JP4710532B2 - カラー画像処理装置、カラー画像処理システム、カラー画像処理方法およびカラー画像処理プログラム - Google Patents

カラー画像処理装置、カラー画像処理システム、カラー画像処理方法およびカラー画像処理プログラム Download PDF

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本発明は、カラー画像処理装置、カラー画像処理システム、カラー画像処理方法およびカラー画像処理プログラムに関する。
カラー画像処理装置は、例えば、与えられたカラー画像信号に基づいて記録媒体にカラー画像を形成する際に、色特性を記述したルックアップテーブルを利用してカラー画像処理を行う。画像を形成する記録媒体の種類によって色再現特性が大きく異なるため、カラー画像処理装置は、記録媒体ごとに上記ルックアップテーブルを所有する。しかしながら、想定外の記録媒体に画像を形成しようとすると再現される色が異なってしまうおそれがある。
そこで、記録媒体の色再現特性を1次元γ特性カーブにより調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、想定外の記録媒体に対しても、カラープリンタの色材色の単色γ特性を好適に補正することが可能である。
特開2003−338939号公報
しかしながら、特許文献1の技術では1次元の階調特性を容易に調整することができるが、2次色以上の色再現特性は、記録媒体の種類、プロセススピードの大小等によって大きく変化する。したがって、特許文献1の技術を用いた場合には、色再現特性の差を吸収することができなくなる。
特に、低明度・高濃度部においては、記録媒体の種類およびプロセススピードの大小による色再現特性の差が大きくなる。それにより、異なる記録媒体およびプロセススピードごとに色変換テーブルを作成する必要がある。この場合、色変換テーブル作成に要する時間およびテーブル格納容量が膨大になってしまう。また、記録媒体の種類によりトナー総量も変化するが、トナー総量を1次元γ特性カーブによって制御した場合には色バランスを保つことが困難である。
本発明は、2次色以上の再現特性の差を吸収することができるカラー画像処理装置、カラー画像処理システム、カラー画像処理方法およびカラー画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るカラー画像処理装置は、複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと、前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と、
印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと、取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と、前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部と、を備え、前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されることを特徴とするものである。
本発明に係るカラー画像処理装置においては、色変換ルックアップテーブルおよび補正ルックアップテーブルに基づいてカラー画像信号が色変換処理される。この場合、2次色以上の再現特性の差が吸収される。また、補正ルックアップテーブルがあらかじめ作成されていることから、色変換テーブルの作成に要する時間およびテーブル容量を削減することができる。
補正ルックアップテーブルの格子点数は、色変換ルックアップテーブルの格子点数と等しい、または、色変換ルックアップテーブルの格子点数よりも少なくてもよい。また、補正ルックアップテーブルは、高濃度または低明度領域の格子点データのみを有していてもよい。この場合、補正ルックアップテーブルにおけるデータ量を抑制することができる。
色変換処理部によって色変換処理されたカラー画像信号を用いて記録媒体に画像を形成する出力装置をさらに備え、出力装置のトナー使用量は、記録媒体および出力装置のプロセススピードに応じた最適な量よりも少なく設定されていてもよい。この場合、色バランスを保ちつつ、トナー使用量を削減することができる。出力モード設定部は、トレイ及びプロセススピードに関する情報を保持していない場合に、出力装置からプロセススピードを取得し、新たにトレイ及びプロセススピードを取得するまで取得したプロセススピードを保持してもよい。
本発明に係るカラー画像処理システムは、出力モードの設定が可能であり、かつ、カラー画像信号を出力する画像入力端末と、複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部とを備え、前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されるカラー画像処理部と、前記色変換処理部によって色変換処理された前記カラー画像信号を用いて記録媒体に画像を形成する出力部とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係るカラー画像処理システムにおいては、画像入力端末によって出力モードが設定され、色変換ルックアップテーブルおよび出力モードに応じた補正ルックアップテーブルに基づいてカラー画像信号が色変換処理される。この場合、2次色以上の再現特性の差が吸収される。また、補正ルックアップテーブルがあらかじめ作成されていることから、色変換テーブルの作成に要する時間およびテーブル容量を削減することができる。
