JPS6033587Y2 - 線材の端末処理機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、線材の端末処理機に関し、更に詳しくは連
続した線材を送り出し装置により所定の長さ送り出し、
この送り出された線材を切断装置により所定の長さに切
断し、この後切断された線材を移動装置により水平移動
させ、この移動された線材の端末に圧着装置により端子
を圧着する線材の端末処理機に関するものである。

この種の端末処理機における端子の圧着装置は、上下一
対の上型と下型を備え、そして端子がセットされる下型
を固定側として上型が上下動するようになっている。

従来は、このような圧着装置に対し、只単にその上型と
下型との中間に線材の端末を位置させていた。

したがって、圧着装置は、その下型に端子がセットされ
てから、上型が線材の端子を押し下げてそれを端子の加
締め片部の間に位置させ、かつこれと同時に上型がその
加締め片部を折り曲げてそこに線材の端末を挾み付ける
ようになっている。

ところが、このような圧着装置については次のような問
題があった。

（イ）上型が線材の端末を押し下げるとき、この上型に
対する線材の端末の位置ずれによって、端子の加締め片
部間における線材の端末位置にばらつきが生じ、このた
めその線材の端末に端子を正規な一形態で正しく圧着す
ることができない。

一般に、上型の形状は端子の加締め片部の曲げ形態に対
応する２つ略半円孤状の凹部を波形に有するため、この
２つの凹部の一方側に片寄って線材の端末が位置するこ
とがあり、その場合には、端子の一方の加締め片部のみ
が線材の端末に不充分に圧着することになる。

（ロ） 上型は、線材の端末を押し下げつつ、端子の加
締め片部を折り曲げて加締めるものであるから、線材の
端末が加締め片部の間に確かに位置する前の時点でその
加締め片部が加締められて、線材の端末の一部が加締め
片部の外部に取り残されるといったおそれもある。

（ハ）また、上型が下動したとき、線材はその端末から
若干離れた箇所を支点としてその端末が下方に押し曲げ
られるから、その端末が円弧の軌跡を画き、その端末が
端子から外れる方向に若干ずれることになる。

このため、端子に対する線材の端末の位置精度に誤差が
生じる。

このことは、端子の小型化に対して大きな問題となり、
また線材の端末を下方に押し曲げるということは、線材
の異常な曲げ変形を伴ない、殊にその線材が細い場合は
顕著となる。

この考案は上記事情を考慮してなされたもので、切断さ
れた線材の端末を挾持してそれを端子の圧着位置に正し
く位置させることによって、上記従来の問題を解消腰切
断された線材の端末に端子を正確かつ均一に取付けるこ
とができる線材の端末処理機を提供することを目的とす
る。

以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

図において、符号１は測長装置であって、この測長装置
１はロール状に連続して巻かれた被覆線材Ａの巻癖を除
去する巻癖除去装置２．２を介して線材Ａを所定の長さ
送り込むための駆動プーリ３が設けられていて、この駆
動プーリ３によって送り込まれた線材Ａを後述の送り出
し装置６に送る従動プーリ４が設けられ、しかも前記駆
動プーリ３によって線材Ａが送り込まれるときに、滑り
を生じた場合その滑り分を補正する信号を前記駆動プー
リ３に与えるエンコーダ５が前記駆動プーリ３と従動プ
ーリ４との間に設けられて構成されている。

前記送り出し装置６は第３図に示すように筐体上に設け
られた後述の前側移動装置７の移動テーブル３７上に配
設されていて、その樹皮は前記線材Ａを挾んで所定の長
さ送り出せるように駆動ローラ８と従動ローラ９とが対
向配置され、この各ローラ８，９はベルト１０の十字掛
けによって互いに反対方向に回転されると共にその回転
周期が同じになるようになされ、また前記各ローラ８゜
９の各軸８ａｔ９ａの上部には前記各ローラ８゜９が常
に一定の圧力で線材Ａを挾持するようにばね１１が張設
され、更に前記各ローラ８，９の前後でかつ線材Ａの移
送通路上には線材Ａを挾持する前側挾持装置１２と後側
挾持装置１３とがそれぞれ配設されている。

次に、前記前側挾持装置１２を第５図に基づいて説明す
る。

この図において、符号１４は下部挟持部材であって、こ
の下部挟持部材１４は後述の移動テーブル３７の先端側
にピン１５を介して上下方向に回動可能に取付けられて
いる。

