描画装置のコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての描画装置の構成を表すブロック図である。
【図2】図1の描画装置で実行される描画処理におけるデータの流れを表す図である。
【図3】図1の描画装置で実行される描画処理の詳細を表すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態としての描画装置の構成を表すブロック図である。
【図5】図4の描画装置で実行される描画処理におけるデータの流れを表す図である。
【図6】従来の描画装置の構成を表すブロック図である。
【図7】図6の描画装置で実行される描画処理におけるデータの流れを表す図である。
【符号の説明】
110 制御/演算CPU
120 イメージ生成回路
125 LED発光回路
130 描画装置
141 描画データファイル

Claims (2)

  1. ネットワーク上に置かれ複数の図形データがバンド単位で配列された描画データを入力情報とし、描画面を前記描画データのバンドの1単位に対応する帯状の1つのバンド領域単位で描画する描画処理方法であって、
    前記ネットワークが混雑しているか否かを判定し、
    前記ネットワークが混雑していないと判定される場合には、
    前記ネットワークを介して前記描画データから1つの図形データを取得し、
    取得した前記1つの図形データのビットマップを生成し描画を行い、
    前記1つの図形データを取得すること及び前記1つの図形データのビットマップを生成し描画を行うことを、前記描画データ内の1バンド単位に含まれる全ての図形データについて実行し前記1つのバンド領域の描画を行い、該1つのバンド領域の描画を行うことを前記描画データに含まれる全てのバンドについて処理する一方、
    前記ネットワークが混雑していると判定される場合には、
    前記ネットワークを介して前記描画データから1つのバンド単位に含まれる全ての図形データを1度に取得してバッファに格納し、
    前記バッファに格納された前記1つのバンド単位に含まれる全ての図形データについてビットマップを生成して前記1つのバンド領域の描画を行い、該1つのバンド領域の描画を行うことを前記描画データに含まれる全てのバンドについて処理すること、を特徴とする描画処理方法。
  2. 複数の図形データがバンド単位で配列された描画データを入力情報とし、描画面を前記描画データのバンドの1単位に対応する帯状の1つのバンド領域単位で描画する描画装置であって、
    ネットワークが混雑しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってネットワークが混雑していないと判定される場合に、前記ネットワークを介して前記描画データから1つの図形データ毎にデータの取得を行い、該取得した1つの図形データ毎にビットマップを生成し描画を行うことにより前記1つのバンド領域について描画を行う第1の制御手段と、
    前記判定手段によってネットワークが混雑していると判定される場合に、前記ネットワークを介して前記描画データから1つのバンド単位に含まれる全ての図形データを1度に取得してバッファに格納し、該格納された1つのバンド単位に含まれる全ての図形データについてビットマップを生成して前記1つのバンド領域について描画を行う第2の制御手段と、
    を備えることを特徴とする描画装置。
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