JPH0644527U - 吸尿袋 - Google Patents

吸尿袋

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JPH0644527U
JPH0644527U JP8659892U JP8659892U JPH0644527U JP H0644527 U JPH0644527 U JP H0644527U JP 8659892 U JP8659892 U JP 8659892U JP 8659892 U JP8659892 U JP 8659892U JP H0644527 U JPH0644527 U JP H0644527U
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bag
urine
sheet
shaped attachment
strip
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JP8659892U
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完治 毛利
俊幸 松木
Original Assignee
株式会社ララ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溜まっている尿量が増加して重くなったこと
によって吸尿袋の貼着位置がズレたり貼着が外れたりす
ることがなく、又、種々の運動等に起因して吸尿袋内に
挿入していた陰茎が外部に逸脱することのない、通常の
社会生活を営むことが可能な成人男子に対して好適な吸
尿袋を提供する。 【構成】 帯状取付部7の先端部に貼着された両面接着
テープ1aを介して吸尿袋は貼付位置が固定される。切
欠部8を介して袋部2内に挿入された陰茎は、紐部3を
巻回することにより固定される。陰茎から排泄された尿
は、袋部2内に溜まる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一般に吸尿袋に関し、特に自分の意思で便所へ行き尿を処理すること の出来ない男性の尿失禁患者に対して好適な吸尿袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年における高齢者人口の急激な増加は、自分自身では用の足せない所謂寝た きり老人の増加を招来している。又、OA(オフィス・オートメーション)機器 類を始めとする各種電子機器類の、事業所等への急速な普及は、様々な強迫観念 等、従業者に対する精神的圧迫となって、これがために尿失禁の原因となる、非 尿神経失調症の患者を増加せしめるに到っている。又、種々の病気による感覚麻 痺等に起因する尿失禁患者も増加の一途を辿っている。このように、昼夜を問わ ずに尿を失禁してしまう成人人口が急激に増加するのに伴って、尿失禁から生じ る様々な不具合に対して充分に対応し得る手段の必要性が高まってきた。
【0003】 上述した手段として、まず、下記のごとき構成のオムツを使用する方法が検討 された。即ち、所定面積を有する布と、この布上に敷かれたガーゼや不織布とか ら成るオムツを、陰部に当てて、その上からパンツやブリーフ等、男性用下着を 着用する方法である。上記構成のオムツは、嵩高なために、陰部等にオムツを当 ててその上からパンツ等を着用し、更にその上からズボンを着用すると、股間付 近が大きく膨らんで他人の目に付きやすい。又、股間付近の大きな膨らみは、日 常の様々な生活活動において尿失禁患者の行動の自由を大幅に制限することとな る。よって、寝たきり老人等ならいざ知らず、そうでない尿失禁患者にとっては 上記オムツを着用するのは非常な抵抗感がある。
【0004】 そこで、上記に鑑みて、水分を吸収する部分と蒸れ防止用の部分と水分の漏れ防 止用のシート等を組合わせた構成の成人用紙オムツ(失禁パッドと称されている )を使用する方法が提案された。即ち、上記構成の成人用紙オムツを、尿失禁患 者の腰廻り全体を包むように当ててその上をカバー等で覆って紐やバンド等で結 ぶ方法である。上記構成の成人用紙オムツも、やはり嵩高なために、上述したオ ムツにおけると同様な問題が生じる。例えば尿が出る感覚のみが麻痺している尿 失禁患者にとって、成人用紙オムツを着用して外出した場合、腰廻りが大きくな りごわごわして歩き難いばかりでなく、ガサガサ音がするために周囲の人々に成 人用紙オムツを着用していることを気付かれないように気配りせねばならず、外 出するのが億劫になってくる。又、上記成人用紙オムツは、市販のもので1枚当 り、重さは60〜70g,大きさは厚さが1〜2cm巾30cm長さ70cm位 あるので、これを使用した後に廃棄処理するのも容易ではない。
