JP2009049520A - 画像処理装置及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】色材の総量の制限のために画像の修正を行う画像処理装置において、色変換における補間の影響により画像が修正されることによる画質の劣化を防止又は低減する。
【解決手段】制御部110は、色補正部102が入力画像10の色変換のために用いるプロファイル中の各格子点の情報に基づき、格子点ごとのトナーの総量を計算する。格子点ごとのトナー総量が、すべてトナー制限部106の制限値を越えなければ、色補正部102での格子点以外の補間演算によりトナー総量が仮に制限値を越えたとしても、その超過の程度は高々数%なので、トナー制限部106によりトナー総量制限のための画像修正を行わなくても、出力部108に障害をもたらす可能性はきわめて低い。そこで、そのような場合には、トナー制限部106を無効化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及びシステムに関する。
電子写真方式で媒体上に画像を形成する画像処理装置では、適正量を超えたトナー量による処理を行うと、転写不良や定着不良などによる画質劣化が生じたり、場合によっては装置に障害を生じさせたりすることが知られている。このため電子写真方式の画像処理装置の中には、トナー総量が閾値以下に収まるよう自動的に出力画像データを修正する機能を持つものがある。このようなトナー等の色材の量を制限するための自動修正処理は、下色除去(UCR: Under Color Removal)の手法を用いることが一般的である。このような自動修正処理は、上述の色変換を受けた後の画像に対して行われる。
特許文献1には、各色の色剤の合計量の抑制と色ごとの色剤の量の抑制とを組み合わせた制御を行う画像形成装置が開示されている。また、その画像形成装置は、ホストコンピュータから印刷画像データに付随して送られてくるジョブチケットと呼ばれる制御情報に従い、その抑制機能のオン・オフ制御する点が記述されている。また、インクジェット方式など、電子写真方式以外の方式でも、その方式に応じた画像形成プロセスの特性があり、使用される色剤の総量をそのプロセス特性に応じて制御することも提案されている。
特開2002−166602号公報
トナー等の色材の総量を制限するための画像修正は、画像の濃度の高い部分で生じやすいが、そのような高濃度の部分では少しの色の変化が見た目の違いとなって現れやすい。例えば、高濃度のほぼ同一色の画像領域の中に色材総量が制限値を越える部分と越えない部分とができると、越える部分には上述の画像修正が加えられ、修正されない隣接部分との間で濃度や色の段差が生じる場合がある。
このような画質劣化を避けるために、色変換のためのプロファイルを色材総量制限による修正が生じないように作成することも考えられるが、プロファイルの格子点をそのように設定したとしても、プロファイルから補間される色まで修正が生じないように作成することは、試行錯誤のために多大な労力を要する。また、補間演算による値のばらつきを考慮してプロファイルにおける出力値を低めに設定しておくことも考えられるが、これはダイナミックレンジを低減することであり、例えば高画質が要求されるような装置には必ずしも適さない。
また、外部のツールで作成されたプロファイルを画像処理装置内に読み込んで使用することも一般的なこととなっている。外部で作成されたプロファイルが画像処理装置内の色変換の補間まで考慮した上で、色材総量制限による画像修正が生じないように作成されていることを期待することは現実的には難しい。
本発明は、色材の総量の制限のために画像の修正を行う画像処理装置において、色変換における補間の影響により画像が修正されることによる画質の劣化を防止又は低減することを目的とする。
請求項1に係る発明は、入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報を用いて、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、前記変換手段から出力された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を行う第1の修正処理手段と、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記各格子点に対応する色材の総量と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する判定手段と、を備える画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記判定手段は、前記算出手段により算出された前記各格子点に対応する色材の総量がすべて前記制限値以下である場合に、前記変換手段から出力された画像に前記第1の修正処理を受けさせないと判定する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、利用者から色修正指示を受け付け、前記変換手段から出力された画像に対し当該色修正指示に応じた第2の修正処理を加え、前記第2の修正処理が施された画像を前記第1の修正処理手段へ供給する第2の修正処理手段、を更に備え、前記算出手段は、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に対し前記第2の修正処理手段による第2の修正処理を加え、その修正処理の結果に