JP5883853B2 - 内燃機関のバルブ制御装置 - Google Patents

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Description

本開示内容は、内燃機関のバルブ制御装置に関し、特に、内燃機関内でのエンジンバルブの開閉動作を制御するバルブ制御装置に関する。
従来、内燃機関は、給気ガスの供給およびエンジンのシリンダからの排気ガスの排出を調整するポペット弁に依存している。具体的には、1または複数の吸気バルブが、1つの特定のシリンダ内へ流れる給気ガスの供給を調整し、1または複数の排気バルブが、同じシリンダからの排気ガスの排出を調整する。吸気バルブおよび排気バルブの開閉動作は、複数のロッカアームを介して行われ、制御される。より具体的には、吸気バルブおよび排気バルブは、通常時は、従来のバルブスプリングなどの付勢機構によって閉弁位置に維持されているが、ロッカアームが揺動することによって、吸気バルブおよび排気バルブに直線運動をさせ、前記バルブスプリングの付勢に逆らって開く。
一構成において、複数のロッカアームは、複数のカム従動子として機能し、回転するカムシャフトに固定されているカムの運動を吸気バルブおよび排気バルブに伝達する。カムは、吸気バルブおよび排気バルブが所望の開閉パターンで従動するように吸気バルブおよび排気バルブを開くように設計されている1つの特定のカムプロフィルを有することができる。
従来、単一のカムプロフィルを有する単一のカムは、1または複数のバルブを操作する。こうした従来の構成よりも高度化した構成は、特定の1つまたは1組のバルブ用の、2またはそれ以上のカムプロフィルに従動する2またはそれ以上のロッカアームを採用する。前記高度化した構成において、特定の1つまたは1組のバルブ用の前記ロッカアームは、特別に最適化された性能特性を有する複数の異なるカムプロフィルに従動する。例えば、1つの特定のロッカアームと組み合わされたカムは、エンジンが低回転数状態にあるときのエンジンの性能を最適化するように設計されたプロフィルを有することができ、または代替的に、エンジンが高回転数状態にあるときのエンジンの性能を最適化するように設計されたプロフィルを有することができる。
前記カムプロフィルはまた、エンジンを高出力モードまたは高燃費モードで動作させるように設計することもできる。前述したような多重ロッカアームシステムは、エンジンの出力密度(kW/L)を増大するように用いられてきており、より小型化したエンジンであっても同程度の出力を作り出すこともできる。そのような1つの典型的な動弁装置は、同一出願人による米国特許第4,887,563号に記載されており、前記米国特許は、参照することにより、本明細書に明示的に組み込まれる。
前記した技術の変形版は、バルブの運動(例:開閉)を実質的に休止できるものであり、例えば、エンジンの動作中に、作動しているシリンダの数を減らす場合に好ましい。シリンダの休止化は、多気筒内燃機関内にある動作中のシリンダの数を一時的に減らすために幅広く採用されてきており、エンジンの全体的な効率、特に軽負荷時における効率を改善する。前記した構成は、特定の1つまたは1組のバルブに結合する2つのロッカアームを備えることができる。前記2つのロッカアームの一方は、前記特定の1つまたは1組のバルブに当接でき、他方は、所望のカムプロフィルに当接できる。
前記2つのロッカアームの回転軸に平行な長手方向の軸を有する同期ピンは、前記2つのロッカアームを互いに連結でき、その連結を解除できる。このような構成により、前記特定の1つまたは1組のバルブは、1つのカムプロフィルに従動するように作動でき、またはカムプロフィルに一切従動しないように休止できる。そのような同期ピンを複数個用意して、油路を変更する際に供給される油圧によって、前記複数の同期ピンを複数組のロッカアーム内に押し入れたり、前記複数組のロッカアームから押し出したりする。前記複数の同期ピンは、油圧が小さいときの第1の位置と、油圧が大きいときの第2の位置とを含む2つの位置に制限される。
特定の1つまたは1組のバルブに結合するロッカアームの個数、複数の同期ピンによって一緒に連結されるロッカアームの個数、および/または特定の1つまたは1組のバルブに結合させて用いられる同期ピンの個数が制限される場合がある。具体的には、前記した3種類の個数は、サイズ、重量、および/またはコストを考慮することによって制限され得る。エンジン設計における競合的な考慮には、エンジンを小型化して燃料経済性を向上させること、およびエンジンが生み出す出力の量を増大させることが含まれる。
また、1つのエンジンにおいて、1つの特定のシリンダに用いる1または複数のエンジンバルブに対して、3またはそれ以上のバルブリフトパターンを望むのであれば、エンジンの性能を潜在的に下げてしまう複数の問題が発生する。例えば、適切なバルブリフトパターンを迅速に選択できることを保証するためには、高エンジン回転数の間は、すべてのロッカアームが連結されていなければならない。そのようなロッカアームからなる系の慣性重量は、大きくなり、好ましくない。
本発明の一態様によれば、エンジンバルブの開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御装置が提供される。より具体的には、本態様によれば、前記バルブ制御装置は、中央ロッカアームと、第1の隣接ロッカアームと、第2の隣接ロッカアームとを備える。中央ロッカアームは、ロッカシャフトに支持されて前記ロッカシャフトの周りで揺動する。中央ロッカアームが揺動運動をすることで、エンジンバルブに直線運動をさせ、エンジンバルブを開閉する。
第1の隣接ロッカアームは、中央ロッカアームの第1の側に接して、ロッカシャフトに支持されて前記ロッカシャフトの周りで揺動する。第2の隣接ロッカアームは、中央ロッカアームの反対側である第2の側に接して、ロッカシャフトに支持されて前記ロッカシャフトの周りで揺動する。
複数のカムが、エンジンの回転と同期して回転するように駆動する。前記複数のカムは、第1のカムと、第2のカムとを備えている。前記第1のカムは、第1の隣接ロッカアームを、第1のカムの第1のカムプロフィルにしたがってロッカシャフト周りに揺動可能に従動させる。前記第2のカムは、第2の隣接ロッカアームを、第2のカムの第2のカムプロフィルにしたがってロッカシャフト周りに揺動可能に従動させる。
本態様のバルブ制御装置は、中央ロッカアームの揺動運動を、第1の隣接ロッカアームおよび第2の隣接ロッカアームのうちの少なくとも1つと選択して同期させる二元同期ピンをさらに備える。前記二元同期ピンは、第1のカムに対応する第1の隣接ロッカアームの揺動運動が中央ロッカアームに伝達される第1の状態と、第2のカムに対応する第2の隣接ロッカアームの揺動運動が中央ロッカアームに伝達される第2の状態と、揺動運動が第1の隣接ロッカアームからも第2の隣接ロッカアームからも伝達されない第3の状態とを有する。
本発明の他の態様によれば、エンジンバルブの開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御装置が提供される。前記バルブ制御装置においては、中央ロッカアームは、支持されて揺動し、少なくとも1つの第1のエンジンバルブに直線運動をさせる。中央ロッカアームの運動は、カム表面を有するカムによって決まる。
第1のロッカアームは、前記中央ロッカアームの第1の側に隣接して支持されて揺動し、少なくとも1つの第2のエンジンバルブに直線運動をさせる。第1のロッカアームの運動は、前記カム表面を有する前記カムによって決まる。
第2のロッカアームは、前記中央ロッカアームの反対側である第2の側に隣接して支持されて揺動し、少なくとも1つの第3のエンジンバルブに直線運動をさせる。第2のロッカアームの運動は、前記カム表面を有する前記カムによって決まる。
本発明のさらに他の態様によれば、エンジンバルブの開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御装置が提供される。前記バルブ制御装置においては、中央ロッカアームは、支持されて揺動し、少なくとも1つのエンジンバルブに直線運動をさせる。
第1のロッカアームは、前記中央ロッカアームの第1の側に隣接して支持されて揺動し、少なくとも1つのエンジンバルブに直線運動をさせる。
第2のロッカアームは、前記中央ロッカアームの反対側である第2の側に隣接して支持されて揺動し、少なくとも1つのエンジンバルブに直線運動をさせる。
