JP4717772B2 - 筆記具の持ち方練習具 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛筆や筆、ボールペン等の各種筆記具の誤った持ち方を矯正し、かつ、正しい持ち方を習得するための、筆記具の持ち方練習具に関するものである。
筆記具の正しい持ち方、特に鉛筆の正しい持ち方において重要なポイントとなるのは、(1)筆記具を持つ位置(筆記具の把持位置)、(2)筆記具を持ったときにできる手の形と力の入れ具合、(3)筆記具を持ったときに鉛筆と紙面とがなす角度(筆記具の把持角度)である。
具体的には、ポイント(1)の「筆記具を持つ位置(筆記具の把持位置)」においては、「(a)人差指の先が親指の先よりもわずかに前に出る。(b)人差指の先が、鉛筆の削り際近くにくる。(c)中指、薬指、小指は軽く内側に曲げ、手の内側は卵を握った状態にする。(d)小指の先は軽く紙面につけ、小指の第3関節は紙面より離す」ことが大切である。
また、ポイント(2)の「筆記具を持ったときにできる手の形と力の入れ具合」においては、「(a)手首・指に力を入れすぎない。(b)人差指、親指に力を入れすぎないで、それらの関節が丸みを持つようにする」ことが大切である。
さらに、ポイント(3)の「筆記具を持ったときに鉛筆と紙面とがなす角度(筆記具の把持角度)」においては、「(a)鉛筆と紙面とが作る傾斜角を50°〜60°とする。(b)中指の指先の関節より少し先に鉛筆の軸が触れる。(c)軸を人差指の第2、第3関節の中間あたりに置く。(d)鉛筆の筆先を正しい姿勢で書く時、いつも見える位置にする。」ことが大切である。
筆記具の正しい持ち方に関しては、非特許文献1に詳細に記載されている。
本発明の発明者は、非特許文献1において、筆記具の正しい持ち方の定義を以下のように表現している。すなわち、筆記具の正しい持ち方とは、「5本の指の関節(15箇所)と、手首の関節を自由に屈伸・屈折することができ、手と腕に余分な力が働くことなく、筆記具を自在に動かしてあらゆる基本線を思うように書ける持ち方」である。
しかしながら、幼児や学童が初めて筆記具を手にして文字を書き始めるとき、または、初めて箸を持つとき、幼児・学童に正しい筆記具の持ち方・書き方、若しくは正しい箸の持ち方・使い方を教示することは困難を極め、教示する者にとっても幼児・学童にとっても多大な労力を要するものとなっている。
そこで、非特許文献2には、筆記具並びに箸をより安定して、かつ、正しく保持することのできる筆記具並びに箸の持ち方練習具が提案されている。図12は、従来の持ち方練習具の構成を示す斜視図である。
この持ち方練習具50は、図12に示すように、板状の上壁部51と、この上壁部51と対向して位置する板状の下壁部52と、これら上下壁部が所定の間隔を形成するために設けられる挟持壁部53とから構成されている。
第1空間54および第2空間55にそれぞれ指を通し、持ち方練習具50を指に装着することにより、筆記具並びに箸を正しく持つために必要な形および位置に指を維持することが容易となる。
高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート(高嶋喩著、PHP研究所発行、2006年3月3日発行) 実用新案登録第2502327号公報(平成7年2月7日公開)
文字に含まれる線、例えば縦の線、を引く時には、親指、人差指および中指で保持した筆記具の先端を、筆記者の体から遠い位置から筆記者の体に近づく方向に移動させる。この時、筆記具を保持した3つの指の各関節は、屈折する。そして、続いて別の線を引く時には、屈折させた指の関節を屈伸させる。
このように、文字を書く時には、親指、人差指および中指の各関節を、屈伸および屈折する動作を繰り返す。指の関節をどのように屈伸および屈折させるかは、正しい筆記を行う上で重要であり、特に、指の第1関節の動かし方は重要である。指の第1関節を適切に動かさなければ、正しい筆記を行うことができない。例えば、人差指の第1関節を常に伸ばした状態では、正しく筆記具を把持することはできない。
このような指の第1関節の屈伸・屈折動作に関しては、従来の持ち方練習具では考慮されていない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、指の関節、特に第1関節の正しい屈伸および屈折動作を習得できるとともに、筆記具を正しく把持および使用することができる筆記具の持ち方練習具を提供することにある。
