JP3912486B2 - 色処理方法、記憶媒体、色処理装置、色変換装置、および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、L* a* b* やRGBなどの対象色空間における色信号を、墨を含む4色色信号に変換する色処理方法および色処理装置、そのような色処理方法を実行するプログラム等を格納した記憶媒体、さらにそのような色処理方法及び色処理装置による変換結果を利用した色変換装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式などによってカラー画像をカラー印刷する際には、通常、黄(Y),マゼンタ(M),シアン(C),墨(K)による4色印刷がよく用いられている。一方、一般的な色信号は、デバイスに依存しないL* a* b* 、L* u* v* 色空間や、モニタ信号等で用いられているRGB色空間など、3次元色空間上の色信号が多く用いられている。したがって、カラー画像をカラー印刷する場合には、3次元色空間上の色信号を4次元色空間へ変換する必要がある。しかし、この変換は異なる次元間の変換であるため1対1には対応せず、3次元色空間上の色信号と、その色信号を再現する4色色信号の組み合わせは複数存在する。
【0003】
この3次元色空間上の色信号と4次元色空間における4色色信号の組み合わせを決定するための方法としては、Y、M、Cから墨の成分を算出した後、下色除去を行って墨(K)を追加する方法がある。また別の方法として、墨(K)を何らかの方法で最初に決定しておき、この墨(K)量に応じたY、M、Cの量を決定する方法もある。最近は、色再現性などの点から後者の方法が主流であり、種々の方法が試みられている。
【0004】
例えば、特開平5−292306号公報に記載されている方法では、まず、Y=0%またはM=0%またはC=0%の条件下で対象色信号を再現する4色色信号のK量(アクロマチック墨量)に対して予め設定された重みづけを行って新たなK量を決定する。そして、そのK量に従って対象色信号を再現するY、M、Cの量を決定するようにしたものである。これにより、高精度の色再現を実現しつつ、同時に目的に応じた墨量の制御が可能になる。
【0005】
また、特開平6−242523号公報に記載されている方法では、まずY=0%またはM=0%またはC=0%またはK=100%の条件下で対象色信号を再現する4色色信号のK量(最大墨量)を算出する。また、Y=100%またはM=100%またはC=100%またはK=0%の条件下で対象色信号を再現する4色色信号のK量(最小墨量)を算出する。このようにして算出された最大墨量及び最小墨量を用いて、これらの間で予め設定されたパラメータにより新たなK量を決定し、そのK量に従って対象色信号を再現する新たなY、M、Cの量を決定するようにしたものである。これにより、墨を含む4色で再現可能な色域を最大限に使用することができる。
【0006】
ここで、一般的な出力デバイスには、カバレッジ制限という条件が課せられる。カバレッジ制限とは、色信号を再現する際に使用されるトナーやインクなどの記録材の総量に上限を設けることである。主に、トナーやインク等の記録材が使用されすぎたことによる再現性能の低下やプリント表面の盛り上がりを低減したり、出力デバイスを保護するために用いられる。
【0007】
しかしながら、上述のような従来の方法では、いずれもカバレッジ制限を考慮していない。そのため、予め設定されたパラメータによる墨量の制御を行った場合に、再現可能な色域であるにも拘わらず再現できない場合が発生する。すなわち、算出されたY、M、C、Kの総量がカバレッジ制限の範囲から外れてしまうため、結果的に色域圧縮が生じてしまい、色再現精度が悪くなってしまう。
【0008】
このような問題点を解決するために、例えば特願2001−34867号では、3色で再現可能な色域において最適墨量を算出し、かつ、3色で再現可能な色域外郭からカバレッジ制限を満足する4色色域の最外郭面を探索し、最外郭面における墨量と先に算出した最適墨量を用いてKを決定している。このようにして算出されたKを用いることにより、カバレッジ制限を満たすY、M、C、Kの組み合わせを求めることができる。
【0009】
一般的に最適墨量の設計は、対象色信号の彩度成分の増加に伴い小さく設定するのが普通である。これは、墨成分の混合によって色が濁ってしまうことによるものであり、彩度の増加に伴い墨量を減らすことにより、自然な色再現を行うことができる。しかしながら、上述の特願2001−34867号に記載されている方法で求められた墨量では、3色色域内における墨量は上記のように調整されるが、カバレッジ制限を満足させる色域最外郭の墨量が最大墨量である。そのため、無彩色においては、算出されたY、M、C、Kにより、カバレッジ制限を満たし色域を十分に使いきることができるが、彩度成分の増加に伴い墨量を増やさなければならず、その結果、再現される色信号は不自然になってしまうことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、自然な色再現を行いかつ色域を十分に使うことが可能な色処理方法および色処理装置、そのような色処理方法を実現するプログラム等を格納した記憶媒体、さらにそのような色処理方法及び色処理装置による変換結果を利用した色変換装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、3色で表現可能な色域でかつカバレッジ制限を満たす部分色域内の複数の代表色信号と、その代表色信号に対応する第1墨量の組を用いて、4色で表現可能な全色域における第1の最適墨量を決定することを特徴とするものである。このように、3色で表現可能な色域でかつカバレッジ制限を満たす部分色域内の代表色信号に対応する第1墨量から色域全体を予測あるいは外挿予測するので、色域全体を利用できるとともに、上述の特願2001−34867号に記載されている方法で用いていた色域最外郭の最大墨量の影響を排除し、より自然な色再現を可能にすることができる。
【0012】
