1.機械的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には発射モータ9が固定されており、発射モータ9の回転軸には打球槌10が連結されている。この発射モータ9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射モータ9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿6内の遊技球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部に位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する遊技音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には両スピーカ14間に位置してランプカバー16が固定されており、ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、ランプカバー16は電飾LED17が発光することに基いて後方から照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20間には発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が打込まれており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた円形領域(発射通路21の残余領域)を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には上面が開口するポケット状の特別図柄始動口24が固定されている。この特別図柄始動口24内には近接スイッチからなる特別図柄始動センサ25(図3参照)が固定されており、特別図柄始動センサ25は特別図柄始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。この特別図柄始動口24は始動口に相当するものであり、特別図柄始動センサ25は始動球検出器に相当するものである。
遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の大入賞口27が固定されている。この大入賞口27内には近接スイッチからなるカウントセンサ28(図3参照)が固定されており、カウントセンサ28は遊技球が大入賞口27内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。この大入賞口27は可変入球口に相当するものである。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉29が下端部の水平な軸30を中心に回動可能に装着されている。この扉30は大入賞口ソレノイド31(図3参照)のプランジャに連結されており、大入賞口ソレノイド31は扉29を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉29を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、大入賞口27は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものである。
遊技領域22内には、図2に示すように、表示台板32が固定されており、表示台板32には特別図柄表示器33が固定されている。この特別図柄表示器33はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器33には特別図柄が表示される。表示台板32には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34は特別図柄表示器33に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器34には識別図柄に相当する装飾図柄が表示される。この装飾図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素からなるものであり、左列の図柄要素は第1の図柄要素に相当し、右列の図柄要素は第2の図柄要素に相当し、中列の図柄要素は第3の図柄要素に相当する。
2.電気的構成の説明
図3のメイン制御回路50はゲーム内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基いて制御動作を実行する。このメイン制御回路50は当落判定手段および変動情報選択手段に相当するものである。
出力回路54は特別図柄始動センサ25からの特別図柄始動信号およびカウントセンサ28からのカウント信号を波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は出力回路54からの特別図柄始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基いて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に一定の時間間隔「4msec」でパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
ソレノイド回路56は大入賞口ソレノイド31を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基いて大入賞口27の扉29を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器33に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基いて特別図柄表示器33の表示内容を制御する。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基いて遊技球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出することに基いて駆動信号を設定する。
モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基いてステッピングモータ65に駆動用のパルス信号を与える。このステッピングモータ65は遊技球を上皿6内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿6内にはステッピングモータ65が駆動することに基いて賞球コマンドに応じた個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基いて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドが送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを検出することに基いてコマンドを設定する。この演出制御回路70は予告判定手段および間隔選択手段に相当するものである。
タイマ回路74は演出制御回路70に一定の時間間隔「4msec」でパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。ストップスイッチ75は上皿6に装着された自己復帰形の押しボタンスイッチからなるものであり、演出制御回路70はストップスイッチ75のオンオフに基づいてストップスイッチ75の操作の有無を判断する。このストップスイッチ75は操作手段に相当するものである。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基いて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの選択をVDP84に指示するものであり、VDP84は指示内容に応じたビデオデータをVROM85から選択し、ビデオデータの選択結果に基いて表示信号を生成する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に送信するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器34に表示する。これらCPU81およびVDP84の一連の動作はROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM83およびVRAM85はCPU81およびVDP84のワークメモリとして機能する。タイマ回路88は図柄制御回路80に一定の時間間隔「4msec」でパルス信号を出力するものであり、図柄制御回路80はタイマ回路88からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。この図柄制御回路80は図柄遊技手段に相当するものである。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から選択し、音データの選択結果に基いて音信号を生成してスピーカ回路94に送信するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から選択し、電飾データの選択結果に基いて電飾信号を生成してLED回路104に送信するものであり、LED回路104は電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。
3.遊技機能の説明
3−1.特別図柄遊技機能
遊技者が上皿6内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が特別図柄始動口24内に入賞すると、賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿6内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器33に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には外れの態様と通常大当りの態様と確変大当りの態様の3種類が設定されている。
3−2.大当り遊技機能
特別図柄表示器33に特別図柄が通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口27を開放し、大入賞口27内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、大入賞口27は上限値「10個」の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値「30sec」に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この大入賞口27の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数「15回」だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示が行われ、大当りラウンド表示中には両スピーカ14から表示内容に連動して遊技音が出力され、複数の電飾LED17が表示内容に連動して発光する。
3−3.特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
3−4.装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技はビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34に動画面を表示し、両スピーカ14から動画面の表示内容に応じた遊技音を出力し、複数の電飾LED17を動画面の表示内容に応じて発光させることで組成されるものであり、装飾図柄遊技の概略は次の通りである。
装飾図柄表示器34には装飾図柄の左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が静止状態で表示されており、3列の図柄要素は特別図柄の変動開始に同期して変動開始し、遊技者には3列の図柄要素の変動停止状態での組合せによって確変大当りと通常大当りと外れが報知される。この変動とは予め決められた順序で相互に間隔を置いて一列に並ぶ複数種の図柄要素をこれの配列方向に沿って表示範囲が移動するように表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら種類が変化する。左列の図柄要素の可変順序および中列の図柄要素の可変順序は同一の「1」→「2」→「3」…「7」→「8」→「1」…のループ状に設定され、右列の図柄要素の可変順序は左列および中列とは逆の「8」→「7」→「6」…「2」→「1」→「8」…のループ状に設定され、各列の図柄要素相互間の間隔にはブランク図柄「B」が挿入されている。このブランク図柄「B」は図柄要素相互間が間隔を置いて並んでいることを報知するものであり、左列の図柄要素のブランク図柄を含む可変順序および中列の図柄要素のブランク図柄を含む可変順序は同一の「1」→「B」→「2」→「B」→「3」→「B」…「7」→「B」→「8」→「B」→「1」…のループ状に設定され、右列の図柄要素のブランク図柄を含む可変順序は左列および中列とは逆の「8」→「B」→「7」→「B」→「6」→「B」…「2」→「B」→「1」→「B」→「8」…のループ状に設定されている。
3−5.目押し演出機能
左列の図柄要素が変動開始直後に高速変動状態から低速変動状態に切換わったときにはブランク図柄に変えて予告図柄111が挿入され、左列の図柄要素が予告図柄111の挿入状態で2周分だけ低速度で変動する。この左列の図柄要素は予告図柄111の挿入状態で低速変動状態から中速変動状態に切換わり、メッセージの図柄113が表示される。このメッセージの図柄113は予告図柄111を狙ってストップスイッチ75を操作することを遊技者に促す報知図柄に相当するものであり、遊技者がストップスイッチ75を限度時間内で予告図柄111を狙って正確に操作したときには予告図柄111が停止表示され、予告図柄111を狙って正確に操作しなかったときには予告図柄111が停止表示されない。この予告図柄111は予告演出として低速変動状態で表示されるものであり、予告図柄111が低速変動状態で表示されたときには装飾図柄が高確率で大当りの組合せになり、予告図柄111が低速変動状態で表示されなかったときには装飾図柄が低確率で大当りの組合せになる。
3−6.確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは装飾図柄が確変大当りの組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかで停止表示されることに基いて有効化されるものであり、装飾図柄が通常大当りの組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかで停止表示されることに基いて無効化される。
4.メイン制御回路50の内部処理
4−1.メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
CPU51はステップS3でタイマ割込フラグをオフすると、ステップS4の入力処理〜ステップS6のデータ取得処理を順に実行する。このステップS6のデータ取得処理を終えたときにはステップS7の大当り判定処理〜ステップS11の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基いて択一的に実行し、ステップS2でタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基いてステップS3へ移行する。尚、メイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものである。
4−2.入力処理
図5はステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図5のステップS21で出力回路54からの特別図柄始動信号の出力状態を判断する。ここで特別図柄始動信号がないことを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、特別図柄始動信号があることを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには出力回路54から特別図柄始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
4−3.カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値に「1」を加算する。図6はランダムカウンタR1〜R4の加算内容を示すものであり、ランダムカウンタR1〜R4の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「328」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(4)ランダムカウンタR4は大当りの判定時に特別図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
4−4.データ取得処理
図7は図4のステップS6のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図7のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには図5のスイッチ入力処理で始動信号フラグがオンされている。この場合にはCPU51は図7のステップS31で始動信号フラグのオンを判断し、ステップS32でランダムカウンタR1〜R4の計測値を取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図8に示すように、保留データエリア1〜保留データエリア4が設定されている。これら保留データエリア1〜保留データエリア4はいずれもランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保管しておくものであり、CPU51は図7のステップS33へ移行したときには保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が保管されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が保管されていないことを判断したときにはステップS34へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア1に記録する。
CPU51はステップS33で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が保管されていることを判断すると、ステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が保管されているか否かを判断する。ここで保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が保管されていないことを判断したときにはステップS36へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア2に記録する。
CPU51はステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が格納されていることを判断すると、ステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が保管されているか否かを判断する。ここで保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が保管されていないことを判断したときにはステップS38へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア3に記録する。
CPU51はステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が格納されていることを判断すると、ステップS39で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が保管されているか否かを判断する。ここで保留データエリ4にランダムカウンタR1〜R4が保管されていないことを判断したときにはステップS40へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア4に記録する。即ち、ランダムカウンタR1〜R4の格納数には上限値「4組」が設定されており、上限組のランダムカウンタR1〜R4がRAM53に格納されている状態で遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときにはステップS41でランダムカウンタR1〜R4の取得結果がクリアされ、遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したことが無効化される。
4−5.大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行する。図9はステップS7の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図9のステップS51で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が格納されていることを判断したときにはステップS52へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの現在の設定状態を示すものであり、CPU51は確率変動モードの有効状態ではステップS52で確率変動フラグのオンを判断してステップS53へ移行し、確率変動モードの無効状態ではステップS52で確率変動フラグのオフを判断してステップS54へ移行する。