本発明のさらに他の態様によれば、内燃機関内のエンジンバルブの複数のロッカアームと同期する方法が提供される。前記した方法において、2つの隣接ロッカアームが両側に配置されている中央ロッカアームが、エンジンバルブに直線運動をさせる。
エンジンバルブは、中央ロッカアームの揺動運動によって従動する。前記2つの隣接ロッカアームの一方からの揺動運動は、同期ピンを介して前記中央ロッカアームに選択的に伝達される。前記2つの隣接ロッカアームの他方からの揺動運動は、前記同期ピンを介して前記中央ロッカアームに選択的に伝達される。
本発明のさらなる態様によれば、エンジンのシリンダの1または複数のバルブを、動作に関する3つのモードで動作できる3方向動弁系が提供される。例として、前記3つのモードは、通常モードと、高出力モードと、休止モードとを含むことができる。通常モードは、例えば、エンジンの始動およびエンジンの低回転数加速に最適となる。高出力モードは、例えば、エンジンからの最大出力を生み出すのに最適となる。休止モードは、シリンダに対してバルブを十分に閉じることによってエンジンの1または複数のシリンダを休止し、燃料を節約するタイプとなる。
本発明のさらなる他の態様によれば、3つの位置をとることができる動弁機構用の同期ピンが提供される。前記同期ピンは、前記同期ピンの軸方向長さを選択的に変えることができる2またはそれ以上の部分ピンを含むことができる。前記同期ピンの可変長は、隣接する複数のロッカアームを選択的に結合するように用いられ、同期運動を実現する。
エンジンバルブの開閉動作を制御するバルブ制御装置を示す正面図であって、部分的に断面図として示している。 図1のバルブ動作装置の部分平面図であって、エンジンバルブのロッカアームおよび対応するカムを示している。 図1および図2のバルブ動作装置と同様のバルブ動作装置の概略図であって、ロッカアームの揺動運動と選択的に同期する二元同期ピンを示している。 さまざまな動作状態における図3の同期ピンの概略断面図(A)〜(C)で さまざまな動作状態における図3の同期ピンの概略斜視図(A)〜(C)である。 ロッカアーム用のカムのさまざまな組み合わせを示す、カムに関する典型的な表である。 図3の代替的な実施形態に係る同期ピンを構成する1つの部分ピンの斜視図である。 さまざまな動作位置をとる代替的な実施形態に係る同期ピンを示す概略斜視図(A)〜(C)である。 さまざまな動作位置をとる他の代替的な実施形態に係る同期ピンを示す概略斜視図(A)〜(C)である。 さまざまな動作位置をとるさらに他の代替的な実施形態に係る同期ピンを示す概略斜視図(A)〜(C)である。 さらに他の代替的な実施形態に係る同期ピンの概略図である。 代替的な実施形態に係るバルブ動作装置の概略図である。
ここで本願の図面を参照すると、図示されている内容は、1または複数の典型的な実施形態を説明するという目的のためだけ存在するのであり、前記した実施形態を限定するという目的のために存在するのではない。図1および図2は、エンジンバルブ12の開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御同期装置10を図示する。
図2に最も良く示されているが、本明細書において動弁系としても参照されるバルブ制御装置10は、ロッカシャフト16に支持されてロッカシャフト16の周りで揺動し、エンジンバルブ12に直線運動をさせる中央ロッカアーム14を備える。つまり、中央ロッカアーム14が揺動運動することによって、エンジンバルブ12は、直線運動をして、バルブ開閉動作を行う。第1の隣接ロッカアーム18は、中央ロッカアーム14の第1の側14aに隣接してロッカシャフト16に支持されてロッカシャフト16の周りで揺動し、第2の隣接ロッカアーム20は、中央ロッカアーム14の反対側14bに隣接してロッカシャフト16に支持されてロッカシャフト16の周りで揺動する。
バルブ制御装置10は、エンジン本体の上方に配置されて回転するカムシャフト22を備える。カムシャフト22は、例えば、エンジンの回転速度に対して1/2の速度比で、エンジンの回転と同期するように回転できる。カムシャフト22は、ロッカシャフト16の上方の適切な位置に固定され、回転する。複数のカム(例:カム24,26,28)が、カムシャフト22に固定されており、カムシャフト22の回転を介してエンジンの回転と同期して駆動されて回転する。
図示された実施形態において、前記複数のカムは、第1のカム24の第1のカムプロフィルによって第1の隣接ロッカアーム18をロッカシャフト16周りに揺動可能に従動させる第1のカム24と、第2のカム26の第2のカムプロフィルによって第2の隣接ロッカアーム20をロッカシャフト16周りに揺動可能に従動させる第2のカム26とを備える。第3のカム28は、第3のカム28の第3のカムプロフィルによって中央ロッカアーム14をロッカシャフト16周りに揺動可能に従動させることができるが、従動させなくてもよい。
カムシャフト22は、エンジンによって回転するように駆動し、エンジンと同期するカム24,26,28を回転させる。カム24,26,28と、カム24,26,28の各々と位置が合っているロッカアーム14,18,20との間で当接することによって、カムシャフト22の回転運動は、ロッカシャフト16周りのロッカアーム14,18,20の揺動運動に変換される。したがって、ロッカアーム14,18,20は、カムシャフト22に平行なロッカシャフト16に固定されるカム従動子として揺動可能に支持されているとともに、カム24,26,28の各々によって選択的に駆動される。
そのため、第1の隣接ロッカアーム18の運動は、第1のカムプロフィルを有する第1のカム24によって決まり、第2の隣接ロッカアーム20の運動は、第2のカムプロフィルを有する第2のカム26によって決まる。第3のカム28を備えている場合、中央ロッカアーム14の運動は通常、第3のカムプロフィルを有する第3のカムによって決まる。
図1および図2に示す実施形態において、エンジンバルブ12は、第3のカム28と軸方向に位置が合っている中央ロッカアーム14によって直接開弁するとともに、閉じることが許容されている。第1の隣接ロッカアーム18は、第1のカム24と軸方向に位置が合っており、第2の隣接ロッカアーム20は、第2のカム26と軸方向に位置が合っている。当業者には、既知であり理解されることであるが、ロッカアーム14,18,20の各々は、カム24,26,28の各々と滑り接触して保持されているカム従動子(例:図1のカム従動子14c)の各々を備えることができる。
中央ロッカアーム14はエンジンバルブ12の上方の位置にまで延在している。図示するように、タペットねじ30は、中央ロッカアーム14の端部を貫通することで、エンジンバルブ12の上端と当接することができる。リテーナ32は、エンジンバルブ12の上端に取り付けることができる。エンジンバルブ12は通常、リテーナ32とエンジン本体(図示せず)の一部との間に配置されているバルブスプリング34によって閉弁方向に(すなわち、図1においては上方へ)付勢されている。
エンジンバルブ12は、開弁方向に(すなわち、図1においては下方へ)エンジンバルブ12を駆動して、バルブスプリング34の付勢に抗して中央ロッカアーム14によって開位置に移動する。当業者には、既知であり理解されることであるが、カム24,26,28の各々との滑り接触の際に、ロッカアーム14,18,20を付勢または保持するための複数のリフタ(図示せず)を採用してもよいし、および/または、カム24,26,28と滑らかに当接するために、ロッカアーム14,18,20に接する複数のローラ36(図3)を備えてもよい。
図1〜図3に示す実施形態において、上記したように、中央ロッカアーム14の端部は、エンジンバルブ12に直線開運動をさせる。図示された本実施形態は、中央ロッカアーム14によって動作される1つだけのエンジンバルブ12を示しているが、中央ロッカアーム14が任意個数のエンジンバルブ12を動作させることができることは理解されるであろう。例えば、中央ロッカアーム14の端部は、1対の離隔した脚部を有するY字形の形状とすることで、2つのエンジンバルブを動作させることができる。
図3をさらに参照すると、バルブ制御装置10は、二元同期ピン40を備える二元同期ピン組立部38をさらに備えており、中央ロッカアーム14の揺動運動を、第1の隣接ロッカアーム18および第2の隣接ロッカアーム20のうちの少なくとも1つに選択的に同期させる(つまり、第1の隣接ロッカアーム18および第2の隣接ロッカアーム20の片方または両方の揺動運動を中央ロッカアーム14に選択的に伝達する)。詳細は後記するが、二元同期ピン40を備える二元同期ピン組立部38は、中央ロッカアーム14を貫通して画成され、かつ、第1の隣接ロッカアーム18および第2の隣接ロッカアーム20の各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されているボア42の中に入っている。
