JP2000123949A - 自動切断圧着装置 - Google Patents

自動切断圧着装置

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JP2000123949A
JP2000123949A JP10297293A JP29729398A JP2000123949A JP 2000123949 A JP2000123949 A JP 2000123949A JP 10297293 A JP10297293 A JP 10297293A JP 29729398 A JP29729398 A JP 29729398A JP 2000123949 A JP2000123949 A JP 2000123949A
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wire
terminal
electric wire
crimping
carrier
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Yoshiaki Nomoto
喜昭 野本
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子圧着時に電線搬送体の電線案内部側を正
確に位置決めして端子圧着の精度を向上させることがで
きる自動切断圧着装置を提供する。 【解決手段】 電線Wを少なくとも切断皮剥き部と端子
圧着部に搬送する電線搬送体25の先端27aに、電線
Wを電線送り出し方向に案内する電線案内部43を設
け、この電線案内部43より送り出された電線Wを切断
すると共に、電線Wの切断端末側の被覆材を皮剥きした
後、電線搬送体25の電線案内部43側を端子圧着部の
端子圧着機に連動するポンチ67の下方に搬送停止さ
せ、ポンチ67の下端67aで電線搬送体25の先端2
7a側を下方に押し付けて皮剥きされた電線Wの端末W
aに端子を圧着するようにした自動切断圧着装置におい
て、ポンチ67の下端67aに電線搬送体25の先端2
7a側を位置決めするコ字状のガイド体70を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワイヤハー
ネス(自動車用組電線)用に使用する電線(被覆電線)
を切断すると共に該電線の両端末の被覆材の皮剥き、及
び該両端末に端子(圧着端子)を圧着接続する自動切断
圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動切断圧着装置として、特開
平8−102354号公報に開示された被覆電線の両端
圧着装置がある。この両端圧着装置1は、図9に示すよ
うに、基台2上に多数の電線供給管3aを有した供給ス
テーション3を備えている。この供給ステーション3は
矢印e方向に移動自在に設けられている。この供給ステ
ーション3の排出側には旋回アーム4が設けられ、この
旋回アーム4には供給ステーション3から供給される電
線Wをクランプするクランプ手段(図示省略)が設けら
れている。旋回アーム4は軸5を中心として基台2に対
して左右方向に揺動(旋回)自在になっている。この旋
回アーム4のヘッド部4aは、該旋回アーム4の旋回に
よって基準位置Hと、基準位置Hに対して最大旋回角で
ある最大旋回加工位置Jと、これらの間に位置する中間
加工位置Iとに位置するようになっている。また、旋回
アーム4のヘッド部4aは、基準位置Hでは電線切断部
6Aに、中間位置Iでは電線皮剥き部6Bに、最大旋回
加工位置Jでは端子圧着部6Cにそれぞれ対向するよう
に構成されている。
【0003】また、基台2上には第1搬送部7が設けら
れ、この第1搬送部7は矢印m方向及び矢印n方向に移
動自在に設けられている。第1搬送部7には等間隔に第
1〜第4の4つのクランプ部7a〜7dがそれぞれ設け
られ、第1クランプ部7aは基準位置Hと第1加工位置
Kとの間で、第2クランプ部7bは第1加工位置Kと第
2加工位置Lとの間で、第3クランプ部7cは第2加工
位置Lと第3加工位置Mとの間で、第4クランプ部7d
は第3加工位置Mと第4加工位置Nとの間で、それぞれ
移動されるようになっている。
【0004】さらに、第1搬送部7の第1加工位置Kに
は第2搬送部8が配置され、この第2搬送部8は矢印p
方向に移動自在に設けられている。また、第2搬送部8
