JP3145437U - おたすけボール - Google Patents

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JP3145437U
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Japan
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pencil
palm
hand
holding
chopsticks
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JP2008005132U
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戎居多佳子
前田里美
岡田ますみ
Original Assignee
戎居 多佳子
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Abstract

【課題】利用者が無理なく鉛筆や箸の持ち方及びその操作が習得できる補助具を提供する。
【解決手段】持ち方矯正補助具の本体の外形はほぼ球形でその表面は吸湿性の素材で覆われ、掌内に握り込んだとき掌に寄り添うようにクッション性をもたせた。掌に握る部分には,低反発性のスポンジや綿など柔軟性のある材料を用い,その本体に平ゴムなどの伸縮性の材料からなる輪を取り付け、これに鉛筆等を通して使用する形状にした。この材質は,鉛筆使用時に本来なら掌にできる空間を作れない利用者の手にふんわりと寄り添い,無理なく正しい持ち方に誘導できる。さらに,その感触が心の落ち着きと安心感を誘い学習に集中できるし,指や手の力を軽減できるため長時間書いても疲れにくい。又自在に変形するので,手の大きさや持ち方の好みなど個々に対応できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、鉛筆の持ち方の習得を助ける補助具の形状や機能に関するものである。
1)従来の補助具の形状は、筆記具本体に装着して、指先や指を整えて持つものが一般的であった。
2)また、掌に握り込む形の本体に筆記具やスプーン、箸等を装着するためのヒモが付けられた補助具も公表されている。
しかし、1)の場合、補助具に指先を合わせることに意識がとらわれ、楽で正しい持ち方を習得するには難点があった。
一方、2)の場合、補助具を掌や手全体で握るので、操作が自在となる利点があるが、本体が木材・陶器・プラスチックという硬い材料とあるので感触、使用感、疲労、発汗への対応等の観点から、改良の余地がある。
以前に同様の補助具を紙粘土で制作し、子どもたちに使用させた。持ち方の改善という点では効果的はあったが、乾燥して硬くなると違和感が生じる上、汗を吸収しないとの理由で長時間の使用には限界があった。
特開2004−62194 特開2006−263462 特開2007−50683
この考案は、利用者が、無理なく鉛筆の持ち方や操作が習得できることを課題とする。
上記の課題を解決するために、掌に握る部分には、低反発性のスポンジや綿など柔軟性のある材料を用い、その本体に輪を取り付けたり穴を開け、そこに鉛筆を通して使用する形状にした。この材質は、鉛筆使用時に本来なら掌にできる空間を作れない利用者の手にふんわりと寄り添い、無理なく正しい持ち方ができる。さらに、その感触が心の落ち着きと安心感を誘い学習に集中できる、指や手の力を軽減できるため長時間書いても疲れにくい、自在に変形するので手の大きさや持ち方の好みなど個々に対応しやすい、等々いろいろな利点がある。
この考案によれば、柔軟素材を生かした形状と機能により、利用者の手の大きさや力加減や癖などに応じて、無理なく正しい持ち方を習得できる効果が大きい。
この考案の実施形態を図1,図2,図3に示す。
図1の持ち方矯正補助具の本体1は低反発性の材質のものでほぼ球形につくられており,
掌でふんわりと握り込める大きさの,鉛筆など筆記用具専用の持ち方矯正器具。輪2は平ゴムなど伸縮性のものでできており,2つの輪に分かれている。鉛筆をどちらか一方の輪に差し込んで固定させて使うが,小さい子どもの場合は本体に近い方の輪3を使用した方が,鉛筆がよりしっかり固定されて正しい誘導ができる。手の大きい人や,すでに書き慣れている人にとっては,本体から遠い方の輪4を使った方が鉛筆周辺のあそびが大きいので使いやすいとは思うが,好きずきでよい。
本体を取り付けた鉛筆を持つ時は,まず始めに本体5の部分だけを握り鉛筆が固定されていることを確かめる。次に親指6と人差し指7を鉛筆の上で出会わせる。これで無理なく正しい持ち方の形が確保できる。

図2の本体8は,中が筒状になっており,そこに筆記用具を差し込むことができる。外形はちょどフグのようになっている。ふくらんでいるところを掌にあてて軽く握ると,筆記用具を包み込むような形が自然につくられる。本体8は,図1の矯正補助具の要素を含みながらも,掌から指先にかけての力をかなり軽減することになるので,長時間書き続けることの多い人に最適。また,先端部9の部分に親指,人差し指,中指が添えられるようになるのでペンだこができない利点もある。