本発明に係るカラー画像処理プログラムは、コンピュータを、複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと、前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と、印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと、取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と、前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部と、して機能させ、前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されることを特徴とするものである。
本発明に係るカラー画像処理プログラムが実行されれば、色変換ルックアップテーブルおよび補正ルックアップテーブルに基づいてカラー画像信号が色変換処理される。それにより、2次色以上の再現特性の差が吸収される。また、補正ルックアップテーブルがあらかじめ作成されていることから、色変換テーブルの作成に要する時間およびテーブル容量を削減することができる。
本発明によれば、2次色以上の再現特性の差が吸収される。また、色変換テーブルの作成に要する時間およびテーブル容量を削減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係るカラー画像処理システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、カラー画像処理システム1は、画像入力端末2およびカラー画像処理装置3を含む。画像入力端末2としては、コンピュータ等の端末を用いることができる。カラー画像処理装置3としては、カラープリンタ等の画像処理装置を用いることができる。本実施例においては、カラー画像処理装置3は、コントローラ10および画像出力部20を含む。
コントローラ10は、CPU(中央演算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)等から構成される。コントローラ10のROMには、カラー画像処理装置3のカラー画像処理プログラムが格納されている。コントローラ10は、格納されているカラー画像処理プログラムによる命令に基づいて後述する画像処理を行う。画像出力部20は、カラープリンタエンジン等を含む出力装置から構成される。
図2は、コントローラ10および画像出力部20の詳細を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ10は、出力モード設定部11、標準色変換処理部12、色変換テーブル格納部13、色変換テーブル選択部14、出力モード色補正処理部15、出力補正テーブル格納部16および出力補正テーブル選択部17を含む。コントローラ10の各部は、コントローラ10に格納されているカラー画像処理プログラムが実行されることによって実現されたものである。画像出力部20は、カラープリンタエンジン21を含む出力装置22を備える。
続いて、図1〜図11を参照してカラー画像処理システム1の動作について説明する。ユーザは、画像入力端末2に対して印刷目的、印刷用紙種別、画質、出力指示を入力することができる。印刷目的には、例えば、「ビジネス文書」、「グラフィックス」、「鮮やか」、「写真」等が含まれる。また、印刷用紙種別には、例えば、「コート紙」、「普通紙」等が含まれる。画質には、例えば、「低画質」および「高画質」が含まれる。
画像入力端末2は、ユーザによる出力指示がなされた場合に、出力モード設定部11に出力指示を与えるとともに入力カラー画像信号を標準色変換処理部12に与える。入力カラー画像信号は、R(レッド)データ、G(グリーン)データおよびB(ブルー)データを含む。出力モード設定部11は、出力指示が与えられた場合に、印刷目的、印刷用紙種別および画質を画像入力端末2から取得し、取得した印刷目的、印刷用紙種別および画質に対応する出力モードを設定する。その後、出力モード設定部11は、設定された出力モードを色変換テーブル選択部14および出力補正テーブル選択部17に与える。
図3は、出力モード設定部11によって設定される出力モードの種類を示す図である。図3に示すように、各出力モードは、印刷目的、印刷用紙種別および画質に基づいて、トレイ種別とプロセススピード、トナー総量およびトナー定着温度からなるトナー溶融性とが設定されている。本実施例においては、コート紙について出力モード1〜出力モード3の3種類の出力モードが用意され、普通紙について出力モード4〜出力モード8の5種類の出力モードが用意されている。出力モード設定部11は、ユーザにより入力された印刷目的、印刷用紙種別および画質に対応する出力モードを選択する。