はクランプ部8aを有し、クランプした電線Wを矢印p
方向の移動によって皮剥き部6Dに対向する位置まで搬
送できるようになっている。第1搬送部7の第2加工位
置Lには第3搬送部9が配置され、この第3搬送部9は
矢印q方向に移動自在に設けられている。また、第3搬
送部9はクランプ部9aを有し、クランプした電線Wを
矢印q方向の移動によって端子圧着部6Eに対向する位
置まで搬送できるようになっている。
【0005】またさらに、第1搬送部7の第3加工位置
Mにはクランプ部6Fが、第1搬送部7の第4加工位置
Nには電線排出部6Gが、それぞれ設けられている。
【0006】上記構成において、供給ステーション3よ
り旋回アーム4に電線Wが供給され、供給された電線W
は図示しないクランプ手段でクランプされ、且つ、旋回
アーム4のヘッド部4aより電線Wの先端側が突出した
状態に設定される。次に、旋回アーム4のヘッド部4a
より突出した電線Wが電線切断部6Aによって切断さ
れ、旋回アーム4が基準位置Hより中間加工位置Iに旋
回される。次に、切断された電線Wの一端側の端末の絶
縁被覆材が皮剥き部6Bによって皮剥きされ、旋回アー
ム4が中間位置Iから最大旋回加工位置Jに旋回され
る。次に、電線Wの導通線に端子が端子圧着部6Cによ
って圧着され、旋回アーム4が最大旋回加工位置Jから
基準位置Hに戻され、これで電線Wの一端側の端末処理
加工が終了する。
【0007】旋回アーム4が基準位置Hに戻ると、第1
搬送部7が矢印m方向に移動して第1クランプ部7aが
基準位置Hに位置し、旋回アーム4のヘッド部4aより
電線Wが所定量だけ引き出される。この引き出された電
線Wを第1搬送部7の第1クランプ部7aがクランプ
し、第1搬送部7が矢印n方向に移動して第1クランプ
部7aが第1加工位置Kに移動される。次に、第2搬送
部8のクランプ部8aが電線Wをクランプし直し、第2
搬送部8が矢印p方向に移動することによって電線Wを
皮剥き部6Dの近傍位置に移動する。
【0008】次に、皮剥き部6Dで電線Wの他端側の端
末の絶縁被覆材が剥かれ、その後、第2搬送部8が元の
位置に戻る。次に、第1搬送部7の第2クランプ部7b
が第1加工位置Kに位置し、第2クランプ部7bが電線
Wをクランプし直す。次に、第1搬送部7が矢印n方向
に移動して第2クランプ部7bが第2加工位置Lに移動
する。次に、第3搬送部9のクランプ部9aが電線Wを
クランプし直し、第3搬送部9が矢印q方向に移動する
ことによって電線Wを端子圧着部6Eの近傍位置に移動
する。
【0009】次に、端子圧着部6Eで電線Wの他端側の
端末に導通線に端子が圧着され、その後、第3搬送部9
が元の位置に戻る。次に、第1搬送部7の第3クランプ
部7cが第2加工位置Lに位置し、第3クランプ部7c
が電線Wをクランプし直す。次に、第1搬送部7が矢印
n方向に移動して第3クランプ部7cが第3加工位置M
に移動する。次に、クランプ部6Fで電線Wがクランプ
し直され、第1搬送部7の移動によって電線Wが第4加
工位置Nに移動され、電線排出部6Gより排出され、こ
れで、電線Wの他端側の端末処理加工も終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の両端圧着装置1では、旋回アーム4を旋回駆動させ
る機構として、例えばウォームギアやウォームホイール
或いはベルト等を使用する場合が多いため、旋回アーム
4を前記各位置H,I,Jの停止位置に停止させる際
に、上記ウォームギアとウォームホイールとの間等に生
じるバックラッシュにより旋回アーム4を各位置H,
I,Jの停止位置で正確に位置決めすることができなか
った。特に、端子圧着部6Cがある最大旋回加工位置J
において旋回アーム4の先端のヘッド部4aを正確に位
置決めしないと、端子の圧着ミスが発生してしまうが、
上記バックラッシュがあるために、上記最大旋回加工位
置Jにおいて旋回アーム4のヘッド部4aが左右にガタ
付き(振れ)易く、端子の圧着不良が発生し易かった。
【0011】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、端子圧着時に電線搬送体を正
確に位置決めして端子圧着の精度を向上させることがで
きる自動切断圧着装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
を少なくとも切断皮剥き部と端子圧着部に搬送する電線