また本発明は、3色で表現可能な部分色域内の複数の代表色信号と、その代表色信号に対応する第1墨量の組を用いて、4色で表現可能な全色域における第1の最適墨量を予測するとともに、上述の特願2001−34867号に記載されている方法と同様に、複数の代表色信号とその代表色信号に対応するカバレッジ制限を満足する第1墨量の組及び3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号とその代表色信号に対応する第2墨量の組から全色域中の色信号に対応する第2の最適墨量を予測する。そして、第1の最適墨量と第2の最適墨量を用いて全色域中の色信号に対応する第3の最適墨量を決定することを特徴とするものである。例えば対象色空間における色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する重みを用いた第1の最適墨量及び第2の最適墨量の加重平均により第3の最適墨量を決定することができる。このような構成によって、例えば彩度成分の増加に伴って第1の最適墨量に近づけ、無彩色に近づくにつれて第2の最適墨量に近づくような第3の最適墨量を決定することが可能になる。従って、色域全体を利用できるとともに、より自然な色再現を可能にするとができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の色処理装置及び色処理方法の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、11は最適墨量算出部、12はYMCKモデリング部、13は調整墨量算出部、14は最適墨量モデリング部、15は最適墨量決定部、16はYMCK信号算出部、17はDLUT格子点信号生成部である。この実施の形態では、対象色空間をCIELAB(L* a* b* )色空間とし、墨を含む4色色信号をY、M、C、Kとした場合について説明する。ただし、本発明は色空間はこれに限定するものではなく、CIELUV(L* u* v* )、RGBなどの他の色空間でも適用することができる。また4色色信号についても、例えばR,G,B,Kなど、墨(K)を含む色信号であれば他の色空間の色信号であってもよい。
【0014】
最適墨量算出部11は、対象色空間(L* a* b* 色空間)における色信号に対する最適墨量を、対象色空間における代表色信号と、その代表色信号に対する墨量との複数の組から、色予測モデルに基づいて予測する。このとき用いる代表色信号として、少なくとも3色で表現可能な色域である部分色空間に属する複数の色信号を用いる。最適墨量算出部11はYMCKモデリング部12、調整墨量算出部13、最適墨量モデリング部14、最適墨量決定部15などを含んでいる。
【0015】
YMCKモデリング部12は、任意の方法で対象色空間における出力デバイスの色予測モデリングを行う。モデリングの方法としては、例えば、特開平10−262157号公報に記載されている回帰方法、特開平7−87347号公報に記載されているニューラルネットワークによる方法、米国特許第5471324号明細書に記載されている重みづけ平均の方法などを用いることができる。もちろん、Y、M、C、K、L* 、a* 、b* のいずれか4つの値から残りの3つの値を予測することができるモデルを構築できれば、どのような方法を用いてもよい。この例においては特開平10−262157号公報に記載されている重みづけ回帰による方法を用いることにする。このYMCKモデリング部12では、適当な組み合わせのY、M、C、Kを実際にプリントしてカラーパッチを作成し、このカラーパッチを実際に測色してL* 、a* 、b* の値を求めて、Y、M、C、Kの値とL* 、a* 、b* の値の複数の組を作成するものとする。
【0016】
調整墨量算出部13は、墨を除く3色で表現できる色域(部分色域)のL* a* b* を代表色信号として複数個選択し、このL* a* b* からアクロマチック墨量を算出し、さらにこのアクロマチック墨量にL* a* b* に応じて予め設定された墨制御パラメータを乗じることで調整墨量を算出する。ここでアクロマチック墨量とは、不要色を0とした場合の墨量であり、例えば、特願2001−34867号に記載されている方法で求めることができる。
【0017】
図2は、代表色信号の選択方法の一例の説明図である。図中、黒点は代表色信号の選択対象となるL* a* b* を示し、白点は代表色信号の選択対象外となるL* a* b* を表している。例えばカバレッジ制限値が300%〜400%といったようにカバレッジ制限が緩い場合は、図2(A)にハッチングを施して示すように、調整墨量を用いることによって、墨を除く3色で表現できる部分色域は完全にカバレッジ制限を満たすことができる。しかしながら、カバレッジ制限値が200%を下回る場合などのように、カバレッジ制限が厳しい場合には、図2(B)にハッチング施していない領域として示すように、調整墨量では、墨を除く3色で表現できる部分色域中にカバレッジ制限を満たさない色域が存在してしまう。調整墨量算出部13においては、このように墨を除く3色で表現できる部分色域中にカバレッジ制限を満たさない色域が存在している場合には、このような領域中のL* a* b* については代表色信号の選択対象外とする方法をとることにする。すなわち、図2(B)において、黒点で示すL* a* b* はカバレッジ制限を満たすので代表色信号の選択対象とするが、白点で示すL* a* b* はカバレッジ制限を満たさないので代表色信号の選択対象外とする。なお、カバレッジ制限値が極端に小さく、代表色信号の選択対象外となる点が多すぎる場合は、調整墨量と最大墨量の間を探索することによりカバレッジ制限を満たす調整墨量を求める方法をとることができる。
【0018】
この例では、YMCKモデリング部12で作成したYMCKとL* a* b* との複数の組を用いて、例えば特開平10−262157号公報に記載されている回帰方法によりYMC色空間における各軸をn分割してできる格子点である(n+1)3 個のYMCK(K=0)の値から(n+1)3 個のL* a* b* の値を予測して、この予測されたL* a* b* のうちカバレッジ制限を満たすものを代表色信号のL* a* b* として選択することとする。
【0019】
さらに調整墨量算出部13は、墨量を目的に応じてコントロールするために、アクロマチック墨量に対して、明度、彩度及び色相の少なくともいずれか1つに依存する墨制御パラメータを乗じて調整墨量を算出する。この墨制御パラメータは、例えばテーブルの形で予め目的に合わせて設定しておいてもよいし、L* a* b* を入力として墨制御パラメータを出力とする関数によりその都度算出するように構成してもよい。
【0020】
このようにして調整墨量算出部13において、3色で再現可能な色域のL* a* b* と、このL* a* b* に対応する目的に応じてコントロールされた調整墨量の複数の組を作成することができる。なお、ここでは3色で再現可能な色域(部分色域)の代表色信号(L* a* b* )に対応する第1墨量として、上述のようにして算出した調整墨量を用いることとしたが、例えばアクロマチック墨量を第1墨量としてもよい。また、上述の例では墨を除く3色で表現できる色域のL* a* b* を代表色信号として使用したが、墨を含む3色で再現できる色域のL* a* b* を代表色信号として用いてもよい。
【0021】
