JP2000112695A - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及び記憶媒体

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JP2000112695A
JP2000112695A JP10296238A JP29623898A JP2000112695A JP 2000112695 A JP2000112695 A JP 2000112695A JP 10296238 A JP10296238 A JP 10296238A JP 29623898 A JP29623898 A JP 29623898A JP 2000112695 A JP2000112695 A JP 2000112695A
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Japan
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image
image forming
network
processing function
image processing
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JP10296238A
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English (en)
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Yasuhiro Takiyama
康弘 瀧山
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に転送される画像データ量を
低減することが可能な画像形成システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク上の機器が有する画像処理
機能情報を格納した情報獲得手段を設け、ネットワーク
上の複数の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置と
し、別の1つを画像出力装置として前記ネットワークを
介して画像データを転送するときに、操作部によって選
択された画像処理機能に関する、前記画像入力装置及び
画像出力装置で実行可能な画像処理機能情報を前記情報
獲得手段より引き出し、これによってネットワークの画
像転送量が最小となるように画像処理機能を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナやプリン
タ機能を備えたディジタル複写機等の画像形成装置、ネ
ットワーク上に前記画像形成装置を複数接続して構築さ
れる画像形成システム、その画像形成方法、及び該画像
形成方法を実行するための記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、画像形成装置のネットワーク
化が進んでおり、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置
等もネットワーク接続機能を備え、これら接続された機
器を用いてネットワーク経由でプリント、スキャンを行
う使用形態が一般的となっている。また、各機器が有す
る画像処理機能をネットワーク上で共有し、相互に画像
の転送を行うシステムも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成システムにおいて、ネットワーク上の1つ
の画像形成装置から別の画像形成装置に画像処理を施し
た画像を転送する場合は、送り側の画像形成装置で必要
な画像処理を施し、受け側の画像形成装置ではその画像
を受けて出力のみを行う、といった形態が採られてい
る。
【0004】したがって、たとえ送り側の画像形成装置
と受け側の画像形成装置とで同様の画像処理機能を有し
ていたとしても、送り側の画像形成装置により画像処理
機能を施すことになり、そのため、施す画像処理の種類
によってはネットワーク上に転送される画像データ量が
増大する場合があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ネット
ワーク上に転送される画像データ量を低減することが可
能な画像形成装置、画像形成システム、その画像形成方
法、及び該画像形成方法を実行するための記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る画像形成装置では、ネッ
トワーク上の機器が有する画像処理機能情報を獲得する
情報獲得手段と、要求する画像処理機能を選択する選択
手段と、所定の画像処理機能で画像データを処理する画
像処理手段と、前記ネットワーク上へ画像データを転送
する転送手段とを備えた画像形成装置であって、前記転
送手段によって前記ネットワーク上へ画像データを転送
するときに、前記選択手段で選択された画像処理機能に
関する前記情報獲得手段中の情報を参照して、前記ネッ
トワーク上の画像転送量が最小となるように該画像処理
機能を施すことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明に係る画像形成装置で
は、上記請求項1に記載の発明において、前記選択手段
で選択される画像処理機能は、変倍処理であることを特
徴とする。
【0008】請求項3記載の発明に係る画像形成装置で
は、上記請求項1に記載の発明において、前記ネットワ
ーク上へ転送される画像データは、多値データであるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、ネットワーク上に互いに接続された複数の画像
形成装置と、前記複数の画像形成装置に各々設けられ画
像データを処理する画像処理手段と、要求する画像処理
機能を選択する選択手段とを有する画像形成システムに
おいて、前記ネットワーク上の機器が有する画像処理機
能情報を獲得する情報獲得手段を設け、前記複数の画像
形成装置のうちの1つを画像入力装置とし、前記複数の
画像形成装置のうちの別の1つを画像出力装置として前
記ネットワークを介して画像データを転送するときに、
前記選択手段によって選択された画像処理機能に関す
る、前記画像入力装置及び画像出力装置で実行可能な画
像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽出し、この抽
出結果に基づいて前記ネットワークの画像転送量が最小
となるように画像処理機能を施すことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、上記請求項4に記載の発明において、前記複数
の画像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画像を読
み取る画像読み取り手段と、前記複数の画像形成装置の
少なくとも1つに設けられ、画像データを印字する画像
出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、上記請求項4または請求項5に記載の発明にお
いて、前記選択手段で選択される画像処理機能は、変倍
処理であることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、上記請求項4または請求項5に記載の発明にお
