JP4717503B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ブレーキ装置、特に制御対象負荷に対する要求状態量を定める要求状態量決定手段と、作動に応じて前記制御対象負荷の状態量を変化させるソレノイドと、前記制御対象負荷の実際状態量を検出する実際状態量検出手段と、前記要求状態量決定手段で定められた要求状態量ならびに前記実際状態量検出手段で検出された実際状態量の偏差に基づいて前記ソレノイドのコイルへの通電量を制御する通電制御手段とを備えるソレノイド駆動装置を含む車両用ブレーキ装置に関する。
ソレノイドを要求状態量および実際状態量の偏差に基づいて制御するものとして、内燃機関のアイドル回転速度制御弁をロータリソレノイド式バルブとするとともにその駆動パルスの基本デューティ値から推定した推定温度を吸気温度に加算して得たコイル温度で基本デューティ値を補正するようにしたもの(特許文献1参照。)、機関弁の作動特性を変更する油圧式弁作動特性可変機構に対する給排油を制御する電磁弁の作動を油温に応じて変化させるようにしたもの(特許文献2参照。)、ならびに機関弁の作動特性を変更する油圧式弁作動特性可変機構に対する給排油を制御する電磁弁の制御デューティをコイル温度変化による抵抗値変化に伴う電流変化分だけ補正するようにしたもの(特許文献3参照。)等がある。
特開平8−121293号公報 特開2001−182565号公報 特開2001−214766号公報
ところで、上記特許文献1〜3で開示されたものは、コイルの温度変化は生じても制御対象負荷の状態が要求状態となるようにするためのものであるが、コイル温度が高い状態でソレノイドを長時間作動し続けると、コイルの過熱によってソレノイドが故障してしまう可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車両用ブレーキ装置、特にブレーキペダルの操作によってピストンを前進作動させることで、液圧を車輪ブレーキ側に出力するマスタシリンダと、ブレーキペダルの操作に対応した要求液圧を定める要求液圧決定手段と、前記要求液圧に基づいて、ピストン背面の倍力液圧室の液圧を液圧源からの発生液圧で増圧させるべく開閉制御されるソレノイド作動式の増圧制御弁と、倍力液圧室の実際の液圧を検出する圧力センサと、要求液圧決定手段で定められた要求液圧ならびに前記圧力センサで検出された実際の液圧の偏差に基づいて増圧制御弁のコイルへの通電量を制御する通電制御手段とを備える車両用ブレーキ装置において、その増圧制御弁のコイルの過熱による故障の発生を防止し得るようすることを第1の目的とする。
また上記ソレノイドにおいて、コイルの温度の上昇に伴ってコイルの抵抗値も変化するので、制御対象負荷の状態が要求状態量となるようにコイルの通電量を制御しようとしても、変化した抵抗値および電源電圧からコイルに流し得る限界電流以上の電流を流すことはできず、限界電流以上の電流をコイルに通電しようとすると、制御系発散等の計算異常が生じてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ソレノイドの性能上不可能な制御目標となったときに制御系発散等の計算異常が生じることを防止し得るようすることを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ブレーキペダルの操作によってピストンを前進作動させることで、液圧を車輪ブレーキ側に出力するマスタシリンダと、前記ブレーキペダルの操作に対応した要求液圧を定める要求液圧決定手段と、前記要求液圧に基づいて、前記ピストン背面の倍力液圧室の液圧を液圧源からの発生液圧で増圧させるべく開閉制御されるソレノイド作動式の増圧制御弁と、前記倍力液圧室の実際の液圧を検出する圧力センサと、前記要求液圧決定手段で定められた要求液圧ならびに前記圧力センサで検出された実際の液圧の偏差に基づいて前記増圧制御弁のコイルへの通電量を制御する通電制御手段とを備える車両用ブレーキ装置であって、前記コイルの温度を推定する温度推定手段と、該温度推定手段で推定されたコイルの温度を予め定められた閾値と比較するとともに閾値に対する前記コイルの推定温度の超過量が大きくなるのに応じて減少量が大となるようにして前記要求液圧の減少量を前記超過量に応じて演算する減少量演算手段と、該減少量演算手段で演算された減少量で前記要求液圧を減少補正する補正手段とを含むことを特徴とする。