本発明に係る筆記具の持ち方練習具は、上記の課題を解決するために、手の平に装着することにより筆記具の持ち方を習得する練習具であって、手の平に当接する手の平当接面と、上記練習具の長手方向における一方の端部である当接端部とを備えており、上記練習具の長手方向と指の長手方向とが略平行となるように上記手の平当接面を手の平に当接させ、上記当接端部を指の第1関節と第2関節との間に配置した場合に、上記指を曲げ伸ばすことにより、上記練習具の長手方向において上記手の平当接面を凸形状に湾曲させ、その後、元の形状に復元させることができることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記筆記具の持ち方練習具(以下、単に練習具と称する)は、指を曲げ伸ばすことにより、練習具の長手方向において手の平当接面を凸形状に湾曲させ、その後、元の形状に復元させることができる弾性を有している。すなわち、指の屈伸・屈折運動による力により、練習具を曲げたり元の形状に戻したりすることができる。
練習具の長手方向と指の長手方向とが略平行となるように手の平当接面を手の平に当接させ、当接端部を指の第1関節と第2関節との間に配置した場合、指の第2関節および第3関節を曲げる動作は規制されるが、第1関節の動作は規制されない。そのため、上記練習具を装着した状態で指を曲げ伸ばすと、第1関節が動くようになる。
指の第1関節の動きは、筆記具を正しく把持し、使用する時に重要である。それゆえ、上記練習具により指の関節、特に第1関節を動かす練習を行うことができ、結果的に筆記具の正しい持ち方を習得することができる。
また、上述したように練習具を指(例えば人差指および中指)の手の平側に装着した場合、当該指を曲げ過ぎる動作が規制される。それゆえ、指を曲げ過ぎるという間違った筆記具の持ち方を矯正することができる。
さらに、上記構成により、下記の効果が得られる。文字を書く時には、親指、人差指および中指を曲げたり、伸ばしたりという動作を繰り返す。人差指および中指の長手方向に対して練習具の長手方向が略平行になるように、練習具を人差指および中指の手の平側に装着した場合、練習具が弾性を有していることにより、人差指および中指を曲げた時に練習具に加わった力は反発力となって当該指に加わる。それゆえ、指を伸ばす時には、この反発力を利用すればよいため、意識的に力を入れずとも自然と指が伸びる。従って、文字等を書く場合の指の曲げ伸ばし動作を楽に行うことができる。
また、上記手の平当接面は、上記練習具に力が加わらない状態において、上記長手方向において凸形状に湾曲していることが好ましい。
上記の構成によれば、手の平当接面は、練習具に力が加わらない状態、すなわち、使用前の状態において、練習具の長手方向において凸形状に湾曲している。
それゆえ、手の平当接面を手の平に当接させ易くなるとともに、練習具が曲げ易くなる。
また、上記練習具は、上記手の平当接面を上面とした場合に側面となる薬指当接面をさらに備え、上記薬指当接面は、上記長手方向に沿って延びているとともに、上記手の平当接面に垂直な方向に対して、当該手の平当接面から遠ざかる方向へ傾斜していることが好ましい。
上記の構成によれば、中指の長手方向と練習具の長手方向とが略平行となるように手の平当接面を中指の手の平側に当接させ、かつ、手の平当接面の、薬指当接面が延出している稜線の近傍に中指を配置した場合、この状態で当該中指および薬指を曲げると、薬指は薬指当接面に当接する。この薬指当接面は、手の平当接面に垂直な方向に対して、当該手の平当接面から遠ざかる方向へ傾斜している。そのため、練習具を握った時に、薬指は、中指および人差指よりも内側(手の平側)で維持される。薬指を、中指および人差指よりもより多く折り曲げる(握る)ことが正しい筆記具の持ち方であるため、上記の構成により、薬指を正しい位置に維持することができる。
また、上記練習具は、自身を手の平に装着するための装着手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成により、練習具を装着手段により手の平に安定的に装着することができる。
上記装着手段は、上記練習具の手の平に対する相対位置を調節できるものであることが好ましい。
上記の構成により、使用者の手の大きさまたは把持する筆記具の種類、もしくはその両方に応じて、練習具の手の平に対する相対位置を調節でき、練習具の使い勝手を良くすることができる。
