JP6244037B1 - 尿取パッド - Google Patents

尿取パッド Download PDF

Info

Publication number
JP6244037B1
JP6244037B1 JP2016548330A JP2016548330A JP6244037B1 JP 6244037 B1 JP6244037 B1 JP 6244037B1 JP 2016548330 A JP2016548330 A JP 2016548330A JP 2016548330 A JP2016548330 A JP 2016548330A JP 6244037 B1 JP6244037 B1 JP 6244037B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine collection
urine
collection pad
central portion
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016548330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017208410A1 (ja
Inventor
伊藤 博
伊藤  博
節子 伊藤
節子 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Muyu Co Ltd
Original Assignee
Muyu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Muyu Co Ltd filed Critical Muyu Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6244037B1 publication Critical patent/JP6244037B1/ja
Publication of JPWO2017208410A1 publication Critical patent/JPWO2017208410A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/47Sanitary towels, incontinence pads or napkins
    • A61F13/471Sanitary towels, incontinence pads or napkins specially adapted for male use

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

装着が容易な尿取パッドを提供する。尿取パッド(1)は、陰茎から排泄される尿を吸収する尿取パッドである。尿取パッド(1)は、中心部(10)、及び周辺部(20)を備えている。中心部(10)は、装着時に陰茎が当接する部分である。周辺部(20)は、中心部(10)を包囲するように設けられており、非装着時に平面形状を有する。中心部(10)は、周辺部(20)が平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されている。