最適墨量モデリング部14は、調整墨量算出部13で算出したL* a* b* と対応する調整墨量の複数の組から、L* a* b* と最適墨量との間の色予測モデリングを行う。モデリングの方法としては、例えば、特開平10−262157号公報に記載の回帰方法、特開平7−87347号公報に記載のニューラルネットワークによる方法、米国特許第5471324号明細書に記載の重みづけ平均の方法などを用いて求めることができる。もちろん、そのほか、L* a* b* から最適な墨量を予測することができるモデルを構築できればどのような方法を用いてもよい。また、予測モデルを構築せずに、線形補間などといった各種の補間手法を用いてもよい。この例においては、特開平10−262157号公報に記載の回帰方法を用いることとし、この最適墨量モデリング部14では、調整墨量算出部13で算出したL* a* b* と対応する調整墨量の複数の組から、L* a* b* と対応する最適墨量の複数の組を作成するものとする。
【0022】
図3は、本発明の色処理装置及び色処理方法の第1の実施の形態における明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフ、図4は、図3に示す各グラフの関係の説明図である。図3(A)は、ある彩度及び色相であって明度の異なる色における墨量を表す。すなわち図4においてaとして示すL* 軸に平行な直線上の色と墨量との関係を示している。図3(A)において、横軸をL* (明度)、縦軸をK(墨量)としている。また図3(B)は、ある明度における彩度の異なる墨量を表す。すなわち図4においてbとして示すL* 軸と直交する直線上の色における墨量を示している。図3(B)においては、横軸をC* (彩度)、縦軸をK(墨量)としている。図3(A)、(B)ともに、白丸はアクロマチック墨量を、黒丸は調整墨量算出部13で算出される調整墨量を、外郭Aは調整墨量を用いたときのカバレッジ制限を満たす色域の最外郭を、外郭Bは4色領域の最外郭を、外郭Cは墨を除く3色で再現できる色域(部分色域)の最外郭を表す。
【0023】
最適墨量モデリング部14では、図3において黒丸で示した調整墨量に基づいて、図3(A)において実線で示すようなL* と墨量の関係、及び図3(B)において実線で示すようなC* と墨量の関係を、色予測モデリングにより予測する。なお、モデリングに用いているデータは調整墨量算出部13で算出される、墨を除く3色で再現できる色域(部分色域)内の代表色信号(L* a* b* )及び対応する調整墨量である。従って、墨を除く3色で再現できる色域(部分色域)外の色については、外挿予測したモデルが作成されることになる。なお、最適墨量モデリング部14においてモデリングの際に予測した墨量を最適墨量とする。
【0024】
最適墨量決定部15は、最適墨量モデリング部14で構築した色予測モデリングを使用して、入力されたL* a* b* から最適墨量を決定する。この例では、最適墨量モデリング部14で作成したL* a* b* と最適墨量との複数の組を用いて、例えば特開平10−262157号公報に記載の回帰方法などによりL* a* b* から最適墨量を予測することによって、最適墨量を決定する。
【0025】
このような構成によって、最適墨量算出部11は、この例では、DLUT格子点生成部17から入力されるL* a* b* について、最適墨量モデリング部14によるL* a* b* と最適墨量との間の色予測モデリングに基づいて、最適墨量を予測することができる。また、図3からもわかるように、予測されたモデルは、明度が高いほど墨量が減少するとともに、彩度が高いほど墨量が減少するモデルとなっている。従って、自然な色再現が可能な最適墨量を決定することができる。
【0026】
YMCK信号算出部16は、最適墨量決定部15に入力されたL* a* b* と最適墨量決定部15で算出した最適墨量を用いてYMCを予測し、予測したYMCと最適墨量によってYMCKを決定する。具体的には、YMCKモデリング12で作成したL* a* b* とYMCKの複数の組を用いて、例えば特開平10−262157号公報に記載の回帰方法などにより、入力されたL* a* b* と対応する最適墨量からYMCを予測する。このようにして、入力されたL* a* b* に対応するYMCKを決定することができる。
【0027】
図1に示した例では、上述のような最適墨量算出部11及びYMCK信号算出部16を用いて、多次元変換テーブル(DLUT)を生成する例を示している。生成するDLUTは、この例では、L* a* b* 色空間の各軸を分割し、その格子点のL* a* b* にYMCK信号を対応付けた3次元のテーブルである。任意の色信号が入力されたときに、その入力された色信号に対応する格子点あるいは近傍の格子点から、入力された色信号に対応するYMCK信号を例えば補間などによって求めることができる。
【0028】
このようなDLUTを生成するため、DLUT格子点信号生成部17は、格子点に相当するL* a* b* を生成して最適墨量決定部15に入力する。例えば、L* を0〜100、a* 、b* を−128〜128までとして、各軸を16分割してできる173 =4913個の格子点に対応するL* a* b* を1つずつ順に生成し、最適墨量決定部15に入力する。そして、最適墨量決定部15で決定された墨量と、その墨量を用いてYMCK信号算出部16で予測したYMCとを、入力したL* a* b* に対応付けて格子点のデータとしてゆけばよい。
【0029】
このようにしてL* a* b* からYMCKを生成するDLUTを作成することができる。このDLUTを使用することによって、L* a* b* 色空間の画像データやその部分画像をYMCK色空間の画像データや部分画像に変換することができる。
【0030】
以上、最適墨量算出部11のYMCKモデリング部12からYMCK信号算出部16までの構成を一連の流れとして説明し、また、DLUTを生成する際の構成についても説明した。なお、YMCKモデリング部12から最適墨量モデリング14までの動作は、カラープリンタなどの出力デバイスと予め設定される墨制御パラメータが決定すれば、前もって行っておくことが可能である。この場合には、最適墨量決定部15及びYMCK信号算出部16が動作すればよい。例えばDLUTを生成する際には、最適墨量モデリング部14までの処理が予め行われていれば、YMCKモデリング部12から最適墨量モデリング部14までは不要であり、DLUT格子点信号生成部17で生成した格子点のL* a* b* を最適墨量決定部15に入力して、YMCK信号をYMCK信号算出部16から取得すればよい。
【0031】
上述の説明ではDLUTの格子点のL* a* b* に対応するYMCK信号を取得する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば代表的なL* a* b* を最適墨量決定部15に入力し、YMCK信号算出部16から取得されるYMCK信号との対応関係から、カラー入力画像を色変換するための変換係数を生成してもよい。生成された変換係数を用いて、任意のL* a* b* からYMCK信号への色変換を行うことができる。さらに、最適墨量決定部15及びYMCK信号算出部16を直接用いて、任意のL* a* b* を入力としてYMCK信号を取得するように構成することも可能である。