また、上壁部と、当該上壁部と対向する下壁部と、これら上壁部と下壁部とを所定の間隔で維持するとともに、上壁部と下壁部との間を第1空間と第2空間とに区切る挟持壁部とを有しており、隣接する2本の指における一方の指を上記第1空間に挿入し、他方の指を上記第2空間に挿入して、これら各指の位置を規定する補助具を、上記筆記具の持ち方練習具はさらに備え、上記下壁部の、上記上壁部と反対側の面に、上記手の平当接面が配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、練習具は、上記補助具をさらに備えている。この補助具は、隣接する2本の指における一方の指を第1空間に挿入し、他方の指を第2空間に挿入して、これら各指の位置を規定するものである。補助具が有する下壁部の、上壁部と反対側の面に、手の平当接面が配置されている。
上記補助具により、第1空間および第2空間に挿入された指の位置が規定されるため、各指を正しい位置に維持することがより容易に行える。
また、上記練習具と上記補助具とは、互いの相対位置を調節できるように連結されていることが好ましい。
上記の構成によれば、練習具と補助具とは、互いの相対位置を調節できるように連結されているため、把持する筆記具の種類または手の大きさに応じて練習具の手の平に対する位置を調節することができる。
本発明に係る筆記具の持ち方練習具は、以上のように、手の平に当接する手の平当接面と、上記練習具の長手方向における一方の端部である当接端部とを備えており、上記練習具の長手方向と指の長手方向とが略平行となるように上記手の平当接面を手の平に当接させ、上記当接端部を指の第1関節と第2関節との間に配置した場合に、上記指を曲げ伸ばすことにより、上記練習具の長手方向において上記手の平当接面を凸形状に湾曲させ、その後、元の形状に復元させることができる構成である。
それゆえ、指の関節、特に第1関節の正しい屈伸および屈折動作を習得できるとともに、筆記具を正しく把持および使用することができるという効果を奏する。
本発明の実施の一形態について図1〜図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
〔練習具1の構成〕
図1は、本実施形態の、筆記具の持ち方練習具1(以下、単に練習具1と称する)の形状を示す斜視図である。図2は、練習具1の側面図である。図3は、練習具1を長手方向に対して垂直な平面で切断した場合の断面、すなわち、図1におけるAA´断面を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、練習具1は、手の平当接面2、底面3、第1側面4、第2側面5、第1傾斜面6(薬指当接面(または中指当接面))および第2傾斜面7を備えている。
手の平当接面2は、練習具1の使用時に使用者の手の平に当接する面である。
底面3は、手の平当接面2に対向する面であり、手の平当接面2を上面とした場合に下面に相当する面である。
第1側面4および第2側面5は、練習具1の長手方向における端部(当接端部)にそれぞれ位置する面であり、手の平当接面2を上面とした場合に側面に相当する面である。
第1傾斜面6および第2傾斜面7は、練習具1の長手方向に沿って延びている面であり、手の平当接面2を上面とした場合に側面に相当する面である。
図2に示すように、練習具1の手の平当接面2は、練習具1に力が加わらない状態において、長手方向において凸形状に湾曲している。すなわち、手の平当接面2は、第1側面4と第2側面5との間において、当該手の平当接面2が凸形状に湾曲するように円弧の一部を形成している。この円弧は、例えば、半径125〜135mmの円が有する円弧であるが、円弧の形状はこれに限定されない。この円弧は、手の平当接面2が手の平に当接しやすいようにすることにより、練習具1を握り易くするためのものである。それゆえ、上記円弧の形状は、上記目的を果たすことができるものであれば、どのようなものであってもよい。なお、練習具1は、湾曲していなくとも、最低限度の機能を果たすことが出来るため、練習具1は湾曲していなくてもよい。
図3に示すように、第1傾斜面6および第2傾斜面7は、手の平当接面2に垂直な方向に対して、手の平当接面2から遠ざかる方向へ傾斜している。具体的には、第1傾斜面6と手の平当接面2とのなす内角θは、約130°であり、第2傾斜面7と手の平当接面2とのなす内角θは、約110°である。その結果、、第1傾斜面6と手の底面3とのなす内角θは、約50°であり、第2傾斜面7と底面3とのなす内角θは、約70°となる。
