JP6682991B2 - 尿専用オムツ - Google Patents

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Description

本発明は、どのような姿勢であっても、漏らさず排尿が可能で、外部から目立たない男性用、またはペット雄用の尿専用オムツに関する。
従来男性用のオムツは、女性と兼用のパンツ型のオムツが一般的に用いられて来た。
パンツ型のオムツは、寝たきりの場合であれば大きな問題はないが、日常に活動している男性のオムツとしては、姿勢が変わったことにより漏れやすいと共に、立ったままでの取替えができず、携帯するにも嵩張るという問題があった。
上記問題に対し、特許文献1では、股間部に着帯するサポータの前面下部に挿通孔を設けて男性器を挿通し、円筒形で弾性を有する基筒を男性器に挿通するようにして、立ったままでも基筒を交換するのが容易な尿とり袋を提案している。
この尿とり袋は、非常にコンパクトで、先端の尿を受ける縁環の付いた尿取り袋だけを取り替えるだけなので、装着しても目立ち難く、トイレでも立ったままでも交換が可能である。また、どの姿勢であっても、漏れにくい等のメリットがある。
しかしながら、常に陰茎亀頭冠を小口径の遮閉筒やリップで押さえているので、着用者に与える違和感が大きい。また、尿とり袋を取替える時に、遮閉筒から亀頭を抜きにくく、亀頭に傷をつけやすいなどの問題がある。
さらに、特許文献2では、着用者の陰茎のみを覆い、外部から目立ちにくいことを特徴とする男性用吸収性物品を提案している。
この男性用吸収性物品は、亀頭などを痛める恐れは少ないが、吸水剤が陰茎と密着していない為、動いた際に漏れる恐れがあり、使用時における着用者の姿勢が制限される問題があった。
特開2007−319633号公報 特開2012−205612号公報
そこで、着用者の陰茎に傷をつける恐れの無く安全で、装着時に違和感がなく、どのような姿勢でも漏れにくく、かつ、携帯性が高く、取替えも容易である男性用、あるいはペット雄用の尿専用オムツを提案することが本発明の課題である。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の尿専用オムツは、着用者の陰茎全体を覆う延長部と、前記着用者の左右の陰嚢を覆うための左陰嚢固定部と、右陰嚢固定部と、から構成される男性用尿専用オムツであって、前記延長部は、液体不透過層と、前記液体不透過層の内側に設けられる液体透過層と、から構成され、前記液体不透過層と前記液体透過層との間に吸水剤を備え、前記延長部と、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部とが隣接する部位に、前記延長部の長手方向に対して垂直な方向に延びる輪状の第1収縮部を備え、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部は、前記液体不透過層のみか
ら構成され、前記左陰嚢固定部と前記右陰嚢固定部とが前記着用者の前記左右の陰嚢を覆って固定するために、前記左陰嚢固定部と前記右陰嚢固定部との固定手段を備えることを特徴とする尿専用オムツである。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項2に係る尿専用オムツは、前記延長部の先端側の少なくとも一部に蛇腹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の尿専用オムツである。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の請求項3に係る尿専用オムツは、前記延長部が、先端と前記第1収縮部との間に、輪状の第2収縮部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の尿専用オムツである。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の請求項4に係る尿専用オムツは、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部が、前記延長部と隣接する部分に対して反対側端部の少なくとも一部に収縮部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の尿専用オムツである。