【0032】
図5は、本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。18は制限墨量算出部、19は第1最適墨量モデリング部、20は第2最適墨量モデリング部、21は第1最適墨量決定部、22は第2最適墨量決定部、23は第3最適墨量決定部である。この第2の実施の形態でも、上述の第1の実施の形態と同様、対象色空間をCIELAB(L* a* b* )色空間とし、墨を含む4色色信号をY、M、C、Kとした場合について説明する。ただし、本発明は色空間をこれに限定するものではなく、CIELUV(L* u* v* )、RGBなどの他の色空間でも適用することができる。また4色色信号についても、例えばR,G,B,Kなど、墨(K)を含む色信号であれば他の色空間の色信号であってもよい。
【0033】
最適墨量算出部11はYMCKモデリング部12、調整墨量算出部13、制限墨量算出部18、第1最適モデリング部19、第2最適モデリング部20、第1最適墨量決定部21、第2最適墨量決定部22、第3最適墨量決定部23などを含んでいる。なお、この第2の実施の形態におけるYMCKモデリング部12、調整墨量算出部13は、上述の第1の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0034】
制限墨量算出部18は、カバレッジ制限を満足する色域の外郭上のL* a* b* を複数選択し、選択されたL* a* b* における最大の墨量を算出して、これを制限墨量(第2墨量)とする。そして、選択されたL* a* b* とこれに対応する制限墨量との複数の組を作成する。図6は、カバレッジ制限を満足する色域外郭と墨を除く3色で表現できる色域及び4色で表現できる色域の関係の一例の説明図である。図6(A)はカバレッジ制限値が大きい場合を示し、図6(B)はカバレッジ制限値が小さい場合を示している。黒丸は墨を除く3色で表現できる色域内であって、カバレッジ制限を満足する代表色信号(L* a* b* )を示しており、これらのL* a* b* に対応する調整墨量が調整墨量算出部13で算出される。また、白丸はカバレッジ制限を満足する色域の最外郭上の代表色信号(L* a* b* )を示しており、このL* a* b* に対応する制限墨量が制限墨量算出部18で算出される。
【0035】
図7は、制限墨量算出部18におけるカバレッジ制限を満足する色域の最外郭上の代表色信号の選択方法の一例の説明図である。まず、図7に黒丸で示したような3色で再現できる色域最外郭面S上にありかつ3次色である適当なL* a* b* を色域内点Aとして算出する。この色域内点Aの算出は、例えば、YMCKモデリング部12で作成したYMCKとL* a* b* との複数の組を用いた重みづけ線形回帰により、YMC色空間における各軸をn分割してできる格子点のうち、YMC全てが非0でありかつYMCの少なくともいずれか一つが100%となるYMCK(K=0)の値からL* a* b* の値を予測することで算出することができる。また、図7に白丸で示したような点Bと点B’を設定する。この例における点Bは色域内点AのL* を0とした色で、点B’はL* を色域内点AのL* よりも十分大きく設定した色である。同様に白丸で示した点C’は色域内の点Aから色域圧縮方向に向けてa* とb* を0とした色で、点Cは点Aから色域圧縮逆方向に向けてa* とb* を十分大きく設定した色である。
【0036】
そして、算出された色域内点Aが、点Bと点B’が設定されカバレッジ制限を満足している場合はB方向(墨を含む4色色域方向)に、カバレッジ制限を満足していない場合はB’方向(3色色域内方向)に、また点Cと点C’が設定されカバレッジ制限を満足している場合はC方向(墨を含む4色色域方向)に、カバレッジ制限を満足していない場合はC’方向(3色色域内方向)に、二分探索を行うことにより、カバレッジ制限を満足する色域の最外郭上のL* a* b* を算出する。一般に墨を最大限に加えたYMCKの組み合わせのときに総色材量は最小になる。これを考慮して、二分探索の過程で対象となるL* a* b* に対応する最大墨量を算出し、この最大墨量とL* a* b* とからYMCの予測を行い、YMCKが0%から100%の範囲内であり、かつYMCKの総和がカバレッジ制限値以下であれば、墨を含む4色もしくは墨を除く3色で再現可能でカバレッジ制限を満足するものとすればよい。YMCKが範囲外もしくは総色材量がカバレッジ制限よりも大きい場合は、条件を満足しないとして、さらに二分探索を実施する。なお、条件を満たした場合はそのときの最大墨量を保存しておく。
【0037】
このように二分探索を実施した結果として、墨を含む4色もしくは墨を除く3色で再現可能でかつカバレッジ制限を満足する色域の最外郭上のL* a* b* を選択することができる。そして二分探索の過程で条件を満足した場合に保存しておいた最大墨量を、そのL* a* b* に対応する制限墨量とする。
【0038】
上述の説明では、色域内点Aと点Bまたは点B’との間で二分探索を行う方法を用いたが、墨を含む4色または墨を除く3色で再現可能でカバレッジ制限を満足する境界のL* a* b* を算出できる方法であれば、どのような方法を用いてもよい。例えば、L* =0となる点から色差最小でYMCKが0%〜100%の範囲内でありかつ総色材量がカバレッジ制限以下となる点を探索により算出するようにしてもよい。
【0040】
一方、調整墨量算出部13では、上述の第1の実施の形態で述べたように、図6において黒点で示した墨を除く3色で表現できる色域内の代表色信号(L* a* b* )を選択するとともに、選択したL* a* b* に対応する調整墨量を算出して、L* a* b* と調整墨量との組を作成する。このL* a* b* と調整墨量との組は、第1最適墨量モデリング部19に渡されるとともに、第2最適墨量モデリング部20にも渡される。なお、第1最適墨量モデリング部19及び第1最適墨量決定部21は、図1に示した第1の実施の形態における最適墨量モデリング部14及び最適墨量決定部15と同様であり、調整墨量算出部13で作成された代表色信号(L* a* b* )と調整墨量との組から、L* a* b* と最適墨量との間の色予測モデリングを行い、そのモデルに従って、入力されたL* a* b* に対応する第1の最適墨量を決定する。
【0041】