CPU51はステップS53へ移行すると、ROM52から10個の大当り値「7,37,67,97,127,157,187,217,247,277」を選択する。そして、ステップS55で保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を10個の大当り値「7〜277」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が10個の大当り値「7〜277」のいずれかと同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS56で大当りフラグをオンする。また、ランダムカウンタR3の検出結果が10個の大当り値「7〜277」のいずれとも相違していることを判断したときには外れと判定し、ステップS64で大当りフラグをオフする。即ち、確率変動モードの有効状態では大当りが「10/329」の高確率で判定される。
CPU51はステップS54へ移行すると、ROM52から1個の大当り値「7」を選択する。そして、ステップS55で保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を1個の大当り値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値「7」と同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS56で大当りフラグをオンする。また、ランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値「7」と相違していることを判断したときには外れと判定し、ステップS64で大当りフラグをオフする。即ち、確率変動モードの無効状態では大当りが「1/329」の低確率で判定される。
CPU51はステップS56で大当りフラグをオンすると、ステップS57で保留データエリア1からランダムカウンタR4の取得結果を検出し、ランダムカウンタR4の検出結果を10個の確率変動値「0〜9」と比較する。これら10個の確率変動値「0〜9」はいずれもROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS57でランダムカウンタR4の検出結果が10個の確率変動値「0〜9」のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS58へ移行し、特別図柄を確変大当りの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS59で確率変動フラグをオンすることに基づいて確率変動モードを有効化し、ステップS60で演出制御回路70に確変大当りコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS57でランダムカウンタR4の検出結果が10個の確率変動値「0〜9」のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS61で特別図柄を通常大当りの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS62で確率変動フラグをオフすることに基づいて確率変動モードを無効化し、ステップS63で演出制御回路70に通常大当りコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。即ち、確率変動モードは大当りが判定されたことを条件に「1/2」の確率で有効化され、「1/2」の確率で無効化される。
CPU51はステップS64で大当りフラグをオフすると、ステップS65で特別図柄を外れの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS66で保留データエリア1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、5個の外れリーチ値「0〜4」と比較する。これら5個の外れリーチ値「0〜4」はいずれもROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS66でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS67で外れリーチフラグをオンする。次に、ステップS68で演出制御回路70に外れリーチコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS66でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれとも相違していることを判断すると、完全外れと判定する。そして、ステップS69で外れリーチフラグをオフし、ステップS70で演出制御回路70に完全外れコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
4−6.変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行する。図11はステップS8の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS81で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で大当りを判定したときにはステップS81で大当りフラグのオンを判断し、ステップS82へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルおよび外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS82へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS83で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。図12は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P4が設定されている。これら変動パターンP1〜P4は変動情報に相当するものであり、変動パターンP1およびP2は所定の変動情報に相当する。
CPU51は図11のステップS83で変動パターンを選択すると、ステップS84で図12の大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「40」であるときには変動パターン「P1」が選択され、変動パターンの選択結果が「P1」であるときには変動表示時間「16.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチまたは完全外れを判定したときには図11のステップS81で大当りフラグのオフを判断する。そして、ステップS81からステップS85へ移行し、外れリーチフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で外れリーチを判定したときにはステップS85で外れリーチフラグのオンを判断し、ステップS86でROM52から外れリーチ用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS87で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた外れリーチ用の変動パターンを選択する。図13は外れリーチ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れリーチ用の変動パターンテーブルには大当り用の変動パターンテーブルとは相違する変動パターンP5〜P8が設定されている。これら変動パターンP5〜P8は変動情報に相当するものであり、変動パターンP5およびP6は所定の変動情報に相当する。
CPU51は図11のステップS87で外れリーチ用の変動パターンを選択すると、ステップS88で図13の外れリーチ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「10」であるときには変動パターン「P5」が選択され、変動パターンの選択結果が「P5」であるときには変動表示時間「16.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で完全外れを判定したときには図11のステップS85で外れリーチフラグのオフを判断する。そして、ステップS89で変動パターンP91を選択し、ステップS90で変動パターンP9に応じた変動表示時間「2.0sec」を選択する。この変動パターンP9は変動情報に相当するものである。
CPU51は変動パターンおよび変動表示時間を選択すると、ステップS91で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドとして演出制御回路70に送信する。そして、ステップS92で変動表示時間の選択結果を変動時間タイマT1にセットし、ステップS93で保留データエリア1のランダムカウンタR1〜R4をクリアする。
CPU51はステップS93で保留データエリア1のランダムカウンタR1〜R4をクリアすると、ステップS94で保留データエリア2の格納データを保留データエリア1にシフトし、ステップS95で保留データエリア3の格納データを保留データエリア2にシフトし、ステップS96で保留データエリア4の格納データを保留データエリア3にシフトする。これら保留データエリア1〜保留データエリア4はランダムカウンタR1等が格納されていない状態でデフォルトデータが記録されるものであり、保留データエリア2〜保留データエリア4にランダムカウンタR1等が格納されているときにはステップS94〜ステップS96でランダムカウンタR1等がシフトされ、ランダムカウンタR1等が格納されていないときにはステップS94〜ステップS96でデフォルトデータがシフトされる。
CPU51はステップS96で保留データエリア4の格納データを保留データエリア3にシフトすると、ステップS97でメイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。即ち、演出制御回路70には通常大当りと確変大当りと外れリーチと完全外れの判定結果に加え、変動パターンの選択結果が送信される。
4−7.特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行する。図14はステップS9の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに基いて特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「確変大当りの態様」→「通常大当りの態様」→「外れの態様」→「確変大当りの態様」・・・の設定順序で循環的に可変表示するものである。
CPU51はステップS101で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS102で演出制御回路70に装飾図柄変動開始コマンドを送信する。そして、ステップS103へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄変動開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動開始コマンドを受信することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
4−8.特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行する。図15はステップS10の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図15のステップS111で変動時間タイマTの計測値から設定値ΔT「4msec」を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間および装飾図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS112へ移行し、変動時間タイマTの減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS112で変動時間タイマTの減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技および装飾図柄遊技の終了を判断し、ステップS113でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、大当り判定処理で確変大当りが判定されたときには特別図柄が図10の確変大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で通常大当りが判定されたときには特別図柄が図10の通常大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で外れリーチおよび完全外れが判定されたときには特別図柄が図10の外れの態様で停止表示される。
CPU51は図15のステップS113でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS114で演出制御回路70に装飾図柄変動停止コマンドを送信する。この装飾図柄変動停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動停止コマンドを検出することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
CPU51はステップS114で装飾図柄変動停止コマンドを送信すると、ステップS115で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオフを判断したときにはステップS116へ移行し、メイン制御フラグに大当り判定処理をセットする。そして、ステップS118で大当りフラグをオフし、ステップS119で外れリーチフラグをオフする。また、ステップS115で大当りフラグのオンを判断したときにはステップS117へ移行し、メイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。そして、ステップS118で大当りフラグをオフし、ステップS119で外れリーチフラグをオフする。
4−9.大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11の大当り遊技処理へ移行する。図16はステップS11の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121で大当りラウンドを実行する。この大当りラウンドは大入賞口27を開放する遊技者有利の状態を生成するものであり、大入賞口27内に上限値「10個」の遊技球が入賞したり、あるいは、大入賞口27の開放時間が上限値「30sec」に達することに基づいて終了する。この大当りラウンドはROM52に予め決められ記録された上限値「15回」だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS122へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数Rを上限値「15」と比較する。ここで「R=15」を判断したときにはステップS123へ移行し、メイン制御フラグを大当り判定処理にセットする。
5.演出制御回路70の内部処理
5−1.メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図17のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2〜ステップS206のコマンド処理を順に実行する。
5−2.INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図18のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図19はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。尚、コマンド待ち処理およびスイッチ入力待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドに応じて設定されるものではなく、CPU71が直前の処理内容に応じて設定するものである。
5−3.カウンタ更新処理1
図20はステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図20のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図21に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
CPU71は図20のステップS221でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS222でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS223へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図21に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS223で更新される。
CPU71は図20のステップS222でランダムカウンタR11の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS224でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目を比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図21に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS225で更新される。
5−3.カウンタ更新処理2
CPU71は図17のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の現在の計測値とランダムカウンタR13の現在の計測値とランダムカウンタR14の現在の計測値に「1」をそれぞれに加算する。ランダムカウンタR12は確変大当り図柄および通常大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR13は予告演出の有無として演出パターンコマンドを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「24」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR14は予告図柄111の挿入箇所を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「10」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
5−4.コマンド処理
図22はステップS206のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS206のコマンド処理ではステップS231のコマンド待ち処理〜ステップS236の装飾図柄変動停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に行う。
5−4−1.コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図21のステップS231のコマンド待ち処理を経て図16のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
5−4−2.当落コマンド処理
CPU71はメイン制御回路50からの確変大当りコマンドと通常大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを受信すると、コマンド処理フラグに当落コマンド処理をセットする。これら確変大当りコマンド〜完全外れコマンドはいずれも装飾図柄遊技および大当り遊技の双方が行われていない遊技停止状態で送信されるものである。この遊技停止状態ではコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされており、CPU71は遊技停止状態で確変大当りコマンド〜完全外れコマンドのいずれかを受信してコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書換える。
CPU71はコマンド処理フラグが当落コマンド処理に設定されていることを検出すると、図23のステップS241でRAM73からコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS242へ移行し、コマンドの検出結果を確変大当りコマンドと比較する。例えばコマンドの検出結果が確変大当りコマンドであることを判断したときにはステップS243へ移行し、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。このステップS243の処理内容は次の通りである。
CPU71はランダムカウンタR12の計測値を取得し、ROM72から確変大当り図柄テーブルを検出する。この確変大当り図柄テーブルは、図24に示すように、ランダムカウンタR12と図柄要素の対応関係が記録されたものであり、CPU71はランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を確変大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rを同一の図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素として「7」が選択され、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rがいずれも「7」に設定され、装飾図柄が「777」の確変大当りの組合せに設定される。即ち、図24の確変大当り図柄テーブルには図柄要素として「1」・「3」・「5」・「7」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が確変大当りを判定したときには装飾図柄が奇数の組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかに設定される。