Description

本発明は、男性用の尿取パッドに関する。
従来の尿取パッドとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された尿取パッドは、陰茎から排泄される尿を吸収する男性用の尿取パッドであって、横長の長方形状をしている。この尿取パッドは、装着に際して、次のように組み立てられる。まず、左下の角部を右斜め上方向に折り返した後、当該折返し部分に重なるようにして右下の角部を左斜め上方向に折り返す。次に、折返し部分どうしを両面接着テープで固定する。それにより、円錐形状の陰茎収容部が得られる。
特開2004−57578号公報
特許文献1に記載された尿取パッドにおいては、装着に際して、上述のような組立作業を行うことが必要となる。そのため、装着時に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、装着が容易な尿取パッドを提供することを目的とする。
本発明による尿取パッドは、陰茎から排泄される尿を吸収する尿取パッドであって、上記陰茎が当接する中心部と、上記中心部を包囲するように設けられ、非装着時に平面形状を有する周辺部と、を備え、上記中心部は、上記周辺部が上記平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されていることを特徴とする。
この尿取パッドにおいては、陰茎が当接する中心部と、中心部を包囲する周辺部とが設けられている。そして、中心部は、尿取パッドの外側に膨れるように構成されている。このように中心部が外側に膨れることにより、中心部の内側には、陰茎を収容する空間が形成される。このため、当該尿取パッドは、陰茎及びその周囲の肌に宛がうだけで装着可能である。それゆえ、装着に際して、尿取パッドの組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッドの装着が容易となる。
本発明によれば、装着が容易な尿取パッドが実現される。
本発明による尿取パッドの第1実施形態を示す平面図である。 図1のII−II線に沿った端面図である。 図1のIII−III線に沿った端面図である。 図2の円C1で囲まれた部分を示す拡大図である。 図1の尿取パッドの装着の仕方を説明するための図である。 本発明による尿取パッドの第2実施形態を示す平面図である。 図6のVII−VII線に沿った端面図である。 図6の尿取パッドにおいて裂開予定部が裂開した状態を示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿った端面図である。 本発明による尿取パッドの第3実施形態を示す平面図である。 図10のXI−XI線に沿った端面図である。 図10の尿取パッドにおいて裂開予定部が裂開した状態を示す平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿った端面図である。 一変形例に係る尿取パッドを示す平面図である。 図14の尿取パッドにおいて上端部が折り返された状態を示す端面図である。 他の変形例に係る尿取パッドを示す平面図である。 図16の尿取パッドにおいてポケットに吸水性シートが収容された状態を示す平面図である。 図16の尿取パッドにおいてポケットに吸水性シートが収容された状態を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による尿取パッドの第1実施形態を示す平面図である。尿取パッド1は、陰茎から排泄される尿を吸収する男性用の尿取パッドである。尿取パッド1は、平面視で矩形をしている。同図は、尿取パッド1の内面(装着時に陰茎に対向する側である内側の面)を示している。尿取パッド1の上下方向(図1の上下方向に等しい。)の長さは、例えば、10cm以上30cm以下である。また、尿取パッド1の左右方向(図1の左右方向に等しい。)の長さは、例えば、5cm以上15cm以下である。この尿取パッド1は、水洗トイレに流すことが可能であることが好ましい。
尿取パッド1は、中心部10、及び周辺部20を備えている。これらの中心部10と周辺部20とは、互いに連設されている。中心部10は、装着時に陰茎が当接する部分である。本実施形態において中心部10は、平面視で、縦長の楕円形をしている。中心部10の上下方向の長さ(長軸の長さ)は、例えば、5cm以上10cm以下である。また、中心部10の左右方向の長さ(短軸の長さ)は、例えば、3cm以上6cm以下である。中心部10は、通気性を有することが好ましい。
周辺部20は、中心部10を包囲するように設けられている。中心部10の周囲全体が、周辺部20によって包囲されている。周辺部20は、非装着時に平面形状を有する。ここで、「平面形状を有する」とは、周辺部20の全体が同一平面上に存在するということである。平面視で、周辺部20の面積は、中心部10の面積よりも大きい。
図2は、図1のII−II線に沿った端面図である。また、図3は、図1のIII−III線に沿った端面図である。これらの図からわかるように、中心部10は、周辺部20が平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されている。これにより、尿取パッド1の内側には凹部が生じ、外側には凸部が生じている。この状態で、中心部10の径d1(図3参照)は、中心部10の深さd2よりも大きい。ここで、中心部10の径は、平面視で中心部10を内包し得る最小の円の直径として定義される。本実施形態におけるように中心部10の平面形状が楕円形である場合、中心部10の径は、長軸の長さに等しくなる。また、中心部10の厚みは、周辺部20の厚みよりも大きい。中心部10は、周辺部20よりも高い吸水性を有している。
