JP2023079103A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】階調再現性を担保しつつ、印刷特性が異なる各用紙への対応力を向上させることができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】測色装置により読み込まれた、画像形成装置で印刷出力された第1チャートの複数の単色のパッチの測色値を取得する第1取得部と、用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得する第2取得部と、測色値、最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である第1ターゲットにおける該表色値をそれぞれ所定の色値に変換する変換部と、所定の色値に変換された第1ターゲットに基づいて生成した、最大階調値に対応する色値で定まる点を通る特性を、第2ターゲットとして決定する決定部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルカラー複写機またはカラープリンタ等において、電子写真方式、感熱方式またはインクジェット方式等を用いた画像形成装置が広く普及している。これらの画像形成装置では、温度もしくは湿度等の環境変化、または構成部品の経時変化による影響を受けて印刷物の画像濃度が変動したり、画像形成装置の構成部品が出荷時から微小なばらつきを有することにより印刷物の画像濃度に差異が生じたりするという問題がある。こうした問題点を解決するためには、画像形成装置の使用前に色変換テーブルを再調整して、目標となる出力特性に色変換テーブルを合わせる処理が必要にある。この処理は、キャリブレーションと呼ばれる。
キャリブレーションの具体的な方法としては、一般的には、基準チャートを所望の画像形成装置により出力させ、出力した基準チャートの印刷物をスキャナ装置で読み取らせ、測色装置で測色して画像形成装置の出力特性を解析し、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の目標とする出力特性が得られるように色変換テーブルを補正するという方法がある。
このような技術の一例として、単色のキャリブレーションを行う際、変動により理想的な出力特性よりも実際のプリンタの濃度が変化している場合は、目標出力濃度テーブルを用いつつ、変動を相殺するように濃度を低くするような階調補正テーブルを生成する方法が開示されている(例えば特許文献1)。ただし、上述のキャリブレーションは、濃度によるキャリブレーションのため、プロセスカラー以外の色についてのキャリブレーションに対応していない。
市場においては、微妙な色合いまたはプロセスカラーを用いた印刷では再現できない色範囲の印刷を行うために、プロセスカラーに特色と呼ばれるグリーンまたはオレンジ等のトナーを加える高度な印刷を行う画像形成装置が流通している。プロセスカラーについては、国際照明委員会により階調値に対する濃度が定義されているが、プロセスカラー以外の色については、定義されていない。そのため、階調値に対する目標値(ターゲット)が規定されておらず、特色トナーに対してどのようにターゲットを決定し、キャリブレーションを行うかが課題になっている。
上述のような、プロセスカラー以外の色のキャリブレーションを実現するために、2色を混合した色についての色補正を行う際、2色以外の他の色の影響を受けることを防止するため、階調値に対する理想的な濃度特性であるターゲットを紙白から測色データの最大階調値に対する値(ベタ)までを直線で結ぶようにして生成する技術を開示している(例えば特許文献2)。これによって、紙白とベタを結んでターゲットを生成するため、どのようなトナーであってもターゲットの設定が可能であることである。つまり、プロセスカラー以外の色であってもキャリブレーションが可能であり、加えて最大階調値に対する任意の値に対して対応が可能である。
ここで、特許文献2に記載された技術では、ターゲットを直線で生成する関係上、ハイライト(低階調)から中間領域の階調(中間調)までに対応するターゲットの部分も直線で表される。しかし、人の視覚がハイライトから中間調にかけての階調変化に敏感であることを考慮すると、直線のターゲットでは、ハイライトから中間調までの階調変化が緩くなり、ハイライト付近の表現が乏しい色再現になってしまう。例えば、インクジェット機において、色再現域が大きい用紙(コート紙等)ではターゲットが直線に近い形のため影響は少ないが、マット紙等のように色再現域が狭い用紙では色再現の品質に影響が出てしまう。すなわち、今までのキャリブレーションの技術では、ハイライトから中間調までの階調再現性を担保しながら、印刷物の濃度等が低いまたは高いというような印刷特性が異なるそれぞれの用紙への対応ができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、階調再現性を担保しつつ、印刷特性が異なる各用紙への対応力を向上させることができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、測色装置により読み込まれた、画像形成装置で印刷出力された第1チャートの複数の単色のパッチの測色値を取得する第1取得部と、用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得する第2取得部と、前記測色値、前記最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である第1ターゲットにおける該表色値をそれぞれ所定の色値に変換する変換部と、前記所定の色値に変換された前記第1ターゲットに基づいて生成した、前記最大階調値に対応する色値で定まる点を通る特性を、第2ターゲットとして決定する決定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、階調再現性を担保しつつ、印刷特性が異なる各用紙への対応力を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の画像処理部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置のキャリブレーション処理部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、最大階調値設定画面の一例を示す図である。 図6は、キャリブレーション用チャートの一例を示す図である。 図7は、目視用チャートの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理システムにおけるキャリブレーション動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る情報処理装置におけるキャリブレーション処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る情報処理装置の新規ターゲットの生成処理を説明する図である。 図11は、新規ターゲットの生成方法が切り替わる境界について説明する図である。 図12は、実施形態に係る情報処理装置のγテーブルの作成処理を説明する図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(情報処理システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、情報処理システム1(画像処理システム)は、情報処理装置10と、ホストコンピュータ20と、画像形成装置30と、測色装置40と、を有する。