搬送体の先端に、前記電線を電線送り出し方向に案内す
る電線案内部を設け、この電線案内部より送り出された
前記電線を切断すると共に、該電線の切断端末側の被覆
材を皮剥きした後、前記電線搬送体の電線案内部側を前
記端子圧着部の端子圧着機に連動するポンチの下方に搬
送停止させ、該ポンチの下端側で前記電線搬送体の先端
側を押し付けて前記皮剥きされた電線の端末に端子を圧
着するようにした自動切断圧着装置において、前記ポン
チの下端に前記電線搬送体の先端側を位置決めするガイ
ド体を設けたことを特徴とする。
【0013】この自動切断圧着装置では、皮剥きされた
電線の端末に端子圧着機で端子を圧着する際に、該端子
圧着機に連動するポンチの下端側で電線搬送体の先端側
が押し付けられると共に、該ポンチの下端に設けられた
ガイド体で電線搬送体の先端側が位置決めされるため、
電線搬送体の先端側がガタ付くことはない。これによ
り、端子圧着時に電線搬送体の先端側が正確に位置決め
されて端子圧着の精度が向上する。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の自動切
断圧着装置であって、前記ガイド体をコ字状に形成し、
このコ字状のガイド体の両側部間で前記電線搬送体の先
端側を挾み込むようにしたことを特徴とする。
【0015】この自動切断圧着装置では、両側部間で電
線搬送体の先端側を挾み込む簡単な構造のガイド体によ
り、端子圧着時の電線搬送体の先端側のガタ付きが確実
に防止される。
【0016】請求項3の発明は、請求項2記載の自動切
断圧着装置であって、前記ガイド体の両側部の下端側に
正面ハ字状に相対向するように傾斜するテーパ面をそれ
ぞれ設けたことを特徴とする。
【0017】この自動切断圧着装置では、ガイド体の両
側部間で電線搬送体の先端側を挾み込む際に、該ガイド
体の両側部の各テーパ面で該電線搬送体の先端側がガタ
付くことなくスムーズに挾まれるため、端子圧着が効率
良く行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態の自動切断圧着
装置の電線旋回ユニットの斜視図、図2は同装置の全体
平面図、図3は同装置の電線旋回ユニットの周辺の部分
平面図、図4は同電線旋回ユニットの部分正面図、図5
は同電線旋回ユニットの要部の分解斜視図、図6は同装
置の端子圧着ユニットの端子圧着機の側面図、図7は同
端子圧着機に連動するポンチとガイド体の正面図、図8
(a)は同自動切断圧着装置の切断皮剥きユニットによ
る電線の切断前の状態を示す説明図、図8(b)は同電
線の切断時の状態を示す説明図、図8(c)は同電線の
皮剥き前の状態を示す説明図、図8(d)同電線の皮剥
き時の状態を示す説明図、図8(e)は同電線の皮剥き
完了時の状態を示す説明図である。
【0020】図2に示すように、自動切断圧着装置10
は、基台11と、この基台11の略中央の後端に取り付
けられ、電線Wを所定長に検尺して送り出す電線検尺ユ
ニットAと、この電線検尺ユニットAの後端に取り付け
られ、該電線検尺ユニットAに電線Wの屈曲癖等を矯正
して送り出す電線矯正ユニットBと、上記基台11上の
略中央の後側に取り付けられ、電線Wを旋回搬送する電
線旋回ユニットCと、上記基台11上の略中央に取り付
けられ、電線Wを切断すると共に該電線Wの切断端末側
の絶縁被覆材Wcを皮剥きする切断皮剥きユニット(切
断皮剥き部)Dと、上記基台11上の一側に取り付けら
れ、切断皮剥きユニットDにより切断皮剥きされた電線
Wの一端側の端末Waに端子Tを圧着接続させる一端末
用の端子圧着ユニット(端子圧着部)Eと、上記基台1
1上の前側の略中央より他側に取り付けられ、一端側に
端子Tを圧着接続した後で所定長に切断された電線Wを
搬送する電線搬送ユニットFと、上記基台11上の他側
に取り付けられ、上記電線搬送ユニットFより搬送され
て来た電線Wの他端側の端末Wbに端子Tを圧着接続さ
せる他端末用の端子圧着ユニットGとを備えている。
【0021】図1,図4に示すように、自動切断圧着装
置10の要部である電線旋回ユニットCは、基台11上
に取り付けられ、中央に回動軸21を回動自在に支持し
た減速機ケース20と、この減速機ケース20の一側壁
20aに取り付けられ、上記回動軸21の下端21aに
固定のウォームホイール22に噛合するウォームギア2
4を回動軸23aの先端に有したサーボモータ(駆動
