JP4716467B2 - 電子部品用リードフレームの打ち抜き装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランジスター又はダイオード等の電子部品の製造に際して使用するリードフレームにおいて、当該リードフレームにおけるタイバー又はリードフレーム端子等を打ち抜くための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は、トランジスター等の電子部品の製造に際して使用するリードフレームAを示し、複数個の電子部品Bをその長手方向に適宜間隔で備えている。
【0003】
前記リードフレームAは、前記各電子部品Bにおけるリード端子B1,B2の相互間を連結するタイバーA1を打ち抜くことによって、図2に示す形態にし、次いで、各電子部品Bにおける各リード端子B1,B2のうち一方のリード端子B2の一部を打ち抜くことによって、図3に示す形態にして、この状態で、各電子部品Bにおける性能を検査したのち、各電子部品Bを、その他方のリード端子B1の一部を打ち抜くことによってリードフレームAから切り離すようにしている。
【0004】
従来、前記リードフレームAにおけるタイバーA1及び各リード端子B1,B2の打ち抜きに際しては、リードフレームAをその長手方向に移送する経路中に、リードフレームAを挟む一対の金型を、互いに接近動したのち互いに離れ動するように設けて、この両金型のうち一方の金型にポンチを、他方の金型に、前記ポンチに対応するダイを各々取付けて、前記両金型の往復動により、タイバー等を打ち抜くようにしている(例えば、実公平3−25418号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来における打ち抜き装置は、前記例示した公報に記載されているように、両金型を、直線的に往復動するという構成であることにより、両金型を直線的に往復動するためのガイドを必要とするから、装置の全体が著しく大型化するばかりか、可成り高価になるのであり、しかも、両金型を往復動するときの摺動摩擦抵抗が大きいことにより、動力損失が大きく、且つ、打ち抜きの速度を早くすることには限界が存在するという問題があった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解消した打ち抜き装置を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本発明は、
「リードフレームを挟む左右両側に、左右一対のアーム部材を、リードフレームの両面に沿って当該リードフレームの長手方向と直角の方向に延びるように配設して、この両アーム部材のうちリードフレームから離れた基端を、当該両アーム部材の先端がリードフレームに向かって遠近動するように回動自在に枢着し、この両アーム部材のうち一方のアーム部材における先端に、ポンチを、他方のアーム部材における先端に、前記ポンチが嵌まる抜き孔を備えたダイを各々設け、更に、前記両アーム部材を内向きに回動する手段を備えており、前記一方のアーム部材におけるポンチが前記他方のアーム部材におけるダイの抜き孔に嵌まる位置を、前記両アーム部材の基端における枢着点間の距離の略半分の位置に設定する。」
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用・効果】
この構成において、両アーム部材を、その基端における枢着部を中心にして内向きに回動することにより、当該両アーム部材の先端が互いに接近動することになるから、この両アーム部材の先端に設けたポンチとダイとによって、リードフレームにおけるタイバー又はリード端子を打ち抜くことができる。
【0009】
このように、本発明は、ポンチ及びダイによる打ち抜きを両アーム部材の回動によって行うことにより、従来のように、ポンチ及びダイを備えた両金型を直線的に往復動するようにガイドするように構成したものに比べて、構造が著しく簡単になり、大幅に小型化できるとともに、摩擦抵抗が小さくひいては動力損失が少なくて打ち抜き速度をアップできる効果を有する。
【0010】
この場合において、前記一方のアーム部材におけるポンチが前記他方のアーム部材におけるダイの抜き孔に嵌まる位置を、前記両アーム部材の基端における枢着点間の距離の略半分の位置に設定するという構成にしたことにより、ポンチ及びダイが両アーム部材の基端の枢着部中心に円弧運動することのためにポンチと抜き孔との間に設けることが必要なギャップを最小にできるから、打ち抜きに際して発生するばりを小さくできる利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図4〜図6の図面について説明する。
【0012】
この図において、符号1,2は、アーム部材を示し、この両アーム部材1,2を、縦向きの姿勢で長手方向に移送するようにしたリードフレームAの左右両側に、当該リードフレームAの両面に沿って且つリードフレームAの長手方向と直角の方向に延びるように配設する。
【0013】
前記両アーム部材1,2のうち前記リードフレームAから離れた基端に、支持軸3,4を、当該支持軸3,4が前記リードフレームAの長手方向に延びるように固着して、この両支持軸3,4を、前記リードフレームAの下方における機台5に、軸受け部6にて回動自在に軸支して、前記両アーム部材1,2の先端が、前記リードフレームAに対して遠近動するように構成する一方、前記両アーム部材1,2の間には、戻しばね7を設けて、両アーム部材1,2を互いに離れる方向に付勢するように構成する。
【0014】
前記両アーム部材1,2のうち一方のアーム部材1の先端には、ポンチホルダー8を固着して、このポンチホルダー8に、複数本のポンチ9を、前記リードフレームAに向かって突出するように設ける。他方のアーム部材2の先端には、前記各ポンチ9が嵌まり込む抜き孔10aを備えたダイ10を取付ける。
【0015】
そして、前記機台5の上方には、これに設けた往復動機構(図示せず)により上下方向に往復動するように構成したヘッダー11を配設し、このヘッダー11に、前記両アーム部材1,2の外側面に設けた傾斜面1a,2aに接当するコロ11a,11bを固着し、前記ヘッダー11の上昇動により、前記両アーム部材1,2が、その基端における支持軸3,4を中心にして互いに内向きに回動するように構成する。