【0005】 このような事情に鑑みて、寝たきり老人や重病の患者のみならず、単に排尿感 覚のみが麻痺している男子の成人に対しても好適で然も廃棄が容易であり、取替 自由で且つ脱着自在な吸尿袋が提案されるに至った(実公平3ー30101号公 報参照)。上記提案の概要は、ギャザー付袋と、このギャザー付袋の一方の面に 貼り付けられた両面接着テープとから成る吸尿袋に係るもので、前記ギャザー付 袋を両面接着テープを介してパンツやブリーフ等の内面に貼着し、然る後に前記 ギャザーを開いてそこに陰茎を挿入して使用するものである。なお、上記ギャザ ー付袋は、液体高吸収ポリマーと消臭剤との混合物を充填した層状シートとクッ ション用綿とから成る層の両面に、夫々薄紙を密着せしめ、更に上記部材の両面 に、合成樹脂性薄膜と不織布とを接合した防水用層状薄膜体と表面紙とを密着せ しめた積層状構造物を用いて形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成の吸尿袋においては、女性が生理用ナプキンを使用すると きのように、パンツやブリーフ等,男性用下着の内面に両面接着テープを介して 上記吸尿袋を貼着固定するようになっていたために、溜まっている尿の量が増加 して吸尿袋が重くなるとそれによって貼着固定されていた吸尿袋がパンツやブリ ーフ等から外れたり、或いは種々の運動等に起因してギャザー付袋内に臨ませて いた陰茎がギャザー付袋外に逸脱してしまって吸尿袋の使用が無意味となってし まうという不具合があった。
【0007】 従って本考案は、上記不具合を解消するためになされたもので、その目的は、 溜まっている尿量が増加して重くなったことによって吸尿袋の貼着位置がズレた り貼着が外れたりすることがなく、又、種々の運動等に起因して尿袋内に挿入し ていた陰茎が外部に逸脱することがなく、排尿感覚のみが麻痺している尿失禁患 者のごとき通常の社会生活を営むことが可能な成人男子に対して好適な吸尿袋を 提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る吸尿袋は、可撓性の材料によって構 成された、尿を溜める袋部と、この袋部の開口端の一部からこの袋部の底とは反 対方向に所定幅で所定長さ延在している、可撓性の材料から成る帯状取付部と、 この帯状取付部の先端部近傍の、前記袋部の開口端側と反対側の面に取付けられ た接着媒介シートと、を備え、少なくとも前記袋部は、溜まっている尿を吸収す る吸収材シートと、吸収された尿が吸収材シート外へと浸出するのを防止すべく 、この吸収材シートの一方の面に密着せしめられた浸出防止シートと、前記吸収 材シートの、前記浸出防止シートが密着せしめられている面と反対側の面に密着 せしめられて前記各シートとともに積層を形成する透水性シートとを有した略平 板状のシート部材から成っており、前記袋部は、前記シート部材の透水性シート 側が前記袋部の内面側となるようにして形成されている構成とした。
【0009】
【作用】
上記構成の吸尿袋は、以下のごとき態様で使用される。まず、使用者(男性) が着用しているパンツやブリーフ等、男性用下着の中に、陰部(陰茎)と対応さ せて、上記構成の吸尿袋を挿入する。この状態で前記吸尿袋の帯状取付部の先端 部を折り曲げて接着媒介部材を介してパンツやブリーフ等男性用下着のウエスト 側端部に貼着して、前記吸尿袋の挿入位置を固定する。このようにして前記吸尿 袋の挿入位置を固定した後、陰茎を袋部の開口端から袋部内に挿入し、その先端 部を底部に臨ませる。袋部は、前述したように吸収材シートを挟んで浸出防止シ ートと透水性シートが積層された構成のシート部材から成っているために、可撓 性があり、尿が全く溜まっていないときには、扁平な状態となっている。