源)23と、上記減速機ケース20の天井壁20bの中
央より外に突出した上記回動軸21の上端21bに固定
され、電線Wを切断皮剥きユニットDと一端末用の端子
圧着ユニットEとの間に往復搬送させる電線搬送体25
とから構成されている。
【0022】電線搬送体25は、上記回動軸21の上端
21bに固定され、左右方向に揺動(旋回動)する正面
コ字状のアームホルダ26と、このアームホルダ26の
基端の両側に突出した両側壁26a,26aに支軸28
を介して上下方向に揺動に支持された旋回アーム27と
から構成されている。また、アームホルダ26の前側に
はボルト29を螺着してある。このボルト29の図示し
ないシャンク部に上記旋回アーム27が貫通していて、
該シャンク部の回りに介装された図示しない圧縮コイル
バネ(弾性付勢体)により旋回アーム27の先端27a
側は常に上方に付勢されている。この圧縮コイルバネに
よる旋回アーム27の上方付勢はボルト29のヘッド部
29aにより規制されている。
【0023】さらに、アームホルダ26は捩りコイルバ
ネ30の付勢力により図3に示す電線搬送体25の初期
位置(基準位置)Pと半田付け加工等の中間加工位置Q
及び端子圧着位置Rの各停止位置での左右の振れ(ガタ
付き)が防止されるようになっている。即ち、捩りコイ
ルバネ30のコイル巻部30aは上記回動軸21の回り
に介装されている。そして、捩りコイルバネ30の一端
30bはアームホルダ26の下面に突出したピン31に
掛止されていると共に、該捩りコイルバネ30の他端3
0cは減速機ケース20の天井壁20bに突出したピン
32に掛止されている。
【0024】図1,図5に示すように、旋回アーム27
の先端27aの下側の切欠部27bには、連結板33と
複数のボルト34を介してエアシリンダ(駆動シリン
ダ)35とホルダ36のホルダ本体37が締結固定され
ている。このホルダ36は、電線送り出し方向に延びて
後述する案内管40の先端側とノズル43の基端側をそ
れぞれ収容する凹部37aを有したホルダ本体37と、
このホルダ本体37の凹部37aの両側壁37b.37
c間に該凹部37aを覆うように3つのボルト(締結手
段)39を介して取り付けられる蓋体38とで構成され
ている。ホルダ本体37の両側壁37b,37cの一方
の側壁37bの高さは他方の側壁37cの高さよりも低
く形成してある。これにより、図4に示すように、低い
一方の側壁37bと蓋体38の底面との間には隙間Sが
形成されるようになっていて、ホルダ本体37の凹部3
7aと蓋体38との間に径の異なる複数種類の案内管4
0の先端側とノズル43の基端側がそれぞれ収容されて
1つのボルト39により着脱自在に取り付けられるよう
になっている。
【0025】また、ホルダ本体37の一方の側壁37b
の上面の中央及び他方の側壁37cの上面の両側には、
各ボルト39が螺合されるネジ孔37dをそれぞれ形成
してある。さらに、この各ネジ孔37dに対向する蓋体
38の厚肉部38aの両側にはボルト39のシャンク部
39a及びヘッド部39bが貫通する一対の貫通孔38
c,38cをそれぞれ形成してあると共に、該蓋体38
の薄肉部38bの中央にはボルト39のシャンク部39
aが貫通する貫通孔38dを形成してある。
【0026】図1に示すように、電線Wを挿通させて電
線送り出し方向に案内する案内管40は、電線検尺ユニ
ットAのブラケット12の円筒部12aから延びる透明
な軟質樹脂製のチューブ41と、このチューブ41の先
端に連接された金属製で略円筒状のチューブホルダ42
とから構成されている。このホルダチューブ42の先端
42aの下側には切欠部42bを形成してある。また、
ホルダ本体37の凹部37aの中央(凹部37a内に収
容時のホルダチューブ42の切欠部42bに対向する位
置)には矩形の開口孔37eを形成してあり、該開口孔
37e内にはエアシリンダ35のピストンロッド35a
の上端に一体形成されたプッシャ部35bを進退動自在
にしてある。尚、電線Wは電線検尺ユニットAの一対の
検尺ローラ13,13により検尺されながら一対の送り
出しローラ14,14によりチューブ41内に順次送り
出されるようになっている。
【0027】さらに、チューブホルダ42の先端42a
に連接されるノズル(電線案内部)43は、金属円筒状
で該チューブホルダ42と略同径のノズル本体44と、
このノズル本体44の前側の円筒突出部44a内にボル