図3の本体10は低反発性の材質のものでほぼ球形に作られており,掌でふんわりと握り込める大きさの,鉛筆,箸などの持ち方を矯正する道具である。輪11、12は平ゴムなど伸縮性のものでできており本体10に2本取り付けてある。それぞれ2つの輪になっており,鉛筆や箸などを差し込んで固定する。鉛筆など筆記用具を差し込む場合は,1本のうちの上部の輪11か下部の輪12を使う。手の大きさや癖に対応できるようになっている。箸の場合は,2本とも上部の輪11を使うか,一方の箸を下部の輪12に,他方を上部の輪11に差し込んで使うと,安定感が得られる上に,程よい動きも確保できる。
箸を固定させる時は,図7のように輪を箸の先から3分の2のあたりに持ってくるのが適当と思われるが,使用する人の癖や年齢に応じて調節することもできる。
本体を取り付けた箸を持つ時は,まず始めに本体14の球の部分だけをにぎり,箸が安定することを確かめる。次に掌を開き親指15を両方の輪のあたりに添える。そして掌全体で本体14をそっと包み込むようにする。その時図9のように自然に人差し指と中指で一方の箸をはさむ形になる。


最近の子どもたちは,早い時期から鉛筆などのような細くて不安定な道具を使って文字を書く傾向が見られる。そのため,小学校に入学してきた時には,すでに誤った持ち方が癖になってしまった子どもが多い。そこで私たちは,初めて書く物を手にする幼い子どもたちを対象に,筆記用具の持ち方をやさしく助けることのできるもの,しかも嫌がらずおもちゃのように親しんでくれるものを作ることにした。この視点から,堅い物よりも柔らかい物を,さらには,まだ未分化な段階の子どもたちが少しの無理もせず自然に安定した形で筆記用具が持てるようなものをめざした。そして,実際に子どもたちに使わせてみて,この補助具が十分に役立っていることを確信している。
鉛筆や箸はだれもが長く使い続けるものである。すでに大人になるまで矯正できなかった人にとっても,鉛筆や箸を楽にうまく使えることは良いことである。また,様々な理由で不自由さを感じている人の手助けもできるかもしれない。したがって,図1,図2,図3の矯正補助具は幼い子どもから大人まで広く,また長く必要とされる可能性を持ち合わせている。
筆記用具専用の持ち方矯正補助具の斜視図 筆記用具専用の魚型持ち方矯正補助具の横から見た図 筆記用具及び箸の持ち方矯正補助具の斜視図 図1の下の輪に鉛筆を通した所を横から見た図 図1の上の輪に鉛筆を通した所を横から見た図 図5を手で持った図 図3に箸を通した図 図7を手のひらにのせて親指で押さえている図 図7を手で正しく持った図
符号の説明
1 補助具の本体
2 鉛筆を通す輪
3 2つの輪の下部
4 2つの輪の上部
5 本体の球体が掌と接触する部分
6 親指
7 人差し指の第一関節
8 魚型補助具の下部
9 魚型補助具の先端部
10 補助具の本体
11 箸を通す輪の上部
12 箸を通す輪の下部
13 2つの上部に箸を固定した部分
14 本体の球体部が掌と接触する部分
15 親指
16 人差し指と中指が箸と接触した部分











Claims (3)

  1. 鉛筆,ペンなどの筆記具や箸などの持ち方矯正補助具において,前記持ち方矯正補助具の本体の外形がほぼ球形でその表面は吸湿性の素材で覆われ、掌内に握り込んだとき掌に寄り添うようにクッション性をもたせたことを特徴とする,持ち方矯正補助具
  2. 持ち方矯正補助具の本体に1つまたは複数個の2段階になった輪を取り付け、使用者の手の大きさや癖に合わせて鉛筆や箸などを取り付ける輪を選択できる,請求項1の持ち方矯正補助具
  3. 持ち方矯正補助具の本体に穴を開け、鉛筆や箸などを挿入するようにしたことを特徴とする,請求項1の持ち方矯正補助具





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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010190920A (ja) * 2009-02-15 2010-09-02 Etsuko Okumura 筆記用具持ち方補助具及び筆記用具持ち方補助方法

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