CPU71は図23のステップS242でコマンドの検出結果が確変大当りコマンドではないことを判断すると、ステップS244でコマンドの検出結果を通常大当りコマンドと比較する。例えばコマンドの検出結果が通常大当りコマンドであることを判断したときにはステップS245へ移行し、装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。このステップS245の処理内容は次の通りである。
CPU71はランダムカウンタR12の計測値を取得し、ROM72から通常大当り図柄テーブルを検出する。この通常大当り図柄テーブルは、図25に示すように、ランダムカウンタR12と図柄要素の対応関係が記録されたものであり、CPU71はランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を通常大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rを同一の図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素として「8」が選択され、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rがいずれも「8」に設定され、装飾図柄が「888」の通常大当りの組合せに設定される。即ち、図25の通常大当り図柄テーブルには図柄要素として「2」・「4」・「6」・「8」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が通常大当りを判定したときには装飾図柄が偶数の組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかに設定される。
CPU71は図23のステップS244でコマンドの検出結果が通常大当りコマンドではないことを判断すると、ステップS246でコマンドの検出結果を外れリーチコマンドと比較する。例えばコマンドの検出結果が外れリーチコマンドであることを判断したときにはステップS247へ移行し、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。このステップS247の処理内容は次の通りである。
CPU71はRAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得し、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目に「1」をそれぞれに加算する。そして、左列の図柄要素Lを3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素Cを2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素Rを1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11として「131」が取得されたときには左列の図柄要素Lおよび右列の図柄要素Rがいずれも「2」に設定され、中列の図柄要素Cが「4」に設定され、装飾図柄が「242」に設定される。即ち、外れリーチ図柄設定処理では装飾図柄が左列の図柄要素Lおよび右列の図柄要素Rが相互に同一で中列の図柄要素Cが相違する外れリーチの組合せに設定される。
CPU71は図23のステップS246でコマンドの検出結果が外れリーチコマンドではないことを判断したときには完全外れコマンドであると判断する。この場合にはステップS248へ移行し、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する。このステップS248の処理内容は次の通りである。
CPU71はRAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得し、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目に「1」をそれぞれに加算する。そして、左列の図柄要素Lを3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素Cを2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素Rを1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の取得結果が「112」であるときには左列の図柄要素Lおよび中列の図柄要素Cがいずれも「2」に設定され、右列の図柄要素Rが「3」に設定され、装飾図柄が「223」に設定される。即ち、完全外れ図柄設定処理では装飾図柄が左列の図柄要素Lおよび右列の図柄要素Rが相互に相違する完全外れの組合せに設定される。
CPU71は図23のステップS249へ移行すると、RAM73に記録されているコマンドの受信結果(確変大当りコマンド,通常大当りコマンド,外れリーチコマンド,完全外れコマンド)をクリアする。そして、ステップS250で左列の図柄要素Lの設定結果と中列の図柄要素Cの設定結果と右列の図柄要素Rの設定結果を図柄制御回路80に送信し、ステップS251でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
5−4−3.変動パターンコマンド処理
CPU71はメイン制御回路50からの変動パターンコマンドを受信すると、コマンド処理フラグに変動パターンコマンド処理をセットする。この変動パターンコマンドは確変大当りコマンド〜完全外れコマンドのずれかが送信された直後に送信されるものであり、CPU71はコマンド処理フラグを当落コマンド処理からコマンド待ち処理に書換えた直後にコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書換える。
CPU71はコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされていることを判断すると、図26のステップS261でランダムカウンタR13の計測値を取得する。そして、ステップS262でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS263へ移行する。
演出制御回路70のROM72には演出テーブルが記録されている。この演出テーブルは、図27に示すように、変動パターンコマンドとランダムカウンタR13と演出パターンコマンドの相関関係を示すものであり、目押し演出用の変動パターンコマンドP1・P2・P3・P5・P6・P7には2種類の演出パターンコマンドが選択肢として設定され、残りの変動パターンコマンドP4・P8・P9には1種類の演出パターンコマンドが選択肢として設定されている。
CPU71は図26のステップS263へ移行すると、図27の演出テーブルから変動パターンコマンドの受信結果およびランダムカウンタR13の取得結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。例えば変動パターンコマンドとして「P1」が検出され、ランダムカウンタR13として「10」が取得されたときには演出パターンコマンドC1−1が選択される。また、変動パターンコマンドとして「P8」が検出され、ランダムカウンタR13として「20」が取得されたときには演出パターンコマンドC8−1が選択される。
CPU71は図26のステップS263で演出パターンコマンドを選択すると、ステップS264でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアする。そして、ステップS265へ移行し、図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。音制御回路90のROM92には複数の音データが記録されており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた音データをROM92から選択し、RAM93に記録する。電飾制御回路100のROM102には複数の電飾データが記録されており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から選択し、RAM103に記録する。
図柄制御回路80のVROM85には、図28に示すように、複数のビデオデータが記録されている。これら各ビデオデータには演出パターンコマンドが設定されており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドに応じたビデオデータの種類を選択し、VDP84に送信する。すると、VDP84はCPU81が指定したビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。これら各ビデオデータはメイン制御回路50から装飾図柄変動開始コマンドが送信されることを契機に再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄変動停止コマンドが送信されることを契機に再生停止されるものであり、各ビデオデータの再生時間は装飾図柄変動開始コマンドが送信されてから装飾図柄変動停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。例えば図28のビデオデータV1は演出制御回路70が演出パターンコマンドC1−1およびC1−2を設定したときに選択されるものであり、演出パターンコマンドC1−1およびC1−2はメイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときに選択される。このビデオデータV1の再生時間は変動パターンP1の変動表示時間と同一値「16.0sec」に設定されている。
CPU71は図26のステップS265で演出パターンコマンドを送信すると、ステップS266で演出パターンコマンドの選択結果を「C1−2,C2−2,C3−2,C5−2,C6−2,C7−2」と比較する。これら6種類の演出パターンコマンドC1−2〜C7−2はいずれも予告図柄111を挿入することなく目押し演出を発生させるものであり、CPU71はステップS266で演出パターンコマンドの選択結果が6種類の演出パターンコマンドC1−2〜C7−2のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS268へ移行する。
CPU71はステップS268へ移行すると、演出パターンコマンドの選択結果を「C1−1,C2−1,C3−1,C5−1,C6−1,C7−1」と比較する。これら6種類の演出パターンコマンドC1−1〜C7−1はいずれも予告図柄111を挿入して目押し演出を発生させるものであり、CPU71はステップS268で演出パターンコマンドの選択結果が6種類の演出パターンコマンドC1−1〜C7−1のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS276へ移行する。ここで予告無し目押し演出フラグをオフし、ステップS277で予告有り目押し演出フラグをオフし、ステップS278でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
CPU71はステップS266で演出パターンコマンドの選択結果が予告無し目押し演出用の6種類の演出パターンコマンドC1−2〜C7−2のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS267へ移行する。ここで予告無し目押し演出フラグをオンし、ステップS278でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
CPU71はステップS268で演出パターンコマンドの選択結果が予告有り目押し演出用の6種類の演出パターンコマンドC1−1〜C7−1のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS269へ移行し、予告有り目押し演出フラグをオンする。そして、ステップS270でランダムカウンタR14の計測値を取得し、ステップS271へ移行する。
CPU71はステップS271へ移行すると、演出パターンコマンドの選択結果を検出する。ここで演出パターンコマンドの検出結果が2種類の演出パターンコマンド「C1−1,C5−1」のいずれかと同一であることを判断したときには演出パターンコマンドの検出結果が3ラインリーチ用であると判定し、ステップS272へ移行する。この3ラインリーチとは右下りの有効ラインに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示され、水平な有効ラインに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示され、右上りの有効ラインに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示されたリーチ状態を称する。
CPU71はステップS271で演出パターンコマンドの検出結果が2種類の演出パターンコマンド「C2−1,C6−1」のいずれかと同一であることを判断したときには演出パターンコマンドの検出結果が2ラインリーチ用であると判定し、ステップS273へ移行する。この2ラインリーチとは右下りの有効ラインに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示され、右上りの有効ラインに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示されたリーチ状態を称する。
CPU71はステップS271で演出パターンコマンドの検出結果が2種類の演出パターンコマンド「C3−1,C7−1」のいずれかと同一であることを判断したときには演出パターンコマンドの検出結果が1ラインリーチ用であると判定し、ステップS274へ移行する。この1ラインリーチとは水平な有効ラインだけに沿って左列の図柄要素および右列の図柄要素が同種の数字で停止表示されたリーチ状態を称する。
演出制御回路70のROM72には3ラインリーチ用の予告データと2ラインリーチ用の予告データと1ラインリーチ用の予告データが記録されている。これら各予告データは、図29に示すように、ランダムカウンタR14の計測値「0」〜「10」と図柄番号「A3」・「A7」・「A11」の対応関係を示すものである。これら各図柄番号「A3」・「A7」・「A11」は、図30に示すように、左列の図柄要素および左列のブランク図柄を特定する機能を備えたものであり、図30の図柄番号データは演出制御回路70のROM72および図柄制御回路80のROM82の双方に記録されている。
CPU71は図26のステップS272へ移行したときにはROM72から図29の(a)の3ラインリーチ用の予告データを選択する。そして、3ラインリーチ用の予告データからランダムカウンタR14の取得結果に応じた図柄番号Aを選択し、図26のステップS275で図柄番号Aの選択結果を図柄制御回路80に予告図柄111の挿入箇所として送信し、ステップS278でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。例えばランダムカウンタR14の取得結果が「10」であるときには図柄番号Aとして「A11」が選択される。
CPU71は図26のステップS273へ移行したときにはROM72から図29の(b)の2ラインリーチ用の予告データを選択する。そして、2ラインリーチ用の予告データからランダムカウンタR14の取得結果に応じた図柄番号Aを選択し、図26のステップS275で図柄番号Aの選択結果を予告図柄111の挿入箇所として図柄制御回路80に送信し、ステップS278でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。例えばランダムカウンタR14の取得結果が「10」であるときには図柄番号Aとして「A3」が選択される。
CPU71は図26のステップS274へ移行したときにはROM72から図29の(c)の1ラインリーチ用の予告データを選択する。そして、1ラインリーチ用の予告データからランダムカウンタR14の取得結果に応じた図柄番号Aを選択し、図26のステップS275で図柄番号Aの選択結果を予告図柄111の挿入箇所として図柄制御回路80に送信し、ステップS278でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。例えばランダムカウンタR14の取得結果が「10」であるときには図柄番号Aとして「A7」が選択される。
5−4−4.装飾図柄変動開始コマンド処理
CPU71はメイン制御回路50からの装飾図柄変動開始コマンドを受信すると、コマンド処理フラグに装飾図柄変動開始コマンド処理をセットする。この装飾図柄変動開始コマンドは変動パターンコマンドが送信された直後に送信されるものであり、CPU71はコマンド処理フラグを変動パターンコマンド処理からコマンド待ち処理に書換えた直後にコマンド待ち処理から装飾図柄変動開始コマンド処理に書換える。
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図31のステップS281で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にスタートコマンドを送信する。そして、ステップS282へ移行し、RAM73に記録されている装飾図柄変動開始コマンドをクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM93の音データを再生することに基いてスピーカ14から音データの選択結果に応じた遊技音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM103の電飾データを再生することに基いて電飾LED17を電飾データの選択結果に応じたパターンで発光させる。
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86のビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34にビデオデータに応じた映像を表示し、ビデオデータにキャラクタデータを重ねることに基づいて装飾図柄の各列の図柄要素を変動状態および変動停止状態で表示する。この装飾図柄の変動表示はビデオデータの再生時間内で停止するように行われるものであり、装飾図柄はビデオデータの再生時間内で演出制御回路70の設定結果に応じた組合せで停止表示される。即ち、装飾図柄は3列の変動表示を開始してから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間内で組合せが決まる。
CPU71は図31のステップS282で装飾図柄変動開始コマンドをクリアすると、ステップS283で予告無し目押し演出フラグの設定状態を判断し、ステップS284で予告有り目押し演出フラグの設定状態を判断する。予告無し目押し演出フラグは直前の変動パターンコマンド処理で演出パターンコマンドC1−2・C2−2・C3−2・C5−2・C6−2・C7−2の6種類のいずれかが選択されることに基づいてオンされるものであり、予告有り目押し演出フラグは直前の変動パターンコマンド処理で演出パターンコマンドC1−1・C2−1・C3−1・C5−1・C6−1・C7−1の6種類のいずれかが選択されることに基づいてオンされるものであり、CPU71は予告無し目押し演出フラグおよび予告有り目押し演出フラグの双方がオフされていることを判断したときにはステップS285でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
CPU71は予告無し目押し演出フラグおよび予告有り目押し演出フラグのいずれかがオンされていることを判断すると、ステップS286へ移行する。ここでスイッチ入力待ち時間タイマTを「0」にリセットし、ステップS287でコマンド処理フラグにスイッチ入力待ち処理をセットする。
5−4−5.スイッチ入力待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがスイッチ入力待ち処理にセットされていることを検出すると、図32のステップS291でスイッチ入力待ち時間タイマTに単位時間「4msec」を加算する。そして、ステップS292へ移行し、スイッチ入力待ち時間タイマTの加算結果をROM72に記録された監視開始時間Tsと比較する。この監視開始時間Tsはストップスイッチ75の監視処理を始める時間であり、CPU71はステップS292で「T>Ts」を判断したときにはステップS293へ移行する。
CPU71はステップS293へ移行すると、演出時間タイマTの加算結果をROM72に記録された監視終了時間Te(監視開始時間Ts+6.0sec)と比較する。この監視終了時間Teはストップスイッチ75の監視処理を終える時間であり、CPU71はステップS293で「Te>T」を判断したときにはステップS294へ移行する。
CPU71はステップS294へ移行すると、ストップスイッチ75のオンオフを判断する。ここでストップスイッチ75のオンを判断したときにはステップS295へ移行し、図柄制御回路80に図柄停止コマンドを送信する。即ち、遊技者がストップスイッチ75を監視開始時間Tsから監視終了時間Teの範囲内で操作したときにはストップスイッチ75の操作タイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信される。このストップスイッチ75の操作を有効な操作と称する。