ト46を介して固定される密着コイルバネ等から成る可
撓性管45とから構成されている。これら案内管40の
チューブホルダ42の先端42aとノズル43のノズル
本体44の基端44bとはホルダ本体37の凹部37a
内の略中央で連接されるようになっている。また、案内
管40及びノズル43は、電線Wの品種やサイズに合っ
たものにそれぞれ使い分けられるようになっている。
【0028】図2,図8に示すように、切断皮剥きユニ
ットDは、電線Wを切断すると共に皮剥きする上下一対
の移動体50,50と、電線Wの切断皮剥き時に該電線
Wを把持する上下一対の把持体53,53とを備えてい
る。各移動体50の対向面の中央には切断刃51を突設
してあると共に、その両側には皮剥き刃52をそれぞれ
突設してある。また、各移動体50は図示しないサーボ
モータで回動するボールネジ(スクリューネジ)54に
より上下方向に近接・離反自在になっていると共に、サ
ーボモータ55で回動するボールネジ56により前後方
向に移動自在になっている。さらに、各把持体53はエ
アシリンダとリンク等からなる駆動機構57により上下
方向に近接・離反自在になっていると共に、サーボモー
タ58で回動するボールネジ59により前後方向に移動
自在になっている。
【0029】図2,図3に示すように、端子圧着ユニッ
トEは、基台11上の切断皮剥きユニットD寄りの位置
に端子圧着機60を備えている。図6に示すように、端
子圧着機60の機器本体61の前側中央の凹部61aに
は、交換可能なアプリケータ62を載置してある。この
アプリケータ62の下側には下金型63をセットしてあ
ると共に、該アプリケータ62の上側には上金型64を
上下方向にスライド自在に支持してある。この上金型6
4の上端は図示しないエアシリンダやモータ等の駆動源
により昇降動するラム65に着脱自在に連結されてい
る。図6,図7に示すように、ラム65には連結板66
を介して角棒状のポンチ67を取り付けてある。このポ
ンチ67の下端67aにはボルト68を螺着してある。
これらポンチ67の下端67aとボルト68のシャンク
部68aに螺合されたナット69との間に、端子圧着時
に電線搬送体25の旋回アーム27の先端27a側を位
置決めするガイド体70を締結固定してある。尚、アプ
リケータ62の下金型63には端子供給帯体Yを介して
端子Tが連続的に供給されるようになっている。
【0030】図1,図6,図7に示すように、ガイド体
70は水平板状の基部71と両側部72,72とで正面
コ字状に形成してある。このガイド体70の基部71に
はボルト68のシャンク部68aが挿通する丸孔71a
を形成してある。そして、ガイド体70の両側部72,
72間で電線搬送体25の旋回アーム27の先端27a
側に固定されたホルダ36の両側面を挾み込むようにな
っている。この際、ボルト68のヘッド部68bがホル
ダ36の蓋体38の厚肉部38aの上面を下方に押圧す
るようになっている。また、ガイド体70の両側部7
2,72の下端側には正面ハ字状に相対向するように傾
斜する各テーパ面72aをそれぞれ形成してある。
【0031】尚、図3中符号16は皮剥き検査部であ
り、17は端子圧着検査部であり、18は半田付け機等
の中間加工機である。また、図4中符号35c,35d
はエアシリンダ35のエア供給口であり、その供給を切
り換えることでプッシャ部35bを上下動させるように
なっている。さらに、各ボルト39,46の頭部には六
角形の穴を形成してあり、図示しない六角レンチ等の工
具により弛緩されるようになっている。
【0032】以上実施形態の自動切断圧着装置10によ
れば、図3に示す電線搬送体25の初期位置(基準位置
であり、切断皮剥きユニットDに対向する位置)Pにお
いて、電線矯正ユニットBと電線検尺ユニットAの一対
の送り出しローラ14,14等を介して電線搬送体25
の案内管40のチューブ41内に電線Wを送り出してノ
ズル43の先端(可撓性管45)より外に送り出す。こ
の電線Wのノズル43の先端より外に所定量送り出した
状態を電線搬送体25の先端下側のエアシリンダ35の
ピストンロッド35aのプッシャ部35bで把持固定す
る。
【0033】そして、図8(a),(b),(c)に示
すように、ノズル43の先端より外に所定量送り出され
て把持固定された電線Wを切断皮剥きユニットDの一対
の移動体50,50と一対の把持体53,53を介して
切断すると共に、図8(d),(e)に示すように、該