情報処理装置10は、ホストコンピュータ20から画像情報を受信し、当該画像情報に対して所定の画像処理を実行して、画像形成装置30で印刷出力が可能な形式の画像データを生成し、当該画像データを画像形成装置30へ送信する画像処理装置である。なお、情報処理装置10は、通常のPC(Personal Computer)等の情報処理装置、画像形成装置30に対する専用機としてのコントローラ、または画像形成装置30内に搭載されたコントローラ等であってもよい。情報処理装置10は、図1に示すように、画像処理部11と、キャリブレーション処理部12と、を含む。
画像処理部11は、ホストコンピュータ20から受信した画像情報に対して、キャリブレーション処理部12により作成されたキャリブレーションデータ(例えばγテーブル)を用いて、所定の画像処理を実行する機能部である。
キャリブレーション処理部12は、キャリブレーション処理を実行する機能部である。具体的には、キャリブレーション処理部12は、画像形成装置30から印刷された目視用チャートVCに基づいてホストコンピュータ20に入力された最大階調値、および、画像形成装置30から印刷されたキャリブレーション用チャートCCの測色値を用いて、キャリブレーション処理を実行し、γテーブルを作成する。キャリブレーション処理部12は、作成したγテーブルを画像処理部11へ送る。
ホストコンピュータ20は、当該ホストコンピュータ20上で実行されるアプリケーションから印刷処理の指示が発生すると、プリンタドライバを動作させ、印刷対象となる画像情報を情報処理装置10へ送信するPC等の情報処理装置である。また、ホストコンピュータ20は、マウスまたはキーボード等の入力装置を介して、キャリブレーション処理に等に用いるパラメータを受け付ける。
画像形成装置30は、情報処理装置10から受信した画像データに基づいて印刷出力する例えばインクジェット方式のカラープリンタ等である。また、画像形成装置30は、情報処理装置10におけるキャリブレーション処理で用いるためのキャリブレーション用チャートCC(第1チャート)および目視用チャートVC(第2チャート)を印刷出力する。この場合、キャリブレーション用チャートCCおよび目視用チャートVCの画像情報は、例えばホストコンピュータ20において記憶されているものとすればよい。
なお、上述のように、画像形成装置30から印刷出力された目視用チャートVCに基づいてユーザ(管理者)により入力された最大階調値を用いて、キャリブレーション処理が実行されるものとしているが、これに限定されるものではない。例えば、キャリブレーション処理部12によりキャリブレーション処理中に、ホストコンピュータ20の表示装置は、目視用チャートVCの画像を表示し、ユーザは、当該画像を確認して最大階調値を入力するものとしてもよい。または、キャリブレーション処理部12によりキャリブレーション処理中に、ホストコンピュータ20の表示装置は、測色装置40により測色されたキャリブレーション用チャートCCの測色値を表示し、ユーザは、当該測色値を確認して最大階調値を入力するものとしてもよい。
また、図1に示す例では、測色装置40は、画像形成装置30とは独立した装置として構成しているが、スキャナ等の読み取り装置、または画像形成装置の紙搬送路上に内蔵された測色器であってもよい。
測色装置40は、画像形成装置30により印刷出力されたキャリブレーション用チャートCCに含まれるカラーパッチに対する読み取り(測色)を行うことにより測色値を得る分光反射計等の装置である。測色値は、例えば、L*a*b*表色系の色値であるLab値、または三刺激値XYZ等である。
なお、図1では図示していないが、情報処理装置10、ホストコンピュータ20、画像形成装置30および測色装置40は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに通信可能であるものとすればよい。
(情報処理装置のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、補助記憶装置505と、メディアドライブ507と、ディスプレイ508と、ネットワークI/F509と、キーボード511と、マウス512と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ514と、を備えている。
CPU501は、情報処理装置10全体の動作を制御する演算装置である。ROM502は、CPU501により最初に実行されるIPL(Initial Program Loader)等のプログラムを記憶する不揮発性記憶装置である。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置505は、プログラム等の各種データを記憶する不揮発性記憶措置である。補助記憶装置505は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等である。
メディアドライブ507は、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出しまたは書き込みを制御する装置である。
ディスプレイ508は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。
ネットワークI/F509は、ネットワークを利用して、ホストコンピュータ20、画像形成装置30および測色装置40等とデータ通信をするためのインターフェースである。ネットワークI/F509は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)のプロトコルで通信可能にするNIC(Network Interface Card)等である。なお、ネットワークI/F509は、Wi-Fi(登録商標)等の規格に基づく無線通信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力装置の一例である。マウス512は、各種指示の選択、実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力装置の一種である。
DVDドライブ514は、着脱可能な記憶媒体の一例としてのDVD513に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する装置である。また、DVD513は、例えば、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable、DVD-R(Digital Versatile Disk Recordable)、CD-RW(Compact Disc Rewritable)、またはCD-R(Compact Disc Recordable)等である。