図4は、標準色変換テーブルの一例を示す。図4に示すように、本実施例においてはテーブル1〜テーブル4からなる4種類の標準色変換テーブルが用意されている。テーブル1〜テーブル4のそれぞれは、「ビジネス文書」、「グラフィックス」、「鮮やか」および「写真」からなる4種類の印刷目的にそれぞれ対応している。各標準色変換テーブルは、入力カラー画像信号を多次元の色信号に変換するための格子点データからなる。
色変換テーブル選択部14は、色変換テーブル格納部13に格納されている複数の標準色変換テーブルから、ユーザによって入力された印刷目的に対応する標準色変換テーブルを選択して標準色変換処理部12に与える。なお、各標準色変換テーブルは、出力モードが図3の出力モード2である場合を想定して設定されている。
図5は、標準色変換処理部12および出力モード色補正処理部15による入力カラー画像信号の色変換処理について説明するための図である。図5に示すように、標準色変換処理部12は、与えられた標準色変換テーブルを用いて色分解処理を行う。本実施例においては、標準色変換処理部12は、入力カラー画像信号を標準CMYK画像信号に変換する。標準CMYK画像信号は、C(シアン)データ、M(マゼンタ)データ、Y(イエロ)データおよびK(ブラック)データを含む。
標準色変換処理部12は、標準CMYK画像信号を出力モード色補正処理部15に与える。出力補正テーブル選択部17は、出力補正テーブル格納部16に格納されている複数の出力補正テーブルから、ユーザによって入力された印刷目的、印刷用紙種別および画質に対応する出力補正テーブルを選択して出力モード色補正処理部15に与える。
図6は、出力補正テーブルの一例を示す。図6に示すように、本実施例においては、テーブルA〜テーブルHからなる8種類の出力補正テーブルが用意されている。テーブルA〜テーブルHは、標準CMYK画像信号を補正するための格子点データからなる。出力補正テーブルは、各出力モードで印刷したカラーパッチを測色し、モデル化することによって作成することができる。なお、各出力補正テーブルは、図3の出力モード7の条件におけるトナー溶融性を基準として作成されている。
なお、色再現域は出力モードが異なることによって変化する。以下、図7および図8を用いて説明する。図7はコート紙および普通紙の色再現域(a)を示す図であり、図8はコート紙および普通紙の色再現域(LC)を示す図である。ここで、図7のaは、CIE−L表色系のaを示す。図8のLおよびCは、それぞれ明度および彩度を示す。印刷用紙種別およびプロセススピードに応じてトナー溶融性が異なることから、色再現域(a)および色再現域(LC)は印刷用紙間における変化が大きくなる。特に、低明度または高濃度部のようなトナー総量および濃度が大きい領域ほど、異なる印刷用紙間の色再現域の変化は大きくなる。
ここで、高濃度および低明度の定義について説明する。高濃度とは、YMCKの各濃度の合計がある所定の濃度Xよりも大きい場合をいう。濃度Xは印刷装置の特性等に依存するものであり、任意に定めてもよい。低明度の定義については図9を用いて説明する。図9は、明度と彩度との関係を示す図である。図9の縦軸は明度を示し、図9の横軸は彩度を示す。図9に示すように、明度がminLから大きくなるにつれて彩度の幅も大きくなるが、ある明度(maxC_L)を境界に明度が大きくなるにつれて彩度の幅は小さくなる。ある明度に対する彩度の最大値をmaxCとする。
ここで、ある画像信号(Cm,L)が入力された場合について考えてみる。この場合、下記式(1)、または、下記式(2)かつ(3)が成立する場合に、低明度であると定義される。
L1 > L (1)
minL + ((maxC_L − minL) × CC1) > L (2)
Cm / maxC > CC2 (3)
L1:明度のしきい値 CC1:明度に基づくしきい値 CC2:彩度に基づくしきい値
次に、図5に示すように、出力モード色補正処理部15は、与えられた出力補正テーブルに基づいて、標準CMYK画像信号を補正CMYK画像信号に補正する。補正CMYK画像信号は、Cデータ、Mデータ、YデータおよびKデータを含む。本実施例においては、出力補正テーブルに基づいて標準CMYK画像信号が補正されることから、2次色以上の領域における各色のバランスが保たれつつトナー総量および色再現域が最適化される。
図2において、出力モード色補正処理部15は、補正CMYK画像信号を出力装置22に与える。出力モード設定部11は、選択した出力モードを出力装置22に与える。出力装置22は、与えられた出力モードに含まれるトレイ種別に基づいて、対応するトレイを選択する。また、出力装置22は、与えられた出力モードおよび補正CMYK画像信号に基づいて、選択されたトレイに格納される印刷用紙に画像を形成する。以上の動作により、カラー画像処理システム1の動作は終了する。
このように、本実施例に係るカラー画像処理システム1においては、異なる出力モードに応じて、標準CMYK画像信号が出力補正テーブルに基づいて補正されている。それにより、2次色以上の領域について各色のバランスを保ちつつトナー総量および色再現域を最適化することができる。また、出力補正テーブルがあらかじめ作成されていることから、色変換テーブルの作成に要する時間およびテーブル容量を削減することができる。