CPU71はステップS293でスイッチ入力待ち時間タイマTの加算結果が監視終了時間Teに到達したことを判断すると、ステップS295で図柄制御回路80に図柄停止コマンドを送信する。即ち、遊技者がストップスイッチ75を監視開始時間Tsから監視終了時間Teの範囲内で操作しなかったときには監視終了時間Teの経過タイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信される。
CPU71はステップS295で図柄停止コマンドを送信すると、ステップS296で予告無し目押し演出フラグをオフする。そして、ステップS297で予告有り目押し演出フラグをオフし、ステップS298でスイッチ入力待ち時間タイマTを「0」にリセットする。次にステップS299へ移行し、コマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
5−4−6.装飾図柄変動停止コマンド処理
CPU71はメイン制御回路50からの装飾図柄変動停止コマンドを受信すると、コマンド処理フラグに装飾図柄変動停止コマンド処理をセットする。この装飾図柄変動停止コマンドは装飾図柄変動開始コマンドが送信されたことを基準に変動表示時間が経過したタイミングで送信されるものであり、CPU71は予告無し目押し演出および予告有り目押し演出のいずれかを発生させるときにはコマンド処理フラグを装飾図柄変動開始コマンド処理からスイッチ入力待ち処理を経てコマンド待ち処理に書換えた後にコマンド待ち処理から装飾図柄変動停止コマンド処理に書換え、予告無し目押し演出および予告有り目押し演出をいずれも発生させないときにはコマンド処理フラグを装飾図柄変動開始コマンド処理からコマンド待ち処理に書換えた後にコマンド待ち処理から装飾図柄変動停止コマンド処理に書換える。
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図33のステップS301で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にストップコマンドを送信する。そして、ステップS302でRAM73に記録されている装飾図柄変動停止コマンドをクリアし、ステップS303でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには電飾データの再生処理を停止する。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときにはVDP84にビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基いてビデオデータの再生処理を停止する。
6.図柄制御回路80の内部処理
図34および図35はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC1−1を受信したときの処理内容を示すものである。この図柄表示処理はCPU81がタイマ回路88からのパルス信号を検出する「4sec」毎に実行するものであり、CPU81は図34のステップS401で演出時間タイマTに単位時間「4msec」を加算する。この演出時間タイマTは装飾図柄遊技の経過時間を計測するものであり、演出時間タイマTの計測処理は「0」を初期値として開始される。
CPU81はステップS402へ移行すると、スタートコマンドの有無を判断する。このスタートコマンドは演出制御回路70がメイン制御回路50からの装飾図柄変動開始コマンドを受信することに基づいて送信するものであり、CPU81はステップS402でスタートコマンドを受信したときにはステップS403へ移行し、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はビデオデータV1の再生処理を開始する。図36はVDP84がビデオデータV1を再生することに基づいて装飾図柄表示器34に表示する映像を示すものであり、ビデオデータV1の再生時には背景が表示され、背景上にスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113が同時に表示され(図36のe参照)、リーチの図柄114および3本の有効ラインの図柄115が同時に表示される(図36のh参照)。
CPU81は図34のステップS403でVDP84にスタートコマンドを送信すると、ステップS404でVDP84に全図変動コマンドを送信し、ステップS405でRAM83に記録されている演出制御回路70からのスタートコマンドをクリアする。この全図柄変動コマンドは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全てを高速変動状態で表示することを指令するものであり、VDP84は、図36の(a)に示すように、全図変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態で表示する。この高速変動表示は予め決められた順序で相互に間隔を置いて縦一列に並ぶ8種類の図柄要素「1」〜「8」を縦方向に沿って表示範囲が移動するように表示(スクロール表示)するものであり、各列の図柄要素相互間にはブランク図柄が表示される。これら各列の図柄要素のブランク図柄を挟んだ変動表示はVDP84がキャラクタデータの表示位置を予め決められた一定時間ΔT毎に予め決められた一定量だけ画面の下方へ移動することで行われるものであり、左列の図柄要素のブランク図柄を含む変動順序および中列の図柄要素のブランク図柄を含む変動順序は同一の「1」→「B」→「2」→「B」→「3」→「B」→「4」→「B」→「5」→「B」→「6」→「B」→「7」→「B」→「8」→「B」→「1」・・・に設定され、右列の図柄要素のブランク図柄を含む変動順序は左列および中列とは逆の「8」→「B」→「7」→「B」→「6」→「B」→「5」→「B」→「4」→「B」→「3」→「B」→「2」→「B」→「1」→「B」→「8」・・・に設定されている。この高速変動表示ではキャラクタデータの単位時間当りの移動量が最大値ΔYmaxに設定されており、各列の図柄要素はブランク図柄と共に共通の高速度「ΔYmax/ΔT」で移動しながら種類が変化する。この変動速度「ΔYmax/ΔT」は遊技者が図柄要素の種類およびブランク図柄の種類を視覚的に認識することが不能な速度である。
CPU81は図34のステップS406へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された低速変動時間と比較する。ここで「T=低速変動時間」を判断したときにはステップS407へ移行し、VDP84に全図低速変動コマンドを送信する。この全図低速変動コマンドは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を低速変動状態で表示することを指令するものであり、VDP84は、図36の(b)に示すように、全図低速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態から低速変動状態に切換える。この低速変動表示ではキャラクタデータの単位時間当りの移動量が最小値ΔYmin(<ΔYmax)に設定されており、各列の図柄要素はブランク図柄と共に共通の低速度「ΔYmin/ΔT」で移動しながら種類が変化する。この変動速度「ΔYmin/ΔT」は遊技者が図柄要素の種類およびブランク図柄の種類を視覚的に認識することが可能な速度であり、低速変動状態では各列の図柄要素がブランク図柄と共に高速変動表示時と同一の変動順序で高速変動表示時と同一方向へ変動する。
CPU81は図34のステップS408へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された予告図柄挿入時間と比較する。この予告図柄挿入時間はステップS406の低速変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は全列の図柄要素を低速変動状態に切換えた後にステップS408で「T=予告図柄挿入時間」を判断する。そして、ステップS409へ移行し、VDP84に図柄番号Aを送信する。この図柄番号Aは演出制御回路70が変動パターンコマンド処理で予告図柄111の挿入箇所として設定したものであり、CPU81はステップS409で図柄番号Aを送信したときにはステップS410へ移行する。
CPU81はステップS410へ移行すると、VDP84に予告挿入コマンドを送信する。この予告挿入コマンドは予告図柄111を左列に挿入することを指令するものであり、VDP84は予告挿入コマンドを受信したときには図30の図柄番号データから図柄番号Aの受信結果に応じたブランク図柄を選択し、ブランク図柄の選択結果に換えて予告図柄111を挿入する。即ち、予告図柄111は、図36の(c)に示すように、左列の図柄要素がブランク図柄と共に低速変動している最中にブランク図柄に換えて表示されるものであり、VDP84は予告図柄111を左列の図柄要素および左列のブランク図柄と共に共通の低速度「ΔYmin/ΔT」で変動表示する。この低速変動状態では遊技者は予告図柄111そのものの種類に加えて予告図柄111の上方の図柄要素の種類および予告図柄111の下方の図柄要素の種類を視覚的に識別することができる。
CPU81は図34のステップS411へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中速変動時間と比較する。この中速変動時間はステップS410で予告挿入コマンドを送信したことを基準に各列の図柄要素が低速度で2周する時間に設定されたものであり、CPU81はステップS411で「T=中速変動時間」を判断したときにはステップS412へ移行し、VDP84に全図中速変動コマンドを送信する。この全図中速変動コマンドは全列の図柄要素を中速度(請求項で称する高速度)で変動表示することを指令するものであり、VDP84は、図36の(d)に示すように、全図中速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を低速変動状態から中速変動状態に切換える。この中速変動表示では単位時間当りのキャラクタデータの移動量が最小値ΔYminと最大値ΔYmaxとの間の中間値ΔYmに設定されており、各列の図柄要素はブランク図柄と共に共通の中速度「ΔYm/ΔT」で移動しながら種類が変化する。この変動速度「ΔYm/ΔT」は遊技者が予告図柄111の種類とブランク図柄の種類と図柄要素の種類を低速変動状態に比べて劣る認識度で視覚的に判別することが可能な速度であり、中速変動状態では左列の予告図柄111が図柄要素およびブランク図柄と共に高速変動表示時と同一の変動順序で高速変動表示時と同一方向へ変動する。即ち、予告図柄111は低速変動状態で遊技者に複数回提示された後で中速変動状態に切換わる。
中速変動時間はビデオデータV1でのスイッチの図柄112の表示タイミングおよび「PUSH★を狙え」の図柄113の表示タイミングに比べて設定時間だけ早く設定されており、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113は、図36の(d)から(e)に示すように、予告図柄111が左列の図柄要素およびブランク図柄と共に低速変動状態から中速変動状態に切換わった後で表示される。演出制御回路70が図32のスイッチ入力待ち処理でスイッチ入力待ち時間タイマTを監視開始時間Tsに加算するタイミングはビデオデータV1でのスイッチの図柄112の表示タイミングおよび「PUSH★を狙え」の図柄113の表示タイミングと同一に設定されており、演出制御回路70はストップスイッチ75の監視処理をスイッチの図柄112の表示タイミングおよび「PUSH★を狙え」の図柄113の表示タイミングに同期して開始する。即ち、ストップスイッチ75は予告図柄111の中速変動状態でスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113が表示されることに同期して有効化される。
CPU81は図34のステップS413へ移行すると、図柄停止コマンドの有無を判断する。例えば遊技者がスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113の表示後に予告図柄111を狙ってストップスイッチ75を監視終了時間Teの経過前に操作したときには演出制御回路70からストップスイッチ75の操作タイミングで図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信され、遊技者がストップスイッチ75を監視終了時間Teの経過前に操作しなかったときには演出制御回路70から監視終了時間Teの経過タイミングで図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信される。
CPU81はステップS413で図柄停止コマンドを受信すると、ステップS414でVDP84にデータ要求コマンドを送信する。このデータ要求コマンドはVDP84に図柄番号Aoの返信を要求するものであり、VDP84は次の手順でCPU81に図柄番号Aoを返信する。
装飾図柄表示器34には、図37に示すように、15個の表示領域E1〜E15が横3列縦5段に設定されており、VDP84はデータ要求コマンドを受信したときには表示領域E1の表示状態を検出する。この表示領域E1は左列の最上段に設定されたものであり、VDP84は表示領域E1内に図柄要素を表示しているときにはこれの種類をキャラクタデータの表示位置に基づいて検出し、表示領域E1内にブランク図柄を表示しているときにはこれの種類をキャラクタデータの表示位置に基づいて検出する。そして、図30の図柄番号データから図柄要素の検出結果に応じた図柄番号Aoまたはブランク図柄の検出結果に応じた図柄番号Aoを検出し、図柄番号Aoの検出結果をCPU81に送信する。この表示領域E1内に表示している図柄要素および表示領域E1内に表示しているブランク図柄とは表示領域E1に対する重なり量が表示領域E2に対する重なり量および仮想的な表示領域E0に対する重なり量のいずれに比べても大きなものであり、例えば図37の(b)に示すように、図柄要素「2」が表示領域E0および表示領域E1に跨って表示されているときには重なり量が大である表示領域E1内に表示していると判断され、図37の(c)に示すように、図柄要素「2」が表示領域E1および表示領域E2に跨って表示されているときには重なり量が大である表示領域E1内に表示していると判断される。
CPU81は図34のステップS415へ移行すると、VDP84からの図柄番号Aoの有無を判断する。ここで図柄番号Aoが有ることを判断したときにはステップS416へ移行し、図柄番号Aoの受信結果をRAM83に記録する。そして、ステップS417へ移行し、VDP84が検出した図柄番号Aoおよび演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aに基づいてスベリ数S1を設定する。このスベリ数S1とは予告図柄111を左列の下段の表示領域E4内に停止表示するための残り変動量(移動コマ数)であり、図38〜図40はスベリ数を設定するためのスベリ数データである。これら図38の〜図40のスベリ数データは図柄制御回路80のROM82に記録されたものであり、演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aが「A3」であるときには図38の(a)の3ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S1が選択され、図柄番号Aが「A7」であるときには図39の(a)の3ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S1が選択され、図柄番号Aが「A11」であるときには図40の(a)の3ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S1が選択される。
CPU81は図34のステップS417でスベリ数S1を選択すると、ステップS418でスベリ数S1の選択結果を「0」と比較する。ここで「S1=0」を判断したときにはステップS419へ移行し、VDP84からの図柄番号Aoの受信結果が奇数であるか否かを判断する。ここで図柄番号Aoの受信結果が奇数であることを判断したときにはステップS420へ移行し、図30の図柄番号データから図柄番号Aoの受信結果の直後の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の図柄要素L´に設定する。この左列の図柄要素L´は左列の最上段の表示領域E1内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A3」であるときには「A3」の直後の図柄番号「A4」に応じた図柄要素「3」が選択され、図柄要素「3」が仮図柄要素L´に設定される。尚、図柄番号「A15」の直後の図柄番号は「A0」である。
CPU81は図34のステップS419でVDP84からの図柄番号Aoの受信結果が偶数であることを判断すると、ステップS421で図30の図柄番号データから図柄番号Aoの受信結果に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の図柄要素L´は左列の最上段の表示領域E1内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A6」であるときには図柄番号「A6」に応じた図柄要素「4」が選択され、図柄要素「4」が仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図34のステップS418でスベリ数S1の選択結果が「0」でないことを判断すると、ステップS422でスベリ数S1の選択結果を「(1)」と比較する。この「スベリ数S1=(1)」は予告図柄111が左列の表示領域E5内に存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信された場合に検出されるものであり、左列の中速変動表示を図柄停止コマンドの送信タイミングに遅らせて停止することに基づいて予告図柄111を表示領域E5内に停止表示させないための残り変動量である。
CPU81はステップS422でスベリ数S1の選択結果が「(1)」であることを判断すると、ステップS423で図30の図柄番号データから図柄番号Aoの受信結果の直後の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の図柄要素L´に設定する。この左列の図柄要素L´は左列の最上段の表示領域E1内に停止表示する図柄要素を称するものであり、図柄番号Aoの受信結果が「A7」であるときには直後の図柄番号「A8」に応じた図柄要素「5」が選択され、図柄要素「5」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A11」であるときには直後の図柄番号「A12」に応じた図柄要素「7」が選択され、図柄要素「7」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A15」であるときには直後の図柄番号「A0」に応じた図柄要素「1」が選択され、図柄要素「1」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図34のステップS422でスベリ数S1の選択結果が「1≦S1≦3」であることを判断すると、ステップS424へ移行する。ここで図30の図柄番号データから予告図柄111の挿入箇所である図柄番号Aの3個後の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の図柄要素L´は左列の最上段の表示領域E1内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aの設定結果が「A3」であるときには3個後の図柄番号「A6」に応じた図柄要素「4」が選択され、図柄要素「4」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A7」であるときには3個後の図柄番号「A10」に応じた図柄要素「6」が選択され、図柄要素「6」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A11」であるときには3個後の図柄番号「A14」に応じた図柄要素「8」が選択され、図柄要素「8」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は左列の仮図柄要素L´を設定すると、図34のステップS425でVDP84に仮図柄要素L´の設定結果を送信する。そして、ステップS426へ移行し、VDP84に左列の変動停止コマンドを送信する。この左列の変動停止コマンドは左列の中速変動表示を停止することを指令するものであり、VDP84は左列の変動停止コマンドを受信することに基づいて左列の最上段の表示領域E1内に仮図柄要素L´が移動するタイミングで左列の中速変動表示を停止する。
図36の(f)は左列の中速変動表示が停止した状態を示すものである。この図36の(f)は予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像であり、予告図柄111が表示領域E4内に存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が図柄停止コマンドの送信タイミングで停止する。この状態では予告図柄111が表示領域E4内に停止表示され、表示領域E1内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の変動順序の図柄要素が停止表示される。
予告図柄111が表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が予告図柄111の現在位置および表示領域E4間の距離差に応じた時間だけ遅れて停止する。この状態では予告図柄111が表示領域E4内に停止表示され、表示領域E1内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の変動順序の図柄要素が停止表示される。即ち、遊技者がストップスイッチ75を予告図柄111が表示領域E4内に存在するタイミングで有効に操作したときには左列の中速変動表示がストップスイッチ75の操作タイミングで停止し、予告図柄111が表示領域E4内に停止表示される。また、遊技者がストップスイッチ75を予告図柄111が表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで操作したときには左列の中速変動表示がストップスイッチ75の操作タイミングに遅れて停止し、予告図柄111が表示領域E4内に停止表示される。