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る発明において、前記算出手段は、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標が読み取れない場合に、前記変換手段に入力側色空間の各点の色座標を入力し、その結果前記変換手段が出力する前記各点の出力側色空間での色座標に基づき、前記各点に対応する色材の総量をそれぞれ算出し、前記判定手段は、前記算出手段により算出された前記各点に対応する色材の総量と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に係る発明において、前記変換手段は、前記対応関係情報を複数備え、前記入力された画像の領域ごとに、それぞれ当該領域に対応する対応関係情報を用いて色変換を実行し、前記算出手段は、前記変換手段が備える複数の前記対応関係情報の各々の各格子点について色材の総量を算出する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に係る発明において、前記算出手段は、前記対応関係情報に含まれるすべての格子点のうちのあらかじめ定められた一部分の格子点についてのみ色材の総量を算出し、前記判定手段は、前記あらかじめ定められた一部分の格子点の各々についての色材の総量に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に係る発明において、前記算出手段により算出された各格子点に対応する色材の総量が少なくとも1つの格子点について前記制限値を超えた場合に、操作者に対して警告を発する警告手段、を更に備える。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に係る発明において、前記判定手段は、更に、前記算出手段により算出された各格子点に対応する色材の総量が少なくとも1つの格子点について前記制限値を超えた場合には、前記変換手段から出力された画像に前記第1の修正処理を受けさせると判定する、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報を用いて、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、前記変換手段から出力された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための修正処理を行う修正処理手段と、を備え、前記修正処理手段は、前記入力側色空間の各格子点の出力側色空間での色座標に基づく色材の総量が前記制限値を超えない場合に、前記変換手段により色変換された画像に対して前記修正処理を行わないことを特徴とする画像処理装置、である。
請求項10に係る発明は、入力装置と画像処理装置とを備え、前記入力装置は、前記画像処理装置の入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する算出手段と、前記画像処理装置に対して、前記対応関係情報と、前記算出手段が算出した前記各格子点に対応する色材の総量のうちの最大値と、を対応づけて入力する入力手段と、を備え、前記画像処理装置は、前記入力装置から前記対応関係情報と、当該対応関係情報に対応する前記最大値と、を受け取る受取手段と、前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に基づき、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、前記変換手段から出力された後の画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を行う第1の修正処理手段と、前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に対応する前記最大値と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する判定手段と、を備える画像処理システムである。
請求項11に係る発明は、入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報と、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき算出された色材の総量を示す情報と、を対応づけて受け取る受取手段と、前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に基づき、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、前記変換手段により変換された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための修正処理を行う修正処理手段と、を備え、前記修正処理手段は、前記受取手段が受け取った前記色材の総量を示す情報が前記制限値を越えない場合には、前記修正処理を行わないことを特徴とする画像処理装置、である。
請求項1に係る発明によれば、変換手段で用いられる対応関係情報における格子点の情報から、補間によっても色材の総量が制限値を大幅に越えない場合には、画像が、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理、を受けないようにすることができる。
