JP4712079B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
開操作ノブと閉操作ノブがそれぞれ1個設けられているので、2つのノブが車室内から見えてしまい見栄えが悪い。
開操作ノブと閉操作ノブがそれぞれ1個設けられているので、手探りではどちらのノブかわかり難い。
本発明の目的は、1個のノブでドアの開操作と閉操作を行うことができる開閉装置を提供することにある。
(1) ベースと、ノブと、カムシャフトと、第1の部材と、第2の部材と、トーションスプリングと、を有し、
前記ベースは、前記トーションスプリングの一端部を固定軸芯まわりに回動可能に支持するスプリング保持部を備えており、
前記ノブは、前記ベースに対して前記カムシャフトの軸方向に移動可能とされており、
前記カムシャフトは、前記ノブとともに前記ベースに対してカムシャフト軸方向に移動し、前記ノブを操作した際に前記第2の部材を押圧する押圧部を備えており、
前記第1の部材は、前記ベースに対して第1の軸芯まわりに回動可能とされており、
前記第2の部材は、前記第1の部材に対して前記第1の軸芯とは異なる第2の軸芯まわりに回動可能とされており、
前記トーションスプリングは、一端部で前記ベースのスプリング保持部に支持され、他端部で前記第2の回動軸芯とは異なる位置で前記第2の部材に連結されており、
(a)前記ノブを操作していないとき、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部は、前記固定軸芯と前記第1の軸芯とを通るターンオーバー面より一側に位置し、
(b)前記ノブを押し込んだとき、前記第2の部材が前記カムシャフトの押圧部によって押圧されて前記第1の部材に対して回動するとともに前記第1の部材が前記ベースに対して回動し、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部が前記ターンオーバー面より他側に移動し、
(c)前記ノブの押し込み操作を解除したとき、前記第2の部材が前記トーションスプリングの付勢力により前記第1の部材に対して回動し、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部が前記ターンオーバー面に対して前記ノブを操作していないときの位置と対称な位置に位置する、
開閉装置。
(2) 前記カムシャフトの押圧部の、前記ターンオーバー面の面直方向の両側端部に、前記ノブを押し込んで前記押圧部で前記第2の部材を押し込んだときに前記第2の軸芯が前記ターンオーバー面の一側から他側に移動する方向に前記第2の部材を回動させる傾斜面が形成されている、(1)記載の開閉装置。
上記(2)の開閉装置では、カムシャフトの押圧部の両側端部に傾斜面が形成されているため、ノブを押し込んで押圧部で第2の部材を押し込んだときに、第2の部材を、第2の軸芯がターンオーバー面の一側から他側に移動する方向に確実に回動させることができる。
本発明実施例の開閉装置10は、車両用収納装置のドアを開閉する装置である。ただし、開閉装置10は、車両用収納装置のドアを開閉する装置に限定されるものではなく、たとえば、車両用カップホルダ装置、車両用灰皿装置等のドアを開閉する装置であってもよい。また、ドア開閉だけでなく力の入力で反復作動をする機構として用いられていてもよい。
車両用収納装置30は、内装装置本体31と、ドア32を有する。
内装装置本体31は、車室側(上方)に開口する収容部31aを有する。内装装置本体31は、車両の内装部材自体であってもよく、内装部材と別体に形成されて内装部材に固定して取付けられていてもよい。
ドア32は、内装装置本体31に回動可能に取付けられている。ドア32は、内装装置本体31に対して、収容部31aの開口を開放する開位置と収容部31aの開口を閉塞する閉位置との間で回動可能である。ドア32は、内装装置本体31に取付けられるドアアーム32aを備えている。
開閉装置10は、図3に示すように、ベース11と、ノブ12と、カムシャフト13と、第1の部材14と、第2の部材15と、トーションスプリング16と、を有する。
ベース11は、トーションスプリング16の一端部16aを固定軸芯P3まわりに回動可能に支持するスプリング保持部11dを備えている。
カムシャフト13は、図4に示すように、ノブ12を押圧操作した際に第2の部材15を上方から押圧する押圧部13aと、後述するターンオーバー面Lの面直方向で押圧部13aの両側に位置する一対の側壁部13bと、を備えている。押圧部13aと側壁部13bは、ターンオーバー面Lに対して対称形状となっている。
