JP4766691B2 - 階調補正テーブル作成方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばカラープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置に関し、特に画像の色再現性に影響を及ぼす階調特性を制御する階調補正テーブル作成方法及び装置、階調補正テーブルを用いた画像形成方法及び装置に関する。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式やインクジェット方式等を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化が求められている。特に階調性とその安定性は、人間が下す画像の良悪の判断に大きな影響を与える。さらに高画質化に伴って色再現性の向上、装置間でプリントさせる画像の色合わせ、あるいはLCD等の表示機上に表示される画像の色とプリントさせる画像の色合わせといった、色彩面における高品質化が必要とされている。そのため、階調性とその安定性を向上させることを目的として、種々の階調補正テーブルの作成方法およびその階調補正テーブルの内容を変更して所望の階調特性を得るキャリブレーション方法が提案されている。
たとえば、階調特性が明度リニアになるように階調補正テーブルを作成する方法が特許文献1に開示されている。またたとえば、階調特性が累積色差リニアになるように階調補正テーブルを作成する方法が特許文献2に開示されている。またたとえば、CMYを合わせて3次色のグレーバランスを考慮してキャリブレーションテーブルを補正して濃度・階調特性の制御を行っている方法が特許文献3に開示されている。またたとえば、階調特性がKは明度リニアになり、CMYは2次色で彩度リニアになるように階調補正テーブルを作成する方法が特許文献4に開示されている。
特開2002−292936号公報 特開2003−324619号公報 特開2003−107835号公報 特開2004−205701号公報
しかしながら、上述した従来の階調補正テーブルの作成方法で明度値による階調制御を行う場合、例えばY(イエロー)では最明部(白部)の明度値と最暗部(イエローのベタ部)の明度値の差が小さいために明度変化量が少なくなる。階調特性を実現しようとすると明度差が小さいために測色誤差の影響や細かい階調分解が出来なくなることにより、精密な階調特性を実現することが出来ない場合がある。また、従来の階調補正テーブルの作成方法で彩度値による階調制御を行う場合、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)では最明部(白部)から最暗部(ベタ部)への連続階調再現における彩度変化をみると画像信号値が増大すると彩度値も増大するとは限らない。逆に、画像信号値が増大してもベタ部に近づくほど増大するはずの彩度値が減少することがあるので、色材の特性によっては彩度値のみによる階調制御を行う事が出来ない場合がある。また、従来の階調補正テーブルの作成方法として色差値による階調制御を行う場合、画像信号値が増大するほど彩度値が減少する特性を持つ場合、画像信号の増大に伴って色差値も増大するはずの階調レベルの部位で、逆に色差値が減少してしまう。そのため、色差値による階調制御を行うことが出来なくなる場合がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、良好な色再現性を実現する階調補正テーブル作成方法及びキャリブレーション精度の向上を達成する方法を提供するところにある。
このような目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成方法であって、
相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像を出力する出力ステップと、
出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値および反射スペクトルを含む測色値を得る測色ステップと、
カラーパッチ画像の測色値から各階調レベルに対する測色値の特性を解析する解析ステップと、
解析により得られた特性に従い、階調補正テーブル作成方法を選択する選択ステップと、
前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成ステップとを有し、
前記成分色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色を含み、
前記選択ステップでは、分光反射スペクトルの吸収ピークが2つ以上の成分色であるC(シアン)及びM(マゼンタ)と、吸収ピークがない成分色であるK(ブラック)については、前記測色ステップで得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、分光反射スペクトルの吸収ピークが1つの成分色であるY(イエロー)については、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択する。
あるいは、カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成方法であって、
相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像
を出力する出力ステップと、
出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値
を含む測色値を得る測色ステップと、
前記成分色のうち、シアンとマゼンタとブラックについては、前記測色ステップで得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、前記色成分のうちイエローについては、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いて階調補正テーブル作成方法を選択する選択ステップと、
前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成ステップとを有する。
本発明によれば、画像の色再現性、特に階調特性の向上を実現できる。
[第1の実施形態]
<装置構成>
図1は本発明に適用可能な画像形成装置であるインクジェット記録装置の処理フローの一例である。画像入力工程101では、デジタルカメラやスキャナなどの画像入力機器、あるいはコンピュータからのRGBの原画像信号が入力される。色処理A工程102では、入力されたRGBの原画像信号を、R'G'B'信号へ変換する。R'G'B'信号は、原画像信号RGBに対して、たとえば色かぶり,コントラスト、彩度を補正する変換が施されたRGBデータである。あるいは、R'G'B'信号は、それぞれのデバイスに対応したRGBに変換されたRGBデータである。次に色処理B工程103により、R'G'B'信号は各色インクに対応する信号値に変換される。本実施形態の記録装置はYMCKの4色の成分色のインクで画像を形成する装置である。したがって、変換後の信号はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインク色に対応する画像信号C1、M1、Y1、K1である。なお具体的な色処理B103は、R,G,B各入力値とC,M,Y,K各出力値の関係を示した三次元ルックアップテーブル(3DLUT)106を使用した色変換である。3DLUT106のテーブル格子点値から外れる入力値については、その周囲のテーブル格子点の出力値から補間により出力値に変換される。
