JP4711977B2 - 可変動弁機構及びこれに用いられるラッシュアジャスタ - Google Patents

可変動弁機構及びこれに用いられるラッシュアジャスタ Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の運転状態に応じてバルブ特性を制御する可変動弁機構及びこの機構に用いられるラッシュアジャスタに関するものである。
内燃機関には、機関の運転状態に応じてバルブのリフト量、作用角及び開閉タイミングを制御する可変動弁機構が用いられることがある。このような可変動弁機構の中には、1)ロッカアームの基端部をラッシュアジャスタに支持され、このラッシュアジャスタを通して供給される油圧を用いて、上記のバルブの可変を行う切替機構をロッカアーム内に有するもの(特許文献1)及び、2)ロッカアームの基端部が軸に支持され、この軸より供給される複数系統の油圧を用いて上記のバルブの可変を多段的に行う切替機構をロッカアーム内に有するもの(特許文献2)が知られている。
米国特許出願公開第2005/ 132990号明細書 特開昭62−121809号公報
しかし、上記1)記載の可変動弁機構は、ロッカアーム内の切替機構へ一系統の油圧しか供給することができないため、内燃機関の運転状態に合わせてバルブを細分化して制御する多段可変には対応することができなかった。また、上記2)記載の可変動弁機構は、ロッカアーム内の切替機構へ複数系統の油圧を供給するため、ロッカアームの基端が、円筒状の軸によって支持され、ラッシュアジャスタで支持されていないことから、バルブクリアランスを自動調整し、メンテナンスフリーとすることができなかった。
そこで、本発明は、ロッカアームをラッシュアジャスタで支持することで、バルブクリアランスが自動調整され、メンテナンスフリーとしながら、複数系統の油圧を用いてバルブの開閉量の変更を多段的に行える切替機構をロッカアーム内に有する可変動弁機構と、ロッカアーム内の切替機構に複数系統の油圧を供給するための複数の油路を有するラッシュアジャスタとを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の可変動弁機構は、回転カムと、回転カムの回転に従い揺動してバルブを開閉するロッカアームと、ロッカアームによるバルブの開閉量を変更する切替機構とを含み構成された可変動弁機構において、ロッカアームが、ラッシュアジャスタによって揺動可能に支持され、切替機構が、ロッカアームに設けられ、切替機構を制御する複数系統の油圧をラッシュアジャスタに設けた複数の油路を通じて切替機構に供給することを特徴とする。
ここで、バルブの開閉量の変更とは、特に限定はされないが、回転カムの回転に従いバルブを駆動する状態とこの駆動を完全に停止する状態との間で切り替える場合や、回転カムの回転に従いバルブを比較的大きいリフト量で開閉する状態と比較的小さいリフト量で開閉する状態との間で切り替える場合等が例示できる。
ロッカアームとしては、特に限定はされないが、回転カムに当接する部材とバルブを駆動する部材と切替機構とを有するもので、回転カムに当接する部材とバルブを駆動する部材とは、一体であってもよいし、別体であってもよい。
回転カムに当接する部材とバルブを駆動する部材とが別体である場合に、回転カムに当接する部材の形態としては、特に限定はされないが、アーム状やリフタ状等が例示できる。また、両部材が係合する位置は、特に限定はされないが、ロッカアームの先端部、基端部、長さ方向の中間部又は後端部でもよい。
バルブを駆動する部材の数量は、特に限定はされないが、単数でもよいし、複数でもよい。
ロッカアームが揺動可能に支持される位置は、特に限定はされないが、基端部でもよいし、ロッカアームの長さ方向の中間部でもよい。
回転カムがロッカアームに当接する位置については、特に限定はされないが、ロッカアームが支持される位置が基端部の場合には、ロッカアームの先端部や長さ方向中間部が、支持される位置が長さ方向の中間部の場合には、ロッカアームの後端部等が例示できる。
切替機構としては、特に限定はされないが、バルブを駆動するロッカアームの複数のアウタアームを回転カムに当接するローラを備えたロッカアームのインナアームに対し、複数の連結ピンを駆動して相対変動不能に連結したり該連結を解除したりすることにより、ロッカアームによるバルブの開閉量を変更するものが挙げられる。