また上記第1の目的に加え上記第2の目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記特徴に加えて、記コイルの抵抗値を推定する抵抗値推定手段と、電源電圧を検出する電圧検出器と、前記抵抗値推定手段で推定された抵抗値ならびに前記電圧検出器で検出された電源電圧に基づいて限界電流値に対応した限界液圧を演算する限界液圧演算手段と、該限界液圧演算手段で演算された限界液圧で前記要求液圧を制限する補正手段とを含むことを特徴とする。
発明によれば、要求液圧決定手段で定められた要求液圧ならびに圧力センサで検出された実際の液圧の偏差に基づいて増圧制御弁のコイルへの通電量を制御するに当たり、推定したコイルの温度が閾値を超えたときには、閾値に対する推定コイル温度の超過量が大きくなるのに応じて要求液圧を大きく減少させるようにしているので、長時間の制御を続けてもコイルが過熱することを回避して、増圧制御弁の故障が生じるのを防止することができる。
また特に請求項2記載の発明によれば、コイルの推定抵抗値および電源電圧に基づいてコイルの限界電流値を求め、その限界電流値に対応した限界液圧で要求液圧を制限するようにしているので、制御目標である要求液圧増圧制御弁の性能上不可能な値を示した場合にも制御系発散等の計算異常が生じることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両の駆動系および制動系の全体構成図、図2は制動系の構成を示す図、図3は制御系の構成を示すブロック図、図4は摩擦制動トルク制御手段の一部構成を示すブロック図である。
先ず図1において、この車両は駆動輪である右前輪WAおよび左前輪WCと、従動輪である右後輪WDおよび左後輪WBとを備える四輪車両であり、右および左前輪WA,WCは、差動装置6および自動変速機5を介して電動モータ7に接続される。電動モータ7およびバッテリ8間にはパワードライブユニット(PDU)9が介装されており、このパワードライブユニット9はバッテリ8による電動モータ7の駆動を制御するとともに、回生制動時には電動モータ7が発電する電力によるバッテリ8の充電を制御する。
一方、ブレーキペダル10の操作に応じて駆動輪だけでなく従動輪をも機械的に制動し得るブレーキ液圧発生装置11が、ブレーキ操作量を検出する踏力センサ20を介してブレーキペダル10に接続されるとともに液圧モジュレータ12に接続され、該液圧モジュレータ12は、右前輪WA、左前輪WC、右後輪WDおよび左後輪Bにそれぞれ装着された右前輪用、左前輪用、右後輪用および左後輪用車輪ブレーキBA,BC,BD,BBに接続される。
図2において、ブレーキ液圧発生装置11は、ブレーキペダル10のブレーキ操作とは無関係に液圧を発生し得る液圧源13と、マスタシリンダMと、ブレーキペダル10による入力ならびに前記マスタシリンダMに付与する出力相互間の特性である入出力特性を電気的に変更可能としてマスタシリンダMおよびブレーキペダル10間に介設される倍力手段14とを備える。
液圧源13は、マスタシリンダMに付設されるリザーバ15からブレーキ液をくみ上げるようにして電動モータ16で駆動される液圧ポンプ17と、該液圧ポンプ17の吐出側に接続されるアキュムレータ18と、アキュムレータ18の液圧を所定値に保持すべくアキュムレータ18に接続される圧力センサ19とで構成される。