図10は、カラー画像処理システム1による画像処理の一例を説明するためのフローチャートである。以下、図10のフローチャートにしたがってカラー画像処理システム1による画像処理について説明する。まず、図10に示すように、画像入力端末2は、印刷目的、印刷用紙種別および画質を取得する(ステップS1)。次に、画像入力端末2は、ユーザによって出力指示がなされたか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において出力指示がなされたと判定されない場合には、画像入力端末2はステップS1の動作から繰り返す。ステップS2において出力指示がなされたと判定された場合には、画像入力端末2は、出力指示を出力モード設定部11に与える(ステップS3)。
出力モード設定部11は、画像入力端末2から出力指示があったか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において出力指示があったと判定されなかった場合には、出力モード設定部11は待機する。ステップS4において出力指示があったと判定された場合には、出力モード設定部11は画像入力端末2から印刷目的、印刷用紙種別および画質を取得した後に出力モードを設定し、標準色変換処理部12は画像入力端末2から入力カラー画像信号を取得する(ステップS5)。
次に、色変換テーブル選択部14は、色変換テーブル格納部13に格納されている複数の標準色変換テーブルから、出力モード設定部11が取得した印刷目的に対応する標準色変換テーブルを選択する(ステップS6)。次いで、出力補正テーブル選択部17は、出力補正テーブル格納部16に格納されている出力補正テーブルから、出力モード設定部11が取得した出力モードに対応する出力補正テーブルを選択する(ステップS7)。
次に、標準色変換処理部12は、色変換テーブル選択部14が選択した標準色変換テーブルに基づいて、入力カラー画像信号を標準CMYK画像信号に変換する(ステップS8)。次いで、出力モード色補正処理部15は出力補正テーブル選択部17が選択した出力補正テーブルに基づいて標準CMYK画像信号を補正CMYK画像信号に変換して出力装置22に与え、出力モード設定部11は出力モードを出力装置22に与える(ステップS9)。
次に、出力装置22は、与えられた出力モードに基づいて出力装置22の出力モードを設定する(ステップS10)。次いで、出力装置22は、ステップS9において設定された出力モードと出力モード色補正処理部15から与えられた補正CMYK画像信号に基づいて、印刷用紙に画像を形成する(ステップS11)。以上の動作により画像処理が終了する。
以上のように、図10のフローチャートを用いることによって、異なる出力モードに応じて、標準CMYK画像信号を補正することができる。なお、ステップS4〜ステップS11は、コントローラ10に格納されているカラー画像処理プログラムの命令に基づいている。
なお、本実施例に係る画像処理装置3は、入力カラー画像信号をL画像信号に変換した後に補正CMYK画像信号に変換してもよい。図11は、入力カラー画像信号の変換について説明するための図である。この場合、図11に示すように、標準色変換処理部12は、与えられた標準色変換テーブルに基づいて入力カラー画像信号をL画像信号に変換する。続いて、出力モード色補正処理部15は、与えられた出力補正テーブルに基づいて、L画像信号を補正CMYK画像信号に補正する。
また、出力補正テーブルにおいては、明度およびトナー濃度によって格子点データの格子点間隔に差が設けてあってもよい。図12は、出力補正テーブルにおいて設定される格子点データ30の格子点間隔について説明するための図である。図12においては、トナー濃度に応じた格子点間隔について説明する。図12(a)および(c)は格子点間隔を立体的に表した図であり、図12(b)は格子点間隔と濃度との関係を示す図である。
図12(a)および(b)に示すように、領域A1,A2は高濃度領域であり、領域Bは低濃度領域である。また、領域A2の濃度は領域A1の濃度よりも大きくなっている。領域A1においては格子点データ30の格子点間隔を小さく設定してもよい。また、領域A1の濃度よりも大きい濃度を有する領域A2においては、格子点データ30の格子点間隔をさらに小さく設定してもよい、さらに、領域Bにおいては格子点データ30の格子点間隔を大きく設定してもよい。同様に、低明度領域において格子点間隔を小さく設定し、高明度領域においては格子点間隔を大きく設定してもよい。
低明度または高濃度領域においては色再現特性変化が大きくなるが、領域A1,A2のように格子点間隔を小さくすることによって色再現特性の差の影響を小さくすることが可能である。また、高明度または低濃度領域においては色再現特性変化が小さいため、領域Bのように格子点間隔を大きくしても色再現特性の差の影響は小さくなる。この場合、格子点間隔を大きくすることによって出力補正テーブルの格子点データ量を抑制することができる。
なお、標準色変換テーブルにおける格子点総数と出力補正テーブルにおける格子点総数とを同一にすれば、格子点間隔に差を設けてもデータ量を変化させることなく、標準色変換テーブルを用いて色分解されたカラー画像データをより正確に補正することができる。また、図12(c)に示すように、出力補正テーブルは、低明度または高濃度領域の格子点データのみを有していてもよい。この場合、色再現特性変化が大きい低明度・高濃度領域のカラー画像信号を効果的に補正することができるとともに、出力補正テーブルのデータ量を抑制することができる。
