JP2002151387A - 電子ビーム描画方法 - Google Patents

電子ビーム描画方法

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JP2002151387A
JP2002151387A JP2000344132A JP2000344132A JP2002151387A JP 2002151387 A JP2002151387 A JP 2002151387A JP 2000344132 A JP2000344132 A JP 2000344132A JP 2000344132 A JP2000344132 A JP 2000344132A JP 2002151387 A JP2002151387 A JP 2002151387A
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electron beam
trapezoidal
trapezoid
rectangular
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JP2000344132A
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Osamu Wakimoto
治 脇本
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変面積型電子ビーム描画方法を実現する。 【解決手段】 XあるいはY軸に平行に形成されている
直線部分と、この直線部分に接続された斜め線部分の幅
が一定のパターンについては、その中央部分を一つの図
形のまま表現できるようにしている。すなわち、図7
(a)に示した図形では、図7(b)に示すように、網
掛けをした中央部分Rを一つの図形で表現できるよう新
しいフォーマットを導入するようにしている。このよう
に、中央部分Rを一つの図形として取り扱えば、図7
(c)に示すように、この中央部分は同一方向の矩形に
展開できることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被描画材料に矩形
等の形状の電子ビームを投射して所望形状の描画を行う
ようにした可変面積型電子ビーム描画装置において、斜
め線をより精度よく高速に描画するようにした可変面積
型電子ビーム描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の可変面積型電子ビーム描画
システムを示している。1は電子ビームEBを発生する
電子銃であり、該電子銃1から発生した電子ビームEB
は、照明レンズ2を介して第1成形アパーチャ3上に照
射される。第1成形アパーチャの開口像は、成形レンズ
4により、第2成形アパーチャ6上に結像されるが、そ
の結像の位置は、成形偏向器5により変えることができ
る。第2成形アパーチャ6により成形された像は、縮小
レンズ7、対物レンズ8を経て描画材料10上に照射さ
れる。描画材料10への照射位置は、位置決め偏向器9
により変えることができる。
【0003】11はコンピュータであり、コンピュータ
11はパターンデータメモリー12からのパターンデー
タをデータ転送回路13に転送する。データ転送回路1
3からのパターンデータは、ショット分割器14に供給
されてショット分割される。ショット分割器14からの
描画データに応じた信号は、DA変換器15を介して成
形偏向器5に偏向電圧を供給する偏向増幅器16、DA
変換器17を介して位置決め偏向器9に偏向電圧を供給
する偏向増幅器18、DA変換器19を介して電子銃1
から発生した電子ビームのブランキングを行うブランキ
ング電極20を制御するブランキングコントロール回路
21に供給される。
【0004】コンピュータ11は、材料のフィールド毎
の移動のために、材料10が載せられたステージ22の
駆動機構23を制御する。このステージ22の移動量
は、レーザ測長器24によって測定され、その測定結果
はコンピュータ11に供給される。28は偏向器制御回
路であり、コンピュータ11によって制御され、この回
路から発生した信号はDA変換器17を介して、位置決
め偏向器9に偏向電圧を供給する偏向増幅器18に供給
される。このような構成の動作を次に説明する。
【0005】まず、通常の描画動作について説明する。
パターンデータメモリ12に格納されたパターンデータ