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の請求項5に係る尿専用オムツは、前記延長部が、前記延長部の左右に設けられたシール部と、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部とが接続されるように、前記シール部の少なくとも一部に、面状の収縮シートを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の尿専用オムツである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項6に係る尿専用オムツは、前記固定手段が、面ファスナーであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の尿専用オムツである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項7に係る尿専用オムツは、前記尿専用オムツが、人の男性の陰茎の形状に沿う形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の尿専用オムツである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項8に係る尿専用オムツは、前記尿専用オムツが、ペットの雄の陰茎の形状に沿う形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の尿専用オムツである。
本発明の尿専用オムツは、十分に大きく長い袋状になった延長部に陰茎全体を挿入するので、陰茎亀頭などを傷つける恐れが無く、違和感もなく、かつ、どのような姿勢であっても尿が漏れることなく処理ができる。
さらに、陰茎および陰嚢のみを覆うので、着用時のサイズが小さいため、携帯性が高く、折り畳んで持ち運ぶこともできる。また、立ったままの姿勢での取替えも容易である。
本発明の第一実施形態における尿専用オムツを装着した状態を上方から見た図である。 本発明の第一実施形態における尿専用オムツが尿を吸収し、体積が膨らんだ状態を上方から見た図である。 本発明の第一実施形態における尿専用オムツを装着した状態を側面から見た図である。 本発明の第二実施形態における尿専用オムツを装着した状態を上方から見た図である。 本発明の第二実施形態における尿専用オムツを装着した状態を側面から見た図である。 本発明の第三実施形態における尿専用オムツを装着した状態を上方から見た図である。 本発明の第三実施形態における尿専用オムツを装着した状態を側面から見た図である。 本発明の第四実施形態における尿専用オムツを装着した状態を上方から見た図である。 本発明の第四実施形態における尿専用オムツの展開図である。
以下、本発明の尿専用オムツの実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の尿専用オムツの第一実施形態例を装着した状態の上方から見た図である。オムツ1は、着用者の陰茎4全体を覆う延長部2と、左右の陰嚢42を覆う大径の陰嚢固定部3と、吸水剤22と、からなる。
延長部2は、尿を外部に漏らさないようにするため、液体を透過しない素材で作られる。例えば、ポリオレフィンフィルムやポリエチレンテレフタレートフィルム等を用いることができる。また、様々な太さの陰茎に対しても隙間なく覆うことができるように、ポリウレタン等の素材を用いて伸縮可能なようにしてもよい。
延長部2の内部には、陰茎4先端の外尿道口から排尿される尿を吸収する為、吸水剤22が設けられる。吸水剤22が設けられる位置としては、排尿された尿を効率良く吸収するため、外尿道口付近に設けられる。人が一度に排尿する尿の体積は、寝たきりの高齢者であれば100mLから200mL程度であるが、立って活動することができる人の場合では500mL近い体積の尿を一度に排尿することがある。そのため、一度に大量の尿が排尿された場合であっても尿を全て吸収することができるように、吸水剤22は外尿道口付近だけでなく、延長部2の内側の面に、陰茎4に沿うように設けられていてもよい。吸水剤22の陰茎4側には透水性素材23が設けられ、透水性素材23の外周部は延長部2の内側の面に溶着される。
吸水剤22の材料としては、カルボキシル基を多数持ち、親水性が高いものを用いるとよい。さらに、網目構造に架橋させ、ナトリウム塩の形などにすると、高い吸水性を持つゲルとなり、塩分などを含む尿も非常に吸収しやすいのでより好ましい。例えば、ポリアクリル酸ナトリウムなどを使用できる。これらに、綿状パルプや澱粉などを加えた混合物であっても良い。透水性素材23としては、不織布が使用できる。吸水剤を漏らさず、尿などの水分だけを透過する目の細かい不織布で、肌触りを良くするため、乳酸系ポリマーと熱可塑性のポリオレフィン系ポリマーを主成分とする不織布が好ましい。
また、吸水剤22が尿を吸収したことを視覚的に認識することを容易にするため、オムツ1はインジケーター26を備えていても良い。インジケーター26は延長部2の内側の面と吸水剤22との間に設けられ、延長部2に溶着されることによって固定される。インジケーター26は、水に溶解するとアルカリ性を呈する水溶性化合物と、pHの変化によって色が変化する呈色指示薬を含む親水性組成物とを含有しており、水溶性化合物と吸水剤22に吸収された尿が接触すると水溶性化合物が溶解してアルカリ性を呈し、さらに吸水剤22に吸収された尿が親水性組成物と接触すると、親水性組成物のpHが変化し、親水性組成物の色が変化する。インジケーター26の色の変化は、延長部2のフィルムを通して外部から確認することが可能である。