なお、本実施例においては標準色変換テーブルが4種類用意されているが、それ以上またはそれ以下のテーブルが用意されていてもよい。また、本実施例においては出力補正テーブルが8種類用意されているが、それ以上またはそれ以下のテーブルが用意されていてもよい。さらに、本実施例に係る出力モードは印刷用紙種別、プロセススピード、トナー総量およびトナー定着温度から構成されているが、それ以上の要素から構成されていてもよく、それらのいずれか1つ以上の任意の要素から構成されていてもよい。
また、図3の出力モードに設定されているトナー総量は最適量に設定されているが、最適量よりも少なく設定されていてもよい。トナー総量を少なく設定しても、出力モード色補正処理部15による補正によって色バランスを保つことができるからである。この場合、トナー使用量を削減することができる。
本実施例においては、標準色変換テーブルが色変換ルックアップテーブルに相当し、出力補正テーブルが補正ルックアップテーブルに相当し、標準色変換処理部12および出力モード色補正処理部15が色変換処理部に相当し、色変換テーブル選択部14が色変換ルックアップテーブル選択手段に相当し、出力補正テーブル選択部17が補正ルックアップテーブル選択手段に相当する。
続いて、本発明の第2実施例に係る画像処理装置3aについて説明する。図13は、カラー画像処理装置3aの全体構成を示すブロック図である。カラー画像処理装置3aが図2のカラー画像処理装置3と異なる点は、コントローラ10の代わりにコントローラ10aを備える点である。コントローラ10aは、コントローラ10の標準色変換処理部12および出力モード色補正処理部15の代わりに、合成色変換処理部12aを備える。なお、前述した第1実施例と同様の部位には同一符号を付すことで重複する説明を省略する。
合成色変換処理部12aは、色変換テーブル格納部13から標準色変換テーブルを取得し、出力補正テーブル格納部16から出力補正テーブルを取得する。合成色変換処理部12aは、標準色変換テーブルに出力補正テーブルを反映させた合成色変換テーブルを合成し、その合成色変換テーブルに基づいて入力カラー画像信号を補正CMYK画像信号に変換する。この場合、図10のフローチャートのステップS6〜S9は以下の図14のステップS16〜ステップS19のように修正される。以下、図14を参照して説明する。
図14は、カラー画像処理装置3aによる画像処理の一例を説明するためのフローチャートである。図14のフローチャートが図10のフローチャートと異なる点は、ステップS6〜S9がステップS16〜S19に置き換わっている点である。重複するステップについては説明を省略する。図14に示すように、色変換テーブル選択部14は、色変換テーブル格納部13に格納されている複数の標準色変換テーブルから、出力モード設定部11が取得した印刷目的に対応する標準色変換テーブルを選択する(ステップS16)。次いで、出力補正テーブル選択部17は、出力補正テーブル格納部16に格納されている出力補正テーブルから、出力モード設定部11が取得した出力モードに対応する出力補正テーブルを選択する(ステップS17)。
次に、合成色変換処理部12aは、色変換テーブル選択部14が選択した標準色変換テーブルおよび出力補正テーブル選択部17が選択した出力補正テーブルに基づいて、合成色変換テーブルを作成する(ステップS18)。次いで、合成色変換処理部12aは、合成色変換テーブルを用いて入力カラー画像信号を補正CMYK画像信号に変換して出力装置22に与え、出力モード設定部11は出力モードを出力装置22に与える(ステップS19)。
このように、図14のフローチャートを用いることによって、標準CMYK画像信号を生成することなく入力カラー画像信号を補正CMYK画像信号に変換することができる。この場合、入力カラー画像信号を補正CMYK画像信号に変換する過程におけるパラメータ数を少なくすることができる。したがって、画像処理装置3aによる画像処理が簡略化される。なお、本実施例においては、合成色変換処理部12aが色変換処理部に相当する。
続いて、本発明の第3実施例に係るカラー画像処理装置3bについて説明する。図15は、カラー画像処理装置3bの全体構成を示すブロック図である。カラー画像処理装置3bが図2のカラー画像処理装置3と異なる点は、コントローラ10の代わりにコントローラ10bを備える点および画像出力部20の代わりに画像出力部20bを備える点である。
画像出力部20bが画像出力部20と異なる点は、出力装置22の代わりに出力装置22bを備える点である。コントローラ10bがコントローラ10と異なる点は、出力モード設定部11の代わりに出力モード設定部11bを備える点および色変換テーブル設定部18をさらに備える点である。なお、前述した第1実施例と同様の部位には同一符号を付すことで重複する説明を省略する。
続いて、カラー画像処理装置3aの動作について説明する。色変換テーブル設定部18は、画像入力端末2から印刷目的、印刷用紙種別および画質を取得する。画像入力端末2は、ユーザによる出力指示がなされた場合に、色変換テーブル設定部18に出力指示を与えるとともに入力カラー画像信号を標準色変換処理部12に与える。また、色変換テーブル設定部18は、取得した印刷目的を色変換テーブル選択部14に与えるとともに、取得した印刷用紙種別および画質を出力モード設定部11bに与える。