切断された各電線Wの相対向する切断端末側の双方の被
覆材Wcをそれぞれ皮剥きする。
【0034】次に、サーボモータ23とウォームギア2
4及びウォームホイール22を介して回動軸21を反時
計方向に回転させることにより、上記電線搬送体25の
ノズル43側を一端末用の端子圧着ユニットE側に例え
ば45°回転させて該電線搬送体25のノズル43を半
田付け加工等の中間加工位置Qに停止させる。次に、こ
の中間加工位置Qにおいて、一方の電線Wの一端側の端
末Waの被覆材Wc側に中間加工機18を介して半田付
け等の中間加工を施した後で、電線搬送体25のノズル
43側を一端末用の端子圧着ユニットE側に例えば更に
45°回転させて該電線搬送体25のノズル43を端子
圧着位置Rに停止させる。次に、この端子圧着位置Rに
おいて、端子圧着ユニットEの端子圧着機60を介して
上記皮剥きされた一方の電線Wの一端側の端末Waに端
子Tを圧着する。
【0035】この端子圧着機60により皮剥きされた電
線Wの一端側の端末Waに端子Tを圧着する際に、図1
及び図7に矢印で示すように、端子圧着機60のラム6
5の下降動に連動してポンチ67が下降する。このポン
チ67の下降により、該ポンチ67の下端67aに螺着
されたボルト68のヘッド部68bが電線搬送体25の
ホルダ36を下方に押し付ける。これにより、電線搬送
体25の旋回アーム27の先端27a側が支軸28を中
心として下方に移動して上記皮剥きされた電線Wの一端
側の端末Waが端子Tの一対の圧着部間に確実に挿入さ
れる。
【0036】また、端子圧着機60により皮剥きされた
電線Wの一端側の端末Waに端子Tを圧着する際に、ポ
ンチ67の下降動に連動して下降する該ポンチ67の下
端67aに締結固定されたガイド体70の両側部72,
72間により電線搬送体25のホルダ36の両側面を挾
み込むようにしたので、簡単な構造の上記ガイド体70
により端子圧着時の電線搬送体25の旋回アーム27の
先端27a側の左右のガタ付きを確実に防止することが
でき、電線搬送体25のノズル43を端子Tのセンター
位置に対向する位置に正確に位置決めすることができ
る。さらに、ガイド体70の両側部72,72間で電線
搬送体25のホルダ36の両側面を挾み込む際に、該ガ
イド体70の両側部72,72の下端側に形成された各
テーパ面72aにより上記ホルダ36の両側面をガタ付
くことなくスムーズに挾み込むことができる。
【0037】特に、減速機ケース20内のウォームギア
24とウォームホイール22との間にバックラッシュが
あっても電線搬送体25のノズル43の左右のガタ付き
(振れ)をガイド体70の両側部72,72間で確実に
防止することができる。これにより、端子圧着位置Rで
の停止位置において電線搬送体25のノズル43のセン
ターズレを確実に防止することがきるため、端子圧着位
置Rでの端子圧着の精度を向上させることができ、端子
Tを圧着した高品質の電線Wを連続的に製造することが
できるようになる。
【0038】そして、端子圧着機60により一方の電線
Wの一端側の端末Waに端子Tを圧着した後で、電線搬
送体25を元の基準位置Pに戻し、一方の電線Wを電線
矯正ユニットBと電線検尺ユニットAの一対の送り出し
ローラ14,14等を介して所定量更に送り出し、切断
皮剥きユニットDで切断すると共に他端側の端末Wb側
の被覆材Wcを皮剥きし、電線搬送ユニットFを介して
上記一方の電線Wを他端側用の端子圧着ユニットGに搬
送して該一方の電線Wの他端側の端末Wbに端子Tを圧
着接続する。これらの工程を順次繰り返すことにより、
両端末Wa,Wbに端子Tをそれぞれ圧着接続した所定
長の電線Wが連続的に製造される。
【0039】尚、前記実施形態によれば、電線搬送体を
基準位置より90°回転させて電線の皮剥きされた端末
に端子を圧着するようにしたが、電線搬送体の端子を圧
着する回転位置は90°に限らず、例えば45°の回転
位置等のあらゆる角度に自由自在に可変させることがで
きることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、端子圧着機で皮剥きされた電線の端末に端子を
圧着する際に、該端子圧着機に連動するポンチの下端側
で電線搬送体の先端側を押し付けると共に、該ポンチの
下端に設けられたガイド体で電線搬送体の先端側を位置
決めするようにしたので、端子圧着時に電線搬送体の先