上記θ〜θの角度は、あくまで一例であり、θとθとが同じ角度であってもよい。θおよびθの角度は、第1傾斜面6が薬指当接面(または中指当接面)として機能し、第2傾斜面7が親指の付根等に適切に当接するために適した角度であればよく、約110°〜約130°であればよい。第1傾斜面6の薬指当接面としての機能については後述する。
練習具1の長手方向の長さ(図2においてL1)、換言すれば、第1側面4と第2側面5との間の幅は、人差指の第2関節から親指の付根までの長さと略等しい。この長さにすることにより、人差指の第1関節と、手の窪の近傍(手の平の中心付近)とで練習具1の各端部(第1側面4および第2側面5)を支えることにより練習具1を保持することができる。例えば、L1の長さは、65mmである。ただし、この長さは、あくまで目安であり、練習具1を使用する者の手の大きさに合わせて適宜変更してもよい。例えば、65mmという長さは大人に適した長さであるので、子供用の練習具では、これよりも短い長さとすればよい。
また、手の平当接面2の幅方向(すなわち、手の平当接面2において長手方向と直交する方向)の長さ(図3においてL2)は、1本の指(例えば、中指)の幅よりも長いことが好ましく、2本の指(例えば、中指および人差指)の幅程度であることが好ましい。例えば、L2は約20mmである。ただし、このL2の長さは、あくまで目安であり、L1の長さと同様に、練習具1を使用する者の手の大きさに合わせて適宜変更してもよい。
L2の長さが短くなり過ぎると、練習具1を保持し難くなるとともに、練習具1の反発力が弱くなる。一方、L2の長さが長くなり過ぎると、練習具1を握る時に大きな力が必要となり、練習具1が使い難いものになる。そこで、これらの点を考慮して、L2の長さを設定すればよい。
練習具1は、弾性を有する材料からなるものである。この弾性は、より具体的には、練習具1の長手方向と指の長手方向とが略平行となるように手の平当接面2を手の平に当接させ、第1側面4(または第2側面5)を指(例えば、中指)の第1関節と第2関節との間に配置した場合に、当該指を曲げ伸ばすことにより、練習具1の長手方向において手の平当接面2を凸形状に湾曲させ、その後、元の形状に復元させることができる程度の弾性である。換言すれば、上記弾性は、指の力により練習具1を湾曲させることができ、湾曲状態からの復元力により指を押し戻すことができる程度のものであり、かつ、筆記に伴う指の屈折および屈伸運動に支障が出ない程度のものである。
このような弾性を有する素材としては、例えば、天然ゴム、シリコンゴム、スポンジ、ウレタン等を挙げることができる。具体例を挙げれば、練習具1の材料として、CR(cellular rubber)スポンジ(硬度20°±5°)を好適に使用できる。
〔練習具1の第1の使用方法〕
次に、練習具1の使用方法について以下に説明する。練習具1の使用方法は複数あり、ここでは、第1の使用法について説明する。
図4は、練習具1の第1の装着方法を示す図である。図4に示すように、第1の装着方法では、練習具1の長手方向と指の長手方向とが略平行になるように、練習具1を手の平に装着する。このとき、手の平当接面2を手の平に当接させる。
図4には、人差指および中指に練習具1が重なるように装着した状態が示されている。鉛筆を握る場合には、第2側面5が中指の第1関節と第2関節との間に位置するように練習具1を配置する。このように配置することにより、中指および人差指を曲げ過ぎる動作が規制されるため、紙面に対する鉛筆の角度が適切な角度(50°〜60°)になる。
なお、ボールペンを握る場合には、第2側面5が中指の第2関節に位置するように練習具1を配置する。このように配置するのは、紙面に対する鉛筆の角度(50°〜60°)よりも紙面に対するボールペンの角度(70°〜80°)の方が大きいからである。また、変則的な使い方として、中指および薬指に練習具1が重なるように装着してもよい。
練習具1を手の平に装着する時に、輪ゴム等の装着手段を用いることが好ましい。すなわち、練習具1は、自身を手の平に装着するための装着手段を備えていることが好ましい。装着手段を用いることにより、練習具を手の平に安定的に装着することができる。
装着手段として輪ゴム10を用いる場合には、人差指および中指(または、中指および薬指)に輪ゴムをかけることにより練習具1を装着してもよいし、手の平全体にわたって輪ゴムをかけることにより練習具1を装着してもよい。また、1本の指に輪ゴムをかけることにより練習具1を装着してもよい。
使用する輪ゴムの大きさおよび太さは特に限定されないが、輪ゴムが小さ過ぎると手に負担がかかるとともに、練習具1の位置を調節し難くなるため、適度な余裕が生じる輪ゴムを使用することが好ましい。