一対の側壁部13bは、押圧部13aから下方に延びて設けられている。
一端部16bは、ベース11のスプリング保持部11dに固定軸芯P3まわりに回動可能に支持される(取付けられる)。
他端部16cは、第2の軸芯P2とは異なる位置で第2の部材15に連結されている。他端部16cは、第2の部材15の長手方向中間部(上下方向中間部)に設けられるスプリング用溝15bに引っ掛けられる。
トーションスプリング16は、固定軸芯P3と第1の軸芯P1とを通るターンオーバー面Lを越えたとき(ターンオーバー面L上にあるターンオーバー点を越えたとき)、ターンオーバーする。トーションスプリング16は、図2に示すように、閉位置にあるときのドア32の重心と開位置にあるときのドア32の重心との中央位置でターンオーバーする。
ここで、ノブ12を押してドア32を開ける作動を説明する。ノブ12を押してドア32を閉める作動はノブ12を押してドア32を開ける作動に準じるため、説明を省略する。なお、以下において(図6において)、F1〜F7は、つぎの通りである。
F1:第2の部材15、第1の部材14へのトーションスプリング16からの作用力
F2:F1による第1の部材14への作用力
F3:F1による第2の部材15への作用力
F4:外力(操作力)によるノブ12への作用力
F5:F4によるカムシャフト13の第2の部材15への作用力
F6:F5による第1の部材14への作用力
F7:ノブ12、カムシャフト13へのカムシャフト付勢スプリング13dからの作用力
第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cは、図5(a)に示すように、ターンオーバー面Lより一側に位置する。第2の部材15の上端部は、一対の側壁部13bの一方(ターンオーバー面Lより一側に位置する方、図5(a)において左側に位置する方)に当接している。第2の部材15の上端部と押圧部13aとの間には隙間があり、第2の部材15の上端部と押圧部13aとは接触していない。
このとき、図6(a)に示すように、F7によりノブ12が初期位置に保持される。F1によりF2,F3の分力が生じ、F2で第1の部材14の保持(ドア32の閉状態の保持)、F3で第2の部材15の保持をする。
(b−1)ノブ12を押すと、図5(b)に示すように、ノブ12とカムシャフト13が、カムシャフト13の押圧部13aが第2の部材15に接触するまで、ベース11に対して移動する。
(b−2)さらにノブ12を押してカムシャフト13の押圧部13aが第2の部材15に接触すると、図5(b)(c)に示すように、第2の部材15がカムシャフト13の押圧部13aによって押圧されて第1の部材14に対して回動するとともに第1の部材14がベース11に対して回動する。このとき、図6(b)(c)に示すように、F5が生じ、F5により第2の部材15が回動することでF6が生じ、F6により第1の部材14がベース11に対して回動する。
(b−3)ノブ12をフルストローク押し込んだとき、第2の部材15がさらに第1の部材14に対して回動し、第1の部材14がさらにベース11に対して回動し、図5(c)に示すように、第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cがターンオーバー面Lを超えて該面Lより他側に移動する。第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cがターンオーバー面Lを超えると同時に、図6(c)に示すように、トーションスプリング16から生じるF1,F2,F3の方向がターンオーバー面Lに対して反転する。
上記(b−2)、(b−3)で第1の部材14がベース11に対して回動するため、第1の部材14と連結されているドア32が内装部材31に対して開動する。
ノブ12を押し込んでいた手をノブ12から離すと、図5(d)、図6(d)に示すように、ノブ12とカムシャフト13がF7によりノブ12を押圧操作する前の状態と同じ位置(初期位置)まで戻る。そのため、第2の部材15がカムシャフト13の押圧部13aによる押圧から解放される。押圧が解放されると、第2の部材15がF3により第1の部材14に対して回動し、第2の部材15の上端部が一対の側壁部13bの一方(ターンオーバー面Lより一側に位置する方)から他方(ターンオーバー面Lより他側に位置する方)に移動し該他方に当接する。
第2の部材15の上端部が一対の側壁部13bの他方に当接したとき、第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cはターンオーバー面Lに対してノブ12を操作していないときの位置と対称な位置に位置する。