連結ピンの態様としては、特に限定はされないが、連結ピンの数量は、単数でもよいし、複数でもよい。また、連結ピンが設けられる位置については、ロッカアームの先端部、基端部、長さ方向の中間部又は後端部でもよい。
上記目的を達成するため、本発明のラッシュアジャスタは、バルブの開閉量を複数系統の油圧により変更する切替機構を有するロッカアームを先端部で揺動可能に支持するラッシュアジャスタであって、ラッシュアジャスタのプランジャの周部からプランジャの先端部へと連通する複数の内部油路をプランジャに設けたことを特徴とする。
プランジャの形状としては、特に限定はされないが、プランジャの回転を防止するため、先端部にプランジャの回り止め機構を有することが好ましく、具体的には、水平方向の貫通孔を有するリング形状や外周の一部が切欠された形状等が例示できる。また、内部油路に低圧油室への送油機能を付加するために、複数の内部油路のうちの一つが低圧油室へと繋がることが好ましい。さらに、プランジャは、一の部材から作られたものであってもよいし、複数の部材を接合して作られたものであってもよい。
ボディの態様としては、特に限定はされないが、本ラッシュアジャスタが設けられるシリンダヘッドと一体であってもよいし、別体であってもよい。ボディがシリンダヘッドと別体である場合には、ボディの外部に設けられプランジャに油を送る複数の送油管と各送油管に連通する内部油路とが常に連通し、かつ、各送油管同士が連通しないよう送油管と内部油路とを繋ぐ複数の外部連通孔をボディの周部に開口することが好ましい。
本発明の可変動弁機構によれば、ロッカアームをラッシュアジャスタで支持することで、バルブクリアランスが自動調整され、メンテナンスフリーとしながら、ロッカアーム内の切替機構に複数系統の油圧を供給することで、バルブの開閉量の変更を多段的に行える。
また、本発明のラッシュアジャスタによれば、ラッシュアジャスタが複数の内部油路を有することで、ロッカアーム内の切替機構に複数系統の油圧を供給することができる。
回転カムと、回転カムの回転に従い揺動してバルブを開閉するロッカアームと、ロッカアームによるバルブの開閉量を断続的に変更する切替機構とを含み構成された可変動弁機構において、
ロッカアームが、ラッシュアジャスタによって揺動可能に支持され、切替機構が、ロッカアームに設けられ、切替機構を制御する複数系統の油圧をラッシュアジャスタのプランジャに設けられたプランジャの周部から先端部へと連通する複数の内部油路を通じて切替機構に供給する。
図1〜図7は、本発明の実施例1の可変動弁機構10を示している。
本可変動弁機構10は、エンジンのクランク軸(図示略)により回転させられるカムシャフト11に設けられている回転カム12と、シリンダ内部への吸気又はシリンダ内部からの排気のための二つの通気路13のそれぞれの通気口14を開閉するために往復動可能に装着されている二つのバルブ15と、回転カム12の回転に従い揺動してバルブ15を開閉しているロッカアーム20と、ロッカアーム20によるバルブ15の開閉量を断続的に変更している切替機構40と、ロッカアーム20の基端を揺動可能に支持しているラッシュアジャスタ50とを有する。
ロッカアーム20は、回転カム12の回転に従い揺動できるよう回転カム12に当接しているインナアーム21と、インナアーム21の長さ方向の両側方にあって、バルブ15を駆動できるようバルブ15の上端に当接している二つのアウタアーム30と、インナアーム21と二つのアウタアーム30とがそれぞれ揺動できるよう各アーム21、30の基端部を軸支している係合軸35と、ロッカアーム20の先端部の内部にあって、インナアーム21と二つのアウタアーム30とをそれぞれ相対変動不能に連結したり、その連結を解除したりを二つの連結ピン41を駆動することにより行う切替機構40とを有する。
インナアーム21の回転カム12との当接部位は、インナアーム21の長さ方向の中間部であって、ローラ22が回転可能に軸支されている。
アウタアーム30は、切替機構40に油圧を供給するためのアーム油路31を内部に有している。アーム油路31は、アウタアーム30の基端部から先端部まで延びている。