上述のCPU501、ROM502、RAM503、補助記憶装置505、メディアドライブ507、ディスプレイ508、ネットワークI/F509、キーボード511、マウス512およびDVDドライブ514は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン510によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図2に示した情報処理装置10のハードウェア構成は一例であり、すべての構成機器を備えている必要はなく、また、他の構成機器を備えているものとしてもよい。例えば、情報処理装置10上において操作入力または情報の表示等が必要ない場合、キーボード511、マウス512およびディスプレイ508等は、備えられていなくてもよい。また、ホストコンピュータ20についても、図2に準じたハードウェア構成を有するものとすればよい。
(情報処理装置の画像処理部の機能ブロックの構成および動作)
図3は、実施形態に係る情報処理装置の画像処理部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10の画像処理部11の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図3に示すように、情報処理装置10の画像処理部11は、ラスタライズ処理部111と、カラーレンダリング処理部112と、色分解処理部113と、ハーフトーン処理部114と、を有する。
ラスタライズ処理部111は、ホストコンピュータ20から受信した、ディスプレイ表示用のRGB色信号で構成される描画コマンド形式のデータである画像情報を、当該描画コマンドを解釈して、RGB各色8ビットのビットマップデータに展開する機能部である。ラスタライズ処理部111は、展開したRGB各色8ビットのビットマップデータを、カラーレンダリング処理部112へ送る。
カラーレンダリング処理部112は、ラスタライズ処理部111から受け取ったRGB各色8ビットのビットマップデータを、デバイスに対応付けられたプロファイルを用いて、画像形成装置30の色再現範囲に合うように色域圧縮を行ったR’G’B’(8ビット)データに変換する機能部である。これによって、ディスプレイと画像形成装置30との間の色再現範囲および色再現特性の相違に対応することができる。カラーレンダリング処理部112は、変換したR’G’B’(8ビット)データを、色分解処理部113へ送る。
色分解処理部113は、カラーレンダリング処理部112から受け取ったR’G’B’(8ビット)データに対して、UCR(Under Color Removal)/UCA(Under Color Add)と称する色分解処理を行うことにより、8ビットのCMYK画像データに分解する機能部である。ここで、画像形成装置30は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色を用いるものしている。色分解処理部113は、得られた8ビットのCMYK画像データを、ハーフトーン処理部114へ送る。
ハーフトーン処理部114は、色分解処理部113から受け取った8ビットのCMYK画像データを、画像形成装置30が出力可能な少ないビット数(例えば3ビット)のCMYK画像データへの変換処理を行う機能部である。このとき、ハーフトーン処理部114は、キャリブレーション処理部12により作成された、階調の入出力特性(色変換特性)であるγテーブルをCMYKそれぞれに適用してから、画像形成装置30が出力可能なCMYK画像データへ変換する。これによって、キャリブレーションの効果を得ることができる。
図3に示した画像処理部11のラスタライズ処理部111、カラーレンダリング処理部112、色分解処理部113およびハーフトーン処理部114は、例えば、図2に示すCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。なお、ラスタライズ処理部111、カラーレンダリング処理部112、色分解処理部113およびハーフトーン処理部114は、集積回路等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
また、図3に示した画像処理部11の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図3に示した画像処理部11において独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図3に示した画像処理部11において1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(情報処理装置のキャリブレーション処理部の機能ブロックの構成および動作)
図4は、実施形態に係る情報処理装置のキャリブレーション処理部の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5は、最大階調値設定画面の一例を示す図である。図6は、キャリブレーション用チャートの一例を示す図である。図7は、目視用チャートの一例を示す図である。図4~図7を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10のキャリブレーション処理部12の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図4に示すように、キャリブレーション処理部12は、第1取得部121と、第2取得部122と、変換部123と、第1ターゲット生成部124(第1生成部)と、判定部125と、第2ターゲット生成部126(第2生成部)と、ターゲット決定部127(決定部)と、テーブル作成部128(作成部)と、を有する。
第1取得部121は、測色装置40によるキャリブレーション用チャートCCに対する測色により得られた測色値を、ネットワークI/F509を介して取得する機能部である。
ここで、キャリブレーション用チャートCCについて説明する。キャリブレーション用チャートCCは、CMYK形式の画像データに基づいて画像形成装置30により印刷出力されたものであり、種々の階調値で表される矩形領域(以下、パッチと称する)が配列されたサンプルチャートである。キャリブレーション用チャートCCの各パッチは、画像形成装置30の1次色であるC、M、Y、Kそれぞれについて所定の階調値のピッチで印刷されている。図6に示すキャリブレーション用チャートCCは、単色であるC、M、Y、Kそれぞれのパッチがn階調分だけ配置された構成となっている。なお、nは、256以下の整数であり、図5に示す例ではn=10である。図6のうち、図6(a)に示すキャリブレーション用チャートCCは、各色、各階調のパッチをランダムに配列したチャートであり、図6(b)に示すキャリブレーション用チャートCCは、色ごとに階調順に一列にパッチを並べた構成のチャートである。図6(a)または図6(b)に示したキャリブレーション用チャートCCのうちいずれを用いることも可能である。ただし、隣接するパッチまたは紙白のグレアが測色値に与える影響を低減するために、図6(a)に示すパッチがランダムに配置されたキャリブレーション用チャートCCを採用し、当該キャリブレーション用チャートCCを複数印刷し、同じ色および同じ階調のパッチごとの測色値の平均をとることによって、隣接するパッチおよび紙白のグレアが測色値に与える影響を低減することができる。
第1取得部121は、取得した測色値を補助記憶装置505に記憶させる。