いて、前記ネットワーク上へ転送される画像データは、
多値データであることを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明に係る画像形成方法で
は、ネットワーク上に互いに接続された複数の画像形成
装置と、前記複数の画像形成装置に各々設けられ画像デ
ータを処理する画像処理手段と、要求する画像処理機能
を選択する選択手段とを有する画像形成システムに対
し、前記ネットワーク上の機器が有する画像処理機能情
報を獲得する情報獲得手段を予め設けておき、前記複数
の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置とし、前記
複数の画像形成装置のうちの別の1つを画像出力装置と
して前記ネットワークを介して画像データを転送すると
きに、前記選択手段によって選択された画像処理機能に
関する、前記画像入力装置及び画像出力装置で実行可能
な画像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽出し、こ
の抽出結果に基づいて前記ネットワークの画像転送量が
最小となるように画像処理機能を施すことを特徴とす
る。
【0014】請求項9記載の発明に係る画像形成方法で
は、上記請求項8に記載の発明において、前記画像形成
システムは、前記複数の画像形成装置の少なくとも1つ
に設けられ、画像を読み取る画像読み取り手段と、前記
複数の画像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画像
データを印字する画像出力手段とを備えたことを特徴と
する。
【0015】請求項10記載の発明に係る画像形成方法
では、上記請求項8または請求項9に記載の発明におい
て、前記選択手段で選択される画像処理機能は、変倍処
理であることを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明に係る画像形成方法
では、上記請求項8または請求項9に記載の発明におい
て、前記ネットワーク上へ転送される画像データは、多
値データであることを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明に係る記憶媒体で
は、ネットワーク上に互いに接続された複数の画像形成
装置と、前記複数の画像形成装置に各々設けられ画像デ
ータを処理する画像処理手段と、要求する画像処理機能
を選択する選択手段とを有する画像形成システムの画像
形成方法を実行する、コンピュータ読み取り可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、前記画像形成方法
は、前記ネットワーク上の機器が有する画像処理機能情
報を獲得する情報獲得手段を設ける第1のステップと、
前記複数の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置と
し、前記複数の画像形成装置のうちの別の1つを画像出
力装置として前記ネットワークを介して画像データを転
送するときに、前記選択手段によって選択された画像処
理機能に関する、前記画像入力装置及び画像出力装置で
実行可能な画像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽
出し、この抽出結果に基づいて前記ネットワークの画像
転送量が最小となるように画像処理機能を施す第2のス
テップとを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項13記載の発明に係る記憶媒体で
は、上記請求項12に記載の発明において、前記画像形
成システムは、前記複数の画像形成装置の少なくとも1
つに設けられ、画像を読み取る画像読み取り手段と、前
記複数の画像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画
像データを印字する画像出力手段とを備えたことを特徴
とする。
【0019】請求項14記載の発明に係る記憶媒体で
は、上記請求項12または請求項13に記載の発明にお
いて、前記選択手段で選択される画像処理機能は、変倍
処理であることを特徴とする。
【0020】請求項15記載の発明に係る記憶媒体で
は、上記請求項12または請求項13に記載の発明にお
いて、前記ネットワーク上へ転送される画像データは、
多値データであることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の一形態に係る画像
形成装置のコントローラ・ユニットの構成を示すブロッ
ク図である。
【0023】このコントローラ・ユニット100は、画
像入力デバイスであるスキャナ170と、画像出力デバ
イスであるプリンタ195とに接続され、一方ではロー
カルエリアネットワーク(以下LAN)111や公衆回
線WAN151に接続することで、画像情報やデバイス
情報の入出力を行う。
【0024】かかるコントローラ・ユニット100内に
は、CPU101、RAM102、ROM103、HD
D104、イメージ・バスI/F105、操作部I/F
106、ネットワーク部110、デバイスI/F12
0、画像回転処理部130、画像圧縮処理部140、モ
デム150、ラスター・イメージ・プロセッサ(RI
P)160、画像処理部(1)180、及び画像処理部
(2)190を備えている。
【0025】CPU101は、システム全体を制御する
コントローラである。RAM102は、CPU101が
動作するためのシステムワークメモリであり、画像デー
タを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM1
03はブートROMであり、システムのブートプログラ
ムが格納されている。HDD104は、ハードディスク
ドライブであり、システムソフトウェア、画像データを
格納する。
【0026】操作部I/F106は、操作部112のイ
ンターフェース部であり、操作部112に表示する画像
データを操作部112に対して出力すると共に、操作部
112から使用者が入力した情報をCPU101へ伝え
る役割をする。ネットワーク部110は、LAN111
に接続して情報の入出力を行う。モデム150は、公衆
回線151に接続して情報の入出力を行う。
【0027】これらのCPU101、RAM102、R
OM103、HDD104、操作部I/F106、及び
モデム150の各デバイスは、システムバス107上に
配置されている。
【0028】イメージ・バスI/F105は、システム
バス107と、画像データを高速で転送する画像バス1
08とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジで
ある。画像バス108は、PCIバスまたはIEEE1
394で構成される。画像バス108上には、デバイス
I/F120、画像回転処理部130、画像圧縮処理部
140、ラスター・イメージ・プロセッサ(RIP)1
60、画像処理部(1)180、及び画像処理部(2)
190の各デバイスが配置されている。
【0029】デバイスI/F部120は、画像入出力デ
バイスであるスキャナ170やプリンタ195とコント
ローラ100を接続し、画像データの同期系/非同期系
の変換を行う。画像回転処理部130は、画像データの
回転を行う。画像圧縮処理部140は、多値画像データ
に対してJPEG、2値画像画像データに対してJBI