第2最適墨量モデリング部20では、調整墨量算出部13で算出されたL* a* b* と調整墨量の複数の組と、制限墨量算出部18で算出されたL* a* b* と制限墨量の複数の組とから、L* a* b* と第2の最適墨量との間の色予測モデリングを行う。モデリングの方法としては、例えば、特開平10−262157号公報に記載の回帰方法、特開平7−87347号公報に記載のニューラルネットワークによる方法、米国特許第5471324号明細書に記載の重みづけ平均の方法などを用いて求めることができる。もちろん、そのほか、L* a* b* から最適な墨量を予測することができるモデルを構築できればどのような方法を用いてもよい。また、予測モデルを構築せずに、線形補間などといった各種の補間手法を用いてもよい。この例においては、特開平10−262157号公報に記載の回帰方法を用いることとし、第2最適墨量モデリング部20では、調整墨量算出部13で選択したL* a* b* と対応する最適墨量の予測を行って、L* a* b* と第2の最適墨量との複数の組を作成するものとする。
【0042】
図8は、本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態における第2最適墨量モデリング部で作成したモデルの明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフである。図8(A)は、ある彩度及び色相であって明度の異なる色における墨量を表す。例えば上述の図4においてaで示すL* 軸に平行な直線上の色における墨量を示している。図8(A)において、横軸をL* (明度)、縦軸をK(墨量)としている。図8(B)は、ある明度における彩度の異なる墨量を表す。例えば上述の図4においてbで示すL* 軸に直交する直線上の色における墨量を示している。図8(B)において、横軸をC* (彩度)、縦軸をK(墨量)としている。図8(A)、(B)ともに、白丸はアクロマチック墨量を、黒丸は例えば調整墨量算出部13で算出されるなどした調整墨量を、外郭A’は図3における外郭Aとは異なり、最大墨量を用いたカバレッジ制限を満たす色域の最外郭を表し、表記を外郭A’とした。最大墨量を用いているため、図3の場合よりも色域は広くなる。外郭Bは4色領域の最外郭を、外郭Cは墨を除く3色で再現できる色域の最外郭を表す。
【0043】
第2最適墨量モデリング部20では、図8において黒丸で示した調整墨量と黒い四角で示した制限墨量に基づいて、図8(A)に実線で示すようなL* 方向の特性を有し、また図8(B)に実線で示すようなC* 方向の特性を有する墨量の関係が色予測モデリングにより得られる。なお、図8(B)において示しているアクロマチック墨量及び調整墨量を示す白点及び黒点は、予測された第2の最適墨量の量的関係を示すために表示しているものであり、モデリングに利用した代表色信号に対応するものではない。特に図8(A)からもわかるように、カバレッジ制限を満たす色域の最外郭A’における制限墨量をモデリングに用いているため、このカバレッジ制限を満たす色域の最外郭A’に近づくにつれて、予測された第2の最適墨量と調整墨量とが乖離する。この部分においてC* 方向に見ると、図8(B)に示すように予測された第2の最適墨量は、調整墨量とは一致しなくなる。
【0044】
第2最適墨量決定部22は、第2最適墨量モデリング部20で構築した色予測モデリングを使用して、入力されたL* a* b* に対応する第2の最適墨量を決定する。この例では、第2最適墨量モデリング部20で作成した代表色信号(L* a* b* )と第2の最適墨量との複数の組を用いて、例えば特開平10−262157号公報に記載の回帰方法などにより構築した色予測モデリングを使用して、L* a* b* から第2の最適墨量を予測することによって、入力されたL* a* b* に対応する第2の最適墨量を決定する。
【0045】
第2最適墨量決定部22では、色域を最大限に使用できる墨量が算出されるが、図8(B)に示すとおり、彩度の増加に伴い、墨量が急激に大きくなる。そこで、この第2の実施の形態では、第3最適墨量決定部23により、第1最適墨量決定部で算出された第1の最適墨量と第2最適墨量決定部22で算出された第2の最適墨量を合成して第3の最適墨量を決定する。
【0046】
図9は、第3墨量決定部における第1の最適墨量と第2の最適墨量との合成方法の一例の説明図である。図9に示したグラフでは、横軸は彩度(C* )を、また縦軸は合成比を表している。ここで、合成比とは、第2最適墨量決定部22で算出された第2の最適墨量を採用する割合を表している。図9に示す合成関数の例では、C* に対しC* =0のときは合成比は1をとり、単調減少で滑らかな関数を示しており、第2墨量決定部においてこのような合成関数を用いて第1の最適墨量と第2の最適墨量を合成することができる。これにより、L* =0のときすなわち無彩色の場合は、第2最適墨量決定部22で算出された第2の最適墨量を100%採用することにより、最大限に墨量を用いることができる。また、彩度成分の増加にしたがって、第1最適墨量決定部21で算出された第1の最適墨量の割合を多くしていくことによって、彩度の増加に伴う墨量の増加を防ぎ、自然な色再現を行うことができる。
【0047】
第1最適墨量決定部21で算出された第1の最適墨量をK1、第2最適墨量決定部22で算出された第2の最適墨量をK2とし、合成関数をr=f(C* )、合成された墨量をKMと定義すると、以下のような式で合成することができる。
KM=(K2−K1)・f(|C* |)+K1
【0048】
図10は、本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態における第3最適墨量決定部で決定する明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフである。図3、図8と同様、図10(A)は、ある彩度及び色相であって明度の異なる色における墨量を表し、横軸をL* (明度)、縦軸をK(墨量)としている。また図10(B)はある明度における彩度の異なる墨量を表し、横軸をC* (彩度)、縦軸をK(墨量)としている。図10(A)、(B)ともに、白丸はアクロマチック墨量を、黒丸は調整墨量を、黒い四角は制限墨量算出部18で算出される制限墨量を、外郭A’は図8における外郭A’を、外郭Aは図3における外郭Aを、外郭Bは図3及び図8における4色領域の最外郭を、外郭Cは図3及び図8における墨を除く3色で再現できる色域の最外郭を、外郭Dは第3最適墨量決定部23により生成されたカバレッジ制限を満たす色域の外郭を表す。第1最適墨量モデリング部19で予測される第1の最適墨量の軌跡を破線で、第2最適墨量モデリング部20で予測される第2の最適墨量の軌跡を一点鎖線で、第3最適墨量決定部23で算出される第3の最適墨量の軌跡を実線で示した。
【0049】
図10に実線で示すように、本発明の第2の実施の形態における第3最適墨量決定部23によれば、無彩色領域では最大限に墨量を使うことができ、彩度成分の増加に伴い、墨量を減少させた墨量を生成することができる。従って、色域を十分に利用できるとともに、従来のように高彩度色における墨量の増加を抑え、自然な色再現が可能となる。
【0050】