次に、階調補正処理工程104で、本発明に係る階調補正テーブル111を用いて画像信号C1、M1、Y1、K1それぞれの階調補正を行い、階調補正後の画像信号C2、M2、Y2、K2を得る。なお、たとえば彩度値や色差値 などの色の属性を用いて階調補正を行うとは、その属性が、画像信号に対して所定の特性(ターゲットとなる特性であり、例えば線形の特性)となるように補正することをいう。
量子化工程105では、階調補正後の画像信号C2、M2、Y2、K2を、記録装置のエンジンへ入力するために量子化し、画像信号C3、M3、Y3、K3を得る。なお、量子化は、従来既知の誤差拡散法やディザ法といった量子化方法を用いて処理が行われる。量子化は、代表的には二値化であるが、エンジンが多値記録に対応している場合には、エンジンの仕様に応じた量子化が行われる。画像形成工程106では、量子化された画像データに応じた画像を、印刷媒体上に形成する。本実施形態はCMYKの各色インクを用いて、それぞれの成分色の画像データに応じた画像が形成される。
なお図1の各工程は、インクジェット記録装置の機能ブロックでもある。すなわち、インクジェット記録装置においては、各工程に対応した機能ブロックが図1のようにシーケンシャルに接続され、入力された画像信号が処理されて印刷される。この図1の構成は、この後説明する第2実施形態〜第4実施形態についても同様である。
<ハードウェア構成>
次に、図14に、ホスト装置51とインクジェット記録装置すなわち画像形成装置52のハードウェア構成について説明する。14は情報処理システムを構成するホスト装置51と画像形成装置52のハードウェア構成概要を示すブロック図である。
図14に示されているように、ホスト装置51は処理部1000とこれに周辺装置を含めてホスト装置全体を構成している。また、画像形成装置52は、記録ヘッド3010、記録ヘッド3010を搬送するキャリアを駆動するキャリア(CR)モータ3011、用紙を搬送する搬送モータ3012などの駆動部と、ゲートアレイの制御回路部3003とから構成されている。
ホスト装置51の処理部1000は、制御プログラムに従ってホスト装置の全体制御を司るMPU1001、システム構成要素を互いに接続するバス1002、MPU1001が実行するプログラムやデータ等を一時記憶するDRAM1003を含む。また、システムバスとメモリバス、MPU1001を接続するブリッジ1004、例えば、CRTなどの表示装置2001にグラフィック情報を表示するための制御機能を備えたグラフィックアダプタ1005を含んでいる。
さらに、処理部1000は、HDD装置2002とのインタフェースを司るHDDコントローラ1006、キーボード2003とのインタフェースを司るキーボードコントローラ1007、通信I/F1008を備えている。通信I/F1008は、IEEE1284規格に従って画像形成装置52との間の通信を司るパラレルインタフェースである。
さらに、処理部1000には、グラフィックアダプタ1005を介して操作者にグラフィック情報等を表示する表示装置2001(この例では、CRT)が接続されている。更に、プログラムやデータが格納された大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)装置2002、キーボード2003が夫々、コントローラを介して接続されている。
一方、画像形成装置52の制御回路部3003は、制御プログラム実行機能と周辺装置制御機能とを兼ね備えた、画像形成装置52の全体制御を司るMCU3001、制御回路部内部の各構成要素を接続するシステムバス3002を備える。さらに、記録データの記録ヘッド3010への供給、メモリアドレスデコーディング、キャリアモータへの制御パルス発生機構等を制御回路として内部に納めたゲートアレイ(G.A.)を備えている。
また、制御回路部3003は、MCU3001が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格納するROM3004、DRAM3005、通信I/F3006、ヘッドドライバ3007を備えている。DRAM3005は、各種データ(画像記録情報やヘッドに供給される記録データ等)を保存する。通信I/F3006は、IEEE1284規格に従いホスト装置51との間の通信を司るパラレルインタフェースである。ヘッドドライバ3007は、ゲートアレイから出力されたヘッド記録信号に基づき、記録ヘッド3010を駆動する電気信号に変換する。
さらに、制御回路部3003は、CRモータドライバ3008、MCU3001から出力された搬送モータ制御パルスを、実際に搬送モータを駆動する電気信号に変換するLFモータドライバ3009を備えている。CRモータドライバ3008は、ゲートアレイから出力されるキャリアモータ制御パルスを実際にキャリア(CR)モータ3011を駆動する電気信号に変換する・ <色の属性を用いた階調補正テーブルの作成>
図2に紙面上に形成する階調特性補正やキャリブレーションに用いるパッチパターンの一例を示す。図2に示したのはK(ブラック)成分のパッチパターンの例であるが、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)各色成分のパッチパターンも同様な構成である。例えばK成分のパッチパターンを形成するには、K成分以外の色成分を0とし、K成分の信号値を0(最低濃度)から所定値おきに増加させつつ一定面積のパターンを記録する。これを繰り返して信号値を255(最高濃度)まで図2の様なグラデーションを作成する。このグラデーションパターンを、本実施形態では、単純増加の画像信号に基づく複数階調を示すパッチ画像と呼ぶ。画像信号値が大きくなるとパッチパターンの紙面上のインク付与量が多くなり、パッチの明度値は小さくなっていく。紙面上に形成する階調特性補正用のパッチパターンは、本実施形態においては33階調で作成されているが、特にこれに限定されているものではなく階調が何段階あっても構わない。
図3は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)について、図2に示した単純増加の画像信号に基づく複数階調を示すパッチ画像について、各パッチ毎の測色値より色度情報(CIEL*a*b*表色形による)をグラフ化したものである。例えばY成分301の場合、Y信号値が増大するにつれて、原点から図の上方に向けて対応する色度がプロットされる。各ドットは各階調レベルの色度である。C成分303,M成分302についても、信号値の増大に応じて色度は原点から遠ざかる方向にプロットされる。