すなわち、装着手段としての輪ゴムは、練習具1の手の平に対する相対位置を調節できるものであることが好ましい。このように輪ゴムを設計(または選択)することにより、使用者の手の大きさまたは把持する筆記具の種類、もしくはその両方に応じて、練習具1の手の平に対する相対位置を調節でき、練習具1の使い勝手を良くすることができる。
なお、上記装着手段は、輪ゴムに限定されず、弾性を有する環状または直鎖状のバンドであってもよいし、弾性を有さないバンドであってもよい。また、上記装着手段は、練習具1本体と一体になっていてもよい。
図5は、練習具1の第1の使用方法を示す図である。なお、図5では、練習具1の位置を理解しやすいように、親指は正しい持ち方の位置から外れた位置に描かれている。上述したように練習具1を手の平に装着した後に、図5に示すように、鉛筆30を握る。このとき、鉛筆30の側面は、第2側面5と第2傾斜面7とによって形成される角部に当接する。練習具1は弾性を有しているため、鉛筆30は、上記角部にわずかにめり込む。これにより、鉛筆が正しい位置に安定的に固定され、鉛筆を親指の付根で保持するという間違った持ち方を矯正することができるとともに、正しい角度で鉛筆を保持することができる。
また、人差指および中指を曲げようとする動作は練習具1により規制されるため、これらの指を極度に曲げて握りこぶしを作った状態で鉛筆を保持するという間違った持ち方を矯正することができる。
また、練習具1を上述のように装着すれば、指の第2関節および第3関節を曲げる動作は規制されるが、第1関節の動作は規制されない。そのため、練習具1を装着した状態で指を曲げ伸ばすと、第1関節が動くようになる。
指の第1関節の動きは、筆記具を正しく把持し、使用する時に重要である。それゆえ、練習具1により第1関節を動かす練習を行うことができ、結果的に筆記具の正しい持ち方を習得することができる。また、第1関節を動かすことにより、第2および第3関節もよりスムーズに動くようになり、その結果、脳に送られる血液の量が増えるという副次的な効果も得られる。脳に送られる血液の量が増えることにより、脳の働きが活発になり、健康が増進される可能性がある。
また、文字に含まれる線を引く時には、人差指、中指および親指を屈折および屈伸させるが、これらの指を伸ばす時には、練習具1を握ることによって生じる反発力により、意識的に力を入れなくても指が伸びる。つまり、使用者は、人差指および中指を曲げる時に力を入れさえすればよく、これらの指を伸ばす時には、力は入れなくてもよい。
それゆえ、練習具1を使用すれば、人差指および中指(および親指)を伸ばす動作を楽に行うことができ、文字を楽に書くことができる。
図6は、正しい鉛筆の持ち方を示す図であり、鉛筆を握った手を手の平側から見た状態を示している。図6に示すように、正しく鉛筆を握った場合、薬指の位置は、中指および人差指よりも内側(手の平側)で維持される。上述のように練習具1を握った場合には、薬指は、第1傾斜面6に当接する。この第1傾斜面6は、手の平当接面2に対して垂直な方向から傾斜しているため、当該薬指の位置は、中指および人差指よりも内側で維持される。それゆえ、薬指を適切な位置に維持した状態で筆記を行うことができる。すなわち、薬指の位置を正しい位置に矯正することができる。
なお、練習具1を人差指を中心として配置した場合には、中指は第1傾斜面6に当接する。そのため、この第1傾斜面6を、中指を適切な位置に維持する中指当接面として機能させることもできる。
上述の説明は、鉛筆に関するものであるが、ボールペン等他の筆記具についても同様の作用効果が得られる。鉛筆以外の筆記具を使用する場合には、その筆記具に適した位置に練習具1を配置すればよい。どの位置に練習具1を配置すれば正しい持ち方ができるかは、使用者が自分の手の大きさ等を考慮して決定すればよい。
また、上述の使用方法では、第2側面5が中指の第1関節と第2関節との間に位置するように練習具1を配置したが、第1側面4が上記第1関節と第2関節との間に位置するように練習具1を配置してもよい。
また、上述の使用方法では、練習具1をひとつ用いたが、練習具1を2つ並列に並べて使用してもよい。
〔練習具1の第2の使用方法〕
次に、練習具1の第2の使用方法について図7および図8を参照しつつ説明する。図7は、練習具1の第2の装着方法を示す図である。図7に示すように、手の平当接面2が手の平に当接する向きで、第1側面4を人差指の第3関節付近に配置し、かつ、練習具1が手の平の中心(手の窪)を通るように練習具1を配置する。このとき、第1の使用方法と同様に、練習具1を輪ゴム10により手の平に装着すればよい。
