JP6454357B2 - 尿取パッド - Google Patents

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Description

本発明は、男性用の尿取パッドに関する。
従来の尿取パッドとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された尿取パッドは、陰茎に装着されて尿を吸収する男性用の尿取パッドであって、横長の長方形状をしている。この尿取パッドは、陰茎に装着される際、次のように組み立てられる。まず、左下の角部を右斜め上方向に折り返した後、当該折返し部分に重なるようにして右下の角部を左斜め上方向に折り返す。次に、折返し部分どうしを両面接着テープで固定する。それにより、円錐形状の陰茎収容部が得られる。
特開2004−57578号公報
特許文献1に記載された尿取パッドにおいては、装着に際して、上述のような組立作業を行うことが必要となる。そのため、装着時に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、陰茎への装着が容易な尿取パッドを提供することを目的とする。
本発明による尿取パッドは、陰茎に装着されて尿を吸収する尿取パッドであって、上記陰茎を収容可能な形状に予め成形された陰茎収容部を備え、上記陰茎収容部には、当該陰茎収容部に収容された上記陰茎が当該陰茎収容部を貫通できるように裂開する部分である裂開予定部が設けられていることを特徴とする。
この尿取パッドにおいては、陰茎収容部が、陰茎を収容可能な形状に予め成形されている。このため、装着に際して、尿取パッドの組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッドの装着が容易となる。
本発明によれば、陰茎への装着が容易な尿取パッドが実現される。
本発明による尿取パッドの第1実施形態を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った端面図である。 陰茎収容部の周方向の伸縮率について説明するための図である。 陰茎収容部の高さ方向の伸縮率について説明するための図である。 図1の尿取パッドにおいて裂開予定部が裂開した状態を示す斜視図である。 図2の円C1で囲まれた部分を示す拡大図である。 本発明による尿取パッドの第2実施形態を示す斜視図である。 図7のVIII−VIII線に沿った端面図である。 吸水体を示す斜視図である。 吸水体を示す底面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による尿取パッドの第1実施形態を示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線に沿った端面図である。尿取パッド1は、陰茎に装着されて尿を吸収する男性用の尿取パッドである。この尿取パッド1は、水洗トイレに流すことが可能であることが好ましい。尿取パッド1は、陰茎収容部10を備えている。
陰茎収容部10は、陰茎を収容可能な形状に予め成形されている。陰茎収容部10は、先端部10aが閉塞され、後端部10bが開放した筒状又は袋状をしている。先端部10aは、陰茎収容部10の頂点を含む一定面積の領域であり、陰茎収容部10に陰茎が収容されているときに当該陰茎の尿道口を覆う。陰茎収容部10の先端部10aは、図2からわかるように、陰茎収容部10の先端部10a以外の部分よりも厚く形成されている。後端部10bは、陰茎の挿入口となる環状の部分である。
陰茎収容部10の周方向の伸縮率は、陰茎収容部10の高さ方向(陰茎の挿入方向)の伸縮率よりも大きいことが好ましい。ここで、陰茎収容部10の周方向の伸縮率は、図3に示すように、陰茎収容部10の最大周長L1の自然周長L0に対する割合として定義される。同図は、陰茎収容部10を先端部10aの側から見た図である。自然周長L0は、陰茎収容部10が力を受けていない状態での周長に等しい。最大周長L1は、陰茎収容部10を径方向に弾性限度まで拡張したときの周長に等しい。ただし、後述する裂開予定部12及び粘着テープ20の影響は、無視するものとする。すなわち、最大周長L1は、裂開予定部12及び粘着テープ20が設けられていない状態で、陰茎収容部10を径方向に弾性限度まで拡張したときの周長に等しい。陰茎収容部10の周方向の伸縮率は、200%以上であることが好ましく、300%以上であることがより好ましい。