請求項2に係る発明によれば、各格子点に対応する色材の総量がすべて制限値以下であるという簡単な判定処理により、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かを判定することができる。
請求項3に係る発明によれば、変換手段により色変換された画像に対し利用者の色修正指示に従った第2の修正処理が加えられる場合に、その第2の修正処理の色材総量に対する影響を踏まえて、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かを判定することができる。
請求項4に係る発明によれば、算出手段が対応関係情報が表す各格子点の出力側色空間での色座標を読み取れない場合でも、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かの判定を行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、1つの画像に対して領域ごとに異なる対応関係情報が用いられる場合でも、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かの判定を行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かの判定に要する計算の負荷を低減することができる。
請求項7に係る発明によれば、第1の修正処理を行わないと不具合が発生することが予想される場合に、その旨を利用者に警告することができる。
請求項8に係る発明によれば、第1の修正処理を行わないと不具合が発生することが予想される場合に、画像に第1の修正処理を受けさせることができる。
請求項9に係る発明によれば、変換手段で用いられる対応関係情報における格子点の情報から、補間によっても色材の総量が制限値を越えない場合には、画像が、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を、受けないようにすることができる。
請求項10又は11に係る発明によれば、画像に第1の修正処理を受けさせるか否かの判定のための画像処理装置の負担を、各格子点の色材の総量を画像処理装置で計算する場合と比較して、軽減することができる。
以下に説明する画像処理装置は、入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報を用いて、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、前記変換手段から出力された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を行う第1の修正処理手段と、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記各格子点に対応する色材の総量と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する判定手段と、を備える。
ここでいう画像処理装置には、例えば、紙などの物理的媒体上に画像を印刷する印刷装置(プリンタや複写機など)、及び印刷装置に対して印刷対象の画像データを供給するプリントサーバやプリントコントローラなどの装置が含まれる。なお、前者の場合、画像処理装置が行う出力は物理的媒体上への画像の印刷出力であり、後者の場合はネットワークや通信ケーブルなどの通信路を介した印刷装置への画像データの出力である。また、色材は、物理的媒体上に画像を形成するための材料であり、例えば、電子写真方式で用いられるトナー、又はインクジェット方式で用いられるインクである。
図1に、このような画像処理装置の一例を示す。例示の画像処理装置100は、色補正部102,プロファイル記憶部104,トナー制限部106,出力部108,制御部110及びユーザインタフェース部112を備える。
画像処理装置100は、入力画像10を印刷出力するための処理を行う。画像処理装置100自体が印刷出力を行ってもよいし、画像処理装置100が入力画像10を外部の印刷装置(図示省略)に合わせて画像処理し、その処理結果を印刷装置に送信して出力させてもよい。前者の場合出力部108はプリントエンジンであり、後者の場合出力部108は画像データを通信路経由で印刷装置へと送信するためのハードウエア又はソフトウエア又はそれらの組合せである。以下では、画像処理装置100は、色材としてトナーを用いる電子写真方式の印刷のための処理を行う装置である場合を例にとって説明するが、当業者ならば、別の色材を用いる装置である場合でも同様のことが成り立つことが理解できるであろう。
入力画像10は、例えば、ビットマップ画像データ、PDL(ページ記述言語)で記述された画像データなど、どのような形式の画像データでもよい。入力画像10は、例えば、ネットワーク等の通信路経由で、あるいはCD−R等の可搬型の記録媒体を介して、画像処理装置100に入力される。また、画像処理装置100がスキャナを備える場合、そのスキャナが読み取った画像のデータを入力画像10として用いてもよい。
色補正部102は、入力画像10に対してプロファイルに応じた色補正(或いは色変換)を行う。プロファイルは、入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係を表す情報を含んだデータである。プロファイルは、例えば、ICC(International Color Consortium)プロファイルであっても、画像処理装置100のメーカーが定めた独自規格のプロファイルであってもよい。