図2に示した階調特性補正用のパッチパターンを用いて各色階調補正テーブルを作成する。例えばY(イエロー)インクにおいては、最小の画像信号値に対応するパッチ(図2の画像信号値0のパッチ)の明度値と、最大の画像信号値に対応するパッチ(図2の画像信号値255のパッチ)の明度値との差が小さい。そのために、Y成分の画像信号値の変化に対する明度の変化量が少なくなり、明度を階調補正の対象となる色属性とすると、小さなレンジで階調再現を実現しなければならない。したがって、隣接するパッチ(1段階信号値の異なるパッチ)間での明度差が小さくなり、測色誤差などの影響を受けやすく、また、細かい分解能で階調再現を実現させることが困難である。このようにY色成分の画像信号を、画像信号値に対する明度を線形にする補正を試みても、精密な階調特性の補正は困難である。
図4は、階調度(横軸)と明度値(縦軸)の関係を示したグラフである。図4は、最小の画像信号値に対応するパッチの明度値と最大の画像信号値に対応するパッチの明度値との差が小さい色成分と、明度値の差が大きい色成分について、画像信号値に対する明度変化を表している。図4の曲線401に示したように、曲線402に比べて画像信号値0のパッチの明度値と画像信号値255のパッチの明度値の差が小さい色成分については、ある階調度(n)の明度値とそれに隣接する階調度(n+1)の明度値との差が殆どなくなってしまう。図4ではドットがパッチパターンに対応するが、たとえば階調特性補正用パッチパターンが33段階であり、画像信号が8ビットで表されるならば、33段階の各ドットの間を補間して、階調特性を256階調度に拡張する必要がある。補間は線形補間が一般的であり、曲線401のドット間に、約7ドットを線形に補間して、0〜255という各画像信号値に対応した輝度値が得られることになる。図4から明らかなとおり、階調が1段階(画像信号値にして値'1'に相当する)相違しても明度の差はほとんどない。さらに隣接するパッチ(n+2)の明度値との差も同様にほとんどなくなってしまう。このように、連続した階調度に対してほぼ同じ値の明度値が続くと、明度により階調を高精度に表せずに誤差が生れてしまう。そのために、階調が変化すると、変化が大きく現れる他の属性、たとえば彩度値や色差値を用いて階調補正テーブルを作成する必要がある。なお、たとえば彩度値や色差値などの色の属性を用いて階調補正テーブルを作成するとは、その属性が、画像信号に対して線形となるような階調補正テーブルを作成することをいう。また本実施形態では、色差値も色の属性に含むものとする。
ここで明度値は、CIEL*a*b*表色系におけるL*で表される。
彩度値は、CIEL*a*b*表色系におけるL*軸からの距離で表される。図3では原点からの距離となる。式で表すと、
彩度値=√(a*2+b*2
である。この式を用いてパッチ毎に彩度値を求める。
色差値はCIEL*a*b*色空間における(L1*、a1*、b1*)と(L2*、a2*、b2*)の二点間の距離で表される。式で表すと、
色差値=√((L1*-L2*)2+(a1*-a2*)2+(b1*-b2*)2)
である。この式を用いてパッチ毎に色差値を求める。本発明で用いる色差値は(L*、a*、b*)=(100、0、0)の点との距離、もしくは特定の紙種の(L*、a*、b*)値との距離を求めた値とする。すなわち、上記色差値の式において、(L2*、a2*、b2*)の値として、(100、0、0)、もしくは特定の紙種の地色の(L*、a*、b*)値が用いられる。
次に、他のC(シアン)、M(マゼンタ)およびK(ブラック)も、Y(イエロー)と同様に彩度値を用いて階調補正テーブルの作成を試みるとする。C(シアン)、M(マゼンタ)においては隣接するパッチ間の彩度差を求めると、画像信号値が増加するにつれて、彩度値が低下する(すなわち彩度n+1−彩度n<0)。ここで添え字nはパッチパターンのパッチ番号で、信号値が大きくなると番号も大きくなる。これを彩度値の反転(逆転現象)と呼び、このためにC成分及びM成分については階調を制御する手段として彩度値を用いることは出来ない。反転があると、画像信号値の変化に対する彩度の変化率が小さくなっていること、および、画像信号値に対して線形になるよう彩度を補正すると、他の属性の非線形性が逆に強調されて画質が返って低下するおそれがあるためである。図3においてC(シアン)とM(マゼンタ)の高彩度部の符号313および符号312が付された部分が、彩度値の反転(逆転現象)が生じている箇所である。
また、K(ブラック)成分は無彩色であるために、画像信号値の増加に伴う彩度値変化がほとんど見られない。そのためY成分について明度を用いた補正が困難であるのと同じ理由で、K成分については彩度を用いて階調補正することは困難である。以上の理由でC(シアン)、M(マゼンタ)およびK(ブラック)においては彩度値を用いて階調補正テーブルを作成することが出来ない。一方、これらの色は画像信号値が一番小さいパッチでの明度値と画像信号値が一番大きいパッチでの明度値の差が十分あるために明度値を用いて階調補正テーブルを作成することが出来る。
ここで図3のように彩度値の逆転現象が生じる原因を述べる。図5Aは、M(マゼンタ)成分について、画像信号値が0、64、128、192、255それぞれに対応して形成されたカラーパッチの分光反射スペクトル502と、理想的な分光反射スペクトル501を表している。同様に図5Bは、Y(イエロー)成分について、画像信号値が0、64、128、192、255それぞれに対応して形成されたカラーパッチの分光反射スペクトル512と、理想的な分光反射スペクトル511を表している。図3のように彩度値の逆転現象は、分光反射スペクトルの吸収ピークの数が2つ以上ある色(例えばM(マゼンタ))について生じている。図5Aで明らかなとおり、その領域(a)と領域(b)の波長では、画像信号値の変化に応じて反射率が同量変化するという関係にない。そのために、画像信号値が変わると分光反射スペクトルの形状も変わる。すなわち画像信号値に応じて色相が変化することになり、彩度値の逆転現象が生じる原因となっている。
一方分光反射スペクトルの吸収ピークの数が1つの色、例えば図5BのY(イエロー)でも、領域(c)の波長では、画像信号値の変化に応じて反射率が同量変化するという関係にない。しかしながら、吸収ピークの数が一つであれば、吸収ピークの周波数成分比が変化することはなく、色相も変化せず彩度値の逆転現象も生じない。
以上のようにして、分光反射スペクトルを求めて吸収ピークの数より階調補正テーブルを作成する際に最適な方法を判別することが出来る。すなわち、(1)画像信号値の変化に伴う変化率が小さな色属性(彩度や明度、色差等)を用いないこと、(2)分光反射スペクトルの吸収ピークが複数ある色もしくは1つも無い色については、彩度値を用いて階調補正を行わないことが、方法選択の基準となる。画像信号値の変化に伴う変化率が小さいとは、当該属性がサチレーション(飽和)している状態を含む。