つぎに、ノブ12を押さずにドア32を手動で開ける作動を説明する。ノブ12を押さずにドア32を手動で閉める作動はノブ12を押さずにドア32を手動で開ける作動に準じるため、説明を省略する。
(a)ノブ12を操作していないとき、第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cはターンオーバー面Lより一側に位置し、(b)ノブ12を押し込んだとき、第2の部材15がカムシャフト13の押圧部13aによって押されて第1の部材14に対して回動するとともに第1の部材14がベース11に対して回動し、第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cがターンオーバー面Lより他側に移動し、(c)ノブ12の押し込み操作を解除したとき、第2の部材15がトーションスプリング16の付勢力により第1の部材14に対して回動し、第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cがターンオーバー面Lに対してノブ12を操作していないときの位置と対称な位置に位置する。そのため、1個のノブ12を押圧操作して第2の軸芯P2とトーションスプリング16の他端部16cをターンオーバー面Lに対して一側から他側に(ノブ12を再度押圧操作した際には他側から一側に(一側から他側に))移動させることができ、1個のノブ12でドア32の開操作と閉操作を行うことができる。
11 ベース
11a ケース
11b カバー
11d スプリング保持部
11e 装着部
12 ノブ
13 カムシャフト
13a 押圧部
13b 側壁部
13c 傾斜面
13d カムシャフト付勢スプリング
13e 逃がし部
14 第1の部材
15 第2の部材
15b スプリング用溝
16 トーションスプリング
16a 巻き部
16b 一端部
16c 他端部
30 車両用収納装置
31 内装装置本体
32 ドア
32a ドアアーム
L ターンオーバー面
P1 第1の軸芯
P2 第2の軸芯
P3 固定軸芯
Claims (2)
- ベースと、ノブと、カムシャフトと、第1の部材と、第2の部材と、トーションスプリングと、を有し、
前記ベースは、前記トーションスプリングの一端部を固定軸芯まわりに回動可能に支持するスプリング保持部を備えており、
前記ノブは、前記ベースに対して前記カムシャフトの軸方向に移動可能とされており、
前記カムシャフトは、前記ノブとともに前記ベースに対してカムシャフト軸方向に移動し、前記ノブを操作した際に前記第2の部材を押圧する押圧部を備えており、
前記第1の部材は、前記ベースに対して第1の軸芯まわりに回動可能とされており、
前記第2の部材は、前記第1の部材に対して前記第1の軸芯とは異なる第2の軸芯まわりに回動可能とされており、
前記トーションスプリングは、一端部で前記ベースのスプリング保持部に支持され、他端部で前記第2の回動軸芯とは異なる位置で前記第2の部材に連結されており、
(a)前記ノブを操作していないとき、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部は、前記固定軸芯と前記第1の軸芯とを通るターンオーバー面より一側に位置し、
(b)前記ノブを押し込んだとき、前記第2の部材が前記カムシャフトの押圧部によって押圧されて前記第1の部材に対して回動するとともに前記第1の部材が前記ベースに対して回動し、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部が前記ターンオーバー面より他側に移動し、
(c)前記ノブの押し込み操作を解除したとき、前記第2の部材が前記トーションスプリングの付勢力により前記第1の部材に対して回動し、前記第2の軸芯と前記トーションスプリングの他端部が前記ターンオーバー面に対して前記ノブを操作していないときの位置と対称な位置に位置する、
開閉装置。 - 前記カムシャフトの押圧部の、前記ターンオーバー面の面直方向の両側端部に、前記ノブを押し込んで前記押圧部で前記第2の部材を押し込んだときに前記第2の軸芯が前記ターンオーバー面の一側から他側に移動する方向に前記第2の部材を回動させる傾斜面が形成されている、請求項1記載の開閉装置。
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2008
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