ここで、出力側色空間は、出力部108がプリントエンジンである場合はその出力部108の色空間であり、出力部108が外部の印刷装置に画像データを出力する場合は、その印刷装置の色空間である。いずれの場合も、出力側色空間は、典型的にはC,M,Y,Kの4色の組合せで表現される。ただし、出力側色空間は、CMYKに限定されるものではなく、出力部108(又は印刷装置)に対して供給する色信号に応じたものならどのようなものでもよい。
入力側色空間はプロファイルの種類による。例えば、ある種のプロファイル(例えばICCプロファイル)では、入力側色空間はL*a*b*又はXYZのような均等知覚色空間であり、別の種類のプロファイルではRGBなどのように入力画像を生成した装置の色空間である。また、印刷シミュレーションで用いられるデバイスリンクプロファイルの場合、当該画像処理装置100がシミュレートする対象の印刷装置の色空間(例えばCMYKで表現される)が入力側色空間である。
なお、ICCプロファイルの場合、周知のように、入力画像10を生成した入力側機器の特性を表すソースプロファイルと、出力側機器(この例では出力部108、又は出力部108から出力された画像を印刷する印刷装置)の特性を表すターゲットプロファイルとの組み合わせが用いられる。この場合、ソースプロファイルとターゲットプロファイルのペアを1つのプロファイルと考える。
以上のようなプロファイルは、プロファイル記憶部104に記憶されている。外部で作成したプロファイルをプロファイル記憶部104に登録して利用してもよい。
色補正部102は、入力画像10の画素ごとに、その画素の値(色座標)を入力側色空間の色座標としたときの出力側色空間の色座標をプロファイルに従って算出する。ここで、入力画像10の画素値がプロファイルに表された格子点に一致する場合は、プロファイルに示されるその格子点の出力側の色座標を用いればよい。そうでない場合は、その画素値の周囲の格子点の情報を補間することにより、その画素値に対応する出力側の色座標を計算する。このような色補正の演算は周知であるので、これ以上の説明は省略する。
トナー制限部106は、トナーの総量が所定の制限値以下となるように画像に修正を加える。入力画像10は、色補正部102により上述のような色補正を受けた後、トナー制限部106に入力される。トナー制限部106は、入力される画像中の画素ごとに当該画素のトナー総量を計算し、そのトナー総量が所定の制限値を越えると、その画素の画素値に対して修正を加える。トナー総量は、例えば、その画素の各色成分の信号値の総和として計算すればよい。制限値は、例えば、1色の色成分の最大値を100%としたときのパーセンテージで指定される。制限値の値は、例えば、画像処理装置100を管理する管理者が設定する。画素値に対する修正には、例えば下色除去の手法を用いればよい。
例えば、トナー総量の制限値が250%に設定されている場合に、ある画素の画素値が(C,M,Y,K)=(230,250,180,105)(ただし1色の色成分値は0〜255(8ビット)とする)であったとする。この場合、トナー総量は例えばC,M,Y,Kの合計765であり、これをパーセンテージに換算すると300%となり、制限値を越える。この場合、トナー制限部106が、例えばC,M,Yを65ずつ減らしKを65増やすという修正を加えると、トナーの総量は635(249%)となり、制限値以下となる。
なお、以上に例示したトナー総量の計算式、制限値の表現方式、及び画素値の修正方式は、あくまで一例に過ぎない。トナー制限部106として、従来の画像処理装置に採用されている同種の機能を用いてもよい。
ユーザインタフェース部112は、利用者に画像処理装置100の状態を報知したり、利用者から指示入力を受け付けたりするための手段である。ユーザインタフェース部112は、例えば液晶タッチパネル等の表示装置とキーパッド等の入力ボタンを供えていてもよい。
制御部110は、画像処理装置100の全体を制御する装置である。以下では、制御部110の制御動作のうち、トナー制限部106に関する制御を説明する。図2にこの制御のための処理手順の一例を示す。この例では、制御部110は、トナー制限部106に関する制御として、色補正部102が使用するプロファイルを参照した制御を行う。
この手順では、入力画像10の印刷開始が指示された場合、制御部110は、プロファイル記憶部104内にあるプロファイルに含まれる各格子点の出力側色空間の色座標(例えばC,M,Y,Kの組)から、各格子点についてそれぞれトナー総量を計算する(S11)。なお、プロファイル記憶部104内に複数のプロファイルが登録されている場合もあるが、入力画像10の印刷の開始が指示された時点では、そのうちのどれが使用されるかが利用者から指定されているものとする。そして、格子点ごとに求めたトナー総量をそれぞれ制限値と比較し、トナー総量が制限値を越えた格子点があるか否かを判定する(S12)。この判定の結果、トナー総量が制限値を越えた格子点が1つもなければ、制御部110は、トナー制限部106のトナー制限処理を無効化(オフ)した上で(S13)、入力画像10についての処理を実行する(S14)。この場合、入力画像10は、色補正部102により色補正された後、トナー制限部106ではトナー総量制限のための画像処理は受けずに、出力部108から出力される。
一方、ステップS12でトナー総量が制限値を越えた格子点が1つでもあれば、制御部110は、トナー制限部106のトナー制限処理を有効化(オン)した上で(S15)、入力画像10についての処理を実行する(S14)。この場合、入力画像10は、色補正部102により色補正された後、トナー制限部106でトナー総量制限のための画像処理を受け、出力部108から出力される。