図41の(f)は予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれにも存在しないタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像である。この状態では表示領域E1内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E4内に予告図柄111が停止表示されることなくブランク図柄が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の変動順序の図柄要素が停止表示される。即ち、予告図柄111は表示領域E4内は勿論のこと、表示領域E1内〜表示領域E3内にも停止表示されない。
CPU81は図35のステップS427へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に記録された右列の変動停止時間と比較する。この右列の変動停止時間はストップスイッチ75の監視終了時間Teに比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の変動表示を停止させた後で「T=右列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS427からステップS428へ移行し、右列の図柄要素R´を左列の仮図柄要素L´と同一の図柄要素に設定する。この右列の仮図柄要素R´とは右列の最下段の表示領域E15内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば左列の仮図柄要素L´が「4」であるときには右列の仮図柄要素R´が「4」に設定される。
CPU81はステップS428で右列の仮図柄要素R´を設定すると、ステップS429でVDP84に右列の仮図柄要素R´の設定結果を送信する。そして、ステップS430へ移行し、VDP84に右列の変動停止コマンドを送信する。この右列の変動停止コマンドは右列の中速変動表示を停止することを指令するものであり、VDP84は、図36の(g)および図41の(g)に示すように、右列の変動停止コマンドを受信することに基づいて右列の表示領域E15内に仮図柄要素R´が移動するタイミングで右列の中速変動表示を停止する。この状態では右列の表示領域E11内に仮図柄要素R´の2個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E12内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E13内に仮図柄要素R´の1個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E14内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E15内に仮図柄要素R´が停止表示される。
右列の変動停止時間はビデオデータV1でのリーチの図柄114の表示タイミングおよび3本の有効ラインの図柄115の表示タイミングに比べて短く設定されており、リーチの図柄114は、図36の(h)および図41の(h)に示すように、右列の仮図柄要素R´が変動停止した後で表示される。この状態では表示領域E1内の仮図柄要素L´および表示領域E15内の仮図柄要素R´が右下りの有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並び、表示領域E3内の図柄要素および表示領域E13内の図柄要素が水平な有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並び、表示領域E5内の図柄要素および表示領域E11内の図柄要素が右上りの有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並ぶ3ラインのリーチ状態が発生し、3ラインのリーチ状態が発生したことがリーチの図柄114によって報知される。
CPU81は図35のステップS431へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の低速変動時間と比較する。この中列の低速変動時間は右列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は3ラインのリーチ状態を発生させた後で「T=中列の低速変動時間」を判断する。そして、ステップS432へ移行し、VDP84に中列の低速変動コマンドを送信する。この中列の低速変動コマンドは中列を低速変動状態で表示することを指令するものであり、VDP84は、図36の(i)および図41の(i)に示すように、中列の低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素を中速変動状態から低速変動状態に切換える。この低速変動表示ではキャラクタデータの単位時間当りの移動量が最小値ΔYminに設定されており、中列の図柄要素はブランク図柄と共に低速度「ΔYmin/ΔT」で移動しながら種類が変化する。この低速変動状態では中列の図柄要素がブランク図柄と共に高速変動表示時と同一の変動順序で高速変動表示時と同一方向へ変動する。
CPU81は図35のステッS433へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の変動停止時間と比較する。この中列の変動停止時間は中列の低速変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列を中速変動状態から低速変動状態に切換えた後で「T=中列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS433からステップS434へ移行し、左列の仮図柄要素L´の設定結果および右列の仮図柄要素R´の設定結果を検出し、中列の仮図柄要素C´を仮図柄要素L´の設定結果および仮図柄要素R´の設定結果と同一の図柄要素に設定する。例えば仮図柄要素L´の設定結果および仮図柄要素R´の設定結果が「4」であるときには中列の仮図柄要素C´が「4」に設定される。
CPU81はステップS434で中列の仮図柄要素C´を設定すると、ステップS435でVDP84に中列の仮図柄要素C´の設定結果を送信する。そして、ステップS436でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信し、ステップS437で予告解除コマンドを送信する。中列の変動停止コマンドは中列の低速変動表示を仮図柄要素C´の設定結果で停止することを指令するものであり、VDP84は、図36の(j)および図41の(j)に示すように、中列の変動停止コマンドを受信することに基づいて中列の中段の表示領域E8内に仮図柄要素C´が移動するタイミングで中列の低速変動表示を停止する。この状態では中列の表示領域E6内に仮図柄要素C´の1個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E7内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示され、表示領域E9内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E10内に仮図柄要素C´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示される。従って、表示領域E1内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになり、表示領域E3内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E13内の図柄要素が外れリーチの組合せになり、表示領域E5内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E11内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。予告解除コマンドは予告図柄111に換えてブランク図柄を挿入することを指令するものであり、VDP84は予告図柄111を表示領域E4内に表示しているときには予告図柄111を消去し、図36の(j)に示すように、予告図柄111に換えてブランク図柄を表示する。
CPU81は図35のステップS438へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された再変動時間と比較する。この再変動時間は中列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列の変動表示を停止させた後で「T=再変動時間」を判断する。そして、ステップS438からステップS439へ移行し、VDP84に再変動コマンドを送信する。この再変動コマンドは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を高速変動状態で表示することを指令するものであり、VDP84は、図36の(k)および図41の(k)に示すように、再変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を全図変動コマンドの受信時と同一内容で高速変動表示する。
CPU81は図35のステップS440へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された確定停止時間と比較する。この確定停止時間は再変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を再変動させた後で「T=確定停止時間」を判断する。そして、ステップS440からステップS441へ移行し、VDP84に左列の図柄要素の設定結果Lと中列の図柄要素Cの設定結果と右列の図柄要素の設定結果Rを送信する。これら左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rは演出制御回路70が当落コマンド処理で設定したものであり、CPU81はステップS441でVDP84に左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rを送信したときにはステップS442へ移行し、VDP84に確定停止コマンドを送信する。この確定停止コマンドは各列の再変動を設定結果で同時に停止することを指令するものであり、VDP84は確定停止コマンドを受信したときには、図36の(l)および図41の(l)に示すように、左列の中段の表示領域E3内に図柄要素Lが移動するタイミングで左列の再変動表示を停止し、中列の中段の表示領域E8内に図柄要素Cが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止し、右列の中段の表示領域E13内に図柄要素Rが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止する。この状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せになり、表示領域E1内の図柄要素と表示領域E6内の図柄要素と表示領域E11内の図柄要素が完全外れの組合せになり、表示領域E5内の図柄要素と表示領域E10内の図柄要素と表示領域E15内の図柄要素が完全外れの組合せになり、残りの表示領域E2・E4・E7・E9・E12・E14内にブランク図柄がそれぞれに停止表示される。
図34および図35の図柄表示処理はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC5−1を受信したときの処理内容も示しており、図42はCPU81が演出パターンコマンドC5−1を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この演出パターンコマンドC5−1の受信時にはVDP84がCPU81からのスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV5を再生する。このビデオデータV5の再生時には、図42の(e)に示すように、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで表示され、図42の(h)に示すように、リーチの図柄114および3本の有効ラインの図柄115がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで表示される。
CPU81は演出パターンコマンドC5−1の受信時には図35のステップS434で中列の仮図柄要素C´を左列の仮図柄要素L´の1個後の変動順序の図柄要素に設定し、ステップS435で仮図柄要素C´の設定結果をVDP84に送信し、ステップS436でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信する。即ち、遊技者がストップスイッチ75を予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで有効に操作したときには予告図柄111が左列の表示領域E4内に停止表示され、左列の表示領域E1内に仮図柄要素L´が停止表示され、左列の表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の図柄要素が停止表示される。また、遊技者がストップスイッチ75を予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれにも存在しないタイミングで有効に操作したときには左列の表示領域E4内に予告図柄111が停止表示されることなくブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E1内に仮図柄要素L´が停止表示され、左列の表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の図柄要素が停止表示される。
左列の中速変動表示が停止したときには右列の仮図柄要素R´が左列の仮図柄要素L´と同一の数字に設定され、図42の(g)に示すように、右列の表示領域E15内に仮図柄要素R´が停止表示され、右列の表示領域E13内に仮図柄要素R´の1個後の図柄要素が停止表示され、右列の表示領域E11内に仮図柄要素R´の2個後の図柄要素が停止表示され、3ラインのリーチ状態が発生する。そして、中列の仮図柄要素C´が左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同一の数字に設定され、図42の(j)に示すように、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示される。この状態では表示領域E1内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになり、表示領域E3内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E13内の図柄要素が外れリーチの組合せになり、表示領域E5内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E11内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。この演出パターンコマンドC5−1の選択時には左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rが外れリーチの組合せに設定されており、図42の(l)に示すように、左列の再変動表示と中列の再変動表示と右列の再変動表示が停止したときには左列の表示領域E3内に図柄要素Lが表示され、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが表示され、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが表示され、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
図43および図44はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC1−2を受信したときの処理内容を示すものであり、図45はCPU81が演出パターンコマンドC1−2を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この図柄表示処理はステップS408の予告図柄挿入時間の判断処理とステップS409の図柄番号の送信処理とステップS410の予告挿入コマンドの送信処理とステップS417のスベリ数S1の設定処理とステップS418のスベリ数S1の判断処理とステップS422のスベリ数S1の判断処理とステップS423の仮図柄要素L´の設定処理とステップS424の仮図柄要素L´の設定処理とステップS437の予告解除コマンドの送信処理が行われない点を除いて演出パターンコマンドC1−1を受信したときの図34および図35の処理内容と同一であり、CPU81は図43および図44の図柄表示処理を実行することに基づいてVDP84にコマンドを送信し、VDP84はCPU81からのコマンドに基づいて次の映像を表示する。
VDP84はスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV1を再生し、図45の(c)に示すように、左列の低速変動時に予告図柄111を挿入せず、図45の(d)に示すように、左列と中列と右列の全列を予告図柄111の未挿入状態で低速変動状態から中速変動状態に切換える。この全列の中速変動状態では、図45の(e)に示すように、ビデオデータV1に基づいてスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113を表示し、遊技者にストップスイッチ75の操作を促す。
VDP84は、図45の(f)に示すように、ストップスイッチ75が有効に操作されたときにはストップスイッチ75の操作タイミングで左列の表示領域E1内に仮図柄要素L´を停止表示する。この状態では左列の表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個前の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E4内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E5内に仮図柄要素L´の2個前の図柄要素が停止表示される。この仮図柄要素L´はCPU81が図43のステップS420または図43のステップS421でストップスイッチ75の操作タイミングに応じて設定したものであり、VDP84は左列を変動停止させたときには、図45の(g)に示すように、右列の表示領域E15内に仮図柄要素R´を停止表示する。この状態では右列の表示領域E11内に仮図柄要素R´の2個後の図柄要素が停止表示され、右列の表示領域E12内にブランク図柄が停止表示され、右列の表示領域E13内に仮図柄要素R´の1個後の図柄要素が停止表示され、右列の表示領域E14内にブランク図柄が停止表示され、3ラインのリーチ状態が発生する。右列の仮図柄要素R´はCPU81が左列の仮図柄要素L´と同種の数字に設定したものであり、VDP84は3ラインのリーチ状態を発生させたときには、図45の(i)に示すように、中列の変動速度を中速度から低速度に切換え、図45の(j)に示すように、表示領域E8内に仮図柄要素C´を停止表示する。この中列の仮図柄要素C´はCPU81が左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同種の数字に設定したものであり、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示されたときには表示領域E1内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになり、表示領域E3内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E13内の図柄要素が外れリーチの組合せになり、表示領域E5内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E11内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。
VDP84は中列に仮図柄要素C´を停止表示すると、図45の(k)に示すように、全列を高速度で再変動させる。そして、図45の(l)に示すように、左列の再変動を図柄要素Lで停止させ、中列の再変動を図柄要素Cで停止させ、右列の再変動を図柄要素Rで停止させる。これら図柄要素Lと図柄要素Cと図柄要素Rは演出制御回路70が設定したものであり、左列と中列と右列の再変動が停止した状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
