JP4714298B1 - 男性用使い捨て尿取りパッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液不透過性バックシート2上に平面状吸収体と液透過性トップシート4を積層した基板を2つ折りし、その両サイドを接合して形成された袋状体12の開口部13の内側にパット固定用棒状体5が取り付けられ、袋状体12の中にはブロック状吸収体6が収容されている。バックシート2の延長部14の裏面には粘着剤層7が設けられている。この男性用使い捨て尿取りパット1の袋状体12に陰茎を挿入し、陰茎の根元と陰嚢の間にパット固定用棒状体5を挟み込み、延長部の粘着剤層7でパンツの内側に貼り付けて固定する。このパットは尿漏れパンツやT字帯を使用しなくとも普通のパンツに取り付けられ、小型でしかも歩行しても脱落の恐れがないので外出用に使用できる。
【選択図】図1
Description
畏れのある男性用の使い捨て尿取りパッドに関するものである。
ら各種提案され、使用されている。
透液性バックシートの間に吸収コアを配して両シートの4周を熱接着したもので、いわゆ
るオムツ状にして下腹部に装着して、その上から尿漏れパンツかT字帯を使って固定して
使用する。このパッドの使用方法では、陰嚢と陰茎をパッド内に収納するので、臀部と陰
嚢部に尿が流れ、僅か数日の使用で皮膚に炎症を起こし、かぶれが発生し耐え難い苦痛に
苦しめられるという欠点がある。
過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体を配置した中央吸収体部の
両側にサイドフラップを設け、この中央吸収体を2つ折りし、サイドフラップ同士を接合
してサック状の袋状体を形成し、この袋状体の上部に形成される開口部から陰茎を挿入し
、バックシートの表面に設けられた粘着部によって、このおむつの上に装着したパンツ等
の裏面に貼り付けて固定するものである。
のような陰嚢部のかぶれ等は発生しにくいが、吸収体の容量が小さいので、小水の量が多
いときは吸収しきれず漏れが発生することがある。またこのおむつは陰茎と陰嚢の間に袋
状体の開口部を挟み込み、バックシートの表面の粘着部で固定しているだけなので、尿漏
れパンツやT字帯の使用が欠かせないので、ズボンを着用した場合、陰部が異常に膨れ上
がって、外観が悪く、外出用には使用できないという欠点がある。薄手のT字帯を使用し
たときでも、陰嚢部が陰茎部と共に押しつぶされているので、むれ安く、かぶれ等が発生
しやすいという欠点がある。
しいパンツの股間部に近いところに位置しているため剥がれやすく、又、歩くたびに袋状
体が左右にふられ、次第にずれ落ち、やがては陰茎が飛び出てしまうという欠点がある。
出用にも使用できる男性用使い捨て尿取りパッドを安価に提供することを目的とする。
形の平面状吸収体と液透過性のトップシートを積層してなる基板を2つ折して相重なる両
サイドを接合して袋状体を形成し、該袋状体の開口部の内面上部に沿ってパッド固定用棒
状体を取り付け、該パッド固定用棒状体を取り付けた反対側のバックシートを延伸して形
成した延長部の裏面に幅広の粘着剤層を設けると共に、上記袋状体の内部にブロック状吸
収体を収納したことを特徴とする。
透過する微細な気孔を有するプラスチックフイルム、または、これらのプラスチックフイ
ルムの外側に不織布を張り合わせた複合シート等を用いることができる。
子吸収性ポリマーを含浸させたものを用いることができる。
維の織布を用いることができる。特に、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等の
複合繊維の織布が強度の面と液透過性の点で優れているので好ましい。
サイドに予め設けられた帯状の接着剤層による接合、バックシートの相重なる両サイドの
熱接合、接着剤による接合、または高周波接合などの方法で行うことができる。
、長さ方向中央部に溝状に凹設されたずれ止め部が設けられている。このパッド固定棒状