また、陰茎収容部10の高さ方向の伸縮率は、図4に示すように、陰茎収容部10の最大高H1の自然高H0に対する割合として定義される。同図は、陰茎収容部10を径方向から見た図である。自然高H0は、陰茎収容部10が力を受けていない状態での高さに等しい。最大高H1は、陰茎収容部10を高さ方向に弾性限度まで拡張したときの高さに等しい。ただし、裂開予定部12及び粘着テープ20の影響は、無視するものとする。陰茎収容部10の高さ方向の伸縮率は、120%以下であることが好ましく、110%以下であることがより好ましい。
図1に戻って、陰茎収容部10には、裂開予定部12が設けられている。裂開予定部12は、陰茎収容部10に収容された陰茎が陰茎収容部10を貫通できるように裂開する部分である。陰茎収容部10には、裂開予定部12に沿って予め切目が形成されている。陰茎収容部10には、裂開予定部12が1つだけ設けられている。裂開予定部12は、線状をしており、陰茎収容部10の高さ方向に延びている。裂開予定部12の長さは、5cm以上であることが好ましく、8cm以上であることがより好ましい。陰茎収容部10の先端部10aには、裂開予定部12が設けられていない。また、裂開予定部12は、陰茎収容部10の後端部10bにまで達しないように設けられている。
図5は、尿取パッド1において裂開予定部12が裂開した状態を示す斜視図である。陰茎収容部10における裂開予定部12の両側を左右に引っ張ることにより、裂開予定部12を裂開させることができる。すなわち、陰茎収容部10においては、裂開予定部12に沿って切目が入った状態で当該裂開予定部12に開口が生じる。これにより、陰茎収容部10における連続する領域の一部が分断される。上記開口を通じて、陰茎収容部10に収容された陰茎の少なくとも一部分(亀頭部を含む部分)を陰茎収容部10の外に出すことができる。そうすることにより、陰茎が、陰茎収容部10の内側から外側に向かって、陰茎収容部10の側面を貫通した状態となる。
図6は、図2の円C1で囲まれた部分を示す拡大図である。陰茎収容部10は、内側シート14、外側シート16及び吸水層18からなる三層構造を有している。内側シート14は、陰茎収容部10の内面(陰茎に対向する面)を構成しており、透水性を有している。内側シート14は、陰茎収容部10の内面の全体にわたって設けられている。内側シート14の材料としては、例えば不織布を用いることができる。外側シート16は、陰茎収容部10の外面(外部に露出する面)を構成しており、不透水性(防水性)を有している。外側シート16は、陰茎収容部10の外面の全体にわたって設けられている。外側シート16の材料としては、例えばプラスチックを用いることができる。内側シート14及び外側シート16は、一方向伸縮性を有することが好ましい。外側シート16は、防水性に加えて、透湿性及び/又は通気性を有することが好ましい。防水透湿性を有する素材としては、例えばゴアテックス(登録商標)が挙げられる。防水性を損なわない程度に微小な穴を外側シート16に多数形成することにより、当該外側シート16に通気性を付与してもよい。
吸水層18は、内側シート14と外側シート16との間に設けられており、吸水性を有している。吸水層18は、内側シート14と外側シート16とで挟まれた領域の略全体に設けられている。陰茎収容部10の先端部10aにおける吸水層18の厚みは、先端部10a以外の部分における吸水層18の厚みよりも大きい。このため、陰茎収容部10においては、上述のように、先端部10aの厚みが、先端部10a以外の部分の厚みよりも大きくなっている。吸水層18の材料としては、例えば、高吸水性樹脂、紙粉、フラッフパルプ、ペーパー(トイレットペーパー又はティッシュペーパー)等を用いることができる。吸水層18は、例えば、シート状の2枚のペーパーと、2枚のペーパー間に挟まれたフラッフパルプとからなっていてもよい。
図1に戻って、陰茎収容部10には、粘着テープ20が設けられている。粘着テープ20は、陰茎収容部10の外面上において、裂開予定部12の両側に沿って設けられている。すなわち、裂開予定部12を挟んで、2つの粘着テープ20が設けられている。