第2取得部122は、画像形成装置30から印刷出力された目視用チャートVCに基づいてユーザ(管理者)によりホストコンピュータ20に入力された最大階調値を、ネットワークI/F509を介して取得する機能部である。
ここで、目視用チャートVCについて説明する。目視用チャートVCは、図7に示すように、CMYK形式の画像データに基づいて画像形成装置30により印刷出力されたものであり、0~100[%]の階調をグラデーションで表した領域を色毎に配列して構成されたチャートである。図7に示す目視用チャートVCの例では、各色のグラデーションの領域に対して、階調値が把握できるようにメモリを配置している。なお、比較のために一部を5[%]ずつ、ずらして配置してもよい。また、図7に示す例では、各色のグラデーションの領域は、長方形の形状としているが、これに限定されるものではなく、円形のグラデーションの領域であってもよい。
キャリブレーションを行うユーザ(管理者)は、上述のように構成された目視用チャートVCを確認して、ホストコンピュータ20のディスプレイ(図2に示すディスプレイ508)に表示された最大階調値設定画面1000において、各プロセスカラー(単色)の最大階調値を入力する。図5に示すように、最大階調値設定画面1000は、設定方法選択部1001と、最大値入力部1002と、決定ボタン1003と、を含む。設定方法選択部1001は、最大階調値をどのような方法で入力するのかを選択するための領域である。最大値入力部1002は、各プロセスカラー(単色)の最大階調値を入力する入力領域である。
例えば、設定方法選択部1001で「最大値に自動設定」が選択された場合、ホストコンピュータ20内で計算された最大階調値が、最大値入力部1002に入力される。この場合、ホストコンピュータ20による計算の結果、階調値90[%]以上であれば濃度がほとんど変わらないということが得られた場合、最大階調値として90[%]が自動的に最大値入力部1002に入力される。または、トナーが出力できる最大階調値に変更してもよく、当該出力できる最大階調値の8割の値またはトナー濃度が飽和する値等に自動的に最大値入力部1002に入力されるものとしてもよい。本実施形態では、最大値入力部1002は、各色の最大階調値として、0~100[%]の階調値が入力されるものとして説明する。この場合、ユーザは、目視用チャートVCの各色のグラデーションの領域を目視で確認し、メモリを参考して最大と思われる階調値を、最大階調値として最大値入力部1002へ入力する。すなわち、目視用チャートVCにおいて最大と思われる階調値は、目視用チャートVCの用紙の種類の応じて異なるため、ユーザは、各用紙に応じた最大階調値を入力することになる。これによって、任意の最大階調値に対応したLab値または後述する三刺激値XYZでキャリブレーションが可能となり、各用紙への対応力を向上させることができる。例えば、ユーザは、C(シアン)のグラデーションにおいて、95~100[%]においてほとんど濃度の差が感じられないものと判断した場合、C(シアン)の最大階調値として95[%]を入力する。また、最大階調値として100[%]ではなく、濃度が最大と思われる階調値を入力することによって、100[%]の階調値で印刷した場合におけるインクの乗り過ぎおよびそれによる用紙の歪みを抑制することができ、また、余分なインクの使用を抑制することができるためコストを削減することができる。なお、最大階調値として、濃度の最大値を設定できるのであれば、濃度またはLab値を入力するものとしてもよい。
決定ボタン1003は、最大値入力部1002に入力された最大階調値を決定するためのボタンである。決定ボタン1003が押下されると、ホストコンピュータ20は、最大値入力部1002に入力された各色の最大階調値を、情報処理装置10へ送信する。そして、第2取得部122は、ホストコンピュータ20から送信された各色の最大階調値を、ネットワークI/F509を介して取得し、当該各色の最大階調値を補助記憶装置505に記憶させる。
変換部123は、第1取得部121により取得された測色値、第2取得部122により取得された最大階調値、および既存ターゲット(第1ターゲット)における表色値を、キャリブレーション処理で利用するために、後述するLab距離に変換する機能部である。ここで、既存ターゲットとは、階調値に対する理想の濃度特性を示し、予め補助記憶装置505に記憶されているものとする。なお、既存ターゲットは、例えば、階調値に対するLab値、三刺激値XYZまたはこれらを変換した値等の表色値の特性であればよい。また、既存ターゲットは、印刷の標準規格またはプロファイルから決定してもよく、マスタデータとして人工的に決定されてもよい。また、既存ターゲットは、テーブル形式のデータとして製品出荷時予め補助記憶装置505(またはROM502)に記憶されているものとすればよい。
また、変換部123は、上述の測色値(Lab値)、最大階調値、および既存ターゲットにおける表色値を、紙白を基準とした相対Lab値に変換する。相対Lab値とは、階調値0[%](紙白)にインクが乗らないようにするために、CIE標準光源D50を当てた場合のLab値である絶対Lab値ではなく、紙白を基準としたLab値である。ここで、絶対Lab値をL_abs、a_abs、b_absとし、紙白の絶対Lab値をL_0、a_0、b_0とし、相対Lab値をL_ref、a_ref、b_refとする。このとき、CIE1976(L*,a*,b*)色空間からCIE1931XYZ色空間の三刺激値XYZに変換したそれぞれの値を、X_abs、Y_abs、Z_absと、X_0、Y_0、Z_0と、X_ref、Y_ref、Z_refとした場合、X_ref、Y_ref、Z_refは、以下の式(1)によって算出される。
X_ref=(X_D50/X_0)×X_abs ・・・(1)
Y_ref=(Y_D50/Y_0)×Y_abs
Z_ref=(Z_D50/Z_0)×Z_abs
ここで、X_D50、Y_D50、Z_D50は、以下の式(2)で表される。
X_D50≒0.9642 ・・・(2)
Y_D50≒1
Z_D50≒0.8249
ここで、上記の式(2)の三刺激値X_D50、Y_D50、Z_D50は、D50光源の白色点である。上記の式(1)で得られた三刺激値X_ref、Y_ref、Z_refを用いて、Lab値に変換することによって、紙白からの相対Lab値であるL_ref、a_ref、b_refを算出することができる。これによって、変換部123は、上述の測色値(Lab値)、最大階調値、および既存ターゲットにおける表色値を、紙白を基準とした相対Lab値に変換する。
さらに、変換部123は、紙白を基準(原点)とした相対Lab値を、階調値に対する一次元の指標として扱うために、当該相対Lab値をLab距離に変換する。Lab距離は、階調値に対するLab値を持つデータに対し、紙白のLab値をL_white、a_white、b_whiteとし、紙白以外の階調値に対するi番目のLab値をL_i、a_i、b_iと定義すると以下の式(3)のように表すことができる。
Lab距離(i)=√{(L_i-L_white)+(a_i-a_white)+(b_i-b_white)} ・・・(3)
変換部123は、上記の式(3)により、測色値、最大階調値、および既存ターゲットにおける表色値のそれぞれの相対Lab値からLab距離に変換する。