は、逐次読み出され、データ転送回路13を経てショッ
ト分割器14に供給される。ショット分割器14で分割
されたデータに基づき、電子ビームの成形データはDA
変換器15を介して偏向増幅器16に供給され、そして
増幅器16によって増幅された信号が成形偏向器5に供
給される。また、描画パターンに応じた電子ビームの偏
向信号は、偏向器制御回路28,DA変換器17を介し
て偏向増幅器18に供給され、そして増幅器18によっ
て増幅された信号が位置決め偏向器9に供給される。
【0006】この結果、各分割されたパターンデータに
基づき、成形偏向器5により電子ビームの断面が所望の
面積の矩形形状に成形され、その断面が矩形のビーム
が、位置決め偏向器9に供給される偏向信号に応じて順
々に材料上にショットされ、所望の形状のパターン描画
が行われる。なお、この時、ブランキングコントロール
回路21からブランキング電極20へのブランキング信
号により、材料10への電子ビームのショットに同期し
て電子ビームのブランキングが実行される。
【0007】また、電子ビームの偏向による描画動作
は、フィールド単位で行われ、特定のフィールド内の描
画が終了した後は、ステージ22が駆動機構23によっ
てフィールドの長さ分移動させられ、次のフィールドの
描画が行われる。このステージ22の移動量は、レーザ
測長器24によって測定され、その測定値はコンピュー
タ11に供給される。コンピュータ11は測定移動量に
基づき、駆動機構23を制御し、正確なステージ22の
移動を可能としている。
【0008】図2はショット分割器14における図形分
割処理の概略を示している。図2(a)は斜めの線を有
した入力データであり、このような入力データは、あら
かじめ描画装置に入力可能な図形の形状、例えば、図3
に示した矩形(a)、X台形(b)、Y台形(c)の3種
類に合うように分割する。図2(b)は図2(a)の図
形を分割した例を示している。更に台形部分について
は、図2(c)に示すように細かい矩形に分割して、近
似的に斜辺になるように矩形の電子ビームの照射を繰り
返し、描画を行っている。
【0009】また、実際には、描画速度の観点から、照
射時間を数分の1にした大きめの矩形の電子ビームを少
しずつずらしながら描画を行っている。このようにする
ことにより、一度に照射する電子ビームの面積が大きい
ため、描画速度が向上する。また、斜辺部分が適度にボ
ケることにより、矩形で近似した際の段差が滑らかにな
る効果がある。この様子を図4に示す。図4の例は3回
重ねの例であり、電子ビームが2回以上重なった箇所が
実際の形状として残ることになる。なお、図4(a)は
矩形の重ね方の例を示しており、図4(b)は結果的に
得られる照射量の分布を示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した図形は、
比較的分割しやすい外形であったが、近年の集積回路パ
ターンの微細化に伴い、図5(a)に示すような外形の
図形が多く用いられる傾向が生じている。この図形の特
徴は、斜め部分と直線の部分の図形の幅を一定(W)と
するために、外形の内側と外側の折れ曲がり点が2次元
座標上でXもしくはY軸に平行な位置にないことであ
る。
【0011】このような図形をX台形もしくはY台形で
表現しようとすると、図5(b)に示すように、複数個
の台形(、、)に分割して表現することが必要と
なる。この結果、台形はY台形、台形、はX台形
となる。この場合、各台形と矩形に展開すると、X台形
とY台形とでは、展開方向が異なっているため、図2に
示した図形に比べて描画時間が余計にかかることにな
る。
【0012】また、多重に描画を行う場合にも不具合が
生じる。すなわち、1重部分が伸びる方向も異なり、図
6(c)のように、X台形とY台形の頂点が接する部分
では、両方のはみ出し部分が重なってしまう。従って、
2重部分の外形は、図6(d)のようになり、斜辺上に
下の図形とは異なる突起Tが形成されてしまう。
【0013】本発明は、上記した点に鑑みてなされたも
ので、同じ幅で連続している斜め線の配線パターンをよ
り高速に、高精度で描画することができる可変面積型電
子ビーム描画方法を実現するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に基づ
く電子ビーム描画方法は、描画データに基づいて描画パ
ターンを分割し、電子ビームの断面形状を分割後の描画