図4は、図2の円C1で囲まれた部分を示す拡大図である。尿取パッド1は、内側シート14、外側シート16及び吸水層18からなる三層構造を有している。内側シート14は、尿取パッド1の内面を構成しており、透水性を有している。内側シート14は、尿取パッド1の内面の全体にわたって設けられている。すなわち、内側シート14は、中心部10から周辺部20まで連続して設けられている。内側シート14の材料としては、例えば透水性の不織布を用いることができる。
外側シート16は、尿取パッド1の外面(外側の面)を構成しており、不透水性(防水性)を有している。外側シート16は、尿取パッド1の外面の全体にわたって設けられている。すなわち、外側シート16は、中心部10から周辺部20まで連続して設けられている。外側シート16の材料としては、例えば、不透水性の不織布又はプラスチックを用いることができる。外側シート16は、中心部10において、上記不織布及びプラスチックからなるラミネート構造を有していてもよい。
吸水層18は、内側シート14と外側シート16との間に設けられており、吸水性を有している。吸水層18は、内側シート14と外側シート16とで挟まれた領域の略全体に設けられている。ただし、中心部10における吸水層18の厚みは、周辺部20における吸水層18の厚みよりも大きい。このため、尿取パッド1においては、上述のように、中心部10の厚みが、周辺部20の厚みよりも大きくなっている。
吸水層18の材料としては、例えば、高吸水性樹脂、紙粉等を用いることができる。吸水層18の材料として高吸水性樹脂を用いる場合、当該高吸水性樹脂は、中心部10及び周辺部20のうち中心部10にのみ含有されてもよいし、中心部10及び周辺部20の双方に含有されてもよい。
図5を参照しつつ、尿取パッド1の装着の仕方を説明する。尿取パッド1は、陰茎90及びその周囲の肌に宛がうようにして装着される。このとき、中心部10の内側に陰茎90が当接するように、尿取パッド1の位置を合わせる。また、尿取パッド1の上下方向及び左右方向がそれぞれ身体の上下方向及び左右方向に一致するように、尿取パッド1の向きを合わせる。この状態のまま尿取パッド1の上から下着等を着用することにより、尿取パッド1を身体に固定することができる。なお、尿取パッド1の外面には、当該尿取パッド1を下着等に貼着するための粘着テープが設けられていてもよい。
尿取パッド1の効果を説明する。尿取パッド1においては、陰茎が当接する中心部10と、中心部10を包囲する周辺部20とが設けられている。そして、中心部10は、尿取パッド1の外側に膨れるように構成されている。このように中心部10が外側に膨れることにより、中心部10の内側には、陰茎を収容する空間が形成される。このため、尿取パッド1は、陰茎及びその周囲の肌に宛がうだけで装着可能である。それゆえ、装着に際して、尿取パッド1の組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッド1の装着が容易となる。かかる尿取パッド1は、軽度の尿漏れ対策用として特に好適に用いることができる。
特に中心部10は、周辺部20が平面形状を保った状態のままでも、尿取パッド1の外側に膨れることが可能である。すなわち、尿取パッド1の中心部10のみを局所的に膨れさせることが可能である。このため、周辺部20を陰茎の周囲の肌に密着させたまま、陰茎を収容する空間(中心部10の内側の凹部)を確保することができる。
この点、全体が平面形状を有するシート状の尿取パッドであっても、装着時に尿取パッドの一部が外側に膨れるように折り曲げることにより、陰茎を収容する空間を確保することは可能である。しかしながら、当該尿取パッドは全体が平面形状を有するため、その一部のみを局所的に膨れさせることは困難である。すなわち、尿取パッドの一部を膨れさせようとすると、その周辺部も追随して変形してしまう。そのため、当該周辺部を陰茎の周囲の肌に密着させにくいという問題がある。これに対し、本実施形態においては、周辺部20の変形を伴うことなく中心部10だけを外側に膨れさせることが可能であるため、周辺部20を肌に密着させやすいという利点がある。
尿取パッド1において中心部10は、周辺部20よりも高い吸水性を有している。中心部10は、陰茎から排泄された尿を直接に受ける部分である。それゆえ、かかる中心部10の吸水性を高くすることにより、尿取パッド1の吸収力を効率良く高めることができる。他方、中心部10以外の部分の吸水性を低くすることは、尿取パッド1の製造コストを小さく抑えるのに有利である。
中心部10の厚みは、周辺部20の厚みよりも大きい。これにより、周辺部20よりも高い吸水性を有する中心部10を容易に実現することができる。例えば中心部10及び周辺部20に同一の材料を用いた場合であっても、中心部10の厚みを大きくすることにより、中心部10の吸水性を周辺部20よりも高くすることができる。他方、周辺部20の厚みを小さくすることは、装着時における尿取パッド1の嵩張りを小さく抑えるのに有利である。
平面視で、周辺部20の面積は、中心部10の面積よりも大きい。このように周辺部20の面積を大きくすることにより、陰茎の周囲の肌と下着との間に挟まれる部分の面積が広くなる。このことは、尿取パッド1を身体に対して安定的に固定するのに有利である。
中心部10が外側に膨れた状態で、中心部10においては、径の方が深さよりも大きい。このように中心部10の径を大きくすることにより、中心部10の内側の空間内で、陰茎の位置や向きを変えやすくなる。このことは、尿取パッド1の装着時の快適性を高めるのに有利である。
中心部10が高吸水性樹脂を含有する場合、尿取パッド1の吸収力(特に吸水量)を高めることができる。さらに、中心部10だけでなく周辺部20も高吸水性樹脂を含有する場合、尿取パッド1の吸収力を一層高めることができる。このように高吸水性樹脂は、尿取パッド1の吸収力に寄与する反面、吸水すると膨潤する性質を有する。高吸水性樹脂の膨潤は、尿取パッド1の嵩張りにつながる。そこで、嵩張りを小さく抑えつつ尿取パッド1の吸収力を効率良く高める観点からは、中心部10及び周辺部20のうち中心部10にのみ高吸水性樹脂を含有させることが好ましい。