なお、変換部123は、Lab距離を求めるあたり、離散的なチャートのLab距離、または既存ターゲットにおけるLab距離の間を補間するために線形補間をしてもよく、測色ミス等で発生した外れ値を、移動平均化処理、または閾値判定により当該外れ値を除く処理を施してもよい。例えば、補間をする場合、変換部123は、キャリブレーション用チャートCCのパッチの階調値をXとし階調値Xに対するLab距離をYとした場合、Y=f(X)となるようにスプライン線形補間をすればよい。また、変換部123により測色値、最大階調値、および既存ターゲットにおける表色値について、それぞれLab距離に変換されるものとしたが、Lab距離の限定されるものではなく、Lab距離以外の所定の表色系に関する色値であってもよい。
第1ターゲット生成部124は、変換部123により変換された最大階調値および既存ターゲットのLab距離から、仮のターゲットF’(x)(第3ターゲット)を生成する機能部である。ここで、xは階調値であり、F’(x)は階調値xから求まるLab距離ということになる。例えば、既存ターゲットをE(x)とし、最大階調値に対応するLab距離をILとし、接続点の階調値をCとした場合、第1ターゲット生成部124は、下記の式(4)および(5)で表される仮のターゲットF’(x)を生成する。
F’(x)=E(x)+(IL-E(100)){(x-C)/(100-C)}
(x>Cの場合) ・・・(4)
F’(x)=E(x) (x≦Cの場合) ・・・(5)
ここで、接続点とは、後述する図10に示すように、既存ターゲットE(x)上を移動する点であり、仮のターゲットF’(x)のグラフのうち、上述の式(4)で表される部分のグラフと、式(5)で表される部分のグラフとを接続する点である。したがって、仮のターゲットF’(x)は、目視用チャートVCに基づいて設定された色毎の最大階調値に対するLab距離と、接続点とを通る関数であり、接続点において上述の式(4)で表される部分のグラフと、式(5)で表される部分のグラフとが連続的に接続されるグラフとなる。
第1ターゲット生成部124によって生成される、仮のターゲットF’(x)は、既存ターゲットE(x)になるべく一致するようにすることが望ましいが、上述のように、ユーザにより最大階調値が設定されていることにより、当該最大階調値に対応するLab距離が予め定まっているため、厳密に既存ターゲットE(x)と一致するように仮のターゲットF’(x)を生成することはできない。そこで、第1ターゲット生成部124は、既存ターゲットE(x)上以下の(条件1)および(条件2)を満たすような仮のターゲットF’(x)を探索する。
(条件1)仮のターゲットF’(x)は既存ターゲットE(x)に追従する部分があること(第1条件の一例)。
(条件2)仮のターゲットF’(x)のうち既存ターゲットE(x)に追従しない部分が階調性を有すること(第2条件の一例)。
ここで、階調性とは、階調値が増加するほどLab距離が連続かつ単調増加する性質のことを示し、当該Lab距離(色値の一例)が飽和した状態も含む概念とする。さらに具体的には、本実施形態における階調性は、増加する階調値に対してLab距離が急峻な変化または極端な飽和をしないことが望ましい。例えば、階調値0から100まで256個のパッチを用意したとき、隣接するパッチの色差(例えばΔE76)が0.1未満であることが望ましく、Lab距離というものを紙白からのLab空間上の距離で示すとするのならば、この色値に対し階調(連続)性とは階調値を増やすとともにLab距離もそれに伴い増えるものである。ただし、単位階調値あたりの増え方には制限があり、例えば1%あたり0.1である。上記の式(4)および式(5)により仮のターゲットF’(x)が生成された場合、式(5)により既存ターゲットE(x)に追従する部分が存在することになるため、この場合(条件1)は必ず満たすことになる。なお、(条件1)は、仮のターゲットF’(x)のうち既存ターゲットE(x)に追従する部分が、所定の階調範囲以上で存在することであってもよい。この場合、接続点の位置によっては、(条件1)を満たさない場合も発生することになる。
判定部125は、上述の接続点を既存ターゲットE(x)上を移動したときに、仮のターゲットF’(x)が、(条件1)および(条件2)を共に満たすか否かを判定する機能部である。
第2ターゲット生成部126は、接続点を既存ターゲットE(x)上を移動させても、判定部125により(条件1)および(条件2)を満たさないと判定された場合に、新規ターゲットとして、以下の式(6)で表されるG(x)(第4ターゲット)を生成する機能部である。
G(x)=F”(x)/F”(100)×IL ・・・(6)
ここで、F”(x)は、仮のターゲットF’(x)において接続点が階調値x=0近傍であるときのターゲットである。したがって、新規ターゲットG(x)は、ターゲットF”(x)の比に基づいて生成されており、ターゲットF”(x)を正規化して変数倍することによって得られる。なお、ターゲットF”(x)は、上述のように、接続点が階調値x=0近傍における仮のターゲットF’(x)であるが、(条件2)を満たしていること、すなわち単調増加であることが好ましい。また、ターゲットF”(x)はどのように求めてもよいが、例えば、Lab距離ILをイタレーションしてどのLab距離ILまでなら仮のターゲットF’(x)で表現できるかを探ることで事前に求めることができる。
ターゲット決定部127は、判定部125の判定の結果に基づいて、新規ターゲット(第2ターゲット)を決定する機能部である。具体的には、判定部125により(条件1)および(条件2)を共に満たすと判定された仮のターゲットF’(x)が見つかった場合、ターゲット決定部127は、当該仮のターゲットF’(x)を新規ターゲットF(x)として決定する。一方、判定部125により(条件1)および(条件2)を共に満たすと判定される仮のターゲットF’(x)が見つからない場合、ターゲット決定部127は、第2ターゲット生成部126により生成されたターゲットG(x)を新規ターゲットとして決定する。
テーブル作成部128は、ターゲット決定部127により決定された新規ターゲットを用いて、階調値を補正するためのTRC(Tone Reproduction Curve)であるγテーブルを作成する機能部である。具体的な、γテーブルの作成方法については、後述する。
図4に示したキャリブレーション処理部12の第1取得部121、第2取得部122、変換部123、第1ターゲット生成部124、判定部125、第2ターゲット生成部126およびターゲット決定部127は、例えば、図2に示すCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。なお、第1取得部121、第2取得部122、変換部123、第1ターゲット生成部124、判定部125、第2ターゲット生成部126およびターゲット決定部127は、集積回路等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
また、図4に示したキャリブレーション処理部12の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4に示した画像処理部11において独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図4に示した画像処理部11において1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(情報処理システムのキャリブレーション動作の流れ)