【0016】
この両アーム部材1,2の内向き回動にて、図6に示すように、その先端が前記リードフレームAに向かって前進動することにより、この先端に設けた各ポンチ9とダイ10とによって、前記リードフレームAにおけるタイバーA1又はリード端子B1,B2を打ち抜くのである。
【0017】
また、前記ヘッダー11の下降動により、両アーム部材1,2は、戻しばね7にて外向きに回動して、リードフレームAから離れるのである。
【0018】
前記一方のアーム部材1の先端におけるポンチホルダー8には、ばね13にて支持された押さえ体12が、前後動自在に設けられ、この一方のアーム部材1における内向き回動により、先ず、この押さえ部材12がリードフレームAに対して接当して、リードフレームAを、この押さえ部材12にて他方のアーム部材2におけるダイ10に対して押圧し、この状態で、次いで、ポンチ9が前進動してリードフレームAを打ち抜くように構成しており、これにより、リードフレームAにおける曲がりを矯正しながら前記の打ち抜きを確実に行うことができる。
【0019】
また、前記両アーム部材1,2を、その外側面に設けた傾斜面1a,2aに接当するコロ11a,11bを備えたヘッダー11の上昇動にて内向き回動するに際しては、この両アーム部材1,2における傾斜面1a,2aを、以下に述べるように設定する。
【0020】
すなわち、前記ヘッダー11の上昇動にて先ず他方のアーム部材2が、その先端のダイ10における前面10bが両支持軸3,4間の距離Lの約半分L/2の位置まで内向き回動したのち、その内向き回動を停止し、次いで、一方のアーム部材1が、その先端のポンチホルダー8におけるポンチ9が前記ダイ10における抜き孔10aに侵入する位置まで内向き回動するように構成する。
【0021】
これにより、両支持軸3,4間の距離Lの約半分L/2の位置で、前記ポンチ9が前記ダイ10における抜き孔10aに嵌まることになるから、当該ポンチ9及びダイ10が前記支持軸3,4を中心に円弧運動することのためにポンチ9と抜き孔10aとの間に設けることが必要なギャップを最小にでき、従って、打ち抜きに際して発生するばりを小さくできるのである。
【0022】
更にまた、前記他方のアーム部材2におけるダイ10には、リードフレームAから打ち抜いたあとの抜きかすを吸引するためのホース14が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品の製造に使用するリードフレームの斜視図である。
【図2】前記リードフレームにおいてタイバーを打ち抜いた状態を示す斜視図である。
【図3】前記リードフレームにおいてリード端子の一部を打ち抜いた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【図6】打ち抜き状態を示す図である。
【符号の説明】
A リードフレーム
A1 タイバー
B 電子部品
B1,B2 リード端子
1,2 アーム部材
3,4 支持軸
5 機台
6 軸受け部
7 戻しばね
8 ポンチホルダー
9 ポンチ
10 ダイ
10a 抜き孔
11 ヘッダー
Claims (1)
- リードフレームを挟む左右両側に、左右一対のアーム部材を、リードフレームの両面に沿って当該リードフレームの長手方向と直角の方向に延びるように配設して、この両アーム部材のうちリードフレームから離れた基端を、当該両アーム部材の先端がリードフレームに向かって遠近動するように回動自在に枢着し、この両アーム部材のうち一方のアーム部材における先端に、ポンチを、他方のアーム部材における先端に、前記ポンチが嵌まる抜き孔を備えたダイを各々設け、更に、前記両アーム部材を内向きに回動する手段を備えており、前記一方のアーム部材におけるポンチが前記他方のアーム部材におけるダイの抜き孔に嵌まる位置を、前記両アーム部材の基端における枢着点間の距離の略半分の位置に設定することを特徴とする電子部品用リードフレームの打ち抜き装置。
Priority Applications (1)
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JP2001143181A JP4716467B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 電子部品用リードフレームの打ち抜き装置 |
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JP2001143181A JP4716467B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 電子部品用リードフレームの打ち抜き装置 |
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JP2002343918A JP2002343918A (ja) | 2002-11-29 |
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Family
ID=18989363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001143181A Expired - Lifetime JP4716467B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 電子部品用リードフレームの打ち抜き装置 |
Country Status (1)
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- 2001-05-14 JP JP2001143181A patent/JP4716467B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPS59120598U (ja) * | 1983-02-02 | 1984-08-14 | 島中 俊郎 | 一穴パンチ |
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