体は陰茎の根元と陰嚢の間に挟みこんで、パッドがずれたり外れたりすることを防止する
ために用いられる。そのために材質は綿状パルプ等の弾性のある柔らかい素材で棒状に形
成し、長さ方向中央部に溝状のずれ止め部を凹設し、パッドが左右にずれるのを防止する
。パッド固定用棒状体はバックシートの内側下端部に接着されている。そのために、断面
を半円状にして底部を平坦にしてバックシートに固定しやすくすることが好ましい。
、綿状パルプ等の吸収体を充填し、高分子吸収性ポリマーを含浸したものを使用する。こ
のブロック状吸収体は袋状体の内部底部に収容しただけでもよいが、場合によっては、袋
状体の底部に接着などによって固定してもよい。
吸収体と液透過性のトップシートを積層して形成した基板を2つ折にし、両サイドを接合
して袋状体を形成し、使用に際して、この袋状体に陰茎のみを挿入して装着して使用する
ので、陰嚢部に漏れた尿が付着して蒸れたりだだれたりする恐れがなく快適に着用するこ
とができる。
吸収体と液透過性のトップシートを積層して形成した基板を2つ折にし、両サイドを接合
して形成した袋状体の一辺を延伸して延長部を形成し、この延長部の裏面に幅広の粘着剤
層を設けたので、袋状体に陰茎を挿入した後、粘着剤層をこのパッドの上に履いたパンツ
の裏面に接着すれば、比較的動きの少ないパンツの上方に固定できるので、袋状体は吊り
下げられた状態になり、歩行した場合でも、パッド自体は比較的動きが少なく、ずれたり
脱落することがなくなる。また、粘着剤層は幅広に形成されているので、歩行に際してパ
ッドの振れが少なくなり、パッドのずれや脱落を防止する効果を助長する。
定用棒状体を取り付けたので、この袋状体に陰茎を挿入した場合、陰茎の根元と陰嚢によ
ってパッド固定用棒状体を挟み込む状態になる。したがって、パッドの袋状体の上部がパ
ッド固定用棒状体を介して陰茎と陰嚢によって固定されるので、袋状体がずれ落ちること
がなくなる。さらに、このパッド固定用棒状体は長さ方向中央部に溝状のずれ止め部が凹
設されているので、このずれ止め部に陰茎が係合して、パッドが横方向にずれるのが防止
され、より確実にパッドを固定することができる。仮に、このパッド固定用棒状体が存在
しないパッドをつけて歩行した場合、パッドは両足の動きによって左右に振れ、次第に下
方にずれ落ち、やがては陰茎が飛び出てしまう事がある。これは、発明者自身が約1年に
亘り着用して体験したところである。
長さを有するので、就寝時このパッドを使用した場合、パッドの袋状体が水平になり、袋
状体の中の尿が逆流して開口部から外に漏れるのを防ぐことが出来る。また、パッド固定
用棒状体はずれ止め部の両端に段差が付いているので、開口部を開く際、棒状体がこの段
差部で折れ曲がって開きやすくなる効果も有する。
で、多量の小水が排出された時でも、ブロック状吸収体に吸収され、漏出することがなく
なる。特に、吸収体として高分子吸水性ポリマーを混在した時は、吸収体の容量の20倍
の小水を吸収し、保持することができる。
また、一旦、ブロック状吸収体に吸収された小水は、時間が経過すれば、液浸透性のト
ップシートを経て、平面吸収体に吸収されてゆくので、ブロック状吸収体はさらにその後
に排出された小水を吸収することも可能になる。
けた人で自ら排尿の処理を行うことが出来る人が着用することを推奨する。特に、膀胱癌
や前立腺癌で膀胱や前立腺を全摘出した場合、尿管が短くなり、陰茎が2/3程度に短く
なる。そのために、袋状体に陰茎を挿入するという従来の尿取りパッドを使用して歩行す
ると、袋状体は歩行のたびに両足の大腿部の前後運動によって前後左右に揺れて次第にず
り落ち、簡単に陰茎が袋から飛び出てしまう。しかし、本発明のパッド固定用棒状体の付
いた尿取りパッドを使用して歩行しても、パッド固定用棒状体は陰茎と陰嚢の間に挟まれ
て固定されているので、尿取りパッドがずり落ち、陰茎が飛び出るのを防止することがで
きる。
勿論、介護者の手を借りなければ排尿処理が出来ない人でも、尿漏れパンツやT字帯と