以上の処理において、制御部110は、プロファイルの調査に基づきトナー制限部106のオン・オフが決定されるまでは、色補正部102の出力がトナー制限部106に供給されないように制御する。
以上の例では、色補正に用いられるプロファイル中の各格子点に対応する色材総量がすべて制限値以下の場合に、トナー総量制限のための画像修正を無効化した。これは、すべての格子点で色材総量が制限値以下であれば、補間演算により求められる格子点以外の点の色材総量は、制限値を越えるとしても高々1〜2%程度しか越えないからである。この程度の超過ならば、トナー過多を原因とする画質の劣化は生じにくく、また画像処理装置或いはそれに接続された印刷装置のハードウエアに障害を与える可能性はきわめて低い。そして、このような場合にトナー総量制限のための画像修正を無効化すると、その画像修正による不自然な色や濃度の段差は、生じないか、或いはそのような画像修正を行う場合よりも低減される。
一方、格子点のうちの1つでも色材総量が制限値を越えるものがあれば、以上の例では、補間演算等の影響も考えあわせると、ハードウエアの障害を招くおそれがあるとして、トナー制限部106による画像修正を有効化する。
なお、格子点のうちの1つでもトナー総量が制限値を越えるものがあった場合にトナー制限部106による画像修正を有効化する代わりに、出力部108を動作させないようにして、ユーザインタフェース部112から利用者に対してアラームを発するようにしてもよい。アラームは、例えば、ユーザインタフェース部112の画面に、警告メッセージを表示するものであってもよい。警告メッセージは、例えば、現在のプロファイルでは装置の障害をもたらす可能性がある旨を表すものでよい。また、警告メッセージには、トナー制限部106を有効化すればそのような障害を回避できるが、画像に色の段差が生じる可能性がある旨を説明するような文面が含まれていてもよい。また、このアラームに応じて、入力画像10の出力処理をトナー制限部106を無効化した上で続行するか、トナー制限部106を有効化した上で続行するか、或いは入力画像10の出力処理を中止するか、を選択するための選択画面をユーザインタフェース部112から利用者に提供し、その選択画面に対する利用者の選択結果に従って処理を制御してもよい。
以上の例では、入力画像10に対する出力が指示されたときに、制御部110がプロファイルの各格子点のデータを調べ、トナー制限部106のオン・オフを判定したが、これは一例に過ぎない。この代わりに、プロファイル記憶部104にプロファイルが登録された際に、制御部110がそのプロファイルの各格子点の出力側色空間の色座標に基づき前述と同様の判定を行い、その判定結果をそのプロファイルに対応づけて記憶しておいてもよい。この場合、入力画像10に対する出力が指示されたときに、制御部110は、使用されるプロファイルに対応づけて記憶された判定結果に基づき、トナー制限部106をオン・オフ制御すればよい。
次に、図3及び図4を参照して、上記実施の形態の変形例について説明する。複写機等の画像処理装置の中には、利用者から色の濃さの修正指示を受け付けるものがある。この変形例では、そのような利用者からの色の修正指示を考慮してトナー制限部106のオン・オフを制御する。
この変形例の画像処理装置100は、図3に示すように、色補正部102の下流、かつとトナー制限部106の上流に、利用者からの指示に基づき色修正を加える色修正部114を備える。制御部110は、ユーザインタフェース部112から提供した色修正指示の入力画面を介して利用者から色修正の指示を受け付ける。色修正指示の入力画面は、例えば、C,M,Y,K等といった色成分ごとにその濃さを段階的に指定させるようなものでよい。制御部110は、その入力画面を介して利用者から色修正の指示を受けた場合、その指示に応じた色修正パラメータを色修正部114に入力する。色修正部114は、色補正部102にて色補正された画像に対し、その色修正パラメータに従って色修正を加える。色修正部114が行う色修正の処理は周知なので説明を省略する。この色修正部114から出力される画像がトナー制限部106に入力される。
この変形例では、トナー制限部106を有効化するか無効化するかの判定において、色修正部114における色修正を考慮する。この変形例の処理手順を図4に示す。図4において、図2と同様の処理を行うステップには同一符号を付して説明を省略する。
この変形例では、制御部110は、利用者から色修正指示を受け付けた場合(S21)、入力画像10に対して使用されるプロファイルの各格子点の出力側色空間の色座標を、その色修正指示に応じて修正する(S22)。そして、修正された各格子点の色座標に基づき、それら各格子点のトナー総量を計算し(S11a)、その計算結果に基づきステップS12の判定を行う。
以上に説明した変形例では、利用者の指示に基づく色修正を考慮して、トナー制限部106のオン・オフが判定される。
以上の各例では、制御部110がプロファイル中の各格子点の情報を読み取り、その読み取り結果に基づき判定を行っている。しかし、制御部110がプロファイル中の格子点の情報を読み取れない場合も考えられる。例えば、マイクロソフト社のウインドウズ(登録商標)オペレーティングシステムでは、色変換のためのDLL(Dynamic Link Library)が入れ替え可能となっている。色変換のためのDLLは様々な業者が提供しており、それらDLLの中には、業者独自のデータ形式のプロファイルを用いるものもある。したがって、色補正部102として制御部110が想定しているデータ形式以外のプロファイルを用いるDLLが用いられる場合には、制御部110は、プロファイルから各格子点の情報を読み取れない場合がある。このような場合に、制御部110は、図5に例示するような処理手順を行えばよい。