図形に応じて矩形に成形し、成形された矩形状の電子ビ
ームを被描画材料の所望位置に投射して所望パターンの
描画を行うようにした可変面積型電子ビーム描画装置に
おいて、特定の軸方向に平行に形成された直線部分と、
この直線部分に接続された斜め線部分を有し、直線部分
と斜め線部分の幅が均一な図形について、直線部分を矩
形データに、斜め線部分を台形データに展開するに際
し、直線部分と斜め線部分の2つの折れ曲がり点の内、
内側の折れ曲がり点の座標値で矩形データと台形データ
に分離して描画を行うようにしたことを特徴としてい
る。
【0015】請求項1の発明では、特定の軸方向に平行
に形成された直線部分と、この直線部分に接続された斜
め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅が均一な図
形について、直線部分を矩形データに、斜め線部分を台
形データに展開するに際し、直線部分と斜め線部分の2
つの折れ曲がり点の内、内側の折れ曲がり点の座標値で
矩形データと台形データに分離して描画を行うように
し、高精度で描画を行う。
【0016】本発明の請求項2に基づく電子ビーム描画
方法は、描画データに基づいて描画パターンを分割し、
電子ビームの断面形状を分割後の描画図形に応じて矩形
に成形し、成形された矩形状の電子ビームを被描画材料
の所望位置に投射して所望パターンの描画を行うように
した可変面積型電子ビーム描画装置において、特定の軸
方向に平行に形成された直線部分と、この直線部分に接
続された斜め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅
が均一な図形について、直線部分を矩形データに、斜め
線部分を台形データに展開するに際し、台形データにつ
いてはX台形かY台形のいずれかに統一して変換して描
画するようにしたことを特徴としている。
【0017】請求項2の発明では、特定の軸方向に平行
に形成された直線部分と、この直線部分に接続された斜
め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅が均一な図
形について、直線部分を矩形データに、斜め線部分を台
形データに展開するに際し、台形データについてはX台
形かY台形のいずれかに統一して変換して描画するよう
にし、高精度で描画を行う。
【0018】本発明の請求項3に基づく電子ビーム描画
方法は、描画データに基づいて描画パターンを分割し、
電子ビームの断面形状を分割後の描画図形に応じて矩形
に成形し、成形された矩形状の電子ビームを被描画材料
の所望位置に投射して所望パターンの描画を行うように
した可変面積型電子ビーム描画装置において、特定の軸
方向に平行に形成された直線部分と、この直線部分に接
続された斜め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅
が均一な図形について、直線部分を矩形データに、斜め
線部分を台形データに展開するに際し、台形データがX
台形かY台形かを判断し、一方の台形の場合、2つの斜
辺の角度とあらかじめ定めた閾値とを比較し、2つの斜
辺の角度が閾値と等しいか閾値以下の場合、一方の台形
描画データとして短冊状に台形データを展開し、斜辺の
角度が閾値以上の場合は、他方の台形描画データとして
短冊状に台形データを展開し、描画するようにしたこと
を特徴としている。
【0019】請求項3の発明では、特定の軸方向に平行
に形成された直線部分と、この直線部分に接続された斜
め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅が均一な図
形について、直線部分を矩形データに、斜め線部分を台
形データに展開するに際し、台形データがX台形かY台
形かを判断し、一方の台形の場合、2つの斜辺の角度と
あらかじめ定めた閾値とを比較し、2つの斜辺の角度が
閾値と等しいか閾値以下の場合、一方の台形描画データ
として短冊状に台形データを展開し、斜辺の角度が閾値
以上の場合は、他方の台形描画データとして短冊状に台
形データを展開し、描画するようにし、高精度で描画を
行う。
【0020】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形
態を詳細に説明する。第1の実施の形態では、Xあるい
はY軸に平行に形成されている直線部分と、この直線部