この下部挾持部材１４には線材Ａを挿通する案内孔１６
と、線材Ａが挿通して線材Ａを所定の位置に送り出すた
めの案内部材１７が取付けられる取付孔１８と、この各
案内孔１６と取付孔１８との間に形成された下部挾持面
１９とが形成されている。

また、前記下部挟持部材１４の下部にばばね２０が設け
られていて、このばね２０によって前記下部挟持部材１
４を上方に押し上げて前記下部挟持部材１４に設けられ
た係止部２１．２１が前記移動テーブル３７に設けられ
た係止部材２２，２２に係止されるようになされている
。

更に、前記下部挾持部材１４の下部挾持面１９上には上
部挟持部材２３が配置され、この上部挟持部材２３には
作動杆２４の上部が固定されていて、この作動杆２４が
前記下部挟持部材１４の下方に突出されていると共にこ
の突出した部分にばね２５が付勢されている。

このばね２５は前記作動杆２４が回動腕２６によって押
し上げられると、前記上部挟持部材２３が前記下部挾持
部材１４の下部挾持面１９から離間され、また前記回動
腕２６が下がって前記作動杆２４の下方に位置すると、
前記ばね２５の復帰力によって前記上部挾持部材２３が
前記下部挟持面１９を押圧するようになされている。

なお、前記案内部材１７は線材Ａの外径の大きさによっ
て種々取り換えられるようになされている。

また、前記後側挾持装置１８は、第６図に示すように、
後述の前側移動装置７の移動テーブル３７上に下部挾持
部材２７が固定されていて、この下部挟持部材２７に設
けられた２つの孔内に上下動可能にピン２８．２８が挿
通され、このピン２８．２８の上部には前記下部挾持部
材２７の挾持面に接離する上部挾持部材２９が取付けら
れ、この上部挟持部材２９の両側部にはスタッドボルト
３０．３０が挿通されていて、このスタッドポル）３０
．３０の下部が前記下部挟持部材２７にそれぞれ取付け
られ、また前記スタッドポル）３０．３０の上部には、
前記上部挾持部材２９が下部挾持部材２７との間に線材
Ａを常に所定の圧力で挾持するばね３１，３１がそれぞ
れ付設され、このばね３１，３１は回動腕３２によって
前記ピン２８．２８が押し上げられると前記上部挾持部
材２９が下部挾持部材２７から離間され、また前記ピン
２８．２８がばね３１，３１の復帰力によって押し下げ
られると前記上部挾持部材２９が下部挾持部材２７に押
圧されるようになされている。

なお、前記上部および下、部挾持部材２９，２７の各挾
持面は線材Ａを挾持した際に線材Ａが濫りにずれずかつ
線材Ａの外表面を傷つけないような粗面に形成されてい
る。

次に、前記前側移動装置７を第３図および第４図に基づ
いて説明する。

この図において、符号３３は筐体上に設けられた横案内
部材であって、この横案内部材３３には線材Ａの移送方
向に対して直交する第１案内溝３４が設けられていると
共に、この第１案内溝３４に沿って往復動する横移動体
３５が取付けられている。

この横移動体３５には線材Ａの移送方向と平行する第２
案内溝３６が設けられていると共に、この第２案内溝３
６に沿って往復動する移動テーブル３７が取付けられて
いる。

更に、前記横移動体３５にはこの横移動体３５を前記第
１案内溝３４に沿って往復移動させるロッドエンド３５
ａが取付けられている。

また、前記移動テーブル３７の後端下部にはガイドロー
ラ３８が取付けられている。

このガイドローラ３８は筐体上に配置された揺動体３９
の第３案内溝４０内に挿入されていて、この第３案内溝
４０に沿って移動されるようになされている。

前記揺動体３９には腕片４１が設けられ、この腕片４１
にはロッドエンド４２が取付けられていて、このロッド
エンド４２の往復動作により前記揺動体３９が軸４３を
中心に揺動するようになされている。