【0010】 尿道を通して排泄された尿は、袋部内に溜まるが、前述したように袋部が吸収 材シートを挟んで浸出防止シートと透水性シートが積層された構成のシート部材 から成っているために、上記尿は、袋部から外部に漏れるおそれはない。又、袋 部を直にパンツやブリーフ等に貼着する構成となっておらず、前述した構成の帯 状取付部を折り曲げることによって接着媒介シートを介してパンツやブリーフ等 のウエスト側端部に貼着固定したので、袋部内に溜まった尿量が多くなって袋部 が重くなっても、これにより袋部の、上記下着類等に対する貼着が外れて尿が流 出するおそれは極めて小さい。
【0011】 帯状取付部に取付けられた接着媒介シートを、上記下着類に圧着するだけで吸 尿袋の貼着が容易に行なえ、又、帯状取付部を、上記下着類から引き離すだけで 接着媒介シートによる貼着が容易に解除されるから、吸尿袋の取替えは簡単であ る。
【0012】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0013】 図1は、本考案の一実施例に従う吸尿袋の構成を示した平面図である。本考案 の一実施例に従う吸尿袋は、図1を参照して明らかなように、袋部2と、帯状取 付部7と、接着媒介シート、即ち、両面接着テープ1a,1bと、紐部3とを備 えた構成となっている。上記構成について更に詳述すれば、以下のようである。
【0014】 即ち、袋部2は、排出された尿を溜めるためのもので、尿が溜まっていないと きには扁平状態を保持することによって吸尿袋着用者の活動等に必要以上の制約 を与えることがないように、後に詳述するような可撓性の材料によって構成され ている。この袋部2の開口端の一部(本考案の一実施例に従う吸尿袋では、袋部 2の開口端の全周の略1/2に相当する部位)は、この袋部2の底とは反対方向 (図1では上方向)に所定幅(本実施例では、袋部2の開口端の全周の略1/2 )で所定長さ(本実施例では、陰茎6(図4にて示す)の基部からパンツやブリ ーフ等、男性用下着4のウエスト側端部に至る長さ以上の長さ)延在して前記帯 状取付部7を構成している。前記袋部2の開口端の、前記帯状取付部7が延在し ている部位の近傍には、前記帯状取付部7よりもかなり細幅の紐部3が、前記帯 状取付部7と同一方向に延在せしめられている(図1及び図2参照)。前述した 袋部2の、前記帯状取付部7が延在している部位と対向する開口端の部位には、 略円弧状に切欠かれた切欠部8が形成されている。この切欠部8は、前記袋部2 の開口端の、前記細幅の紐部3が延在している部位から離間した位置(本考案の 一実施例に従う吸尿袋では、開口端の略中央部の位置)に形成される。
【0015】 前記帯状取付部7は、本考案の一実施例に従う吸尿袋を、図3及び図4に示す ごとき態様で男性用下着4に貼着固定するためのものである。図1,図2にて示 すように、前記帯状取付部7の先端部近傍の、前記袋部2の開口端側と反対側の 面には、両面接着テープ1aが取付けられている。
【0016】 前記切欠部8は、図4にて示すように、吸尿袋着用者の陰茎6を袋部2内に挿 入させるに際して使用するためのもので、前記切欠部8の切り口は、陰茎6が袋 部2内に挿入し易いように設定されていることが望ましい。前記細幅の紐部3は 、前記切欠部8を介して袋部2内に挿入されている陰茎6が、袋部2外へと逸脱 するのを防止するために設けられたものである。前記紐部3の先端部には、両面 接着テープ1bが貼着されている。前記紐部3は、切欠部8を介して袋部2内に 挿入された陰茎6に巻回した後、先端部の両面接着テープ1bを介して袋部2内 の開口端の他端側(図1では左端側)に貼着することによって陰茎6の位置を固 定し、これにより陰茎6が袋部2外へと逸脱するのを防止するものである。前述 した帯状取付部7及び細幅の紐部3は、図3及び図4にて示すように折り曲げた り巻回したりするために、前記袋部2を構成する材料と同様に、可撓性を有する 材料によって構成される必要がある。
【0017】 本考案の一実施例に従う吸尿袋にあっては、前記袋部2を始め、帯状取付部7 及び細幅の紐部3は、可撓性を有する略平板状のシート部材によって一体的に形 成されている。本考案の一実施例に従う袋部2、帯状取付部7及び細幅の紐部3 を構成する略平板状のシート部材は、尿を吸収する吸収材シートと、吸収された 尿が吸収材シート外へと浸出するのを防止すべく、この吸収材シートの一方の面 に密着せしめられた浸出防止シート(即ち、防水バックシート,以下同じ)と、 前記吸収材シートの、前記浸出防止シートが密着せしめられている面と反対側の 面に密着せしめられて前記各シートとともに積層を形成する透水性シート(即ち 、透水性表面材,以下同じ)とから成るものである。