分に接続された斜め線部分の幅が一定のパターンについ
ては、その中央部分を一つの図形のまま表現できるよう
にしている。すなわち、図7(a)に示した図形では、
図7(b)に示すように、網掛けをした中央部分Rを一
つの図形で表現できるよう新しいフォーマットを導入す
るようにしている。このように、中央部分Rを一つの図
形として取り扱えば、図7(c)に示すように、この中
央部分は同一方向の矩形に展開できることになる。従っ
て、描画時間を節約することが可能となる。
【0021】この新しいフォーマットは、従来の台形フ
ォーマットで表現した斜め線の上下の角をある座標で切
り落とすことにより、直線と同じ幅で接続する斜めの線
が表現できる。従って、データとしては、図8に示した
従来の台形データX1,Y1,X2,X3,X4,Y4
の6つのデータに切断位置Xc1,Xc2を加えた8つ
のデータで表現する。
【0022】新フォーマットを矩形に展開する場合は、
基本的には従来の台形を展開する計算を行う。出てきた
矩形の両端のX座標をそれぞれXc1,Xc2と比較
し、左側の座標については、Xc1より小さければ、X
c1で置き換える。右側の座標については、Xc2より
大きければXc2で置き換える。このように座標の置き
換えを行ったデータに基づいて台形の描画が行われる。
【0023】図9はさまざまな方向の直線を斜め線で接
続する場合を示している。いずれの場合も、同様な処理
で接続する斜め線を1図形で表現することができる。図
10にハードウェアで新フォーマットを展開する場合の
ブロック図を示している。矩形展開部分は、詳しくは示
されていないが、指定された台形の展開ピッチごとに台
形を矩形に近似するように斜辺上の座標を計算し、矩形
データを発生する。次に、発生された矩形データから左
右の座標を計算する。それぞれの座標をXc1,Xc2
と比較し、比較結果に応じて座標データを入れ替える。
このように従来の回路にわずかな回路を追加することで
新フォーマットのハードウェアによる展開が可能とな
る。
【0024】図10のブロック図に基づいて動作を更に
詳細に説明する。メモリー50に格納されたパターンデ
ータは、CPU51を介して電子線描画装置52に供給
される。供給されたパターンデータは、台形展開回路5
3に供給されて指定された台形の展開ピッチごとに台形
を矩形に近似するように斜辺上の座標を計算し、矩形デ
ータを発生する。矩形データの表現方法は、図11に示
すように、矩形の座標値(X1,Y1)と矩形の幅W、
高さhである。
【0025】台形展開回路53で展開された各台形デー
タのX座標は、比較回路54で左側切断位置座標Xc1
と比較されると共に、スイッチ55の一方の端子と加算
器56に供給される。加算器56では、矩形の幅データ
Wと加算される。
【0026】比較回路54では、Xcl(A)とX座標
(B)とを比較し、A>Bの場合は、スイッチ55はX
c1を選択する。A≦Bの場合は、X座標を選択する。
選択された座標値が実際に描画される台形のX座標とさ
れる。
【0027】加算器56では、X座標と幅データWとを
加算し、加算された値は、比較回路57に供給される。
比較回路57では、加算器56の出力値(B)とXc2
(A)とを比較しA<Bの場合には、スイッチ58を制
御してXc2を選択する。逆に、A≧Bの場合には、ス
イッチ58を制御して加算器56の出力を選択する。ス
イッチ58の出力は、減算器59に供給されてスイッチ
55の出力値との減算処理が行われる。
【0028】このような処理が施されて、各矩形データ
は、Xc1,Xc2で切り落とされたデータに変換され
る。変換された各データは、偏向アンプ60を介して電
子光学系61に供給され、図7(c)で示した各矩形が
描画される。
【0029】個々で、描画図形の斜線部分の角度が、図
12に示すように、任意角度ではなく45°に限定され
ている場合、dとhは常に等しいので、矩形と同じよう
な表現が可能となる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この実施の形態では、図13に示すように、
描画図形(a)は、表現可能な図形に分割(b)され、
分割後に含まれるY台形はX台形に変更(c)される。
各X台形は、矩形に展開(d)され、描画される。従っ
て、短冊状の矩形に展開する際にもはみ出し部分は一方
向に統一される。この結果、2重描画部分の外形は、図
15(e)のようになり、元の図形の外形を正確に反映