この手順では、制御部110は、プロファイルの各格子点の情報の読取を試み(S31)、読み取れれば図2と同様の処理を行う。読み取れない場合、制御部110は、色補正部102に各格子点の入力側色空間の色座標を入力し、それら各格子点の出力側色空間の色座標を取得する(S32)。そして、ステップS32で取得した各格子点の出力側色空間の色座標に基づき、ステップS11以降の処理を行う。
図5の例では、プロファイルの格子点の情報が読み取れない場合に、各格子点の入力側色空間における色座標を色補正部102に入力したが、入力するのは格子点の座標に限らない。入力側色空間のすべての点の色座標を入力して、すべての点の出力色座標を求め、すべての点についてのトナー総量を求め、制限値と比較してもよい。
また、以上の例では、入力画像10全体を1つのプロファイルにより色補正したが、画像処理装置の中には、画像中の領域ごとに異なるプロファイルで色補正する機能を持つものがある。例えば、ある種の画像処理装置は、図6に例示するように、入力画像10のうち、写真のような連続調画像の領域12,文字からなる領域14及び図形からなる領域16のように、画像種類ごとに分けられた各領域に対し、それぞれその画像種類に応じたプロファイル20−1,20−2及び20−3を適用して色補正を行う。また、別の種類の画像処理装置には、入力画像10中で利用者が指定した領域に対し、その領域以外に適用されるプロファイルとは異なる特別のプロファイルを適用する機能を持つものもある。このように、1つの入力画像10に対して領域ごとに複数のプロファイルを適用する画像処理装置では、制御部110は、図2の手順のステップS11及びS12において、それら各領域に対して適用される各プロファイルの各格子点を調べる。そして、制御部110は、それら複数のプロファイルの各格子点の色材の総量がすべて制限値以下であればトナー制限部106を無効化し、そうでなければトナー制限部106を有効化する。
また、以上の例では、入力画像10に対する色補正において使用されるプロファイルのすべての格子点について、色材の総量が制限値を越えるか否かを判定した(ステップS11及びS12)が、これは一例に過ぎない。例えば、入力側色空間の色成分値がすべて0に近い格子点は、出力側色空間における色成分値も0に近くなり、トナーの総量が制限値を越えることはない。そこで、ステップS11及びS12では、トナー総量が制限値を越える可能性がある格子点のみに限定してトナー総量の計算と判定を行うようにしてもよい。図7に例示した3次元の入力側色空間30のうち、頂点(255,255,255),(0,255,255),(255,0,255)(255,255,0)からなる三角錐領域32に含まれる格子点を、ステップS11及びS12の処理対象とするのがその一例である。その三角錐領域32は、入力側色空間30の中で相対的に色が濃い領域であり、トナー総量が制限値を越える可能性がその他の領域より高い。ここで、例えば、入力側色空間30において最も色の濃い格子点(255,255,255)と、その近傍の格子点34とで、必ず前者がトナー総量が多いとは限らない。プロファイルによっては、前者においてKで表していた黒の成分を後者ではC,M,Yの組合せで表現する場合もあり、このような場合後者の方がトナー総量が多くなる場合がある。このようなことを考慮して、ステップS11及びS12の演算対象とする格子点の範囲は、入力側色空間30において最も色の濃い格子点だけでなく、その近傍のある程度の広さをカバーするものとする。なお、図7に例示した入力側色空間30及び対象領域32はあくまで一例に過ぎない。
以上の例では、画像処理装置100がプロファイルを調査してトナー制限部106のオン・オフを判定したが、その調査の一部を画像処理装置100の外部の装置が行ってもよい。
例えば、プロファイルを画像処理装置100にインストールするのに、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ上で動作するインストール用ツールを用いる場合がある。図8の例では、画像処理装置100が接続されたLAN250に接続された管理者端末200上で、そのようなツールが用いられる。図8の例では、このようなツールにおいて、上述の調査処理の一部を実行する。すなわち、管理者端末200は、画像処理装置100にインストールするプロファイル40を例えばインターネット上のサイトからダウンロードし、記憶装置210に一時的に保持する。管理者端末200内のツールは、トナー最大値算出部202と登録処理部204を備える。トナー最大値算出部202は、記憶装置210に保持されたプロファイル40群のうち、インストール対象として指定されたプロファイル40の各格子点の出力側色空間の色座標に基づき、格子点ごとのトナー総量を計算する。そして、トナー最大値算出部202は、格子点ごとのトナー総量のうち最大値を求める。登録処理部204は、インストール対象として指定されたプロファイル40と、トナー最大値算出部202が求めた最大値42とを対応づけて、画像処理装置100にインストールする。画像処理装置100のプロファイル記憶部104aには、インストールされたプロファイル40と最大値42とが対応づけて記憶される。