尿取パッド1の外面に粘着テープが設けられている場合、身体に対する尿取パッド1の固定を強固にすることができる。
尿取パッド1が水洗トイレに流すことが可能なものである場合、使用済みの尿取パッド1を水洗トイレに流して処分することができるため、尿取パッド1の利便性が向上する。(第2実施形態)
図6は、本発明による尿取パッドの第2実施形態を示す平面図である。また、図7は、図6のVII−VII線に沿った端面図である。尿取パッド2は、陰茎から排泄される尿を吸収する男性用の尿取パッドである。尿取パッド2は、中心部30、及び周辺部20を備えている。周辺部20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。中心部30と周辺部20とは、互いに連設されている。中心部30は、装着時に陰茎が当接する部分である。中心部30は、周辺部20が平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されている。
中心部30には、裂開予定部32が設けられている。裂開予定部32は、陰茎が中心部30を貫通できるように裂開する部分である。裂開予定部32は、線状をしており、尿取パッド2の上下方向に延びている。裂開予定部32は、その延在方向(尿取パッド2の上下方向)について、中心部30の全体にわたって設けられている。すなわち、裂開予定部32は、中心部30を縦断している。また、裂開予定部32は、中心部30及び周辺部20のうち中心部30にのみ設けられている。中心部30には、裂開予定部32に沿って予め切目が形成されていてもよい。あるいは、中心部30は、裂開予定部32の両側を引っ張ったときに初めて、当該裂開予定部32に沿った切目が生じるように構成されていてもよい。後者の構成は、例えば、裂開予定部32に沿ったミシン目を中心部30に形成することにより実現することができる。
図8は、尿取パッド2において裂開予定部32が裂開した状態を示す平面図である。また、図9は、図8のIX−IX線に沿った端面図である。裂開予定部32に沿って切目が入った状態でその両側を引っ張ることにより、両図に示すように裂開予定部32を裂開させることができる。尿取パッド2のその他の構成は、尿取パッド1と同様である。
尿取パッド2の効果を説明する。尿取パッド2においては、陰茎が当接する中心部30と、中心部30を包囲する周辺部20とが設けられている。そして、中心部30は、尿取パッド2の外側に膨れるように構成されている。このように中心部30が外側に膨れることにより、中心部30の内側には、陰茎を収容する空間が形成される。このため、尿取パッド2は、陰茎及びその周囲の肌に宛がうだけで装着可能である。それゆえ、装着に際して、尿取パッド2の組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッド2の装着が容易となる。
中心部30には、裂開予定部32が設けられている。裂開予定部32を裂開させることにより、中心部30に開口を形成することができる。当該開口を通じて、陰茎を尿取パッド2の外側に出すことができる。このため、尿取パッド2を装着した状態のままでも、便器に直接排尿することが可能となる。
裂開予定部32は、尿取パッド2の上下方向に延びている。この場合、裂開予定部32の両側を左右に引っ張ることにより裂開予定部32を裂開させることができる。このため、裂開予定部32の裂開動作を装着者自身で行いやすいという利点がある。
裂開予定部32は、その延在方向について、中心部30の全体にわたって設けられている。これにより、裂開予定部32を大きく裂開させることができるため、陰茎を尿取パッド2の外側に出しやすくなる。
裂開予定部32は、中心部30及び周辺部20のうち中心部30にのみ設けられている。この場合、裂開予定部32が裂開した状態においても、周辺部20に不必要な開口が生じないようにすることができる。これにより、陰茎の周囲の肌に対する周辺部20の密着度が低下するのを防ぐことができる。
裂開予定部32に沿った切目が中心部30に予め形成されている場合、裂開予定部32の両側を軽く引っ張るだけで裂開予定部32を裂開させることができる。このため、陰茎を尿取パッド2の外側に容易に出すことができる。
裂開予定部32の両側を引っ張ったときに初めて切目が生じる構成の場合、裂開予定部32を裂開させる前に、尿取パッド2に不必要な開口が生じるのを防ぐことができる。尿取パッド2のその他の効果は、尿取パッド1と同様である。
(第3実施形態)
図10は、本発明による尿取パッドの第3実施形態を示す平面図である。また、図11は、図10のXI−XI線に沿った端面図である。尿取パッド3は、陰茎から排泄される尿を吸収する男性用の尿取パッドである。尿取パッド3は、中心部40、及び周辺部20を備えている。周辺部20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。中心部40と周辺部20とは、互いに連設されている。中心部40は、装着時に陰茎が当接する部分である。中心部40は、周辺部20が平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されている。
中心部40には、裂開予定部42が設けられている。裂開予定部42は、陰茎が中心部40を貫通できるように裂開する部分である。裂開予定部42は、尿取パッド3の上下方向に延びている。裂開予定部42は、その延在方向(尿取パッド3の上下方向)について、中心部40の全体にわたって設けられている。また、裂開予定部42は、中心部40及び周辺部20のうち中心部40にのみ設けられている。中心部40には、裂開予定部42に沿って予め切目が形成されている。中心部40における裂開予定部42の一方の側に広がる部分40aと、中心部40における裂開予定部42の他方の側に広がる部分40bとは、裂開予定部42において互いに重なり合っている。