インジケーター26は延長部2の長手方向に沿って線状に設けられ、上側から見た際に中心線に沿って設けられる。延長部2の上側と下側両方に設けられていても良い。線は1
本であっても良いが、認識のしやすさの観点から複数本に分かれていても良い。線の合計の幅は1〜20mm程度が望ましい。また、線の長さは、吸水剤22が設けられる範囲よりも短ければどのような長さでも良いが、視認性の観点から、10mm以上の長さを有することが好ましい。
陰嚢固定部3は、左右の液不透過フィルム21と、左右の液不透過フィルム21を固定するための面ファスナー31が備えられる。左右の液不透過フィルム21は、陰嚢42と陰茎4の着用者の腹部に近い部分双方を覆うように、陰茎4の上側で重ね合わせられる。左右の液不透過フィルムを、径を調整して面ファスナー31で固定することによって、安定してオムツ1を陰茎4に固定することができると共に、陰嚢固定部3の内面は一続きの液不透過フィルムだけで構成されているので、陰毛の巻き込みを抑えることができる。面ファスナー31を使用することにより、繰り返し剥離や貼り合せを行うことができるので、径の調整がしやすいなどのメリットがある。また、もし面ファスナー31が濡れた場合であっても、面ファスナー31が剥がれる恐れを軽減できる効果もある。
上記面ファスナー31は、陰嚢固定部3を左右の液不透過フィルムの径を調整して、陰嚢42と陰茎4に固定する目的を達成することができれば良く、形状は面ファスナーでなくとも良い。例えば、陰嚢固定部3の左右いずれかに備えられたテープをもう片方に貼り付けることにより、左右の液不透過フィルムを固定しても良い。さらには、左右の液不透過フィルムがあらかじめ固定されており、柔らかいゴムなどによって陰嚢固定部3全体が収縮するようにしても、陰嚢42と陰茎4を固定することは可能である。
延長部2の陰嚢固定部と隣接する部分には、長手方向と直角の方向に沿って環状の第1収縮部51が設けられ、オムツ全体を陰茎4の根元に固定すると共に、尿の流出を防ぐことができる。第1収縮部51にはポリエチレンテレフタレート等、着用者にとって肌触りが不快でなく、陰茎4を締めつけ過ぎない素材を用いるのが良い。
図2は吸水剤22が尿を吸収し、吸収した尿の体積に従って吸水剤22の体積が増加した状態のオムツ1を上から見た図である。吸水剤22が延長部2の先端付近だけでなく、延長部2の長手方向に沿って設けられるため、オムツ1全体が均一に膨らみ、一部だけが目立って大きくなることがない。これにより、排尿後でも装着していることが外部から目立つことがない。
図3は、本発明の尿専用オムツの第一実施形態例を装着した側面から見た図である。陰茎亀頭41の先端に吸水剤22が固定してある。第1収縮部51は陰茎亀頭41と陰嚢42の間に備えられ、オムツを陰茎に確実に固定させると共に、吸水剤22が一度に大量に排出された尿を吸収し切れなかった場合であっても、漏れ出ないようにすることができる。陰嚢固定部3は、オムツ1を陰茎4の根元に固定するよう、陰嚢42を包み込むように覆う。そして、陰茎4の上側で左右の陰嚢固定部を合わせ、面ファスナー31で固定する。
本発明の第一実施形態によれば、オムツが陰茎と陰嚢のみを覆う形状で小型であるため、着用者の陰茎に傷をつける恐れの無く安全で、装着時に違和感がなく、どのような姿勢でも漏れにくく、かつ、携帯性が高く、取替えも容易である尿専用オムツを提供することができる。
図4は、本発明の第二実施形態を装着した状態の上方から見た図である。第一実施形態と同様に、オムツ1は、着用者の陰茎4全体を覆う延長部2と、左右の陰嚢42を覆う大径の陰嚢固定部3と、吸水剤22と、を備える。延長部2は、第一実施形態と同様に、尿を外部に漏らさないようにするため、液体を透過しない素材で作られる。
図5は、本発明の尿専用オムツの第二実施形態例を装着した側面から見た図である。延長部2の内部には、陰茎4先端の外尿道口から排尿される尿を吸収する為、透水性素材23で包装された吸水剤22を備える。透水性素材23は、延長部2の内側の面に溶着される。吸水剤22を透水性素材23で包装することにより、吸水剤22の位置がオムツ1内部で移動しにくくなり、尿道から排尿される尿を確実に吸水することができるようになる。透水性素材23は、延長部2の透水性素材23としては、不織布が使用できる。吸水剤を漏らさず、尿などの水分だけを透過する目の細かい不織布が好ましく、肌触りを良くするため、また、袋状に加工し、吸収剤22を内部に保持するのが容易なように、乳酸系ポリマーや熱可塑性のポリオレフィン系ポリマーを主成分とする融着性を有する樹脂からなる不織布が好ましい。
本発明の第二実施形態によれば、オムツが陰茎と陰嚢のみを覆う形状で小型であり、吸水剤が亀頭に当接する位置に固定されるため、より尿が漏れにくい尿専用オムツを提供することができる。