G、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。ラスター・イ
メージ・プロセッサ(RIP)160は、PDLコード
をビットマップイメージに展開する。画像処理部(1)
180は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行
う。画像処理部(2)190は、プリント出力画像デー
タに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。
【0030】[画像入出力部]図2は、本実施形態に係
る画像形成装置の外観図である。
【0031】画像入力デバイスであるスキャナ部170
は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセン
サ(図示せず)を走査することで、信号線171を通し
てラスターイメージデータとして電気信号に変換する。
原稿用紙は、原稿フィーダ172のトレイ173にセッ
トし、装置使用者が操作部112から読み取り起動指示
することにより、コントローラ・ユニット100内のC
PU(以下、コントローラCPU)101が信号線17
1を通してスキャナ170に指示を与え、フィーダ17
2は原稿用紙を1枚ずつフィードして原稿画像の読み取
り動作を行う。
【0032】画像出力デバイスであるプリンタ部195
は、信号線196を通してラスターイメージデータを用
紙上の画像に変換する機能を有し、その方式は感光体ド
ラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズル
アレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字す
るインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わな
い。
【0033】プリント動作の起動は、信号線196を通
してコントローラCPU101からの指示によって開始
する。プリンタタ部195には、異なる用紙サイズまた
は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段が設
置されており、それに対応した用紙カセット201,2
02,203,204がある。また、排紙トレイ211
は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0034】[操作部]図3は、本実施形態に係る画像
形成装置の操作部112の外観図である。
【0035】操作部112はLCD表示部113を備え
るほか、スタートキー114、ストップキー115、I
Dキー116、及びリセットキー117を配置してい
る。LCD表示部113は、LCD上にタッチパネルシ
ートが貼られており、システムの操作画面を表示すると
と共に、表示してあるキーが押されるとその位置情報を
コントローラCPU101へ伝える。
【0036】また、スタートキー114は、原稿画像の
読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー
114の中央部には、緑と赤の2色LED118が配置
され、その色によってスタートキー114が使える状態
にあるかどうかを示す。ストップキー115は、稼働中
の動作を止める働きをする。IDキー116は、使用者
のユーザーIDを入力する時に用い、リセットキー11
7は操作部112からの設定を初期化する時に用いる。
【0037】[画像処理部(1)]図4は、本実施形態
に係る画像形成装置の画像処理部(1)180の構成を
示すブロック図である。
【0038】この画像処理部(1)180は、画像バス
I/Fコントローラ181、フィルタ182、log変
換部183、変倍部184、γ補正部185、2値化部
186、入力セレクタ187、及び出力セレクタ188
を備えている。
【0039】画像バスI/Fコントローラ181は、画
像バス108と接続してそのバスアクセスシーケンスを
制御すると共に、画像処理部(1)180内の各デバイ
スの制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部
182は、空間フィルタでコンボリューション演算を行
う。log変換部183は、読み取った輝度データであ
る画像データを濃度データに変換するためのテーブル変
換を行う。
【0040】変倍処理部184は、読み取り画像の解像
度を変える場合にラスターイメージについて補間演算を
行って拡大、縮小を行う。なお、等倍時には不図示のス
ルーパスより次の処理部へと画像データが送られる。γ
変換部185は、画像を出力するプリンターの特性合わ
せて、濃度データをテーブル変換する。2値化部186
は、多値のグレースケール画像データを誤差拡散処理や
スクリーン処理によって2値化する。
【0041】処理が終了した画像データは、再び画像バ
スコントローラ181を介して、画像バス上に転送され
る。
【0042】[画像処理部(2)]図5は、本実施形態
に係る画像形成装置の画像処理部(2)190の構成を
示すブロック図である。
【0043】この画像処理部(2)190は、画像バス
I/Fコントローラ191、解像度変換部192、及び
スムージング処理部193を備えている。画像バスI/
Fコントローラ191は、画像バス108と接続してそ
のバスアクセスシーケンスを制御すると共に、画像処理
部(2)190内の各デバイスの制御及びタイミングを
発生させる。解像度変換部192は、ネットワーク11
1あるいは公衆回線151から来た画像データを、プリ
ンタ195の解像度に変換するための解像度変換を行
う。スムージング処理部193は、解像度変換後の画像
データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像
のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0044】[画像圧縮処理部]図6は、本実施形態に
係る画像形成装置の画像圧縮処理部140の構成を示す
ブロック図である。
【0045】この画像圧縮処理部140は、画像バスI
/Fコントローラ141、入力バッファ142、画像圧
縮部143、RAM144、及び出力バッファ145を
備えている。画像バスI/Fコントローラ141は、画
像バス108と接続してそのバスアクセスシーケンスを
制御すると共に、入力バッファ142、出力バッファ1
45とのデータのやりとりを行うためのタイミング制
御、及び画像圧縮部143に対するモード設定などの制
御を行う。
【0046】次に、画像圧縮処理部140の処理手順を
説明する。
【0047】まず、CPU101から画像バス108を
介して画像バスI/Fコントローラ141に画像圧縮制
御のための設定を行う。この設定により、画像バスI/
Fコントローラ141は、画像圧縮部143に対して画
像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG伸
長等)を行う。
【0048】必要な設定を行った後に、再度CPU10
1から画像バスI/Fコントローラ141に対して画像
データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI
/Fコントローラ141は、RAM102もしくは画像
バス108上の各デバイスから画像データの転送を開始
する。
【0049】受け取った画像データは、入力バッファ1