<階調補正テーブル作成方法の選択手順>
図6A、6Bは、本実施形態におけるインク各色の分光反射スペクトルを求め、その吸収ピークの数より階調補正テーブルの作成方法を判定するためのフローチャートである。
先ず図6Aの手順で、各成分色について、図2に示した階調特性補正用パッチパターンを紙面上に形成する。すなわち、パッチパターンの画像データを作成する(S621)。このためには、着目色成分以外の色の値(これを色の信号値と呼ぶ)を0とし、着目色成分の信号値を初期値(たとえば0)として、一様な色の一定の面積のパターンの画像データを作成する。そして各信号値を一定値ずつ増加させて同様の画像パターンをたとえば直列に並べて配置する。これを、着目色成分を変えて全色成分について同様の画像パターンを作成する。
次に、作成したパッチパターンの画像の出力先を判定する(S622)。図6Aの処理をプリンタで行っている場合には、ステップS622は不要であり、直ちにステップS623に分岐する。ステップS623では、ステップS621で作成したパッチパターンを印刷媒体上に形成して出力する。ステップS622ではパッチパターンを表示するが、本例では印刷のみを対象とすることにする。
図6Bでは、印刷されたパッチパターンに基づいて、階調補正テーブルを作成する。図6Bはある成分色に付いての処理であり、カラープリンタの場合、複数の色成分について繰り返される。
まず、S623で出力したパッチパターンを測色して測色値を取得する(S601)。測色値の取得は、カラーパッチを測色機で測定し、測定結果をオペレータが入力するなどの方法で行なうことができる。あるいは、測色機をプリンタやコンピュータに接続し、測定結果を接続されたインターフェースを介して読み込んでも良い。得られる測色値には、パッチ毎の明度値、彩度値および分光反射スペクトルが含まれる。分光反射スペクトルは、全てのパッチにおいて得るのではなく、ひとつの色成分ごとにひとつのパッチ(たとえば最高階調のパッチ)から得たものでもよい。得られる測色値は、パッチごとの信号値と対応付ける必要があるので、たとえば小さい信号値に対応するパターンの測色値から順番に入力される。パッチの階調が全色成分について共通であれば、パッチの色は分光反射スペクトルから特定するため、色の情報は入力しなくとも良い。
なおステップS601では、測定値を読み込むだけでなく、パッチが作成されていない信号値に対応する測定値を補間する。図2に示した階調特性補正用パッチパターンは33階調度であるので、互いに直近の信号値に対応するパッチの測定値の間を、たとえば1次近似や2次近似やスプライン補間等の数学的処理を行うことにより、画像信号値で表現可能な階調全体にわたり補間する。
次に、各色成分ごとに、画像信号値255に対応するパッチの分光反射スペクトルの吸収ピークの数を求める。本実施形態では、シアンおよびマゼンタのように分光反射スペクトルの吸収ピークの数が2つ以上、イエローのように分光反射スペクトルの吸収ピークの数が1つ、ブラックのように分光反射スペクトルの吸収ピークが見られないものに分類される。そして、吸収ピークの数を判定する(S602)。
分光反射スペクトルにおける吸収ピークの数が2つ以上ある場合には、彩度値の反転が生じるため、明度値もしくは色差値が、階調補正テーブルの作成に用いられる属性として選択される。そこで次に、明度値および色差値それぞれが、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしているか調べる(S603)。サチレーション(飽和)とは図7の(a)部に示したように横軸の画像信号値の増加に伴い縦軸の明度値もしくは彩度値もしくは色差値が増加せず同一の値もしくは近い値が連続的に並び飽和することをサチレーションという。
明度値および色差値のいずれもが、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていなければ、明度値、色差値のいずれかを用いて、階調特性が明度リニアもしくは色差リニアになるように階調補正テーブルを作成する(S604)。明度値または色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしている場合は、反転もしくはサチレーションしていない方の属性を用いて、その階調特性がリニアになるように階調補正テーブルを作成する(S605)。
なお明度リニアとは、画像信号値に対して明度値が線形(リニア)に変化するような階調特性のことを言う。同様に彩度リニアとは画像信号値に対して彩度値が線形(リニア)に変化するような階調特性のことを言う。同様に色差リニアとは画像信号値に対して色差値が線形(リニア)に変化するような階調特性のことを言う。
分光反射スペクトルにおける吸収ピーク数が1つの場合には、たとえばY(イエロー)のように明度変化量が少ないことより精密な階調を実現できない。そのため彩度値もしくは色差値が階調補正テーブル作成のために用いられる属性として選択される。そこで次に、彩度値および色差値それぞれが画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしているか調べる(S606)。彩度値および色差値のいずれもが、画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしていなければ、彩度値、色差値のいずれかを用いて、階調特性が明度リニアもしくは色差リニアになるように階調補正テーブルを作成する(S607)。彩度値または色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしている場合は、画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしていない方の属性を用いて、階調特性がリニアになるように階調補正テーブルを作成する(S608)。
またステップS602において分光反射スペクトルにおける吸収ピークがない場合には、K(ブラック)などの無彩色インクであるから彩度変化が少ないために明度値もしくは色差値が階調補正テーブル作成のために用いられる属性として選択される。そこで、明度値および色差値それぞれが、画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしているか調べる(S609)。明度値および色差値が画像信号の増加に伴い反転もしくはサチレーションしていなければ、明度値または色差値のいずれかの方法で階調特性が明度リニアもしくは色差リニアになるように階調補正テーブルを作成する(S610)。明度値および色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしている場合は、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていない値を用いて階調特性がリニアになるように階調補正テーブルを作成する(S611)。