図8は、実施形態に係る情報処理システムにおけるキャリブレーション動作の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1のキャリブレーション動作の流れについて説明する。
<ステップS11>
ユーザは、ホストコンピュータ20に対する操作によって、ホストコンピュータ20に記憶されているキャリブレーション用チャートCCおよび目視用チャートVCの画像情報を、情報処理装置10を介して画像形成装置30に印刷出力させる。
<ステップS12>
そして、ユーザは、画像形成装置30から印刷出力されたキャリブレーション用チャートCCを測色装置40にセットし、測色装置40にキャリブレーション用チャートCCに対する読み取り(測色)処理を実行させる。測色装置40は、キャリブレーション用チャートCCに対する読み取りにより得られたキャリブレーション用チャートCCの各パッチの測色値を、情報処理装置10へ送信する。情報処理装置10のキャリブレーション処理部12は、測色装置40から測色値を受信する。そして、ステップS13へ移行する。
<ステップS13>
ユーザは、画像形成装置30から印刷出力された目視用チャートVCを確認して、ホストコンピュータ20のディスプレイ(図2に示すディスプレイ508)に表示された最大階調値設定画面1000において、各プロセスカラー(単色)の最大階調値を入力する。そして、ホストコンピュータ20は、最大階調値設定画面1000において入力された各色の最大階調値を、情報処理装置10へ送信する。そして、ステップS14へ移行する。
<ステップS14>
情報処理装置10のキャリブレーション処理部12は、既存ターゲット、測色装置40から受信した測色値、およびホストコンピュータ20から受信した最大階調値を用いて、CMYKについてのキャリブレーション処理を実行する。キャリブレーション処理部12は、キャリブレーション処理を終了した場合、例えば、終了した旨をホストコンピュータ20へ通知し、ユーザは当該通知を確認できるものとしてもよい。なお、キャリブレーション処理部12によるキャリブレーション処理の詳細は、図9~図12において後述する。
(情報処理装置のキャリブレーション処理の流れ)
図9は、実施形態に係る情報処理装置におけるキャリブレーション処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、実施形態に係る情報処理装置の新規ターゲットの生成処理を説明する図である。図11は、新規ターゲットの生成方法が切り替わる境界について説明する図である。図12は、実施形態に係る情報処理装置のγテーブルの作成処理を説明する図である。図9~図12を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10のキャリブレーション処理部12のキャリブレーション処理の流れについて説明する。なお、キャリブレーション処理部12によるキャリブレーション処理は、プロセスカラーの各色で行われる。
<ステップS141>
キャリブレーション処理部12の第1取得部121は、測色装置40によるキャリブレーション用チャートCCに対する測色により得られた測色値を、ネットワークI/F509を介して取得する。また、キャリブレーション処理部12の第2取得部122は、ホストコンピュータ20から送信された各色の最大階調値を、ネットワークI/F509を介して取得する。そして、ステップS142へ移行する。
<ステップS142>
キャリブレーション処理部12の変換部123は、第1取得部121により取得された測色値、第2取得部122により取得された最大階調値、および既存ターゲットにおける表色値を、キャリブレーション処理で利用するために、紙白を基準とした相対Lab値に変換し、さらに、階調値に対する一次元の指標として扱うために、当該相対Lab値をLab距離に変換する。そして、ステップS143へ移行する。
<ステップS143>
キャリブレーション処理部12の第1ターゲット生成部124は、既存ターゲットE(x)上を移動する接続点の初期値を決定する。図10(a)に示す例では、第1ターゲット生成部124は、既存ターゲットE(x)上の接続点の初期値を階調値C=100[%]としている。なお、接続点の初期値は、階調値C=100[%]であることに限定されるものではなく、他の点を初期値としてもよい。また、図10(a)に示す例では、最大階調値のLab距離が、既存ターゲットE(x)の階調値C=100[%]におけるLab距離よりも下側に設定されているが、これに限定されるものではなく、上側に設定されていてもよく、この場合でも、以降の処理と同様の処理を行うことができる。そして、ステップS144へ移行する。
<ステップS144>
次に、第1ターゲット生成部124は、上述の式(4)および式(5)により、仮のターゲットF’(x)を生成する。そして、ステップS145へ移行する。
<ステップS145>
キャリブレーション処理部12の判定部125は、第1ターゲット生成部124により生成された仮のターゲットF’(x)が、(条件1)および(条件2)を共に満たすか否かを判定する。例えば、ステップS149において、接続点が階調値x=0側へ移動することによって、図10(b)に示す位置となった場合の仮のターゲットF’(x)におけるx>Cの部分(点線部分)のグラフは、階調値xが増加するほどLab距離が減少するため階調性がなく、(条件2)を満たさないことになる。また、判定部125は、(条件2)を満たすか否かの判定において、例えば、x>Cの部分のグラフについて傾きS(x)=dF’(x)/dx(例えばdx≒0.01)を求め、当該部分のグラフにおける階調値xに対して傾きS(x)が非負の値かつ閾値(例えば0.1)以上であれば、階調性を保っているとして(条件2)を満たすと判定してもよい。例えば、ステップS149において、接続点が階調値x=0側へ移動することによって、図10(c)に示す位置となった場合の仮のターゲットF’(x)におけるx>Cの部分(点線部分)のグラフは、階調値xが増加するほどLab距離が増加するため単調増加となり階調性があるため、(条件2)を満たすことになる。仮のターゲットF’(x)が(条件1)および(条件2)を共に満たす場合(ステップS145:Yes)、ステップS146へ移行し、(条件1)および(条件2)のうち少なくともいずれかを満たさない場合(ステップS145:No)、ステップS147へ移行する。
<ステップS146>
キャリブレーション処理部12のターゲット決定部127は、判定部125により仮のターゲットF’(x)が(条件1)および(条件2)を共に満たすと判定された場合、当該仮のターゲットF’(x)を新規ターゲットF(x)として決定する。そして、ステップS150へ移行する。
<ステップS147>
判定部125は、既存ターゲットE(x)において、接続点の階調値Cがx=0近傍にあるか否かを判定する。すなわち、判定部125は、接続点の階調値Cがx=0近傍にあると判定した場合、これ以上接続点をx=0側へ移動させることができないと判定する。接続点の階調値Cがx=0近傍にある場合(ステップS147:Yes)、ステップS148へ移行し、接続点の階調値Cがx=0近傍にない場合(すなわち、接続点はまだx=0側へ移動させることができる場合)(ステップS147:No)、ステップS149へ移行する。