図43および図44はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC5−2を受信したときの処理内容も示している。この場合には、図46の(g)に示すように、ストップスイッチ75の操作タイミングに応じた図柄要素で3ラインのリーチ状態が発生し、図46の(j)に示すように、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示される。この中列の仮図柄要素C´は図44のステップS434で左列の仮図柄要素L´の直後の図柄要素に設定されたものであり、中列の変動停止状態では表示領域E1内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになり、表示領域E3内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E13内の図柄要素が外れリーチの組合せになり、表示領域E5内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E11内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。そして、左列と中列と右列が再び変動状態になり、図46の(l)に示すように、左列の表示領域E3内に図柄要素Lが停止表示され、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが停止表示され、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが停止表示され、左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
図47および図48はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC2−1を受信したときの処理内容を示すものであり、CPU81は図47のステップS451で演出時間タイマTに単位時間「4msec」を加算し、ステップS452へ移行する。ここで演出制御回路70からのスタートコマンドを受信したときにはステップS453へ移行し、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はビデオデータV2の再生処理を開始する。
図49はVDP84がビデオデータV2を再生することに基づいて装飾図柄表示器34に表示する映像を示すものであり、ビデオデータV2の再生時には背景が表示され、図49の(e)に示すように、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで背景上に表示され、図49の(h)に示すように、リーチの図柄114および2本の有効ラインの図柄115がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで背景上に表示される。
CPU81は図47のステップS453でVDP84にスタートコマンドを送信すると、ステップS454で全図変動コマンドを送信し、ステップS455でRAM83に記録されているスタートコマンドをクリアする。すると、VDP84は、図49の(a)に示すように、全図変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態で表示する。
CPU81は図47のステップS456へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を低速変動時間と比較する。この低速変動時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81はステップS456で「T=低速変動時間」を判断したときにはステップS457へ移行し、VDP84に全図低速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(b)に示すように、全図低速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態から低速変動状態に切換える。
CPU81は図47のステップS458へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を予告図柄挿入時間と比較する。この予告図柄挿入時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81は「T=予告図柄挿入時間」を判断したときにはステップS458からステップS459へ移行し、VDP84に図柄番号Aを送信する。この図柄番号Aは演出制御回路70が変動パターンコマンド処理で予告図柄111の挿入箇所として設定したものであり、CPU81はステップS459で図柄番号Aを送信したときにはステップS460へ移行する。
CPU81はステップS460へ移行すると、VDP84に予告挿入コマンドを送信する。すると、VDP84は予告挿入コマンドを受信することに基づいて図30の図柄番号データから図柄番号Aの受信結果に応じたブランク図柄を選択し、ブランク図柄の選択結果に換えて予告図柄111を挿入する。即ち、予告図柄111は、図49の(c)に示すように、左列の図柄要素がブランク図柄と共に低速変動している最中にブランク図柄に換えて表示されるものであり、VDP84は予告図柄111を左列の図柄要素および左列のブランク図柄と共に共通の低速度で変動表示する。
CPU81は図47のステップS461へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を中速変動時間と比較する。この中速変動時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81はステップS461で「T=中速変動時間」を判断したときにはステップS462へ移行し、VDP84に全図中速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(d)に示すように、全図中速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を低速変動状態から中速変動状態に切換える。即ち、予告図柄111は低速変動状態で遊技者に複数回提示された後で中速変動状態に切換わるものであり、演出制御回路70はストップスイッチ75の監視処理をスイッチの図柄112の表示タイミングおよび「PUSH★を狙え」の図柄113の表示タイミングに同期して開始する。
CPU81は図47のステップS463へ移行すると、図柄停止コマンドの有無を判断する。ここで図柄停止コマンドを受信したときにはステップS464へ移行し、VDP84にデータ要求コマンドを送信する。すると、VDP84はデータ要求コマンドを受信することに基づいて表示領域E1の表示状態を検出する。この表示領域E1は、図37に示すように、左列の最上段に設定されたものであり、VDP84は表示領域E1内に図柄要素を表示しているときにはこれをキャラクタデータの表示位置に基づいて検出し、表示領域E1内にブランク図柄を表示しているときにはこれをキャラクタデータの表示位置に基づいて検出する。そして、図30の図柄番号データから図柄要素の検出結果に応じた図柄番号Aoまたはブランク図柄の検出結果に応じた図柄番号Aoを検出し、図柄番号Aoの検出結果をCPU81に送信する。
CPU81は図47のステップS465へ移行すると、VDP84からの図柄番号Aoの有無を判断する。ここで図柄番号Aoが有ることを判断したときにはステップS466へ移行し、図柄番号Aoの受信結果をRAM83に記録する。そして、ステップS467へ移行し、VDP84が検出した図柄番号Aoおよび演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aに基づいてスベリ数S2を設定する。このスベリ数S2とは予告図柄111を左列の最下段の表示領域E5内に停止表示するための残り変動量(移動コマ数)であり、演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aが「A3」であるときには図38の(b)の2ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S2が選択され、図柄番号Aが「A7」であるときには図39の(b)の2ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S2が選択され、図柄番号Aが「A11」であるときには図40の(b)の2ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S2が選択される。
CPU81は図47のステップS467でスベリ数S2を選択すると、ステップS468でスベリ数S2の選択結果を「0」と比較する。ここで「S2=0」を判断したときにはステップS469へ移行し、VDP84が検出した図柄番号Aoが奇数であるか否かを判断する。ここで図柄番号Aoの受信結果が奇数であることを判断したときにはステップS470へ移行し、図30の図柄番号データから図柄番号Aoの直前の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の上段の表示領域E2内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A3」であるときには「A3」の直前の図柄番号「A2」に応じた図柄要素「2」が選択され、図柄要素「2」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図47のステップS469で図柄番号Aoの受信結果が偶数であることを判断すると、ステップS471で図30の図柄番号データから図柄番号Aoの受信結果に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の上段の表示領域E2内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A6」であるときには「A6」に応じた図柄要素「4」が選択され、図柄要素「4」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図47のステップS468で「1≦スベリ数S2≦4」を判断すると、ステップS472へ移行する。ここで図30の図柄番号データから演出制御回路70が予告図柄の挿入箇所として設定した図柄番号Aの3個後の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の上段の表示領域E2内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aの設定結果が「A3」であるときには3個後の図柄番号「A6」に応じた図柄要素「4」が選択され、図柄要素「4」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A7」であるときには3個後の図柄番号「A10」に応じた図柄要素「6」が選択され、図柄要素「6」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A11」であるときには3個後の図柄番号「A14」に応じた図柄要素「8」が選択され、図柄要素「8」が左列の仮図柄要素L´に設定される
CPU81は左列の仮図柄要素L´を設定すると、図47のステップS473でVDP84に送信する。そして、ステップS474へ移行し、VDP84に左列の変動停止コマンドを送信する。すると、VDP84は左列の変動停止コマンドを受信することに基づいて左列の上段の表示領域E2内に左列の仮図柄要素L´が移動するタイミングで左列の中速変動表示を停止する。
図49の(f)は左列の中速変動表示が停止した状態を示すものである。この図49の(f)は予告図柄111が表示領域E5内・表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像である。例えば予告図柄111が表示領域E5内に存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が図柄停止コマンドの送信タイミングで停止する。そして、表示領域E1内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E2内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E3内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E4内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E5内に予告図柄111が停止表示される。
予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が予告図柄111の現在位置および表示領域E5間の距離差に応じた時間だけ遅れて停止する。そして、表示領域E1内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E2内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E3内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E4内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E5内に予告図柄111が停止表示される。
図50の(f)は予告図柄111が表示領域E5内・表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれにも存在しないタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像である。この場合には表示領域E1内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E2内に仮図柄要素L´が停止表示され、表示領域E3内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E4内に仮図柄要素L´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E5内に予告図柄111が停止表示されることなくブランク図柄が停止表示される。
CPU81は図48のステップS475へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を右列の変動停止時間と比較する。この右列の変動停止時間はストップスイッチ75の監視終了時間Teに比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の変動表示を停止させた後で「T=右列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS475からステップS476へ移行し、右列の仮図柄要素R´を左列の仮図柄要素L´と同一の図柄要素に設定する。例えば左列の仮図柄要素L´が「4」であるときには右列の仮図柄要素R´が「4」に設定される。
CPU81はステップS476で右列の仮図柄要素R´を設定すると、ステップS477でVDP84に仮図柄要素R´の設定結果を送信する。そして、ステップS478へ移行し、VDP84に右列の変動停止コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(g)および図50の(g)に示すように、右列の変動停止コマンドを受信することに基づいて右列の下段の表示領域E14内に仮図柄要素R´が移動するタイミングで右列の中速変動表示を停止する。この状態では表示領域E11内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E12内に仮図柄要素R´の1個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E13内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E14内に仮図柄要素R´が停止表示され、表示領域E15内にブランク図柄が停止表示される。
右列の変動停止時間はビデオデータV2でのリーチの図柄114の表示タイミングおよび2本の有効ラインの図柄115の表示タイミングに比べて短く設定されており、リーチの図柄114および2本の有効ラインの図柄115は、図49の(h)および図50の(h)に示すように、右列の仮図柄要素R´が変動停止した後で表示される。この状態では表示領域E2内の仮図柄要素L´および表示領域E14内の仮図柄要素R´が右下りの有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並び、表示領域E4内の図柄要素および表示領域E12内の図柄要素が右上りの有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並ぶ2ラインのリーチ状態が発生し、2ラインのリーチ状態が発生したことがリーチの図柄114によって報知される。
CPU81は図48のステップS479へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の低速変動時間と比較する。この中列の低速変動時間はステップS475の右列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は2ラインのリーチ状態を発生させた後で「T=中列の低速変動時間」を判断する。そして、ステップS480へ移行し、VDP84に中列の低速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(i)および図50の(i)に示すように、中列の低速変動コマンドを受信することに基づいて中列を中速変動状態から低速変動状態に切換える。
CPU81は図48のステッS481へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の変動停止時間と比較する。この中列の変動停止時間はステップS479の中列の低速変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列を低速変動状態に切換えた後で「T=中列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS481からステップS482へ移行し、中列の仮図柄要素C´を左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同一の図柄要素に設定する。例えば左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´が「4」であるときには中列の仮図柄要素C´が「4」に設定される。
CPU81はステップS482で中列の仮図柄要素C´を設定すると、ステップS483でVDP84に中列の仮図柄要素C´の設定結果を送信する。そして、ステップS484でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信し、ステップS485で予告解除コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(j)および図50の(j)に示すように、中列の変動停止コマンドを受信することに基づいて中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が移動するタイミングで中列の低速変動表示を停止する。この状態では中列の表示領域E6内に仮図柄要素C´の1個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E7内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示され、表示領域E9内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E10内に仮図柄要素C´の1個前の変動順序の図柄要素が停止表示される。従って、表示領域E2内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになり、表示領域E4内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E12内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。予告解除コマンドは予告図柄111に換えてブランク図柄を挿入することを指令するものであり、VDP84は予告図柄111を表示領域E5内に表示しているときには、図49の(j)に示すように、予告図柄111を消去し、予告図柄111に換えてブランク図柄を表示する。
CPU81は図48のステップS486へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された再変動時間と比較する。この再変動時間は中列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列を変動停止させた後で「T=再変動時間」を判断する。そして、ステップS486からステップS487へ移行し、VDP84に再変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(k)および図50の(k)に示すように、再変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を高速度で再び変動表示する。
CPU81は図48のステップS488へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された確定停止時間と比較する。この確定停止時間はステップS486の再変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を再変動させた後で「T=確定停止時間」を判断する。そして、ステップS488からステップS489へ移行し、VDP84に左列の図柄要素Lの設定結果と中列の図柄要素Cの設定結果と右列の図柄要素Rの設定結果を送信する。これら左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rは演出制御回路70が当落コマンド処理で設定したものであり、CPU81はステップS489でVDP84に左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rを送信したときにはステップS490へ移行し、VDP84に確定停止コマンドを送信する。すると、VDP84は、図49の(l)および図50の(l)に示すように、確定停止コマンドを受信することに基づいて左列の表示領域E3内に図柄要素Lが移動するタイミングで左列の再変動表示を停止し、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止し、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止する。この状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