【0018】 前記袋部2は、上述した略平板状のシート部材の透水性シート側が前記袋部2 の内面側となるように折り重ねられ、この折り重ねられた領域において前記シー ト部材の両側部を袋部2の耳部として接合(例えば縫合等)することによって形 成される。
【0019】 本実施例においては、袋部2,帯状取付部7,紐部3が、上述した構成の略平 板状のシート部材を用いて一体的に形成されているが、排泄された尿を、漏れな いように溜めておく必要のある袋部2のみを、上記略平板状のシート部材を用い て形成することとし、帯状取付部7や細幅の紐部3については、上記略平板状の シート部材とは異なる構造を持った可撓性の材料を用いて形成することとしても 差支えない。
【0020】 なお、上述した略平板状のシート部材を構成している吸収材シートには、尿の 吸収を良好にするために吸尿能力の高い高分子吸収剤を混入したり、吸収材シー トによって吸収された尿から発する悪臭を消すために消臭剤を混入することが望 ましい。又、袋部2は、常時、陰茎6を含む陰部や下腹部5と接触状態に置かれ る。そのため、吸尿袋着用者の活動等に起因して、袋部2と吸尿袋着用者の陰部 や下腹部5とが擦れても、陰部や下腹部5及びその近傍の皮膚が炎症を起こすこ とがないように、例えば綿状パルプ(即ち、セルロース原料により低密度に形成 された繊維材料)のごとき緩衝材料によって、陰部や下腹部5と接触する袋部2 の部分を覆うようにすることも望ましい。
【0021】 上記構成の吸尿袋は、以下のごとき態様で使用される。まず、吸尿袋を着用し ようとする男性の尿失禁患者が、着用しているパンツやブリーフ等、男性用下着 4の中に、陰部(陰茎6)と対応させて、上記構成の吸尿袋を挿入する。この状 態で前記吸尿袋の帯状取付部7の先端部を、図3にて示すように男性用下着4の 外面側に折り曲げて、両面接着テープ1aを介して男性用下着4のウエスト側端 部の外面側に貼着する。これにより前記吸尿袋の挿入位置を固定する。つまり、 帯状取付部7の先端部を折り曲げることにより、男性用下着4のウエスト側端部 に引掛けるとともに、前記両面接着テープ1aを介して男性用下着4の外面側に 貼着することで、吸尿袋の位置を固定するものである。このようにして前記吸尿 袋の挿入位置を固定した後、陰茎6を袋部2の開口端に形成されている切欠部8 を介して袋部2内に挿入し、その(陰茎6の)先端部を袋部2の底部に臨ませる 。袋部2も、帯状取付部7と同様に、吸収材シートを挟んで浸出防止シートと透 水性シートが積層された構成のシート部材から成っているために、可撓性があり 、尿が全く溜まっていないときには、扁平な状態となっている。
【0022】 このようにして、袋部2内に臨ませた陰茎6に対して紐部3を巻回した後、紐 部3の先端部に貼付されている両面接着テープ1bを介して袋部2の開口端の他 端側(図1では左端側)に貼着することによって陰茎6の位置を固定する。これ によって陰茎6が袋部2外へと逸脱するのが防止される。紐部3は、袋部2や帯 状取付部7と同様に、前述した如き構成のシート部材から成っているから可撓性 があり、陰茎6への巻付けが容易に行なえる。
【0023】 陰茎6内の尿道を通して排泄された尿は、袋部2内に溜まるが、袋部2が前記 構成のシート部材から成っているために、上記尿は、袋部2から外部に漏れるお それはなく、吸収材シートによって吸収された尿から生ずる悪臭は、高分子吸収 剤とともに吸収材シート内に混入されている消臭剤によって消臭される。前述し たように、袋部2は、所定長さ(例えば、陰茎6の先端部からパンツやブリーフ 等、男性用下着4のウエスト側端部までの長さ以上の長さ)の帯状取付部7の先 端部に貼着された両面接着テープ1aを介して前記男性用下着4の外側に貼着さ れるように成っているから、袋部2を、直接男性用下着4の内面に両面接着テー プ等を介して貼着したものとは異なって、袋部2内に溜まった尿量が増大して袋 部2が重くなっても、これにより袋部2の、男性用下着4に対する貼着が外れて 尿が外部に流出するおそれはない。又、袋部2内に臨ませた陰茎6は、紐部3に より固定されているので、吸尿袋着用者の様々な活動により、陰茎6が袋部2外 へと逸脱することも防止される。