図12は、尿取パッド3において裂開予定部42が裂開した状態を示す平面図である。また、図13は、図12のXIII−XIII線に沿った端面図である。裂開予定部42の両側を引っ張ることにより、両図に示すように裂開予定部42を裂開させることができる。尿取パッド3のその他の構成は、尿取パッド2と同様である。
尿取パッド3の効果を説明する。尿取パッド3においては、陰茎が当接する中心部40と、中心部40を包囲する周辺部20とが設けられている。そして、中心部40は、尿取パッド3の外側に膨れるように構成されている。このように中心部40が外側に膨れることにより、中心部40の内側には、陰茎を収容する空間が形成される。このため、尿取パッド3は、陰茎及びその周囲の肌に宛がうだけで装着可能である。それゆえ、装着に際して、尿取パッド3の組立作業を行う必要がない。これにより、装着時の手間が省けるため、尿取パッド3の装着が容易となる。
中心部40における裂開予定部42の一方の側に広がる部分40aと、中心部40における裂開予定部42の他方の側に広がる部分40bとは、裂開予定部42において互いに重なり合っている。これにより、裂開予定部42が裂開していない状態のときに、裂開予定部42の切目を通じて尿が尿取パッド3の外に漏れる事態を防ぐことができる。尿取パッド3のその他の効果は、尿取パッド2と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態において、尿取パッドは、上端部が外側に折り返されるように塑性変形することが可能であってもよい。かかる構成は、例えば図14に示すように、尿取パッドの上端部の近傍に線状の可塑性部材50を取り付けることにより、実現することができる。同図は、例として、図1に示した尿取パッドに可塑性部材50を取り付けた場合を示している。図14においては、2つの可塑性部材50が取り付けられている。各可塑性部材50は、尿取パッド1の上下方向に延びている。一方の可塑性部材50は尿取パッド1の左端に沿って設けられており、他方の可塑性部材50は尿取パッド1の右端に沿って設けられている。
上記構成によれば、図15に示すように、尿取パッド1の上端部が外側に折り返された形状を維持することができる。同図は、図14のXV−XV線に沿った端面に相当する。折り返された尿取パッド1の上端部を下着等の上端部に掛止することにより、身体に対する尿取パッド1の固定を強固にすることができる。
上記実施形態において、中心部の内側には、吸水性シートを収容するポケットが設けられていてもよい。図16は、例として、図1に示した尿取パッドにポケット62,64が設けられた場合を示している。これらのポケット62,64は、透水性を有している。図16において、ポケット62は中心部10の左半分の領域内に設けられており、ポケット64は中心部10の右半分の領域内に設けられている。ポケット62は、ポケット64に対向する部分(ポケット62の右端部)が開口となっており、この部分から吸水性シートを出し入れすることができる。同様に、ポケット64は、ポケット62に対向する部分(ポケット64の左端部)が開口となっており、この部分から吸水性シートを出し入れすることができる。
例えば図17に示すように、ポケット62,64には、共通の吸水性シートが収容されてもよい。同図においては、ポケット62,64を跨ぐようにして1つの吸水性シート70が収容されている。あるいは図18に示すように、ポケット62,64には、別々の吸水性シートが収容されてもよい。同図においては、ポケット62に吸水性シート72が収容され、ポケット64に吸水性シート74が収容されている。
上記構成によれば、ポケットに吸水性シートを収容することにより、尿取パッドの吸収力を増強することができる。また、吸水性シートを適宜交換することにより、1つの尿取パッドを長時間にわたって使用することができる。
上記実施形態においては、中心部10が尿取パッドの幾何学的中心上に設けられた場合を例示した。しかし、中心部10は、尿取パッドの幾何学的中心から外れた位置に設けられてもよい。中心部30,40についても同様である。
上記実施形態においては、中心部10が平面視で楕円形である場合を例示した。しかし、中心部10の平面形状は、任意であり、例えば円形又は矩形であってもよい。中心部30,40についても同様である。
上記実施形態においては、尿取パッド1が平面視で矩形である場合を例示した。しかし、尿取パッド1の平面形状は、任意であり、例えば楕円形又は円形であってもよい。尿取パッド2,3についても同様である。
上記実施形態においては、中心部10が周辺部20よりも高い吸水性を有する場合を例示した。しかし、中心部10は、周辺部20と等しい吸水性を有していてもよいし、周辺部20より低い吸水性を有していてもよい。中心部30,40についても同様である。
上記実施形態においては、中心部10の厚みが周辺部20の厚みよりも大きい場合を例示した。しかし、中心部10の厚みは、周辺部20の厚みに等しくてもよいし、周辺部20の厚みより小さくてもよい。中心部30,40についても同様である。
上記実施形態においては、中心部10が、内側シート14、外側シート16及び吸水層18からなる三層構造を有する場合を例示した。しかし、中心部10は、吸水性を有する限り、一層構造又は二層構造であってもよい。また、中心部10と周辺部20とで、層構造が異なっていてもよい。中心部30,40についても同様である。
1 尿取パッド
2 尿取パッド
3 尿取パッド
10 中心部
14 内側シート
16 外側シート
18 吸水層
20 周辺部
30 中心部
32 裂開予定部
40 中心部
42 裂開予定部
50 可塑性部材
62 ポケット
64 ポケット
70 吸水性シート
72 吸水性シート
74 吸水性シート
90 陰茎