マスタシリンダMは、前端を閉じたシリンダ体22内に摺動可能に嵌合される第1および第2ピストン23,24と、第1および第2ピストン23,24を後方側に復帰する第1および第2戻しばね25,26とを備えてタンデム型に構成されるものであり、シリンダ体22の前端閉塞部および第1ピストン23間に第1液圧室27が形成され、第1および第2ピストン23,24間でシリンダ体22内に第2液圧室28が形成される。またシリンダ体22には、第1および第2液圧室27,28にそれぞれ通じる第1出力ポート29および第2出力ポート30が設けられる。
またシリンダ体22内には、第2ピストン24の背面を臨ませる倍力液圧室31が形成されており、倍力液圧室31の液圧に応じて第1および第2ピストン23,24が軸方向に移動することによって第1および第2液圧室27,28で発生した液圧が第1および第2出力ポート29,30からそれぞれ出力される。さらに第1および第2液圧室27,28は、第1および第2ピストン23,24が後端位置にあるときにはリザーバ15に通じており、第1および第2ピストン23,24の前進作動によってリザーバ15とは遮断される。
倍力手段14は、液圧源13の出力液圧を前記ブレーキペダル10の踏力すなわちブレーキ操作力に応じた液圧に調圧する調圧弁32と、常開型の電磁開閉弁33と、調圧弁32側からのブレーキ液の流通を許容するようにして該電磁開閉弁33に並列に接続されるチェック弁34と、常開型のリニアソレノイド弁である増圧制御弁35と、調圧弁32側へのブレーキ液の流通を許容するようにして増圧制御弁35に並列に接続されるチェック弁36と、常閉型のリニアソレノイド弁である減圧制御弁37と、常閉型の電磁開閉弁38とを備える。
調圧弁32は、前記マスタシリンダMが備えるシリンダ体22の後部内に配設されるものであり、前記第2ピストン24との間に倍力液圧室31を形成してシリンダ体22に摺動可能に嵌合される弁ボディ41と、弁ボディ41に相対摺動可能に嵌合されるスプール42と、スプール42を後方側に付勢するようにして弁ボディ41およびスプール42間に介設させる戻しばね43とを備えて、スプール弁構造に構成されるものであり、スプール42にブレーキペダル10が接続される。
シリンダ体22の後方寄り中間部には、環状突部44が半径方向内方に張り出すようにして一体に設けられており、弁ボディ41の前部および環状突部44間でシリンダ体22および弁ボディ41間には環状の出力室45が形成される。また弁ボディ41の後部および前記環状突部44間でシリンダ体22および弁ボディ41間には環状の入力室46が形成され、この入力室46は前記液圧源13に連通される。さらに弁ボディ41およびスプール42間には前記出力室45に通じる出力液圧室47が形成され、弁ボディ41の後端を臨ませる解放室48がシリンダ体22内の後部に形成され、該解放室48はリザーバ15に連通される。したがって液圧源13が正常に作動して入力室46の液圧が高圧に保持されている通常状態では、弁ボディ41は、入力室46の液圧により後退限位置に保持される。
而してスプール42には、ブレーキペダル10の踏力が前進方向に作用し、出力液圧室47の液圧をスプール42の受圧面積に乗じた液圧力および戻しばね43のばね力が後退方向に作用するものであり、出力液圧室47は、スプール42がその後端をシリンダ体22の後端に当接させた図示位置にあるときには入力室46から遮断されるとともに解放室48に連通しており、ブレーキペダル10の踏み込み操作に応じてスプール42が前進すると、前記解放室48から遮断されるとともに入力室46に連通される。すなわち調圧弁32は、液圧源13の出力液圧をブレーキペダル10の踏力すなわちブレーキ操作力に応じた液圧に調圧して出力室45から出力するものである。
また液圧源13の異常によって入力室46の液圧が低下したときには、ブレーキペダル10の踏み込みによって、スプール42の後端に設けられる鍔部42aが弁ボディ41に後方から当接し、弁ボディ41が、マスタシリンダMにおける第2ピストン24を直接押圧するように前進作動することになる。