<ステップS148>
キャリブレーション処理部12の第2ターゲット生成部126は、判定部125により接続点の階調値Cがx=0近傍にあると判定された場合、仮のターゲットF’(x)により新規ターゲットを生成することができないとして、上述の式(6)により、ターゲットG(x)を生成する。そして、キャリブレーション処理部12のターゲット決定部127は、第2ターゲット生成部126により生成されたターゲットG(x)を新規ターゲットとして決定する。
ここで、図11(a)では、Lab距離が所定のLab距離y1以上となるように最大階調値が設定された場合に、新規ターゲットF(x)が決定された場合の接続点の位置を示している。この状態では、まだ接続点をx=0側へ移動させる余地があることを示している。また、図11(b)では、Lab距離が所定のLab距離y1と同じとなるように最大階調値が設定された場合に、新規ターゲットF(x)が決定された場合の接続点の位置を示している。この状態では、接続点がx=0近傍の位置となっており、これ以上移動させることができないことを示しており、所定のLab距離y1は、仮のターゲットF’(x)を新規ターゲットF(x)として決定できる場合の限界のLab距離を示している。そして、図11(c)では、Lab距離が所定のLab距離y1未満となるように最大階調値が設定された場合に、新規ターゲットを仮のターゲットF’(x)で決定することができず、上述の式(6)によりターゲットF”(x)の比に基づいて生成されるターゲットG(x)により新規ターゲットが決定された場合を示している。
そして、ステップS150へ移行する。
<ステップS149>
第1ターゲット生成部124は、判定部125により接続点の階調値Cがx=0近傍にないと判定された場合、当該接続点を既存ターゲットE(x)上でx=0側へ所定量移動させる。そして、ステップS144へ戻る。
<ステップS150>
キャリブレーション処理部12のテーブル作成部128は、変換部123により変換されたキャリブレーション用チャートCCの測色値に対するLab距離について補間して求めたグラフ(キャリブレーション前の補間された階調特性のグラフ)と、ターゲット決定部127により決定された新規ターゲット(図12(a)ではF(x)として表示している)とを用いて、階調値を補正するためのTRCであるγテーブルを作成する。すなわち、テーブル作成部128は、キャリブレーション用チャートCCの測色値に対応する階調値を入力階調値(in)(第1階調値)とし、当該入力階調値に対する出力階調値(out)(第2階調値)を求めることによってγテーブル(補正情報の一例)を作成する。具体的には、テーブル作成部128は、図12(a)に示すように、キャリブレーション用チャートCCの測色値に対応する入力階調値(in)に対応する、補間された階調特性のグラフ上の点P1のLab距離と、新規ターゲットとしてのF(x)上の点P2のLab距離とが異なるため、当該点P2のLab距離と同じになる補間された階調特性のグラフ上の点P3を求める。そして、テーブル作成部128は、当該点P3の階調値を、入力階調値(in)に対する出力階調値(out)とし、この対応付けを0~100[%]の階調値全域において行うことにより、図12(b)に示すような入力階調値と出力階調値とを対応付けるグラフ、すなわち階調値を補正するためTRCとしてのγテーブルを作成する。そして、テーブル作成部128は、作成したγテーブルを画像処理部11へ送る。
なお、上述のキャリブレーション処理部12によるキャリブレーション処理が初回であれば、測色値および新規ターゲットを補助記憶装置505等に記憶しておき、以降ユーザが同じ色味で画像を出力した場合は参照する等といった処理を行うこともできる。
また、上述のキャリブレーション処理は、濃度を用いずLab値を用いたキャリブレーションであるため、従来のCMYKプロセスカラー以外の濃度の規定がないオレンジ、グリーン等のプロセスカラー以外の色にも適用可能である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置10では、第1取得部121は、測色装置40により読み込まれた、画像形成装置30で印刷出力されたキャリブレーション用チャートCCの複数の単色のパッチの測色値を取得し、第2取得部122は、用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得し、変換部123は、測色値、最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である既存ターゲットにおける当該表色値をそれぞれLab距離に変換し、ターゲット決定部127は、Lab距離に変換された既存ターゲットに基づいて生成した、最大階調値に対応するLab距離で定まる点を通るターゲット(F(x)またはG(x))を、新規ターゲットとして決定するものとしている。これによって、用紙に応じて定まる最大階調値を用いて新規ターゲットが生成されるため、階調再現性(階調性)を担保しつつ、印刷特性が異なる各用紙への対応力を向上させることができる。
また、情報処理装置10では、第1ターゲット生成部124は、Lab距離に変換された既存ターゲットに基づいて、最大階調値に対応するLab値で定まる点を通る仮のターゲットを生成し、判定部125は、仮のターゲットのうち既存ターゲットに追従する部分が存在するという(条件1)、および、仮のターゲットのうち当該追従する部分以外の部分が階調性を有するという(条件2)を、それぞれ満たすか否かを判定し、ターゲット決定部127は、判定部125によって仮のターゲットが(条件1)および(条件2)を共に満たすと判定された場合、当該仮のターゲットを新規ターゲットとして決定するものとしている。これによって、ターゲットはなるべく既存ターゲットに追従する形で生成されているため、適切な既存ターゲットを用いればハイライト領域における階調性を担保できる。
なお、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態の情報処理装置10およびホストコンピュータ20で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態の情報処理装置10およびホストコンピュータ20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態の情報処理装置10およびホストコンピュータ20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の情報処理装置10およびホストコンピュータ20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述の実施形態の情報処理装置10およびホストコンピュータ20で実行されるプログラムは、上述した各機能部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)がROMからプログラムを読み出して実行することにより上述の各機能部が主記憶装置上にロードされ、各機能部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 画像処理部