選択的結合部と代替的に呼ぶこともできる二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40は、第1のカム24に対応する第1の隣接ロッカアーム18の揺動運動が中央ロッカアーム14に伝達される第1の状態を有する。前記第1の状態において、二元同期ピン組立部38は、第1の隣接ロッカアーム18と中央ロッカアーム14との間に架設していることで第1の隣接ロッカアーム18の揺動運動を中央ロッカアーム14に伝達する。
二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40はまた、第2のカム26に対応する第2の隣接ロッカアーム20の揺動運動が、第2の隣接ロッカアーム20と中央ロッカアーム14との間に架設している二元同期ピン組立部38によって中央ロッカアーム14に伝達され、第2の隣接ロッカアーム20からの揺動運動を中央ロッカアーム14に伝達する第2の状態を有する。
二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40はまた、第1の隣接ロッカアーム18からの揺動運動も第2の隣接ロッカアーム20からの揺動運動も伝達しない第3の状態を有することもできるが、任意的である。
図示された実施形態の二元同期ピン40は、軸方向長さが可変であり、第1の隣接ロッカアーム18と中央ロッカアーム14との間を架設するかまたは架設させるか、また、第2の隣接ロッカアーム20と中央ロッカアーム14との間を架設するかまたは架設させる。具体的には、二元同期ピン40は、ロッカアーム12,18,20の内部に画成されているボア42の内部に移動可能に配置されており、中央ロッカアーム14を、第1の隣接ロッカアーム18または第2の隣接ロッカアーム20のいずれかに選択的に連結する。
ボア42は、ロッカシャフト16(およびカムシャフト22)と略平行となる方向に向いている軸44を有し、ボア42内の二元同期ピン40が軸44に沿って動くことで、中央ロッカアーム14は、第1の隣接ロッカアーム18に連結して第1の隣接ロッカアーム18との同期揺動運動と、第2の隣接ロッカアーム20に連結して第2の隣接ロッカアーム20との同期揺動運動とを選択して行う。
図3に示す実施形態において、二元同期ピン40は、動弁機構用の同期ピンと呼ぶこともできるが、第1の補助ピン50と第2の補助ピン52との間に配置されている(つまり、図3の二元同期ピン組立部38は、二元同期ピン40と、第1の補助ピン50と、第2の補助ピン52を備えている)。より具体的に、図4(A)〜図4(C)および図5(A)〜図5(C)をさらに参照すると、第1の補助ピン50は、第1の隣接ロッカアーム18内に画成されているボア42の第1の部分54の中に入っている。第2の補助ピン52は、第2の隣接ロッカアーム20内に画成されているボア42の第2の部分56の中に入っている。
第1の補助ピン50は、第1の補助ピン50が第1の部分54の内部かつ中央ロッカアーム14内に画成されているボア42の第3の部分58の中に入ることで、第1の隣接ロッカアーム18と中央ロッカアーム14との間の運動を互いに同期させる作動位置または架設位置(図4(A)および図5(A))と、第1の補助ピン50が第1の部分54の中に入っているが第3の部分58からは排除されている非作動位置(図4(B)、図4(C)、図5(B)および図5(C))との間で移動可能である。
同様にして、第2の補助ピン52は、第2の補助ピン52が第2の部分56の内部かつ第3の部分58の中に入ることで、第2の隣接ロッカアーム20と中央ロッカアーム14との間の運動を互いに同期させる作動位置または架設位置(図4(B)および図5(B))と、第2の補助ピン52が第2の部分56の中に入っているが第3の部分58からは排除されている非作動位置(図4(A)、図4(C)、図5(A)および図5(C))との間で移動可能である。
二元同期ピン40は、本実施形態の中央ロッカアーム14を貫通して画成されているボア42の第3の部分58の中に入っている。二元同期ピン40が第3の状態をとっており、第1の補助ピン50が第1の部分54から第3の部分58の内部へ突き出ることも、第2の補助ピン52が第2部分56から第3の部分58の内部へ突き出ることもできないとき、二元同期ピン40の軸方向長さは、第3の部分58の軸方向長さと一致する(図4(C)および図5(C))。
二元同期ピン40が第1の状態(図4(A)および図5(A))をとっており、第1の補助ピン50が第3の部分の中へ延在できるとき(そしてロッカアーム14,18の間に架設できるとき)、および、二元同期ピン40が第2の状態(図4(B)および図5(B))をとっており、第2の補助ピン52が第3の部分58の中へ延在できるとき(そしてロッカアーム18,20の間に架設できるとき)、二元同期ピン40の軸方向長さは、第3の部分58の軸方向長さよりも短い(図4(A)、図5(A)、および図4(B)、図5(B))。
(概略的に図示されている)作動油圧源60からの加圧された作動油が、第1の補助ピン50と、第2の補助ピン52と、二元同期ピン40とを選択的に動かすことで、二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40を、第1の状態、第2の状態、第3の状態のうちの1つに変更する。
具体的には、作動油圧源60からの作動油を、概略的に図示されている油路62に沿って、第1の補助ピン50と、第1の部分54を画成している第1の隣接ロッカアーム18の端面64との間にある第1の隣接ロッカアーム18の第1の部分54の内部に押し流すことで、第1の補助ピン50を第3の部分58の内部へ動かし、よって、二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40を図4(A)に示す第1の状態に変更する。
作動油圧源60は、概略的に図示されている油路66に沿って、第2の補助ピン52と、第2の部分56を画成している第2の隣接ロッカアーム20の端面68との間にある第2の隣接ロッカアーム20の第2の部分56の内部に作動油を押し流すことで、第2の補助ピン52を第3の部分58の内部へ動かし、よって、二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40を図4(B)に示す第2の状態に変更する。
図示された実施形態の二元同期ピン40は、第1の補助ピン50に隣接する第1の二元同期ピン部材80と、第2の補助ピン52に隣接する第2の二元同期ピン部材82とを備える。第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82の両方は、ロッカアーム14,18,20内で画成されているボア42の内部に移動可能に配置されており、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82のそれぞれが、相対的に他方に軸方向に移動可能となっている。
第1の二元同期ピン部材80は、外側軸方向面80aおよび内側軸方向面80bを有しており、第2の二元同期ピン部材82は、外側軸方向面82aおよび内側軸方向面82bを有している。外側軸方向面80aは、ボアの軸方向端部64に対向しており、外側軸方向面82aは、ボアの軸方向端部68に対向している。内側軸方向面80bおよび内側軸方向面82bは、互いに対向している。
作動油を第1の部分54の内部に押し流して第1の補助ピン50を第3の部分58の内部へ動かすことができるとき、および、作動油を第2の部分56の内部に押し流して第2の補助ピン52を第3の部分58の内部へ動かすことができるとき、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82は互いに係合する。