前記出力室45と、マスタシリンダMにおける第2ピストン24および弁ボディ41間の倍力液圧室31とは液圧路49を介して接続されており、この液圧路49に、調圧弁32側の前記電磁開閉弁33と、前記増圧制御弁35とが直列に接続されるようにして介設され、増圧制御弁35および倍力液圧室31間で前記液圧路49から分岐するとともに前記解放室48に通じる液圧路50に減圧制御弁37が介設され、増圧制御弁35および倍力液圧室31間で前記液圧路49から分岐するとともに前記入力室46に通じる液圧路51に電磁開閉弁38が介設される。
増圧制御弁35は、出力室45側の液圧および倍力液圧室31側の液圧間の差圧が通電量の増加に伴って増加するように作動するものであり、また減圧制御弁37は、倍力液圧室31側の液圧および解放室48側の液圧間の差圧が通電量の増加に伴って増加するように作動するものであり、増圧制御弁35および減圧制御弁37の通電量を制御することにより、倍力液圧室31の液圧を出力室45の液圧すなわち調圧弁32の出力液圧以下の任意の液圧に調整することができる。而して増圧制御弁35および倍力液圧室31間で液圧路49には、倍力手段14の出力液圧すなわち倍力液圧室31の液圧を検出する圧力センサ52が接続される。
電磁開閉弁33,38は、ブレーキペダル10が踏み込まれていない状態でも、マスタシリンダMを作動せしめて自動制動が可能となるようにするためのものであり、自動制動時には、電磁開閉弁33が閉弁されるとともに電磁開閉弁38が開弁され、減圧制御弁37の通電量制御によって調圧された液圧が倍力液圧室31に作用することになる。
マスタシリンダMの第1および第2出力ポート29,30には第1および第2出力液圧路55,56が接続されており、第1および第2出力液圧路55,56と、右前輪用車輪ブレーキBA、左後輪用車輪ブレーキBB、左前輪用車輪ブレーキBCおよび右後輪用車輪ブレーキBD間に液圧モジュレータ12が設けられ、ブレーキ液圧発生装置11の作動による摩擦制動力を検出する圧力センサ57が、マスタシリンダMの出力液圧を検出すべく第1出力液圧路55に接続される。
液圧モジュレータ12は、右前輪用車輪ブレーキBA、左後輪用車輪ブレーキBB、左前輪用車輪ブレーキBCおよび右後輪用車輪ブレーキBDに個別に対応したアンチロック制御弁手段58A〜58Dと、右前輪用車輪ブレーキBAおよび左後輪用車輪ブレーキBBに対応した第1リザーバ59Aと、左前輪用車輪ブレーキBCおよび右後輪用車輪ブレーキBDに対応した第2リザーバ59Bと、右前輪用車輪ブレーキBAおよび左後輪用車輪ブレーキBBに対応した第1還流ポンプ60Aと、左前輪用車輪ブレーキBCおよび右後輪用車輪ブレーキBDに対応した第2還流ポンプ60Bとを備える。
アンチロック制御弁手段58Aは、第1出力液圧路55および右前輪用車輪ブレーキBA間に介設される常開型電磁弁である入口弁61Aと、右前輪用車輪ブレーキBAおよび第1リザーバ59A間に介設される常閉型電磁弁である出口弁62Aと、右前輪用車輪ブレーキBAから第1出力液圧路55側へのブレーキ液の流通を許容するようにして入口弁61Aに並列に接続されるチェック弁63Aとを備え、アンチロック制御弁手段58Bは、第1出力液圧路55および左後輪用車輪ブレーキBB間に介設される常開型電磁弁である入口弁61Bと、左後輪用車輪ブレーキBBおよび第1リザーバ59A間に介設される常閉型電磁弁である出口弁62Bと、左後輪用車輪ブレーキBBから第1出力液圧路55側へのブレーキ液の流通を許容するようにして入口弁61Bに並列に接続されるチェック弁63Bとを備え、アンチロック制御弁手段58Cは、第2出力液圧路56および左前輪用車輪ブレーキBC間に介設される常開型電磁弁である入口弁61Cと、左前輪用車輪ブレーキBCおよび第2リザーバ59B間に介設される常閉型電磁弁である出口弁62Cと、左前輪用車輪ブレーキBCから第2出力液圧路56側へのブレーキ液の流通を許容するようにして入口弁61Cに並列に接続されるチェック弁63Cとを備え、アンチロック制御弁手段58Dは、第2出力液圧路56および右後輪用車輪ブレーキBD間に介設される常開型電磁弁である入口弁61Dと、右後輪用車輪ブレーキBDおよび第2リザーバ59B間に介設される常閉型電磁弁である出口弁62Dと、右後輪用車輪ブレーキBDから第2出力液圧路56側へのブレーキ液の流通を許容するようにして入口弁61Dに並列に接続されるチェック弁63Dとを備える。