42に一時格納され、画像圧縮部143の画像データ要
求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、
入力バッファ142は、画像バスI/Fコントローラ1
41と画像圧縮部143との両者の間で画像データを転
送できるかどうかを判断する。画像バス108からの画
像データの読み込み、及び画像圧縮部143への画像の
書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わな
いような制御を行う(以後このような制御をハンドシェ
ークと呼称する)。
【0050】画像圧縮部143は、受け取った画像デー
タを一旦RAM144に格納する。これは画像圧縮を行
う際には、その画像圧縮処理の種類によって数ライン分
のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮
を行うためには数ライン分の画像データを用意してから
でないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施
された画像データは直ちに出力バッファ145に送られ
る。
【0051】出力バッファ145では、画像バスI/F
コントローラ141及び画像圧縮部143とのハンドシ
ェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントロー
ラ141へ転送する。画像バスI/Fコントローラ14
1では、転送された圧縮(もしくは伸長)された画像デ
ータをRAM102もしくは画像バス108上の各デバ
イスにデータを転送する。
【0052】こうした一連の処理は、CPU101から
の処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終
わったとき)、もしくはこの画像圧縮部143から停止
要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰
り返される。
【0053】[画像回転処理部]図7は、本実施形態に
係る画像形成装置の画像回転処理部130の構成を示す
ブロック図である。
【0054】画像バスI/Fコントローラ131は、画
像バス108と接続してそのバスシーケンスを制御する
と共に、画像回転部132にモード等を設定する制御、
及び画像回転部132に画像データを転送するためのタ
イミング制御を行う。
【0055】次に、画像回転処理部130の処理手順を
説明する。
【0056】まず、画像バス108を介して、CPU1
01から画像バスI/Fコントローラ131に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ141は、画像回転部132に対して画
像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・
角度等)を行う。
【0057】必要な設定を行った後に、再度CPU10
1から画像バスI/Fコントローラ141に対して画像
データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI
/Fコントローラ131は、RAM102もしくは画像
バス108上の各デバイスから画像データの転送を開始
する。尚、ここでは32bitをそのサイズとし回転を
行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像
バス108上に画像データを転送させる際に32bit
を単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2
値を想定する)。
【0058】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図8参照)。不連続アドレッシング
により転送された画像データは、読み出し時に所望の角
度に回転されているように、RAM133に書き込まれ
る。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転
送された32bitの画像データを、図9に示すように
Y方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出
すことで、画像が回転される。
【0059】32×32(bit)の画像回転(RAM
133への書き込み)が完了した後、画像回転部132
はRAM133から上述した読み出し方法で画像データ
を読み出し、画像バスI/Fコントローラ131に画像
を転送する。回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ131は、連続アドレッシン
グをもって、RAM102もしくは画像バス108上の
各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理
は、CPU101からの処理要求が無くなるまで(必要
なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0060】[デバイスI/F部]図10は、本実施形
態に係る画像形成装置のデバイスI/F部120の構成
を示すブロック図である。
【0061】この画像バスI/Fコントローラ121
は、画像バス108と接続してそのバスアクセスシーケ
ンスを制御すると共に、デバイスI/F部120内の各
デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外
部のスキャナ170及びプリンタ195への制御信号を
発生させる。スキャンバッファ122は、スキャナ17
0から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス
108に同期させて画像データを出力する。
【0062】シリアルパラレル・パラレルシリアル変換
部123は、スキャンバッファ122に保存された画像
データを順番に並べてあるいは分解して、画像バス10
8に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラ
レルシリアル・シリアルバラレル変換部124は、画像
バス108から転送された画像データを分解してあるい
は順番に並べて、プリントバッファ125に保存できる
画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ1
25は、画像バス108から送られてくる画像データを
一時保存し、プリンタ195に同期させて画像データを
出力する。
【0063】次に、画像スキャン時の処理手順を説明す
る。
【0064】スキャナ170から送られてくる画像デー
タを、スキャナ170から送られてくるタイミング信号
に同期させて、スキャンバッファ122に保存する。そ
して、画像バス108がPCIバスの場合には、バッフ
ァ122内に画像データが32ビット以上入ったとき
に、先入れ先出しで32ビット分の画像データを、バッ
ファ122からシリアルパラレル・パラレルシリアル変
換部123に送り、32ビットの画像データに変換し、
画像バスI/Fコントローラ121を通して画像バス1
08上に転送する。
【0065】また、画像バス108がIEEE1394
の場合には、バッファ122内の画像データを先入れ先
出しで、バッファ122からシリアルパラレル・パラレ
ルシリアル変換部123に送り、シリアル画像データに
変換し、画像バスI/Fコントローラ121を通して画