陰茎収容部10は、粘着テープ20によって、下着の内側に貼着される。それにより、尿取パッド1が当該下着に固定される。下着に前開きが設けられている場合、陰茎収容部10は、裂開予定部12が前開きに重なるように、下着の内側に貼着されることが好ましい。具体的には、陰茎収容部10における裂開予定部12の一方の側に広がる部分が、下着における前開きの一方の側に広がる部分に貼着されるとともに、陰茎収容部10における裂開予定部12の他方の側に広がる部分が、下着における前開きの他方の側に広がる部分に貼着されることが好ましい。
尿取パッド1の効果を説明する。尿取パッド1においては、陰茎収容部10が、陰茎を収容可能な形状に予め成形されている。このため、装着の際に尿取パッド1の組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッド1の装着が容易となる。したがって、陰茎への装着が容易な尿取パッド1が実現されている。かかる尿取パッド1は、軽度の尿漏れ対策用として特に好適に用いることができる。
陰茎収容部10は、筒状又は袋状をしている。かかる形状の陰茎収容部10は、陰茎にフィットさせやすいという利点がある。これに対し、特許文献1に記載された尿取パッドにおいては、陰茎収容部が先細りの形状(円錐形状)をしているため、当該陰茎収容部を陰茎にフィットさせにくい。そのため、陰茎収容部の内面と陰茎との間に大きな隙間が生じやすいという問題がある。かかる隙間の存在は、陰茎収容部の外に尿が漏れたり、陰茎から陰茎収容部が不意に外れたりする原因となりかねない。
特に陰茎収容部10は、先端部10aが閉塞されている。これにより、陰茎の尿道口を確実に覆うことができる。これに対し、特許文献1に記載された尿取パッドにおいては、組み立て方によっては陰茎収容部の先端に穴ができてしまう。かかる穴の存在も、陰茎収容部の外に尿が漏れる原因となりかねない。
陰茎収容部10の先端部10aは、陰茎収容部10の先端部10a以外の部分よりも厚く形成されている。この先端部10aは、陰茎の尿道口から放出された尿を直接に受ける部分である。それゆえ、かかる先端部10aを厚くすることにより、尿取パッド1の吸収力を効率良く高めることができる。他方、先端部10a以外の部分を薄くすることは、装着時における尿取パッド1の嵩張りを小さく抑えるのに有利である。
陰茎収容部10には、裂開予定部12が設けられている。トイレで排尿する際、裂開予定部12を裂開させることにより、陰茎収容部10を陰茎から取り外さなくても、陰茎を陰茎収容部10の外に出すことができる。これに対し、裂開予定部12が設けられていない場合、トイレで排尿する際には、陰茎収容部10を陰茎から取り外す作業が必要となり、煩雑である。本実施形態においては、裂開予定部12が設けられているため、かかる煩雑な作業を省略することができる。
陰茎収容部10の先端部10aには、裂開予定部12が設けられていない。これにより、裂開予定部12が裂開した状態においても、陰茎収容部10の先端部10aに穴(開口)が生じないようにすることができる。
裂開予定部12は、陰茎収容部10の後端部10bにまで達しないように設けられている。このため、裂開予定部12が裂開した状態においても、陰茎収容部10の後端部10bの形状(環状)が維持される。これにより、陰茎から陰茎収容部10が不意に外れるのを防ぐことができる。
陰茎収容部10には、裂開予定部12に沿って予め切目が形成されている。このため、裂開予定部12の両側を軽い力で引っ張るだけでも、裂開予定部12を裂開させることができる。
陰茎収容部10には、裂開予定部12が1つだけ設けられている。かかる構成は、陰茎収容部10に不必要な開口が生じにくくするのに有利である。
陰茎収容部10は、粘着テープ20によって、下着の内側に貼着される。これにより、尿取パッド1を下着に容易に固定することができる。このように尿取パッド1が下着に固定されることは、陰茎から陰茎収容部10が不意に外れるのを防ぐのに有利である。
裂開予定部12が下着の前開きに重なるように陰茎収容部10が下着に貼着される場合、前開きの開口と裂開予定部12の開口とを連通させることができる。このため、トイレで排尿する際、尿取パッド1が下着に固定されたままの状態でも、両開口を通じて陰茎を陰茎収容部10及び下着の外に出すことができる。