前記送り出し装置６の前側近傍には送り出された線材Ａ
の所定の長さに切断する切断装置４４が配置されている
。

この切断装置４４を第７図および第８図に基づいて説明
する。

この図において、符号４５は案内部材であって、筐体上
に立設された支持体４５ａに固定されている。

この案内部材４５には第１案内溝４６が形成されている
と共に、この第１案内溝４６に沿って上下動する第１ラ
ツク４７が取付けられている。

この第１ラツク４７と平行して対向する位置には第２ラ
ンク４８がピニオン４９を介して配置されている。

この第２ラツク４８は前記案内部材４５に形成された第
２案内溝５０に沿って前記第１ラツク４７と平行して上
下動するように前記案内部材４５に取付けられている。

そして、前記第１ラツク４７の上部には線材Ａを切断す
るカッター５１と、このカッター５１の両側に位置して
線材Ａの被覆のみを切断するストリップカッター５２．
５２とが下向きにそれぞれ適宜間隔を置いて取付けられ
ている。

また、前記第２ランク４８の上部には前記各カッター５
１，５２．５２と対向して線材Ａが切断できるようにカ
ッター５３とストリップカッター５４．５４とが上向き
に取付けられている。

更に、前記第１ラツク４７の下部にはこの第１ラツク４
７を上下動させるロッドエンド５５が取付＆ｊられ、ま
た前記第２ラツク４８の下部には各ラック４７．４８が
濫りに上下動しないようにばね５６が付勢されている。

なお、符号５７．５８は各カッター５１．５３とスリッ
プカッター５２，５２．５４．５４間に挾まれた線材Ａ
の被覆を排除するスペーサであって、前記案内部材４５
に固定“されている。

更に、前記送り出し装置６の斜め前方、すなわち前記切
断装置４４の隣には、圧着装置５９が配置されている。

この圧着装置５９は前記切断装置４４によって切断され
た線材Ａが前記前側移動装置７によって水平移動された
後、この線材Ａの端末に端子（図示せず）を圧着するよ
うになされており、しかもこの圧着装置５９には、前記
前側挟持装置１２を押圧して線材Ａの端末が前記圧着装
置５９の圧着位置に位置させる押圧装置６０が取１付け
られている。

この押圧装置６０は圧着装置５９の圧着スライド部６１
に略円筒状の取付部材６２が設けられ、この取付部材６
２の下部に押圧部材６３が上下動可能に取付けられ、更
にこの押圧部材６３の上部にばばね６４が付勢されてい
る。

また、前記切断装置４４の前方すなわち線材Ａが送り出
される側の近傍には後側移動装置６５が配置されている
。

この後側移動装置６５を第９図乃至第１１図に基づいて
説明する。

この図において、符号６６は筐体上に設けられた軸６７
を中心にロッドエンド６８により回動動作する回動体で
あって、この回動体６６の一側には断面略コ字状の案内
溝６９が線材Ａの移送方向と直交する方向に形成されて
いる。

この案内溝６９内にはこの案内溝６９に沿って往復移動
する移動部材７０が挿入配置されている。

この移動部材７０にはロッドエンド７０ａが取付けられ
ていると共に、ピニオン７１が回転可能に軸７２に取付
けられている。

このピニオン７１にはこれに噛み合って互いに相反する
方向に上下動する第１ラツク７３と第２ラツク７４とが
対向して配置されている。

前記第１ラツク７３の下端にはローラ７５が回転可能に
取付けられ、更に第１ラツク７３の上部には上部挾持片
７６が設けられている。

また、前記第２ラツク７４の上部には下部挟持片７７が
前記上部挟持片７６と対応するように設けられ、更にこ
の第２ラツク７４内には長手方向に沿う孔７８が形成さ
れていて、この孔７８内には前記上部および下部挟持片
７６．７７が線材Ａを常に所定の挟持力で挾持するよう
にばね７９が付設されている。

なお、前記上部および下部挟持片７６．７７の挟持面は
線材Ａを挾持した際に線材Ａが濫りにずれたり、また線
材Ａの外表面を傷つけないような粗面に形成されている
。

更に、前記第１ラツク７３の下端に設けられたローラ７
５の下方には、このローラ７５に当接して第１ラツク７
３を上昇させる丸棒８０が前記案内溝６９と平行に配置
されていて、この丸棒８０の一端は回動腕８１に固定さ
れ、この回動腕８１は軸８２を中心にロッドエンド８３
により前記第１ラツク７３を上昇させるような回動動作
が行われるようになされている。

また、前記回動腕８１の回動側端部には切断された線材
Ａを後述のコンベア装置８４に送り込む送り込み装置８
５が設けられている。

前記コンベア装置８４は送り込み装置８５の近傍に配置
されていて、前記送り込み装置８５によって送り込まれ
た線材Ａを任意の場所に搬送するようになされている。

次に、上記のように構成された実施例の作用について説
明する。

まず、ロール状に連続して巻かれた被覆線材Ａが巻癖除
去装置２，２を介して測長装置１に送り込まれると、測
長装置１の駆動プーリ３によって線材Ａがエンコーダ５
を介して従動プーリ４に送られると共に、前記駆動プー
リ３により所定の長さ送り出される。