図8は、練習具1の第2の使用方法を示す図である。なお、図8では、練習具1の位置を理解しやすいように、親指は正しい持ち方の位置から外れた位置に描かれている。上述したように練習具1を手の平に装着した後に、図8に示すように、鉛筆30を握る。このとき、鉛筆30の側面は、第1側面4に当接する。練習具1は弾性を有しているため、鉛筆30は、第1側面4にわずかにめり込む。これにより、鉛筆が正しい位置に安定的に固定され、鉛筆を親指の付根で保持するという間違った持ち方を矯正することができるとともに、正しい角度で鉛筆を保持することができる。
〔練習具1の第3の使用方法〕
次に、練習具1の第3の使用方法について図9〜図11を参照しつつ説明する。図9は、練習具1と練習具50(補助具)との組み合わせ方を示す図である。第3の使用方法は、練習具1を練習具50と組み合わせて使用するものである。図9および図12に示すように、練習具50は、上壁部51と、この上壁部51と対向する下壁部52と、これら上壁部51と下壁部52とを所定の間隔で維持するとともに、上壁部51と下壁部52との間を第1空間54と第2空間55とに区切る挟持壁部53とを有している。隣接する2本の指における一方の指を第1空間54に挿入し、他方の指を第2空間55に挿入することにより、これら各指の位置が規定される。この練習具50の下壁部52の裏側(上壁部51と対向する面とは反対側)に手の平当接面2が接するように練習具1を輪ゴム等の固定手段によって固定する。
このとき、下壁部52の長手方向と練習具1の長手方向とが交わるように各練習具を配置してもよいし、図10に示すように、下壁部52の長手方向と練習具1の長手方向とが平行になるように配置してもよい。
練習具1と練習具50とを固定するとき、両者を強固に固定させてもよいが、両者の相対位置を調節できるように、余裕を持たせた状態にする方が好ましい。すなわち、練習具1と練習具50とは、互いの相対位置を調節できるように連結されていることが好ましい。
また、練習具1と練習具50とを固定する時の輪ゴム11のかけ方は、特に限定されないが、練習具1の底面3において輪ゴム11が十字に交差するように輪ゴム11をたすき掛けすることが好ましい。このように輪ゴム11を掛けることにより、練習具1と練習具50との相対位置を容易に調節することができる。
なお、上記固定手段は、輪ゴムに限定されず、弾性を有する環状または直鎖状のバンドであってもよいし、弾性を有さないバンドであってもよい。
図11は、練習具1の第3の使用方法を示す図である。なお、図11では、練習具1および練習具50の位置を理解しやすいように、親指は正しい持ち方の位置から外れた位置に描かれている。図11に示すように、練習具50の第1空間54および第2空間55に隣接する2本の指をそれぞれ挿入する。この時、手の平側に練習具1が位置するように各指を挿入する。練習具1の配置は、上述した第1の使用方法における配置と同様のものであってもよいし、使用者の手の大きさまたは把持する筆記具の種類、もしくはその両方に応じて、変更してもよい。
この状態で鉛筆30を握ると、第1空間54および第2空間55に挿入された各指の位置が規定されるため、練習具1を単独で使用する場合よりもより的確に各指を正しい位置に維持することができる。練習具50が単独で有する効果については、非特許文献2に詳細に記載されているため、ここではその説明を省略する。
〔練習具1の効果のまとめ〕
以上のように、練習具1は、従来の各種の練習具が奏する効果の多くを奏することができる、合理的、機能的および科学的な練習具である。すなわち、この練習具1は、各種の練習具の機能を併せ持つものである。さらに、練習具1は、指の第1関節の動きを活発にするという、従来の練習具が奏さない効果を奏するものである。
また、従来の練習具では、使用者の手の大きさに合わせて、大きさの異なる練習具を製造する必要があったが、練習具1では、手の平に対する装着位置を調節することにより、万人に共通の練習具を実現できる。
また、これまでは、異なる種類の筆記具を把持する場合には、把持する筆記具に合わせた形状の練習具を使用する必要があったが、練習具1では、手の平に対する装着位置を調節することにより、異なる筆記具に共通の練習具を実現できる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の筆記具の持ち方練習具は、鉛筆や筆、ボールペン等の各種筆記具の誤った持ち方を矯正し、かつ、正しい持ち方を習得するための道具としての高い利用可能性を有している。