これらのアンチロック制御弁手段58A〜58Dは、各車輪がロックを生じる可能性のない定常ブレーキ時には、マスタシリンダMを各車輪ブレーキBA〜BDに連通させるとともに車輪ブレーキBA〜BDと第1および第2リザーバ59A,59Bとの間を遮断する。すなわち各入口弁61A〜61Dが消磁、開弁状態とされるとともに各出口弁62A〜62Dが消磁、閉弁状態とされ、マスタシリンダMの第1出力ポート29から出力されるブレーキ液圧は、右前輪用車輪ブレーキBAに作用するとともに左後輪用車輪ブレーキBBに作用する。またマスタシリンダMの第2出力ポート30から出力されるブレーキ液圧は左前輪用車輪ブレーキBCに作用するとともに右後輪用車輪ブレーキBDに作用する。
上記ブレーキ中に車輪がロック状態に入りそうになるのに応じたアンチロック制御の開始時に、アンチロック制御弁手段58A〜58Dは、ロック状態に入りそうになった車輪に対応する部分でマスタシリンダMおよび車輪ブレーキ間を遮断するとともに車輪ブレーキをリザーバに連通する。すなわち入口弁61A〜61Dのうちロック状態に入りそうになった車輪に対応する入口弁が励磁、閉弁されるとともに、出口弁62A〜62Dのうち上記車輪に対応する出口弁が励磁、開弁される。これにより、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧の一部が第1リザーバ59Aまたは第2リザーバ59Bに吸収され、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧が減圧されることになる。
またブレーキ液圧を一定に保持する際にアンチロック制御弁手段58A〜58Dは、車輪ブレーキBA〜BDをマスタシリンダMおよびリザーバ59A,59Bから遮断する状態となる。すなわち入口弁61A〜61Dが励磁、閉弁されるとともに、出口弁62A〜62Dが消磁、閉弁されることになる。さらにブレーキ液圧を増圧する際には、入口弁61A〜61Dが消磁、開弁状態とされるともに出口弁62A〜62Dが消磁、閉弁状態とされればよい。
第1および第2還流ポンプ60A,60Bは共通な単一の電動モータ64で駆動されるものであり、第1および第2還流ポンプ60A,60Bの吸入側は第1および第2リザーバ59A,59Bに個別に接続される。また第1および第2還流ポンプ60A,60Bの吐出側は、マスタシリンダMと各アンチロック制御弁手段58A〜58Dとの間,すなわち第1および第2出力液圧路55,56にオリフィス65A,65Bを介して接続される。
而して各アンチロック制御弁手段58A〜58Dの作動制御によって第1および第2リザーバ59A,59Bに貯留されたブレーキ液は、電動モータ64によって駆動される第1および第2還流ポンプ60A,60Bにより、マスタシリンダM側に戻されることになる。
図3において、ブレーキペダル10の操作に応じて駆動輪および従動輪を摩擦制動する液圧を発生するブレーキ液圧発生装置11は第1コントローラC1で制御され、回生制動するように電動モータ7を制御するパワードライブユニット9は第2コントローラCで制御される。
第1コントローラC1には、ブレーキ操作量を検出する踏力センサ20の検出値が入力されており、第1コントローラC1は、総制動トルクを踏力センサ20で検出されるブレーキ操作量に基づいて決定する総制動トルク決定手段68と、総制動トルク決定手段68で決定される総制動トルクを摩擦制動トルクおよび回生制動トルクに配分する制動トルク配分手段69と、制動トルク配分手段69で定められた配分に従ってブレーキ液圧発生装置11を制御する摩擦制動トルク制御手段70とを備える。また第2コントローラC2は、第1コントローラC1における前記制動トルク配分手段69で定められた配分に従ってパワードライブユニット9を制御する回生制動トルク制御手段71を備え、第1および第2コントローラC1,C2間は通信手段72を介して相互に接続される。