このとき、線材Ａが滑りを生じた場合には、その都度前
記エンコーダ５から補正信号が駆動プーリ３に送られて
滑りによる測定誤差を補正する。

このように送り出された線材Ａは、従動ブーＩＪ ４を
介して床上に所定の長さだけ集積される。

次に、集積された線材Ａの端末を送り出し装置６の後側
挾持装置１３の上部および下部挟持部材２９．２７間に
挿通させると共に、前記送り出し装置６の駆動ローラ８
と従動ローラ９との間に挿通させ、更に送り出し装置６
の前側挾持装置１２の上部および下部挾持部材２３．１
４間に挿通させた後、この線材Ａの端末を切断装置４４
に位置させて線材Ａのセットが終了する。

このようにセットされた線材Ａは送り出し装置６の駆動
ローラ８の回転により従動ローラ９との間に挾持された
線材Ａが切断装置４４を通過して後側移動装置６５に送
り出される。

そして、線材Ａが所定の長さ送り出されると、まず送り
出し装置６の駆動ローラ８が停止すると共に、前側およ
び後側挾持装置１２，１３の各挾持部材１４，２３．２
７，２９間に第５図および第６図に実線で示すように線
材Ａが挾持される。

すなわち、前記前側挾持装置１２は回動腕２６が下がっ
て作動杆２４の下方に位置されると、ばね２５の復帰力
によって上部挾持部材２３が線材Ａを介して下部挟持部
材１４に押圧して挾持し、また前記後側挾持装置１３は
回動腕３２が下がってスタッドボルト３０．３０の下方
に位置されると、ばね３１゜３１の復帰力によって前記
上部挾持部材２９が線材Ａを介して下部挟持部材２７に
押圧して挾持する。

また更に、後側移動装置６５の各挾持片７６．７７が線
材Ａを挾持する。

すなわち、後側移動装置６５のロッドエンド８３により
回動腕８１が軸８２を中心に時計方向に回動されると、
第１ラツク７３に設けられたローラ７５から回動腕８１
に設けられた丸棒８０が離間され、このため第２ラツク
７４に設けられたばね７９の復帰力により、第２ラツク
７４が上昇すると共にピニオン７１を介して第１ラツク
７３が下降し、各ラック７３．７４に設けられた各挟持
片７６．７７間に線材Ａが挾持される。

このように線材Ａが挾持されると、切断装置４４のカッ
ター５１．５３により線材Ａが所定の長さに切断される
。

すなわち、切断装置４４のロッドエンド５５により第２
ランク４８の下部に付設されたばね５６に抗して、第１
ラツク４７が下降されると共に、ピニオン４９を介して
第２ラツク４８が上昇して、各ラック４７．４８に設け
られたカッター５１．５３により線材Ａが切断されると
共に、各ストリップカッター５２．５２，５４．５４に
よって線材Ａの被覆が切断される。

（第７図乃至第８図参照）。

この状態で前記前側移動装置７と後側移動装置６５とが
同時に移動して線材Ａを互いに引き離すと共に被覆の剥
離を行う。

すなわち、前側移動装置７の動作は、ますロッドエンド
４２により揺動体３９が軸４３を中心に反時計方向（第
３図中二点鎖線の位置）に揺動されると、この揺動体３
９の第３案内溝４０内に挿入されたガイドローラ３８が
矢印Ｘ方向に移動され、このときに線材Ａの被覆が剥離
される。

この後ロッドエンド３５ａにより横移動体３５が矢印Ｙ
方向に移動されると共に前記ガイドローラ３８が第３案
内溝４０（第３図中二点鎖線の位置）内に沿って移動す
ることにより移動テーブル３７が矢印Ｚ方向つまり斜め
前方に移動され、これにより切断された一方の線材Ａの
端末が圧着装置５９に送られる。

このように切断された線材Ａが前側移動装置７によって
圧着装置５９に送られると、圧着装置５９の圧着スライ
ド部６１が降下して取付部材６２に取付けられた押圧部
材６３が前記前側移動装置１２の上部を押圧して、前側
挾持装置１２の下部挾持部材１４をピン１５を中心に下
方に回動させ、これにより前記前側挟持装置１２に挾持
された線材Ａの端末が前記圧着装置５９の圧着位置にセ
ットされて端子（図示せず）が圧着される。