像バス108上に転送する。
【0066】次に、画像プリント時の処理手順を説明す
る。
【0067】画像バス108がPCIバスの場合には、
画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画
像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリア
ル・シリアルパラレル変換部124へ送り、プリンタ1
95の入力データビット数の画像データに分解し、プリ
ントバッファ125に保存する。
【0068】また、画像バス108がIEEE1394
の場合には、画像バスから送られてくるシリアル画像デ
ータを画像バスI/Fコントローラ121で受け取り、
パラレルシリアル・シリアルバラレル変換部124へ送
る。この変換部124においてプリンタ195の入力デ
ータビット数の画像データに変換し、プリントパッファ
125に保存する。
【0069】そして、プリンタ195から送られてくる
タイミング信号に同期させて、バッファ125内の画像
データを先入れ先出しで、プリンタ195に送る。
【0070】[システム全体]図11は、上述した本実
施形態に係る画像形成装置を備えたネットワークシステ
ムの全体構成図である。
【0071】301は上記構成の画像形成装置であり、
スキャナ170から読み込んだ画像をローカルエリアネ
ットワーク(以下LAN)111に流したり、LAN1
11から受信した画像をプリンタ195によりプリント
アウトすることができる。また、スキャナ170から読
み込んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PS
TNまたはISDNの回線網330に送信したり、PS
TN/ISDNの回線網330から受信した画像をプリ
ンタ195によりプリントアウトすることができる。
【0072】302は、データベースサーバであり、画
像形成装置301により読み込んだ2値画像及び多値画
像をデータベースとして管理する。303は、データベ
ースサーバ302のデータベースクライアントであり、
データベースサーバ302に保存されている画像データ
の閲覧/検索等を行うことができる。304は、電子メ
ールサーバであり、画像形成装置301により読み取っ
た画像を電子メールの添付として受け取ることができ
る。305は、電子メールのタライアントであり、電子
メールサーバ304の受け取ったメールを受信して閲覧
したり、電子メールを送信したりすることが可能であ
る。
【0073】306がHTML文書をLANに提供する
WWWサーバであり、画像形成装置301によりWWW
サーバで提供されるHTML文書をプリントアウトする
ことができる。307はルータであり、LAN111を
インターネット/イントラネット312と連結する。イ
ンターネット/イントラネット312には、前述したデ
ータベースサーバ302、WWWサーバ306、電子メ
ールサーバ304、及び画像形成装置301と同様の装
置が、それぞれ画像形成装置320、データベースサー
バ321、WWWサーバ322、及び電子メールサーバ
323として連結されている。
【0074】一方、画像形成装置301は、PSTN/
ISDNの回線網330を介して、FAX装置331と
送受信可能になっている。また、LAN111上には、
プリンタ340も連結され、画像形成装置301により
読み取った画像をプリンタ340でプリントアウト可能
になっている。
【0075】[ソフトウエアブロック全体構成]図12
は、本実施形態に係る画像形成装置のソフトウェアブロ
ック図である。
【0076】401は、UI即ちユーザインターフェイ
スを司るものであり、オペレータが本画像処理装置の各
種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュール
である。本モジュールは、オペレータの操作に従い、後
述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼或い
はデータの設定等を行う。
【0077】402は、Address−Book即ち
データの送付先、通信先等を管理するデータベースモジ
ュールである。Address−Bookの内容は、U
I401からの操作によりデータの追加、削除、取得が
行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールに
データの送付・通信先情報を与えるものとして使用され
るものである。
【0078】403は、Web−Serverモジュー
ルであり、図示しないWebクライアントからの要求に
より、本画像処理装置の管理情報を通知するために使用
される。管理情報は、後述のControl−API5
18を介して読み取られ、後述のHTTP412、TC
P/IP416、Network−Driver417
を介してWebクライアントに通知される。
【0079】404は、Universal−Send
即ちデータの配信を司るモジュールであり、UI401
によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示さ
れた通信(出力)先に配布するものである。また、オペ
レータにより、本機器のスキャナ機能を使用し配布デー
タの生成が指示された場合は、後述のControll
ーAPI418を介して機器を動作させ、データの生成
を行う。
【0080】405は、Universal−Send
404内で出力先にプリンタが指定された際に実行され
るモジュールである。406は、Universal−
Send404内で通信先にE−mailアドレスが指
定された際に実行されるモジュールである。407はU
niversa1−Send404内で出力先にデータ
ベースが指定された際に実行されるモジュールである。
【0081】408は、Universal−Send
404内で出力先に本機器と同様の画像処理装置が指定
された際に実行されるモジュールである。409はRe
mote−Copy−Scanモジュールであり、本画
像処理装置のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等で
接続された他の画像処理装置を出力先とし、本画像処理
装置単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行
うモジュールである。
【0082】410は、Remote−Copy−Pr
intモジュールであり、本画像処理装置のプリンタ機
能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を
入力先とし、本複合機単体で実現しているCopy機能
と同等の処理を行うモジュールである。
【0083】411は、Web−Pull−Print
即ちインターネットまたはイントラネット上の各種ホー
ムページの情報を読み出し、印刷するモジュールであ
る。
【0084】412は、本画像処理装置がHTTPによ
り通信する際に使用されるモジュールであり、後述のT
CP/IP416モジュールにより前述のWeb−Se
rver403、Web−Pull−Print411
モジュールに通信を提供するものである。
【0085】413は、lprモジュールであり、後述
のTCP/IP416モジュールにより前述のUniv
ersalーSend404内のプリンタモジュール4
05に通信を提供するものである。414は、SMTP
モジュールであり、後述のTCP/IP416モジュー