図47および図48CPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC6−1を受信したときの処理内容も示しており、図51はCPU81が演出パターンコマンドC6−1を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この演出パターンコマンドC6−1の受信時にはVDP84がCPU81からのスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV6を再生し、図51の(e)に示すように、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113をビデオデータV2の再生時と同一タイミングで表示し、図51の(h)に示すように、リーチの図柄114および2本の有効ラインの図柄115をビデオデータV2の再生時と同一タイミングで表示する。
CPU81は演出パターンコマンドC6−1の受信時には図48のステップS482で中列の仮図柄要素C´を左列の仮図柄要素L´および右列の図柄要素R´の1個後の図柄要素に設定し、ステップS483で中列の仮図柄要素C´の設定結果をVDP84に送信し、ステップS484でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信する。この場合には、図51の(i)に示すように、中列の変動速度が中速度から低速度に切換わり、図51の(j)に示すように、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示され、左列の表示領域E2内の仮図柄要素L´と中列の表示領域E8内の仮図柄要素C´と右列の表示領域E14内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになり、左列の表示領域E4内の図柄要素と中列の表示領域E8内の仮図柄要素C´と右列の表示領域E12内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。この演出パターンコマンドC6−1の選択時には左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rが外れリーチの組合せに設定されており、図51の(l)に示すように、左列の再変動表示と中列の再変動表示と右列の再変動表示が停止したときには左列の表示領域E3内の図柄要素Lと中列の表示領域E8内の図柄要素Cと右列の表示領域E13内の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
図52および図53はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC2−2を受信したときの処理内容を示すものであり、図54はCPU81が演出パターンコマンドC2−2を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この図柄表示処理はステップS458の予告図柄挿入時間の判断処理とステップS459の図柄番号の送信処理とステップS460の予告挿入コマンドの送信処理とステップS467のスベリ数S2の設定処理とステップS468のスベリ数S2の判断処理とステップS472の仮図柄要素L´の設定処理とステップS485の予告解除コマンドの送信処理が行われない点を除いて演出パターンコマンドC2−1を受信したときの図47および図48の処理内容と同一であり、CPU81は図52および図53の図柄表示処理を実行することに基づいてVDP84にコマンドを送信し、VDP84はCPU81からのコマンドに基づいて次の映像を表示する。
VDP84は演出パターンコマンドC2−1の設定時にはスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV2を再生し、図54の(c)に示すように、左列の低速変動時に予告図柄111を挿入せず、図54の(d)に示すように、左列と中列と右列の全列を予告図柄111の未挿入状態で低速変動状態から中速変動状態に切換える。この全列の中速変動状態では、図54の(e)に示すように、ビデオデータV2に基づいてスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113を表示し、遊技者にストップスイッチ75の操作を促す。
VDP84は、図54の(f)に示すように、ストップスイッチ75が有効に操作されたときにはストップスイッチ75の操作タイミングで左列の表示領域E2内に仮図柄要素L´を停止表示する。この状態では左列の表示領域E1内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E3内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E4内に仮図柄要素L´の1個前の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E5内にブランク図柄が停止表示される。この仮図柄要素L´はCPU81が図52のステップS470または図52のステップS471でストップスイッチ75の操作タイミングに応じて設定したものであり、VDP84は左列を変動停止させたときには、図54の(g)に示すように、右列の表示領域E14内に仮図柄要素R´を停止表示することに基づいて2ラインのリーチ状態を発生させる。この右列の仮図柄要素R´はCPU81が図53のステップS476で左列の仮図柄要素L´と同一に設定したものであり、VDP84は2ラインのリーチ状態を発生させたときには、図54の(i)に示すように、中列の変動速度を中速度から低速度に切換え、図54の(j)に示すように、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´を停止表示する。この中列の仮図柄要素C´はCPU81が図53のステップS482で左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同一に設定したものであり、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示されたときには表示領域E2内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E14内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになり、表示領域E4内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E12内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。
VDP84は中列を変動停止させると、図54の(k)に示すように、全列を高速度で再変動させる。そして、図54の(l)に示すように、左列の再変動を図柄要素Lで停止させ、中列の再変動を図柄要素Cで停止させ、右列の再変動を図柄要素Rで停止させる。これら図柄要素Lと図柄要素Cと図柄要素Rは演出制御回路70が設定したものであり、左列と中列と右列の再変動が停止した状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
図52および図53はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC6−2を受信したときの処理内容も示している。この場合には、図55の(g)に示すように、ストップスイッチ75の操作タイミングに応じた図柄要素で2ラインのリーチ状態が発生し、図55の(i)に示すように、中列の変動速度が中速度から低速度に切換わり、図55の(j)に示すように、中列の表示領域E8内に仮図柄要素C´が停止表示される。この仮図柄要素C´はCPU81が図53のステップS482で左列の仮図柄要素L´の1個後の図柄要素に設定したものであり、中列の変動停止状態では表示領域E2内の仮図柄要素L´と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E14内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになり、表示領域E4内の図柄要素と表示領域E8内の仮図柄要素C´と表示領域E12内の図柄要素が外れリーチの組合せになる。そして、図55の(k)に示すように、左列と中列と右列が再び高速度で変動し、図55の(l)に示すように、左列の表示領域E3内に図柄要素Lが停止表示され、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが停止表示され、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが停止表示される。この状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
図56および図57はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC3−1を受信したときの処理内容を示すものであり、CPU81は図56のステップS501で演出時間タイマTに単位時間「4msec」を加算し、ステップS502へ移行する。ここで演出制御回路70からのスタートコマンドを受信したときにはステップS503へ移行し、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はビデオデータV3の再生処理を開始する。
図58はVDP84がビデオデータV3を再生することに基づいて装飾図柄表示器34に表示する映像を示すものであり、ビデオデータV3の再生時には背景が表示され、図58の(e)に示すように、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで背景上に表示され、図58の(h)に示すように、リーチの図柄114および1本の有効ラインの図柄115がビデオデータV1の再生時と同一タイミングで背景上に表示される。
CPU81は図56のステップS503でVDP84にスタートコマンドを送信すると、ステップS504で全図変動コマンドを送信し、ステップS505でRAM83に記録されているスタートコマンドをクリアする。すると、VDP84は、図58の(a)に示すように、全図変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態で表示する。
CPU81は図56のステップS506へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を低速変動時間と比較する。この低速変動時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81はステップS506で「T=低速変動時間」を判断したときにはステップS507へ移行し、VDP84に全図低速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(b)に示すように、全図低速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を高速変動状態から低速変動状態に切換える。
CPU81は図56のステップS508へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を予告図柄挿入時間と比較する。この予告図柄挿入時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81は「T=予告図柄挿入時間」を判断したときにはステップS508からステップS509へ移行し、VDP84に図柄番号Aを送信する。この図柄番号Aは演出制御回路70が変動パターンコマンド処理で予告図柄111の挿入箇所として設定したものであり、CPU81はステップS509で図柄番号Aを送信したときにはステップS510へ移行する。
CPU81はステップS510へ移行すると、VDP84に予告挿入コマンドを送信する。すると、VDP84は予告挿入コマンドを受信することに基づいて図30の図柄番号データから図柄番号Aの受信結果に応じたブランク図柄を選択し、ブランク図柄の選択結果に換えて予告図柄111を挿入する。即ち、予告図柄111は、図58の(c)に示すように、左列の図柄要素がブランク図柄と共に低速変動している最中にブランク図柄に換えて表示されるものであり、VDP84は予告図柄111を左列の図柄要素および左列のブランク図柄と共に共通の低速度で変動表示する。
CPU81は図56のステップS511へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を中速変動時間と比較する。この中速変動時間は演出パターンコマンドC1−1等の処理時と同一の長さに設定されたものであり、CPU81はステップS511で「T=中速変動時間」を判断したときにはステップS512へ移行し、VDP84に全図中速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(d)に示すように、全図中速変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全列を低速変動状態から中速変動状態に切換える。即ち、予告図柄111は低速変動状態で遊技者に複数回提示された後で中速変動状態に切換わるものであり、演出制御回路70はストップスイッチ75の監視処理をスイッチの図柄112の表示タイミングおよび「PUSH★を狙え」の図柄113の表示タイミングに同期して開始する。
CPU81は図56のステップS513へ移行すると、図柄停止コマンドの有無を判断する。ここで図柄停止コマンドを受信したときにはステップS514へ移行し、VDP84にデータ要求コマンドを送信する。すると、VDP84はデータ要求コマンドを受信することに基づいて表示領域E1内の図柄要素に応じた図柄番号Aoまたは表示領域E1内のブランク図柄に応じた図柄番号Aoを検出し、図柄番号Aoの検出結果をCPU81に送信する。
CPU81は図56のステップS515へ移行すると、VDP84からの図柄番号Aoの有無を判断する。ここで図柄番号Aoが有ることを判断したときにはステップS516へ移行し、図柄番号Aoの受信結果をRAM83に記録する。そして、ステップS517へ移行し、VDP84が検出した図柄番号Aoおよび演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aに基づいてスベリ数S3を設定する。このスベリ数S3とは予告図柄111を左列の下段の表示領域E4内に停止表示するための残り変動量であり、演出制御回路70が予告図柄111の挿入箇所として設定した図柄番号Aが「A3」であるときには図38の(c)の1ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S3が選択され、図柄番号Aが「A7」であるときには図39の(c)の1ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S3が選択され、図柄番号Aが「A11」であるときには図40の(c)の1ラインリーチ用のスベリ数データから図柄番号Aoに応じたスベリ数S3が選択される。
CPU81は図56のステップS517でスベリ数S3を選択すると、ステップS518でスベリ数S3の選択結果を「0」と比較する。ここで「S3=0」を判断したときにはステップS519へ移行し、VDP84が検出した図柄番号Aoが奇数であるか否かを判断する。ここで図柄番号Aoの受信結果が奇数であることを判断したときにはステップS520へ移行し、図30の図柄番号データから図柄番号Aoの3個前の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の最下段の表示領域E5内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A5」であるときには「A5」の3個前の図柄番号「A2」に応じた図柄要素「2」が選択され、図柄要素「2」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A1」であるときには「A1」の3個前の図柄番号「A14」に応じた図柄要素「8」が選択され、図柄要素「8」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図56のステップS519で図柄番号Aoの受信結果が偶数であることを判断すると、ステップS521で図30の図柄番号データから図柄番号Aoの4個前の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の最下段の表示領域E5内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aoの受信結果が「A6」であるときには「A6」の4個前の図柄番号「A2」に応じた図柄要素「2」が選択され、図柄要素「2」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A2」であるときには「A2」の4個前の図柄番号「A14」に応じた図柄要素「8」が選択され、図柄要素「8」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は図56のステップS518でスベリ数S3の選択結果が「0」でないことを判断すると、ステップS522でスベリ数S3の選択結果を「(1)」と比較する。この「スベリ数S1=(1)」は予告図柄111が左列の表示領域E5内に存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信された場合に選択されるものであり、左列の中速変動表示を図柄停止コマンドの送信タイミングに遅らせて停止することに基づいて予告図柄111を表示領域E5内に停止表示させないための残り変動量である。
CPU81はステップS522でスベリ数S3の選択結果が「(1)」であることを判断すると、ステップS523で図30の図柄番号データから図柄番号Aoの受信結果の3個前の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の仮図柄要素L´は左列の最下段の表示領域E5内に停止表示する図柄要素を称するものであり、図柄番号Aoの受信結果が「A7」であるときには図柄番号「A4」に応じた図柄要素「3」が選択され、図柄要素「3」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A11」であるときには図柄番号「A8」に応じた図柄要素「5」が選択され、図柄要素「5」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aoの受信結果が「A15」であるときには図柄番号「A12」に応じた図柄要素「7」が選択され、図柄要素「7」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81はステップS522でスベリ数S3の選択結果が「1≦S3≦3」であることを判断すると、ステップS524へ移行する。ここで図30の図柄番号データから予告図柄111の挿入箇所である図柄番号Aの直前の図柄番号に応じた図柄要素を選択し、図柄要素の選択結果を左列の仮図柄要素L´に設定する。この左列の図柄要素L´は左列の最下段の表示領域E5内に停止表示する図柄要素を称するものであり、例えば図柄番号Aの設定結果が「A3」であるときには直前の図柄番号「A2」に応じた図柄要素「2」が選択され、図柄要素「2」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A7」であるときには直前の図柄番号「A6」に応じた図柄要素「4」が選択され、図柄要素「4」が左列の仮図柄要素L´に設定される。また、図柄番号Aの設定結果が「A11」であるときには直前の図柄番号「A10」に応じた図柄要素「6」が選択され、図柄要素「6」が左列の仮図柄要素L´に設定される。
CPU81は左列の仮図柄要素L´を設定すると、図56のステップS525でVDP84に仮図柄要素L´の設定結果を送信する。そして、ステップS526へ移行し、VDP84に左列の変動停止コマンドを送信する。すると、VDP84は左列の変動停止コマンドを受信することに基づいて左列の最下段の表示領域E5内に左列の仮図柄要素L´が移動するタイミングで左列の中速変動表示を停止する。
図58の(f)は左列の中速変動表示が停止した状態を示すものである。この図58の(f)は予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像である。例えば予告図柄111が表示領域E4内に存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が図柄停止コマンドの送信タイミングで停止する。そして、表示領域E1内に仮図柄要素L´の2個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E4内に予告図柄111が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´が停止表示される。