併用することによって、本発明の尿取りパッドを着用することが可能である。
のパンツに取り付けられ、小型でしかも歩行しても脱落の恐れがないので外出用に使用す
ることができる。
12は袋状部、13は開口部、14は延長部、2はバックシート、3は平面状吸収体、4
はトップシート、5はパッド固定用棒状体、6は袋状体12の内部に収納されたブロック
状吸収体、7は延長部14の裏面に設けられた粘着剤層、8は剥離紙である。
図3、図4に示されるように、基板11の長方形の液不透過性のバックシート2の表面2
1の下部の長さ方向ほぼ2/3の位置で両サイドの接合面25,26を残して、長方形の
平面状吸収体3が液透過性のトップシート4で固定されている。バックシート2の表面2
1の下端にはパッド固定用棒状体5が取り付けられている。
52より形成され、図5a及び5bに示されるように長さ方向の中央部に溝状のずれ止め
部51を有する。両端は斜めにカットされて斜面部53を有する。底面54は平坦に形成
され、バックシート2に接着により固定しやすくする。
方形の粘着剤層7が設けられている。この粘着剤層7の表面には剥離紙8が貼着されてい
る。6は円筒状をしたブロック状吸収体で、円筒状の布製の袋61の中に真綿等に高分子
吸収性ポリマーを含浸した吸収体62が充填されている。
ートシールして接合して、袋状体12を形成する。パッド固定用棒状体5は袋状体12の
開口部13の幅一杯の長さを有し、その両端は切削面53,53とされているので、両サ
イド25,26を接合した際、隙間が生じなくなる。そして袋状体12の内部にブロック
状吸収体6を収納して、本発明の男性用使い捨て尿取りパッド1が完成する。勿論、予め
基板11にブロック状吸収体6を接着した後、基板11を2つ折りして袋状体12を形成
しても良い。
ッド1の開口部13から陰茎9(図は泌尿器科の手術によって陰茎が短くなった状態を示
している。)を挿入し、陰茎9の根元と陰嚢10の間でパッド固定用棒状体5のずれ止め
部51を挟み込み、その状態でパンツを着用し、バックシート2の延長部14の裏面に設
けられた粘着剤層7の剥離紙8を剥がしてパンツの内面に接着して固定する。この際、延
長部14を上方に引き上げ、なるべくパンツの上の方に接着し、袋状体12が吊り上げら
れているようにして装着することが肝要である。
2 バックシート
3 平面状吸収体
4 トップシート
5 パッド固定用棒状体
6 ブロック状吸収体
Claims (4)
- 長方形の液不透過性のバックシート上に長方形の平面状吸収体と液透過性のトップシート
を積層してなる基板を2つ折して相重なる両サイドを接合して袋状体を形成し、該袋状体
の開口部の内面上部に沿って、軟質な棒状体より形成され、上記開口部一杯の長さを有し
、長さ方向中央部に溝状のずれ止め部が凹設されているパッド固定用棒状体を取り付け、
該パッド固定用棒状体を取り付けた反対側のバックシートを延伸して形成した延長部の裏
面に幅広の粘着剤層を設けると共に、上記袋状体の内部にブロック状吸収体を収納したこ
とを特徴とする男性用使い捨て尿取りパッド。 - 上記粘着剤層上に剥離紙を被着させたことを特徴とする請求項1に記載の男性用使い捨て
尿取りパッド。 - 上記パッド固定用棒状体の上記バックシートに接着される面が平坦な形状を有すること
を特徴とする請求項1記載の男性用使い捨て尿取りパッド。 - 上記ブロック状吸収体は布製の円筒形状袋の中に、真綿、綿状パルプ等の吸収体を充填し
、高分子吸収性ポリマーを含浸したものを使用することを特徴とする請求項1記載の男性
用使い捨て尿取りパッド。
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2010
- 2010-08-13 JP JP2010181271A patent/JP4714298B1/ja active Active
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