係合軸35は、アーム油路31とラッシュアジャスタ50の内部油路61、62とを繋ぐための軸油路36を内部に有している。また、係合軸35の長さ方向の中間部には、軸油路36へと繋がる開口が二箇所設けられ、係合軸35の両端部にも、軸油路36へと繋がる開口が設けられている。軸油路36は、係合軸35の長さ方向中間部から両端にまで延びている二本であって、両軸油路36は、係合軸35の長さ方向中央部で隔離されており、互いに繋がっていない。なお、係合軸35に軸油路36を穿設するため係合軸35の両端面にある開口には、油の流出を防止するためにそれぞれ鋼球37が圧入されている。
切替機構40は、アウタアーム30の先端部であって、インナアーム21と向き合う面に凹設され、アーム油路31と連通している有底穴状のピン穴32と、インナアーム21の先端部にて設けられている貫通孔状の貫通孔23と、それらの内周面に摺接する一対の連結ピン41と、連結ピンに両端が当接し、連結ピン41を貫通孔23から抜出する方向に付勢しているピンバネ42と、貫通孔23の内面の貫通方向中央に周方向に延び凹設されたリング溝43に嵌合しているCリング44とを有する。
連結ピン41は、共に円柱状の内側ピン45と外側ピン46とからなり、内側ピン45の一方の端面には、凹陥部があり、そこにピンバネ42が当接している。内側ピン45の他方の端面は、外側ピン46の端面と密着している。
ラッシュアジャスタ50は、プランジャ51とプランジャ51の基端部をプランジャ51の長さ方向に摺動可能に支持しているボディ70とを有し、シリンダヘッド80に設けられた設置穴82に挿入されている。
プランジャ51の先端部53は、水平方向に貫通する軸孔52を有するリング形状をしており、軸孔52の内周面には二つの噴出孔54が開口している。このリング形状の先端部53より基端側は、円柱状であり、長さ方向の中央付近より基端側はボディの内面と摺接するために拡径して拡径部55となっている。なお、拡径部55においては、ボディ70の回り止めを形成するため、プランジャ51の軸線を挟んで対向する位置の外周が切欠され長さ方向に基端まで延びる切欠部56が形成されている。両切欠部56の長さ方向中間には、切欠溝57が設けられ、両切欠溝57には、それぞれ内部連通孔58が開口している。プランジャ51の底面の中心には低圧油室60へと繋がる弁孔59が開口している。また、軸孔52には、二つの内部油路61、62と軸油路36とが連通しするように係合軸35が嵌合している。
プランジャ51の内部については、次のようである。内部連通孔58か開口している位置よりも基端側であるプランジャ51の内部には油を溜めておく低圧油室60が形成されている。内部連通孔58が開口している位置から先端側には内部連通孔58と噴出孔54とを連通させる二つの内部油路61、62が形成されている。また、一方の内部油路61は、内部連通孔58が開口している位置よりも基端側に延伸して低圧油室60に繋がっている。
プランジャ51の底面とボディ70の内面とによて囲まれた空間は、高圧油室63となっている。高圧油室63内には、弁孔59と密接するよう弁バネ64によって付勢されている球体65があり、この球体65と弁孔59とを含んで逆止弁66が構成されている。
ボディ70は、有底筒状をしており、長さ方向の中間部には内部連通孔58と送油管81とを連通させるため、二つの外部連通孔71が穿孔されている。また、ボディ70の側壁には、内側面がプランジャ51に設けられている切欠部56と摺接できるよう肉厚となっている肉厚部72がある。
シリンダヘッド80には、オイルポンプ(図示略)より作動油Pが送られる二本の送油管81が形成されている。二本の送油管81は、共にラッシュアジャスタ50が挿入される設置穴82の側部を連絡するように横方向に一条に延び、一部が設置穴82の側部と交わって設置穴82への開口を形成している。この開口から、ラッシュアジャスタ50に作動油Pが供給されている。
二本の送油管81から送られる作動油Pは、それぞれ内部油路61、62、軸油路36及びアーム油路31を経て、ピン穴32へと達しており、送油管81中の作動油Pに圧力が加えられるとその圧力が油圧としてピン穴32まで伝達される。また、各送油管81中の作動油Pは、互いに連通しないようピン穴32までの伝達経路が異なっている。
送油管81中の作動油Pに圧力が加えられる場合には、貫通孔23から抜出する方向にピンバネ42によって付勢されている連結ピン41を、その付勢力に抗して、貫通孔23に挿入される方向に摺動させる。ただし、貫通孔23の貫通方向中央にはCリング44が嵌着されているため、連結ピン41は、Cリング44に当接する位置までしか摺動できない。