した図形となる。
【0031】次に図13で説明した方法を一般的に説明
する。図13の例では、Y台形をX台形に変換したが、
全てX台形に統一してしまうと、任意の角度の図形につ
いては不都合が生じる。すなわち、斜辺がX軸に水平に
近い場合は、短冊をY方向に進めると、斜辺の凹凸が荒
くなってしまう。この様子を図14に示す。従って、X
台形とY台形の両方を使用しながら、同一斜辺上でこれ
らが混在しないようにする必要がある。
【0032】そこで、角度が45°以下の斜辺について
は、必ずX台形で表現し、45°より大きい斜辺ではY
台形で表現するよう、斜辺の角度により判定を行い、図
形の変換を行う。ただし、45°は特に固定の値ではな
く、50°や40°など他の値でもかまわない。
【0033】図15にこの分割方法をフローチャートと
して示している。まず、台形データかどうか判定し、台
形データの場合は、X台形かY台形かにより処理が分か
れる。2つの処理はほとんど同じであるが、斜辺の角度
が閾値と等しい場合に他方の図形に変換するかどうかが
異なる。
【0034】このフローチャートでは、等しい場合はX
台形として展開を行う。以降、X台形の場合について説
明する。台形には、図16に示すように、2つの斜辺が
含まれるため、まず一方の斜辺を閾値θtと比較する。
次にもう一方の斜辺を比較し、2回の比較結果が一致す
る場合は閾値より大きい場合にのみY台形に変換する。
【0035】2回の比較結果が一致しない場合は、一方
の斜辺のみをY台形に変換する必要があるため、両側の
斜辺が分離されるように台形を2分する。こうして得ら
れた2つの台形の内、閾値より大きい台形のみY台形に
変換する。
【0036】図17に、図15に示したフローチャート
に基づいて描画を行う構成の一例を示す。メモリー65
の描画データは、CPU66を介して電子線描画装置6
7の図形分割回路68に供給され、この分割回路におい
て図15に示したフローチャートに基づいたデータ変換
が実行される。
【0037】矩形データについては、偏向アンプ69を
介して電子光学系70に供給され描画が行われる。デー
タ変換されたX台形データ(斜辺の角度45°)、Y台
形データ(斜辺の角度45°)については、直接台形展
開回路71に供給され、台形データに基づいて矩形デー
タが作成される。
【0038】斜辺の角度≧45°のX台形データは、X
台形かY台形に分割され、台形展開回路71に供給され
る。また、斜辺の角度>45°のY台形データは、Y台
形がX台形に分割され、台形展開回路71に供給され
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、特定の軸方向に平行に形成された直線部分と、この
直線部分に接続された斜め線部分を有し、直線部分と斜
め線部分の幅が均一な図形について、直線部分を矩形デ
ータに、斜め線部分を台形データに展開するに際し、直
線部分と斜め線部分の2つの折れ曲がり点の内、内側の
折れ曲がり点の座標値で矩形データと台形データに分離
して描画を行うようにしたので、高精度で描画を行うこ
とができる。
【0040】請求項2の発明では、特定の軸方向に平行
に形成された直線部分と、この直線部分に接続された斜
め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅が均一な図
形について、直線部分を矩形データに、斜め線部分を台
形データに展開するに際し、台形データについてはX台
形かY台形のいずれかに統一して変換して描画するよう
にしたので、高精度で描画を行うことができる。
【0041】請求項3の発明では、特定の軸方向に平行
に形成された直線部分と、この直線部分に接続された斜
め線部分を有し、直線部分と斜め線部分の幅が均一な図
形について、直線部分を矩形データに、斜め線部分を台
形データに展開するに際し、台形データがX台形かY台
形かを判断し、一方の台形の場合、2つの斜辺の角度と
あらかじめ定めた閾値とを比較し、2つの斜辺の角度が
閾値と等しいか閾値以下の場合、一方の台形描画データ
として短冊状に台形データを展開し、斜辺の角度が閾値
以上の場合は、他方の台形描画データとして短冊状に台
形データを展開し、描画するようにしたので、高精度で
描画を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変面積型電子ビーム描画システムを示
す図である。