尚、階調特性をリニア(線形)に補正するものに限定されるものではなく、階調特性をターゲット特性にあわす階調補正テーブルであれば非線形特性でもよい。
なお、用いることができる属性が2つ以上ある場合にその何れを用いるかは、どちらの属性を用いて作成しても構わないが、選択する手段として、たとえば最大信号値と最小信号値にそれぞれ対応する属性値の差が大きい方の属性を選択すればよい。たとえば、彩度と色差という2つの属性のいずれかを階調補正テーブルの作成のために用いることができるとする。その場合、最大信号値(たとえば255)と最小信号値(例えば0)それぞれに対応する彩度値の差と、同じくそれぞれに対応する色差値の差とを比較する。そして差が大きい方の属性を用いて階調補正テーブルを作成する。こうすることで、より高精度に階調補正テーブルを作成することができる。
以上のようにして、本実施形態を用いるとインク各色の光学的特性を考慮することによりそれぞれ最適な階調補正テーブルの作成方法を選択することができ、精密な階調再現を実現することが出来る。
なお本実施形態では、分光反射スペクトル中の吸収ピークの数を求める時に、画像信号値255の時の分光反射スペクトルを用いたが、パッチパターンにおけるどこの画像信号値のパッチでの分光反射スペクトルの形状を見ても良い。より好ましくは用紙のインク受容能力範囲内となる画像信号値からなるパッチの分光反射スペクトルを用いることが望ましい。
上記例では測色値として反射分光スペクトルを得ている。これに対して、プリンタで用いる色材の分光スペクトルを別途測定しておき、その吸収ピークの数を数えておいて、吸収ピークの数が2つ以上の色と、1つの色と、吸収ピークがない色とにあらかじめ分類しておいても良い。そして、ステップS601では、着目色の測色値とともに、反射分光スペクトルに代えて、その色を示す識別情報あるいは反射分光スペクトルの吸収ピークの数が入力される。その場合、ステップS602おける判定は、色を示す識別情報が入力されていれば、色がCまたはMならステップS603に、YならステップS606に、BkならステップS609に分岐する。あるいは吸収ピークの数が入力されている場合には、図6BのステップS602にしたがって分岐する。
またステップS609以下はステップS603以下と同じなので、ステップS602において、吸収ピーク数が2以上または吸収ピークがない場合には、ステップS603に分岐しても良い。その場合、ステップS609以下は不要である。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。第1の実施形態では例えばY(イエロー)において明度変化量が少ない為に誤差の影響を受けて精密な階調を実現できないために彩度値もしくは色差値を用いて階調補正テーブルを作成する方法を説明した。その一方C(シアン)とM(マゼンタ)においてはY(イエロー)と同様に彩度値を用いて階調補正テーブルを作成した場合、画像信号値が大きくなると隣接するパッチ間の彩度差が負となる。そのため、画像信号値に対して彩度値の逆転現象(反転)が生じ、彩度値を用いて階調補正テーブルを作成することが出来ないことも述べた。このようにインク各色にそれぞれ特性があるためにインク各色における分光反射スペクトルによる吸収ピークの数より階調補正テーブルの作成方法を選択する例を示した。
本実施形態ではY(イエロー)において明度変化量が少ない為に、誤差の影響を受けて明度値を用いても精密な階調を実現できないことに着目している。そして、画像信号をたとえば一定の値ずつ単純増加させた複数階調に対応するパッチ画像について、最小の画像信号値に対応するパッチと最大の画像信号値に対応するパッチの明度値が所定の値を満足しているか判定する。差が所定の値を満足しているとは、最大値と最小値との差が所定値以上であることを意味する。明度値の差が所定の値を満足していれば明度値もしくは色差値を用いて階調補正テーブルを作成し、明度差が所定の値を満足していなければ彩度値もしくは色差値を用いて階調補正テーブルを作成する。
明度差が所定の値を満足しているとは、上述の通り図4の曲線401に示したように、画像信号値0に対応する明度値と、画像信号値255に対応する明度値との差が所定値以上あることである。この差が所定値以上なければ、第1実施形態で説明した、Y(イエロー)成分について補正対象属性として明度を用いることができない理由と同じ理由により、明度を補正対象属性として採用することはしない。すなわち、隣接するパッチ間の明度値の差がほとんどなくなってしまうので、連続した階調度に対してほぼ同じ値の明度値が続くと精密な階調を取ることが出来ずに誤差が生じるためである。
図4の曲線402に示したように、画像信号値0に対応する明度値と画像信号値255に対応する明度値の差が大きい色については、画像信号値が単位数値変化した場合の明度差の変化も大きく、精密な階調を実現することが出来る。この様な場合は明度差が所定の値を満足していることになる。
図8は本実施形態における前記、明度差が所定の値を満足しているか判定するフローチャートである。
各色ごとに、図2に示した階調特性補正用パッチパターンを紙面上に形成しておく。これは図6Aの手順で行われる。そして図8において、パッチパターンの測色値、すなわちパッチ毎の明度値および彩度値を得る(S801)。このとき33階調度の明度値を256階調度になるように補間処理を行い階調度間の明度値を推定して算出する。次に明度差が所定の値を満足しているか判定する(S802)。明度差が所定の値を満足していたら明度値および色差値いずれかの属性を用いた階調補正テーブルの作成方法を選択する(S803)。階調補正テーブルは、明度リニアおよび色差リニアのいずれかになるように画像信号値を補正するためのテーブルである。明度差が所定の値を満足していなければ、彩度値および色差値いずれかの属性を用いた階調補正テーブルの作成方法を選択する(S804)。階調補正テーブルは、彩度リニアおよび色差リニアのいずれかになるように画像信号値を補正するためのテーブルである。
尚、階調特性をリニア(線形)に補正するものに限定されるものではなく、階調特性をターゲット特性にあわす階調補正テーブルであれば非線形特性でもよい。
階調補正テーブルの作成方法や、階調補正テーブルを用いた画像信号の補正のしかたは第1実施形態と同様である。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の階調に対応するパッチ画像について、最小と最大それぞれの画像信号値に対応するパッチの明度差が、所定値よりも小さい色については、彩度値や色差値を用いて階調補正テーブルを作成する。こうすることにより精密な階調を実現する事ができる。
[第3の実施形態]
第1および第2の実施形態では階調補正テーブルの最適な作成方法を判定する方法について示した。本実施形態では応用例として第1および第2の実施形態で示した階調補正テーブルの作成方法を判定する方法を用いてインク各色で階調補正テーブルを変換する方法を選択してキャリブレーションを行う方法を示す。