また逆に、送油管81中の作動油Pに加えられている圧力が取り除かれる場合には、ピンバネ42の付勢力によて、連結ピン41は、貫通孔23から抜出する方向に摺動する。以上より送油管81中の作動油Pへの圧力を加除することによって、連結ピン41は移動する。
図3に示すように、連結ピン41がCリング44に当接する位置まで移動すると、連結ピン41を構成している内側ピン45は、ピン穴32から抜出し、外側ピン46は、貫通孔23には挿入されていない。即ち、内側ピン45と外側ピン46の境界がインナアーム21とアウタアーム30との間隙に達すると、インナアーム21とアウタアーム30とは、互いに相対変動可能となっている。一方、連結ピン41がCリング44に当接する位置にない場合には、内側ピン45の一部がピン穴32に挿入されていることから、内側ピン45は、貫通孔23とピン穴32とに挿入されており、インナアーム21とアウタアーム30とは、互いに相対変動不能となっている。
図7に示すように、回転カム12が回転するとその回転に従ってインナアーム21は、係合軸35を揺動中心として揺動する。
連結ピン41によりインナアーム21と相対変動不能になっているアウタアーム30は、インナアーム21の揺動に同期し係合軸35を揺動中心として揺動する。そして、アウタアーム30がインナアーム21の揺動に同期して揺動することで、このアウタアーム30に当接しているバルブ15が回転カム12にの回転に従って開閉する。
また、各送油管81中の作動油Pは、互いに連通していないことから、各送油管81毎に作動油Pへの圧力を加除することで、各アウタアーム30毎にインナアーム21との相対変動の可不可の制御が行える。
従って、図7(b)、(f)に示すように、両アウタアーム30がインナアーム21と相対変動不能である場合には、回転カム12の回転に従って両アウタアーム30に当接している二本のバルブ15が開閉する。
また、図7(c)、(g)に示すように、一方のアウタアーム30のみがインナアーム21と相対変動不能であって、他方のアウタアーム30がインナアーム21と相対変動可能である場合には、インナアーム21と相対変動不能となっているアウタアーム30に当接している一本のバルブ15のみが開閉する。
さらに、図7(d)、(h)に示すように、両アウタアーム30がインナアーム21と相対変動可能である場合には、回転カム12の回転に従って両アウタアーム30に当接している二本のバルブ15は開閉しない。
本実施例によれば、次の(a)〜(g)の効果が得られる。
(a)二系統の油圧によって切替機構40を制御することで、三段階のバルブ15の開閉量の変更ができる。
(b)三段階のバルブ15の開閉量の変更ができることで、本実施例を用いた内燃機関の更なる燃費の向上が図れる。
(c)切替機構40をロッカアーム20の先端であるバルブ15の直上に設けることで、ロッカアーム20の回転カム12との当接部位であるローラ22を大きくする必要がなく、カムシャフト11とシリンダヘッド80との間隔が大きくなるのを防止できる。
(d)カムシャフト11とシリンダヘッド80との間隔が大きくなるのを防止できることで、本実施例を用いた内燃機関の全高が高くなるのを防止できる。
(e)ロッカアーム20の基端をラッシュアジャスタ50によって支持することで、バルブクリアランスが自動調整され、メンテナンスフリーとなる。
(f)ラッシュアジャスタ50の先端をリング形状にし、軸孔52に係合軸35を嵌合することで、ラッシュアジャスタ50とロッカアーム20とが離れるのを防止できる。
(g)また、ラッシュアジャスタ50の先端をリング形状にし、軸孔52に係合軸35を嵌合することで、ロッカアーム20が一方のアウタアーム30側に傾く、いわゆる左右傾きを防止できる。
図8〜図10に示す本発明の実施例2は、実施例1とラッシュアジャスタ90が異なる。
具体的には、プランジャ91にボディ94の回り止めのための切欠部がないのとボディ94の側壁に肉厚部がなく内周が略真円であり、かつ外部連通孔95が四箇所穿孔されている。なお、他の部位については、実施例1と同じであることから、以下、実施例1と異なる部位について説明する。
プランジャ91は、長さ方向の中央付近より基端側はボディ94の内面と摺接するため実施例1と同じように拡径して拡径部92となっている。ただし、ボディ94の回り止めのための切欠部は設けられていない。拡径部92の長さ方向の中間部には、プランジャ91の軸線を挟んで対向する位置に切欠溝93が設けられ、両切欠溝93には、それぞれ内部連通孔98が開口している。