予告図柄111が表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれかに存在するタイミングで図柄停止コマンドが送信されたときには左列の中速変動表示が予告図柄111の現在位置および表示領域E4間の距離差に応じた時間だけ遅れて停止する。そして、表示領域E1内に仮図柄要素L´の2個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E4内に予告図柄111が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´が停止表示される。
図59の(f)は予告図柄111が表示領域E4内・表示領域E3内・表示領域E2内・表示領域E1内のいずれにも存在しないタイミングで演出制御回路70から図柄制御回路80に図柄停止コマンドが送信された場合の映像である。この場合には表示領域E1内に仮図柄要素L´の2個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E4内に予告図柄111が停止表示されることなくブランク図柄が停止表示され、表示領域E5内に仮図柄要素L´が停止表示される
CPU81は図57のステップS527へ移行すると、演出時間タイマTの計測値を右列の変動停止時間と比較する。この右列の変動停止時間はストップスイッチ75の監視終了時間Teに比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の中速変動表示を停止させた後で「T=右列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS527からステップS528へ移行し、右列の仮図柄要素R´を左列の仮図柄要素L´と同一の図柄要素に設定する。例えば左列の仮図柄要素L´が「2」であるときには右列の仮図柄要素R´が「2」に設定される。
CPU81はステップS528で右列の仮図柄要素R´を設定すると、ステップS529でVDP84に仮図柄要素R´の設定結果を送信する。そして、ステップS530へ移行し、VDP84に右列の変動停止コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(g)および図59の(g)に示すように、右列の変動停止コマンドを受信することに基づいて右列の最下段の表示領域E15内に右列の仮図柄要素R´が移動するタイミングで右列の中速変動表示を停止する。この状態では表示領域E11内に仮図柄要素R´の2個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E12内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E13内に仮図柄要素R´の1個後の図柄要素が停止表示され、表示領域E14内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E15内に仮図柄要素R´が停止表示される。
右列の変動停止時間はビデオデータV3でのリーチの図柄114の表示タイミングおよび1本の有効ラインの図柄115の表示タイミングに比べて短く設定されており、リーチの図柄114は、図58の(h)および図59の(h)に示すように、右列の仮図柄要素R´が変動停止した後で表示される。この状態では表示領域E5内の仮図柄要素L´および表示領域E15内の仮図柄要素R´が水平な有効ラインの図柄115に沿って同種の数字で並ぶ1ラインのリーチ状態が発生し、1ラインのリーチ状態が発生したことがリーチの図柄114によって報知される。
CPU81は図57のステップS531へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の低速変動時間と比較する。この中列の低速変動時間はステップS527の右列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は1ラインのリーチ状態を発生させた後で「T=中列の低速変動時間」を判断する。そして、ステップS532へ移行し、VDP84に中列の低速変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(i)および図59の(i)に示すように、中列の低速変動コマンドを受信することに基づいて中列を中速変動状態から低速変動状態に切換える。
CPU81は図57のステッS533へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された中列の変動停止時間と比較する。この中列の変動停止時間はステップS531の中列の低速変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列を低速変動状態に切換えた後で「T=中列の変動停止時間」を判断する。そして、ステップS533からステップS534へ移行し、中列の仮図柄要素C´を左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同一の図柄要素に設定する。例えば左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´が「2」であるときには中列の仮図柄要素C´が「2」に設定される。
CPU81はステップS534で中列の仮図柄要素C´を設定すると、ステップS535でVDP84に中列の仮図柄要素C´の設定結果を送信する。そして、ステップS536でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信し、ステップS537で予告解除コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(j)および図59の(j)に示すように、中列の変動停止コマンドを受信することに基づいて中列の表示領域E10内に仮図柄要素C´が移動するタイミングで中列の低速変動表示を停止する。この状態では表示領域E6内に仮図柄要素C´の2個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E7内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E8内に仮図柄要素C´の1個後の変動順序の図柄要素が停止表示され、表示領域E9内にブランク図柄が停止表示され、表示領域E10内に仮図柄要素C´が停止表示される。従って、表示領域E1内の図柄要素と表示領域E6内の図柄要素と表示領域E11内の図柄要素が完全外れの組合せになり、表示領域E3内の図柄要素と表示領域E8内の図柄要素と表示領域E13内の図柄要素が完全外れの組合せになり、表示領域E5内の仮図柄要素L´と表示領域E10内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。予告解除コマンドは予告図柄111に換えてブランク図柄を挿入することを指令するものであり、VDP84は予告図柄111を表示領域E4内に表示しているときには、図58の(j)に示すように、予告図柄111を消去し、予告図柄111に換えてブランク図柄を表示する。
CPU81は図57のステップS538へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された再変動時間と比較する。この再変動時間は中列の変動停止時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は中列を変動停止させた後で「T=再変動時間」を判断する。そして、ステップS538からステップS539へ移行し、VDP84に再変動コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(k)および図59の(k)に示すように、再変動コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を高速度で再び変動表示する。
CPU81は図57のステップS540へ移行すると、演出時間タイマTの計測値をROM82に予め記録された確定停止時間と比較する。この確定停止時間はステップS538の再変動時間に比べて長く設定されたものであり、CPU81は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を再変動させた後で「T=確定停止時間」を判断する。そして、ステップS540からステップS541へ移行し、VDP84に左列の図柄要素Lの設定結果と中列の図柄要素Cの設定結果と右列の図柄要素Rの設定結果を送信する。これら左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rは演出制御回路70が当落コマンド処理で設定したものであり、CPU81はステップS541でVDP84に左列の図柄要素L〜右列の図柄要素Rを送信したときにはステップS542へ移行し、VDP84に確定停止コマンドを送信する。すると、VDP84は、図58の(l)および図59の(l)に示すように、確定停止コマンドを受信することに基づいて左列の表示領域E3内に図柄要素Lが移動するタイミングで左列の再変動表示を停止し、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止し、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが移動するタイミングで中列の再変動表示を停止する。この状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
図56および図57はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC7−1を受信したときの処理内容も示しており、図60はCPU81が演出パターンコマンドC7−1を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この演出パターンコマンドC7−1の受信時にはVDP84がCPU81からのスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV7を再生し、図60の(e)に示すように、スイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113をビデオデータV3の再生時と同一タイミングで表示し、図60の(h)に示すように、リーチの図柄114および1本の有効ラインの図柄115をビデオデータV3の再生時と同一タイミングで表示する。
CPU81は演出パターンコマンドC7−1の受信時には図57のステップS534で中列の仮図柄要素C´を左列の仮図柄要素L´および右列の図柄要素R´の1個後の図柄要素に設定し、ステップS535で中列の仮図柄要素C´の設定結果をVDP84に送信し、ステップS536でVDP84に中列の変動停止コマンドを送信する。この場合には、図60の(i)に示すように、中列の変動速度が中速度から低速度に切換わり、図60の(j)に示すように、中列の表示領域E10内に仮図柄要素C´が停止表示され、左列の表示領域E5内の仮図柄要素L´と中列の表示領域E10内の仮図柄要素C´と右列の表示領域E15内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになる。この演出パターンコマンドC7−1の選択時には左列の図柄要素Lと中列の図柄要素Cと右列の図柄要素Rが外れリーチの組合せに設定されており、図60の(l)に示すように、左列の再変動表示と中列の再変動表示と右列の再変動表示が停止したときには左列の表示領域E3内の図柄要素Lと中列の表示領域E8内の図柄要素Cと右列の表示領域E13内の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
図61および図62はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC3−2を受信したときの処理内容を示すものであり、図63はCPU81が演出パターンコマンドC3−2を受信したときにVDP84が装飾図柄表示器34に表示する映像を示している。この図柄表示処理はステップS508の予告図柄挿入時間の判断処理とステップS509の図柄番号の送信処理とステップS510の予告挿入コマンドの送信処理とステップS517のスベリ数S3の設定処理とステップS518のスベリ数S3の判断処理とステップS522のスベリ数S3の判断処理とステップS523の仮図柄要素L´の設定処理とステップS524の仮図柄要素L´の設定処理とステップS537の予告解除コマンドの送信処理が行われない点を除いて演出パターンコマンドC3−1を受信したときの図56および図57の処理内容と同一であり、CPU81は図61および図62の図柄表示処理を実行することに基づいてVDP84にコマンドを送信し、VDP84はCPU81からのコマンドに基づいて次の映像を表示する。
VDP84は演出パターンコマンドC3−1の設定時にはスタートコマンドを受信することに基づいてビデオデータV3を再生し、図63の(c)に示すように、左列の低速変動時に予告図柄111を挿入せず、図63の(d)に示すように、左列と中列と右列の全列を予告図柄111の未挿入状態で低速変動状態から中速変動状態に切換える。この全列の中速変動状態では、図63の(e)に示すように、ビデオデータV3に基づいてスイッチの図柄112および「PUSH★を狙え」の図柄113を表示し、遊技者にストップスイッチ75の操作を促す。
VDP84は、図63の(f)に示すように、ストップスイッチ75が有効に操作されたときにはストップスイッチ75の操作タイミングで左列の表示領域E5内に仮図柄要素L´を停止表示する。この状態では左列の表示領域E1内に仮図柄要素L´の2個後の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E2内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E3内に仮図柄要素L´の1個後の図柄要素が停止表示され、左列の表示領域E4内にブランク図柄が停止表示され、左列の表示領域E5内に仮図柄要素L´が停止表示される。この仮図柄要素L´はCPU81が図61のステップS520または図61のステップS521でストップスイッチ75の操作タイミングに応じて設定したものであり、VDP84は左列を変動停止させたときには、図63の(g)に示すように、右列の表示領域E15内に仮図柄要素R´を停止表示することに基づいて1ラインのリーチ状態を発生させる。この右列の仮図柄要素R´はCPU81が図62のステップS528で左列の仮図柄要素L´と同一に設定したものであり、VDP84は1ラインのリーチ状態を発生させたときには、図63の(i)に示すように、中列の変動速度を中速度から低速度に切換え、図63の(j)に示すように、中列の表示領域E10内に仮図柄要素C´を停止表示する。この中列の仮図柄要素C´はCPU81が図62のステップS534で左列の仮図柄要素L´および右列の仮図柄要素R´と同一に設定したものであり、中列の表示領域E10内に仮図柄要素C´が停止表示されたときには表示領域E5内の仮図柄要素L´と表示領域E10内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
VDP84は中列を変動停止させると、図63の(k)に示すように、全列を高速度で再変動させる。そして、図63の(l)に示すように、左列の再変動を図柄要素Lで停止させ、中列の再変動を図柄要素Cで停止させ、右列の再変動を図柄要素Rで停止させる。これら図柄要素Lと図柄要素Cと図柄要素Rは演出制御回路70が設定したものであり、左列と中列と右列の再変動が停止した状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せになる。
図61および図62はCPU81が演出制御回路70からの演出パターンコマンドC7−2を受信したときの処理内容も示している。この場合には、図64の(g)に示すように、ストップスイッチ75の操作タイミングに応じた図柄要素で1ラインのリーチ状態が発生し、図64の(i)に示すように、中列の変動速度が中速度から低速度に切換わり、図64の(j)に示すように、中列の表示領域E10内に仮図柄要素C´が停止表示される。この仮図柄要素C´はCPU81が図62のステップS534で左列の仮図柄要素L´の1個後の図柄要素に設定したものであり、中列の変動停止状態では表示領域E5内の仮図柄要素L´と表示領域E10内の仮図柄要素C´と表示領域E15内の仮図柄要素R´が外れリーチの組合せになる。そして、図64の(k)に示すように、左列と中列と右列が再び高速度で変動し、図64の(l)に示すように、左列の表示領域E3内に図柄要素Lが停止表示され、中列の表示領域E8内に図柄要素Cが停止表示され、右列の表示領域E13内に図柄要素Rが停止表示される。この状態では表示領域E3内の図柄要素Lと表示領域E8内の図柄要素Cと表示領域E13内の図柄要素Rが外れリーチの組合せになる。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
左列の低速変動状態で予告図柄111を左列の図柄要素相互間の間隔に挿入し、遊技者が左列の中速変動状態でストップスイッチ75を適正に操作したときには左列の中速変動表示を予告図柄111で停止させ、遊技者がストップスイッチ75を適正に操作しなかったときには左列の中速変動表示を予告図柄111で停止させない予告演出を行った。このため、ストップスイッチ75が有効に操作されたときには左列に予告図柄111を図柄要素と同時に停止表示する制御を的確に行うことができる。しかも、左列を低速変動表示しているときに予告図柄111の挿入箇所を遊技者が視認できるようにしたので、左列が低速変動状態から中速変動状態に変化し、遊技者が左列の中速変動状態で予告図柄111を狙う目的を持ってストップスイッチ75を操作するときに予告図柄111が挿入された箇所を迷うことなく狙うことができる。
当落を識別するための図柄要素と同一列に予告図柄111を表示したので、遊技者の視線が左列の図柄要素に集中することに応じて予告図柄111に自然に向くようになる。しかも、予告図柄111を左列の図柄要素に重ねることなく左列の図柄要素相互間の間隔に表示したので、総じて予告図柄111の視覚的な認識性が高まる。
左列に予告図柄111が変動表示されるか否かで1回目の予告演出を行い、ストップスイッチ75が限度時間内で操作されたときには予告図柄111が左列に停止表示されるか否かで2回目の予告演出を行った。このため、遊技者が自らの技量で予告図柄111を実際に停止表示させることができるので、予告演出の趣向性が高まる。
大当りの判定時には3列の図柄要素が大当りの組合せとなるように右列の仮図柄要素R´および中列の仮図柄要素C´を設定し、外れリーチの判定時には3列の図柄要素が外れリーチの組合せとなるように右列の仮図柄要素R´および中列の仮図柄要素C´を設定し、右列に仮図柄要素R´が表示されるように右列の変動表示を停止させ、中列に仮図柄要素C´が表示されるように中列の変動表示を停止させた。このため、大当りの判定時には3列の変動表示が仮停止した状態で3列の図柄要素が大当りの組合せとなり、外れリーチの判定時には3列の変動表示が仮停止した状態で3列の図柄要素が外れの組合せとなるので、左列の変動表示をストップスイッチ75の操作タイミングに応じた図柄要素で停止させているにも拘らず3列の図柄要素の実際の組合せを大当りおよび外れの判定結果に対して整合させることができる。
予告図柄111を表示しない通常の変動表示時には左列の図柄要素相互間にブランク図柄を表示し、予告図柄111を表示する特定の変動表示時には左列の図柄要素相互間に予告図柄111をブランク図柄に換えて挿入した。このため、予告図柄111が図柄要素相互間の間隔を報知する以外の特殊な機能を備えていることが明確になるので、予告図柄111が表示されることに基づいて通常とは異なる状態が発生することを容易に予想できる。従って、「PUSH★を狙え!!」の図柄113が表示されたときに「PUSH★を狙え!!」の図柄113の報知内容に冷静に対処し、予告図柄111を狙ってストップスイッチ75を限度時間内で慌てることなく操作できる。
上記実施例1においては、演出パターンコマンドの種類に応じて予告図柄111を表示するか否かを設定する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば変動パターンコマンドの種類に応じて予告図柄を表示するか否かを設定する構成としても良い。即ち、メイン制御回路50が予め決められた所定の変動パターンを選択したときには演出制御回路70が予告図柄111を表示すると判定し、メイン制御回路50が所定の変動パターンとは相違する変動パターンを選択したときには演出制御回路70が予告図柄111を表示しないと判定する構成としても良い。
上記実施例1においては、左列・中列・右列の各列の図柄要素相互間の間隔にブランク図柄を表示する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えばブランク図柄を表示せずに単なる隙間とする構成であっても良い。
上記実施例1においては、図柄要素を横方向に3列に変動表示する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば縦方向に3列に変動表示する構成としても良い。
上記実施例1においては、請求項1に係る発明および請求項2に係る発明を停止順序が最初の左列の図柄要素に適用したが、これに限定されるものではなく、例えば停止順序が2番目の右列の図柄要素に適用しても良い。
上記実施例1においては、予告図柄111の挿入箇所を演出パターンコマンドの種類に応じた複数の選択肢のうちからランダムカウンタR14の取得結果に応じて選択する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば予告図柄111の挿入箇所を1箇所に固定的に設定する構成としたり、あるいは、左列の図柄要素Lの設定結果の直後または直前に設定する構成としても良い。
18は遊技盤、24は特別図柄始動口、27は大入賞口、34は装飾図柄表示器、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、75はストップスイッチ、80は図柄制御回路を示している。