画像処理装置100の制御部110aは、入力画像10の出力処理が指示された場合、その入力画像10に使用されるプロファイル40に対応するトナー総量の最大値42をプロファイル記憶部104aから読み出し、その最大値42をトナー総量の制限値と比較する。この比較の結果、最大値42が制限値以下であれば、すべての格子点のトナー総量が制限値以下であるので、制御部110aはトナー制限部106を無効化する。一方、最大値42が制限値を越える場合には、制御部110aはトナー制限部106を有効化する。
また、以上の例では、プロファイル中の格子点ごとのトナー総量がすべて制限値以下であるか否かに基づき、トナー制限部106を無効化するか有効化するかを判定した。しかしながら、例えばいくつかの格子点のトナー総量が制限値を超過したとしても、その超過の程度が小さければ、補間演算を考慮に入れても、トナー総量が出力部108又はそれに接続された印刷装置に障害を与えるほど大きくならない場合がある。したがって、トナー制限部106を無効化する条件を、例えばトナー総量が制限値を超過した格子点の数又はその超過の程度により記述し、制御部110がその条件に従ってトナー制限部106の有効化・無効化を判定してもよい。
以上に例示した画像処理装置100のうちの制御部110、色補正部102及びトナー制限部106の機能は、例えば、汎用のコンピュータに上述の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図9に示すように、CPU300等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)302およびリードオンリメモリ(ROM)304等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)306を制御するHDDコントローラ308、各種I/O(入出力)インタフェース310、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース312等が、たとえばバス314を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス314に対し、例えばI/Oインタフェース310経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ316、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ318、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、画像処理装置100にインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAM302に読み出されCPU300等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。なお、それら機能モジュール群のうちの一部又は全部を、専用LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウエア回路として構成してもよい。例えば、色補正部102やトナー制限部106は、ハードウエア回路での構成に適する。
実施の形態の画像処理装置の一例を示す機能ブロック図である。 トナー制限に関する制御のための処理手順の一例を示すフローチャートである。 変形例の画像処理装置の一例を示す機能ブロック図である。 変形例におけるトナー制限に関する制御のための処理手順の一例を示すフローチャートである。 プロファイルが読み取れない場合の、トナー制限に関する制御のための処理手順の一例を示すフローチャートである。 入力画像中の領域ごとに別々のプロファイルが適用される場合を説明するための図である。 トナー総量の算出及び判定の対象となる格子点の範囲の一例を示す図である。 変形例の画像処理システムの一例を示す機能ブロック図である。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 入力画像、100 画像処理装置、102 色補正部、104 プロファイル記憶部、106 トナー制限部、108 出力部、110 制御部、112 ユーザインタフェース部。

Claims (11)

  1. 入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報を用いて、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、
    前記変換手段から出力された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を行う第1の修正処理手段と、
    前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記各格子点に対応する色材の総量と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する判定手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記算出手段により算出された前記各格子点に対応する色材の総量がすべて前記制限値以下である場合に、前記変換手段から出力された画像に前記第1の修正処理を受けさせないと判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 利用者から色修正指示を受け付け、前記変換手段から出力された画像に対し当該色修正指示に応じた第2の修正処理を加え、前記第2の修正処理が施された画像を前記第1の修正処理手段へ供給する第2の修正処理手段、を更に備え、