ここにおいて、圧着装置５９における圧着位置は、その
圧着装置５９の下型にセットされた端子における加締め
片部の相互間の位置であって、ここに線材Ａの端末が位
置決め精度よくセットされてから、圧着装置５９の上型
が下動して端子の加締め片部を加締め、この加締め片部
によって線材Ａの端末を抱きかかえるようにして端子を
圧着する。

したがって、線材の端末に端子が正確かつ均一に取付け
られる。

この後、前記前側移動装置１２はロッドエンド４２およ
びロッドエンド３５ａにより第３図中実線で示す位置に
戻る。

また、前記後側移動装置６５の動作は、ますロッドエン
ド６８により回動体６６が軸６７を中心に時計方向に回
動され、これに伴って線材Ａを挾持した各挾持片７６．
７７が第９図中二点鎖線で示す位置に移動して線材Ａの
被覆を剥離し、この後ロッドエンド７０ａにより移動部
材７０が案内溝６９に沿って矢印Ｑ方向つまり斜め前方
に移動され、次いでロッドエンド８３により丸棒８０が
上昇して第１ラツク７３のローラ７５が押し上げられる
と共に第１ラツク７３がばね７９に抗して押し上げられ
、これによりピニオン７１を介して第２ラツク７４が押
し下げられて、各挟持片７６．７７が互いに離間し、線
材Ａの挟持が解除され、更にこの後ロッドエンド６８．
８３によって前記回動体６６および挾持片７６．７７が
矢印Ｒ方向に移動されて元の位置に戻る。

次に、前記後側移動装置６５が線材Ａの挾持を解除する
と、送り込み装置８５が動作して、切断された線材Ａを
コンベア装置８４に送り込む。

このようにコンベア装置８４に線材Ａが送り込まれると
、このコンベア装置８４により任意の場所に線材Ａが搬
送される。

以上説明したように、この考案に係る線材の端末処理機
によれば、切断された線材の端末を挾持してそれを端子
の圧着位置に正確に位置させる構成であるから、前述し
た従来の問題点（イｌ、 （ロ）、（ハ）を一掃して線
材の端末に端子を正確かつ確実に圧着させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係わる線材の端末処理機の正面図、
第２図はその平面図、第３図は送り出し装置および前側
移動装置の平面図、第４図はその正面図、第５図はその
側面図、第６図は前側挟持装置の側面図、第７図は後側
挾持装置の側面図、第８図は切断装置の正面図、第９図
はその側面図、第１０図は後側移動装置の平面図、第１
１図はその側面図、第１２図はその正面図である。 ６・・・・・・送り出し装置、７・・・・・・前側移動
装置、１２・・・・・・前側挾持装置、１４・・・・・
・下部挾持部材、１５・・・・・ゼン、２０・・・・・
・ばね（第１の付勢部材）、２３・・・・・・上部挾持
部材、２５・・・・・・ばね（第２の付勢部材）、４４
・・・・・・切断装置、５９・・・・・・圧着装置、６
０・・・・・・押圧装置、６１・・・・・・圧着スライ
ド部、６２・・・・・・取付部材、６３・・・・・・押
圧部材、６４・・・・・・ばね、 Ａ・・・・・・線材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連続した線材を送り出し装置により所定の長さ送り出し
   、この送り出された線材を切断装置により所定の長さに
   切断し、この切断された線材を移動装置により水平移動
   させ、この移動された線材の端末に圧着装置により端子
   を圧着するように構成された線材の端末処理機において
   、前記送り出し装置を前記移動装置上に配設し、前記送
   り出し装置の先端側に、上下方向回動可能に設けられた
   一方の挟持部材と、この一方の挟持部材を常に所定の位
   置に位置させるように作用する第１の付勢部材と、前記
   一方の挟持部材に第２の付勢部材を介して取付けられて
   前記一方の挟持部材との間に線材の端末を挟持可能とす
   る他方の挟持部材とを具備してなる挟持装置を設け、前
   記一方の挟持部材を押圧してこの一方の挟持部材と前記
   他方の挟持部材との間に挾持した線材の端末を前記圧着
   装置の端子圧着位置に位置させる押圧装置を設けてなる
   ことを特徴とする線材の端末処理機。