ユーザは、出力装置22bによって、各トレイに格納されている印刷用紙種別およびプロセススピードを入力することができる。出力モード設定部11bは、トレイ及びプロセススピードに関する情報を保持していない場合、出力装置22bからトレイおよびプロセススピードを取得する。出力モード設定部11bは、新たにトレイおよびプロセススピードを取得するまで、取得したトレイ及びプロセススピードをその後も保持する。出力モード設定部11bは、取得した印刷用紙種別、画質、トレイおよびプロセススピードに対応する出力モードを選択する。この場合、図3の出力モードから選択される。その後、出力モード設定部11bは、出力補正テーブル選択部17に出力モードを与える。
色変換テーブル選択部14は、色変換テーブル格納部13に格納されている複数の標準色変換テーブルから、ユーザによって入力された印刷目的に対応する標準色変換テーブルを選択して標準色変換処理部12に与える。出力補正テーブル選択部17は、選択された出力モードに対応する出力補正テーブルを出力補正テーブル格納部16に格納されている複数の出力補正テーブルから選択し、その出力補正テーブルを出力モード色補正処理部15に与える。画像処理装置3bのその他の動作は、画像処理装置3と同様である。
図16は、カラー画像処理装置3の代わりにカラー画像処理装置3bを備えるカラー画像処理システム1bによる画像処理の一例を説明するためのフローチャートである。以下、図16のフローチャートにしたがって、カラー画像処理システム1bによる画像処理について説明する。
まず、図16に示すように、画像入力端末2は、ユーザによって入力された印刷目的、印刷用紙種別および画質を取得する(ステップS21)。次に、画像入力端末2は、ユーザによって出力指示がなされたか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22において出力指示がなされたと判定されない場合には、画像入力端末2はステップS21の動作から繰り返す。ステップS22において出力指示がなされたと判定された場合には、画像入力端末2は、出力指示を色変換テーブル設定部18に与える(ステップS23)。
色変換テーブル設定部18は、画像入力端末2から出力指示があったか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24において出力指示があったと判定されなかった場合には、色変換テーブル設定部18は待機する。ステップS24において出力指示があったと判定された場合には、色変換テーブル設定部18は画像入力端末2から印刷目的、印刷用紙種別および画質を取得するとともに取得した印刷用紙種別および画質を出力モード設定部11bに与え、標準色変換処理部12は画像入力端末2から入力カラー画像信号を取得する(ステップS25)。
次に、出力モード設定部11bは、トレイおよびプロセススピードに関する情報を保持しているか否かを判定する(ステップS26)。ステップS26においてトレイおよびプロセススピードに関する情報を保持していないと判定された場合、出力装置22bはトレイおよびプロセススピードを出力モード設定部11bに与える(ステップS27)。出力モード設定部11bは、出力装置22bからトレイおよびプロセススピードを取得する(ステップS28)。
次いで、出力モード設定部11bは、取得した印刷用紙種別、画質、トレイおよびプロセススピードに対応する出力モードを設定する(ステップS29)。なお、ステップS26においてトレイおよびプロセススピードに関する情報を保持していると判定された場合、ステップS29の動作がなされる。次に、色変換テーブル選択部14は、色変換テーブル格納部13に格納されている複数の標準色変換テーブルから、色変換テーブル設定部18が取得した印刷目的に対応する標準色変換テーブルを選択する(ステップS30)。次いで、出力補正テーブル選択部17は、選択された出力モードに対応する出力補正テーブルを出力補正テーブル格納部16に格納されている複数の出力補正テーブルから選択する(ステップS31)。
次に、標準色変換処理部12は、色変換テーブル選択部14が選択した標準色変換テーブルを用いて、入力カラー画像信号を標準CMYK画像信号に変換する(ステップS32)。次いで、出力モード色補正処理部15は出力補正テーブル選択部17が選択した出力補正テーブルを用いて標準CMYK画像信号を補正CMYK画像信号に変換して出力装置22bに与え、出力モード設定部11bは出力モードを出力装置22に与える(ステップS33)。
次に、出力装置22bは、与えられた出力モードに基づいて出力装置22bの出力モードを設定する(ステップS34)。次いで、出力装置22bは、ステップS32において設定された出力モードと出力モード色補正処理部15から与えられた補正CMYK画像信号に基づいて、印刷用紙に画像を形成する(ステップS35)。以上の動作により画像処理が終了する。
以上のように、図16のフローチャートを用いることによって、異なる出力モードに応じて、標準CMYK画像信号を補正することができる。なお、ステップS24〜ステップS33は、コントローラ10bに格納されているカラー画像処理プログラムの命令に基づいている。