作動油圧源60は、油路84を介して第3の部分58の内部に、具体的には第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82の間に作動油を押し流して、第1の二元同期ピン部材80と第2の二元同期ピン部材82とを互いに離隔させることで、二元同期ピン40の軸方向長さを大きくし、二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40を第3の状態に変更することができる(図4(C))。具体的には、油路84を経由させた作動油を、第1の二元同期ピン部材80の内側軸方向面80bと第2の二元同期ピン部材82の内側軸方向面82bとの間に供給して、第1の二元同期ピン部材と第2の二元同期ピン部材とを互いに軸方向に離隔させるように動かす。
したがって、二元同期ピン40が第1の状態および第2の状態(図4(A)、図5(A)および図4(B)、図5(B))のいずれかにあるとき、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82は互いに係合し、二元同期ピン40が第3の状態(図4(C)および図5(C))にあるとき、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82は互いに離れるように移動して、第1の隣接ロッカアーム18および第2の隣接ロッカアーム20のどちらか一方から中央ロッカアーム14への揺動運動の伝達ができないようにする。
図示するように、具体的には、油路84は、作動油圧源60からの作動油を中央ロッカアーム14内に、かつ、第3の部分58周りに画成されている円周溝86の内部に供給することができる。円周溝86によって、例えば、油用の開口部が、油路84などの油路を、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82の間の第3の部分58に接続することで生じ得る、二元同期ピン40の外周面に悪影響を与えるバリの発生する可能性を、無くしたり、または低減したりするという利点がある。
図示された実施形態において、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82は、キーおよびスロット構造をとっている。具体的には、第1の二元同期ピン部材80は、第2の二元同期ピン部材82が画成するスロット186の中に入るキー部分184を有する。キー部分184とスロット186との係合によって、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82が互いに相対的に軸方向に運動することができる。
図示するように、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82は、スロット186の中にキー部分184を入れるため、径方向に関して互いに動かない、または、互いにかみ合う。また、キーおよびスロット構造によって、二元同期ピン40が図4(C)の伸張状態にあるときに、第1の二元同期ピン部材80のキー部分184の末端部184aと、第2の二元同期ピン部材82の内側軸方向面82bとの間には隙間が一切生じない。
図4(A)〜図4(C)および図5(C)を詳しく参照すると、作動油を第3の部分58の内部に行き渡らせる油路を提供することができる。図説された実施形態において、前記油路は、キー部分184内部に形成される、第2の二元同期ピン部材82の溝部186aと、第2の二元同期ピン部材82の内側面186c(つまり、図5(C)に最もよく示されているように、スロット186の基部に画成された面)の内部に形成される凹形の凹部186bとによって形成される。このような構成によって、油路186a、186bは、キー部分184の周囲に隙間を形成し、この隙間は、キー部分184がスロット186内に完全に入っているときでさえも存在している。前記隙間が形成される理由のひとつは、末端部184aが内側面186cによって軸方向に制限されていることによる。図示された実施形態は、第2の二元同期ピン部材82の内部にのみ画成された油路を示しているが、第1の二元同期ピン部材80の内部にのみ、または第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82の両方の内部に油路を画成できることが理解されるであろう。
本明細書に記載したバルブ制御装置10によって、多くのエンジン機構が可能となる。具体的には、1または複数のエンジンバルブ12を制御する3つのロッカアーム14,18,20を備えるバルブ制御装置10は、エンジンバルブ12を制御することで、ロッカアーム14,18,20に対応するカム24,26,28のプロフィルに基づくさまざまなバルブ開閉パターンを有することができる。
より具体的には、図6をさらに参照すると、第1のエンジン機構またはタイプ110は、第1の隣接ロッカアーム18を低回転数ロッカとして採用し、第2の隣接ロッカアーム20を高回転数ロッカとして採用し、真ん中にある中央ロッカアーム14は停止または休止させる。第1のエンジン機構110において、第1の隣接ロッカアーム18に対応する第1のカム24の第1のカムプロフィルは、エンジンの始動およびエンジンの低回転数動作のうちの少なくとも1つの間でのエンジンの性能を最適化するように構成されている。
同様に、第2の隣接ロッカアーム20に対応する第2のカム26の第2のカムプロフィルは、エンジンの高回転数動作中のエンジンの性能を最適化するように構成されている。中央ロッカアーム14は、カムシャフト22に固定されているカム(例:カム28)を有する必要は無く、代わりに、中央ロッカアーム14は、休止のままでよい。
第1のエンジン機構110において、第1の隣接ロッカアーム18の揺動運動が中央ロッカアーム14に伝達される第1の状態は、第1の隣接ロッカアーム18に対応する第1のカム24の低回転数用のカムプロフィルに従動するようにエンジンバルブ12を駆動する。
第2の隣接ロッカアーム20の揺動運動が中央ロッカアーム14に伝達される第2の状態は、第2の隣接ロッカアーム20と位置が合っている第2のカム26のカムプロフィルによって中央ロッカアーム14を従動させる。
第1の隣接ロッカアーム18または第2の隣接ロッカアーム20のいずれからも中央ロッカアーム14に揺動運動が伝達されることが無い第3の状態はカムシャフト22の回転が中央ロッカアーム14の揺動運動に変換されない休止状態とすることができ、エンジンバルブ12に直線運動をさせないようにする。
このような構成によって、第1の状態および第2の状態は、エンジン動作の複数の異なる回転数領域に対して特製のバルブの開閉タイミングを提供できる。
代替的な第2のエンジン機構またはタイプ112において、第1の隣接ロッカアーム18は、遅れ閉弁型ロッカであり、中央ロッカアーム14は、低回転数ロッカであり、第2の隣接ロッカアーム20は、高回転数ロッカである。したがって、第2のエンジン機構112において、第2の隣接ロッカアーム20を揺動させる高回転数用カムプロフィルを有し、第3のカム28は、中央ロッカアーム14を揺動させる低回転数用カムプロフィルを有し、第1のカム24は、第1の隣接ロッカアーム18に遅れ閉弁運動をさせる遅れ閉弁用カムプロフィルを有する。
第2のエンジン機構112において、二元同期ピン40によって、第1の隣接ロッカアーム18および第2の隣接ロッカアーム20のいずれも、中央ロッカアーム14に連結していないとき、中央ロッカアーム14は、第3のカム28の低回転数用カムプロフィルに従動する。二元同期ピン40によって、第2の隣接ロッカアーム20が中央ロッカアーム14に連結しているとき、中央ロッカアーム14、および結果的にエンジンバルブ12は、第2のカム26の高回転数用カムプロフィルに従動する。二元同期ピン40によって、第1の隣接ロッカアーム18が中央ロッカアーム14に連結しているとき、中央ロッカアーム14、および結果的にエンジンバルブ12は、第3のカム28の低回転数用カムプロフィルおよび第1のカム24の遅れ閉弁用カムプロフィルに従動する。この例によって、第2のエンジン機構112では、中央ロッカアーム14およびエンジンバルブ12が、第3のカム28の低回転数用カムプロフィルと第1のカム24の遅れ閉弁用カムプロフィルとを兼ねた複合型のカムプロフィルに従動することができるのは当然である。
さらに他の例において、第3のエンジン機構またはタイプ114は、第1の隣接ロッカアーム18を低回転数ロッカとして採用し、中央ロッカアーム14を早め閉弁型ロッカとして採用し、第2の隣接ロッカアーム20を高回転数ロッカとして採用する。繰り返しの説明になるが、カム24,26,28の各々のカムプロフィルは、ロッカアーム14,18,20に対して、および結果的にはエンジンバルブ12に対して、適切な揺動運動を提供できる。