Claims (13)

  1. 陰茎から排泄される尿を吸収する尿取パッドであって、
    前記陰茎が当接する中心部と、
    前記中心部を包囲するように設けられ、非装着時に平面形状を有する周辺部と、を備え、
    前記中心部は、前記周辺部が前記平面形状を保った状態で、外側に膨れるように構成されており、
    前記中心部には、前記陰茎が当該中心部を貫通できるように裂開する部分である裂開予定部が設けられており、
    前記裂開予定部は、前記中心部及び前記周辺部のうち前記中心部にのみ設けられていることを特徴とする尿取パッド。
  2. 請求項1に記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部は、前記周辺部よりも高い吸水性を有する尿取パッド。
  3. 請求項2に記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部の厚みは、前記周辺部の厚みよりも大きい尿取パッド。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部は、高吸水性樹脂を含有している尿取パッド。
  5. 請求項4に記載の尿取パッドにおいて、
    前記高吸水性樹脂は、前記中心部及び前記周辺部のうち前記中心部にのみ含有されている尿取パッド。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記裂開予定部は、当該尿取パッドの上下方向に延びている尿取パッド。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記裂開予定部は、当該裂開予定部の延在方向について、前記中心部の全体にわたって設けられている尿取パッド。
  8. 請求項乃至の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部には、前記裂開予定部に沿って予め切目が形成されている尿取パッド。
  9. 請求項に記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部における前記裂開予定部の一方の側に広がる部分と、前記中心部における前記裂開予定部の他方の側に広がる部分とは、前記裂開予定部において互いに重なり合っている尿取パッド。
  10. 請求項乃至の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部は、前記裂開予定部の両側を引っ張ったときに初めて、当該裂開予定部に沿った切目が生じるように構成されている尿取パッド。
  11. 請求項10に記載の尿取パッドにおいて、
    前記中心部には、前記裂開予定部に沿ってミシン目が形成されている尿取パッド。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    当該尿取パッドの上端部の近傍には、当該尿取パッドの上下方向に延びる線状の可塑性部材が取り付けられている尿取パッド。
  13. 請求項1乃至12の何れかに記載の尿取パッドにおいて、
    当該尿取パッドは、水洗トイレに流すことが可能である尿取パッド。
JP2016548330A 2016-06-02 2016-06-02 尿取パッド Active JP6244037B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/066336 WO2017208410A1 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 尿取パッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6244037B1 true JP6244037B1 (ja) 2017-12-06
JPWO2017208410A1 JPWO2017208410A1 (ja) 2018-06-14