図9は、階調補正テーブルを作成或いは更新するキャリブレーションにおいて用いる方法を選択するためのフローチャートである。あらかじめ、C(シアン)、マゼンタ(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の明度値、彩度値および色差値の階調特性ターゲットを設定しておく(S901)。このターゲットはキャリブレーション後の所望の階調特性であり、カラー画像形成装置の画像処理部の理想的階調特性の設計時の値、その他キャリブレーションを行う時に任意に選んだ値や仮想的なカラー画像形成装置の値などでも構わない。
図2に示した階調特性補正用パッチパターンを各色ごとに紙面上に形成して測色を行い各パッチ毎の明度値、彩度値および分光反射スペクトルを得る(S902)。分光反射スペクトルより吸収ピークの数を求める(S903)。本実施形態ではC(シアン)およびM(マゼンタ)が分光反射スペクトルの吸収ピークの数が2つ以上、Y(イエロー)が分光反射スペクトルの吸収ピークの数が1つ、K(ブラック)が分光反射スペクトルの吸収ピークが見られないものに分類される。
分光反射スペクトルにおける吸収ピークの数が2つ以上の時は明度値もしくは色差値を用いて、それぞれ明度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしているか調べる(S904)。明度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていなければ明度値、色差値のいずれかを、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S905)。明度値および色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしている時は、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていない属性を、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S906)。
反射スペクトルにおける吸収ピークの数が1つある時には彩度値もしくは色差値を用いて、それぞれ彩度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしているか調べる(S907)。彩度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていなければ彩度値、色差値のいずれかを、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S908)。彩度値および色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしている時は、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていない属性を、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S909)。
反射スペクトルにおける吸収ピークの数が見られない時には明度値もしくは色差値を用いて、それぞれ明度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしているか調べる(S910)。明度値および色差値が画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていなければ明度値、色差値のいずれかを、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S911)。明度値および色差値のいずれかが画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしている時は、画像信号の増加に伴い値の反転もしくはサチレーションしていない属性を、階調補正テーブルの更新に用いる属性として選択する(S912)。
以上のようにインク各色の光学的特性もしくは明度値を考慮することによりそれぞれ最適なキャリブレーション方法を選択することができ、精密なキャリブレーションを実現することが出来る。
図9の手順で選択した方法(すなわち属性)で階調補正テーブルを更新(キャリブレーション)する。図10においては、図9の手順で各色ごとに選択した属性が、キャリブレーションにおいても各色ごとに選択される。もちろんターゲットの特性曲線も、各色ごとに選択された属性についての特性である。詳細は図10のフローチャートに示す。図10の手順は、図9の手順に引き続いて実行されても良い。図10において、各色33階調のパッチを紙面上に印刷するステップ(S1001)、測色器より測色結果を得るステップ(S1002)が含まれる。ここで注意すべきは、印刷されるパッチパターンは、補正前の画像信号値sと補正後の画像信号値s'とを対応付けた既存の階調補正テーブルで補正された画像信号に基づいて印刷されていることである。
続いて、得られた測色結果よりキャリブレーションテーブルを作成する(S1003)。
図11は本実施形態における記録システムの構成を示すブロック図である。プリンタ1103とホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)1107と測色器1104が接続され、PCにおいてソフトウエアとして画像処理部1102、測色管理部1105およびキャリブレーション管理部1106が構成されている。
キャリブレーションを実施する際には画像データ1101として階調特性補正用パッチパターンを入力する。入力した画像を画像処理部1102により画像処理が行われる。画像処理部1102は前記図1に示したものと同様に色処理A部11021、色処理B部11022、階調補正処理部11023および量子化部11024により構成されている。画像処理部1102において入力された階調補正用のパッチパターンの画像データ1101は色処理A部11021での処理は行われない。色処理B部11022では、入力された画像のRGBデータをC1(シアン)、M1(マゼンタ)、Y1(イエロー)、K1(ブラック)に変換する。階調補正テーブルを用いた階調補正処理部11023により画像信号C1、M1、Y1、K1それぞれに階調補正を行い、階調補正後の画像信号C2、M2、Y2、K2を得る。階調補正後の画像信号C2、M2、Y2、K2を量子化部11024により量子化された画像信号C3、M3、Y3、K3を得る。入力した画像データ1101が画像処理部1102により処理されプリンタ1103から出力する。プリンタ1103から出力したパッチパターンを測色器1104で測色を行う。測色は測色管理部1105において測色器制御ドライバ11051および測色器制御プログラム11052に基づき測色器1104によるパッチの色度情報(L*a*b*)の測色を制御し、測色値データ生成11053により測色値データを生成する。測色管理部1105により得られたパッチパターンの測色値データはキャリブレーション管理部1106に渡される。キャリブレーション管理部1106はキャリブレーションプログラム11061およびターゲット11062およびキャリブレーションテーブル作成部11063より構成されている。