ルにより前述のUniversalーSend404内
のE−mai1モジュール406に通信を提供するもの
である。
【0086】415は、SLM即ちSalutatio
n−Managerモジュールであり、後述のTCP/
IP416モジュールにより前述のUniversal
−Send404内のデータベースモジュール417、
DPモジュール418、及びRemote−Copy−
Scan409モジュール、Remote−Copy−
Print410モジュールに通信を提供するものであ
る。
【0087】416は、TCP/IP通信モジュールで
あり、前述の各種モジュールに後述のネットワーク−D
riverによりネットワーク通信を提供するものであ
る。417はネットワークドライバであり、ネットワー
クに物理的に接続される部分を制御する。418は、C
ontroll−APIであり、Universal−
Send404等の上流モジュールに対し、後述のJo
b−Manager419等の下流モジュールとのイン
ターフェイスを提供するものであり、上流及び下流のモ
ジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高め
るものである。
【0088】419は、Job−Managerであ
り、前述の各種モジュールよりControllーAP
I418を介して指示される処理を解釈し、後述の各モ
ジュールに指示を与えるものである。また、本モジュー
ルは、本画像形成装置内で実行されるハード的な処理を
一元管理するものである。
【0089】420はCODEC−Managerであ
り、Job−Manager419が指示する処理の中
でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものであ
る。
【0090】421はFBE−Encoderであり、
Job−Manager419、及びScan−Man
ager424により実行されるスキャン処理により読
み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮する
ものである。
【0091】422はJPEG−CODECであり、J
ob−Manager419、Scan−Manage
r424により実行されるスキャン処理、及びPrin
t−Manager426により実行される印刷処理に
おいて、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷デ
ータのJPEG展開処理を行うものである。
【0092】423はMMR−CODECであり、Jo
b−Manager419、Scan−Manager
424により実行されるスキャン処理、及びPrint
−Manager426により実行される印刷処理にお
いて、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データ
のMMR伸長処理を行うものである。
【0093】424はScan−Managerであ
り、Job−Manager419が指示するスキャン
処理を管理・制御するものである。
【0094】425はSCSIドライバであり、Sca
n−Manager424と本画像形成装置が内部的に
接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
【0095】426はPrint−Managerであ
り、Job−Manager419が指示する印刷処理
を管理・制御するものである。
【0096】427はEngine−I/Fドライバで
あり、Print−Manager426と印刷部との
I/Fを提供するものである。428はパラレルポート
ドライバであり、Web−Pu11−Print411
がパラレルポートを介して図示しない出力機器にデータ
を出力する際のI/Fを提供するものである。
【0097】[画像処理の形態]以下、上述した本実施
形態の画像形成装置の画像処理の形態について説明す
る。ここでは、図11に示した画像形成装置301から
原稿画像を読み取り、画像データを変倍処理した後、画
像形成装置320に画像データを出力する例を説明す
る。また、画像形成装置301,320は、前述した画
像処理部(1)180と画像処理部(2)190を備え
ているものとする。
【0098】図12に示した403は、Device−
Managementであり、ネットワーク上の機器と
通信を行い、各機器の情報を収集する。例えば、本実施
形態で説明する画像形成装置の電源を投入した時点で、
ネットワーク上に接続されている機器を検出し、各機器
に搭載されているスキャナ及びプリンタの種類や機能等
を検出する。実際には、Device−Manager
403はソフトウェアとしての機能の一部であるため実
体は無いが、CPUにより実行される機能として、同図
には機能ブロックとして表してある。
【0099】上述のように、Device−Maneg
ement403は、例えば電源投入時にネットワーク
上に接続されている機器の情報を検出することで、各機
器の情報をすでに蓄積してある。操作部112の図示し
ない選択手段を選択することで、図13に示すようなア
ドレスブックが表示される。
【0100】このアドレスブックには、上述のように、
ネットワーク上にどんな機器が接続されているかが表示
される。また、同図のDetailボタン529を選択
することで、各機器の詳細情報が表示される。
【0101】このように、ネットワーク上に接続された
各機器の情報は、Device−Manegement
403内部に格納されている。図11に示した画像形成
装置301の操作部112によって該画像形成装置30
1から画像を読み込んで画像処理を行い、ネットワーク
312上に接続された画像形成装置320にプリントア
ウトするように指示された場合において、上記動作の指
示内容はCPU101から画像バスI/Fコントローラ
181に対しても行われる。
【0102】指示を受けた画像バスI/Fコントローラ
181は、ネットワーク上の画像形成装置320が有す
る画像処理機能をDevice−Management
403から引き出してくる。例えば、実行する画像処理
が変倍であり、且つそれが画像形成装置301,320
において共に処理可能であるときは、次のような画像デ
ータバスの切り替えを行う。
【0103】まず、画像形成装置301により画像形成
装置320へ、画像を縮小処理して送信する場合の処理
を流れを説明する。
【0104】図14の太線矢印が示すように、画像形成
装置301のスキャナ部170で読み取られた画像デー
タを画像処理部(1)180へ送り、フィルタ処理部1
82でフィルタ処理し、log変換部183でlog変
換を行った後、変倍処理部184で縮小を行う。そし
て、出力セレクタ188及び画像バスI/Fコントロー
ラ181を介して、画像バス108上へと渡される。そ
の後、所定の処理を経て、LAN111より出力装置と
して指定された画像形成装置320へと送信される。
【0105】この画像データは、図15の太線矢印が示
すように、画像形成装置320に同様に設けられた画像
処理部(1)180へ送られ、画像バスI/Fコントロ
ーラ181より直接、入力セレタタ187を介して変倍
処理部184に送られる。そして、不図示のスルーパス
を通って、γ補正部185でγ補正を行い、プリンタの
種類によっては、さらに2値化処理部186で2値化を
行う。さらに、出力セレクタ188及び画像バスI/F