ボディ94は、長さ方向の中間部に内部連通孔98と送油管99とを連通させるため、4つの外部連通孔95が穿孔されている。外部連通孔95が穿孔されている外側面には、周方向に延びる外周溝96が凹設されている。ただし、各外部連通孔95同士が外周溝96で繋がらないようにするため、周方向に隣り合う外部連通孔95の間の外周溝96には凸起部97が設けられている。また、ボディ94の内面は、実施例1と異なり、略真円で、肉厚部は、設けられていない。
図10に示すように、ボディ94はプランジャ91によって回り止めがなされないことから、回転をする。しかし、ボディ94に設けられている四つの外部連通孔95と外周溝96により、送油管99と内部油路88、89とは、絶えず連通している。
本実施例によれば、実施例1で得られる効果の他に、次の(h)の効果も得られる。
(h)ボディ94は、プランジャ91によって、設置穴87内での回転が抑制されないことから、ボディの外側面と設置穴87の内側面との間の摩擦が低減できる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で実施することができる。
本発明の実施例1の可変動弁機構の側面図である。 同可変動弁機構のロッカアームの斜視図である。 同ロッカアームの断面図である。 同可変動弁機構のラッシュアジャスタの垂直方向の断面図である。 同ラッシュアジャスタの垂直方向の断面図である。 同ラッシュアジャスタの水平方向の断面図である。 同可変動弁機構のロッカアームの揺動状態の模式図である。 本発明の実施例2の可変動弁機構のラッシュアジャスタの垂直方向の断面図である。 同ラッシュアジャスタの水平方向の断面図である。 同ラッシュアジャスタのボディの回転状態の模式図である。
符号の説明
10 可変動弁機構
12 回転カム
15 バルブ
20 ロッカアーム
21 インナアーム
22 ローラ
30 アウタアーム
40 切替機構
41 連結ピン
50 ラッシュアジャスタ
51 プランジャ
53 先端部(プランジャ)
60 低圧油室
61 内部油路
62 内部油路
63 高圧油室
66 逆止弁
70 ボディ
71 外部連通孔
81 送油管
88 内部油路
89 内部油路
90 ラッシュアジャスタ
91 プランジャ
95 外部連通孔
99 送油管

Claims (6)

  1. 回転カムと、該回転カムの回転に従い揺動してバルブを開閉するロッカアームと、前記ロッカアームによる前記バルブの開閉量を変更する切替機構とを含み構成された可変動弁機構において、
    前記ロッカアームが、ラッシュアジャスタによって揺動可能に支持され、前記切替機構が、前記ロッカアームに設けられ、前記切替機構を制御する複数系統の油圧を前記ラッシュアジャスタに設けた複数の油路を通じて該切替機構に供給することを特徴とする可変動弁機構。
  2. 前記切替機構が、前記バルブを駆動する前記ロッカアームの複数のアウタアームを前記回転カムに当接するローラを備えた該ロッカアームのインナアームに対し、複数の連結ピンを駆動して相対変動不能に連結したり該連結を解除したりすることにより、前記ロッカアームによる前記バルブの開閉量を変更する請求項1記載の可変動弁機構。
  3. バルブの開閉量を複数系統の油圧により変更する切替機構を有するロッカアームを先端部で揺動可能に支持するラッシュアジャスタであって、
    前記ラッシュアジャスタのプランジャの周部から該プランジャの先端部へと連通する複数の内部油路を該プランジャに設けたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  4. 前記先端部に前記プランジャの回り止め機構を有する請求項3記載のラッシュアジャスタ。
  5. 複数の前記内部油路のうちの一が前記プランジャの内部に設けられた低圧油室へと繋がる請求項3又は4に記載のラッシュアジャスタ。
  6. 前記プランジャの基端部を該プランジャの長さ方向に摺動可能に支持するボディの外部に設けられ前記プランジャに油を送る複数の送油管と各前記送油管に連通する前記内部油路とが常に連通し、かつ、各前記送油管同士が連通しないよう前記送油管と前記内部油路とを繋ぐ複数の外部連通孔を前記ボディの周部に開口する請求項3〜5のいずれか一項に記載のラッシュアジャスタ。
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