続いて、本発明の第4実施例に係るカラー画像処理システム1cについて説明する。図17は、カラー画像処理システム1cの全体構成を示すブロック図である。図17に示すように、カラー画像処理システム1cは、画像入力端末2、プリントサーバ4およびカラープリンタ5を備える。プリントサーバ4は、ネットワーク、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース、USB、IEEE1394等の通信デバイスによって画像入力端末2およびカラープリンタ5と接続されている。
プリントサーバ4は第1実施例〜第3実施例のコントローラ10,10a,10bに相当し、カラープリンタ5は第1実施例〜第3実施例の画像出力部20,20bに相当する。このように、本実施例においては、コントローラおよび画像出力部は、それぞれ別の装置として機能する。本実施例のようにコントローラおよび画像出力部が別の装置に組み込まれていても、上記各実施例の効果が得られる。
なお、上記各実施例においてはコントローラのROMにカラー画像処理プログラムが格納されているが、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリ、取替え可能なROM等の外部記憶媒体に記憶されていてもよい。この場合、外部記憶媒体に記憶されているカラー画像処理プログラムがコントローラのCPUに読み込まれて実行されることによって、本発明と同様の効果が実現される。したがって、本発明に係るカラー画像処理プログラムを格納したこれら外部記憶媒体も本発明を構成する。
本発明の第1実施例に係るカラー画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。 コントローラおよび画像出力部の詳細を示すブロック図である。 出力モードの種類を示す図である。 標準色変換テーブルの一例を示す。 標準色変換処理部および出力モード色補正処理部による入力カラー画像信号の変換について説明するための図である。 出力補正テーブルの一例を示す。 コート紙および普通紙の色再現域(a)を示す図である。 コート紙および普通紙の色再現域(LC)を示す図である。 明度と彩度との関係を示す図である。 カラー画像処理システムによる画像処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入力カラー画像信号の変換について説明するための図である。 出力補正テーブルにおいて設定される格子点数について説明するための図である。 カラー画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 図10のフローチャートのステップS6〜S9の他の例を示す。 カラー画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 カラー画像処理システムによる画像処理の一例を説明するためのフローチャートである。 カラー画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像処理システム
2 画像入力端末
3,3a,3b 画像処理装置
10,10a,10b コントローラ
11,11b 出力モード設定部
12 標準色変換処理部
12a 合成色変換処理部
14 色変換テーブル選択部
15 出力モード色補正処理部
17 出力補正テーブル選択部
18 色変換テーブル設定部
20,20b 画像出力部
22,22b 出力装置
30 格子点データ

Claims (15)

  1. 複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと、
    前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と、
    印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと、
    取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と、
    前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部と、を備え、
    前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されることを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 前記補正ルックアップテーブルの格子点数は、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数と等しい、または、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装置。
  3. 前記補正ルックアップテーブルは、高濃度または低明度領域の格子点データのみを有することを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像処理装置。
  4. 前記色変換処理部によって色変換処理されたカラー画像信号を用いて記録媒体に画像を形成する出力装置をさらに備え、
    前記出力装置のトナー使用量は、前記記録媒体および前記出力装置のプロセススピードに応じた最適な量よりも少なく設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラー画像処理装置。