コントローラ181を介して、画像処理部(2)190
で所定の処理を行った後、画像形成装置320のプリン
タ部195より出力される。
【0106】次に、画像形成装置301より画像形成装
置320へ画像を拡大処理して送信する場合の処理を流
れを説明する。
【0107】図14の太線矢印が示すように、画像形成
装置301のスキャナ部170で読み取られた画像デー
タを画像処理部(1)180へ送り、フィルタ処理部1
82でフィルタ処理し、log変換部183で1og変
換を行った後、変倍処理部184の不図示のスルーパス
から、出力セレクタ188及び画像バスI/Fコントロ
ーラ181を介して、画像バス108上へと渡される。
その後、所定の処理を経て、LAN111より出力装置
として指定された画像形成装置320へと送信される。
【0108】この画像データは、図15の太線矢印が示
すように、画像形成装置320に同様に設けられた画像
処理部(1)180へ送られ、画像バスI/Fコントロ
ーラ181より、直接入力セレクタ187を介して変倍
処理部184に送られる。変倍処理部184で拡大処理
を行った後、γ補正部185でγ補正を行い、プリンタ
の種類によっては、さらに2値化処理部186で2値化
を行い、出力セレクタ188、画像バスI/Fコントロ
ーラ181を介して、画像処理部(2)190で所定の
処理を行った後、画像形成装置320のプリンタ部19
5より出力される。
【0109】このように、本実施形態の画像形成システ
ムでは、画像形成装置の持つ画像処理機能情報を予め取
得することによって、画像入力装置と画像出力装置の持
つ画像処理機能を使い分け、ネットワーク上に転送され
る画像データ量を、施される画像処理機能に応じて最小
になるようにしたので、ネットワーク上の無駄なトラフ
ィックを抑えることができる。
【0110】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、ひとつの機器から成る装置に適用してもよい。前述
したを実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体も、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムるいは装置もコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し実行することによっても、完成
されることは言うまでもない。
【0111】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリーカード、ROMを用いることができる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
ではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0112】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードを指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや機能を拡張ユ
ニットに備わるCPUなどが実際の処理に行って実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によって前述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言
うまでもない。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項3に記載の画像形成装置、請求項4乃至請求項7に記
載の画像形成システム、請求項8乃至請求項11に記載
の画像形成方法、及び請求項12乃至請求項15に記載
の記憶媒体によれば、ネットワーク上に転送される画像
データ量が低減し、ネットワーク効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置のコ
ントローラ・ユニットの構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る画像形成装置の外観図である。
【図3】実施形態に係る画像形成装置の操作部112の
外観図である。
【図4】実施形態に係る画像形成装置の画像処理部
(1)180の構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態に係る画像形成装置の画像処理部
(2)190の構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態に係る画像形成装置の画像圧縮処理部
140の構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態に係る画像形成装置の画像回転処理部
130の構成を示すブロック図である。
【図8】画像回転処理の説明図である。
【図9】画像回転処理の説明図である。
【図10】実施形態に係る画像形成装置のデバイスI/
F部120の構成を示すブロック図である。
【図11】実施形態に係る画像形成装置を備えたネット
ワークシステムの全体構成図である。
【図12】実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア
ブロック図である。
【図13】アドレスブック画面を示す図である。
【図14】実施形態の画像処理の流れを説明する図であ
る。
【図15】実施形態の画像処理の流れを説明する図であ
る。
【符号の説明】
100 コントローラ・ユニット 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 HDD 106 操作部I/F 110 ネットワーク部 111 LAN 112 操作部 120 デバイスI/F 130 画像回転処理部 140 画像圧縮処理部 150 モデム 151 WAN 160 ラスター・イメージ・プロセッサ(RIP) 170 スキャナ 180 画像処理部(1) 190 画像処理部(2) 195 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ05 AQ06 HJ06 HQ12 HQ13 2H027 EJ13 FD00 5B021 AA05 AA19 BB00 BB02 BB04 EE05 LB07 LL05 QQ04 9A001 BB04 CC02 EE02 EE05 HH27 HH34 JJ35 KK42

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上の機器が有する画像処理
    機能情報を獲得する情報獲得手段と、要求する画像処理
    機能を選択する選択手段と、所定の画像処理機能で画像
    データを処理する画像処理手段と、前記ネットワーク上
    へ画像データを転送する転送手段とを備えた画像形成装
    置であって、 前記転送手段によって前記ネットワーク上へ画像データ
    を転送するときに、前記選択手段で選択された画像処理
    機能に関する前記情報獲得手段中の情報を参照して、前
    記ネットワーク上の画像転送量が最小となるように該画
    像処理機能を施すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段で選択される画像処理機能
    は、変倍処理であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク上へ転送される画像デ