陰茎収容部10における裂開予定部12の一方の側に広がる部分が下着における前開きの一方の側に広がる部分に貼着されるとともに、陰茎収容部10における裂開予定部12の他方の側に広がる部分が下着における前開きの他方の側に広がる部分に貼着される場合、前開きの開動作に連動させて裂開予定部12を裂開させることができる。すなわち、下着の前開きを開けば、それに追随して裂開予定部12も裂開するようになる。また、排尿後に陰茎をしまう際にも、前開きの閉動作に連動させて裂開予定部12を元に戻すことができる。これにより、トイレでの排尿をスムーズに行うことができる。
陰茎収容部10には、裂開予定部12の両側に沿って粘着テープ20が設けられている。これにより、陰茎収容部10における裂開予定部12の一方の側に広がる部分が下着における前開きの一方の側に広がる部分に貼着されるとともに、陰茎収容部10における裂開予定部12の他方の側に広がる部分が下着における前開きの他方の側に広がる部分に貼着された構成を容易に実現することができる。
裂開予定部12は、陰茎収容部10の高さ方向に延びている。この場合、裂開予定部12の両側を左右方向(周方向)に引っ張ることにより、裂開予定部12を裂開させることができる。かかる構成は、下着の前開きの開動作に連動させて裂開予定部12を裂開させるのに適している。また、裂開予定部12を陰茎収容部10の高さ方向に延在させることにより、裂開予定部12の長さを大きくとりやすくなる。これにより、大きく裂開する裂開予定部12を実現することができる。裂開予定部12が大きく裂開することは、排尿時に陰茎を陰茎収容部10の外に出しやすくするのに有利である。かかる観点から、裂開予定部12の長さは、5cm以上であることが好ましく、8cm以上であることがより好ましい。
陰茎収容部10の周方向の伸縮率が陰茎収容部10の高さ方向の伸縮率よりも大きい場合、次の利点が得られる。すなわち、陰茎収容部10の高さ方向の伸縮率が小さいことにより、粘着テープ20を介して陰茎収容部10を下着に貼着する作業を行いやすくなる。
他方、陰茎収容部10の周方向の伸縮率が大きいことにより、裂開予定部12を左右方向に大きく裂開させることができる。これにより、下着の前開きにおける重なり部分の横幅が広い場合(前開きを開けるためにその両側を左右に大きく引っ張る必要がある場合)であっても、当該前開きの開動作に連動させて裂開予定部12を確実に裂開させることができる。また、陰茎が勃起した場合であっても、当該陰茎が陰茎収容部10によって圧迫されにくくなる。さらに、陰茎収容部10を陰茎に密着させやすくなる。このことは、陰茎から陰茎収容部10が不意に外れるのを防ぐのに有利である。
外側シート16が防水性に加えて透湿性及び/又は通気性を有する場合、陰茎収容部10の内部が蒸れにくくなるため、尿取パッド1の装着時の快適性を高めることができる。
尿取パッド1が水洗トイレに流すことが可能なものである場合、使用済みの尿取パッド1を水洗トイレに流して処分することができるため、尿取パッド1の利便性が向上する。
(第2実施形態)
図7は、本発明による尿取パッドの第2実施形態を示す斜視図である。また、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った端面図である。尿取パッド2は、陰茎に装着されて尿を吸収する男性用の尿取パッドである。尿取パッド2は、陰茎収容部10、及び吸収体30を備えている。陰茎収容部10の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。ただし、本実施形態において陰茎収容部10の先端部10aの厚みは、陰茎収容部10の先端部10a以外の部分の厚みに等しい。すなわち、陰茎収容部10は、全体的に略均一の厚みを有している。