図6は本発明の第三実施形態を装着した状態の上方から見た図である。第二実施形態と同様に、オムツ1は、着用者の陰茎4全体を覆う延長部2と、左右の陰嚢42を覆う大径の陰嚢固定部3と、吸水剤22と、を備える。
第二実施形態と異なる点として、延長部2の先端側の一部には、長手方向に沿って蛇腹状の形状を備える。蛇腹状の形状にすることにより、延長部2が長手方向に対して伸縮することができ、着用者の陰茎の長さに合わせて陰茎4に沿うように着用することができる。着用者の陰茎に沿うように着用できるようにすることで、吸水剤22が常に外尿道口の近くに位置することができるため、吸水剤22がより尿を吸収しやすくすることができる。さらに、吸収剤の近傍に蛇腹24が備えられるので、吸水剤22が尿を吸収して体積が大きくなっても、それに対応して延長部2が伸び、着用者に圧迫感を感じさせない。
図7は、本発明の尿専用オムツの第三実施形態例を装着した側面図である。延長部2の先端側が蛇腹24になっている為、陰茎4の長さや太さに関わらず、オムツが陰茎4の形状に沿うことができる。
本発明の第三実施形態によれば、オムツが陰茎と陰嚢のみを覆う形状で小型であり、吸水剤が着用者の外尿道口付近に固定されるため、より尿が漏れにくい尿専用オムツを提供することができる。
図8は、本発明の尿専用オムツの第四実施形態例で、装着した状態を上方から見た図である。延長部2の先端と第1収縮部51との間に輪状の第2収縮部52を設けている。これにより、外尿道口から尿が一度に大量に出て、吸水剤22が吸収できない場合であっても、尿専用オムツの外には漏れ出ないようにすると共に、しっかりと延長部2を陰茎4に固定するものである。
陰嚢固定部3の延長部と隣接する側とは反対側の端部には、線状収縮部53を設けた。この収縮部はひも状のゴム等により構成され、引き伸ばした状態で陰嚢固定部3の液不透過フィルムの端に取り付けられている。着用された際に、線状収縮部53は縮んでギャザー状態になり、陰嚢42を包み込むようにして、より安定的に陰茎4にオムツ1を固定することができると共に、オムツ1の体積を小さくするので、目立たないように装着可能になる。
オムツ1は、さらに、延長部2と陰嚢固定部3との間に、凡そ三角形状の収縮シート5
4を備えている。この凡そ三角形状の収縮シート54は、延長部2が下向きもしくは上向きどちらか一方向になるように補助すると共に、著しく左右にずれることを防止し、陰茎4と延長部2を一定の方向に向かせることで、漏れを防止する役目をしている。収縮シート54にはポリエステルゴム等、着用者にとって肌触りが不快でなく、十分に延長部2を固定することができる程度の張力を有する素材を用いるのが好ましい。
図9は、本発明の尿専用オムツの第四実施形態例の展開図である。
延長部2は細長い帯状の液不透過フィルムを中央付近で折り返して作成され、重なった領域の両端をシールされてシール部25を形成し、袋状になっている。中央付近で折り返された部分が延長部2の先端となり、着用時には陰茎4の先端が位置する。シール部25の先端側の一部を蛇腹形状に成形した状態でシールされることで、蛇腹部を形成することができる。
延長部2と陰嚢固定部3との境の左右には凡そ三角形状の収縮シート54が備えられる。陰嚢固定部3の左右の端には、雄の面ファスナー311と雌の面ファスナー310が、それぞれ備えられ、雌側は外面側に、雄側は内面側に備えられている。雄の面ファスナー311と雌の面ファスナー310は、左右の陰嚢固定部が合わせられた時に固定することができればよく、雌雄いずれの面ファスナーが陰嚢固定部3の左右どちらの端に備えられていてもよい。例えば、陰嚢固定部3の左端に雌の面ファスナーが備えられ、陰嚢固定部3の右端に雄の面ファスナーが備えられている場合と、陰嚢固定部3の左端に雄の面ファスナーが備えられ、陰嚢固定部3の右端に雌の面ファスナーが備えられている場合とでは、同様の効果を発揮する。陰嚢固定部3の延長部と隣接する側とは反対側の端部内面側には、線状収縮部53が備えられている。
製造工程において、延長部2の袋部を形成するより前に、透水性素材23で包装された吸水剤22を延長部2の先端となる部分に延長部2の長手方向に沿うように溶着し、その後、延長部2を袋状となるように両端をシールすることにより、先端および陰茎4に沿う部分に吸水剤22を備える、袋状の延長部2を作成することができる。
販売時には、延長部2内部には空洞がない状態で、陰嚢固定部3は貼り合わされているのではなく開いた状態で販売される。着用者は延長部2の内部に陰茎4を挿入し、陰嚢固定部3で陰嚢を覆い、左右の面ファスナーを貼り合わせることで、オムツ1を陰茎4や陰嚢42に確実に固定することができる。
本発明の第四実施形態によれば、オムツが陰茎と陰嚢のみを覆う形状で小型であり、吸水剤が常に尿道口の近くに位置するため、確実に尿を吸収することができ、着用者の陰茎に傷をつける恐れの無く安全で、装着時に違和感がなく、どのような姿勢でも漏れにくく、かつ、携帯性が高く、取替えも容易である尿専用オムツを提供することができる。