    前記算出手段は、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に対し前記第2の修正処理手段による第2の修正処理を加え、その修正処理の結果に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標が読み取れない場合に、前記変換手段に入力側色空間の各点の色座標を入力し、その結果前記変換手段が出力する前記各点の出力側色空間での色座標に基づき、前記各点に対応する色材の総量をそれぞれ算出し、
    前記判定手段は、前記算出手段により算出された前記各点に対応する色材の総量と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変換手段は、前記対応関係情報を複数備え、前記入力された画像の領域ごとに、それぞれ当該領域に対応する対応関係情報を用いて色変換を実行し、
    前記算出手段は、前記変換手段が備える複数の前記対応関係情報の各々の各格子点について色材の総量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記算出手段は、前記対応関係情報に含まれるすべての格子点のうちのあらかじめ定められた一部分の格子点についてのみ色材の総量を算出し、
    前記判定手段は、前記あらかじめ定められた一部分の格子点の各々についての色材の総量に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記算出手段により算出された各格子点に対応する色材の総量が少なくとも1つの格子点について前記制限値を超えた場合に、操作者に対して警告を発する警告手段、を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記判定手段は、更に、前記算出手段により算出された各格子点に対応する色材の総量が少なくとも1つの格子点について前記制限値を超えた場合には、前記変換手段から出力された画像に前記第1の修正処理を受けさせると判定する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報を用いて、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、
    前記変換手段から出力された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための修正処理を行う修正処理手段と、
    を備え、
    前記修正処理手段は、前記入力側色空間の各格子点の出力側色空間での色座標に基づく色材の総量が前記制限値を超えない場合に、前記変換手段により色変換された画像に対して前記修正処理を行わないことを特徴とする画像処理装置。
  10. 入力装置と画像処理装置とを備え、
    前記入力装置は、
    前記画像処理装置の入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき、前記各格子点に対応する色材の総量をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記画像処理装置に対して、前記対応関係情報と、前記算出手段が算出した前記各格子点に対応する色材の総量のうちの最大値と、を対応づけて入力する入力手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記入力装置から前記対応関係情報と、当該対応関係情報に対応する前記最大値と、を受け取る受取手段と、
    前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に基づき、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、
    前記変換手段から出力された後の画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための第1の修正処理を行う第1の修正処理手段と、
    前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に対応する前記最大値と前記制限値との比較に基づき、前記変換手段から出力された画像に対し前記第1の修正処理を受けさせるか否かを判定する判定手段と、
    を備える画像処理システム。
  11. 入力側色空間の各格子点の色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係情報と、前記対応関係情報が表す前記各格子点の前記出力側色空間での色座標に基づき算出された色材の総量を示す情報と、を対応づけて受け取る受取手段と、
    前記受取手段が受け取った前記対応関係情報に基づき、前記格子点以外の色座標については前記対応関係情報から補間することにより、入力された画像を色変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された画像に対し、色材の総量に関する制限値が満たされるようにするための修正処理を行う修正処理手段と、
    を備え、
    前記修正処理手段は、前記受取手段が受け取った前記色材の総量を示す情報が前記制限値を越えない場合には、前記修正処理を行わないことを特徴とする画像処理装置。
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