YMCK信号算出部16及びDLUT格子点信号生成部17は、上述の第1の実施の形態と同様であり、YMCK信号算出部16は、第1最適墨量決定部21及び第2最適墨量決定部22に入力されたL* a* b* と第3最適墨量決定部23で算出した第3の最適墨量を用いてYMCを予測し、予測したYMCと第3の最適墨量によってYMCKを決定する。また、DLUT格子点信号生成部17は、DLUTの格子点に相当するL* a* b* を生成して第1最適墨量決定部21及び第2最適墨量決定部22に入力する。そして、第3最適墨量決定部22で決定された第3の最適墨量と、その第3の最適墨量を用いてYMCK信号算出部16で予測したYMCとを、入力したL* a* b* に対応付けて格子点のデータとしてゆく。このようにしてL* a* b* からYMCKを生成するDLUTを作成することができる。
【0051】
以上、本発明の第2の実施の形態における最適墨量算出部11のYMCKモデリング部12からYMCK信号算出部16までの構成を一連の流れとして説明し、また、DLUTを生成する際の構成についても説明した。なお、第1の実施の形態と同様にYMCKモデリング部12から第1最適墨量モデリング19と第2最適墨量モデリング部20までの動作は、カラープリンタなどの出力デバイスと予め設定される墨制御パラメータが決定すれば、前もって行っておくことが可能である。この場合には、第1最適墨量決定部21、第2最適墨量決定部22、第3最適墨量決定部23及びYMCK信号算出部16が動作すればよい。例えばDLUTを生成する際には、第1最適墨量モデリング部19と第2最適墨量モデリング部20までの処理が予め行われていれば、YMCKモデリング部12から第1最適墨量モデリング部14と第2最適最適モデリング部までは不要であり、DLUT格子点信号生成部17で生成した格子点のL* a* b* を第1最適墨量決定部21は及び第2最適墨量決定部22に入力して、YMCK信号をYMCK信号算出部16から取得すればよい。
【0052】
また、上述の説明ではDLUTの格子点のL* a* b* に対応するYMCK信号を取得する例を示したが、この第2の実施の形態においてもこれに限定されるものではない。第1の実施の形態と同様に、例えば代表的なL* a* b* を第1最適墨量決定部21及び第2最適墨量決定部22に入力し、YMCK信号算出部16から取得されるYMCK信号との対応関係から、カラー入力画像を色変換するための変換係数を生成してもよい。生成された変換係数を用いて、任意のL* a* b* からYMCK信号への色変換を行うことができる。さらに、第1最適墨量決定部21、第2最適墨量決定部22、第3最適墨量決定部23及びYMCK信号算出部16を直接用いて、任意のL* a* b* を入力としてYMCK信号を取得するように構成することも可能である。
【0053】
上述の本発明の色処理方法の各実施の形態は、コンピュータプログラムによっても実現することが可能である。その場合、そのプログラムおよびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。また、上述のDLUTのデータや、色変換を行うための変換係数などのデータについても、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することが可能である。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、メモリカード、コンピュータに内蔵されるメモリ等である。
【0054】
また、上述の本発明の色処理装置及び色処理方法の各実施の形態で説明したようにして生成されたDLUTを搭載し、入力された例えばL* a* b* の色信号をCMYKの色信号に変換する色変換装置として構成することができる。また、DLUTのほか、変換係数が生成される場合には、その変換係数を用いて色変換を行う色変換装置を構成することができる。さらに、このような色変換装置を搭載した各種の装置を構成することができ、例えば以下に示すように、画像形成装置へ適用することができる。
【0055】
図11は、本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、31は前段画像処理部、32は色変換部、33は後段画像処理部、34は画像形成エンジンである。前段画像処理部31は、入力された画像データに対して色変換部32による色変換前の各種の画像処理を行う。また、後段画像処理部33は、色変換後の画像データに対して各種の画像処理を行う。なお、前段画像処理部31あるいは後段画像処理部33は、設けられない場合もある。
【0056】
画像形成エンジン34は、墨を含む4色の色材を用いて、後段画像処理部33から(あるいは色変換部32から)受け取った画像データに従って画像を形成する。
【0057】
色変換部32は、上述の本発明の色処理装置及び色処理方法の第1及び第2の実施の形態で説明したようにして生成されたDLUTが設けられており、前段画像処理部31における画像処理後の画像データ(あるいは入力された画像データ)について、画像形成エンジン34で用いる墨を含む4色色信号に変換する。この色変換部32に設けられるDLUTは、画像形成エンジン34に対応したモデルを用いて生成されるものであり、カバレッジ制限も考慮して墨量を決定している。また、高彩度色において極端な墨量の増加が発生しないように、墨量の調整が図られている。このような画像データに基づいて画像形成エンジン34によって画像を形成することにより、カバレッジ制限を越えることによる不必要な色域圧縮が発生せず、また不自然な墨量の増加による色の濁りなどが発生せず、自然な色再現により良好な画像を形成することができる。
【0058】
なお、色変換部32としてDLUTを用いるほか、上述のように色変換のための変換係数を生成する場合には、その係数を用いた色変換を行ってもよい。DLUTを用いた色変換及び変換係数を用いた色変換のいずれの場合も、入力側の色空間はL* a* b* 色空間に限られるものではく、RGBやL* u* v* 、XYZなど、他の色空間であってもよい。出力側の色空間は、画像形成エンジン34に対応した墨を含む4色の色空間となる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、3色で表現可能な部分色域内の複数の代表色信号と、その代表色信号に対応する第1墨量の組を用いて、4色で表現可能な全色域における第1の最適墨量を予測あるいは外挿予測して決定するので、色域全体を利用できるとともに、より自然な色再現を可能にすることができる。
【0060】