図12を用いてキャリブレーションテーブル作成の手法を説明する。横軸は階調度を示し縦軸はターゲットにおける明度値もしくは彩度値もしくは色差値のいずれかである。図12(a)はターゲット値であり、図12(b)はキャリブレーションを行う個体における階調特性の一例を示している。図12における階調特性は線形なものでも非線形なものであっても構わない。ここで階調度33の階調特性補正用のパッチパターンにおいて、階調度15に対する選択された属性のターゲットがある。階調度15の時のターゲットに対して前記選択キャリブレーションを行う個体での値は少なく、階調度15の時のターゲットと同等の値を得るためには階調度を19に更新しなくてはならない。同様のことを複数の階調度において行い、キャリブレーションテーブルを作成する。
キャリブレーション管理部1106により作成されたキャリブレーションテーブルを画像処理部1102における階調補正処理部11023で用いられる階調補正テーブルと変更する。以上により、任意の個体における階調補正テーブルを変更することによりキャリブレーションが行われる。
本実施例では画像処理部および測色管理部およびキャリブレーション管理部をPCのソフトウエアとして構成したが、プリンタにソフトウエアとして組み込んでも構わない。
また本実施形態では、第1実施形態の手順で階調補正テーブル作成(または更新)に用いる属性が決定されているが、第2実施形態の手順で決定しても良い。
[第4の実施形態]
第1および第2の実施形態では階調補正テーブルの作成方法を判定する方法について示した。第3の実施形態では前記第1および第2実施形態の各色での階調補正テーブルの作成する方法を応用して、階調補正テーブルを更新してキャリブレーションを行うシステム構成例を示した。
本実施形態では、例えばY(イエロー)において明度変化量が少ない為に誤差の影響を受けて精密な階調を実現出来ない。このことより、最小の画像信号値に対応するパッチと最大の画像信号値に対応するパッチの明度値の差、彩度値の差、色差値を求めて、3つの値より大小関係を求めて順位づけを行う。これより差が一番大きな属性を用いて各色階調補正テーブルの作成もしくは階調補正テーブルを更新するためにキャリブレーションを行う例を示す。
図13は階調補正テーブルの作成もしくは階調補正テーブルを更新してキャリブレーションを行うフローチャートである。
図13において、まず図2に示した、紙面に形成された階調特性制御用パッチパターンの測色値、すなわちパッチ毎の明度値および彩度値を得る(S1301)。カラーパッチパターンの測色結果より、最小の画像信号値に対応するパッチと最大の画像信号値に対応するパッチの各属性の値の差、すなわち明度値の差、彩度値の差、色差値をそれぞれ求める(S1302)。求めた明度値の差、彩度値の差、色差値より一番大きな値を判定する(S1303)。差が最も大きな属性について、隣接するパッチ間の値が反転しているかあるいはサチレーションしているか調べる(S1304)。隣接するパッチ間の値が反転しておらず、しかもサチレーションもしていなければ、その差が最大の属性を用いて階調補正テーブルの作成を行う(S1305)。たとえば差が最大の属性が明度であれば、明度リニアになるように階調補正テーブルを作成し、彩度であれば彩度リニアになるように階調補正テーブルを作成し、色差であれば色差リニアになるように階調補正テーブルを作成する。差が最大の属性について、隣接するパッチ間の値が反転しているか、あるいはサチレーションしていれば、差が二番目の属性について、隣接するパッチ間の値が反転しているかサチレーションしているか調べる(S1306)。差が二番目の属性について、隣接するパッチ間の値が反転しておらずサチレーションもしていなければ、その属性を用いて階調補正テーブルの作成を行う(S1307)。隣接するパッチ間の値が反転しているかあるいはサチレーションしていれば、差が三番目に大きな属性を用いて階調補正テーブルの作成を行う(S1308)。
以上のような判定方法を用いると明度変化量が少なく精密な階調を実現できないインクにおいても他の1番変化量が大きな値を用いることにより精密な階調を実現することが出来る。
本実施形態では最大の画像信号値に対応するパッチと最小の画像信号値に対応するパッチの明度値の差、彩度値の差、色差値を求め、3つの値より大小関係を求め属性の順位づけを行う。次にそれぞれの属性の特性に反転があるか、もしくはサチレーションしているか調べている。しかし、この順序を逆転させても良い。すなわち、まずそれぞれの属性について、特性に反転があるかもしくはサチレーションしているか調べる。それから、最小の画像信号値に対応するパッチと最大の画像信号値に対応するパッチの明度値の差、彩度値の差、色差値を求めて、その大小関係で3つの属性それぞれの順位づけを行っても良い。
図13では階調補正テーブルの作成方法を示した。階調補正テーブルを作成するステップでは、第3実施形態のようにあらかじめ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの明度値、彩度値、色差値の階調特性ターゲットを設定した値になるように階調補正テーブルを変換してキャリブレーションを行っても良い。
なお上記第1から第4実施形態では、色成分あるいは成分色と称しているものは印刷装置で用いる色材の要素色を指す。
[他の実施形態]
なお、本発明はインクジェットプリンタで説明を行ったが、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置など他の記録装置に適応してもよい。
また本実施形態ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびBk(ブラック)の4色機で説明を行った。これに加えて、色材濃度が小さいいわゆる淡インクのPc(フォトシアン)、Pm(フォトマゼンタ)やR(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)などのいずれかのインクを含めた多色機についても、第1から第4実施形態を適用できる。
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
以上詳述したように、本発明によれば、カラー画像形成装置における各色の階調再現をターゲット特性となるよう補正するために用いる階調補正テーブルを、各色材ごとに適切な色の属性を用いて作成できる。そのため、高品質の画像を再現できる。