前記摩擦制動トルク制御手段70のうち本発明の対象ソレノイドである増圧制御弁35を制御する部分は、図4で示すように構成されるものであり、増圧制御弁35が備えるコイル73はバッテリ8に接続され、コイル73および接地間にはコイル73への前記バッテリ8からの通電を制御する電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor 、以下、FETと言う)が介設される。
而して摩擦制動トルク制御手段70には、増圧制御弁35の制御対象負荷であるマスタシリンダMの状態量すなわち倍力液圧室31の液圧を検出する実際状態量検出手段としての圧力センサ52の検出値、電源電圧であるバッテリ8の電圧を検出する電圧検出器75の検出値、ならびに増圧制御弁35が配置される環境の温度を検出する環境温度検出器76の検出値がそれぞれ入力される。
摩擦制動トルク手段70は、制動トルク配分手段69で定められた配分に従って要求状態量である倍力液圧室31の要求液圧を定める要求状態量決定手段としての要求液圧決定手段77と、その要求液圧決定手段77で定められた要求液圧を補正する補正手段78と、補正手段78で補正された要求液圧から圧力センサ52の検出値を減算する加え合わせ点79と、該加え合わせ点79で得た偏差が小さくなるように前記FETを制御する通電制御手段80とを備える。
通電制御手段80は、加え合わせ点79で得た差に応じた液圧フィードバックによるコイルのデューティ演算を行う液圧フィードバックデューティ演算部81と、その液圧フィードバックデューティ演算部81で得たデューティに基づいてFET74の通電・遮断を制御する駆動部82とで構成される。
前記液圧フィードバックデューティ演算部81で得られたデューティ値は、温度推定手段83に入力される。この温度推定手段83は、液圧フィードバックデューティ演算部81で得られたデューティ値ならびに電圧検出器75で検出されたバッテリ8の電圧に基づいてコイル73に流れる推定電流を演算する推定電流演算部84と、該推定電流演算部84で推定された推定電流ならびに環境温度検出器76で検出された環境温度に基づいてコイル73の推定温度を演算する推定温度演算部85とで構成されるものであり、この温度推定手段83で推定したコイル73の推定温度は減少量演算手段87に入力される。
また温度推定手段83で推定したコイル73の推定温度は抵抗値推定手段86にも入力されており、抵抗値推定手段86は、コイル73の推定温度に基づいてコイル73の抵抗値を推定し、推定した抵抗値は限界状態演算手段89に入力される。
減少量演算手段87は、前記温度推定手段で推定されたコイル73の温度と、閾値設定手段88で予め設定された閾値とを比較するとともに、閾値に対するコイル73の推定温度の超過量が大きくなるのに応じて減少量が大となるようにして要求液圧の減少量を超過量に応じて演算するものであり、この減少量演算手段87で得られた減少量が、補正手段78において要求液圧から減少補正される。
また限界状態量演算手段89は、前記抵抗値推定手段86で推定されたコイル73の抵抗値と、電圧検出器75で検出されたバッテリ8の電圧とに基づいて、限界電流値を演算するとともにその限界電流値に対応した限界液圧を演算するものであり、補正手段78では、限界状態量演算手段89で演算された限界液圧で要求液圧が制限される。
また本発明の対象たるソレノイドである減圧制御弁37についても、上述の増圧制御弁35と同様に、摩擦制動トルク制御手段70により制御される。