一実施形態の筆記具の持ち方練習具の形状を示す斜視図である。 上記筆記具の持ち方練習具の側面図である。 図1におけるAA´断面を示す断面図である。 上記筆記具の持ち方練習具の第1の装着方法を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具の第1の使用方法を示す図である。 鉛筆の正しい持ち方を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具の第2の装着方法を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具の第2の使用方法を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具と従来の練習具との組み合わせ方を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具と従来の練習具との組み合わせ方を示す図である。 上記筆記具の持ち方練習具の第3の使用方法を示す図である。 従来の持ち方練習具の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 筆記具の持ち方練習具
2 手の平当接面
4 第1側面(当接端部)
5 第2側面(当接端部)
6 第1傾斜面(薬指当接面)
10 輪ゴム(装着手段)
11 輪ゴム(固定手段)
30 鉛筆
50 筆記具の持ち方練習具(補助具)
51 上壁部
52 下壁部
53 挟持壁部
54 第1空間
55 第2空間

Claims (6)

  1. 手の平に装着することにより筆記具の持ち方を習得する練習具であって、
    弾性を有する材料からなる略直方体にてなり、
    手の平に当接する手の平当接面と、
    上記練習具の長手方向における一方の端部である当接端部とを備えており、
    上記練習具の長手方向と指の長手方向とが略平行となるように上記手の平当接面を手の平に当接させ、上記当接端部を指の第1関節と第2関節との間に配置した場合に、上記指を曲げ伸ばすことにより、上記練習具の長手方向において上記手の平当接面を凸形状に湾曲させ、その後、元の形状に復元させることができることを特徴とする、筆記具の持ち方練習具。
  2. 上記手の平当接面は、上記練習具に力が加わらない状態において、上記長手方向において凸形状に湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の、筆記具の持ち方練習具。
  3. 上記手の平当接面を上面とした場合に側面となる薬指当接面をさらに備え、
    上記薬指当接面は、上記長手方向に沿って延びているとともに、上記手の平当接面に垂直な方向に対して、当該手の平当接面から遠ざかる方向へ傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の、筆記具の持ち方練習具。
  4. 上記練習具を手の平に装着するための装着手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の、筆記具の持ち方練習具。
  5. 上記装着手段は、上記練習具の手の平に対する相対位置を調節できるものであることを特徴とする請求項4に記載の、筆記具の持ち方練習具。
  6. 上壁部と、
    当該上壁部と対向する下壁部と、
    これら上壁部と下壁部とを所定の間隔で維持するとともに、上壁部と下壁部との間を第1空間と第2空間とに区切る挟持壁部とを有しており、
    隣接する2本の指における一方の指を上記第1空間に挿入し、他方の指を上記第2空間に挿入して、これら各指の位置を規定する補助具をさらに備え、
    上記下壁部の、上記上壁部と反対側の面に、上記手の平当接面が配置されており、
    上記練習具と上記補助具とは、該練習具の長手方向と補助具における下壁部の長手方向とが交わるように、又は該練習具の長手方向と補助具における下壁部の長手方向とが平行になるように、互いの相対位置を調節できるように連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の、筆記具の持ち方練習具。
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