【図2】描画すべきパターンの図形分割処理の概略を示
す図である。
【図3】分割後の図形の例を示す図である。
【図4】矩形の重ね描画の例を示す図である。
【図5】幅が一定の図形の分割の様子を示す図である。
【図6】多重描画における不具合を説明するための図で
ある。
【図7】直線部分と斜め線部分の幅が一定の図形を本発
明に基づいて分割する様子を示す図である。
【図8】台形データを8つのデータで表現する例を示す
図である。
【図9】さまざまな方向の直線を斜め線で接続する例を
示す図である。
【図10】新フォーマットを展開するためのブロック図
である。
【図11】矩形データの表現方法を説明するための図で
ある。
【図12】斜線角度が45°に限定されている場合の表
現方法を説明するための図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における図形分割
を説明するための図である。
【図14】斜辺の凹凸が荒くなる例を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に基づく分割方法
のフローチャートを示す図である。
【図16】X台形とY台形を示す図である。
【図17】図15のフローチャートに基づいて描画を行
う構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
50 メモリー 51 CPU 52 電子線描画装置 53 台形展開回路 54,57 比較回路 55,58 スイッチ 56 加算器 59 減算器 60 偏向アンプ 61 電子光学系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データに基づいて描画パターンを分
    割し、電子ビームの断面形状を分割後の描画図形に応じ
    て矩形に成形し、成形された矩形状の電子ビームを被描
    画材料の所望位置に投射して所望パターンの描画を行う
    ようにした可変面積型電子ビーム描画装置において、特
    定の軸方向に平行に形成された直線部分と、この直線部
    分に接続された斜め線部分を有し、直線部分と斜め線部
    分の幅が均一な図形について、直線部分を矩形データ
    に、斜め線部分を台形データに展開するに際し、直線部
    分と斜め線部分の2つの折れ曲がり点の内、内側の折れ
    曲がり点の座標値で矩形データと台形データに分離して
    描画を行うようにした電子ビーム描画方法。
  2. 【請求項2】 描画データに基づいて描画パターンを分
    割し、電子ビームの断面形状を分割後の描画図形に応じ
    て矩形に成形し、成形された矩形状の電子ビームを被描
    画材料の所望位置に投射して所望パターンの描画を行う
    ようにした可変面積型電子ビーム描画装置において、特
    定の軸方向に平行に形成された直線部分と、この直線部
    分に接続された斜め線部分を有し、直線部分と斜め線部
    分の幅が均一な図形について、直線部分を矩形データ
    に、斜め線部分を台形データに展開するに際し、台形デ
    ータについてはX台形かY台形のいずれかに統一して変
    換して描画するようにした電子ビーム描画方法。
  3. 【請求項3】 描画データに基づいて描画パターンを分
    割し、電子ビームの断面形状を分割後の描画図形に応じ
    て矩形に成形し、成形された矩形状の電子ビームを被描
    画材料の所望位置に投射して所望パターンの描画を行う
    ようにした可変面積型電子ビーム描画装置において、特
    定の軸方向に平行に形成された直線部分と、この直線部
    分に接続された斜め線部分を有し、直線部分と斜め線部
    分の幅が均一な図形について、直線部分を矩形データ
    に、斜め線部分を台形データに展開するに際し、台形デ
    ータがX台形かY台形かを判断し、一方の台形の場合、
    2つの斜辺の角度とあらかじめ定めた閾値とを比較し、
    2つの斜辺の角度が閾値と等しいか閾値以下の場合、一
    方の台形描画データとして短冊状に台形データを展開
    し、斜辺の角度が閾値以上の場合は、他方の台形描画デ
    ータとして短冊状に台形データを展開し、描画するよう
    にした電子ビーム描画方法。
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