動作中、二元同期ピン組立部38および二元同期ピン40は、第1の状態、第2の状態、および第3の状態に対応する3つの位置間で移動可能である。具体的には、図3を再度参照すると、二元同期ピン40を、二元同期ピン40の最大の軸方向長さ、つまり、第3の状態(図4(C)および図7C)をとる二元同期ピン40に一致する長さにまで動かすことは、作動油圧源60からの加圧された作動油を、第1の二元同期ピン部材80および第2の二元同期ピン部材82の間にある、二元同期ピン40の内部領域(つまり、第3の部分)58に供給することによってなされる。前記作動油は、二元同期ピン40の最大の軸方向長さが実現されるまで二元同期ピン40を伸張する。
図4(A)〜図4(C)に示すように、二元同期ピン40の最大の軸方向長さは、第1の隣接ロッカアーム18内にある、隣接する第1の補助ピン50の位置と、第2の隣接ロッカアーム20内にある、隣接する第2の補助ピン52の位置とによって制限される。二元同期ピン40が十分に加圧されたときに、二元同期ピン40が外側の第1の補助ピン50および第2の補助ピン52と接触する面が、ロッカアーム14,18,20が独立して動作できる任意のロッカアームハウジング(例:第1の隣接ロッカアーム18または第2の隣接ロッカアーム20)を構成することがないように、第1の隣接ロッカアーム18内に画成されている第1の補助ピン50の寸法と、ボアの一部(つまり、第1の部分)54の寸法と、第2の隣接ロッカアーム20内で画成されている第2の補助ピン52の寸法と、ボアの一部(つまり、第2の部分)56の寸法と、が定められる。
対照的に、二元同期ピン40の係合時の軸方向長さは、ロッカアーム14の幅およびボア42の第3の部分58の幅(軸方向長さ)よりも短い。したがって、作動油圧源60からの加圧された作動油が油路62に沿って第1の補助ピン50と端面64との間にある第1の部分54に向かうとき、第1の補助ピン50は、第3の部分58の内部へと移動できるとともに、二元同期ピン40の外側面88が、中央ロッカアーム14と第2の隣接ロッカアーム20とを区切る面と面一となる位置へ、二元同期ピン40を動かす(図4(A)および図7A)。
同様に、加圧された作動油が第2の補助ピン52と端面68との間にある第2の部分58の内部へ向かうとき、第2の補助ピン52は、第3の部分58の内部へと移動できるとともに、係合した二元同期ピン40は、二元同期ピン40の外側面88が、中央ロッカアーム14と第1の隣接ロッカアーム18とを区切る面と面一となるように移動できる(図4(B)および図7B)。
ここで、図3および図4(A)〜図4(C)を再度参照して、内燃機関内のエンジンバルブの複数のロッカアームと同期する方法について説明する。前記方法においては、2つの隣接ロッカアーム18,20が両側に配置されている中央ロッカアーム14が、エンジンバルブ12に直線運動をさせる。エンジンバルブ12は、中央ロッカアーム14の揺動運動によって従動する。前記2つの隣接ロッカアームのうちの一方(例:ロッカアーム18または20)による揺動運動は、同期ピン40を介して中央ロッカアーム14に選択的に伝達される。2つの隣接ロッカアーム18,20のうちの他方による揺動運動は、同一の同期ピン40を介して中央ロッカアーム14に選択的に伝達される。
図7は、代わりとなる典型的な実施形態に係り、第1の二元同期ピン部材80,第2の二元同期ピン部材82(つまり、キーおよびスロット構造)の各々の代わりに用いることができるピン部材83を示している。ピン部材83は、周方向に離隔して配置されている複数の脚部92(例えば、図7では3つの脚部)を有する基部90を備える。前記ピン部材83が2つ用いられるときは、それぞれのピン部材の脚部92は、相手側のピン部材に向かって延在する。キーおよびスロット構造と同様、2つのピン部材83は、脚部92を介して互いに径方向に関して動かない、または、互いにかみ合う。ピン部材83は、等間隔に離隔した3つの脚部92を有するように図示されているが、任意個数の脚部を用いることができること、前記脚部が等間隔に離隔している必要も無いこと、および/または、前記脚部のサイズを同じにする必要も無いことは、当然理解されるであろう。
図8(A)〜図8(C)、図9(A)〜図9(C)、および図10(A)〜図10(C)は、代わりとなる典型的な実施形態に係る複数の二元同期ピンを示しており、第1の状態(つまり、モードA)、第2の状態(つまり、モードC)、第3の状態(つまり、モードB)の各々をとっている代替的なピンを示すことを含む。
図8(A)〜図8(C)を参照すると、第1の二元同期ピン部材80,第2の二元同期ピン部材82が同心状のはめ込みピン部材280,282に置き換えられた、代替的な二元同期ピン240が図示されている。より具体的には、はめ込みピン部材280は、内側のピン部材282を入れることで伸縮できる外側の摺動部を形成する。図8(B)に示すように、外側のピン部材280内に開口部284が画成されており、作動油をピン部材280,282の間に軸方向に供給して、二元同期ピン240を伸張させることができる。
図9(A)〜図9(C)は、第1の二元同期ピン部材80,第2の二元同期ピン部材82がはめ込みピン部材380,382に置き換えられた伸縮構造を有する他の二元同期ピン340を示す。図9(A)〜図9(C)の二元同期ピン340は、はめ込みピン部材382が、径方向外側に向かう段差となるフランジ386を含むことを除けば、図8(A)〜図8(C)の二元同期ピンと同様である。
図10(A)〜図10(C)は、同一かつ別体の2つのピン部材480,482を備える、さらに他の代替的な二元同期ピン440を示す。二元同期ピン440のピン部材480,482の機能は、ピン部材480,482間の重なりが存在しないことを除けば、二元同期ピン40,140,240,340のピン部材の機能と同様である。
図11を参照すると、さらに他の代替的な実施形態に係り、中央ロッカアーム514と、第1の隣接ロッカアーム518と、第2の隣接ロッカアーム520との内部に画成されているボア542の内部で移動する二元同期ピン540が図示されている。二元同期ピン540が係合状態にあるときに最小となる軸方向長さが中央ロッカアーム514の幅と同じとなることを除けば、二元同期ピン540は、二元同期ピン40と同様に運動する。したがって、二元同期ピン540が伸張状態になるように移動するときには中央ロッカアーム514の幅を二元同期ピン540の軸方向長さが上回ることができ、よって、二元同期ピン540は、第1の隣接ロッカアーム518または第2の隣接ロッカアーム520のどちらか1つの内部に入り込むことができる。
軸方向伸張状態にあるときの二元同期ピン540の運動は、概念的に図示された線562,564,566を介して作動油を供給することによって制御できる。もし、二元同期ピン540を第1の隣接ロッカアーム518の内部に入り込ませたいならば、線564および/または線566を介して、加圧された作動油を供給することで、伸張した二元同期ピン540が第1の隣接ロッカアーム518の内部へ移動することを確実にすることができる。
同様に、二元同期ピン540を第2の隣接ロッカアーム520の内部に移動させたいのであれば、線562および/または線564を介して、加圧された作動油を供給することで、伸張状態にある二元同期ピン540が第2の隣接ロッカアーム520の内部へ移動することを確実にすることができる。
図12を参照すると、エンジンバルブの開閉動作を制御する代替的な実施形態に係る、内燃機関のバルブ制御装置200が図示されている。バルブ制御装置200は、ロッカシャフト204に支持されてロッカシャフト204の周りで揺動し、少なくとも1つの第1のエンジンバルブ(例えば、本実施形態のエンジンバルブ206,208)に直線運動をさせる中央ロッカアーム202を備える。
中央ロッカアーム202の運動は、カム表面またはカム表面上に画成されたプロフィルを有するカム210によって決めることができる。具体的には、本実施形態において、中央ロッカアーム202の揺動運動は、エンジンバルブ206および208に直線運動をさせ、エンジンバルブ206および208の開閉を実現する。
第1のロッカアーム212は、他のロッカシャフト214に支持されてロッカシャフト214の周りで揺動し、中央ロッカアーム202の第1の側202aに隣接しており、少なくとも1つの第2のエンジンバルブ(例えば、本実施形態のエンジンバルブ216)に直線運動をさせる。第1のロッカアーム212の運動もまた、前記カム表面を有するカム210(つまり、中央ロッカアーム202の運動を決めるカムと同じカム210)によって決まる。具体的には、本実施形態において、第1のロッカアーム212の揺動運動によって、エンジンバルブ216に直線運動をさせ、エンジンバルブ216の開閉が実現する。