次にこの実施例の作用について説明すると、増圧制御弁35および減圧制御弁37が備えるコイル73の通電制御にあたり、コイル73の温度を温度推定手段83で推定し、減少量演算手段87では、コイル73の推定温度を閾値設定手段88で予め定められた閾値と比較するとともに閾値に対するコイル73の推定温度の超過量が大きくなるのに応じて減少量が大となるようにして要求液圧の減少量を超過量に応じて演算し、補正手段78では、減少量演算手段87で演算された減少量で要求液圧を減少補正するようにしているので、長時間の制御を続けてもコイル73が過熱することを回避して増圧制御弁35および減圧制御弁37の故障が生じるのを防止することができる。
まコイル73の抵抗値を抵抗値推定手段86で推定し、バッテリ8の電圧を検出する電圧検出器75の検出値ならびに抵抗値推定手段86で推定された抵抗値に基づいて限界電流値に対応した限界液圧を限界状態量演算手段89で演算し、補正手段78では、限界状態量演算手段89で演算された限界液圧で要求液圧を制限するようにしているので、液圧制御目標が増圧制御弁35および減圧制御弁37の性能上不可能な値を示した場合にも制御系発散等の計算異常が生じることを防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両の駆動系および制動系の全体構成図である。 制動系の構成を示す図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 摩擦制動トルク制御手段の一部構成を示すブロック図である。
10・・・ブレーキペダル
13・・・液圧源
23,24・・第1,第2ピストン
31・・・倍力液圧室
35・・・圧制御
52・・・力センサ
73・・・コイル
75・・・電圧検出器
77・・・求液圧決定手段
78・・・補正手段
80・・・通電制御手段
83・・・温度推定手段
86・・・抵抗値推定手段
87・・・減少量演算手段
89・・・限界状態量演算手段
M・・・・マスタシリンダ

Claims (2)

  1. ブレーキペダル(10)の操作によってピストン(23,24)を前進作動させることで、液圧を車輪ブレーキ(BA,BB,BC,BD)側に出力するマスタシリンダ(M)と、前記ブレーキペダル(10)の操作に対応した要求液圧を定める要求液圧決定手段(77)と、前記要求液圧に基づいて、前記ピストン(23,24)背面の倍力液圧室(31)の液圧を液圧源(13)からの発生液圧で増圧させるべく開閉制御されるソレノイド作動式の増圧制御弁(35)と、前記倍力液圧室(31)の実際の液圧を検出する圧力センサ(52)と、前記要求液圧決定手段(77)で定められた要求液圧ならびに前記圧力センサ(52)で検出された実際の液圧の偏差に基づいて前記増圧制御弁(35)のコイル(73)への通電量を制御する通電制御手段(80)とを備える車両用ブレーキ装置であって、
    前記コイル(73)の温度を推定する温度推定手段(83)と、該温度推定手段(83)で推定されたコイル(73)の温度を予め定められた閾値と比較するとともに閾値に対する前記コイル(73)の推定温度の超過量が大きくなるのに応じて減少量が大となるようにして前記要求液圧の減少量を前記超過量に応じて演算する減少量演算手段(87)と、該減少量演算手段(87)で演算された減少量で前記要求液圧を減少補正する補正手段(78)とを含むことを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 記コイル(73)の抵抗値を推定する抵抗値推定手段(86)と、電源電圧を検出する電圧検出器(75)と、前記抵抗値推定手段(86)で推定された抵抗値ならびに前記電圧検出器(75)で検出された電源電圧に基づいて限界電流値に対応した限界液圧を演算する限界液圧演算手段(89)と、該限界液圧演算手段(89)で演算された限界液圧で前記要求液圧を制限する補正手段(78)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
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