端側のガタ付きを防止することができる。これにより、
端子圧着時に電線搬送体の先端側を正確に位置決めする
ことができて端子圧着の精度を向上させることができ
る。
【0041】請求項2の発明によれば、コ字状のガイド
体の両側部間で電線搬送体の先端側を挾み込むようにし
たので、簡単な構造のガイド体で端子圧着時の電線搬送
体の先端側のガタ付きを確実に防止することができる。
【0042】請求項3の発明によれば、ガイド体の両側
部間で電線搬送体の先端側を挾み込む際に、該ガイド体
の両側部の下端側に設けられた各テーパ面を介して該電
線搬送体の先端側をガタ付くことなくスムーズに挾み込
むことができる。これにより、端子圧着の加工効率化を
図って端子を圧着した高品質の電線を連続的に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の自動切断圧着装置の電線
旋回ユニットの斜視図である。
【図2】上記自動切断圧着装置の全体平面図である。
【図3】上記自動切断圧着装置の電線旋回ユニットの周
辺の部分平面図である。
【図4】上記電線旋回ユニットの部分正面図である。
【図5】上記電線旋回ユニットの要部の斜視図である。
【図6】上記自動切断圧着装置の端子圧着ユニットの端
子圧着機の側面図である。
【図7】上記端子圧着機に連動するポンチとガイド体の
正面図である。
【図8】(a)は上記自動切断圧着装置の切断皮剥きユ
ニットによる電線の切断前の状態を示す説明図、(b)
は同電線の切断時の状態を示す説明図、(c)は同電線
の皮剥き前の状態を示す説明図、(d)同電線の皮剥き
時の状態を示す説明図、(e)は同電線の皮剥き完了時
の状態を示す説明図である。
【図9】従来例の被覆電線の両端圧着装置の概略平面図
である。
【符号の説明】
10 自動切断圧着装置 25 電線搬送体 27a 先端 43 ノズル(電線案内部) 60 端子圧着機 67 ポンチ 67a 下端 70 ガイド体 72,72 両側部 72a テーパ面 D 切断皮剥きユニット(切断皮剥き部) E 端子圧着ユニット(端子圧着部) W 電線 Wa,Wb 端末 Wc 被覆材 T 端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を少なくとも切断皮剥き部と端子圧
    着部に搬送する電線搬送体の先端に、前記電線を電線送
    り出し方向に案内する電線案内部を設け、この電線案内
    部より送り出された前記電線を切断すると共に、該電線
    の切断端末側の被覆材を皮剥きした後、前記電線搬送体
    の電線案内部側を前記端子圧着部の端子圧着機に連動す
    るポンチの下方に搬送停止させ、該ポンチの下端側で前
    記電線搬送体の先端側を押し付けて前記皮剥きされた電
    線の端末に端子を圧着するようにした自動切断圧着装置
    において、 前記ポンチの下端に前記電線搬送体の先端側を位置決め
    するガイド体を設けたことを特徴とする自動切断圧着装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動切断圧着装置であっ
    て、 前記ガイド体をコ字状に形成し、このコ字状のガイド体
    の両側部間で前記電線搬送体の先端側を挾み込むように
    したことを特徴とする自動切断圧着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動切断圧着装置であっ
    て、 前記ガイド体の両側部の下端側に正面ハ字状に相対向す
    るように傾斜するテーパ面をそれぞれ設けたことを特徴
    とする自動切断圧着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102361204A (zh) * 2011-10-01 2012-02-22 蒙功尧 一种全自动排线端子压着装置及压着方法及端子压着机
CN103078234A (zh) * 2013-02-05 2013-05-01 昆山市佰奥自动化设备科技有限公司 三芯线全自动压端子机用送线机构
CN113948934A (zh) * 2021-10-27 2022-01-18 国网江苏省电力有限公司南通供电分公司 线缆头接线端子的制造设备的工作方法

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