第2のロッカアーム218は、ロッカシャフト214に支持されてロッカシャフト214の周りで揺動し、中央ロッカアーム202の反対側である第2の側202bに隣接しており、少なくとも1つの第3のエンジンバルブ(例えば、本実施形態のエンジンバルブ220)に直線運動をさせる。第2のロッカアーム218の運動は、前記カム表面を有するカム210(つまり、中央ロッカアーム202および第1のロッカアーム212の運動を決めるカムと同じカム)によって決まる。具体的には、本実施形態において、第2のロッカアーム218の揺動運動によって、エンジンバルブ220に直線運動をさせ、エンジンバルブ220の開閉が実現する。
中央ロッカアーム202によって直線運動をする前記少なくとも1つの第1のエンジンバルブを、1または複数の吸気バルブ、もしくは、1または複数の排気バルブとすることができる。また、第1のロッカアーム212および第2のロッカアーム218の各々によって直線運動をする、前記少なくとも1つの第2のエンジンバルブおよび前記少なくとも1つの第3のエンジンバルブを、前記1または複数の吸気バルブの残り、もしくは、前記1または複数の排気バルブの残りとすることができる。
特に、本実施形態に示すように、前記少なくとも1つの第1のエンジンバルブは、少なくとも2つのエンジンバルブであり、具体的には、エンジンバルブ206および208である。また、前記少なくとも1つの第2のエンジンバルブは、単一のエンジンバルブ(つまり、エンジンバルブ216)であり、前記少なくとも1つの第3のエンジンバルブは、単一のエンジンバルブ(つまり、エンジンバルブ218)である。
前記少なくとも1つの第1のエンジンバルブ、前記少なくとも1つの第2のエンジンバルブ、前記少なくとも1つの第3のエンジンバルブの各々に用いるエンジンバルブの数は、本実施形態に描写した数と異なってもよいことは、当業者によって理解されるであろう。また、図示された実施形態において、エンジンバルブ206、208は吸気バルブであり、エンジンバルブ216,220は排気バルブであるが、必要では無い。
バルブ制御装置200は、前記カムシャフト22に関して説明したときと同じように動作できるカムシャフト226をさらに備える。カム210は、カムシャフト226に固定することで、カムシャフト226の回転によってエンジンの回転に同期して回転するように駆動する。詳細は後記するが、他のカム(例:カム228,230,232,234)もまた、カムシャフト226に固定することで、カムシャフト226が回転するときにエンジンの回転に同期して回転するように駆動する。前記他のカム228〜234は、カム210のカム表面またはカムプロフィルおよび/またはカム228〜234の各々のカム表面またはカムプロフィルとは異なるカム表面またはカムプロフィルを有してもよい。
バルブ制御装置200によって、中央ロッカアーム202、第1のロッカアーム212、および第2のロッカアーム218の各々の運動は、カム210などの単一のカムによって決めることができることが有益である。なお(図示された実施形態に示すように)、中央ロッカアーム202、特に中央ロッカアーム202のカム従動部202cは、第1のロッカアーム212および第2のロッカアーム218、特にカム従動部212aおよび218aの間で密集して多層化するように構成できる。3つのカム従動部202c、212a、218aが密集することによって、1つのカム表面またはカムプロフィル(つまり、カム210のカム表面)が3つすべてのカム従動部202c、212a、218aと接触することができる。
図示された実施形態において、バルブ206,208および216,220を動作させる他のカムおよび他のロッカアームが提供されているが、必要ではない。具体的には、ロッカアーム236,238は、中央ロッカアーム202の両側に配置されることでバルブ206,208の開閉動作を支援できる。
ロッカアーム236は、カム230と位置が合っており、カム230によって駆動し、ロッカアーム238は、カム232と位置が合っており、カム232によって駆動する。カム230およびカム232は、お互いのカム表面またはカムプロフィル、および/またはカム210のカム表面またはカムプロフィルと相対的に異なるカム表面またはカムプロフィルを有してもよい。
同期ピン組立部240を、図示されたバルブ制御装置200内に備えることで、ロッカアーム236,238の1つまたは両方の揺動運動を選択して中央ロッカアーム202に伝達することができる。同期ピン組立部240は、中央ロッカアーム202を貫通して画成され、かつ、ロッカアーム236,238の各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されているボア242の中に入っている。
同期ピン組立部240は、ロッカアーム236と中央ロッカアーム202との間を選択して架設しており、ロッカアーム236からの揺動運動を中央ロッカアーム202に伝達し、ロッカアーム238と中央ロッカアーム202との間を選択して架設しており、ロッカアーム238からの揺動運動を中央ロッカアーム202に伝達する。同期ピン組立部240は、本明細書ですでに説明した同期ピン組立部の1つ(例:同期ピン組立部40)と同一または類似するものでよく、よって、より詳細な説明は省略する。
本実施形態において、ロッカアーム212の横にロッカアーム242が配置されており、ロッカアーム218の横にロッカアーム244が配置されている。ロッカアーム242は、カム228と位置が合っており、カム228によって駆動する。ロッカアーム244は、カム234と位置が合っており、カム234によって駆動する。
ロッカアーム242および244に各々結合する同期ピン組立部246,248が提供されることで、ロッカアーム242からの揺動運動を選択してロッカアーム212へ伝達することを行い、および/または、ロッカアーム244からの揺動運動を選択してロッカアーム218へ伝達することを行う。カム228およびカム234は、お互いに同一のまたは異なるカム表面またはカムプロフィルを有してもよいし、および/またはカム210のカム表面またはカムプロフィルと異なるカム表面またはカムプロフィルを有してもよいが、このことは必要ではない。
同期ピン組立部246は、ロッカアーム212,242の各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されているボア250の中に入っている。同期ピン組立部246は、ロッカアーム242および212との間を選択して架設しており、ロッカアーム242からの揺動運動をロッカアーム212に伝達する。
同期ピン組立部248は、ロッカアーム218,244の各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されているボア252の中に入っている。同期ピン組立部248は、ロッカアーム244および218との間を選択して架設しており、ロッカアーム244からの揺動運動をロッカアーム218に伝達する。
前記した揺動運動がロッカアーム212,218の一方または両方に伝達されると、バルブ218,220の各々は、対応するカム228および/または234によって駆動される。
同期ピン組立部246,248は、同期ピン組立部240と同様にしてもよいが、2つだけのロッカアームを互いに選択して連結しているので単純化されることは、当業者であれば理解および認識されるであろう。
すでに開示した、およびその他のさまざまな特徴および機能、またはそれらの代替物または変形物は、多くの他の異なるシステム内または応用技術内において、所望するように組み合わせることができる。また、現在では予見も予測もしていない代替物、修正、変形またはそれらの改良は、添付の特許請求の範囲によって包含しようとする当業者が後になって想到することができる。
10 バルブ制御装置(バルブ制御同期装置)
12 エンジンバルブ
14 中央ロッカアーム(ロッカアーム)
16 ロッカシャフト
18 第1の隣接ロッカアーム(ロッカアーム、隣接ロッカアーム)
20 第2の隣接ロッカアーム(ロッカアーム、隣接ロッカアーム)
22 カムシャフト
24 第1のカム(カム)
26 第2のカム(カム)
28 第3のカム(カム)
38 二元同期ピン組立部
40 二元同期ピン(同期ピン)
42 ボア
50 第1の補助ピン
52 第2の補助ピン
54 第1の部分
56 第2の部分
58 第3の部分
60 作動油圧源
80 第1の二元同期ピン部材(二元同期ピン部材)