【0024】 前述したように、吸尿袋の、陰部等と接触し得る部位を、綿状パルプのごとき 緩衝材料によって覆うこととすれば、吸尿袋着用者の諸活動に起因して吸尿袋と 陰部等とが擦れても、それによって陰部等を覆う皮膚に炎症を生ずることはない 。又、袋部2は、既述のように可撓性を有する材料から成っており、尿が溜まっ ていないときには扁平状態を保持するから、吸尿袋を着用しても日常活動にそれ ほど支障とはならない。
【0025】 更に、袋部2が排泄された尿で飽和状態になったときに、最寄のトイレ等、人 目に付かないところで前記吸尿袋を簡単に取り外すことが出来るとともに、新品 の吸尿袋を簡単に着用し直すことが出来るので、男性の尿失禁患者は、安心して 気楽に外出でき、又、様々な日常活動や運動を行なうことが出来る。又、吸尿袋 は、従来から用いられている成人用紙オムツ等と異なってそれほど嵩高なもので ないために、廃棄も容易である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、可撓性の材料によって構成された、尿 を溜める袋部と、袋部の開口端の一部から袋部の底とは反対方向に所定幅で所定 長さ延在している、可撓性の材料から成る帯状取付部と、帯状取付部の先端部近 傍の、袋部の開口端側と反対側の面に取付けられた接着媒介シートとを備え、且 つ袋部を、浸出防止シートを始め、吸収材シートや透水性シートによって積層状 に形成されたシート部材を用いて構成することとしたので、溜まっている尿量が 増加して重くなったことによって吸尿袋の貼着位置がズレたり貼着が外れたりす ることがなく、又、種々の運動等に起因して吸尿袋内に挿入していた陰茎が外部 に逸脱することがなく、排尿感覚のみが麻痺している尿失禁者のごとき通常の社 会生活を営むことが可能な成人男子に対して好適な吸尿袋を提供することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に従う吸尿袋の構成を示した
正面図。
【図2】本考案の一実施例に従う吸尿袋の構成を示した
側面図。
【図3】本考案の一実施例に従う吸尿袋を男性用下着に
貼着した状態を示した側面断面図。
【図4】本考案の一実施例に従う吸尿袋内に、陰茎を挿
入した状態を示す側面断面図。
【符号の説明】
1a 両面接着テープ 2 袋部 7 帯状取付部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の材料によって構成された、尿を
    溜める袋部と、 この袋部の開口端の一部からこの袋部の底とは反対方向
    に所定幅で所定長さ延在している、可撓性の材料から成
    る帯状取付部と、 この帯状取付部の先端部近傍の、前記袋部の開口端側と
    反対側の面に取付けられた接着媒介シートと、 を備え、 少なくとも前記袋部は、 溜まっている尿を吸収する吸収材シートと、吸収された
    尿が吸収材シート外へと浸出するのを防止すべく、この
    吸収材シートの一方の面に密着せしめられた浸出防止シ
    ートと、前記吸収材シートの、前記浸出防止シートが密
    着せしめられている面と反対側の面に密着せしめられて
    前記各シートとともに積層を形成する透水性シートとを
    有した略平板状のシート部材から成っており、 前記袋部は、 前記シート部材の透水性シート側が前記袋部の内面側と
    なるようにして形成されていることを特徴とする吸尿
    袋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸尿袋において、 前記袋部の、前記帯状取付部が延在している部位と対向
    する開口端の部位に、略円弧状の切欠部と、前記開口端
    から前記帯状取付部の延在方向と同方向に延在してい
    る、前記帯状取付部よりも細幅の紐部とを形成するとと
    もに、前記紐部の先端部に、接着媒介シートを取付けた
    ことを特徴とする吸尿袋。
JP8659892U 1992-11-25 1992-11-25 吸尿袋 Pending JPH0644527U (ja)

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