図9及び図10は、それぞれ、吸収体30を示す斜視図及び底面図である。吸収体30は、吸水性を有しており、尿を吸収する。吸収体30は、陰茎収容部10の先端部10aの内側に設けられている。陰茎収容部10に陰茎が収容された状態において、吸収体30は、陰茎収容部10と陰茎との間に介在する。この吸収体30は、交換可能に設けられている。すなわち、吸収体30は、陰茎収容部10に対して着脱自在である。ここで、着脱自在とは、陰茎収容部10及び吸収体30を損傷することなく、陰茎収容部10に対する吸収体30の取付け及び取外しを容易に行えるということである。吸収体30の材料としては、例えば、不織布又はウレタンスポンジを用いることができる。吸収体30には、脱臭剤、消臭剤、芳香剤等が含有されていてもよい。
吸収体30は、傘状をしている。吸収体30の平面形状は、円形である(図10参照)。また、吸収体30は、上面(陰茎収容部10の先端部10aに対向する面)が膨出するとともに、下面(陰茎の尿道口に対向する面)が陥入した立体形状を有している。吸収体30の上面及び下面は、何れも上に凸な曲面である。吸収体30の上面は、陰茎収容部10の内面に隙間なく密着することが好ましい。吸収体30は、傘状の形状を自立的に維持するのに充分な剛性を有している。かかる吸収体30の成形は、例えば、モールド成形又はプレス成形により行うことができる。
尿取パッド2の効果を説明する。陰茎収容部10の先端部10aの内側に、吸収体30が設けられている。これにより、吸収体30が設けられていない場合に比して、尿取パッド2の吸収力を向上させることができる。
吸収体30は、交換可能に設けられている。このため、使用済みの吸収体30を新しいものに交換することにより、陰茎収容部10を繰り返し使用することができ、経済的である。
吸収体30は、傘状をしている。かかる形状は、吸収体30を陰茎の先端部(尿道口及びその周辺)に密着させるのに有利である。
吸収体30は、傘状の形状を自立的に維持するのに充分な剛性を有している。このため、吸収体30は、スペーサとしても機能する。すなわち、かかる吸収体30が設けられた陰茎収容部10においては、陰茎が収容されていないときでも中空の状態を容易に維持することができる。これにより、尿取パッド2の装着時、陰茎収容部10内に陰茎を挿入しやすくなる。
吸収体30が脱臭剤又は消臭剤を含有する場合、吸収体30に吸収された尿に起因する悪臭を除去することができる。また、吸収体30が芳香剤を含有する場合、吸収体30に吸収された尿に起因する悪臭をマスキングすることができる。尿取パッド2のその他の効果は、尿取パッド1と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、裂開予定部12に沿って予め切目が形成されている場合を例示した。しかし、陰茎収容部10は、裂開予定部12の両側を引っ張ったときに初めて、裂開予定部12に沿って切目が生じるように構成されていてもよい。かかる構成は、例えば、裂開予定部12に沿って陰茎収容部10にミシン目を形成することにより実現することができる。その場合、裂開予定部12が裂開する前の状態においては、陰茎収容部10に切目が生じていない。それにより、トイレで排尿する前に、陰茎収容部10に不必要な開口が生じるのを確実に防ぐことができる。
上記実施形態においては、陰茎収容部10が吸水性を有する場合を例示した。しかし、吸収体30を設ける場合、陰茎収容部10は、吸水性を有していなくてもよい。
上記実施形態においては、陰茎収容部10が、内側シート14、外側シート16及び吸水層18からなる複層構造を有する場合を例示した。しかし、陰茎収容部10は、単層構造であってもよい。その場合、陰茎収容部10の材料としては、例えば、ポリウレタン、不織布、コットン等を用いることができる。また、陰茎収容部10は、少なくとも一部が網状に形成されていてもよい。それにより、陰茎収容部10の内部が蒸れにくくなる。例えば、伸縮ネットを用いて陰茎収容部10を構成することにより、全体が網状に形成された陰茎収容部10を得ることができる。
上記実施形態においては、吸収体30が傘状である場合を例示した。すなわち、上面が膨出するとともに下面が陥入した形状を有する吸収体30を例示した。しかし、吸収体30は、上面及び下面が何れも平坦な形状を有していてもよい。吸収体30は、例えば、シート状の2枚のペーパー(第1及び第2のペーパー)と、2枚のペーパー間に挟まれたフラッフパルプとからなっていてもよい。その場合、第1のペーパーが吸収体30の上面を構成し、第2のペーパーが吸収体30の下面を構成することになる。かかる吸収体30は、柔軟性を有するため、各人の陰茎の先端部の形状に合わせて変形させやすいという利点がある。