    ータは、多値データであることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上に互いに接続された複数
    の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に各々設け
    られ画像データを処理する画像処理手段と、要求する画
    像処理機能を選択する選択手段とを有する画像形成シス
    テムにおいて、 前記ネットワーク上の機器が有する画
    像処理機能情報を獲得する情報獲得手段を設け、 前記複数の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置と
    し、前記複数の画像形成装置のうちの別の1つを画像出
    力装置として前記ネットワークを介して画像データを転
    送するときに、前記選択手段によって選択された画像処
    理機能に関する、前記画像入力装置及び画像出力装置で
    実行可能な画像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽
    出し、この抽出結果に基づいて前記ネットワークの画像
    転送量が最小となるように画像処理機能を施すことを特
    徴とする画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の画像形成装置の少なくとも1
    つに設けられ、画像を読み取る画像読み取り手段と、前
    記複数の画像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画
    像データを印字する画像出力手段とを備えたことを特徴
    とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記選択手段で選択される画像処理機能
    は、変倍処理であることを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記ネットワーク上へ転送される画像デ
    ータは、多値データであることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5に記載の画像形成システム。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上に互いに接続された複数
    の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に各々設け
    られ画像データを処理する画像処理手段と、要求する画
    像処理機能を選択する選択手段とを有する画像形成シス
    テムに対し、 前記ネットワーク上の機器が有する画像処理機能情報を
    獲得する情報獲得手段を予め設けておき、 前記複数の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置と
    し、前記複数の画像形成装置のうちの別の1つを画像出
    力装置として前記ネットワークを介して画像データを転
    送するときに、前記選択手段によって選択された画像処
    理機能に関する、前記画像入力装置及び画像出力装置で
    実行可能な画像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽
    出し、この抽出結果に基づいて前記ネットワークの画像
    転送量が最小となるように画像処理機能を施すことを特
    徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記画像形成システムは、前記複数の画
    像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画像を読み取
    る画像読み取り手段と、前記複数の画像形成装置の少な
    くとも1つに設けられ、画像データを印字する画像出力
    手段とを備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像
    形成方法。
  10. 【請求項10】 前記選択手段で選択される画像処理機
    能は、変倍処理であることを特徴とする請求項8または
    請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記ネットワーク上へ転送される画像
    データは、多値データであることを特徴とする請求項8
    または請求項9に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 ネットワーク上に互いに接続された複
    数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に各々設
    けられ画像データを処理する画像処理手段と、要求する
    画像処理機能を選択する選択手段とを有する画像形成シ
    ステムの画像形成方法を実行する、コンピュータ読み取
    り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記画像形成方法は、 前記ネットワーク上の機器が有する画像処理機能情報を
    獲得する情報獲得手段を設ける第1のステップと、 前記複数の画像形成装置のうちの1つを画像入力装置と
    し、前記複数の画像形成装置のうちの別の1つを画像出
    力装置として前記ネットワークを介して画像データを転
    送するときに、前記選択手段によって選択された画像処
    理機能に関する、前記画像入力装置及び画像出力装置で
    実行可能な画像処理機能情報を前記情報獲得手段より抽
    出し、この抽出結果に基づいて前記ネットワークの画像
    転送量が最小となるように画像処理機能を施す第2のス
    テップとを備えたことを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記画像形成システムは、前記複数の
    画像形成装置の少なくとも1つに設けられ、画像を読み
    取る画像読み取り手段と、前記複数の画像形成装置の少
    なくとも1つに設けられ、画像データを印字する画像出
    力手段とを備えたことを特徴とする請求項12に記載の
    記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記選択手段で選択される画像処理機
    能は、変倍処理であることを特徴とする請求項12また
    は請求項13に記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記ネットワーク上へ転送される画像
    データは、多値データであることを特徴とする請求項1
    2または請求項13に記載の記憶媒体。
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JP2003084417A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Pentax Corp 描画装置における描画処理方法
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