印刷用の画像信号処理(色処理)を示すフローチャートである。 階調特性制御用のパッチパターンの図である。 C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)における測色値のグラフの図である。 画像信号値0と画像信号値255の時の明度差が大きい時と小さい時のグラフの図である。 M(マゼンタ)、Y(イエロー)における反射スペクトルのグラフの図である。 M(マゼンタ)、Y(イエロー)における反射スペクトルのグラフの図である。 第1実施形態のフローチャートである。 第1実施形態のフローチャートである。 サチレーションを説明したグラフの図である。 第2実施形態のフローチャートである。 第3実施形態のフローチャートである。 キャリブレーションを行うフローチャートである。 第3実施形態の記録システムの構成を示すブロック図である。 キャリブレーションテーブル作成手法図である。 第4実施形態のフローチャートである。 印刷システムのハードウエアブロック図である。
符号の説明
101入力画像
102色処理A
103色処理B
104階調補正テーブル
105量子化
1063DLUT

Claims (6)

  1. カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成方法であって、
    相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像を出力する出力ステップと、
    出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値および反射スペクトルを含む測色値を得る測色ステップと、
    カラーパッチ画像の測色値から各階調レベルに対する測色値の特性を解析する解析ステップと、
    解析により得られた特性に従い、階調補正テーブル作成方法を選択する選択ステップと、
    前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成ステップとを有し、
    前記成分色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色を含み、
    前記選択ステップでは、分光反射スペクトルの吸収ピークが2つ以上の成分色であるC(シアン)及びM(マゼンタ)と、吸収ピークがない成分色であるK(ブラック)については、前記測色ステップで得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、分光反射スペクトルの吸収ピークが1つの成分色であるY(イエロー)については、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択することを特徴とする階調補正テーブルの作成方法。
  2. 前記作成ステップでは、前記選択ステップにより選択された階調補正テーブル作成方法により、画像信号値と補正対象属性との関係がターゲットの特性になるよう、階調補正テーブルを作成することを特徴とする請求項1に記載の階調補正テーブルの作成方法。
  3. カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成方法であって、
    相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像を出力する出力ステップと、
    出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値を含む測色値を得る測色ステップと、
    前記成分色のうち、シアンとマゼンタとブラックについては、前記測色ステップで得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、前記色成分のうちイエローについては、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いて階調補正テーブル作成方法を選択する選択ステップと、
    前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成ステップと
    を有することを特徴とする階調補正テーブルの作成方法。
  4. カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成装置であって、
    相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像を出力する出力手段と、
    出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値および反射スペクトルを含む測色値を得る測色手段と、
    カラーパッチ画像の測色値から各階調レベルに対する測色値の特性を解析する解析手段と、
    解析により得られた特性に従い、階調補正テーブル作成方法を選択する選択手段と、
    前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成手段とを有し、
    前記成分色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色を含み、
    前記選択手段は、分光反射スペクトルの吸収ピークが2つ以上の成分色であるC(シアン)及びM(マゼンタ)と、吸収ピークがない成分色であるK(ブラック)については、前記測色ステップで得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、分光反射スペクトルの吸収ピークが1つの成分色であるY(イエロー)については、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択することを特徴とする階調補正テーブルの作成装置。
  5. カラー画像形成装置における各成分色の画像データの階調特性を補正するために用いる階調補正テーブルの作成装置であって、
    相異なる複数の画像データ値に対応した階調レベルごとに各成分色のカラーパッチ画像を出力する出力手段と、
    出力されたカラーパッチ画像を測色してそれぞれのパッチにおける明度値および彩度値を含む測色値を得る測色手段と、
    前記成分色のうち、シアンとマゼンタとブラックについては、前記測色手段で得た明度値もしくは色差値を補正対象属性として用いた階調補正テーブル作成方法を選択し、前記色成分のうちイエローについては、彩度値もしくは色差値を補正対象属性として用いて階調補正テーブル作成方法を選択する選択手段と、
    前記選択された階調補正テーブル作成方法に従い、階調特性がターゲットの特性となるように階調補正テーブルを作成する作成手段と
    を有することを特徴とする階調補正テーブルの作成装置。
  6. コンピュータにより、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法における各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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