また本発明によれば、3色で表現可能な部分色域内の複数の代表色信号と、その代表色信号に対応する第1墨量の組を用いて、4色で表現可能な全色域における第1の最適墨量を予測するとともに、複数の代表色信号とその代表色信号に対応するカバレッジ制限を満足する第1墨量の組及び3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号とその代表色信号に対応する第2墨量の組から全色域における第2の最適墨量を予測し、第1の最適墨量と第2の最適墨量を用いて全色域における第3の最適墨量を決定する。これによって、例えば対象色空間における色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する重みを用いた第1の最適墨量及び第2の最適墨量の加重平均により第3の最適墨量を決定することができ、色域全体を利用できるとともに、より自然な色再現を可能にするとができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の色処理装置及び色処理方法の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】 代表色信号の選択方法の一例の説明図である。
【図3】 本発明の色処理装置及び色処理方法の第1の実施の形態における明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフである。
【図4】 図3に示す各グラフの関係の説明図である。
【図5】 本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】 カバレッジ制限を満足する色域外郭と墨を除く3色で表現できる色域及び4色で表現できる色域の関係の一例の説明図である。
【図7】 制限墨量算出部におけるカバレッジ制限を満足する色域の最外郭上の代表色信号の選択方法の一例の説明図である。
【図8】 本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態における第2最適墨量モデリング部で作成したモデルの明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフである。
【図9】 第3墨量決定部における第1の最適墨量と第2の最適墨量との合成方法の一例の説明図である。
【図10】 本発明の色処理装置及び色処理方法の第2の実施の形態における第3最適墨量決定部で決定する明度と墨量及び彩度と墨量の関係の一例を示すグラフである。
【図11】 本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…最適墨量算出部、12…YMCKモデリング部、13…調整墨量算出部、14…最適墨量モデリング部、15…最適墨量決定部、16…YMCK信号算出部、17…DLUT格子点信号生成部、18…制限墨量算出部、19…第1最適墨量モデリング部、20…第2最適墨量モデリング部、21…第1最適墨量決定部、22…第2最適墨量決定部、23…第3最適墨量決定部、31…前段画像処理部、32…色変換部、33…後段画像処理部、34…画像形成エンジン。
Claims (27)
- 対象色空間における任意の色信号から前記色信号を再現する墨を含んだ4色色信号を生成する色処理方法において、少なくとも3色で表現可能な色域でかつカバレッジ制限を満たす部分色域に属する複数の代表色信号から該代表色信号に対応する第1墨量を第1墨量算出手段で算出し、複数の前記代表色信号と前記第1墨量の組を用いて前記部分色域を含む4色で表現可能な全色域中の前記色信号に対応する第1の最適墨量を第1最適墨量決定手段で決定することを特徴とする色処理方法。
- 対象色空間における任意の色信号から前記色信号を再現する墨を含んだ4色色信号を生成する色処理方法において、少なくとも3色で表現可能な色域である部分色域に属する複数の代表色信号から該代表色信号に対応する第1墨量を第1墨量算出手段で算出し、複数の前記代表色信号と前記第1墨量の組を用いて前記部分色域を含む4色で表現可能な全色域中の前記色信号に対応する第1の最適墨量を第1最適墨量決定手段で予測し、また3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号に対応する第2墨量を第2墨量算出手段で算出し、前記部分色域内の複数の前記代表色信号と該代表色信号に対応する前記第1墨量の組および前記色域の最外郭曲面上に属する複数の前記代表色信号と該代表色信号に対応する前記第2墨量の組から全色域中の前記色信号に対応する第2の最適墨量を第2最適墨量決定手段で予測し、前記第1の最適墨量と前記第2の最適墨量を用いて全色域中の前記色信号に対応する第3の最適墨量を第3最適墨量決定手段で決定することを特徴とする色処理方法。
- 前記対象色空間における色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する重みを用いた前記第1の最適墨量と前記第2の最適墨量の加重平均により第3の最適墨量を決定することを特徴とする請求項2に記載の色処理方法。
- 前記3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号に対応する複数の第2墨量は、3色で表現可能な色域の内部もしくは外郭上の対象色空間における色信号を始点とし、特定方向に伸びる半直線上を探索して算出される色信号を再現するカバレッジ制限を満足する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の墨量であることを特徴とする請求項2に記載の色処理方法。
- 前記特定方向は、前記始点における色信号を再現する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の4色色信号がカバレッジ制限を満足しない場合は明度の大きい方向を、カバレッジ制限を満足する場合は明度の小さい方向を示すことを特徴とする請求項4に記載の色処理方法。
- 前記特定方向は、前記始点における色信号を再現する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の4色色信号がカバレッジ制限を満足しない場合は色域圧縮方向を、カバレッジ制限を満足する場合は色域圧縮逆方向を示すことを特徴とする請求項4に記載の色処理方法。
- 前記第1墨量は、前記代表色信号に対するアクロマチック墨量に前記代表色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する墨制御パラメータを乗じて算出した墨量であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の色処理方法。
- さらに、複数の前記色信号と、該色信号について決定された前記第1の最適墨量あるいは前記第3の最適墨量の組をもとに前記対象色空間内の対象色信号について対応する最適墨量を求め、該最適墨量と前記対象色信号とから墨を除く残りの3色を決定し、墨を含む4色色信号を色信号算出手段で算出することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の色処理方法。
- さらに、前記対象色空間内の複数の対象色信号と、該対象色信号について求めた4色色信号とを対応づけて多次元変換テーブル生成手段で多次元変換テーブルを生成することを特徴とする請求項8に記載の色処理方法。