82 第2の二元同期ピン部材(二元同期ピン部材)
83 ピン部材(第1の二元同期ピン部材、第2の二元同期ピン部材)
90 基部
92 脚部
280,282 はめ込みピン部材(第1の二元同期ピン部材、第2の二元同期ピン部材)
200 バルブ制御装置
202 中央ロッカアーム
206,208 エンジンバルブ(第1のエンジンバルブ)
210 カム
212 第1のロッカアーム(ロッカアーム)
216 エンジンバルブ(第2のエンジンバルブ)
218 第2のロッカアーム(ロッカアーム)
220 エンジンバルブ(第3のエンジンバルブ)
230 カム(第1のカム)
232 カム(第2のカム)
236 ロッカアーム(第1のロッカアーム)
238 ロッカアーム(第2のロッカアーム)
240 同期ピン組立部
242 ボア

Claims (16)

  1. エンジンバルブの開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御装置であって、前記バルブ制御装置は、
    ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、揺動運動によって前記エンジンバルブに直線運動をさせて前記エンジンバルブの開閉動作を実現する中央ロッカアームと、
    前記ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、前記中央ロッカアームの第1の側に接する第1の隣接ロッカアームと、
    前記ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、前記中央ロッカアームの反対側である第2の側に接する第2の隣接ロッカアームと、
    エンジンの回転に同期して回転するように駆動する複数のカムと、
    前記中央ロッカアームの揺動運動を、前記第1の隣接ロッカアームおよび第2の隣接ロッカアームのうちの少なくとも1つと選択して同期させる二元同期ピンと、
    前記第1の隣接ロッカアームと動作可能に結合される第1の補助ピンと、
    前記第2の隣接ロッカアームと動作可能に結合される第2の補助ピンと、
    前記中央ロッカアームを貫通し、かつ、第1の隣接ロッカアームおよび第2の隣接ロッカアームの各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されたボアと、を備え、
    前記ボアは、前記第1の隣接ロッカアーム内に画成されている第1の部分と、前記第2の隣接ロッカアーム内に画成されている第2の部分と、前記中央ロッカアーム内の貫通孔として画成されている第3の部分とを有しており、前記第1の部分と、前記第2の部分と、前記第3の部分とは互いに連通しており、
    前記複数のカムは、
    第1のカムプロフィルによって前記ロッカシャフト周りに前記第1の隣接ロッカアームを揺動可能に従動させる第1のカムと、
    第2のカムプロフィルによって前記ロッカシャフト周りに前記第2の隣接ロッカアームを揺動可能に従動させる第2のカムと、を含み、
    前記二元同期ピンは、
    前記第1のカムに対応する前記第1の隣接ロッカアームの揺動運動が前記中央ロッカアームに伝達される第1の状態と、
    前記第2のカムに対応する前記第2の隣接ロッカアームの揺動運動が前記中央ロッカアームに伝達される第2の状態と、
    前記第1の隣接ロッカアームからも前記第2の隣接ロッカアームからも揺動運動が伝達されない第3の状態と、を有し、
    前記二元同期ピンは、前記ボアの前記第3の部分の中にあって、
    前記第1の補助ピンおよび前記第2の補助ピンの間に、これら補助ピンと同軸上に配置されており、
    前記ボアの前記第3の部分の中を移動することにより、前記中央ロッカアームと選択した前記第1の隣接ロッカアームまたは前記第2の隣接ロッカアームのいずれかとを連結可能であり、
    前記第1の補助ピンは、前記第1の隣接ロッカアーム内に定められる前記ボアの前記第1の部分の中に入っており、
    前記第2の補助ピンは、前記第2の隣接ロッカアーム内に定められる前記ボアの前記第2の部分の内部に入っており、かつ
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあり、前記第1の補助ピンが前記第1の部分から前記第3の部分の内部へ突き出ることも、前記第2の補助ピンが前記第2部分から前記第3の部分の内部へ突き出ることもできないとき、前記二元同期ピンの軸方向長さは、前記第3の部分の軸方向長さと一致し、
    前記二元同期ピンは、
    第1の二元同期ピン部材と、第2の二元同期ピン部材と、を備え、
    前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材の両方は、前記ボアの前記第3の部分の内部で、互いに軸方向に相対移動可能となっており、
    前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材の各々は、互いに対向している内側軸方向面を有しており、
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあるとき、
    前記第1の二元同期ピン部材の前記内側軸方向面および前記第2の二元同期ピン部材の前記内側軸方向面の間に作動油が流入しており、第1の二元同期ピン部材と第2の二元同期ピン部材とが互いに軸方向に離隔している
    ことを特徴とするバルブ制御装置。
  2. 前記第1のカムおよび前記第2のカムが固定されているカムシャフト、をさらに備え、
    前記カムシャフトは、前記エンジンによって回転可能に駆動し、前記エンジンに同期して前記第1のカムおよび前記第2のカムを回転させ、
    前記第1のカムと前記第1の隣接ロッカアームとの当接によって前記カムシャフトの回転運動を前記第1の隣接ロッカアームの揺動運動に変換し、前記第2のカムと前記第2の隣接ロッカアームとの当接によって前記カムシャフトの回転運動を前記第2の隣接ロッカアームの揺動運動に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  3. 前記第3の状態は、
    前記カムシャフトの回転が前記中央ロッカアームの揺動運動に変換されない休止状態であり、前記エンジンバルブに直線運動をさせない
    ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ制御装置。
  4. 前記第2のカムプロフィルは、
    前記エンジンの高回転数動作の間での前記エンジンの性能を最適化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  5. 前記第1のカムプロフィルは、
    エンジンの始動および前記エンジンの低回転数動作のうちの少なくとも1つの間での前記エンジンの性能を最適化する
    ことを特徴とする請求項4に記載のバルブ制御装置。
  6. 前記複数のカムは、
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあるときに、第3のカムプロフィルによって前記ロッカシャフト周りに前記中央ロッカアームを揺動可能に従動させる第3のカム、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  7. 前記中央ロッカアームの運動は、
    前記二元同期ピンが前記第1の状態にあるときには、前記第1のカムプロフィルおよび前記第3のカムプロフィルのうちの少なくとも1つに対応しており、
    前記二元同期ピンが前記第2の状態にあるときには、前記第2のカムプロフィルおよび前記第3のカムプロフィルのうちの少なくとも1つに対応している
    ことを特徴とする請求項6に記載のバルブ制御装置。
  8. 前記ボアは、前記ロッカシャフトと略平行となる方向に向いている軸を有し、
    前記ボア内の前記二元同期ピンが前記軸に沿って動くことで、前記中央ロッカアームは、前記第1の隣接ロッカアームに連結して前記第1の隣接ロッカアームとの同期揺動運動と、前記第2の隣接ロッカアームに連結して前記第2の隣接ロッカアームとの同期揺動運動とを選択して行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  9. 前記第1の補助ピンは、