  5. 前記出力モード設定部は、トレイ及びプロセススピードに関する情報を保持していない場合に、前記出力装置からプロセススピードを取得し、新たにトレイ及びプロセススピードを取得するまで前記取得したプロセススピードを保持することを特徴とする請求項4に記載のカラー画像処理装置。
  6. 出力モードの設定が可能であり、かつ、カラー画像信号を出力する画像入力端末と、
    複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと、前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と、印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと、取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と、前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部と、を備え、前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されるカラー画像処理部と、
    前記色変換処理部によって色変換処理された前記カラー画像信号を用いて記録媒体に画像を形成する出力部とを備えることを特徴とするカラー画像処理システム。
  7. 前記補正ルックアップテーブルの格子点数は、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数と等しい、または、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数よりも少ないことを特徴とする請求項6記載のカラー画像処理システム。
  8. 前記補正ルックアップテーブルは、低明度または高濃度領域の格子点データのみを有することを特徴とする請求項6または7記載のカラー画像処理システム。
  9. 前記出力部のトナー使用量は、前記記録媒体および前記出力部のプロセススピードに応じた最適な量よりも少なく設定されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のカラー画像処理システム。
  10. 前記出力モード設定部は、トレイ及びプロセススピードに関する情報を保持していない場合に、前記出力部からプロセススピードを取得し、新たにトレイ及びプロセススピードを取得するまで、前記取得したプロセススピードを保持することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のカラー画像処理システム。
  11. コンピュータを、
    複数の多次元の色変換ルックアップテーブルと、
    前記色変換ルックアップテーブルを印刷の目的に基づいて選択する色変換選択部と、
    印刷の目的、印刷用紙種別及び画質の組み合わせに対応する複数の出力モードのそれぞれに応じた2次色以上の再現域の変化に基づく補正を行うための補正ルックアップテーブルと、
    取得した印刷の目的、印刷用紙種別及び画質に対応する前記出力モードを設定する出力モード設定部と、
    前記色変換選択部に選択された色変換ルックアップテーブルおよび前記出力モード設定部に設定された出力モードに応じた補正ルックアップテーブルを用いて、入力されたカラー画像信号に対して色変換処理を行う色変換処理部と、して機能させ、
    前記補正ルックアップテーブルにおいて、高濃度または低明度領域の格子点間隔は、高明度または低濃度領域の格子点間隔に比較して小さく、かつ、前記出力モードは、プロセススピード及び用紙種別に基づいたトナー溶融性を含んで構成されることを特徴とするカラー画像処理プログラム。
  12. 前記補正ルックアップテーブルの格子点数は、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数と等しい、または、前記色変換ルックアップテーブルの格子点数よりも少ないことを特徴とする請求項11に記載のカラー画像処理プログラム。
  13. 前記補正ルックアップテーブルは、高濃度または低明度領域の格子点データのみを有することを特徴とする請求項11または12に記載のカラー画像処理プログラム。
  14. 前記コンピュータを、前記色変換処理部によって色変換処理されたカラー画像信号を用いて記録媒体に画像を形成する出力装置としてさらに機能させ、
    前記出力装置のトナー使用量は、前記記録媒体および前記出力装置のプロセススピードに応じた最適な量よりも少なく設定されることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のカラー画像処理プログラム。
  15. 前記出力モード設定部は、トレイ及びプロセススピードに関する情報を保持していない場合に、前記出力装置からプロセススピードを取得し、新たにトレイ及びプロセススピードを取得するまで前記取得したプロセススピードを保持することを特徴とする請求項14に記載のカラー画像処理プログラム。
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