- さらに、前記対象色空間における任意の色信号について前記多次元変換テーブルを用いて色変換手段で4色色信号への色変換を行うことを特徴とする請求項9に記載の色処理方法。
- さらに、前記対象色空間内の複数の対象色信号と該対象色信号について求めた4色色信号との対応関係に従って色信号を変換するための変換係数を変換係数生成手段で生成することを特徴とする請求項8に記載の色処理方法。
- さらに、前記変換係数を用いて色変換手段で前記対象色空間内の任意の色信号について4色色信号への色変換を行うことを特徴とする請求項11に記載の色処理方法。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の色処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 前記対象色空間内の複数の対象色信号と該対象色信号について請求項8に記載の色処理方法によって求めた4色色信号との対応関係から生成した多次元変換テーブルあるいは変換係数が書き込まれていることを特徴とするコンピュータが読取可能な記憶媒体。
- 対象色空間における任意の色信号から前記色信号を再現する墨を含んだ4色色信号を生成する色処理装置において、少なくとも3色で表現可能な色域でかつカバレッジ制限を満たす部分色域に属する複数の代表色信号から該代表色信号に対応する第1墨量を算出する第1墨量算出手段と、複数の前記代表色信号と前記第1墨量算出手段で算出された前記第1墨量の組を用いて前記部分色域を含む4色で表現可能な全色域中の前記色信号に対応する第1の最適墨量を決定する第1最適墨量決定手段を有することを特徴とする色処理装置。
- 対象色空間における任意の色信号から前記色信号を再現する墨を含んだ4色色信号を生成する色処理装置において、少なくとも3色で表現可能な色域である部分色域に属する複数の代表色信号から該代表色信号に対応する第1墨量を算出する第1墨量算出手段と、複数の前記代表色信号と前記第1墨量算出手段で算出した前記第1墨量の組を用いて前記部分色域を含む4色で表現可能な全色域中の前記色信号に対応する第1の最適墨量を予測する第1最適墨量決定手段と、3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号に対応する第2墨量を算出する第2墨量算出手段と、前記部分色域内の複数の前記代表色信号と該代表色信号に対応する前記第1墨量算出手段で算出した前記第1墨量の組および前記色域の最外郭曲面上に属する複数の前記代表色信号と該代表色信号に対応する前記第2墨量算出手段で算出した前記第2墨量の組から全色域中の前記色信号に対応する第2の最適墨量を予測する第2最適墨量決定手段と、前記第1最適墨量決定手段で予測した前記第1の最適墨量と前記第2最適墨量決定手段で予測した前記第2の最適墨量を用いて全色域中の前記色信号に対応する第3の最適墨量を決定する第3最適墨量決定手段を有することを特徴とする色処理装置。
- 前記第3最適墨量決定手段は、前記対象色空間における色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する重みを用いた第1の最適墨量と前記第2の最適墨量の加重平均により第3の最適墨量を決定することを特徴とする請求項16に記載の色処理装置。
- 前記第2墨量算出手段において算出する、前記3色または墨を含んだ4色で表現できカバレッジ制限を満足する色域の最外郭曲面上に属する複数の代表色信号に対応する複数の第2墨量は、3色で表現可能な色域の内部もしくは外郭上の対象色空間における色信号を始点とし、特定方向に伸びる半直線上を探索して算出される色信号を再現するカバレッジ制限を満足する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の墨量であることを特徴とする請求項16に記載の色処理装置。
- 前記特定方向は、前記始点における色信号を再現する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の4色色信号がカバレッジ制限を満足しない場合は明度の大きい方向を、カバレッジ制限を満足する場合は明度の小さい方向を示すことを特徴とする請求項18に記載の色処理装置。
- 前記特定方向は、前記始点における色信号を再現する4色色信号の中で墨量が最大となる場合の4色色信号がカバレッジ制限を満足しない場合は色域圧縮方向を、カバレッジ制限を満足する場合は色域圧縮逆方向を示すことを特徴とする請求項18に記載の色処理装置。
- 前記第1墨量算出手段は、前記代表色信号に対するアクロマチック墨量に前記代表色信号から算出した明度、彩度、色相の少なくともいずれか1つに依存する墨制御パラメータを乗じて前記第1墨量を算出することを特徴とする請求項15ないし請求項20のいずれか1項に記載の色処理装置。
- さらに、複数の前記色信号と、該色信号について決定された前記第1の最適墨量あるいは前記第3の最適墨量の組をもとに前記対象色空間内の対象色信号について対応する最適墨量を求め該最適墨量と前記対象色信号とから墨を除く残りの3色を決定して墨を含む4色色信号を算出する色信号算出手段を有することを特徴とする請求項15ないし請求項21のいずれか1項に記載の色処理装置。
- さらに、前記対象色空間内の複数の対象色信号と該対象色信号について前記色信号算出手段から出力される4色色信号とを対応づけて多次元変換テーブルを生成する多次元変換テーブル生成手段を有することを特徴とする請求項22に記載の色処理装置。
- さらに、前記対象色空間内の複数の対象色信号と該対象色信号について前記色信号算出手段から出力される4色色信号との対応関係に従って色信号を変換するための変換係数を生成する変換係数生成手段を有することを特徴とする請求項22に記載の色処理装置。
- 対象色空間内の任意の色信号が入力され請求項9に記載の色処理方法あるいは請求項23に記載の色処理装置によって生成された多次元変換テーブルを用いて4色色信号への色変換を行う色変換手段を有することを特徴とする色変換装置。
- 対象色空間内の任意の色信号が入力され請求項11に記載の色処理方法あるいは請求項24に記載の色処理装置によって生成された変換係数を用いて4色色信号への色変換を行う色変換手段を有することを特徴とする色変換装置。
- 対象色空間における画像を被記録媒体上に形成する画像形成装置において、前記画像を表す色信号を前記画像を再現する墨を含んだ4色色信号に変換する請求項25または請求項26に記載の色変換装置と、該色変換装置によって変換された4色色信号に従って前記画像を被記録媒体上に形成する画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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