    前記第1の補助ピンが前記第1の部分の内部かつ前記ボアの前記第3の部分の中に入ることで、前記第1の隣接ロッカアームと前記中央ロッカアームとの間の運動を互いに同期させる作動位置と、前記第1の補助ピンが前記第1の部分の中に入っているが前記第3の部分からは排除されている非作動位置との間で移動可能であり、
    前記第2の補助ピンは、
    前記第2の補助ピンが前記第2の部分の内部かつ前記第3の部分の内部に中に入ることで、前記第2の隣接ロッカアームと前記中央ロッカアームとの間の運動を互いに同期させる作動位置と、前記第2の補助ピンが前記第2の部分の中に入っているが前記第3の部分からは排除されている非作動位置との間で移動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  10. 前記二元同期ピンが前記第1の状態をとっており、前記第1の補助ピンが前記第3の部分の中へ延在できるとき、および、前記二元同期ピンが前記第2の状態をとっており、前記第2の補助ピンが前記第3の部分の内部へ延在できるとき、前記二元同期ピンの前記軸方向長さは、前記第3の部分の前記軸方向長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項9に記載のバルブ制御装置。
  11. 前記作動油を、前記第1の補助ピンと、前記第1の部分を画成している前記第1の隣接ロッカアームの端面との間にある前記第1の部分の内部に押し流すことで、前記第1の補助ピンを前記第3の部分の内部へ動かし、前記二元同期ピンを前記第1の状態に変更し、
    前記作動油を、前記第2の補助ピンと、前記第2の部分を画成している前記第2の隣接ロッカアームの端面との間にある前記第2の部分の内部に押し流すことで、前記第2の補助ピンを前記第3の部分の内部へ動かし、前記二元同期ピンを前記第2の状態に変更する
    ことを特徴とする請求項10に記載のバルブ制御装置。
  12. 前記作動油を前記第1の部分の内部に押し流して前記第1の補助ピンを前記第3の部分の内部へ動かすことができるとき、および、前記作動油を前記第2の部分の内部に押し流して前記第2の補助ピンを前記第3の部分の内部へ動かすことができるとき、前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材は互いに係合する
    ことを特徴とする請求項11に記載のバルブ制御装置。
  13. 前記二元同期ピンが前記第1の状態および前記第2の状態のいずれかにあるとき、前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材は互いに係合し、
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあるとき、前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材は互いに離れるように移動して、前記第1の隣接ロッカアームおよび前記第2の隣接ロッカアームのどちらか一方から前記中央ロッカアームへの揺動運動の伝達ができないようにする
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
  14. 前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材は、複数の脚部を有する基部を備え、
    前記第1の二元同期ピン部材の前記脚部は、前記第2の二元同期ピン部材の前記脚部に向かって延在しており、
    前記第2の二元同期ピン部材の前記脚部は、前記第1の二元同期ピン部材の前記脚部に向かって延在しており、
    前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材は、互いに径方向に関して動かない
    ことを特徴とする請求項13に記載のバルブ制御装置。
  15. 前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材の一方は、前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材の他方の摺動部内伸縮自在に入っている延在部を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載のバルブ制御装置。
  16. エンジンバルブの開閉動作を制御する内燃機関のバルブ制御装置であって、前記バルブ制御装置は、
    ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、揺動運動によって前記エンジンバルブに直線運動をさせて前記エンジンバルブの開閉動作を実現する中央ロッカアームと、
    前記ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、前記中央ロッカアームの第1の側に接する第1の隣接ロッカアームと、
    前記ロッカシャフトに軸支されて前記ロッカシャフトの周りで揺動し、前記中央ロッカアームの反対側である第2の側に接する第2の隣接ロッカアームと、
    エンジンの回転に同期して回転するように駆動する複数のカムと、
    前記中央ロッカアームの揺動運動を、前記第1の隣接ロッカアームおよび第2の隣接ロッカアームのうちの少なくとも1つと選択して同期させる二元同期ピンと、
    前記中央ロッカアームを貫通し、かつ、第1の隣接ロッカアームおよび第2の隣接ロッカアームの各々の内部にまで少なくとも部分的に画成されたボアと、を備え、
    前記ボアは、前記第1の隣接ロッカアーム内に画成されている第1の部分と、前記第2の隣接ロッカアーム内に画成されている第2の部分と、前記中央ロッカアーム内の貫通孔として画成されている第3の部分とを有しており、前記第1の部分と、前記第2の部分と、前記第3の部分とは互いに連通しており、
    前記複数のカムは、
    第1のカムプロフィルによって前記ロッカシャフト周りに前記第1の隣接ロッカアームを揺動可能に従動させる第1のカムと、
    第2のカムプロフィルによって前記ロッカシャフト周りに前記第2の隣接ロッカアームを揺動可能に従動させる第2のカムと、を含み、
    前記二元同期ピンは、
    前記第1のカムに対応する前記第1の隣接ロッカアームの揺動運動が前記中央ロッカアームに伝達される第1の状態と、
    前記第2のカムに対応する前記第2の隣接ロッカアームの揺動運動が前記中央ロッカアームに伝達される第2の状態と、
    前記第1の隣接ロッカアームからも前記第2の隣接ロッカアームからも揺動運動が伝達されない第3の状態と、を有し、
    前記二元同期ピンは、
    前記ボアの中を移動することにより、前記中央ロッカアームと選択した前記第1の隣接ロッカアームまたは前記第2の隣接ロッカアームのいずれかとを連結可能であり、
    かつ、
    前記二元同期ピンは、
    第1の二元同期ピン部材と、第2の二元同期ピン部材と、を備え、
    前記第1の二元同期ピン部材および前記第2の二元同期ピン部材の両方は、前記ボアの内部で、互いに軸方向に相対移動可能となっており、
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあり、前記第1の二元同期ピン部材が前記第3の部分から前記第1の部分に移動することも、前記第2の二元同期ピン部材が前記第3の部分から前記第2の部分に移動することもできないとき、前記二元同期ピンの軸方向長さは前記第3の部分の軸方向長さと一致し、
    前記二元同期ピンが前記第1の状態にあるとき、前記第1の二元同期ピン部材と前記第2の二元同期ピン部材との間、及び、前記第2の部分に作動油が流入して、前記第1の二元同期ピン部材を前記第1の隣接ロッカアームの内部に延在させ
    前記二元同期ピンが前記第2の状態にあるとき、前記第1の二元同期ピン部材と前記第2の二元同期ピン部材との間、及び、前記第1の部分に作動油が流入して、前記第2の二元同期ピン部材を前記第2の隣接ロッカアームの内部に延在させ、かつ
    前記二元同期ピンが前記第3の状態にあるとき、前記第1の部分及び前記第2の部分に作動油が流入して、前記第1の二元同期ピン部材が前記第1の隣接ロッカアームの内部に延在せず、前記第2の二元同期ピン部材が前記第2の隣接ロッカアームの内部に延在しないようにする、
    ことを特徴とするバルブ制御装置。
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