1 尿取パッド
2 尿取パッド
10 陰茎収容部
10a 先端部
10b 後端部
12 裂開予定部
14 内側シート
16 外側シート
18 吸水層
20 粘着テープ
30 吸収体

Claims (14)

  1. 陰茎に装着されて尿を吸収する尿取パッドであって、
    前記陰茎を収容可能な形状に予め成形された陰茎収容部を備え、
    前記陰茎収容部は、当該陰茎収容部の内面を構成する透水性の内側シートと、当該陰茎収容部の外面を構成する防水性の外側シートと、前記内側シートと前記外側シートとの間に設けられた吸水性の吸水層とからなる三層構造を有しており、
    前記陰茎収容部は、先端部が閉塞され、後端部が開放した筒状又は袋状をしており、
    前記陰茎収容部の前記先端部の厚みは、当該先端部における前記吸水層の厚みが当該先端部以外の部分における前記吸水層の厚みよりも大きいことにより、当該陰茎収容部の前記先端部以外の部分の厚みよりも大きくなっており、
    前記陰茎収容部には、当該陰茎収容部に収容された前記陰茎が当該陰茎収容部を貫通できるように裂開する部分である裂開予定部が設けられていることを特徴とする尿取パッド。
  2. 請求項1に記載の尿取パッドにおいて、
    前記裂開予定部は、線状をしている尿取パッド。
  3. 請求項1又は2に記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部には、前記裂開予定部が1つだけ設けられている尿取パッド。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部には、前記裂開予定部に沿って予め切目が形成されている尿取パッド。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部は、前記裂開予定部の両側を引っ張ったときに初めて、当該裂開予定部に沿って切目が生じるように構成されている尿取パッド。
  6. 請求項5に記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部には、前記裂開予定部に沿ってミシン目が形成されている尿取パッド。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記裂開予定部は、前記陰茎収容部の高さ方向に延びている尿取パッド。
  8. 請求項7に記載の尿取パッドにおいて、
    前記裂開予定部は、前記陰茎収容部の前記後端部にまで達しないように設けられている尿取パッド。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記先端部には、前記裂開予定部が設けられていない尿取パッド。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部の周方向の伸縮率は、当該陰茎収容部の高さ方向の伸縮率よりも大きい尿取パッド。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    当該尿取パッドは、前開きが設けられた下着に固定され、
    前記陰茎収容部は、前記裂開予定部が前記前開きに重なるように、前記下着の内側に貼着される尿取パッド。
  12. 請求項11に記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部における前記裂開予定部の一方の側に広がる部分は、前記下着における前記前開きの一方の側に広がる部分に貼着され、
    前記陰茎収容部における前記裂開予定部の他方の側に広がる部分は、前記下着における前記前開きの他方の側に広がる部分に貼着される尿取パッド。
  13. 請求項12に記載の尿取パッドにおいて、
    前記陰茎収容部には、前記裂開予定部の両側に沿って粘着テープが設けられている尿取パッド。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    当該尿取パッドは、水洗トイレに流すことが可能である尿取パッド。
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