本発明の尿専用オムツは、以上のような構成であり、折り畳んだ状態では薄く、持ち運び時の体積を小さくできる。生産性も高く、安価に製造可能である。また、パンツの中に装着した状態でも目立たず、かつ、尿がオムツの外に漏れにくいので、失禁し易い老人などでも安心して外出ができるようになるなど、本発明が与える効果は大きい。
本発明の尿専用オムツは陰茎と陰嚢を覆う特徴を有しているため、人の男性のみならず、陰茎と陰嚢を有しているペットに対しても、同様の方法により装着することが可能である。ペットは人よりも活発に動くため、パンツ型のオムツでは装着が困難であり、本発明のオムツを使用することにより容易に装着が可能となる。
本明細書において、袋、フィルムなどは、その部材を例示した表現であり、その構成に限定されるものではなく、明細書で記載した機能を有するフィルムやその他の部材であっても良い。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、1つの実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせ、若しくは異なる実施形態に開示される構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。
1・・・・・・・・オムツ
2・・・・・・・・延長部
21・・・・・・・液不透過フィルム
22・・・・・・・吸水剤
23・・・・・・・透水性素材
24・・・・・・・蛇腹
25・・・・・・・シール部
26・・・・・・・インジケーター
3・・・・・・・・陰嚢固定部
31・・・・・・・面ファスナー
310・・・・・・雌側面ファスナー
311・・・・・・雄側面ファスナー
4・・・・・・・・陰茎
41・・・・・・・陰茎亀頭
42・・・・・・・陰嚢
51・・・・・・・第1収縮部
52・・・・・・・第2収縮部
53・・・・・・・線状収縮部
54・・・・・・・収縮シート

Claims (8)

  1. 着用者の陰茎全体を覆う延長部と、前記着用者の左右の陰嚢を覆うための左陰嚢固定部と、右陰嚢固定部と、から構成される男性用尿専用オムツであって、前記延長部は、液体不透過層と、前記液体不透過層の内側に設けられる液体透過層と、から構成され、前記液体不透過層と前記液体透過層との間に吸水剤を備え、前記延長部と、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部とが隣接する部位に、前記延長部の長手方向に対して垂直な方向に延びる輪状の第1収縮部を備え、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部は、液体不透過層のみから構成され、前記左陰嚢固定部と前記右陰嚢固定部とが前記着用者の前記左右の陰嚢を覆って固定するために、前記左陰嚢固定部と前記右陰嚢固定部との固定手段を備えることを特徴とする尿専用オムツ。
  2. 前記延長部は、先端側の少なくとも一部に蛇腹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の尿専用オムツ。
  3. 前記延長部は、先端と前記第1収縮部との間に、輪状の第2収縮部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の尿専用オムツ。
  4. 前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部は、前記延長部と隣接する部分に対して反対側端部の少なくとも一部に収縮部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の尿専用オムツ。
  5. 前記延長部は、前記延長部の左右に設けられたシール部と、前記左陰嚢固定部および前記右陰嚢固定部とが接続されるように、前記シール部の少なくとも一部に、面状の収縮シートを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の尿専用オムツ。
  6. 前記固定手段は、面ファスナーであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の尿専用オムツ。
  7. 前記尿専用オムツが、人の男性の陰茎の形状に沿う形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の尿専用オムツ。
  8. 前記尿専用オムツが、ペットの雄の陰茎の形状に沿う形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の尿専用オムツ。
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