12 キャリブレーション処理部
20 ホストコンピュータ
30 画像形成装置
40 測色装置
111 ラスタライズ処理部
112 カラーレンダリング処理部
113 色分解処理部
114 ハーフトーン処理部
121 第1取得部
122 第2取得部
123 変換部
124 第1ターゲット生成部
125 判定部
126 第2ターゲット生成部
127 ターゲット決定部
128 テーブル作成部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
505 補助記憶装置
506 記録メディア
507 メディアドライブ
508 ディスプレイ
509 ネットワークI/F
510 バスライン
511 キーボード
512 マウス
513 DVD
514 DVDドライブ
1000 最大階調値設定画面
1001 設定方法選択部
1002 最大値入力部
1003 決定ボタン
CC キャリブレーション用チャート
VC 目視用チャート
特開2010-263345号公報 特開2014-116721号公報

Claims (11)

  1. 測色装置により読み込まれた、画像形成装置で印刷出力された第1チャートの複数の単色のパッチの測色値を取得する第1取得部と、
    用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得する第2取得部と、
    前記測色値、前記最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である第1ターゲットにおける該表色値をそれぞれ所定の色値に変換する変換部と、
    前記所定の色値に変換された前記第1ターゲットに基づいて生成した、前記最大階調値に対応する色値で定まる点を通る特性を、第2ターゲットとして決定する決定部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記測色値に対応する色値および前記第2ターゲットを用いて、前記画像形成装置での印刷対象となる画像データの第1階調値を第2階調値へ補正するための補正情報を作成する作成部を、さらに備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の色値に変換された前記第1ターゲットに基づいて、前記最大階調値に対応する色値で定まる点を通る仮のターゲットである第3ターゲットを生成する第1生成部と、
    前記第3ターゲットのうち前記第1ターゲットに追従する部分が存在するという第1条件、および、該第3ターゲットのうち前記追従する部分以外の部分が階調性を有するという第2条件を、それぞれ満たすか否かを判定する判定部と、
    をさらに備え、
    前記決定部は、前記判定部によって前記第3ターゲットが前記第1条件および前記第2条件を共に満たすと判定された場合、該第3ターゲットを前記第2ターゲットとして決定する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定部によって前記第3ターゲットが前記第1条件および前記第2条件を共に満たすと判定される前記第3ターゲットが見つからなかった場合、該第3ターゲットにおける階調値が0近傍の部分の形状の最大の階調値に対する色値に対する、該形状の各階調値に対する色値の比で表される第4ターゲットを生成する第2生成部を、さらに備え、
    前記決定部は、前記判定部によって前記第3ターゲットが前記第1条件および前記第2条件を共に満たすと判定される前記第3ターゲットが見つからなかった場合、前記第2生成部により生成された前記第4ターゲットを、前記第2ターゲットとして決定する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2取得部は、前記画像形成装置により印刷出力された第2チャートに基づいて、入力装置から入力された前記最大階調値を取得する請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記単色は、プロセスカラーおよびプロセスカラー以外の色のうち少なくともいずれかである請求項1~5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記作成部は、前記測色値に対する階調値を前記第1階調値とし、前記測色値に対応する色値と、該測色値に対応する階調値とを対応付けた階調特性における色値であって、前記第2ターゲットにおいて該第1階調値に対応する色値と同じになる色値、に対応する階調値を前記第2階調値として、前記補正情報を作成する請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の色値は、前記測色値、前記最大階調値、および、前記第1ターゲットにおける前記表色値にそれぞれ対応するLab値についての紙白のLab値からの距離である請求項1~7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1チャートを読み込む前記測色装置と、
    前記第2ターゲットを用いた補正情報を適用する前記画像形成装置と、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    を有する画像処理システム。
  10. 測色装置により読み込まれた第1チャートの複数の単色のパッチの測色値を取得する第1取得ステップと、
    用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得する第2取得ステップと、
    前記測色値、前記最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である第1ターゲットにおける該表色値をそれぞれ所定の色値に変換する変換ステップと、
    前記所定の色値に変換された前記第1ターゲットに基づいて生成した、前記最大階調値に対応する色値で定まる点を通る特性を、第2ターゲットとして決定する決定ステップと、
    を有する画像処理方法。
  11. コンピュータに、
    測色装置により読み込まれた第1チャートの複数の単色のパッチの測色値を取得する第1取得ステップと、
    用紙に応じて予め設定された最大階調値を取得する第2取得ステップと、
    前記測色値、前記最大階調値、および、階調値に対する理想の表色値の特性である第1ターゲットにおける該表色値をそれぞれ所定の色値に変換する変換ステップと、
    前記所定の色値に変換された前記第1ターゲットに基づいて生成した、前記最大階調値に対応する色値で定まる点を通る特性を、第2ターゲットとして決定する決定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2021192557A 2021-11-26 2021-11-26 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム Pending JP2023079103A (ja)

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