Family

ID=60479415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016548330A Active JP6244037B1 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 尿取パッド

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6244037B1 (ja)
WO (1) WO2017208410A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101961485B1 (ko) * 2017-12-11 2019-03-22 (주)세한 성인 남성용 포켓 기저귀

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020073076A (ja) * 2020-02-05 2020-05-14 ひろ子 進藤 尿取りパッド

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5037413A (en) * 1989-03-22 1991-08-06 Muhammad Haque Diaper
JPH0440949A (ja) * 1990-09-27 1992-02-12 Kao Corp 吸収性物品
JP2002052041A (ja) * 2000-08-14 2002-02-19 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品およびその製造方法
JP3122861U (ja) * 2006-03-17 2006-06-29 グローバルネット有限会社 使い捨て男性用軽頻度尿漏れケース
JP3146049U (ja) * 2008-08-21 2008-10-30 丸島 明美 男性用尿パッド及び男性用尿パッドの取付構造
JP2009125407A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Kao Corp 男性用失禁パッド
JP2013154038A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Daio Paper Corp 男性用吸収性物品

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513419U (ja) * 1990-12-29 1993-02-23 弘子 白井 二重式おむつ
JP5145015B2 (ja) * 2007-11-09 2013-02-13 大王製紙株式会社 吸収性物品

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5037413A (en) * 1989-03-22 1991-08-06 Muhammad Haque Diaper
JPH0440949A (ja) * 1990-09-27 1992-02-12 Kao Corp 吸収性物品
JP2002052041A (ja) * 2000-08-14 2002-02-19 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品およびその製造方法
JP3122861U (ja) * 2006-03-17 2006-06-29 グローバルネット有限会社 使い捨て男性用軽頻度尿漏れケース
JP2009125407A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Kao Corp 男性用失禁パッド
JP3146049U (ja) * 2008-08-21 2008-10-30 丸島 明美 男性用尿パッド及び男性用尿パッドの取付構造
JP2013154038A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Daio Paper Corp 男性用吸収性物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101961485B1 (ko) * 2017-12-11 2019-03-22 (주)세한 성인 남성용 포켓 기저귀

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017208410A1 (ja) 2017-12-07
JPWO2017208410A1 (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120283683A1 (en) Diaper
JP6244037B1 (ja) 尿取パッド
JP2009240278A (ja) ペット用オムツ
JP4576314B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP5619393B2 (ja) 吸収パッド
JP5064982B2 (ja) 吸収性物品
JP2010104658A (ja) 尿パッド
JP5237197B2 (ja) 男性用軽失禁パッドの製造方法
JP4094840B2 (ja) 使い捨て紙おむつ
JP6205499B1 (ja) 尿取パッド
JPS59228008A (ja) 使い捨ておむつ
JP6454357B2 (ja) 尿取パッド
JP6159033B1 (ja) 尿取パッド
JP2009082477A (ja) 吸収性物品
JP2011041678A (ja) 尿吸収物品
JP2008073119A (ja) 男性用吸収パッド
JP2000201959A (ja) 尿取りパッド
JP6196392B1 (ja) 尿取パッド
JP6968133B2 (ja) 吸収性物品
JP6541141B1 (ja) 吸水性パッド
JP5460046B2 (ja) 吸収用補助パッド
JP2008093321A (ja) 下着
JP5542497B2 (ja) 吸収性物品
JP2021041040A (ja) 吸収性物品
JP2010207299A (ja) 尿吸収物品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6244037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250